- 1二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:23:01
お待たせしました皆さん。長らく来なかったシャリア・ブルの『あれはくだらない旅でした』シリーズが帰ってきました。
今回もヒゲマンの昔語りに私と一緒に付き合ってね!
スレを落としてしまいすみませんでした。落としてしまったことに気落ちして気力も無くなってしばらく再スタートできませんでした。また皆さんと一緒にシャリア・ブル中佐の旅行記を語れたらいいなと思います。
落としてしまった前スレはこちら
あれはくだらない旅でした2|あにまん掲示板意外と好評でしたので続編を作る事が決まりました今回はコモリンもゲストで聞いてるよ!好きなときに話しに関わらせてね!……よろしくお願いします(もう好きにしてっという顔)こちら前スレhttps://bbs…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:24:48
- 3二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:30:26
- 4二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:37:24
- 5二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:41:31
- 6二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:02:54
神族の王と魔族の王…それぞれ「神王」と「魔王」なんですが、これがもの凄い親馬鹿男親でしてね
あーなんとなく今までの流れで察したよ
日本政府に交渉して少年の両隣の家数軒を購入して豪邸を建てたり
まあ普通だね
魔王の娘さんが少年の悪口を話す生徒達にキレて体育館を消滅させる魔法を放ったときは「よくやった」と親御さん達が褒めに来た上、修繕魔法部隊を送って体育館を集複数など慣れた手つきで賠償したり……
え…
神王の娘さんが「赤点三つ越えたら補習」という期末テストで不安な成績なので、夏休みが潰れることを嘆いた神王が学校を潰そうとしたり……
補習のために壊される学校が可哀想すぎる!!
まあそんな感じで、大なり小なり暴走する二人なので、娘さん達がその時々でお仕置きするんですが、もう習慣とか風物詩とかになってましたね……
うちの学校にそういう親が居ないことを感謝したよ… - 7二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:05:59
帰ってきてくれてありがとう!
- 8スレ主25/09/29(月) 01:08:57
ありがとうございます
- 9二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:19:04
まあただ…美少女特異点というのもあながち間違いでは無くてですね…
なにさなにさ
少年を好きになる女性陣、全員大なり小なり経歴に問題がありまして……
まさか全員殺し屋、って訳じゃ無いでしょ?
神族の姫は魔族の母親との間に出来た子供でハーフ……しかも神族メインの彼女だけで無く魔族メインの姉妹も同一の身体で出来ている。魔王の娘は身体の弱かった彼女を延命させるために、とある事情で作っていた寿命の短いクローンと同化させることで延命を。幼馴染みの少女は自分の母親が死んだのは少年のせいだと思い込んで未必の故意に及ぶ行為に何年も浸り続け、料理部の先輩の一人は実験で魔力を強化された魔族の女性の子供。後輩の少女も一から生み出された人工生命体という………
待って…闇深すぎない?その世界……
この世界も結構闇深いですよ。もしかすると『向こう側』はもっと………
やーめーてー!!そういう別の意味で怖い話しは聞きたくないーー!! - 10二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:54:10
シャリア「とある世界に行った際は、その地球を経由して別の異世界に行ってました」
マチュ「魔法騎士の時みたいな」
シャリア「あれとはまた別です。その世界の海と大地の狭間には「死後の世界」が存在し、その世界を通しての輪廻転生が行われる仕組みです。世界としては中世ヨーロッパ式ですね」
マチュ「出雲のネノクニ・アシハラノクニみたいな感じかぁ」
シャリア「その世界の『リの国』という国家に転移し、同じく地球の日本から転移してきた少年と一緒に『聖戦士』として迎え入れられました」
マチュ「えーっと……それって「勇者」?それとも「反政府組織の戦士」?」
シャリア「国によっては後者かも知れませんが、少なくとも『リの国』では言い伝えなどもあったみたいですから前者でしょうね」 - 11二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 02:20:04
シャリア「その世界のロボット工学は『強獣』と呼ばれる巨大肉食生物を捕獲し、筋繊維・皮膚・骨など様々な物を加工し、様々な形へ組み立てるという代物でした」
マチュ「エグいなぁ……けど、私たちも動物を剥製や伝統工芸品にしてたりするし、感覚としてはそう変わらないのかも?」
シャリア「で、そのロボットは感情を用いたエネルギーを使って操作する物で、感情の起伏が激しければ激しいほど動かしやすい……のですが、「コモン」と呼ばれる現地人達ではこのオーラ力が低く、ロボットを操るほどの力は出せないという事で、地上から召喚される『聖戦士』が必要というわけです」
マチュ「戦争の道具まっしぐら……」
シャリア「戦争も後半になるとそのオーラ力を増幅させる装置が開発されて、コモンでも容易に操縦可能なオーラバトラーが開発されるんですがね」 - 12二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 06:48:51
シャリア「それからはリの国の国王が戦乱で亡くなって高校生の聖戦士が新たな国王になり、『アの国』の領主と反乱時の密約を結んで同盟を結び技術給与を受け軍事国家となりつつあって大規模戦争を生き抜くことになりました」
マチュ「なんで聖戦士が?」
シャリア「国王以外の王族は全員異民族との戦いで亡くなられていて、各派閥の代表を王にすると反発が強かったのです。そこで『伝説』を利用することで国民の反発を抑えることになったのです。「人は人にはケチを付けられるが、伝説という物には意外と大人しくなる」というのはリの家臣団の一人が言った言葉です」
マチュ「でもなんで高校生の方が?普通こういうのは大人のヒゲマンの方が…」
シャリア「国王の遺言だったのです。「この国をその少年に」と。…今となってはもう分かりませんが、もしかすると、王は気付いていたのかも知れません。私が、虚無を抱えた人間であり、国を統べるに足る人間ではないと言うことを……」 - 13二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 06:49:54
たておつ
- 14二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 14:11:24
ちなみに、オーラ・バトラーやオーラ・バトルシップで大戦を続けていたら謎の光によって地上世界に浮上させられました
え?なんで
その光にとってオーラ・マシンが戦果を拡げるのは死後の世界、『バイストン・ウェル』の安寧を脅かすことだと思われたようでしてね。種類は違えどオーラ・マシンに乗っていた人間は全て地上に追放されました
…………なんかさ。話を聞いて感じただけだから思い違いかも知れないけど。「周りの人間が何度も進言してたのに対岸の火事みたいにボーッと眺めて、いざやばくなったと思ったらわめき散らして責任を押しつけて会社から追放するようなワンマン社長というか、ヒステリックなバカ」って感じたんだけど
多分あっていると思いますよ。私もそんな気持ちでしたから - 15二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:39:02
シャリア「地上に出たオーラ・マシンは出力が向上し、一回の攻撃が核攻撃レベルの大惨事を引き起こし、核攻撃にすら耐えうるバリアを発生させて地球上を恐怖に陥れました」
マチュ「何それ、どんなチート?激やばじゃん……ヒゲマンはどうしてたの?」
シャリア「少年が日本出身という事もあり、日本と協力関係を結んで各地の戦線を平定に走り回り、様々な策謀を駆使して最終的に地上の覇者になりました」
マチュ「『リ』っていう国が世界征服しちゃったんだ。元の世界に帰れなかったの?」
シャリア「残念ながら。誰もバイストン・ウェルのリの国に帰ることは出来ませんでしたね」
マチュ「ヒゲマンはその後どうなったの?」
シャリア「国王と一緒に世界の統治を進めて基盤を作り、次の世代にバトンタッチして老衰で亡くなりました。お互いに、ね」
マチュ「走りきったんだね」
シャリア「思っていた結末とは些か違いましたが、これも青春時代の一つです」 - 16二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:22:45
地球上の多くが海に沈んでいる世界もそれなりにありましたね
例の天上人の計画が実行されたとか?
いえ、こちらの世界とは違って地球温暖化対策が間に合わず、といったところですね
旧世紀でそれってなると、色々とマズイんじゃない?
ええ。現状打破のために技術革新をして居住権を確保できれば良い方、逆に文明が退化し始めることもありますからね。そういう意味では、我々の世界も怪しいところがあります
何のこと?
戦争という人災が起こり続ければ、孰れ物流は滞り、人の交流が減り、技術の蓄積所か遺児すら出来なくなって、宇宙世紀も文明退化を起こすかも知れません。宇宙の海に新たな居住権を求めるのも難しくなる可能性もありますよ
そんな世界が起こり得るの?
戦争とは何も大きな物だけを表しません。中には小競り合いも在りますから - 17二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 16:47:20
- 18二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:16:01
保守
- 19二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:51:20
シャリア「そういう人間の生存権が減ってきたからこそ人類に一つの進化の形が芽生えたこともありましたね」
マチュ「地球人類が全部ニュータイプになったとか?」
シャリア「いえ、何らかの物理的・精神的に奇跡を起こす超能力者になりました。空気を圧縮した壁、他者の能力を数値化してみることの出来る眼、海の中であれば呼吸をせずとも生活することが出来る適応能力など、当時は一代限りの突然変異でしたが、当時の世論は「人類の進化」であるとして奇跡的、あるいは恐怖的に報道していました」
マチュ「ニュータイプがそれだけ判りやすいと世論も変な解釈する必要も無かったろうね」
シャリア「ふふ」
マチュ「なに?なにかおかしな事でも言った?」
シャリア「いえ、昔、大佐と最初に会ったときの会話を思い出しましてね」
マチュ「なんの話しさ」
シャリア「当時はお互いに『ニュータイプ』なんて懐疑的だった頃でして、サイコミュを使う話になった際とっさに「私は勘がいいだけの男です」と言ったんですよ。そしたら」
マチュ「なんて言われたの?」
シャリア「「君なら出来る。私の勘だ」っと言いました」 - 20二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 15:54:11
- 21二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 22:42:55
ちなみにその世界での私は高校二年生として普通に生活してました。
ヒゲマンが高校二年生……歳に似合わずダンディな男子としてモテモテだったんじゃないの?
ははは。そんなことはありませんよ。どちらかと言うと超能力者として優れているかどうかがモテモテの要素でしたから。美男美女は副次的な物でしかありません。
それはそれでもったいないような……ん?普通の生活と今の会話からして、ヒゲマンってその超能力者に該当しなかったの?
ええ。多少勘がいいだけの子供でしたね。超能力者を示す能力値は発見されませんでしたし。
じゃあなんでそんなところ入ったの……。
超能力者と一般人の融和もその学校の目的でしたからね。何せその世界、一部超能力者は姥捨て山のように厄介な人間を投棄するような状況になってましたから。そういうのを回避するために一般人の理解も必要という事で。
うーわ最悪……。
そういうこともあって。超能力を研究する人間の中には、「誰もが超能力者になって差別のない世界を」という理想が足場から転げ落ちて最悪の結果に向かってしまう事態も起こりました。 - 22二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:39:08
- 23二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 02:18:37
保守
- 24二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:50:19
- 25二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 16:52:05
保守
- 26二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:30:40
シャリア「いや、大変でした。宝石に閉じ込められたモンスターはきちんと特殊な訓練を積まないと下手な召喚をしたら支配権を奪われるし、宝石で願いを叶えようとすると運気を吸い取られて不幸になるしで扱いが難しく。しかも封印されてるモンスターと宝石の相性によっては全く別の効果を発揮してしまう場合もありますから何が起こるか分からなくて」
マチュ「そんなの操れるなんてヒゲマンはエリートなの?」
シャリア「いえ。しがない一般隊員ですよ。しかも、モンスターがダメージを受けると使用者もダメージを受けて、自分の力量以上のモンスターを召喚したり、倒され方次第では一発で自分の身体がひしゃげて亡くなることもありますから」
マチュ「むしろそんなモンスターを召喚できる職業になっちゃったら運の尽きなんだ……」
シャリア「ええ。なので、そのモンスターと人間の間に出来た「特殊な眼」を持つ人間が一番適しているとされ、一部派閥では数を揃えて部隊運用されるほどでした」
マチュ「あ。これ絶対アレだ。派閥争いで脚を引っ張り合いながら最後には最初に足を引っ張られた側が勝利しちゃう奴だ」
シャリア「大正解。そして私は足を引っ張った側の派閥でして。正直生き残れたのは本当に運の要素が強かったですよ…………」 - 27二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:21:13
シャリア「同じ派閥内でも、現場内で指揮官が派閥の長の親戚筋ということで軽んじられる事態になったり、指揮官の教官役をやってたモンスターとのハーフな召喚術師と方針の違いで、あと向こうがこっちの事情を知らずに好き勝手言ってしまったせいで喧嘩別れになってむボロボロで」
マチュ「ジオンだけじゃなくて、異世界でも組織って言うのはどこでもそういうの起こる物なんだねー……」
シャリア「結局、ターゲットとの大規模戦闘では多数の犠牲者を出しつつも作戦は継続していたんですが、モンスターが生み出される異世界が解放されたせいで、宝石に封印されてない野良のモンスターが多数解き放たれ犠牲者多数。作戦投入時のわずか10パーセントも残らない大惨事となりました。おかげで即本部に帰還する事が出来ましたがね」
マチュ「事件に最後まで関わらなかったんだ」
シャリア「幸い、指揮官は助けられましたから得には気にしませんでしたが……もしかすると、ソレこそが私があの世界に行った役目だったのかも知れませんね」 - 28二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 23:10:09
保守
- 29二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 08:51:09
保守