【一応閲覧注意】妄想に付き合ってください

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:16:29

    このスレを開いてくれた方、お目汚し失礼します。

    人が亡くなるといつもどこからか現れて、悪人であろうが善人であろうが関係なく遺体に化粧を施して、綺麗な服に着替えさせて、手を合わせ、花を供えて、御供養したらどっかに消えるだけの、なれたとしても幻霊程度の、幕末あたりに生きた変なやつを妄想したい意味の分からんスレです。

    スレ画は自分が斬った標的を御供養している変な幻霊を見て、「またいる」って目を向けてる河上さんです。

    あと歴史とかに詳しい方にお聞きしたいんですけど、昔の大きな戦のあとの御供養ってどうやってたんですかね?一か所にまとめて燃やすか埋めるかしてまとめて御供養って感じだったんですかね?それとも、ないとは思うけど放置だったんですかね?

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:17:27

    良い概念だ……続けてくれ

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:19:15

    >>2

    ありがとう。続けます。

    しかし問題は花は百合の花か、蓮の花か、菊の花か…あと仏具とか持たせるべきか…

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:24:07

    >>3

    葬儀らしい花じゃなくて別の花を供えるのがソイツのやり方ってのも味

    名刺代わりじゃな

    幻霊になった際に真名の一部になっても良い(梅比丘尼、みたいな感じ)

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:51:39

    >>1

    合戦後の死体については埋葬される者とされないものでまちまち

    勝った側は埋葬されやすく負けた側は放置でそのまま朽ちることは珍しいわけじゃない。

    場合によっては付近の住人が供養することもあったらしい。


    若干話が逸れるががしゃどくろって妖怪の設定も合戦後の供養されなかった人々の怨念が集まったものだから、全体の一割二割とかじゃなく相当数あったと考えられる。

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:53:37

    ではまず一つ。


    彼女は【それ】を見ていた。
    斬られ、遺体となった者を一か所にせっせと運び、背負っていた巨大な箱から安物ではなさそうな化粧品の数々を何のためらいもなく使い、口に綿を詰め、血の気が引いて真っ白になった仏を生前と変わらない、綺麗な顔と体にした【それ】の表情は分からない。
    顔が見えないのだ。夜の帳に溶け込むような黒で統一された装束に身を包んだ【それ】の顔を覆う傘と頬面が表情を隠している。
    【それ】が次に取り出したのは、綺麗な服だ。真っ白な、やはり安物ではないのだろう装束を【それ】は化粧を施した遺体に着せてやる。それまで着ていた服は綺麗に畳み、遺体の横にそっと置いていた。

    (…線香?)

    しばらくしてから厳かな気分にさせる香りが漂い、彼女は【それ】が線香に火を着けて手を合わせていることに気付く。丁寧で、美しい所作だ。
    手を合わせること数分。動き出した【それ】はまた大きな箱から何かを取り出した。竜胆(りんどう)だ。美しい竜胆を一輪ずつ、遺体の手に握らせた【それ】はゆっくりと立ち上がり――――ずっと見ていた彼女に頭を下げた。

    「お見送り、ありがとうございました」

    男とも女とも取れる声が聞こえ、何か問う前に【それ】が夜に溶けるように消えた。


    という感じで第一弾いかがでしょうか

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:55:26

    >>5

    結構まちまちなんですね…というか、がしゃどくろってそんな設定だったんだ…ところでノッブの後ろにいるのは一体…

  • 8二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:36:50

    ちなみに竜胆の花言葉は
    【悲しんでいるあなたを愛する】
    【誠実】
    【勝利】
    【愛らしい】
    【固有の価値】
    というものがあるぞ!…綺麗だからってだけで供える花を竜胆にしたら重くなっちゃった

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 20:58:06

    では二つ目


    「どうしてここまで遺体を綺麗にするの」

    彼女が【それ】に問いかけた。黒装束に身を包んだ【それ】は音もなく立ち上がり、声を発した。

    「御供養のためでございます」

    【それ】は表情を変えずに続ける。

    「大罪を犯した悪人もいましょう。称賛されるような善人もいましょう。誰からも別れを惜しまれる人がいれば、誰にも知られず消えていく人もおりましょう」
    「私には、それがどうにも忍びない」
    「ゆえに私は御供養をさせていただくのです。誰とも知らぬ方であろうとも、生まれ、亡くなった方の歩みを、せめて私だけは覚えておくために」
    「化粧をし、綺麗な服を着せ、線香を焚き、手を合わせ、花を添える。この日ノ本で生きた誰かがいたのだと、記憶に残しておくために」
    「ただ、それだけなのです。私の御供養とは、ただ、それだけなのです……………毎度、お見送り、ありがとうございます」

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:02:28

    応援するぞ

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:23:12

    二つ目放り込んだだけで弾切れになった私を笑っておくれ…新選組の人達の反応が想像できない新選組鯖未所持勢の私を笑っておくれ…

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:26:46

    ぐだぐだシナリオの端っこで「裏方です」みたいな顔してなぜか毎度いる変な幻霊鯖(星1~2)

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:32:09

    >>12

    そしてどっかのタイミングで宝具使って消えるんだ。俺は詳しいんだ

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 21:40:22

    >>5

    そう言えばがしゃどくろと似たような妖怪で古戦場火って言うのがいたな

    戦場の後に漂う鬼火の集団。

    戦場で死んだ兵士や動物の怨霊っていうの。


    >>11

    弾の補充に使えたら使ってくだせえ

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:01:26

    河上さんから見れば男にも女にも子供にも老人にも見えるだけとか良いな

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:03:20

    >>14

    ありがとう。リロードタイムがこんなにも息吹を…!




    死臭がこびりつく、屋敷の中でいつものように【それ】はいた。

    おどろおどろしい火が【それ】を囲む中、黙々と、夏の暑さによって腐ってしまった遺体を丁寧に、一人一人運び、布や、粘土など、様々な道具を使って遺体を繕っていく。


    「意志がぶつかり、殺し合う。この濁流の時代、よくあること、なのでしょう」

    「しかし、腐り落ちて骨になることは、よくあることであってはならぬでしょう」


    見事なまでに修復された遺体に、【それ】はいつものように化粧を施す。服を着せ、線香を焚く。手を合わせ、花を添える。


    「よくぞ最期まで歩まれましたね。あなた方という人が生きたことを私は忘れません」

    「どうか安らかに」


    火が消えていく。ぽつ、ぽつと消えていく。【それ】の姿はもう屋敷にはなく、死臭がこびりついていた屋敷には柔らかい白檀の香りだけが残った。

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:06:36

    誰が見ても謎と警戒を感じるはずなのに、邪魔をしようとしないのが逆に不気味というか…そういうものとして皆が見てる…

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 22:38:15

    ところでこいつクラスなんだ

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