- 1二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:48:57
- 2二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:50:07
その日、初めて出演をさせていただく番組の収録に清夏さんと向かった。
最近ライブで大成功を収め、名前が知れ渡ったおかげか、いつも以上に仕事を選べるようになっていた。
清夏「Pっち〜もうすぐ収録始まるってーディレクターさんが」
P「おや、もうそんな時間ですか。すみません。次のイベントについて先方と電話をすることになっているので少し外します。先に準備をしていてください。すぐに戻ります」
清夏「りょうか〜い♪」
〜〜〜〜
P(先方とつい熱く話しすぎてしまった。気がつけば収録の前半が終わり、後半に向けての休憩時間も終わりそうになっていた。)
P「予想以上に長引いてしまった。清夏さんは大丈夫だっただろうか。」 - 3二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:51:09
急ぎ足でスタジオに戻ると清夏さんが休憩していた。
P「清夏さん、遅れてしまって申し訳ないです。問題はありませんでしたか?」
清夏「あ…Pっち……大丈夫だよ!上手く収録できちゃった〜!」
彼女の言い分に違和感を感じた。まるでなにか言いづらい事を隠しているような、そんな気がした
P「本当に問題はなかったんですか?」
清夏「んも〜、心配しすぎ!ほらほら後半も始まるんだからPっちも見てなって!」
番組収録の後半が始まる。
俺は何か胸のざわつきが止まらないまま様子を眺めていると、一人のスタッフが話しかけてきた。
スタッフ「紫雲さんの担当プロデューサーですか?少しお話があるのですが時間よろしいでしょうか」
突然のことに驚いたが数分で終わるらしく、承諾した。 - 4二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:52:23
P「それは、本当のことなんですか。」
俺は、柄にもなく声を上げそうになってしまった
スタッフ「はい…スタジオにいたメンバーのほぼ全てが見ていました。」
清夏さんの様子がおかしかった理由が分かった。
番組ディレクターにセクハラを受けたそうだ。
幸いスタジオのメンバーたちがすぐに引き剥がしたそうで、事なきを得たようだった。
P「教えてくださり、ありがとうございました。」
スタッフ曰く、「いつものこと」だそうで自分の中の糸がプツプツと音を立てて切れていくのがわかった。
今はとにかく清夏さんのことが心配だ。
早く、早く収録が終わってくれ。 - 5二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:53:32
しばらくして収録が終わり、帰路についているとき、清夏さんが口を開いた。
清夏「Pっち…あたし芸能関係のお仕事はもう受けたくないかも…贅沢言ってるのはわかってるんだけど…」
P「ディレクターからセクハラを受けた件ですか?」
ドキリ、と心臓が跳ねた。たまたま席を外していたPっちにだけは、知られたくなかった。
けど、知られてしまった。
清夏「うん…あたし、怖かった。よく知らない人が、あたしのことジロジロ見ながら、肩とか腰に手を回そうとしてきたの」
清夏さんの声は震えていて、涙も流していた。
どうして俺が防げなかった?
どうして俺は席を外してしまった?
どうしたら俺は担当アイドルを守れた?
そんなこと今考えても意味はない。
P「今日はミーティングを中止してお休みにしましょうか。」
収録は朝から正午にかけてだったので午後が暇になってしまった。
P「では清夏さん、今日は一旦別れましょう。寮でゆっくり休んでいてください。」 - 6二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:54:34
俺はあのディレクターを潰すために学園長に話をしに行くつもりだ。俺の担当に手を出したんだ。絶対に許せないし、許す気なんてない。
そんなことを考えていると、後ろからグイ、と引かれるのを感じた。
P「どうしましたか。清夏さん。」
裾を引かれたのに驚いて問う。
清夏「Pっち、今日は一緒にいたい。」
いつもの清夏さんとはまるで違う。
目の前にいたのは、弱々しい声で怯えた顔をしている少女だった。
P「わかりました。寮に入る申請をしてきます。」
男性である俺が近くにいると収録のことを思い出すかもしれないと、すぐに離れようと思っていたので内心驚いた。
無事申請が通り、清夏さんの部屋に通される。
P(流れで入ってしまったがいいのだろうか。清夏さんと同室の葛城さんにも申し訳なく思う。でも、あんな清夏さんを見たのは初めてで、断れる訳ない。でも俺はプロデューサーなのだから、なるべく早く切り上げよう。) - 7二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:55:39
最初に口を開いたのはPっちだった。
P「清夏さん、どこか体調など悪いところはありませんか?」
清夏「うん…体調は別に…」
なんだか、うまく言葉が出ない。
清夏「ただ、その、芸能関係のお仕事、ちょっと怖いな、って」
思い出すだけで、肩が震える。触られたくない人に、自分の体を触られる不快感が鮮明に思い出される。
怖い。怖かった。あたし怖かったんだよ。Pっち。
また、涙が出てくる。Pっちには何となく、笑ってる私だけ見ててほしかったな、なんて。
Pっちの方に目をやると、見たことない顔をしてた。
どこか怒ってるような、泣きそうにも見えるし、悔しそうにも見える。 - 8二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:56:53
清夏「Pっち、変な顔」
少しだけ笑えた。やっぱりこの人の隣が一番落ち着く。
P「え?あぁ、すみません。少々、感情を抑えるのが難しく…」
自分の担当アイドルを傷つけられたことに腹を立てていたのが、表情に出てしまった。
P「俺の清夏さんを傷つけられたのに少しムカついてしまって」
清夏「えっ」
心臓が跳ねた。
Pっち何言ってるの?え?『俺の清夏さん』って…?
みるみるうちに顔が熱を帯びていくのを感じる。
心臓がうるさい。静かにして!
清夏(た、確かにPっちは頼りになるし、いつもあたしの事考えてくれてるし、俗に言うスパダリ?って感じでか、かっこいいけど…期待、してもいいのかな…『俺の清夏さん』ってどういう意味か聞いてもいいのかな…) - 9二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:58:12
清夏「あの〜Pっち?『俺の清夏さん』ってどゆ意味?」
聞いちゃった。絶対そういう意味じゃないのに。
期待…しちゃった。
P(ふと自分の発言を自覚した。俺は担当に何を言っているんだ?これこそセクハラなんじゃないか?思い出させてしまうのではないか?)
契約解除、停学、退学、スキャンダル、炎上、様々な可能性が頭によぎり、冷や汗が出てくる。
なんと言い訳しようか考えていると清夏さんに先ほどの発言を問われた。
P「すみませんでした。プロデューサーとしてあるまじき発言です。どうか許していただきたい。」
清夏「謝るのは違うじゃん…」
へっ?と気の抜けた声が出てしまった。
清夏さんの、顔が赤い。
まさか。いや、相手はアイドルだ。
自分の発言を思い返す。
顔が少し熱くなる。
なんとかプロデューサーとしての体裁は守らなければ。
考えているうちにお互い黙り込んでしまい、時計の針が進む音だけが響く。 - 10二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 19:59:14
Pっちの顔が少し赤い。しばらく一緒にいるからその変化に気が付かないあたしじゃない。
清夏「Pっち、顔、赤くなってる?」
P「いや、これはその、あまり、見ないでください…」
完全に意識してしまった。
プロデューサーとして、抱いてはいけない想いを。
少しだけPっちとの距離を縮めて聞いてみる。
清夏「Pっち、あたしのこと嫌い?」
そんなわけがない。ただ、声が出ないので首を横に振る。
さらに距離を詰めてみる。
Pっちとの距離はもう、あたしが腕を組めるくらいになっている。
清夏「じゃ、じゃあ…Pっちは、あたしのこと、どう、思ってる…?」
想いを隠せなくなったあたしは、もう止まれなかった。
期待と不安が入り乱れている。
でも、自分でも薄々気づいてはいた。
あたしはPっちのことが好き。大好き。 - 11二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:00:20
変な汗がとまらない。俺はどう答えるべきだ?
相手はアイドル。ましてや担当。
頭がパンクしそうだ。
だめだ。俺は彼女のプロデューサーだ。
アイドルとしての人生を預かっている以上、彼女に迷惑をかけることはできない。
P「あなたは俺にとって可愛い担当アイドルです。それ以上でもそれ以下でもありません。」
彼女のため、俺のためとはいえ、少し突き放すような言い方をしてしまった。
俺だって本当は…いや、やめよう。
俺はプロデューサーで彼女は担当アイドルなのだから。
これは俺が俺の中にしまっておけばいい。永遠に。
理性が戻ってきてからは顔もすっかり冷え、いつも通りの俺になっていた。 - 12二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:02:06
清夏「そっか…あはは!そうだよね〜!PっちはPっちだもんね!あーあ、何言ってたんだろあたし!」
Pっちにはいつも通りケラケラと笑ってみせた。
内心、モヤモヤがとまらない。
舞い上がってたのはあたしだけ?
じゃあさっきのPっちの照れ顔は?
もしかして距離詰めすぎた?
Pっちのいくじなし…?
答えが出ないうちにPっちが寮から出ないといけない時間になっていた。
P「明日は午後からミーティングです。清夏さんは明日の午前中は授業でしたよね。勉強も怠らないでください。失礼しました。」
Pっちはあっさり帰っちゃった。 - 13二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:03:10
Pっちが帰ってからそこそこ経って、リーリヤが帰ってきた。
リーリヤ「ただいま〜清夏ちゃん!」
清夏「おかえりリーリヤ。」
Pっちが帰ってから急に今日の収録のことを思い出してしまった。体が震える。リーリヤには、悟られないようにしないと。
リーリヤ「…………」
清夏「ちょ、リーリヤどしたの?顔になんかついてる?」
リーリヤ「清夏ちゃん、今日、何があったの?」
バレた。しかもなんかあったって確信してるし…
敵わないな、リーリヤにも。 - 14二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:04:11
清夏「あ〜、バレちゃった?」
リーリヤ「清夏ちゃん、今日はなんか変。前も変なときはあったけど、今はもっと変。清夏ちゃん、話して。」
ほんっと、リーリヤには敵わない。
そんなにまっすぐ見つめられたら、断れないじゃん。
清夏「ん〜、わかった。ちゃんと話すよ。」
あたしは今日あったこと、何が身に起こったか全部話した。
途中から嗚咽混じりの声になっちゃって、リーリヤがアワアワしてたけど、そっと「大丈夫だよ。」って抱きしめてくれて、また泣いちゃった。
リーリヤ「清夏ちゃん、それ本当?」
リーリヤってこんな顔、するんだ。さっきのPっちみたい。
清夏「うん。でも大丈夫だよ。怖かったけど、あたしにはPっちもリーリヤもいるから。これは心からの本心だよ。」
その日はご飯を食べてさっさと寝た。
早く寝たら今日のことも忘れられて、早くPっちに会えると思ったから。
リーリヤはまだ心配そうだったけど。 - 15二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:05:23
清夏さんと別れてから事の次第を学園長に伝えた。
学園長は厳しい顔をしながらも「うむ。あとは任せなさい!」と言ってくれた。
正直、頼りになる方だ。
それから俺は自宅へ帰り、今日のことをまとめた。
P「どうしてあの時清夏さんから離れてしまったんだ…」
ポツリと呟いてみる。
当然、答えは返ってこない。
それに『俺の清夏さん』なんて言ってしまった。
正直、そんな想いがないわけではない。
明日以降、どう彼女と接していけばいいのかわからない。
意識してしまった想いは頭にこびりついて離れない。
あんなことがあったのに今は清夏さんのことしか考えられない。
いや、あんなことがあったからこそ、か。 - 16二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:06:29
寝る前のルーティンを一通りこなし、ソファーに腰を沈める。
今日は寝られそうにない。
時刻はすでに1時を回っていた。
ぐるぐると思考を巡らせているうちにこんな時間になっていたとは思わなかった。
ふぅ。とため息をつき、重い腰を上げてベッドへ向かう。
「明日のことは明日の俺に任せよう。」
俺は雑にベッドに身を投げてそのまま泥のように眠った。 - 17二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:09:56
自分で書いたSSとしては2個目ですが少し長くなりそうなのでPも清夏も就寝したところで区切りにさせていただきます!
次の日以降の話はPと清夏のお出かけ回にしようと思っています。
そこでは頑張って甘くする予定なので完成次第またスレ立てをさせていただくと思います。
少し長くなりましたがありがとうございました - 18二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:14:06
続きを…
- 19二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 20:32:19
- 20二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 23:06:02
自分のペースで無理せず書いてくだせえや
- 21二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 06:40:50
乙 待ってるぜ
- 22二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 15:41:57
ほしゅみたん
- 23二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:32:20
スレ主です!
少しづつですけど書けてる分を載せていきます!!
リアルタイムで書いてるので最初のほうみたいにポンポンはのせていけないですm(__)m - 24二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:33:30
翌日
P「おはようございます。清夏さん。」
見た感じ清夏さんに変わりはなさそうだ。
清夏「んーおはよー!Pっち」
午後からのミーティングをするためにいつもの教室へ入り、Pっちと軽い挨拶をしてから椅子に座る。
ぐっと伸びをすると午前中に凝り固まった筋肉を引き伸ばす感覚が気持ちいい。 - 25二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:34:54
P「では、ミーティングを始めますよ。まずは〜〜の〜〜からで〜」
清夏(やっぱりPっちかっこいいな…横顔かっこいい…指、結構ゴツゴツしてるんだ…男の人って感じする。あの手で守られたいな〜…なんて思ってみたり。)
P(清夏さんがボーッとしている。やはり昨日の今日でミーティングをするのは良くなかったか?ボーッとするにしても、あまりこう見つめられると、少し恥ずかしいな。) - 26二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:36:37
P「清夏さん」
清夏「ひゃいっ!?」
話もよく聞かずにPっちのこと見つめてたから急に話しかけられてびっくりしてしまった。
P「あまり、集中できませんか?」
心配そうにPっちが聞いてくる。
やっぱり昨日のこと、気にしてくれてるんだ。
正直昨日の一件よりも、その後の寮での事の方が大きすぎて結構大丈夫なんだケド。
……わざと集中できないって言ったら、Pっちはどうするんだろ
そんな考えがよぎってしまった。
清夏「あはは〜…そだね、あんまり集中はできてないかも〜…?」
ほんとはPっちに見惚れて集中できませんでした〜なんて言えないし。 - 27二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:38:23
P「そう、ですか」
やはり彼女は昨日のことを気にしているのだろう。
俺にできることをしなければ。
P「清夏さん。デートに行きませんか?」
Pっちが突然とんでもない事を言う
デート?デートってあの?Pっちから?!
驚きすぎて、一瞬固まってしまった。
でもあたしの答えはもちろん
清夏「行く!」
ボーッとしていたのが一変、清夏さんが目を輝かせながら答える。 - 28二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 16:47:04
清夏「で、どこか行く予定はあるの?決まってないならあたしはお散歩しながら決めるとかでもいいよっ♪」
P「そうですね。こんなこともあろうかと候補はいくつか決めているので近いところから向かいましょうか。ところで清夏さん、お昼はもう済ませていますか?」
清夏「まだだよーPっちとのミーティング楽しみだったから忘れちゃった」
P「そうですか。では先にご飯を食べに行きましょうか。」
せっかくちょっと攻めてみたのにPっち無反応でつまんなーい
なんて心のなかでムッとしつつもこれからのデートに心躍らせる自分もいた。 - 29二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 17:04:37
店に向かう途中、少し先を歩くPっちの背中を見つめる。
清夏(あんまり見ることないけどPっち背中大きいな…あたしも女の子にしては少し身長おっきいと思ってたけどPっちと比べたら全然だね)
なんて思いながら歩いているとPっちが振り向いて話しかけてくる。
P「清夏さん、あまり離れると、その、心配ですので…」
少し強引に清夏さんを隣に引き寄せる。
ついしてしまった自分の行動に驚いた。
昨日から彼女が視界にいない時は妙に落ち着かないのだ。仕方ない。 - 30二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 17:07:12
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 17:08:27
Pっちが少し強引に抱き寄せてくる。
こんなこと、前までしなかったのに。
まだ歩いてるだけなのに、こんなに幸せなんだ。
Pっちにはこの想い、伝わってるのかな。
ふとPっちの方に顔をやると頬が少し紅潮していた。
うん。やっぱり昨日から勘違いじゃない。
Pっちもきっと、同じ気持ち。
でもきっと、彼はプロデューサーだからという理由で気持ちに蓋をしているのだろう。
だからあたしは少し、攻めてみることにした。 - 32二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:06:38
清夏「Pっちはどういう子が好みなの?」
いきなり踏み込みすぎたかも。
ダメダメ。Pっちの前では平静を保たないと。
P「はぁ、あまりにもいきなりですね。清夏さん。あなたはアイドルなんですから。そういった話題は炎上のもとになりかねませんよ。」
清夏さんから突然振られた話題に少々焦りはしたが、冷静に返す。 - 33二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:07:49
Pっちの意固地な返事にムッとしたけどすかさず返す。
清夏「その今をときめくアイドルと2人っきりで食事に行こうとしてるPっちが一番炎上しそうだけどね〜。」
プロデューサーらしい返事をしたつもりが、図星を突かれてしまった。
途端に歯切れが悪くなるのを感じる。
P「それは、まぁ、そうですが…」 - 34二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 20:12:49
ここまで来たらあたしも意地だ。
清夏「ほんとは昨日のこともあってあたしの事が心配でたまらなくてひとり占めしたかったりして〜?」
言葉にするのをあえて避けていたことを清夏さんに言われてしまった。
P「だったら、悪いですか。」
思いの外素直に認めたPっちにドキッとしてしまう。
また見たことない顔。悔しがってる子供みたいな。
可愛い。
清夏「Pっち…恥ずかしいじゃん…」
P「清夏さんが振ってきた話ですよ。」
プロデューサーとしての体裁をなんとか保とうとしているが、昨日以降どうしても彼女から目が離せない。
俺は一体どうしたらいいのか。
変な雰囲気になってしまったまま昼ごはんを食べる予定のお店についた。
さすがはPっち。学生も入りやすい雰囲気で料理も美味しかった。
しかも少し席を外してる間に支払いも済ませてくれてた。
清夏(こんなの、理想の彼氏じゃん…)
あたしの中でPっちへの好きがどんどん膨らんでいく。 - 35二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 22:22:29
ほしゅみたん
- 36二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:19:11
保守感謝です!
続き↓
P「清夏さん、この後はどこか行きたいところはありますか?」
清夏「うーん…そだ!ショッピング行こうよ!Pっちに選んでほしいと思ってたものあるんだよね〜!」
P「選んでほしいものですか?言っておきますが俺はファッションについて物凄く詳しい、というわけでもないのでそういうのは葛城さんと行ったほうがいいのでは?」
鈍感すぎるPっちに少し呆れそうになる。
少しは意識させてやるために言葉を選ぶ。
清夏「わかってないな〜。あたしは“Pっちと”行きたいの!」
そろそろ察してくれればいいのに。
つい意識しそうになる。アイドルとしての彼女ではなく、紫雲清夏としての彼女をみてしまいそうになる。
もう既に、かもしれない。
P「そうですか。なら行きましょうか。」 - 37二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:21:57
~~~~
清夏「Pっち見てこれ!めっちゃ可愛くない?!あ!こっちも!」
P「清夏さん、変装してるとはいえそんなにはしゃいでるとバレてしまいますよ。ただでさえあなたの綺麗な橙色の髪は目立つんですから。」
清夏「そのときはPっちがなんとかしてくれるでしょ〜!」
なんとまぁ、我儘な…なんて思いつつ、彼女が俺に対して遠慮しないことを嬉しく思ったりもする。
にしても少しはしゃぎ過ぎなのでお灸は据える。 - 38二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:23:23
P「いいですか、清夏さん。いくら平日とはいえここはショッピングモールです。人が少ないからとはしゃがれると困ります。」
清夏「それは…そうだけど…Pっちも楽しんでたくせに。」
わかってる。あの表情を見たら。満更でもない顔だったし。
P「まぁ、楽しいですよ。あなたと一緒なので。」
心からの本心。彼女といると飽きない。
きっとこの先ずっと、彼女といられるかぎり飽きることなんかないだろう。
清夏「知ってる」
満面の笑みで彼に答える。
P「敵わないですね。ほんと。」
清夏「ん?なんか言った?」
P「いえ、なんでも。まだ行きたい店があるんですよね?付き合いますよ。」 - 39二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:40:51
清夏「そうこなくっちゃ!」
この時、いい案が浮かんだ。
清夏(Pっちの腕組んじゃおうかな〜…)
幸い、Pっちの左腕はがら空きだった。
Pっちにバレないようにそ〜っと近づく。
あと少し、もう少しで腕が組める。
そのとき、
P「ダメですよ、清夏さん。それはアイドルとプロデューサーの範囲を超えてます。」
バレちゃった。あと少しだったのに…
てかアイドルとプロデューサーってなに。
別に腕組まれたとしても満更でもないくせに。 - 40二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 23:46:25
清夏「ちぇー。Pっちの意気地なしー。」
正直テンションは少し下がってた。
少しだけどね。
清夏さん、露骨にテンション下がってるな。
仕方ない。少しだけ、プロデューサーとしての仮面は捨ててしまおう。
P「清夏さん。プロデューサーとアイドルが腕を組むのはいけませんが、今ここにいるのは俺と紫雲清夏です。なので、その、こちらで我慢してください。」
そして彼女に左手を差し出す。
俺は精一杯できることをしたと思う。
Pっちが左手を差し出してくる。
さっき下がったテンションが倍以上になって返ってきて心がうんと弾む。
清夏「ほんっと、Pっちって不器用だよね!」
なんて言いつつウキウキで彼と手を繋いで次のお店へ向かった。 - 41二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:03:16
今日書けた分はここでいったん終わりです
スレが残っていたら明日以降続き載せます!
落ちてたらまた新しく立てさせていただきます!!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!! - 42二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 00:16:38
乙 楽しみに待ってます
- 43二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 10:06:28
ほしゅみたん
- 44二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 17:58:02
紫雲さん
- 45二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:21:25
毎度保守感謝です!!
書けてる分投下していきます!
↓
ショッピングに来た本来の目的、彼に選んでほしいものがある場所へ足を運ぶ。
「ここここ〜!前リーリヤと来たけどあんま時間なかったから次はPっち連れてこようと思ってたんだよね〜!」
清夏さんに連れられて着いたのはおしゃれなアクセサリーショップだった。
「俺に選んでほしいと言っていたのはアクセサリーですか。」
今まで経験がないからにこういった店に女性と入るのはなんだか少し気恥ずかしい。
「なるほど…中々可愛いものが多いですね。」
「でしょ〜?どれがいいかなーって思ってPっちのセンスに頼ってみよっかなって思ったの!」
ふむ。それなら慎重に選ばなければ。
「これとかどうですか?インタビューなど受けるときの衣装と合いそうです。」
個人的な好みとは違うが、選ぶならこちらの方がいいだろう。
「もちろん芸能系のお仕事に関してはこれから慎重に吟味するつもりですのでご安心を」
こちらの件に関してのフォローも忘れない。 - 46二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:23:30
「Pっちったらまだ昨日のこと気にしてるの?心配してくれるのは嬉しいけどあたし知ってるからね?今日の朝のたまたまニュース見てたら“なぜか”あの人の今までやってきたことが全部暴露されて完全に干されてたの。どんな方法使ったか知らないけどさ、Pっちがそこまでしてくれたんだからあたしだってヘコんでばっかじゃいられないじゃん?」
やはり清夏さんは強い。
だからこそ俺は支えていたい。
「それに!今はそんな話やめよ!せっかくの“デート”なんでしょ?楽しいことして、楽しい話しよ!」
俺もプロデューサーとしてまだまだだな。
「そうですね。あ、他にはこれとかどうでしょう?これもまたこの前の衣装に合いそうで…」
また仕事のこと考えてる。さっきもだけど。
「Pっち〜?」
なぜか清夏さんの機嫌が悪そうだ…
「はい…なんでしょう…」
「そーやってなんでもかんでも仕事に結びつけるのやめよーよー。さっきも言ったけどデートなんだからさー?」
口を尖らせて清夏さんが言う。 - 47二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:24:42
「す、すみませんでした…」
ちょっと叱られてシュンとしてるPっちもかわいー♡
「じゃあさ、プライベートの紫雲清夏に似合うアクセサリー選んでよ!元々それがあたしの目的だったし!そしたら許してあげるー♪」
プライベートの清夏さんに似合うアクセサリー。
そういえばさっきは無意識にアイドルの清夏さん用に選んでいたな…
清夏さんに似合うもの…似合うものか…
(Pっち急に真剣になりすぎでしょ…どんだけあたしのこと好きなの〜?) - 48二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:26:01
〜〜〜〜
十数分後…
「決まりました。これはどうでしょうか。」
かなり悩んだ末に、銀色の四つ葉のクローバーのフレームに、緑色の模倣宝石がはめられたネックレスを選んだ。
ネックレスのプレゼントには「お互いの幸せを願うお守り」や
「独占したい」などの意味がある。
そういった意味を少しだけ考えて選んだ。
清夏さんはというと、選んだネックレスを凝視しながら
「ふーん…」と満足そうな顔をした後に少しスマホに視線を落としてから「へぇ〜…」とこちらを見てきた。 - 49二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:28:03
「Pっちも中々大胆だね〜」
ニヤニヤしながらPっちの顔を見る。
さっき調べたのはもちろんネックレスのプレゼントの意味。
気づかれないと思ったのかな?乙女の勘をなめちゃだめだよ。
「さて、何を調べたのかは知りませんが満足はしていただけましたか?」
「そんなの聞くまでもないっしょ?」
「はい。あなたの表情を見ればわかります。」
「では買ってきます。」
「ちょちょ、Pっち待って!奢ってとは言ってないって!あたしがPっちに選んでもらったやつ買おうと思ってたんだから!」
少しPっちが黙り込む。
ほどなくして口を開いた。
「いえ、これは俺に買わせてください。いつものお返しと思っていただければ。」 - 50二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:30:20
いつものお返しなんて言っちゃって。
これ以上もらったらどう返すか迷っちゃうじゃん。
いいこと思いついちゃった
「どうぞ。清夏さん。」
丁寧に梱包された包みをPっちから受け取る。
大切に。しよう。
「Pっち、ありがと。」
「あ!そだ!あたしまだ見てみたいアクセあるからPっちは向こうで休んでてよ!」
さっき思いついたいいことをするためにPっちを誘導する。
「いえ、付き合いますよ。」
ほんと頑固…
「いいから!ほら!あっちで休んできて!」
「そこまで言うなら…お言葉に甘えます。」
さて、Pっちが休んでる間に…驚くだろうな〜… - 51二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 20:31:50
しばらくして清夏さんが戻ってきた。
「用は済みましたか?」
「済んだよー」
「そうですか。では帰りましょうか。」
Pっちとの長いようで短いような気もするデートが終わりに向かう。
帰宅途中ゲームセンターが目に入った。
「Pっち!ゲーセン寄ってこ!はやくはやく!」
清夏さんに急かされてゲーセンへと向かう。
「清夏さん、突然ゲーセンに行こうなんて…なにかしたいことが?」
足早に歩いていく清夏さんを追う。
「これこれ!」
あたしはプリクラを指差す。
「一緒に撮ろーよ!ね?お願いっ!」
「プリクラ、ですか…せっかくなので撮ってみましょうか。」
ものは知っているが撮ったことはただの1度もないので緊張する。 - 52二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 22:46:32
ほしゅみたん
- 53二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:35:20
お待たせしました!
続きいきます
↓
1個だけ、考えついちゃったことがある。
リーリヤが持ってた漫画に描いてあった、撮る瞬間にほっぺにちゅーするやつ。
あれ、やってみたいな…Pっち怒るかな…?
1人で勝手に緊張して顔が熱くなっていく。
撮影までのカウントダウンが始まる。
深呼吸をして、気持ちを整える。
幾億年にも思えた時間が経ち、その時はやってきた。
フラッシュが焚かれるのと同時にPっちの頬に口づけをする。
なにやら清夏さんがもじもじしていると思っていたが、まさかこんなことをしてくるとは想像すらしていなかった。
フラッシュと同時に頬に柔らかい感触が伝わってくる。
写真を撮っていることなんてそっちのけで清夏さんの方を向く。きっと、俺の顔はブレブレだろう。
突然のことに思考もまとまらないまま撮影が終わる。 - 54二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:36:28
「すっ、清夏さん?今のは…」
ひっくり返ってしまった声で彼女の名を呼ぶ。
返事はない。
清夏さんはただ、目の前で頬を染めて目を伏せている。
俺はどうしたらいい?
胸の鼓動だけが速くなっていく。
明確な答えは出なかったが、体は動いていた。
そっと、彼女を抱きしめる。
折れてしまうのではないかと思い、力は入れていない。
清夏さんも背中に手を回してくる。
温かい。 - 55二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:37:29
キスをしてから、Pっちと目が合わせられなかった。
迷惑だったかな?
やっぱり、やりすぎたかな?
どうしよう…
色々考えていたらPっちに抱きしめられた。
びっくりしたけど考え込んでいたことも、緊張も全部吹き飛んだ。
あたしもPっちの方に腕を回す。
「温かいなぁ…」
つい口に出ちゃった。
Pっちの胸に顔を寄せるとびっくりするくらい速い心臓の音が聞こえた。
「Pっち、ドキドキしすぎ」
「あなたのせいですよ。」 - 56二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:38:48
どのくらい経っただろう。
自分の感情に整理がつかないまま、1度彼女から離れる。
「すみません。少々、ハメを外しすぎました。写真の確認をしましょう。」
Pっちと写真を確認すると、あたしの思った通りの写真がはっきりと撮れていた。
「清夏さん…これは…」
これはまずい…いくら俺から誘ったデートとはいえ、ここまでなるとは一切考えていなかった。
学園にバレたら一体どうなってしまうのか…などと考えているとちょいちょい、と腕をつつかれる。
「Pっちはその、嫌…じゃなかった?」
ここはもう、正直に答えるべきだろう。
「ええ…そうですね…嫌というよりむしろ、嬉しかったです。」
「へ、へぇ〜」
上手く言葉が出ないからとりあえず余裕そうに誤魔化した。 - 57二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:39:53
「今日は寮に帰りましょうか。」
「そ、そだね〜!」
ゲームセンターを出ると雨が降っていた。
なんてことだ…
「雨、降ってるね〜…」
「予報が外れましたね…調査不足ですみません。傘を買ってくるのでここで待っていてください。」
「ちょ、Pっち?!」
この雨は、俺の熱を冷やすのにちょうどいい。
~~~~
しばらくして戻ってくるとPっちは傘を1本持っていた。
「突然の雨だったので傘が1本しか残っていませんでした。」
「まじか〜…てことは、相合傘?」
「…そうですね。これは仕方ないです。」 - 58二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:41:43
雨の中、1つ傘の下で清夏さんと並ぶ。
なんて贅沢なんだろう。
「清夏さん、今日は楽しめましたか?」
「聞かなくてもわかるでしょ」
「ええまぁ。ですが本当に楽しめたのか本人の口から聞いておきたいので。」
「楽しかったよ。ここ最近で1番。」
雨粒の音が響く。
「ところで清夏さん。あの、例のプリクラについて聞いても?」
「げっ、その話するの〜?」
「嫌ならいいのですが…」
「別に嫌じゃないけど。ちょっと恥ずかしいだけだし。」
「びっくりしましたよ。本当に。恋愛漫画で見たようなことを実際にされる日が来るなんて思いもしてませんでしたから。」
彼は随分と機嫌が良さそうに笑う。 - 59二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:43:24
「も〜!うざ!笑うなし!」
「で、Pっちはどうだったの?嬉しいとか他にもあるでしょ。」
あそこまでされているのにこの気持ちに蓋をするのはもはや彼女に失礼だろう。
「そうですね…なら、少しだけプロデューサーを辞めます。」
「え?どゆこと?」
コホン、と咳払いをしてから歩みを止めて向き合う。
「清夏さん。あなたの事が好きです。もしあなたが許すのなら、一生そばで支えさせて欲しい。好きな人からあんなアプローチされてしまったら、気持ちに蓋なんかできません。」 - 60二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:46:49
プロデューサーを辞めるなんて言い出した瞬間、本気で焦った。けど焦る必要なんてなかった。
想いを伝えるのに、プロデューサーという仮面が彼には邪魔だっただけ。
思ってたこと、感じてたこと、不安だったこと、Pっちには何一つ伝わってないのかと思ってた。
でも、そんなことなかった。
「ひゃい…」
あたしの頭がふっとーしそうなくらい熱く感じる。
いつもの顔で、でもしっかりと私【紫雲清夏】を見る目は真っ直ぐだった。
あたしがアイドルのうちは成就するなんて思ってもみなかったPっちへの気持ちが溢れ出して泣き出してしまう。 - 61二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:48:36
「えっ、あっ、清夏さん?!」
咄嗟にハンカチで彼女の涙を拭う
「ありがとうPっち、でもこれは嬉しいときの涙だから。」
「あとPっち、あたしも大好き。トップアイドルになっても、引退してもあたしのこと支えてね!裏切ったら許さないから!」
ほどなくしてアイドル寮が見えてくる。
「ということで、プロデューサーじゃない俺からの気持ちは伝えました。ここからはプロデューサーの俺です。明日からはまたいつも通りレッスンや授業などが入ってきます。お仕事などは少なめにしてあるのであとで共有する予定表を確認しておいてください。」
この切り替え速度、機械みたい…
清夏さんを寮の入り口まで送り、俺も家へ向かおうとすると清夏さんに呼び戻される。 - 62二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:50:12
「あー!Pっちちょっと待って!」
「はい?なんでしょうか?」
「これ!渡そうと思ってたやつ。」
彼女に渡された袋は見覚えのある、丁寧な装飾の包みだった。
「これは…」
「それ、Pっちが選んでくれたネックレス。お揃いにしたくて買っちゃった。」
ああ、なんて可愛いのだろう。
こんなにも大きなプレゼントを受け取ってしまった。
「ありがとうございます。大切に使います。バレないように。」
話してるうちに雨も上がり、綺麗な夕焼けが空を染めていた。
好きな人と過ごす時間はこんなにも早いのか。と実感させられる。 - 63二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:52:04
「再三伝えますが、明日からはまたアイドル紫雲清夏とプロデューサーの俺に戻ります。今日以上の気持ちは、あなたがトップアイドルとして駆け抜けきった後に伝えます。わかりましたか?」
「当たり前っしょ!Pっちこそ、その日まで待っててよね!それじゃ、また明日!」
「もちろんです。」
こうして俺と清夏さんの長い1日が終わった。
1日にしては、たくさんの事が起こりすぎているが、それでいい。
ほっと息をつき、自分が緊張状態であったことを自覚する。
ひと呼吸し、見上げると赤く焼けた空には虹がかかっていた。
明日からのプロデュースが楽しみだ。 - 64二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:57:36
これで書きたかったP清は書き終えました!!
2日間スレを保守してくださった方々、最後まで読んでいただいた方々、本当にありがとうございました!!
初めてのスレ立てがとてもいい思い出になりました!
告白しあった以降のP清後日談的なものは今のところ書く予定はありませんが、書きたくなったらまたふらっと現れるかもしれないです!
改めて、2日間ありがとうございました!!m(__)m - 65二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 00:04:19
乙。非常に良かった
- 66二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 01:40:49
良いP清ありがとう また1の作品が読みたいな