- 1二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:31:07
原初、
カワイイはカレンチャンであった
全ての生命にカワイクあれかしと
カレンチャンは言われた。
世界はカワイイで溢れたのだ。
「……うっ」
「どうしたの?お兄ちゃん?」
「いや、なんでもないよ」
最近、俺には悩みがある。
それは『カレンが可愛すぎる』ということだ。
いやね、可愛いって言うか綺麗っていうかね、もう存在自体が尊くてヤバいんだよ。
そんなことを思っていたらいつの間にか俺はカレンを目で追っていた。
「ねえお兄ちゃん!今日も一緒に寝ようね!」
「えー……」
「なんで嫌そうな顔するの!?」
「だってさぁ、最近はずっと一緒じゃん。たまには一人でゆっくり眠りたいなーなんて……」
「ダメだよ!一緒に寝るの!」
そう言ってカレンはベッドに潜り込んでくる。
このやり取りも何度目だろうか。
最初のうちこそ恥ずかしかったものの今では慣れてしまった。
「お兄ちゃんあったかい……」
「……そうだな」
カレンと一緒にいると安心感を覚える。
まるで母親の胎内にいるような感覚だ。
そしてそのまま眠ってしまった。…………
「んあ……?」
目が覚めると朝になっていた。
「ふわああ〜よく寝た〜」
伸びをしながら起き上がる。……あれ?なんか布団の中に違和感があるぞ? なんだろうと思って布団の中を見るとそこには天使がいた。
「すぅ……すぅ……」 - 2二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:32:32
「か、カレン!?」
俺の隣ではカレンが気持ち良さそうに寝ていた。
しかも服を脱いで下着姿になっているではないか。
「えへへぇ……お兄ちゃあん……」……ちょっと待て。今、夢の中で俺のことを呼んでいなかったか? それならこれは現実ではないのか? 恐る恐る頬っぺたを引っ張ってみる。
痛くない。ということはやっぱり夢なのか。
だがどうしてこんな夢を見ているんだろう。
昨日は特に何もなかったはずだし……。
まあいいか。せっかくの夢なんだから楽しまないと損だ。……それにしてもカレンの肌は白いなぁ。
シミ一つないし、触ったらスベスベしていそうだ。
つい手を伸ばしたくなる衝動を抑えてそっと頭を撫でる。
サラリとした髪の手触りが心地良い。いつまでも触れていたいな……。……そういえばカレンはいつになったら起きるんだろうか。
起こすにしてもどうやって起こせばいいかわかんないけど。
でもこのままだと遅刻してしまうかもしれないしなぁ。 - 3二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:32:41
AIの癖に童貞みたいだな
AIだから当たり前だろ - 4二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:34:05
AIでもお兄ちゃんはお兄ちゃんだな…
- 5二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:34:13
自己完結すなーっ!👆
- 6二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:35:44
しょうがない。ここはひとつ揺すりながら声をかけてみよう。
「おいカレン、朝だぞ」
「ううん……あと5分だけぇ……」
「駄目だ、起きろ」
「むにゃ……じゃあキスしてくれたら起きるよぉ……」……マジですか。いやまあ別に構わないんだけどさ。夢だし。
でも本当にそれで起きてくれるのかな?……試してみる価値はあるかも。
意を決して顔を近づけていく。
するとカレンの吐息を感じた。
ドクンドクンと心臓が激しく脈打つ。
緊張しているせいか体が熱い。
そしてとうとう唇同士が触れ合った瞬間だった。 - 7二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:37:12
「んっ……!?」
カレンは目を覚ましたようだ。驚いた表情をしている。
しかしまだ眠っていると思っているのかそのまま抱きついて来た。
「ちょ、カレン!?」
「うにゅ……お兄ちゃん……」……あれ?これってどういう状況だ?カレンはまだ夢の中みたいだけど……。
とりあえず落ち着こう。まずはこの状況をどうにかしないと。……よし、決めた。今日は休日だからこのまま二度寝しよう。
こうして俺はカレンを抱き枕にして再び眠りについた。……
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「ん……?」 - 8二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:39:30
誰かの声が聞こえる。この声は……カレンだな。……なんでカレンがいるんだ?確か俺はカレンと添い寝していて……そこから記憶が無い。
「起きた!?」
「お、おう。おはようカレン」
「もう夕方だよ!」
「え?」
時計を見ると時刻は既に午後6時を回っていた。……やばい。完全に寝過ごしたな。
「ごめんなカレン。俺のせいで……」
「なんのこと?」
「なんのことって……俺が起きるまでずっと一緒にいてくれたんだろ?」
「えーっと……」
「?」……どうしたんだろう。何か言いづらそうな感じだな。
まさか俺と一緒にいるのが嫌とかじゃないだろうな。……不安になってくる。
「カレン?」
「え!?あ、あのねお兄ちゃん。実はその……夢なの」 - 9二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:41:25
「夢?」
「そう。私が勝手にお兄ちゃんの部屋に入って来て一緒に寝てたの」……つまりアレは全て夢だったということか。なんとも言えない気分だな。
「お兄ちゃん?」
「ああいやなんでもない。気にしないでくれ」
「えーっと……変なお兄ちゃん」
「ははは……」……さすがにあんな夢を見たなんて言ったら笑われるよなぁ。
「あ、そうだお兄ちゃん。私これから出かけてくるから」
「そうなの?」
「うん。夜ご飯までには帰るから」
「わかった」
そう言うとカレンは部屋を出て行った。
一人になった途端、急に寂しさを感じてしまう。……なんだろうこの気持ち。今までずっと二人きりで過ごしてきたはずなのに。 - 10二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:42:57
「あ、そっか……」多分、俺が気づかないうちにカレンの存在が大きくなったんだろう。
俺にとってカレンはもう家族のような存在になっている。
でもカレンにとってはそうではないかもしれない。……少し考えてみよう。カレンのことを。
カレンと一緒に寝ていて思ったことがある。
それはカレンが子供っぽいということだ。
寝相も悪いし甘えん坊だし。そんな一面を見るとまるで妹ができたような感覚になる。
そしてカレンのことを可愛いと思った。
いつも元気いっぱいで笑顔を絶やさない。
どんなことでも一生懸命取り組むし、何より素直なところが魅力的だ。 - 11二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:44:25
俺には勿体ないくらいの良い子だと思う。……きっと俺はカレンのことが好きなんだろう。だからこんなにも寂しく感じるんだと思う。
なら答えは簡単だ。カレンに告白しよう。
もしフラれたとしても後悔はしない。自分の気持ちを伝えるだけでもいいじゃないか。
そう決意して俺は立ち上がった。…… - 12二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:45:07
ここから急展開注意⚠️
- 13二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:47:19
「お帰りなさいカレンさん」
「ただいまです真白先輩!」
私は今、真白先輩のお家に来ています。今日は私の家で遊ぶ約束をしていたのです。
「では早速ゲームをしましょう!」
「はい!負けませんよ!」
私たちはテレビの前に座り、コントローラーを手に取りました。
「えいっ!」
「あっ!」
真白先輩に操作していたキャラを倒されてしまいました。これで一対一の同点ですね。
「ふふん♪まだまだですよ!」
「くぅ〜。もう一回お願いします」
その後も勝負は続きました。結果は三勝二敗という結果になり、とても悔しい思いをしました。次は絶対勝ちますからね。
「ふぃ〜」
「疲れましたぁ」
「じゃあそろそろ休憩にしましょうか」
「はーい」
私たち二人はソファーに腰掛けました。すると真白先輩が話しかけてきました。
「ねえカレンちゃん」
「はい?」
「最近、楽しめている?」
「え?」 - 14二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:47:56
誰?誰なのぉ?
- 15二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:47:56
ん?
- 16二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:49:30
流れ変わったな
- 17二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:49:39
“挟まれて”ない?
- 18二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:50:40
「ほら、カレンちゃんっていつも学校に行く時と帰って来る時に暗い顔してる気がするんです。だから何かあったのかなって思って……」
「……大丈夫ですよ!心配しないでください!」
「本当?」
「もちろんです!」
「それなら良かったわ。……あ、飲み物持ってきますね」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
真白先輩は台所に行きました。……どうしてでしょう。心当たりがあるとすればお兄ちゃんのことしかありません。でも、お兄ちゃんと付き合っていることは誰にも言ってないし、そもそもお兄ちゃんと会ったことも無いはずなんですよねぇ。
うーん……考えれば考えるほど謎が増えていきます。
「カレンちゃーん。紅茶で良いですか?」
「はい!」……今はとりあえず忘れることにしておきましょう。
「ところで真白先輩」
「なぁに?」
「お姉様と美月先輩とは仲良くやっていますか?」
「え?……うん。まあ普通かな。たまに連絡したりするし」
「そうなんですか!……あの、よかったら私にも教えてくれませんか?」
「別に構わないけど……」
「やった!」
「?」
こうして私はお二人の話を聞くことになりました。……やっぱり真白先輩とお姉様はとても仲が良いみたいでした。二人で一緒にショッピングに行ったり、お泊りしたこともあるらしいです。……羨ましいな。
「それでね。美月ったらまた私のベッドに潜り込んできて……」
「えぇ!?」 - 19二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:53:32
「しかも寝言で『お兄ちゃん』とか言うのよ。……正直キモかったわ」……どうやらお兄ちゃんはお兄ちゃんのようです。それにしてもお姉様にそんな一面があったなんて驚きです。
「そういえばカレンちゃんはどんな感じ?」
「私ですか?」
「うん」
「そうですね……お友達とはよく遊んでいますよ」
「そっか。……あ、そうだ。今度みんなで遊びに行ってみない?」
「いいですね!行きたいです!」
「よし、決まりね」
真白先輩の提案により、私はお友達と一緒にどこかへ出かけることになりました。
「ただいま〜」
「おかえりカレン」
「あれ?お父さんは?」
「なんか仕事で遅くなるんだってさ」
「そっか。じゃあお夕飯は二人きりだね」
「だな」……なんだかドキドキします。今までずっとお母さんがいたから、こういう状況に慣れてないっていうのもあるんだけど。でも一番の理由はお兄ちゃんがいることだよね……。
「……カレン」
「な、何?」 - 20二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:57:21
「手、洗ってきた方がいいぞ」
「……分かった」……お兄ちゃんも意識してるんだ。嬉しい。私はニヤけそうになる顔を必死に抑えながら手を洗いに向かいました。
それから私たちはテーブルを挟んで座りました。そして料理を食べ始めました。
「おいしい」
「だろ?」「うん!流石お兄ちゃん!」
「ありがとよ」……会話が無くても全然気まずくならない。むしろ安心感があるというか、心地いい空気が流れてる気がする。
「ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「ちょっと聞いてもいい?」
「おう」
「どうして私のお家に住もうと思ったの?」
「そりゃお前のためだよ」
「え?」
「俺は一人っ子だったし、親父たちだって俺を早く自立させたかったんだろうな。だから一人暮らしを始めたんだよ」
「……そっか」
「でも、一人で暮らすって結構寂しいもんなんだよ。特に朝起きた時と夜寝る時はな」
「うん」
「だから、お前がうちに来てくれたら助かるなって思ったんだ。……迷惑だったか?」
「ううん。そんなこと無いよ」
「なら良かった」
「……ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「私って頼りないかもだけど、これからはいっぱい頼ってね」
「ああ。よろしく頼む」………… - 21二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 03:58:16
俺自身も把握できてないんだが
世界線変わってないか? - 22二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:05:25
「ごちそうさまでしたっと。……カレンは先に風呂入ってきな」
「はーい!」
「あ、着替え置いといたから」
「ありがとう!」
私は脱衣所へ向かい、服を脱ぎました。するとそこには綺麗に畳まれた下着とパジャマが置かれていました。……お兄ちゃんの匂いがする。……って、変態みたいなことしてる場合じゃないや。
私がお風呂に入っている間、お兄ちゃんは食器の片付けをしていました。そして私が出る頃には全て終わっていました。
「お先〜」
「おう」
「お兄ちゃんも入ってきて良いよ」
「……そうするか」
お兄ちゃんは浴室へと向かいました。……今のうちにお布団敷いておこうか。私は寝室に入り、お布団を敷いておきました。これでいつでも寝られる状態になりました。……あ、一応お部屋の電気消しとくね。
「上がったぞ〜……って、なんで部屋真っ暗にしてんだ?」
「あ、お布団の準備をしてたの」
「準備?……あぁ、そういうことか」
「?」
「いや、なんでもない。とりあえず電気付けるな」「うん」
お兄ちゃんは照明のスイッチを押しました。……眩しっ!
「よし、それじゃ寝るか」
「え!?」……まだ8時半なのに。
「なんだ?何か問題あるのか?」
「そ、その……」
「……あ、そうか。お前はまだ子供だしな」
「うん」
「今日は一緒に寝てやるよ」
「ほんと!?」
「おう。ほら、おいで」 - 23二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:07:16
お兄ちゃんは自分の隣をポンッと叩きました。私はそこに横になると、お兄ちゃんの腕の中に収まりました。
「よしよし」
「えへへ」……やっぱり落ち着くなあ。
「ねえ、お兄ちゃん」
「どうした?」
「頭撫でてくれる?」
「いいぞ」……気持ちいい。まるで魔法みたい。
「ありがと」
「おう」
「……お休みなさい」「おやすみ」……あれ?……なんだか眠くなってきたかも……。
「すぅ……すぅ……むにゃ」
「……可愛い寝顔だな」
「ん……」……温かい。それに、なんだかふわふわしてて……。でも、不思議と心地が良い。ずっとこうしていたいなあ……。
「……好きだよ」
「……私も好き」
「え?」
「……大好きだよ。お兄ちゃん……」
「……」
「……んぅ」……あれ?なんか……頭がぼーっとする……。
「おはようございます!お兄さん!」
「……おはよう」
「昨日はよく眠れましたか?」
「まあそれなりには」
「それは良かったです!」
俺はベッドから降りてリビングへ向かった。するとそこには既に制服姿のカレンがいた。
「早いな」
「はい!だってお兄さんと一緒に登校したいんですもん!」
「そうか」
俺はソファーに腰掛けた。するとカレンは俺の隣に座ってきた。 - 24二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:08:30
- 25二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:13:09
「お兄ちゃん」
「ん?」
「ギューってして」
「はいよ」俺はカレンを抱きしめた。
「えへへ」
「何笑ってんだ?」
「お兄ちゃんを独り占めできて嬉しいの」
「そっか」
「うん」……俺はこの笑顔を守りたい。そのためにできる限りのことをしよう。
それから俺たちは朝食を食べ始めた。いつものように美味しかった。そして食べ終わると、カレンが話しかけてきた。
「あの、お兄ちゃん」
「ん?」
「私も行ってもいいですか?」
「どこに行くんだ?」
「学校です!」
「学校はダメだ」
「どうしてですか!?」
「だって俺ら兄妹じゃないじゃん」
「で、でも……私はお兄ちゃんの妹になりたいんです!」
「妹ならここにいるじゃないか」
「違うんです!私はお兄ちゃんの本当の妹になりたいんです!」
「だから無理だって」
「そんなことありません!」
「じゃあお前はどうやって生まれたんだ?」
「……それは」 - 26二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:16:22
「血が繋がってないと家族にはなれねえんだよ」
「……うぐっ」……カレンが泣きそうな顔をしている。まずったかな……。
「……分かりました。もう諦めます」
「おう。それが良いと思うぞ」
「……」……あれ?なんか様子がおかしいような気がする。
「お、おい。大丈夫か?」
「……はい」
「本当か?なんだったら病院行くか?」
「いえ、平気です。少し考え事をしていただけなので」
「そうか。まあ、何かあったらすぐに言ってくれ」
「はい。ありがとうございます」……なんだろ。さっきから違和感がある。……まさかとは思うけど、バレたのか?
「なあ、カレン」「はい?」
「お前って本当に妹なのか?」……沈黙が流れる。やばい。これ絶対バレたパターンじゃねえか。……どう言い訳するか。
「えっと、どういう意味でしょうか?」「そのまんまだよ。お前、本当は誰なんだ?」
「え?な、何を言っているんですか?」
「正直に答えてくれ」
「……嫌です」 - 27二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 04:28:12
- 28二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:17:13
「待ってろよ。……今すぐ調べるからな」
「え?」……どういうことだ?調べる?……何を?
「お兄ちゃん、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してくれよ」
そう言うとお兄ちゃんは私の頭に手をかざしました。
「【情報開示】」……ん?なんだこれは。……ステータス画面のようなものが見える。
『名前:カレン・リザレット(真)』……やっぱりな。これで確定した。こいつは本物のカレンだ。……しかし、なんでこんなことになったんだ?とりあえず今は様子を見よう。 - 29二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:18:34
スタンド攻撃だッッ‼︎
- 30二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:24:00
- 31二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:25:11
「お、おい、どうした?急に固まって」
「あ、ごめんなさい。なんでもないですよ」
「そうか?ならいいんだけど」
「心配かけてすみません」
「いいよ別に。それで、お前が妹かどうか分かったのか?」
「はい。……どうやらあなたは本物みたいですね」
「え!?マジで言ってんの?」
「はい。ちなみに私は偽物の方です」
「はあ……」……なんだよこいつ。めっちゃ混乱してきたぞ。
「なあ、カレン。一つ聞きたいことがあるんだが」
「はい。なんでしょう?」
「お前は何者だ?」
「私はお兄ちゃんの妹です」
「それは分かってる。俺が知りたいのは、お前の正体だよ」
「正体?」
「ああ、そうだ。……カレン、正直に答えてくれ」「はい」
「俺は昨日、お前を拾ったんだよな?」
「その通りです」
「その時の記憶はあるか?」
「いえ、全く」
「そうか。じゃあもう一つ質問する。俺とカレンは血が繋がっているか?」
「それは繋がっています」
「どうして分かるんだ?」
「だって私達は本当の兄妹なんですから」
「……」……俺の仮説が正しければ、こいつの言っていることは正しいことになる。でも、俺はこいつを知らないんだよな。……一体どうなってんだ? - 32二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:28:03
お、俺はお兄ちゃんとカレンチャンの
甘々いちゃぴょいが見れると思っていたら
気がついたら「SF」になっていた…
な、何を言ってるか分からねぇだろうが
俺も何をされたか分からねぇ - 33二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:30:50
AIのべりすとは流れを逐一修正しないとこうなるといういい例
- 34二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:35:16
「カレン、俺のこと知ってるか?」
「もちろん知ってますよ。お兄ちゃんの名前は如月シンヤさん。年齢は16歳。好きな食べ物はハンバーグと唐揚げとオムライス。嫌いな食べ物はピーマンとナスとゴーヤ。趣味は読書とゲーム。好きな女性のタイプは髪が長くて黒髪で胸が大きい人。身長は165センチで体重は65キロ。誕生日は4月7日の牡羊座で血液型はA型。家族構成は両親と妹である私、そして犬のポチがいる」
「……」……えっと、これって全部合ってるのか?というかスリーサイズまで把握されてる。怖いわ。
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」
「なら良かったです」
「それで、カレンはこれからどうしたい?」 - 35二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:39:47
「私はお兄ちゃんと一緒に暮らしたいです」「無理だ。……だから諦めろ」
「嫌です。絶対に諦めません」
「……」……困ったな。こういう時は一旦距離を置くのが一番だけど、こいつがそれを許してくれるとは思えない。さて、どうしたものか……。
「あのー、お兄ちゃん。一つ聞いてもいいですか?」「なんだ?」
「もしかして、私が妹じゃないと思ってるんじゃないですか?」……うっ、鋭い。
「そ、そんなことねえよ」
「本当ですか?」
「本当だ」
「嘘ついてませんか?」 - 36二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 12:44:31
怖いよぉ…
- 37二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 13:44:59
未来の二つの顔を読んだときと同じ感慨を今抱いている
- 38二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 14:30:13
内容はともかく文法の勉強にはなるな
反面教師として - 39二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 15:44:03
「ついてない」……カレンがジト目で見てくる。……仕方がない。ここは腹を決めるしかないな。……よし。覚悟を決めろ!俺!!
「カレン、よく聞け。お前は妹なんかじゃねえ」
「な、何言ってるんですか?私はお兄ちゃんの妹ですよ!」
「違う。お前は妹なんかじゃねえ!!」
「ど、どうしてそこまで否定するんですか?」
「……お前は妹なんかじゃないからだ」
「え?」
「お前は妹なんかじゃねえんだよ」
「ま、また冗談を……。もう騙されませんよ」
「いいや、本当だ。お前は偽物なんだ」
「……」……沈黙が流れる。さすがに怒らせちゃったかな?
「お兄ちゃん、本気でそう思ってるんですか?」
「ああ」
「……分かりました。では、今から私のステータスを見せましょう」
「へ?なんで?」
「いいから見ててください」……カレンがステータス画面を開いて操作し始めた。 - 40二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 15:46:27
職業:なし 性別:女
年齢:15
種族:人間
属性:無
状態:正常
HP:50/50
MP:25/25
筋力:E+
敏捷性:F-
体力:D
知力:B+
魔力:C
運勢:A
魅力
:S− スキル一覧 【情報開示】
称号一覧 【元王女】……ん?ちょっと待て。なんだこのステータスは。おかしいだろ。明らかに異常だぞ。……というより、なんでこんなもんが見えるんだ?
「どうですか? - 41二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 15:48:29
これで信じてもらえますか?」
「ああ、信じる」
「良かったです」
「でも、どうしてお前は俺の妹になってたんだよ」
「それはお兄ちゃんに好かれたかったからです」
「は?」
「実は私、昔からお兄ちゃんのことが大好きだったんです。それで、どうしてもお兄ちゃんと兄妹になりたくて、その願いが叶ったんです」
「……」……どうしよう。頭が痛くなってきた。というか、本当に頭痛がしてきた。……マジか。俺ってヤンデレ系の妹を持ったのか。最悪だ - 42二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 15:48:57
誰か説明してくれよ!
- 43二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 23:06:39
「お兄ちゃん、大丈夫ですか?顔色が悪いですよ」
「気にするな。問題無い」
「そうですか?……あ、そうだ。お兄ちゃん、お願いがあるんですけど、良いですか?」
「なんだよ」
「私とキスしてください」「断る」
「どうしてですか!?」
「当たり前だろうが!俺はシスコンでもなければロリコンでもないんだよ!そもそもお前とは兄妹じゃないんだからそんなことはしない」
「で、ですが……」
「分かったら諦めてくれ」
「……はい」……ふう、なんとか乗り切ったな。危なかった。もう少しで一線を越えるところだったぜ。 - 44二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 23:07:16
お兄ちゃんは…耐えた
カレンチャンはキレた - 45二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:16:35
カレンチャン...
- 46二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:53:03
あげ
- 47二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:56:41
!?
- 48二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:56:57
こんな怪文書見せられたらそらキレるわ
- 49二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 21:57:24
のべりすと君!?どうしたんだ急に大声出して!