(🎲・⚓️あり）ここだけ実験によって生まれたモブがいる世界線

[1 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:40:24]

ここはとある地下実験施設。そんな場所のとある一室に1人の少女が寝っ転がっていた。
実験体モブ「うぅん…」
ﾑｸｯ（実験体モブが少し起きあがろうとする）
実験体モブ「ここは…どこ？」
そう誰もいない空間に尋ねる少女の視界にはコンクリートの壁が立っていた。
ｸﾝｸﾝ
実験体モブ「なんか鉄臭い…それに…」
ﾋﾞﾁｬｧ…
実験体モブ「体が濡れてて気持ち悪い…」
ｸﾞｯ（実験体モブが立ちあがろうとする）
実験体モブ「っ…あっ…！！」
ｼﾞﾀﾊﾞﾀ（実験体モブが声にならない叫びをあげながらもがく）
実験体モブ「はぁはぁ…（どれぐらい経ったんだろう…？何分？何時間？）」
実験体モブ「ふぅ…！」
ｽｯ（実験体モブがたちあがる）
？？？「……かぁ！」
実験体モブ「（声が聞こえるような…？）」
？？？「誰かいないのか―！」
実験体モブ「ここに…いるよー！」
実験体モブ「（声が…枯れて出ない…）」
ｽﾞﾘｽﾞﾘ…（実験体モブが片足を引き摺りながら部屋の外へ出る）
実験体モブ「（ここは一体どこなんだろう…私は…誰なんだろう…？）」
ｽﾞﾘｽﾞﾘ…

[2 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:41:41]

実験体モブ「暗いし臭い…（なんだかさっきから私も鉄臭いような…？）」
ﾄﾞﾝ！（実験体モブが何かにぶつかる）
実験体モブ「っ！？」
ｶﾞｼｬｰﾝ！
ﾊﾟﾘｨｰﾝ！
実験体モブ「うわぁ！？ごめんなさい！ごめんなさい！」
ﾍﾟｺﾍﾟｺ（実験体モブが誰もいないところに謝り続ける）
実験体モブ「あれ？私誰に謝ってるんだろう？（なんだろう、無意識に謝ってたような気が…？）」
実験体モブ「とりあえず片付け！」
ｶﾞｻｶﾞｻ
実験体モブ「これは…」
ﾋﾟｶｯ！
実験体モブ「ラッキー！ライト見つけちゃった！（物壊しちゃったけど、まあいいっか！）」
実験体モブ「明かりも見つけたことだし早速外へ！え…？」
そこには無惨な姿をした何人ものロボット兵士がいた。頭部が欠けているもの、中の器官を抉り出されたもの、ドアの破片のようなものを胸元に差し込まれているものなどがいた。そんな中で確かなことは一つ。皆等しく死んでいるということだった。
実験体モブ「これって…どういう…うっ！！（吐き気が！それにこの鉄の匂い…！）」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
実験体モブ「（あの匂いの正体、それがこんなひどいものだったなんて！）」
ｶﾞﾁｬﾝ！（実験体モブがある鉄扉を開ける）
実験体モブ「（ちょっと待って…この匂いに色…あの水たまりってもしかして…！）」
実験体モブ「うっ！おえぇぇぇぇ！」
ﾋﾞﾁｬｯ…
実験体モブ「はぁはぁ…（こんなとこ…耐えられない！）」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！

[3 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:42:59]

書き忘れていましたが閲覧注意スレですのでご注意ください（すみません）

[4 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:44:02]

実験体モブ「私は…どうすればいいの？」
ｽﾀｽﾀ（実験体モブに近づく数多くの足音が聞こえる）
実験体モブ「（敵！？どうすれば…！）」
（また来たか〜さっさと掃除してまた寝よ〜）
実験体モブ「えっ！？今誰かの声が…！」
兵士1「おい…今何か聞こえなかったか？」
兵士5「まあ気のせいなんじゃないか？」
実験体モブ「（やばい！気づかれた！）
（何やってるのー全く臆病なんだから〜）
実験体モブ「え？」
兵士1「ちょっと行ってくる」
兵士5「気をつけろよ」
ｽﾀｽﾀ
ｶﾞｸﾝ（実験体モブが気を失う）
ｽﾀｽﾀ
ﾋﾟｶｯ！（気を失っている実験体モブを兵士1が銃についている懐中電灯で照らす）
兵士1「…こいつは！」
ｶﾞｼｯ！（実験体モブが兵士の銃を掴む）
実験体モブ？「最近の兵士は警戒心がまるでないね〜これだから最近の若いのは」
兵士1「こいつ！」
ｸﾞｯ！（兵士1が銃を引っ張る）
兵士1「（抜けない！）」
兵士2「おい！どうした！？」
実験体モブ？「はぁ…めんど」
兵士1「は？」

[5 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:45:10]

ﾌﾞﾝ！
ｶﾞﾂﾝ！（実験体モブが兵士1の頭部を体から吹き飛ばす）
ﾌﾞｼｬー！（兵士1の首なしの体から燃料が噴き出す）
実験体モブ？「うわ！汚ったな！」
兵士2「おい！！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
実験体モブ？「（とりま隠れよっかなぁ）」
ﾀﾞｯ！（実験体モブが壁の後ろに隠れる）
兵士2「誰かは知らんが今すぐ出てこい！」
実験体モブ？「（この体すごいなぁ！暗くても全然見えるよぉ！）」
兵士3「今すぐ降参しろ！すれば命までは取らない！」
実験体モブ？「めんど（そういえばこいつの死体も持ってきたけど…そうだ！）」
ｶﾞｻｶﾞｻ！
兵士モブ2「これが最後の忠告だ！今すぐ出てこい！」
ｽﾀｽﾀ（兵士達が実験体モブに近づく）
実験体モブ？「それ以上近づくな！私は1人じゃない！」
兵士3「戯言を！」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ？「はぁ…じゃあ行くよ？」
ﾀﾞｯ！
兵士達「…は？」

[6 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:46:26]

実験体モブ？「これ一回はやってみたかったんだよねぇぇ！」
そこには自分の健康骨のあたりに死んだ兵士の両腕を突き刺した実験体モブがいた。
実験体モブ？「いくよぉぉぉぉ！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
兵士2「全員撃てぇぇ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！
実験体モブ？「そんなの当たるわけないじゃん！」
ﾀﾞｯ！
ｸﾞｻｯ！（実験体モブのつけた追加の腕が兵士の胸部を貫通する）
兵士「グハッ！？」
実験体モブ？「次ぃぃぃぃ！」
ﾄﾞｶﾞｯ！
兵士6「グハッ！」
ｸﾞｻｯ！
ﾊﾞｷｯ！
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
実験体モブ？「あははははは！楽しいなぁぁぁぁ！」
兵士4「ば、バケモンだぁぁぁぁぁ！逃げろぉぉぉぉ！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
実験体モブ？「これの出番かな！」
ｽｯ（実験体モブが最初に殺した兵士の頭部を取り出す）
ﾊﾞｷﾊﾞｷ！（実験体モブが自分の背中についていた腕の一つを外す）

[7 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:48:02]

実験体モブ？「痛ったぁぁ！」
兵士5「何やってるんだ！？あいつ頭がおかしいのか！？」
実験体モブ？「さぁ、マッチポイント！モブ選手点を決められるのでしょうか！」
兵士4「あいつ何1人で言ってるんだ！？」
実験体モブ？「そうですねぇ…狙うはサービスエース！」
“自爆シークエンスを開始します”
実験体モブ？「そこぉぉぉぉぉ！」
ｶﾞﾝ！（実験体モブが兵士の腕を使って頭部をテニスボールのように打つ）
ﾋｭｰ！
兵士4「ギアァァァァァァ！」
ｶﾞﾂﾝ！
ﾄﾞｶｧｰﾝ！
実験体モブ「おっと決まったぁぁぁぁぁ！」
実験体モブ「よっしゃぁぁぁぁぁ！」

ここだけ実験によって生まれたモブがいる世界線

[8 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:49:21]

能力ダイス

戦闘dice1d100=19 (19)

知能dice1d100=100 (100)

家事dice1d100=25 (25)

医療dice1d100=98 (98)

慈悲dice1d100=30 (30)

神秘dice1d100=81 (81)

[9 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:50:51]

今回の戦闘で勝てた理由dice1d3=1 (1)

1 暗かったため

2 神秘のおかげ

3 別人格になると体の構造や得意分野が変わるため

[10 二次元好きの匿名さん 25/09/14(日) 12:51:39]

知識系か医療系か　

[11 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:53:42]

見た目

目の色dice1d7=1 (1)

1 黒　2茶　3白　4赤　5緑　6青　7金

髪の色dice1d7=4 (4)

1 黒　2茶　3白　4赤　5緑　6青　7金

身長

140+dice1d40=17 (17)

[12 ピローマンサー 25/09/14(日) 12:55:23]

実験施設がある場所dice1d3=2 (2)

1 ミレニアム

2 アビドス

3 アリウス

[14 二次元好きの匿名さん 25/09/14(日) 16:06:16]

ksk

[15 ピローマンサー 25/09/14(日) 20:07:17]

>>13

>>14

名前安価はまた後ほど取ることにします

[16 ピローマンサー 25/09/14(日) 20:08:44]

実験体モブ？「よし！一仕事終わり！」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「（そろそろ本体に体を返そ）」
ｶﾞｸﾝ…！（実験体モブが気絶する）
（数日後…）
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
実験体モブ「うぅ…（なんだか体が重いような…？）」
ｽｯ（実験体モブが起き上がる）
実験体モブ「っ！？（今度は背中…！この強烈な痛みはなんなの！・？）」
ﾀﾗﾝ…（実験体モブの背中から兵士の腕が垂れ落ちる）
実験体モブ「え？えぇぇぇぇぇ！（な、何これ！？腕！？）」
ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ…
実験体モブ「っ！（相変わらずこの匂い…！吐きそう）」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「（それにしても…なんだか死体が増えてるような…？）」
兵士2「……てくれ」
実験体モブ「え？（声？でもあの時聞こえた声とは違う）」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「（これは！）」
そこには四肢が引きちぎられ、心臓部が剥き出しになっているロボットの兵士がいた。
兵士2「殺してくれ」
実験体モブ「え？」
兵士2「そこに誰かいるのか！？」
実験体モブ「は、はい！いますけど…」
兵士2「よかった…これで楽になれる」
実験体モブ「へ？」
兵士2「お前に頼みたいことがある」
実験体モブ「それは？」
兵士2「私を殺してくれないか？」
実験体モブ「…なんで？」

[17 ピローマンサー 25/09/14(日) 20:10:09]

兵士2「私はもう耐えられないんだ！今でもあいつが私のこんな姿を見て楽しんでいると思うと耐えられない！」
実験体モブ「あいつ？」
兵士2「あいつは死んだやつの腕を背中に無理やり突っ込んで動かしてただ私の仲間を殺し、私をこんな姿にした！」
実験体モブ「そんな奴がいるの！？」
兵士2「いるさ！だからこそ私をその恐怖、この屈辱から解放してほしい！」
実験体モブ「分かった（これがそれを望むなら！）」
兵士2「ありが…」
ﾀﾞｧﾝﾀﾞｧﾝﾀﾞｧﾝ！
ｼｭｩｰ…
実験体モブ「よかったね（あれ？私何をして…）」
（珍しいな、私が出る幕もなかったか）
実験体モブ「誰！？」
（まあそう怯えるな）
実験体モブ「どこから話てるの！？答えて！」
（…その質問の答えはまだ出しておかないでおこうかな）
実験体モブ「は？ちょっと！」
（じゃ、おやすみ）
実験体モブ「おやすみって…っ！（この匂いにいい加減慣れないと…辛い！）」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！

[18 ピローマンサー 25/09/14(日) 20:58:55]

ｳｨｰﾝ
実験体モブ「結局戻って来ちゃった…」
ｸﾞｩ…（実験体モブのお腹が鳴る）
実験体モブ「何か食べ物を探さないと」
ｽﾀｽﾀ
（実験施設、食堂）
ｳｨｰﾝ
実験体モブ「ここなら何かありそう」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「ここはキッチンだったのかな？」
ｷｨ…（実験体モブが戸棚を開ける）
実験体モブ「何かないかな」

[19 ピローマンサー 25/09/14(日) 21:00:11]

実験体モブが見つけた物…dice1d3=2 (2)

1 レトルトカレー（賞味期限切れ）

2 缶パン

3 人間の腕

[20 ピローマンサー 25/09/14(日) 21:06:14]

ｽｯ（実験体モブが戸棚から缶パンを取る）
実験体モブ「お、缶パン」
ﾊﾟｶｯ！（缶パンの蓋が取れる）
実験体モブ「あれ？もう空いてる（これ食べて大丈夫なやつかな？）」
実験体モブ「と、とりあえずいただきます！」
ﾊﾟｸｯ！
ﾓｻﾓｻ
実験体モブ「（味っけない…あんまりおいしくないけど）」
ｺﾞｸﾝ！
実験体モブ「食べるだけでもありがたいと思った方がいいかな。口に出しちゃってるけど」
ﾎﾟｲｯ
実験体モブ「さて、ここは色々あることが分かったから探索しちゃおうかな」
ｽﾀｽﾀ

[21 ピローマンサー 25/09/14(日) 21:10:57]

実験体モブがたどりついたのは…dice1d3=2 (2)

1 武器庫

2 出口

3 「誰この子？」

[22 ピローマンサー 25/09/14(日) 22:13:14]

続きは明日になります！ここまで読んでくれていると嬉しいです！

[23 二次元好きの匿名さん 25/09/15(月) 02:50:51]

ここからどうなるのか…………面白かったです更新楽しみにしていますね

[24 ピローマンサー 25/09/15(月) 06:45:31]

>>23

ありがとうございます！ちなみに次の更新は多分14時あたりになります！

[25 ピローマンサー 25/09/15(月) 14:29:27]

実験体モブ「何これ？」
実験体モブの前には気が遠くなるような長さの階段があった。
実験体モブ「長くない？」
ﾁｶｯﾁｶｯ…（出口と書かれた電子看板が点滅していた）
実験体モブ「出口！？（こんなに簡単に見つけちゃっていいの！？）」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「なんか怪しい…（とりあえず上がってみようかな）」
ｽﾀｽﾀ
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「長い…」
ｶﾞｼｬﾝ！（実験体モブの後ろに大きな鉄扉が落ちてくる）
実験体モブ「え？」
ｸﾙｯ（実験体モブが振り返る）
実験体モブ「戻るための道が…！？（このまま進めってこと！？）」
（まあとりあえず進んでみたら？）
実験体モブ「！？（またこの声！）」
（逆に今の現状的にそれ以外できないと思うけど）
実験体モブ「確かに…」
ｽﾀｽﾀ
実験体モブ「これは…」
そこには“非常出口”と書かれた大きな鉄扉があった。
実験体モブ「ここから出られるのかな？」
（うん。知らんけど）
実験体モブ「分かんないんだ…（でも通ってみる価値はありそう！）」

[26 ピローマンサー 25/09/15(月) 14:30:33]

（ところで）
実験体モブ「どうしたの？」
（開け方わかってる？）
実験体モブ「あっ…」
（はぁ…）
実験体モブ「ため息つかないでよ…」
（ごめんごめん）
実験体モブ「（でも確かにどうやって出よう…）」
（そんな時はお任せ！）
実験体モブ「何か方法があるの？」
（もちろん！そこの操作パネルに近づいて）
実験体モブ「パネル？」
ﾁｶﾁｶ…（操作パネルが点滅する）
実験体モブ「（あれかな？）」
ｽﾀｽﾀ
（よし！じゃあ始めるよ！）
実験体モブ「え？始めるってなにを…？」
ｸﾞｨｯ！（実験体モブの背中についている腕が動く）
実験体モブ「うわぁ！？（腕が動いた！？）」
ｽｯ
ｸﾞｻｯ！（腕が操作パネルの接続部分を実験体モブの首に刺す）
実験体モブ「がっ！？」
（ちょっと待ってね〜）
実験体モブ「あっ…がっ…！？（接続部分が…私の首に…！？息が…でき…）」
（できたー！）
実験体モブ「…あれ？（苦しくない！それにたくさんの情報が頭の中を駆けてく！）
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ！（扉が開く）
実験体モブ「開いた！？」
（さ、外へ行こう！）
実験体モブ「何がなんだかわからないけど…やってやる！」

[27 ピローマンサー 25/09/15(月) 14:40:25]

実験体モブが遭遇したのは…dice1d3=2 (2)

1 対策委員会

2 先生

3 カイザーPMC

[28 ピローマンサー 25/09/15(月) 14:42:40]

名前もう一回安価します

実験体モブの名前…>>29

[29 二次元好きの匿名さん 25/09/15(月) 20:23:00]

うたかた

[30 ピローマンサー 25/09/15(月) 21:54:44]

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
実験体モブ「はぁはぁ…（暑い）」
（ねえ）
実験体モブ「何？」
（そういえば名前ってあるの？）
実験体モブ「名前？うーんあったような…」
（「おはよう！ウタカタ！」）
実験体モブ「（今のは？）」
（決まりだね、ウタカタ）
ウタカタ「そうだね（今のは…記憶？でも誰の？）」
（まあ考えても仕方ないんじゃない？）
ウタカタ「それもそうだね」

[31 ピローマンサー 25/09/15(月) 21:56:23]

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
ウタカタ「（にしてもこれだけしか持ってないのになんで出て来ちゃったんだろう…）」
（まあ仕方ないんじゃない？もう戻れないわけだし）
ウタカタ「…うん」
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
ウタカタ「（あとどれぐらい歩けばいいんだろう？）」
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
（数時間後）
ウタカタ「はぁはぁ…（辛い…暑い…お腹すいた…）」
（きつそうだね）
ウタカタ「きついよ！」
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
（ちょっと待って）
ウタカタ「何？」
（誰か来る）
ウタカタ「え！？」
（とりあえず逃げて）
ウタカタ「え？でももうそんな体力残ってないよ…」
（ほら早く、走った走った）
ウタカタ「わ、分かった…」
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ！
ｸﾞﾜﾝ…
ウタカタ「あっ…（やばい…視界が…！）」
ﾄﾞｻｯ…
（…無理もないか、さて、誰が来るかな？）
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
“（今の音は…？）”
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
“大丈夫！？（人！？とりあえず安全な場所に運ばないと！）”
（大人か、初めてみたな）

[32 ピローマンサー 25/09/15(月) 22:19:03]

（数日後、シャーレ仮眠室）
ウタカタ「う、うぅん…」
（起きたか）
ウタカタ「起きて早々あなたの声を聞くとはね…って！？」
（どうした？）
ウタカタ「ここどこぉ！？」
（知らん）
ウタカタ「ちょっと適当すぎやしませんか？」
（適当で結構）
ウタカタ「直そうよ！」
“よかった！起きたんだね”
ｿﾞｸｯ！
ウタカタ「誰…？（この不快感はなに！？なんだか私が無意識にこの人を拒絶してるような…）」
“混乱してると思うけどとりあえず聞いてほしい“
ウタカタ「は、はい」
”ここは連邦捜査部シャーレ“
ウタカタ「シャーレ？」
”うん。で、私はそのシャーレで先生をしてる者だよ“
ウタカタ「先生？」
”私がある一件でアビドス砂漠に行っていた時に偶然倒れている君を見つけたんだけど…“
ウタカタ「そうでしたか。でしたら」
ﾍﾟｺｯ（ウタカタが軽く礼をする）
ウタカタ「ありがとうございました」
”お礼はいいよ“
ウタカタ「いえ、先生は命の恩人なので」
”そう言えば“
ウタカタ「はい」
”君はどこの学園の生徒なの？“
ウタカタ「生徒？」

[33 ピローマンサー 25/09/15(月) 22:20:11]

”うん“
ウタカタ「…それはわからないですね」
”そうなんだ…“
ウタカタ「はい…」
”あともう一つ“
ウタカタ「まだ何かありましたか？」
”その背中についている腕は何…？“
ウタカタ「…あっ（そう言えば放置してたけどこれって多分私の体に本来ついてるべき物じゃないよね？）」
（当たり前じゃん）
ウタカタ「やっぱり！」
”急に叫んでどうしたの！？“
ウタカタ「どうしたって…もしかして先生には声が聞こえないんですか？」
”声？“
ウタカタ「…すみません忘れてください」
（聞こえるわけないじゃん）
ウタカタ「「先に言ってよ！」」
（だって普通に考えて分かってると思うじゃん）
ウタカタ「「私今までずっと1人だったんだよ！？わかるわけないじゃん！」」
（はいはい）
ウタカタ「はぁ…」
”大丈夫？“
ウタカタ「はい…」

[34 ピローマンサー 25/09/15(月) 22:22:24]

補足
ウタカタがもう1人の人格と喋る時は「「」」という表示になります。またもう1人の人格の名前が決定し次第普通の会話方式にするのでそこも注意です

[35 二次元好きの匿名さん 25/09/16(火) 01:23:50]

たしかにちょっと読みにくいかも?

[36 二次元好きの匿名さん 25/09/16(火) 10:21:05]

ちょっとややこしい

[37 ピローマンサー 25/09/16(火) 12:47:21]

書き方を変えたいので名前安価します

もう1人の人格の名前…>>38

[38 二次元好きの匿名さん 25/09/16(火) 14:03:06]

ゼノア

[39 ピローマンサー 25/09/16(火) 20:39:48]

ウタカタ「「そう言えばあなた誰？」」
ゼノア「「私？私の名前はゼノア、まあ詳しくはいずれ知ると思うよ」」
ウタカタ「「それってどういう…？」」
“ところで名前は？”
ウタカタ「私ですか？」
“うん”
ウタカタ「ウタカタ。それが私の名前です」
“ウタカタ…苗字は？”
ウタカタ「それが…覚えてなくて…」
“覚えてない…？”
ウタカタ「はい…」
“分かった。で、これからどうするの？”
ウタカタ「うーん（これから行く場所もないしなぁ…）」
“よかったらこれからどうするのか決めるまでここに居ない？”
ウタカタ「いいんですか！？」
“行く場所がなさそうだし、それに”
ウタカタ「それに？」
“困っている子がいたら手を差し伸べるのが先生だからね”
ウタカタ「…よく分かりませんがありがとうございます」
“これからよろしくね、ウタカタ”
ウタカタ「はい！」
ゼノア「「これでひとまず居れる場所が確保できたね」」
ウタカタ「「そんな長くは居ないよ」」
ゼノア「「なんで？」」
ウタカタ「「なんだかここに長くいちゃいけない気がするから」」
ゼノア「「変なの」」
ウタカタ「「変で悪かったね」」
ゼノア「「あの場所で怯えてた少女はどこへやら」」
ウタカタ「「うるさい」」

[40 ピローマンサー 25/09/16(火) 21:20:02]

ウタカタが行ってみる場所は…dice1d4=1 (1)

1 トリニティ

2 ゲヘナ

3 アビドス

4 ブラックマーケット

[41 ピローマンサー 25/09/16(火) 21:34:33]

（次の日、シャーレ執務室）
ﾍﾟﾗｯ
ウタカタ「うーん」
ウタカタはたくさんの学校のパンフレットに囲まれながら何かについて悩んでいた。
“そんなに悩んでどうしたの？”
ウタカタ「いや、ここに一日中いるのも悪いのでどこか行こうかと思ったのですが、どこへ行こうか悩んでいて」
“それなら”
ｽｯ（先生がトリニティのパンフレットを手に取る）
“トリニティとかどうかな？”
ウタカタ「トリニティ？（確かパンフレットによるとゲヘナとミレニアムとかと並ぶマンモス高だって書いてあったあの？）」
“うん。ここから歩いてすぐだし行って見たら？”
ｽｯ（ウタカタが椅子から立ち上がる）
ウタカタ「そうですね（まあ行ってみるだけなら）」
“それとついでに何か買ってきたら？”
ウタカタ「そ、そうですね…（私今一文なしなんだけどなぁ…）」
ｽﾀｽﾀ
（数十分後…）
ｽﾀｽﾀ
ウタカタ「それでは行ってきます」
”うん。行ってらっしゃい“
ウタカタ「はい」
ｽﾀｽﾀ
ｳｨｰﾝ（ウタカタがシャーレから出る）
ゼノア「「お、どこか行くの？」」
ウタカタ「「話聞いてた？」」

[42 ピローマンサー 25/09/16(火) 21:35:33]

ゼノア「「冗談冗談」」
ウタカタ「はぁ…」
ゼノア「「そういえば」」
ウタカタ「「どうしたの？」」
ゼノア「「せっかく外に出たんだしあとで私に体貸してよ？」」
ウタカタ「「体を…貸す…？」」
ゼノア「「あ、そう言えばまだ言ってなかったっけ」」
ウタカタ「「ちょっと待って、どういうこと？」」
ゼノア「「やっぱ待ってー！」」
ウタカタ「「ゼノア？ゼノア！」」
ウタカタ「あの意味わかんないやつめ…！」

[43 二次元好きの匿名さん 25/09/17(水) 00:06:57]

保守

[44 二次元好きの匿名さん 25/09/17(水) 03:40:37]

そういうこともできるのか

[45 ピローマンサー 25/09/17(水) 07:58:58]

自保守

[46 二次元好きの匿名さん 25/09/17(水) 16:22:53]

二重人格お約束のやつだ

[47 ピローマンサー 25/09/17(水) 20:30:50]

（トリニティ自治区）
ｽﾀｽﾀ
ウタカタ「すごい…！」
ゼノア「「それはそうでしょ。だってトリニティなんだから」」
ウタカタ「「ここに来たことあるの？」」
ゼノア「「わかんない」」
ウタカタ「「え？」」
ゼノア「「私も部分的だけど記憶だあるだけだから」」
ウタカタ「「それってどこまで…？」」
ゼノア「「それは内緒」」
ウタカタ「「肝心なとこは教えてくれないんだ…」」
ゼノア「「ぶっちゃけまだ私はあなたのこと信用してないから」」
ウタカタ「「なんで？」」
ゼノア「「だって数日前に初めて話したばっかりなんだよ？そんなやつを簡単に信用できないね」」
ウタカタ「（言ってることはあってるんだよなぁ）」
ゼノア「「ふふふ、私は間違えないから」」
ﾋﾟｷｯ！
ウタカタ「うっ…！？」
ゼノア「「どうしたの！？」」
ウタカタ「頭が…割れる…！」
ゼノア「「大丈夫！？」」
ウタカタ「一回黙って！」
モブ1「（ﾋｿﾋｿ）何あの子…」
モブ2「（ﾋｿﾋｿ）どうせあんなことしてるけど演技だよ。ただかわいそうって思って欲しいだけだよ」
ウタカタ「うっ…！（もう無理！意識が…持たない…！）」
ゼノア「「ウタカタ！！」」
ﾄﾞｻｯ…
？？？「大丈夫ですか！？」

[48 ピローマンサー 25/09/17(水) 20:32:00]

ウタカタに駆け寄ったのは…dice1d3=3 (3)

1セリナ

2 ヒフミ

3 正実モブ

[49 二次元好きの匿名さん 25/09/17(水) 22:01:07]

巡回中だったかな?

[50 二次元好きの匿名さん 25/09/17(水) 22:51:30]

>>6

「健康骨のあたりに」→「肩甲骨の辺りに」？

[51 ピローマンサー 25/09/17(水) 23:52:13]

>>50

ご指摘ありがとうございます。

そうですね、正しくはそっちですね。以後注意します

[52 二次元好きの匿名さん 25/09/18(木) 07:54:39]

おはようございます！　肩から挨拶

[53 二次元好きの匿名さん 25/09/18(木) 16:30:20]

倒れちゃった………

[54 二次元好きの匿名さん 25/09/19(金) 01:26:13]

保守

[55 二次元好きの匿名さん 25/09/19(金) 09:09:12]

おはようございます！

[56 ピローマンサー 25/09/19(金) 12:39:29]

ホスト規制とシンプルに忙しかったので昨日は更新できませんでしたが、今日はできると思います

[57 二次元好きの匿名さん 25/09/19(金) 22:05:15]

おつかれ

[58 二次元好きの匿名さん 25/09/20(土) 07:00:20]

お疲れ様です。

[59 ピローマンサー 25/09/20(土) 08:01:31]

（トリニティ、医務室）
正実モブ「…この子…大丈夫なんですよね…？」
セリナ「なんとも言えなくて…」
正実モブ「どういうことですか？」
セリナ「目立った外傷もなし、身体中にもどこも異常がないので倒れた原因がわからないんです…」
正実モブ「でも本人は頭痛って」
セリナ「…気絶するほどの頭痛、そんな事例が過去に一度もなかったので処置が分からないんです…」
正実モブ「…じゃあどうすれば？」
セリナ「今は待つしかできないですね、あちらに待機室があったはずなのでそこで…」
ﾊﾞｯ！（ウタカタが勢いよく起きる）
ウタカタ「待って！行かないで！」
セリナ「…え？」
正実モブ「起きた！」
ウタカタ「今のは…夢だったの…？」
ﾊﾞｯ！（正実モブがウタカタに抱きつく）
ウタカタ「うわぁ！？」
正実モブ「よかった！」
ウタカタ「ここはどこ…？それにあなた誰…？」
セリナ「ここはトリニティの医務室です」
ウタカタ「医務室？」
セリナ「はい、今あなたに抱きついているその方が担いで運んできてくれたんですよ」
正実モブ「えへへ…///」
ウタカタ「ありがとうございます（かわいい…）」
正実モブ「仕事をしたまでです！」
ウタカタ「（そういえばゼノアはどうしたんだろう？」
ウタカタ「「ゼノア？」」
ゼノア「「Zzz…」」
ウタカタ「（寝てるし…てかいびき聞こえるのかい！）」

[60 ピローマンサー 25/09/20(土) 08:02:34]

セリナ「そう言えば…」
ウタカタ「はい？」
セリナ「あなたの背中についていた腕は取らせてもらいました」
ウタカタ「え？（確かに肩が軽いような？）」
ｽｯ…（セリナが血に塗れた元兵士の腕を見せる）
セリナ「こちらです！」
正実モブ「ひっ！？」
ﾊﾞｯ！（正実モブがベッドの反対側に隠れる）
ウタカタ「と、取ってくれてありがとうございます…（いや血に塗れてるし…）」
セリナ「意外と取るの苦労したんですよ？」
ウタカタ「あはは…すみません…」
正実モブ「（ｶﾞﾀｶﾞﾀ）」
ウタカタ「（かわいい…！）」

[61 ピローマンサー 25/09/20(土) 08:03:49]

ゼノア「「ふぁ…！」」
ウタカタ「「やっと起きた？」」
ゼノア「「ウタカタ〜生きててよかった〜」」
ウタカタ「「軽くない？」」
ゼノア「「あるぅえ！？私の腕は！？」」
ウタカタ「「取ってもらったよ」」
ゼノア「「なんでさ！気に入ってたのに！」」
ウタカタ「「腕に気に入るなんてあるの…？」」
ゼノア「「あるよ！ひどい！」」
ウタカタ「「はぁ…子供ですかあなたは？」」
ゼノア「「わかんない」」
ウタカタ「「ですよね…」」
正実モブ「どうしたんですか？」
ウタカタ「い、いや？なんでもないですよ…あはは…」
正実モブ「そう言えばまだ自己紹介がまだでしたね！私は…」

[62 二次元好きの匿名さん 25/09/20(土) 13:29:11]

ウタカタ!!腕が!!腕が!!

[63 ピローマンサー 25/09/20(土) 18:40:55]

正実モブの名前…>>64

[64 二次元好きの匿名さん 25/09/21(日) 03:47:24]

ラニア

[65 ピローマンサー 25/09/21(日) 11:08:03]

ウタカタは次にすること…dice1d3=2 (2)

1 ラニアのパトロールについていく

2 ゼノアに体を貸す

3 “ウタカタ大丈夫！？”

[66 二次元好きの匿名さん 25/09/21(日) 20:25:39]

大丈夫…？

[67 ピローマンサー 25/09/21(日) 22:25:50]

ラニア「ラニアです！」
ウタカタ「ラニア…（聞き覚えがあるような…？）」
ラニア「どうかしましたか？」
ウタカタ「い、いや？私はウタカタ。よろしくね」
ラニア「はい！」
ウタカタ「うーん（これからどうしよう？頭痛の原因でも調べようかな）」
ゼノア「「おーい」」
ウタカタ「「どうしたの？」」
ゼノア「「体貸して」」
ウタカタ「は？」
ラニア「え？」
ゼノア「「声に出てる」」
ウタカタ「ごめん、なんでもない」
ラニア「ほんとに？」
ウタカタ「ほんとほんと」
ゼノア「「はぁ…何やってるんだか」」
ウタカタ「「うるさい、そもそも体貸すって何？」」
ゼノア「「私は今はウタカタ、あなたの一部なの」」
ウタカタ「「それがどうしたの？」」
ゼノア「「つまり今私たちは一つの体を共有してる」」
ウタカタ「「うん、そうなるね」」
ゼノア「「つまり！体を使う権利があるってこと」」
ウタカタ「「それで体を？」」
ゼノア「「うん」」
ウタカタ「「とりあえず理由を聞いてもいい？」」
ｼﾞｨ…（ラニアがウタカタを見つめる）
ラニア「（ウタカタ…似てる…）」
ゼノア「「普通に、新しい腕が欲しいから」」
ウタカタ「「はぁ…だと思った」」
ゼノア「「さあ！早く貸したまえ！」」

[68 ピローマンサー 25/09/21(日) 22:41:45]

ラニア「（にしてもさっきからウタカタ瞬きもしないけど…）」
ｶﾞｸｯ
ﾊﾟﾁｯ！（ゼノアが目覚める）
ゼノア「いやぁ！いいねぇ！」
ラニア「ウタカタ…？（口調が変わった…まるで別人みたい…？）」
ゼノア「どうしたの？（まだ私に関しては明かさず、ここは隠したほうが良さそう）」
ラニア「な、何かありました…？」
ゼノア「べ、べっつにー？（ﾒｿﾗｼ）」
ラニア「そ、それならいいんですけど…」
ゼノア「ねえ看護師さん」
セリナ「は、はい？」
ゼノア「私はもう行っていい？この後ー大事な用事がー」
セリナ「行って大丈夫ですよ。特に体には異常がなかったので」
ゼノア「ありがとう〜！じゃ」
ｼｭﾀｯ！（ゼノアがベットから降りる）
ゼノア「さぁて…（次は腕じゃなくて足も試してみようかな）」
ゼノア「ぐふふ…」
ラニア「ウタカタ…？」
ゼノア「お礼は今度するから！じゃ！」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ（ゼノアが医務室の扉を閉める）
ラニア「って！いつの間にあそこに！？」
セリナ「（面白い人ですね…また怪我してくれたら即座に駆けつけるようにしたい…！）」
ラニア「せ、セリナさん…？」
セリナ「（ﾆｺｫ！）どうしました？」
ラニア「こ、怖いですよ…！笑顔！」
セリナ「そうですか？」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
ゼノア「ヒャッホー！」

[69 ピローマンサー 25/09/21(日) 22:43:47]

いまさらですが…ゼノアの能力ダイス

戦闘dice1d100=34 (34) +30（実験体補正）

知能dice1d100=79 (79)

家事dice1d100=75 (75)

医療dice1d100=41 (41)

慈悲dice1d100=37 (37)

神秘dice1d100

[70 ピローマンサー 25/09/21(日) 22:45:17]

>>69

神秘dice1d100=64 (64)

[71 二次元好きの匿名さん 25/09/22(月) 02:09:46]

セリナこわい!!

[72 二次元好きの匿名さん 25/09/22(月) 07:41:37]

>>69　頭がいい子なのかな?

[73 二次元好きの匿名さん 25/09/22(月) 10:16:43]

>>60

>>61

>>5の軍用オートマタから捥ぎ取った腕…ブッ刺したままだったんだ…

[74 ピローマンサー 25/09/22(月) 12:48:30]

ゼノアが向かった場所…dice1d3=1 (1)

1 ブラックマーケット

2 シャーレ

3 ゼノア「とりあえず誰かに喧嘩でも売ろ〜」

[75 二次元好きの匿名さん 25/09/22(月) 18:24:47]

>>73　あれ生えているんじゃなくて刺さった奴だったんだ……

[76 ピローマンサー 25/09/22(月) 22:15:54]

（トリニティ、広場）
ゼノア「さて、どこに行こうかな？」
ｽﾀｽﾀ
トリモブ「はぁ…」
ゼノア「（あの人に聞いてみようかなー）」
ｽﾀｽﾀ
トリモブ「なんで私が…」
ゼノア「ねえねえ」
トリモブ「何？（なにこいつ…まためんどくさそうなやつに絡まれるなんて…ほんと今日はついてないなぁ…）」
ゼノア「一つ聞いてもいい？」
トリモブ「…別に？」
ゼノア「なんでも買える場所って知ってる？」
トリモブ「は？」
ゼノア「普通の店だと売ってるような物じゃないから」
トリモブ「だったらブラックマーケットにでも行ったら？」
ゼノア「ブラックマーケット？」

[77 ピローマンサー 25/09/22(月) 22:17:10]

トリモブ「そんなことも知らないの？馬鹿みたい」
ゼノア「…どうやって行くの？（イラつくなぁ…いっそのことこいつの腕でも貰おうかな？）」
トリモブ「はぁ…ほら」
ｽｯ（トリモブがスマホを取り出す）
ゼノア「どれどれ…」
トリモブ「ここが入り口、はい。教えた」
ゼノア「ありがとう！これで行けそう！」
トリモブ「…は？（一瞬見せただけなのに…覚えたの？）」
ゼノア「じゃ、私はこれで」
ｽﾀｽﾀ
トリモブ「ちょ、ちょっと待ちなさ…」
ﾀｯ（ゼノアが立ち止まる）
ゼノア「一つ言い忘れてたけど…」
ｸﾙｯ（ゼノアが振り返る）
ゼノア「もしエデン条約？で悩んでるなら、いつでも相談に乗るよ？」
トリモブ「…は？どうやって？」
ゼノア「内緒⭐︎」
ｽﾀｽﾀ
トリモブ「（なんなの…あいつ…）」
ﾊﾟﾁｯ！（ゼノアの指先が光る）
ゼノア「（初めてやったけど案外上手く行くもんだね）」
ゼノア「さて、目指すはブラックマーケット！」
ｽﾀｽﾀ
トリモブ「（急いでナギサ様に報告しないと！）」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！

[78 ピローマンサー 25/09/22(月) 22:26:28]

ゼノアがブラックマーケットで見つけた物dice1d3=3 (3)

1 機能停止した兵士の遺体

2 放置された倉庫

3 ゼノア「あれって…私…？」

[79 ピローマンサー 25/09/22(月) 22:55:41]

（ブラックマーケット）
ｶﾞﾔｶﾞﾔ
ゼノア「はぇー！栄えてるねー！」
ｽﾀｽﾀ
ゼノア「さて、売ってるかな？（ここならなんでも手に入るって聞いたし、頑張れば腕か足ぐらい1本は売ってるでしょ！）」
ゼノア「それか何か新しいものにチャレンジしてみるのもありかも」
ｽﾀｽﾀ
ﾀｯ（ゼノアが立ち止まる）
ゼノア「…え？」
呆然と立ち尽くすゼノアの前には一つ椅子のようなものに腕、足、腹、頭と言った体の至るところをケーブルと思われる物を接続されている”自分自身“がいた。
ゼノア「…は？（これは…私…？でも私はここに…）」
ﾄﾞｸﾝ！
ゼノア「何！？」
ｸﾞｯ…（椅子に座っている人物がゼノアの方を見る）
ﾁｶﾁｶ（謎の人物に頭についている何かが点滅する）
ゼノア「（ｿﾞｸｯ）嫌な予感…」
？？？「（ﾊﾟｸﾊﾟｸ）」
ゼノア「え？逃げろ？」
？？？「（ｺｸｺｸ）」
ゼノア「でもそうすればあなたが！」
ｽｯ（謎の人物が自分の頭についているケーブルに手を伸ばす）

[80 ピローマンサー 25/09/22(月) 22:57:08]

ゼノア「何をするつもり？」
？？？「（ﾆｺｯ）」
ｷﾞｭｯ…
ﾌﾞﾁｯ！（謎の人物が頭のケーブルを取る）
ゼノア「！！（あれ、ケーブルじゃない！あれは…）」
？？？「あぁぁぁぁぁぁぁ！」
ゼノア「やばい！（あれは脳みそと血管…！しかも頭についているのは…！）」
ﾄﾞｶｧｧｧﾝ！
ゼノア「っ！あっ！（思ったより威力が高い！）」
ﾓｸﾓｸ…
ゼノア「（ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ！）だ、大丈夫！？」
ｽﾀｽﾀ
？？？「逃げろって…言った…の…に…」
ゼノア「私そっくりなあなたをほっとけるわけないでしょ！」
？？？「随分な…お人…よし…なんだ…ね」
ゼノア「あなたは一体何なの！？」
？？？「そんな…こと…は…どうでも…いい…」
ｽｯ（謎の人物がゼノアに触れる）
ゼノア「な、何！？」
？？？「見て」
ゼノア「！？」
ﾋﾟｶｯ！（ゼノアの視界が光で覆われる）
ゼノア「これは？」
？？？「（ｸﾞｽｯ）冷たい…私は…どうすれば…？」
そこにはただ1人、あの実験施設の冷たい床で泣きじゃくるゼノアそっくりな少女がいた。
ゼノア「また私がいる…」
ﾋﾟｶｯ！（ゼノアの視界が再び光で覆われる）
ゼノア「は、早くない！？」

[81 二次元好きの匿名さん 25/09/23(火) 00:57:48]

謎がふえるな……

[82 二次元好きの匿名さん 25/09/23(火) 05:47:42]

朝保守!!やっちゃった!!

[83 ピローマンサー 25/09/23(火) 11:23:05]

ﾊﾟﾁｯ！（ゼノアが目覚める）
ゼノア「う、うぅん…（今のは？）」
ゼノア「あの子は！？」
ｷｮﾛｷｮﾛ（ゼノアが辺りを見渡す）
ゼノア「あれ？」
ゼノアの前にはすでに誰も座っていない椅子があった。不思議なことにケーブルのように繋がれた血管や脳みそはなくなっていた。
ゼノア「誰もいない…でも、椅子はあるってことは少なくとも全部夢ではなかったのは確かかな」
ｽｯ（ゼノアが立ち上がる）
ゼノア「あの椅子…座ってみたいなぁ（何か私についてが分かるかも）」
ｽﾀｽﾀ（ゼノアが椅子の前まで歩く）
ゼノア「この椅子…見覚えがあるような気がする」
ゼノア「座らないと…」
ｽｯ（ゼノアが椅子に座る）
ﾌｶﾌｶ
ゼノア「（座った感じは普通の椅子…でもふかふか！）」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
ゼノア「ん？」
“接続を確認…個体名……を確認“
ゼノア「個体名？」
”ブリーチングを開始します“
ゼノア「は？」

[84 ピローマンサー 25/09/23(火) 11:24:16]

ｸﾞｻｯ！（ゼノアの頭に複数の鋭い針のような形をした腕が刺さる）
ゼノア「がっ！？（何これ！？）」
ｼｭﾙｼｭﾙ…（ゼノアの体の至る部分からゼノアの血管が取り出される）
ゼノア「や…やばい！（早く離れないと！）」
ｸﾞｯ！（ゼノアが立ちあがろうとする）
ﾋﾟﾋﾟ！
”抵抗を確認、意識を隔離します“
ゼノア「なっ！？」
ｸﾞｻｧｯ！（ゼノアの背中から何かが差し込まれる）
ゼノア「ゴフッ！」
ﾋﾞﾁｬｧ…
ゼノア「（意識が…！遠くなって…）」
ｶﾞｸｯ…
“個体名……の意識の隔離の成功を確認、ブリーチングを再開します”

[86 二次元好きの匿名さん 25/09/23(火) 18:31:40]

いややば
どうすんだこれ

[87 ピローマンサー 25/09/23(火) 19:47:15]

（数日後…）
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
ﾑｸｯ（ゼノアが起き上がる）
ゼノア「あれ…？（私さっきまで椅子に…）」
ｸﾞｯ…！（ゼノアが立ちあがろうとする）
ゼノア「やっぱりだめかぁ…（相変わらず自分の体はこの椅子に固定されてる…じゃあなんで私起きたの？）」
ゼノア「何か現状を知る手がかりは…」
ｷｮﾛｷｮﾛ
ｺﾞﾂﾝ！（ゼノアの頭が何かにぶつかる）
ゼノア「痛った…！何！？」
ｶﾞｼｯ！（ゼノアが頭にぶつかった何かを掴む）
ゼノア「これって…（頭に付いてたやつじゃん！？）」
ゼノア「ってことは…」
ｻｽｻｽ（ゼノアが自分の後頭部をさする）
ゼノア「ない！（あの頭に付いてたやつがなくなってる！）」
ゼノア「ってことはもしかして…」
ゼノア「ぱ、パージ！」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ！
“管理者命令を確認、パージします”
ｶﾞｺﾝ！
ゼノア「やった！これで…！」
“全システムを管理者の体に移植します”
ゼノア「…へ？」
ﾒｷﾒｷﾒｷ！（ゼノアの体に椅子についていた機械が融合する）
ゼノア「は、はぁ！？痛ったぁぁぁぁ！」

[88 ピローマンサー 25/09/23(火) 21:33:25]

ｼｭﾙｼｭﾙ！
ﾊﾞｷﾊﾞｷ！
ゼノア「はぁはぁ…！（終わった…の？）」
“移植完了、これよりシャットダウンします”
ゼノア「な、何が起こったの…？（移植って無理やり体にねじ込んだだけじゃん！）」
ゼノア「と、とりあえず何か変化は…」
ｽｯ（ゼノアが身体中を見渡す）
ゼノア「見た目に変化はなさそう」
ｽｯ（ゼノアが腕を前に出す）
ゼノア「（何か変化したなら体の内部ってことになるかぁ…）」
ゼノア「体の中が変わってもぉ！？」
ﾒｷﾒｷ！
ﾌﾞｼｬー！（ゼノアの腕から無数の血管が出てくる）
ゼノア「…は？いや何これぇ！？」
ｼｭﾙｼｭﾙ！
ｶﾞｷｨﾝｶﾞｷｨﾝ！（ゼノアの腕から出てきた血管が無差別にあたりを切り付ける）
ゼノア「いや硬すぎぃ！？（地面に傷つけてるし！？）」
ゼノア「と、とりあえずここから離れよう！うん！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
（ブラックマーケット、とある路地）
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
ゼノア「はぁはぁ！（いまだになんかうねうねしてるし！何よりも…）」
ゼノア「キモすぎ！」
ｶﾞｷｨﾝｶﾞｷｨﾝ！
ゼノア「いまだにやってるし！（て言うかこれで高温の血液が出たら完璧なのになぁ…）」
ｽﾀｽﾀ

[89 ピローマンサー 25/09/23(火) 21:38:13]

モブ「今日も1日が憂鬱だなぁ…」
ゼノア「（人！？こんな状態見られたらまずいよぉ！）」
ｽﾀｽﾀ
モブ「ん？そこに誰かいるの？」
ゼノア「（気づくの早いって！）」
ゼノア「えぇい！こうなればヤケクソだ！」
ﾀﾞｯ！
モブ「誰！？ていうかその腕なに！？」
ｳﾈｳﾈ
ゼノア「ごめん！」
ｼｭﾙｼｭﾙ！
モブ「う、うわぁ！？」
ゼノア「（これでこいつに当たって気絶でもしてくれれば！）」
ﾋﾟﾀｯ！（ゼノアの血管が空中で止まる）
ゼノア&モブ「…は？」

[90 ピローマンサー 25/09/23(火) 21:39:14]

モブ「（な、何こいつ？は？）」
ゼノア「（いや物理法則はどこへ行った！何で空中で止まってのるさ！？）」
ｿｫ…（ゼノアの血管がゆっくりとモブのスマホに近づいて行く）
ｶﾁｯ！
ゼノア「え？（スマホに接続しろなんて命令してな…）」
ﾌﾞﾜｧｧｧ！
ゼノア「……（これってこいつの個人情報…？え？私なんてものに接続してんの？）」
ｸﾞｸﾞｸﾞ…！（モブがゼノアの血管を引っ張る）
モブ「…抜けない！」
ゼノア「…もういい！どうにでもなれぇぇぇぇ！」
ﾌﾞﾝ！（ゼノアがスマホを投げ飛ばす）
モブ「あっ…」
ﾋｭー！
ﾊﾞｷｯ！（モブのスマホの画面が割れる）
ゼノア「あ、やっべ」
モブ「私の…スマホ…」
ゼノア「に、逃げろぉ！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
モブ「私のスマホ…15万したのに…あはは…」

[91 二次元好きの匿名さん 25/09/24(水) 05:11:49]

朝保守!! 割とハイエンド　かわいそう…………

[92 二次元好きの匿名さん 25/09/24(水) 11:00:08]

割れちゃった………

[93 二次元好きの匿名さん 25/09/24(水) 19:56:22]

oh…

[94 ピローマンサー 25/09/24(水) 20:33:51]

機械と融合したことによって得たもの…dice1d3=2 (2)

1 高度な変装迷彩

2 音響ソナー

3 過去の記憶

[95 ピローマンサー 25/09/24(水) 21:06:58]

（トリニティ、広場）
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！
ゼノア「はぁはぁ…！（とりあえずブラックマーケットからは抜け出せたかな）」
ｽﾀｽﾀ
ゼノア「ん？」
ラニア「ウタカタですよね？」
ゼノア「う、うん（ラニア…だっけ？なんか私に用かな？）」
ラニア「よかった！探す手間が省けました！」
ゼノア「え？」
ラニア「一回眠ってください！」
ゼノア「は？」
ｶﾞﾂﾝ！
ゼノア「ガハッ！？」
ﾄﾞｻｯ…
ラニア「さて、ナギサ様のところまで運ばないと…」
ｶﾞｻｶﾞｻ
ｽｯ（ラニアがゼノアを背負う）
ラニア「ふふ…（何だかこうしてるとあの子を思い出しますね）」
ｽﾀｽﾀ

[96 ピローマンサー 25/09/24(水) 21:08:04]

（ティーパーティー、とある一室）
ﾊﾟﾁｯ！
ウタカタ「う、うぅん…（ここは？どこ？）」
ラニア「起きるの早いですね」
ウタカタ「ら、ラニア？」
ラニア「そうですー！」
ウタカタ「（何があったの？）」
ラニア「ごめんなさい！結構手荒な真似しちゃいましたよね？」
ウタカタ「そ、そうなの？」
ラニア「…あれ？」
ウタカタ「あなた本当にラニア？」
ラニア「はい！」
ウタカタ「私は今どういう状況なの？」
ラニア「現在あなたはティーパーティーから指名手配されています！」
ウタカタ「ティーパーティー？指名手配？何のこと？」
ラニア「え？もしかしてティーパーティーを知らないんですか！？」
ウタカタ「うん」
ラニア「そ、それなら私が全部説明します！」
ウタカタ「ありがとう」
ラニア「えへへ…///」
ウタカタ「（かわいい…！）」
ラニア「え、えっとティーパーティーとは簡単に言うとこの学校、トリニティの生徒会です」
ウタカタ「生徒会？」

[97 ピローマンサー 25/09/24(水) 21:09:34]

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ！
ウタカタ「（な、何！？）」
システム「生徒会。生徒会とは生徒の生活を全体的にバックアップする各学園のトップのことです」
ウタカタ「誰！？」
ラニア「ど、どうしたんですか？」
ウタカタ「い、いや、何でもないよ…あはは…」
ラニア「そ、そうですか、では続けますね」
ラニア「もっと詳しく言うとティーパーティーは3つの派閥に分かれていて…」
ウタカタ「（今のは何だったんだろう？）」
システム「こんにちは、私の名前はコナー。あなたのサポートシステムです」
ウタカタ「サポートシステム？」
コナー「はい、これからわからないことなどは私に何でも聞いてください」
ウタカタ「（ゼノアに続いてもう1人増えるなんて…）」
コナー「ちなみにあなたの質問”ティーパーティー“についてのデータを収集しました。これより脳内に直接インプットします」
ウタカタ「え？そんなことしなくて…」
ｻﾞｻﾞｻﾞ…
ﾊﾞﾁﾝ！
ウタカタ「っ！（意外と痛い！）」
コナー「インプット完了、では次の命令を」
ウタカタ「（次の命令？それなら…）」
ウタカタ「一回シャットダウンってできる？」
コナー「もちろんです」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ！
ウタカタ「ふぅ…」
ラニア「…がティーパーティーの全てです！」
ウタカタ「う、うん。ありがとう」
ラニア「役に立てたのなら嬉しいです！（ﾆｺｯ）」
ウタカタ「！！（尊い！）」

[98 二次元好きの匿名さん 25/09/25(木) 06:55:04]

増えた…

[99 二次元好きの匿名さん 25/09/25(木) 13:47:03]

>>99get

[100 二次元好きの匿名さん 25/09/25(木) 22:04:06]

>>100get

[101 二次元好きの匿名さん 25/09/25(木) 22:06:41]

情報直摂りはそりゃあ痛いでしょうよ

[102 ピローマンサー 25/09/25(木) 23:12:45]

この後ウタカタは…dice1d3=1 (1)

1 ナギサに会う

2 脱出する

3 ラニア「…やっぱり似てる」

[103 二次元好きの匿名さん 25/09/26(金) 08:05:52]

うわ…