- 1二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:58:41
- 2二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 09:59:44
- 3二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:01:03
- 4二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:02:16
軽くキャラ紹介!
ーーー
・主人公(コユキの姿)
事故(?)に遭いコユキになってしまった今回の物語の主人公。性格は穏便で、戦いはなるべく起こしたくない性格。しかし、精神性が先生に似ている為、困ったことには首を突っ込みたくなる性分。勿論、精神性が似ているから" "が付いている。
・ノア
主人公の正体を知っている人物の一人。主人公の事を助けたいと思っているが、どうやらその主人公は一人でトリニティに行ったっきり連絡が付かないようだ...。
・セイア
主人公の正体を知っている人物の一人。主人公が突然予知夢に現れたことで、エデン条約の騒動の鎮圧を彼に丸投げしている。
ーーー - 5二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:03:35
続き↓
あれから私たちは、無事アリウス・バシリカから脱出し、暴れまわる剣先ツルギとそれを見る仲正イチカに保護され、アリウス修復作戦の指揮本部まで来ていた。
「先生......!!ミカさん......!!それに、コユキさんまで......!?ご無事でしたか!」
"はい!先生のお陰で!"
私が軽い返事をしていると、ミカが質問をする。
「ど、どうやってここに来たの......?」
すると、横から声を掛けられた。
「私が教えたのだよ。」
"セイア......!!?"
どうやら先生も驚いたようで、大声をあげていた。
「せ......セイア......ちゃん......。」 - 6二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:06:26
たじろぐミカにセイアは言う。
「本当に愚かだね、ミカ。常のように、衝動で動いて事を過つ。それが君の悪癖だよ。」
それから、何故ここに皆がいるのか...セイアからすべて聞いた。
「私たちも、先生の力を借り続けていてはならない。彼の人の道先に光を灯せてこそ、理想的な関係足り得るからね。」
そう言った彼女は、「病弱」とは言えぬほど活気に満ちていた。
「だから......君を救うために来たよ、ミカ。」
すると、ミカから突然の罵倒と、友情がぶつけられる。その一言は、彼女の一杯の謝罪でもあったのだった。
「二人ともありがとう......そして、ごめんね......。」
そして、ある程度話し終わった後、セイアは私と目を合わせ、突然頭を下げた。
「改めて今回の件、お礼を言わせてくれ。」 - 7二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:08:01
突然頭を下げたセイアを見た皆は驚いていた。
「せ、セイアさん!?どうしたのですか......!?」
頭を上げ、顏を見せたセイアが皆に説明する。
「彼女......黒崎コユキはね、実は私が呼んだのだよ。」
衝撃の一言に、話を聞いていた彼女たちは呆気にとられていた。そんな彼女たちを気にしていないのか、セイアは言葉を続ける。
「私は例の暗殺未遂で、動けなくなってからは、ただ行く末を見守るつもりだった。きっとそれは、内乱で壊れていくトリニティの未来はどうしようもないと諦観していたのだろう。でも、そんな中で私は『変数』を見つけたんだ。その希望はとても小さかったのかもしれない。でも、私は彼女に賭けてみたいと......そう思ったんだ。だから協力を要請した。」
そして、セイアは笑みを浮かべた。
「結果は御覧の通りさ、私たちは賭けに勝ち、トリニティの平穏は戻りつつある。」 - 8二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:09:34
セイアはまたこちらに向きなおし、改めてお礼を言った。
「今回の件、本当に感謝をしてもしきれない程の恩が出来た、ありがとう。困ったときは、いつでも連絡をしてくれ。いつでも駆けつけよう。」
そう言った彼女に合わせるように、ミカ、ナギサも頭を下げた。流石にそこまで感謝をされると、小っ恥ずかしいな。
"ちょ、ちょっと!頭を上げてください!私はそんなに感謝されるような事はしてませんよ!それに、今回の件は私が勝手に関わったようなものなので!"
すると彼女たちは頭を上げ、再び「ありがとう」と零し、別の話題を切り出した。
それから、聴聞会までの時間も迫ってきたようだった。
「では、そろそろ参りましょうか。ミカさんの聴聞会まで、もう時間がありませんから。」 - 9二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:11:15
"では、私はここで失礼させていただきますね!"
そう言って私が帰路につこうとした時、先生から声がかけられた。
"......コユキ"
"はい?なんでしょう!"
先生は間を置いて言う。
"...ありがとうね。"
"──!!にはは、どういたしまして!またミレニアムでお会いしましょう!トリニティの皆さんも、お世話になりました!"
そう言って私はミレニアムへの帰路を辿るのだった。 - 10二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:13:45
「はぁ、はぁ......うぅっ......。上手く逃げられたよね...?」
私は、アリウス自治区で起きた紛争に乗じて、自治区から逃げ出していた。それは、私の希望を......楽園を見つける為だ。
「外に出れたら、きっと何かが変わるよね。きっと......うまくいくはず。」
逃げた先に楽園が......夢がある事を信じて。
そんな希望を胸に、私は...立木マイアは外の世界へと足を進めるのだった──。 - 11二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:05:57
あれから、無事ミレニアムまで帰ってきた私は、ノアに正座させられていた。理由は明白だ。勝手に他校の自治区へ行くのでは飽き足らず、エデン条約にまで首を突っ込んだのだ。怒られるに決まっている。
"あの......ノア先輩......。そんなに怒らなくても......。"
「私は怒ってませんよ?7時13分に『トリニティに行ってきます、探さないでください!』というモモトークをしたっきり返信が4日間無かったり、エデン条約に関わったり、その上勝手にトリニティの制服を着て帰って来たりしていますが、私は怒っていませんよ?」
"ひぃ!!"
怖い!怖すぎる!!!怒ったノア先輩怖すぎるよ!! - 12二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:08:48
"すみませんでした!!モモトークは色々ハプニング続きで見る余裕が無かったんです!"
必死に謝る。正直、これしか出来る事が無いからだ。するとノアは、急に私に抱き着いてきた。
"の、ノア...先輩......?"
すると、ノアは少し寂しそうな声で言った。
「心配したんですよ...。」
"──ッ!!" - 13二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:10:01
そうか、私を心配していたのか。
確かにそうだ、トリニティに行ってくるという連絡をして以降、音沙汰が無くなってしまったのだ、心配だってする。私はゆっくりと抱き返し、言葉を紡いだ。
"ごめんなさい、ノア先輩。"
するとノアは、強く私を抱きしめ、こう言った。
「次はありませんからね。」
"はい、気を付けます。"
そうして、私たちの日常が戻ってきたのだった。
第二章 完 - 14二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 12:14:02
スレ主です!第二章滅茶苦茶長くなってしまいましたね...。という訳で、第二章をまとめてみました!このスレから追い始めた方はこちらから参照ください!
第二章
sudoの先に在るもの 第二章 | Writeningノアと作戦会議をしてから2週間、あれから色々な書類を見て回ったが、これといった情報は何一つ手に入れられなかった。それもそうだろう、元々の情報が何もないのだから。 "どうしようか..." …writening.net - 15二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 16:44:16
第三章
"──そう言えば、イベントでバニーチェイサーってやつがあったな......。"
エデン条約の騒動が収まってから約1週間。私は小銭を稼ぎながら、特に問題も起こすこと無く日々を過ごしていた。このまま順調に進めれば次のメインストーリーはカルバノグ編、RABBIT小隊とのひと悶着があるはずだ。ただ、イベントでのハプニングなどの時系列が曖昧で、下手に行動を起こすとごっちゃになってしまうだろう。
"どうしようか......でもこのイベントを起こさなければ、パヴァーヌ編でのリオの横領も出来なくなり、元のストーリーに支障が出てしまうかもな......ならば──!"
思い立ったが吉日、私は早速行動を起こすことに決めたのだった。
あれから反省部屋を抜け出し、無断で債券を発行させ、とある学校に向かっていた。
"ここが『オデュッセイア海洋高等学校』かぁ......海、綺麗だな。" - 16二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 16:46:07
私の目的は、『ゴールデンフリース号』に乗り込んでハプニングを起こし、調月リオの横領の隙を作る事。勿論、私自身が横領した分の債券は私が日頃で稼いでいるポケットマネーからある程度補填するつもりではある。流石に全ては無理だけど...。確か、『ゴールデンフリース号』はオデュッセイアとしても、半分管轄外の船のはずだ。ならば、侵入は容易いだろう。勿論、ノア先輩には先んじて連絡を入れていて、ユウカには時間を開けてそれとなく伝えるように頼んでおいた。これで何の問題もないだろう。
──あれから私は、誰にも気づかれること無く無事客室まで潜入できていた。ふと空いたクローゼットの方を見ると、そこには黒と白を基調としたバニー服に黄色の入ったウサギのカチューシャがハンガーに掛かっていた。
"確か...この船ってバニー服に着替えないといけなかったよな......。"
少々恥ずかしかったが、置いてあったバニー服に私は身を通し、その上から改めてセミナーのスーツを羽織って外に出る。どうやら、そこまで怪しまれてはいないようだ。私は少々の気恥ずかしさを抱えながら、プレイラウンジへと足を進めるのだった。 - 17二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:17:40
保守
- 18二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:12:28
債券の横領から1日が経とうとしていた頃、私はプレイグランドでとある「ゲーム」を目の前にたじろいでいた。あくまで私は「白兎の黒崎コユキ」だ、自分の欲求のままに動いているように見せかけるように演技をしなければならない。
"──なるほど、この『ゲーム』の内容は向こうの世界のスロットと同じ感じなのか。そして、出た目によってランクが決まる...と。"
よくもまぁこんなゲームが流行るものだ。向こうの世界ではスロットなどの遊戯はあまり好きではなかったから、あまり遊んだことはないのだが...。あまり気は乗らないが、やるしかないか。
"やるぞコユキ、頑張れコユキ、行けるよコユキ!!自分の力を信じよう!!伝説の『S』を目指して!"
私はそう意気込み、「ゲーム」を開始するのだった。 - 19二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 08:00:07
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 13:18:05
私が債券を横領してから1日が経った頃、「ゲーム」で遊んでいると予想外の事が起きていた。
「なんとなんと!こちらのコユキ様が、わずか5回目でAランクを獲得しました!」
"......なんでなんですか!?!"
どうして!?まさかビギナーズラック!?いや、物欲か!?コユキを演じようとしているのに、なんでこんなにも目立ってしまうの!?
......私はコユキにはなれないのか?いや、元は違う人なのだ。突然別の人、それも女性になって完璧に模倣なんてする事出来るはずがない。これはしょうがないのだ。
──元は...違う......?
そうだ、そうだった。私は男性だった、いつから私の一人称は"私"になっていたんだ...?
どうして今まで気づかなかったんだ? - 21二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 13:20:19
思えばそうだ、確かに違和感は存在していた。最近ノアと会話をする時、癖で「ノア先輩」と呼んでいた。
違和感が存在していたはず......はずなのに──。
どうして違和感を持てなかったんだ?
私は...僕は──
"──僕は...一体誰なんだ......?」
「おめでとうございます!この勢いで一気にSランク、VIPとなるのでしょうか!?......どうしました?」
船の職員が聞いてくる。そうか、今は確かここで「ゲーム」をしていたんだった。あれ?いつの間にかAランクになってる!この調子でいけば伝説の「S」に...VIPになれるんじゃ!?
「にははは!!任せてくださいよ!この私が伝説の『S』になって、皆を驚かせてやりますよ!!」
そうして私、黒崎コユキはまたゲームの席に着き、伝説の「S」を目指して行くのだった。 - 22二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 21:07:44
興味深い展開だ…
- 23二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 06:52:14
妙な話になってきた
- 24二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 16:27:59
保守
- 25二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 17:51:09
エデン条約の騒動が落ち着いた頃、私はユウカに依頼され、C&Cの4人と一緒に『ゴールデンフリース号』に潜入していた。
ユウカからの依頼はこうだ。
1.オデュッセイア海洋高等学校のクルーズ船、ゴールデンフリース号に潜入して、先日反省部屋から脱走した「白兎」の二つ名を持つミレニアムサイエンススクール1年生の黒崎コユキを捕まえる。
2.C&Cが何かと騒ぎを大きくしがちなので、騒ぎが肥大化する前に私がブレーキをかける。
しかし、私には違和感があった。彼女、黒崎コユキはエデン条約でも活躍をしてくれていて、彼女の人となりもある程度把握はしているつもりだ。そんな彼女が債券の横領などするように見えなかったのだ。
"この違和感...なんだろう?"
私は一抹の疑問を抱えながら、情報で手に入れたプレイグラウンドへ足を運んだ。すると、台に八つ当たりをしている彼女、黒崎コユキ本人がいた。しかし、どこか様子がおかしかったのだ。
「......え、Bじゃん。要らないんだけど!?ねーなんでぇーーーー!?信じらんない、今日いくら入れたと思ってんの!?そろそろ確定でSが出ても良くない!?」
そんな事を言う彼女は、エデン条約で見た黒崎コユキとは全く違っていた、もはや別人と呼べるほどに。 - 26二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 22:46:54
ほしゅ〜
- 27二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 04:12:50
朝早くに失礼します、スレ主です。
まだまだ忙しくなりそうなので、ペースが滅茶苦茶落ちるかもです...。今後の展開予想、こんな展開もいいよねなどお好きにレスしていただいて構いませんのでスレの維持お願いします...! - 28二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 08:05:24
夢の中で真コユキと会話する展開とか起こりそう
- 29二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 16:45:02
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 21:16:58
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 06:48:12
このレスは削除されています
- 32二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 14:45:12
ごゆっくり
- 33二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:48:59
「一体いつになったらVIPになれるのさぁ!!もう待てないんだけどーーーー!!!」
そう言って台を叩いて、ガードマンに怒られていた。怒られた彼女は悪びれる事無く、またゲームに集中し始めていた。すると、大画面にアスナの姿がドアップで移った。
「おめでとうございます!この勢いで一気にSランク、VIPとなるのでしょうか?」
すると、コユキは映し出された大画面を見て驚いていた。
「えっ!?今のアスナ先輩じゃん!?ど、どうしてここに......!?っていうことは......。もしかして......?」
そう言う彼女に私は近づき、声を掛けた。 - 34二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 21:00:00
そういえば...先生の性別決めてなかったな...。
ダイスで決めるか。dice1d2=2 (2)
1 男性
2 女性
このダイスによっては展開が少しだけ変わるかも...。
- 35二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 06:07:52
ほしゅ
- 36二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 08:31:08
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 08:51:39
女先生ならコユキの人格が混ざりだした事に気付きそう
- 38二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 17:54:10
保守
- 39二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 00:00:06
ほしゅ
- 40二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 04:19:09
"こんにちは。"
「うわああぁぁぁぁぁっ!?こんにちはぁぁぁ!?」
声を掛けられて驚いた彼女は振り返りもせず、警備員に叫びながら逃げていった。
"あちゃー......面倒くさいことになっちゃったかもね...。"
すると、後ろからネルが私に言い放った。
「おい、先生。下がってろ。それから......こいつぁ、流石に見逃せ。」
そう言って私たちは戦闘を始めるのだった。 - 41二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 12:05:06
ヒュー
- 42二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 20:40:10
保守
- 43二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 06:34:54
このレスは削除されています