- 1二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 19:19:48
- 2二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 19:57:34
オグリ、やっぱりアンタは大したヤツや。
ここからはもう関係無いで。
スピードとか、スタミナとか、パワーとか、根性とか、賢さとか。
ウチも上手くは言えへんけどな。
例えば、これまで我慢してきた量、味わってきた哀しみ、ウマ娘としての全部。
そんなもんや。
これからそれを、根こそぎ比べあう。
うれしいな。
アンタだってそうやろ?
やっぱり。
ほな、いくで――
( '88有マ記念、最終直線より) - 3二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:31:38
- 4二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 20:50:17
おお。それっぽい
特にマックちゃんの心理描写、持ち帰りたいくらい好き
時の王者はこうでないといけない - 5二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:20:59
『して、クラシック登録はどうした?』
――していない。オグリキャップが答えた。
『それで私に、どうしろと』
『貴方の力で、私をダービーに出して欲しい』
ピュアな願いだ。だから強い。
ルドルフは嗤った。
『クラシックレースは、厳格な規則に則って行われる。例外は、許されない』
――しかし、いきなりダービーとは。
最高峰、のレースであった。
数多のウマ娘が、一生に一度。
目指し。
目指し。
破れ。
破れ。
ただ一人の頂点を決める。そんなレースに勝つというのだ。眼の前のウマ娘は。
『中央を、無礼(なめ)るなよ』
ルドルフは言った。務めて保っていた穏やかな態度は消えていた。
ベルノライトは、床にへたり込んだ。膝が、ガクガクと笑っていた。
息をすることさえ、忘れてしまいそうであった。
威。
厳。
冷。
徹。
峻。
烈。
それが中央の猛者、7000人を統べる皇帝の姿であった。 - 6二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:24:48
夢枕獏なつかしいな。このやりとりで、源博雅と安倍晴明の掛け合い思い出した。
- 7二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 21:39:30