ここだけユメ先輩が

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:17:47

    原作通り行方不明になった後遺体が見つからず、外の世界で記憶喪失の状態で先生に拾われその2年後先生の養子として一緒にキヴォトスに赴任してきた概念

    なお、ヘイローは外の世界ではなかったのにキヴォトスに来たらまた生え出したものとする

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:24:26

    再会系ユメ先輩は健康に良い

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:26:50

    性格変わってなかったらユメ先輩視点だと自分とよく似たこもいるんだな~
    位にしかおもわないだろうけどホシノ視点どうなるんだろう
    この人の前じゃうへうへ言えないだろうし

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:28:14

    但し記憶喪失なのでアビドス1章でのホシノの認識は「限りなく本人に似てる他人の空似」という認識になる
    記憶が戻るターニングポイントは
    ・黒服からホシノを取り戻す時
    ・エデン条約編で先生を庇って撃たれた時
    ・あまねく4章
    ・アビドス3章

    綺麗にやるならアビドス3章だろうが……かなり後まで引っ張ることになるなこれ

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:33:12

    >>3

    初期

    ユメ「なんか私と似てる子がいる〜可愛い!」

    ホシノ「他人の空似とはいえなんだかあの人の前でうへうへ言うのは罪悪感が……」


    中期以降

    ユメ「なんだろう、あの子に怒られると懐かしい気持ちになるなあ……」

    ホシノ「他人の空似……なんですよね?やってる事も抱きしめられた時の暖かさも……全部ユメ先輩と同じ……?いやそんなまさか……」

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:41:22

    ユメ「そういえば私とお父さんって10個も年齢違わないんだよね」
    "そうだね、呼ばれ方はお父さんだけどどっちかと言うと私は兄の方が近いかもね"
    ユメ「……お兄ちゃん?」
    "……火力が高すぎるので今後それ禁止で"
    ユメ「あれれ〜?」
    "あと一応養子って言ってるけど戸籍上は違うから説明するのがこの年齢差にせよ戸籍にせよややこしいし、キヴォトスでは2人きりの時以外先生と呼ぶこと、良い?"
    ユメ「はーいおと……先生〜」
    "大丈夫かなあ……"

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:44:21

    便宜上とはいえお互い受け入れた上で娘と父という構図になっているので、先生を狙う生徒は必然的に年上の娘が出来る事となる
    ホシノの場合最愛の先輩が娘になります(!?)

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:47:14

    まああと養子縁組を組んでないのでユメ先輩自らが先生を襲ったとしても問題ない、これが一番強いカード間違いなく

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:51:43

    ヘイロー見分けられる先生だけはワンチャン、過去のホシノが持ってる写真見せられて勘づく展開はありそう

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:55:38

    記憶が無いって事は名前とかどうしてたんだろうか

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:58:50

    >>10

    勿論ユメでは無くなってる

    or

    奇跡的にユメになってる


    どちらでも美味しい

    いつか自分の夢を見つける為にとか、人の夢を助ける人間になりたいみたいな理由で名前が偶然にもユメになったとかだと非常に美味しいのかもしれない

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 10:51:13

    ユメ「私に夢はないけれど……」
    ユメ「でも、誰かの夢を応援する事は、出来るから」

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 17:49:18

    かつてユメ先輩としてたようなやり取りを(ホシノ目線)先生とユメ先輩のそっくりさんがしていて曇るホシノは必ずいる
    でも何となく気付いて慰められる時のムーブも先輩そっくりなんだよね…何せ本人だから

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:55:09

    記憶が戻るタイミングがホシノの精神が強くなる前だと二度と離れない位依存しそう。

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 00:39:27

    >>14

    一応記憶戻るターニングポイントは、アビドス3章で先生が見た夢をユメ自身も見てて思い出す

    が一番綺麗なのかなと

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 08:08:39

    保守

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 09:07:40

    本物でもニセモノでも関係無くアビドス2章終わり際にはホシノから信頼を勝ち取っててほしい
    その前提ありきで後々のアビドス3章に繋がる

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 14:00:14

    "ユメ、準備出来たかい?"
    ユメ「大丈夫だよぉお父さん」
    "ほら、キミってばドジっ子だから心配で"
    ユメ「ひぃん!言い返せなくてひぃん!しか言えない!」
    "でも、今日は大丈夫みたいだね"
    ユメ「うへへ〜お父さんのお陰だよぉ」
    "それじゃあ行こうか"
    ユメ「うん!」

     私には記憶が無い。
     2年くらい前だったかな?私は記憶を失った状態で倒れていて、そこをお父さんに拾われた。
     住んでいた場所も、自分の名前も、身分証明出来るものも何もかも無い身一つで素性も何も知らない私をお父さんは一生懸命育ててくれた……とっても嬉しくて、いつの間にかお父さんみたいな存在になってて。
     呼び方も『お父さん』なんて、定着して。
     名前までくれた。『ユメ』って言うとっても可愛い名前……でもなんだかとても懐かしい響きでもあった。なんでかは分からないけど。

     そんなお父さんの将来の夢は『先生』だった。
     今日、その夢が叶う。
     赴任場所はキヴォトスって言う、この世界のどこからも干渉されない独立したところ。
     お父さんの話では銃撃戦が日常で、それでちょっとした怪我くらいで済むようなとっても強い人達が住んでるらしいけど……うん、お父さんなら大丈夫だよね!
     何かあれば私が守ればだいじょーぶ!

     ふんす、と気合を入れてお父さんの後を着いていくのだった。


    プロローグとしてはこんな感じになるのかなあ

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:17:31

    エモい

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 05:35:04

    ……これさ、初手砂漠で生き倒れてるのユメ先輩も追加されたら下手したら地獄が2年越しに生まれかねないんだよな

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 15:05:04

    少なくともアビドス2章まではホシノの精神大荒れは確定か…

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 22:40:21

    >>18

    続きが気になる

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 03:38:37

    というかこれターニングポイントとまでは言えないけど最初のアビドスで遭難する流れでなんか思い出しそうにならないか?

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 05:30:48

    >>23

    多分ノイズがかった何かが…というのはある

    ちょっと書けそうな気がするからやってみるか

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 07:03:49

    >>10

    学生証くらいは持ってたんじゃない

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 07:50:49

    >>25

    一応こちらの想定としては学生証も紛失してる感じではある

    記憶喪失がテーマなんでまあそこは

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 14:17:27

    本人は生徒になる事を選ばなかったのか
    年齢が不明な事を内心では気にしてたのかな

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 15:23:46

    ノノミ「し、シロコちゃん?どうしたんですかその人達……?」
    シロコ「ん、倒れてたから拾った。アビドスに用があるみたい」
    ユメ「ひぃん!ありがとうシロコちゃん!」
    "お陰で助かったよ"
    アヤネ「しかし来客の予定ってありましたっけ……」
    "あ、申し遅れてしまったね。私は――"
    ユメ「お父さんはシャーレの顧問先生としてキヴォトスに来たんだよ〜!私は……助手?なのかな?」
    "私のセリフ……まあいっか。そういう事だからよろしくね"
    セリカ「お父さん?にしては親子って感じの歳の離れ方してなさそうだけど……」
    "血は繋がってないんだ、ちょっと事情があってね"
    ユメ「血は繋がってないけど大切なお父さんなんだぁ〜」
    ノノミ「ステキですね、そういう関係♪」
    アヤネ「しかしこんなにも早く先生が来てくださるとは……早くホシノ先輩にも知らせてあげないと……あれ?ホシノ先輩は?」
    セリカ「委員長なら隣の部屋で寝てるから起こしてくる」

     なんだか懐かしい感じがする――そう思ったのが最初ここアビドスに来た時の感想だった。
     キヴォトスに来てから私の頭の上に出てきた?生えた?輪っか……ヘイロー?だっけ、それはキヴォトス特有のモノだけど私はお父さんに拾われる前ここにいたのかなあ……うーん、分からないけど今はそれよりここでお父さんのサポート頑張らないと。

    ユメ「ひぃん!?」

     そうやって気合を入れてると外から銃声が聞こえてくる。

    アヤネ「学校に武装集団が近付いてきています!」

     ここじゃこういう事は日常茶飯事みたいで、私もシャーレに行く前お父さんと一緒に遭遇したけどやっぱり慣れないよぉ!

    セリカ「ホシノ先輩連れてきたよ!ほら先輩!寝ぼけてないでさっさと起きて!」
    ホシノ「むにゃ……まだ起きる時間じゃないよ〜…………え?」

     そうやってアタフタしていると最後の1人なのかな?先輩と呼ばれていたけれど小柄な子がむにゃむにゃとこちらを見上げて……そして一瞬で何故だか顔を青ざめさせた。

  • 29二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 15:24:46

     あれ?私何かこの子にしちゃってた?

     いや……いや違う?私もなんだかこの子を見ているとはじめましてのはずなのに……そんな気がしないような……

     ノイズ掛かった映像?記憶?みたいなものが微かに私の脳内に流れるけれど……分からない、これだけじゃ……

    "ユメ!行くよ!"

    ユメ「あ、う、うん!」

     しまったぁ!今はそれどころじゃなかったんだった!

    ホシノ「ユ…………メ?そ、んな……はず、は……」
    セリカ「先輩!早く行きますよ!ヘルメット団を止めないと!」

     硬直してる子も後輩の子に押されてるし……そうだね、今はやるべき事をやらないと!
     お父さんの助手だからね、私は!

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 18:25:08

    凄く無粋な事言うけどさ。
    ユメ先輩が行方不明になったら、死亡が確定するまで、ホシノは毎晩のパトロールがてら捜索し続けてるんでないかな?
    だから、初対面で青ざめると言うよりは「いた……見付けた、やっと……」って感じになるんでない?

  • 31二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:11:49

    流石にちろこを拾う頃には諦めがついてるのでは?

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:57:40

    >>31

    言うて目の前に名前同じのそっくりさんいたらビビるっしょ

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 03:14:15

    いまだにユメの幻影追い掛けてアビドス維持したり手帳探したりしてるんだから本人がまだ生きてるかも知れないとなれば確かに探し続けてそうな気はする
    少なくとも戻って来たユメと目が合った瞬間に「やっぱ生きてた――――!」とはなると思う。

  • 34二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 03:27:41

    >>33

    よし、とりあえず色々終わってホシノがユメ先輩(?)(ホシノ目線)に初コンタクトを取るシーンをまた書いてこようじゃないか

  • 35二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 11:46:08

    ほしゅ

  • 36二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 19:45:04

    ユメ「はぁ〜びっくりした、何とかなって良かったよぉ〜」
    "みんな無事なのが何より一番ホッとしたよ"

     戦闘になった時はどうなるかってヒヤヒヤしたけど、アビドスのみんなは強いしお父さんの指揮も的確でびっくりしちゃった。
     お陰でみんな怪我もなく帰ってこられて一安心。

    ホシノ「……あの」
    ユメ「えーっと……あ!みんなから『委員長』って呼ばれてた子だよね!はじめまして!私はユメって言うよ〜」

     まったりしてると話しかけてきたのは、委員長って呼ばれていた小柄な女の子。
     この子を見てると何かはじめましてな気がしないんだけど、はじめましてだよね……?

    ホシノ「あなたは……『梔子ユメ』って名前じゃないですか?」
    ユメ「梔子……うーん、私自分の記憶があまりなくて、苗字とかもわからないんだぁ……ごめんねぇ。ユメって名前もお父さんが付けてくれた名前で」
    ホシノ「…………そう、ですか。い、いや〜おじさん人違いしちゃったなあ〜ごめんね〜。私は小鳥遊ホシノって言うよ、よろしく〜」

     ……はじめまして、ではあるんだと思う。
     でも悲しそうな顔を隠してまでおどけて取り繕う顔を見て、何も思わない訳じゃない。
     せめてほんの少しだけでも本当の意味でこの子の笑顔を見たい、事情は分からないけど何故だかホシノちゃんの為に何かしたい、しないといけないんだって思えた。

    ユメ「ホシノちゃん!もしも困った事があったら私になんでも言ってね!」
    ホシノ「え?」
    ユメ「私ホシノちゃんの為に頑張るから!」
    ホシノ「ええ……ま、まあ考えておくよ〜……」

     ギュッと手を握って決心した。

  • 37二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 05:42:04

    ほしゅ

  • 38二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 15:14:49

    記憶は無くてもやっぱり本質は全部ユメ先輩のままだからこそ、ホシノは本人なのかどうか序盤は悩んでてほしい

  • 39二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 15:24:10

    砂漠で行方不明になったユメ先輩が2年後に砂漠でシロコが拾ってきてシロコ自身も気が付いたら砂漠にいた記憶喪失の女の子……これでユメ先輩と先生が連れているユメって子が全く関係ないなんて思えるかばかぁ!って話だよねこれ

  • 40二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:37:38

    でもまあおじさんは疑り深いものだからね…

  • 41二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:05:12

    最初の頃はメンタルボロボロに荒れてたしね

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 15:51:51

    >>39

    どうしても疑ってしまう気持ち

    そうだとしても信じたかった気持ち

    多分どっちもあるからお労しい

  • 43二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:33:11

    >>41

    2章が原作より情緒酷いことになりそうだな……

  • 44二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 06:24:49

    ホシノ「……はは、まあ私に今更ユメ先輩に会う資格なんて無いよね」

     最後にユメ先輩と話した言葉を今でも覚えている。
     最後にユメ先輩に何をしたか今でも覚えている。
     最後にユメ先輩がどんな顔をしていたかも、覚えている。

     そして今、まるで本人に瓜二つで記憶喪失で、名前も同じ人物が私の目の前に現れた。
     果たしてこの人は先輩なのか、そうじゃないのか……最初見た時は嬉しさの前に自分の中で後悔と罪悪感が押し寄せてきて、その後に思わず名前を聞いてしまった自分に自己嫌悪してしまった。

     もう会う資格なんてない。
     1人で無理を押して砂漠に出向いたのは私の責任だ、せめてすぐ傍にいて動向が分かるように見ておくべきだったんだ。
     それを一時のバカな意地でしなかった、つまり私が殺し他も同義なんだ。

    ホシノ「奇跡なんて無いよ」

     遺体は見つからなかった。
     でも、それだけだ。
     先輩が愛用していた盾は砂漠で見つかった、だとするなら……奇跡でも無い限り、生きてはいない。
     何よりも、奇跡なんて都合良く起きる訳が無い。

     だからあの『ユメさん』は別人だ。

    ホシノ「別人だとしても……私にあの笑顔を受け取る資格なんて無い」

     だが、別人だとして私は一度自分の罪を忘れて失礼にもその人に『ユメ先輩』を縋ってしまった。
     そんなもの許されるはずがないのに、許されていいはずがないのに、私自身が許せないのに。

    ホシノ「あの頃に……戻りたいなあ……」

     楽しかったあの頃の記憶を思い出しながら、夜の校舎で1人泣き崩れるしか無かった。

  • 45二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:29:16

    ユメが銀行強盗に参加せずに旧校舎を見回りしてたら
    自分そっくりな生徒の写真を見つけた話はどこで読めますか?

  • 46二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:35:35

    >>45

    リクエストを貰えば都度書くので何れここで読めるようになります

  • 47二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:26:48

    銀行強盗中の留守を任されるユメを見てみたいです

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:49:37

    ユメ「お留守番かあ〜」

     今日、みんなは何やらブラックマーケットの銀行に行くとかで私はお留守番を任されていた。
     帰ってくる場所を守るのも立派なお仕事だもんね、それじゃあ私がちゃんと守っていないと。

    ユメ「……なんだか懐かしい気がする、なんでだろ?」

     しかしなんでだろう、この土地にはなぜだか懐かしい気持ちが芽生えてくる。
     もしかしたら私の記憶の手掛かりになるのかもしれない、この建物内から出なければ安全なはずだからちょっとだけ見回りという名の探検しても問題は無いよね?
     お父さんにも、自分の記憶が戻りそうなら安全を考えて行動してくれるならやっても良いって言われてるし。

    ユメ「さすが元マンモス校って言われるだけあってちょっとした探検気分だね〜、楽しい。記憶の手掛かりは何もないけど」

     それで結局のところ散々探検して得られたのは『楽しかった』っていう感想だけだった、それも大事だけどね。
     記憶に関しては何も手に入れられなかったな〜、そもそも私が記憶を失う前にキヴォトスにいたのかどうかすら分からないからダメ元だったけどね。

    ユメ「あれ?この部屋……」

     探検としても満足したし帰ろう……って思ってたんだけど、足が止まった。
     何の変哲もない他とも変わらない空き部屋。
     なのになんでか気になって仕方ない。
     入っても入らなくても変わらないはずなのに、きっと入らないといけないんだって直感した……お父さんも直感は信じろって言ってたもんね。

    ユメ「よし、入ってみよう」

     窓からの木漏れ日がちょっとだけ眩しい。
     やっぱりそれだけの空き部屋、何の変哲もない、静かで埃っぽくて何も無い部屋。

     ……いや、1つだけ違うところがあった。

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:09:42

    ユメ「写真?」

     写真だった、写真立てに大切そうに入れられた、でも今は誰に見られることもなく静かに眠っているモノ。
     何が、誰が写っているのだろう。木漏れ日が反射して良く見えないそれをそっと持ち上げてみる。

    ユメ「ホシノちゃん……と、私……?」

     そこに写っていたのはちょっと不服そうに……ううん、本当は恥ずかしいだけだったのかな、そんな感じのホシノちゃんと……私そっくりの誰かが写っていた。


    ホシノ『あなたは……『梔子ユメ』って名前じゃないですか?』


     そう聞かれたのを思い出した。
     これはきっと『梔子ユメ』さんなのだろう、確かに良く似て……いや似すぎじゃないかなあこれ。


    《……ノちゃ……し……撮…!》
    《し…………で…ね。ほ……っさと………だ…よ》


    ユメ「今……頭に何か……」

     ノイズの掛かった何かが脳内に一瞬流れ込んだ気がした。
     知らないはずなのに懐かしい気がして、懐かしいと思うのに何も思い出せない。
     勝手に存在しない記憶が無くなった記憶を補完しようとしているのか、それとも本当に私の記憶の一部なのか……分からない。

    ユメ「でも……ホシノちゃんが悲しそうな顔をしていた理由は、分かっちゃったなあ……」

  • 50二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:11:45

     でも唯一、私と初めて話した時に悲しそうな顔をした理由だけは……分かった。
    『梔子ユメ』さんに何があったかは分からない。
     でも、きっと何かがあってもう会えなくなっちゃったんだろう……そこに『私』が来た。
    『梔子ユメ』さんと『私』はこんなにも似てるんだもん、そりゃ一瞬そうなんじゃって思っちゃうよね。そして、違うって分かって落胆しちゃうよね。

    ユメ「せめて……『梔子ユメ』さんにはなれなくても。ちょっとでも癒すことが出来るなら」

     でも、だからこそ。
     あの顔を見てしまったからこそ。
     私はあの子を元気にしたい、笑顔にしたい、そう思った。
     私は先生にはなれない、そんな自分がキヴォトスで初めて出来た『私の為の』目標。

    ユメ「絶対ホシノちゃんを笑顔にする!よし、けってーい!」

     もう一度写真を元あった場所に戻す。
     埃1つ無いように吹いた写真は、持ち上げる前より光り輝いていた。

  • 51二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:07:20

    ありがとうございます

  • 52二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 03:49:45

    ほしゅ

  • 53二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:40:38

    保っておこう

  • 54二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 15:06:20

    これエデン条約で『お父さん』が撃たれるところ見ちゃうのキツいだろうなあ

  • 55二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:55:50

    待機

  • 56二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 05:42:02

    ユメ先輩はどこまでも明るいけどホシノは心のどこかで『ユメ先輩』と『ユメさん』を比較してしまって苦しんでてほしい

  • 57二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 13:43:29

    ホシノ(また比べてしまった……)
    ホシノ(こんな時『ユメ先輩ならどうしたんだろう』って。ユメさんはユメ先輩じゃないのに……失礼だって分かってるのに)
    ホシノ(私、嫌な奴すぎるなあ)
    ホシノ(ちょっとでもユメ先輩みたいにしてくれるだけで嬉しく思っちゃったりもしてるし)
    ホシノ(比較したくないからどこかに行ってほしいとまで思う事もあって)
    ホシノ(そんなの、ユメさんにはどうしようも出来ないのに)
    ホシノ(最低だ、私……)

  • 58二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 17:56:45

    比較すればするほど思い出の中のユメ先輩と重なっていく

  • 59二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:04:19

    保守

  • 60二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 03:51:45

    保守

  • 61二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 04:26:43

    時系列 黒服との契約前夜

    ホシノ(やっぱり……こうするしか無かった)
    ホシノ(みんなを守った上でアビドスの借金も返すには、これ以外思いつかなかったや)
    ホシノ(こんな時ユメ先輩なら、下らない提案をして、なんだかんだ言いながら私も乗って、結局この手段は『また今度』になってたのかな。今となっちゃもうどうでもいい良いか)
    ホシノ(……唯一、『ユメさん』がちょっとだけ心配だ)
    ホシノ(ユメ先輩にそっくりで、言動もどことなく似てて、でも違うところも結構あって、まあ別人なんだろうと思ってる)
    ホシノ(でも、それとこれとは話が違う)
    ホシノ(あの人もあの人で、どんくさいところがあって心配なんだよね。思わず対策委員会のみんなや先生とは別に手紙を書いちゃうくらいには)
    ホシノ(みんなを頼れば良いのに私ばかり頼って)
    ホシノ(受け取る権利も無いような善意や好意を押し付けられて)
    ホシノ(あーあ、だから最後に本音書いちゃうんだろうな)
    ホシノ(まるで未練がましい元カノみたいだ)
    ホシノ(……ま良いや。書きたい事も書けたし)

    ホシノ「ごめんね、さよなら……『ユメさん』」
    ホシノ「私結構あなたのこと――」
    ホシノ「…………今わざわざ言うことでもないっか」
    ホシノ「じゃね。――私なんて忘れなよ?」

    『ユメさんへ。これを見てるって事はみんな用の手紙も見てるって事だよね?だから最初の文章は省かせてもらうね。
    最初会った時、正直ビックリしたよ。もう会えない人と会えたような気分だった、それくらいそっくりだったんだもん。
    でもさ、私その人とは喧嘩別れで。それが最後の言葉だったんだよ?バカだよねえ私、それで数日高校に来なくて、そのせいで……
    まあなんというかさ、もういないのは分かってるのに見た目と性格が似てるってだけで比較しちゃう私にはさ、ユメさんの好意も受け取る資格は無いんだ、最低な人間だから。
    でもこれが最後だしせっかくだから本音を言っちゃうね。
    好きだったよ、つれない態度をとっても大切な人と比較してもそんなの意に介さず笑顔で頼ってきてくれたり癒そうとしてくれたあなたの事が 。
    ほんの少しの時間だったけど、受け取る資格も本当は無かったけど……幸せだったよ、ユメさんとの時間。じゃね、ばいばい』

  • 62二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 06:17:36

    ※なおこんなシリアスになってますが、この後救出されるのでめちゃくちゃ恥ずかしい上に告白みたいになってる手紙がユメの手元に残るだけとなります

  • 63二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 15:06:29

    ホシノ「うへ〜むぎゅむぎゅしないでユメさ〜ん」
    ユメ「ダメ!また勝手にどっか行っちゃうかもしれないでしょ!もう1人で抱え込まないって言うまで離しませ〜ん!」ムギュムギュ
    ホシノ「ちょ、待っ、お、おっぱいに顔が埋もれ……」

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 22:02:34

    保守

  • 65二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 02:22:44

    >>63

    あったけぇなぁ…

  • 66二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 06:23:48

    さて一応アビドス2章までの流れは出来たが…エデン条約1章果たしてユメ先輩は教師側なのか補習授業部側なのか…

  • 67二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 15:18:32

    シャーレで留守番しながらアビドスに何か支援が出来ないか探す?

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 21:47:02

    >>67

    正直先生ですらあまり力になれなかったからなあ

    難しそう

  • 69二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 03:45:56

    保守

  • 70二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 10:51:55

    "……ユメ、もう少しちゃんと勉強しよう"
    ユメ「ひぃん……」※ヒフミより点数が低かったので補習授業部にぶち込まれている

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:03:16

    先輩やってた時期はもう少し賢かった可能性があるかも
    アニメでは砂漠の本を読むシーンがあったらしいし

  • 72二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:38:42

    >>71

    まあ極端なバカじゃ無さそうというか、勉強したら意外と出来るパターンなんじゃないかとは思ってる

    それはそれとしてぶっつけ本番テストは死んだ

  • 73二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 03:23:45

    多分小テストのような普段の延長線上ならある程度できるんだけど、本格的なテストの形式になると頭から学習内容が吹っ飛んでいくタイプっぽいかな

  • 74二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 03:46:34

    >>73

    あー応用苦手そう

    でも教えるとちゃんと覚えそう

    初見殺しにちゃんと殺されるだけで初見じゃなければ乗り切れるみたいなタイプ

    だから合宿の模擬からはヒフミより上にシレッとなっててもおかしくは無い

  • 75二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 11:32:32

    先輩の責任感を持ってた時は知性にブーストが掛かってたという事?
    現在は本来の知性レベルになったと

    まあ頑張れば模試は何とかなりそう

  • 76二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 14:23:28

    >>75

    そういう感覚でいいかも

  • 77二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 23:18:14

    保守

  • 78二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 06:22:06

    合宿では模擬テストで優秀な成績を出せたので先生と2人で教える側に回るユメ先輩
    教えててもたまに応用問題でつまずくのはご愛嬌

  • 79二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 10:54:28

    やっぱりアリスクに襲撃された時は先生が庇って撃たれるんだろうなあ…そんでついでにとユメ先輩も撃たれ掛けたところで「心配で実は隠れて見ていた」ホシノが現れて余計ややこしい展開へ…

  • 80二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 20:00:08

    間違いないのはサオリの精神的ダメージはデカくなること

オススメ

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