- 1二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:17:28
- 2二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:18:50
「やった!炭治郎が戻っていった!」
「これできっと生き返れるよね!」
「なんとか押し戻せたようだな」
常世から手で必死に押し戻し、現世の者たちにと炭治郎を引き渡した
「よかった…これで全部終わったようだな」
「本当に…全部、ですね」
力を合わせた皆がともに笑顔で顔を見合わせ
「そうだな」
「「「「「「「!?」」」」」」」
ここにいるはずのない人物がいることに驚いた
「冨岡!?」
「生きてたんじゃなかったの?」
「え?え?なんで?」
「よもや!!」
「水柱様?」
「貴様、どうしてここにいる!!」
「冨岡さん、理由を説明してください」 - 3二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:20:38
「さっき、炭治郎を引き上げようとしてうっかり足をすべらせて落ちてしまった」
「そんなことってあるの?」
「嘘だろ…」
「このままでは死んでしまいますよ」
「いかん、現世とここをつなぐ入口が閉じかかっている!」
「急いで戻れ!!」
「皆で入口を広げて押せ!」
全員大慌てで冨岡を全力で押そうとしたとき、入口がふいに上部からすっと下へと移動した
「しまっ!?」
「きゃあ!!」
「甘露寺っ!?」
「なんということだ、冨岡のみならずしのぶと甘露寺と伊黒まで常世から出ていってしまった」
「これってどうなるんだ?」
「まずいな!ずっとここで皆の戦いぶりを見ていたが
甘露寺と伊黒は肉体はまだ現世にあるもののとても魂が戻れる状態ではないし
胡蝶にいたっては鬼に吸収され全く肉体が残っていない!」
「生き返れないとは思うけど魂の行き場所がなくて何が起こるかわからないってこと?」
「南無…冨岡も他の者の影響をうけて無事にもとの肉体に魂が戻れるかどうか…」
魂はあらぬ場所へ魂はあらぬ姿へ - 4二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:22:52
- 5二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:31:30
- 6二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:36:34
- 7二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:37:56
奇遇も奇遇
子孫である1の主人公CV花江くんなんだよな - 8二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:39:14
- 9二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:44:14
「さあさあ、早く支度をしなさいな」
「わかった」
ベッドから降りて傍らに置いてあった服に着替えようとすると自らの体に何か違和感を覚える
筋肉質ではあるが自分の体とは思えない柔らかさ
特に胸部のふくらみは明らかに女性のものだった - 10二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:49:04
- 11二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 19:56:37
Ⅰ&ⅡHD2Dリメイクがとても楽しみです
- 12二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:04:29
- 13二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:20:07
- 14二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:26:56
- 15二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:31:04
- 16二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:34:17
- 17二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:40:52
- 18二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:45:27
- 19二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:47:11
- 20二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 20:52:37
『パラメータの伸びは悪くはない性格だ』
(!?)
『王にルイーダの酒場で仲間を集めろと言われていなかったか?
すでにお前を待っている者たちがいるぞ』
いっぴきおおかみらしく一人旅でもしようかと半ば思っていたのだが
お告げ?予言?の声がそう言うならばと一応、町の北西にあるルイーダの酒場に向かった - 21二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:10:15
- 22二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:17:51
あっけにとられている義勇におかまいなしにその面々はわっと話しかけてくる
「予測はしていましたが、やはり冨岡さんは女性になっていましたねえ」
「冨岡さんとっても可愛いわ!」
「貴様のとばっちりでこんな世界に来る羽目になってしまったんだぞ、どう責任をとらせようか…ネチネチ」
「…胡蝶?」
「はい?なんでしょう?」
「…甘露寺?」
「冨岡さん、この姿でもわかってくれるのね!」
「…まさかと思うが伊黒か?」
「まさかとはなんだまさかとは」 - 23二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:23:52
- 24二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:28:01
- 25二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:32:23
- 26二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 21:59:23
「とりあえず、こんな世界にきてしまったからには仕方ありません
この世界で求められる我々の使命とやらでも果たしましょうか」
「何やら上機嫌のようだな、胡蝶?」
「あら、伊黒さんわかります?
こんなしっかり上背もあって筋肉もついている体になれましたからね♪
この世界には鬼はいないので今更鬼の首が切れるかどうかは関係ないかもしれませんが
魔王討伐には役立ってくれるでしょうから」
「しのぶちゃんとってもかっこいいわ!きゅんとしちゃう!」
「甘露寺さんこそとってもたくましくて素敵ですよ」
キャッキャとはしゃぐ大の男二人を義勇は少し遠巻きに見る
元の姿だったらばさぞかしほほえましい光景だったに違いないのだが今は違和感がぬぐえない - 27二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 22:29:51
だがしかし、もっと違和感があるのは伊黒だった
元の姿の胡蝶よりも更に小さいのではないだろうかと思う彼、いや、彼女は
口元を覆う包帯もなく、甘露寺を見つめてうっすらと笑っているように見える
恋する少女の顔を伊黒に見出してしまい頭が混乱する
否、自分とて今はうら若き16歳の少女だろうと首を横にぶんぶんとふり、伊黒に声をかける
「旅の目的と本来の俺たちのことをお前たちが知っているのなら話は早い」
「何の因果かこの世界で生きてきた記憶はあるが実質は突如として生まれ変わったようなものだ
自分の意思によらず使命を勝手に求められているというのは気に食わないが
…甘露寺の傍に在れるのなら悪くはない」 - 28二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 22:43:02
- 29二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:08:20
- 30二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:23:59
「きゃあ!?スライム可愛いわ!!」
「気をつけろ甘露寺!
魔性をもった魔物は見た目によらず狂暴だ!」
「ここは私にまかせてください」
一番すばやさが高いからととげのムチを装備した胡蝶が一閃、すべてのスライムを薙ぎ払った
「甘露寺さんの剣技みたいで楽しいですね」
スライムのむれをやっつけた!
それぞれ経験値をかくとく!ゴールドを手に入れた!
しのぶはやくそうをぬすんでいた!
おばないはさらに3ゴールドを見つけた!
(なんだこのパーティ…追いはぎか何かか) - 31二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:04:45
「冨岡さん、最初にどこに行けばいいのかしら?」
「レーベの村へ行けと言われた」
「アリアハン大陸の北西方面の村でしたっけ?」
「地図をもらっているのだろう…おい、なんだこの地図は
アリアハンとレーベしか書き込まれていないが」
「自分で見つけた場所しか書き込まれない地図らしい
レーベはサービスだと言われた」
「それはそれとしてレーベで何をするんです?」
「…鍵、たしかとうぞくの鍵を探せと」
「とうぞくの鍵?しのぶちゃん盗賊だから何か知ってる?」
「いえ、知らないですね
とうぞくの鍵がレーベにあるんでしょうかね?」
「大方そんなところだろう…冨岡、ふらふらと寄り道するな」
「いや、頭の中でお告げがあって…あちらにアイテムが落ちていると」 - 32二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:11:30
「本当にアイテムが落ちていたわ…すごいわ冨岡さん!」
「お告げとはいったい何なんだ?」
「たまに頭の中で助言をくれる声だ」
「信用できるんですか、それ」
「今のところは信用に足る助言のようだ」
「頭の中かぁ…なんだかこの世界に来るときにみんなが話しかけられたっていう声みたいね」
「用心しつつ利用できるならばしたほうがいいのかもしれませんね」 - 33二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:16:49
- 34二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:23:34
- 35二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:28:54
あちこちの人に聞きまわる
とうぞくの鍵を求めて村中を聞き込みするとか普通だったらどう考えても異常者か犯罪者としか思われないだろう
だが、この世界の住人はそれを気にする様子もない
なんなら住居に勝手に入っていってタンスやツボや樽からアイテムを持っていっても咎める様子もない
アリアハンの町で子供が話していたが、それらは入れておいて忘れてしまった忘れ物らしい
だから勝手に持っていっても大丈夫、入れた本人はきれいさっぱり忘れているのだからという
この村でも聞き込みの最中に元持ち主だと思われる人の前でアイテムを拝借してみたが平然としていた
その人物に話を聞くとやっと手がかりになりそうな情報が見つかった
「この村の東にある家、赤い扉で鍵がかかっているでしょう?
ああいう扉をあけるのにとうぞくの鍵っていうものが必要なんですが
噂ではアリアハンの西の小島のナジミの塔に住む老人がその鍵を持っているそうですよ」 - 36二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:39:59
「ナジミの塔だと?」
「確かにアリアハンを出てすぐに海の向こうに塔が見えたけど」
「あんな近くにあったんですね…」
「しかし、あそこは島だ、船もなく渡れない」
「ねえ、この村に来る前にちょっとうろうろして見かけた海沿いの洞窟って…」
「入口だけ見て引き返したが、洞窟がかなり続いているようだったな」
「島とつながっているかもしれない、ということですね」
「行ってみましょう!冨岡さん、いいかしら?」
自分が口をはさむ暇もなくぐいぐいと話を進める仲間たち
人によってはともすれば疎外感を感じてしまうかもしれないが冨岡義勇は気にするそぶりもなく
(頼りになるな)
と思ってそんな仲間たちを見ていた
いや、自分も彼らの中に入っているという認識なのだろう、どこか楽しそうだった
男の時と違って言葉少なでも機嫌よく笑みを見せる少女には周囲の他人も優しかったし仲間たちも当たりがどこか柔らかく感じた - 37二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:46:07
「だが、その前に」
一旦、アリアハンに戻ろうと提案する
「あら?どうして?」
「さきほどちいさなメダルを見つけた
メダルおじさんにこれが3枚目になったらほうびをやると言われている」
「なんだその聞くからに怪しげな名称の人物は」
「だが、とげのムチをくれたのもその人物だ」
「うーん…旅の役に立ちそうなものをくれるというなら急がば回れとも言いますし行ってみますか?」
アリアハン城下町に戻ると南東の井戸へと向かう
「え?井戸の中なの?」
「そうだ」
「怪しすぎますよ、そのメダルおじさん」
「信じない信じない…」
「信用できるかは会ってから判断しろ」 - 38二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 07:51:49
- 39二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:07:48
「世間知らずの女の子を騙してよからぬことをしてるんじゃないかって思ってたんですけどねえ」
「心外!?」
「ふふ、冗談ですよ
…でも、今の冨岡さんはかわいい女の子なんですからもっと用心したほうがいいですよ?」
「こいつがそんな周りの人間を警戒できるとも思えないがな」
「伊黒さんも気を付けて?とっても可愛いもの!心配だわ
…私のそばから離れないでほしいの、絶対守るから」
「君の心配には及ばないが離れたりはしない
こちらこそ絶対に君を守る」
「さて、この装備ですが、『皮のドレス』ルックスB専用装備ですね
冨岡さんが着ればいいんじゃないですか?」
「伊黒も着れるだろう」
「俺はHPが高いからそんなものなくても問題はない」
「回復呪文ホイミが使えるの冨岡さんだけだし、冨岡さんの防御が高いほうがいいんじゃないかしら」 - 40二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:14:23
不本意ながら皮のドレスとやらを着用してみる
女性の姿になったとはいえ、これまでは旅人の服という男女差のないズボン姿だったため
特に体の違いを意識することもなかったのだが、さすがにこれは気にせざるをえない
スカートというものはこんなにも心もとないものだったのか
これよりもはるかに短い丈のスカートの隊服を着用していてよく甘露寺は鬼殺ができていたものだと感心する
「おい、とっとと着替えたら出てこい、出発するぞ」 - 41二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:17:20
- 42二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:22:27
- 43二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:26:37
- 44二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:34:11
- 45二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:41:24
- 46二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 08:58:06
必ず先制できるスピードを持つしのぶがブーメランを装備しモンスター全体に攻撃
固い、HPが多い難敵にはみつりがとげのムチで重めのグループ攻撃を追撃する
もしモンスター種が多くてそれでも残っていたらおばないが石つぶてを投げぎゆうが銅の剣でとどめを刺す
劇的に戦闘が安定することになり、ナジミの塔の探索は上へ上へと進んでいった - 47二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:12:14
みんなが1度は妄想したドラクエIN推し…!素晴らしい…私も3リメイクやり直そ…
- 48二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:15:55
Ⅲはパーティメンバーに固有の名前がないので妄想してなんぼなところがありますよね
- 49二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:31:45
- 50二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:35:44
- 51二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:53:31
- 52二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:56:08
- 53二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:02:18
「ガーターベルト?」
「ガーターベルトだわ…」
「ガーターベルトとは…」
「本当にガーターベルトですね」
「ええと、まあ想像はつきますが商人の伊黒さん、鑑定をどうぞ」
「…ガーターベルトは装飾品のようだ
これを身に着けていると自分のセクシーさをアピールしたくなるようだ
ちなみにこれは女性専用の装飾品のようだ
呪われてはいないようだから気軽に装備できるだろう
お店に持っていけば975ゴールドで売れるな
そんなところだ」 - 54二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:12:08
- 55二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:22:52
- 56二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:31:56
- 57二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:35:08
- 58二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:40:44
- 59二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:46:11
- 60二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:51:42
- 61二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:56:50
「これは…?」
「わしが作った魔法の玉というアイテムじゃ
これがあれば固い壁でも粉みじん!
きっとお主の道を切り開いてくれるじゃろう」
道を切り開いてくれる(物理)
いや
道を切り開いてくれる(魔法)
「宇随の火薬みたいなものか」
「持ち歩いて危なくないのかしら」
「あのつぼで作った…っていうのもおかしな話ですが」 - 62二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 18:04:23
魔法の玉の老人の話ではここアリアハン大陸からは他の大陸から海をへだてて孤立した存在らしい
確かにアリアハン城でもらった地図も大陸一つが記されていただけだった
他の大陸へ渡るための道が東にあるいざないの洞窟から旅立つことらしいのだが
勇者オルテガが旅立った後、洞窟は封印されてしまっているとのことだ
魔王討伐のためにはいつまでもこの大陸でくすぶっているわけにもいかない
4人はレーベの村をあとにすると東方へと足を進めることにした - 63二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:47:07
- 64二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:48:22
- 65二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:53:25
- 66二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:55:06
- 67二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:58:24
- 68二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:59:50
- 69二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:05:15
- 70二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:07:37
- 71二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:08:56
- 72二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:10:25
- 73二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:13:13
- 74二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:17:02
- 75二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:21:39
…と、思ったその矢先
話の展開的に、この壁の向こう側には新しい大陸の世界が広がっている!と思っていた
勇者一行に残念な現実が突き付けられる
壁の向こうには一面に広がる洞窟…
「…そりゃそうですよね、いざないの洞窟、ですもんね」
「すぐに新大陸にいけるほど甘くはないということか」
「洞窟を抜けないとダメなのね」
「仕方ない、長丁場になりそうだが危なくなればリレミトで戻るとして先に進もう」 - 76二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:33:52
- 77二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:37:46
「くさりがま…?ムチではないのか」
「どうも違うみたいですね、こんな形状の武器だと悲鳴嶼さんの日輪刀を思い出します」
「グループ攻撃はできないのか」
「これは冨岡さんが使ったらどうかしら」 - 78二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:39:02
- 79二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:52:57
- 80二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:54:27
- 81二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:58:34
青白い光が渦巻いているその場所
ここが他の大陸へと旅立てるという旅の扉に違いない
だが
「…冨岡さん、お先にどうぞ」
「おい、お前ら押すな…」
何も気にせずに飛び込めるほど不用心ではない
だが用心したところで結局は飛び込むしかないのだが
「抵抗するな冨岡、さっさと人柱になれ」
「俺は人柱じゃない」 - 82二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:06:26
- 83二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:14:21
- 84二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:46:43
「モンスターの殺気は感じないわ」
「魔物使いの甘露寺さんがそういうならとりあえずは安心ですね」
「おい、冨岡、ふらふらとどこに行く」
「いや、こっちに…」 - 85二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:49:23
- 86二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:53:51
- 87二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:59:57
- 88二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:05:01
- 89二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:10:19
- 90二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:15:47
- 91二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:19:27
- 92二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:28:11
- 93二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:42:26
やはりモンスターじいさんはここにいた
それにさきほど保護したスライムもモンスターじいさんの傍らでうれしそうに駆け回っている
このモンスター・バトルロードでは最大3対3のモンスターで力比べをする施設のようだが
まだこの小さなスライム1体しかいないので、これでバトルロードに挑もうとするのは
全くもって無謀というほかないので今回は施設の見学だけにした
「よぉし!バトルロード攻略と魔性を持たないモンスター探し頑張るぞぉ!」
バトルロードの勝者には賞金と賞品が出ると知った甘露寺がこれは私の役目と言わんばかりに意気込む
「落ち着け甘露寺、意気込みすぎだ
戦力を十分に整えて慎重にいこう」
と伊黒がたしなめる
バトルロードには参加費が必要になるらしく
戦力をしっかり整えてからでなければお金を無駄にしてしまう - 94二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:04:32
- 95二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:11:58
城がこんなスカスカでは敵襲があったときにひとたまりもないのではないだろうか?
一応、町の周囲には城壁があり、外敵からの攻撃の備えにはなっているのだが
モンスターの中には飛行の能力を持ったものもいるはずだ
それともこの周辺のモンスターにはその手のものは極端に少ないのだろうか
そんなことを考えている義勇だがそういえば御館様のお屋敷もそのもの自体は外から隠してはあったが
建物自体は障子も多く実質このスカスカと変わらないような気がしてきた - 96二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:15:49
- 97二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 08:21:33
- 98二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:53:43
- 99二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:03:13
「しかしモンスター退治ではなく賊退治とは…」
謁見の間から退室すると義勇はじっとしのぶを見る
「なんですか?何か言いたそうですね」
「勇者の仲間として認められている盗賊という職業と何が違うんだろうな」
「私の職業の盗賊はあくまでモンスター退治の戦闘技能職としての名称ですよ」
「大昔に世界を救った勇者の相棒だったという伝統的な職業らしいな」
「世界を救うのは戦士、魔法使い、僧侶だけじゃないのよね」 - 100二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:05:59
- 101二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:24:30
ロマリアの武器防具屋をのぞいてみると予想通りここではブーメランが店売りされていた
今よりも強い武器防具も取り扱っているのだが買い替えるのに少し悩んでしまう
それというのも多少攻撃力には劣っていても全体攻撃・グループ攻撃のできる武器のが一気にモンスターを一掃できるからだ
ブーメラン2つ、とげのムチ1つからあえて大金をかけて新調するのはためらってしまう
1ターンでモンスターをどうにかできることも多く被弾する機会も少ないため今のところは防具にもあまり不足を感じていない
だがさすがにいまだ旅人の服ではこころもとないのでしのぶにレザーマントをみつりにてつのまえかけを購入することにした - 102二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:36:01
- 103二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:38:27
- 104二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:42:42
- 105二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:48:03
- 106二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:51:55
- 107二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 11:55:10
- 108二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:03:26
つぼの中に入った小さなメダルだった
「これで8枚目だ」
嬉しそうにする義勇がアリアハンのメダルおじさんのところに持っていくと言い出したとき
さすがに3人は
「遠すぎる」
「今からあのいざないの洞窟を通って帰るつもりですか?」
「早くカンダタ退治しなきゃ勇者として認めてもらえないんじゃ…」
と反対したが義勇はゴソゴソと道具袋から道具を取り出した
『キメラのつばさ』
今まで使う機会はなかったが一度行ったことのある場所へひとっとびで移動できるアイテムだ
これならすぐに行って帰ってくることができる
「え、アイテム使ってまで行きたいんですか?仕方ありませんね」 - 109二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:30:49
キメラのつばさを使ってアリアハンまでひとっとび旅
急上昇と急降下が予測されたため旅の扉でそういった移動が苦手だと判明した伊黒は目をつぶって移動することにした
もちろんその状態では着地のときに地面にぶつかってしまうので甘露寺が伊黒を抱きかかえている
「いや、甘露寺、大丈夫だ!?
一人でもなんとかするから!!」
「気にしないで伊黒さん!これくらいお安い御用だわ!」
お姫様だっこに焦って赤面する伊黒と上機嫌の甘露寺をよそにマイペースな義勇はキメラのつばさを使った - 110二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:33:46
- 111二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:39:54
- 112二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:44:42
- 113二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:49:38
おばけアリクイがいたがどうも大人しい様子だ
「殺気がない…この子、モンスターじいさんが言っていた
魔性の消えたモンスターなんじゃないかしら」
おばけアリクイにモンスターじいさんのことを教えるとうれしそうに走っていってしまった
こうやって仲間モンスターを集めるのかと皆ようやくモンスターじいさんが言っていた話を納得した - 114二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:58:35
- 115二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:03:57
- 116二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:09:15
- 117二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:22:54
カンダタがひそんでいるという古い塔、
シャンパーニの塔はここカザーブの町からは南西にあるらしい
カザーブの町には例のロマリアの兵士たちの姿はなかったのだが
もう先に出立してしまっているのだろうか?
先に彼らがカンダタを倒してきんのかんむりを取り戻したとしたら
それはそれで大変めでたい事ではあるのだが、自分は勇者として認められないのだろうか - 118二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:25:57
カザーブ近辺は山岳地帯だったが、そこから大きな橋をわたったあとはずっと平原と森林が続いていた
やはり山登りをするよりかは楽なので結構な距離があったはずだが
思ったよりも早くシャンパーニの塔を見つけることができた - 119二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:27:33
- 120二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:32:26
- 121二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:36:35
- 122二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:39:23
- 123二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:46:54
- 124二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:53:41
「アワオで」
「え?」
「…なんですか?冨岡さん」
「いや、別に…」
「じゃああなたは今日からアワオね!」
「ピキ?」
「甘露寺、これは喜んでいる…のか?」
「きっと喜んでいるわ!」
胡蝶のネーミングセンスはどこかずれているなと内心思う冨岡義勇だった
※本来ゲーム内で勝手に名づけられる固定名ですがしのぶセンスを感じたので - 125二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 13:56:28
- 126二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:03:05
このレスは削除されています
- 127二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:06:00
- 128二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:18:37
「レベルアップもしてないのに特技を覚えたわ」
「なるほどそういうことか
仲間にしたモンスターの数が増えるほど成長する他の職業とは違った特性が魔物使いにはあるということだな」
「面白いですね
甘露寺さん、そのとおぼえっていう特技、気になるので次の戦闘で使ってみてください」
「うん、わかったわ!」
しばらく後の戦闘
「よぉし!じゃあ行くよ『とおぼえ』!
すぅうう…」
「ワオーンワオーンワオーン!!」
みつりはしみわたるようなとおぼえをした
「えっ、甘露寺が鳴くのか?」
「ちょっと、なんか狼が寄ってきましたよ!?」
「モンスターに攻撃して去っていったぞ!」
敵全体にランダムで4回攻撃強力な技である - 129二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 18:46:06
- 130二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 18:49:48
このレスは削除されています
- 131二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 18:52:40
- 132二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 18:55:31
- 133二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 18:59:49
- 134二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:01:01
- 135二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:03:05
「なんだ貴様らは!」
「親分に報告だ!」
いかにも下っ端の子分のようなセリフを言って賊たちは6階へと階段を登っていった
「とうとうカンダタがいるのね!」
「油断をするな!」 - 136二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:05:01
- 137二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:08:01
- 138二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:11:04
- 139二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:13:04
- 140二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:18:04
- 141二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:22:30
- 142二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:24:24
- 143二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:27:53
- 144二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:30:03
- 145二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:32:19
- 146二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:38:42
- 147二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:43:56
- 148二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:50:53
- 149二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:53:39
- 150二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:59:05
- 151二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:04:48
- 152二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:10:37
プレイヤーです
自分だけが楽しければそれでいいとスレ立てしたスレに
コメント・ハートを下さった方ありがとうございます
大変はげみになります
ある程度きりのいいところまで撮り貯めができたら続きのスレを立てたいと思います
時間かかってしまいそうなのであまり過度な期待はしないでお待ちいただければ幸いです
プレイヤー自身は本当に楽しくて仕方ないので続けたいとは思っています