スティル「どうすればいいのでしょう…」

1二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:05:58

勤務先、横浜支店で迎えたデスマーチ
営業サトノクラウンが大量誤発注、事務のフォローも勢いを見せず大赤字だった
オフィスに響く上司のため息、どこからか聞こえる「今年は前年比マイナス１００%だな」の声
無言で帰り始める社員達の中、昨年営業成績トップだったスティルは独りデスクで泣いていた
トレセン時代で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるトレーナーさん・・・
それを今の仕事で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすればいいのでしょう・・・」スティルは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、スティルははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいデスクの感覚が現実に引き戻した
「いけない、早くクラウンさんの尻拭いをしなくちゃ」スティルは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、スティルはふと気付いた

「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」
オフィスから飛び出したスティルが目にしたのは、スマートシートまで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにトレセン学園校歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするスティルの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「スティルさん、パドックの時間よ、早く行きましょう」声の方に振り返ったスティルは目を疑った
「ア・・・アルヴさん？」「どうしましたスティルさん、居眠りでもしてましたか？」
「戦ぱn・・・クラウンさん？」「どうしたスティル、かってにサトノクラウンを競争除外させやがって」
「トレーナーさん・・・」　スティルは半分パニックになりながら出バ表を見上げた
１番：アーモンドアイ　２番：アドマイヤグルーヴ　３番：スティルインラブ　４番：メジロラモーヌ　５番：リバティアイランド　６番：内川　７番：ジェンティルドンナ　８番：デアリングタクト　９番：アパパネ　競争除外：サトノクラウン
暫時、唖然としていたスティルだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
トレーナーから蹄鉄を受け取り、ターフへ全力疾走するスティル、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。

2二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:08:20

勝手にって言われてんのにその後しっかり除外食らってるクラウン草

>>4

3二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:09:35

内川とクラちゃんだけティアラじゃない

4二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:09:35

>>2

お牝馬限定レースだから除外もしゃーなしよ

>>8 >>16

5二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:11:57

ウチカワセイイチ(牡43)

6二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:13:38

ツルマルツヨシ並の名前のウチカワセイイチ

7二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:14:45

＞今年は前年比マイナス１００%だな

戦ぱ…クラウン懲戒解雇待ったなし

8二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:15:05

>>4

お牝馬内川で草

9二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:16:18

蹄鉄を受け取る発想は無かったw

10二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:17:14

これで競争除外になるだけ優しいのでは？

11深呼吸25/09/20(土) 13:50:09

ウマ娘世界の内川は、シュバルパパの後輩だから
もうちょっと何かこう、幸せそうな……
大魔神「俺の頃はもうちょっと強かったぞ」
内川「ハイ」

やっぱダメだ

12二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:58:17

～横浜支店営業フロア～
タクト「あー今期も赤字になっちゃった…」
ダイヤ「惜しかったですけどクラちゃんが一桁間違えちゃいましたね」
ｶﾞﾗｯ
キタサン「（あっラモーヌ社長だ…）」
アルヴ「（急にどうしたのかしら…？）」
ジェンティル「（あら瞳孔開いてる…ご機嫌ナナメなのね）」
ラモーヌ「（おもむろにジャージを着出す）あら、じゃあ並走よ」
一同「？？？」
ラモーヌ「並走よほら。こうやって着替えたんだから私が」
タフィー「ボス、アナタナニヤッテルンデス…」
ラモーヌ「何やってるじゃないのよ。走りなさいよ誰か」
クラウン「ラモーヌ社長…おかしいですよ」
ラモーヌ「おかしいのは貴方の営業成績よ。走れって言ってるのよ私は。誰も言葉分からないのかしら？」
キタサン「（やっぱり結構でかいなこの人…わっしょい！）」
ラモーヌ「何？走らないならここ出られないわよ。部屋の鍵ここだから。鍵は口入れちゃうからあらあらもう誰も出られない。走らないと出られない」
スティル「ラモーヌ社長…しゃぶればいいんですね？私がやりますから」
ラモーヌ「そういう力んだ顔はどうでもいいから走って」
アモアイ「………」
ラモーヌ「アイ、貴方なに自分は契約取れてるから関係ないみたいな顔してるの貴方
別に私は業績悪いから走れなんて話でやってるわけじゃないのよ？並走しなさいっ話をしてるの
じゃあいいわ。スティルの走りあまりにもはしたないから、誰も手上げなきゃ次貴方ね」
クラウン「社長、やめてください。おかしいですよ」
ラモーヌ「だからおかしいのは貴方の営業成績だって言ってるのよ。さっきから何なのこれ？何なの貴方たちの空気は？私は社長よ？走れって言われて何でそんな顔してるの？もういいわスティルは。あ、鍵今飲んじゃったごめん」

>>13

13二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 14:00:37

>>12

走れって言われてんのにしゃぶろうとするスティルに草

14深呼吸25/09/20(土) 14:37:25

トレ「あれはスティル？」
スティル「アナタハ…水道橋本社　ノ　トレサン」
トレ「こんな所で何をしているんだ！」
スティル「ボク、モウイラナイッテ…ラモーヌ社長　ガ　現役にモドルカラ　イラナイッテ…」
トレ「そんな…！君が横浜支店にどれだけ貢献したと思ってるんだ！」
スティル「ショウガナイヨ…」
トレ「スティル、いやラブちゃん。ウチに来ないか」
スティル「エッ」
トレ「ラモーヌを見返してやろうじゃないか！」
内川「嫌です」
ラミレス「ハ、ハラサン…」

15二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 16:14:18

本編の正規エンドが「おぉ…もう…」なのはあるんだがスティルがトレセン学園を卒業して無事OLしている姿が想像できんのだ…

>>17

16二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:44:37

>>4

お牝馬…？(おもむろにゲートインする内川を眺めつつ)

17二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:48:00

>>15

俺はあの温泉二人共に帰還してると思ってるけど、OLはしてなさそうとは思う

スティルに向いてる仕事ってなんだろうな、やっぱ親と一緒で小説家とかかな？想像力豊かなのはシナリオ内イベントでも垣間見えたし……

あとはシンプルに専業主婦か……

>>20