- 1二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:53:13
- 2二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:54:29
- 3二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:57:13
- 4二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:58:18
やっぱりなんか好きなこの概念…
- 5二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:00:50
スレ立て乙です!
好きなんだけど、語れる場所がなかなかなくてありがたい…! - 6二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:01:48
たて乙です!2人について話せる貴重な場だから嬉しい
- 7二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:04:03
- 8二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:04:33
立ておつです
- 9二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:15:09
この世界は多次元宇宙
よってエグマチュ時空もあってよい - 10二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:17:00
乙ありです!
語りたいですね! - 11二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 00:48:40
うーん表情豊かで良い良い…
- 12二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 04:30:53
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 04:32:00
- 14二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 09:37:15
やはり同級生CPの味
なお6歳差 - 15二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 15:23:25
- 16二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 17:25:00
軍人でも痛いものは痛い…
- 17二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 20:18:52
二人の体格差が結構あるから、エグザベがマチュのことを肩車してあげるシチュとか、ちょっと可愛いかも
マチュがかなり高い棚の物を取りたくてぴょんぴょん跳びはねていたら、エグザベが通りかかって、親切心で肩車してあげるとか
最初はマチュも「…ありがと」って素直にお礼言おうとしたのに、「お嬢さん軽すぎないか?ちゃんとご飯食べてる?」とかノンデリ発言かまして、ちょっと良い雰囲気が一瞬で台無しになるやつ… - 18二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:17:03
中佐やコモリ、果てはシャアに対してさえ友好的なのに自分に対してだけ態度が違うマチュにムッとくるエグザベくんはいるかもしれない
- 19二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 01:47:33
一種の特別扱いなのである…!
まあ二人とも何故か互いに対してだけやたら大人げないやり取りするとか良い - 20二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 09:06:07
ケンカップル…
- 21二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 13:36:03
- 22二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:25:21
- 23二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 21:55:57
- 24二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 00:49:19
エグザべがちょっと雑な対応しそうな相手ってマチュぐらいしか本当に思いつかないから、ある意味特別な相手だよね ちょっと歩み寄ればすごく仲良くなれそうなのに変に意地張ってツンツンしてしまう2人もいいぞ
- 25二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 01:04:30
何かの都合で一緒に行動するなりそれこそ飯を食うなりという流れになって
「何でお前なんだよ」って憎まれ口叩くマチュに
「そりゃこっちのセリフだ、お嬢さん」って返せるエグザベ君
いや本当にエグザベ君がこういうやりとりできる相手はマチュ位しかいないと思う
逆にマチュも普段大抵の人物にはフレンドリーだからなんかこういうモードできそうなのエグザベ君位っていうか…
- 26二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 05:18:15
幼馴染感ある
30超えたらもらってよ
…なんだろうな 先に抜け駆けすんなってプレッシャーも同時に感じるんだが? - 27二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 09:17:43
確かに幼馴染感そして互いに牽制感もあるw
実際同僚続けてたら何故か幼馴染っぽくなりそう - 28二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 12:47:38
幼馴染みみたいな年上お兄さんと年下の女の子か…
今日あったこととかを、帰り一緒になって、やいやい話してるとかあるとそれっぽい… - 29二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 18:04:57
2人でラーメン啜るような色気のないデートが似合いすぎる…行列に並びながら(普通デートでこんなところ来る?)ってジト目になるけどいざ食べたら普通に美味しくて機嫌が直ってしまうマチュ
- 30二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 22:47:09
コンビニ限定アイスとか一緒に試して欲しい
- 31二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:42:28
ラーメンとかコンビニアイスとかそういうのを二人で試してるのがめっちゃ似合うな…
- 32二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:49:54
マチュはUFOキャッチャー上手そう。エグザベ君にフィギュア取ってくれそう
- 33二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:53:50
エグザベ君の部屋に飾られてそう
マチュが部屋に行った時にずいぶんと大事にしてるじゃん…となる - 34二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:55:49
「カラーリングが少し違うんだな…」
「要らないならS河屋で売りなよ。今なら2000円ぐらいにはなるよ」
「いや、そういう意味じゃないんだ。ありがとう」 - 35二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 01:24:06
興味深く見ているんだろうか?
それはそれとしてエグザベ君は「大切にするよ」って言いそう
そして実際大切にする - 36二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 02:08:07
たぶんギャンなんだ。近衛隊長時代とイオマグ事変後の塗装がチャンポンになってるのかも
- 37二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 02:51:49
なるほどギャンか!
- 38二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 07:10:22
マチュから貰った+自分のMSのフィギュアなら、部屋の一角に飾るとき、レイアウトとこだわってケースとかも準備しそうなエグザベ君
- 39二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 09:05:04
凄く微笑ましくて良い…
- 40二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 14:06:03
お嬢さん呼びが奥さん呼びになるときはいつ頃になるのか…
- 41二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 21:00:10
マチュのくらげヘアゴムで前髪ちょんまげにされたうえに何枚も写真撮られててほしい
- 42二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 00:48:36
後ろ髪の跳ねてる部分も括られてそう
- 43二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 04:42:26
ヘアゴムでくくられるの微笑ましすぎるw
- 44二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 09:15:44
- 45二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 11:43:37
飲み友ルート…
愚痴言い合うのもいい関係性作れそう - 46二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:06:21
- 47二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:15:24
2人に子どもができたとしてどんな親子像になるかね?
案外躾に厳しいマチュが子供を甘やかしまくるエグザベ君にキレ散らかすみたいな逆転現象も面白いかも - 48二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:15:38
- 49二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:37:43
怒りと喜びの感情がないまぜになって珍しく情緒がおかしくなるエグザベ君は良い
その後いつも通りギャアギャア言い合いしながらかつてない程キレたMAVっプリを見せる2人に翻弄されて思惑をご破算にされ変顔でキレ捲る悪役もいい…
- 50二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:22:49
- 51二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:28:51
- 52二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:40:57
将来事を考えるなきゃいけない段階になると、過去の悲劇がちらついて関係を深める事に臆病になりマチュに問い詰められるエグザベ君は良いとおもいます
辛い過去があったぁ?
うるさい!いまは私がいんだろうが!!
おっぱい揉んどけや!!!
って、マチュはブチキレながら励ましてくれそう - 53二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:56:15
- 54二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:40:54
マチュは悲劇の方に触れずに「どうやってジオン国籍取れたか」を聞いて「めちゃくちゃ面倒くさい!あんたそれ全部こなしたの?スゴ・・・」とか言いそう。
逆にエグザベくんはマチュが故郷を追われて両親に会うことが叶わなくなったこと気にしそう
- 55二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 00:47:51
なんか本当に補い合える感があるね…
- 56二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 02:52:49
良い…
- 57二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 09:13:45
- 58二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 10:59:31
同僚になったイフルートで軍曹の階級をもらい、新兵をしごく鬼軍曹のイメージからすごく偉くなったと勘違いしてエグザベ君に上から口調で話かけるマチュはかわいいとおもいます
- 59二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:43:35
かわいい
それにしてもエグザベ君の下で軍曹や副隊長やったりもしくは別動隊隊長ポジやるマチュは案外はまりそう
マチュって面倒見良さそうだから一般兵の受けも良さそう - 60二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:54:28
- 61二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:01:16
- 62二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 21:16:43
そういうのも良いね!
子供というと思い出すのはこのスレ
【閲覧・CP注意?】やめて|あにまん掲示板私に乱暴する気でしょ⁉︎エロ同人みたいに‼︎キュピーン‼︎(マチュのえっちな被害妄想がエグザベの頭に流れ込む音)(なんだ、この子から破廉恥なイメージが…///)キュピーン‼︎(エグザベの脳内のえっちな…bbs.animanch.comこのスレだとエグマチュ子もジト目とかあったなぁ
そしてギャンで保育園という
- 63二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:27:26
子どもがデキたらマチュも何だかんだマジメな所あるし、2人ともしっかり育児本とか両親教室で学んだうえであわあわしてそう。
- 64二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:29:48
凄く微笑ましい状況が思い浮かぶ
なんだかんだ二人とも真面目というかマチュもちゃんとしてるところはちゃんとしてるからなぁ - 65二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:50:41
- 66二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 08:24:42
- 67二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:00:45
マチュは一人っ子だし、エグザベくんも兄弟いなさそう
- 68二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:05:31
三子も面倒見てるのにギャグを言うとは以外と余裕あるなエグザベ君
- 69二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 19:55:51
逆に考えるんだ…
普段ギャグを言わないエグザベ君が、ギャグを言ってしまうほど子ども相手にパニックになっているだと…
ママさん(マチュ)は早く帰ってきてあげて… - 70二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:56:48
オールレンジ攻撃w
確かになんか言いそうな感じがあるw - 71二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 01:00:56
帰宅後エグマチュ子達を凄くテキトーに良い感じにあやしながら、エグザベ君に
「オールレンジ攻撃はどれほど予測不可能に見えてもそれを動かしているのはこの子たちの意志なんだよ」
とかしたり顔で語るマチュはいる - 72二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 06:29:19
したり顔のママさんマチュw
エグザベ君は仕事が忙しくても積極的に育児に参加しそうなタイプだよね… - 73二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 10:18:00
イフルートのイベントを想像して書いた。マチュのキャラ崩壊酷いけどエグザベルートに入る為に仕方なかったんだ、広い心で許して下さい
6話キシリア暗殺計画/エグザベルート
「アワナイノカ?」
足元のハロが声をかける
「今日はね」
仲つつまじく餃子を包む2人をみて反射的に扉を閉めてしまった。トボトボ帰る中、先日の1件が頭をよぎる
─────────────────────
「なんでニャアンが乗ってるんだ!」
「えっ?!」
私の剣幕におびえるニャアンに更なる罵声を浴びせかけようとして…
「っ!………今日はありがと、無理させてゴメン…疲れたでしょ、後は私がごまかしておくから、ニャアンは軍警に気をつけて帰って」
うつむいたまま、自分でも呆れるほど気持ちのこもらない言葉をかける
「えっ?…うん。私こそゴメン、マチュの気持ちも考えずにはしゃいじゃって…」
困惑する彼女の背を押して送り出す。惨めだから早く目の前から消えて欲しかった - 74二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 10:37:14
続き
喉元まででかかった声を飲み込むことができた。嘘だ、飲み込んでしまった。それを吐き出す傲慢を貫く自信がなかっただけだ。ニャアンの鬼気迫る戦いにあの魔女の姿が被ってしまっていた。
自分の為に人殺す覚悟ができる?恨みや憎しみを向けられて開き直れる?頭空っぽにして追いかけられるの?ニャアンの気遣いの謝罪すら上から目線の慈善に思えて苛立たしかった。
「大変だったな、あんまり気に病むなよ」
「そーだよ、どうみても相手も殺す気だった、インガオウホウっやつだよ」
「しょせん軍人崩れだ、遠からずどっかでのたれ死んでたさ」
ナブ達の言葉も耳に入らない。人殺しをしたショックで落ち込んでいると思ってくれているだろうか?いぶかしむように見つめるアンキーを見ると無理かもしれない。
───────────────────
シュウジのアジトから逃げ出し、家路につくなかあの日の出来事が次々頭をよぎる
「くっつくなよ!」
「助けやった礼は無しか?」
軍警から助けられ、ロッカーでアイツと密着したのを思い出した。なんか妙にぬくかったなアイツ。口でいうほどキモくは無かった。シュウジと触れあってドキドキするのとは全然違う感じ。不覚にもほんの少し気持ちが緩んで頬も緩んだ。
「…最悪」
なんであの日の元凶(の1人)のこと考えて笑ってんだ私は?
気の迷いだ、えーとあれだ、ストックホルム症候群?ってヤツだ
ぬくい記憶を振り切るように駆け出すしかなかった - 75二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 17:40:13
SS来てる!
どんなエグマチュルートがあったっていい - 76二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:57:40
エグマチュは想像の余地が色々あると思っている
- 77二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:23:20
あらためてソドン合流のタイミングが本編ではなかったのは残念だ
よってIFだな! - 78二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 08:18:06
このカプの同級生感から味は広がってるなぁ
なお年の差 - 79二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 13:47:12
買い物デート中に、マチュがエグザベ君のコーデ考えてあげるっていうのもありかも
エグザベ君が普段着ないコーデになっても「似合ってる似合ってる」「ニアッテル、ニアッテル!」ってマチュとハロに押し切られてしまうんだ… - 80二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 17:32:36
良いね…
青春してるじゃん… - 81二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 19:17:39
>>74の続き
6話キシリア暗殺計画のエグザベルートその2、エグザベ視点
「まてまて!僕を撃ったって何にもならんだろう!」
「こちらの覚悟を知ってもらう」
本当に何をいっているんだこいつらは。理解できなかった。軍警の刑事は引き金に手かける
「ウソ…」
一瞬の後聞こえたのは銃声ではなく男の悲鳴だった。目の前の中年の刑事が股間を抑えて倒れる。男の後ろにいたのは見覚えのある、赤毛の少女だった。間髪入れず手にした球体を投げつけてくる。反射的に身を反らすと球体は背後の刑事の顔面、これまた人体急所の1つ人中に直撃していた。僕の体の死角からの攻撃に反応すらできなかったようだ
「メイチュウ!メイチュウ!」
それは球状のロボットだったようだ、仰向けにのされた刑事の顔の上で跳ねている。僕の回避まで計算した見事な一撃だった。完全に僕の体で死角で相手見えて無かったろ今の投擲。むちゃくちゃだが戦い慣れている、鮮やかな制圧だった。呆然とした僕を尻目に刑事たちの手から拳銃を拾い上げると投げ捨てると、彼女は険しい顔を浮かべて言う。
「あんたを探してた。私のことは覚えてるだろ。ロッカー男」「ロッカーオトコ、ロッカーオトコ」
「エグザベ・オリベだ。お嬢さん。」
あまりに酷い呼ばれ方に、つい本名を名乗ってしまう。
「私はマチュ。助けて貰った礼は無しでいい。あんたと取り引きがしたい!」
確かクランバトルでのジークアクスのパイロットの名前だ。どういうことだ?やっぱり彼女がそうなのか?
ゴトンと自分の乗った列車のポイントが切り替わりあらぬ方向へ滑り落ちはじめるような感覚を覚えた。まるでジェットコースターのように。乗ったのはいつだったか、故郷を失う前、家族と行った遊園地で遊んでいた時だったか。この怖いのにワクワクするような感覚はきっと錯覚だろう。
そうであって欲しい
- 82二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:11:50
ま、マチュさんかっけぇ…
ヒゲマンではなくマチュに助けられるルートか… - 83二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 02:11:51
マチュさんルートか…
- 84二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 08:13:30
マチュさん強すぎて草
- 85二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 13:48:09
マチュに引っ張られるエグザベ君は良いよね
- 86二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 19:15:20
>>81のつづき
6話キシリア暗殺計画のエグザベルートその3、マチュ視点
シュウジの隠れ家がバレた。地球行きの資金は足りない。ニャアンに代理を頼んでクラバ中金庫から金を盗むことも考えた。でも、抜け目無いアンキーなら先日の試合に出たのが私ではなく、ニァアンだと気づいているかも。バレる可能性は高い。
最悪私は両親に泣きつけば施設送りで済むだろう。そのくらいは愛されてると思う。でも、ニァアンとシュウジは?。寄る辺無い彼らを置き去りにはできない。巻き込んだ自分が何とかするしかない。でも八方塞がりだった。いつしか自分がどこをあるいているのかさえわからなくなっていた。
そんな私の閉塞感を一陣の風が吹き飛ばした。私の目の前を焦った様子のアイツが駆け抜け、背広の男たちが追いかけていく。キュピーンと稲妻が走り、あるアイデアが湧き出してでくる。私は駆け出した、ジークアクスを奪った時の様に。
───────────────────────────
不意打ちで軍警から助けて有利に取り引きを持ちかける所までは成功した。ここからが勝負だ。
「取り引き?僕の命を助けた代わりに見逃してくれとでも?お嬢さん、ジオンは甘く無いぞ。いずれ他の誰かに捕まるだけだ」
エグザベだっけ?から当然の反応が帰ってくるが、ジオンなんて相手にする気は毛頭ない。わたしが落としたいのはコイツ1人だ!虚仮にするように薄笑いを浮かべて私は返す。
「でもアンタはそれで良いの?こーんなちいさなお嬢さんに大事なモビルスーツ盗まれたって汚名を返上しないままジオンに戻れるの?」
返事はない、図星か?直感だがエグザベは孤立して、焦ってるはず。当てもなく1人で探しまわった挙げ句軍警にまで追われてるんだから。後は餌にを撒けば
「私の要求を呑めばジークアクスは返す。私の身柄もアンタに預ける。それでどう?」
「…要求を聞かせてくれ」
少しの沈黙の後、エグザベが聞いてくる。かかった。
「軍警にマークされてるマブ2人を逃がしたい。それに手と知恵を貸して欲しい」
要求はシンプル、後はどう信用させるかだ。勘だがエグザベは見た目程大人の論理に染まってない。気持ちを動かせばきっと味方してくれる。ロッカーで触れあった時の温もりが私にそう確信させていた。
- 87二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:01:52
マチュはマチュさん
SSを続ける人も出てきた…!
やはりエグマチュには無限の可能性がある - 88二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:09:05
保守
- 89二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 10:02:51
>>86のつづき
エグザベルートその4
要するに、盗まれたジークアクスと自分の身柄を僕に引き渡す代わりに窮地の友人2人と赤いガンダムを逃すのに協力しろということか。先ほど救われた僕の命を含めれば人間2人とモビルスーツ1機づつの公平な取り引き、先払いで僕の命を救って誠意をみせたというのが彼女の言い分だ。
いや、おかしいだろその計算。ジークアクスは元々ジオンのだろ。まあ、彼女に奪われなければ軍警に押さえられて国際問題にまで発展していたところだった。結果オーライと飲み込むとしよう。
さて、ジークアクスとお嬢さんを確保すれば僕の保身はできる。赤いガンダムは中佐の拘りだしあれ以降確保に積極的ではない。他2人の身柄も今回確保できなくても良いだろう。
問題は、彼女がオメガサイコミュ起動したのかどうかだ。マチュはあの日自分といた。そこは確認する必要がある。それいかんで彼女の身柄の価値は天地の差になる。
「君がジークアクスを動かしていたのは確かなんだな?あの日のことはどう説明する?」
「……ジークアクスのパイロットは私だ……私だけだ。私が先に乗ったんだ!シュウジとのキラキラは私のだけものなのに……なんでニャアンがそこにいるんだ!!」
「君がそれを言うのか!?僕を前にして!?」
「うるさい!あそこは私の場所だろ!!」
「開きなおるな!僕が正規パイロットだ!!」
僕から目をそらしてむくれるマチュ。完全にいたずらっ子のそれだな。いかん…思わず子供みたいないい合いをしてしまった。どうも調子が狂う。一端落ち着こう、マチュが感情任せにくちばしった情報を整理する必要がある。シュウジ?というのが赤いガンダムのパイロットだろう。キラキラといのはなんだ。彼女に尋ねると
「えっ、キラキラ知らないの?アンタもジークアクスに乗ってたんでしょ?……そっかー知らないんだぁ。うーんとねぇ、世界がキラキラって色づいてね、自分が合わせなくても思い通り応えてくれるっていうかー。言葉にするのは難しいなー。あれはあれは体験した人間じゃないとちょっとねー。そっかーエグザベは知らないのかぁ。正規パイロット?なのにねー。でも落ち込むことないよ。私がちょっと凄すぎるだけだから。」
- 90二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 15:24:17
マチュさん、煽ってるww
- 91二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:37:20
ニュータイプなら見たことあるでしょってヒゲマンに言われてんの思い出した。おいたわしや
- 92二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:21:54
>>89 続きです 規制のせいで遅くなりました
彼女は途端に上機嫌になりにやけながらまくし立ててくる。サイコミュにより拡張された知覚と思念制御よる全能感をキラキラと称しているのか?……全然羨ましくないぞ。はっきりいって僕は通常制御で君に勝てるからな。
そして、自分が絵物語の主役のような特別だと思っていたのに、そこにもうひとりのニャアン?だったかにもあっさり入ってこられて覚めてしまったというところか?ふん、ざまあないな。…いかん自分まで子供じみてきた。
解釈に時間を要したが、この剥き出しの感情はとても演技とは思えない。嘘はないだろう。彼女の身柄の価値が一気に上がってしまった。残るそもそもの疑問もぶつけてみる
「最後に僕を信用した根拠は?」
「うーん?、大人なのにぬくかったから?」
「?」
「…ほら、ロッカー閉じ込めてくれたとき密着したじゃん?そんとき、こう、ぬくぬくしてたから、一か八か話してもいいかなって」
どういう意味だ?本気でわからない。お利口過ぎて面白みがない、人形みたいとか(特に同年代の女性から)言われることはあるが僕だって人間だぞ。体温はあるよ。こうゆう才人特有の抽象表現は解釈に苦しむ。…中佐ならわかるか?2人は相性が良さそうだ。対立派閥の尖兵にされでもしたら目もあてられない。2人の接触は極力避けなければならない。
「ねぇ、もういい?乗るの?乗らないの?」
彼女は決断を促す様に右手を差し出してくる。改めてちいさな手だ。これ以上は焦らせないか。決断しなければ。
「僕は軍人だ。命令違反はできない。それでもいいか」
「…それでいい。ありがとう。」
断じて、全面的に信用したわけじゃない。しかしこのまま野放しにはできない。しかし、シャリア中佐が仕切るソドン以外に拠点のないいま拘束するわけには行かない。結局手をとる以外になかった。見事にしてやられた。不思議と悪い気分ではなかった。
「やっぱり手ぬくいね。エグザベ」
「マチュの手が冷たいんじゃないか?」
「私が冷血人間だってか!?いつまで握ってんだ、キモ!」
「対等な関係で協力する以上は目上の人間に対する言葉遣いや態度も改めて貰うぞ、お嬢さん」
「いた、痛いって、折れる!ギブ!!」
今はもう少しこの手を握っていたかった。(完)
- 93二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:31:55
ジークアクス幻のエグザベルート、エピソード1終わりです
一連のSSはこのスレで拝見した様々なエグマチュ概念を参考に書かせて頂ました。ありがとうございました。 - 94二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 22:13:07
乙です!
- 95二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:10:33
乙です!
エグマチュの可能性は常にあっていい - 96二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:21:00
乙です!面白かったです!
- 97二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 15:21:08
ジークアクス幻のエグザベイフルートエピソード2その1です
私達は深夜営業のファストフード店で作戦会議を始めていた。私の考えていた計画を話すと、エグザベは頭痛を堪える様に顔をしかめ、カネバンの金庫から資金を盗む計画を話始めた所で深いため息をつかれた。
「なにか問題でもあった…?」
「問題しかないな。そんな杜撰な計画じゃ即軍警にお縄になって打ち首だ」
「エグザベみたいに?」
「っ!とにかく、計画は全部見直しだ。それよりもう遅いぞ、帰らなくて大丈夫か?」
痛い所を衝かれたのか、露骨に話題をずらしてくる。親は今日も帰らないから大丈夫と答える
「…寂しくないのか?」
「なんで?」
「………」
「どしたの?」
「何でもない。それよりなにか注文してきてくれ。空腹じゃ案も浮かばない」
いま2段重ねのバーガーのセット食べつくしたばっかじゃん、どこに消えるんだよ。パイと拝借したポテト数本で我慢の私は羨ましく思った。またブラがきつくなったんだよな。
そして協力して作戦をたて始めた。筋書きを考え、ネット上を奔走して情報を集め、電話先の知り合いにペコペコするエグザベ。ハロと戯れて場を和ませる私。うん、見事なマブだ。
明け方には、立案は完了していた。最大の問題だった資金はガンダムをパックして、荷物チェックが杜撰になるほどジオンと癒着した企業の船に乗せて貰い、地球のジオン勢力圏まで運んで貰う様に変更することで解決した。着いたら貸しがある知人に逃がして貰える手筈だ。それでも賄賂や謝礼でクラバの稼ぎとエグザベの貯金の大半は溶けたが
実行は肩透かしなほどあっさりと進んだ。一時とはいえ大事なガンダムを他人の手に委ねるようシュウジを説得できるかが最大の難所だったが
「いいよ、マチュが信じるアイツは信じられる。と、ガンダムが言っている。」
と、2つ返事で了承してくれた。おかげで突然の事態にワケワカになっていたニャアンも落ち着いてくれた。何でもお見通しのシュウジの優しさに甘える形なった。後は出港を待つのみとなった。ニャアンにサヨナラのメールだけ送って見送れば完了の筈だった。
「直接会って別れを告げてくるんだ」
スマホを取り上げたエグザベが言い出すまでは - 98二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:09:16
筆者です。
頼りになる飼い主を見つけたマチュの愛玩動物化が止まらない。
この辺は原作でヒゲマン、コモリンにお世話されていた頃のマチュが早めに出てきたと考えて下さい
このルートではエクザベ君のワンオペです - 99二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:23:23
マチュはエグザベくんの胸ぐらか私服のネクタイ引っ付かみながら背伸びしてキスしてほしい
- 100二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:39:01
- 101二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 03:06:34
連れラーメン見た過ぎる
- 102二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:50:40
>>97の続き
「黙って去るつもりか」
「辛くなるじゃん」
「直接会って別れを告げてくるんだ」
なぜそんな事をやったのかわからなかった。寂しそうに別れの文面の打つマチュをみて衝動的にスマホを取り上げてしまっていた。
「なにすんだよ、返せよ。人の物取ったら泥棒だぞ。」
「エクザベ、ドロボーダゾ」
「どの口が言ってるんだ」
窃盗前科1犯(極刑に値する)の少女はピョンピョン跳ねながら、スマホを奪い返そうとするが身長とリーチの差で届かない。ネコみたいだな。さて、理由はわからないがやってしまったものはしかたがない。脛や股間を蹴られる前に話を進めるしかない。
「取り引きだ、返して欲しかったら直接会って別れを告げてくるんだ」
「盗品を質に取り引きとか通るとおもってんの?」
「どの口が言ってるんだ。通らないなら代わりに、今回僕が肩代わりした出費は全て君に請求するが?」
「ぐっ!なんでエクザベがそんなこと言うんだ。関係ないだろ。何の得があるんだ。」
「………」
それは、僕が知りたい。
「わかったよ。いけばいいんだろ。バーカ!ドロザベ!」
「ドロザベ!、ドロザベ!」
こちらの沈黙を交渉拒否と受け取ったのか。諦めて彼女は友人2人の元に走って行った。さて、ゆっくり考えられるな。なぜこんなことをしでかしたのか。死別の多い人生を送ってきた先達としてのおせっかい?散々苦労させられた意趣がえし?気軽に友人と会う自由など失うであろう彼女への憐憫?どれもありそうな理由だ。エグザベ・オリベというじゃなければ。それがどうして三文小説のワンシーンのような行動をとるような人間だったか?
思い当たらないまま、随分時間が過ぎていたようだ。マチュがもどってくる。泣いてもどってくるかと思っていたが思いのほか晴れ晴れとした表情だった。
ハンカチを仕舞い、出港を見届けるべく立ち上がろうとしたとき突然正面マチュに抱きつかれた。くぐもった嗚咽を漏らしながら泣き出すマチュに自分は両手をあげて硬直していることしか出来なかった。
- 103二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:14:35
したり顔マチュいいね。発想をお借りしてオチまで書いてみました。チルドレンの名前は適当。
「マシュー!そんな所で逆立ちなんて無作法だからやめなさい!」「ママもやってるよ。パパなんでもいいしか言わないからメニュー考えるの大変って」
「オリーブ、出窓にのぼらないで。落ちたら怪我するからこっちにきて」「あー、マド、マド(じたばた)」
「オギャア、アンギャ」「アンナどうしてぐずってるの?!ミルク飲ませてあげたし、オシメも変えてあげたよね?泣いてたらわからないよパパ」
「こぼしちゃった」「おんぶ、おんぶ」「アーン!アーン!」「行動の気配が読めない…気づいたときには(メンタルを)やられている。これがオールレンジ攻撃!」
──────────────────────────
「ただいまー。ちび共よい子にしてたかー」
「真似すんなっていったろ、降りろ」「はーい」
「カーテン閉めるから離れろ。チキンライス作ってやんねーぞー」「…はい」
「あんたはいっつも笑ってんね、いいことあったか?」「キャッキャッ」
「ちび共の行動はどんなに予測不能に見えても、それを動かしてるのは各々の意志なんだよ。有限の手段、有限の発想、その組み合わせに過ぎないんだ。所詮子どもだからって。」
「まっヒゲマンの受け売りたけど」
「…なるほど」
───────────────────────────
「ということがありまして、中佐」
「それで私に子育てについて聞きにきたと。そういう所ですよ。」
- 104二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:46:42
マチュって懐くまでは時間かかるけど一度懐いたら向こうから裏切らなければ牙をむいたりしないし雑に甘えてきたりしそうだし、やっぱりペット感強いな…
- 105二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:36:37
がるるるる、となっているマチュ
どうどう、と抑えるエグザベ君 - 106二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:10:58
六歳差同級生シチュ
同僚時代でも良いんだけどなんかエグザベ君の方がマチュを起こしに来るイメージがある - 107二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 03:07:46
「ほら、朝だよ」
「うーん……? きゃーえっちー……おそわれるー……」
「気のない声でからかわないでちゃんと起きてくれ」 - 108二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:49:15
エグマチュの日常…
- 109二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 16:03:47
本当に今更だけどロッカーINしてる時のエグザべの囁き声すき あれがあるから余計にインモラル感が増して最高なんだ
- 110二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:42:55
>>102の続き
シュウジとニャアンにお別れをつげると、ニャアンには胸ぐら掴まれ、泣いて詰られた、ワケワカニャアンこえぇ、やっぱりあれは本物だ、絶対勝てない。でも最後はわかってくれた。シュウジはいつも通り微笑んでた。涙は、出なかった。
なのにエクザベの顔みた途端なぜか涙がこぼれてきて、思わず彼の胸に顔を埋めていた。泣き顔はブスなので見られたくなかった。エクザベの胸はやっぱりなんかぬくかった。気持ちも落ち着いてくる。エグザベが固まってるのが面白かった。気の効いた言葉なり背中撫でるなりしてみろよ。もう少しこうしていたかったのに、不安をつのらせるようなアラーム音がエグザベのスマホから鳴りそれはかなわなかった。
「え゛っな゛に!?」
「ここから別行動だ。マチュは予定通りクラバにあわせてジークアクスを持ち出せ。怪しまれないように余計なことはいうな。バトルはしなくていいから迎えにいくまで指定場所で隠れていろ。」
通話を切ってエクザベがいう。
「なに、どういうこと、説明してよ」
「できない。僕の言ったことを実行できるな」
私はただ無言で頷いた。子どもにいいきかせるように私の肩におかれた手からぬくもりが引いていった。エクザベが消えていくようで怖かった。
───────────────────────────
クラバ開始と同時街に出現した異形の巨人からの砲撃をかろうじて躱す。巨人は都心のオフィス街へ真っ直ぐ向かっている。あそこには母さんもいる、行かせる訳にはいかない。エクザベの指示を無視して飛び出し、脛へ斧を叩き込む。刃が食い込み巨人が一瞬動きを止めるが、すぐに動きだし危うく蹴り飛ばされそうになる。巨人が顔を向ける。
「今日はおまえがキラキラさせてくれるのか?」
世界が極彩色に色づき輝き始めた。でも今は自由を感じられたなかった。
- 111二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:44:52
ジークアクスを奪われた時にエグザべくんは確実にパンツを見ているから、ロッカー事件の時にマチュのパンツを確認すれば一発で分かるんじゃ…!って思ったけどそういえばあの時既に可愛い下着に変わってたんだった…
- 112二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:46:29
第一話でパンツをガッツリ見るという凄くラブコメシチュこなしてるんだよなぁ…
やっぱラブコメIF見たいぜ - 113二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:25:26
スローモーションパンツ…
- 114二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:33:38
学パロで新任教師のエグザベ先生とかやってくんねえかな
- 115二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 09:11:24
- 116二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 16:03:28
初手パンチラっていう展開のせいでラキスケが似合うなこの2人は
- 117二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:42:01
ラキスケ発動直後にニャアン&コモりんに見られて「・・・ごゆっくり」と誤解されて立ち去られるエグマチュ
- 118二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 00:11:02
「誤解された! 絶対誤解された! どうすんだよエロザベ!」
「まずエロ言うなよ!」
「うっさいエロザベ! 大体一方的に私の身体を堪能しておいて…」
「言い方」 - 119二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:32:44
>>110の続き
その4
極彩色にいろづいた世界の中で知覚が引き延ばされる。これがキラキラか?!原理はわからないが、マチュと巨大モビルスーツのに乗る少女の姿と会話をとらえる。
「逃げるのかよ!」
「逃げ回ってるのはおまえのほうだろ」
何をやってるんだ、隠れてろといった筈なのに。そんななまくらの手斧1本でなんとかなる相手じゃないことくらいはわかるだろう。彼女のスマホを取り上げたままだった事で念押しの連絡ができなかった事が悔やまれる。つくづく何であんなことしたんだあの時の僕は。自分が離れた隙を狙って中佐が事を起こすリスクを考えると飛びだす訳にはいかない。。軍人としての習性がかろうじてペダルを踏み込むを押さえ込んでいた。
「いってこい、エグザベ少尉。」
「しかし、自分は……」
「命令だ。どのみちこのままでは同じ事だ。それに親衛隊長がそう落ち着きのない有り様では士気が落ちる」
「…了解しました」
「ふん。嬉しそうに」
「ッ!決してそのような(汗)」
これから自分はキシリア様の命令で人を殺しにいくのだ。私情を挟むなど持ってのほかだ。自分の心も殺し、不要な争いが続くだけだ。
しかし、高揚しているのは確かだった。気分そのままに新たな愛機が飛翔した。
- 120二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:36:12
続きです
その5
力の差は圧倒的だった。巨人が放つ光が縦横に走り街が寸断される。正面に立っていられない。皮肉にもキラキラで研ぎ澄まされた感覚に実力の差を理解させられる。巨人は興味を失ったように悠然と進み始める。
「逃げるのかよ!」
「逃げ回ってるのはおまえのほうだろ」
キラキラの主の鶏ガラみたいな少女は振り向きもせずそう告げた。ジオンの船や軍警のモビルスーツも戦いに加わったが巨人は止まらない。分離した鎧のパーツが円を描いて飛び交い、巨大なつぶてと化す。それに皆落とされ、弾き飛ばされた。私は地面に伏して難を逃れる。
「目的が済んだら、ゆっくり遊ぼうかニュータイプ。ボクには今やるべきことがある」
「何が目的なんだ!!ニュータイプってなに!さっきからワケわかんない事ばっか言って!薬でもきめてんの?この鶏ガラ!」
私じゃ勝てない。でもできる事をやる。巨人が右手をおろすと周りを回っていた鎧のパーツが雨霰と降り注ぐ。飛んで逃げたい気持ちを抑えて巨人の足元目掛けて駆ける。もう少し。しかし、ついには降り注ぐ鉄塊に仰向けで地面に張り付けにされてしまう。最後の1手。かろうじて自由だった右手で下から斧を投げつける。虫を払うような動きで弾かれた。おしまいだ、天を仰ぐ。
「所詮こんなものか。やはり、自らの意思で進化したボクらこそニュータイプにふさわ」
私はもうそいつを見ていなかった。巨人の頭上から白いモビルスーツが稲妻の如く降下してくる。カッコいいじゃんでも私のおかげだぞ。鋭い槍で首を貫かれ悲鳴をあげることなく巨人は崩れ落ちた。
絵本の中の騎士みたいな意匠のモビルスーツからエグザベが降りてくる。
「怪我はないか?無茶をして、隠れていろといったろ」
「いいじゃん勝ったんだし。エグザベもお姫様を助ける騎士みたいでカッコよかったよ」
「姫、騎士?お互いそんな柄じゃないだろう。猟犬と猟師というところじゃないか?」
「たまに褒めればそれかよ、だれが犬だって!」
「一応褒めたつもりだったんだが?足元で気を引いてくれてたろ。それより助けてもらった礼は無しか?」
礼をいうのはしゃくだったからコクピットから飛び出して抱きしめてやった。エグザベは元通りぬくぬくしてた。 - 121二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 12:31:08
乙です
エグマチュ大活躍だ…! - 122二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 20:15:05
この喧嘩しつつ仲が深まってる感が素晴らしい⋯!
- 123二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 00:39:18
ラブコメ適性高い組み合わせと思うんだよなぁ…
- 124二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:39:45
>>120の続きです。エピローグ
「テロリストとして逮捕されてたら、ご両親に肩身の狭い思いをさせる所だったんだぞ」
「うるさいなぁ、もう耳タコだって」
一旦親元に返したマチュを迎えにいきソドンに戻る車中、彼女と何度めかの話をする。ごめんなさい、反省してますとは嘘でも言わないつもりか。母親のタマキさんから娘がご迷惑を御掛けしました。よろしくお願いいたしますと何度も頭を下げられた。
「母さんもエグザベにペコペコしなくていいのにさ。えらいのはヒゲマンでしょ」
「タマキさんも君の立場を守るために何日も寝ないで尽力してくださったんだからな」
「…ありがとうは言ったよ」
シャリア中佐は、軍警から僕を救ったマチュの顔を見てタマキさんとの関係を直感し、即座に顔見知りだった彼女に連絡をとり裏工作を進めていたらしい。…どこまでお見通しなんだ?
マチュの行った蛮行の数々は闇に葬られる事になった。軍警上層部もジオンと構えたくなかったようだ。とはいえ現場の人間が暴発しうるのは身をもって知っている。説明を受けた時の「本当に?ラッキー!ありがとヒゲマン」という発言には目眩を覚えた。
中佐は潔白とは言えないが有用という評価が下され自分は彼の監視任務を続ける事になった。加えてマチュについても懐柔しておくよう厳命された。2人との付き合いは続くらしい。
もうソドンにつく。マチュとの距離も考えておかないといけない。厳しくするだけでは駄目か?そう言えば、姫君と騎士がどうとかいってたな。そういう憧れがあるのかもしれない。貴人に対する礼法も学んでいるし、試して見る価値はあるか。助手席をあけ、恭しい態度で彼女の手をとる。
「ジオンへようこそ。アマテ・ユズリハ殿下。エスコートを務めさせて頂きます。エグザベ・オリベ少尉です。お見知り置き下さい。」
と告げるとポカンとしたあと腹を抱えて大笑いし始めた。失敗だったか、慣れないことをするものじゃないな
「うむ、苦しゅうない。善きに計らえエグザベ少尉、とりあえずジュースかってきて」
「仲がよろしくて結構ですね。ようこそマチュさん」
「あっ、ヒゲマン聞いてよ、今エグザベがむぐっ!」
厳しく躾ないと駄目だなこの駄犬は。まずはものを考えられなくなるまで走らせる所から始めて…。訓練にかこつけた調教プランの立案は手を噛まれる痛みで遮られた。(完)
- 125二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:57:15
エピソード2終わりです。
最初に浮かんだ「マチュのピンチに飛んできて一撃で強敵を屠るエグザベとそれに見惚れるマチュ」まで書けて満足です。書いている最中自分の知らなかったエグマチュが顔をみせるのは幸せな体験でした。
拙作を晒す場をつかってくれたスレ主さんとたくさんのエグマチュ概念を授けてくれた方々に改めて感謝します。次はエグマチュのスケベな短編書きたいです。