【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part99

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:08:24

    直義受け専用スレです


    感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!

    直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止

    リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです

    性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい

    女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします



    逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう

    逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください

    直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい

    ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)


    このスレの中の妄想や考察を他のスレに持ち出して迷惑を掛けないようお願いします

    荒らしは通報・スルーを徹底。スレ主さんは可能であればできるだけ荒らしレスの削除をお願いします

    個人の解釈の否定は禁止です


    過度なキャラsageも同様ですが、それらを指摘する際は柔らかく丁寧な言葉遣いでして下さい。受け取る相手への配慮をお願いします


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    平和に楽しく直義受けを語りましょう!


    前スレ

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  • 2二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:09:45

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  • 3二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:10:49

    スレ立て乙です!99!

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:16:22

    保守デス
    いよいよ100間近!

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:19:05

    保守よし様

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:32:50

    立て乙保守!

    >>4の妻子を見守る優しい眼差しと

    >>5の冷たい女王様のギャップでしねる

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:34:10

    >>5

    このモブ達、土岐に斬られる覚悟で直義様について来てる…かっこいい…

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:44:55

    直義って一見クールに見えて本当は誰よりも情の人だよね

    でもそんな直義があらゆる情を捨て去った>>5の冷徹な御姿も美しいと思ってしまう

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:46:17

    土岐が最期に見たのが氷のような直義の顔なのいいよね…

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:54:53

    立て乙です
    直義は死亡退場組のモロちゃんずや部下たちと合流して三途の川でわちゃわちゃやっていてほしい

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:19:58

    >>10

    三途の川を渡る時に初めての男に背負われるor手を引かれるって民間伝承ここで知ったんだけど

    直義を迎えに来る初めての男が誰になるか無数に妄想できていいよね

    初めての男が兄上とか憲顕とかご存命の場合はこっちに来るまで賽の河原で待ってるんだきっと


    個人的には神力が抜けた素のモロちゃんが待ってて盛大に動揺してあれこれまくし立てるけど

    いざ渡る時は無言で背中に顔を伏せちゃって真っ赤になった耳が見えてるもろただでお願いします

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:25:28

    >>5

    院犬事件を聞いた時はあんなに動揺してブチ切れてたのにいざ成敗しに行くときは

    武力バグ個体の土岐を前に非武装どころか腕組みしたままなのいいよね

    冷たい顔のまま個の武力を数の力である槍衾で圧殺するのも最高に好き


    これはわからセッが捗る冷徹高慢女王様受け…

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:32:42

    氷の女王様三条殿をもっと見たかったです先生!

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:43:49

    弟属性直義と膝枕

    兄上:未就学児頃まではデロデロに膝に甘えていたが、お年頃になると立派に兄上のお役に立つぞという志で膝枕する側に回る
    たまには甘えてほしい兄上の気まぐれにより膝枕チャンスが発生するも、兄上の鍛えた太腿の厚み高さに微妙な顔をする愛され末っ子ゆえの素っ気なさを発揮
    師チャン:兄上以上に首が辛いが耳掃除がメチャ上手くてたまに寝落ちる。警戒ゼロの寝顔に複雑な師チャンは反対の耳を掃除する時に首をゴキッとしたりしなかったり
    基氏:結局いつも通り叔父上の膝に乗る。叔父上の膝枕硬くて高いです(←自分がねだった)
    直冬:内心は基氏のように甘やかされたいがもう二十歳近いからな...と我慢する。養父上も内心は基氏のように甘やかしたいがもう二十歳近いからな...と我慢する。終わり。
    そういう関係なら直冬の腕枕とかはある。興奮と筋肉と若い代謝により凄く熱くてなんかしっとり...しているので寝惚けた直義が嫌がって逃げてショック

    憲顕:やや骨骨しく硬いが程よい厚みとぬるめの乾いた体温、染み付いた薬品臭と血生臭さ。けれど直義にとっては安心する従兄弟の匂いなので全然気にならない。そう言って柔らかく微笑った横顔は初めてのルーブルもなんてことはない憲顕だけのモナリザあなたが焼きついたまま私の心のプロジェクター

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 20:21:48

    >>14

    弟属性直義と膝枕 レス


    最後憲直ソングが始まって吉良

    モロちゃんの耳掃除が気持ち良さそうなのわかる~仲が良いシチュでも悪いシチュでも主家の御舎弟である直義のお世話自体は完璧にこなしてしまうモロちゃん

    直義の方はモロちゃんを警戒しつつもあまりの極楽に寝落ちしてしまうのか、それとも人からお世話され慣れている立場ゆえに

    モロちゃんが自分をどう思ってるかなどとは微塵も気にしたことがない無自覚のお坊ちゃま気質なのか…

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:03:54

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王・吉良満義・モブ算師たち
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#23~

    風をきる音がする。
    少数の、護衛の郎党たちが、すばやく身構える。だが、かれらの反応は一瞬遅れた。刺客ども(暗殺者)の標的は、執権さまか。それとも、殿下なのか!
    必殺の矢が射かけられた。小回りがきくが、命中精度の低い短弓を用いているようだ。殿下と、そのうしろの少年たちめがけて、矢が飛んでくる。
    「殿下!」
    直義は叫ぶ。
    その瞬間!丸腰の殿下は、片足に軸をおき、身をひるがえされた。『小直衣』の大きな袖が舞う。幾重にも重ねられた軽い絹地の袖が、空気を受け、大きくふくらむ。数本の矢が袖につきたつが、貫通はしなかった。
    仕留め損ねた!と、舌打ちする音がきこえる。からり、と床に弓が放り投げられた。それが合図だったのか。天井裏に潜んでいた何人もの賊が飛び降りる!
    乱戦になった。家人たちはとうに切り倒されている。狭い場で、殿下の護衛も苦戦していた。少年たちの、泣き声交じりの悲鳴があがる。
    直義は、腰にさした、軽量の小太刀を鞘から抜き放とうとした。そこに、賊のひとりが切り付けてくる。鞘ごとそれを受けた。重い音が響く。割れた鞘から小太刀を抜いた直義は、身を低くし、逆手に持ち替え、殿下と少年たちをかばうように、賊のまえに立ちふさがる。
    直義の腕の未熟さを見抜かれたのか、執権よ、余も加勢する。と、殿下は、横に並ぼうとされた。それを直義は、しずかにおしとどめる。
    「殿下が、手をおくだしになることはありませぬ」

    こんどは、賊の悲鳴があがる。断末魔の声。山門のそとから駆けつけた、足利の郎党たちによって、賊は、次々と切りふせられていった。床に遺体が転がっていく。
    ーーーーーあとに漂うのは、ぶきみな静けさ。

    「おそかったではないか」
    は。と、応える声が、山門の隅のくらがりから響く。そこにひざまずき、頭をさげているのは、関東庇番の六番組筆頭(吉良満義)だった。いつものように、その口には草をくわえている。
    「殿下に、見苦しいところをおみせしてしまった」
    六番組筆頭の頭が、さらにさげられた。
    賊のうしろにいるものの追及は、いまでなくてよい。と思い、直義は命じた。
    「片付けろ」

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:41:27

    >>16

    TSHパロ レス


    暗殺者の矢を丸腰でいなす殿下も、凶刃を鞘で受け止める直義も、寡黙なしごでき吉良殿もかっこいいです!

    未熟な腕でも殿下や少年たちを守ろうと前に立つ直義はめっちゃ覚悟決まってますし

    しばらく時を稼げば必ず郎党たちが駆けつけてくれるはずだという信頼も感じられますね

    最後の命令も落ち着き払ってるしこういう場数はかなり踏んでるのかな

    私が算師の少年たちの一人だったら優しい執権様の今まで知らなかった一面に改めて惚れ直してしまいそうです

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:46:16

    現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。

    兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ

    師直はその家に代々仕えている家の後継

    尊氏×直義前提(歳の差五歳)

    尊氏と師直は同い年。


    尊氏 小学校六年生

    直義 小学校一年生


    兄上小学校修学旅行当日朝

    兄上小学校修学旅行当日朝 | Writening現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。 兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ 師直はその家に代々仕えている家の後継 尊氏×直義前提(歳の差五歳) 尊氏と師…writening.net

    兄上、その瞬間の欲望に負ける

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:58:44

    本誌

    骨ばみが骨かみ読みだったから弟脊髄剣とか言われてたけど無さそうで良かった
    あとは匣だね...

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 07:50:58

    本誌

    兄上カッコイイーー!!これはあの世の直義も惚れなおすし、モロちゃん歓喜の涙を流す
    え?この兄上に憲顕の箱の中身がダメージを与えるんです??
     

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 13:31:49

    こうしてみると、やっぱり兄弟で顔立ちは似ているね
    兄上めちゃくちゃエロいっす

    ああ、こんな色っぽさで金鬼様が再登場してこの兄上とセットで君臨したら
    破壊力が半端なく完全に天下をモノにできますわ~

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:25:53

    >>21

    ゾン鬼の直義様が再登場して色々あって一心同体パワーで破魔矢ブスッとされた兄上から鬼を連れて逝く正ヒロインムーブに一票

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:01:39

    >>22

    NTR返しだ憲顕かわいそうと思ったけど、よく考えたら全然同情の余地皆無で吉良

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:12:55

    魍魎の匣ならぬ憲顕の匣か…


    匣の中には綺麗な弟がぴつたり入ってゐた。
    日本人形のやうな顔だ。
    勿論善く出來た人形に違ひない。
    人形の胸から上だけが匣に入ってゐるのだらう。
    何ともあどけない顔なので、つい微笑んでしまつた。
    それを見ると匣の弟もにつこり笑って、「ほう、」と云った。
    ああ、生きてゐる。
    何だか酷く虫がうらやましくなつてしまつた。

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 22:45:44

    >>17

    TSHパロ レスのレス


    「暗殺者の矢を丸腰でいなす殿下も、凶刃を鞘で受け止める直義も、寡黙なしごでき吉良殿もかっこいい」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    アクションシーン、書くのは苦手なんですが、頑張ってみました。

    めずらしく、ママ味のうすいTSH直義です。ちゃんとした上級武家の男性にみえるかな…。でも、どちかといえば女王様でしょうか。最後の吉良殿に命じるシーンは、>>5の画像でイメージください。

    殿下がカッコいいのは言うまでもないですが、直義の信頼あつい吉良殿は、今回がほぼ初登場です。なかなか印象深いデビューを飾れたかな、と思います。やっと吉良殿をだせてほっとしています。

    こういった場数を踏んでいるかどうかは、いまのところはどうでしょうか。後年までに、いやでも踏むと思いますが、倒幕戦までは、兄上がほぼずっとそばにいたので、いまはそれほどではないと思います。

    ですが、『事実上の鎌倉殿』として、直義は、部下の前で、うろたえたり落ち着きがない様子をみせるわけにはいかないのです。

    とはいえ、やさしいだけではない直義先生の一面を知れたことで、生徒たちはますます、先生にうっとりしてしまうのでしょうね。では今後もお楽しみに!

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:18:52

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王・吉良満義・モブ算師たち
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#24~

    その声は、かぎりなくしずかだったが、逆に、その切れ長の双眸に、白光が一瞬よぎる。それは、強烈な瞋恚(しんい)の炎だった。
    直義は、六番組筆頭に、抜き身の小太刀を預ける。男は、丁重な所作で、うやうやしく小太刀をおしいただいた。そして、うしろをふりかえり、少年たちのもとに歩み寄る。
    執権さま。と、半泣き顔の震え声をして、少年たちは駆け寄ってくる。
    かれらを安心させるように、ひとりずつ、直垂の袖に包むようにして抱き、やさしく背をなぜてやる。
    「いま、見たことは、みな、忘れなさい」
    慈愛にみちた目で、直義は、東国の未来をささえる、いとしいこどもたちへ、しずかにほほ笑む。
    「わたしが、そなたたちを守ろう」

    ーーーーーはじめは奇妙なまなざしになり、つぎには得心のいった顔になり、なにかを悟られたのだろうか。殿下は、ただ、それを見守っておられた。

    「さあ、気をつけてかえりなさい」
    危ない目にあわせた詫びに。と、反物をもたせた少年たちを、めいめいの家まで送るように、直義は郎党に命じた。そして、後ろをふりかえり、お待たせいたしました。と、殿下に頭をさげる。そこに、2頭の馬がひかれてきた。
    「執権よ。しばし、余につきあえ」

    ーーーーーーーーーーー

    直義は、殿下に導かれるままに、若宮大路を北東へと進む。行先は鶴岡八幡宮ではない。赤橋の手前で右に折れ、横大路に入り、筋替橋をわたる。みえてきたのは、正方形に整えられた、大きな更地だった。復興がすすむ鎌倉でも、ここだけは、まだ建物が立っていない。
    さらに北へ進む。そこからは山腹へと向かう道になっており、石段が整えられていた。静寂な雰囲気がただよう。
    殿下は、石段の手前で下馬された。直義もそれにならった。比叡山の山歩きで鍛えられた殿下は、苦にもせず石段を軽々とのぼられる。やがて、小さな御堂がみえてきた。それは、生前に、源 頼朝公が建てられた持仏堂(仏像または位牌を安置するお堂のこと)だった。奥には、りっぱな五輪塔がある。
    東北の方向には『天台山』が、南南東には『衣張山』がそびえている。南西には、直義が殿下にはじめてお会いした、『大仏殿』があった。

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:45:14

    憲直 現パロ


    最強の武士理論完成にあれだけ喜んでる憲顕なら記憶あり現パロで直義と一緒に軍神の史跡巡り旅行に行く気がする
    ほらここがゆかりの寺で城で〜とはしゃいで案内する憲顕に直義もすごいな、憲顕や長尾のおかげで軍神までたどり着いたのだなと感心して付き合っている

    帰りの新幹線でどうしましょう私の希望ばかり詰め込んだ旅行に連れ回してしまった…と憲顕はハイテンションがおさまって落ち込んでくる。しかし直義がいつもこちらの要望ばかり聞く憲顕が自身の希望を叶えてくれてむしろ嬉しかったのだと言ってくれて一安心する
    一安心してから次は川中島に行く約束をする

    ずっと荷物持ちで離れたところで同行してた長尾も次の旅行のスケジュール調整している

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:46:27

    >>24

    最後の虫で吹いたw

  • 29二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 08:37:42

    >>18

    兄上小学校修学旅行当日朝 レス


    何としてでも寝たふりで修学旅行をやり過ごしたい兄上に笑いました

    でも直義の可愛さには勝てなくておっき(意味浅)しちゃったのは仕方ない本当に仕方ない

    この兄上は直義さえ許してくれれば際限なく甘えてダメになってしまいそうなタイプに見えるので、

    直義が小さい頃から兄上のお世話を焼いてくれるしっかりした子で良かったのかもと思いました

    数日間の旅行は兄上にとっては悲痛な別れかもしれないけど、前世で直義を失った後の歳月に比べればきっとあっという間のはずだから…頑張って兄上!


    >>26

    TSHパロ レス


    みんなが怖い思いをした後で優しく背中を撫でてくれる執権様…ママ…

    襲撃者に対する厳しさと自分たちに向ける慈愛のギャップでまた少年たちがハートキャッチされてしまいますねこれは

    そんな彼らを見て殿下は何を気づいたのか、常識改変されていない殿下の目に直義はどう映ったのか気になります

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 13:31:03

    他作品ネタ


    色んな創作物の中でもブラコンレースは極楽兄上がトップを独走してると思ってたけど
    彗星のごとく現れた女人太平記の兄上がすごい勢いで追い上げてきたよね
    死に際の一言のために自分が弟を殺したと世界を欺き存在しない罪と悪評を背負う兄上の𝓑𝓘𝓖 𝓛𝓞𝓥𝓔――
    逃げ若の兄上も樹上ストーキングで観客の度肝を抜いてくれたのでラストスパート頑張ってほしい

  • 31二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 19:44:43

    現パロ 記憶あり土岐様と記憶なし直義のときただ

    前世の記憶を朧に引き継いで転生した土岐様
    恵まれた体格やパワーを活かして今世ではスポーツの道に進み成功を収めていたが、そんな彼を唯一苛立たせるものがあった
    それは昔から時々見る夢で、涼しげな顔立ちをした古風な着物姿の男が腕を組んでこちらを冷たく見つめている
    相手は手が届けば一捻りしてしまえそうな優男であるのに、彼より遥かに強いはずの自分は何故か身動きが取れずに
    歯を食いしばって相手を睨みつけることしかできない──というものだった
    その夢を見た後はいつも汗びっしょりになって目が覚め、何日も不快な気分が残る
    試合前などにその夢を見ると無性に気持ちが昂って対戦相手を殺しそうになってしまうため何度かカウンセリングも受けたが効果は感じられなかった
    そんなある日、ぼんやりと公園のベンチに座っていた土岐様は前を横切った一人の若い男性に目を吸い寄せられる
    夢で繰り返し見たのと同じ涼しげな顔立ち、着物ではないが似通った印象のきちんとした服装に伸びた背筋
    その瞬間全てを思い出した
    前世で自分が何をしたか、どうやって彼に引導を渡されたのか
    あの時は無数の槍衾や手練れの将に阻まれ叶わなかったが、今なら俺を止めるものは何もない──
    ふらりと立ち上がって彼を追いかけ、握り潰さんばかりの力でその肩を掴んだ土岐様
    「痛っ!んっ…どなたですか?」
    怪訝そうに振り返った相手の、憎んでも憎み足りない整った顔を見下ろして呟く
    「…直義…」
    「…私をご存じなのですか?何かご用でも…」
    あの時と同じ、自分に対する恐れも哀れみもない真っ直ぐな目
    ただその顔にはあの時の冷徹さはなく、純粋な戸惑いの表情だけが浮かんでいる
    無言でしばらく見つめ合った後、土岐様は唇を震わせて相手の肩から手を離した
    「…いや…古い知り合いかと思ったが…違ったらしい」
    「……?そうですか。では失礼します」
    少し首を傾げると、彼は何事もなかったように背を向けて歩み去ってしまった
    生まれ変わっても忘れられないほど恨めしいのに、あの時自分を氷のような目で見ていたあの男はもうどこにもいない
    その事実に打ちひしがれてただその場に立ち尽くす土岐様であった…
    みたいな出会いから始まってなんやかんや今世でも関わってしまうときただとかもいいと思うんだ

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:31:06

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#25~

    ーーーーーそう。ここは、日の本ではじめて、武士による、武士のための政権を築かれた、源 頼朝公の墓所。『右大将法華堂』である。
    倒幕戦のおりでも、ここだけは、敵味方ともに手を付けず、荒らしてもいない。侵すべからざる聖地だった。

    殿下は五輪塔に祈られたあと、持仏堂に向かわれる。老いた堂守り(どうもり)と、その孫らしき少女が、みかどをのぞけば、この国で最高の貴人の来訪にあわて、震え、地べたにうずくまり、額をこすりつけていた。
    いまから88年前(1247年)の6月5日。ここで、相模国の最大勢力であった三浦一族の宗家が、北条氏に敗れ、『あるもの』のまえで、集団で腹を切って、壮絶な最期をとげた。御堂の礎石にも、大地にも、かれらの血がしみこんでいる。そういったいわくがあるせいか、御堂は、陰惨なかげりをも帯びていた。
    それをご存じであられるが、気にもされないのだろう。殿下は袖をはらい、御堂の床に座られる。身分があまりにも隔絶しているのだ。直義は、地上にひざまずいて殿下を拝する。
    「執権よ。そこでは話ができぬ。立つがよい」
    殿下のお許しと促しに、直義は立ち上がる。
    「ここは『なんの場所』か」
    源 頼朝公の墓所であるが、むろん、そういう意味ではない。さあ、答えてみよ。と、殿下は、するどく問われた。直義のもつ知識の浅深を問われるお声だった。
    直義は、しずかにお答えする。
    「『ここ』こそが、『鎌倉の中心』です」
    なんのゆえにか。と、重ねて、殿下は問われる。
    あのお山を。と、直義は、まず、南南東にある『衣張山』を、ほそく白い指でさししめす。
    「あれをこえて、さらにまっすぐにいけば、『岩殿観音堂』があります」
    そして、南西に指の向きをかえる。『大仏殿』の方角だ。
    「あちらには『銅銭でつくられたほとけさま』がおられます」
    直義は、しずかにほほ笑む。
    「このふたつの地は、ここから等しく同じ距離にあります」
    つまり、『法華堂』を中心に、半径が約2500メートルのコンパスで円を描くとする。その円の線上に、それぞれ、『岩殿寺』と『鎌倉大仏』が位置しているのだ。
    「さらに、このふたつの径は直角で交わります」

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:07:41

    新スレでも恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 34二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:31:18

    >>33

    なでなで

  • 35二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:57:08

    >>34

    さて、左下の直義様の髪はどの場面の直義様でしょうか?






    今日も可愛いな…  直義は

  • 36二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 06:35:54

    >>30

    極楽も女人も凄かったけど個人的には足利兄弟創作なら梅松論の兄上がブラコンダービー先頭だと思うな

    あの頃は弟は兄に従うものって長幼の序が流行ってたのに直義が死んでは生きていても意味が無い(直訳)だから、多分作者さんが込めてるブラコン萌えはかなり熱いんだよね

  • 37二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 12:42:06

    >>21

    ここの兄上、ライティングのせいかもしれないけど隈取りとかアイシャドウ入ってるみたいに見えてヴィランぽい色気が駄々洩れになってる 好き

    背中のあれはどうしようね…三途の川の直義が見たらきっとめちゃくちゃ心配してるね

    直義「兄上の背中にあのように大きな出来物が!すぐ薬師に診せた方が…あっでも今は戦の最中で…

    ああ、兄上も周囲も何故あんなに大きくなるまで放っておいたのか…兄上ー、おくすり塗ってくださーい!」

    モロちゃん(あれは出来物という表現でいいのだろうか…)

    ヤッス(直義様頭いいけどちょっと鈍いってか天然な所あるよな…ピザうめぇ)

  • 38二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 12:50:41

    >>32

    「さらに、このふたつの径は直角で交わります」


    これ凄く面白いですね!

    実際に地図アプリの地理院地図を使い、頼朝墓と『岩殿観音堂』『鎌倉大仏』の距離と角度を測定しましたが、


    岩殿観音堂まで…距離 2543m方位 156°

    鎌倉大仏まで…距離2532m 方位 246。


    で、確かに二辺が直角で交わるほぼ二等辺の直角三角形になりました


    どちらも鎌倉の主要往還の近くに建てられた寺である共通点があるのですが、結界的な意味をこめたんでしようか?

    岩殿観音堂は名越切通し経由で三浦半島に通じる古道沿いだし、高徳院は南側に稲村ヶ崎経由の京鎌倉往還が古くから通過してました(のちには極楽切通も開かれましたが)

    岩殿観音堂は鎌倉幕府以前から存在したでしょうから、鎌倉大仏の位置をそれに合わせて意図して建立していたとしたらすごく興味深いです

  • 39二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 19:21:50

    現パロ ポメガバース もろただ

    モロちゃんと直義が一緒に歩いている時、二人連れの奥様から声をかけられた
    「あら、そこのあなた…師直さんじゃないこと?」
    「これはこれは。モブ田さんにモブ川さん」とジェントルな態度でご挨拶をするモロちゃん
    「出先でお会いするなんて奇遇ねえ。ポメ氏くんとポメ義くんはお留守番?」
    「ええ」
    短く答えてから、モロちゃんが直義の耳元に囁いた
    「ポメ氏様とポメ義様の散歩中によくお会いする近所の奥方たちです」
    「そうなのか…」
    ポメ義になっている間の出来事はざっくりとしか記憶がないため実感が湧かず、
    彼女たちと話すモロちゃんの横顔を直義が黙って眺めていると、奥様の一人がにこやかに訊いてきた
    「そちらの可愛らしい方は?」
    「はい、こちらは…」
    「師直の友人で足利といいます。いつも師直がお世話になっています」
    直義がよそゆきの笑顔で答えると、二人は感心したように頷いた
    「まあ、お若いのにしっかりしてらっしゃるわ~。さすが師直さんのお友達ね」
    「師直さんもよく気がついて丁寧な方だものねえ。私たちこれからお茶をして帰るのだけど、お二人もご一緒にいかが?」
    隣の直義から強い圧を感じてやんわりとお断りするモロちゃん
    「お誘いはありがたいですが、家でポメ氏様たちが待っていますので…」
    「あらっ、そうよね。早く帰ってあげないと」
    「じゃあね師直さん。そうそう、この間ドッグランでお会いした時の写真をまだお送りしていなかったんじゃないかしら。後で送るわね~」
    彼女たちと別れた後、直義がスッと真顔になってモロちゃんを見据えてきた
    「お前…近所の人妻に近づくためにポメ上や私をダシにしているのか?」
    「…心外ですな。同じ生活圏内の犬飼いは自然と顔見知りになっていくものです。それに彼女たちとは挨拶や情報交換程度の関係で…」
    「連絡先を交換したり、茶に誘われたりする仲なのにか?もういい。今日は別々に帰る」
    ぷんすこ怒って直義が行ってしまってからモロちゃんのスマホがピコンと鳴った
    (…不興を買ってしまいはしたが、この写真を見せろと言われなくてよかったな…こんなものを見られたら俺の方が憤死しかねん)
    奥様から送られてきた写真にはポメ義の小さい舌で顔を舐められて満更でもなさそうに笑う自分の姿が写っていた
    削除しておかねばと一瞬考えたが、結局保存の操作をしてしまうモロちゃんであった…

  • 40二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:50:46

    >>38

    「これ凄く面白いですね!」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    このパロは、現代人にもなるほど、と思ってもらえるように、数字やお金にこだわって書いています。以前から、算学でフラグをたてていましたが、源氏の幾何学による鎌倉の都市設計、という佳境にやっときました。ほっとしています。

    また、地図アプリで検証していただき、ありがとうございます。便利なアプリがあるんですね!

    頼朝公の墓を中心にして『岩殿観音堂』『鎌倉大仏』を通る円があるというのは、きわめてわかりやすいです。実際は、『法華堂』を中心にした大円、それとは別の中円、小円、という3つの円と、三角形が重なる都市構造のようですが。結界的な意味があるのかどうかまでは…。そういった方面は詳しくないんです。

    ただ、歴史学といえば、文系の人が文献史料を研究されるというのが中心のようですが、理系の視点ももりこんだものがあれば、と思ってしまいます。

    話を戻すと、できた順番としては、『岩殿観音堂』→『法華堂』→『鎌倉大仏』(高徳院)となります。

    このうち、『岩殿観音堂』はともかく、『法華堂』は頼朝公の生前からあったもので、これは、まちがいなく本人の意思によるでしょう。そして、『鎌倉大仏』は、頼朝公の死後、30~40年ほど経ってからのものですが、高徳院に伝わる『鎌倉大仏縁起』では、頼朝公の侍女の発願によって建てられた、とあるようです。うっすらと、頼朝公の関与がみえてくる気がします。

    ただ、この話では、頼朝公や、彼の息子たちの没後、用地の選定・実際の測量は、源氏の技を継いだ足利宗家が行っていた…という設定にしています。完全な作り話、ここだけのこじつけですが、それほど無理はないかなという感じで設定してみました。

    では、今後も、楽しんでいただければ幸いです。

  • 41二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:50:52

    秋の夜長に静かな虫の音に耳を傾け涼風に身を震わせつつ
    台所担当のモロちゃんにお夜食をおねだりするかどうか葛藤する十代ぐらいの食べ盛り直義様保守

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:52:19

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#26~

    すなわち、『法華堂』と『岩殿寺』に直線を引き、かつ、『法華堂』と『鎌倉大仏』に直線を引いたとしよう。そのふたつの直線は、『法華堂』の地点で、直角に交わる。この3地点は、直角二等辺三角形になるのだ。
    もっとも、実際の距離は、ここから『岩殿観音堂』までは約2540メートル、『鎌倉大仏』までは後者は約2520メートルとなっており、完全ではない。しかし、いまから150年もの昔、武家政権の創始者が行った測量は、時代を考えれば、おそるべき精度といえた。

    「ーーーーーやはり、汝が、この時代の、『源氏の技』をもつものであったか」

    『九章算術』や『海島算経』は、一千年以上前の、古代中国のテキストである。なので、古来からその内容は、日本にも伝わっており、ひろく知られていた。
    だが、『源氏の技』はそれらとはべつである。
    日本で『幾何』が登場するのは、いまから348年後(1683年)の『星宮神社』(栃木県佐野市)の算額(数学の問題とその解法が書かれた絵馬のこと)が最初になるからだ。この『星宮神社』は、『足利学校』とは、約12kmしか離れていない。

    おおせのとおりです。と、殿下にお答えする。しかし、直義は、ときおり、おもうことがある。なぜ、父は、あの暗い座敷牢のなかで、『源氏の技』を、自分だけに教えたのだろうか、と。源氏の直系というなら、自分でも兄でも、どちらでもよかった。あるいは、その両方でもよいことだった。

    「殿下はなぜお気づきあそばされましたか」
    「あの山(天台山)が、みやこの『比叡山』にちなんで名づけられた、と聞いてからだな」

  • 43二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:25:07

    秋だから落ち葉集めた焚火で焼き芋焼いてショタ兄弟に食べさせてあげたい
    多分兄上は多少皮とか残っててもカフッ!ホクッ!あつっ!うまい!って気にせず食べちゃうタイプで
    直義は丁度いい温度になるまでふうふうしてる慎重派

  • 44二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:32:09

    現パロ 尊直・憲直

    南北朝時代では木の上でストーキング…見守り行為してた兄上
    現代だと文明の利器があるからスマホに見守りアプリとか入れるかな
    無垢で無邪気で今日も可愛いので子供用の見守りアプリ入れるそうだし直義も居場所知られるくらいなら特にやましいことも無いので抵抗は無い
    でも憲顕は一緒に出かけたりご飯食べたりしてる時いつも良い感じになったタイミングで兄上から連絡が来るので監視カメラとかついてるんじゃないかとちょっと疑ったりもする
    全部持ち前の勘と居場所だけで状況を察知して邪魔してくるので一応兄上は無実(?)だよ

  • 45二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:58:27

    >>43

    何故か兄上は熱いもの全然平気でパクパクいけるけど

    御舎弟は猫舌って印象あるよね

    兄上はうどん、御舎弟は舌チラで猫イメージあるせいかな

  • 46二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 20:38:48

    >>44

    現パロ 尊直・憲直レス


    兄上的には可愛い弟に悪い虫がつかないようにするための行動で悪気はないんだろうな

    門限も厳しそうだけど直義本人も夜遊びするタイプではないせいで特に不自由を感じないまま大人になってそう

    周囲の友人や攻めの影響でいつか我が家の常識は何かおかしいと気づいてしまう直義もいいし

    気づかないまま一生兄上の懐で生きる直義もいい

  • 47二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:20:07

    おやすみなさいませ直義様ほしゅ

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:23:16

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#27~

    東北にそびえる『天台山』は、三方を山で囲まれた鎌倉からみえる、最も高い山だ。殿下はその山に、ちらりと目をやられた。
    みやこの『比叡山』は、天台宗の総本山であり、大陸の『天台山』にちなんで、そう呼ばれることもある。もと天台座主であられた殿下が、それをご存じないわけがない。それとおなじ名の山が、この鎌倉にもあるのだ。その名付け親は、結婚により鎌倉の地を手に入れた、兄弟の遠祖しかいない。
    「では、さきほど『材木座』におられたのは、『石清水の井戸』をご覧になっていたためだったのですね」
    殿下は続けられた。
    「みやこの『比叡山』から『石清水八幡宮』まで、縦に直線がのびるとする。十字をきるように、90度に交わる線を横にひくとしよう。その線は、『上賀茂神社』と『新羅明神』をつなげたものだ」
    『石清水八幡宮』と、『上賀茂神社』。そして、『新羅明神』。この3つの社に共通するのはなにか。源氏の血をひくものであれば、わかることだ。

    『石清水八幡宮』は、『八幡太郎』。
    『上賀茂神社』は、『賀茂次郎義綱』。
    『新羅明神』は、箱根の足柄山で、兄の師(豊原竜秋)の遠祖に、笙の秘曲を伝授した『新羅三郎義光』。

    つまり、『八幡太郎』と、その弟たちが元服していたのである。

    そのみやこと同じ十字形が、この鎌倉にもないはずがない。と、殿下は思われたのだろう。そうして、『材木座』で、『石清水の井戸』をおみつけになった。この井戸は、『元八幡』のなかにある。鎌倉入りのとき、源 頼朝公が遥拝された場所だ。
    あとは、簡単だった。鎌倉の『天台山』と『元八幡』の線を、90度に横切る線をみつければよい。『岩殿観音堂』から、北西への線上に『寿福寺』(源頼朝公の父の旧邸跡)があった。

    「だが、みやこより、こちらのほうが、より手がこんでいる」と、殿下は、感心したように漏らされた。
    「殿下にお褒めいただき、わが遠祖も、泉下で喜んでおりますでしょう」
    品のよい所作で、殿下に一礼した。
    「『天台山』と『元八幡』の線、そして、『岩殿観音堂』から『寿福寺』への線。この交差点(対角線交点)の真東に、『衣張山』があります」
    直義は、しずかにほほ笑む。
    「『衣張山』から、この交差点へ。さらにその『真西』に、『銅銭でつくられたほとけさま』がおわします」

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:17:48

    現パロ ポメガバース

    何らかの事情によりポメ義とお留守番することになったヤッス
    「ポメ義様、今日はいい物がありやすぜ。この間喜んで食ってたって兄者から聞いたんで、奮発してちょっといいやつ買ってきました」
    と取り出してみせたのはお高いブランドのシールが貼られた大きな梨である
    「キャン!キャン!」
    これから自分がそれを貰えることを察してお目々を輝かせるポメ義
    「へへっ、ちっと待ってくだせえ。一応よく洗って…と」
    ヤッスが梨を洗う間もポメ義はしっぽをフリフリしながらその足元を動き回る
    その期待の視線に気を良くしながらヤッスは水気を拭き取った梨を差し出した
    「はい!食っていいっすよ!」
    ドンッと重い音を立ててポメ義の目の前に大きな梨が置かれる
    「……。ク、クゥン…?」
    高速フリフリしていたしっぽがパサ…と床に落ち、ポメ義がヤッスを見上げる
    「ん?どうしたんすか、ポメ義様。これ全部一人で食っていいんすよ。ポメ義様用に買ってきたものなんで。
    ガブッと行っちゃってくだせぇ、ガブッと!」
    「クゥ~ン…」
    自分の顔と同じぐらいの大きさがある梨を穴の開くほど見つめながら円を描くようにその周りをうろうろ歩き回ったり、
    ふんふんと匂いを嗅いで鼻先でつついてみたりするポメ義
    「キュゥ…」
    「ありゃ、っかしいな~。兄者が梨をやってみたら喜んで食ったって確かに聞いたと思ったんだが…リンゴとかの間違いだったかぁ?」
    「クゥ~ン…クゥ~ン…」
    美味しそうな梨が目の前にあるのに食べられない切なさに鼻を鳴らすポメ義
    後で帰宅したモロちゃんにより、梨は皮を剥いて一口大にカットした状態でポメ兄弟のおやつになりました

  • 50二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:41:50

    うわぁ…小袖の色が直義様の水色で、直垂が兄上の紫色だ😍

    デザインから何からあまりに意味深すぎる
    まだ直義様絡みで直冬の出番が何か用意されていると期待してもいいのでしょうか🙏

  • 51二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:38:09

    足利家単行本表紙

    全体的な雰囲気は実父の血をガッツリ受け継いでいる一方で羽織のかけ方はまるで8巻表紙の養父の芸術画じゃないですか
    羽織自体も黒主体で白い鴉をあしらっているからか尊氏の子でもあるけど何より直義の子でもあると主張しているように見えて素晴らしい…並べて飾りたいね

  • 52二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:12:24

    >>50

    髪紐も紫なんだよね

    兄上そっくりの見た目の中に育ててくれた直義の精神を受け継いでいるみたいな深読みをしたくなる

    表紙撮影以外でも普段から養父上を思わせる水色のものをつい選んで身につけちゃう直冬くんとかがいてほしい~

    あと名前判明回では本当にバラバラなだけだった丸に二つ引き紋がいくつかはちゃんと合体した紋になっているのが、

    直冬くんもまた直義の養子に迎えられたことによって特殊な形ながらも足利の家系の中に位置づけられた存在になったのだなあという感じで感慨深い

  • 53二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:12:27

    保守ついでにポメ義さまふわふわなでなで
    直冬が表紙になったので三条足利家のみんなでお祝い会を開いて欲しい

  • 54二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:28:01

    他作品


    >>53

    仲良し三条一家のほのぼのは某本職の先生が書かれた薄い本が最高だった

    とーちゃん(直義)にタックルするよつば基氏可愛すぎる

    直冬と基氏を連れて釣りに行ったのに水遊びに発展して全身びっしゃびしゃで帰ってくる師直と

    連れてってもらえなかった(父親と二人でだと思って嫌がった)師夏が拗ねて三条に家出して一緒にご飯食べてるのと

    翌日師直が忙しいのを分かってて師夏の母親も誘って二家族で舟遊びに行く直義と仕事しながら盛大に嘆く師直とか

    この空気からの終盤で心のグッピーが大量死するけど

  • 55二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:48:21

    >>52

    ホントだ!丸に二つ引きいくつかは合体した紋になってる!パッとみで相変わらずバラバラだと思ってたよ

    教えてくれて感謝〜

  • 56二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:41:06

    TV番組ネタ

    げいのうじんkkzkチェックを見てたらダンス問題で十年間サルサダンスで愛を確かめ合っているアマチュアのご夫婦ペアが登場して
    不正解だけど普通にめちゃめちゃ上手い…!と素人目には思ったので
    過去スレに出てきた男同士のダンスを踊れる兄上と直義でこんな風に出題側に回ってほしいと思ってしまった
    仮面をかぶって登場し、素人離れした身体能力と信頼関係で難易度の高い技を次々決めていく兄弟
    答え合わせの時に仮面を取ったら解答者側で常連の弟大好き有名人兄上と政治家直義だったのでスタジオがわっと沸くやつ

  • 57二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:35:59

    ほしゅ
    直義様回想で出ないかな〜

  • 58二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:31:14

    冬直

    22巻表紙の直冬くん養父要素を散りばめつつやっぱり顔は実父似でまさに二人の息子だ…
    笑顔とか困り顔とかちょっとした時に実父の血を感じて大好きな兄上と可愛い義息子が似てるのが嬉しくて「兄上にそっくりだ(兄上にそっくりだの意)」って言う直義、いると思います
    直冬くんは比べられてるのかな?自分の方が養父上に尽くしますよ!俺の方が若いですよ!って対抗心燃やして押し倒してください

  • 59二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:13:09

    >>50

    重ね着の表は紫(赤紫寄り)で実父ゆかり

    内側の着物が養父寄りの青


    肌に触れる方が養父ゆかりってえっちだ⋯

  • 60二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:50:05

    現パロ kkzkネタ 尊直

    kkzkチェックにチーム一心同体として出演した兄上と直義
    お互いに相手を一流兄弟の座から落とすわけにはいかないと意気込んで快進撃を続ける二人であったが
    番組の終盤、直義が正解のAの部屋に入ったにも関わらず他の出演者が皆他の部屋に入ったため一人ぼっちになってしまう
    「私一人か…確かにAだったと思うが…うーん…」
    和気藹々とした他の部屋の様子をモニターで見るにつれ不安を募らせる直義
    そして迎えた結果発表の時間、直義は(↑不安だけど正解)のテロップを付けられつつ潤んだ目で手を組み合わせ、一心に祈りを捧げた…
    その時である
    Aの扉がバーンと開き、誰かが颯爽と部屋に入ってきた
    弾かれたように目を開けて腰を浮かせた直義だが、次の瞬間には驚愕の表情を浮かべていた
    「あ…兄上ぇ!?何故ここに!?解答者以外はスタジオで待機中のはずでは?えっ?」
    「た~だ~よ~し~!!そんな不安そうな顔をするな直義!我がついているぞ直義~!!」
    ちいかわ泣きする兄上に熱烈な頬ずりされながら直義はただ目を白黒させるよりほかはなかった…

    スタジオに戻ってきた兄上談「直義が一人で心細い思いをしているのに放っておくなど、我にはとても出来ませんでした。
    直義の笑顔を取り戻すには我が駆けつけてやるしかない!そう思いました」
    直義談「兄上のお気持ちは嬉しいのですが、あの時ばかりは兄上よりもシ兵ちゃんさんに入って来てほしかったです」

    チーム一心同体は一流兄弟の座を守って番組を終えたが、兄上の弟大好き伝説にはまた新たな1ページが加わってしまったという──

  • 61二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:29:40

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#28~

    この時代の直義たちには、その概念がなかったが、『衣張山』と『大仏殿』を貫く線は、地球の『緯線』(赤道に対して平行な同一緯度の地点を結んでできる東西線)と一致する。つまり、源氏は、東西南北の方位を正確にもとめる技術を有しているのだ。

    「源氏将軍なきあと、『源氏の技』もおわったとおもっておったが」

    源氏の3代の将軍は、全員、不審な死をとげてあの世に逝ってしまった。『源氏の技』はこのとき、途絶えたはずなのだ。
    しかし、数奇な縁で鎌倉にこられた殿下は、なお、この地に『源氏の技』が引き継がれていることに、すぐ気づかれた。それは、鎌倉将軍ではない。源姓の足利氏だった。源氏将軍なきあとは、源 頼朝公の姉妹の曽孫、という、かぎりなく源氏の血のうすい、摂関家の男(九条頼経)が継いでいたが、彼では、『鎌倉大仏』の用地の選定ができるはずがない。

    だが、殿下は、続けて思いもかけぬ言葉をおっしゃられた。
    「『その顔』もな」
    直義は、目をまたたかせる。自分が産みの母に似ていることは、上杉のものから聞いてはいたが、そういう意味ではなさそうだ。また、母は殿下にお目通りしたこともないはずである。
    殿下は、いままで背にされていた壁のほうに向きをかえられた。大きな押板(床の間の前身)があり、そのうえには卓(しょく)があった。銀製の小さな観音像がまつられている。源 頼朝公が3歳から信仰し、石橋山の合戦で、髻(もとどり)におさめられていたものだ。

    そこな堂守りよ。と、殿下は、地べたにはいつくばっている老翁に、するどく命じられた。
    「この御堂の『宝』を、ここ(押板)に掛けよ」

    鞭でうたれたように、老翁とその孫娘は、さらに地面に額をこすりつける。そして、御堂の庫から、ふたりがかりで『宝』をとりだしてきた。3尺ちかくはあろうかという長さの掛け軸である。絹布のうえの絵具が剥離しないよう、慎重な手つきでひろげる。めったに掛けることがないのか、かなり古いものにかかわらず、保存状態はきわめてよいようだ。しかし、おしむらくは、掛け軸の下部に、灰色にかわった血痕がかかっており、そこだけ、かなり変色している。その血は、ここで自害した、三浦一族のものである。軸には、等身大にちかい、ひとりの人物が描かれているようだ。
    「やはりな」

  • 62二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:32:26

    >>29

    レスありがとうございます。

    精通してないからおっきしても同衾を許されていたあの頃…(本懐を遂げる日まで思い出しては懐かしむ兄上)

    私はこのシリーズこ兄上は直義へのフォロー上手なしっかりお兄ちゃんしている兄上だと思ってだので、そんなに甘えん坊に書いていたりがなく、でもよくよく考えてみれば…で、私兄上に脳を侵蝕されている…?という疑念が湧きました。




    現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。

    兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ

    師直はその家に代々仕えている家の後継

    尊氏×直義前提(歳の差五歳)

    尊氏と師直は同い年。


    オマケのその後

    オマケのその後 | Writening現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。 兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ 師直はその家に代々仕えている家の後継 尊氏×直義前提(歳の差五歳) 尊氏と師…writening.net
  • 63二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 08:04:27

    本誌

    鍛錬しろと尊氏に口うるさく進言するもろただがいたんだね…みんなで一緒に鍛錬してたのかな…

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 08:15:45

    本誌と新刊表紙

    新刊表紙の直冬くんが激メロ義息子すぎて、これは直義様、母性父性愛情以外に甥っ子にメロついてしまう時もあっただろ!?!?となってたんですが、
    本誌がラスボス悪神兄上があまりに強くカッコよくて
    、あと御家人時代の兄上もあまりにメロ男すぎて、直義様間違いなく兄上にメロメロだっただろ!?となりました(語彙力)
    ほんとにこの親子はさぁ…!!

    平和な時空で兄上の背中のお顔を可愛がる直義様みたいです

  • 65二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:54:40

    本誌

    鍛錬をせっつく直義とモロちゃんのおかげでこんなに強い兄上ができたんですね…
    ラスボスなんだけどこういう基本中の基本みたいなところで昔からの縁に助けられるの好き

  • 66二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:35:28

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 67二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:27:53

    >>40

    このお話では測量が「源氏の技」という事なのですね

    とても面白い設定だと思います

    でも不可解なのは前スレのお話で、直義が子どもたちに和賀江島までの距離を五歩(約7m)の長さの棒2本を使って測れと指示してましたが、海島算は「島」の高さが棒の長さより高い場合にのみ成立する算法なのであの設定では測量は完全に無理ゲーです

    (仮に和賀江島の護岸が海面から7m以上の高さだとしたら、湊として機能できません)


    なぜ直義は最初に測定不可能な問題を出したのでしょうか

    涙目の子どもたちが大変不憫な話でした

  • 68二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 21:11:37

    本誌ネタ 尊直?


    四人の中では武力低めな直義がモロちゃんと一緒になって強い兄上に鍛錬をせっついていた事実が味わい深い
    (ヤッスは兄上が算術をサボった時もまた若のサボり癖だって笑ってたからここに名前が入らないのはわかる)
    「しかたないな~お前たちがそこまで言うなら…フフッじゃあ直義、今日は我の稽古に付き合ってくれるか!」みたいに言われて
    「はいっ!私とて普段から鍛えているのですから負けませんよ!」ってやる気満々で兄上の相手をしたら
    数打も打ち合わないうちに持ってた木刀を軽々薙ぎ払われちゃって才能の差に愕然とする直義と
    中先代の後みたいにフォローにならないフォローを一生懸命する兄上がいたかもしれない
    「す、すまん直義!お前はいつも真面目に鍛えているのに、まさかこんなによっわいと思わなくて…!
    だが気にすることはないぞ!一心同体のお前の敗北は我の敗北!恥じる時もよっわ!て言われる時も二人一緒だ!」
    「うう…慰めは結構です。私ももっと精進いたします…」
    でも直義も兄上たちとの才能の差に腐らず必死に鍛えたからこそたどり着いた武力68なんだろうなと思うと、この68という数字も尊いね

  • 69二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:46:17

    >>61

    TSHパロ レス


    頼朝公の髻の観音像は確か大河鎌i倉殿にも出てきたような…それが祀られている場所なんですね

    そして源氏の技だけでなく直義の顔にも何かいわくが!?

    きっと掛け軸の人物と関係しているのだと思いますが、殿下が気づいたなら父上や他の人たちの中にも気づいた人がいるのかな

    気づいても気づかなくても、父上の直義に対する愛情は変わらなかったとは思いますが…


    >>62

    オマケのその後 レス


    兄上の往生際が…往生際が悪い!

    でも別れの寂しさを堪える小さな直義が健気でいじらしくて、兄上ならずともホロリと来てしまいます

    たとえ2泊3日でもこの兄弟にとっては永遠のように感じられるかもしれない

    というか学校に行く間離れるだけでも兄上にとっては耐えがたい悲しみですしね…

    まだ完全に兄上と方針のすり合わせができていない時期の少年モロちゃんが少しだけ不穏な様子を見せているのがいいスパイスになっている感じがあって好きです

    兄上の地位を押し上げるならいつまでも直義直義されていては困るのも確かなので、この時点ではモロちゃんの考えも間違ってるわけではないんだよなと思ったり

  • 70二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:49:53

    TSHパロ レスのレス


    >>67

    「とても面白い設定だ」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    恋や愛だけでない面でも、興味を持っていただけたらと思い、設定しています。

    そして、ご指摘の通り、五歩(約7m)の長さの棒の棒を使う場合は、そもそも測量不可能、というのが、回答でした。ではどのくらいの長さの棒ならできるのか。というふうに、直義先生は持っていきたかったのかもしれません。

    でも、所与の条件をまじめにとらえすぎる少年たちにはまだまだ…というところでしょうか。たしかに、いじわるすぎな問題で、こどもたちがかわいそうです。なので、殿下に「もっと段階をふむべきだ」と、直義は叱られてしまったのです。

    でも、このへんの説明がわかりにくいな。と書いている私も、読み返してみて思いました。ほぼこの話は、ぶっつけの一発で書いているので、ご感想をいただけて助かります。

    あとでまとめファイルのとき補足説明をいれておきます。ありがとうございました!


    >>69

    ご指摘の通り、銀製の観音像は、大河ドラマに出てきたものです。この『法華堂』の本尊はこの観音像であった、といわれているようです。

    頼朝公は源氏の氏神である八幡神はもちろん信仰していたようですが、その一方で、個人的にふかく帰依していたのは、幼いころから、そして、孤児となっても、身近におられた観音さまのほうだったのではないでしょうか。

    そして、この『法華堂』には、観音像と、あともうひとつ、掛け軸がまつられていた場所でした。

    直義の顔については、いちおう足利の当主であった父上は、たぶん気づいていたでしょう。(大母さまに似ている、という意味ではないです)

    幕府の上層部の人々も、直義の顔をみれば分かったと思いますが、直義は父上のヤングケアラーをしていたので、兄上と違い、あまり表にでる機会がなかったのです。その意味でも、父上が直義を守ってくれた、といえるかもしれません。

    なお、三浦一族が自害云々…というのは、1247年の宝治合戦のことです。北条氏による最後の他氏排斥事件でした。

    では、今後もお楽しみに!

  • 71二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 01:32:06

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#29~

    しかし、殿下のお体が、掛け軸の正面にあるため、直義の立っている場所からは、よくみえない。
    堂守りの孫娘が、安心の吐息をつく。はじめて掛けるのを手伝うのか、絵が破損せぬよう、気を張り詰めていたらしい。そして、目の前の、絵のなかのひとをまじまじとみつめた。その目がおどろきにみひらかれる。まさか。と、掛け軸と、うしろの執権を交互にみつめた。亡霊でもみたような顔だった。
    堂守りの老翁は、毎年の曝涼(ばくりょう。天気のよい乾燥した日を選んで、書物や衣類、道具等を日にさらしたり、風を通したりして、カビや虫などの発生を防ぐこと。いわゆる虫干し)で知っていたのだろう。執権をみあげる、その皺ぶかい目に、涙がやどった。
    「やっと、やっと、お会いできました」
    「朝廷の禁書庫に保管されている、後白河のみかどがお描かせになった絵と、よく似ている」
    殿下はそこで、半身の向きをかえられた。正面に掛けられた掛け軸のなかの男の、冷徹で威厳のある目と、直義の目があった。それは、おなじ切れ長の、色のうすい目だった。もっとも、その目や、うすいくちびるにうかぶ表情は、まったく似てはいなかた。

    そこに描かれていたのは、冠をかぶり、手に笏(しゃく)をもち、黒い袍(ほう。上着)に身をかため、太刀を佩いた束帯すがたの、鼻筋のとおった端正な顔立ちの、気品のある男である。若者とはいえないが、年齢を超越した容貌だった。
    その絵は、この10年後に、弟がかかせた、兄弟の影像(肖像画)によく似ていた。『副将軍』として幕府を切りまわし、日の本を差配しつつも、兄との仲が微妙になってきた時期のものである。

    直義の頭上に、みえない爆弾がおちた。つねに冷静さをうしなわない直義が、はじめてことばをなくす。
    「ひとたびでもよい。お会いできたらーーーーーと思っておりました」
    堂守の、たとえようもない感慨にみちた、老いた震え声がひびく。
    「そののぞみはかないました」
    おお。おお。と、老翁の涙が、地上におちる。
    「『右大将』さま」

  • 72二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 07:58:12

    直冬くん表紙新刊楽しみだ〜
    あわよくば直義派の新たなステータス公開を期待したい。直冬くんの武力はどのくらいなんだろう。間違いなく養父より高いんだろうな…

  • 73二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 12:30:15

    >>71

    TSHパロ レス 


    これは…直義と頼朝の顔がそっくりさん!?

    伝頼朝像=直義説からのエピソードだと思いますが衝撃的な展開でとっても面白いです!

    執権北条が滅びた後の鎌倉にきた執権様のお顔がかの頼朝公ととてもよく似ていると知れ渡ったら鎌倉将軍府の支持率爆上がりしちゃう…兄上よりも直義が頼朝の再来扱いになっちゃう…大丈夫かな

    皇室の出だからこそそれに気づいていた護良親王も格好いいです(知識不足ですが親王が見たのは神護寺略記に記された5人の絵でしょうか?)

    貞氏と一緒に小さい頃から世間から切り離されていたのは知識の継承だけでなく北条氏に直義が変に警戒されずに済んだという意味でもプラスだったんですね!ありがとう貞氏パパ…!

  • 74二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 20:46:32

    22巻は御所巻きとか辛い展開があるから
    ちょっとしたおまけで三条邸の日常とか
    描かれてたら嬉しいな…

  • 75二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 20:47:57

    >>72

    直冬くんのステータスは武力が高くて知力政治もイケる兄上系の万能型だといいな~

    養子にする時に直義が「自信を持て直冬、色々試したがお前の才は抜群だ♡」みたいに言ってたシーンがあったし

    いやハートマークはもしかしたら(?)私の記憶違いだったかもしれないけど

    でも色々試したのはただの確認作業で、本当は一目見た瞬間から(この子が私の甥…!)って叔父性本能を刺激されて引き付けられていたらいい

    基氏くんの方はいつかステータスが出るとしたら直義や憲顕系の知力政治高め型になりそう

  • 76二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 21:11:36

    22巻で楽しみといえば
    この猫ちゃんみたいな直義のシーン

  • 77二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:51:09

    >>76

    すごいレアな表情だよね

    みんなの前でこんな顔しちゃって直義…この時どんな感情だったんだ

    直義が見てる直冬くんと右のコマにいる兄上がまた、目の感じとか髪質とかよく似ててね…

    こんな子が実父に嫌われて悲しそうにしてたらそりゃ放っておけないよなって

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