【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part99

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:08:24

    直義受け専用スレです


    感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!

    直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止

    リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです

    性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい

    女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします



    逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう

    逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください

    直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい

    ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)


    このスレの中の妄想や考察を他のスレに持ち出して迷惑を掛けないようお願いします

    荒らしは通報・スルーを徹底。スレ主さんは可能であればできるだけ荒らしレスの削除をお願いします

    個人の解釈の否定は禁止です


    過度なキャラsageも同様ですが、それらを指摘する際は柔らかく丁寧な言葉遣いでして下さい。受け取る相手への配慮をお願いします


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    平和に楽しく直義受けを語りましょう!


    前スレ

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  • 2二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:09:45

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  • 3二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:10:49

    スレ立て乙です!99!

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:16:22

    保守デス
    いよいよ100間近!

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:19:05

    保守よし様

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:32:50

    立て乙保守!

    >>4の妻子を見守る優しい眼差しと

    >>5の冷たい女王様のギャップでしねる

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:34:10

    >>5

    このモブ達、土岐に斬られる覚悟で直義様について来てる…かっこいい…

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:44:55

    直義って一見クールに見えて本当は誰よりも情の人だよね

    でもそんな直義があらゆる情を捨て去った>>5の冷徹な御姿も美しいと思ってしまう

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:46:17

    土岐が最期に見たのが氷のような直義の顔なのいいよね…

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 12:54:53

    立て乙です
    直義は死亡退場組のモロちゃんずや部下たちと合流して三途の川でわちゃわちゃやっていてほしい

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:19:58

    >>10

    三途の川を渡る時に初めての男に背負われるor手を引かれるって民間伝承ここで知ったんだけど

    直義を迎えに来る初めての男が誰になるか無数に妄想できていいよね

    初めての男が兄上とか憲顕とかご存命の場合はこっちに来るまで賽の河原で待ってるんだきっと


    個人的には神力が抜けた素のモロちゃんが待ってて盛大に動揺してあれこれまくし立てるけど

    いざ渡る時は無言で背中に顔を伏せちゃって真っ赤になった耳が見えてるもろただでお願いします

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:25:28

    >>5

    院犬事件を聞いた時はあんなに動揺してブチ切れてたのにいざ成敗しに行くときは

    武力バグ個体の土岐を前に非武装どころか腕組みしたままなのいいよね

    冷たい顔のまま個の武力を数の力である槍衾で圧殺するのも最高に好き


    これはわからセッが捗る冷徹高慢女王様受け…

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:32:42

    氷の女王様三条殿をもっと見たかったです先生!

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:43:49

    弟属性直義と膝枕

    兄上:未就学児頃まではデロデロに膝に甘えていたが、お年頃になると立派に兄上のお役に立つぞという志で膝枕する側に回る
    たまには甘えてほしい兄上の気まぐれにより膝枕チャンスが発生するも、兄上の鍛えた太腿の厚み高さに微妙な顔をする愛され末っ子ゆえの素っ気なさを発揮
    師チャン:兄上以上に首が辛いが耳掃除がメチャ上手くてたまに寝落ちる。警戒ゼロの寝顔に複雑な師チャンは反対の耳を掃除する時に首をゴキッとしたりしなかったり
    基氏:結局いつも通り叔父上の膝に乗る。叔父上の膝枕硬くて高いです(←自分がねだった)
    直冬:内心は基氏のように甘やかされたいがもう二十歳近いからな...と我慢する。養父上も内心は基氏のように甘やかしたいがもう二十歳近いからな...と我慢する。終わり。
    そういう関係なら直冬の腕枕とかはある。興奮と筋肉と若い代謝により凄く熱くてなんかしっとり...しているので寝惚けた直義が嫌がって逃げてショック

    憲顕:やや骨骨しく硬いが程よい厚みとぬるめの乾いた体温、染み付いた薬品臭と血生臭さ。けれど直義にとっては安心する従兄弟の匂いなので全然気にならない。そう言って柔らかく微笑った横顔は初めてのルーブルもなんてことはない憲顕だけのモナリザあなたが焼きついたまま私の心のプロジェクター

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 20:21:48

    >>14

    弟属性直義と膝枕 レス


    最後憲直ソングが始まって吉良

    モロちゃんの耳掃除が気持ち良さそうなのわかる~仲が良いシチュでも悪いシチュでも主家の御舎弟である直義のお世話自体は完璧にこなしてしまうモロちゃん

    直義の方はモロちゃんを警戒しつつもあまりの極楽に寝落ちしてしまうのか、それとも人からお世話され慣れている立場ゆえに

    モロちゃんが自分をどう思ってるかなどとは微塵も気にしたことがない無自覚のお坊ちゃま気質なのか…

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:03:54

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王・吉良満義・モブ算師たち
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#23~

    風をきる音がする。
    少数の、護衛の郎党たちが、すばやく身構える。だが、かれらの反応は一瞬遅れた。刺客ども(暗殺者)の標的は、執権さまか。それとも、殿下なのか!
    必殺の矢が射かけられた。小回りがきくが、命中精度の低い短弓を用いているようだ。殿下と、そのうしろの少年たちめがけて、矢が飛んでくる。
    「殿下!」
    直義は叫ぶ。
    その瞬間!丸腰の殿下は、片足に軸をおき、身をひるがえされた。『小直衣』の大きな袖が舞う。幾重にも重ねられた軽い絹地の袖が、空気を受け、大きくふくらむ。数本の矢が袖につきたつが、貫通はしなかった。
    仕留め損ねた!と、舌打ちする音がきこえる。からり、と床に弓が放り投げられた。それが合図だったのか。天井裏に潜んでいた何人もの賊が飛び降りる!
    乱戦になった。家人たちはとうに切り倒されている。狭い場で、殿下の護衛も苦戦していた。少年たちの、泣き声交じりの悲鳴があがる。
    直義は、腰にさした、軽量の小太刀を鞘から抜き放とうとした。そこに、賊のひとりが切り付けてくる。鞘ごとそれを受けた。重い音が響く。割れた鞘から小太刀を抜いた直義は、身を低くし、逆手に持ち替え、殿下と少年たちをかばうように、賊のまえに立ちふさがる。
    直義の腕の未熟さを見抜かれたのか、執権よ、余も加勢する。と、殿下は、横に並ぼうとされた。それを直義は、しずかにおしとどめる。
    「殿下が、手をおくだしになることはありませぬ」

    こんどは、賊の悲鳴があがる。断末魔の声。山門のそとから駆けつけた、足利の郎党たちによって、賊は、次々と切りふせられていった。床に遺体が転がっていく。
    ーーーーーあとに漂うのは、ぶきみな静けさ。

    「おそかったではないか」
    は。と、応える声が、山門の隅のくらがりから響く。そこにひざまずき、頭をさげているのは、関東庇番の六番組筆頭(吉良満義)だった。いつものように、その口には草をくわえている。
    「殿下に、見苦しいところをおみせしてしまった」
    六番組筆頭の頭が、さらにさげられた。
    賊のうしろにいるものの追及は、いまでなくてよい。と思い、直義は命じた。
    「片付けろ」

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:41:27

    >>16

    TSHパロ レス


    暗殺者の矢を丸腰でいなす殿下も、凶刃を鞘で受け止める直義も、寡黙なしごでき吉良殿もかっこいいです!

    未熟な腕でも殿下や少年たちを守ろうと前に立つ直義はめっちゃ覚悟決まってますし

    しばらく時を稼げば必ず郎党たちが駆けつけてくれるはずだという信頼も感じられますね

    最後の命令も落ち着き払ってるしこういう場数はかなり踏んでるのかな

    私が算師の少年たちの一人だったら優しい執権様の今まで知らなかった一面に改めて惚れ直してしまいそうです

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 23:46:16

    現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。

    兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ

    師直はその家に代々仕えている家の後継

    尊氏×直義前提(歳の差五歳)

    尊氏と師直は同い年。


    尊氏 小学校六年生

    直義 小学校一年生


    兄上小学校修学旅行当日朝

    兄上小学校修学旅行当日朝 | Writening現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。 兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ 師直はその家に代々仕えている家の後継 尊氏×直義前提(歳の差五歳) 尊氏と師…writening.net

    兄上、その瞬間の欲望に負ける

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 06:58:44

    本誌

    骨ばみが骨かみ読みだったから弟脊髄剣とか言われてたけど無さそうで良かった
    あとは匣だね...

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 07:50:58

    本誌

    兄上カッコイイーー!!これはあの世の直義も惚れなおすし、モロちゃん歓喜の涙を流す
    え?この兄上に憲顕の箱の中身がダメージを与えるんです??
     

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 13:31:49

    こうしてみると、やっぱり兄弟で顔立ちは似ているね
    兄上めちゃくちゃエロいっす

    ああ、こんな色っぽさで金鬼様が再登場してこの兄上とセットで君臨したら
    破壊力が半端なく完全に天下をモノにできますわ~

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 18:25:53

    >>21

    ゾン鬼の直義様が再登場して色々あって一心同体パワーで破魔矢ブスッとされた兄上から鬼を連れて逝く正ヒロインムーブに一票

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:01:39

    >>22

    NTR返しだ憲顕かわいそうと思ったけど、よく考えたら全然同情の余地皆無で吉良

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:12:55

    魍魎の匣ならぬ憲顕の匣か…


    匣の中には綺麗な弟がぴつたり入ってゐた。
    日本人形のやうな顔だ。
    勿論善く出來た人形に違ひない。
    人形の胸から上だけが匣に入ってゐるのだらう。
    何ともあどけない顔なので、つい微笑んでしまつた。
    それを見ると匣の弟もにつこり笑って、「ほう、」と云った。
    ああ、生きてゐる。
    何だか酷く虫がうらやましくなつてしまつた。

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 22:45:44

    >>17

    TSHパロ レスのレス


    「暗殺者の矢を丸腰でいなす殿下も、凶刃を鞘で受け止める直義も、寡黙なしごでき吉良殿もかっこいい」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    アクションシーン、書くのは苦手なんですが、頑張ってみました。

    めずらしく、ママ味のうすいTSH直義です。ちゃんとした上級武家の男性にみえるかな…。でも、どちかといえば女王様でしょうか。最後の吉良殿に命じるシーンは、>>5の画像でイメージください。

    殿下がカッコいいのは言うまでもないですが、直義の信頼あつい吉良殿は、今回がほぼ初登場です。なかなか印象深いデビューを飾れたかな、と思います。やっと吉良殿をだせてほっとしています。

    こういった場数を踏んでいるかどうかは、いまのところはどうでしょうか。後年までに、いやでも踏むと思いますが、倒幕戦までは、兄上がほぼずっとそばにいたので、いまはそれほどではないと思います。

    ですが、『事実上の鎌倉殿』として、直義は、部下の前で、うろたえたり落ち着きがない様子をみせるわけにはいかないのです。

    とはいえ、やさしいだけではない直義先生の一面を知れたことで、生徒たちはますます、先生にうっとりしてしまうのでしょうね。では今後もお楽しみに!

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:18:52

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王・吉良満義・モブ算師たち
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#24~

    その声は、かぎりなくしずかだったが、逆に、その切れ長の双眸に、白光が一瞬よぎる。それは、強烈な瞋恚(しんい)の炎だった。
    直義は、六番組筆頭に、抜き身の小太刀を預ける。男は、丁重な所作で、うやうやしく小太刀をおしいただいた。そして、うしろをふりかえり、少年たちのもとに歩み寄る。
    執権さま。と、半泣き顔の震え声をして、少年たちは駆け寄ってくる。
    かれらを安心させるように、ひとりずつ、直垂の袖に包むようにして抱き、やさしく背をなぜてやる。
    「いま、見たことは、みな、忘れなさい」
    慈愛にみちた目で、直義は、東国の未来をささえる、いとしいこどもたちへ、しずかにほほ笑む。
    「わたしが、そなたたちを守ろう」

    ーーーーーはじめは奇妙なまなざしになり、つぎには得心のいった顔になり、なにかを悟られたのだろうか。殿下は、ただ、それを見守っておられた。

    「さあ、気をつけてかえりなさい」
    危ない目にあわせた詫びに。と、反物をもたせた少年たちを、めいめいの家まで送るように、直義は郎党に命じた。そして、後ろをふりかえり、お待たせいたしました。と、殿下に頭をさげる。そこに、2頭の馬がひかれてきた。
    「執権よ。しばし、余につきあえ」

    ーーーーーーーーーーー

    直義は、殿下に導かれるままに、若宮大路を北東へと進む。行先は鶴岡八幡宮ではない。赤橋の手前で右に折れ、横大路に入り、筋替橋をわたる。みえてきたのは、正方形に整えられた、大きな更地だった。復興がすすむ鎌倉でも、ここだけは、まだ建物が立っていない。
    さらに北へ進む。そこからは山腹へと向かう道になっており、石段が整えられていた。静寂な雰囲気がただよう。
    殿下は、石段の手前で下馬された。直義もそれにならった。比叡山の山歩きで鍛えられた殿下は、苦にもせず石段を軽々とのぼられる。やがて、小さな御堂がみえてきた。それは、生前に、源 頼朝公が建てられた持仏堂(仏像または位牌を安置するお堂のこと)だった。奥には、りっぱな五輪塔がある。
    東北の方向には『天台山』が、南南東には『衣張山』がそびえている。南西には、直義が殿下にはじめてお会いした、『大仏殿』があった。

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:45:14

    憲直 現パロ


    最強の武士理論完成にあれだけ喜んでる憲顕なら記憶あり現パロで直義と一緒に軍神の史跡巡り旅行に行く気がする
    ほらここがゆかりの寺で城で〜とはしゃいで案内する憲顕に直義もすごいな、憲顕や長尾のおかげで軍神までたどり着いたのだなと感心して付き合っている

    帰りの新幹線でどうしましょう私の希望ばかり詰め込んだ旅行に連れ回してしまった…と憲顕はハイテンションがおさまって落ち込んでくる。しかし直義がいつもこちらの要望ばかり聞く憲顕が自身の希望を叶えてくれてむしろ嬉しかったのだと言ってくれて一安心する
    一安心してから次は川中島に行く約束をする

    ずっと荷物持ちで離れたところで同行してた長尾も次の旅行のスケジュール調整している

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:46:27

    >>24

    最後の虫で吹いたw

  • 29二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 08:37:42

    >>18

    兄上小学校修学旅行当日朝 レス


    何としてでも寝たふりで修学旅行をやり過ごしたい兄上に笑いました

    でも直義の可愛さには勝てなくておっき(意味浅)しちゃったのは仕方ない本当に仕方ない

    この兄上は直義さえ許してくれれば際限なく甘えてダメになってしまいそうなタイプに見えるので、

    直義が小さい頃から兄上のお世話を焼いてくれるしっかりした子で良かったのかもと思いました

    数日間の旅行は兄上にとっては悲痛な別れかもしれないけど、前世で直義を失った後の歳月に比べればきっとあっという間のはずだから…頑張って兄上!


    >>26

    TSHパロ レス


    みんなが怖い思いをした後で優しく背中を撫でてくれる執権様…ママ…

    襲撃者に対する厳しさと自分たちに向ける慈愛のギャップでまた少年たちがハートキャッチされてしまいますねこれは

    そんな彼らを見て殿下は何を気づいたのか、常識改変されていない殿下の目に直義はどう映ったのか気になります

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 13:31:03

    他作品ネタ


    色んな創作物の中でもブラコンレースは極楽兄上がトップを独走してると思ってたけど
    彗星のごとく現れた女人太平記の兄上がすごい勢いで追い上げてきたよね
    死に際の一言のために自分が弟を殺したと世界を欺き存在しない罪と悪評を背負う兄上の𝓑𝓘𝓖 𝓛𝓞𝓥𝓔――
    逃げ若の兄上も樹上ストーキングで観客の度肝を抜いてくれたのでラストスパート頑張ってほしい

  • 31二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 19:44:43

    現パロ 記憶あり土岐様と記憶なし直義のときただ

    前世の記憶を朧に引き継いで転生した土岐様
    恵まれた体格やパワーを活かして今世ではスポーツの道に進み成功を収めていたが、そんな彼を唯一苛立たせるものがあった
    それは昔から時々見る夢で、涼しげな顔立ちをした古風な着物姿の男が腕を組んでこちらを冷たく見つめている
    相手は手が届けば一捻りしてしまえそうな優男であるのに、彼より遥かに強いはずの自分は何故か身動きが取れずに
    歯を食いしばって相手を睨みつけることしかできない──というものだった
    その夢を見た後はいつも汗びっしょりになって目が覚め、何日も不快な気分が残る
    試合前などにその夢を見ると無性に気持ちが昂って対戦相手を殺しそうになってしまうため何度かカウンセリングも受けたが効果は感じられなかった
    そんなある日、ぼんやりと公園のベンチに座っていた土岐様は前を横切った一人の若い男性に目を吸い寄せられる
    夢で繰り返し見たのと同じ涼しげな顔立ち、着物ではないが似通った印象のきちんとした服装に伸びた背筋
    その瞬間全てを思い出した
    前世で自分が何をしたか、どうやって彼に引導を渡されたのか
    あの時は無数の槍衾や手練れの将に阻まれ叶わなかったが、今なら俺を止めるものは何もない──
    ふらりと立ち上がって彼を追いかけ、握り潰さんばかりの力でその肩を掴んだ土岐様
    「痛っ!んっ…どなたですか?」
    怪訝そうに振り返った相手の、憎んでも憎み足りない整った顔を見下ろして呟く
    「…直義…」
    「…私をご存じなのですか?何かご用でも…」
    あの時と同じ、自分に対する恐れも哀れみもない真っ直ぐな目
    ただその顔にはあの時の冷徹さはなく、純粋な戸惑いの表情だけが浮かんでいる
    無言でしばらく見つめ合った後、土岐様は唇を震わせて相手の肩から手を離した
    「…いや…古い知り合いかと思ったが…違ったらしい」
    「……?そうですか。では失礼します」
    少し首を傾げると、彼は何事もなかったように背を向けて歩み去ってしまった
    生まれ変わっても忘れられないほど恨めしいのに、あの時自分を氷のような目で見ていたあの男はもうどこにもいない
    その事実に打ちひしがれてただその場に立ち尽くす土岐様であった…
    みたいな出会いから始まってなんやかんや今世でも関わってしまうときただとかもいいと思うんだ

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:31:06

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#25~

    ーーーーーそう。ここは、日の本ではじめて、武士による、武士のための政権を築かれた、源 頼朝公の墓所。『右大将法華堂』である。
    倒幕戦のおりでも、ここだけは、敵味方ともに手を付けず、荒らしてもいない。侵すべからざる聖地だった。

    殿下は五輪塔に祈られたあと、持仏堂に向かわれる。老いた堂守り(どうもり)と、その孫らしき少女が、みかどをのぞけば、この国で最高の貴人の来訪にあわて、震え、地べたにうずくまり、額をこすりつけていた。
    いまから88年前(1247年)の6月5日。ここで、相模国の最大勢力であった三浦一族の宗家が、北条氏に敗れ、『あるもの』のまえで、集団で腹を切って、壮絶な最期をとげた。御堂の礎石にも、大地にも、かれらの血がしみこんでいる。そういったいわくがあるせいか、御堂は、陰惨なかげりをも帯びていた。
    それをご存じであられるが、気にもされないのだろう。殿下は袖をはらい、御堂の床に座られる。身分があまりにも隔絶しているのだ。直義は、地上にひざまずいて殿下を拝する。
    「執権よ。そこでは話ができぬ。立つがよい」
    殿下のお許しと促しに、直義は立ち上がる。
    「ここは『なんの場所』か」
    源 頼朝公の墓所であるが、むろん、そういう意味ではない。さあ、答えてみよ。と、殿下は、するどく問われた。直義のもつ知識の浅深を問われるお声だった。
    直義は、しずかにお答えする。
    「『ここ』こそが、『鎌倉の中心』です」
    なんのゆえにか。と、重ねて、殿下は問われる。
    あのお山を。と、直義は、まず、南南東にある『衣張山』を、ほそく白い指でさししめす。
    「あれをこえて、さらにまっすぐにいけば、『岩殿観音堂』があります」
    そして、南西に指の向きをかえる。『大仏殿』の方角だ。
    「あちらには『銅銭でつくられたほとけさま』がおられます」
    直義は、しずかにほほ笑む。
    「このふたつの地は、ここから等しく同じ距離にあります」
    つまり、『法華堂』を中心に、半径が約2500メートルのコンパスで円を描くとする。その円の線上に、それぞれ、『岩殿寺』と『鎌倉大仏』が位置しているのだ。
    「さらに、このふたつの径は直角で交わります」

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:07:41

    新スレでも恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 34二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:31:18

    >>33

    なでなで

  • 35二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 00:57:08

    >>34

    さて、左下の直義様の髪はどの場面の直義様でしょうか?






    今日も可愛いな…  直義は

  • 36二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 06:35:54

    >>30

    極楽も女人も凄かったけど個人的には足利兄弟創作なら梅松論の兄上がブラコンダービー先頭だと思うな

    あの頃は弟は兄に従うものって長幼の序が流行ってたのに直義が死んでは生きていても意味が無い(直訳)だから、多分作者さんが込めてるブラコン萌えはかなり熱いんだよね

  • 37二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 12:42:06

    >>21

    ここの兄上、ライティングのせいかもしれないけど隈取りとかアイシャドウ入ってるみたいに見えてヴィランぽい色気が駄々洩れになってる 好き

    背中のあれはどうしようね…三途の川の直義が見たらきっとめちゃくちゃ心配してるね

    直義「兄上の背中にあのように大きな出来物が!すぐ薬師に診せた方が…あっでも今は戦の最中で…

    ああ、兄上も周囲も何故あんなに大きくなるまで放っておいたのか…兄上ー、おくすり塗ってくださーい!」

    モロちゃん(あれは出来物という表現でいいのだろうか…)

    ヤッス(直義様頭いいけどちょっと鈍いってか天然な所あるよな…ピザうめぇ)

  • 38二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 12:50:41

    >>32

    「さらに、このふたつの径は直角で交わります」


    これ凄く面白いですね!

    実際に地図アプリの地理院地図を使い、頼朝墓と『岩殿観音堂』『鎌倉大仏』の距離と角度を測定しましたが、


    岩殿観音堂まで…距離 2543m方位 156°

    鎌倉大仏まで…距離2532m 方位 246。


    で、確かに二辺が直角で交わるほぼ二等辺の直角三角形になりました


    どちらも鎌倉の主要往還の近くに建てられた寺である共通点があるのですが、結界的な意味をこめたんでしようか?

    岩殿観音堂は名越切通し経由で三浦半島に通じる古道沿いだし、高徳院は南側に稲村ヶ崎経由の京鎌倉往還が古くから通過してました(のちには極楽切通も開かれましたが)

    岩殿観音堂は鎌倉幕府以前から存在したでしょうから、鎌倉大仏の位置をそれに合わせて意図して建立していたとしたらすごく興味深いです

  • 39二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 19:21:50

    現パロ ポメガバース もろただ

    モロちゃんと直義が一緒に歩いている時、二人連れの奥様から声をかけられた
    「あら、そこのあなた…師直さんじゃないこと?」
    「これはこれは。モブ田さんにモブ川さん」とジェントルな態度でご挨拶をするモロちゃん
    「出先でお会いするなんて奇遇ねえ。ポメ氏くんとポメ義くんはお留守番?」
    「ええ」
    短く答えてから、モロちゃんが直義の耳元に囁いた
    「ポメ氏様とポメ義様の散歩中によくお会いする近所の奥方たちです」
    「そうなのか…」
    ポメ義になっている間の出来事はざっくりとしか記憶がないため実感が湧かず、
    彼女たちと話すモロちゃんの横顔を直義が黙って眺めていると、奥様の一人がにこやかに訊いてきた
    「そちらの可愛らしい方は?」
    「はい、こちらは…」
    「師直の友人で足利といいます。いつも師直がお世話になっています」
    直義がよそゆきの笑顔で答えると、二人は感心したように頷いた
    「まあ、お若いのにしっかりしてらっしゃるわ~。さすが師直さんのお友達ね」
    「師直さんもよく気がついて丁寧な方だものねえ。私たちこれからお茶をして帰るのだけど、お二人もご一緒にいかが?」
    隣の直義から強い圧を感じてやんわりとお断りするモロちゃん
    「お誘いはありがたいですが、家でポメ氏様たちが待っていますので…」
    「あらっ、そうよね。早く帰ってあげないと」
    「じゃあね師直さん。そうそう、この間ドッグランでお会いした時の写真をまだお送りしていなかったんじゃないかしら。後で送るわね~」
    彼女たちと別れた後、直義がスッと真顔になってモロちゃんを見据えてきた
    「お前…近所の人妻に近づくためにポメ上や私をダシにしているのか?」
    「…心外ですな。同じ生活圏内の犬飼いは自然と顔見知りになっていくものです。それに彼女たちとは挨拶や情報交換程度の関係で…」
    「連絡先を交換したり、茶に誘われたりする仲なのにか?もういい。今日は別々に帰る」
    ぷんすこ怒って直義が行ってしまってからモロちゃんのスマホがピコンと鳴った
    (…不興を買ってしまいはしたが、この写真を見せろと言われなくてよかったな…こんなものを見られたら俺の方が憤死しかねん)
    奥様から送られてきた写真にはポメ義の小さい舌で顔を舐められて満更でもなさそうに笑う自分の姿が写っていた
    削除しておかねばと一瞬考えたが、結局保存の操作をしてしまうモロちゃんであった…

  • 40二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:50:46

    >>38

    「これ凄く面白いですね!」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    このパロは、現代人にもなるほど、と思ってもらえるように、数字やお金にこだわって書いています。以前から、算学でフラグをたてていましたが、源氏の幾何学による鎌倉の都市設計、という佳境にやっときました。ほっとしています。

    また、地図アプリで検証していただき、ありがとうございます。便利なアプリがあるんですね!

    頼朝公の墓を中心にして『岩殿観音堂』『鎌倉大仏』を通る円があるというのは、きわめてわかりやすいです。実際は、『法華堂』を中心にした大円、それとは別の中円、小円、という3つの円と、三角形が重なる都市構造のようですが。結界的な意味があるのかどうかまでは…。そういった方面は詳しくないんです。

    ただ、歴史学といえば、文系の人が文献史料を研究されるというのが中心のようですが、理系の視点ももりこんだものがあれば、と思ってしまいます。

    話を戻すと、できた順番としては、『岩殿観音堂』→『法華堂』→『鎌倉大仏』(高徳院)となります。

    このうち、『岩殿観音堂』はともかく、『法華堂』は頼朝公の生前からあったもので、これは、まちがいなく本人の意思によるでしょう。そして、『鎌倉大仏』は、頼朝公の死後、30~40年ほど経ってからのものですが、高徳院に伝わる『鎌倉大仏縁起』では、頼朝公の侍女の発願によって建てられた、とあるようです。うっすらと、頼朝公の関与がみえてくる気がします。

    ただ、この話では、頼朝公や、彼の息子たちの没後、用地の選定・実際の測量は、源氏の技を継いだ足利宗家が行っていた…という設定にしています。完全な作り話、ここだけのこじつけですが、それほど無理はないかなという感じで設定してみました。

    では、今後も、楽しんでいただければ幸いです。

  • 41二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:50:52

    秋の夜長に静かな虫の音に耳を傾け涼風に身を震わせつつ
    台所担当のモロちゃんにお夜食をおねだりするかどうか葛藤する十代ぐらいの食べ盛り直義様保守

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:52:19

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#26~

    すなわち、『法華堂』と『岩殿寺』に直線を引き、かつ、『法華堂』と『鎌倉大仏』に直線を引いたとしよう。そのふたつの直線は、『法華堂』の地点で、直角に交わる。この3地点は、直角二等辺三角形になるのだ。
    もっとも、実際の距離は、ここから『岩殿観音堂』までは約2540メートル、『鎌倉大仏』までは後者は約2520メートルとなっており、完全ではない。しかし、いまから150年もの昔、武家政権の創始者が行った測量は、時代を考えれば、おそるべき精度といえた。

    「ーーーーーやはり、汝が、この時代の、『源氏の技』をもつものであったか」

    『九章算術』や『海島算経』は、一千年以上前の、古代中国のテキストである。なので、古来からその内容は、日本にも伝わっており、ひろく知られていた。
    だが、『源氏の技』はそれらとはべつである。
    日本で『幾何』が登場するのは、いまから348年後(1683年)の『星宮神社』(栃木県佐野市)の算額(数学の問題とその解法が書かれた絵馬のこと)が最初になるからだ。この『星宮神社』は、『足利学校』とは、約12kmしか離れていない。

    おおせのとおりです。と、殿下にお答えする。しかし、直義は、ときおり、おもうことがある。なぜ、父は、あの暗い座敷牢のなかで、『源氏の技』を、自分だけに教えたのだろうか、と。源氏の直系というなら、自分でも兄でも、どちらでもよかった。あるいは、その両方でもよいことだった。

    「殿下はなぜお気づきあそばされましたか」
    「あの山(天台山)が、みやこの『比叡山』にちなんで名づけられた、と聞いてからだな」

  • 43二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:25:07

    秋だから落ち葉集めた焚火で焼き芋焼いてショタ兄弟に食べさせてあげたい
    多分兄上は多少皮とか残っててもカフッ!ホクッ!あつっ!うまい!って気にせず食べちゃうタイプで
    直義は丁度いい温度になるまでふうふうしてる慎重派

  • 44二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:32:09

    現パロ 尊直・憲直

    南北朝時代では木の上でストーキング…見守り行為してた兄上
    現代だと文明の利器があるからスマホに見守りアプリとか入れるかな
    無垢で無邪気で今日も可愛いので子供用の見守りアプリ入れるそうだし直義も居場所知られるくらいなら特にやましいことも無いので抵抗は無い
    でも憲顕は一緒に出かけたりご飯食べたりしてる時いつも良い感じになったタイミングで兄上から連絡が来るので監視カメラとかついてるんじゃないかとちょっと疑ったりもする
    全部持ち前の勘と居場所だけで状況を察知して邪魔してくるので一応兄上は無実(?)だよ

  • 45二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:58:27

    >>43

    何故か兄上は熱いもの全然平気でパクパクいけるけど

    御舎弟は猫舌って印象あるよね

    兄上はうどん、御舎弟は舌チラで猫イメージあるせいかな

  • 46二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 20:38:48

    >>44

    現パロ 尊直・憲直レス


    兄上的には可愛い弟に悪い虫がつかないようにするための行動で悪気はないんだろうな

    門限も厳しそうだけど直義本人も夜遊びするタイプではないせいで特に不自由を感じないまま大人になってそう

    周囲の友人や攻めの影響でいつか我が家の常識は何かおかしいと気づいてしまう直義もいいし

    気づかないまま一生兄上の懐で生きる直義もいい

  • 47二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:20:07

    おやすみなさいませ直義様ほしゅ

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:23:16

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#27~

    東北にそびえる『天台山』は、三方を山で囲まれた鎌倉からみえる、最も高い山だ。殿下はその山に、ちらりと目をやられた。
    みやこの『比叡山』は、天台宗の総本山であり、大陸の『天台山』にちなんで、そう呼ばれることもある。もと天台座主であられた殿下が、それをご存じないわけがない。それとおなじ名の山が、この鎌倉にもあるのだ。その名付け親は、結婚により鎌倉の地を手に入れた、兄弟の遠祖しかいない。
    「では、さきほど『材木座』におられたのは、『石清水の井戸』をご覧になっていたためだったのですね」
    殿下は続けられた。
    「みやこの『比叡山』から『石清水八幡宮』まで、縦に直線がのびるとする。十字をきるように、90度に交わる線を横にひくとしよう。その線は、『上賀茂神社』と『新羅明神』をつなげたものだ」
    『石清水八幡宮』と、『上賀茂神社』。そして、『新羅明神』。この3つの社に共通するのはなにか。源氏の血をひくものであれば、わかることだ。

    『石清水八幡宮』は、『八幡太郎』。
    『上賀茂神社』は、『賀茂次郎義綱』。
    『新羅明神』は、箱根の足柄山で、兄の師(豊原竜秋)の遠祖に、笙の秘曲を伝授した『新羅三郎義光』。

    つまり、『八幡太郎』と、その弟たちが元服していたのである。

    そのみやこと同じ十字形が、この鎌倉にもないはずがない。と、殿下は思われたのだろう。そうして、『材木座』で、『石清水の井戸』をおみつけになった。この井戸は、『元八幡』のなかにある。鎌倉入りのとき、源 頼朝公が遥拝された場所だ。
    あとは、簡単だった。鎌倉の『天台山』と『元八幡』の線を、90度に横切る線をみつければよい。『岩殿観音堂』から、北西への線上に『寿福寺』(源頼朝公の父の旧邸跡)があった。

    「だが、みやこより、こちらのほうが、より手がこんでいる」と、殿下は、感心したように漏らされた。
    「殿下にお褒めいただき、わが遠祖も、泉下で喜んでおりますでしょう」
    品のよい所作で、殿下に一礼した。
    「『天台山』と『元八幡』の線、そして、『岩殿観音堂』から『寿福寺』への線。この交差点(対角線交点)の真東に、『衣張山』があります」
    直義は、しずかにほほ笑む。
    「『衣張山』から、この交差点へ。さらにその『真西』に、『銅銭でつくられたほとけさま』がおわします」

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:17:48

    現パロ ポメガバース

    何らかの事情によりポメ義とお留守番することになったヤッス
    「ポメ義様、今日はいい物がありやすぜ。この間喜んで食ってたって兄者から聞いたんで、奮発してちょっといいやつ買ってきました」
    と取り出してみせたのはお高いブランドのシールが貼られた大きな梨である
    「キャン!キャン!」
    これから自分がそれを貰えることを察してお目々を輝かせるポメ義
    「へへっ、ちっと待ってくだせえ。一応よく洗って…と」
    ヤッスが梨を洗う間もポメ義はしっぽをフリフリしながらその足元を動き回る
    その期待の視線に気を良くしながらヤッスは水気を拭き取った梨を差し出した
    「はい!食っていいっすよ!」
    ドンッと重い音を立ててポメ義の目の前に大きな梨が置かれる
    「……。ク、クゥン…?」
    高速フリフリしていたしっぽがパサ…と床に落ち、ポメ義がヤッスを見上げる
    「ん?どうしたんすか、ポメ義様。これ全部一人で食っていいんすよ。ポメ義様用に買ってきたものなんで。
    ガブッと行っちゃってくだせぇ、ガブッと!」
    「クゥ~ン…」
    自分の顔と同じぐらいの大きさがある梨を穴の開くほど見つめながら円を描くようにその周りをうろうろ歩き回ったり、
    ふんふんと匂いを嗅いで鼻先でつついてみたりするポメ義
    「キュゥ…」
    「ありゃ、っかしいな~。兄者が梨をやってみたら喜んで食ったって確かに聞いたと思ったんだが…リンゴとかの間違いだったかぁ?」
    「クゥ~ン…クゥ~ン…」
    美味しそうな梨が目の前にあるのに食べられない切なさに鼻を鳴らすポメ義
    後で帰宅したモロちゃんにより、梨は皮を剥いて一口大にカットした状態でポメ兄弟のおやつになりました

  • 50二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:41:50

    うわぁ…小袖の色が直義様の水色で、直垂が兄上の紫色だ😍

    デザインから何からあまりに意味深すぎる
    まだ直義様絡みで直冬の出番が何か用意されていると期待してもいいのでしょうか🙏

  • 51二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:38:09

    足利家単行本表紙

    全体的な雰囲気は実父の血をガッツリ受け継いでいる一方で羽織のかけ方はまるで8巻表紙の養父の芸術画じゃないですか
    羽織自体も黒主体で白い鴉をあしらっているからか尊氏の子でもあるけど何より直義の子でもあると主張しているように見えて素晴らしい…並べて飾りたいね

  • 52二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:12:24

    >>50

    髪紐も紫なんだよね

    兄上そっくりの見た目の中に育ててくれた直義の精神を受け継いでいるみたいな深読みをしたくなる

    表紙撮影以外でも普段から養父上を思わせる水色のものをつい選んで身につけちゃう直冬くんとかがいてほしい~

    あと名前判明回では本当にバラバラなだけだった丸に二つ引き紋がいくつかはちゃんと合体した紋になっているのが、

    直冬くんもまた直義の養子に迎えられたことによって特殊な形ながらも足利の家系の中に位置づけられた存在になったのだなあという感じで感慨深い

  • 53二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:12:27

    保守ついでにポメ義さまふわふわなでなで
    直冬が表紙になったので三条足利家のみんなでお祝い会を開いて欲しい

  • 54二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:28:01

    他作品


    >>53

    仲良し三条一家のほのぼのは某本職の先生が書かれた薄い本が最高だった

    とーちゃん(直義)にタックルするよつば基氏可愛すぎる

    直冬と基氏を連れて釣りに行ったのに水遊びに発展して全身びっしゃびしゃで帰ってくる師直と

    連れてってもらえなかった(父親と二人でだと思って嫌がった)師夏が拗ねて三条に家出して一緒にご飯食べてるのと

    翌日師直が忙しいのを分かってて師夏の母親も誘って二家族で舟遊びに行く直義と仕事しながら盛大に嘆く師直とか

    この空気からの終盤で心のグッピーが大量死するけど

  • 55二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:48:21

    >>52

    ホントだ!丸に二つ引きいくつかは合体した紋になってる!パッとみで相変わらずバラバラだと思ってたよ

    教えてくれて感謝〜

  • 56二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:41:06

    TV番組ネタ

    げいのうじんkkzkチェックを見てたらダンス問題で十年間サルサダンスで愛を確かめ合っているアマチュアのご夫婦ペアが登場して
    不正解だけど普通にめちゃめちゃ上手い…!と素人目には思ったので
    過去スレに出てきた男同士のダンスを踊れる兄上と直義でこんな風に出題側に回ってほしいと思ってしまった
    仮面をかぶって登場し、素人離れした身体能力と信頼関係で難易度の高い技を次々決めていく兄弟
    答え合わせの時に仮面を取ったら解答者側で常連の弟大好き有名人兄上と政治家直義だったのでスタジオがわっと沸くやつ

  • 57二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:35:59

    ほしゅ
    直義様回想で出ないかな〜

  • 58二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:31:14

    冬直

    22巻表紙の直冬くん養父要素を散りばめつつやっぱり顔は実父似でまさに二人の息子だ…
    笑顔とか困り顔とかちょっとした時に実父の血を感じて大好きな兄上と可愛い義息子が似てるのが嬉しくて「兄上にそっくりだ(兄上にそっくりだの意)」って言う直義、いると思います
    直冬くんは比べられてるのかな?自分の方が養父上に尽くしますよ!俺の方が若いですよ!って対抗心燃やして押し倒してください

  • 59二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:13:09

    >>50

    重ね着の表は紫(赤紫寄り)で実父ゆかり

    内側の着物が養父寄りの青


    肌に触れる方が養父ゆかりってえっちだ⋯

  • 60二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:50:05

    現パロ kkzkネタ 尊直

    kkzkチェックにチーム一心同体として出演した兄上と直義
    お互いに相手を一流兄弟の座から落とすわけにはいかないと意気込んで快進撃を続ける二人であったが
    番組の終盤、直義が正解のAの部屋に入ったにも関わらず他の出演者が皆他の部屋に入ったため一人ぼっちになってしまう
    「私一人か…確かにAだったと思うが…うーん…」
    和気藹々とした他の部屋の様子をモニターで見るにつれ不安を募らせる直義
    そして迎えた結果発表の時間、直義は(↑不安だけど正解)のテロップを付けられつつ潤んだ目で手を組み合わせ、一心に祈りを捧げた…
    その時である
    Aの扉がバーンと開き、誰かが颯爽と部屋に入ってきた
    弾かれたように目を開けて腰を浮かせた直義だが、次の瞬間には驚愕の表情を浮かべていた
    「あ…兄上ぇ!?何故ここに!?解答者以外はスタジオで待機中のはずでは?えっ?」
    「た~だ~よ~し~!!そんな不安そうな顔をするな直義!我がついているぞ直義~!!」
    ちいかわ泣きする兄上に熱烈な頬ずりされながら直義はただ目を白黒させるよりほかはなかった…

    スタジオに戻ってきた兄上談「直義が一人で心細い思いをしているのに放っておくなど、我にはとても出来ませんでした。
    直義の笑顔を取り戻すには我が駆けつけてやるしかない!そう思いました」
    直義談「兄上のお気持ちは嬉しいのですが、あの時ばかりは兄上よりもシ兵ちゃんさんに入って来てほしかったです」

    チーム一心同体は一流兄弟の座を守って番組を終えたが、兄上の弟大好き伝説にはまた新たな1ページが加わってしまったという──

  • 61二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:29:40

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#28~

    この時代の直義たちには、その概念がなかったが、『衣張山』と『大仏殿』を貫く線は、地球の『緯線』(赤道に対して平行な同一緯度の地点を結んでできる東西線)と一致する。つまり、源氏は、東西南北の方位を正確にもとめる技術を有しているのだ。

    「源氏将軍なきあと、『源氏の技』もおわったとおもっておったが」

    源氏の3代の将軍は、全員、不審な死をとげてあの世に逝ってしまった。『源氏の技』はこのとき、途絶えたはずなのだ。
    しかし、数奇な縁で鎌倉にこられた殿下は、なお、この地に『源氏の技』が引き継がれていることに、すぐ気づかれた。それは、鎌倉将軍ではない。源姓の足利氏だった。源氏将軍なきあとは、源 頼朝公の姉妹の曽孫、という、かぎりなく源氏の血のうすい、摂関家の男(九条頼経)が継いでいたが、彼では、『鎌倉大仏』の用地の選定ができるはずがない。

    だが、殿下は、続けて思いもかけぬ言葉をおっしゃられた。
    「『その顔』もな」
    直義は、目をまたたかせる。自分が産みの母に似ていることは、上杉のものから聞いてはいたが、そういう意味ではなさそうだ。また、母は殿下にお目通りしたこともないはずである。
    殿下は、いままで背にされていた壁のほうに向きをかえられた。大きな押板(床の間の前身)があり、そのうえには卓(しょく)があった。銀製の小さな観音像がまつられている。源 頼朝公が3歳から信仰し、石橋山の合戦で、髻(もとどり)におさめられていたものだ。

    そこな堂守りよ。と、殿下は、地べたにはいつくばっている老翁に、するどく命じられた。
    「この御堂の『宝』を、ここ(押板)に掛けよ」

    鞭でうたれたように、老翁とその孫娘は、さらに地面に額をこすりつける。そして、御堂の庫から、ふたりがかりで『宝』をとりだしてきた。3尺ちかくはあろうかという長さの掛け軸である。絹布のうえの絵具が剥離しないよう、慎重な手つきでひろげる。めったに掛けることがないのか、かなり古いものにかかわらず、保存状態はきわめてよいようだ。しかし、おしむらくは、掛け軸の下部に、灰色にかわった血痕がかかっており、そこだけ、かなり変色している。その血は、ここで自害した、三浦一族のものである。軸には、等身大にちかい、ひとりの人物が描かれているようだ。
    「やはりな」

  • 62二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:32:26

    >>29

    レスありがとうございます。

    精通してないからおっきしても同衾を許されていたあの頃…(本懐を遂げる日まで思い出しては懐かしむ兄上)

    私はこのシリーズこ兄上は直義へのフォロー上手なしっかりお兄ちゃんしている兄上だと思ってだので、そんなに甘えん坊に書いていたりがなく、でもよくよく考えてみれば…で、私兄上に脳を侵蝕されている…?という疑念が湧きました。




    現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。

    兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ

    師直はその家に代々仕えている家の後継

    尊氏×直義前提(歳の差五歳)

    尊氏と師直は同い年。


    オマケのその後

    オマケのその後 | Writening現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。 兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ 師直はその家に代々仕えている家の後継 尊氏×直義前提(歳の差五歳) 尊氏と師…writening.net
  • 63二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 08:04:27

    本誌

    鍛錬しろと尊氏に口うるさく進言するもろただがいたんだね…みんなで一緒に鍛錬してたのかな…

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 08:15:45

    本誌と新刊表紙

    新刊表紙の直冬くんが激メロ義息子すぎて、これは直義様、母性父性愛情以外に甥っ子にメロついてしまう時もあっただろ!?!?となってたんですが、
    本誌がラスボス悪神兄上があまりに強くカッコよくて
    、あと御家人時代の兄上もあまりにメロ男すぎて、直義様間違いなく兄上にメロメロだっただろ!?となりました(語彙力)
    ほんとにこの親子はさぁ…!!

    平和な時空で兄上の背中のお顔を可愛がる直義様みたいです

  • 65二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:54:40

    本誌

    鍛錬をせっつく直義とモロちゃんのおかげでこんなに強い兄上ができたんですね…
    ラスボスなんだけどこういう基本中の基本みたいなところで昔からの縁に助けられるの好き

  • 66二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:35:28

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 67二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:27:53

    >>40

    このお話では測量が「源氏の技」という事なのですね

    とても面白い設定だと思います

    でも不可解なのは前スレのお話で、直義が子どもたちに和賀江島までの距離を五歩(約7m)の長さの棒2本を使って測れと指示してましたが、海島算は「島」の高さが棒の長さより高い場合にのみ成立する算法なのであの設定では測量は完全に無理ゲーです

    (仮に和賀江島の護岸が海面から7m以上の高さだとしたら、湊として機能できません)


    なぜ直義は最初に測定不可能な問題を出したのでしょうか

    涙目の子どもたちが大変不憫な話でした

  • 68二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 21:11:37

    本誌ネタ 尊直?


    四人の中では武力低めな直義がモロちゃんと一緒になって強い兄上に鍛錬をせっついていた事実が味わい深い
    (ヤッスは兄上が算術をサボった時もまた若のサボり癖だって笑ってたからここに名前が入らないのはわかる)
    「しかたないな~お前たちがそこまで言うなら…フフッじゃあ直義、今日は我の稽古に付き合ってくれるか!」みたいに言われて
    「はいっ!私とて普段から鍛えているのですから負けませんよ!」ってやる気満々で兄上の相手をしたら
    数打も打ち合わないうちに持ってた木刀を軽々薙ぎ払われちゃって才能の差に愕然とする直義と
    中先代の後みたいにフォローにならないフォローを一生懸命する兄上がいたかもしれない
    「す、すまん直義!お前はいつも真面目に鍛えているのに、まさかこんなによっわいと思わなくて…!
    だが気にすることはないぞ!一心同体のお前の敗北は我の敗北!恥じる時もよっわ!て言われる時も二人一緒だ!」
    「うう…慰めは結構です。私ももっと精進いたします…」
    でも直義も兄上たちとの才能の差に腐らず必死に鍛えたからこそたどり着いた武力68なんだろうなと思うと、この68という数字も尊いね

  • 69二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:46:17

    >>61

    TSHパロ レス


    頼朝公の髻の観音像は確か大河鎌i倉殿にも出てきたような…それが祀られている場所なんですね

    そして源氏の技だけでなく直義の顔にも何かいわくが!?

    きっと掛け軸の人物と関係しているのだと思いますが、殿下が気づいたなら父上や他の人たちの中にも気づいた人がいるのかな

    気づいても気づかなくても、父上の直義に対する愛情は変わらなかったとは思いますが…


    >>62

    オマケのその後 レス


    兄上の往生際が…往生際が悪い!

    でも別れの寂しさを堪える小さな直義が健気でいじらしくて、兄上ならずともホロリと来てしまいます

    たとえ2泊3日でもこの兄弟にとっては永遠のように感じられるかもしれない

    というか学校に行く間離れるだけでも兄上にとっては耐えがたい悲しみですしね…

    まだ完全に兄上と方針のすり合わせができていない時期の少年モロちゃんが少しだけ不穏な様子を見せているのがいいスパイスになっている感じがあって好きです

    兄上の地位を押し上げるならいつまでも直義直義されていては困るのも確かなので、この時点ではモロちゃんの考えも間違ってるわけではないんだよなと思ったり

  • 70二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:49:53

    TSHパロ レスのレス


    >>67

    「とても面白い設定だ」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    恋や愛だけでない面でも、興味を持っていただけたらと思い、設定しています。

    そして、ご指摘の通り、五歩(約7m)の長さの棒の棒を使う場合は、そもそも測量不可能、というのが、回答でした。ではどのくらいの長さの棒ならできるのか。というふうに、直義先生は持っていきたかったのかもしれません。

    でも、所与の条件をまじめにとらえすぎる少年たちにはまだまだ…というところでしょうか。たしかに、いじわるすぎな問題で、こどもたちがかわいそうです。なので、殿下に「もっと段階をふむべきだ」と、直義は叱られてしまったのです。

    でも、このへんの説明がわかりにくいな。と書いている私も、読み返してみて思いました。ほぼこの話は、ぶっつけの一発で書いているので、ご感想をいただけて助かります。

    あとでまとめファイルのとき補足説明をいれておきます。ありがとうございました!


    >>69

    ご指摘の通り、銀製の観音像は、大河ドラマに出てきたものです。この『法華堂』の本尊はこの観音像であった、といわれているようです。

    頼朝公は源氏の氏神である八幡神はもちろん信仰していたようですが、その一方で、個人的にふかく帰依していたのは、幼いころから、そして、孤児となっても、身近におられた観音さまのほうだったのではないでしょうか。

    そして、この『法華堂』には、観音像と、あともうひとつ、掛け軸がまつられていた場所でした。

    直義の顔については、いちおう足利の当主であった父上は、たぶん気づいていたでしょう。(大母さまに似ている、という意味ではないです)

    幕府の上層部の人々も、直義の顔をみれば分かったと思いますが、直義は父上のヤングケアラーをしていたので、兄上と違い、あまり表にでる機会がなかったのです。その意味でも、父上が直義を守ってくれた、といえるかもしれません。

    なお、三浦一族が自害云々…というのは、1247年の宝治合戦のことです。北条氏による最後の他氏排斥事件でした。

    では、今後もお楽しみに!

  • 71二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 01:32:06

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#29~

    しかし、殿下のお体が、掛け軸の正面にあるため、直義の立っている場所からは、よくみえない。
    堂守りの孫娘が、安心の吐息をつく。はじめて掛けるのを手伝うのか、絵が破損せぬよう、気を張り詰めていたらしい。そして、目の前の、絵のなかのひとをまじまじとみつめた。その目がおどろきにみひらかれる。まさか。と、掛け軸と、うしろの執権を交互にみつめた。亡霊でもみたような顔だった。
    堂守りの老翁は、毎年の曝涼(ばくりょう。天気のよい乾燥した日を選んで、書物や衣類、道具等を日にさらしたり、風を通したりして、カビや虫などの発生を防ぐこと。いわゆる虫干し)で知っていたのだろう。執権をみあげる、その皺ぶかい目に、涙がやどった。
    「やっと、やっと、お会いできました」
    「朝廷の禁書庫に保管されている、後白河のみかどがお描かせになった絵と、よく似ている」
    殿下はそこで、半身の向きをかえられた。正面に掛けられた掛け軸のなかの男の、冷徹で威厳のある目と、直義の目があった。それは、おなじ切れ長の、色のうすい目だった。もっとも、その目や、うすいくちびるにうかぶ表情は、まったく似てはいなかた。

    そこに描かれていたのは、冠をかぶり、手に笏(しゃく)をもち、黒い袍(ほう。上着)に身をかため、太刀を佩いた束帯すがたの、鼻筋のとおった端正な顔立ちの、気品のある男である。若者とはいえないが、年齢を超越した容貌だった。
    その絵は、この10年後に、弟がかかせた、兄弟の影像(肖像画)によく似ていた。『副将軍』として幕府を切りまわし、日の本を差配しつつも、兄との仲が微妙になってきた時期のものである。

    直義の頭上に、みえない爆弾がおちた。つねに冷静さをうしなわない直義が、はじめてことばをなくす。
    「ひとたびでもよい。お会いできたらーーーーーと思っておりました」
    堂守の、たとえようもない感慨にみちた、老いた震え声がひびく。
    「そののぞみはかないました」
    おお。おお。と、老翁の涙が、地上におちる。
    「『右大将』さま」

  • 72二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 07:58:12

    直冬くん表紙新刊楽しみだ〜
    あわよくば直義派の新たなステータス公開を期待したい。直冬くんの武力はどのくらいなんだろう。間違いなく養父より高いんだろうな…

  • 73二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 12:30:15

    >>71

    TSHパロ レス 


    これは…直義と頼朝の顔がそっくりさん!?

    伝頼朝像=直義説からのエピソードだと思いますが衝撃的な展開でとっても面白いです!

    執権北条が滅びた後の鎌倉にきた執権様のお顔がかの頼朝公ととてもよく似ていると知れ渡ったら鎌倉将軍府の支持率爆上がりしちゃう…兄上よりも直義が頼朝の再来扱いになっちゃう…大丈夫かな

    皇室の出だからこそそれに気づいていた護良親王も格好いいです(知識不足ですが親王が見たのは神護寺略記に記された5人の絵でしょうか?)

    貞氏と一緒に小さい頃から世間から切り離されていたのは知識の継承だけでなく北条氏に直義が変に警戒されずに済んだという意味でもプラスだったんですね!ありがとう貞氏パパ…!

  • 74二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 20:46:32

    22巻は御所巻きとか辛い展開があるから
    ちょっとしたおまけで三条邸の日常とか
    描かれてたら嬉しいな…

  • 75二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 20:47:57

    >>72

    直冬くんのステータスは武力が高くて知力政治もイケる兄上系の万能型だといいな~

    養子にする時に直義が「自信を持て直冬、色々試したがお前の才は抜群だ♡」みたいに言ってたシーンがあったし

    いやハートマークはもしかしたら(?)私の記憶違いだったかもしれないけど

    でも色々試したのはただの確認作業で、本当は一目見た瞬間から(この子が私の甥…!)って叔父性本能を刺激されて引き付けられていたらいい

    基氏くんの方はいつかステータスが出るとしたら直義や憲顕系の知力政治高め型になりそう

  • 76二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 21:11:36

    22巻で楽しみといえば
    この猫ちゃんみたいな直義のシーン

  • 77二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:51:09

    >>76

    すごいレアな表情だよね

    みんなの前でこんな顔しちゃって直義…この時どんな感情だったんだ

    直義が見てる直冬くんと右のコマにいる兄上がまた、目の感じとか髪質とかよく似ててね…

    こんな子が実父に嫌われて悲しそうにしてたらそりゃ放っておけないよなって

  • 78二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 01:43:02

    >>73

    TSHパロ レスのレス


    「衝撃的な展開でとっても面白いです!」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    『伝頼朝像』で有名な肖像画がありますが、まだ、頼朝説、直義説、どちらであるか100%いいきれる決定打はなさそうなので、こういう設定にしてみました。面白がってもらえたようでよかったです。

    『頼朝像』はほかにもいくつかあるようですが、絵となると、このとき確実にありそうなのは、鎌倉の『法華堂』にある『御影』かな、と思いました。きっと、『頼朝公の〇回忌』のたびごとに掛けていたのではないでしょうか。すると、見ることができたのは、幕府でも、執権・北条一族とその御内人・有力御家人の当主くらいかなと思います。

    なので、若き日の貞氏パパがみていた可能性はあるかも、です。足利の当主として長くつとめていましたから。

    そして、貞氏パパが『源氏の技』を、なぜ、庶子の三男に伝えたのかもわかっていただけたようでよかったです。

    兄上もいちおう足利の当主ではありますが、当主になったのは、千寿王くんが生まれたあたりのようです。そのころは、みかどが幕府に対して謀反を起こしたり、といろいろ不安な時期です。のんびりと、法事をやっているひまが当時の幕府にあったのでしょうか?

    ともあれ、これがひろくしられてしまったら、頼朝公の再来が直義…になってしまいます。しかし、義経公とちがって、頼朝公はいくさは得意ではなかったようです。その点からしても、兄上が頼朝公の再来、とはいいづらいですよね…。なんとなく、この兄弟の未来に暗雲がみえてきました。

    そして、このシリーズでは護良親王がめちゃくちゃかっこよく目立っておりますが、このときのためでした。鎌倉にきている京都育ちの要人で、かつ、『源氏の技』や『肖像画』の謎を指摘できる可能性のあるひとは、彼しかいなかったのです。その親王が目にしたのは、『神護寺略記に記されていた5人の絵』なのか、それとも、それのもとになったスケッチなのか…。どちらでもとっていただいてけっこうです。

    ご参考までに、『神護寺略記』の『題二十二紙』の『仙洞院条』より引用いたします。

    「一、仙洞院 奉安置 後白(河)院 法皇 御影 一鋪、又 内大臣 重盛卿、右大将 頼朝卿、参議 右兵衛督 光能卿、左衛門佐 業房朝臣 影等在之、右京権大夫 隆信朝臣 一筆奉図之者也」

    では今後もお楽しみに!

  • 79二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 08:11:29

    直義様のちょびひげさわさわ保守

  • 80二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 16:51:51

    ほしゅ
    回想シーンでの登場待ってます!

  • 81二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 17:52:54

    >>76

    猫ちゃん猫ちゃん

  • 82二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 21:30:03

    現パロ 岩直

    部下の岩松が朝から何度も溜め息をついている
    最初は無視していた直義だが、まるでこちらに聞かせるようにどんどん大きくなっていく溜め息に根負けして声をかけた
    「どうした。何かあったのか?」
    「あ、やっと気づいてくれた。直義様、俺に冷たくありません?先週孫二郎がくしゃみした時なんか秒で心配して声かけてたでしょ」
    「日頃の信頼の差だな…で、何かあったのか?」
    「いえね、秋じゃねぇですか、今。だからイマイチやる気出なくって」
    「…秋とやる気に何か関係が?」
    「ほら、俺って夏が似合う男でしょ。青い海!白い入道雲!波に乗るカッコいい俺!みたいな」
    「まあ…確かに他の季節よりは夏のイメージが強いか。浜辺で水着の女性をナンパしているイメージだな」
    「へへ、もうナンパはしねえですけど。まあでも、個人的にも一番好きな季節は夏なんでね。
    それが終わっちまった後の秋は何かこう…気分上がんねぇ~みたいな?」
    「そうなのか。私などは夏バテをしやすいから、涼しくなる秋はむしろ調子が良いのだが…」
    「うん、直義様今年も夏痩せしてましたけど、ちょっと肉付き戻ってきましたもんね。腰回りとか。やっぱ秋は食も進む感じです?」
    「そうだな。旬の食材は栄養価も高いから、秋の味覚をなるべく食事に取り入れるようにしている」
    「あー、いいっすね。秋の味覚ってぇと鮭とか茸とか、秋刀魚とか?美味そ。いいな。いいなー」
    「…予定がないなら、今日の夕飯は久しぶりにうちに食べに来るか?」
    部下のやる気を引き出すきっかけになればと直義が提案すると、岩松はぱっと顔を明るくした
    「マジすか!あざーす!残りの仕事ちょっぱやで片付けちまいます!」
    その後二人で食材を買って帰り、夕食を共にした
    「いや~美味かったっす!御馳走様でした!」
    「食後に梨を剥く。座って待っていろ」
    そう言ってキッチンに向かった直義だったが、岩松が皿を運びがてら付いてきて背後からそっと腕を回した
    「おい。待っていろと言っただろう」
    「このままじっとしてますから。…秋もいいモンすね。直義様の料理は美味いし、こうしてくっついても夏場みたいに暑苦しいとか言ってマジギレされねぇし」
    「これを食べたら即帰れ」
    「えー、今夜けっこー肌寒いっすよ。どうです、二人で温め合って過ごすなんてぇのは?」
    「帰れ!」
    この男に仏心を出したのが間違いだったと思う直義であった

  • 83二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:44:46

    >>81

    改めて見てもこのナレーションに対してなんでこんな絵が添えられたんだろうと思うんだよね(褒めてる)

    知識とディベート力があって後世にまで残る文化事業を成し遂げた成人男性を表す絵が

    上目遣いしながら舌先出してその舌を指で指してるって何…?舌には自信ありますってこと?

    ナレーションの文章がなかったらエロスな解釈しか浮かばないです先生!

  • 84二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 01:27:22

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#30~

    直義は、足もとがぐらつくような心持ちにおそわれた。
    若き日の、狂気におちるまえの父が、足利の当主として、この絵をみていなかったはずはない。父がなぜ、『源氏の技』を、自分だけに伝えたのかも、わかってしまった。
    ―――――ああ、父上。あなたは、あなたは!

    絵のなかの男の、切れ長の目が、直義をみつめてくる。冷徹だが、ふかい知性と、諦観にみちた目だった。
    そのとき、梢を風がふきぬける音がした。それは、直義の身のうちをもふきぬけるような風だった。
    直義は、ほそい眉をかすかによせる。声がする。とおもった。もう、これいじょう、深入りはするな。なにも考えるな。と。でないと、おそろしいことになる。
    はやく、はやく、この場を去れ!という声がした。目も耳もふさぎ、ここから立ち去って、かえるのだ。
    ―――――かえる。帰る。還る。
    どこへだ。ひかえめだが、芯のつよい妻のもとへではない。
    だれのもとへ?いつも、自分をつつみこみ、見守ってくれるいとこどののもとへか。直義のこころがゆらぐ。だが、ちがう。ちがうのだ。
    では、だれのところへかえるのか。
    その瞬間、直義の脳裏によぎったのは、ほかでもない、つよくかわいい兄だった。弟だけにみせる、おおきなこどものような、底抜けにあかるい笑顔。
    「我が、おまえを守ってやる」
    兄の、低い声がひびく。
    「なにからも。なにものからもだ」
    そして、兄のはげしい口づけ。
    「おまえは、わが半身だ。どこへもやらぬ。放しはせぬ」
    ―――――ああ。兄上。わたしを、この地上につかまえておいてください。わたしが、どこかにいってしまわないように!

    しばらくのあと、直義の意識が現実にもどってくる。そこな娘よ。いっさい、他言無用。と、殿下のするどいお声がしたためだ。
    「このことは、かまえていっさい、だれにも洩らすな」
    でないと。と、いったん、殿下はことばをきられる。
    「軽率な言動は、汝の命にかかわる。汝だけではない。汝の身内もだ」 

  • 85二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 08:58:49

    >>81

    この直義様、お手々をペロペロして顔を洗う猫ちゃんぽくもあるな

    そして>>76の直義様は初めて見る人間が家を訪ねて来たらじっと固まってその人を凝視してるタイプの猫ちゃん

    かわよ

  • 86二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 18:38:29

    普段は人間からの賄賂など受け取ろうとしないのに
    床の上にカリカリを落としておくと(…流石にもったいないニャ)と思って食べてしまう猫義さま保守

  • 87二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 18:39:12

    >>81

    やっぱりこの直義の猫ちゃん感すごい

    あざとい

  • 88二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:09:32

    シャーッ‼️

  • 89二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:14:34

    >>88

    このコマって道誉殿のエアプ直義だっけ?

    本人がシラフではしそうもない表情でじわじわ来る

  • 90二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:35:21

    >>89

    本人がシャーッ‼️するならこっちの方だったね😅

    22巻収録からと思ってエアプ直義様採用してみたけど

    比べてみるとジワジワ来るわこれw

  • 91二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:39:13

    明日はいよいよ直冬の表紙デビューであり
    恵源様の単行本デビューか…ドキドキしてきた

  • 92二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 23:40:44

    >>84

    TSHパロ レス


    兄上との関係が最悪だったせいもあるかもだけど、父上は頼朝公の面影を継ぐ直義こそが源氏の技の継承者に相応しいと思ったのかな

    直義は兄上を差し置いて自分がそんな立場に選ばれるなんて望んだことも考えたこともなかっただろうな…

    でもそこで自分に寄り添い支えてくれるだろう奥方や憲顕でなく兄上のもとへ帰るという答えが浮かんでしまうのが、

    何というかどうしようもなく直義だなあと感じました

    兄上の絶対的な強さや愛情に包まれていれば他のことは何も考えないでいられるという逃避的な感情もあるのでしょうか

    いずれにしてもこの場所と絵を守ってきた堂守りの翁にとって、頼朝公の再来のような直義の姿を目の当たりにしたことは人生で一番ぐらいの感動なんだろうなあ

  • 93二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 08:48:03

    >>90

    髪が逆立っているせいかここだけ見るとスーパーサイヤ人みもあるなこの直義

    穏やかな心を持ちながら二度と戯言を抜かすな!ここまで支えてきてくれたお前たちを見捨てるか!という激しい怒りによって目覚めた伝説の直義…?

    エロカッコイイと評判だった>>21の兄上も髪が逆立ってるから二人並んでスーパー足利兄弟ごっこしてほしい

  • 94二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 09:35:37

    ちょっとRネタ


    >>81

    この舌チョロのせいで、直義様は二つの意味でお口上手説が浮上したよね

    清楚に見えてお口のテクニックがすごい直義様もいいし、いつまでも拙くて、「直義の奉仕は子猫が舐めているようで可愛いなぁ」って言われちゃうのもいいよね

  • 95二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 18:35:08

    新刊


    直義様おめでとう!元気な養子ですよ!(我が子となった直冬くんを見守るお目々キラキラ直義様に感涙しながら)
    それにしても直冬くんのステータスたっっっっか
    武力は兄上と解放兄上の間の数値で蛮性は兄上以上なの!?政治低めは弱点ぽいけどこれは確かに才能抜群すぎる
    あと官能の情乱勢力図のページでしれっと直義派の猛将みたいな顔して仲間入りしてる細川くんに吉良生えた

  • 96二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 23:06:54

    ★TSHパロ レスのレス

    >>92

    「何というかどうしようもなく直義だなあ」とコメントいただき、ありがとうございます。

    このTSH直義にとって、安心して帰れる場所はダークエルフさんなのですが、それとは別に、根源的な意味で還る先は、兄上なのですね。直義が兄上に対して、兄弟愛以外で、どういう感情をもっているか、なんとなくみえてきたかな。と思います。兄上がとにかくにも愛をむけて、守ってくれたからこそ、直義は生きてこれたのでしょう。

    こどもとしては生きられなかったために、そこに、逃避的な感情もあるのは否定できません。

    では、今後も楽しんでいただければ幸いです。


    ★新刊

    かっこいい直冬くんが表紙でしたね。からり、とした性格をしていて、若さあふれるまっすぐな青年、というか、野性味あふれる王子さまという感じです。これは、男にも人気があるし、おなごにももてるだろうなあ。強さの数値もめっちゃ高いですし。これから、本誌でもぜひぜひ活躍してほしいものです。

    兄上はみかけは若返りましたが、直冬くんと並べると、まったく若くない、という印象です。それを描き分けられる先生はすごいなあ。と、ただ感心しました。解説上手も面白かったです!

  • 97二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 23:10:28

    単行本恵源様のいがぐり頭もなでなで

  • 98二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 23:50:59

    22巻

    本誌連載中も思ってたけど、この1冊の中だけでもノーマル直義・おひげの直義・ツル義・いがぐり義・イメージ映像のショタ義と
    様々な形態の直義を味わえて直義のバラエティパックかな?
    タイミング的におひげを生やしたのは直冬の養父となり父らしい威厳を出そうとしたのかな~と思うと愛しい
    真面目だから生やしはじめの頃は毎日鼻の下を触ってどれぐらい伸びたか…まだ全然だな…とか確かめてそうな直義

  • 99二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 23:57:17

    直義様のお髭柔らかそうだよねさわさわ

  • 100二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 02:39:27

    基→直

    別スレで見たけど基氏って小さい頃は猶子じゃなくて養子として叔父上の跡取りになる予定だったのかも
    一個上の側室腹の聖王丸が亡くなって、(多分)同じ年に直冬が上洛したから、なら年上の直冬が三条の跡継げば良い、義詮同腹の基氏は将軍家に戻れって
    まさかの如意丸誕生で予想外にフリーになって警戒される玉突き事故?になったけど、直義は別に野心あったり読みが甘いから独善で直冬を養子にしたわけじゃないのでは

    自分こそが大好きな叔父上の後継者だと張り切ってたのにいきなりポッと出の兄に立場を奪われてギャン泣きする基氏リリィきゅんは可愛いし、妄想だけどそれで心痛めて兄上に頭下げて引き続き猶子として手元で育てたとすると、直義様の身内への甘さと父性がたまらない
    そんな私情で猶子OK出しちゃう兄上がブラコン征夷大将軍すぎるけど...
    将軍家の中に弟の手駒がとか考えないんですか?この粉砕された薩埵山体制見てくださいよ

    跡継ぎには出来ないけど兄上に頼んで私の猶子にしてもらったぞ、これからも一緒だぞってニコニコする直義様も大喜びで抱きつく基氏きゅんもかわゆい
    余裕ができて直冬兄者ともお話しできるようになってたらかわゆいし、それはそれとして直の偏諱貰ってるとこ見たらやっぱ悔しくてまた泣いててほしい

  • 101二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 08:40:51

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#31~

    そのときの直義には、なぜ、殿下がそのようなことをおおせになるのか、わからなかった。たしかに『この顔』は、北条氏の猜疑と疑惑のまとになったはずだ。命もあやうかったかもしれない。しかし、北条氏がほろびたいまとなっては、たいした影響はないはずである。
    「まだわからぬのか」と、こんどこそ、殿下は、ほんとうにお呆れになった。しかし、余も、汝のことはいえぬな。と、かすかに自嘲の笑みをこぼされた。明晰な思考と、簡潔なもの言いをされる殿下にしては、めずらしい。
    「余もそうであった」

    そのお声には、かすかに苦い感情がふくまれていた。
    ―――――北条氏を斃せば、世の中はかわるとおもっていた。しかし、そうではなかった。新しい、よりおそるべき敵手が、その下から、ぬっと顔をだしただけだ。
    ほんらいは味方であるはずのものたちに、足を引っ張られ、そのあげくに、父みかどは、余をおみすてになった。
    そして、目の前にいるのは、敵の首魁である、おぞましい男の実弟である執権。
    まもなく、余は、この執権に殺されようとしている。だから、やがてはおなじ末路をたどるであろう執権に助言してやる義理もないはずだ。
    とはいうものの。と、そこで殿下は、直義にお問いかけになる。
    「なにゆえ、東夷の童たちに、汝のもつ知識を教えるのだ」
    直義が伝えた知識は、基本的にテキストからのものであったが、その入手じたいが、一般人にはむずかしい時代である。また、知識は特定の家系だけで独占しつづけたほうが、一族の優位もゆらがない。なのに、なぜそれを無料(ただ)で教えてやるのか。というご質問だった。
    そこでやっと、直義にも冷静な思考がもどってくる。
    「はじめから、そうおもっていたわけではありません」
    ただ。と、直義は、ことばをさがす。
    「先年、みやこに滞在したときに感じたのです。うまれだけで、人間の能力はきめられない、と」
    文字も満足にかけない民たちは、すでに、算木をたくみにあやつり、実務にかかわる計算力をおのれのものにしていた。そのたくましいエネルギーに、直義は、圧倒されたのだ。
    大陸との交流がもどってきたら。とつづける。
    「この日の本に、大陸の新しい知識がはいってきます。おのれや一族のみで、知識をひとりじめできる世の中ではなくなっていきます」

  • 102二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 11:34:16

    単行本

    直冬君のステかなり高水準てこれは頼りになる養子
    意外と忠義がそんなになんだけどこれ憲顕と同じで大好きな人のために頑張るってことなんですか…

  • 103二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 19:03:35

    直義の死を境にして尊氏が病気がちになったって逃げ若で明言されてるの、素人腐女子以外から見てもそうなんだってちょっと感動
    逃げ若だと神力があったけど、史実では老いと生活習慣ダメージと戦疲れに愛弟を喪った心痛がトドメ刺したブラコン性発病だと思ってる
    いつかは発病しただろうけど、武蔵野の時に発病したならそれは愛なのでは?哀しいけど

  • 104二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 23:11:54

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#32~

    北条氏は、分家の、学者一族である金沢家に、東国にはいってくる本を管理させ、やわらかくもたくみに、情報を統制し、管理してきた。そのやりかたがまちがっていた、というわけではない。ただ、それでは通用しない世の中にかわっていく、というだけのことだ。
    「余もそうおもう」
    『九章算術』をもって、古代の数学は完成した。それから一千年、数学は長い眠りについていた。しかし、モンゴル帝国の騎馬軍団によってユーラシア大陸の東西がつながれた。インドやアラビアの『代数学』が、東アジアにもやってきたのである。それが結晶したテキストが、36年前(1299年)にうまれていた。『算学啓蒙』である。算木をつかった代数学だが、これによって人類はじめて、『未知数』という概念が登場したのだ。
    『比叡山』は私貿易ルートによって、いちはやくこれを入手していた。天台座主であられた殿下は、そこで『天元術』を学ばれたのである。

    「わたしのもつ、『源氏の技』も、やがては古びていきます」
    『源氏の技』は、『ユークリッド幾何学』がもとになったものだ。しかし、古くなった知識を伝えたところで、意味はない。
    殿下はうなずかれ、同意された。このとき、おかれた立場も身分もちがうふたりは、人間として通じあったのだ。
    「知識を伝える、というのは、民をてなずけるための政治的な打算だけでは、できることではない」
    直義は、しずかにほほ笑む。
    「生命がつづくかぎり、かたちをかえても、ひとの現身は喪われていっても、知識はうけつがれていきます。それをもとめる力が、人間にあるかぎり、失われることはありません」
    ゆるぎなく、慈愛にみちた声だった。
    それをきいた瞬間、殿下は、鷹のようにするどい双眸をとじられる。その口もとは、微笑をたたえていた。
    「―――――それこそが、余の欲した答えだ」

    余が、この国のためにできることは、まだある。
    殿下は、目の前の『処刑人』に、おのれのもつ知識を託すことにきめられた。
    これで話はおわりだ。戻る。と、短く告げ、殿下は立ち上がられる。地上の直義は、品のよい所作でひれふした。大地に、殿下の足がおりる。殿下は、執権をふりかえられることはなかったが、さいごに一言だけ、言い遺された。
    「余の母が送ってきた書物がある。あとで、汝にとどけさせよう」

  • 105二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 23:28:43

    >>103

    尊氏の亡くなるまでの記録に残る病歴(病平癒の祈祷記録が主)をまとめたブログ見たことあるけど、本当にハッキリ直義死去後からが体調ボロボロだなと思った

    武蔵野合戦の時に一旦鎌倉から引いてたり、勝っても深追い進軍せず止まって休憩したりは体調の問題だろうとか推測されてた

    京都にも中々戻らず義詮から何回も使者が来て催促されてて最後は後光厳の勅使まで来たから渋々帰京

    その上家族に再会した(9月)直後の10月には娘の鶴王死去でまた寝込んで祈祷とかそんなの

    直義死去のショックで倒れて1時意識不明とかの噂も本当じゃないかなぁとか思った(私はジサツ派)

    晩年の史実尊氏は本当に辛そうで、大河とか小説でもよくカットされるのも仕方無いのかも⋯て印象

  • 106二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 23:37:37

    小学館の学習漫画では尊氏が直義を思い描きながら直義…ワシもそっちに行くぞ…と言って亡くなるらしいけどこれが一番救いのある最期かもしれないね

  • 107二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 08:01:43

    >>105

    6人の娘は全員次々に亡くなって、聖王丸とか名前からして大事にしてたらしい庶子(園太暦では最愛の子と呼ばれてたらしい)も夭逝して、何より最初の子供の竹若丸(母はおそらく元正室)は北条方に討たれるという無惨な最期

    こんだけ兄弟が亡くなってると義詮が死に物狂いで子作りしてるのも納得

    竹若丸の時点で無気力厭世的になっても仕方ないよね兄上


    だからこそあの清水願文は本当に重いと思う

    子が親に先立つ例を思い知らされた上で神仏にだけ曝け出した望みが、弟だけはなんとしても守って下さいだから


    前にTLで尊氏直冬の争いを指して、むしろ実質的に直義が人質になってるのに挙兵する直冬がヤバすぎって意見を見かけたことがあるんだけど、清水怒りの凶徒(実子)討伐願文に弟に害するものへの怒りが込められてたら、兄上にはゴメンけど萌え

  • 108二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 12:54:11

    >>69

    レスありがとうございます。

    そんな…兄上の往生際の悪さはこんなもんじゃありませんよ⁈

    これから直義は兄上と別れている時間の長さに寂しさが募る様になります…なるんです。

    師直の不穏は本当に魔がさした感じかと。

    たぶん茂子だけじゃなく師泰や重茂も師直の不穏に勘付いてはいた部分はあったかもしれないです。

    でも直義がもっと幼い頃は直義が喜ぶおやつを率先して作ってたり優しかったので、不穏になったのは本当にここ数ヶ月というところで、直義に冷たくなった訳でもないので、兄上含めて様子見してたのでしょうね。

    師直は兄上に切り捨てられたら、中学から英国に執事の勉強をする為の留学と称して島流しになります。

    高家の後継の立場を奪わないのが温情でしたかね。

    その後、師直が心を入れ替えても信用を失ったから兄上達には近寄らせないと思われ、いや本当に良かった。

  • 109二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 18:29:40

    連載小説

    直冬「三条殿は父尊氏に反逆する気かもしれない。俺が企みを暴いて、いざとなれば父のために討つ」

    ↓one year

    直冬「三条殿は民を慈しみ寝食を惜しんで政に取り組む、父尊氏に無くてはならない存在。もし決裂したら俺が2人を仲介しなければ。この人を討つのはそれが叶わなかった時だ」

    着実に...着実に叔父上に絆されていく...

  • 110二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:53:47

    FUYUGASUMIの直義様エッティすぎ
    人を人とも思わぬ冷徹と見えるのは背負った役割の為で民と兄の幕府のために粉骨砕身するほどに働き部下はちょっとつれない褒め方にも嬉しそうにする程この人を慕い実は誰よりも人らしく甥には甘く兄に子殺しをさせられず「息子」の言葉には微かに笑うとか、三条殿は属性盛りすぎでござるぞ
    初回なんか謀の権化呼ばわりされてたのに書き出すと直義族すぎる
    正行のRAN始まったってことは、言及無いけどこのパッと見冷徹仕事マシーン直義様も四十にして養子もいるのに奥さんに如意丸産ませた後なんだよね。そんなんエッティすぎ
    あの三条殿にも人肌を求める夜があるのかとふと思った直冬くんもちょっと危うい胸のざわめきを感じてほしい

  • 111二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:17:50

    >>109

    甥×直義ネタ



    史実で擾乱一回戦後に義詮に引継ぎしたすぎて同居を提案する直義思い出した

    直冬や基氏に対する成功体験から一つ屋根の下で寝食を供にすれば仲良くなれるだろうと思ってませんか???

    拒否する義詮くんも「一緒に住んだら終わる…!(高確率で篭絡される気しかしない)」って思ってたら草かつ萌

  • 112二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 23:38:48

    >>104

    TSHパロ レス


    処刑する者とされる者の関係であることをお互い知りながらも通じ合う殿下と直義

    知識がそれを占有する者の力であった時代に殿下が直義に書物を譲る決断をしたのは、

    この者なら世の為にそれを活かせると直義の考えや能力を最大級に認めてくれた証ですね…

    直義の理解者としては憲顕もいますが、憲顕は直義の志をサポートしてくれる存在ではあっても

    同じ志を共有する相手という感じではなさそう

    なので直義が民をどう思っているかや知識の伝達についてここまで踏み込んだ話をできた相手は殿下が初めてなのかな

    あの…今からでもifルートに入って殿下生存の道は…ありませんか、そうですか

  • 113二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 02:29:55

    >>112

    TSHパロ レスのレス


    数学の問題や歴史がからむかたいお話でしたが、これでフラグが回収できて、ほっとしています。

    なお、『算学啓蒙』の和刻版は1658年に出されました。この『天元術』ですが、現代でいえば、「天元の一を立てる」とは、「未知数を『Ⅹ』とする」というのにあたります。

    そしておっしゃるように、このパロの殿下は、「この者なら世の為にそれを活かせると直義の考えや能力を最大級に認めてくれた」のです。的確に表現いただいて、うれしいです。

    立場こそ違え、殿下は、はじめて直義の志を共有し、捕らわれの身でありながら、できることをしてくれた人でした。

    なので、IFルートにいきたいのはやまやまですが、そうすると、尊直や憲直でなく、護直になってしまいます…💦

    ダークエルフさんは、直義を助けるために力をつけようとしていますが、志は共有してはいません。兄上も同じですが、民のために、という直義の気持ちは、うわべでは理解したふりをすると思いますが、真の意味ではわからないでしょうね。

    では、殿下の志をも継いだ直義が、これからどうするのか。今後もお楽しみに!

  • 114二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 02:36:41

    TSHパロ
    主要人物:直義・護良親王
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#33~

    しかし、賊どもの追及という仕事がおわったわけではない。
    その夜、幼い甥を寝かしつけたあと、夜更けまで書類の山を精査していた直義は、しずかに立ち上がる。若くみえるだけの上杉の庭師たちが手入れしている、花が咲きこぼれる苑に、足を踏みいれた。しらないものがみれば、しろい単衣すがたの直義は、幽鬼のようにみえたかもしれない。だが、それは、清冽で、うつくしい鬼であった。
    「吉良か」
    いつのまにか、木下闇のくらがりに、男が片ひざをついている。関東庇番の六番組筆頭(吉良満義)だった。
    あとをつけさせました。と、男が報告してくる。
    「殿下の動きがもれていたため、そうだとおもっていたが」
    ききおえた直義は、かすかにほそい眉をよせた。
    「たしかな証拠はつかんだのだな」
    は。こちらに。と、口に草をくわえたまま、男はそれをうやうやしく差し出してきた。ご苦労だった。と、直義は、皺だらけのそれをうけとり、慎重にひろげ、目をとおす。
    頭をさげた男は、提案してきた。
    「殿下の警護の人数をふやしましょうか」
    そうしてくれ。と、直義は命じる。

    ーーーーー

    二階堂御所のあるじは、2年前、ともに東国に下向してきた叔父ぎみ(阿野 実廉。あの さねかど)のようすがおかしいことに気づかれた。
    数日前から、落ち着きがなく、妙におどおどとされている。
    なにかご心配ごとでもおありか。と、声をおかけになろうとした。だがそのとき、言上(ごんじょう)があった。
    「執権どのが、拝謁をのぞまれております」
    東夷にしては礼儀をしる執権が、先触れもないとはめずらしい。だが、よほどたいせつな用件であろう。と、9歳の親王将軍(成良親王)は思われる。
    「おお。むろん、すぐに通すがよい」
    その瞬間、叔父ぎみが青ざめるのを、目の端にとらえられた。しかし、なにもおおせにならず、懐から扇をとりだし、これへ。と、鳴らされた。

  • 115二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 08:55:04

    本誌


    兄上の背中と目がえらいことに!壁に描かれた絵だけで怯えてた直義が見たら気絶しそう
    今週の若たちの苦しみようを見ると兄上(神くん?)に直接一撃で逝かせてもらった直義はまだ安らかに死.ねた方だったんだなと思うと同時に
    幼い如意くんは抵抗力が弱すぎてそれほど苦しむ間もなく亡くなったと思いたい
    憲顕の箱の中身は人心無なものしか想像してなかったからいいもので良かった!
    若たちはこれで盛り返しそうだけど兄上も頑張ってほしい気持ちが二つある~

  • 116二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 12:24:24

    本誌

    憲顕の箱の中身が少年漫画の王道展開的なものでよかった安堵感と、直義関係じゃなかった寂しさが同時にある〜!標的=兄上ならこれで兄上が泣き叫ぶのだろうかという疑問はあるが…箱、もう一つないですよね?

  • 117二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:13:05

    ほしゅ 
    もう一個箱あって直義様出てくるとか無いかな〜

  • 118二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:31:49

    現パロ もろただ 中秋の名月ネタ

    会社からの帰りに車を走らせながら、モロちゃんが後部座席の直義に声をかけた
    「直義様、邸に着いたら例の件の確認をお願いできますか。…直義様」
    「んっ…ああ、すまない。何だって?」
    窓の外に気を取られていた直義が訊き返す
    「昼間お話しした件です。本日中の確認をお願いします。電子印を頂ければ、後はこちらで処理しますので」
    「わかった」と頷く直義にモロちゃんは続けて訊ねた
    「外に気になるものでも?」
    「いや。今日は曇っているから、中秋の名月は見られなさそうだと思っただけだ」
    「ほう?多忙な中でも風流を忘れぬお心がけ、というわけですか。流石にございますな」
    「茶化すな師直。お前だって昔は…いや。もういい」
    昔はお前も、幼馴染四人で縁側に並び、月を見上げながらお団子やかぼちゃや栗の御馳走を頂くあの時間を楽しんでいたはずなのに──
    そう思った直義だが、こんなひねた大人に成長してしまった男に昔の話などしても仕方あるまいと口を噤んだ
    その後は邸に着くまで、車内は完全な沈黙に包まれた

    帰宅後、直義はすぐに確認作業を終えると、モロちゃんにパスして夕食の時間まで兄上の相手をして過ごした
    (思えば師直は会社の仕事に加えて、邸の雑務に兄上と私の食事の支度もしているのか。マルチタスクが得意な男とはいえ、
    月見などに心を向ける暇はないかもしれん。…さっきの私の言葉は、あいつには呑気に響いたかもしれんな)
    兄上のお喋りに相槌を打ちながら夜の窓へふと目をやると、空はやはり暗く曇ってぼんやりとした月明かりすらも届きそうにはなかった
    その日の食卓にはいつもながらの丁寧なモロちゃんの手料理が並んだ
    一つだけ普段と違ったのは、食後にいつも出る季節の果物の他にもう一品デザートが付いていたことである
    「これは…」
    円い形をした濃黄色のプリンと、その端にちょこんと乗っている目鼻を描いたお団子の白ウサギを前に、直義は思わずモロちゃんの顔を見た
    「…中秋の名月ですので」
    いつもの無表情で愛想の一かけらもなくモロちゃんが答える
    スプーンで掬って直義が口に運んだ濃黄色のかぼちゃのプリンは、どこか懐かしさのある優しい味がした

  • 119二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:59:36

    直義様の白足袋さすさす

  • 120二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 01:11:03

    TSHパロ
    主要人物:直義・阿野実廉
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#34~

    しばらくの後。
    下座で、御所の女房衆(高級侍女)が、頬をあかくそめ、「執権さまよ。いつみてもおきれい」と袖をひきあい、ざわめく。
    すべるような足どりで、ひそやかな音をたてて、執権がこちらにやってくる。うしろに、上杉の若くみえるだけの近習を従えていた。その手には、文箱が捧げ持たれている。
    男にしては小柄でほそいが、たとえようもない、においやかな気品。完全に、その場の雰囲気がかわった。
    だが、親王将軍の伯父ぎみだけが、かたかた。と震えだした。歯の根もあわないほどおびえている。

    御所の庭先の白砂のうえに、近習たちが、流れるような動きで敷皮をしいていく。いつもは輸入した白テンの超高級な毛皮だが、今回は、かっ、と歯をむきだした、おそろしげな熊だ。
    執権は、黒熊の毛皮のうえに座し、流れるような動きで両手をつき、挨拶する。
    「将軍におかれましては、ご機嫌うるわしく」

    しばらくの形式的なやりとりがのあと、若き執権は、まずはおわびを申し上げねばなりませぬ。と、切り出してきた。
    「先日、『材木座』のあたりで、夜盗におそわれたらしき、10人ほどの亡骸(なきがら)が、発見されました」
    これは、鎌倉の治安をおあずかりするわたくしの失態です。と、つづける。
    そして、うしろの、若くみえるだけの近習に目をやった。文箱を捧げもった近習は、するすると御前に進み出る。親王将軍にじかにお渡しするのは無礼にあたるため、その向かう先はもちろん、御簾のまえにいる、伯父ぎみである。
    亡骸の身元はわかりかねますが。と、執権は、前置きする。
    「そのかたわらに、この文箱が落ちておりました」
    確認しましたところ、貴顕のかたにかかわりがあるもののようでありましたので、わたくしみずから、お届けにあがりました。と、しずかにほほ笑む。
    だが、さあ、中身をおあらためを。とつづけた、その切れ長の目は、まったく笑っていなかった。

    文箱を開けるように促された、伯父ぎみの顔色は、蒼いをとおりこして、白くなる。中身がなんであるかはわかっている。襲撃に失敗した、という、みかどの寵妃への報告だ。文箱をあけたくない。だが、取り次ぎとして、あけないわけにはいかない。震える指で、文箱にかけられた絹紐をほどき、蓋をあける。ひきつった声がもれた。

  • 121二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 09:10:20

    現パロ 尊直

    いつもお布団並べて寝ている兄弟だけど、肌寒くなってきたこの季節は朝目が覚めると直義が側にぴったり寄り添って寝ていることが多くて嬉しい兄上
    愛する弟の温もり、あどけない寝顔、可愛らしい寝息
    この幸せな時間がいつまでも続いてほしいので目覚ましを止めちゃう兄上
    途中で起こしに来るも兄上に無言で「しー」のポーズをされて引き下がるモロちゃん
    起きたら大事な会議に遅刻の時間で焦りまくる直義…

  • 122二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 15:00:04

    >>109

    連載小説レス


    冬gsmの直冬君結構頑なそうな印象だったからもう絆されててびっくりした

    この直義も懐に入れた身内には素の優しい面を覗かせて後方理解者面を量産する由緒正しい(?)直義でちょっと笑う

    ここから養父のために実父にも逆らうようになるのかと思うと目が離せない

  • 123二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 23:36:52

    >>120

    TSHパロ レス


    子供たちと接する時の慈愛の顔とはまた違う、鎌倉を預かる立場としての直義の静かな怒りや迫力が伝わってきます

    やましいことがある側からすると熊の毛皮の演出効果も凄いでしょうね

    この毛皮を持ち出すことは直義が命じたのかな…?

    表面的にはあくまで品よく物柔らかな態度だからこそ目が笑っていないのが怖い

    でもそんな冷たいオーラを放つ直義もまた美しいんだろうなぁと漫画の土岐様退場回で直義が見せた氷のような眼差しを思い出しました

  • 124二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 00:02:57

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 125二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 08:14:20

    >>121

    現パロ 尊直レス


    幼少期の二人で想像してほっこりしながら読み進めてたら、大事な会議があるの部分で二人とも成人だと気付いて草生えた。いい大人になっても二人くっついて寝てるくらいは通常運転なんだろうな…兄上はいつもしっかり者できっちりしてる直義が自分の隣では安心しきってうっかり寝過ごしちゃうのは自分に甘えてる証拠とうれしくなりそう

    けど「兄上!いつまで寝ているつもりですか!?」ってお母さんみたいに起こしてくれる弟のことも好きそうだよね兄上は

  • 126二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 18:04:24

    現パロ ポメガバース

    ある日のこと、直義と1匹のポメが自宅の庭に設けた手作りの障害物の間を縦横無尽に走り回っていた
    「おいでポメ冬!ハードル!ブリッジ!…いいぞ、シーソー!」
    「キャンキャンッ!」
    直義のよく通る声に導かれ、障害物を次々とクリアしたポメ冬が小さな疾風のようにゴールラインを駆け抜けた瞬間、
    ストップウォッチ係の桃井が叫んだ
    「はいゴーーーーール!スゲェ!またタイム更新ッスよポメ冬様!」
    「アジリティの世界記録に迫る数字じゃwww」
    動画撮影を担当していた吉良も草を食みながら感嘆の声を漏らす
    疲れ一つ見せずしっぽを振りながら顔を舐めてくるポメ冬を思い切りモフってやりながら、直義も相好を崩していた
    「自信を持てポメ冬。色々試したがお前の才は抜群だ。必ずや足利の柱となるのだぞ」
    「キャンッ!」
    「そのうちどっかの競技会に出てもいいかもしんねェっすねー」
    「それは私も考えている。ポメ冬の優秀さや愛らしさを知れば、兄上のお気持ちも変わるかもしれない。
    …だが兄上の態度が変わろうと変わるまいと、お前は私の大切な息子だ。ポメ冬」
    「キャン!キャンッ」
    そんな一同の微笑ましい光景を木の上からちいかわ泣きして見守る兄上とお供のモロちゃんがいた
    「くっ…!我だって直義と一緒なら、どんな人生の障害も越えてみせるものを…!」
    「…直義様が以前ポメ氏様とのアジリティを試みた際には、ポメ氏様が直義様にじゃれついてしまわれて全く形になりませんでしたが」
    「人間の時なら出来るもん!」
    「人間の時にポメと張り合わないで下さい」

  • 127二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 22:29:44

    TSHパロ

    主要人物:直義・成良親王・阿野実廉

    ~1335年1月 祈祷と襲撃#35~


    それまで、伯父ぎみは、まだ言い逃れできるとおもっていた。なぜなら、だした書状は『1通だけではない』からだ。割符のように、3通をくみあわせれば、詳細がわかるしくみである。

    そして、数日前、おのれの邸の門前に投げ棄てられていたのは、一体の首なし死体だけだ。まとう着物や体つきから、まちがいなく、下向のおり引き連れてきた舎人(とねり。召使い)であるとわかった。だが、それぞれに書状をもたせた、あとの2人の行方はまだわからない。かれらの遺体が発見されたともきかないため、無事に鎌倉を脱出できた可能性にすがっていたのだ。

    しかし、そのはかないのぞみも打ちくだかれた。

    ―――――文箱のなかには、ぐしゃぐしゃに丸められ、どす黒く乾いた血に染められた書状が、『3通』はいっていたからだ。

    その瞬間、伯父ぎみは悟った。時間をずらし、鎌倉からでる道もかえ、みやこに向けて、ひそかに発した部下たちが、全員、捕らわれ、『処分』されたことを。


    「いかがなされました。その書状、わたくしが、よみあげてもよろしゅうございますか」

    執権の目は、ひややかだった。その目は、『法華堂』にある例の絵とよく似ている。(※このときの直義は>>12の冷徹高慢な女王様をイメージ願います。)

    ひいっ、と、伯父ぎみは悲鳴をあげた。

    「…し、しらぬ。知らぬ!麿はなにもしらぬ!」

    文箱を放りだす。床をすべった文箱から、書状が落ちた。

    「すべてはわが妹の命じたこと!」

    これがみかどの寵妃ならば、血にまみれた書状をみても、いや、それどころか、舎人たちの生首をみたとしても、顔色ひとつ変えなかっただろう。しかし、妹の『引き』で、『隠岐閥』の重鎮にまで成り上がった男は、妹の爪の先ほどの胆力すら、もちあわせていなかった。

    「麿のせいではない!」


    すべてを白状したも同然の伯父ぎみを、みるにみかねたのだろう。

    「みぐるしい」

    御簾のなかで、扇が強く鳴らされた。

    「たれかある」

    遠巻きに控えていた、若くみえるだけの近習たちが、親王将軍の御前にまかり出る。

    「このものをさがらせよ」

  • 128二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 22:45:52

    >>123

    TSHパロ レスのレス


    「直義の静かな怒りや迫力が伝わってきます」とコメントいただき、嬉しいです。

    自分が狙われるぶんにはなにもおもいませんが、弱いものを襲うような卑怯なやからは許さぬ。という直義でした。

    ですが、熊の毛皮は…上杉の近習たちが気をきかせたんじゃないでしょうか。

    また、このシーンはご指摘のように、土岐様退場回をイメージして書きました。

    なお、「親王将軍の伯父ぎみ」は、過去作の『1333年12月 相模守、鎌倉将軍府に下向』で、地の文でちらっと出ています。彼の活躍(?)の場が、やっとつくれてほっとしました!

    この襲撃事件の3か月後の逃亡劇で、実際の戦争に巻きまれて、息も絶え絶えで苦労することになりますが、がんばってほしいです。

  • 129二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 08:08:29

    現パロ?お月見ネタ

    お月見もう終わっちゃったけど、現パロで一緒に月を見てる攻めに「月が綺麗だな(他意なし、意味そのまま)」って言って攻めをソワソワドキドキさせる直義様とか見たい。憲直に似合うシチュかと思います!

  • 130二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 17:07:53

    ほしゅ
    直義様が寝室で髪を解いているお姿、もっと見たかった〜
    吉良殿の回想だけじゃ供給不足〜

  • 131二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:12:00

    最新刊のステータスにより、兄上直冬と魅力90超えに挟まれても全くフラァしていなかったことが判明した直義様
    魅力90の主人公にあの至近距離で口説かれても全く揺らがない訳だ…と納得しました
    これは物心ついた時から兄上の魅力をじゃぶじゃぶ注がれつつフラァもせず当たり前のものとして育ってきたから
    いざ若い燕が現れても通常運転のままだったんだなって

  • 132二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 23:27:20

    >>129

    現パロ?お月見ネタ 憲直で妄想したレス


    「…月が綺麗だな。憲顕」

    「エッ!?…あ、いえ失礼しました。(これが噂に聞く月に寄せた愛の告白!?私もです直義様、私も貴方が大好k…

    いや待て、この方のことだ。天然で月の感想を言っただけとも捉えられる。まずは会話を続け真意を探らなければ…)」

    「憲顕?急に顔が険しくなったぞ。大丈夫か?」

    「大丈夫です!…コホン、まことに見事な月ですね。そもそも月が綺麗に見える条件とはまず大気中の湿度が低いことでして、

    これにより月の光が水蒸気によって散乱する事なく地上からはっきり見えるようになります。

    その点、今の季節は大陸からの高気圧の影響で空気が乾燥していますので月の観測には適した環境であると申せましょう。

    さて、今出てきた散乱という現象について更に詳しく解説いたしますと~(おや?自分で語っておいて何ですが、

    何やら話が逸れていっているような…ああっでもここから慌てて軌道修正するのも不自然だし!

    直義様、結局貴方のお言葉にはどんな意図があったというのですか…!)」

    「(何かの知識を解説する時の憲顕はいつも楽しそうだ。この男のこういう所に私は惹かれているのかもしれないな…)」

    月が綺麗だなは月が綺麗だなの意味だったけどそれはそれとして憲顕のことは大好きな直義でいてほしい

  • 133二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 08:59:56

    朝のお散歩から帰ってきた後チャッチャッチャッチャッと音を立てて美味しそうにお水を飲むポメ兄弟
    お揃いの器でごはんを食べた後は2匹でまったりくつろぎながらポメ上がポメ義をぺろぺろしてる
    それを見て(デザート…?)と思うモロちゃんほしゅ

  • 134二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 09:30:59

    TSHパロ
    主要人物:直義・尊氏・成良親王・阿野実廉
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#36~

    狂乱した伯父ぎみは、近習たちにひきずられるようにして、その場を退出させられていった。それを、直義はしずかに見送る。しかし、その心のうちはにがかった。権力をもつものの気まぐれな指先ひとつで、何人もの命が失われたからだ。

    執権よ。この場は、余があずかろう。と、9歳の親王将軍からお声がかかる。
    身分が高いばかりで、けっして出来がよいとはいえない伯父ぎみを、叱責をされる形でたくみにこの場から遠ざけさせ、かつ、『事実上の鎌倉殿』である直義との衝突も避ける。という双方の顔をたてた、みごとな調停であられた。
    みかどの皇子たちは、母親はそれぞれ違えど、みかどに似て、いずれ劣らぬ健康で優秀なお子たちばかり。親王将軍も、例外ではあられなかった。でなければ、この3か月後、鎌倉から『三河国矢作宿』までの約350Kmの道のりを、輿にのって、不眠不休で逃げきることはできなかっただろう。
    は。と、直義は、品(ひん)のよい所作で、頭をさげた。
    「これいじょうの関与は、いたしません」
    ひとまず、ここが手打ちのしどきだ。と判断する。
    「鎌倉の治安維持を職務とするわたくしとしましては、このような『盗賊の跳梁』は遺憾であり、将軍にたいしても、まことに申し訳なくおもっております。鎌倉の安寧のため、今後、いっそうの努力につとめる所存でございます」
    ―――――それは、二度は許さぬ。鎌倉の中で、勝手なことはさせぬ。という宣言だった。

    そのころ、みやこの二条高倉邸では、あらたな『祈祷』の準備におわれていた。執事の冷酷な声が、家中にとぶ。
    「お家(足利家)の運の長久を、殿がおんみずから祈られるのだ。万事、遺漏なきよう、念には念を入れよ」

    今回は、公けのそれではなく、兄の命令による、まったくの私事(わたくしごと)の『祈祷』である。
    「直義がいないのは惜しいが。さきに我だけでもお詣りして、『観音さまのおめぐみ』をいただきたい!」という、兄の一声がはじまりだった。
    『東方軍閥』の長である兄みずから、恋には霊験あらたかという寺に参詣するのだ。殿の名をはずかしめぬように。と、執事が力をいれるのももっともであった。

  • 135二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 19:11:31

    規制がきつい…
    そして最新刊で御所巻に屈するくらいなら死を選ぶ直義のくっ殺適性が高すぎる……

  • 136二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 19:21:55

    FUYUGASUMI

    1話目の未来パートで直冬くんが知った「知りたくなかったこと」ってなんだろ...
    3話目にして既にだいぶ知りたくなさそうなことを思い知らされてるけどこれ以上って何があんすか
    話進んでもしも三条殿は政のためではなく直冬殿を救うために大樹と戦って亡くなられたのですとかなったら泣きながらスタンディングオベーションしちゃうかも

  • 137二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:18:54

    連載小説

    直冬は今紀伊平定を終えて1348/10に京に戻ったとこで、この後は長門探題になって1349/4に西国へ発つんだね
    今までは父に背きかねない直義を警戒して三条邸には寄り付かなかったそうだけど、色々あったしこれから半年は死なせたくない叔父上と最初で最後の日々を共にするんだろうな
    眩しくも切ない気持ちと、そんなんエッチすぎと卑しく興奮する気持ちがどっちもある〜

    とりあえずは風呂上がりホカホカ小袖叔父上のドキドキパジャマイベントからいってほしいず

  • 138二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:46:25

    >>134

    TSHパロ レス


    死者が出る不穏な事態の黒幕を察しつつも徒に事を荒立てることなくスマートにその場を収めた幼い親王将軍と直義

    一方そのころ兄上は直義との𝓛𝓞𝓥𝓔 𝓕𝓞𝓡𝓔𝓥𝓔𝓡を観音様に祈るつもりだった…?

    直義が鎌倉でお仕事頑張ってる時に何やってるんですか兄上ー!!直義がいたら二人仲良く参詣するつもりだったっぽいしw

    準備させられるモロちゃんマジお疲れ様です…

  • 139二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 09:18:40

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・モブ僧
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#37~

    そして、二条高倉邸の正門がひらく。入ってくるのは、輿にのった、金襴の袈裟をまとった僧侶である。お詣りする寺の渉外部の長であった。恰幅がよく、聖職にあるものとはとうていみえないが、いかにも有能そうであった。
    いきなり兄から呼びつけられたときは、なにごとか。という顔になっていたが、いまはその気配もおくびにださぬ。東夷にも信心のこころがあるとみえる。と、すましかえっていた。

    僧は奥の『寝殿』にとおされた。おお、よく来てくださった!と、上機嫌な兄に歓迎される。邸のなかであるため、黒の菱綾の直垂に、ふかい紫の羽織、というくつろいだかっこうだ。背の高い、男らしい兄にはよく似合っていた。
    ちかぢか、御寺にお詣りし、『ご祈祷』をいたしたく。と、兄は、用件を切り出した。
    すでに、あるていどはきいていたが、ありがたいことでございます。と、僧はそつなくかえす。じっさい、そうであるにはちがいなかった。
    ついては『寄進』を。という兄の声にあわせるように、郎党たちが、白木の三方を捧げもってきた。
    積まれたさし銭(銅銭)、銀粒、砂金、絹織物、といずれもみごとな品ばかりだったが、僧のまえにおかれたのは、一通の目録がのせられた三方だ。では拝見。と、僧は目録をひらく。そこに麗々しく書かれていたのは、『相模糟屋荘豊部郷』の田んぼであった。
    僧は、さらにほくほく顔になった。そこからあがる米が、そのまま寺の収入になるためである。南無、南無。と、数珠をもった手をあわせた。
    「『観音さま』も、ご嘉納あそばされますでしょう」

    それで、さっそくだが。と、兄は切り出す。
    まだ草稿の段階だが。と前置きし、懐から一通の書状をとりだし、側に控えていた小姓に手渡す。兄の寵童でもある小姓は、丁重な所作で、僧にさしだしてきた。
    「今回の『ご祈祷』にあたり、これをおおさめしたい」
    では拝見。と、和尚は書状をひろげ、執事すら目をとおしていない、内密の『祈祷』の文に目をはしらせた。
    よみおえたあと、拙僧は感動いたしました。と、兄のけなげで純真な願いに、感激したようすになり、僧衣の袖で、こぼれる涙をぬぐうふりをした。
    「かならずや、おもうおかたと、お添い遂げになられますでしょう」

  • 140二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 09:44:12

    >>138

    TSHパロ レスのレス


    いや、ほんと、「直義が鎌倉でお仕事頑張ってる時に何やってるんですか兄上ー!!」ですよね。

    ここしばらく、かたい話がつづいていたので、兄上のとんでもない行動で、笑ってください。

    過去作『算師と雀』で、いまも、京都の東山にある超有名なお寺のフラグをたてていましたが、少し回収できたかな、と思います。

    きっと直義がいたら、一緒になかよくお詣りするつもりだったんじゃないでしょうか。直義に断られるなんて微塵も考えていない兄上です。

    直義がみやこにいたとしても、「しかたない兄上。でも大きなこどものような兄上のおねだりはかわいい」と思い、やさしくほほ笑んで、一緒にお詣りしてあげるのでしょうね。そして丁寧に誤解が積み重なっていく…と。


    なお、元ネタがあります。

    「建武2年5月7日条 足利尊氏、相模糟屋荘豊部郷の田地を、清水寺に寄附して、家運の長久を祈る」


    『慈心院文書』に、以下のような記載があるみたいです。ご参考までに。

    「奉寄 清水寺

     相模糟屋荘豊部郷内、雑色 藤五跡田地事、

     右為祈 一 天之太平、當家之長久、所寄附如件、

     建武2年5月7日 (足利尊氏)参議(花押)」

  • 141二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 18:17:45

    >>139

    TSHパロ レス



    このお話の兄上はどこまでも一途()なので「おもうおかた」は実弟一択なんだろうなあ…ってなりました

    ただ直球で直義って書いてたら流石にプロの外商もといお坊さんと言えども初見時には宇宙猫になると思うので

    下書き段階では「直義」じゃなくて何か別の書き方してたのかな?

    そもそも清水寺願文を読んで「想い人と添い遂げられるでしょう」って感想は出て来ないだろうから内容も違う?

    (常識改変されてる足利家郎党はともかく)

    など、あれこれ想像しながら楽しんでます

  • 142二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 19:36:45

    現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。

    兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ

    師直はその家に代々仕えている家の後継

    尊氏×直義前提(歳の差五歳)

    尊氏と師直は同い年。


    >>18>>62の続きです。


    もっと往生際の悪い、ヤバイ兄上

    もっと往生際の悪い、ヤバイ兄上 | Writening現代転生というより、とんでも財閥とかのある現代風世界線への転生です。 兄上は漫画に出てくるような過剰とんでも財閥の後継ぎ 師直はその家に代々仕えている家の後継 尊氏×直義前提(歳の差五歳) 尊氏と師…writening.net

    兄上の変態性が増しました。

    大変申し訳ございません。

  • 143二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:54:39

    直義総受け


    お約束の「セッ○スしないと出られない部屋」の亜種を考えるのにハマってるんだけど
    直義と攻め候補一同を「直義がこの中で誰になら抱かれてもいいか正直に選ばなければいけない部屋」にぶち込みたい
    なお選んだら他のみんなはモニタールームに自動転送されるけど直義と攻めはごゆっくり♡と二人きりにされます

  • 144二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:59:23

    >>143

    追記


    選んだら出られるとは言ってないけど残された二人も別にセッしなければ出られないとも言ってないので

    冷静に見破って何もせずに二人出て来てモニタールームのみんなも一安心だけど選ばれた攻めは(勿体ない事したな…)とか(自分になら抱かれてもいい…!?)とか内心悶々としてもいいし

    両片想いだったとかで双方動揺してて引っ掛けに気付かず「出るために必要だから…」とか言い訳しながらセッしてモニタールームを阿鼻叫喚に叩き込んでくれてもいい

  • 145二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 23:44:31

    >>142

    もっと往生際の悪い、ヤバイ兄上 レス


    もちこガード発動!可愛い直義を見たい一心とはいえ会話だけ聞いたら確かに…wなので流石の兄上も引き下がらざるを得ませんでしたね

    帰ったらまたお風呂もねんねも直義と一緒の幸せな毎日が戻ってくるはずだから元気出して兄上!

    この兄弟は精神的には直義の方が世話焼き気質でしっかりしていると思うのですが

    兄上のいない一人のお風呂はやっぱり広く感じてもちこさんに助けを求めちゃうのが子供らしくて可愛い

    たまにはヤッスやモッチと入るのも直義にとってはきっと楽しかっただろうけど、それだと兄上の帰邸後に二人が生きていられる保証がないからね仕方ないね

  • 146二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 07:47:58

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・モブ僧
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#38~

    書状のなかみは3つあった。
    ひとつは『祈祷』の文。『おもいびと』と来世までも。という祈りであり、それにあたって、ひそかに歌を『観音さま』に奉納する。というものである。
    そして、ふたつの短冊に書かれたやまとうたがあった。

    「あいみては 幾日もへぬを ここだくも 狂ひに狂ひ おもほゆるかも」
    (我がおまえに逢ってから、そう日も経っていないのに。ああ、それなのに、我は、こんなにも狂おしく、おまえを恋しくおもっているのだ)

    「人もなき 国もあらぬか 吾妹子と 携ひ行きて 副(たぐ)ひてをらむ」
    (つきしたがう郎党も、家人たちもおらぬ世。そのような国があればよい。そこで、我は、いとしいおまえとともに手をとりあい、いつまでも寄り添っていたいのだ)

    聖職者らしく、和尚は、数珠をつまぐり、両手をあわせつつも、こっそり思案する。
    この『武家の第一人者』には、離れて暮らしている正妻がいる。だが、倒幕なったいま、いつまで妻の地位が保てるのか。というのが、意地のわるい都雀の噂だった。じっさい、離縁まではなくとも、妾のひとりに格下げになってもおかしくないのた。
    とうぜん、その噂は僧の耳にも入っている。先月、新皇后が生されたお子が男皇子であれば、その後ろ盾となる『西園寺家』と、みかどお声がかりの縁組みの話もあったかもしれない。だが、本人がこれでは、当面、のぞみはうすそうだ。恋の病にはときをおくしかない。しかるべき筋に報告しよう。と、判断する。

    それをわかっているのかいないのか、兄は、とろけんばかりに目じりをさげ、ますます上機嫌になる。
    「おお、それをうかがって、『われら兄弟』、安堵いたしました」
    ん?と、和尚は、奇妙な顔になったが、兄の声が、それにかさなる。
    「所願成就のあかつきには、『観音さま』に、さらなる『ご寄進』をいたす所存」
    その兄のことばをうけ、一瞬の疑問もかき消えた。読経に鍛えられた、太くちからづよい声で、僧は、兄に太鼓判を押す。
    「わが観音さまの功徳、まちがいなし!!でございます」

    ―――――たしかに、『観音さまのご利益』はあったかもしれない。後年、兄は、ある意味で、弟と添い遂げることになる。だが、それが、兄ののぞむ最期だったのだろうか。それは、永遠に、兄しかしらないことである。

  • 147二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:01:09

    >>141

    TSHパロ レスのレス


    「このお話の兄上はどこまでも一途」とおっしゃっていただき、嬉しいです。

    寵童や召人(めしうど。貴人の性欲解消の相手)はいるけど、弟にひたすら一途な兄上でした。いかがでしょうか。

    そして予想されていたとおり、後年の『清水寺願文』とは内容がちがっていました。

    なお、和歌は『万葉集』からとったものですが、訳は状況にあわせてつけてみました。

    そして、この『祈祷と襲撃』ですが、話もとうとう大詰めを迎えます。直義の登場はひとまず終了ですが、一方の兄上はどうなってしまうのでしょうか。お楽しみに!

  • 148二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 13:07:35
  • 149二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 14:56:14

    直義総愛されっぽいステータスネタ

    兄上の魅力を生まれた時から一身に浴びて育ち本人もかなり魅力高めの直義
    無意識で目が肥えてそうな気がする
    魅力そこそこ高めのモロちゃんや上杉でも太刀打ちできなさそうなので技能で壁ドンやここぞという時のデレや理解ある従兄弟ムーブやら何やらを駆使する必要があるんですね
    こういう色んなキャラを攻略するんじゃなくて色んなキャラで直義一人攻略するゲーム欲しい
    モロちゃんは前半めちゃくちゃ苦労しそう(一定値まで上げるとかなり楽になる)でやりがいあるし兄上と甥っ子達はパッシブでバフ入ってそう

  • 150二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:47:40

    いがぐり頭なでなで

  • 151二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:53:17

    >>146

    TSHパロ レス


    兄上の我ら兄弟発言にん?となりつつも真実に気づかずに済んだ和尚様

    きっとこの兄弟は一心同体だから兄上の安堵は弟の安堵なんですよそういうことにしておきましょう

    兄上が狙ってそうしたわけではないのでしょうが、奉納和歌がまたちょうどいい感じに解釈してもらえる内容でよかった(?)ですね

    観音様のご利益を保証された上にめんどくさそうな新しい縁組の話も回避できそうで今回めちゃくちゃ兄上の強運が発動している気が…

    でも後年の兄上の心情を思うと、無邪気に弟と添い遂げることを願う今の兄上の姿がちょっぴり切なくも感じられます

  • 152二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 00:10:42

    本誌



    ちょっ…憲顕と兄上幼馴染なの!?ということは当然直義とも幼馴染ってこと!?もっと詳しく!!
    つまり足利・高・上杉の三組の兄弟が仲良く遊んだ幼い日々は存在したんですか!?気になるよーーーー!!!

  • 153二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 00:12:41

    本誌

    急に幼馴染設定生えてきて草
    ありがとうございます好きに妄想させていただきます

  • 154二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 01:01:38

    本誌

    えっ幼馴染(いつもの4人に上杉ダークエルフセバスチャン兄弟ジョイン)でツイスターゲームをやった世界線があるんですか!?
    ゲーム中に直義様と密着して(以下ゲロまみれで読めない)

  • 155二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 08:55:39

    >>154

    本誌レス



    ツイスターゲーム草

    少なくとも憲顕の中でツイスターは運動能力を高める訓練的な何かとして認識されているってことだもんね

    これは幼馴染同士でやった思い出もありそうだよねえ…!

    吹雪たちには遠慮するな激しく絡みつけ!と発破をかけてるのに自分が直義とやる時は際どい体勢にならないよう遠慮して腹筋や手足プルプルしてた少年憲顕がいたら萌える

  • 156二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 16:58:39

    >>148 22感あたりについて 尊直


    待ちに待ったかんのーのじょーらん!だったけど蓋を開けてみたら兄上に一方的に切り捨てられ人が変わってしまったような直義という想像したなかったものをお出しされ、楽しみながらも毎週「つら…😂」となっていたんだったなぁ。

    そんな中お出しされた「今日も可愛いなぁ直義は」で一発逆転!自分は兄上から直義への気持ちが見えなくなってたのが一番答えていたんだと分かった

  • 157二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 23:30:51

    ツイスターゲーム ショタ憲直

    「はあ…武芸ではなかなか兄上や師直たちに勝てないな。もっと鍛錬の時間を増やさねば…」
    と己のよっわさに悩むショタ直義にとことこ近づいて提案するショタ憲顕
    「直義様、そういうことでしたら私が考えた運動能力強化用の遊びを試してごらんになりませんか」
    「遊びだと?どのような?」
    「こちらの紙を用いて複数人で行うものです。参加者は審判の指示に従い、紙に描かれた四色の円に手足を置いていきます。
    その際、指示のあった片手片足以外の部位が円に触れてはならず、既に誰かの手足が置かれている円に新たに手足を置いてもいけません。
    開発段階で私自ら上杉の家人たちとやってみた時は皆、翌日は筋肉痛となり、
    継続的に行うことによって筋力や柔軟性、瞬発力が向上するという結果が得られました」
    「ふむ…物は試しだ。やってみるか」
    こんな流れで重能に審判を務めてもらいツイスターゲームするショタ憲直
    最初のうちは「なるほど、簡単そうに見えたがこれはなかなか腹筋に来るな…」とか
    「このように楽しみながら鍛えられる遊びを考案するとは、流石は人体に詳しい憲顕だ」とか感心されていい気分の憲顕だったけど、
    ゲームが進行するにつれ直義と身体が絡み合って乱れた吐息を間近で感じたり
    「んっ…待て、この体勢は…っ」「無理だ、そこは…っ!あっ憲顕、もうこれ以上は…っ!」
    みたいなセリフを言われて心拍数が急上昇し(んん~~~???開発段階ではこのようにドキドキすることはなかったが…
    おかしいな~~~~????)とハテナをいっぱい浮かべててほしい(無自覚憲直)

  • 158二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 09:16:22

    ツイスターが日々の鍛錬に取り入れられたら直義は柔軟とか頑張って真面目に取り組むんだろうな
    剣術とかよりは武力による差が開かなさそうだから兄上たち高武力組にも時々勝てて大喜びする直義
    兄上はやろうと思えば手足の代わりに触手を出してズルすることもできるけど、直義にバレたら宝探しを勘でクリアしちゃったときみたいに拗ねられそうだからしません(?)
    でもたまに悪戯心が出ると手足を移動させるついでに直義の背中や脇腹を触手でくすぐって「ひゃっ」みたいな反応を楽しんだりもする

  • 159二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 19:01:24

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 160二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 19:02:55

    現パロ ポメガバース もろただ NL要素あり

    馴染みの人妻二人に誘い出されて久しぶりに外で会っていたモロちゃん
    「ねえ、今日は家に主人がいないの。泊まっていかない?」
    「何度も言ったはずだ。俺には執事としての務めがある。私用で夜に邸を空けることはしない」
    「じゃあどこかで少し休んでいきましょうよ。まだ早い時間だしいいでしょう?」
    媚びるように両側からしなだれかかられてモロちゃんはちらりと腕時計を見た
    「フッ…そうだな。少しならばお前たちの相手をしてやらなくもない」
    「決まりね。じゃあ近くのホテルの予約を入れてくるわ。モブ美、一緒に来て」
    だがスマホから空室に予約を入れた彼女たちが戻ってくるとモロちゃんは鬼のような形相で唇を噛み締めタブレット画面を見つめていた
    「ど、どうしたの。師直さん」
    「帰る」
    「えっ。仕事で何かあったの?じゃあ次の約束を…」
    「ない。お前たちもとっとと失せろ」
    手の仕草で人妻たちを追い払うとモロちゃんは車に飛び乗り、脇目も降らず帰路に就いた
    タブレット画面には見守りカメラの映像がリアルタイムで流れており、
    朝からポメ上とお留守番しているポメ義がキッチンや仕事部屋へモロちゃんを探しに行ったり
    何度も玄関を見に行ったり、モロちゃんの匂いのついた上着やスリッパをくわえて来て
    その上で寂しそうにねんねしている映像が映し出されていたのだが彼女たちはそれを知らない──

  • 161二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 23:52:00

    秋の夜長につい書物を読みふけって気がつくと手足が冷え切っていたので
    先に大の字になって寝ていた兄上のお布団に潜り込んでぬくまりながら眠りにつくショ直義様
    おやすみなさいませ

  • 162二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 00:17:32

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・後醍醐帝・楠木正成
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#39~

    兄の私的な『祈祷』もおわった、半月後の1335年5月25日。
    内裏の『御講所』から、『笙』の澄んだ旋律がきこえてくる。兄の師のそれは、枯淡の境地さえも感じさせる霊妙なものだが、いま流れている旋律はそうではない。たっぷりとゆたかな、色気とゆとりを感じさせる音色だ。
    この日、師から秘伝の曲を伝授された兄が、みかどの御前で『陵王荒序』を吹いているのだ。平時には太平を寿ぎ、戦時には勝利をもたらすといわれる曲だ。衣冠束帯の兄が奏でる音色に、公卿たちはうっとり聞きほれる。聴衆の半分ほどは、きゅんきゅんぞよ。と、恋する乙女のようになり、兄を熱くみつめていた。

    やがて『荒序』を吹きおえた兄は、側仕えのものに『笙』を預けると、堂々たる所作で黒絹の袖をはらい、みかどの御前にひれふす。
    「太平を寿ぐ汝の音色。じつにみごとであった。尊氏よ」
    笛をはじめ、笙、琵琶、あらゆる楽器を習得され、その奥義をきわめられたみかどは、めったなことでは臣下をお誉めにならぬ。そのみかどから、お誉めのお言葉を賜ったのだ。それはすなわち、兄の、足利の名誉である。
    「1年で『陵王荒序』を相伝されるとは。さぞ、精進したとみゆる」
    それに、兄は、お耳汚しでございました。と謙遜してみせる。
    御簾のなかで、みかどは、闊達にお笑いになった。慈父のごとき、あたたかいお声だった。
    「汝のために、宴の席をもうけさせた。楽しむがよい」
    みかどは、退出されるべく立ち上がられたが、そのとき、御所の白砂の庭先に目をやられる。そこには、任国からもどったばかりの、正式な武家装束の河内守護が控えている。とうに40歳をすぎているが、じつに若々しい容貌に、鞭のごとき鍛えた肉体をもつ男だ。
    「正成よ。ついてまいれ」
    ーーーーーーーーーー
    みかどは、この国のだれよりもお忙しい。あまり時間はない。と、次々と直截なご下問が、河内守護にあった。
    「太宰府から招いたものたちは、汝の国になじんだか」
    「極上の鋳物砂は、じゅうぶんに確保できたか」
    「『金剛寺』の奥にある『白炭』もか」
    しばらくの後、みかどは満足されたのだろう。
    「長くかかったが、これで『造大内裏行事所』発足のめどはついた」と、安堵の息をつかれた。

  • 163二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 09:20:05

    本誌

    上杉も幼なじみ設定であることが確定したけどそうなると上杉兄弟と高兄弟も幼なじみと考えていいんだろうか
    尺の都合もあると思うけど重能兄上が躊躇なくモロちゃん暗殺計画したりモロちゃんも容赦なく暗殺してるのに別の味わいが生まれてしまう
    仲悪くなかった頃も得意分野の差で何となく尊氏・高兄弟と直義・上杉兄弟のグループで別れてそう

  • 164二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 18:58:02

    >>149

    直義総愛されっぽいステータスネタ レス


    直義攻略ゲーやりたい!

    兄上は行動の選択肢で郎党の期待に応える当主ムーブをすれば「さすが兄上!」

    ちゃんぽらんムーブをすれば「兄上には私がついていないとダメですね」とどちらを選んでも好感度アップしそう

    モロちゃんは足利の未来について共に語り合ったり直義好みの全金属製フィギュアをプレゼントするなどのイベントをこつこつこなしていけばいいのかな…

    部下の中だと原作で全く合わん宣言されてる岩松がモロちゃん並みに序盤難易度が高そう

    兄上は普通にしてればラブラブエンドを迎えやすくて初級者向けだけど、14歳の大雨の日の回想イベントである選択肢を選ぶと鬼くんに取り憑かれた鬼上ルートに突入して

    バッドエンドの確率がぐんと上がるから気をつけたいね

  • 165二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:50:13

    肌寒い季節になってきても半袖シャツで元気いっぱいに過ごしている直冬を見て
    「若い者は元気だな…」と感心する自分は襟付き長袖シャツにカーディガンとかベスト着用の養父直義
    たまに実家を訪れると「直義様!お久しぶりッス!」とタンクトップ姿のヤッスが元気に挨拶してきて
    いや…私が寒さに弱いだけか…?と訝しむ直義(直義は普通で周りが寒さに強いだけです)

  • 166二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:49:51

    TSHパロ
    主要人物:後醍醐帝・楠木正成
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#40~

    は。と、河内守護は、白砂にひれふす。
    「みかどご念願の、『例のもの』。わが任国での『生産』は順調にいっております」
    この生産量がつづけば、これまで不安定だった新政府にも、『信用』の裏付けをあたえることができる。前年の『徳政令』いらい、不景気に陥っていたみやこの経済も、大内裏造営という公共事業と、『例のもの』で、よみがえるであろう。と、みかどは、相好を崩された。
    そうではありますが。と、河内守護は、慎重にことばを選び、諫言する。
    「くれぐれも、源宰相(尊氏)どのだけは、敵におまわしあそばされませぬよう」
    「案ずるな。正成よ」
    そなたとならんで、源宰相も、朕のたいせつな臣ゆえな。と、みかどは、呵々とお笑いになる。
    公家だけでなく、武家もまた、この日の本の民。みかどの臣であるからだ。
    だが、みかどが北条氏を滅ぼされたのは、かれらへの恨みゆえではない。
    かれらが政権を握っていたのでは、みかどがのぞまれる政策の実現がかなわぬから、というだけにしかすぎない。
    ご無礼を。と、河内守護は頭をさげる。
    「権大納言(西園寺公宗)さまが、気になる動きをされておられます」
    そして、いつもの飄々(ひょうひょう)とした笑みを、若々しい顔にうかべる。
    「つきましては、源宰相どのを、少々、利用させていただくかたちになりますが、如何」
    にやにや。と、内心で悪い笑顔になった。このていどの『あそび』を仕掛けたところで、あの武蔵守護(尊氏)が、毛の一筋ほども傷つくともおもっていない。
    「源宰相は、朕の皇子すら退けた男である。汝の好きにするがよい」と、みかども苦笑された。

    ★元ネタは以下の通りです。ご参考までに。
    『建武2年5月25日条 25日、御講』
    (1)『鳳笙師傳相承』より「相承事 等持院殿(尊氏)、建武2年5月25日、禁裏御講所作、贈左大臣従一位 荒序 御相傳、此名字 本ニ御自筆也」
    (2)『続史愚抄』の建武2年5月25日条に、後醍醐天皇の前でも笙を披露しているという記載があるようです…。

  • 167二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 10:20:51

    尊直

    直義死後の兄上はどの創作物でもお労しいんだけど逆に兄上が先立ってしまったら直義はどうなってしまうんだろうと考えることがある
    兄上急死の報を受けて駆け付け、横たわる兄上を見て崩れ落ちる直義
    寝食も忘れ、ただ呆然と兄上の側についていることしか出来ない直義
    最愛の兄を失った弟の痛ましい姿に側近のモロちゃんヤッスも気の毒そうな目をして見守るばかりであった…
    子供の頃から兄上が寝坊するといつもそうしていたように、衾の上からぽんぽんと優しく身体を叩いて直義が語りかける
    「…駄目ですよ兄上、そろそろ起きて頂かねば…今日は参内の予定があったではありませんか。
    貴方の息子たちもまだ幼いというのに…残された義姉上はどうなるのです…
    貴方という支柱を失った幕府は、この日の本の国は……いや、そんなことはどうでもいい。
    直義はもう口うるさいことは申しません。田楽でも旅芸人でも、好きなだけ見ていいですから。
    だから兄上、どうかもう一度目を開けて…いつものように笑いかけて下さ……うっ…ううっ…」
    切々と訴えかける直義の目から清らかな涙がこぼれ落ち、兄上の頬に降り注いだ…
    その次の瞬間であった
    「うああああああ直義~~~~~!!!我がお前を置いていったりするものか直義~~~~~~!!!」
    「えっ。ええっ!?」
    「我とお前は一心同体!お前ももう口うるさいことは言わないというし、これからは毎日片時も離れず一緒に楽しいことをして暮らそうな!
    嬉しいぞ直義~~~~~!!!お前も我を愛しているのだな直義~~~~~~!!!!スリスリスリスリスリ♡!」
    兄上に涙の高速頬ずりをされている直義に向かって、気の毒そうな目をしたモロちゃんヤッスが「ドッキリ大成功!」の看板を掲げた
    「…申し訳ありません直義様。尊氏様が急に『我が死んでしまった時の直義の反応が見たい!』と仰って…
    近頃直義様がお忙しくて構って差し上げなかったからだとは思うのですが…」
    「あ…兄上ぇーーーーーーー!!!」
    その日兄上には特大の雷が落ちた
    でも大急ぎで支度をして予定通り参内させられた後は直義が構い倒してくれたので満足です

  • 168二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 16:54:25

    えげんちゃまの眉間のしわさすさす保守

  • 169二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:47:59

    冬直

    夜、寝所へ向かう途中の廊下で小袖姿の養父上を見かけて「おやすみなさい」と言ったら
    「あぁ直冬。今夜は冷えるから私の部屋で一緒に寝るか?」と優しく微笑まれて心臓が跳ねる直冬くん
    どぎまぎしながら返事を口ごもっていると養父上の陰からひょこっと顔を出した基氏くんに
    「それがいいです!あにうえともいっしょがいいです!」って言われて
    そういうことかーとほっとしたような残念なような気持ちになるけど結局3人川の字になって寝る幸せな夜

  • 170二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 08:23:30

    TSHパロ
    主要人物:楠木正成
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#41~

    みかどのお許しもえた。そうときまれば、善はいそげ。である。河内守護は、武蔵守護の執事に使いをたてた。『雑訴決断所』の同僚でもある執事とは、先日、顔なじみになっていた。しかし、執事個人のすぐれた武勇はみとめているものの、個人的なつきあいがあるわけではない。
    「秘曲を相伝された御祝に、わが妻の『水引餅』(すいいんべい。うどんの元祖)で、おもてなしいたしたく」

    『雑訴決断所』の仕事もそうそうに切り上げ、みかどから拝領した邸にもどることにする。その間もときは無駄にしない。みやこもきな臭くなってきた。いつ戦場になるかもしれぬ。もっとよい逃げ道は。と、通りの一筋一筋をうかがい、頭のなかでさぐっていた。
    昨日もこうしていたとき、ある品の良い、武家のこどもと出会ったのだ。息子とおなじ年ごろだが、まとう気品は、息子たちとはくらべものにもならぬ。妙に気になるこどもだった。

    「いま、帰ったぞ」と邸のなかに声をかける。同行している客人もおらず、由緒ただしい武家でもないため、だれも迎えにでてこないが、気にはしない。おなごたちは夕餉の用意にいそがしいのだろう。皆、出払っていた。それよりもさっさとこの武家装束を脱ぎたい。自室にもどり、単衣に袴というくつろいだかっこうになる。
    頭をつかったため、小腹がすいた。と、厨(くりや。台所)にむかう。

    厨の奥では、袖をくくった妻が、みごとな手つきで生地を手もみし、あっという間に麺をつくっていく。その手さばきには見とれるしかない。武蔵守護の執事も、麺づくりの達人だときくが、もちろんわが妻のほうが上だ。と、河内守護はおもっている。
    いとしくも恐ろしい妻は、よほど集中しているようだ。夫に見向きもしない。
    ちょうどよい。と、かまどのある場所にむかう。そこには、楠木家に仕える何人もの下女が忙しく立ち働いていた。千早赤坂城の籠城戦で、男もおよばぬ活躍をしたおなごたちばかりである。そんな彼女たちに、「若おくさま」とよばれ、指示をくだす、うつくしいものがいた。『侍所』で勤務している夫の飯もつくっているようだ。
    よほど耳がよいのか、声をかけなくても、こちらを振り返る。
    「大旦那さま」
    それは、武蔵守護から譲り受けた、もと歌い手の少年だった。いまではすっかり、弟の後妻におさまっている。

  • 171二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 18:08:24

    他作品ネタ

    某とんでもないスキルを持つ主人公が異世界を放浪しながらごはんを作って食べるアニメに出てきた新キャラが
    長髪で研究者肌の早口オタクエルフで憲顕の親戚かな??と思ってしまった
    直義が何かの弾みで異世界に行ったら現地で出会ったオタクエルフや魔獣使いエルフに憲顕や重能の面影を見出して懐いてしまう展開があるかもしれない
    その世界では耳の尖った彼らがエルフと呼ばれる種族であることを知って(もしかして憲顕たちもエルフだった…のか…?)と今更思う直義

  • 172二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 23:35:27

    >>170

    TSHパロ レス


    懐かしい楠木家の水引餅が登場して、これをいただきながらナチュラルにいちゃついていた兄弟を思い出します

    うどん作りは自分の方が上と自負するモロちゃんと奥方の方が上だと思っている楠木殿

    本当の所はどちらが上なのか…お互い達人の域ならもう食べる側の好みの問題かもしれませんね

    以前助けられた歌い手の少年も元気にやっているようで何よりです

    兄上の所にいた方が華やかな生活だったかもしれないけど、同時にあの頃は兄上の意向一つで捨てられる不安定な身分でもあったので

    楠木家で自分の居場所を得て大事にされていそうな今の生活は幸せなんじゃないかな

  • 173二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 07:18:40

    保守がてら史実。
    確かこのスレで得た知識だったと思うけど、直義の三条邸には白椿が沢山植えられてたんだよね。
    妹ならともかく実弟の家に白椿植えまくる兄上はどんな感情でその花チョイスしたんですか⁉
    白椿みたいに汚れなく美しいと思ってたんですか⁉

  • 174二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 08:17:34

    >>173

    「尊氏 直義 庭園」で検索すれば論文出てくるよ

    PDFダウンロードして読めるはず

    たくさん植えていたとは書いてなかったと思うけどいいよね白椿

    直義様の清廉なイメージにぴったり

  • 175二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 10:24:13

    花の咲き終わり方的に江戸時代だと「首が落ちる」と椿は武士の家にはご法度になるけどこの頃はそんなの無かったんだね
    直義邸の椿をお招きされた高僧が褒めた逸話とかあるんだよね
    確かに直義のイメージにはとても合う

  • 176二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 14:43:55

    惜しむべくは南朝軍の京都侵攻時に義詮に譲られた三条坊門殿が焼けてしまったのでもしかしたら庭の白椿もその時焼けてしまったかもしれないこと…
    弟を失って関東から京都に戻った時にそれを知った兄上の気持ちを想像してしまう
    確か今でもjyomyo-jiの直義のお墓への道の所に白椿?サザンカ?が1本あるのいいよね
    転生現パロでは直義の家の庭に白椿を植えまくる兄上と紫荊花を植えまくる基氏くんがいそう

  • 177二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:52:04

    >>172

    TSHパロ レスのレス


    「懐かしい楠木家の水引餅」と、「いちゃついていた兄弟」を思い出していただき、ありがとうございます。

    過去作『水引餅』ですね。このお話では楠木家の三男もでてきましたが、彼に負けず劣らず(?)、兄上も大きな赤ちゃんであることが判明したお話でした。

    そして奥方はうどん作りの達人ですから、楠木家では食事にうどんがよく出るみたいですね。うらやましい。ただ、うどんは食べる側の好みや舌によってけっこう左右されやすいです。

    楠木家のうどんは関西風らしく、昆布をぜいたくに使った淡白な味なのですが、直義の舌にはあわなかったようです。

    TSHパロを読んでくださっている方も、自分はモロちゃんと奥方とどちらのうどんがお好みなのか、好みがわかれるかもしれません。私は奥方のほうかな💦

    でも、直義はモロちゃんのほうだと思います。兄上はどちらでもいけるタイプかも?

    そして、久しぶりに登場した元歌い手の少年も、無事に正季くんをつかまえられたようです。幸せなのはまちがいないです。良かったですね!でもそんな少年に楠木公はなにか用があるみたいですが…?どうなるのでしょう。お楽しみに!

  • 178二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 23:59:26

    夜寝る前に自分用のベッドに敷かれた毛布を一生懸命ホリホリするポメ義
    でも理想の状態に整えたベッドにフワフワのしっぽをクルッと丸めて収まった瞬間、ベッドごとポメ上のお腹の下にしまわれてしまうのかわいそかわいいね

  • 179二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 09:44:51

    他作品ネタ

    直冬主人公の小説最近読み始めて追いついたけど
    この作品だと二人とも色々難しそうな性格なのにちゃんと親子っぽくなりつつあるのでにやにやしてしまった
    直義様なら一旦懐に入れたらそうなるよねえって納得とこの小説では基氏くんどうなってるのかこっちも是非出して欲しい気持ちでいっぱいです
    そしてここでも一番一筋縄じゃいかなさそうな人物像なのはやっぱり兄上なんだなって…

  • 180二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 11:01:33

    TSHパロ
    主要人物:楠木正成・元歌い手
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#42~

    ここまでくるのにも、いろいろあった。と、河内守護は、遠い目になる。
    美少女にみえる美少年に迫られ、子持ちやもめという気楽な身に、年貢をおさめた弟である。そこからが一波乱だった。
    ふだんはいい加減なくせに、この方面ではまじめな弟は、兄夫婦を媒酌人にして、祝言をあげる。と、少年をおしきったのだ。楠木家は河内国の土豪であり、由緒ただしい武家でもない。それでも、河原者(芸人)とでは、身分がつりあわない。みやこでも有数の人気を誇ったとはいえ、少年が、妾(わらわ)は内縁の関係で。と、遠慮するのも、当然といえば当然といえた。その出すぎることのない振舞いに、弟はよりひかれたようだ。
    おれは家を継ぐ身でもない。という弟に、うれし涙をこぼした少年は、「うれしゅうございます。だんなさま」と、人前にかかわらず飛びついた。
    まわりで見守っていた楠木家の郎党たちは、どっと笑う。よかったな。ご舎弟!と、祝福して、弟の肩をたたく。
    そこまでは大団円であり、まことにけっこうなことである。

    しかし、河内守護は、はじめて不安になった。だが、おのれが何か言うべきことでもない。まあ、なるようになれ。と思い、迎えた祝言の夜。
    宴もおわり、白い直垂の弟が、奥で待つ妻のもとにいってしばらくした後。
    うわあああ、と、弟の悲鳴があがった。そしてしばらくの沈黙のあと。弟の泣き声がする。妻となった少年に、おまえがたいへんなときに、おれはそばにいてやれなかった。おれはおまえを守ってやれなかった。と詫びているようだ。
    それに重なる、少年の沈黙。
    しばらくの後の、だれも妾(わらわ)に、そんなことを言ってくれなかった。と、泣きじゃくる声。そして、いまに至っている。

    河内守護は、目の前に並べられた強飯(こわいい・こわめし。蒸して作った、かためのご飯)のお握りを手に取った。少年は、「大おくさまに叱られますよ」とたしなめてくるが、それにはかまわずに、外へ。と、手招きした。
    縁側に座り、お握りを咀嚼しながら、河内守護は、「昨日、ここに来た武家の子のことだが」と、少年に尋ねる。
    「あれは、本人のいうとおり、諏訪の子かな」

  • 181二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 12:20:53

    >>173

    雪村友梅の宝覚真空禅師録だっけ?


    ◯三条殿白椿

    㚑根保壽託南華、花發金仙玉府家、素質宛粧氷雪面、不随紅艶作山茶、


    「…生まれながらの気質は氷雪のように清らかで、

    赤く艶やかな山茶花のように飾り立てたりはしない」

  • 182二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 21:04:18

    現パロ ショタもろただと記憶ありショタ兄上

    「なんど言えばわかるのだ師直!民の心をまとめるにはわたしの案だ!」
    「おれの案はかっこう良くてありがたみがあります!弟どのにおかれては、どうかしずかにわが命名をおみまもりください!」
    ある日直義とモロちゃんが言い争っているのを見かけて顔を曇らせた前世の記憶あり兄上
    前世のようなことになる前に、今度は我が止めなくては…!
    そう決意した兄上は「お、おまえたち~。何をはなしているのだ?けんかか?けんかはよくないぞ!」と割って入った
    「あっ、兄上!いま師直とひっさつ技のなまえを考えていたところなのです」
    「ひっさつ技?」
    「はい!ですがなかなか意見があわず…師直、おまえの考えるなまえはきんきらしすぎなのだ。
    あと、夏とか冬とか季節の漢字をやたらと入れたがるのもなんなのだ」
    「直義さまこそ、自分のおすきな故事成語を技のなまえにしようとするのはやめていただきたい。
    しかも元ネタのじんぶつは毒をのんで死んだ者だなんて、えんぎがわるいにも程があります」
    「まあまあ、二人ともおちつけ!ひっさつ技など、それぞれ自分の好きななまえをつければいいではないか。
    なあ師泰、おまえもそう思うだろう?」
    少し離れた所で一人遊んでいるヤッスにも兄上が声をかけると、
    「あ、それ、だめらしいッス。兄者たちが今かんがえてるの、れんけい技のなまえらしいんで」と軽い返事が返ってきた
    「れんけい技…?」
    「はい。わたしと師直が息をあわせて行う超強力なひっさつ技です」
    「今はまだ直義さまもおれもてのひらから小さな波動すら出せないのでれんしゅうに取りかかれませんが、
    ゆくゆくは師泰との三人技、尊氏さまをくわえた四人技もかいはつしていくしょぞんです」
    「我もやらされるのかぁ…(ふたりの言動から厨二病のめざめをかんじるが…まあ気が合ってるようだしいいとするか…)」

    この間の話で若たちが連携技をやってたから足利の幼馴染組も絶対そういうの練習した時期があると思うんだよね
    特にモロちゃんと直義は興味の方向性が全金属製とか男の子してるので技名の話し合いとかで楽しそうに意見をバチバチ戦わせてほしい

  • 183二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:12:31

    保守

  • 184二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 05:31:19

    本誌

    いろいろ驚いたけど、突然の現パロ兄上に息を飲んだ
    チャラっとしてるのはDJ尊氏に通じるけど、ヤカラっていうか893やん
    同じ世界線で政治家か高校教師やってる直義との対比がメロい

  • 185二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 08:20:38

    本誌


    同じく突然の現パロ兄上に動揺してしまった…裏の顔がある芸能人?893?この人が政治家(または教師)の弟と兄弟なんですか?
    ありがとうございます🙏

  • 186二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 08:50:05

    本誌


    読者に語りかけてくる兄上が人間では不可能な首真後ろ向きをしてるから、こうなってる間は中の神くん100%なのかな
    昔は(神力で復活したけど)楠木殿に首折られたりしたら戦闘不能になってたので
    神くんイメージの現パロ兄上は弟の前では二面性を隠してるタイプなんです…?その上着脱いだら背中に人面瘡出てない?大丈夫?
    本来の兄上はモロちゃん回想でショ直義も言ってた優しい兄上だと思うんだけど現代でも取り憑かれちゃった世界線ならこういうパターンもあるんだろうか
    若の見せ場で次号へ!って感じだけど兄上にも頑張ってほしい気持ちがあって複雑…!

  • 187二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 15:45:06

    本誌

    突然のメタネタに頭が追いつかなくて読み返してみたけど現パロ兄上どう見てもカタギじゃなくて目が行くんですが…
    これ清廉潔癖な政治家直義との2ショットで893との黒いつながりとか報道されちゃうやつでしょ…
    尚兄弟水入らずのシーンとしてすぐ沈静化するし兄上はちゃんと記者に謝罪訂正兼兄弟仲良しエピソードの記事も書かせるので問題はない模様

  • 188二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 19:08:31

    保守を兼ねて大ヒット中アニメ映画ネタの妄言を吐くんだけど

    >>81の直義様って死ぬほど可愛い上目遣いじゃない?

    何がしか法に触れるぐらいじゃない?(愛りすあうと)

  • 189二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 21:57:50

    悪神な兄上に比べたら、恵源様は今思うとまだ全然可愛かったね

  • 190二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:35:50

    >>189

    今見ると貴重なグレ時代の悪い顔

    でもグレてる時ですら無駄遣いや拾い食いを反省してた直義にはやっぱりグレる才能が足りなかったんだろうな

    政治が思うようにいかなくて悩む姿や支えてくれた部下を切り捨てられない情

    自分を殺そうとする兄上を最期の瞬間まで大好きだったところも含めて、振り返ってみればどこまでも人間な直義だった

    甘さはあると思うしそれが弱みになって本人の破滅を招いた部分もあると思うけど、直義のそういう人間臭いところ好き

  • 191二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:43:59

    あっ……すみません
    190を踏んだけどIPが短期間で変わる時があるので管理の事を考えるとスレ立てが難しいです
    できれば他の方お願いします…!

  • 192二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:25:45

    とりいそぎ保守させていただきます。今スレ立てできなくてすみません…!

  • 193二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 15:28:52

    ほしゅ

  • 194二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:25:45
  • 195二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:54:19

    スレ立てありがとうです

  • 196二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:00:36

    乙です梅

  • 197二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:26:09

    うめうめ

  • 198二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:28:45

    梅義

  • 199二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:35:06

    松義

  • 200二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:46:55

    論義

オススメ

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