【CP・閲覧注意】(性別が入れ替わった少尉と私…?)3

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 21:20:48

    (少尉♀やシャリアさんたちを家に招く私♂とマチュ…)

    (気を遣って出したちょっと高めのお茶を一気飲みする少尉♀…呆れるコモリさんと半笑いのシャリアさん…)

    (「ありがとうニャアン。おいしかったよ」って、少尉♀の笑顔を前になんとも言えない私♂…)


    別に、男女関係なくあの人はこういうことするし言う…

    本当に来た時はちょっと安めのにしようかな…


    前スレ

    【CP・閲覧注意】(性別が入れ替わった少尉と私…?)2|あにまん掲示板ある日唐突に自分とエグザベの性別が逆転した世界の妄想を始めるニャアンしかし、軽い気持ちで始めたその妄想は、回想と交わりながら、次第に危険な領域へと突入する……前スレhttps://bbs.animan…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 21:31:49

    軽くあらすじ

    どういうわけか自分と少尉の性別を逆転させた妄想を始めたニャアン。
    グラナダやイオマグヌッソを回想して思わぬダメージを受けながらも妄想は加速し、とうとうペンを握る。

    そんな変化をマチュは見逃さない。
    様子が変わり、夜中はまるっきり自室に籠って何かしているニャアンへの心配から探りを入れ始めた。

    ニャアンは自分の始めた物語にケリをつけられるのか?マチュはニャアンの異変の原因を突き止めることはできるのか?

    シャリア、コモリ、そしてエグザベたちが地球へ訪れる日は刻一刻と迫っていた…

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 21:43:26



    少尉たちが家についてからしばらく、お茶を出して近況報告も兼ねてちょっとした雑談をした。

    シャリアさんは当たり障りのない範囲でジオンの内政について話し、コモリさんはシャリアさんの無茶ぶりに愚痴を、少尉もそれに同調したりして盛り上がる。
    そのうち加速するマチュとコモリさんと少尉の女子トークに段々ついていけなくなって、僕とシャリアさんは少し肩身が狭くなった。

    さらにそれから小一時間ほど経つと、シャリアさんは僕と少尉に一度外に出てもらいたいと願い出る。どうやらマチュの個人的なこと、多分家族の事かな?を話すらしく、一応のプライバシーのためにということらしい。
    コモリさんも同席するのはソドンからの恒例。マチュ自身はこの場の誰が同席したって文句は言わないだろうけど、断ってまで同席したいとは僕も少尉も思わなかったので素直に離席する。

    僕は少尉と二人きりになった—…🖊カリカリ

    (少尉♀と二人きりになる私♂…)

    勝負はここから…がんばれ私…

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:00:52



    スマホの同期…チェック 
    コンチのコントロール…

    「大丈夫そう?」
    「ピピポポポ!(イエスマム!)」

    …チェック

    「コンチ、計画通りだよ。絶対ニャアンに抱っこしてもらって。コンチじゃ机に届かないから」
    「ピピピ」

    「もし失敗したらプランB、オーケー?」
    「ピポ!(オーケー!)」

    「上出来。作戦開始だよ」



    勝負はここから…がんばれ私…

    <ギィ……

    「……!!?誰!?マチュ?」


    「…………コンチ?」

    「ピャッ!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:02:38

    マチュもコンチ語を!?

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:02:45

    今日はここまでです。続きは明日夜になります。

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:09:44

    プランBはなんなんやろなぁ…

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:43:55

    しかしこの状況悪いことしてるわけじゃないんだが説明に困る

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:33:42

    保湿ついでにコメント
    多分エグザベくんorちゃんは言わないと良いお茶でもがぶ飲みしちゃいそうなのはわかる

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:49:11

    コンチもノリノリだ
    スパイっぽくて楽しいのかもしれないな

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:45:21

    コンチのピャッ!ってのは最近見なくなった湿度ニャアン系の「ぴゃっ!」のオマージュかな?

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 08:33:38

    エグザベ少尉♀は喉が渇いてたんだろうな…

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:51:54

    湿度ニャアンがレア化しても保湿するぞ

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:25:24

    「…………コンチ?」

    「ピャッ!」

    侵入は成功。ニャアンの反応を見るに机の上に何かある…

    「…どうかしたの?」
    「ピポポピピ」

    一度コンチを持ち上げてくれるだけでいい。視界の高さがもう少しあれば…

    「…今ちょっと忙しいから、磨くのはマチュに頼んであげて」
    「ピポピポポピピ」

    「お風呂入ちゃったんだ…そっか…」
    「ピピピ」

    これでいい。部屋から出すにしろ磨くにしろ、ここでコンチが動かなければニャアンは自分からコンチを拾ってくれる…後は死角に机がいかないことを祈るだけ…

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:26:55

    「よいしょっと……ウェットティッシュとか持ってくるから、ここでいい子にしててね」
    「ピポ…」

    ベッドの上かあ~~~
    持ち上げてもらった時も机は死角だったし…ここからじゃ高さがギリギリ足りない…

    <「マチュ~ウェットティッシュどこか知らない~?」

    !?

    <「………お風呂入ってるんだった」

    あぶな…バレるかと思った…

    やっぱりあんまり時間はかけられなさそう…
    …よし。早計かもしれないけど、プランBを発動する。

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:35:56

    「…戻ったよ。コンチ?」
    「………」

    「あれ…スリープかな…」
    「………」

    「どうしたんだろ…」ヒョイッ

    多分最後のチャンス。
    コンチにはカメラアイの電光を抑えさせる死んだふりを覚えさせた。幸いなことに、ニャアンがこれに引っかかってまんまとコンチを持ち上げてくれる。

    ……ようやく机が写った。ノートがある、横に見えるのはペンだ。

    ……確定した。ニャアンの部屋籠りにはやっぱりあのノートが関係していたんだ。しかも、開いたページには何か尋常じゃなくびっしり書いてあるのも見える。

    ……もう何も迷うことはない。明日、全ての決着をつける…!



    「反応しなくなっちゃった……」

    「……磨いてあげるには丁度良かったかな」

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:37:34

    今日はここまでです。続きは明日の夜になります。

    今日のものは薄味もいいところですが、嵐の前の静けさという事で目を瞑っていただければ幸いです…

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:46:53

    マチュはどう切り込むのか?
    ニャアンはどう答えるのか?
    楽しみだな

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:21:26

    死んだふりまでできるのか
    コンチ随分多芸だな

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:28:11

    本物のエグザベ少尉がかなり細いのでエグザベ少尉♀もスレンダーなんだろうなという気がする
    外国人の下着モデルみたいな

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:34:04

    決着が近い…?

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:44:41



    「…どうやって見つけたの」

    食事が終わった後の卓上に、私のノートが置かれている。
    いつも通りマチュと一緒に夕飯を終えたら、いきなり話があると引き留められてこの状況。
    どうして?

    「ニャアンが部屋に籠るようになってから、その理由が知りたくて、色々試してたら見つけたの」
    「…色々って?」

    「この前部屋にコンチが来たでしょ、その一つだよ」
    「……それで机の上に出しっぱなしにしてたの、見たんだ」

    実際見つかってみると、大して焦ることもなかった。というか落ち着いているかもしれない。前にマチュと一緒に見た、サスペンス映画の犯人もこんな風だった気がする。

    「……中身は見たの?」
    「まだ」

    この時点で、部屋籠りの理由はもはや言い逃れできない。私に残された選択肢は、自分で喋るかマチュに中身を見せるかの違い。どちらにせよ逃げ道もない。

    「……マチュは、これを私にどうしてほしいわけ」

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:53:55

    最初から覚悟はしてたけど、やっぱりニャアンの反応は冷たい。
    こんなノートを原因にして、修復不可能な傷を友情につけたくないけど……もう後には引けない。

    「ニャアンから教えてほしい。このノートはなんのためのものなのか」

    「もちろん、自分勝手だってわかってるし、すごい失礼なことだって知ってるけど……」

    「前に思い詰めてたニャアンを見て、やっぱり放置する気にはなれなかった」

    「殴られたっていいし、絶交も覚悟してる。でもせめて、何か一人で抱えてることがあるとしたら、私も力になりたいの」

    ニャアンが気まずそうに目を逸らす。やっぱりあまり触れられたくないことだったのは明らかだ。
    ……ひどいことしちゃったな。

    「……その、なんていうか、マチュが思ってるようなものじゃないと思うけど、それでも聞きたい?」



    「ありのまま打ち明けてほしい」

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:05:49



    全て語り終えるころになると、マチュの表情は読めないくらい困惑していた。

    「…その、どこからツッコめばいいのかな……」
    「別に…どこからでも」

    「…じゃあ、まず教えてほしいんだけど、ニャアンにとってエグザベって…?」
    「……ジオンでお世話になった人。自分でも、どう感じてるのかよくわからなくて――

    「流石にその言い方はできないでしょ」
    「…………ちょっと好きかも」

    「それでもおかしいけどね」

    やったことを考えるとぐうの音も出ない。

    「…それで、まあ、書き始めた理由はなんとなくわかったけどさ…」

    「性別を変える必要性はあったの…?」

    ……これを答えるのは少し大変になりそう。

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:09:13

    今日はここまでです。次回は明日の夜になります。

    真相は明日に持ち越しですが、そろそろこのパートを終わらせてニャアエグニャアを書きたいものです…

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:13:24

    意外とあっさり白状したな
    ついに最大の謎が明かされるか(なんで性別反転してんの?)

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:44:33

    ニャアンとの友情が終わる覚悟で臨んだのにまさか性別逆転物のなまもの小説だったなんてそりゃ困惑するよな…

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:40:12

    マチュ、勝手に見ないで絶交も覚悟の上でニャアンの同意取るの立派すぎるな………

    なお内容

  • 29二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 15:28:10

    保湿

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:29:25

    「……マチュは、もしシュウちゃんと性別が逆だったらどうなってたと思う?」
    「……?別に、考えたことないからわからないかな……あんな格好してたのがちょっと不安になるかも」

    「……そういうことじゃないんだけど、まあいいや。気持ちの問題なの」
    「気持ちの問題…?」

    「少尉は私のこと、ただの後輩くらいにしか思ってくれてない」

    「気にかけてくれたのも……グラナダにいる時はキシリア様からの命令、イオマグヌッソの後は、隊で生き残りが私だけだったから…」

    「…私が気持ちを打ち明けても、多分変に思われるだけ。それに、少尉はそういうところすごい鈍いし」

    「仮に理解してくれても、断られるのはわかってる。少尉はそういうのもすごい自分厳しいだろうし…」

    「だから、色々想像するだけだった。私が…ミゲルさんを焼かなかったら、もっと素直になれてたらって…」

    「それでたまたま思いついたの。性別が違えばって」
    「……つまり?」

  • 31二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:41:10

    「私が男の子で、少尉が女の人だったら、なんていうか、変わると思えた」

    「試しにやってみて、最初はほとんど回想みたいな感じだった。でも、最近になってようやく、自分の見たいものを思い描けるようになってきたの!」

    「私は今すごく楽しい。少なくとも、見れない現実を楽しんでる」

    「これなら思うようにできる。本物からかけ離れている方が、余計なことまで考えずに済むから――


    「それって……つまり現実逃避?」


    「…………」

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:57:08

    「……その、ニャアンの言いたいこととか、考えてることは分かった気がする。けど」

    「まず、その、少尉?エグザベだよね?なんていうか、ニャアンの思い込みもあるんじゃない?」
    「……え?」

    「変に思われるとか、自分に厳しいとか…ニャアンの主観の部分も強いと思う。まあ私もあいつのことは良く知らないけど……そんな真面目な奴なら、ちゃんとニャアンの気持ちに向き合ってくれるんじゃないかな」

    「…ちょっと無責任に聞こえるけど、ノートでこうやって発散するより、もう少し勇気を持ってみるのも悪くないんじゃないかと私は思う」

    「…まあそれでも、ニャアンの創作は否定しない。はっきり言ってボリュームすごいし、2、3ページだけでも結構面白そうだし…」
    「…ありがと」

    「…だからそれも踏まえて、これからどうするか私から一つだけ提案させてほしい」

    「もちろん、選択するのはニャアンだから。あくまで参考程度に聞いてくれる?」
    「それって……どんなこと?」

    「それはね…――

  • 33二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:58:33

    今日はここまでです。続きは明日の夜になります。

    長々と起伏のない会話をすみません…

  • 34二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:08:14

    一応予想しなくもなかったけどやっぱり現実逃避なのか・・・
    いや妄想設定でこれだけ筆が進むのは才能あるわ
    コロニー滅ばなかったら立派な夢女子になってたな

  • 35二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 05:09:46

    熱く語ってるところに現実逃避なんて言われればそんな顔になっちゃうよね…

  • 36二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 13:20:40

    保湿

  • 37二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 19:11:51

    これだけ資質あるならこの先エグザベくんと交際することになったとしても
    こっそり妄想続けるのもありかもしれない・・・
    自分をモデルにして書き物する人間意外といるしな

  • 38二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:07:17



    「…少尉?」
    「ん。どうかした?」

    「まだ中はしばらくかかりそうですし、少し歩きませんか?」
    「いいけど…どこへ行くんだ?」

    「ただの散歩ですから、そんな遠くには行きませんよ」

    そう言って少尉と一緒に歩き始めた。
    実際、そこまで遠くに行くつもりはない。目的地も決まってる。

    十数分もかからず歩いたところに、たまにアルバイトとして働かせてもらっているカフェがある。観光シーズン以外は人が少ないから仕事は楽だし、まかない料理ももらえるので、地球に来てからしばらく重宝していた。肝心のバイト代は料理の食材にちょっと奮発したり、居間に飾っている骨とう品を買うのに使ったりしている。

    …そういうわけで、腰を下ろして時間を潰すのにこんなに都合の良い場所は他にない。
    少尉と一緒に話したりするには、こんな場所がいいなと働きながら思っていた。

    「あそこ、たまに働かせてもらってるところなんです。カフェなんですよ」
    「…へえ、いい雰囲気だ。月にもこんな場所があると良かったんだけどな」

    「……ちょっと寄っていきませんか?—…🖊カリカリ

    (まんまと少尉♀とカフェに入る私♂…)

    ………

  • 39二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:23:40

    「お、ニャアンくんじゃないの。久しぶりだね」
    「お久しぶりです」

    「相変わらずここは暇だよ。何か飲んでくかい?」
    「二人席でお願いします」

    「二人…?ああ、そっちの人も一緒なのね」

    「ガラ空きだから好きなとこに座ってもらって構わないよ。裏にいるから、注文が決まったら気にせず呼んでもらって」

    そう言って店長さんは裏手に戻っていった。多分テレビでも見るんだろう。
    僕と少尉は窓際の二人席に腰を下ろした。

    「本当にいい所だ。お客さんが少ないのが不思議だよ」
    「…そうですね。飲み物も食べ物も悪くないんですけど」

    「…少尉は何にしますか?」
    「どうしようかな…こういう場所に来るのは随分久しぶりだし…」

    「…エスプレッソか、懐かしいな。これにするよ」
    「じゃあ、僕も同じもので—…🖊カリカリ

    (少尉♀とお茶する私♂…)

    ……よし、前からの続きも問題なし…

  • 40二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:47:08



    『それはね、もう書ききっちゃうの。ニャアンの世界を』
    『書ききる…って、それで、どうするの…?』

    『もともとその妄想も、ノートに書いてるのも、ニャアンの逃避や理想が混ぜ合わさってできたものでしょ?だから、一度ケリをつけるべきだと思う』

    『今度ヒゲマンやあいつが来るまでの間にひと段落つけて、自分の気持ちと向き合ってみればいい。それで本物のエグザベに会ってどうなるかで、今後のことを決めてみるのはどう?』

    そんなマチュの提案を受けて、ようやく道程が見えるようになった気がする。

    妄想、創作と言う形で自分の感情と向き合って感情を処理し、現実に向かう。これが私の目指すべきものなんだ。

    そのために、私の作家性に、気持ちに賭けて、全身全霊でこの物語を書ききって見せたい。

    性別なんて最初から関係ない。結局、私がどうするかが全てだったんだ…





    まあでも、畳むには惜しいシチュだな……

    諸々は書き終わってから考えればいいか……

  • 41二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:48:13

    今日はここまでです。次回は明日の夜になります。

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 00:07:36

    自分のしたいこと望むことを書き出すの間違ってない方法だわ
    それはそれとして資質がある・・・!

  • 43二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 04:52:35

    これデートの予行練習にもなってるな
    実際にはその通りになんか行きっこないんだけど

  • 44二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 06:51:29

    「まあでも、畳むには惜しいシチュだな……」
    それはそれとして楽しんでてフフッってなった
    頑張れニャアン、頑張れスレ主

  • 45二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 15:22:36

    保湿

  • 46二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 22:38:00

    ゆるっと保湿
    しっかり創作家してるニャアン先生を応援したい

  • 47二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:27:45



    「おいしい。やっぱり豆が地球産だからなのかな」
    「…わかるんですか?」

    「…昔、スクールの時かな。課題をこなすために夜中に集まってね―――いつもコーヒーを淹れて持ってくるやつがいたんだ。眠気は覚めるけど、学生の買うものだから豆は安物の大味で…」

    「……まあ、いい思い出だよ」

    そう言う少尉の目は、窓の外の、どこか遠くを眺めていた。
    僕には見れない。

    「外、何か見えますか?」
    「…!いや。ボーッとしてただけだよ」

    「…疲れてるみたいですね」
    「ああ……しばらく忙しかったから……こうやって落ち着くのも、ほとんど半年ぶりかもしれない」

    「そんなになんですか?」
    「……まあ、あの事件以来ずっと後処理に追われていたからね。でも、もうちょっとで一息つけるようになると思うよ」

    「……いいですね。でも、少し心配になります—…🖊カリカリ

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:30:00

    「…しょうがないことだと思う。結局、僕にできることはこれくらいだから」
    「………」

    「でも、少尉はもっとご自身を大切にするべきだと思います。できることだって、少尉が気づいていないだけで、きっと何かありますよ」
    「……そうだね。時間ができたら、何か挑戦してみてもいいかもしれない」

    「……ニャアンは、僕には何が向いてると思うかな」
    「少尉にですか…?」

    少尉に向いていることって、なんだろう…
    つくづく少尉のことをよく知らない自分を思い知らされている気がする。

    「……編み物とか」
    「編み物か…僕に似合うかな…?」

    編み物する少尉…想像つかないけど、きっとかわいいだろうな。

    「試してみないとわかりませんよ。でも、きっと似合います」
    「……そう言うニャアンは、編み物の経験が?」

    「たまにやります。コースターとか、作ってみると案外楽しいですよ」
    「じゃあ、もし始める時はニャアンに教えてもらおうかな」

    「………!?」—…🖊カリカリ

    (少尉♀と楽しくコーヒーブレイクする私♂…)

    ……最近編み物やってないな

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:31:53

    今日はここまでです。次回は明日の夜になります。

    いつもより少なめですがご了承ください。しばらく執筆パート続くと思います…

  • 50二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:40:28

    乙です

    少尉にコーヒーを入れてあげて労わったり、
    何か教えてあげたり好きなことを共有したりして
    一緒に静かに優しい時間を過ごしたいんだなニャアン

  • 51二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 05:09:50

    静かなカフェでゆったりした時間を一緒に過ごすニャアン♂と少尉♀…
    いいな…

  • 52二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 12:17:15

    編み物してる推定180cm超えニャアン♂も可愛いんだよな…

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 18:52:35

    180越えの大男が眼鏡かけて背中を丸めながら編み物をしている姿からしか取れない栄養はある

  • 54二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 19:03:50

    このままどんどんやりたいことを書き出していけば自分の本心もわかっていくんだね
    眼鏡の編み物ニャアン君かわいいな

  • 55二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:42:16



    何か面白い話があるわけでもなく、ただ起伏のない雑談が続く。僕やマチュの地球での暮らしや、少尉の目まぐるしい宇宙での任務のこと、半年分溜まっていたこともあって会話が途切れることはなかった。

    ずっとこのままでいいのにと思うけど、そうはいかない。
    そのうちマチュやシャリアさんたちから連絡が来て、家に呼び戻されてしまうだろう。そうして戻った少尉はシャリアさんたちと合流して、この島を後にする。

    少尉の言ったことが正しければ、仕事も落ち着いてこれからは前よりもこちらに来る頻度が増えるかもしれない。それでもまた数か月は待つことになる。

    …あの時みたいな勇気が必要だ。少尉との約束も守らなくちゃいけない。
    ただ一言、言えればいいんだ。

    「…中佐たちも長くかかってるみたいだね。まだ連絡はないみたいだ」
    「そうみたいですね。ここに来てからもしばらく経ってるのに」

    「今の時間を確認したいな。時計は…」
    「ここからじゃちょっと見えづらいですよ。柱が死角になってるんです」

    「それならスマホか……えっと、どこに入れたっけな…」

    「……あれ?」—…🖊カリカリ

  • 56二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:53:11

    「本当にすまない。僕のミスだ」
    「少尉のせいじゃありませんよ。最初に誘ったのは僕でしたから」

    少尉はあの家を出る時にスマホを置いてきてしまっていた。
    最初はこんなふうに誘われるなんて思っていなかっただろうから、それは責められない。
    幸いシャリアさんたちから連絡が来る前だったことは僕のスマホで確認が取れたけれど、結局その通話で『丁度いいのでこのまま戻ってきていただけますか』と言われてしまった。

    「しかし、コーヒー代だって…」
    「…宇宙にいると現金を使わなくなるのはわかりますよ。ここが珍しいだけですから、気にしないでください」

    「……君に気を遣わせてしまった」

    「「………」」

    そんなことは本当にどうでもいいのに、こんな空気じゃ言えることも言えない。
    どうしていつもこうなるんだろう…


    そう思っていると、ポケットから振動が伝わって来た。スマホが鳴っている。

    「…なんでまた」

    そうしてポケットからスマホを取り出すと、もう一つ別の物が引っかかって一緒に出てくる。
    地面に落ちたそれからは、金属音がした—…🖊カリカリ

    (帰路につく少尉♀と私♂…)

    ………あと少し

  • 57二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:55:20

    今日はここまでです。次回は明日の夜になります。

    ポケットから落ちたものについては前スレ173を参照してみてください…

  • 58二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:58:44

    ドッグタグ、ポケットに入れっぱなしだったか

  • 59二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 08:46:57

    ニャアン先生の執筆が捗っているようで何より

  • 60二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 11:20:01

    アプローチの導線になるきっかけがないと次に繋げるのに苦労するみたいね

  • 61二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:16:01

    仕事や親切からだけじゃなく2人で過ごす関係に進むのにはまだ足りないものがあるってことね

  • 62二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 21:53:11



    「あ……」

    タグのネックレスが地面に落ちた。金属音が少尉と僕の目線を図らずも向けさせる。
    電話の着信音も鳴りやまない。

    「……電話、出なくていいのかい?」
    「っえあ、えっと、はい、出ます」

    少尉に背中を向けて電話に出る。マチュからだった。

    「…もしもし?」
    《ニャアン?何かあった?なんか出るの遅かったけど》

    「別に…」

    スマホを耳に当てながら、落ちたものを拾ってポケットに突っ込んだ。少尉のほうは見ないように。

    《それでさ、さっきヒゲマンに電話したよね?あれで思い出したんだけど》

    《言われた通りヒゲマン達に聞いたよ、夕飯食べてっても大丈夫だって》—…🖊カリカリ

  • 63二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 22:00:44

    《だから多分そっちもいけると思ったんだけど、どう?うまくいった?》

    「…まだ聞いてない」
    《……そっかぁ、やっぱりもうちょっと早く電話すれば良かったかな》

    《一応メッセージは送ってたんだけど、既読ついてなかったし…》
    「……え」

    言われてメールの受信ボックスを確認すると、さっきマチュが言っていたことと同じ内容が、シャリアさんとの通話から数分後に来ていた。
    少尉たちを夕食に招待するために、念のためシャリアさんたちへの確認をマチュに頼んでいたけど、本人はおろか自分でも忘れてしまっていたらしい。

    …本当なら吉報のはずなのに、今はそれどころじゃない。
    もっと早くメールに気づければ、何事もなく少尉を招待できたかもしれないのに。
    あんなものを見られた後でそんなこと頼んだら、なんて言われるだろうか。

    《…その、遅れちゃったのはごめん》
    「……いいよ。気にしないで」

    《ありがと…それじゃあヒゲマン達と待ってるから》

    通話終了。

    「……少尉、戻りま―――

    振り返りざまに、人ひとり分ほど、自分の後ろに来ていた少尉と目が合った—…🖊カリカリ

    (どうなる私♂…!?)

  • 64二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 22:04:16

    今日はここまでです。続きは明日になります。

  • 65二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 23:39:56

    少尉には見られたくないと思っていたドッグタグのネックレス
    彼女はそれをどう思うのだろうか…?

  • 66二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 00:55:49

    どう考えても少尉♀はニャアン♂を気持ち悪がるなんて想像つかない
    何の疑いもなしにドッグタグを大事に持っててくれたことを喜ぶし下心なんて想像もしない
    そしてニャアン♂のリアクション次第で気持ちをスルーしてくる・・・正念場だニャアン

  • 67二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 07:40:08

    ニャアンの気持ちをチラ見せしたらどう反応してくるかな

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 15:42:31

    保湿

  • 69二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 00:04:17

    スレ主ですが、謎ホスト規制で今夜は投稿できません…今は携帯回線からこれを送信しています…

  • 70二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 00:20:43

    お疲れ様です
    明日の投稿楽しみにしてます

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 08:05:47

    保湿

スレッドは10/4 18:05頃に落ちます

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