（国が滅び逃げる姫騎士の私……）

1二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:42:09

（父上こと国王陛下から私を無事逃がしきるよう命を受けて私を守ってくれる我が君、じゃない、トレーナー殿）
（身分を隠すため、元騎士の商人とその妻に扮する私たち）
（自由都市の片隅の家に落ち着き、徐々に生活を整えつつ商売をする私たち夫婦……）
（夫婦の関係は偽りのもの、本来は姫と騎士、厳格な身分の差が心を通わす私たちの間を隔てる）
（もどかしくも埋まらない2人の気持ち）
（ある日、姫から大事な話があると姫の自室に呼ばれるトレーナー殿）
（この街のこの家にいる間は、本当の夫婦として振る舞わないかと提案するわた…姫）
（ためらいながらも頷くトレーナー殿）
（目と目が合う）
（手と手が触れる）
（夕暮れが差し込む部屋で、それより赤く染まっている2人の頬）
（薔薇の花が落ちる）
（街に夜の帷が下りる）

「ふふっ、いいものが書けたわ……！！」