- 1二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:33:27
「貴方が新入りの宮沢鬼龍さんですね? 私が貴方と模擬戦の相手をする七海建人と申します」
鬼龍の前に立っているのは七三の髪型をした男、その手には呪符を巻きつけたようにみえる鉈があった。
「よろしくな、模擬戦と言わず本気で来てもいいぞ」
鬼龍の気が目に見える範囲で爆発的に増加する。元から人間離れした肉体と体術に加え呪力の乗った鬼龍は自分自身、どこまで強くなっているのかわからなかった。
「いいえ、模擬戦は模擬戦です。では挨拶はそこそこに、行きますよ」
瞬間七海が爆発するように前へと駆け出す。
「小手調べです」
七海の呪力の籠った蹴りが鬼龍へと炸裂、一般人がまともに喰らえば見た目以上の破壊力に骨をスポンジのように粉砕されるだろう。
「本気で来てもいいと言っただろう? その鉈は飾りか?」
ガードもせずに七海の蹴りを受けた鬼龍が今度は自分の番とでも言わんばかりに足を弾き拳を繰り出す。
(早いっ)
ガッキィィィンという音が響く、七海が鉈を使って鬼龍の拳を止めた。
「ほう・・・」
(それに重い・・・呪力の量は並なのにこの強さ、素の肉体が鍛え上げられている証拠ですね)
- 2二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:36:46
呪術カテでやれ
- 3二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:37:07
いいやタフが絡む時点でタフカテということになっている
- 4二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:37:33
ほう、ss使いか...
- 5二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:38:04
鬼龍がちゃんと強者してる!俺も嬉しいぜ!
- 6二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:38:55
ふうんマネモブって奴は文豪だな
- 7二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:39:58
- 8二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:40:05
不思議やな…このあと鬼龍が負けることはわかる
- 9二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:41:22
一卵性双生児だから呪力も分割されているのかもしれないね
- 10二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:41:34
流石に素で音速超えのパンチあるし呪力強化もあるから勝てると思われるが…
- 11二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:45:42
- 12二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:45:56
ゴリラに勝てない奴がゴリラ廻戦に参戦してどうすんだよえーーっ
- 13二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:48:54
鬼龍が鉈の防御を掻い潜るように蹴りを入れるのと七海が腕を滑らせるように下に落としながら後ろに飛ぶのは同時だった。
「くっ」
「ほう、衝撃の瞬間に後ろに飛んでダメージを少なくすることくらいはできるのか」
鬼龍から距離をとりながら七海は思考する。
(呪力も並で術式も無い、呪具に頼ってもいないのにこの強さ・・・呪霊との経験値は無論私の方が上でしょう。ですが、単純な格闘技の技量と経験値なら宮沢さんの方が桁違いに上と見るべきですね)
思考を終わるよりも早く向かってくる鬼龍を迎撃するべく鉈を正確に振るう。鬼龍は七海の肉体と呪力量からその鉈がどの程度の衝撃を齎すかを予測し、両手で受けたのが間違いだった。
「があっ!?」
鬼龍に予測した以上のダメージが走る。
(この痛みは、まさかこのタイミングで心臓がっ)
対する七海は追撃でもう一発加えて再度距離を取る。
「十劃呪法」
「なるほど、グフッ・・・それがお前の術式か」
鬼龍は心臓を治すべく懐から取り出した針をしまう。
「攻撃力増加はシンプルすぎるな、大方弱点の作成か?」
「半分正解です、厳密には対象を7:3に分けた時という条件がつきます」
- 14二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:48:57
- 15二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:50:20
もしかしてこの世界の鬼龍は呪力強化を加味してtoughの強さなんスか?
- 16二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 17:56:28
- 17二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:46:41
あーっどっちみち関節技効かねえよ
- 18二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:37:01
解説を書きながらも反撃に出る鬼龍、下手なナマクラよりもよほど切れる手刀が空を裂く。
「おっと」
当然半ばやぶれかぶれに近い攻撃は七海には通じない、上半身を退け反らせるように回避。
「そう避けると思ったさ」
一瞬にして手を元の位置へ戻したは腰を深く落としていた。
「八極拳」
ドカーンという音が七海から炸裂しノーバウンドで2mも吹っ飛ばされた。
「俺が使うのは灘神影流だけではない・・・こう見えて全世界にコネクションがあるからな」
そして龍腿で加速した鬼龍は七海の足が地面につくよりも早く次の一撃を叩き込む。
「これが龍腿蹴」
側頭部を蹴られた七海の手から力が抜け鉈が零れ落ちる、だが・・・。
(ここです!)
バチン! という弾かれるような蹴り音が響く。
「やるな、倒れながらもカウンターを叩き込むとは」
(効いていない・・・確かに7:3に分けた筈・・・)
弾かれたように後ろに飛ばされた七海が地面を転がった。
「ふむ、鉈である必要はないんだな」
七海の視覚は確かに7:3を捉えていた、だがそもそも当たらなければ意味がない。
七海の蹴りは弾かれた、だが当たりさえすれば弱点となるこの術式に防御は無意味の筈。
「当たればな・・・」
七海が起き上がりながら鬼龍を見る、そこにはインパクトの部分にはモヤがあった。
「氣膜だ、氣膜の7:3を見抜ければ一発で俺まで届いただろうな」
- 19二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:40:27
こう言っちゃ本当に悪いんだけど一級の中でもゴリラくらいしか取り柄がないナナミンをいじめてるおじさんになにか悲哀を感じますね
おじさんの性格なら普通に五条に挑みそうなのん