自分の中で考えた世界観設定を自由に吐き出していく

  • 1二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:50:25

    これは自分の中で構想している物語の世界設定のようなものですが、
    プライベートの事情で書けるか分からない+設定考えた時点で誰かに見てもらいたいという欲から、それを細々説明していこうというスレを立てました。

    質問や提案などがあれば是非。

  • 2二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:54:50

    舞台は日本?異世界?

  • 3二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 21:56:00

    >>2

    「自分の中で」だから舞台は限定しないと思う

  • 4122/04/24(日) 21:56:18

    いきなりなんじゃこれ?という絵ですが、
    まずはワールドマップ。

    南北の大陸に挟まれた海域で、海上の戦いに夢と命を賭けるファンタジー戦記・・・というコンセプトです。

    この物語には主に三つの勢力がいて、南の大陸と同盟関係にあるA水軍、北の大陸を支配する帝国、そして海の上を船で渡りながら生きる海の民です。

    メイン主人公は海の民になるので、それについて詳しく説明します。

  • 5122/04/24(日) 22:08:35

    【海の民とは?】

    海の民の起源は、遥か西方より渡来してきた開拓民です。
    彼らの多くは南の大陸に上陸して文明を築いていきますが、分派して北を目指す者達がいました。

    彼らは航海の末、巨大な前史文明の遺跡に辿り着きます。そこには北に通ずる航路図、羅針盤、そしてより高度な船の設計図と標本がありました。

    自分達の技術水準で可能な物のみ再現した開拓民は、それらを用いて地図に記された島に上陸。船の出入りや整備、補給に適した島を拠点に、四方へと探索の手を伸ばしていきます。

  • 6二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:11:43

    ゲームにしたら面白そうやな

  • 7122/04/24(日) 22:15:37

    【海竜との遭遇】

    航海の最中、彼らは"海竜"と呼ばれる生物と遭遇します。
    海竜は人間のほぼ倍の体躯を持ち、武器や火でも容易く貫けず、波や水圧にも耐える頑強な肉体を誇ります。

    普段は海の奥深くに寝ぐらを持ち、魚や海藻を食べて生きていますが、縄張りに侵入した存在には容赦せず、縄張りの遠くまで出るか、全滅するまで執拗に攻撃を加えます。

    誤って縄張りに立ち入った開拓民が多く犠牲となりましたが、次第に家畜として飼い慣らす術を編み出してゆき、やがて強大な"海竜軍団"が組織されることとなります

    (イメージ図)

  • 8122/04/24(日) 22:26:21

    【勢力分布】

    その後、海の民は内外において融和と対立を繰り返し、三つの大きな勢力に整理されていきました。

    つまり、海の民の勢力圏東部を領有し、A水軍と境を接する東族。

    勢力圏西部を有し、大陸南西部および南の大陸に通ずる西族。

    そして、遺跡と開拓拠点の島、海の民にとって聖地と言える地を管理する宗族です。

  • 9122/04/24(日) 22:32:55

    東族と西族は数千隻単位の水軍を擁し、帝国の侵攻など、外敵の侵入があった際は協力してこれに当たる取り決めがなされています。

    しかし、東族と西族はそもそも海の民内部における大規模な勢力争いによって分化したもので、今でも蟠りが残っています。実質的には家臣の位置に置かれ、軍事力、経済力でも僅かに水をあけられている現状を、苦々しく思う西族の者も多いです。

    この間を取り持っているのが宗族です。

  • 10二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 22:35:21

    海の民で思い出したんだが世界史で海の民とかいう文明を滅ぼしたクソ強い謎の集団がいたな…

    もしかして1の世界から飛び出してきた説

  • 11122/04/24(日) 22:40:40

    宗族は祭祀を司る一族であると同時に、東西の調停役でもあります。
    いずれか片方に肩入れしてはいけない、攻め入ってはいけない、一族の歴史を伝えていかなくてはいけない・・・等の戒律を守ることが義務づけられています。

    開拓拠点の島を本拠としており、この島の周辺では決して戦を起こしてはならず、またどちらの船も上陸を許されます。この原則はいつどのような場合でも適用され、海の民全体が破滅しないための、最後の安全地帯なのです。

    宗族の下部組織として、報酬さえ受け取れば東西どちらの船も整備、修理する職人集団がいます。
    彼らは定期的に海に出て修理を望む者を待ちますが、それは同時に、東西に不穏な動きがないか探るためでもあります。

  • 12122/04/24(日) 23:20:56

    【周辺勢力】

    海の民を取り巻く周辺勢力について、軽く説明します。

    A水軍は、南の大陸と同盟を結ぶ独立勢力です。
    南と北の大陸を結ぶ交易路、通称"黄金航路"を抱え込む地勢となっており、船の往来を警固することが主要事業である他、独自に南北との貿易を行なっています。

    右下に見える島群は、遥か昔に沈んだ都市の遺跡で、海の民の起源となった遺跡と同年代のものであるとされています。

  • 13二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 10:57:46

    >>7

    家畜として飼いならす術ってなんなの?

  • 14二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 15:07:48

    >>13

    明確に固まってはないけどアイデアはあります。

    海の民の習俗の所で海竜について言及する所があるので、そこで記述します。


    北の大陸を支配する帝国は、北から陸伝いにやってきた民族によって建国された巨大な国家です。

    黄金航路だけでなく、西にも巨大な交易の道があり、様々な国の富や文化が集っています。


    しかし近年は政権が不安定となって各地で反乱が相次いでおり、国としては斜陽となりつつあります。その中で、入江に面する反乱勢力は、北に向かった海の民の末裔を擁しており、そのツテで海の民から様々な援助を受けて力を蓄えています。

  • 15122/04/25(月) 20:10:10

    【海の民の生活】

    海の民は、東西共通の聖地である開拓拠点の島を除き、根拠地を持ちません。
    航海と停泊を繰り返す生活様式を持ち、このことから彼らは"海遊民"とも呼ばれます。

    季節ごとに決まった停泊地点を巡り、そこで漁業や製塩、そして海竜狩りを行って生計を立てます。

  • 16122/04/25(月) 20:17:27

    上の画像は東西の海の民のおおまかな行程を示したものです。(分かりやすさ重視で太陽暦を使ってます)

    一年の始まりを祝う儀式を島で行い、北上してくる魚群を迎えるかのように南の停泊地へ向かいます。そこまでは東西共通です。

    東の民はその後北西方面に向かい、黄金航路を行き来する交易船を襲ったり、通行料として銭や荷物を取り立てます。

    族長を中心として、船団全体で移動を行う東と反対に、西の民はまず北と南の二方向に分かれ、北の船団は帝国西部の交易路を襲います。
    南の船団はさらに、勢力圏で唯一果実を栽培できる島で世話をする船団、南の大陸にまで出稼ぎに向かう船団に分かれます。特に後者は、数年単位で勢力圏外に出ることもあります。

  • 17122/04/25(月) 22:37:20

    海の民の社会は「族長─氏─大家─家」という階層構造で成り立っています

    一世帯は1〜5隻ほどの小舟で成り立っていますが、数世帯を束ね、大型舟を持つ最小単位が"家"、家を複数従えるのが"大家(たいか)"、大家を傘下に加えるのが"氏"となっています。
    氏は東族に五つ、西族に四つ存在し、一族の運営に参画します。

    各階層で権威を保つために何より重要視されるのが、生活の基盤となる舟の整備、修理をどれだけ充実して行えるかの財力、人脈です。
    例えばある世帯が舟をある家に修理してもらった場合、その世帯は家の一員として生きることを意味します。

    世帯はどの家に従うべきかを常に見定め、付いては離れることを繰り返します。それはより上の階層においても珍しくなく、同じ一族内であれば指弾されることではありません。

  • 18122/04/25(月) 23:01:10

    独特の立ち位置に在るのが宗族です。東西海の民の間を取り持つという役目上、彼らは何れの一族にも嫁いだり、婿入りすることが厳しく禁じられています。「宗族の後ろ盾を得た」という事実を作らないためです。

    逆に、東西の一族から輿入れ、婿入りすることは許されますが、その場合は一族から永久的に離脱し、相続権なども完全に放棄することが求められます。家族であった者達との交流にも監視の目がつきます。
    この掟を利用し、内紛の種になりかねないなどの理由で危険な人間を宗族入りさせて、一族の安定を図ることも行われています。

    また、東西および宗族いずれにも属することなく独立を保ち続け、時には一族の境を越えて交易や傭兵業を行う船団も存在します。

  • 19二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 23:53:13

    食料や飲み水はどうしてんの?

  • 20122/04/26(火) 08:14:57

    食生活は基本的に、勢力圏内で採れる魚、貝、エビ、イカにタコ、海藻といった海産物に、各地の島に自生している草が食卓に並びます。
    草については香辛料にもなります。

    米、麦、肉、野菜といった食材は基本的に他国の港や舟から奪い取るか、あるいは交易によって手にします。氏の有する大舟の中には、栽培区画を備えた物もあります。
    複雑な調理器具や調理法については、他国からの移民(後述)から学び、可能な限り再現します。

    飲水については、遺跡に残っていた情報を元に、砂利や小石を用いた濾過装置を作成、海水を真水に変えていました。
    やがて、海竜のヒレを加工すると逆浸透膜となることが分かったため、それを用いた浄水器が普及し始めました。

  • 21二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 18:44:58

    海底火山はある?

  • 22二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:55:34

    >>21

    面白そうですね!

    海竜の生息域は海底火山を中心に広がっていることにしましょう。



    自給自足や沿岸、異国船からの略奪が生活の基盤となっている海の民ですが、交易も行います。

    北の大陸の反乱勢力を始め、南の大陸、さらに黄金航路を征く舟と交易を行い、襲撃対象から外すこともあります。

    海産物、塩、魚油、そして舟が主な輸出品です。


    さらに魚油と果汁、海竜の唾液などを混ぜ合わせて作る防火剤(海の民の舟にも塗られている)や、海竜が浮上や沈降のため飲み込んでいる石(海底深くのもので希少)も売り出されます。


    交易を経て、海の民は米や麦、肉、野菜、高度な工芸品、そして働き手としての人間を手にします。

  • 23二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 20:19:01

    地殻変動で沈んでしまった太古の都とか、逆に陸になってしまってテンプレートなドラゴンになった海竜とかいそう

  • 24122/04/26(火) 20:21:57

    海の民の勢力圏で暮らす、南北大陸の人々もいます。

    大陸で身寄りを失ったり、あるいは勢力争いに負けて逃げ場所が無くなったような人間は、ある者は商品として売られ、またある者は自らの意思で海の民に身を投じます。

    海の民からは基本的に下に見られていますが、豊富な知識や戦での強さによって重きをなしたり、氏や大家の血族に迎え入れられる者もいます。
    特に、陸の交易路を襲う西の一族は、大陸人で構成された戦闘、諜報部隊を擁しています。

    さらに、大陸から疎外されているため柵がないことから、宗族の夫や妻になった例もあります。

  • 25122/04/26(火) 23:33:23

    海の民にとって最も重要な行事の一つとされているのが、"海竜狩り"です。
    海竜は十数匹〜数十匹の群れが一匹の長に従う生態を持っており、長を服従させて群れ全体を船団に加え入れることが海竜狩りの目的です。

    それだけでなく、海竜狩りは操船技術の錬磨、兵の調練、信頼関係の醸成、環境調査、そして一人前として認められるための儀式を兼ね備えた、海の民の根幹の一つとも呼べるものとなっています。

    段階は以下の通り・・・
    ①先鋒の舟が海竜の生息圏に接近を繰り返して群れを挑発する。
    ②群れが飛び出してきたら、そのまま生息圏から遠ざけ、後続の船で囲んでいく。
    ③周りの海竜を引き離しつつ、群れの長を制圧する。

  • 26122/04/27(水) 08:23:55

    操船技術、風や潮目といった天候の読み、海竜を制圧する戦闘能力はもちろん大事ですが、
    肝要なのは海竜の動向を見抜く洞察力です。

    海竜は知能が高く、社会性の強い生物です。
    ①の段階で警戒して生息圏から出なかったり、逆に舟を引き摺り込んで囲んだり、他の群れに助勢を頼むこともあります。
    ごく稀にですが、群れの長が制圧されても、他の個体を新たな長として反撃してくる事例も確認されています。

    命を喪う者も多く出る困難な海竜狩りですが、有力な群れを傘下に収めることができれば、他の群れを服従させやすくなる利点もあります。

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