今までで最も怖かった夢の話をしたい

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:44:12

    端的に言うと仮面ライダーと戦う夢なんだが

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:50:13

    まず、俺はショッカー怪人の蜘蛛男になってて他の怪人達と一緒に座って本郷を倒す作戦会議をしてた。

    地獄大使が一方的に俺たちに色々と説明をしてたけど、俺は頭が弱くて話を全然聞いてなかった。

    一緒に座って作戦会議をしてた怪人はさそり男、死神カメレオン、ゲバコンドル、トカゲロンだった。

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:57:29

    ちゃんと話は聞けよ!

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:06:25

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  • 5二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:07:41

    その後、ロッカーが並ぶ更衣室兼休憩室みたいなところでベンチに座って休んでたんだが、俺は仮面ライダーと戦うのに緊張して黙りこくってた。

    焦りもあってか妙に部屋の空気がやけに湿っぽく感じてとりあえず居心地が悪かった。そこにさそり男が気軽く話しかけてくれてマジで救われた。
    俺からしたらマジでさそり男が光の陽キャに見えた

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:13:00

    適当に「緊張するな」とか「ミスしないか心配だな」とか雑談をして気を紛らしていると、そこに白いTシャツを着てレジ袋を持ったトカゲロンがやってきて雑談に混じってきた。

    トカゲロンは俺たちよりも確実に強いのに俺たちのことを先輩と言って慕ってくれてて超可愛かった。そもそもトカゲロンって元から見た目可愛いよな。

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:27:31

    完全に和やかなムードになっていたのに、そこへゲバコンドルが乱入してきて、雰囲気を一瞬でぶち壊した。
    いきなり俺たちに悪態をついて、「俺がいればお前らなんていらねえ!」みたいなことを怒鳴り、ロッカーまでぶん殴る始末。
    正直めちゃくちゃ怖くて、ほぐれた緊張が一気に戻った。

    最後には捨て台詞を残して休憩室を出て行ったが、残された俺たちは明らかに空気が重いまま雑談を続けることになった。

    ちなみに死神カメレオンは気づいたらフェードアウトしてて、一切出てこない

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:40:09

    なんか運動部みたいなショッカーだ
    Tシャツ着てレジ袋下げてきたトカゲロン可愛くて好き

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 10:53:01

    そして、とうとう作戦開始。
    俺たちは線路の脇に不自然に置かれた木箱の後ろに隠れて身を潜めていた。

    現地に着いた瞬間、話を聞いていなかったはずなのになぜか作戦内容が頭に流れ込んでくる。
    まず第一段階は毒針作戦。
    囮の情報に釣られたライダーが線路の上を通過するタイミングで、俺が毒針を撃ち込むというものだった。
    俺の毒針が1発でも当たりさえすれば確実にライダーに勝てるらしい。

    いつライダーが現れるのかと待つ間、仲間に迷惑をかけたくない一心で胸騒ぎが止まらず、手のひらは汗でびっしょりになっていた。

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 11:14:18

    しばらく待っていると、線路の向こうからバイクの爆音が響いてきた。
    やがて視界の奥に影が見えた。奴は前傾姿勢でサイクロン号に跨り、すでに仮面ライダーへと変身していた。

    サイクロン号は凄まじい勢いでこちらへ迫ってくる。
    俺は呼吸を整え、目の前に迫りかけたその瞬間、俺は必死で毒針を放った。

    だが、わずかに遅かった。
    毒針は静かにライダーの背後をかすめ通りすぎる。

    心の中で必死に「お願いします!気づかないでください!」と祈ったが、祈りは通じずサイクロン号は甲高いブレーキ音とともに瞬時に停止した。
    そして仮面ライダーはゆっくりと静かにこちらを振り向いた。

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:59:19

    次の瞬間、サイクロン号が木箱に激突。
    木箱の山は木っ端微塵になり、木片が宙を舞った。
    避けきれなかった戦闘員の何人かが、木箱ごと吹き飛ばされて地面に叩きつけられた。

    仮面ライダーは止まらず、機械的にサイクロン号で俺たちを次々と追いかけ回した。
    俺は戦闘員たちと一緒に線路の上を必死に逃げた。後ろから聞こえるエンジン音に恐怖しながら俺は必死に走った。

    その時、ゲバコンドルが仮面ライダーめがけて体当たりして、仮面ライダーはサイクロン号から転げ落ちてゲバコンドルと組み合いになりながら地面を転がった。

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:17:50

    俺は「デカい口を叩くだけはあるな」と感心しながら2人の激しい戦いを呆然と眺めていると、仮面ライダーがゲバコンドルを掴んで高く飛び上がった。

    次の瞬間、ゲバコンドルは鈍い音を上げて地面に叩きつけられた後、爆発した。

    仮面ライダーの狙いは俺たちに移った。
    さそり男が戦闘員達に命令を出して仮面ライダーに突撃する。俺もこの人数差なら勝てると確信して一緒にライダーに向かって走って行った。

    しかし、すぐさま無策に突っ込んだことを後悔することになった。
    仮面ライダーは無敵だった。
    次から次へと襲いかかる戦闘員達を殴り飛ばし、投げ飛ばし、蹴散らして行った。
    さそり男もあえなく蹴散らされた。
    俺はほぼヤケクソになって組みかかったが、もはや相手にすらならずに遠くへ投げ飛ばされてしまった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:43:50

    再生怪人並みの頼りなさ

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:52:38

    俺は地面に叩きつけられた。
    立ち上がることはおろか、苦しくて上手く息ができない。
    この間にもさそり男や戦闘員達は体勢を整えて再び仮面ライダーに向かっていく。

    俺の中に邪心が生まれた。
    「このまま死んだふりをしたら、もう戦わなくていいんじゃないだろうか」
    俺は地面に這いつくばったまま、動かないように専念した。
    戦闘員が倒されようと、近くに戦闘員が転がってきようと、さそり男かライダーキックを受けて倒されようと。
    心臓の音がやけに大きくて、ライダーに聞こえてしまうんじゃないかと不安に思いながら、ただ気づかれないように願った。

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:58:02

    この場にいるのはすでに俺1人だった。
    仮面ライダーは倒れている俺をよそにサイクロン号に跨り、去ろうとする。
    「このまま、死んだふりをすれば生き残れる」

    しかし、俺の中に罪悪感が生まれた。
    さそり男も、ゲバコンドルも、戦闘員達も命をかけて戦った。それなのに俺は卑怯にも死んだふりをして転がっている。

    俺は勇気を振り絞って、震えながら立ち上がった。バレないように静かに仮面ライダーを狙い毒針を放つ。

    しかし焦りと緊張から俺は止まっているライダーにすら毒針を命中させることはできなかった。
    仮面ライダーがこちらを振り返り、俺は死を覚悟した。

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:55:29

    仮面ライダーが俺を轢き殺そうとサイクロン号で突進してくる。
    俺は死にたくない一心で無我夢中で走った。

    実はまだ作戦は終わっていない。作戦ではもし奇襲作戦が失敗したら生き残った奴が囮になって走り、トカゲロンのところまで誘導することになっていた。

    俺はサイクロン号に追われながら必死にトカゲロンが仲間を待つビルに向かって走った。

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:49:09

    初代仮面ライダーって正義の味方なのに割と轢いてくるよな

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:23:23

    悪の組織ものってギャグになりがちだからここまでシリアスなのはちょっと新鮮

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 07:10:04

    とてもシリアスで仮面ライダーの作中描写に真摯な夢で俺は好き
    あくまで怪人を美化してないというか、無情にやられつつも人情はあったというのがらしさがある

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:05:56

    俺は命からがらビルに辿りついた。
    俺がビルの中に逃げ込んでいくと、仮面ライダーもサイクロン号を降りて俺を追いかけてくる。

    暗いビルの中を駆け抜け、階段をかけ上がっていく。
    気がつくと仮面ライダーの足音は遠くに聞こえ、ある程度の距離が開いているようだった。

    心に少し余裕ができ、階段を登り終わると角を曲がり、細い通路に出る。
    通路の向こう側にはトカゲロンがいた。

    俺は必死にトカゲロンの横に行き、「俺以外はやられた!すぐにライダーが登ってくるぞ!」と伝えた。

    トカゲロンは小刻みに震えていて、俺は怯えているんじゃないかと思い励まそうとするが、そうではなかった。

    トカゲロンは俺たちと話していたときとは豹変して低く恐ろしい声で「殺してやる…!殺してやるぞライダーぁ…!」と不気味に唸っていた。

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 16:04:57

    ついに仮面ライダーが角を曲がり通路に姿を見せる。
    その瞬間、トカゲロンの必殺シュートが仮面ライダーに直撃し爆発を起こした。

    仮面ライダーは声を上げながら吹き飛び、俺は勝利を確信して心の中で「やった…!」と呟いた。

    しかし、間違いなく有効打ではあるものの仮面ライダーはすぐさま立ち上がりこちらに向かって走ってくる。

    それを迎え撃つようにトカゲロンも走りだす。
    2人が激しい殴り合いを繰り広げる中、狭い通路なのが災いして俺は毒針で援護をすることもできない。

    できることはないか、あたふたしている内にトカゲロンは仮面ライダーのライダーキックに倒れた。

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:26:31

    倒れたトカゲロンの爆発に乗じて俺は怯えながらその場から逃げ出した。
    近くの部屋に入って身を隠し、俺はとうとう1人になってしまった恐怖に震えた。

    情けないことに、狭い部屋の中で隠れている内に再び卑怯な考えが頭をよぎった
    「本郷は優しいから必死で命乞いをしたら許してくれるんじゃないか」
    「仮面ライダーは正義の味方なのだからショッカーを裏切った方が正しいのではないか」

    しかし、優しかったさそり男、可愛いかったトカゲロンの姿が俺の頭をよぎる。
    散って行った仲間達のことを思うと俺はショッカーを裏切ることはできなかった。

    ゆっくりと確実に仮面ライダーの足音は近づいてくる。
    俺は心を落ち着けて、狭い部屋を飛び出し正々堂々と仮面ライダーの前に飛び出した。

    お互いに構えをとってしばらく膠着状態になった後、俺が静寂を破るように毒針を吐き出した。
    俺の渾身の毒針は的確に仮面ライダーを捉え、高速で飛んでいった。

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:27:36

    高威力の攻撃をそこそこ当ててるのに仮面ライダーの生命力が高すぎる

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:08:28

    1の記憶力凄くない?ワイはこんなに詳細に覚えてる夢一個も無いぞ

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:02:12

    しかし、仮面ライダーは強かった。
    完璧な軌道だった毒針を片手で素早く掴み取り、振り払うかのように地面に投げ捨てる。

    最後の対決に負けた俺は、がむしゃらになって仮面ライダーに突っ込んだ。
    ライダーは俺の体を軽く持ち上げ、ビルの窓に向かって放り投げる。

    俺はそのまま、恐怖の中全身に風を感じながら真っ逆さかに落ちていく。
    最後まで仮面ライダーに勝つことはできなかった。
    今まさに地面に衝突するその瞬間、階段から足を踏み外したような感覚で俺は飛び起きた。

    目覚めると俺は盛大に泣いていて、生きていた安心感からさらに涙が流れた。

    起きて夢の中の仲間達のことを思いながら複雑な気持ちで過ごした。

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:03:44

    俺の話を聞いてくれてありがとう。
    この夢は今まで俺が見た夢の中で1番恐ろしい夢でいまだに忘れられない。

  • 27二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:04:51

    >>24

    俺もこんなに鮮明に覚えてる夢はこれだけだよ。

    とは言っても俺は記憶力はいい方で幼少期の頃のこととか夢の出来事とかも割と覚えてる

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