- 1二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:53:13
- 2二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:54:29
- 3二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:57:13
- 4二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 21:58:18
やっぱりなんか好きなこの概念…
- 5二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:00:50
スレ立て乙です!
好きなんだけど、語れる場所がなかなかなくてありがたい…! - 6二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:01:48
たて乙です!2人について話せる貴重な場だから嬉しい
- 7二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:04:03
- 8二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:04:33
立ておつです
- 9二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:15:09
この世界は多次元宇宙
よってエグマチュ時空もあってよい - 10二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 22:17:00
乙ありです!
語りたいですね! - 11二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 00:48:40
うーん表情豊かで良い良い…
- 12二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 04:30:53
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 04:32:00
- 14二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 09:37:15
やはり同級生CPの味
なお6歳差 - 15二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 15:23:25
- 16二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 17:25:00
軍人でも痛いものは痛い…
- 17二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 20:18:52
二人の体格差が結構あるから、エグザベがマチュのことを肩車してあげるシチュとか、ちょっと可愛いかも
マチュがかなり高い棚の物を取りたくてぴょんぴょん跳びはねていたら、エグザベが通りかかって、親切心で肩車してあげるとか
最初はマチュも「…ありがと」って素直にお礼言おうとしたのに、「お嬢さん軽すぎないか?ちゃんとご飯食べてる?」とかノンデリ発言かまして、ちょっと良い雰囲気が一瞬で台無しになるやつ… - 18二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:17:03
中佐やコモリ、果てはシャアに対してさえ友好的なのに自分に対してだけ態度が違うマチュにムッとくるエグザベくんはいるかもしれない
- 19二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 01:47:33
一種の特別扱いなのである…!
まあ二人とも何故か互いに対してだけやたら大人げないやり取りするとか良い - 20二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 09:06:07
ケンカップル…
- 21二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 13:36:03
- 22二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:25:21
- 23二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 21:55:57
- 24二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 00:49:19
エグザべがちょっと雑な対応しそうな相手ってマチュぐらいしか本当に思いつかないから、ある意味特別な相手だよね ちょっと歩み寄ればすごく仲良くなれそうなのに変に意地張ってツンツンしてしまう2人もいいぞ
- 25二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 01:04:30
何かの都合で一緒に行動するなりそれこそ飯を食うなりという流れになって
「何でお前なんだよ」って憎まれ口叩くマチュに
「そりゃこっちのセリフだ、お嬢さん」って返せるエグザベ君
いや本当にエグザベ君がこういうやりとりできる相手はマチュ位しかいないと思う
逆にマチュも普段大抵の人物にはフレンドリーだからなんかこういうモードできそうなのエグザベ君位っていうか…
- 26二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 05:18:15
幼馴染感ある
30超えたらもらってよ
…なんだろうな 先に抜け駆けすんなってプレッシャーも同時に感じるんだが? - 27二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 09:17:43
確かに幼馴染感そして互いに牽制感もあるw
実際同僚続けてたら何故か幼馴染っぽくなりそう - 28二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 12:47:38
幼馴染みみたいな年上お兄さんと年下の女の子か…
今日あったこととかを、帰り一緒になって、やいやい話してるとかあるとそれっぽい… - 29二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 18:04:57
2人でラーメン啜るような色気のないデートが似合いすぎる…行列に並びながら(普通デートでこんなところ来る?)ってジト目になるけどいざ食べたら普通に美味しくて機嫌が直ってしまうマチュ
- 30二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 22:47:09
コンビニ限定アイスとか一緒に試して欲しい
- 31二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:42:28
ラーメンとかコンビニアイスとかそういうのを二人で試してるのがめっちゃ似合うな…
- 32二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:49:54
マチュはUFOキャッチャー上手そう。エグザベ君にフィギュア取ってくれそう
- 33二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:53:50
エグザベ君の部屋に飾られてそう
マチュが部屋に行った時にずいぶんと大事にしてるじゃん…となる - 34二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:55:49
「カラーリングが少し違うんだな…」
「要らないならS河屋で売りなよ。今なら2000円ぐらいにはなるよ」
「いや、そういう意味じゃないんだ。ありがとう」 - 35二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 01:24:06
興味深く見ているんだろうか?
それはそれとしてエグザベ君は「大切にするよ」って言いそう
そして実際大切にする - 36二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 02:08:07
たぶんギャンなんだ。近衛隊長時代とイオマグ事変後の塗装がチャンポンになってるのかも
- 37二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 02:51:49
なるほどギャンか!
- 38二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 07:10:22
マチュから貰った+自分のMSのフィギュアなら、部屋の一角に飾るとき、レイアウトとこだわってケースとかも準備しそうなエグザベ君
- 39二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 09:05:04
凄く微笑ましくて良い…
- 40二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 14:06:03
お嬢さん呼びが奥さん呼びになるときはいつ頃になるのか…
- 41二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 21:00:10
マチュのくらげヘアゴムで前髪ちょんまげにされたうえに何枚も写真撮られててほしい
- 42二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 00:48:36
後ろ髪の跳ねてる部分も括られてそう
- 43二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 04:42:26
ヘアゴムでくくられるの微笑ましすぎるw
- 44二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 09:15:44
- 45二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 11:43:37
飲み友ルート…
愚痴言い合うのもいい関係性作れそう - 46二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:06:21
- 47二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:15:24
2人に子どもができたとしてどんな親子像になるかね?
案外躾に厳しいマチュが子供を甘やかしまくるエグザベ君にキレ散らかすみたいな逆転現象も面白いかも - 48二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:15:38
- 49二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 15:37:43
怒りと喜びの感情がないまぜになって珍しく情緒がおかしくなるエグザベ君は良い
その後いつも通りギャアギャア言い合いしながらかつてない程キレたMAVっプリを見せる2人に翻弄されて思惑をご破算にされ変顔でキレ捲る悪役もいい…
- 50二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:22:49
- 51二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:28:51
- 52二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:40:57
将来事を考えるなきゃいけない段階になると、過去の悲劇がちらついて関係を深める事に臆病になりマチュに問い詰められるエグザベ君は良いとおもいます
辛い過去があったぁ?
うるさい!いまは私がいんだろうが!!
おっぱい揉んどけや!!!
って、マチュはブチキレながら励ましてくれそう - 53二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 21:56:15
- 54二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:40:54
マチュは悲劇の方に触れずに「どうやってジオン国籍取れたか」を聞いて「めちゃくちゃ面倒くさい!あんたそれ全部こなしたの?スゴ・・・」とか言いそう。
逆にエグザベくんはマチュが故郷を追われて両親に会うことが叶わなくなったこと気にしそう
- 55二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 00:47:51
なんか本当に補い合える感があるね…
- 56二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 02:52:49
良い…
- 57二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 09:13:45
- 58二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 10:59:31
同僚になったイフルートで軍曹の階級をもらい、新兵をしごく鬼軍曹のイメージからすごく偉くなったと勘違いしてエグザベ君に上から口調で話かけるマチュはかわいいとおもいます
- 59二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:43:35
かわいい
それにしてもエグザベ君の下で軍曹や副隊長やったりもしくは別動隊隊長ポジやるマチュは案外はまりそう
マチュって面倒見良さそうだから一般兵の受けも良さそう - 60二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:54:28
- 61二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:01:16
- 62二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 21:16:43
そういうのも良いね!
子供というと思い出すのはこのスレ
【閲覧・CP注意?】やめて|あにまん掲示板私に乱暴する気でしょ⁉︎エロ同人みたいに‼︎キュピーン‼︎(マチュのえっちな被害妄想がエグザベの頭に流れ込む音)(なんだ、この子から破廉恥なイメージが…///)キュピーン‼︎(エグザベの脳内のえっちな…bbs.animanch.comこのスレだとエグマチュ子もジト目とかあったなぁ
そしてギャンで保育園という
- 63二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:27:26
子どもがデキたらマチュも何だかんだマジメな所あるし、2人ともしっかり育児本とか両親教室で学んだうえであわあわしてそう。
- 64二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:29:48
凄く微笑ましい状況が思い浮かぶ
なんだかんだ二人とも真面目というかマチュもちゃんとしてるところはちゃんとしてるからなぁ - 65二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:50:41
- 66二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 08:24:42
- 67二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:00:45
マチュは一人っ子だし、エグザベくんも兄弟いなさそう
- 68二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:05:31
三子も面倒見てるのにギャグを言うとは以外と余裕あるなエグザベ君
- 69二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 19:55:51
逆に考えるんだ…
普段ギャグを言わないエグザベ君が、ギャグを言ってしまうほど子ども相手にパニックになっているだと…
ママさん(マチュ)は早く帰ってきてあげて… - 70二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:56:48
オールレンジ攻撃w
確かになんか言いそうな感じがあるw - 71二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 01:00:56
帰宅後エグマチュ子達を凄くテキトーに良い感じにあやしながら、エグザベ君に
「オールレンジ攻撃はどれほど予測不可能に見えてもそれを動かしているのはこの子たちの意志なんだよ」
とかしたり顔で語るマチュはいる - 72二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 06:29:19
したり顔のママさんマチュw
エグザベ君は仕事が忙しくても積極的に育児に参加しそうなタイプだよね… - 73二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 10:18:00
イフルートのイベントを想像して書いた。マチュのキャラ崩壊酷いけどエグザベルートに入る為に仕方なかったんだ、広い心で許して下さい
6話キシリア暗殺計画/エグザベルート
「アワナイノカ?」
足元のハロが声をかける
「今日はね」
仲つつまじく餃子を包む2人をみて反射的に扉を閉めてしまった。トボトボ帰る中、先日の1件が頭をよぎる
─────────────────────
「なんでニャアンが乗ってるんだ!」
「えっ?!」
私の剣幕におびえるニャアンに更なる罵声を浴びせかけようとして…
「っ!………今日はありがと、無理させてゴメン…疲れたでしょ、後は私がごまかしておくから、ニャアンは軍警に気をつけて帰って」
うつむいたまま、自分でも呆れるほど気持ちのこもらない言葉をかける
「えっ?…うん。私こそゴメン、マチュの気持ちも考えずにはしゃいじゃって…」
困惑する彼女の背を押して送り出す。惨めだから早く目の前から消えて欲しかった - 74二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 10:37:14
続き
喉元まででかかった声を飲み込むことができた。嘘だ、飲み込んでしまった。それを吐き出す傲慢を貫く自信がなかっただけだ。ニャアンの鬼気迫る戦いにあの魔女の姿が被ってしまっていた。
自分の為に人殺す覚悟ができる?恨みや憎しみを向けられて開き直れる?頭空っぽにして追いかけられるの?ニャアンの気遣いの謝罪すら上から目線の慈善に思えて苛立たしかった。
「大変だったな、あんまり気に病むなよ」
「そーだよ、どうみても相手も殺す気だった、インガオウホウっやつだよ」
「しょせん軍人崩れだ、遠からずどっかでのたれ死んでたさ」
ナブ達の言葉も耳に入らない。人殺しをしたショックで落ち込んでいると思ってくれているだろうか?いぶかしむように見つめるアンキーを見ると無理かもしれない。
───────────────────
シュウジのアジトから逃げ出し、家路につくなかあの日の出来事が次々頭をよぎる
「くっつくなよ!」
「助けやった礼は無しか?」
軍警から助けられ、ロッカーでアイツと密着したのを思い出した。なんか妙にぬくかったなアイツ。口でいうほどキモくは無かった。シュウジと触れあってドキドキするのとは全然違う感じ。不覚にもほんの少し気持ちが緩んで頬も緩んだ。
「…最悪」
なんであの日の元凶(の1人)のこと考えて笑ってんだ私は?
気の迷いだ、えーとあれだ、ストックホルム症候群?ってヤツだ
ぬくい記憶を振り切るように駆け出すしかなかった - 75二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 17:40:13
SS来てる!
どんなエグマチュルートがあったっていい - 76二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:57:40
エグマチュは想像の余地が色々あると思っている
- 77二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:23:20
あらためてソドン合流のタイミングが本編ではなかったのは残念だ
よってIFだな! - 78二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 08:18:06
このカプの同級生感から味は広がってるなぁ
なお年の差 - 79二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 13:47:12
買い物デート中に、マチュがエグザベ君のコーデ考えてあげるっていうのもありかも
エグザベ君が普段着ないコーデになっても「似合ってる似合ってる」「ニアッテル、ニアッテル!」ってマチュとハロに押し切られてしまうんだ… - 80二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 17:32:36
良いね…
青春してるじゃん… - 81二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 19:17:39
>>74の続き
6話キシリア暗殺計画のエグザベルートその2、エグザベ視点
「まてまて!僕を撃ったって何にもならんだろう!」
「こちらの覚悟を知ってもらう」
本当に何をいっているんだこいつらは。理解できなかった。軍警の刑事は引き金に手かける
「ウソ…」
一瞬の後聞こえたのは銃声ではなく男の悲鳴だった。目の前の中年の刑事が股間を抑えて倒れる。男の後ろにいたのは見覚えのある、赤毛の少女だった。間髪入れず手にした球体を投げつけてくる。反射的に身を反らすと球体は背後の刑事の顔面、これまた人体急所の1つ人中に直撃していた。僕の体の死角からの攻撃に反応すらできなかったようだ
「メイチュウ!メイチュウ!」
それは球状のロボットだったようだ、仰向けにのされた刑事の顔の上で跳ねている。僕の回避まで計算した見事な一撃だった。完全に僕の体で死角で相手見えて無かったろ今の投擲。むちゃくちゃだが戦い慣れている、鮮やかな制圧だった。呆然とした僕を尻目に刑事たちの手から拳銃を拾い上げると投げ捨てると、彼女は険しい顔を浮かべて言う。
「あんたを探してた。私のことは覚えてるだろ。ロッカー男」「ロッカーオトコ、ロッカーオトコ」
「エグザベ・オリベだ。お嬢さん。」
あまりに酷い呼ばれ方に、つい本名を名乗ってしまう。
「私はマチュ。助けて貰った礼は無しでいい。あんたと取り引きがしたい!」
確かクランバトルでのジークアクスのパイロットの名前だ。どういうことだ?やっぱり彼女がそうなのか?
ゴトンと自分の乗った列車のポイントが切り替わりあらぬ方向へ滑り落ちはじめるような感覚を覚えた。まるでジェットコースターのように。乗ったのはいつだったか、故郷を失う前、家族と行った遊園地で遊んでいた時だったか。この怖いのにワクワクするような感覚はきっと錯覚だろう。
そうであって欲しい
- 82二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:11:50
ま、マチュさんかっけぇ…
ヒゲマンではなくマチュに助けられるルートか… - 83二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 02:11:51
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 08:13:30
マチュさん強すぎて草
- 85二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 13:48:09
マチュに引っ張られるエグザベ君は良いよね
- 86二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 19:15:20
>>81のつづき
6話キシリア暗殺計画のエグザベルートその3、マチュ視点
シュウジの隠れ家がバレた。地球行きの資金は足りない。ニャアンに代理を頼んでクラバ中金庫から金を盗むことも考えた。でも、抜け目無いアンキーなら先日の試合に出たのが私ではなく、ニァアンだと気づいているかも。バレる可能性は高い。
最悪私は両親に泣きつけば施設送りで済むだろう。そのくらいは愛されてると思う。でも、ニァアンとシュウジは?。寄る辺無い彼らを置き去りにはできない。巻き込んだ自分が何とかするしかない。でも八方塞がりだった。いつしか自分がどこをあるいているのかさえわからなくなっていた。
そんな私の閉塞感を一陣の風が吹き飛ばした。私の目の前を焦った様子のアイツが駆け抜け、背広の男たちが追いかけていく。キュピーンと稲妻が走り、あるアイデアが湧き出してでくる。私は駆け出した、ジークアクスを奪った時の様に。
───────────────────────────
不意打ちで軍警から助けて有利に取り引きを持ちかける所までは成功した。ここからが勝負だ。
「取り引き?僕の命を助けた代わりに見逃してくれとでも?お嬢さん、ジオンは甘く無いぞ。いずれ他の誰かに捕まるだけだ」
エグザベだっけ?から当然の反応が帰ってくるが、ジオンなんて相手にする気は毛頭ない。わたしが落としたいのはコイツ1人だ!虚仮にするように薄笑いを浮かべて私は返す。
「でもアンタはそれで良いの?こーんなちいさなお嬢さんに大事なモビルスーツ盗まれたって汚名を返上しないままジオンに戻れるの?」
返事はない、図星か?直感だがエグザベは孤立して、焦ってるはず。当てもなく1人で探しまわった挙げ句軍警にまで追われてるんだから。後は餌にを撒けば
「私の要求を呑めばジークアクスは返す。私の身柄もアンタに預ける。それでどう?」
「…要求を聞かせてくれ」
少しの沈黙の後、エグザベが聞いてくる。かかった。
「軍警にマークされてるマブ2人を逃がしたい。それに手と知恵を貸して欲しい」
要求はシンプル、後はどう信用させるかだ。勘だがエグザベは見た目程大人の論理に染まってない。気持ちを動かせばきっと味方してくれる。ロッカーで触れあった時の温もりが私にそう確信させていた。
- 87二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:01:52
このレスは削除されています
- 88二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:09:05
保守
- 89二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 10:02:51
>>86のつづき
エグザベルートその4
要するに、盗まれたジークアクスと自分の身柄を僕に引き渡す代わりに窮地の友人2人と赤いガンダムを逃すのに協力しろということか。先ほど救われた僕の命を含めれば人間2人とモビルスーツ1機づつの公平な取り引き、先払いで僕の命を救って誠意をみせたというのが彼女の言い分だ。
いや、おかしいだろその計算。ジークアクスは元々ジオンのだろ。まあ、彼女に奪われなければ軍警に押さえられて国際問題にまで発展していたところだった。結果オーライと飲み込むとしよう。
さて、ジークアクスとお嬢さんを確保すれば僕の保身はできる。赤いガンダムは中佐の拘りだしあれ以降確保に積極的ではない。他2人の身柄も今回確保できなくても良いだろう。
問題は、彼女がオメガサイコミュ起動したのかどうかだ。マチュはあの日自分といた。そこは確認する必要がある。それいかんで彼女の身柄の価値は天地の差になる。
「君がジークアクスを動かしていたのは確かなんだな?あの日のことはどう説明する?」
「……ジークアクスのパイロットは私だ……私だけだ。私が先に乗ったんだ!シュウジとのキラキラは私のだけものなのに……なんでニャアンがそこにいるんだ!!」
「君がそれを言うのか!?僕を前にして!?」
「うるさい!あそこは私の場所だろ!!」
「開きなおるな!僕が正規パイロットだ!!」
僕から目をそらしてむくれるマチュ。完全にいたずらっ子のそれだな。いかん…思わず子供みたいないい合いをしてしまった。どうも調子が狂う。一端落ち着こう、マチュが感情任せにくちばしった情報を整理する必要がある。シュウジ?というのが赤いガンダムのパイロットだろう。キラキラといのはなんだ。彼女に尋ねると
「えっ、キラキラ知らないの?アンタもジークアクスに乗ってたんでしょ?……そっかー知らないんだぁ。うーんとねぇ、世界がキラキラって色づいてね、自分が合わせなくても思い通り応えてくれるっていうかー。言葉にするのは難しいなー。あれはあれは体験した人間じゃないとちょっとねー。そっかーエグザベは知らないのかぁ。正規パイロット?なのにねー。でも落ち込むことないよ。私がちょっと凄すぎるだけだから。」
- 90二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 15:24:17
マチュさん、煽ってるww
- 91二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:37:20
ニュータイプなら見たことあるでしょってヒゲマンに言われてんの思い出した。おいたわしや
- 92二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:21:54
>>89 続きです 規制のせいで遅くなりました
彼女は途端に上機嫌になりにやけながらまくし立ててくる。サイコミュにより拡張された知覚と思念制御よる全能感をキラキラと称しているのか?……全然羨ましくないぞ。はっきりいって僕は通常制御で君に勝てるからな。
そして、自分が絵物語の主役のような特別だと思っていたのに、そこにもうひとりのニャアン?だったかにもあっさり入ってこられて覚めてしまったというところか?ふん、ざまあないな。…いかん自分まで子供じみてきた。
解釈に時間を要したが、この剥き出しの感情はとても演技とは思えない。嘘はないだろう。彼女の身柄の価値が一気に上がってしまった。残るそもそもの疑問もぶつけてみる
「最後に僕を信用した根拠は?」
「うーん?、大人なのにぬくかったから?」
「?」
「…ほら、ロッカー閉じ込めてくれたとき密着したじゃん?そんとき、こう、ぬくぬくしてたから、一か八か話してもいいかなって」
どういう意味だ?本気でわからない。お利口過ぎて面白みがない、人形みたいとか(特に同年代の女性から)言われることはあるが僕だって人間だぞ。体温はあるよ。こうゆう才人特有の抽象表現は解釈に苦しむ。…中佐ならわかるか?2人は相性が良さそうだ。対立派閥の尖兵にされでもしたら目もあてられない。2人の接触は極力避けなければならない。
「ねぇ、もういい?乗るの?乗らないの?」
彼女は決断を促す様に右手を差し出してくる。改めてちいさな手だ。これ以上は焦らせないか。決断しなければ。
「僕は軍人だ。命令違反はできない。それでもいいか」
「…それでいい。ありがとう。」
断じて、全面的に信用したわけじゃない。しかしこのまま野放しにはできない。しかし、シャリア中佐が仕切るソドン以外に拠点のないいま拘束するわけには行かない。結局手をとる以外になかった。見事にしてやられた。不思議と悪い気分ではなかった。
「やっぱり手ぬくいね。エグザベ」
「マチュの手が冷たいんじゃないか?」
「私が冷血人間だってか!?いつまで握ってんだ、キモ!」
「対等な関係で協力する以上は目上の人間に対する言葉遣いや態度も改めて貰うぞ、お嬢さん」
「いた、痛いって、折れる!ギブ!!」
今はもう少しこの手を握っていたかった。(完)
- 93二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:31:55
ジークアクス幻のエグザベルート、エピソード1終わりです
一連のSSはこのスレで拝見した様々なエグマチュ概念を参考に書かせて頂ました。ありがとうございました。 - 94二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 22:13:07
乙です!
- 95二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:10:33
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:21:00
乙です!面白かったです!
- 97二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 15:21:08
ジークアクス幻のエグザベイフルートエピソード2その1です
私達は深夜営業のファストフード店で作戦会議を始めていた。私の考えていた計画を話すと、エグザベは頭痛を堪える様に顔をしかめ、カネバンの金庫から資金を盗む計画を話始めた所で深いため息をつかれた。
「なにか問題でもあった…?」
「問題しかないな。そんな杜撰な計画じゃ即軍警にお縄になって打ち首だ」
「エグザベみたいに?」
「っ!とにかく、計画は全部見直しだ。それよりもう遅いぞ、帰らなくて大丈夫か?」
痛い所を衝かれたのか、露骨に話題をずらしてくる。親は今日も帰らないから大丈夫と答える
「…寂しくないのか?」
「なんで?」
「………」
「どしたの?」
「何でもない。それよりなにか注文してきてくれ。空腹じゃ案も浮かばない」
いま2段重ねのバーガーのセット食べつくしたばっかじゃん、どこに消えるんだよ。パイと拝借したポテト数本で我慢の私は羨ましく思った。またブラがきつくなったんだよな。
そして協力して作戦をたて始めた。筋書きを考え、ネット上を奔走して情報を集め、電話先の知り合いにペコペコするエグザベ。ハロと戯れて場を和ませる私。うん、見事なマブだ。
明け方には、立案は完了していた。最大の問題だった資金はガンダムをパックして、荷物チェックが杜撰になるほどジオンと癒着した企業の船に乗せて貰い、地球のジオン勢力圏まで運んで貰う様に変更することで解決した。着いたら貸しがある知人に逃がして貰える手筈だ。それでも賄賂や謝礼でクラバの稼ぎとエグザベの貯金の大半は溶けたが
実行は肩透かしなほどあっさりと進んだ。一時とはいえ大事なガンダムを他人の手に委ねるようシュウジを説得できるかが最大の難所だったが
「いいよ、マチュが信じるアイツは信じられる。と、ガンダムが言っている。」
と、2つ返事で了承してくれた。おかげで突然の事態にワケワカになっていたニャアンも落ち着いてくれた。何でもお見通しのシュウジの優しさに甘える形なった。後は出港を待つのみとなった。ニャアンにサヨナラのメールだけ送って見送れば完了の筈だった。
「直接会って別れを告げてくるんだ」
スマホを取り上げたエグザベが言い出すまでは - 98二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:09:16
筆者です。
頼りになる飼い主を見つけたマチュの愛玩動物化が止まらない。
この辺は原作でヒゲマン、コモリンにお世話されていた頃のマチュが早めに出てきたと考えて下さい
このルートではエクザベ君のワンオペです - 99二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:23:23
マチュはエグザベくんの胸ぐらか私服のネクタイ引っ付かみながら背伸びしてキスしてほしい
- 100二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:39:01
- 101二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 03:06:34
連れラーメン見た過ぎる
- 102二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:50:40
>>97の続き
「黙って去るつもりか」
「辛くなるじゃん」
「直接会って別れを告げてくるんだ」
なぜそんな事をやったのかわからなかった。寂しそうに別れの文面の打つマチュをみて衝動的にスマホを取り上げてしまっていた。
「なにすんだよ、返せよ。人の物取ったら泥棒だぞ。」
「エクザベ、ドロボーダゾ」
「どの口が言ってるんだ」
窃盗前科1犯(極刑に値する)の少女はピョンピョン跳ねながら、スマホを奪い返そうとするが身長とリーチの差で届かない。ネコみたいだな。さて、理由はわからないがやってしまったものはしかたがない。脛や股間を蹴られる前に話を進めるしかない。
「取り引きだ、返して欲しかったら直接会って別れを告げてくるんだ」
「盗品を質に取り引きとか通るとおもってんの?」
「どの口が言ってるんだ。通らないなら代わりに、今回僕が肩代わりした出費は全て君に請求するが?」
「ぐっ!なんでエクザベがそんなこと言うんだ。関係ないだろ。何の得があるんだ。」
「………」
それは、僕が知りたい。
「わかったよ。いけばいいんだろ。バーカ!ドロザベ!」
「ドロザベ!、ドロザベ!」
こちらの沈黙を交渉拒否と受け取ったのか。諦めて彼女は友人2人の元に走って行った。さて、ゆっくり考えられるな。なぜこんなことをしでかしたのか。死別の多い人生を送ってきた先達としてのおせっかい?散々苦労させられた意趣がえし?気軽に友人と会う自由など失うであろう彼女への憐憫?どれもありそうな理由だ。エグザベ・オリベというじゃなければ。それがどうして三文小説のワンシーンのような行動をとるような人間だったか?
思い当たらないまま、随分時間が過ぎていたようだ。マチュがもどってくる。泣いてもどってくるかと思っていたが思いのほか晴れ晴れとした表情だった。
ハンカチを仕舞い、出港を見届けるべく立ち上がろうとしたとき突然正面マチュに抱きつかれた。くぐもった嗚咽を漏らしながら泣き出すマチュに自分は両手をあげて硬直していることしか出来なかった。
- 103二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:14:35
したり顔マチュいいね。発想をお借りしてオチまで書いてみました。チルドレンの名前は適当。
「マシュー!そんな所で逆立ちなんて無作法だからやめなさい!」「ママもやってるよ。パパなんでもいいしか言わないからメニュー考えるの大変って」
「オリーブ、出窓にのぼらないで。落ちたら怪我するからこっちにきて」「あー、マド、マド(じたばた)」
「オギャア、アンギャ」「アンナどうしてぐずってるの?!ミルク飲ませてあげたし、オシメも変えてあげたよね?泣いてたらわからないよパパ」
「こぼしちゃった」「おんぶ、おんぶ」「アーン!アーン!」「行動の気配が読めない…気づいたときには(メンタルを)やられている。これがオールレンジ攻撃!」
──────────────────────────
「ただいまー。ちび共よい子にしてたかー」
「真似すんなっていったろ、降りろ」「はーい」
「カーテン閉めるから離れろ。チキンライス作ってやんねーぞー」「…はい」
「あんたはいっつも笑ってんね、いいことあったか?」「キャッキャッ」
「ちび共の行動はどんなに予測不能に見えても、それを動かしてるのは各々の意志なんだよ。有限の手段、有限の発想、その組み合わせに過ぎないんだ。所詮子どもだからって。」
「まっヒゲマンの受け売りたけど」
「…なるほど」
───────────────────────────
「ということがありまして、中佐」
「それで私に子育てについて聞きにきたと。そういう所ですよ。」
- 104二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:46:42
マチュって懐くまでは時間かかるけど一度懐いたら向こうから裏切らなければ牙をむいたりしないし雑に甘えてきたりしそうだし、やっぱりペット感強いな…
- 105二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:36:37
がるるるる、となっているマチュ
どうどう、と抑えるエグザベ君 - 106二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:10:58
六歳差同級生シチュ
同僚時代でも良いんだけどなんかエグザベ君の方がマチュを起こしに来るイメージがある - 107二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 03:07:46
「ほら、朝だよ」
「うーん……? きゃーえっちー……おそわれるー……」
「気のない声でからかわないでちゃんと起きてくれ」 - 108二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:49:15
エグマチュの日常…
- 109二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 16:03:47
本当に今更だけどロッカーINしてる時のエグザべの囁き声すき あれがあるから余計にインモラル感が増して最高なんだ
- 110二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:42:55
>>102の続き
シュウジとニャアンにお別れをつげると、ニャアンには胸ぐら掴まれ、泣いて詰られた、ワケワカニャアンこえぇ、やっぱりあれは本物だ、絶対勝てない。でも最後はわかってくれた。シュウジはいつも通り微笑んでた。涙は、出なかった。
なのにエクザベの顔みた途端なぜか涙がこぼれてきて、思わず彼の胸に顔を埋めていた。泣き顔はブスなので見られたくなかった。エクザベの胸はやっぱりなんかぬくかった。気持ちも落ち着いてくる。エグザベが固まってるのが面白かった。気の効いた言葉なり背中撫でるなりしてみろよ。もう少しこうしていたかったのに、不安をつのらせるようなアラーム音がエグザベのスマホから鳴りそれはかなわなかった。
「え゛っな゛に!?」
「ここから別行動だ。マチュは予定通りクラバにあわせてジークアクスを持ち出せ。怪しまれないように余計なことはいうな。バトルはしなくていいから迎えにいくまで指定場所で隠れていろ。」
通話を切ってエクザベがいう。
「なに、どういうこと、説明してよ」
「できない。僕の言ったことを実行できるな」
私はただ無言で頷いた。子どもにいいきかせるように私の肩におかれた手からぬくもりが引いていった。エクザベが消えていくようで怖かった。
───────────────────────────
クラバ開始と同時街に出現した異形の巨人からの砲撃をかろうじて躱す。巨人は都心のオフィス街へ真っ直ぐ向かっている。あそこには母さんもいる、行かせる訳にはいかない。エクザベの指示を無視して飛び出し、脛へ斧を叩き込む。刃が食い込み巨人が一瞬動きを止めるが、すぐに動きだし危うく蹴り飛ばされそうになる。巨人が顔を向ける。
「今日はおまえがキラキラさせてくれるのか?」
世界が極彩色に色づき輝き始めた。でも今は自由を感じられたなかった。
- 111二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:44:52
ジークアクスを奪われた時にエグザべくんは確実にパンツを見ているから、ロッカー事件の時にマチュのパンツを確認すれば一発で分かるんじゃ…!って思ったけどそういえばあの時既に可愛い下着に変わってたんだった…
- 112二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:46:29
第一話でパンツをガッツリ見るという凄くラブコメシチュこなしてるんだよなぁ…
やっぱラブコメIF見たいぜ - 113二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:25:26
スローモーションパンツ…
- 114二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:33:38
学パロで新任教師のエグザベ先生とかやってくんねえかな
- 115二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 09:11:24
- 116二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 16:03:28
初手パンチラっていう展開のせいでラキスケが似合うなこの2人は
- 117二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:42:01
ラキスケ発動直後にニャアン&コモりんに見られて「・・・ごゆっくり」と誤解されて立ち去られるエグマチュ
- 118二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 00:11:02
「誤解された! 絶対誤解された! どうすんだよエロザベ!」
「まずエロ言うなよ!」
「うっさいエロザベ! 大体一方的に私の身体を堪能しておいて…」
「言い方」 - 119二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:32:44
>>110の続き
その4
極彩色にいろづいた世界の中で知覚が引き延ばされる。これがキラキラか?!原理はわからないが、マチュと巨大モビルスーツのに乗る少女の姿と会話をとらえる。
「逃げるのかよ!」
「逃げ回ってるのはおまえのほうだろ」
何をやってるんだ、隠れてろといった筈なのに。そんななまくらの手斧1本でなんとかなる相手じゃないことくらいはわかるだろう。彼女のスマホを取り上げたままだった事で念押しの連絡ができなかった事が悔やまれる。つくづく何であんなことしたんだあの時の僕は。自分が離れた隙を狙って中佐が事を起こすリスクを考えると飛びだす訳にはいかない。。軍人としての習性がかろうじてペダルを踏み込むを押さえ込んでいた。
「いってこい、エグザベ少尉。」
「しかし、自分は……」
「命令だ。どのみちこのままでは同じ事だ。それに親衛隊長がそう落ち着きのない有り様では士気が落ちる」
「…了解しました」
「ふん。嬉しそうに」
「ッ!決してそのような(汗)」
これから自分はキシリア様の命令で人を殺しにいくのだ。私情を挟むなど持ってのほかだ。自分の心も殺し、不要な争いが続くだけだ。
しかし、高揚しているのは確かだった。気分そのままに新たな愛機が飛翔した。
- 120二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:36:12
続きです
その5
力の差は圧倒的だった。巨人が放つ光が縦横に走り街が寸断される。正面に立っていられない。皮肉にもキラキラで研ぎ澄まされた感覚に実力の差を理解させられる。巨人は興味を失ったように悠然と進み始める。
「逃げるのかよ!」
「逃げ回ってるのはおまえのほうだろ」
キラキラの主の鶏ガラみたいな少女は振り向きもせずそう告げた。ジオンの船や軍警のモビルスーツも戦いに加わったが巨人は止まらない。分離した鎧のパーツが円を描いて飛び交い、巨大なつぶてと化す。それに皆落とされ、弾き飛ばされた。私は地面に伏して難を逃れる。
「目的が済んだら、ゆっくり遊ぼうかニュータイプ。ボクには今やるべきことがある」
「何が目的なんだ!!ニュータイプってなに!さっきからワケわかんない事ばっか言って!薬でもきめてんの?この鶏ガラ!」
私じゃ勝てない。でもできる事をやる。巨人が右手をおろすと周りを回っていた鎧のパーツが雨霰と降り注ぐ。飛んで逃げたい気持ちを抑えて巨人の足元目掛けて駆ける。もう少し。しかし、ついには降り注ぐ鉄塊に仰向けで地面に張り付けにされてしまう。最後の1手。かろうじて自由だった右手で下から斧を投げつける。虫を払うような動きで弾かれた。おしまいだ、天を仰ぐ。
「所詮こんなものか。やはり、自らの意思で進化したボクらこそニュータイプにふさわ」
私はもうそいつを見ていなかった。巨人の頭上から白いモビルスーツが稲妻の如く降下してくる。カッコいいじゃんでも私のおかげだぞ。鋭い槍で首を貫かれ悲鳴をあげることなく巨人は崩れ落ちた。
絵本の中の騎士みたいな意匠のモビルスーツからエグザベが降りてくる。
「怪我はないか?無茶をして、隠れていろといったろ」
「いいじゃん勝ったんだし。エグザベもお姫様を助ける騎士みたいでカッコよかったよ」
「姫、騎士?お互いそんな柄じゃないだろう。猟犬と猟師というところじゃないか?」
「たまに褒めればそれかよ、だれが犬だって!」
「一応褒めたつもりだったんだが?足元で気を引いてくれてたろ。それより助けてもらった礼は無しか?」
礼をいうのはしゃくだったからコクピットから飛び出して抱きしめてやった。エグザベは元通りぬくぬくしてた。 - 121二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 12:31:08
乙です
エグマチュ大活躍だ…! - 122二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 20:15:05
この喧嘩しつつ仲が深まってる感が素晴らしい⋯!
- 123二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 00:39:18
ラブコメ適性高い組み合わせと思うんだよなぁ…
- 124二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:39:45
>>120の続きです。エピローグ
「テロリストとして逮捕されてたら、ご両親に肩身の狭い思いをさせる所だったんだぞ」
「うるさいなぁ、もう耳タコだって」
一旦親元に返したマチュを迎えにいきソドンに戻る車中、彼女と何度めかの話をする。ごめんなさい、反省してますとは嘘でも言わないつもりか。母親のタマキさんから娘がご迷惑を御掛けしました。よろしくお願いいたしますと何度も頭を下げられた。
「母さんもエグザベにペコペコしなくていいのにさ。えらいのはヒゲマンでしょ」
「タマキさんも君の立場を守るために何日も寝ないで尽力してくださったんだからな」
「…ありがとうは言ったよ」
シャリア中佐は、軍警から僕を救ったマチュの顔を見てタマキさんとの関係を直感し、即座に顔見知りだった彼女に連絡をとり裏工作を進めていたらしい。…どこまでお見通しなんだ?
マチュの行った蛮行の数々は闇に葬られる事になった。軍警上層部もジオンと構えたくなかったようだ。とはいえ現場の人間が暴発しうるのは身をもって知っている。説明を受けた時の「本当に?ラッキー!ありがとヒゲマン」という発言には目眩を覚えた。
中佐は潔白とは言えないが有用という評価が下され自分は彼の監視任務を続ける事になった。加えてマチュについても懐柔しておくよう厳命された。2人との付き合いは続くらしい。
もうソドンにつく。マチュとの距離も考えておかないといけない。厳しくするだけでは駄目か?そう言えば、姫君と騎士がどうとかいってたな。そういう憧れがあるのかもしれない。貴人に対する礼法も学んでいるし、試して見る価値はあるか。助手席をあけ、恭しい態度で彼女の手をとる。
「ジオンへようこそ。アマテ・ユズリハ殿下。エスコートを務めさせて頂きます。エグザベ・オリベ少尉です。お見知り置き下さい。」
と告げるとポカンとしたあと腹を抱えて大笑いし始めた。失敗だったか、慣れないことをするものじゃないな
「うむ、苦しゅうない。善きに計らえエグザベ少尉、とりあえずジュースかってきて」
「仲がよろしくて結構ですね。ようこそマチュさん」
「あっ、ヒゲマン聞いてよ、今エグザベがむぐっ!」
厳しく躾ないと駄目だなこの駄犬は。まずはものを考えられなくなるまで走らせる所から始めて…。訓練にかこつけた調教プランの立案は手を噛まれる痛みで遮られた。(完)
- 125二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:57:15
エピソード2終わりです。
最初に浮かんだ「マチュのピンチに飛んできて一撃で強敵を屠るエグザベとそれに見惚れるマチュ」まで書けて満足です。書いている最中自分の知らなかったエグマチュが顔をみせるのは幸せな体験でした。
拙作を晒す場をつかってくれたスレ主さんとたくさんのエグマチュ概念を授けてくれた方々に改めて感謝します。次はエグマチュのスケベな短編書きたいです。 - 126二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 16:35:19
乙、素晴らしいSSをありがとう…!
すけべも待ってる - 127二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 00:24:40
- 128二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 09:17:47
素晴らしいSSをありがとう
やっぱりエグマチュは少女漫画もいいけど少年漫画の爽やかラブコメが似合うと思うんだ - 129二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 19:00:20
スケベな短編…!?(ガタッ)(椅子から立ち上がる音)
- 130二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 00:06:58
やっぱり同僚ルート見たいぜ
そして後ろでヒゲマンが悪い顔してるんだ… - 131二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 01:09:31
何気なくマチュの髪をいじるエグザベ君
それくらい仲の良くなった二人 - 132二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 09:47:03
デートとは思わず飯食いに行ってくれ
- 133二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 12:41:26
個人的意見なんですが仕事の話をしながら牛丼屋でガツガツ飯食ってて欲しいんですよ
- 134二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 15:33:27
おまたせ。数回に分けて投稿します。注。例によって広い心で読んで下さい
スケベな挑発を繰り返していたマチュが18歳の誕生日デートで豹変したエグザベ君にテンパってワケワカになる話
その1
今日はアマテ・ユズリハ18歳のお誕生日。大人の仲間入りだ。毎年家族で過ごしていた誕生日だがエグザベに誘われてデートすることになった。
アイツからのお誘いは初めてだな。場所はマスコット達がイルミネーションで飾られた園内を練り歩くナイトパレードが有名なテーマパークだ。ド定番選ぶ辺りエグザベらしい。園内にホテルもあるけど競争が激しくて数ヶ月前でも抽選だし、チケットの値段が高騰してるんだよね。子供のころ母さんにねだって困らせたのを思い出す。
もうすぐ約束の時間と場所だ。会う前に身だしなみのチェック。今日のコーデは大人っぽく落ち着いたデザインのスプリングコート。…の下は大胆に桜色のミニスカートと身体にフィットした白のノースリーブブラウスという2段構えだ。肩や脚は元より、普段はきっちり閉じるトップのボタンも2つあけて最大限露出してある。下着も見えて恥ずかしく無いようにオシャレなのを選んだ。コート脱いだらあたふたするエグザベが目に浮かぶな。前のデートを思い出す。
「写真一枚とるのに近づきすぎだ!」
「照れんなよ。ほらもっと顔近づけて♡」
現在のスマホの待ち受けはあたふたするエグザベの頬に流し目でキスする自撮り写真だ。
「お客様カップルですか?証明にハグしていただければ、カップル割が使えますがいかがいたしますか?」
「いえ僕らは…」
「はーいカップルでーす♡」
「人前で抱きつくな。っていうか当たってる!」
「当ててんだよ。うれしーくせに♡」
エグザベ両手上げて固まってちゃってたな。店員さんクスクス笑ってたぞ。
「ほら、したむいてないで、こっちみて写真撮って♡」
「撮れるか!そんな格好で登るな!見えてるんだよ!」
「ほらスカート抑えたから、早く♡」
「わかったよ…、って!きみはどうしてそんなひどい嘘がつけるんだ?!」
ミニスカートで観光名所の像に登ってサービスもしてやったっけなー。
初で純情な反応が楽しくてついエスカレートしてしまった。大人のくせにかわいいエグザベがわるいんだぞ。
- 135二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 15:40:58
続き
思い出を馳せるうちに待ち合わせ場所に到着する。
「ごめん待った?」
「いや、今来た所だ。」
エグザベは定番のジャケットルックだ。ニャアンもだけど身長あって細身だから何着せても似合うな。チビで凹凸の大きい私には羨ましい。さて、ムカついたから先制パンチいれとくか。
「歩いてたら暑くなっちゃった。コート、預かって貰ってていい?」
「!。今日はいつにもまして大胆な格好だな。でも華やかでかわいいマチュに良く似合ってる。」
さらりと褒められてしまった。あれ?"いくら何でも人前で肌出しすぎだろ!浮かれるのも程があるぞ!"なんて反応を予想していたのだが。…調子狂うな。
「ちょっと冒険しすぎて怒られるかなって思ってたんだけど…」
「今日から大人だろ。マチュの選択は尊重するよ。誕生日おめでとうマチュ。」
「ありがと…」
「開園の時間だ、今日は目一杯楽しもう。はぐれるといけないから手をつないで行こう。」
「えっ!…うん」
…様子が変だぞ。こいつ、本当にエグザベか? - 136二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 15:52:40
- 137二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 22:33:20
地毛マチュをイメージするのも楽しい
- 138二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 03:25:56
エグザベ君が近い親戚のお兄さんとかだったら滅茶苦茶マチュの事世話焼くんだろうなって
同僚時空でもそうなるか - 139二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 10:51:11
待ってます
- 140二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 13:00:55
>>135の続き
「ぎゃー!幽霊!怖い!」
「またわざとか?でもあざといマチュも可愛いな。」
「…本当に怖かったんだから」
「エグザベもやらないの?トランポリン楽しいよ」
「ここから跳ねるマチュを見てる方が楽しいな。目の保養にもなる。…今日はかわいいの履いてるんだな」
「…見てたなスケベ。金払え。」
「知ってるか?非認可の風俗も押し売りも違法だぞ。」
「相乗りで射撃と操縦を分担する親子やカップル向けのMS戦シュミレーターだって。これやりたい!」
「膝の上に人を乗せて操縦するのかか。やったこと無いけどMS操縦なら本職だしなんとかなるかな。」
「右だって右向けろ!どこみてんの本職!」
「君の揺れてる胸元。それとお尻の柔らかい感触が気になって全く画面集中できない。」
「ッ!思ってても口に出すな!セクハラ!ライン越えだぞ!」
色々仕掛けたがいつものあたふたした反応は帰って来ない。普通に楽しいんだけどさ。女馴れした態度に調子を狂わされて逆に恥ずかしくなってくる。人目が気になり、開けていた胸元のボタンを閉じる。しきりにスカートの裾を伸ばしてしまう。エグザベに難色示された時用に無難な代えも用意してあったのだが、ベタ誉めされた後では出しづらい。
心に凝りを残しつつも、1日遊び歩き園内で夕食をとる。サービスでバースデーケーキもついてきた。マスコットの着ぐるみ達とエグザベに歌って貰い、最後に蝋燭吹き消す。こんなの久しぶりだな。配膳を待つ間、エグザベが綺麗に包装された箱を手渡してくる。
「これは僕からのプレゼントだ」
「開けていい?………あっ、これ」
以前から欲しかった、高級ブランドのクラゲをデザインしたピアスだった。
「以前ショーケースの前で釘付けになってたろ。」
「…ありがと。覚えててくれたんだ。」
目の前にいるのは間違いなくエグザベだ。高い代金を負担してくれた以上に、思い出を共有してくれていることが嬉しかった。
- 141二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 13:10:54
>>140の続き
一杯だけの約束でのんだお酒の力を借りて思いきって今朝からの疑問を口にする。
「…エグザベさ、いつもと違ったね?前は私が悪戯すると奥手というかお堅い反応をしてたよね。今日は余裕があるって言うか…。」
「?。ああ、今日の僕が素なんだろう。学生時代から恋人相手に浮かれてる時はこんな感じだったよ。君との今までの関係が特殊だったんだ。ジオンはいま新女王を迎えて綱紀粛正が進んでる。士官が未成年者に手を出してるなんて噂が立つだけでも迷惑がかかるんだ。どこにゴシップ記者がいるかわからないと過敏になってたかもしれない」
あー、そーいう理由?って言うか恋人いたの?初耳だぞ。
「…あのエグザベは恋人いたことがあるの?」
「?。そりゃこの歳で無い方が不自然だろう。過去に関係を持った女性の2人や3人はいるさ。」
事も無げにいわれてしまった。…経験豊富デスネ。まあ、顔もスタイルも人柄も良いから普通に考えたらモテるよね……。
「そろそろホテルにいこうか。2人部屋を抑えてる。窓から見えるパレードが綺麗らしい」
「ホテル?!?!!…とってたの?!」
驚愕する私。ホテル!?2人部屋って言った!?
「タマキさんから子供のころねだられて困ったと聞いてね。何ヵ月も前から苦労して予約してたんだ。驚く顔がみたくて黙ってたけど、喜んで貰って嬉しいよ。」
嬉しくて驚いたんじゃないよ!今日ここでいたすつもりか?!
愛玩犬だと思ってからかっていたのは、規律の鎖で繋がれていた猟犬だった。鎖が外される今日この日に迅速、効率的、無慈悲に獲物を仕留めるべく牙を研いで待っていたのだ。
- 142二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:35:45
投稿乙!
牙を研ぐかーw - 143二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 01:38:07
パイスー来て休憩してる同僚の二人
「うぇ……」
「どうしたお嬢さん」
「これ、自販機に新しいドリンクが入ってたんだけどマズイ」
「そんな顔に出るレベルでか」
「飲んでみ」
「……マズイな」
「ホラね」 - 144二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 09:06:53
>>141の続き
まずい、エグザベは今日私を別な意味でも大人にする気だ。
「あの…急な外泊はちょっと…親が許してくれないかな…」
「タマキさんの了承は頂いてる。」
根回し済み?!慌てて電話する、可愛い娘のピンチだよ。駄目って言って!
「いいわよ。エグザベさんなら安心だわ。アマテももう大人ですものね。母さんも若い頃を思い出すわ。今は落ち着いてるけど若い頃はお父さんも─」
切った。やめて、自分の誕生秘話とか聞きたくない。知り合いの女性に片っ端から救援のメッセージを送る。
『何度やり直しても、あなたはエグザベさんに抱かれてしまう。私はあなたを守ることができないのよ』
『お姉さまの気持ち考えろ。初めてが"恋人さん"じゃないだけラッキー。』
『逃げたらパークごと焼く。火葬場は大きい方がいい…全部燃えてしまえ。』
『大人をからかうお遊びだったのに取り返しのつかないことになっちゃったわね。エグザベ君に避妊具は持たせておいたから。私の私物よ、感謝しなさい!』
『煽った男に迫られて泣きつくとかダサすぎるんだよ。馬鹿な女、もう後戻りできないよ。』
『マチュはエグザベ少尉のこと好きじゃないの?もしかして自慢?なめんなぁ!くそがぁぁぁ!!』
『ここでお預けされたら僕ならこの世界を終わらせる。と、ガンダムがいっている』
各位から暖かい返信が続々と寄せられた。人望あるね私。…シュウジは女子面して混ざってこないで向こうに帰って。運命を変える謎のメッセージがこないかと画面を凝視するが音沙汰なし。ジークアクスは今日は私の側にいてくれなかった…。自分でなんとかするしかない。
「……アマテにはまだちょっと早いかなって。お互いの気持ちを確かめながら、ゆっくり関係を深めたいな。なーんて。ダメ?」
「散々破廉恥な悪戯で僕を困らせておいてそれは通らないぞ。その気が無かったとは言わせないからな。」
真顔で正論を返され、ぐうの音も出ない。
「もういいだろ。そろそろ行こうか。」
万策尽きた。エグザベが私の手を掴んで引っ張り上げる。力つよッ。ロッカーの件思い出してしまう。腰を抱かれて連行されてしまう。………でも真剣なエグザベの横顔ちょっと格好良い♡錯乱している間に私はホテルに連れ込まれていた。
- 145二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 12:28:23
- 146二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 14:06:59
つーかコモリはなんでサイズを把握してんだw
- 147二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 14:44:55
>>141のつづき
ラブコメパートは今回まで終わり。想像以上に伸びた。やっとスケベに手がかかりました。
「本当に綺麗なイルミネーションだ。マチュと出会わなかったら生でみる機会なんて無かったよ。作り物と侮ってたけどそれを作る人間の思いは本物なんだな。……人が良いこと言っている時に閉め出そうとするな。」
チッ。ベランダでナイトパレードに見惚れてる隙にこっそり窓を閉めてやろうと思ったが感づかれた。後ろに目が付いてるのかこいつ。…そういえばニュータイプだったね。
「…まずシャワー浴びない?私時間かかるから、先に─」
「その間に逃げるつもりか?……その反応は図星だな。今日は逃がさないからな」
にこやかに微笑まれた。ダメだ隙がない。
悪あがきをあしらわれ、ベッドに腰掛けさせられる。これから自分に起こる事態を想像すると動悸が収まらない。なにここ、お花畑恋愛脳乙女向け小女漫画の世界?クラスメイトとゲラゲラ笑いながら読んでた記憶がよみがえる。
不意に明かりが消されて動揺してしまう。ベッドに腰掛ける私の隣にエグザベが静かに腰を降ろすのが気配でわかった。びくつく私の頭を子供をあやすみたいに撫でる。生理的な作用か、僅かに緊張が解れた。
腿に触れられる。どうしていいかわからず私は身動きできずにいた。生足にエグザベの掌からじんわり体温が伝わってくる。ゆっくりエグザベの手が動く。くすぐったいのに気持ちいい。逃れようと後退りするが、動きに合わせて仰向けに押し倒されてしまう。間近にエグザベの顔が迫る。気恥ずかしくて顔を背けると顎を下から掴まれる。お揃いのグリーンの瞳同士があってしまう。多くの悲劇を経験してなお曇りひとつない瞳から、言葉で形容できない想いが直に伝わってくる。
「いいな?」
穏やかに問われ────私は頷いた。もう、どうなってもいいや。
- 148二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:29:52
マチュの「食べ頃」までしっかり待ってたエグザベくん・・・
- 149二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 02:25:31
攻め攻めエグザべいいぞ〜しっかり食われろマチュ
- 150二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 09:09:09
食べ頃マチュかぁ
- 151二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 10:29:24
>>147のつづき
頷いた後、優しく唇を奪われる。まってと言おうとして開きかけた口に舌を入れられる。私の舌が異物を押しだそうとするが叶わずに舌が絡み合う。
(まって、ん!んー……あ、でもこれ好きかも♡)
拒否反応は一瞬だけ、すぐにぬめつく柔肉同士が触れあう心地よさに酔いしれてしまっていた。向かい合って互いの指を絡めながら、たっぷり数分はそうしていただろうか、エグザベが体をおこし、唇がはなれる。多幸感で放心した私のブラウスにエグザベの手が掛ける。破られるかと思ったが、丁寧にボタンを外されていく。
(よかった、褒めてくれたから大事にしたかったんだよね)
私がズレた安堵を覚えいる間にスカートとブラのホックも外された。
(もっと♡)
服を剥かれる間にいくらか落ち着いた私は覚えたての口づけをもう一回味わいたくて身を起こし抱きつく。エグザベを逃がさないようしっかりと首に手を廻しておく。一目散に唇を奪い、今度は自分から舌を差し出した。そんなはしたない女を咎める様にエグザベの指がうなじから尾骨まで滑る。
(なにこれ?こんなの知らない!)
初めて感じるゾクゾクする快感に腰が震える。特に尾骨の近くはヤバい。体を洗う時などに自分の手で触れたことはあるが、こんな経験はない。他人に脇腹を触られるとくすぐったいのと同じ理屈か。神経の中枢たる背筋に走る感覚はそれとは段違いだ
(やだ、ゾクゾクして気持ちいいけど、…これ怖い…)
ずっと味わっていたい、そんな口づけの心地よさとは対照的。危険で心が粟立つような快感。何度も背筋を指先で往復され、我慢できずに唇を離してのけ反ってしまう。エグザベは口を離した私の首筋に口づけする。
(痛っ!)
お仕置きとばかりに強く吸われた、場所を変えてもう1ヵ所。背中を引っ掻いてやるがエグザベは眉ひとつ動かさない。這って逃げようとすると、後ろから抱きすくめられてしまった。
子供扱いされてるみたい不愉快だ。嫌でも体格差を意識してしまう。抜け出そうとエグザベの両手を下から掴んで渾身の力で持ち上げようと力を込めると、彼はあっさりと手を避ける。勢い余って万歳した私の脇のしたから手を胸に伸ばした。次の瞬間ハイソプラノの嬌声が耳に届く。
(なにこの変な声?誰?隣?上?どこから聞こえるの?アン!!エッ、私!)
- 152二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 10:35:21
続き
…チビだから子供と舐められないよう普段から無意識に低い声を出す癖がついていた為だろう。それが自分の口から出ていると理解するまで数秒を要した。胸を揉まれ、先端に刺激を受ける度、かわいらしい嬌声が響く。今まで感情らしいものを見せなかったエグザベがクスクス笑っている。羞恥で顔が火照る。
(違う、これ私じゃない。あ、声我慢できない…)
エグザベの腕を掴んで引き剥がそうするが快感で痺れた体では力がでない。後ろを取られた体勢では人体構造上蹴りも出せない。弄ばれ続ける胸を両手で覆って庇う。それを待っていたように脇腹や内腿、尻と好き勝手に撫で廻される。くすぐったさについ胸から手が離れるタイミングを見計らって、胸を弄り回され嬌声をあげさせられる。守るところが多すぎて2本の手ではどちらかの体力が果てるまで終わらない鬼ごっこだ。肩で息をする私と対照的に落ち着いた規則正しいエグザベの息が耳にかかり、プレゼントのクラゲのピアスが時を刻むようにチャリチャリと鳴る。私の敗けは時間の問題だった。なんでこんなことになってんだっけ?ここどこ?私だれだっけ?快感と多幸感で混乱する思考ではもう羞恥など気にするゆとりはなかった。全力疾走した後みたいに手足が重い。
(痛っ!)
朦朧とした意識が、首筋走った痛みで無理矢理覚醒させられる。噛まれた。エグザベがもぞもぞ動く。私を気付けしたのは、気遣いでも何でもなく次の行為に移る合図だったようだ。
エグザベが私を前に押し倒して背中にのし掛かる。獣みたいに四つん這いにされ枕に顔が埋もれてしまう。細身だが長身で鍛えられたエグザベの体は子供並みに小さな私にとっては重く、弱った腕では渾身の力で差さえないと息もできない。
両手も封じられた私の下腹部、へその下をエグザベの手が軽く揉み始める。皮膚感覚的には快感は無い。 - 153二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 10:40:52
続き
(なにやってんの?)
ともあれこの間に息を整えようとする。しかし直ぐに認識の甘さを理解させられる。微妙にポイントをずらしながら数十回揉まれた頃、腹の中に快感が爆発する。臓器に直接走る快感は皮膚で味わうそれとは桁外れだった。反応が変わったのを察して集中的にそこがもみくちゃにされる。
(ヤバ、これ、私─壊れる?!死ぬ?!)
命の危機を感じ、恥も外聞もなく泣きわめく。
「だめ!やめて!謝るから!ごめんなさい!許して!降参!お願い!誰か助けて!」
枕に押し付けられくぐもった私の悲鳴は防音しっかりした高い部屋の外には届かなかったろう。お腹で爆ぜる快感はとどまるところを知らず最高潮に達する。──────────────獣の遠吠えのように絶叫する。
…私の心臓まだ動いてる?顔は汗と涙と鼻水と涎でベトベトだ。眼球を動かす筋肉がひきつって白目剥いてるのがわかる。さぞ、不細工になっていることだろう。エグザベから見えない後ろ向きで良かった。のしかかっていたエグザベが離れる。これで終わり?もう無理だよ。解放されるの?
九死に一生を得たと思ったが、まだ終わりではなかった。エグザベの手が後ろからショーツに侵入してくる感触。…嘘、まだ、続くの?絶望感に目の前が暗くなる。そこで私の意識は暗転した。 - 154二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 10:57:13
広々としたユズリハ牧場のストレスの無い環境で愛情をうけ216ヶ月飼育されたマチュ牛は出荷シーズンを迎えます
命に感謝して頂きましょうねエグザベ君 - 155二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 18:08:18
マチュが許しを乞う場面でめちゃくちゃ興奮してしまった オスみの強いエグザべ君もまた素晴らしい…
- 156二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 21:21:31
いくいくマチュ…
- 157二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 01:57:27
出荷マチュか…
- 158二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 07:33:20
>>153続き
翌朝、目が覚めると私は1人で寝ていた。体は拭かれ、備品らしき寝間着を身に付けていた。体を起こしてみるが軽いだるさと筋肉痛以外の不調は無い。良く寝て気分は良い位だ。あのあとどうなったのだろうか?コモリンとの猥談を思い出す。初めてで流血したあとは痛みと異物感が酷かったといってたが該当する症状は無い。
気を失ったのは疲れと軽い酸欠によるものだろう。…アイツ容赦無さすぎだろ。何事にも真っ直ぐ全力なエグザベらしいが。
エグザベが部屋に戻ってくる。しょんぼりして叱られて落ち込んでる大型犬みたいだ。寝てないんじゃないの?
「おはよ」
「…おはよう。体は大丈夫か?」
「なんともないよ。エグザベこそ大丈夫?寝たの?」
「いや、無理だった。でも、問題ない。服は全部クリーニングに出して今戻った。」
下着も出してくれてたみたいだ、凄いことになってたショーツまで他人に洗濯してもらったのは恥ずかしいな。持っていったエグザベはもっとだろうけど。
「昨日の僕はどうかしてた、本当にす─」
「謝んなよ、怒ってないから」
「でも、やりすぎて君を傷─」
「くどいよ。…シャワー浴びてくるね。」
場を沈黙が支配した。居心地の悪さにバスルームへ避難する。シャワーを浴びながら考える。本を正せば、エグザベの暴走は私の身からでた錆びだしな。エグザベもやりすぎを反省してるみたいだし今後の関係に凝りを残したくない。出した結論は…
「引き分けってことにしない?」
「何をいってるんだ?」
- 159二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 07:38:29
続き
「だから、昨日の夜のこと。ワケワカにされて悔しい私と、満足出来なかったエグザベで引き分け。後日再試合。」
「本当になにを言ってるんだ?勝ち負けの問題か?」
「呑めないなら私の勝ちって事にするけど。迫ってきた挙げくにへたれて途中で終わったって知り合いの女子に拡散するけど。たちまち各方面に広まるから覚悟しといて」
「おかしいだろ!!僕は気遣って止めただけだ。そもそも轢かれたカエルみたいな無様晒してどうして勝ち誇れるんだ!」
「いったね!おい!私は不意打ちで実力発揮出来なかっただけだから。アンタの反則敗けー。没収じあーい。」
「不意打ち如きで出せないなら実力とは言えない。色恋沙汰は競技じゃないぞ。戦場では夜討ち朝駆けは常套手段だ。騙される方が悪い」
売り言葉に買い言葉で張り合い始めるエグザベ。ふん、のってきたな。洗って貰った服はしまって予備のスポーティウェアに着替える。続きは朝ごはん食べながらにしよう。
「体格差考えろよ。加減しろっての。だから振られんだよ。サイドユズリハ軍警はエグザベ公国軍の軍縮を要求する」
「!。昔の恋人は関係無いだろ。だいたい体作りも競技者の仕事だ。君は身長考慮しても細すぎだ。もっと食べたほうがいい」
「はい暴言。協定違反の非人道兵器の使用を確認しました。サイドユズリハはエグザベ公国軍に対しアマテ大統領の命令により後日金的蹴りによる報復攻撃を敢行します」
「報復は非紳士的行為で退場だぞ。て言うか、どう考えも釣り合い取れて無いだろ!子供ができなくなったらどうする!君も困るだろ!」
論点の見えない不毛な言い合いは朝食中スタッフさんに注意されるまで延々続いた。うーん、私達はやっぱこうじゃないとね。これが楽しくて仕方がないんだ。
スケベな挑発を繰り返していたマチュが18歳の誕生日デートで豹変したエグザベ君にテンパってワケワカになる話(完) - 160二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 07:50:26
作者です
最初に拙作を同好諸氏にさらす場を管理頂いているスレ主さんとコメント頂いた皆様に改めて感謝します。本作も1ヵ所でも琴線に触れた部分があれば幸いです。
第一印象のエグザベ君は使命感が強すぎたり、心に傷を負ってたりで恋愛やスケベに消極的なタイプかなとおもってました。
設定、作中で数多の死別や理不尽に晒されても真人間であり続けるほどの心の強さがある→
よって使命感や心傷が原因で人として当然のスケベな欲求をうしなったりしない→
ゆえにスケベである(証明終了)
という三段論法でたどり着いた結論を元に書きました。スケベなエグザベも良いと思います。次はジークアクス幻のエグザベイフルートエピソード3の構想がまとまってきたんで近々投稿させて頂ければと思います。 - 161二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 12:10:25
- 162二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 21:34:35
やっぱなんだかんだくっついても一生軽口叩きあってそうでいいな…
- 163二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 23:18:31
ずっと口喧嘩カプでいて欲しい
- 164二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 07:28:19
同級生ケンカップルの味
- 165二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 10:19:49
楽しんで貰えて幸いです
- 166二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:31:37
- 167二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 00:00:39
- 168二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 08:07:45
買った人が読み終えて捨てたananを拾ってしまうマチュとかどうだい?シチュ的に好み別れそうだけど
まだ読めるのにもったいないなあ…今月おこづかいピンチだしなあ…って言い訳すんの - 169二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 17:50:02
マチュにスマホひったくられて自撮り増えてそう
- 170二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 19:49:21
前から投稿させて戴いてたSSの続編の予告編です。本編はかみんぐすーん。例によって広い心で読んでください。
ジークアクスエグザベイフルート、エピソード3 予告編
ここが地球!本物の空、本物の太陽、本物の海…はまだみてないけど、楽しみが増えたと思おう。どこかにシュウジとニャアンがいる。楽しみにしてて、絶対追い付────
「アマテ軍曹、そんな所いたのか。ジークアクスの整備の時間だ。コモリ少尉もまってるぞ。時間厳守といった筈だ。」
思索を遮って、エグザベが声をかけてくる。肩をすくめる。彼は見慣れたカジュアルジャケットやジオンの軍服じゃない。オフロードブーツにジーンズにTシャツ、レザージャケットという出立ちだ。適当に古着屋で見繕ったが、やっぱりロックは似合わないね。
「ちょっとくらい浸らせてよ。」
「返事は」
「了解。アマテ軍曹これよりジークアクス整備に入ります」「リョウカイ!リョウカイ!」
私は作業着のチャックをあげて、コンテナのモビルスーツ格納ラックに入る。待たされてご立腹のコモリんは私服のジャージ、下はスカートとレギンスという出立ちだ。
「ソフト関係は手伝えるけど他は自分でやるのよ。手抜いて泣くのは自分かエグザベ君なんだから。しっかりやりなさい」
「助かるよ。ありがとねコモリん。私服もにあってるよ。」
「どうも。…はぁー、何で私までこんな所に」
マニュアルを勝手に読み込んでいたハロの指示の元、チェックリスト片手に作業用MSに擬装したジークアクスの整備をする。前からケーンのみてたからなんとなくわかる。
「ここのボルトを締め付けて…と、ハロこれでいい?」
「セイビカンリョウ、オールグリーン、イツデモイケルゾ」
「終わったか?アマテ軍曹」
「はい、エグザベ少尉。整備完了しました。これより30分の休憩に入ります。…ねぇこれいつまでやんの?」
「規律が身に付くまでだ。繰り返しになるが勝手な行動はするな」
「チッ。軍曹って新人さん鍛える人でしょ?なんでエグザベの下に置かれんの?少尉って新人じゃないの?」
「少尉の方が階級が上だといったろ。イメージで語るな」
「仲がよろしくて結構ですね。私も船の整備が終わりました」 - 171二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:00:10
続き
ジークアクスのコクピットからエグザベがお説教を始めた所にヒゲマンが入ってくる。私は吹き出してしまう。
(その格好何回見ても笑っちゃう)
「おや、やはり似合いませんか。上手く化けたつもりなのですが。」
サングラスに肩かけタオル、繋ぎ作業着きレザーグローブという出立ちだ。どうみても怪しげなジャンク屋だ。全然イメージなかったのにすっかり着こなしててつい笑ってしまう。エグザベとコモリんも笑いを堪えている。
「…アマテ軍曹、…失礼だぞ」
「…何で中佐が1番馴染んでるですか…?」
「さて、一服しましょう。地球産の良い豆が手に入りました。」
キャビンに集まる。ヒゲマンは上着を脱いでタンクトップ姿で、たばこ片手に紙カップでコーヒー飲んでる。雰囲気が完全に現場の休憩室だ。役者だなぁ。
「さて、ここからは連邦領内です。マチュ君、我々の立場は覚えていますね?」
「えーと、ヒゲマンはジャンク屋「株式会社サイセイ」の社長さん。コモリんが事務のお姉さんで、私がバイトで整備士見習い。エグザベが元軍人のMSオペレーター。OK?」
「良くできました。私の名は連邦領内では悪目立ちするのでヒゲマンか社長と呼んでください」
「うん、ヒゲマン!」「ヒゲマン、ヒゲマン」
((…その渾名気に入ってるのか?))
「初めてなんですよ、渾名で呼ばれるの」
いよいよだ。シュウジ、ニャアン楽しみにしてて絶対追い付くからね! - 172二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 03:04:25
このレスは削除されています
- 173二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 11:40:23
ジャンク屋編か~ 楽しみしてます!
- 174二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:02:46
期待
- 175二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 06:28:50
保守ザベくん
- 176二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 07:51:04
ジークアクス幻のエグザベルートエピソード3 その1 エグザベ視点
「…アマテ軍曹。ヒーローにでもなったつもりか?」
ライフルの光条を躱しながら肉薄する。サーベルの間合いまで後一歩の所で回り込まれ、距離を取られる。マニュアル操作では立てすらしなかったあの日から大した進歩だ。間合いの感覚は天性だな。
「じゃあ、あの人達見殺しにすれば良かったのかよ!あんただって難民出身だろ。何も感じないのかよ!」
再びライフルが火を吹くが殺意の無い牽制にプレッシャーは無い。甘さが抜けない。抜いたら躊躇うなと教えたはずだが。
「……なぜ独断で行動した?戦火は拡大して敵も味方も死体が増えただけだ。伝えてくれれば善後策も取れた。僕の命令の元の行いなら庇うこともできた。」
語りながら、一方で冷静に残弾をカウントする。弾切れのタイミングで斬りかかるが、銃を捨ててサーベルで受けられる。射撃に拘泥せず、切り替えたのは良い判断だ。
「話まともに聞いてくれた事無かったじゃないか!二言目には命令に従え!うんざりなんだよ!」
「………それは、軍とはそういう所だ」
激昂と共にサーベルが振るわれる。伝えるべき言葉が頭から飛んでしまい僅かに動きが遅れる、咄嗟に急所を護るが初めからサーベルを意識を集中させて組み合いに持ち込むことだだった。
「大人はみんな嫌いだ!」
右手を捕まれ籠手返しの要領で投げ倒される。手斧1本で違法試合を勝ち続けてきただけのことはある。格闘戦は彼女に分があるな。
「…………」
言葉が出てこない。勝利を確信したのか僅かに大振りになったジークアクスに僕は盾に隠していた左のサーベルを突き立てた。なんでこんなことになったんだ?困惑が先にたって他の感情は浮かばなかった。
「ジークアクス・アマテ軍曹機、コクピットに致命的命中判定。戦闘シュミレーター終了します。」
無機質な音声が響いた。 - 177二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 07:55:51
続き
ソドンにマチュを客員として迎えるにあたり、自分の下で最低限の訓練をしたいという希望はシャリア中佐に二つ返事で承諾された。
「あなたが連れてきたわけですから、当然面倒はみて貰いますよ。何か困ったらコモリ少尉に相談してください。」
彼女を引き込む為に、強引な裏工作をした割にはあっさりしたものだった。気にはなったが都合が良い以上つつくわけにもいかない。
訓練といっても短期間で技能を習得できる訳もない。訓練にかこつけて規律を守れるようしつけるつもりだったが、
「意外と簡単だね。普段はこっちのが疲れなくていいかも」
MSのマニュアル操縦については、とんでもない速度で習得されてしまった。要るの?という認識を修正する方が難儀した程だ。ジークアクスの動きを体感で理解していた為か、レバーとペダルの入出力の感覚さえ覚えれば夕方にはこなせる様になった。一方で肝心の規律は全く身につかなかった。
「だー、おっしい!最後の何あれ。左のサーベルとかずるい!」「ズルイ!、ズルイ!」
僕は元々左利きを矯正したので左も使える。よりによって中佐の前で1度きりの切り札を晒すとは失策だった。それほど追い込まれたといえる。
「マチュ君は迫真の演技でしたね。操縦も見事で見応えがある勝負でしたよ。」
「うん、ヒゲマンのお陰で楽しくやれたよ。ありがと。」
シュミレーター訓練中、不満顔で身の入らないマチュを叱っていたところにシャリア中佐が現れ、用意した脚本の役にそって演技しながら行うように提案されたのだった。 - 178二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:02:17
続き
訓練後、中佐の指示に何の意味があったんだと内心で毒づいていると、
「マチュ君は気持ちと体が直結している方ですから。戦う背景あったほうが身が入ると思いました。言いたいことを言ってストレス発散できたようですしね」
口に出してないのに中佐が答えた。顔に出ていたか?
確かに演技にはまった結果、動きは格段に良くなったが。
「独断で動けばこんな悲劇も起こりうると、役を通じて知って欲しかったというのもあります。頭ごなしに規律を押しつけるよりは理解して貰えるでしょう。」
「そーだよ。エグザベ教え方ヘタ。全然わかってくれない。チェンジで。ヒゲマンがいい」「チェンジ、チェンジ」
「エグザベ君はあなたの言葉をないがしろにはしませんよ。あなたの方がご存知でしょう?溜め込まずになんでも話してください。」
「…うん」
マチュにここぞとばかりにまくし立てられた所を中佐にフォローされてしまった。
「それにしても、敵と語りながら戦闘するなどとても実戦的とは思えませんが…」
「「えっ?」」
異口同音に返されてしまった。なんだ、僕がおかしいのか?
「あと、エグザベ君に演技力を身につけて貰いたかったというのがあります。腹芸は苦手そうなので」
演技?何の必要が?今度は何をさせるつもりだ?
「我々はこれからジオン軍人では無くなるのですから」
今度こそ僕に背中を向けていたのに、またしても口にする前に回答されてしまった。解答にはなっていなかったが。 - 179二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:36:02
作者です。
引き続きエグマチュ視点で書いていきます。エピソード3からキャラも増え、ストーリーもオリジナルになるためエグマチュ視点では見えないけど、説明しないとわからないところは都度説明させてください。
シュウジとニャアンの現在
地球到着後、シャリアの監視を、スマホ届いた謎のメッセージの指示で振り切ります。その後届いた地図座標が薔薇の手がかりと信じ向かうことに。
連邦領内をガンダムで移動した為、連邦兵崩れの山賊に教われますが、ガンダムに興味を持って現れた高貴な雰囲気をまとった金髪の女傑セイラに助けられます。
マチュと離れて不安定だったニャアンはセイラに惹かれ彼女に師事。短期間でニュータイプ、パイロット、人間としたに大きく成長します。シュウジとの仲も深まり、精神的に安定しています。 - 180二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 17:15:59
- 181二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 01:25:25
- 182二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 01:29:06
やっぱりラブコメ時空…
- 183二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 07:33:24
>>178の続き 短めの繋ぎシーンです
訓練後自分とエクザベは会議室に喚ばれた。コモリんを伴ってヒゲマンが待っていた。
「揃いましたね?それではこれから極秘作戦の打ち合わせをしましょう。」
「なにそれ楽しそう!」
「ハァ…」
ヒゲマンはニコニコして告げた。食い付いた私をよそに、コモリんは嘆息しているけど。
「これから4人で地球に降り、マチュ君のマブ2人、シュウジ・イトウ君とニャアン君を探します。」
「まって、2人を捕まえる気?!」
「ちょっと、あなた!話は最後まで聞きなさい!」
食って掛かる私をコモリんが制止する。ヒゲマンはにこやかに続ける。
「シュウジ君からお話を聞きたいだけです。彼の探し物も手伝えるかもしれません。危険な人物でなければ捕まえたりしませんよ。」
「じゃいいけど…」
「違法デバイス売買や軍用モビルスーツでの賭試合をするのは危険人物じゃ…?」
「「えっ?」」
「(こいつら…)」
シュウジの探し物、薔薇。事情聴取を受けた時、ヒゲマンも驚いてた。なんなんだろ?あとコモリん真面目すぎ。
「目撃情報から彼らは地球に降りたあと、連邦領に入ったようです。ソドンでは連邦軍を刺激してしまいますから、我々だけ小型挺で身分を隠して潜入します。」
ああ、ジオン軍人じゃ無くなるとか、演技力ってそーゆーことか。それまでずっと黙って聴いていたエクザベが口を開く
「了解しました。我々はまず何を?」
「もうじき最後の中継港に着きますから、服でも買いにいきましょうか」
- 184二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 16:17:01
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- 185二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 01:22:23
このレスは削除されています
- 186二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 01:42:07
- 187二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 01:55:39
- 188二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 09:00:59
やっぱり独特の味がする
- 189二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 13:27:09
周りから詰められて落ち込むエグザベ君と何も知らずに雑に励ますマチュなんてのも良いと思います。
- 190二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 13:32:54
>>183のつづき
「じゃあ、試着するから。入ってくんなよロッカー男。」「タチイリキンシダゾ!」
「バッ!何をいってるんだ!!アマテ軍曹、大人をからかうな」
「…冗談。それより自分の着る服さがしてたら」
あんたには前科があるから、念のためね。治安が悪い地球連邦領内に溶け込める様にジャンク屋に扮するとのことなので、買い出しの為、寄港したステーション内のモールを訪れた。とはいえ、任務上必要な食料や機材などは既に小型挺に積み込まれているので、ふたてに分かれて衣類と嗜好品の類いを買い込むことになった。私達はお得なまとめ買いセールをしていた古着屋で服を選んでいた。
試着室から出てきた私は頭にキャップ、Tシャツにスタジャンを羽織って、ショートパンツにスニーカーという出で立ちだ。おっと、エクザベが戻ってきた。ハイバリーの制服とパイロットスーツしか知らないエクザベの反応が楽しみだな。
「ずいぶん印象が変わったな。…良く似合ってる。」
「でしょ。アマテ軍曹はこれくらいお手のものだから」
エグザベは珍しく頬を緩めて褒めてくれた。悪い気分はしない。
「…誰も軍の人間とは思わないだろうな」
「?」
外に向けられたエクザベの視線を追うと、頭にキャップ、Tシャツにスタジャンを羽織って、ショートパンツにスニーカーという出で立ちの小学生位の男の子が父親に連れられて元気に走り回っていた………。
「なにがいいたい!そーゆーあんたはどうなの!」
「良くわからなくてな、意見が欲しいんだが」
エグザベが持ってきたのは、落ち着いた色合いのカジュアルなジャケットルックだった。
「まあ、あんたには似合うけどさ、ジャンク屋のファッションじゃないよね」
「…そうか?やはりこういうのは疎くてな」
興味なさそうだもんね。ふう、やれやれ、上官としてファッションリーダーアマテ軍曹が一肌脱いであげよう。虚仮にされた腹いせも兼ねてな!
- 191二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 22:40:56
アマテ軍曹…お慕いしております…
- 192二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 07:33:07
>>190のつづき
「似合ってるのか?これ」
頭にバンダナ巻いて、オフロードブーツにジーンズにTシャツ、レザージャケットというロッカーエグザベスタイルだ。
ロッカー男だけにな。
「似合ってないね。やっぱエクザベはロックじゃないね」「ロックジャネェ、ロックジャネェ」
「おい、散々人を着せ替え人形にしておいて、いい加減にしろよお嬢さん!」
いや、スタイル良いから澄ました顔でたってりゃなに着せても似合うと思うけどね。お利口さん気質が滲み出てて致命的に相性悪いんだよね。もっと世の理不尽に反抗する気概を持て。
「まあ、もうこれでいいんじゃない?題して"初陣でヘマしてクビになったけど、根っから真面目なので新職場に馴染もうと頑張る元軍人のジャンク屋エグザベ"」
「そんな事実はない!捏造するな!」
そういう設定で進んでるんだよ。もう受け入れろ。服を買い終わると、結構な荷物になってしまった。主に私の買い物で。持つのはエグザベだが。買いすぎだと不平をこぼすエグザベに釘を刺す。そういうのは下っぱの仕事でしょ。命令。アマテ軍曹の命令
「君に命令されるいわれはない」
「あーそういうことはっきりいう?私も規律とか上下関係とか嫌いだし大人の対応してたけどさ。露骨なのは不味いんじゃ無いの?コモリんもだけど………どしたの。ポカンとして」
「………マチュ、まさかだが、君は自分の方が偉いと思っていたのか?」
「そうでしょ?」
そりゃ名目とはいえ軍曹だもん。子供の頃父さんに連れられて見た映画を思い出す。新人さんをバシバシしごく恐いおじさんが軍曹でしょ。命令聞かずに艦長さんにぶたれて不貞腐れてた新人さんが少尉でしょ?
「そうか。初歩的なミスだったな。これは僕が悪かった。本当にすまない。」
「どしたの急に。そこまでへこまなくていいよ。私はそーゆーの全然気にしないから」
「アマテ軍曹、軍曹より少尉の方が階級が上なんだ。」
「えっ?!」
「軍曹はベテランだし、少尉は新人だがそれは兵卒と士官というそれぞれの区分の中の話だ。兵卒と士官の間には越えられない壁があるんだ。君に解るようにいうなら生徒と教師くらい違うと思ってくれ。威張ってる上級生だって新任教師の言うことに従わないとだろ。住んでる世界が違うんだ。」
嘘、そうなの?
- 193二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 16:33:28
ロッカー野郎エグザベ君は草
ファッションリーダーアマテ軍曹は特権階級なのでいちばんえらいんだよ - 194二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 22:42:52
そろそろ次スレになりそうだけど、現スレ主さんどうされるのかな
- 195二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 22:58:07
- 196二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 08:09:53
立て乙埋め
- 197二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 17:33:23
埋め
- 198二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 17:45:09
エリート警官落ちの探偵事務所勤務エグザベ&助手バイトマチュ&オーナーヒゲマン見たいなあ
- 199二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 03:13:58
埋め埋め
- 200二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 10:37:22
なにそれ素敵、次スレでもっときかせて。