- 1二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:27:35
お昼はコンビニアルバイトで生計を立てながら夜はカイザーとして配信活動に勤しむケリュドラ
頼りになるバイトリーダーでもありそこそこ配信では有名になりつつもあったり…
その身の周りではその他黄金裔たちが遊びに来たり絡みに来たりお裾分けに来たり…そんな賑やかな現代パロディ
そこには新たな人影も見えてきて…?
過去スレ
[閲覧注意]ここだけお昼はアルバイトしてるカイザー[現パロ]|あにまん掲示板お昼はコンビニアルバイトで生計を立てて夜は世界征服という名の配信活動的なものをしているカイザーケリュドラその周りには他の黄金裔たちもいたりして…bbs.animanch.com[閲覧注意]お昼はコンビニアルバイト、夜は配信活動なケリュドラさん[現パロ]|あにまん掲示板お昼はコンビニアルバイトで生計を立てながら夜はカイザーとして配信活動に勤しむケリュドラその身の周りではその他黄金裔たちが遊びに来たり絡みに来たりお裾分けに来たり…そんな賑やかな現代パロディ前スレhtt…bbs.animanch.comhttps://bbs.animanch.com/board/5591135/?res=195
- 2二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:27:49
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- 3二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:31:26
- 4二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:42:04
「……いないな」
カチャ、とサングラスを上げる
色のフィルターは消えたが、相変わらずカイザーの姿形が見えない
「…ブロックがどうこうだという話もあったな…うむ、話を聞いた限りでは」
すっ、と指で地図をなぞる
あんたんたるたる、その名前が記載されたエリアで指が止まった
「恐らくここで待っていれば再び会うことが出来るだろう…それより、ここは暑いな…」
セイレンスは上着を脱いで薄手のシャツ1枚になった
黄色い悲鳴や驚きの声が聞こえた気もしたがどうでもいい…
とりあえずはカイザーと合流せねばなるまい - 5二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 21:50:44
- 6二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:06:16
- 7二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:15:28
サフェルがアグライアに電話したらアナイクス先生が代わりに出るんだよね…
- 8二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:16:37
前スレのカイザーの宿泊部屋問題は確実にセイレンスが解消してると思うねぇ…そして食われる
- 9二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:24:48
「…ん?今度は家にかけるのか?(冷蔵庫を開けながら」
(prrrrr…prrrrr…)
「そうそう、ライアってたまに携帯セカンドバッグに入れたままにしてるからさ〜?さっき繋がらなくて今回もそれかなって」
(prrrrr…ガチャッ)
「あ、出た出た!もしも〜し」
「まったく、誰かと思えば貴女でしたか…」
「…あ、ごめんなさい間違えました」
反射的に通話停止をタップする
「…どうした?」
モーディスは椅子に腰掛けてビールを飲んでいる
「いやぁ…自宅にかけたつもりがアナ先生の声がしてさぁ…」 - 10二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:35:14
逆にアナイクスに電話するってのは……?
- 11二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:36:01
「いや、でもなんか…んんんんん!?」
サフェルはベッドに腰掛けたまま唸る
別に居てもおかしくはない…けど余りにも自然に電話に出たしなんなら養子とは言え娘が不在の日に当たり前のように居る…
「……ねぇ、これ電話しなくてもいいかなぁ…?」
「まぁ…本人がその気になれば後から折り返しの電話ぐらいかかってくるだろう」
かん、と空き缶をテーブルに置いたモーディスは携帯に目を落とす
「…出前でも取るか。お互いに夕飯もまだだしな」
「だねぇ〜、あ!それならアタシが奢るよ!泊めてもらってるお礼に!」
モーディスの隣へと移動し、画面を覗き込む
あれでもないこれでもない、そんな話をしているとベッドへ放られている携帯が振動する
それに気づかぬまま、サフェルはモーディスに肩を寄せているのであった… - 12二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:45:14
- 13二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:54:19
一方その頃コミケ会場物品エリア―――
ケリュドラ
「!?!?!?ッッッッッ」(ゾワワワワワワワワヮッ)
ファイノン
「?…カイザー?」
ヒアンシー
「どうかしましたか?」
ケリュドラ
「いや…急に背筋がゾワッとしてな…(な…なんだ?どこかで剣旗卿がとんでもないことをやらかした気が―――)
………いや、気のせいだな多分―――うむ…そう思っておこう……(どうにか自分に言い聞かせる)
ところで医師卿?コミケが終わった後の行動についてだが―――」
ヒアンシー
「その点は問題ありませんよ?宿泊施設のほうは事前に予約済みです♪今日はそこに泊まって明日帰る予定です
…まあ飽くまで寝るだけの部屋なので格安ですし、一部屋は私とカイザーの相部屋ですが」
ファイノン
「なんか僕だけ丸々一部屋使うのは申し訳ないなぁ…そういえばヒアンシーさん?イカルンはどうしたんだい?」
ヒアンシー
「イカルンは親戚のセネオス様に数日前から預かってもらいました。コミケから帰った次の日に迎えに行く予定です
セネオス様にはイカルンも懐いてますし、向こうにもお友達が大勢いますので寂しくありませんよ♪
(本当は最近疲れているアナイクス先生に預けて癒させようと思ってたのですが…まさか海外出張とは…)
ケリュドラ
「うむ―――では次は物品エリアの散策を開始する!行くぞ二人共!!」
二人
「「ああ!!/はい!!」」 - 14二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:00:27
あぁ…これか
- 15二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:03:50
ただでさえ美人でスタイルのいいセイレンスだ…薄手のシャツ1枚ともなれば汗による透けブラが…
- 16二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:06:44
多分先にセイレンスがたるたる先生の元に辿り着きそうだけど…そこで弦と大鎌の戦いにならない?
絶対にカイザーに買わせたくないキャスvsカイザーを傷つける気なら容赦しないセイレンス
という形で - 17二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:16:09
- 18二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 23:45:32
アナイクス先生なら今アグライア吸って癒されてるから(暴論)
- 19二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 03:22:22
コミケ終了後にセイレンスにヒアンシー達とは別の宿泊施設へと連行されるカイザーの姿が想像できる
- 20二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 07:37:16
キャストリス
「ありがとうございました~(客を見送る)ふ~…どうにか波は超えましたね…はぁ(溜息)…疲れました…」
ボリュシア
「お疲れ様お姉ー――じゃなかったあんたんたるたる先生」(冷たい飲み物を差し出す)
キャストリス
「ありがとうボリュ―――じゃなかった自爆転生先生…ふぅ…生き返ります」(受け取った飲み物を飲んで一息入れる)
ボリュシア
「そういえばさ…カイザー達って今の所こっちには来てないみたいだけど―――もしかして迷った?」
キャストリス
「いえ…恐らくは他の場所を巡っているのでしょう…何せ初めてのコミケですから見るものも沢山あるでしょうしね
(とはいえそれならこちらとしては好都合―――今回も購入する方達の為に新作含め作品を多く刷ってきましたが…
思いのほか売れ行きは好調ですし、これならもしかしなくともカイザーが来る前に売り切れそうですね…
ふっふっふ…残念ですがカイザー…恨むのならあの長蛇の列に並ばなかった自分の判断を恨んでください――)」
ザワザワザワ
キャストリス
「?なんでしょうか?向こうが少し騒がしいようですが―――は?」(何かを見て固まる)
ボリュシア
「どうかしたの?」(キョトン)
キャストリス(ハイライトオフ)
「すみません少しの間だけ店番をお願いしますあとこのブルーシート少し借ります」
ナンダアノビジョハ…メッチャスタイルイイナ…モデルカナ…アレ?アノヒトドコカデ…
セイレンス(帽子とサングラスはつけてるが薄手のシャツ1枚)
「さて…地図だとこの辺りのはずだが…(周りを見渡す)いないようだな…まあ来るまで待つと―――!?!?
(突如として背後から現れた何者かにブルーシートを被せられて高速で物陰に連れ込まれる)」
ウワッナンダ!?…ナニカガスゴイハヤサデ…アレ?アノビジョハ? - 21二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 08:01:38
うーんこれは一波乱確定!!()
- 22二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 15:57:54
エロ下着がシャツからスケスケのセイレンスはちょっと股間に悪くありませんかね…
- 23二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 17:47:47
幸いなのがキュレネがコミケに姿を見せていないところぐらいだな…
- 24二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 18:09:04
コミケ会場隅の人気のない物陰―――
セイレンス
「(な…なんだ!?いつの間にきた何者かに後ろからシートらしきものを被せられ、人気のない所に連れられたが――
私が気が付かないとはこいつは只者ではないな!?一体何者「セイレンス様ですね?」―――!?!?!?)
なぜ私の名前を知って――いや、その声はもしかして「どういうつもりなのでしょうか?」―――は?」
キャストリス
「もう一度セイレンス様にお伺いします……い っ た い ど う い う つ も り な の で す か?」
セイレンス
「な…なんだ?いつもと違って何か怖いぞ?というかなぜそんなに怒って―――」
キャストリス(ハイライトオフ&早口)
「カイザーですか?カイザーですね?カイザーですよね?あなたがこのコミケに来る理由なんてカイザー以外には
ありえませんよね?大方後からカイザー達が心配になり仕事も特になかったからこっそり見に行こう的な感じで
ここまで来たのはいいもののカイザーが見つからないので今も探しているという所でしょうか?まあ流石に自分
の知名度は知っていたから最低限の変装はしたけれどもその恰好を見るに暑さに耐えかねて脱いだのでしょう!?」
セイレンス(ちょっと引いてる)
「あ…ああ…そうだ…(なんだこの圧は!?)」
キャストリス(ハイライトオフ&早口)
「あなたの気持ちはわかりますがなぜ時と場所を考えなかったのですか!?ただでさえ抜群なプロポーションを持つ
あなたがあんな所で薄手のシャツ一枚になったら周囲の注目を集めるのは当然です!ましてあなたの正体がもし
バレようものならどれほどの混乱を巻き起こすのか変装までして来たあなただってそれはわかるはずです!」 - 25二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 20:44:26
やはりキャストリスは強い…
- 26二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 21:05:20
「…というわけで、明日のコミケには参加しようと思ってるの♭」
「そうか…それで、なぜ俺に伝える?」
「学会に提出して結果待ち…それに標本作りも佳境に入っている…つまり…」
「明日は暇だろうから付き合え…そう言いたいんだな?」
「そういうこと♥もしアタシがひとりで繰り出して…三月なのかに悪い虫が引っ付いても貴方はいいのかしら?」
くるくると傘を回しながら彼女はイタズラっぽく語りかけてくる
妖艶に…だがどこか明日の楽しみを隠せない少女のように彼女は耳打ちした
「貴方がいれば…この子も喜ぶと思うのだけれど♭」
「わかった、付き合おう…だが覚えておけ」
丹恒は少し近づけば口づけになりかねないほどまで距離を詰める
「俺はまだお前の事は認めていない」
「それでもいいわよ…ちゃんとなのかが抱く心に従って射止めて見せるから♭」 - 27二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:16:32
〜一方その頃、アパートの囚人は〜
「今日はとても静かですね。まさか私以外誰もいないとは…」
(prrrrrr…prrrrrr…)
『もしもし、急で悪いけど先輩は今日空いている?」
「ヘルタ殿ですか、生憎私が今出る場合誰もアパートにいない状況が仕上がってしまうためどんな要件でも無理ですね」
『要件も伝えてないのに無理だなんて酷いね先輩』
「…それで要件は?」
『酒盛りよ』
「そうですか。では失礼」
『わかったわ。ならあなたのアパートで酒盛りにしましょう』
「拒否権はないのですね。ちなみに参加メンバーは?」
『スリューガムに…まぁ色々。あと3人いるわ』
「なるほど……分かりました。ですがその酒盛りに私を誘う理由がどこにも無いと思うのですが?」
『「静寂の主」が貴方に会いたがっているのよ。だから拒否権なんてないんだよ。せーんぱい」
「()」 - 28二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:36:19
>>27こっちはこっちで面白くなってきたな
- 29二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:43:38
ポルカはここだとどういう立ち位置なんだ…?暗殺者?
- 30二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:47:37
流石に暗殺者はマズイからライコスに超超超だる絡みする後輩でしょ()
- 31二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:00:06
でもポルカは裏社会にいそうな感じする
- 32二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:55:33
キャストリス(ハイライトオフ&早口)
「いいですかセイレンス様ここコミックマーケットはただ同人誌やグッズなどを売ったりコスプレを楽しんだりする
だけの場所ではありません!自分の書いた作品を知ってほしい見てほしいと思ってる人達やまだ見ぬ作品や手にした
物語の続きが知りたい見たいと思ってる人達の願いによって作られた夢の祭典なんです!もしここで何か騒ぎになる
事態が起きたらせっかくの祭典が台無しになってしまうのです!そうなれば新たなる物語を求めてこの祭典に参加
した多くの人々を悲しませることになるのですよ!それをわかっているのですか!!!」
セイレンス
「わ…悪かったチョウチョウウオ…お前がそこまで怒るとは…」
キャストリス
「…………反省していますか?」ジトー
セイレンス
「あ…ああ…反省している…すまなかった」(ションボリ)
キャストリス
「…………はぁ(溜息)なら構いません。とりあえず私のサークルに行きましょう
幸い冷たい飲み物やいも――自爆転生先生から扇風機を借りれるかもしれません
ただその前に…いい加減にシャツ一枚じゃなくて上着を着てください今すぐに」
セイレンス
「だが上着を着ると熱いんだが―――」
キャストリス(ハイライトオフ)
「な に か も ん だ い で も?」(ギロリ)
セイレンス
「イヤベツニ…」(ションボリしながら大人しくついていく) - 33二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 02:17:44
ライコスが可哀想と思ったのは初めてだ
- 34二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 12:07:34
ほしゅ
- 35二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 14:45:26
保守感謝
ついにライコスにも天才クラブ(後輩達)の魔の手が… - 36二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 14:46:59
ザンダーは多分天才クラブのやつらと同じ職場にいたけど退職したんだろうな…
- 37二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 16:24:17
一方その頃
ケリュドラ
「ふむ…とりあえず物品も色々買えたな。思いのほか混んでなかったから各自別行動にしたが…救世卿はどうだ?」
ファイノン
「クリアファイルやアクリルキーホルダーにタオル…あとそれから自主制作のゲームやCDも売ってたね
特に音楽は凄いね…あれって機械が歌っているんだよね?『ボーカロイド』って言うらしいけど」
ケリュドラ
「確か専用のソフトを使って作るらしいな…まあ自然に歌わせるためには優れたセンスと経験が必要らしいが
ところで医師卿は何か買ったのか?」
ヒアンシー
「私は企業ブースに行ってきましたよ~アナイクス先生が大好きな『大地獣くん』ぬいぐるみ(限定版)と
抱き枕なんかを買いました♪買ったものはそのまま宅配サービスでアナイクス先生の自宅に送ってもらいました」
ケリュドラ
「確か『大地獣くん』というのは学者卿が一番好んでいるゆるきゃら?だったか…だがなぜお前が買うのだ?」
ヒアンシー
「ふっふっふ…それはですね…」
回想
ヒアンシー
「アナイクス先生~実は私カイザー達と一緒にコミックマーケットに行ってくるんですよ~」
アナイクス
「第一に、私の名前は『アナクサゴラス』だといつも言っているでしょう…何度言わせるつもりですか?
第二に、なぜ私にそのことを言うのです?付き添いなら出張で海外に行くと言っておきましたが?」
ヒアンシー
「実はコミケで『大地獣くん』グッズが売られるようで…「いくらです?十万?二十万で足りますか?」」
ヒアンシー
「――ということで私がアナイクス先生の代わりに『大地獣くん』グッズを買ってくることになりました~
…ちなみに見返りとして宿泊費や食事代・移動費等を負担してくれることになっています♪」 - 38二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 16:38:17
チョロイクス先生…
- 39二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 18:31:06
このレスは削除されています
- 40二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 18:32:45
ファイノン
「え?初耳なんだけど…」
ヒアンシー
「そのことについてなんですが…アナイクス先生から伝言です。『ヒアンシーは私の代わりにグッズを買いに行くという責があり、ケリュドラもまぁ百歩譲っていいでしょう。ですのでこの2人分の物品を除く宿泊費や食事代・移動費等は負担します。ですがファイノン貴方は自費です。この間の大学の備品を壊した一件や大地獣のよる感想で誤った発言をしたことなどを含め、今回は貴方に払う義理はありません。ですが私も鬼では無いので海外出張で手に入ったお土産は貴方に多めに渡しましょう』ってアナイクス先生が言っていました」
ファイノン
「…まぁ僕が悪いか」
ケリュドラ
(学者卿がすぐそこに居るかと思ったな…だが『今回は』やお土産を多く渡す…か…学者卿も大分甘い部分があるようだな) - 41二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 18:53:38
「…それにしても、これだけ連絡が返ってこないということは…」
「まぁ、あまり詮索することでもありませんよ…彼女もいい大人ということです」
ティーカップを置き、アナイクスはほぅっと一息つく
一方のアグライアは折り返しの電話が繋がらなかったことに酷く焦っているようにも見えた
(まぁ…先ほど家電にあった着信が彼女のものだったというのは伏せておいて正解でしたね…カイザーには悪いことをしましたが)
「それに、メデイモスは私から見ても素晴らしい人間だと思いますよ?学内の成績も申し分ありませんし、日常生活でもこれといった問題は見受けられませんからね…」
「それについては私も把握しています…時々ファイノンと遊んで羽目を外すこと意外彼は素晴らしい男性と言えるでしょう…ですが」
「…一応聞いておきましょう」
「彼を義理の息子として迎え入れるかは別の話です!!」
「…話が飛躍しすぎていませんか?」
〜〜〜〜〜
「へぶしっ!!」
「ん?エアコンの温度が低すぎたか?」
「あ〜大丈夫大丈夫…多分これ…ライアが噂してるだけだから…」 - 42二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 20:06:41
サフェルの花嫁衣装を縫い始めるアグライア様…
- 43二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 21:06:25
- 44二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:07:56
声真似したのね…
- 45二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:11:01
殿下なら別に余裕で耐えるだろうという安心感…
- 46二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 02:11:14
それはそれで少し不満そうなニャンコちゃん
- 47二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 11:41:07
襲われたかったのか…?ニャンコちゃん…
- 48二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 11:44:21
後日「すごく安心したけどなにもアクションがないのはそれはそれで腹立つ」とかヒアンシーたちとの女子会で愚痴ってそう
- 49二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 16:51:58
ケリュドラ
「さて…ドウジンシも買い、物品も漁った…後は侍女卿のサークルに向かい件の新刊を手にするのみ…
と、言いたいところだが…最後に寄りたい場所があるのでそこに寄ってから向かうとする」
ファイノン
「最後に寄りたい所というと…例の『コスプレ撮影エリア』だね?」
ケリュドラ
「うむ…このコミケで表の主役がドウジンシならば、さしずめコスプレは裏の主役…これを見ずに
侍女卿のサークルに向かうのはもったいないと思ってな…二人はどう思う?」
二人
「僕はいいと思うよ?その裏の主役というのがどんなものか気になるしね?」
「私も同じです♪調べた時に知ったのですが、コミケに出るコスプレのレベルは相当高いらしいです!」
ケリュドラ
「よし決まりだな?では行くぞ二人共!『コスプレ撮影エリア』へ!!」
その頃―――サークルあんたんたるたるでは
キャストリス
(不味いですね…完売まであと少しのところなのですが…そろそろカイザー達が来てもおかしくありません…
ん?…いやもしもカイザー達が例のエリアに寄ってからここに来るのだとしたら…まだ手はありますね…
そうと決まれば早速『彼女』に連絡を入れましょう…うまくいけば足止めができるはず…)
(prrrrr…prrrrr…)
????
「ハァイあんたんたるたる先生♪どうしたの急に電話なんかかけてきて…なにかあったの?」
キャストリス
「確か今日、そちらのコスプレ担当者が一人急遽出られなくて困っていると言ってましたよね?」
????
「そうなのよ~少し前に担当の子の一人が急に熱を出しちゃってね?しばらく安静にしてなくちゃいけなくなったの
残念よね~あの衣装かなり凝って作ったのに…でも着れる人がいないんじゃ来年までお預けね…はぁ(溜息)」
キャストリス
「確かその衣装…『身長が高くて凛々しい女性』が着ることになっていた物でしたよね?なら丁度良いですね
実はそれが似合うであろう人が今うちのサークルにいるのですが…」(扇風機で涼むセイレンスを見つつ) - 50二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:15:46
まさかの手に…
これが通用しなかったら実力行使しないですよね…?
ちなみにセイレンスは意外にもキャスやサフェルよりほんの少し身長が低かったりする。
まぁでも現パロだから身長はいくらでも盛れるけどね() - 51二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:26:20
- 52二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:39:24
- 53二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:36:19
そういやあちこちうろついてるとはいえコスプレ組として星穹も参加してたな…
というかあの二人変人の癖に美男美女だから大抵のコスプレ似合いそうでずるいんだが? - 54二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:11:37
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:13:26
ひとつのベッドで添い寝したのになんの反応もなく爆睡されちゃったサフェルの心境やいかに
- 56二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:48:58
「〜〜〜〜〜にゅっ」
「眠いならもう寝るか?」
椅子に座って携帯を眺めていたモーディスがぐいっと伸びをしたサフェルに声をかける
「だねぇ…とは言ってもお互い様でしょ?2日目も相変わらずなわけだし?」
「そうだな…まぁ、明日さえ乗り切ればゆっくり休めるからな」
携帯を充電器に挿し、モーディスはベッドへ腰掛ける
「…確認しておくが、本当にいいんだな?」
「いいっていいって!ほれほれ、近う寄れ♥」
にやにや、と悪戯っ子のような笑みを浮かべながら寝転がった体勢のままポンポンと隣を叩くサフェル
「……もうなにも言わんぞ…それと、おやすみ」
半ば呆れ顔のまま大人しく床に就くモーディス
サフェルは彼の逞しい背中へとぎゅっと身体を寄せる
(うわ…ヤバ…改めてひっつくとめちゃくちゃ逞しいじゃん…!)
どこか自分の中でそんな期待があったのかもしれない…鼓動がちょっぴり速くなるのを感じた
が、ぐぅっという寝息が耳に届く
「……は?」
いや、疲れてるのはわかるよ?アタシだって今日は思ってた以上に疲れたもん
でもさ?流石にこれはなくない?自分で言うのもなんだけどスタイル抜群の美少女から添い寝されて秒速でいびきかくってそんなのあり!?
そっと身体を動かして彼の顔を覗き込んでみる…ほの寝顔は、普段の姿から想像出来ないほど穏やかな寝顔だった
「……はぁ、まぁそんなもんだよね…おやすみ」
ぺちぺち、と反抗の意味も込めて彼の背中を叩いてから再び目を閉じる
疲れからなのか…それとも安堵からか…サフェルの意識もあっと言う間に闇へと落ちていくのであった - 57二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:26:48
これって時系列は
現在
ケリュヒアファイのコミケ巡り
セイレンス、カイザー大好き症候群発症
セファリア、モーディスのバイト
キャスとボリュシア、サークルにて販売
ライコス、酒盛りに巻き込まれる
長夜月、なののコミケに丹恒付き合わせる
穹星、コミケを楽しんでる
未来
アグライア、アナイクスを自宅に誘う
セファリア、モーディスと一緒に寝る
って感じか - 58二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:38:20
保守
- 59二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 02:16:13
波乱だらけのコミケ編…!
- 60二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:28:11
セイレンスは一体どういう衣装を着るのか…
- 61二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:59:13
いっそもうスタレ総合現パロスレになって欲しい
- 62二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:37:58
コミックマーケットコスプレ撮影エリア
ケリュドラ
「ここがコミケにおける裏の主役であるコスプレ撮影エリアか…」
ヒアンシー
「はい…ここコミケにおいてコスプレは切っても切れない存在――会場をコスプレ姿で楽しむのはもちろん
時には売り子にコスプレをさせることで売り上げを出したりしていますが…コスプレイヤーが最も多く集まるのは
このコスプレ撮影エリアです」
ファイノン
「すごい人だかりだ…同人誌会場と同じくらい人がいる気がするね…」
ヒアンシー
「それもそのはずです。何せこの会場に来る人達は様々なアニメや漫画・ゲームをたしなむ者たちです
そのこだわりは凄まじく、毎年高クオリティなコスプレをするコスプレイヤーが多く来るのですから」
ケリュドラ
「僕たちが行ったコーナーのキャラがいるぞ…『東方』に『とうらぶ』に…あれは『アズレン』と『艦これ』か?」
ファイノン
「改めて見て思ったけど…やっぱり『アズレン』の人たちって肌の露出多くないかな?」
ケリュドラ
「あれは…ロボット物のコスプレか?素人の僕ですらわかるくらいに造詣が細部にまでできているぞ!?」
ファイノン
「うわっ目が光った!しかも胸のコックピット?が開いて中に人のフィギュアが入ってる…すごいなぁ」
ケリュドラ
「な…なんだあの変なコスプレは!?真っ白な百葉箱を頭にのせているぞ?意味が分からん…」
ファイノン
「こっちは四国?の形で…あっちは――台風の天気予報図?なんでそんなコスプレを?」 - 63二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:47:27
多分ロボットのところにダンボールでできたやつがいるんだろうな
- 64二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:40:31
被ってる段ボールの胸元に『GUNDAM』って書いてあるんだよね…
- 65二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:09:05
キャス…あんたんたるたる先生悪いこと考えてるけど結局それが裏目に出るんですよね…(フラグ)
- 66二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:24:08
「そういえばさ、丹恒ってナニ捕まえてたの?」
「今日か?狙っていたのはトゲトゲとトゲナシトゲトゲとトゲアリトゲナシトゲトゲだ」
「…それって結局あるの?ないの?」
当然のような疑問をなのは丹恒にぶつける
「あるやつとないやつとないけどあるやつだな」
「………???(宇宙猫三月なのか」
「まぁ、それもあって分類が難しいわけだ…今回送ったのも詳しく調べたかったからだしな」
標本セットを片付けて、丹恒はコーヒーを口に運ぶ
「…それはそうと…本当に泊まるつもりか?」
「だ、だって目が覚めるか不安だし…?あ、でも仮に丹恒先生に襲われてもうひとりのウチがなんとかするから!」
ふんす、と胸を張るなのかの額にチョップを食らわせると、丹恒はシャワーを浴びに部屋を出てしまう
『…本当は襲われてみたかったりするんじゃないの♭』
「そ、そんなこと…」
『いい方法を教えて上げる…それはね…♭』 - 67二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:06:29
- 68二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:59:43
「そもそもの話、私の家がどこにあるのか知らないでしょう」
『知ってるわよ?』
「…何故貴方に私の家がバレているのですか」
『以前スクリューガムに会ったでしょ?そういうことよ』
「なるほど……キャストリス殿に後日苦情言いに行くことになりそうですね」
『流石天才。話が早くて助かるね』
「私はもうクラブには所属していないので天才と呼ぶのはおやめになってください」
『そう、悪かったわね。それと気になっているでしょう?何故「静寂の主」も来るのか』
「…おおかたヘルタ殿とスクリューガム殿が私の居場所について話している時に盗み聞きしていたのでしょう。想像に容易いですね」
『大正解。そういうことだから酒盛りの準備しといてね』
「はぁ…わかりました…ちなみにあと2人の参加者はどなたなんですか?」
『先輩に危害を加える人間ではないから心配しなくて大丈夫。それじゃ頼んだわ』
——————
「…覚悟を決める必要がありそうですね……」
ふと目に入った。とある機材——
「私ももしもの時の対策をしないわけにもいきません。カイザー、貴方を真似させていただきますよ」
- 69二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:04:23
(…もしやポルカ関係なしに最初からヘルタ殿とスクリューガム殿は私のアパートで酒盛りするつもりだったのでは…?)
- 70二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:08:02
天才の恥部を配信するんですか!?
- 71二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:09:50
これは気になる…とても見たいンゴ…
- 72二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:11:22
ポルカのエミュがとてもわからん問題がある
- 73二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:46:16
今更なんだがこのライコスって服着てるんだろうか…流石に着てるよな?
- 74二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:43:20
- 75二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 05:10:08
多分酒盛りに来る残りの2人はルアンとスティーブンなのか……?
仮にこのメンツでの酒盛りを配信にしたら別分野での会話が混ざりつつも何故か話が通じ合っていて視聴者が宇宙猫になってそう - 76二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 06:43:43
現パロのルアンは倫理観あるだろうから普通のお姉ちゃんになってそう
- 77二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:54:18
ケリュドラ
「しかし本当に色々なコスプレがあるな。それも凄いクオリティーの物から仮装大賞のようなものまで様々だ」
ファイノン
「さっきの胸元に『GUNDAM』って書いたダンボールのコスプレもそれなりの人だかりだったからね」
ヒアンシー
「なんでも海外のとあるコスプレイヤーさんが元ネタらしいですよ?」
????
「うふふ♪やっと来たのねカイザー…もう待ちくたびれちゃったわよ?」
ケリュドラ
「その聞き覚えのある声…もしや…」
キュレネ
「ハァイみんな♪コミケ楽しんでいるかしら?ようこそ!コミケもう一つの主役『コスプレ撮影エリア』へ♪」
三人
「「「妖精卿!?/キュレネ!?/キュレたん!?」」」
ファイノン
「最近年に二回ほど用事でどこかに出かけているのは知っていたけど…まさか君もコミケに行ってたとはね」
キュレネ
「そうなの♪ここには私の大好きな物語が星の数ほどあるの!こんな素敵な所に行かないなんてもったいないわ♪
初めてここに来た日からすっかり気に入って、それ以来毎年この時期にはここに来ているの♪」
ケリュドラ
「そしていつしかコスプレにも興味を持ち、それにも参加するようになったというわけか…」
ヒアンシー
「それでキュレたんもコスプレしているんですね」
キュレネ
「うふふッ♪そ・れ・じゃ・あ…私がどんなコスプレをしているか当ててみて頂戴?」
ケリュドラ
「見たところ猫の獣人だな…髪の色は妖精卿と同じか少し濃いピンクの長髪にネコ科特有の耳としっぽ…
容姿は全体的に軽装で特徴的なのは肩に羽織ったジャケットとゴーグル…それと…これは大型の狙撃銃か?」 - 78二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:19:27
キュレネさん!?
- 79二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:49:08
この世界線の天才クラブもアナイクス先生みたいにTVに出てたりするんだろうな…
そんな人たちがありのままの姿を配信で… - 80二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 17:44:16
ほしゅ
- 81二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:30:46
キュレネのコスプレはあれかな…
ミュリオンかな? - 82二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:41:06
遊戯王の「鉄獣戦線(トライブリゲード)徒花のフェリジット」?
- 83二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:04:18
なんてロマンチック(コミケ)な物語♪
- 84二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:16:53
キュレネはそのうち先生としても活動するんだろうな…
- 85二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:31:04
ファイノン
「そういえばその恰好のキャラ…どこかで見たことがあるような気がするな…う~んどこだったかなぁ…
あっ!思い出した!確か同人誌エリアのアニメ・マンガコーナーにあった『遊戯王』だったはず…」
ヒアンシー
「正確には『遊戯王』を元ネタにしたカードゲーム『遊戯王OCG(オフィシャル・カード・ゲーム)』に出てきた
モンスター?と言うんですか?最近だとそれを題材にしたアニメがネットに配信されていたのを偶然見た気がします
確かとある教国と対峙しているある組織のメンバーで名前は―――」
キュレネ
「コホン…『私の名前はフェリジット!!冷酷なる教国『教導(ドラグマ)』の侵略に対抗するレジスタンス組織
『鉄獣戦線(トライブリゲード)』のメンバー…人呼んで『徒花(あだばな)のフェリジット』よ!」(銃を構える)
一般人オタク達
「凄い…あのフェリジットのコスプレ…とてつもない完成度だ…」ヒソヒソ
「ああ…まるで最近配信されたアニメから出てきた本物みたいだ…」ヒソヒソ
キュレネ
「どうかしらファイノン?今回の私のコスプレは?今までは一緒に参加したコスプレ友達から色々と借りてきたけれど…
今回は思い切って自分で衣装を自作してみたのよ♪…まあ流石にウィッグや小物などは借り物だけど…」
ファイノン
「こんな凄い衣装を一から自分で作ったのかい!?凄いよキュレネ!」
キュレネ
「うふふ♪…といっても私も初めての試みだったから、アグライアに色々と教わりつつ長い時間を掛けて作ったの」
ファイノン
「それでも凄いよキュレネ!その衣装…とても初めてとは思えないほど上手にできているじゃないか!凄いよ!」
キュレネ
「ファ…ファイノン(ジーン)…ありがとう…あなたに褒めてもらえるなんて頑張った甲斐があったわ♪」
二人
「キュレネ…」
「ファイノン♪」 - 86二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:29:24
二人だけの世界にナチュラルに入り込んでて草
- 87二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:00:21
この後にセイレンスも来るとなると場の雰囲気がとんでもなくお熱いことになりそう
- 88二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 02:25:44
このふたり…これで付き合ってないんだよな…
- 89二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 09:02:25
ケリュドラ(小声)
「完全に二人だけの世界に入ったな…もう僕たち完全に蚊帳の外だぞ…」ヒソヒソ
ヒアンシー(小声)
「大学でファイノン様に片思いした人達の多くはあの光景を見て完全に心を折られてしまうんです…
何よりひどいのはあれでまだあの二人の関係がただの幼馴染という所ですね…今でも信じられませんよ」ヒソヒソ
キュレネ
「ねぇ…ファイノン?…私…あなたにお願いしたいことがあるの…」
ファイノン
「君のお願いなら喜んで(キラリ)…ところでそのお願いって「私と一緒にコスプレしない♪」―――はい?」
キュレネ(早口)
「実は私のコスプレ友達が今年のコミケの為に沢山のコスプレ衣装を作っていたの!でも作ったのはいいけれども
肝心の着る人が見つからないらしくてね?会場に何着か持ってきたらしくて私も見てみたけれどその中に男の人
用の衣装があってね?もしファイノンが着てくれたら嬉しいのだけどどうかしら?あなたならきっと似合うわ♪」
ファイノン(困惑)
「ま…待ってくれキュレネ!君の熱意は十分伝わったけど、僕一人じゃその判断をすることはできない…
今回僕はカイザー達の付き添いで来たから、もし僕が彼らの傍を離れてしまったら…きっと困ってしまうよ」
ケリュドラ
「いや?別に構わんぞ救世卿?」(あっさり)
ファイノン
「―――え?」
ケリュドラ
「別に会場内でのコスプレは禁止されていないからな。むしろ救世卿のコスプレ姿を見れば変に近づく輩も減る…
僕たちはここで待っているからしてくるといい―――ああだが妖精卿?連れていく前に一つ条件を付ける
『僕たちを守る救世卿の代わりが務まるものを連れてくる』―――これが条件だ…構わないな?」
キュレネ
「ええもちろんいいわよ♪―――実はついさっき丁度いい所にその条件に合う知り合いが来てくれたの♪
彼女ならきっとあなたたちをどんな危険からでも守ってくれるわ!ちょっと待っててね?今連れてくるから♪」
ケリュドラ
「ではよろしく頼むぞ妖精卿」 - 90二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 17:01:42
護衛…あっ…(察し)
- 91二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 18:37:36
でもたしかにファイノンってイケメンだからなに着ても似合いそうでずるいんだよな…
故にダサいシャツを着せてはいけないのです - 92二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:12:21
「結局…セファリアからの連絡は返ってきませんでしたね…」
「メッセージは届いていたのでしょう?居場所が分かっているのです…それでよしとしては?」
「その居場所が問題なのです」
「……年頃の男女ですからね、まぁ…なにかがある可能性も無いことも…」
そこまで言いかけて、アナクサゴラスは我ながらしまったと感じた
目を向けると、アグライアはこれでもかと悲しそう長顔をしている
「お、親としては娘の成長を喜ぶべきでは…?」
「素直に祝福したい私と祝福できない私もいるということです…わかってください、アナクサゴラス」
とすん、と彼女が肩に寄りかかる
いつもなら煩わしいと追い払うのだが…今はこのままの方がよさそうだ
落ち着くまで、アナイクスはそっと彼女の肩を優しく抱きよせるのであった - 93二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:14:05
―――数分後
キュレネ
「おまたせカイザー!約束通り代わりのボディーガードを連れて来たわ♪」
ケリュドラ
「うむご苦労だったな……それでその…そいつが…そうなのか?」
?????
「…………………」(西洋風な全身鎧)
ヒアンシー
「あの~キュレたん?この人は一体…」
キュレネ
「彼女の名は『教導の騎士フルルドリス』と言って、私がコスプレしているフェリジットが属する鉄獣戦線と
敵対している『教導(ドラグマ)』という国の教導軍を率いる騎士長にして歴代最強の聖女なの♪」
ファイノン
「彼女もキュレネと同じ遊戯王OCGというゲームに出てくるキャラクターなのかい?」
キュレネ
「ええそうなの♪今回私の友達はこの作品をテーマにコスプレ衣装を制作したのよ?なんでも最近『白の物語』という
アニメ動画を見たらしくて、それ以来すっかりハマったらしくて…こんな鎧まで作りこむくらいなの」
ケリュドラ
「…まあこの格好が近くに居れば大丈夫…いや逆にこれ目当てで人が集まってきそうか?」
キュレネ
「その辺りは安心して?中の彼女は本来の人とは違って代わりの人だけど…身体能力なら十分すぎるほどあるわ!
カイザー達に何かあってもきっと守り切って見せるわよ♪そうよねフルルドリス?」
フルルドリス
(コクコクと無言でうなずく)
ケリュドラ
「まああの妖精卿がそこまで言うのなら…まあ信用しよう。では約束通り救世卿のコスプレを許可する」
キュレネ
「うふふ♪ありがとうカイザー!それじゃあ行きましょうファイノン?」
ファイノン
「う…うんわかったよキュレネ…それじゃあカイザー?ちょっと行ってくるよ」 - 94二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 20:16:52
暑そう…これ目を離したら脱ぎそうだな…(期待)
- 95二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 21:39:35
カイザーが目の前で拉致られるとかも面白そうである
- 96二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 02:14:52
カイザー…死ぬな…
- 97二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 02:15:20
下手にカイザーに近づこう者がいたらとんでもないオーラで威圧しそう
しかもコスプレ衣装が鎧だから余計に圧が強い(中身の戦闘力という点でも強い) - 98二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 10:59:35
ほしゅ
- 99二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 14:58:22
一般人オタク達
「あ……あの姿は……もしかしなくても……『フルルドリス』!?」
「さっきのフェリジットといい、このフルルドリスといい…凄い完成度だ…どこのサークルだ?」
フルルドリス
「…………………………」(無言のまま時折ポーズをする)
二人
((き……気まずい……))(撮影の邪魔にならない程度の距離を保ちつつ)
ケリュドラ
「確か『フルルドリス』と言ったか?あいつさっきから一言も発してないぞ?」ヒソヒソ
ヒアンシー
「一応見に来た人たちの為にポーズなどは取ってくれていますが…どうなんでしょう?」ヒソヒソ
セイレンス(鎧の中)
(どうして…どうしてこうなってしまったんだ?私はただあの人混みが嫌いなカイザーがコミケというイベントに
参加することを聞き、始めこそ救世主たちが居れば大丈夫と思いつつも、後になって急に不安になったから一人で
陰からこっそりと見守りつつ、タイミングを見計らって偶然を装いながらカイザーと合流するはずだったのに…)
一般人オタク達
「すいませ~ん写真撮りたいので少しポーズを取ってもらってもいいですか?」パシャパシャ
「できれば剣を掲げるような感じのポーズでお願いしま~す」パシャパシャ
セイレンス(思案中)
(というかこの格好はなんなんだ?なぜ私はこんな所で鎧なんかを着させられて写真なんかを取らされているんだ?
チョウチョウウオから「カイザーと合流できる」と聞いてピンクのウミウシの元へ行ったが…いざ来た途端彼女に
有無を言わさずこの格好に着せ替えられてしまったが…なんだこれは?はっきり言って今すぐにでも脱ぎたいぞ…
暑さに関しては意外にも感じてはいない…中に色々と仕込んでいるらしいのかむしろ涼しいまであるが…しかし…
重い!重すぎる!なんだこれは重過ぎるだろ!中の仕込みの事を踏まえても重過ぎる!少し動くだけでも一苦労
だぞ!まあ鎧はいいとしてだ…なぜ剣と盾も重いんだ!これは本物じゃなくてただの付属品だろ特に盾の方!
あと兜で視界が見にくいうえに顔全体を覆うから圧迫感が酷すぎる!息苦しいにもほどがあるだろ!どうなってる!
…正直今すぐにでも脱ぎたい…無理ならせめて兜だけでも外したいが…カイザー達が周りにいる以上下手に動けん…
幸いにも中の方もウィッグ等でコスプレしているからすぐにはバレないとは思うが…) - 100二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 17:14:27
思えばカイザーがいないコンビニ大丈夫かな…
後輩が発注ミスとかしてないよね…? - 101二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 19:44:28
こんな大人の雰囲気ならアグライア様とアナイクス先生は一線越えそうなやらしさ…
それなのにモスちゃんはさぁ…女の子が横で添い寝してるのに秒で寝るのはダメだよ - 102二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 21:10:45
セイレンス…脱いでもいいんだよ…(期待)
- 103二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 22:00:20
- 104二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 02:16:38
つ よ い
- 105二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 09:22:12
- 106二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 10:32:04
- 107二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 11:11:09
―――数分後
ケリュドラ
「さて…そろそろ妖精卿が救世卿を連れて戻ってきてもいい頃だが…む?」
ヒアンシー
「なにか…沢山の人達が一斉にこっちに向かってきているような…」
ドドドドドドドドドッ!!!!!!!
一般人オタク達(凄い速さな競歩)
「聞いたか?例のサークルがついに到着したらしいぞ?今設営の準備を終えて販売を開始したらしい」
「まじか!?あのネットで多くのファンを持つあのサークルが?でもなんでこんな遅くに?」
「どうやらトラブルに巻き込まれたらしいぞ?なんでもここに来るまでに散々な目にあったとか…」
「あのサークルって結構人気だけど…なんでか知らないがいつもひどい目に合ってるんだよなぁ…」
ヒアンシー
「す…凄い人の波です!!このままでは…」
ケリュドラ
「(まずい…撮影に気を使って離れすぎたか!?このままでは二人共波に飲まれかねん…かくなる上は…)
すまない医師卿少し我慢してくれッ!フルルドリスッ!!」(ヒアンシーをフルルドリスに向かって突き飛ばす)
ヒアンシー
「ちょ…カイザー何を!?!?」(フルルドリスに優しく抱きとめられる)
フルルドリス?
「くッ!!(ヒアンシーを抱きしめつつ)カイザー!!早く手を―――」
ヒアンシー
(あれ?この人の声どこかで――――)
ケリュドラ
「僕のことはいい!!それよりも医師卿を頼んだぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」(人波に流され遠くへ離れていく)
フルルドリス?
「カイザあああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 - 108二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 11:20:30
- 109二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 16:01:43
カイザーはちいかわだから人の波には抗えないのだ…
- 110二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 20:24:35
- 111二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:57:31
〜一方その頃、ナヌークchは〜
「()」
2週間配信にてファイノンが見れないため、職場で意気消沈していた - 112二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 02:14:28
ナヌーク…
- 113二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 08:22:23
ほしゅ
- 114二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 09:20:11
キュレネ
「おまたせ二人共♪ファイノンのコスプレが終わったわよ―――ってあれ?カイザーは?」
ヒアンシー
「実は…」
事情説明中・・・
キュレネ
「ええッ!?カイザーが人混みに流されたですって!?」
ヒアンシー
「はい…カイザーは私を庇ってそのまま…」シュン
キュレネ
「元気を出してヒアンシー!あなたのせいじゃないわ!カイザーは自分の意志であなたを助けたんだから
…でも不味いわね…このままだと前にみんなと旅行に行った時の二の舞よ?」(前々スレ参照)
ヒアンシー
「そうですね…早く探さないとカイザーが心配です…そういえばキュレたん?一つ聞きたいんですが
あのフルルドリスの中の人ってもしや…」
キュレネ
「あら?気付いちゃったかしら?実は彼女は―――ってあれ?フルルドリスは?」
一方その頃
フルルドリス?
(たしかあの人波が向かった方向はこっちの筈だが…くッあの時私がカイザーの手を掴めていればこんな事には…
とにかくカイザーを探さなければ―――ええい兜が邪魔だッ!!)ガポ(兜を脱いで背中の突起に引っ掛ける)
一般人オタク達
「うおっ!?あれって撮影エリアにいたフルルドリスか!?」
「兜の中まで再現するなんて完成度高すぎないか!?」
セイレンス
(待っていてくれカイザー…すぐに私が向かう!) - 115二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 15:39:54
人の波に攫われたカイザーを助けに向かう鎧騎士の姿のセイレンス……
情景がロマンチックすぎると言うか後にこの話を聞いたあんたんたるたる先生絶対これで一作描きそう - 116二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 16:14:02
あんあんたるたる「このネタを得られた代価としてならば…朗読など安いものですね。」
- 117二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 16:55:51
セイレンスにフルボッコにされそうなことには目を瞑るか
- 118二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 18:27:33
あんたんたるたる先生は自分に正直だなぁ…
- 119二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:00:43
「……それで、お前が三月を唆したわけか?」
「それはそうなんだけど…バスタオル1枚で縛り上げて放置はダメじゃないかな?♭」
「風呂から上がったら解放してやる」
再び閉まる浴室の扉
「そうそう、それはそうと…」
「なんだ…?まだ言いたいことがあるのか?」
「あの子の裸はどうだったかしら♭」
扉の向こうから咽るような音がしたのを長夜月は聞き逃さなかった
「そんな反応が出るということは…悪い気分じゃやかったってことでいいのかな?それに…あの子の裸はアタシの裸でもある…そして結局恥ずかしがって逃げ出した結果縛り上げられる素っ裸のアタシが居た時点で貴方は三月なのかの裸を隅から隅まで見たことになるの…♭」
「…なにが言いたい?」
「星と穹にこのこと教えるわ「それだけはやめてくれ」」 - 120二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:29:13
- 121二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 22:34:19
ケリュドラ
「やれやれどうにか人混みから脱出できたが…ここはどこだ?」
コミケスタッフ
「ふぅ…これで明日の準備は粗方終わったな…明日の企業ブース用の機材はこれで全部か?」
「(資料を確認しつつ)そのようですね。後は次の日に指定の場所へ持っていくだけですね」
「それじゃあ次の作業に向かうぞ」
「了解で~す」(そのまま歩き去る)
ケリュドラ(物陰)
(思わず隠れてしまったが…ここはいわゆる『バックヤード』というやつか?まさかこんな裏方に迷い込むとは…
スタッフに見つかって面倒な事にならない内にさっさと去りたいところだが…む?あれはもしや…)
サフェル
「よし!怪しい人影は無しっと…やれやれコミケのスタッフって意外と疲れるもんだね~」
ケリュドラ
「(しめた!俊足卿ならある程度事情を察してくれる…とりあえず説明して医師卿達がいる所まで送ってもらおう)
お~い!俊足卿~!僕だ!カイザーだ~!ちょっとお前に頼みたい事が―――」
サフェル
「あれ?カイザー?なんでこんなところに―――」
ブチブチブチブチンッグラァァァ(看板を固定していたワイヤーが切れる)
サフェル
「(!?ッうそでしょ!?看板が倒れるッ!?)カイザー逃げて!!!!」(大声で叫びつつ全力疾走)
ケリュドラ
「なッ!?」(とっさの出来事により動けない)
ビュン!!…ガシャアアアアアアアアアン!!!
サフェル
(何?後ろから投げられた物が看板を弾き飛ばした!?でも…その衝撃で展示物の大型像がカイザーに!?
だめ!!間に合わない―――)
ズズウウウウウウウウウゥゥゥゥゥン
?????
「無事かカイザー!!」(お姫様抱っこで緊急回避) - 122二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 02:15:52
これは完璧にお姫様と騎士
- 123二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 11:15:19
ほしゅ
- 124二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 13:12:12
「ハッハッハ。よくお越しになりましたねヘルタ殿、それに皆さん」
「へぇ〜『静寂の主』が来るからついに壊れたの?」
「ヘルタさんそれは失礼だと思います」
「そう?そんなことより先輩、感動の再会よ」
「一ミリも感動はないと思うのですが?」
———ポルカ・カカムの姿が見えた瞬間、ライコスに緊張が走る
「2度と会う事はないと思っていたのですが…運命とは酷なものですね」
「久しぶりね、1人目の天才 ザンダー・ワン・クワバラ」
「……これにより私の正体が完全に世に露見することになりますね。顔や声まで変えたのが徒労に終わりとは」
「私が貴方を見逃すその条件を破ったのはそちらでしょう」
———
「条件とは一体なんでしょうか」
「さあね?私も詳しくは知らないし」
「なんで僕もここにいるんだろう…」
———
「…立ち話もなんですのでどうぞお部屋に入られてはどうでしょうか?」
「ライコスさん何か企んでいますね?」
「その企みは部屋に入ったらご説明しますよ」
「私は条件を破った貴方を始末しに来た。だから部屋にも入らないしその企みは無意味———」
「——企みは既に始まっており、この会話は世に配信されていますよ」
「………」
「へえ、やるじゃん先輩」
「なるほど、カイザーと同じ配信という手段ですか」
「さっきの世に露見というのはそういう意味だったんですね」
- 125二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 13:14:27
視聴者コメント
「カイザーが2週間配信休みなので来ました」
「なんだかんだで人気キャラなアパートの囚人」
「酒盛り…特別ゲストもいるらしいけど誰だろ」
「え?この声って天才クラブのヘルタさんじゃね?」
「スクリューガムさんまでいるぞ」
「タイトルの酒盛りがただの酒盛りじゃないという事はよくわかった」
「ロードオブサイレンス?何それ?」
「は?ザンダー?あの死んだはずの?」
「ただのアパートの囚人がそんなすごい人間だったの!?」
「この女性の声は誰だ?」
「!?」
「え?誰?」
¥10000
「タダで見ていい話じゃないわ」
「死んだはずの天才が生きているなんて世界が動く瞬間すぎる」
¥5000
「ガッツリ顔を変えて声帯も変わっている…どういう技術力だ?」
「条件…?」
「死亡偽装かな?」
「企み?」
「企みって?」
「この配信でしょ」
「え?始末?」
「配信が血みどろになるんですか!?」
「始末って…やばすぎるでしょ」
「やっぱ企みはこの配信か」
「これは1人目の天才」
「これもうただの配信じゃないわ」 - 126二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 18:02:23
コミケスタッフ
「バックヤードでいきなり大きい音がしたと思って見に来たら…まさか展示物の看板が外れるとはな」
「調べたところだと看板を吊っていたワイヤーが切れたみたいですよ?なんでも強度不足による重量過多だとか」
「しかも展示品の大型像の固定も甘かったらしく、看板と一緒に倒れてきたんだそうだ」
「最悪なことに偶然その場にいた一般客が巻き込まれたらしいですよ?なんでも道に迷ったとか…」
「巻き込まれたのは気の毒だが、怪我どころか傷一つない無傷で済んだのは不幸中の幸いだったな」
「なんでもその場に鎧姿のコスプレイヤーが凄い速さで駆けつけて間一髪で助けられたらしいですね」
「ああ…あの『フルルドリス』だろ?偶然見た奴が「まるで本物みたいな動きだった」って興奮してたな」
「「盾を投げつけて看板を弾く所はまさにそれだった」って言ってましたが…あんなこと本当にできるんですか?」
「普通に無理だろ…あそこの片づけを手伝った際にあの盾を持ったが…凄い重かったぞ?とても投げるなんて無理だろ」
「でも投げた本人はそのあと何事もなく持って行ったらしいですね?コスプレからでもわかるくらい美人でしたよ」
「人は見かけによらないな…とりあえず片づけが終わったら企業の方に今回の件について説明してもらうぞ」
「一歩間違えれば大惨事でしたからねぇ…たしかスター・ピース・カンパニーでしたっけ?」
サフェル
「いや~一時はどうなるかと思ったけど無事でよかったよカイザー!正直あの時はダメかもと思ってさ~
あんたもありがとうね?あんたが助けてくれなかったら今頃どうなっていたやら…ほんと感謝しかないよ~
ところであんた凄いよねぇ~そんな恰好であんな動きができるんだからさ~」
ケリュドラ
「それはそうだろう…あの程度なら朝飯前だからな…なあそうだろ剣旗卿?」
セイレンス
「…………(気まずい表情で目をそらす)」
サフェル
「…………ええええええええぇッ!?!?」 - 127二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 18:09:06
目の前で最悪死にかけられたセイレンスの心情はきっと穏やかではないだろう
- 128二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 18:21:59
スタピ大企業のくせに何してんねん
- 129二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:13:31
やらかしたかスコートくん!!
- 130二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:42:08
- 131二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 03:19:10
この後絶対に危険な目には合わせないと言わんばかりにカイザーを抱きしめてるセイレンスはいる
- 132二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 05:36:03
やはりカイザーとセイレンスはふたりでひとり…
- 133二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 12:22:35
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- 134二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 15:36:27
カイザーの小ささってホント尊いよな…
そりゃセイレンスも心配になる - 135二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 18:28:14
サフェル
「うわっ!?メイクとウィッグでパッと見はわからないけど…よくよく見たら本当にセイレンスじゃん!?マジ!?
ていうかさ…なんでアンタそんな姿でこんな所にいるの?アンタってコミケになんて興味あったっけ?」
ケリュドラ
「なぜその姿なのかは僕にもわからんが…なぜ剣旗卿がここにいるかは大体察しが付く…大方僕に気を使って遠慮した
のはいいものの、後になってから僕のことが心配になり陰からこっそりと見守るつもりだった――という所か?」
セイレンス
「いや…それは…その…」(目が泳いでいる)
二人
(図星か/図星だね)
ケリュドラ
「まったく…ついてきたいのなら初めからそう言えばいいだろ?なぜこんな回りくどいことをする?」
セイレンス
「…カイザーが友人達と出掛ける際にもし私がついてきてしまったら…彼らが気を使って楽しめなくなってしまう…
カイザーの友人達を困らせてまで自分のわがままを通そうとするほど、私は無神経ではない…」
ケリュドラ
「はぁ(溜息)…彼らがそんなことを気にするはずないだろ?言ってくれれば喜んで歓迎するはずだし、僕もお前が
一緒に来てくれるのを拒んだりはしない。僕とお前は長い付き合いなんだ…それくらいで遠慮などしなくてもいい
だろ?…それにどうあれあのとき僕が助かったのはお前のおかげなんだぞ?感謝こそすれ拒んだりはしない」
セイレンス
「…カイザー…」
ケリュドラ
「というわけでだ…今後はこのように遠慮する前に事前に僕に相談しろ。よっぽどのことがない限りは共に来る
ことを許可してやる。そのかわりにだ…僕や救世卿達に何かあったら助けてもらうぞ!いいな剣旗卿?」
セイレンス
「カイザー(ジーン)…ああ…任せてほしい」
ケリュドラ
「ではみんなの所に戻るとするがその前に…恥ずかしいからいい加減に僕を下ろせ剣旗卿!!」(お姫様抱っこのまま)
セイレンス
「むう…………………………………………………………………………わかった…」(しぶしぶ下ろす) - 136二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 20:23:40
しかしながら丹恒先生がなのかもとい長夜月の裸をどこまで見てしまったかが問題なわけで…
場合によっては責任取らなきゃ… - 137二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 02:17:04
セイレンスって確かに化粧でかなり印象とさ変わりそう
カフカもメイクなかったらすごく可愛いママだもんな… - 138二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 09:21:54
保守
- 139二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 17:26:24
ヒアンシー
「なるほど…カイザーが人波に飲み込まれた後にそんなことが…でも怪我がなくてよかったです」
ファイノン
「すまないカイザー…僕がいないときとはいえそんな目にあわせてしまって…」(ションボリ)
ケリュドラ
「お前のせいではないだろ救世卿?まあ色々あったとはいえ…こうして無事に戻ってこれたのだから気にするな」
セイレンス
「すまないウミウシ…非常時だったとはいえこの盾を思いっきり投げてしまったんだが…」(おずおずと盾を見せる)
キュレネ
「大丈夫よ?そのおかげでカイザーは無事だったし、実はその盾ってかなり頑丈にできているのよ?」
ケリュドラ
「話は変わるが…それが救世卿のコスプレか?」
ファイノン
「そうだけど…どうかな?」
ヒアンシー
「見たところ全身真っ黒な鎧?でしょうか…頭部のマスクや足の形を見るに鳥をイメージしてデザインされてますね
背中の翼を見るに翼人?というのでしょうか…でも片翼が機械ですね…あと目を引くのは大きな銃でしょうか?」
キュレネ
「ふふふッ♪ヒントは~『私たちの仲間でリーダー』ってところかしら?当ててみてね♪」 - 140二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:29:22
ファイノン…ここでも先陣に立つのか…
- 141二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:14:08
「……ごめんなさい」
「俺もやり過ぎた、悪かったな…三月」
ベッドに2人並んで腰掛けるというシチュエーションでありながら、2人揃ってまるでお通夜のような顔をしていた
「そ、それでさ…丹恒はどうだった?」
「…なんの話だ?」
「み、見たんだよね?ウチの裸…余すことなく…もうひとりのウチが言ってたよ…?」
「んんっ……!!」
丹恒は思わず顔を背ける
見ていないと言えば嘘になる…だが余すことなく見たかと言われたらそうでないかもしれないしそうかもしれないのもまた事実なのだ
「あ、あのさ…星と穹には言わないようにウチからももうひとりのウチに話しておくからさ…正直に答えてくれないかな?」
ぎゅっ、と重ねた手をなのかが握る
「ウチの裸…綺麗だった?」 - 142二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:04:09
- 143二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:24:22
- 144二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:25:34
次回の朗読会は丹なのの試作合わせた三つかな()
- 145二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:28:09
長夜月があんたんたるたる先生に話したんやろなぁ…(暴論)
- 146二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:40:23
「……あぁ、綺麗だった」
その言葉に嘘も偽りもない…本心からの言葉だった
「ほ、本当?えへへ…よかったぁ…ねぇ、丹恒」
なのかは握っていた手を離し、身体に巻いていたバスタオルをはらりと落とす
顕になった裸体…目を逸らそうとする丹恒の頬を両手で挟み込み、なのはこつんと額を当てる
「女の子にあんな思いをさせておいて…女の子に綺麗だって言葉をかけておいてさ…それはだめだよ?」
丹恒の手を取り、なのかは自らの乳房へと充てがう
「んっ…だからね…丹恒…ウチ…我慢出来ないんだ…」
とすん、と押し倒した彼からは驚くほど抵抗がなかった
「女の子から言わせないで…」
「あぁ、わかった…」
丹恒は優しくなのかを抱き寄せる
「後悔しても知らないからな」
〜〜〜〜
はい、サンプルはここまでなので後は製品版をお買い求めください(コミケ) - 147二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:44:46
自爆転生先生は何を売ってるのかなと思ったけどそれなのか三月なのか
- 148二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 22:46:07
なるほど…それ故にカイザー襲来を避ける必要が…
- 149二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 03:34:03
そういやR18コーナーで足止めされた星穹は今どうしているんだろうか…、