- 1二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:30:57
- 2二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:20
スズカ
- 3二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:24
タイシン
- 4二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:26
ksk
- 5二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:30
ミスターシービー
- 6二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:39
タイ人
- 7二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:41
加速
- 8二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:42
ウララ
- 9二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:42
テイオー
- 10二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:54
バトルドーム
- 11二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:55
シリウス
- 12二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:57
勉強
- 13二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:31:58
麻雀
- 14二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:32:19
シリウスする(動詞)
- 15二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:32:44
つまり…?
- 16主22/04/24(日) 00:32:50
シービーとウララがシリウスする…シリウスする?
これは再安価した方がよさげかな? - 17二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:33:07
なんかキザな言動を真似してみるとか?
シービーもウララもやりそうではある - 18主22/04/24(日) 00:33:44
あるいは安価↓採用かな。じゃあ勉強か
- 19二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:34:05
星の方のシリウスについてなんかするとか
- 20二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:34:12
安価は絶対…と言いたいところだけどそれでできなきゃ本末転倒だしな
- 21二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 00:34:43
このレスは削除されています
- 22主22/04/24(日) 00:35:23
シービーへの解像度が低いんで不安だが頑張ってみるよ
頑張って二人をシリウスらせるわ - 23シービーとウララがシ(1/2)22/04/24(日) 01:21:27
いつものように、ミスターシービーは気ままに学園内を歩いていた。
ふと、中庭に設置されたベンチに座っている桃色の頭が見えたので立ち止まる。あたたかな春を思わせるいつもの笑顔はなく、なんだか暗い。
「どうしたんだいウララ。具合でも悪いのかな?」
「シービーさん、こんにちは!ううん、わたしは大丈夫なんだけど…」
隣に座って話を聞くと、どうやらシンボリルドルフとシリウスシンボリの問答の場にたまたま居合わせたとのことだった。
シリウスがつっかかりルドルフがそれをあしらう。二人のことをよく知っているシービーからすればいつもの光景だったが、まともにそれを見たのが初めてだったウララのとっては少々ショックな光景だったらしい。
いつもならウララのような生徒が周囲にいるときは大事にしないスタンスの皇帝様が彼女に配慮できないなんて、たまたま今日はヒートアップしてしまう日だったのだろう。
「まああの二人はなんというか…うん、小さいころにちょっと喧嘩しちゃったのをずっと続けてるような感じだからね」
「えぇ!?喧嘩したらちゃんと仲直りしないといけないんだよ?じゃないともう遊べないし、一緒にご飯も食べられないよ?」
「ふふ、そうだね。でも、アタシはシリウスの気持ちもわかる気がするよ」
「シリウスさんの気持ち?」
困惑したように傾けられたウララの頭を、シービーはそっと撫でた。
「ウララは、レースで何回も負けてる相手に『次も一緒に走ろうね』って言われたら、どう思う?」
「……?嬉しいよ?わたしは皆と走るのが好きだもん」
「そうか、それはいいね…でも」 - 24(2/2)22/04/24(日) 01:22:07
撫でていた手をベンチの背もたれに突いて、顔を寄せる。お互いの虹彩の濃淡がわかるくらいに、お互いの息遣いが聴こえるくらいに、近い。
座高の関係上、ウララはシービーの顔を見上げる形になった。その、まるで怒っているかのような笑い顔を。
「強者の寵愛なんて、傲慢以外の何物でもないとは思わないかい?」
ウララはひるまない。いや、ひるむ場面であると理解をしていない。
相変わらずただ純粋にシービーの言葉を飲み込もうとして、そして首を傾げた。
「…ちょうあい?ごうまん?」
「……ははは!ウララにはちょっと難しかったかな?」
瞬間シービーのあの表情は引っ込んで、その手はまたウララのさらさらとした髪を堪能することにしたようだ。
「まあいい加減進展はしてほしいなぁとも思っているよ」
「大丈夫だよ!会長さんとシリウスさんならちゃんと仲直りできるよ!」
その桜を思わせる虹彩を煌めかせて、春の名を持つ彼女は笑った。
開けない冬はないというように。
どんなに冬がこの地を覆っても、すべてを溶かしてしまうように。
シービーは眩し気に目を細めた。
「それもまた強者の傲慢かもしれないけどね」
END - 25主22/04/24(日) 01:22:49
シリウスするというよりシリウス(とカイチョー)のことについて話すになってしまった…
- 26主22/04/24(日) 01:24:52
- 27二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:26:15
バクシンオー
- 28二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:26:27
いい…
- 29二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:27:36
キタサンブラック
- 30二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:27:49
トウカイテイオー
- 31二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:28:16
ハチミー飲み比べ
- 32二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:28:45
ゴルシ
- 33二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:28:59
ライス
- 34二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:29:03
学園の花壇
- 35二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:30:34
球根を植える
- 36二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:30:34
何かを隠す
- 37二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:32:26
応援
- 38二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:33:27
お礼を言う
- 39二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 01:34:48
イタズラ
- 40主22/04/24(日) 01:35:46
トウカイテイオーが学園の花壇にイタズラする
了解 - 41二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 02:27:48
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 02:38:42
完成度高え…好きだ…
- 43テイオーが花壇に(1/3)22/04/24(日) 02:55:00
一説によると緑の少ない学校は荒れやすいらしい。それを信じるのであれば、トレセン学園はまず荒れることなどない見た目をしている。
至る所に様々な種類の植物が植えられており、広大な敷地の一角には庭園も菜園も温室もある。
そのおかげなのか、法に触れたり警察のお世話になるような荒れ方とはおおむね無縁だった。まあちょっとすれてしまった生徒はいるし、時々ちょっとした騒ぎを起こす生徒もいるし、頻繁に斜め上の騒ぎを起こすゴルシもいるが。
話がそれたが、ともかくトレセン学園は緑の多い学園だ。一年を通して様々な種類の植物を見ることができる。
つまりは、学生がこっそりと別の植物を持ち込んでも、結構バレないまま根付いてしまうのだ。
「…もちろん、それは推奨されていない。植物とは環境の変化に敏感なものだ。繁殖力の強いものを植えようものなら、その周辺の植物を死滅させかねない」
腰に右手を当てて立ったままエアグルーヴは固い口調で言い放った。
その向かいに座るトウカイテイオーは居心地が悪そうに俯いたまま、その手には茶色い塊が握られている。
「球根は種によっては地中で分球し年を越してもそこに残り続ける。それは少なからず周りにも影響が出る」
「…ごめん」
エアグルーヴの眉がピクリと動いた。珍しく素直に謝ってきたことによる驚きからだった。
エアグルーヴも管理に参加している花壇の一角にテイオーが何かを植えようとしているのを見つけることができたのは、たまたま通りかかったからだった。手元を見ると、テイオーの両手には一つの球根が大事に包まれていた。
ついいつものように厳しくたしなめたが、いつもは反発したりいなそうとするテイオーがあまりにもしおらしかったので、しっかり話を聞くべきかと思い至り今の状況になった。 - 44テイオーが花壇に(2/3)22/04/24(日) 02:55:46
「どこで手に入れたんだ」
「もらったんだ。街中で、花屋のおばちゃんに……ボクの脚がよくなりますようにって」
エアグルーヴは思わずテイオーの左脚をみた。この前まで包帯が巻かれていたそこは今は完治はしたものの、復帰は絶望的だろうと周囲に囁かれているのは耳に入っていた。
その花屋はテイオーのファンなのだと言ったという。今後はどうするのかという質問に答えられないでいたテイオーに、いそいそと渡してきたのがこの球根だったそうだ。
「秋から冬にかけて花を咲かせるから、植えてみてねって」
「これは鉢でも十分育つものだから、部屋で育ててもよかっただろう」
「うん、でも…」
そのころには、もうこの学園にいないかもしれないし
エアグルーヴが大きく目を見開いた。驚きで固まるその顔に、テイオーはどこか申し訳なさそうな顔で笑った。
「だからさ、どうせならエアグルーヴにこれを育ててほしいな~って」
「わかった」
「即答!?ちょっとはためらってくれてもいいんじゃ」
「ここの鉢に植え替えてここで育てる。ただし、お前も週に1回必ず見に来い」
「え…」
「それが条件だ」
凛とした、有無を言わさない声色だった。
エアグルーヴの顔には怒りも悲しみもなかった。ただ、「絶対に来い」という強い思い鋭い視線となってテイオーの顔を刺す。
その迫力に押されるかのように、テイオーは力なくうなずいた。
「わかった…学園(ここ)にいるうちは、見に来るよ」
エアグルーヴなら、最後まで責任をもって世話をしてくれるだろう…たとえ自分がいなくなったとしても。
どこか安堵した気持ちで、テイオーはその花壇から去った。
何の花なのか聞いても、頑なに「咲いてから自分で調べろ」といったエアグルーヴを残して。 - 45テイオーが花壇に(3/3)22/04/24(日) 02:56:07
その数か月後。
中山競馬場が奇跡に包まれた日。
その花はまるでそれを見届けるように、その花を残し続けていた。
その花言葉をエアグルーヴは知っている。
『忍耐』
そして
『また会う日を楽しみに』
END - 46主22/04/24(日) 02:56:34
なんか投稿制限に引っかかってた…
- 47主22/04/24(日) 03:00:52
ウマ娘ガイドラインと公序良俗に反さなければどんなネタも大体いけます。
ただギャグ小説とかいうお笑いセンスが問われる高度な文は書けません。
最初にいっとくべきだったなこれ - 48主22/04/24(日) 03:03:08
- 49二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:03:38
ダイヤモンドリリーかな?
冬枯れの花壇の中に華やかに咲いているんだろうなぁ
めちゃ良いSSをありがとうございます - 50二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:16:59
悪戯からこの繋げ方は上手い…
- 51二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 06:52:13
ksk
- 52二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 06:59:20
ダイワスカーレット
- 53二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 06:59:41
チヨちゃん
- 54二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 06:59:54
カワカミ
- 55二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:00:05
シリウスシンボリ
- 56二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:00:18
タマモ
- 57二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:00:29
カフェ
- 58二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:00:39
シリウス?じゃあルドルフ
- 59二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:13:04
ライス
- 60二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 07:13:33
チヨちゃん
- 61主22/04/24(日) 10:41:03
シリウスシンボリにルドルフとチヨちゃんが行く
またシリウスかい!やってやろうじゃあねぇか! - 62二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:39:07
ほ
- 63gotoシリウス(1/2)22/04/24(日) 22:39:58
「なんだ、あんた」
怪訝そうな表情にどこか拒絶の色を滲ませる声色。
一般の生徒ならひるむか卒倒するかあるいは…とにかく平常ではいられないのだが、目の前のウマ娘は空色の瞳を輝かせながら、まったくひるむことなく言い放った。
「こんにちは、シリウスさん。私はサクラチヨノオ―と言います。あなたにお願いがあってきました!」
「願いだと?」
形の良い眉が寄せられる。この場に取り巻きがいれば、シリウスが上機嫌とは真逆の方に進み始めていることがわかるだろう。それが目の前のチヨノオ―以外に原因があることも。
だがとうのチヨノオ―は興奮を抑えられないといった風に、やや早口でシリウスに告げる。
「あなたがダービーに勝った時のお話を聞かせてください!」
「……は?」
意表を突かれたといった表情でシリウスの目が見開かれた。数秒の沈黙を破ったのはシリウスの笑い声だった。
「ッハハハ!これはまた愉快なことで!わざわざそのためにここまで来たってか!!」
痛快さを隠そうともせずに笑い転げるシリウスをチヨノオ―は静かに見つめている。
笑いが収まった後も愉快な表情を浮かべたまま、視線には挑発の光を宿らせて問う。
「なんでまたあんたはダービーの話を聞きたがる?」
「もちろん、ダービー制覇が私の夢だからです!その夢の実現のために、先達のお話を聞いておきたいのです」
間髪置かずに答えられた曇りない言葉。
その反応にますますシリウスの笑みは深くなる。
取り巻きがいたら即座に勘づいただろう。こういうときのシリウスは危険だと。 - 64gotoシリウス(2/3)22/04/24(日) 23:35:21
「へえ…この私を利用しようってのか」
「いっいえ!そういうことじゃなくて!」
「そういうことならお断りだ。話して私になんの旨味がある」
「それは…」
押し黙ってしまったチヨノオ―に、シリウスはフンと鼻を鳴らした。
一瞬面白いやつかと思ったが、どうやらただの考えなしの様だ。僅かでもこんなやつの相手をしたことに…そして、こんなやつをここに導いた奴への怒りで、はらわたが煮えくり返りそうになった。
「私は…」
「あ?」
「私はダービーを勝ちたいです。それは、憧れの人が望んでも手に入らなかったものだから」
「……!」
「でも、勝ちたいのはその人のためにというだけではありません。いつかその人の背を追い越すための資格が、私にあるのかを確かめたいからです」
蒼い瞳に一瞬赤い閃光が走った。少なくとも対峙していたシリウスにはそう見えた。
数多の国内外の強敵たちと走ったシリウスは知っている。こういう純粋な、いっそ狂気ともいえる意思をもつウマ娘は。
往々にしてとんでもないことをやらかすのだ。
「シリウスさん、せめて一つだけ聞かせてください」
あなたはダービーのゴール前に、誰の背を見ましたか?
今度の沈黙は長かった。石のように動かないシリウスの顔は、長考しているようにも呆然としているようにも見えただろう。 - 65gotoシリウス(3/4)22/04/24(日) 23:35:56
「……言っただろう。答える旨味はない」
「わかりました…無理を言ってすみませんでした」
うなだれるチヨノオ―の、他のウマ娘よりも少し長い耳がシュンと垂れた。
その可笑しさにシリウスが嘲笑する。取り巻きがいれば、そこに先ほどまでの危うさが消えていることが分かったかもしれない。
「だが、あんたの挑発はしかと受け取ったぜ」
「へ?あ、あの挑発とかそんなつもりじゃ」
「今度、私直々に併走トレーニングしてやる」
「!!」
慌てて訂正するために振られたチヨノオ―の両手が、唐突なシリウスの提案にピタリと止まった。
愉快さの中に獰猛さを滲ませた顔でシリウスはチヨノオ―を指さす。
「そこであんたの走りを見せろ。さっきの啖呵にあったモンを見せてもらわないとな」
「…は、はい!」
「日時も場所も私の都合で決める」
「わかりました!ありがとうございます!」
「90度」と表現するにふさわしい見事なお辞儀を披露して、チヨノオ―は去っていった。
その途中の大きな柱の影にも小さくお辞儀をしたのを、見逃すシリウスではなかった。 - 66gotoシリウス(4/4)22/04/24(日) 23:36:07
「……で?バレてないつもりかよ、皇帝サマ?」
「いや、二人の話を邪魔してしまうのも悪いと思ってね」
悪びれもせずに堂々と姿を現したシンボリルドルフに、シリウスは退屈そうにため息をつく。
「ずいぶんおもしれーやつを寄越したもんじゃねぇか。私への当てつけかよ」
「そんなつもりはないさ。ただ、あの子を気にかけている人物から頼まれたからね。もちろん他のダービーウマ娘たちにも声をかけていたようだけど、君だけはどうしても捕まらないからとこちらに依頼が来たということだ」
「っち。余計なことを」
「その割には愉しそうだったじゃないか。昔のことでも思い出したか?」
「喧嘩売ってんなら買うぜ」
「冗談だ。ただ、私からも礼を言わせてくれ。君と走ることは、彼女にとって大きな糧となるだろう」
慈しむように、チヨノオ―が去っていった方向を見るルドルフ。
シリウスは興が覚めたとでも言うように舌打ちをして、さっさとこの場から離れることにした。
END - 67主22/04/24(日) 23:38:17
- 68二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:06:11
ksk
- 69二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:07:59
ksk
- 70二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:08:09
ナリブ
- 71二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:12:21
カレンチャン
- 72二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:16:54
ハヤヒデ
- 73二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:19:01
ハヤヒデ
- 74二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:20:37
ksk
- 75二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:03:55
安定のハヤヒデ
そしてksk - 76二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:13:23
勉強
- 77二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:26:36
野菜の収穫
- 78二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:27:17
幼稚園児の面倒見る
- 79二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:28:25
釣り
- 80二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:32:25
ブライアンとハヤヒデで幼稚園児の面倒を見る…?
あらかわいい - 81主22/04/25(月) 01:46:24
ナリブとハヤヒデで幼稚園児の面倒を見る
了解。ただ今夜は無理そう。 - 82二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:02:42
保守
- 83二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 18:41:08
保守
- 84二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 18:52:31
- 85二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 22:27:06
青い瞳に赤い閃光って表現カッコいいよね…
- 86ブラハヤ職業体験-122/04/26(火) 01:23:05
「モテモテだなブライアン、フフフッ」
「……笑うな姉貴。あんたこそ」
思わずこぼれた笑いに、ブライアンは投げやりに答えた。
その手の中には折り紙で折られた色とりどりの花やらビーズでつくられたブレスレットやらが収まっている。気持ちがこもっているのを感じてか、態度はそっけないながらも扱う手つきはとても丁寧だった。
まあ、先ほどのブライアンのセリフにもあるようにハヤヒデの方も似たようなものだった。こちらにも折り紙はあるが、カエルやカブトムシといったものだ。あとは、レゴブロックでつくられたワニ…だそうだが、言われて「ああなるほど」とようやくわかるような見た目をしている。こちらも扱い方はどこまでも優しい。
「見事にファン層がわかれたな」
「…何人かには『およめさんにしてください!』とまで言われたぞ。女だといってもお構いなしだ」
「妹が増えるのは大歓迎だぞ」
「こっちは年下の兄ができるのは勘弁願いたいがな」
「大丈夫だ。彼にはきちんと将来年の近い女性と一緒になることの可能性について説いておいた。ちゃんとあきらめてくれたよ」
「……そのガキに心底同情する」
ブライアンはさらに眉をひそめた。ようやく一息つけると思ったが、今度はやや天然の入った姉の相手かと。
さらに頭が痛くなることに、今は昼休みの前。つまりまだ午後から戦いに赴かねばならないということだ。
「ブライアン、出された給食はちゃんと食べろよ」
「……………チッ」
学園を卒業した後のウマ娘たちの進路は様々で、進学や就職をする者の方が多い。学園卒業後も走り続けられるウマ娘なんて、ほんの一握りしかいないのだ。
そこで、この時期は高等部の生徒対象に職業体験実習が実施されている。
走りしか興味がない……あるいは、自信がない、そういったウマ娘たちに、少しでも走り以外の未来のイメージを持ってもらうために。
同学年内でもデビューの年が違うこともある関係上、この職業体験は学年によって通知されるものではない。各トレーナー(いない場合は担任)が彼女たちのレーススケジュールを組み立てる際に、学園側から打診があった場合はそれを行えるか確認し、可能であれば合間に組み込む。
だから、たまたまその実習期間がぴったりと、それも姉妹でかぶるなんてことは本当にまれなのだ。 - 87ブラハヤ職業体験-222/04/26(火) 03:16:42
二人の実習先として指定されたのは、とある幼稚園だった。
ブライアンはひたすらに疑問だった。姉という立場で面倒見もよいハヤヒデは適任だろうが、自分は自他ともに認める愛想無しであるわけで、とても幼児の面倒をみれるとは思えない。(どちらかというと面倒みられる側だよねーとかぬかしてきた無敗の二冠ウマ娘はとりあえずしめておいた)
正直、今のブライアンに走り関連以外で興味の向くものは食事くらいで、走っていない自分など微塵も想像できず、こんなことをしている暇などないという焦燥感ばかりが募っていくような気がした。
もうすぐ本格的な夏が来る。そこで鍛えに鍛え、そして秋には…
「ねえちゃんのバーカ!!」
思考に漬かりかけたブライアンの意識を呼び戻したのは、そんな叫び声だった。
「なによ!かちはかちでしょ!」
「うるさいうるさい!!」
「あんたこそうるさい!!」
「なんなんだ…一体」
どうやら園児の間で喧嘩が起こっているようだ。見に行ってみると、どうやらウマ娘の姉妹のようだった。
「何があった?」
「えっとね、かけっこしてたけどいつもおねえちゃんがかっちゃうから、あのこがおこったの」
「なるほど…」
見た限りそれなりに体格差があるようだ。あれでは妹が姉に勝てる道理はないだろう。姉もかなり勝気な性格らしく、妹のためにわざと負けてやるというつもりはないらしい。ウマ娘とはそうあるべきだと、どちらかというとブライアンは姉の方に同情的だった。
「ねえちゃんとは、もうはしらないもん!!!」
その言葉を聞くまでは。 - 88ブラハヤ職業体験-322/04/26(火) 03:37:23
「おい」
思わず声をかけた。妹の方にだ。つい声が低くなってしまい、そのウマ娘はもちろん周りの園児たちにもおびえられたのが伝わった。
かがむと姉とはちょうど目線の高さが同じになったが、妹の頭はなお自分の下にある。妹は半泣きになりながら、それでもにらみつけるようにブライアンを見上げている。
なるほど、これがあんたの見ていたモノか。姉貴。
「本当に姉ちゃんともう走れなくてもいいのか」
「っい、いいもん!いつもねえちゃんばっかかつし、はしってもおもしろくないもん!」
「そうか」
じっと睨んでくる瞳とは対照的に、ブライアンの目はどこか優しかった。
そのウマ娘たちを通じて、遠い景色をみているように。
「でも、お前が挑まないと、ずっと姉ちゃんの背中ばかり見ることになるぞ」
「挑まないと、隣にいることすらできない」
もしそれをハヤヒデが聞いていたら、どう思ったのだろう。
いや、もしかしたらハヤヒデが聞いてなかったからこそ出た、ブライアンの本心だったのかもしれない。
「……もうねえちゃんといっしょにいれないってこと?」
「どうだろうな。お前の姉ちゃんがトゥインクルシリーズに出たら、忙しくて家には帰ってこないかもな」
「やだ!!」
「なら、これからも姉ちゃんと走れ。お前も強くなれ」
すこしためらったようにくせっ毛の揺れる頭を撫でる。
姉妹の涙にぬれた瞳が、妙に眩しかった。
「その先で、待っていてやる」
だからまずは、姉ちゃんと仲直りだ - 89ブラハヤ職業体験-422/04/26(火) 03:59:13
「……私がいない間に、何があったんだ?」
「し、らん」
午後の絵本の朗読会に参加していたハヤヒデは、妹の午前以上のモテ様に驚くことになった。
まあ園児たちが群がる群がる。特にウマ娘からの人気がすさまじい。一緒にかけっこしようとせがまれる様子はほほえましいが、あれではジャージが伸び…いやちぎれかねない勢いである。
午前まではどちらかというと遠くから見つめる王子様のように思われていたのか、プレゼント責めにはあってもあそこまでふれあいはなかったのに、本当に何があったのか。
当人の疲れ具合は午前の比ではないようだ。まるでビタージュースをケーキなしで飲まされたような白い顔で、引っ付きむしのごとくよじ登ってくる園児たちをはがそうと悪戦苦闘している。しかしそれすらも園児たちには一種のアトラクションと化しているらしく、一向に終わる気配がない。
「ほらほら皆、あまりお姉さんをこまらせちゃいけませんよ。もうすぐおやつですから手を洗いに行きましょうね」
園の先生に促され、園児たちが渋々といった風にブライアンから離れていく。
しわの目立つジャージを整えながら、ブライアンは大きく息をついた。 - 90ブラハヤ職業体験-522/04/26(火) 03:59:28
「トレセン学園のジャージが丈夫でよかったな。普通の服だと無事ではなかったかもしれない」
「物騒なことを暢気に言うな。こっちは大変だったんだぞ…」
「そうだな、お疲れ様、ブライアン」
ふとハヤヒデがブライアンの頭を撫でた。記憶の中とはずいぶん違うようで違わない、温かくて大きい手だ。
「ふふ、すまない。園児たちにやっていると癖になってな」
「子ども扱いするな」
「おねえさんは、ぶらいあんのおねえさん?」
ふと、下から話しかけてくる声があった。ピョコピョコと小さな耳が揺れた小さなウマ娘だった。
ブライアンが「あ…」と焦ったような表情をしたのも、その理由も、ハヤヒデには知る由もない。
「そうだよ。ブライアンと遊んでくれてありがとう。楽しんでくれたかな?」
「たのしかった!ねえ、」
次の言葉を出そうとするそのウマ娘に、ブライアンの緊張が高まる。余計なことを言うなよという祈りは、聞き届けられたのか否か。
「ふたりは、いまもいっしょにはしっているの?」
ほんのわずかな沈黙の後。
ハヤヒデが優しい顔で、ブライアンが強気な顔で
応えたのは、同時だった。
「「ああ」」
END - 91主22/04/26(火) 04:01:50
- 92主22/04/26(火) 04:06:03
こんな文章書いててあれだけど、たぶん幼稚園とかはウマ娘と人は分けた方が安全だよな
- 93二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 08:12:02
なんだよ…めっちゃいい話じゃねえか…
乙名史記者の過去話とかから察するに普通に人間と学生やってたりはしそうだけど、園児はたしかに怖いなぁ
小さいスペちゃんが大人のお母ちゃんぶっ飛ばしてたし… - 94二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 12:03:12
保守ついでにksk
- 95二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:10:20
保守age
- 96二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:11:36
ライスシャワー
- 97二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:13:10
ファイン
- 98二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:13:30
オグリ
- 99二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:13:56
ksk
- 100二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:14:27
手
- 101二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:14:37
ラーメン
- 102二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:14:44
唇
- 103二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:15:16
kskst
- 104二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:16:58
ウララ
- 105二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:21:54
トレーナー
- 106二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 21:39:55
kskage
- 107二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:22:46
即興なのにクオリティが高過ぎるっピ! いいもの見れた…ksk
- 108二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:23:54
age
- 109二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 23:26:10
kskst
- 110二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 00:18:03
SPたちに囲まれた状態でガチ食レポ
- 111主22/04/27(水) 01:16:01
ファインのラーメンをトレーナーがSPたちに囲まれた状態でガチ食レポする
これは、トレーナーの人生が掛かった大勝負かもしれない…!
ファインは持ってないから解像度低いけど頑張る - 112二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 12:03:47
保守
- 113二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 22:48:57
スレ主頑張れ!
- 114主22/04/27(水) 23:40:47
誰か知ってたら教えてほしいんだが
ファインってシナリオ中にトレーナーにラーメン作ってあげたことある? - 115二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 23:54:53
OVAで屋台出して湯切りが大事と熱弁はしてたのは覚えてるけどシナリオ中にあったっけ…
- 116食レポ(のつもりだった)-122/04/28(木) 03:28:41
※こちらのSSは未所持者により作成されたため、「ファインモーションは料理に不慣れである」という自己設定でお送りします。
「よ~し、頑張っちゃうよ!」
身に着けたエプロンの裾をまるでドレスのようにつまむと、彼女は優雅に一例をしてキッチンに向かった。
思わず伸ばしかけた腕を慌てて抑えた。彼女の好奇心と挑戦心を無下にするのはよくない。
そう、麗しの殿下は『手出し無用』とおっしゃられたのだ。その命令には決して逆らってはいけない。それは
「……ッ……重々ッ…承知しております!!」
自分の両隣に並ぶ、歯を食いしばって己が体を椅子に押さえつけている彼女らにも言えることである。
しわなく着こなされたスーツと、その前のテーブルに並んだ使い捨ての割りばしとプラスチック蓮華が、ひどくミスマッチだった。
事の発端は、とある老舗ラーメン店と食品会社がコラボイベントを行ったことだった。
そのラーメン屋はとある県に数店舗しか展開されていないが知る人ぞ知る名店であり、県内外、果ては海外旅行者も目当てに来るというほどらしい。そんな店に対してコラボ商品の打診は昔からあったそうだが、本店の代表は非常に職人気質で頑固だったらしく、だいたいは門前払いで終わったそうだ。そこをある会社の代表が直々に赴いて数年かけて口説き落とし、期間限定とはいえコラボ商品の開発協力を認めさせたというニュースは業界でちょっとした騒ぎになったとか。 - 117食レポ(のつもりだった)-222/04/28(木) 03:45:28
その情報を教えてくれた張本人であるファインモーションは、商品についても嬉々として語ってくれた。
よくある乾燥麺とレトルトパウチのスープがセットになったものだった。その店は秘伝のスープにこだわりがあるらしく、それをレトルトとはいえ自宅で楽しめるのはラーメン好きにとってまさに僥倖なのだという。
ただしあくまで麺とスープのみであり、具材はつくる人の自由。すなわち具材の用意と、それらふくめて調理は必要ということ。
そこまで説明されてふと思ったのは、作ってほしいというお願いが飛んでくるのだろうな、ということだった。王族育ちの彼女にとって、料理とは提供されるものであり自ら行うものではないはずだ。お湯をいれるだけのインスタントにも感激していたのだから。
だからこそ
「だから、私がつくって皆に食べさせてあげたいの。感想をきかせてくださるかしら?」
そういわれたときには自分も周囲のSPも文字通り飛び上がりそうになった。
具材を切って茹でて乗せる。それだけの過程である。そう、料理に慣れたものであれば。
包丁を扱うということがある以上、ぶっつけ本番とは行かなかった。そんなことをして彼女の指に何かあれば自分や黒服たちの首が無事ではすまない。
ファインもそこはしっかり自覚していたようで、エアグルーヴに指導を頼んだようだった。護衛兼お手伝いという名目で料理の腕に自信のあるSPの一人が同席したそうだが、今その人は心労がたたりこの場には同席できていない。担当としてエアグルーヴに改めてお礼の品を渡そうとしたときに彼女から聞いた「心臓が忙しかった」の一言でおおむね察しはついた。後日SPからもお礼が届いたらしい。
ともかく何とかエアグルーヴから『合格』をもらったファインは、満を持して本日本番に挑んでいる。食材はナルト・メンマ・チャーシュー・ネギ・もやしといったありふれたものだが、そのほとんどに切る過程が必要だ。あらかじめ切られているものを使えばいいと言われても、頑として首を縦に振らなかった。
「私がやりたいの。いつも美味しい料理を作ってくださっているシェフの皆さんのように、食べる人のことを考えて料理をするということを」
そう言われてSPも折れたようだった。 - 118食レポ(のつもりだった)-322/04/28(木) 03:58:03
「完成!さあ皆、どうぞ召し上がれ!」
そういって笑顔でほほ笑むファインモーションだが、すでに両側にいる黒服たちのHPは赤ゾーンである。
キッチンから聞こえてくる「わっ!」だの「きゃっ!」だのと言った声に確実にダメージを受けていた。何とか意識はあるようだが、それが今目の前で湯気をあげているお椀にまで向いているかが怪しい。
よく精神の異常なまでの図太さを称えられる(恐れられる?)自分は、落ち着いてこの時を迎えることができた。目の前にはありふれたラーメン。具材はよく見ると不揃いで、薄かったりぶ厚かったり、時々切りきれずつながっているものも見られる。
割りばしに手を伸ばす。ラーメンを挟んで、どことなく緊張した面持ちのファインと目が合った。
「まずはトレーナーさんから、感想を聞かせてくださるかしら」
ファインの緊張と、SPたちの痛すぎる視線が伝わってきた。「下手なコメントしたらどうなるかわかっているだろうな」という圧を感じたので、思った以上に彼女らが元気なことが分かった。日本で精神が鍛えられたようで何よりだ。
箸ですくった麺はどうやら丁度いい茹で具合に仕上がっているようだ。初心者は火の切りどころがわからずつい長めに茹でて伸ばしてしまうものだが、「パッケージの時間は忠実に守れ」というエアグルーヴの指導が効いているようだった。
口に持っていくギリギリまで、いくつもの目がこちらに向いているのが伝わっていた。
ーーーーー美味しいーーーーーー - 119食レポ(のつもりだった)-422/04/28(木) 04:17:45
何とも語彙力の乏しい返事になってしまった。ただ、それしか出てこなかった。
SPたちからの圧が心なしか上がった気がした。「もっと気の利いた感想を答えろ」という圧が。
ラーメンに向いていた視線を恐る恐る上げる。彼女はどんな顔をしているだろうか。「それだけ?」「具体的には?」どんな言葉も受け止める覚悟をもって、彼女と瞳を交わす。
ファインは。
どことなく赤い頬と、少し開いた口と、少し潤んだ瞳で。
「よかったぁぁぁあ!!」
そう言って、花がほころぶように笑った。
単純な感想になってしまったことを詫びると、ファインは嬉しそうに首を振った。
「いいえ、『美味しい』って料理人に対しての最上級の勲章だもの。今までの努力がすべて実を結んだとわかる言葉。それが一番、一番聞きたかったの。ありがとうトレーナーさん」
あまりの喜びように、なんだかこちらが照れくさくなってしまった。エアグルーヴから、休んだSPから、練習の様子は逐一聞いていた。最初に包丁を持った時の手が震えていたこと。コンロの火をつけるのに十数分もかかったこと。たくさんの失敗作を作ったこと。それでもそれらをきちんと自ら食べて、上達していることに喜んでいたこと。
今回の経験でまた少しファインの世界は広がったことだろう。彼女が自由な蝶であるために、SPたちには気の毒だが、こういった刺激的なイベントも悪くはないと思うのだ。
「はい、じゃあ次はーーー」
彼女の笑顔を間近で浴びて放心していた隣のSPにファインが迫る。
それを横目で見ながら、ゆっくりラーメンを味わうことにした。
END - 120主22/04/28(木) 04:23:17
- 121二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 05:16:10
なんちゅう平和で素敵な話なんや…
ksk - 122二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 12:00:54
age
- 123二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 12:01:49
ksk
- 124二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 12:49:09
kskst
- 125二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 12:56:47
バクシンオー
- 126二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 13:15:13
さらにksk
- 127二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 13:15:54
ksk
- 128二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:16:06
保守age
- 129二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:19:34
ksk
- 130二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:41:18
kskst
- 131二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 23:23:30
映画好き
- 132主22/04/28(木) 23:47:58
バクシンオーが実は映画好きだった設定
了解
映画関連のイベントとかなかったよな - 133二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 03:09:24
保守
楽しみ - 134二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 14:21:42
バクシンの映画イベは記憶にない
- 135二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 00:14:32
保守!!
- 136映画好きのバクシンオー 122/04/30(土) 03:38:02
世間では休日といえば、土曜・日曜だが、それは現役選手であるウマ娘たちには当てはまらない。レースは基本的に土日で行われており、出走が決まれば結果的にそのどちらかは休みではなくなるのである。
そこで、レースに出走したウマ娘は次週の月曜日が休日となる。レースで疲れた体を休ませるという目的もあるため練習も行わないことが推奨されている。(地方のウマ娘たちは平日出走もあるためこの限りではないそうだが)
これがあるからか、ウマ娘を対象にしたサービス業の勝負所は月曜日であるというのが一般的だ。平日だというのに様々な店でセールやイベントが行われている。
「ウマ娘デーに映画、ですか」
「ほほう!」
「う、うん…ちょうど皆休みになったしどうかなって…」
遠慮がちにそう言ったライスシャワーの手には、先日公開されたばかりの邦画のチラシが握られている。とある家族と彼らに預けられた保護ネコとの感動ストーリーで、かなりの好評らしい。
ライスと、誘われたミホノブルボンとサクラバクシンオーの3名は土曜日のレースに出走した。それぞれ出たレースは違っており皆見事に勝利をおさめ、そして先ほどライスの言ったように明日の月曜日は休日となった。
全国の映画館では月曜日は『ウマ娘デー』と定められ、割引やジュースの無料サービス等が展開されている。それを狙って映画に行かないかという誘いだ。
ライスは顔を赤く染めながら二人の返事を待っている。彼女なりに勇気をもって誘ったのだろう。ブルボンとバクシンオーは互いに頷く。
「現段階で明日に緊急のタスク無し。ミッション『映画鑑賞』を登録します」
「私も明日は何もありません!ぜひご一緒いたしましょう!」
ライスは安堵したように息をこぼした。『友達と休日に映画』というのは、実は初めての3名なのであった。 - 137主22/04/30(土) 03:38:45
続くけど一旦ここまで
- 138二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 13:55:47
保守ら
- 139二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 13:57:18
これは期待
- 140映画好きのバクシンオー 222/05/01(日) 00:10:34
「よ"っよ"がっだでずぅぅぅ!!」
「うんっうん…!ほんとにいい映画だったよぅ…!」
「……エラー。システム不全です。機体内部の循環液が不足しているとの警告あり。近辺の飲食店での補給を提案いたします……ズッ」
「そ、そうだね。お腹もすいたし、お昼にしようよ!」
「ばい"!」
平日なのでショッピング街といえど歩行者の半分は仕事中のサラリーマンや店のスタッフである。そんな彼らの間を大泣きのウマ娘が3人も歩いていればそれなりに目につくためか、皆ちらりと横目で見たりあからさまに怪訝そうな顔で見ながらすれちがっていく。そのうち数名は彼女らが著名なウマ娘だと気づいたようだったが、プライベートなこととその異様な雰囲気に声をかけずにいるようだった。
ライスシャワーのおすすめだというレトロな雰囲気のオムライス専門店は、やはり休日明けの平日だからかそれなりに空いていた。個室も空いているようだったので希望するとすんなりと案内してもらえた。もちろん、人目を気にせず映画の内容について話をするためだった。
注文もそこそこに、レビューに熱が入っていく。
「やはり評判通りでしたね!」
「うん!最後の家族との再会に駆け寄っていくタローのシーンになんて、泣くってわかってても我慢できなかったもん」
「同意します。1時間2分25秒のシーンとの対比にもなっておりましたので、既視感がより感動を際立たせておりました」
「監督さんは自身の作品には必ず対比シーンを入れるというこだわりがある方なのですよ!」
「そうなんだ…!確かにあ!ってなったもん」
「追加して、タローに人の言葉の吹き替えがなく仕草やカメラワークでその心情を観客に推察させるというスタイルにより、家族側としてだけではなくタロー側としての目線にもなれるようにされておりました」
「うん、家族タローのことを思って別の人に預けるときに、タローの傷ついてる気持ちがすごくわかっちゃって、ライスまで悲しくなっちゃった…」
「実は原作となった小説にはタローの心理描写はあるんです。それを監督が原作者に交渉して一切カットしたのですよ」
「へえ!すごい!」 - 141映画好きのバクシンオー 222/05/01(日) 00:34:12
「……バクシンオーさん、よくご存じですね。もしや、この映画を見たことがあるのでは?」
「え?そうなの?ごめんなさい、ライス知らなくて…」
しゅんとうなだれるライスに、バクシンオーはぶんぶんと首を振った。
「いえいえ!完全に初見でしたよ!」
「それにしては深い知識をお持ちであるとの疑念」
「事前にリサーチしておりました。もちろん、ネタバレを踏まぬよう細心の注意を払いましたとも!」
えっへんと胸を張るその姿に、ライスも安心したようだった。
「学級委員長たるもの、常に情報を集めているのです!……というのもありますが、実は私、映画鑑賞を趣味としておりまして」
「そうなの!?」
「私のアーカイブにはないデータです」
口には出さなかったが、ブルボンもライスも同じ疑問を抱いた。このバクシンオーが、日常的に数時間の沈黙を余儀なくされる映画鑑賞を趣味とできるのかと。
そんな二人のやや失礼な懸念を知る由もないバクシンオーが続ける。
「はい、邦画や洋画、アクションからホラーまで、様々な作品を楽しんでおりますよ。トレセン学園の映画ソムリエを名乗ろうかとも思っております!」
「す、すごいね」
「質問を提示します。なぜ、映画を好むのですか」
「そうですねぇ」
ふと、楽しそうに話していたバクシンオーの目線が遠くなった。
ブルボンもライスも、その目をどこかで見たことがあるような気がした。
「様々な可能性を見られるから、でしょうか」
「可能性…ですか」
「はい。映画では現実にはあり得なかったり、大ピンチが一転してハッピーエンドに向かうシーンがあります。それを『あり得ない』『フィクションだ』『できすぎてる』と一笑されることもありましょう」 - 142映画好きのバクシンオー 322/05/01(日) 00:51:17
まるで説くような高らかな声でバクシンオーは続ける。自分に言い聞かせるように。
「ですが、本当に万に一つも『あり得ない』のであれば、映画のシーンなんて想像⦅創造⦆できないはずなのです。もちろん今はそうかもしれませんが、遠い遠おおおおおい未来ではロボットが空を飛んだり、宇宙に人が住んだり、進化の果てに巨大生物が現れたり、遠くに住む家族との再会のために猫が何日も何日も旅を続けるなんてことも、あるかもしれないじゃないですか」
静かに聞く二人の目には、その姿は夢を語る子供のようにも、新たな道を探す開拓者のようにも写った。
特にライスにとって、バクシンオーは揺らがぬ信念をもって突き進むとても強い人だった。その強さは憧れの対象だった。その裏にあるものを、少しだけ垣間見ているのかもしれなかった。
「だから私は映画を観るのです。私にもまだ見ぬ数多の可能性があるということを確かめるために!」
高らかに笑う姿は、いつものバクシンオーに戻っていた。
「そして今日も、私は一つの可能性を見ました!」
勢いよくバクシンオーが立ち上がり、両手を二人に差し出す。
「映画は一人で観るよりも、友と観た方が楽しいということ!ライスさん、ブルボンさん、また私と、映画を観てくれますか!?」
驚きで固まっていた二人は、しかしすぐにその手を握り返した。
「うん!」
「はい!」
入るタイミングを計っていた店員が熱々のオムライスを持ってきたのは、それからすぐのことだった。 - 143映画好きのバクシンオー 422/05/01(日) 00:51:31
ふと、ミホノブルボンは回想する。
映画の席は、サクラバクシンオーを挟むように3人並んで座った。
鑑賞中一瞬だけ、その横顔を見た。
真剣に目の前のスクリーンを見つめているその横顔はまるで。
ゲートが開くのを、待ちわびているかのようなーーーー
END - 144主22/05/01(日) 00:55:11
頑張って因子積めば同期3人を一緒のレースに出せるということがウマ娘のいいところだと思いました。(作文)
主の主観だけど、バクシンオーは会長やブライアンとは別の「孤独と紙一重の孤高」にいる存在だと思ってるんで、それが反映されてるかもしれない。ぶっちゃけ、こういう「友達」はウマ娘の中でも少ない方だと思う。
次
助詞を考えるのが面倒になってきたので>>150に丸投げ
- 145二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 10:30:31
いい締め方やこれは…
ksk - 146二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 13:43:14
ksk
- 147二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 14:29:44
ksk
- 148二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 17:20:27
ksk
- 149二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 17:58:50
kskst
- 150二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 19:40:18
ちょうど春天の日なので天皇賞春をテーマに書いていただければ…
- 151主22/05/01(日) 20:13:56
春天…いまだ傷いえずだけど頑張るよ(和田プボコンビファン)
主人公は>>155にする
- 152二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:01:13
age
- 153二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:02:04
ksk
- 154二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:05:48
ksk st
- 155二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 21:07:34
マンハッタンカフェ
- 156主22/05/01(日) 21:08:29
マンカフェ了解
- 157空木の下で 122/05/02(月) 03:21:14
曇天と形容するにはやや淡い色だった。
まだ春も過ぎきらない季節は太陽がさえぎられると寒さが体を刺す。布の少ない勝負服だと難儀するのだろうが、少しでもこの身を影に融かすために誂えられた衣装には好都合だった。
雨は降っていないのに、雨音が耳を擽っている気がする。もうすぐ降るという予感からか、『彼女』の戯れか。
「なんで…」
それに酷く弱弱しい声が混ざる。目線を空からその声の主に向ける。近くにいるのだろうと思っていたが、少し距離があったようだ。
桃色の衣装を身にまとったウマ娘が膝から崩れ落ちている。項垂れる金糸に顔は隠れ、立っているこちらからはその後頭部しか見えない。
「なんで、なんでなんでなんでなんでなんでっ!!!!」
固く握られた拳がターフを叩く。芝が舞う。それを見ている。見ているだけだ。
「なんで、勝てないの…!」
無念さが大地を這うような叫びだった。寒くなどないのに身体が震える。
少なくとも罪悪感などではないことだけはわかった。 - 158空木の下で 222/05/02(月) 03:21:32
日本に長距離ーー正確にはextendedーーのG1というものは2レースしかない。クラシックの菊花賞と、春の天皇賞だ。古くは有馬記念も長距離として扱われていたが、国際基準に準ずるようになってからはそうみなされなくなった。
「菊花賞を勝ったウマ娘は天皇賞春も獲るべきである」。なんとも古臭い考えだが、それは今でもファンや関係者に根強く残る概念であり、それはウマ娘自身も例外ではない。長距離における世代の頂点に立ったという自負。伝統と格式ある盾の栄誉の重圧。「G1だから」という言葉では片づけられないモノがそこにはある。
マンハッタンカフェにとって春の天皇賞はそあくまで通過点でしかなかった。けして軽視しているわけではないが、真に追うべきものが別にあった。あの感覚の先にある背中の、まだ見ぬその顔が。
そしておそらく、目の前で叫び続ける彼女にも。
だが、追うものが必ずしもそれを掴めるとは限らない。勝負の世界とは努力したものが必ず報われるほど甘くはない。
だから背負っていく。敗れた者たちの無念と、その盾を。
ポツリとしずくが頬を叩く。それが合図だったかのように大粒の雨が降り出し、その水を勝負服が吸っていく。
「おもい……」
無意識に呟かれた言葉は雨の音にかき消され、誰にも拾われることなく消えていった。
END - 159主22/05/02(月) 03:29:43
現代では馬場が高速化して秋天がマイラーが無理なく狙えるようになった影響で軽視されがちな長距離ーー特に天皇賞春だけど、メジロの件しかり昔の関係者からは激重感情向けられてたんだよな…という雰囲気を出したかったSS
- 160主22/05/02(月) 03:39:28
- 161二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 09:24:54
あああああいいわぁ…菊花賞バで桃色の勝負服、勝ちたかっただろうなぁ…
- 162二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 09:27:09
ミックス…?
- 163主22/05/02(月) 13:44:12
二つのお題を一作品にまとめる
- 164二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 13:44:42
kskst
- 165二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 16:52:25
age ksk st
- 166二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 16:54:45
ヒシアケボノ
- 167二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 19:03:10
さらにksk
- 168二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 21:12:02
age
- 169二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 21:39:07
kskst
- 170二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 09:24:05
- 171二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 20:51:01
ほしゅ
- 172二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 08:47:14
保守
- 173二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 20:40:05
ほ
- 174二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 08:32:14
165どうしますか?新しく安価?
- 175二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 20:04:44
保守
- 176122/05/05(木) 20:13:03
- 177二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 04:38:00
とりま保守
- 178二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 16:13:35
主戻ってくるかな
- 179二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 16:25:52
うおSSのレベル高…
楽しみに待たせて頂きます - 180二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 00:54:13
保守
- 181二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 11:58:00
保守
- 182二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 21:39:27
待つ
- 183ボノライス 122/05/07(土) 23:33:57
お菓子作りとは実に複雑かつ繊細な過程の連続だ。少し力加減や火加減を間違えると容易に失敗する。なので手先の器用さや一瞬のタイミングをはかる判断能力が必要となる。
どこかでそんな話を聞いたとき、まるでレースのようだとライスシャワーは思った。特に長距離は仕掛けどころを間違えるとスタミナが尽きたり追いつけなくなることがある。
つまるところ「難しい」。今まさにそれを体感している。
「そうそう、ライスさんその調子!」
「こ、これくらい…?」
「もっと混ぜてもいいよ!ぐるぐる回して~!」
すでに結構混ぜているのだが、もっとという要求にあわせてライスはヘラを握りなおした。動かし続けた腕には少々疲れが溜まり始めている。
同じくらい動き続けているのにヒシアケボノは休むことなく、慣れた手つきでメレンゲを作り続けている。ふわふわと揺れる白いメレンゲにライスは思わず手を止めて見惚れる。慌てて作業に戻るライスに、アケボノは優しい眼差しを向けていた。 - 184二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 10:33:32
お!新作!
- 185ボノライス 222/05/08(日) 16:34:31
「バレンタインのお返しのお返しの協力」という、世間の盛り上がりがすっかり冷めた時期での依頼をヒシアケボノは快く引き受けた。得意分野について頼られるのはやはり嬉しいのに加えて、春の大舞台はひと段落し夏の大舞台に備え始めるという比較的時間のある時期だったのもある。
むしろ、依頼相手であるライスシャワーの予定のほうが心配だった。彼女の大一番はすぐそこにまで迫ってきている。そんな時期に一日だけとはいえトレーニング以外に費やしてしまうことになるのは問題はないのか。
そんな疑問にライスは控えめに、しかし確かな決意をもって答えた。
「だからこそ、レース前にちゃんと渡したいの。貴女がいるからライスも頑張れるよ、負けないよって気持ちを、ありがとうと一緒に伝えたいんだ」
話し合った結果、渡すお菓子はマカロンになった。
「特別に大切な人」へ。それは何も恋愛感情に限定されるべきではない。ウマ娘は、独りでは走れないのだから。
生地、特にメレンゲ作成は初めて作るライスにはやや難しいためアケボノが担当することにした。ガナッシュはライスの担当で、様々な味を用意するのだと張り切っていた。
いざ生地の搾り出し。緊張した面持ちのライスに、アケボノは声をかける。
「ねえライスさん、例えばだけど、ウララちゃんがお菓子を作ってくれて、それがちょっと形が変だったら、ライスさんはいや?」
「えぇ?そんなことないよ!ライスのために作ってくれるだけで、泣いちゃうくらい嬉しいよ!?」
「うん、そうだね!だからライスさんが渡す人も、きっと同じ気持ちになってくれるよ!気持ちがこもっていればボノボーノ、だよ!」
「う、うん…!」
- 186ボノライス 322/05/08(日) 16:46:57
出来上がったマカロンはやっぱり形がバラバラになったが、それでもライスは誇らしげだった。昼から始めた作業が終わる頃には、あたりはすっかり夕焼けに染まっていた。
「今日はありがとうアケボノさん。ライス一人じゃできなかった」
「こちらこそありがとうございました!またライスさんとお菓子作りたいな〜」
「あのね、これ…」
ライスはアケボノにラッピングされた袋を渡す。白と青のリボンをほどくとマカロンが入っていた。
「高松宮記念、おめでとう!ライスも頑張るね!」
「ライスさん…ありがとう!じゃああたしからも…」
「えっ!?」
お返しにと渡されたのは小さな箱だった。中を開けると、白い花型のクッキーがたくさん入っていた。
「あまったメレンゲで作ったの。天皇賞春、頑張ってくださいね!」
「…うん!」
学年も寮も、得意な距離も異なる二人だけれど。
誰かの幸せを願って走る気持ちは同じなのだと、お互いに知ることができた一日だった。
END - 187主22/05/08(日) 16:52:46
ヒシアケボノが走ってた時の宮杯は五月開催?TS時空の話だからこれ
TS時空のバレンタインイベはクラシック期?ライス達はシニア期なんだよ
遅くなって申し訳ない。保守ありがとう
残りレス的にたぶんこれで終わりかな。お付き合いいただいた全ての人に感謝。第二段はまた気が向いたら建てるかもしれない
残りは好きに使ってください - 188二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 22:23:39
どのお話もめちゃくちゃ良かった...
いいもの見させてもらいました!ありがとう! - 189二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 23:30:16
おつでした。
第二弾期待してる - 190二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 10:31:21
お疲れ様です!
- 191二次元好きの匿名さん22/05/09(月) 10:59:31
お疲れ様でした
第2弾も待ってるよ!