【閲覧・CP注意】ムカつく｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:31:37

最近、マスターと一緒にいることができていない。
仕方のないことではあるのだろう、カルデアにはただでさえ数百体の英霊がいるのだ。マスター自身の生活やトラブル等を起こしやすい英霊への対処…挙げればきりがない。
前まであんなに酷使された周回も最近はめっきり減った。
最近は変則?というのが増えてきたらしく私がサポートして宝具3連発─とは中々いかないのだという。
周回とは資源を確保するためにやっているのだ、ならば効率を上げるためにより適した英霊を使役するのは何も間違っていない

──あのさぁそんなに悩んでるなら本人に言えば？一緒にいたいって、魔猪の氏族なら簡単でしょ──
そんな氏族ねぇのです、どっかの妖精王のアドバイスが頭をよぎる。だが言ってることは正しい

─結局これは私の問題なのだ。重いとか面倒くさいとか鬱陶しいとか思われたくない、思われたらどうしようっていつまでもうじうじしてるだけの─
─ｺﾝｺﾝ　「キャストリア、入っていい？」

2二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:34:20

「ち、ちょっと待ってッッ！」咄嗟にベットから跳ね起き衣服を整える。こんな姿を彼に見せるわけにはいかない、幸い部屋を散らかしてた訳ではないので準備自体はすぐに終わった

「微小特異点？」声が上擦りそうになるが、それをなんとか耐え問いかけた
「うん、放っておいても消えるレベルだけどね　調査に同行してほしいんだ」
確かに微小特異点はカルデアにおいて日常茶飯事─は言い過ぎかもしれないが珍しくもないだろう。しかし─
「なんで私？同行できる英霊は一人だけなんでしょ？」
私の魔術は邪道？といえるタイプだ。負けるつもりはないが便利さや万能さで言えば他のキャスターが適任と言えるだろう。もしや適性の問題なのか？例えば妖精だけどか─

「いや、そんなに難しい話じゃないんだけど」
「俺が一緒に行きたかったじゃダメかな」
本人もキザなセリフを言った自覚があるのだろう、少し頬を赤らめていた。

「あああじゃあしょうがないね！！！！うん！！5分で準備するから少し待って！！！！！」
捲し立てて急いで部屋から叩き出した。今の表情をみられたくなかったのだ。

─コレってデート！？デートだよね！？

顔は火が付いたように熱く、心臓は煩いくらいに脈打っており、騒音被害として訴えられるとさえ思えるほどだ。抑えようとしても頬は緩み顔が赤くなっている。

─だが、今の私にとってはその騒音や熱さが、どこか心地よく感じられた─

3二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:37:09

文才と純愛を感知し参上した
いいねもっとちょうだい

4二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:37:59

支援

5二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:39:25

後輩、続き

6二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:40:15

ふむ、続けて？

7二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:46:07

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8二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:21:10

─せっかくのデートなんだし何か化粧でもしたほうがいいよね！？ああでも5分で終わるって言ったからそんな時間ない！？そもそもデートって言っていいのかなコレ！？

思考がまとまらない、先ほどの衝撃が強すぎるせいだ
なんなんだあの男は、あんな言葉を言われたこっちの気持ちを考えたことがあるのか、いややっぱり考えるな　
そんな理不尽な考えをしながら今自分にできるお洒落を考える

─かわいい服？霊衣ではないから耐久が不安だ
─ヘアアレンジ？そんな時間はない
─化粧？だからそんな時間はない

今の自分は今まで最も頭を回してるだろう　魔術を教えてもらう時だってこんなに考えたりはしなかった、そもそも考えるということ自体が向いていないのだろう。正直嫌いだし面倒くさいし…けれど

─好きな人とのデートを考える時には、むしろ心が弾んでいるとさえ感じていた

エミュ分からん…