- 1二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 12:38:53
- 2二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 12:39:59
なので慈愛の怪盗アキラとしてシャーレに忍び込んで先生のものを盗む必要があったんですね
- 3二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 12:43:53
- 4二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 12:55:45
わざと拝借する時に見つかって先生からお説教してもらうミリア概念はありますか
- 5二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:07:43
- 6二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:23:18
知ってた
- 7二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:29:26
はあ!?こっちは概念があるか聞いただけなんですけど!?
”そこで何をしているのかな”
本日の当番生徒が帰り、外で一息を入れてシャーレに戻るとミリアがそこにいた。
手には汗を拭くのに使ったタオルが見えており、先生の椅子で匂いを堪能していた。
「これは…ですね……」
見つかってしまったとばかりにわざとらしくタオルを背に隠す。
「先生が考えているようなことをしていたわけではなく、芸術というものを常に正しく観るためには息抜きや刺激と言ったものが適度に必要なもの…ですからこっそりとシャーレに侵入を試みたのです」
”へえ、まるで怪盗のようだね”
「ええ、そうでしょう 私どもも手を焼いている自愛の怪盗を想起させるようですが、これはあくまでインスピレーションを刺激するためのもの 決して後ろめたい事情があるわけでは」
”でも無断侵入だね”
弁明をしている体ではある。叱られるようなことではないと釈明の形は取っている。しかし、内容は自身の行いの問題点を自白している。
「た、確かに先生の許諾は得ていませんでしたが…」
”ワイルドハントに行ってペンや小物を落とし物することはあるかもしれない でも、シャーレで私物がなくなるのは不自然だね”
気付けば距離を詰められている。椅子から立ち上がり、少しずつ後ずさる。
その間も先生はゆっくりと歩を進め、ミリアは壁へと追い詰められる。
”……いけない子だよ”
彼女の大きな耳にささやく。身体を震わせ、縮こまらせた様子は叱られて泣いているようにも見える。もちろん、そんなことはあり得ないわけだが。
「せ、先生……耳元で話されるのは……っ」
”でもね、いけないことをした生徒はちゃんと叱ってあげないと だからね”
顎に手を添え、顔を上げさせ、目を合わせ
”お説教だよ”
こんな感じでどうだ
- 8二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:32:16
- 9二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:34:02
- 10二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:40:02
- 11二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 13:56:00
勝手ながらもう少しならいけるだろと思ったので続きみたいなものを書いてみた通りすがりです
お説教だと、そう言われて心が昂らずにはいられなかった。見捨てるのではない、侮蔑するのでもない、先生として悪いことをした生徒を叱るための言葉だったから。
──叱るとは、まだ相手を見捨てていないからこそ行われるもの。本当に見限り見捨てた相手にはそんな労力すら割かずただ流して終わりにしてしまうものだと、それくらいは私も知っている。
「先生……」
だからこそ明らかな犯罪行為を働いてもなお私を叱ると言ってくれる事実が、まだ私を自分の生徒と看做してくれているという現実が、嬉しくて仕方ないのです。
喜色は面に出さぬようただ壁際で追い詰められて震えるだけの姿を見せられているのか自信はない、けれどもこれは叱ってもらえる機会なのだから神妙に聞く必要が……
"……これは何かな?"
「──っ!」
いつの間にか取り上げられていた録音機器。怪盗が盗まれるなど笑い話にもならない……なんて考える余裕はどこにもない、期待していたという事実まで知られてしまい流石に怯えが混じる私の耳に届いたのは
"これはお説教だけじゃなくお仕置きも必要だね"
"ちゃんと反省するまで、何度でも繰り返さないと"
どこまでも私に向き合い、そして"わからせ"ようとしてくれる先生の、熱のこもった言葉でした。
どうやら本日、私の心は盗まれるだけでなく貴方によって囚われてしまうようですね、先生…♡ - 12二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:09:41
ブラボー!おおブラボー!
- 13二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:07:22
- 14二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 03:10:09
流石...