あにまん民協力の元MF文庫新人賞一次予選を突破したい!三冊目!

  • 1◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:19:10
  • 2◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:22:41

    とりあえずプロットができたので10まで埋めついでに書いていくね
    面白うとか変えた方が良いところあったら助言くれると助かる

  • 3◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:31:19

    プロローグ

    地球から転生した異世界『惑星フミーヌ』に転生した詩島 灯靄(しじま ともや)。
    彼女は詩島侯爵家の三女である。
    灯靄は両親の視察の付き添いで、『|異空《ヴァーチャルスペース》』と呼ばれる地球でいう所のVR空間のような場所にやってきた。
    そこで灯靄は超古代文明『エクシア』を完全再現した『|異空《ヴァーチャルスペース》』を見、感動する。
    灯靄は己もこのような『|異空《ヴァーチャルスペース》』を作れるようになりたい、作りたいと思った。
    しかし母親は侯爵家の三女である灯靄にそれを許さない。
    灯靄の夢はその立場のせいで叶うことはなかった。

  • 4◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:37:19

    第一章

    所変わってここは『ディミドノーツ魔法芸術学園』。魔法を使った芸術活動について学ぶ専門校である。
    『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の大家、『チャオ子爵家』の長女にして次期当主、リ・チャオは今日も学園で友人達と共に『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』を学んでいた。
    ホームルームで教師より1学年の最終試験の詳細が告げられる。
    課題は三級『|魔球儀《アステリズム》』を用いた『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』。
    1学年全員がそれを行い、学園祭のように外部から人を招いて生徒たちの作成した『|異空《ヴァーチャルスペース》』を評価してもらう。
    自分の『|異空《ヴァーチャルスペース》』を訪れた人数+訪れた人がその『|異空《ヴァーチャルスペース》』に付けたポイントで1学年時の成績が決まる。
    専門校ならではのシビアな試験である。

  • 5◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:39:58

    リ・チャオは思い出す。
    自分が『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』に本気で向き合うようになった切欠を。
    六歳の時の社交界で『ただ家を継ぐためだけに学んでいる』と灯靄に指摘され、自分が『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』をサボっていると、『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』に真摯ではないと気付いた。(回想で灯靄とチャオの出会いを入れる)
    だからこそ、この試験はトップで通過する。
    そんな覚悟をチャオは持っていた。

  • 6◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:41:49

    第二章

    一方、灯靄はこの国の王に呼ばれ王宮を訪れていた。
    灯靄は王と一対一で話をしている。王は聞いた『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』の育成状況はどうだと。灯靄は答える『芳しくない』と。
    王は溜息を吐き、『早くしないと間に合わなくなるかもしれない』と言った。

  • 7◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:47:18

    そして、チャオは詩島家を訪れていた。
    灯靄とチャオは出会った社交界から親友である。
    1学年の最終試験は『|異空《ヴァーチャルスペース》』を作るための三級『|魔球儀《アステリズム》』調達から実際に『|異空《ヴァーチャルスペース》』を作るまで全て自分でやらなければならない。だが他者に協力を求めること自体は禁止されていない。
    詩島侯爵家ならば十分に頼りになるはずだ。
    詩島家の中に通され、次期当主として書類に目を通している灯靄と話をする。
    詩島家が協力するメリットを説き、チャオは灯靄からの支援を確約された。

  • 8◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:50:31

    その後チャオは『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の材料を集めるために様々な場所を訪れ、交渉し、必要なモノを購入していく。詩島家の支援を得たチャオは質の良い材料を買うことができた。

    その一方、チャオと同級生の『オルランド公爵家』一人息子、リック・オルランドは同学年の優秀な人たちの『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』を妨害するために動いていた。公爵家の権力を利用した妨害行為である。妨害は禁止されていないし、禁止されていたとしても権力で黙らせればいいとリックは考えていた。

  • 9◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:53:37

    『ディミドノーツ魔法芸術学園』の学園長と教師が話をしている。
    『では、学園長はリックの妨害行為を見逃せと?』
    『そもそも妨害行為の何が悪いのか儂には分からんな。クリエイターが自分の作品を売るために全力を尽くす。それは当然のことではないかね? あの程度の妨害で潰れるような『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』なら学園を卒業したとしてもその道で食っていくことなどできまい。であればここで引導を渡すのがこの学園の優しさだよ』

  • 10二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 23:56:33

    学園長の方針がそれって事は禁止されてない(明文でされてないだけ)じゃなくて禁止されてない(ガチ)か
    リック君のキャラが面白くなって来そうだな

  • 11◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:57:14

    第三章

    チャオは困っていた。詩島家以外の場所で頼んでいた『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の材料が納品されないのだ。そしてそれはチャオ以外の成績優秀者もそうらしかった。
    そこに灯靄から連絡が入る。『リックがあなたたちの妨害に動いている』と。
    詩島侯爵家を頼ることで他の材料を手に入れることはできるが、この程度の困難で灯靄を頼るなんてただ利用しているだけ、『友人』とは言えないと思い、チャオはこの自体を自分で解決することを考える。

  • 12◆9G12fmecqU22/04/24(日) 23:59:58

    これは時間との戦いだ。
    幸いにもチャオの家は『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の大家、『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の材料は転がっている。
    父親と交渉を行い『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』を材料をもらえないかと話をするが、断られる。
    『それらの材料はこの先チャオ家が納品する『|魔球儀《アステリズム》』の材料である。お前の学校課題の材料に使っていいものではない』

  • 13◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:06:29

    万策に尽きたと思われる現状、チャオは打開策を考える。
    市場に流通する『|魔球儀《アステリズム》』を購入する? 駄目だ、高すぎる。
    先輩達から『|魔球儀《アステリズム》』を貸してもらう? 駄目だ、きっとリックの妨害が及んでいる。
    一日思考を続け、チャオは解決策を思いつく。
    ようするに、リックの妨害をどうにかすればいいのだ。
    灯靄に連絡を取り、三大公爵家が一つ、『ミストール公爵家』に繋いでもらう。
    敵対する公爵家同士、この妨害行為をプロパガンダとして利用すれば『オルランド公爵家』の信用を落とすことができる。そしてそれは『ミストール公爵家』の躍進に繋がるはず。
    そう説き、チャオは『ミストール公爵家』の約束を取り付けた。

  • 14◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:08:15

    『ミストール公爵家』の干渉によりリックは妨害を止めざるを得なくなる。
    ようやくチャオの元に『|異空制作《ヴァーチャルスペース・クリエイト》』の材料が届いた。後は、時間との勝負である。

  • 15二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:10:55

    ヒロインの方は更なるダーティファイト(”学園の中”を超えた被害を叩きこむ番外戦)で勝利すると
    「それが学園長の考える”許される限度”を超えてたらどうすんだ!?学園長を敵にまわすんだぞ!?」案件を全ツッパ出来る本気度の差って感じでいいじゃない

  • 16◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:13:26

    Interlude(間章)

    灯靄は遠距離連絡用の『|魔道具《マジック・アイテム》』、『|魔電話《マジックフォン》』で『ミストール公爵家』の次期当主、サイガー・J・ミストールと話をしていた。
    『リックを止めてくれて助かったよ』
    『なに、お安い御用さ。秘密裏に王からも頼まれていたしね。『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』の育成を止めるわけにはいかない。……僕は、君と王の間にある密約は知らないけどね』
    『くすっ、一つ言えるのは、後十数年以内に超神域級の『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』が生まれないと、私達はみーんな死んじゃうってことかな』

  • 17◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:16:59

    第四章

    そしてついに『ディミドノーツ魔法芸術学園』1学年最終試験が始まった。
    リックの妨害で『|異空《ヴァーチャルスペース》』を学園のローカルネットワークに上げず試験に参加できなかった人間が7割。

    初手、まずリックが先手を取った。リックの『|異空《ヴァーチャルスペース》』に大量のアクセスが発生する。
    学園長が感心したように言う。『公爵家のコネを使い招けるだけの人間を招く。当然そうなるじゃろうな』。
    試験開始30分でリックの得点は既に150に達していた。

  • 18二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:17:49

    異空はどうしても必要、しかし学園長は「商売上の職業としての異空製作者」を育てる観点で動いている…最も知っておくべき立場であろう学園長にすらも知らせられない秘密なのか学園長が世界の滅びよりも生徒を選ぶ職業教育ガチ勢なのか

  • 19◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:19:02

    チャオの同級生である櫻は焦っていた。
    公爵家のコネを使った得点の荒稼ぎ、それに対抗する手段は思いつかない。

    一方でチャオは落ち着いていた。これは予想できていた展開。そして、ここから先が灯靄の、詩島家の協力を得たことだ。

  • 20◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:21:40

    試験開始より90分、リックは違和感を覚える。
    『あ? なんでチャオの奴の得点がこんなに伸びてるんだよ?』
    コネを利用して呼んだサクラは全員リックの『|異空《ヴァーチャルスペース》』に得点を入れた。これ以上リックの『|異空《ヴァーチャルスペース》』の得点が伸びることはない。
    一方で今、チャオの『|異空《ヴァーチャルスペース》』の得点が急激に伸びていた。
    なぜだ?
    疑問に思ったリックはチャオの『|異空《ヴァーチャルスペース》』を訪ねた。
    そこでリックは驚愕の光景を見る。

  • 21◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:25:07

    『なっ⁉ 俺が呼んだサクラが、チャオの『|異空《ヴァーチャルスペース》』を訪れてる、だと?』
    得点を入れる『|異空《ヴァーチャルスペース》』の数に制限はない。
    それこそがチャオが灯靄に頼んだことだった。
    『私の『|異空《ヴァーチャルスペース》』を宣伝してほしいの。マーケティング、あなたは得意でしょう? 同級生たちに伝わらないように、私の『|異空《ヴァーチャルスペース》』に興味を惹かれるように。訪れさえすればみんな得点を入れてくる。その自負があるわ』
    『いいよ。どんないい商品でもまず知られなければ売れない。チャオはよく商売を分かってるよね』

  • 22◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:28:23

    試験は終了した。
    リックの得点は197。その全てがサクラがいれた得点だ。
    チャオの得点は206。リックが呼んだサクラの2/3と、一般客がいれた得点だ。
    『どうだいリック? 私の親友はすごいだろう?』
    『っ、灯靄! そうか、テメェが……。ちっ、次は俺が勝つ。俺は、『オルランド公爵家』の次期当主だ。次はこの程度の陰謀、見破って潰してやるよ。……『オルランド家』は『王の懐刀』だからな』
    『あなたのその勝利に貪欲な姿勢、私は嫌いじゃないわよ?』
    『言ってろ、クソが』

  • 23◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:30:39

    第五章

    試験はチャオが一位になって終わった。
    灯靄とチャオが話をしている。検討をたたえ合い、灯靄はチャオに更なる健闘を促した。
    『あなたがいつか、超神域級の『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』に至ることを願っているわ』
    『うん! いつか、絶対に!』

  • 24二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:31:20

    リック君可哀そう可愛いな…
    『王の懐刀』自称してるのに灯靄は王とサシで話してる「超神域級の異空制作者の必要性」の件知らないんだ…

  • 25◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:34:47

    そして、『オルランド公爵家』のリックはひとりで歩いて学園の寮に帰ろうとしていた。
    そこに試験を見学しに来ていた『ミストール公爵家』のサイガー・J・ミストールが話しかける。
    『敗北の気分はどうだい?』
    『ちっ、最悪だよ。テメェも裏にいたのか?』
    『いや、僕は君の妨害を止めただけだよ。なぁリック、君、どうして手加減したんだ』
    『………………』
    『公爵家の権力を使えばそれこそ『不幸な事故』だって起こせたはずだよね?』
    『俺は、次の『王の懐刀』だ。国民を護るのが役目だ。殺すことはしねぇよ。……才能が無いやつが『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』に憧れたって不幸になるだけだろうが。俺はそんなやつ、クソほどみてきたぜ』
    『素直じゃないねぇ……全く』

  • 26◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:38:14

    エピローグ

    灯靄が王に報告をしている。
    『と、いうわけで第1候補のリ・チャオの育成は順調です。『崩壊』前に超神域級の『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』に至る可能性は低くはないでしょう』
    『そうか、……ご苦労だった。必要な支援はしよう。引き続き頼む』
    王が、灯靄に頭を下げる。
    『こんなこと、世界の真実に辿り着いた君にしか頼めない。この世界の住人はそもそも『外』の概念を理解できん。……転生者である、君にか』
    『分かっています、王よ。私もこの世界は好きです。『崩壊』なんんてさせませんよ。絶対に』

  • 27二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:39:03

    ふーむ
    わりと率直に面白いなこれ

  • 28二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:41:22

    味方の頑張りは見ていて好感が持てるし
    敵役もただの嫌なやつじゃない
    ひとりひとりちゃんとキャラが立ってるね
    いいんじゃないかな

  • 29二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 00:42:09

    面白いよね。ただこれ主人公チャオちゃんの方じゃない?奮闘!妨害!突破!の青春学園クリエイター物語の裏で主人公の親友が世界の話をしている奴じゃない?

  • 30◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:44:02

    王との話を終えた灯靄が王城を出て呟く。
    『|外界転移《アウトサイド・テレポート》』。
    一瞬で、灯靄は外に『|転移《テレポート》』した。
    世界を見下し、灯靄は呟く。
    世界の『外側』で。
    『さて、『崩壊』まで後十数年。どうにかしないとね』
    『この世界、|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》を護るために』
    特異超神域級『|魔球儀《アステリズム》』、『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』。
    それが、この異世界の本当の名前。
    灯靄の住む場所は、五千年前の抹消大戦で汚染された大地から人類を護るために作られた『|魔球儀《アステリズム》』の中で、
    その『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』は後十数年で耐用年数を迎え、自己崩壊を起こす。
    それを防ぐためには『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』を修復できる『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』が必要だ。
    『早く辿り着いてよ、チャオ。この世界を救えるのは、きっとあなただけなんだから』

  • 31◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:47:57

    伏線:

    ①なぜ主人公日本系名、ヒロイン中国系名、友人イタリア系名なのか?
    →五千年前の抹消大戦で世界は既に崩壊しており、生き残った人類全てを『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』にぶちこんだので種族、名前が入り混じっている。

    ②なぜ王は主人公にだけ世界崩壊を伝えたのか?
    →この世界の住人は『外』の概念を理解できない。主人公は転生者のため、理解できる。

    ③『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』の専門校があるのはなぜ? どうしてここまでシビアなの?
    →いずれ世界を修復する存在に辿り着いてもらうため。妨害程度の些事で諦める奴に世界修復は任せられない。

  • 32◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:48:54

    プロットどうよ?
    感想、指摘、評価がほしい。

  • 33◆9G12fmecqU22/04/25(月) 00:59:29

    ゴリラにも聞いてみるか……

  • 34二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:05:38

    正直ここまでうまくまとめてくるとは思わなかった

    それぞれのキャラの考え方も行動も説得力あるし、異界比べもこの作品独自の戦い要素で読者の興味を引けると思う

    世界の真実も意外性があって悪くない


    強いて気になるところをあげるなら、専門用語が連続してること(これはスレ主も危惧してるっぽい?)と

    世界の真実が読者に明らかにされるのが早すぎるように感じること

    >>30の情報は隠しておいて、しばらくの間は「王様が何か隠してる……異界制作者を積極的に育てて、この人はなにを企んでるんだ?」って読者に思わせた方がいいかも

    心の中が読めない、いい人か悪人かわからないポジションに置いておけば、読者の考察対象にできるかもしれんよ?

    でも、それを考えると、そのいい人か悪い人かわからないポジションに、王様と結託してる主人公も入っちゃうんだよなー……

    王様が主人公を転生者と知って、仲間として引き入れるために世界の真実を教える……みたいなイベントも、どこかで用意したほうがいいかも

  • 35◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:07:55

    >>34

    続くことが前提のラノベなら最後の情報は俺も隠す

    だけどこれ応募作なんだよ、一巻完結が大前提

    情報を隠して続きを気にならせる手法は評価対象外なのです……

  • 36二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:24:23

    あー、そやな……なろうで連載するとかそういうスタイルじゃないんだった
    ちなみにこのプロット部分だと、応募作の何割ぐらい想定してる?
    こちらの印象だとゼロ魔(わかるかどうかわからんけど)に例えると、ギーシュ戦が終わったぐらいかなって思ったけども(いわゆる主人公の力を見せるためのチュートリアルバトル)
    読者に対してこの世界の真実を見せていくなら、一巻終了時点で解決させることも考えにいれる必要ある
    それが分量的に困難なようなら、いっそ世界の真実については完全にないものとして、別のもう少し身近な大問題を用意して、それをクリアさせて大団円……にした方がいいと思う

  • 37◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:26:11

    仮に受賞→出版の流れまで行きつくとしよう

    このプロット、俺の考えてる全体プロットの5%に満たない

  • 38二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:29:59

    大丈夫?
    二百何十ページにおさまる?

  • 39二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:31:14

    世界の真実について匂わせるタイミングが重要やなぁ

  • 40◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:31:43

    それが最大の問題なんだよなぁ!
    たぶん収まらない。第一稿書き上げたら削る作業に入らないといけないと思う。
    あと、MF特有のおいろけシーンをどうにか入れないといけないと思って苦戦してます……

  • 41◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:33:04

    >>39

    ところどころで王と灯靄の会話を入れるのと

    灯靄の発言や思考でこの世界の違和を示していこうと思ってる

  • 42◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:34:00

    僕たちのリメイク+クロックワーク・プラネット+鋼殻のレギオス+伝説の勇者の伝説 って感じだなこれ

  • 43二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:37:51

    王様そうとう重要なポジションだから、かなり早い段階で出てきてないとまずいぞこりゃ

    ……いっそ主人公たちと同年代にして、仲間ポジションのひとりにするか……?
    男王じゃなく若き女王にして、高級貴族子女の主人公はその遊び相手として任命されてた、とかなら、自然に交流できるし、趣味の話から異界制作の話題もできるかも

  • 44◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:39:50

    >>43

    貴族だから王を若い年代にするのはありだな

    前王は他の『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』にいる転生者によって殺されたことにすればいいか

  • 45◆9G12fmecqU22/04/25(月) 01:43:02

    今俺の考えてる世界観

    ①五千年前に世界は滅び、七賢人と呼ばれる人々が7つの『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』を作り、生き残った人類をそれぞれ保護した
    ②五千年後、『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』は耐用年数を迎え自己崩壊が近づく
    ③第参『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』の王は他の『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』から必要な部品を奪うことで己の『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』の存続を図った (これの一環として主人公の住む『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』の自己崩壊は早まっている。前王も殺された)
    ④主人公たちの住む『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』の王は伝説の超神域級の『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』を生み出すことで『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』を修復し、他の『|世界魔球儀《ワールド・アステリズム》』から部品を奪うことなく共存しようとしている

  • 46二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:45:16

    (スケールでかいし面白いけど……どう詰めても規定枚数に収まらねえなこれ……!)

  • 47◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 01:47:44

    >>46

    うん、応募するときに明かす要素は限定的にして削った方がいいね

  • 48◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 01:53:37

    あと安価全然守れてない件w

    ごめんなさい

  • 49二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:58:01

    これはやはりフーケ枠(チュートリアル戦のあとでやって来る本格大規模戦闘)で一区切り、という計画にした方がええやろな
    リック戦で異界制作者としての実力を示したヒロイン
    でもそれは業界の入り口を潜ることを許されただけ、次はもっと困難な条件で、しかもガチの実力者が敵になるコンテストに挑まされる!
    ヒロイン一人じゃ無理、今度は主人公もクリエイターとして(何らかの方法で)参加して、二人三脚でいいものを作っていざ勝負!(リックとかもなんか影から協力してくれたり)
    勝って名声を得て、さあ次ぎはどんなお部屋を作る? みたいな話をしてEND……ぐらいの感じがちょうどいいんかもしれんね

  • 50二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 01:58:36

    >>48

    ええねんで

    むしろよくやってるわ

  • 51◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 02:03:16

    ゼロ魔ってよくできてるよなぁ(遠い目)

  • 52二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 02:10:13

    人気ある作品ってストーリーの構造がしっかりしてるよね

  • 53◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 06:23:44

    「お父様、この世界には私達の住むこの『ウーノ』以外に国はないのですか?」
    「灯靄、国とは何かな?」
    「は?」

    こんな会話を序盤に入れて世界の違和を示してみたり
    『他国』という概念が存在しない(進撃の巨人みたいな感じ)

  • 54◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 06:25:38

    ギーシュ戦(小さな困難)→フーケ戦(大きな困難)が必要か
    今のところ大きな困難一つしかないからなあ、何か試験前にイベント考えないとダメか

  • 55二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 07:38:01

    困難ならそれこそ「良い魔球儀を作る」でもう一つになるんじゃない?
    作品での対決、言うならばミスター味っ子やら美味しんぼやら料理漫画の流れなんだから「相手の妨害とその対処」と「それはそれとして相手は普通に良い物を作って来てるのでそれを超える物を生み出さねばならない」がそれぞれ課題になってもスムーズだと思います

  • 56◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 12:09:18

    ラノベ構成的に序盤にちいさな困難入れないと厳しいなと思った
    禁書ならステイル戦、ゼロ使ならギーシュ戦あるし
    時代的にテンポが早くないと読んでもらえないなぁ、と

  • 57二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 13:30:36

    ゴリラのスレから来たウホ。
    申し訳ないが初見のため起承転結が分からないウホ。
    あと参考までにMF文庫応募なら800字程度にあらすじ(改行含めてネタバレまで)書くから
    一旦それでまとめてみるといいウホよ。

  • 58二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 16:56:11

    固有名詞多いなーって思ったんだけど、ハイファンタジーってこんなものなんか?
    普段ハイファン読まんから分からん

  • 59二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 17:02:18

    この話に関してはかなり多い方
    漢字+カタカナのルビ+太カギカッコはあんまり多用すると目が滑るから、減らす工夫は必要

  • 60二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 17:02:32

    >>58

    MF文庫やファンタジア文庫は多い気がする。

    他はそうでもない。

  • 61◆GZAXHAu/4M22/04/25(月) 19:07:22

    やっぱ固有名詞多すぎるよなー、完全に趣味嗜好入ってる
    もう少し平易な言葉にしないとまずい

  • 62二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 23:45:24

    保守

  • 63二次元好きの匿名さん22/04/25(月) 23:48:46

    >>61

    二次落ちした俺も固有名詞は多かった。

    異能や必殺技なら都度『』でくくってもいいけど、人名・家名・物体名なら初登場時だけでいいと思う。

    異空だったらその章の最初にルビを振るだけとか。

    あと会話は「」でくくる。

  • 64◆GZAXHAu/4M22/04/26(火) 00:37:17

    ①序盤に小さめの困難を一つ用意する
    ②固有名詞をなるべく削除する
    ③主要登場キャラクターとサブキャラクターをちゃんと出番の多さで差別化する
    ④『世界の秘密』に関する伏線は随所に張る
    ⑤主人公を貴族にしたことの意味を作る

    このあたりを意識して一度プロット練り直す

  • 65◆GZAXHAu/4M22/04/26(火) 12:06:49

    ほーしゅ

  • 66二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 15:43:26

    作品独自の用語があるのはいいんだけど、長いのが多いのがやはりネックな気がする
    『|異空制作者《ヴァーチャルスペース・クリエイター》』とか、本に印刷されたらたぶんそうとう読みにくい
    漢字で3文字以内か、あるいはカタカナ5文字以内ぐらいにできるといいんだが
    それくらいのボリュームなら作中にちょくちょく出てきてもあまりひっかからない

  • 67二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 17:02:51

    「クリエイター」「クラフトマン」「ビルダー」「アーティスト」「アーキテクト」「デザイナー」「コードライター」「コーダー」「プログラマー」「エンジニア」「コーディネーター」「アセンブラー」
    「創作者」「作家」「建築家」「芸術家」「造園家」「設計士」「技師」「技術者」
    使えそうな単語ちょっと並べてみた

  • 68二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 18:43:37

    >>66

    他にも新しく造語を作る。短い単語を振る。ヴァチャクリやVRCで略すと色々あるな。

  • 69◆GZAXHAu/4M22/04/26(火) 19:11:25

    短い単語に長いルビは完全に俺の趣味入ってるからなー
    ルビふるのやめるか、テンションはクソ下がるけど受賞のためならしゃあない

    異空
    異空制作
    異空制作者
    魔球儀
    魔言語

    この程度なら許容範囲内だろう

  • 70二次元好きの匿名さん22/04/26(火) 19:48:14

    その手のやつは西尾維新が独壇場すぎる
    屍と書いてトリガーハッピーエンドと読ませたり
    害悪細菌と書いてグリーングリーングリーンと読ませるのはすげーセンスだと思った

    ただ、小説だと読みにくいんだよなぁあれ

  • 71◆GZAXHAu/4M22/04/26(火) 19:56:58

    西尾維新は俺が五大神と崇め奉っている小説家の1人ですね
    あの文体、再現は60%くらいの完成度でできるけどMFに送るのは無理筋すぎるw

  • 72◆GZAXHAu/4M22/04/27(水) 05:59:05

    序盤の小さな困難のシーンは知り合いのアミューズメント施設の魔球儀をチャオが修理するシーンとか、……

    魔球儀、異空の説明プラスチャオの立場の説明ができる?

  • 73二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 11:36:16

    保守

  • 74◆GZAXHAu/4M22/04/27(水) 12:40:15

    一章プロット2案目

    ①授業終わりのチャオが灯靄と共に街中を歩いている
    ②二人の出会いの回想シーン
    ③二人が異空展示場につく(美術館みたいなところ)
    ④この異空展示場は詩島系列であり、二人は視察に来た
    ⑤灯靄、展示予定の異空の一つに異常が発生したという報告を受ける
    ⑥チャオ、その異空を修復する
    ⑦二人とも帰る

    主要登場キャラクター紹介
    二人の関係性の提示
    二人の立場の提示
    チャオの技術力の提示
    異空の紹介

    これらをいっきにできる一章……どうだろうなこれ

  • 75二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 12:42:06

    頑張れ応援してるぞ

  • 76二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 12:59:57

    子供の頃にパーティーで会ったトモヤとチャオ
    でもそれからずっと会えていない(身分がビミョーに離れてる)
    ふたりして(あのときのあの子、今頃どうしてるかなぁ)とか思いながら異空展示場へ別々に見学に入る
    トモヤの入った異空が異常発生。彼女はその他数人の客と一緒に閉じ込められる
    内部からじゃコードにアクセスできなくて修復できない……どうしよう、ピンチ……
    そんな風に思ってたらチャオが外からコード修正して助けてくれる
    トモヤとチャオ、数年振りの再会
    そこから改めて友人として交流開始

    ほぼ内容同じだけど、こんな風な流れがふと頭に浮かんだ
    親も娘の命の恩人だし、歳も近いのでチャオとの交流を歓迎
    もしかしたら将来的な派閥のメンバーとして取り込みできるかなーと考えられているかも?

  • 77二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 16:17:41

    >>70

    真似できないというか、素人がやるとひどいのができるやつやね

    ブリーチのオサレみたいなもん

  • 78二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 16:21:33

    五大神の残り4人誰だ
    勘だけど、川上稔入ってそう

  • 79二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 16:25:50

    趣味なのは分かるけど、用語と世界観の理解コストは気にしたほうがいいと思う。スレ主のプロットから見える癖だと、文章の認知負荷をどこまで気にしているかは気になる。
    下読みも暇じゃないから、一般化した読みやすさが無いと趣味に合わない人と当たったら跳ねられるんじゃないかな

    ルビを振るにしても、漢字造語に対して一般的な英単語1単語を割り当てるくらいがいいと思うよ

  • 80二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 16:37:38

    主人公って男か女どっち?

  • 81二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 16:49:19

    >>80

    主人公・灯靄もヒロイン・チャオも女の子

    ただし灯靄は転生者で前世は男

  • 82二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 17:15:40

    >>81

    わざわざ女に転生した意味あるの?あと名前の読み方ともやは男すぎじゃないか

  • 83二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 17:20:59

    固有名詞についてる『|異空』『|魔道具』の『|』縦書きだと読みにくくない?

  • 84二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 17:22:03

    >>82

    正直前世と今世が同性でもよかったんだろうが(というかスレ主は主人公男にしたがってた)

    でも安価でそう決まっちゃったからね……

  • 85二次元好きの匿名さん22/04/27(水) 18:53:49

    やっぱこれ主人公とヒロイン逆じゃない?
    よしんば主人公が続きでメインとして動くとすると今回分が前日譚、ヒロイン主人公の過去編じゃない?

  • 86◆GZAXHAu/4M22/04/27(水) 19:16:43

    >>78

    攻撃力が高すぎる! 鎌池和馬!

    言葉遊びの神! 西尾維新!

    スプーン一杯分のグロテスク! 甲田学人!

    まさかの実妹エンド! 伏見つかさ!

    ザ・中二病! 奉!


    5人揃って五大神!!!

  • 87◆GZAXHAu/4M22/04/27(水) 20:20:21

    >>75

    ありがとう頑張るわ

    >>76

    申し訳ないが、異空に『死』のイメージを与えたくないかな

    学園青春クリエイターものなので、異空制作は(少なくとも表面上は)楽しいものである必要があると思う

    >>79

    まぁそれはわかっているので応募作では『俺の作風』を抑えるようにする

    8年くらい二次創作しか書いてないから、その辺はずっと甘かったしね

  • 88二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 00:19:18

    保守

  • 89◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:25:42

    1時くらいから灯靄とチャオの出会いのシーン1万字くらい投稿します

  • 90◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:26:05

    第一稿で誤字修正とかもしてないのでまぁ後でブラッシュアップします

  • 91◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:52:54

     別に、異空制作が嫌いってわけじゃない。両親のことは誇りに思ってるし、異空そのものだって大好きだ。自分好みの世界を作るのは楽しいし、困難を乗り越えることには快楽を覚えた。だからわたしは、異空制作は今も大好きだ。
     ただ、誰かに強制されて、興味もない異空を作るのは嫌だった。
     家に縛られて、当たり前のように異空制作者になることを決めつけられているのも嫌だった。
     『ドラゴンの子供はドラゴン』ということわざがある。
     強者の子供に生まれたからには強者として生きるしかないという意味だ。
     わたしも同じだ。チャオ子爵家の子供として生まれたのであれば、チャオ子爵家の一員としての人生を全うするしかない。
     決められた道。
     決まりきったルート。
     そこに好悪はなく、善悪もない。脈々と受け継がれてきた伝統という名の縛り。
     そこにどれほどの価値がある? 自由がある? わたしは、嫌だった。
    「はぁ……、つまんないの……。ほんと、何が楽しいんだか」
     華々しい社交界を隅の方で睥睨しながら、わたしは小さく呟いた。
     『オルランドの宴』。
     三大公爵家が一つ、『オルランド家』の一人息子が6歳になったことを祝う会にわたしは強制的に参加させられていた。全く、こんなの何の意味があるんだか。
     会場の中央で同年代の子供たちから精一杯のおべっかとお世辞を受け、楽しそうにしている『オルランド家』の一人息子を見て溜息を吐く。彼はそれがただの嘘であり、どの人の態度も真実ではないと気付いているのか。
     これが本物の社交界に参加する前の練習であるという事実に。
     まぁ、そんなわたしもお父さんにこの社交界の意味を聞かされているからそれを理解できたのだが……。
    「早く終わらないかなぁ……」
     本当に下らない、何の意味も感じられない会だ。これであればまだ自室で異空制作のために魔球儀をいじっていた方がマシだ。空間ディスプレイに映した魔言語を見ながら、わたしはそんなことを考える。
     ……まぁ、わたしがここにいるのはそれから逃げたくて、だったのが。
     それでもこんなにつまらないだなんて、ほんと……。

  • 92◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:54:48

    「あら?」
     そして、鈴の音のような声が聞こえた。
     それが運命の出会い。
     あなたとわたしのはじまりの出会い。
    「あらあら。そんなに隅で丸まってどうしたの? 今日は楽しい社交界なのに」
     こっちの気持ちも知らないで、あるいは推測できながら無視して話しかけてくる声の主。
     うっとおし気に、わたしは空間ディスプレイから顔を上げた。
     そして、わたしは彼女に出会った。
    「……っ!」
     目が覚めるような情景だった。
     単に美しいというわけではない。気品に満ち溢れ、自信に満ち溢れ、そして誇りに満ち溢れている。『私のことだけを見ろ!』と、その全身が訴えていた。
     天性のカリスマ、とでも言えばいいのか。
     世界にわたしと彼女しかいないと錯覚してしまうような、そんな存在感。
     きっとこの時から知らずして、わたしは彼女に、詩島侯爵家三女、詩島灯靄に惹かれていた。
    「ぇ、と? あなたは?」
     上ずった声が出た。まず、そのことに驚いた。わたしらしくない声。これじゃあまるで、わたしが緊張しているみたいじゃないか。
     こんな、傍若無人そうな人に。
    「名前なんてどうでもいいじゃない。ごきげんよう、|小さなお嬢さん《リトル・レディ》。あなたは中央には行かないの?」
     唇の端を釣り上げて、挑発気な笑みを浮かべる彼女。
     『あなたの方が背が小さくないですかあ?』
     そんなジョークを普段のわたしであれば言っていただろう。けれど、今のわたしは緊張でとてもそんなジョークを飛ばすことはできなかった。
     わたしはこれでも子爵家の人間として様々な人に会ってきている。その中には私の家よりも位が上の、伯爵家や侯爵家の人達もいた。
     けれど、目の前にいる彼女はその誰とも違う雰囲気を醸し出していた。
     目が離せない。目が離せない自分を自覚してもなお、彼女から目が離せない。
     惹きつけられている。魅了されている。――――――可愛いと、純粋にそう思った。
    「……人混みがそんなに得意じゃなくて」
     ぶっきらぼうな口調はせめてもの反抗心だったのか。わたしは初対面の少女に対してあまりにも失礼な態度を取ってしまった。
     だけど、彼女は気にせず笑った。

  • 93◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:57:03

    「『オルランド公爵家』の一人息子と繋がりを作るチャンスなのに? みんな目の色を変えて群がってるわよ? まるで狩りでもするみたいに」
    「群がってるのはだいたい伯爵家の子女達じゃないですか。子爵家の娘のわたしが入る間なんてありませんよ」
    「順番待ちでしょう? 侯爵家の次は伯爵家、伯爵家の次は子爵家、そして最後に男爵家。あなたも次に挨拶をするんじゃないの?」
    「まさか……。両親からもそんな指示は受けてませんし、そもそも私の家は『無派閥』です」
    「あらあら、そうなの? だとしたらあなたはなぜこの会に?」
    「さぁ? わたしが一番知りたいくらいです」
     そう、わたしの家は三大公爵家のどの派閥にも属していない無派閥だ。王の懐刀たる『オルランド公爵家』、財政を掌握する『ミストール公爵家』、司法を担当する『シュナイザー公爵家』。その三家から外れた場所にわたしの家はいる。
     それはもちろん、わたしの家がある種の特別さを持っているからなのだが……。
     その特別さこそが今のわたしを苦しめているものの正体でもあった。
    「お父様も普段ならわたしにこんな会に参加しろだなんて言わないのに、……いったいどういう風の吹き回しなんだか」
    「インドアな娘を心配してるんじゃないの? 『オルランド公爵家』の一人息子を無視して空間ディスプレイに映した魔言語をいじっているような娘を」
    「っ!」
     びくり、とわたしは身体を震わせた。発せられた言葉はあまりにも想定外で、予想外だった。
     彼女にはわたしの展開している空間ディスプレイが見えているようだった。
     それだけではなく、空間ディスプレイに書かれた『魔力ある言葉』――魔言語すらも。
    「あなた、見えるの? 含有魔力量は通常の五倍よ?」
     空間ディスプレイ、魔言語。そのどちらもが魔力を伴った物質であり、含まれた魔力以上の魔力量をもたない人間には決して見ることのできないものだ。
     『五大魔原則』のうちの一つ、『魔力を伴った物質はその物質と同等以上の魔力を持つ人間にしか見えない』。わたしの使っている空間ディスプレイは既製品ではなく、わたし専用に調整された通常の五倍の魔力量を持つアイテムだ。そして、わたしが書き記していた魔言語にも当然通常の五倍の魔力が込められている。

  • 94◆9G12fmecqU22/04/28(木) 00:59:30

     効果の強い魔言語を書こうとすれば当然それだけ多くの魔力を文字に込めなければならない。だからといって魔力を込め過ぎれば異空制作の舞台となる魔球儀が魔力に耐えられず自壊してしまう。
     このバランスを調整して四級魔球儀の中に三級相当の異空を作るのがお父さんがわたしに出した課題だったわけだが……。
    「まぁね、こう見えて私も色々、本当に色々と学ばされてるし、学んでもいるから……あなたはどうなのかしら?」
    「………………………………」
     言葉の節々から、その立ち振る舞いから彼女の努力を感じ取ることができる。もちろん、わたしだって貴族の一員だ。先生方から厳しくマナーをしつけられている。だけどそれは所詮嫌々やっていたこと。間違っても彼女のような自然さと気品を醸し出すことはできない。
     ともすれば馬鹿にされていると感じてしまうかもしれない言葉も彼女が口にすればそれだけでまるで真珠のように輝く。素直に受け止めることができる。それは差なのか。この立場に、貴族という居場所にどれだけ真摯に向き合ってきたのかという。
    「くすっ、隣、いいかしら?」
    「どうぞ…………」
     ほんの少しだけ左にズレて、長椅子に彼女が座れるスペースを作る。
     一切の遠慮をせずに彼女はわたしのすぐ横に腰を下ろした。
     ――可憐な桃の香りがわたしの鼻腔をくすぐった。
    「っ!」
     近い。
     あまりにも近すぎる。
     頬と頬がぶつかってしまいそうになるほどの近距離。
     わたしの書いている魔言語を覗き見しようとしているのだから当然そうなってしかるべきなのだが、これはしかし!
    (お、落ち着きなさいわたし! 同性よッ⁉)
     整った顔立ちとどこか男性的な雰囲気。絶対的な自信は彼女をより美しく見せ、その魅了を深くする。まるで底なし沼にはまってしまったようだ。このままじゃまずい。本能がそうわたしに訴えかけていた。
    「っ、それで……あなたこの魔言語が読めるの?」
     わたしは異空制作の専門家、チャオ子爵家の子供だから当然魔言語を読むことはできる。だけど、わたしと同年代で魔言語を読める人になんて会ったことがない。
     いや、普通わたしと同年代の人は異空制作に魔言語が使われていることすらも知らないだろうし、仮に知っていたとしても魔言語を読むなんてしたことはないだろう。

  • 95◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:01:54

     空が青いのはなぜか?
     魔物が強力な魔法を使えるのはなぜか?
     魔力とはどういうものなのか?
     それは知ろうと思わなければ知れない事柄だ。
    「……基礎魔言語はアレルド・ペトロギヌスが編み出した『サイフォン言語』か。……魔式でまとめてる処理もサイフォン言語の基礎に則ってるから読めるかな……。空、大地、後は空間そのものの表現魔式は……ふぅん、完全に流用してるのね。オリジナリティがない……パクってるだけ? いいえ、建物の制作のための魔式は見たことない形式ね……。…………これは、へぇ……」
     ぶつぶつと独り言を呟きながら何かを思案するように顎に手を当てる名前も知らない彼女。ともすればそれだけで絵になるような美しさ。
     独り言の内容を聞くだけでも彼女の魔言語に対する知見の深さが分かる。間違いなく素人ではない。ちゃんと魔言語を学んできた人間だ。
    (別に魔言語は異空制作だけに使うモノじゃないし、この子は別分野の専門の家の子供なのかしら?)
     この世の中、あらゆる物事に魔言語が使われている。
     遠距離連絡用の魔道具、魔電話。
     インフラ制御用の機構、魔地制御機。
     軍用兵器、魔砲。
     生きている以上魔言語と関わらないことはない。仮にこの少女が魔道具制作の家系に生まれていたとすればこの年で魔言語を読めてもそこまで不思議じゃない。
     わたしと、同じで。
     同じように、家に縛られて。
    「うん、だいたい分かったわ」
     時間にして十分程度だろうか? 彼女は顔を上げ、どこか満足げにわたしの方を見た。
    「書いてる魔言語の内容からして元は『シラ・ルーゾの第三種異空制作技法』かしら? 魔言語を純粋に写しているというよりは魔力量の制限された四級魔球儀の中に三級相当の異空を再現してるってところかな? 普通の手段じゃどうしても容量オーバーになるわね」
    「……っ‼ あなた、魔言語を見ただけでそこまで分かるの?」
    「そもそもこれ、ほとんど教科書の丸写しじゃない。分かる人には分かるわよ。これでも私、異空制作には詳しいし。……過去の私がなりたがった職業だしね」
    「…………異空、好きなの?」
    「大好きよ、たぶんあなた以上に。……まあ、『家』がそれを許さないわけだけど」
    「書けるの? よければ相談に乗ってほしいんだけど」

  • 96◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:03:39

    「あなた、私達がなんでこの場に来たのか忘れてない? 一応ここ、公爵家の一人息子の晴れ舞台よ?」
    「その催しに興味が持てないからあなたもわたしのところに来たんじゃないの?」
    「くすっ、……まぁ、否定はしないでおくわ。そもそも私、目的自体はもう果たしてるし」
     魔力を更に込めて、空間ディスプレイを拡大する。万が一にでも他の子供たちにわたし達のしていることを察知されてはならない。六歳の子爵家貴族の平均魔力の三倍の魔力を込める。
     これで、他の子供には見えないはずだ。
    「まだ見えてる?」
    「見えてるわ。そこまでしなくてもこんな端っこにいる私達のことなんて誰も気にしないと思うけどね」
    「念のため、よ」
    「そう睨まないでよ、分かってるわよ」
    「……別に、睨んでなんかない」
     ただ昔から朝も夜も魔灯の薄明りを頼りにして魔言語をいじっていたから目が悪くなっているだけだ。それこそ、竜眼女と知り合いに揶揄われるくらいには。
     昔はよかった。
     ただ純粋に、自由に魔言語を書けていた。
     今は違う。もう違う。超一流の異空制作者になるために只管父親から与えられる課題をこなす日々だ。
     これだってそう、四級相当の魔球儀に三級相当の異空を作れだなんて、わたし以外の六歳児にはきっとできない。
     わたしにもできるとは思えないのだが。
    「で、設計目的は?」
    「あなたの推察の通りよ。四級相当の魔球儀に三級相当の異空を作ること。……お父様が一週間前にわたしに出した課題よ」
    「魔言語的にはもう書き終わってるわよね? つまりできていないのは使用魔力量の削減ってことでいい?」
    「そう……。削れるところは削ったつもりなんだけど、まだ許容魔力量の百三十二パーセント増しなのよね……」
    「ふぅん、削れるところは削った、ねぇ……」
     真剣な顔をして、彼女はわたしに向かって手を差し出した。
     握手。
    「空間ディスプレイの共有お願い」
    「わかったわ、……魔力同調開始」

  • 97◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:04:24

     応える。
     基本的に空間ディスプレイは使用者専用で他の人は画面を見ることはできても、画面に触れることはできない。
     そこで使われるのが魔力同調という技術だ。
     個々で異なっている魔力波長を無理やり同一化させ、専用魔道具をその人以外でも使用可能にする技術。
     極めれば魔力そのものの受け渡しもできるようになるが、今はそこまで必要ない。
     手を繋ぎ、魔力回路を意識する。
    「っ!」
    「ん……」
     軽い、酩酊感。
     魔力同調は身体接触を伴う。高レベルの魔法使いであれば架空魔力回路で魔力同士を接触させ同調することができるが、残念ながらわたしにまだその技術はないし、この子もそうだろう。
     同調完了。これで彼女もわたしの空間ディスプレイを操作できるようになった。
    「さて、と」
     わたしが三日かけて書いた『|魔言語《コード》』をこともなげに読み解いた彼女は、まるで講師のように告げた。
    「あなたは削れるところは削ったって言ってるけど。私からすると全然全く削ってないわ」
    「……例えば?」
    「……例えばここ、空間構成魔式に『ガ・メデの魔式』を使ってるでしょ? 『ガ・メデの魔式』は現実の空間構成を完全に魔球儀内に再現するとても優秀な魔式の一つだけど、必要魔力量が重すぎる」
    「それはわたしも分かってる。だけど、三級レベルの異空なら空間構成を現実的なモノにしないと」
    「遅い」
    「え?」
    「その発想自体が時代遅れと言わざるを得ないわね」
     伝統を守る人々も、宗教に固執する人々も時代とともにその在り方を変えていく。次の時代でも成功できるように、新しい世代にも受け入れられるように、変化と成長の努力をしていく。
     まして、異空制作に関する技術は日進月歩。一日三つ四つと新しい技術、考えが出て来る。
     ついていこうとするのは並大抵の努力じゃ無理だ。
     どんな古豪も知識のアップデートを止めた瞬間老害になる。新しい技術を常に取り込む姿勢こそが重要なのだ。

  • 98◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:05:54

    「えーと、これか」
     彼女は腰に下げていた小袋に手を突っ込んだ。
     魔道具、異空小袋。異空を利用した持ち運びできる簡易倉庫。込められた魔力量が最低限のモノでも小袋の中には一か月分くらいの食料を積み込めるスペースがある。
     彼女は異空小袋から分厚い紙束を取り出して、わたしに渡した。
    「五日前に発表された異空制作に関する論文よ。読んでないでしょ? 革新的な内容だって、業界じゃかなり話題になってたけどね」
    「ろん、……ぶん?」
     慌ててわたしは紙束をめくった。提唱者は……アル・サダス? 聞き覚えのある名前だ。確か、お父様も通っていた魔法芸術の専門学校、ディミドノーツ魔法芸術学園の異空制作学助教授……。
     知らなかった。こんな論文があっただなんて……。
     パラパラと論文を読み進める。知識不足から分からないところも多いが、概要レベルでなら把握できる。
    「魔言語を用いた感応技術……?」
    「異空そのものを現実に近づけるんじゃなくて、異空内に入った人間の感じる感覚を現実に近づける技法、『アル・サダスの感応理論』。議論の余地はあるけどあなたのお父様の意図するところはこれじゃないの?」
    「お父様の、意図?」
    「『チャオ家』といえば異空制作の大家。《《男爵の位を金で買って》》、《《異空制作への貢献で子爵にまで成り上がった家》》。あなたも当然、継ぐんでしょう? 《《私がそうであるように》》」
     貴族としての在り方。
     わたしの家は子爵家で、その中でも技術系の家。だから家を継ぐのは別に男じゃなくても構わない。異空制作の技術さえあれば、女でも構わない。
     わたしは『チャオ家』の一人娘。家を継ぐことは決まっている。
     異空制作は好きだ。
     新しい世界を生み出すことは、まるで自分が神様になったみたいで好きだ。
     だけど、自由気ままに異空制作ができない今は、……少し憂鬱で。
    「望んでるわけじゃないわ」
    「私だってそうよ。家を継ぎたいわけじゃない。でも、あなたは私と違うでしょう? あなたは私と違って、やりたいこととやっていいことが一致してる。今はただ、少し反抗期なだけ。勉強が面倒なだけ。違う?」
    「…………それは」

  • 99◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:07:08

    「《《与えられる課題だけをこなしているだけじゃ成長には繋がらないでしょ》》。あなたも異空制作が好きなんじゃないの? 異空制作者になりたいんじゃないの?」
    「与えられた課題を、こなしているだけじゃ…………」
     わたしは、恵まれている。
     食事に困ることはないし、屋根のついた屋敷に住んでいる。夢に向かって進み続けることができるし、その夢を叶えるための環境もある。
     それは、確かに彼女の言う通りなのだろう。
     好きなことをして生きていこうとするのならばそこに通常の万倍の努力が必要だ。『誰かに言われたからやる』。これではわたしの異空は売れない。
     古い技術にこだわる必要はない。
     革新さは常に求められる。
     わたしは、《《なまけていた》》のだろうか。
    「………………」
    「くすっ、その沈黙が何よりも雄弁に物語っているわね」
    「夢を……《《見上げていただけ》》、か」
     努力と成果は必ずしも比例しない。けれど、努力なくして成果はあり得ない。与えられる学びと自分で行う学びでは吸収量が違う。お父様は気づいて欲しかったのだろうか。今の私は、ただ単に夢に対して憧れを抱いている『成りたがり』でしかないということに。
    (温かったのは、わたしか)
     だとすればなんて気恥ずかしいんだろう。まだ六歳でしかないのに、わたしはもう一人前を気取っていたのか? 楽しいことしかしたくないと、辛いことはしたくないと、そんな在り様で異空制作者になれると思っていたのか。
     溜息が出る。
     呆れて物も言えない。
     そうか、お父様が呆れるのも当然だ。
     こんな、ただ夢を見ているだけのわたしなんて。
    「ねぇ、こっちを見なさいな」
    「っ、な!」
     わたしの両頬に手を当てて、彼女は無理やりわたしと視線を合わせた。
     笑っている。
     楽しそうに笑っている。
     それがなぜか、気恥ずかしくて。
    「そう落ち込まなくてもいいんじゃない? あなたは、私とは違う。あなたには才能があるんだから、足りないのは努力だけ。違う?」
    「才能、あるの? わたしに?」

  • 100◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:07:36

    「六歳で魔言語をそこまで書ける人はそういないわよ。あなたのお父様もあなたに自由に異空を作れるようになってほしいからそんな課題を出したんじゃないのかしら?」
    「…………知ったような口をききますね」
    「善良な貴族の父親なんてだいたいそんなものよ。私のお父様もそうだしね」
    「……そう、……」
     お父さんの真意はわたしには分からなかった。お父さんがわたしのことを嫌いになるはずがないのに。ただほんの少しの厳しさがわたしの目を曇らせていた。
     後でちゃんと謝ろう。そして、もっと真摯に向き合おう。異空制作に関してだけじゃない。わたしを支えてくれている全てに対して。
     そのための第一歩が今だ。
    「ねぇ、この資料もらってもいい?」
    「いいわよ。私はもう全部頭の中に入れたし。きっとあなたなら理解できるわよ」
    「ありがとう」
    「くすっ」
     目が覚めるような笑顔を見せる彼女。彼女はわたしとの魔力同調を解き、椅子から立ち上がった。彼女はもはやわたしを視界に入れていない。彼女はもっと、遠くを見ていた。わたしじゃない、どこかを。誰かを。
    「さて、私はそろそろ行くわ。あまり長居すると面倒なことになりかねないしね」
    「そっか」
     寂しさに胸が痛くなる。この切欠が千載一遇のチャンスであったことなんて分かりきっていた。きっと出会わなければわたしは腐って終わっていた。だから、何かを返したかった。無償の奉仕をしてくれた彼女に何かを返したかった。
     だけど今のわたしに返せるモノなんて無い。
     だから、だったらせめて。
    「ねぇ、あなたの名前はなんて言うの」
    「くすっ」
     彼女はわらった。
     華が咲いたような笑みだった。

  • 101◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:09:19

    「秘密よ、あなたが超神域級の異空制作者になったら教えてあげるわ。……頂の景色と一緒にね」
    「っ」
     超神域級の異空制作者。
     それは、伝説すらも翳むレベルの御伽噺上の存在だ。
     異空を作るのと同じように世界そのものを作った本物の神様。異空制作は世界を再現することで神様に近づきたいと願った人から始まった。
     その域に至れと、わたしならば至れると、暗に彼女は告げていた。
     拳を握る。強く、深く。
     なろう。憬れるだけじゃない。現実的な思考論として。異空制作者にちゃんとなろう。
     家を継ぐためじゃない、ありふれた全能感に浸るためじゃない。ただいつか、彼女の名前を知れるように。
     わたしの夢を一番に見てくれた彼女の名前を知るために。
    「待っててね」
     虚空に消える呟きは、けれどいつまでもわたしの胸の中に篤く残っていた。

  • 102◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:10:59

    >>83

    それはハーメルンで執筆/校正してる名残なので無視してくれ、応募する時には消す

    >>85

    ……いや、仰る通りで。

    安価を破ることになるが、まぁダブル主人公&ヒロインとも言えるし……

  • 103◆9G12fmecqU22/04/28(木) 01:11:51

    うーん、長くて印象にあんまり残らないしキャラもそんなに立ってないな……
    これを基礎にブラッシュアップしていくか……

  • 104二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 08:07:09

    乙乙

  • 105二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 09:18:08

    普段書いてるのが陰謀ものが多いってことなんで、たぶんそれに引きずられてるんだろうけど
    セリフ、地の文ともに言葉選びがちょっと刺々しいのが気になるね
    下らないとか老害とか知ったような口をとか
    貴族らしくないし子供らしくもない、悪い意味で

    あと主人公の知識がこの時点で豊富なのがよくわからない
    高位貴族の義務で異空制作者になれないことを嘆いているはずなのに、
    コードをちらっと見てその内容や改善点がすぐわかる程度に勉強することは許されているんだろうか?

  • 106二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 09:22:18

    素人質問なんだが主人公の名前男っぽくない?
    理由あるの?

  • 107二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 18:08:07

    保守

  • 108二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 19:27:08

    >>105

    うーん全くその通り!

    俺も見返してこいつらは6歳じゃないと思った

    まずはそこから修正しねぇとな

    あと主人公に関しては前世でプログラム学んでたことにしようかなーと

    >>106

    それは安価で決まったからだね

  • 109二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 19:42:48

    ちょっと最初の方だけ読ませてもらったけれど
    異空間を作る技術者もの、って時点でふつーに「ああ主人公たちのいる世界も作られた世界でその外があるのね」
    って予想は出てくるから
    そこは変に引っ張らんでいいと思った
    むしろそこはさっさと読者に知らせた上で登場人物らの心情にスポットを当ててもいいのかもと
    せっかく「世界の崩壊を危惧する本気勢」と「技術者としての向上心に溢れた本気勢」っていう2軸があるんだしさ

  • 11010922/04/28(木) 19:43:58

    追記
    最初の、ってのはこのスレの冒頭部分のことね

  • 111二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 19:53:59

    >>109

    あー、そこ隠すつもりはなかったけどわざわざ引っ張る要素でもないか

    サンクス、物語のライン二つ作って並行的に進める方針考えてみるわ

    ただ、読者の視点が移らないように工夫がかなり必要になるな、俺にできるか…

  • 112二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:00:32

    うーん
    これ魔力の説明パート全部ばっさりカットできるな
    ぶっちゃけ魔力である必要性すらないと感じたけれどたぶん後々の組み立てに影響が出るから魔力設定そのものは残すとして
    ・魔力量が普通より高いから他の人間には見えない、けど主人公には見える
    →単純に「自分以外には見えないセキュリティが掛かっている」でOK
    主人公がなにかやっていることに気づいた理由は「異空制作の仕草してる」で済む
    主人公に見せるときもセキュリティ解除で十分

    んでヒロインちゃんのSUGEE要素はこの年齢でこの言語を!? で十分だからこの時点で魔力も人並み外れてます、は決して必要ではない
    あとこの時点だと主人公が技術者としてもヒロインちゃんの完全上位になっちゃっていて、「才能がある」に説得力が出ないから
    9割主人公が勝ってもいいから残り1割で主人公でも勝てないワンポイントを置いとくといいと思う

  • 113◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:05:39

    まぁ、この1万文字は最悪でも4000までには圧縮する
    指摘されてる通り、いらない描写が多すぎるからね

  • 114◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:06:55

    無駄な説明が多いのは完全に俺の趣味だしねーw
    作った設定ひけらかしたいという典型的なダメ作家ですわ

  • 115二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:10:16

    んで主人公ちゃんが主人公できてない理由だけど
    プロットを消化しきったあとに
    主人公ちゃんが環境においても内面においても一切変化する要素がないからだね

  • 116二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:12:49

    主人公ちゃんのグランドクエストは世界の崩壊を乗り越えられる技術者を育て上げるだけど、
    それを通して主人公ちゃんはどんな変化・成長をするの? ってところがデザインされてないわけね

  • 117二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:20:02

    魔力やその差で見えない設定も活かすなら、

    主人公は学問は修めても魔力面で不十分だから、家柄と立場を打破できるだけの説得力を持てなかった、とかにするかな

    でも世界の崩壊だけは知っちゃっているから一切諦めることはできないという必死さに繋がる


    これで>>112の「見えないけど仕草で気づく」

    元文の「同調で見せてもらう」がクリアされて

    「魔力という絶対的な才能の差」もついてくる

  • 118◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:21:27

    主人公の目的はあるけど成長は確かにデザインしてないな
    そもそも灯靄は主人公なのか?いや、主人公ではあるけどチャオの方が主人公度高いんだよなぁ

    それはそれとして灯靄の成長要素、盲点だったわ
    んーーーーー?
    無難に転生者コンプレックスによる『自分が特別だと思ってること』からの脱却とかかねえ?もうちょい考えよう。

  • 119二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:26:08

    転生者コンプレックスに大目的をリンクさせるなら、
    「自分だけがわかってしまっている」という部分をいっぱい膨らませたい

  • 120◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:28:43

    灯靄「私は転生者で特別だから、私だけが世界を救うために動ける。私が世界を救わなくちゃいけないの!」

    灯靄「特別は私だけの特別じゃなかった。みんながみんな少しずつ特別で、だからみんなで協力すればもっと大きな特別に成り得る!」

    んー、転生者であることの孤独感、それを誤魔化すための強がり的な全能感からの脱却?
    仲間を頼ることへの精神的成長?

  • 121◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:33:04

    あ、ダメだこれ
    応募作の中ではチャオの成長と灯靄の成長のどっちかに絞らないと主題がぶれるわ

    メインの要素は一つに絞った方がいいからね、大きさは同じで扱わないようにしないと

  • 122二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:34:05

    せやね
    1冊分だとダブル主人公する余裕はない

  • 123二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:38:45

    灯靄を主人公にするか
    灯靄をメンターと割り切ってチャオを主人公にするか

    で、思ったけどチャオ主人公にするとたぶん世界崩壊要素がノイズになるなこれ

  • 124二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:42:58

    パターン1:チャオが早い段階で「世界崩壊」を知る
    話の筋が「灯靄の必死さを共有する」に絞り込めるけれど、
    「マイナスを回避するために必死になる」話になるので夢と成長という部分はしぬし
    ライバルとの争いが回り道に見えてしまう

    パターン2:チャオが後々になって「世界崩壊」を知る
    →それ応募作で嫌われる「次巻に続く」やつですよね?

  • 125◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:49:54

    最近のMFの傾向を見るに割と荒唐無稽な要素MIXしないとそもそも一次も突破できなさそうでなぁ

    うーん、チャオ主軸、チャオ視点では真っ当な青春クリエイターもの
    灯靄視点ではいわゆる教師モノ、灯靄がチャオに執着する理由は世界崩壊を防ぐため
    一巻でまとめきれねぇなこれだと、厳しい

  • 126◆GZAXHAu/4M22/04/28(木) 20:53:59

    異世界×クリエイターもの
    こんなのそこら中に転がってるしなあ

    なんかきついアクセントほしいっす

  • 127二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 20:55:34

    んじゃ設定はそのまま灯靄を主人公にしてみたを試しにシミュレートしてみたらどうなりそう?

  • 128二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 21:32:49

    チャオは作中での具体的な行動がわかる
    見せ場もある
    灯靄は具体的に何をしているのか不明瞭
    やはり灯靄視点でのアクションが何か欲しいよね

  • 129二次元好きの匿名さん22/04/28(木) 22:28:04

    というか灯靄の転生元が現代である必要性薄くない?
    どうせならワールドクラフトのあるSF世界(フィリップ・K・ディック作短編”世界をわが手に”より。要はドラエモンでいう宇宙創造セット)からの転生者とかにした方がスムーズに進みそう。「そのまま応用が利く」理由にもなるし

  • 130◆9G12fmecqU22/04/29(金) 02:04:06

    >>129

    ①転生前の世界を説明するのが滅茶苦茶難しい、世界観二つ作るってことだし

    ②ラノベの読者層からして『地球』からの転生の方が想像がつきやすい

    ③純粋にテンプレが地球→異世界である


    以上の理由により灯靄の前世は地球人にしました

  • 131◆9G12fmecqU22/04/29(金) 02:04:56

    とりあえずGW中に第一稿15万字程度完成させるわ
    死ぬ気でやればいけるやろ

  • 132二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 07:37:17

    せやな
    いったん全部書いてから細かいところ修正していく方がよかろう

  • 133二次元好きの匿名さん22/04/29(金) 18:56:25

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 00:21:51

  • 135二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 00:42:27

    >>131

    がんばれ❤️がんばれ❤️

  • 136◆GZAXHAu/4M22/04/30(土) 01:50:43

    【悲報】GW1日目仕事の疲労のあまり睡眠時間15時間となる

    1行もかけてないw

  • 137◆9G12fmecqU22/04/30(土) 06:33:39

    今日はインプット増やしに外出してきます
    移動時間で3000くらいは書けるといいな

  • 138二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:44:55

    意外と予定どおりの執筆ってできないよね

    俺も一ヵ月で四万字の短編書こうと思ったら三ヵ月かかったし七万字になったし

  • 139二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 14:34:52

    とりあえず今日1日で3件のアミューズメント施設回ってきた
    なんとなく『あっ、こういうとこ注意して作ってんだな』ってことはわかったわ
    あとはそれをネットか書籍で裏付けして作品に落とし込むだけ(それが一番難しい)
    もう1件回ってきます

  • 140二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 14:36:00

    たのしそう(*´ω`*)

  • 141◆GZAXHAu/4M22/04/30(土) 14:41:29

    期待させて悪いけど楽しいとかはあんまりないぞ
    アトラクション乗る時も施設回る時も「なぜこの構造になってるんだ?」、「この配置にはどんな意図があるんだ?」、「今のキャストの発言何の意味があった?」とか考えてるしめちゃくちゃ携帯にメモしてるからなあ!
    あとコミュ障なのに疑問点をキャストに聞くようにしてるからメンタルダメージやばい、助けてくれ、誰か俺の代わりにアミューズメント施設取材してくれ
    その割にX万飛んだし、これで一次突破できなかったら泣くわ

    いや、まあ楽しくないわけではないんだけどね?
    イルカと写真撮ったしな!可愛かった!

  • 142二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 15:08:04

    >>141

    そこは楽しもうぜ

    どんな風に遊んだか、どういうところにワクワクしたか

    そういうのが書けないと、異空の様子を詳細に描写できても

    魅力が読者に伝えられないかもしれないぞ

  • 143二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 15:09:26

    さては水族館系の異空間が出てくるのだな

  • 144◆GZAXHAu/4M22/04/30(土) 15:13:21

    >>142

    いや、語弊あったわ

    楽しむときはちゃんと楽しんでる

    だが今回は「どういう意図でアミューズメント施設が作られているか?」を取材してるのでその比率が低いんだ

    楽しむ経験を得るための時間は1日別に取ってるので、そこで経験するわ

    >>143

    どんなの出すかまだ確定してないので色々回ってる

    今日は水族館二つと遊園地一つだね

    あとこれから美術館一つ行く

  • 145二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 15:14:43

    >>144

    ならよし

    美味しいものも食べておいで

  • 146二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 15:15:26

    旅行いいなぁ

  • 147◆GZAXHAu/4M22/04/30(土) 15:18:17

    ほんとは止まりでUSJ行きたかったけど流石にね……
    あそこ、近年めちゃくちゃ伸びてるからクソ学び多そうなんだよなぁ

  • 148◆GZAXHAu/4M22/04/30(土) 15:36:44

    やっぱ作る異空は水族館ベースかなぁ
    灯靄の転生設定が一番いかせそう、年パスとったからいつでも行けるし家に近いし
    描写楽だし

  • 149二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 22:43:24

    保守守

  • 150二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 01:42:49

    シナリオ本筋に関わる話題じゃなくて申し訳ないが、ちょこちょこ出てくるっぽい「超神域級の異空制作者」を一単語で表せないか??
    鬼滅の「柱」「上弦」しかり、別格の存在に対してシンプルでインパクトのある名前がついてるのは強いと思う。呪術の「特級」みたいに略称パターンでも。
    ワクワクするし分かりやすいし……あと正直「超神域級の異空制作者」はちょっと目が滑る気が……

  • 151◆GZAXHAu/4M22/05/01(日) 02:08:21

    異空創世者、かな
    その辺のオリジナル単語も短くブラッシュアップしなきゃだね

  • 152二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 07:06:20

    宮 大 工

  • 153◆GZAXHAu/4M22/05/01(日) 12:54:44

    宮大工はすんません、俺のセンスじゃないっす

    まぁとりあえず改訂プロットと1万字は書いた

  • 154二次元好きの匿名さん22/05/01(日) 14:13:15

    すげぇ頑張ってんな…

  • 155◆GZAXHAu/4M22/05/01(日) 23:19:13

    明後日成果上げるための保守

  • 156◆GZAXHAu/4M22/05/02(月) 05:35:25

    さて、今日1日はアミューズメント施設で楽しさを学んできます
    この経験を作品に落とす!
    頑張れ俺!目指すは一次突破だ!

  • 157◆GZAXHAu/4M22/05/02(月) 08:32:45

    プロローグどっちで書くべきかちょっと意見欲しい

    パターンA リ・チャオが父親の作った異空の素晴らしさに憧れて異空制作者を目指すシーン

    パターンB リ・チャオがチャオ家の一員として父親から厳しく異空制作の教育を受けてるシーン

    なお、チャオはどちらの場合も6歳を想定

  • 158◆GZAXHAu/4M22/05/02(月) 16:47:28

    そもそも異空を外部からのプログラミングで直すってアイデアダメじゃね?
    シチュエーション的に面白くないし、異空の描写できないじゃん
    はいさっきまで書いてた文章ボツ!次!

  • 159二次元好きの匿名さん22/05/02(月) 16:52:46

    こないだテレビでやってたコナンの映画だって
    暴走リニアモーターカー外部からのアクセスでは止められなかったもんね

    ただ中の人が何とかするパターンだと
    「失敗したら死!」みたいにしないと緊張感出ないのがアレだけど

  • 160◆GZAXHAu/4M22/05/02(月) 17:19:52

    SAOのUWシステム流用するか

  • 161二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 00:59:27

    >>157

    これはどっちもじゃダメなんかな

    親父の異空間に憧れて自分もクリエイター目指す!→さすがにスゲー異空間作る人だけあって指導もめちゃくちゃ高度で厳しいよ……!

    みたいな

  • 162二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 09:23:57

    保守

  • 163◆9G12fmecqU22/05/03(火) 17:16:18

    >>161

    プロローグの短さで両方書くのは技量的に厳しいっす……

    ということでプロローグ第二稿投稿だ!

  • 164◆9G12fmecqU22/05/03(火) 17:36:10

    1ページ目

  • 165◆9G12fmecqU22/05/03(火) 17:40:10

    2ページ目

  • 166◆9G12fmecqU22/05/03(火) 17:43:13

    3ページ目

  • 167二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 22:36:08

    ええやん
    本職じゃないから根拠はないけど
    こんだけきちんと書けるならある程度信頼して続きを読もうってなれる

  • 168二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 22:50:04

    その上でこっからは重箱の隅つつきな!

    1.6行目で初めて「異空」という言葉が出てきてから、その「異空」が何なのかが言及される「わたし達の住む場所は狭く、~」までがちょっと離れていると感じる。
    ここで読者が物語を読むと同時に「異空」の意味を推察しなきゃならなくなるから、没入感が下がると思った。

    2.子爵家という情報が提示されるけれど、この時点ではまだ不要な記述だと思われる。
    いずれなぜ貴族位を持つものでなければ異空制作者となれないのかを言及するまで後回しにしてもいいかと。

    3.「子供だからこそ分かった」の子供だからこその理由が不明。むしろその後に記述されている内容を見るに、子供の頃はわからなかったけれど、今になって思えばわかる類の専門性・具体性を感じた。

    4.異界創生者なのに世界を修復? 作るのか直すのか混乱しちゃう。

  • 169二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 22:57:18

    あと、このプロローグの前に灯靄とチャオが時系列上での後ろの方でやる、
    二人だけの何か「強い」シーンをチラ見せしておくとプロローグ末の「あの子」がイメージしやすくなると思う。
    情報伏せつつ消化不良起こさせちゃいけないというくそめんどくさいお作法になるけど。

  • 170◆GZAXHAu/4M22/05/03(火) 22:59:50

    >>168

    サンクス!助かる!ありがとう!

    ついでに誤字何ヶ所か見つけたのでそこも直すわ…

  • 171◆GZAXHAu/4M22/05/03(火) 23:02:50

    情報伏せすぎか
    もう少し長文にして情報出すようにするか

  • 172二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:05:09

    いやー情報提示量は適量ぐらいじゃない?

    たぶん>>164前半の順序入れ替え・整理ぐらいで読みやすくできるレベル

  • 173二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:10:23

    「異空制作者」と「異空創生者」の語感が近くて混同される恐れがあるので、
    早いうちに英単語一つ分ぐらいのカタカナルビをつけると中二病も刺激されていいと思う

  • 174◆GZAXHAu/4M22/05/03(火) 23:23:08

    >>173

    異空制作者(クリエイター)

    異空創世者(メサイア)

    かな、創世者が『世界を救う者』ってわかりやすいし

  • 175二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:25:09

    ええやん
    神域にも上手いこと引っかかってるし

  • 176◆GZAXHAu/4M22/05/03(火) 23:29:07

    本当はサオシュヤントにしたかったけどたぶんこれが救世主を意味するとわかる奴いないので自重

  • 177二次元好きの匿名さん22/05/03(火) 23:31:29

    それは止めて正解だ(真顔)

  • 178二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 04:07:53

    初見。すごく面白そう(小並感)
    気になったのが、プロローグに「あの子」要素が必要なのか、という点。チャオには制作者を志したきっかけ(父親)と本腰を入れるようになったきっかけ(灯籠)とで原点が実質2つあるように言われてるけど、正確には前者は原点、後者は成長(+メインキャラとの交流)なわけで。
    後者は本編でしっかり描写することにして、プロローグは父親関連だけでまとめた方がいいと思った。
    灯籠が真の主人公とかW主人公とかの構想がまだ残ってるんだとしても、プロローグはチャオ視点ってことで無理に灯籠の存在を主張しなくていいんじゃないかな

  • 179◆GZAXHAu/4M22/05/04(水) 05:33:10

    >>178

    正直ここで灯靄の存在を示唆するかはすごく悩んだ

    ただ、『ヒロインの存在をこの時点で示唆する』、『一章を読ませるための興味の要素を入れる』という2点の意味で入れたほうがいいかなと考えたんだ


    うーん、チャオが異空制作者を目指す!ってだけじゃパンチ弱いかなと思ったんだが、要素バラけさせないほうがいいか

  • 180二次元好きの匿名さん22/05/04(水) 14:43:31

    保守

  • 181二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 00:44:46

    第三稿投稿用保守

  • 182二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 09:41:39

    ほしゅ

  • 183二次元好きの匿名さん22/05/05(木) 15:05:45

    >>40

    > MF特有のおいろけシーン

    着替え中のヒロインにバッタリ遭遇ってのが学園モノの定番だけどこの作品じゃ無理だわな

    パッと思いついたのは同級生の一人が客寄せ目的にR指定ギリギリのえちえちな異空を作るとか?というか、異空の中に人や動物といったNPCって作れるの?

  • 184◆9G12fmecqU22/05/05(木) 22:51:56

    プロローグの第三稿 1ページ目

  • 185◆9G12fmecqU22/05/05(木) 22:53:22

    2ページ目

  • 186◆9G12fmecqU22/05/05(木) 22:55:38

    3ページ目

  • 187◆9G12fmecqU22/05/05(木) 22:57:37

    4ページ目

  • 188◆9G12fmecqU22/05/05(木) 22:58:49

    5ページ目 終わり

  • 189◆9G12fmecqU22/05/05(木) 23:58:08

    誰の、何のための物語で、ヒロインは誰か、というのは少し明確化してみた

  • 190二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 01:04:14

    読みやすくて良いと思う!
    一応文の構成とか順序について気になったところだけ指摘しておく
    ・重複する表現が多い。1頁目の「お父様はこの国で一番のクリエイター」「僕はこの国で一番のクリエイターだからね!」とか「生業としてきた子爵家」「わたしは子爵家の一人娘で」とか。特に後者は連続しているから目立つ。
    ・今回書き足した灯靄のシーンへの場面転換が不自然に感じる。2頁目ラストの文を修正するか位置をズラす必要があると思われる。ちなみに侯爵親子がやってきたのは父親とのやりとりの直後で合ってる?時系列が分かりづらかった。
    ・4頁目中央の「〜教育も6歳のわたしは受けていたが」という表現が少し不自然。代替案はこの頃には既に、とか?指摘しておいて申し訳ないけどうまい表現が思いつかなかった…
    ・4頁目後半の「侯爵家三女にして次期党首筆頭候補」の「にして」は「かつ」と同じ意味なので、この場合は「でありながら」とか「にもかかわらず」の方が適切。

  • 191◆9G12fmecqU22/05/06(金) 01:07:37

    >>190

    やっぱり場面転換不自然だよなー

    一回マーク入れて時間飛ばすかなんかしないとダメだな


    重複表現は気をつけてるんだけど西尾維新リスペクトの癖が抜けてないなこれ


    ありがとう、修正するわ

  • 192二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 06:18:52

    2点ほど。

    ・4ページ目「そして、灯靄はコミュニケーションが~目されていたのだろう。」の部分。
    説明で流しても読者には灯靄の凄さが伝わらないので、対話の尺をとってあげるといいと思う。
    異空制作に関する断片的な設定提示と、振り回す灯靄と振り回されるチャオの関係性の提示を兼ねられて構成的にも美味しいと思う。

    ・5ページ目で灯靄がチャオ父の異空をけなすシーン。
    初めて見た異空への感動、父親への敬意をけなされたことに怒りがわかなかったことが、「怒りがわかなかった」のひとことだけでは不自然に感じる。
    怒りがわかなかったらわからないなりに、もっとチャオの感情に寄り添い、なりきって踏み込んで書くべき。

    で、全般的に感情を説明で流しがちなところがある(2点目が顕著)ので、もっとキャラクターの声として引き出せるように挑戦してみてほしい。

  • 193◆9G12fmecqU22/05/06(金) 08:15:06

    >>192

    くっ、説明がちになってるか……共感性が低くなるなそれは

    もう少しセリフの比率を増やして動きを出してみるか

    チャオ→灯靄への感情が弱く見えるのはまずいな、そこがチャオの行動原理につながるはずだし


    ありがとう、続き書きつつ修正するわ

  • 194二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 17:07:31

    保守

  • 195二次元好きの匿名さん22/05/06(金) 21:45:59

    MF特有のおいろけシーン?

    >>97の魔力同調を性行為のメタファーにすれば解決よ?

  • 196二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 09:34:36

    保守

  • 197二次元好きの匿名さん22/05/07(土) 21:31:06

    保守

  • 198◆9G12fmecqU22/05/08(日) 06:47:53

    あーくそー、セリフが多い作品をあんまり書いてなかった影響で修正が上手く進まないぜ!
    新スレは修正がうまくいったら立てる(一週間以内を目途)ので適当に埋めといてください
    すまん、アドバイスサンクス

  • 199二次元好きの匿名さん22/05/08(日) 06:51:37

    じゃあしばらくはスレ主が一人頑張るしかないな…
    横から口出しされるよりも、個人でああでもないこうでもないと試行錯誤する期間もそれなりに必要だろうし

  • 200◆9G12fmecqU22/05/08(日) 06:56:10

    逃亡はしないと誓うので安心してくれ
    君たちにはあと半年付き合ってもらうぞ……

    ではさらばだ!

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