帰ってきました。あれはくだらない旅でした

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:23:01

    お待たせしました皆さん。長らく来なかったシャリア・ブルの『あれはくだらない旅でした』シリーズが帰ってきました。

    今回もヒゲマンの昔語りに私と一緒に付き合ってね!


    スレを落としてしまいすみませんでした。落としてしまったことに気落ちして気力も無くなってしばらく再スタートできませんでした。また皆さんと一緒にシャリア・ブル中佐の旅行記を語れたらいいなと思います。

    落としてしまった前スレはこちら

    あれはくだらない旅でした2|あにまん掲示板意外と好評でしたので続編を作る事が決まりました今回はコモリンもゲストで聞いてるよ!好きなときに話しに関わらせてね!……よろしくお願いします(もう好きにしてっという顔)こちら前スレhttps://bbs…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:24:48

    シャリア・ブル
    壁ドンしている方(左側)。本スレの主人公で語り手。
    木星で自分が自死する直前に体験した不思議な出来事(怪奇現象・異世界転移?)をマチュに話す。
    異世界転移については「その世界のシャリア・ブルに憑依」なのか「その世界・状況に合わせたシャリア・ブルを無意識の不思議パワーで作って潜り込んだのか不明」である。

    マチュ
    壁ドンされている方(右側)。原作の主人公で本スレでは聞き手でありツッコミ役。
    シャアの友人であることや木星での体験を聞いていたら何故か怪奇現象や異世界転移の話しに付き合わされることに。
    なんだかんだ彼の話を楽しんでおり次の話しを待ち望んでいる。

  • 3二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:30:26

    ある学校で教師をしていたのですが、そこでは神々と悪魔がそれぞれの世界から人間の世界に門を開けて異世界交流を図る『開門』と呼ばれる歴史的事件が発生していました
    え、なに?神魔大戦勃発?
    幸いお互いのトップは個人的な繋がりもあって、水面下では魔族との諍いはあれど、表面的には親しい付き合いをしてました
    へ~。じゃあ久しぶりに平和な世界なんだ
    そんなわけが無いでしょう
    あ、やっぱり?

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:37:24

    赴任してから数年ほど経った頃、私の同僚が担任をしている二年生のクラスに神界と魔界の姫様が留学してきましてね。
    同じクラスにそれぞれの世界のお姫様……ねえ、まさかと思うけど。そこに好きな人でも?
    察しが良くて助かります。なんでも子供の頃に迷子になった自分たちを助けてくれた男の子がいたらしく、恋愛成就のために留学してきたとか……。
    熱いねぇ…………。
    後から知った話しですが、その迷子になったときと言うのは三界の交流の会談に付き添っていたときらしく、もしも見つからなければ人間界相手に戦争が勃発する可能性大だったとか。
    子供の迷子で世界大戦なんてはた迷惑すぎる!!

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 00:41:31

    ちなみにその少年、幼馴染みで学園のアイドルとしてファンクラブも作られている美少女の家に居候もしていて、料理部の部長と副部長を務める美少女先輩二人とも親しいという美少女の特異点と言わんばかりの存在でした。
    ヒゲマンの居着く世界って後から後からハーレムに目覚めていってない?
    私に言わないでください……この後も魔法実験のために生み出された試験管ベイビー少女とか後輩少女とか色々出て来るんですから……。
    特異点更に広がってる…………。

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:02:54

    神族の王と魔族の王…それぞれ「神王」と「魔王」なんですが、これがもの凄い親馬鹿男親でしてね
    あーなんとなく今までの流れで察したよ
    日本政府に交渉して少年の両隣の家数軒を購入して豪邸を建てたり
    まあ普通だね
    魔王の娘さんが少年の悪口を話す生徒達にキレて体育館を消滅させる魔法を放ったときは「よくやった」と親御さん達が褒めに来た上、修繕魔法部隊を送って体育館を集複数など慣れた手つきで賠償したり……
    え…
    神王の娘さんが「赤点三つ越えたら補習」という期末テストで不安な成績なので、夏休みが潰れることを嘆いた神王が学校を潰そうとしたり……
    補習のために壊される学校が可哀想すぎる!!
    まあそんな感じで、大なり小なり暴走する二人なので、娘さん達がその時々でお仕置きするんですが、もう習慣とか風物詩とかになってましたね……
    うちの学校にそういう親が居ないことを感謝したよ…

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:05:59

    帰ってきてくれてありがとう!

  • 8スレ主25/09/29(月) 01:08:57

    >>7

    ありがとうございます

  • 9二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:19:04

    まあただ…美少女特異点というのもあながち間違いでは無くてですね…
    なにさなにさ
    少年を好きになる女性陣、全員大なり小なり経歴に問題がありまして……
    まさか全員殺し屋、って訳じゃ無いでしょ?
    神族の姫は魔族の母親との間に出来た子供でハーフ……しかも神族メインの彼女だけで無く魔族メインの姉妹も同一の身体で出来ている。魔王の娘は身体の弱かった彼女を延命させるために、とある事情で作っていた寿命の短いクローンと同化させることで延命を。幼馴染みの少女は自分の母親が死んだのは少年のせいだと思い込んで未必の故意に及ぶ行為に何年も浸り続け、料理部の先輩の一人は実験で魔力を強化された魔族の女性の子供。後輩の少女も一から生み出された人工生命体という………
    待って…闇深すぎない?その世界……
    この世界も結構闇深いですよ。もしかすると『向こう側』はもっと………
    やーめーてー!!そういう別の意味で怖い話しは聞きたくないーー!!

  • 10二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:54:10

    シャリア「とある世界に行った際は、その地球を経由して別の異世界に行ってました」
    マチュ「魔法騎士の時みたいな」
    シャリア「あれとはまた別です。その世界の海と大地の狭間には「死後の世界」が存在し、その世界を通しての輪廻転生が行われる仕組みです。世界としては中世ヨーロッパ式ですね」
    マチュ「出雲のネノクニ・アシハラノクニみたいな感じかぁ」
    シャリア「その世界の『リの国』という国家に転移し、同じく地球の日本から転移してきた少年と一緒に『聖戦士』として迎え入れられました」
    マチュ「えーっと……それって「勇者」?それとも「反政府組織の戦士」?」
    シャリア「国によっては後者かも知れませんが、少なくとも『リの国』では言い伝えなどもあったみたいですから前者でしょうね」

  • 11二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 02:20:04

    シャリア「その世界のロボット工学は『強獣』と呼ばれる巨大肉食生物を捕獲し、筋繊維・皮膚・骨など様々な物を加工し、様々な形へ組み立てるという代物でした」
    マチュ「エグいなぁ……けど、私たちも動物を剥製や伝統工芸品にしてたりするし、感覚としてはそう変わらないのかも?」
    シャリア「で、そのロボットは感情を用いたエネルギーを使って操作する物で、感情の起伏が激しければ激しいほど動かしやすい……のですが、「コモン」と呼ばれる現地人達ではこのオーラ力が低く、ロボットを操るほどの力は出せないという事で、地上から召喚される『聖戦士』が必要というわけです」
    マチュ「戦争の道具まっしぐら……」
    シャリア「戦争も後半になるとそのオーラ力を増幅させる装置が開発されて、コモンでも容易に操縦可能なオーラバトラーが開発されるんですがね」

  • 12二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 06:48:51

    シャリア「それからはリの国の国王が戦乱で亡くなって高校生の聖戦士が新たな国王になり、『アの国』の領主と反乱時の密約を結んで同盟を結び技術給与を受け軍事国家となりつつあって大規模戦争を生き抜くことになりました」
    マチュ「なんで聖戦士が?」
    シャリア「国王以外の王族は全員異民族との戦いで亡くなられていて、各派閥の代表を王にすると反発が強かったのです。そこで『伝説』を利用することで国民の反発を抑えることになったのです。「人は人にはケチを付けられるが、伝説という物には意外と大人しくなる」というのはリの家臣団の一人が言った言葉です」
    マチュ「でもなんで高校生の方が?普通こういうのは大人のヒゲマンの方が…」
    シャリア「国王の遺言だったのです。「この国をその少年に」と。…今となってはもう分かりませんが、もしかすると、王は気付いていたのかも知れません。私が、虚無を抱えた人間であり、国を統べるに足る人間ではないと言うことを……」

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 06:49:54

    >>1

    たておつ

  • 14二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 14:11:24

    ちなみに、オーラ・バトラーやオーラ・バトルシップで大戦を続けていたら謎の光によって地上世界に浮上させられました
    え?なんで
    その光にとってオーラ・マシンが戦果を拡げるのは死後の世界、『バイストン・ウェル』の安寧を脅かすことだと思われたようでしてね。種類は違えどオーラ・マシンに乗っていた人間は全て地上に追放されました
    …………なんかさ。話を聞いて感じただけだから思い違いかも知れないけど。「周りの人間が何度も進言してたのに対岸の火事みたいにボーッと眺めて、いざやばくなったと思ったらわめき散らして責任を押しつけて会社から追放するようなワンマン社長というか、ヒステリックなバカ」って感じたんだけど
    多分あっていると思いますよ。私もそんな気持ちでしたから

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 23:39:02

    シャリア「地上に出たオーラ・マシンは出力が向上し、一回の攻撃が核攻撃レベルの大惨事を引き起こし、核攻撃にすら耐えうるバリアを発生させて地球上を恐怖に陥れました」
    マチュ「何それ、どんなチート?激やばじゃん……ヒゲマンはどうしてたの?」
    シャリア「少年が日本出身という事もあり、日本と協力関係を結んで各地の戦線を平定に走り回り、様々な策謀を駆使して最終的に地上の覇者になりました」
    マチュ「『リ』っていう国が世界征服しちゃったんだ。元の世界に帰れなかったの?」
    シャリア「残念ながら。誰もバイストン・ウェルのリの国に帰ることは出来ませんでしたね」
    マチュ「ヒゲマンはその後どうなったの?」
    シャリア「国王と一緒に世界の統治を進めて基盤を作り、次の世代にバトンタッチして老衰で亡くなりました。お互いに、ね」
    マチュ「走りきったんだね」
    シャリア「思っていた結末とは些か違いましたが、これも青春時代の一つです」

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 08:22:45

    地球上の多くが海に沈んでいる世界もそれなりにありましたね
    例の天上人の計画が実行されたとか?
    いえ、こちらの世界とは違って地球温暖化対策が間に合わず、といったところですね
    旧世紀でそれってなると、色々とマズイんじゃない?
    ええ。現状打破のために技術革新をして居住権を確保できれば良い方、逆に文明が退化し始めることもありますからね。そういう意味では、我々の世界も怪しいところがあります
    何のこと?
    戦争という人災が起こり続ければ、孰れ物流は滞り、人の交流が減り、技術の蓄積所か遺児すら出来なくなって、宇宙世紀も文明退化を起こすかも知れません。宇宙の海に新たな居住権を求めるのも難しくなる可能性もありますよ
    そんな世界が起こり得るの?
    戦争とは何も大きな物だけを表しません。中には小競り合いも在りますから

  • 17二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 16:47:20

    未知の技術で作られた旧世紀の潜水艦の乗員になって、幾何学模様を持つ同じ出自の無人戦艦達と戦ったこともありました
    未知の技術って何さ
    旧世紀の軍艦を模した、ナノマシンで構成されたハイテク軍艦でレールガンやミサイル、物によっては超重力砲などをぶっ放して戦うナニかです。実際の所本当に出自が明らかになってないんです
    なんでそんなのと戦ってたのさ
    さあ。人類全体では全然分かりません。なにせ突然現れてこちらを攻撃してきましたからね

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 23:16:01

    このレスは削除されています

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 07:51:20

    シャリア「そういう人間の生存権が減ってきたからこそ人類に一つの進化の形が芽生えたこともありましたね」
    マチュ「地球人類が全部ニュータイプになったとか?」
    シャリア「いえ、何らかの物理的・精神的に奇跡を起こす超能力者になりました。空気を圧縮した壁、他者の能力を数値化してみることの出来る眼、海の中であれば呼吸をせずとも生活することが出来る適応能力など、当時は一代限りの突然変異でしたが、当時の世論は「人類の進化」であるとして奇跡的、あるいは恐怖的に報道していました」
    マチュ「ニュータイプがそれだけ判りやすいと世論も変な解釈する必要も無かったろうね」
    シャリア「ふふ」
    マチュ「なに?なにかおかしな事でも言った?」
    シャリア「いえ、昔、大佐と最初に会ったときの会話を思い出しましてね」
    マチュ「なんの話しさ」
    シャリア「当時はお互いに『ニュータイプ』なんて懐疑的だった頃でして、サイコミュを使う話になった際とっさに「私は勘がいいだけの男です」と言ったんですよ。そしたら」
    マチュ「なんて言われたの?」
    シャリア「「君なら出来る。私の勘だ」っと言いました」

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 15:54:11

    マチュ「そういえばその超能力世界って、女の子全員美少女な上爆乳だった?」
    シャリア「よくわかりましたね。まあ、全員が全員ではないですが」
    マチュ「どうせ数えるほどしか居なかったんでしょ」
    シャリア「何故解るのです?」
    マチュ「これまでのヒゲマンの行き先の傾向でなんとなく察せれるようになったから」
    シャリア「ニュータイプの勘が磨かれたという事ですか?」
    マチュ「女の勘っていうんだよ。そういうの」

  • 21二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 22:42:55

    ちなみにその世界での私は高校二年生として普通に生活してました。
    ヒゲマンが高校二年生……歳に似合わずダンディな男子としてモテモテだったんじゃないの?
    ははは。そんなことはありませんよ。どちらかと言うと超能力者として優れているかどうかがモテモテの要素でしたから。美男美女は副次的な物でしかありません。
    それはそれでもったいないような……ん?普通の生活と今の会話からして、ヒゲマンってその超能力者に該当しなかったの?
    ええ。多少勘がいいだけの子供でしたね。超能力者を示す能力値は発見されませんでしたし。
    じゃあなんでそんなところ入ったの……。
    超能力者と一般人の融和もその学校の目的でしたからね。何せその世界、一部超能力者は姥捨て山のように厄介な人間を投棄するような状況になってましたから。そういうのを回避するために一般人の理解も必要という事で。
    うーわ最悪……。
    そういうこともあって。超能力を研究する人間の中には、「誰もが超能力者になって差別のない世界を」という理想が足場から転げ落ちて最悪の結果に向かってしまう事態も起こりました。

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 23:39:08

    シャリア「そういえば今更ですがコモリ少尉は?」
    マチュ「ヒゲマンの話しについて行けなくて脳がオーバーヒート起こして不参加」
    シャリア「そうでしたか」

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 02:18:37

    このレスは削除されています

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 07:50:19

    マチュ君は宝石に興味はありますか?
    まあないと言えばウソになるけど。借金してでも買いたいとは思わないかなぁ。
    宝石の中には持ち主に幸運を与えたり、逆に不幸にするとされる物もありますが、そういう石の中には人ならざる物が入り込んでいる可能性もあります。十分お気を付け下さい。
    ……今度は宝石に封印されたモンスターの話?
    ええ。時を遡ること百年前。そして、その百年前から始まるある戦いの物語……大都会の光が暗闇に瞬く世界『ジュエルスオーシャン』を。

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 16:52:05

    このレスは削除されています

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:30:40

    シャリア「いや、大変でした。宝石に閉じ込められたモンスターはきちんと特殊な訓練を積まないと下手な召喚をしたら支配権を奪われるし、宝石で願いを叶えようとすると運気を吸い取られて不幸になるしで扱いが難しく。しかも封印されてるモンスターと宝石の相性によっては全く別の効果を発揮してしまう場合もありますから何が起こるか分からなくて」
    マチュ「そんなの操れるなんてヒゲマンはエリートなの?」
    シャリア「いえ。しがない一般隊員ですよ。しかも、モンスターがダメージを受けると使用者もダメージを受けて、自分の力量以上のモンスターを召喚したり、倒され方次第では一発で自分の身体がひしゃげて亡くなることもありますから」
    マチュ「むしろそんなモンスターを召喚できる職業になっちゃったら運の尽きなんだ……」
    シャリア「ええ。なので、そのモンスターと人間の間に出来た「特殊な眼」を持つ人間が一番適しているとされ、一部派閥では数を揃えて部隊運用されるほどでした」
    マチュ「あ。これ絶対アレだ。派閥争いで脚を引っ張り合いながら最後には最初に足を引っ張られた側が勝利しちゃう奴だ」
    シャリア「大正解。そして私は足を引っ張った側の派閥でして。正直生き残れたのは本当に運の要素が強かったですよ…………」

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:21:13

    シャリア「同じ派閥内でも、現場内で指揮官が派閥の長の親戚筋ということで軽んじられる事態になったり、指揮官の教官役をやってたモンスターとのハーフな召喚術師と方針の違いで、あと向こうがこっちの事情を知らずに好き勝手言ってしまったせいで喧嘩別れになってむボロボロで」
    マチュ「ジオンだけじゃなくて、異世界でも組織って言うのはどこでもそういうの起こる物なんだねー……」
    シャリア「結局、ターゲットとの大規模戦闘では多数の犠牲者を出しつつも作戦は継続していたんですが、モンスターが生み出される異世界が解放されたせいで、宝石に封印されてない野良のモンスターが多数解き放たれ犠牲者多数。作戦投入時のわずか10パーセントも残らない大惨事となりました。おかげで即本部に帰還する事が出来ましたがね」
    マチュ「事件に最後まで関わらなかったんだ」
    シャリア「幸い、指揮官は助けられましたから得には気にしませんでしたが……もしかすると、ソレこそが私があの世界に行った役目だったのかも知れませんね」

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 23:10:09

    このレスは削除されています

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 08:51:09

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  • 30二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 18:44:36

    とある世界では中学校を巨大な白い壁で覆われて脱出不可能な状況になってしまいました
    え?貴重なヒゲマンの中学時代?
    いえ、単に中学時代の同窓会で、その前日に何名かで集まって話し合おうという旧交を深める話しでしてね
    それでもヒゲマンがその中に居るってのが意外だよ
    まあ、そうでもなければこんな話しはしませんが……ただ、まあそんな怪奇現象に一年間も閉じ込められてたから、私以外の皆さんはソレはもうイライラしていて共同生活の崩壊まっしぐらでしたね
    うわぁ……ん?ヒゲマン以外って……
    忘れましたか?私はそういうことの「先駆者」ですよ?
    だよねぇ……ってか、そっちの世界のヒゲマンもそんなことになってたんかい

  • 31二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 19:47:58

    閉じ込められた人数は私含め男性二名、女性七名の計九名。植物の種やプランター、非常食などはあったのでそれで自活してました。
    おおー、ハーレムだハーレム!
    いえ、先ほども言ったように内部はギスギスしてましたからね。一部はこちらを見下して突っかかってくる始末で。正直いいようにこき使われてましたよ。
    あ……あー…………(女性の割合が多くなるとそうなるかもぉ……)
    そして、その水面下では、片方の男性に崇拝に近い恋愛感情を懐いていた女性のプロデュースによる、女性全員を男性のハーレムにする計画が進められていたのです。
    待って?ヒゲマン仲間はずれ所か邪魔者にすらなってない?大丈夫!?

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 21:20:10

    ターゲットを一人一人定め、確実に精神的に追い詰め、相手に自分へ依存させて絶対服従を誓わせる。それを行わせたのが25歳の大学院生なのですから恐ろしい……
    その言い様はもしかしてヒゲマンも協力者?
    いえ、ですが、何をやっているのかは大体予想着いてましたよ
    どうやって
    掃除し遺した跡やら翌日の匂いやらが凄まじくてですね
    これまで色んなエロい世界に行ったであろうヒゲマンがそこまで言うって相当じゃん
    ちなみに細かいことを知ったのはハーレム完成後でした
    恐ろしい程に蚊帳の外……

  • 33二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 01:33:37

    ちなみにあの時のメンバー、全員大なり小なり現実世界に居場所が無かったり不満が溜まってたりしたのもヤバイ空気の原因でしたね…

    ハーレム計画もあったとはいえよくそれで一年間も学校サバイバル維持できたね……

    「何も変わらないからしのう」なんて考える人間もいました

    あー何かあったわけじゃないけど、ふとした瞬間に惰性で生きるようになってだんだん生きる気力失うやつ。めちゃヤバイじゃん

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 08:51:36

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  • 35二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 09:18:49

    マチュ「そういえば、白い壁の正体って結局なんだったの?」
    シャリア「そうですね……実はその大学院生の心が形になった物……『心象具現化』といった物でしょうか」
    マチュ「どゆこと?」
    シャリア「大学院生は同窓会を機に自シしようとしていたみたいで、その前に中学時代に自分をいじめず、かつなんでもなく普通に接してくれた我々と会いたかったらしく、同窓会前日の呼び出しを行い、そこで会って会話した時間が楽しくて、その時間をずっと続けたいという思いが形になったかも知れない……そう言ってました」
    マチュ「え?その人特殊能力者か何かだったの?」
    シャリア「さあ。知る限りではそんなことはありませんでしたし、仮にそうだったとしても本人も無自覚でしたし……あの場所が奇跡的に彼女の心残りを『閉じ込める』という形で、白い壁となって具現化したのかも知れませんね。
    ま、先にも言ったように、皆大なり小なり自分の人生に歪みを抱えてましたから。大学院生の心残りみたいな物が奥底に存在して、一緒に合わさって複合効果を起こしたのかも知れませんし。実際、あの一年間の幽閉で面倒が多かったとは言え、救われたところもありましたから」
    マチュ「白い壁からは脱出できた?」
    シャリア「ええ。彼女が満足したら自然と壁は消滅しました。…………まあ、後からニュース番組を見たら思いっきり白い箱が学校を包み込んで一年間使用不能になってましたから、ニュースでもなんでも大騒ぎで、警察の事情聴取などもあって、飲み屋で全員集まってハーレム主の男性の家で二次会出来る程に落ち着くまで二年はかかりましたけどね」
    マチュ「うげろぉ……」

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 17:13:13

    シャリア「二次会が終わった翌日、朝食を食べてから男性の家を皆で出て帰路についた直後に、今度は機動兵器の格納庫に居ました」
    マチュ「もしかしてMS?」
    シャリア「いえ、戦闘機に変形するロボットを標準配備していたので、恐らく別の世界ですね」
    マチュ「その世界でのヒゲマンの役目って?」
    シャリア「なんでも新型の可変型戦闘機『YFシリーズ』の一機をテストパイロットする役目だったらしく。通常の戦闘機の翼は胴体に対して直線か、前方から後方へ流れるように広がっていくのが特徴ですが、その機体は『逆デルタ翼』という逆三角形の形をしてましてね。運動性は非常に高いですがその分飛んでる間バランスを崩しやすいという危険性を孕んでまして。おまけに高性能化を目指すために更に過敏な調整をした性で、そのバランス調整の操縦がさらなるバランスを崩す悪循環になりかねない代物で。操縦不能になって墜落、重傷で四名入院、二名が殉職して墓の下で二階級特進しました」
    マチュ「欠陥過ぎる……ちなみにヒゲマンは?」
    シャリア「ハッハッハ!……殉職の方でした」
    マチュ「お疲れさま」ポン……

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 21:27:31

    そういえば、変わった町工場に就職したこともありますよ。
    どんなところだったの?
    ちょっとしたロボット製造や調整に長けた会社なんですが、そこからの延長線上でサプリメントの開発や迷いペットの捜索、幽霊騒動のちょうさなどをこなすなんでも屋みたいな所ですね。
    なんでも屋……ってことは、自分の技術に自信を持つ気難しい人たちばかり?
    いえ、未確認生物や宇宙人の存在を信じて裁判沙汰まで起こす数多くの特許を持つ老人社長。パンクな格好をした姐御肌の女性事務員。力仕事と工学仕事をこなせる筋骨隆々の男。あらゆる論文を発表し高い評価と技術を得る高知能の人工知能も開発可能なプログラマーでして。皆さん非常に柔軟な方々でした。
    こ、濃すぎる面子だね……。ちなみにヒゲマンはどういう立ち位置?
    町工場で作っていた5メートル級の人型ロボットに搭乗してモーションパターンを構築する人間という能力以外取り柄の無い人間ですよ。
    なんだろう。十分凄いはずなのに確かに影が薄いように思える……。

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 22:38:47

    シャリア「ある祭りの日に全高約5メートルほどの翼竜型の怪獣が現れて襲撃を受け、民間人を守るために社長が乗り込んで戦いました」

    マチュ「戦ったの!?」

    シャリア「で、コクピットハッチを破壊されてロボットから出た社長の代わりに今度は遠隔操縦に設定し直したんですが、再起動のため機能停止せざるを得ず翼竜の気を引くために囮役をすることに」

    マチュ「良くそれで生きてたね」

    シャリア「ジェットジャガーを乗せてきたトラックで社長達が突っ込んでくれなかったら今頃あの世行きでした」

    マチュ「トラックで怪獣に突っ込んだの!?」

    シャリア「ちなみに後で分かったことですが、あの怪獣はどうやら『ラドン』だったそうで」

    マチュ「『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』に行ってたの!?よく生きてたねホント!!」

    シャリア「あの後でラドンの大群相手にハーメルン役をやらされたときは生きた心地がしませんでしたよ…………」

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 23:49:44

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  • 40二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 07:32:48

    ゴルフ場でアンギラス相手に…ああ、ちゃんと全高10メートル以内ですよ。それに対して火薬を積んだ捕鯨砲を零距離射撃する羽目になりまして……
    何故に零距離射撃?
    そのアンギラス、未来視能力と身体中の突起を微細振動させて銃弾を跳ね返す能力を持ってましてね。距離を詰めないと確実に命中しないし、おまけにけっこう頑丈だから貫けないしで……
    い、生きた心地しなかったんじゃ無い?
    しかもあの時は諸事情あって三脚三輪の下半身に換装していたからちょっとでもバランスを崩すと破損と転倒の危険性もあって………それを二回もやる羽目になって死ぬかと思いました
    その世界のヒゲマン今までの世界の中で一番こき使われてない?

  • 41二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 15:38:46

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  • 42二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 18:29:10

    ジェットジャガーの無人機仕様への改修後はクモンガの大群と戦う羽目になって死にかけましたし
    あーあの血液も生命体みたいに動いて暴れ回るヘドラみたいな形の奴……
    紅塵の発生源であるゴジラに突撃するときも軽トラごと落下して死んだと思いました
    あれ良く生きてたよねホント
    自分でもなんであの高さから落ちて生きてるのか分かりません。特異点故に結果があやふやになる空間になっていたからでしょうか?
    …………ちなみに、『ナラタケ』って積んでるの?
    …………見ますか?
    見る。

  • 43二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:56:03

    身寄りの無い女の子達を工作員に教育して殺し屋などに使い、女子高生ぐらいの年齢になったら海外に工作員として売り渡す訳の分からない日本の治安維持機関と敵対したこともありました
    んな組織あるの?
    常日頃から爆弾犯や通り魔、銃乱射を行いそうな人間などを銃で始末して「いなかった」ことにして『世界一治安のいい国・日本』にしてましたね
    うわぁ……一概に良いも悪いも言えない……
    私とコンビを組んでいた人間が「物事は良いも悪いも平等でなきゃいけない」という考えの持ち主でしてね。治安を良くし過ぎる組織に喧嘩を売ってその事実を明らかにし、日本に混乱を生もうとしてました
    なんでそんな人間とコンビ組んでたのさ
    私自身は主体性を持っていませんでしたからね。だからこそ、どんな形でアレ主体性を持つ人間についていく傾向があるのかも知れませんね
    こっちのあんたを見る限りはそんなことも無さそうだけど

  • 44二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 23:12:38

    シャリア「ちなみに女の子工作員はカモフラージュのために学生服をイメージした制服を着てるんですがね」
    マチュ「ああ、女子高生ならどこに居ても違和感ないから?」
    シャリア「夜中に尾行中の時もそんな服装していますからすぐに怪しい人間だとバレて特定もクソもない状態で返り討ちにした事が何度もありました」
    マチュ「その組織バカ?」
    シャリア「色々事情はあるんでしょうが、一度メインサーバーに侵入されているのに対処もしない様な組織ですからねぇ…おかげでハッカーを雇って演算コンピューター頼りの監視カメラの監視体制を欺いて警察署を襲撃する時間は稼げましたよ」
    マチュ「こっちの軍警にもしてくれたら良かったのに……」

  • 45二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 23:41:10

    シャリア「ちなみにその世界での私の相棒、車に轢かれて跳ね飛ばされてもバズーカで車を破壊されて海に落ちても死なないほどのタフな男でしてね。物事の善悪はともかく頼もしかったですよ」
    マチュ「不死身かよ…」
    シャリア「最後は新しく建てられたタワーのなかで因縁の人物と対決をして、勝ったのか負けたのかタワーから落ちました」
    マチュ「流石にそれは……」
    シャリア「いえ、日本中にばら撒いた銃を誰かに渡したり使い方を教えながら日本の治安を悪くしようと動き回ってますよ」
    マチュ「タフ過ぎる!!」

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 03:45:29

    マチュ君は支配者の絶対的条件はなんだと思います?
    え?えーっと……武力、とか?軍隊を持ってるとか強大な兵器を持ってるとか……あ、あと民間人やお金持ち、何らかの権力を持っている人たちから支持を得るのもあるよね?
    私は絶対的条件と言いました。その中で、絶対的に必要な物を一つあげよと言われたら?
    む、無理だよそんなの!だって極論全部絶対的に必要じゃん!!
    その通り。どれか一つ掛けても……いえ、絶対的に必要でも、その影響力を下げようと思えば出来なくはないのですが。ある世界に行ったときはとんでもないことを考えた馬鹿がいまして………………。(もの凄く遠い目)
    は、初めてだよ。ヒゲマンが人のことを悪し様に『バカ』って言うの…………なんて言ってたの?
    「世の権力者はハーレムを作る事で世界に自分の権力・絶対性を誇示していた。だから女性を征服し妊娠させ侍らすことで全世界の支配者である事を誇示する!!」という事らしいですよ………………。(もの凄く遠い目)
    ………………は!?!?え!?ヒゲマンどうしたの!?!?もの凄く頭の悪いこと言ってる自覚ある!?!?!?
    正気ですよ私は。ええ、私は…………しかも大なり小なり性質が違うとは言え、こんな考えをしている人間が同じ世界、同じ国に最低でも三人もいたことが驚きでしたよ…………ふふふふ、あははははは!!(もの凄く遠い目)
    ひ、ヒゲマンが壊れたあああああああ!!!!

  • 47二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 10:14:38

    壊すぎぃ!!

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 14:54:11

    最初の少年は共学になったばかりの女子校に男子校から転校して来ました。ちなみに私は彼の男子校時代の同期です
    なんで一緒に着いて行っちゃったのさ…………
    「人間関係に絶望して転校を希望した」という彼の表向きの転校理由を知ってしまって、少しは心の支えになれるか?っと。友人同士でしたし
    うわぁ、それは酷い…………
    男友達の付き合いもちゃんとする友人でしたし女性陣も多少のクセは強くとも良い友人でしたが……まぁまさかクラス全員が彼のハーレムになって卒業までに妊娠・出産する事になるとは思いませんでしたよ…………ふはははははははははは!!!!!!!今思い出しても頭のおかしい展開で笑いがこみ上げてきますよ!!!あはははははははははははは!!!!!!!
    コモリン!コモリンッ!!ヒゲマンがまた壊れた!!医務室に連れて行くか鎮静剤投与してぇ!!!

  • 49二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:44:14

    失敬。つい壊れてしまいました。
    大丈夫?少し休んだ方が良いんじゃ……
    大丈夫……だと思います
    思うなら休もうよ。ねえ
    そうもいきません……早く話してこの流れを終わらせたいのです……
    逃避が理由か
    二人目は最初からその学校に入っていたらしく、それでも男子の数は少なかったそうです。女子校から共学に移行してまだ時間経過が経っていなかったんでしょうかね……
    ヒゲマンがその学校に居たのは?
    記憶の限りだと最初の学校で脳破壊されたのが原因で人知れず転校したものかと
    あのヒゲマンを脳破壊させるってなんなのさ。異世界恐い
    次の学校ではですね……クラスメイトに誘われていつの間にか身体測定中の女子の着替えを覗きに行ってました
    女子高生の着替えを覗くヒゲマンにも人間性というか性欲があったんだってびっくりだよ。脳破壊の原因もそれじゃない?
    ちなみにその男子学生、例のハーレム世界征服思想の従兄弟らしく、クラス中の女子を妊娠させたことを覗き中に思い出し、自信も女性陣と関係を持ってハーレムを!!っと思ったらしいです
    性欲馬鹿しかいないのその世界!?

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:17:04

    三人目はスポーツ系の学校に所属している学生でしてね。学校の方針もあって医学系の免許を取りやすいから、保健医免許を持ってる優秀な学生なんですよ
    その学生はどうして世界征服を?
    身体測定の時期に保険の先生が爆発事故に巻き込まれて入院したことから保険医代行になったという経緯がありまして
    まず学生に保険医を代行させるとか…………
    で、身体測定時に幼馴染みの女性達の身体を観た事で、彼女たちを手に入れても大丈夫なように世界征服を目論んだとか…………
    その世界がなんか可哀想に思えてきた…………ヒゲマンは?
    献血車が常駐する学校でしたからね。現実逃避で献血ばかりしてましたよ
    哀れな……(ほろり)

  • 51二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:40:30

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  • 52二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 09:07:49

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  • 53二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 18:29:15

    シャリア「マチュ君はロボットを作った経験はありますか?」

    マチュ「いきなりなにさ。そんなの無いよ。ジュニアモビルスーツ部に入ったことも無いのに」

    シャリア「私、10メートルほどの大きさのロボットの開発に参加したことがあるんですよ」

    マチュ「今度は物作りか」

    シャリア「ええ。魔獣と呼ばれるモンスターが常日頃から人間の生活圏に侵入し平和を脅かす世界で、アレらを退治するために常に実戦経験を積みまくっている地域ですがね」

    マチュ「時々やばい発言をサラッと言わないでよ」

    シャリア「ちなみに剣と魔法の世界で、ロボットは魔法で動きます。それでいてかなり本格的ですよ」

    マチュ「なんかオーラ・バトラーの世界みたい」

    シャリア「使われているロボットは全てが全て三百年以上は使われている完全な旧式機でしてね。いつまでもそれでは戦力不足ということで、私の通っていた学校で新型幻晶騎士<シルエットナイト>開発計画が立ち上がりました」

    マチュ「学校そのものが軍事基地も兼ねてるのかその世界……」

    シャリア「ちなみに開発責任者はギリギリ中学生に届くか届かないか、というほどの銀髪の中性的な美少年であり、よく女性に間違えられてました」

    マチュ「なに。温泉や銭湯の性別分けののれんに独自の名前で分けられるの?」

    シャリア「ちなみに別の世界からの転生者で私の事を「貴方も転生者ですか?」っと嗅ぎつけました」

    マチュ「こわっ!!」

  • 54二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:58:19

    シャリア「実はその世界、ロボット開発史が少々特殊でしてね」
    マチュ「どういう風に特殊?」
    シャリア「通常、ロボットを初めとする機械文明はまず非人型を作り、そこから徐々に人型に近づけていきます」
    マチュ「まあそうだね」
    シャリア「ですが、彼らは真っ先に人型ロボットを開発出来てしまったんです」
    マチュ「………………あ、もしかして魔法の存在?」
    シャリア「ええ。ロボットを動かす以上、操る人間と同じ人型である事が最も扱いやすいとされています。それに人間の動きも魔法を使うための術式でコピーしやすかったというのもあるみたいですしね。そのため、非人型からの技術蓄積は無く「ロボットは人型」という常識が生まれてしまったことから、その少年が日本のロボットの知識を持ち込むまではシルエットナイトこそが技術の終着点みたいなところはありましたね」
    マチュ「へぇ~……そんな話しもあるんだね」
    シャリア「まあ、そのおかげというかそのせいというか…………少年がロボット技術を持ち込んだことでシルエットナイトは専用機から始まって爆発的進化を遂げていくんですけど」
    マチュ「いったいどんなの作ったのさ……」
    シャリア「そうですね。現実にあるモノで考えれば……旧ザクを改造して両肩にキャノンがあって装甲も強化した動きが悪い軽キャノンみたいなものでしょうか」
    マチュ「そ、想像つかねぇ…………」

  • 55二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 23:48:39

    まあ、要するに、ザクⅡの背中に簡略化された腕が二本搭載されて自由にマシンガンやバズーカを撃てるようになったと思えば簡単ですよ。この技術が生まれるまでは火器管制システムもありませんでしたからね

    え?じゃあ全部マニュアルで動かして当ててたってこと!?

    全部が全部ではありませんが。まあ……

    ど、どうしよう……私がその世界に行ってもあんま動かせる気がしない

    (あの世界の操縦系統はある種Ωサイコミュみたいなモノなので動かそうと思えば動かせるのですが……)

  • 56二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 09:06:01

    このレスは削除されています

  • 57二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 17:59:36

    ちなみに私が居た国ですが、険しい山脈を隔てた反対側に複数の国家が人類の生活圏を形成していましてね。要するに我々が魔獣を討伐することで自国の魔獣被害を最小限に抑えるみならず、反対側の国家群の魔獣被害を未然に防いでいるんですよ

    ふ~ん。で?

    まあそんな事になってるからか魔獣の脅威を長らく忘れてるような状態で、多くの国家からは『魔獣番』と貶されているようでしてね

    マジか……実際に被害に遭わないとそういうこと言っちゃうのって万世界共通なんだね

    万世界……ええ、まあそうですね。そして何が酷いかと言えば、こちらが新開発したシルエットナイトを強奪されてしまったことですね

    うえ~……

    おまけに強奪した国の戦力として新開発されて統一戦争に使用されました

    開発した側からしたら盗んだバイクで著作権違反の量産されて暴走族に大量売買されたようなモンじゃん

  • 58二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 23:30:57

    まあそんなわけで。お隣さんで戦争で負けて乗っ取られた大国を助けるために、騎士団になった私の通った学校の卒業生達が出撃するようになったわけです
    災難だったねぇ……「お前らの技術が原因か!」って罵られたりしなかった?
    いえ、皆さん技術の吸収に貪欲でしたからね。そんなことはありませんでした。というかそんな余裕もありませんでしたし
    そういえば、ヒゲマンはどんな魔法ロボットに?まさかキケロガ?
    いえ。当時はまだキケロガの技術はありませんでしたから。別の世界のロボットを参考に作りました
    どんなどんな?
    戦闘機と人型の中間形態ですね。あの世界まだ制空権の概念が一切ありませんでしたから
    それガウォークだよね?え、まさかマクロスシリーズの世界に行ってたの?あ!まさか元ネタ『YF-19』!?昔色んなロボット作品が出て来るロボットゲームやったことがある!!

  • 59二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 07:59:59

    さて、シルエットナイトの話しもひとまず終わりましたし、少し休みますか。食堂から食べ物を貰ってきますよ
    あ、じゃあコモリン呼んで見張って貰うね

    一度休むなら独房に戻ってからにしなさいよまったく

  • 60二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 16:34:46

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  • 61二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 23:32:17

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  • 62二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 09:06:41

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  • 63二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 16:13:02

    泥棒を育てる学校もあります
    唐突にとんでもないこと言い出したよこのヒゲマン
    いえ、割と本当に泥棒・怪盗養成学校があるんですよ。ぱっと見は普通の学校なんですけどね
    なんの理由でそんなもん作ったのさ……
    警察や検察・裁判では裁けない悪がいることに対して目的のモノを盗むことが出来る能力を身につけさせようというモノですね
    なんか割と善の理由だった
    大きなモノは身体測定、小さなモノは化粧を初めとした変装技能が授業としてありました
    身体測定って絶対ギャグ補正的な能力持ってることが前提条件だろうなぁ…………
    ちなみによく実習もあって、有志の大富豪の家に盗みに入り、警察官や探偵を育てる学校から出動した生徒が警備をして捕まえるというモノでした
    何かのアニメのドラマ撮影伝的な世界だったの?

  • 64二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 18:15:02

    詳しいことは忘れましたが、峰不二子以外のルパン一味にキャッツアイと銭形警部、シャーロックホームズなどが女体化・女子高生化してました
    いやキャッツアイは元々女……って女子高生化!?っていうかシャーロック・ホームズがいたのぉ!?
    まあかなりやる気の無いシャーロック・ホームズでしたけどね
    他にはどんなのがいたの?
    ブラジリアン水着を着た痴女が怪盗として現れました
    痴女!?
    校門にセッティングされた自動追尾の機関銃の斉射をお婆さんが人間離れした動きで避けまくってました
    泥棒の育成機関だよね?痴女や万国びっくりショーのお笑い育成機関とかじゃ無いんだよね!?

  • 65二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 01:44:12

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  • 66二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 08:20:15

    ちなみにインドには実際に盗みを覚えさせる学校があるようですよ
    普通にあるんかい
    貧富の差が激しく、盗みで無ければ自分の飢えを凌ぐことも他者を養うことも出来ない人たちが多く、それ故に大人達が大金を支払い子供に盗み方やその後の対処法、格闘技などを教えるそうです
    うわぁ…………あんまり良い気分じゃ無いけど、宇宙難民がいる時代だと需要ありそうで否定出来ないかも……
    ちなみに盗んだ相手の人選に失敗して亡くなるパターンも多いみたいです
    やっぱそう言うのって無い方が一番かなぁ

  • 67二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 09:39:54

    そういえばマチュ君は『ポイント・ネモ』という海域を知ってますか?
    現実にある海?
    潜水艦によるお宝探しを描いた創作物に出て来る「キャプテン・ネモ」というキャラクターにあやかって付けられた名前で、「陸地から最も離れた海域」のことを意味します
    そんな名前を付けることに意味ってあるの?
    一切の陸地から遠く離れることで栄養が殆ど無いから生物が殆ど生息しないんです。そのため「存在しない」「何も無い」と言う意味でして
    そんな海域がある事に何か意味があるの?
    実はこの海域、宇宙から何が墜ちても人間の生活圏や海の生態系に影響が殆ど無いことから人工衛星の墓場にもなってまして。用済みの人工衛星を落とされる地点として有名なんです
    理由はどうあれ環境破壊だなぁ……なんでそんな話しを急に?
    いえ、もしもジークアクスが『ポイント・ネモ』に墜ちてたら最悪人工衛星と共に海の藻屑となって墓場の仲間入りをしていたのかなと
    そういう変なタラレバを言わないでよ!!めっちゃこわい!!

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 19:03:26

    ちなみに『ポイント・ネモ』に行く途中なんですが。私、ゴジラを食べました。
    は?超巨大船舶にでも乗ってた?
    いえ、普通の長期航行用ボートです。
    そんなもんでゴジラを捕食出来るようなモンなの?
    肝臓は油が多すぎて「お残しは許さない」精神で何とか食べきりましたが最終的に同乗者四名中三人で吐きました。
    人間兵器か何かなの?

    ※実は『ラブカ』と呼ばれる深海魚を食べた話しだったりする。ちなみにラブカは『シン・ゴジラ』における『ゴジラ第二形態』のモデルになったとか

  • 69二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:22:22

    シャリア「以前お話しした未来のネコ型ロボットの話しですが、どうやら私の移動は一度行った世界の時間軸も自由に行けるそうです」
    マチュ「前に女子校、メイド、警察で行き来した話ししてたよね」
    シャリア「そのロボットと少年少女計四名と再開したのですが、どうやら雲の王国であった時よりも随分昔だったそうです」
    マチュ「どこで会ったの?」
    シャリア「海底です」
    マチュ「海底!?」
    シャリア「『バミューダ・トライアングル』、『魔の三角海域』と呼ばれる場所付近の海底ですね。何故か海底に沈んでいて気付いた直後に水圧と無酸素で死にかけましたが、直後に通りかかった彼らに「環境に適応する光線銃」を掛けて貰って無事助かりました」
    マチュ「ヒゲマンの異世界旅、そんなやばい出現の仕方もあるの!?」

  • 70二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 23:57:34

    なんでも彼ら、夏休みの旅行で海に行くか山に行くかで口論になったらしく
    それで海底に行くってかなりトリッキーじゃない?
    海底は海の中だし、割と山もありますから
    そういう問題じゃないから!!
    まあ巨大イカに襲撃されたときは私の人生も終わったと思いましたが
    割としょっちゅう終わってるよね?
    今回は海底人に助けられて九死に一生を得ました
    今度は海底人か……

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:57:05

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 14:12:25

    その世界における『魔の三角海域』は、大昔に存在した海底都市が当時戦争中だった海底都市から身を守るために張ったバリヤーで、地上にも突出したせいで船や飛行機がそれに接触。海に沈んでしまったのが真相らしいです。

    質悪いなそのバリヤー。

    その海底人も核弾道ミサイルを実験中に滅んだんですが、皮肉なことにバリヤーによって機動兵器は通れても放射能など有害な物質は内部で遮断してしまったので地球全体の海が汚れることは無かったそうです。

    海底人も核兵器作るんだ。

    海底での戦争はそれで終結ですが、その後度々地球で起こる戦争や環境破壊には呆れて物も言えなかったそうですよ。

    自分たちだって人のこと言えないんじゃ……まあ、反省してるって事なんだろうけど。

    そんな話しをしている後ろでは、滅んだ海底都市の奥深くで、核弾頭ミサイルと各種ロボット兵を管理する制御AIが、海底火山を「他国からの攻撃」と判断して地球全体に核ミサイルを撃ち込もうとしていました。

    一番質が悪かった!!

  • 73二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:10:17

    シャリア「ちなみにその後はたった七人でAIを潰しにミサイル保管基地に向かうことになりました」
    マチュ「毎度思うけど敵の重要拠点に行くのに精鋭でもない少数で向かうのってどうにかならないかな?」
    シャリア「全軍で向かっても隠密行動では足手まといですし、無防備になった都市が滅ぼされたら目も当てられませんから……まあ、思うところは多々ありますが」
    マチュ「で、基地にはたどり着いたの?」
    シャリア「ええ。メンバー一人を囮にして敵兵の足跡から基地を見つけ、ひみつ道具を装備した六人で襲撃を仕掛けました」
    マチュ「上手く行った?」
    シャリア「いえ。ネコ型ロボットはAIにたどり着きましたが力尽き、私含めた五人も分散させられ、剣折れ槍折れ力尽き……これが最後かと思いましたね」
    マチュ「じゃあ世界は滅んだの?そこ雲の王国とは別の平行世界?」
    シャリア「いえ。自分の意思を持つ車型のひみつ道具がAIに突撃して破壊したことで機能を停止し、基地も海底火山に飲み込まれて跡形もなくなりました」
    マチュ「犠牲あり、か」
    シャリア「私は彼と短い付き合いでしたし、こんな性分ですから感傷は湧かなかったのですが。今でも地球の海を見る度に思い出しますよ。あの時の冒険は」

  • 74二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 03:32:05

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  • 75二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 12:48:17

    実はこれまでの旅でホラーに会った事が何度もあります
    ああ、最初の奴だね?それ以降はなんかお労しいぐらいしか無かったけど
    どの世界に行ってもとある同一存在に会うことが多くてですね
    いや異世界なら同一存在が居ても良いんじゃ…
    どんな時代でもですよ?同一世界の過去に行っても、遙かなる太古の時代でもその世界に彼女はいるんです
    え?女性?
    そうです。そして彼女はメイド服を着てこう歌うのです。「ウサウサミンミンウサミンミ~ン!」っと
    (ヒゲマンがそんなこと言ったのに吹きたいけど真面目な話しだから何も出来ない……!!)
    異世界だけだと思い何とか耐えましたが、地球の日本で彼女がアイドルとして活動しているのを見てしばらく恐慌しましたよ。ああ、あの歌が今でも聞こえると震えが止まらない………!!
    なんかSAN値直葬されたようになってる~……

  • 76二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 20:45:03

    実は一時的にですが、一年戦争の『イフ』に行ったことがあるんです
    え?どんなところ?
    サイド4『ムーア』はご存じですか?
    …………あ、あの『サンダーボルト宙域』?開戦初期に破壊されすぎたせいでデブリ同士の接触とミノフスキー粒子の化学反応で雷がしょっちゅう鳴り続けてる…………
    ええ。そこのジオン艦隊……『リビングデッド師団』という部隊に所属していました。恐らく、木星帰りの私とは別の人間としていたんだと思いますが……
    どういう部隊なの?
    部隊のほぼ全員が何らかの形で義手義足を装着し、それをMSの操縦に反映させる試験部隊、ジオン本国を攻める迂回ルートを守るための鎮守部隊ですね
    傷痍軍人として退役も許さないって事?
    その通りです。そして戦争が長く続き、そんな状況に長く居続けると人間の狂気は強くなります。皆、「ジークジオン!」と叫びながら自爆特攻も辞さず、互いが互いを滅ぼすまで戦い続けました
    ヒゲマンはその時生き残ったの?
    …………幸か不幸か、私は五体満足で部隊に配属された人間で、艦隊壊滅時に真っ先に脱出カプセルに入り込んで脱出しました。連邦の『ガンダム』に幾つかのポッドを攻撃されましたが、私は無事生き延びれましたよ。

    まあ、その後すぐ私はその世界から離脱しましたから、どうなったかは分かりませんがね。

  • 77二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 23:15:20

    このレスは削除されています

  • 78二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 09:01:34

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  • 79二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 12:19:36

    シャリア「マチュ君が異世界に行って、好きなスキルを持って行けるとしたら何が良いですか?」
    マチュ「え?戦闘系……いや、異世界に行くとそれまでの食生活ががらりと変わるし、戦闘は護衛とか雇えば良いだろうし……生活系?アイテムボックスとか元の世界の食糧を持ってこられるような」
    シャリア「ほう。異世界に対する考察が慣れてますね」
    マチュ「ヒゲマンの過去話で訓練させられたのもあるけどね」
    シャリア「ふふ。結構。とある世界に行った際、勇者召喚に巻き込まれた一般人として、元サラリーマンと一緒に世界中を放浪してましてね。彼の『ネットスーパー』には随分助けられました。時代や世界が違うとは言え、慣れた料理が食べれるのとそうでないのとはストレスは雲泥の差ですからね」
    マチュ「ネットスーパー?スーパーの買い物ってネットで買える物なの?」
    シャリア「ああ、マチュ君は自分で買いに行くタイプでしたか」
    マチュ「ちなみにヒゲマンはどんなスキル持ってたの?」
    シャリア「鑑定とアイテムボックスは異世界召喚された勇者と巻き込まれた一般人共有で……何故か当時観た事も無いはずのリックドムを象ったパワードスーツを召喚できるようになってました」
    マチュ「未来を先取りするのやり過ぎじゃ無い?異世界のスキル」

  • 80二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 17:14:06

    一緒に旅をすることになった異世界人の男性は料理が上手でしてね。彼の料理を目当てに狼の魔物フェンリル、スライム、小さい種族のドラゴンと契約して時に冒険、時に召使いとあくせく働いてましたよ
    ヒゲマンも結構料理得意じゃなかった?
    ええ。もちろん私もこき使われましたよ。まあ、喜んで「美味しい」「おかわり」と言ってくれるのでそこまで苦ではありませんでした
    いいなぁ。食べてみたい(ジュルリ)
    機会があったら振る舞いますよ

  • 81二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 23:17:23

    その世界の魔物は当然食料・物資資源として貴重でしてね。食用に出来ない倒し方をすると契約した魔物に怒られるし、資源に出来ない倒し方をすると冒険者ギルドの解体場に苦言を呈されます
    パワードスーツ意味ないんじゃ無い?
    まあ人間の盗賊相手や移動手段としては重宝しました
    四方八方から怒られるストレスの対価にしては釣り合ってないような…

  • 82二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 23:48:09

    徹夜でシャンプーやリンスの詰め替えをして商店に品卸ししたのも良い思い出ですよ
    異世界にとって髪質を整えるのって絶対に欲しい代物だろうね
    その世界では風呂は貴重品で商売成功の証として買う代物が多いらしく、我々も色々と稼ぎがあったので一つ購入し、シャンプーやボディソープを使って湯で拭くしか無かった身体を思いっきり洗いましたね
    どうだった?
    入浴剤を入れた風呂に入ったのも併せてこの世の天国でした

  • 83二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 04:02:52

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  • 84二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 12:28:59

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  • 85二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 18:08:49

    シャリア「特殊能力が人々に根付き『個性』と呼ばれる世界に行ったこともありました」
    マチュ「それってどんな世界?」
    シャリア「時代としては旧世紀ぐらいですかね。『個性』の発現によって人類は100年近く技術・文明が停滞し宇宙旅行を楽しめなくなったと言われています。宇宙世紀の自分からすれば大差はありませんでしたが」
    マチュ「ヒゲマンは特殊能力持ってたの?」
    シャリア「いえ。そういった力を持たないいわゆる『無個性』の人間でした」
    マチュ「無個性と個性の違いって?」
    シャリア「私が居た頃にはありませんでしたが、恐ろしい程の差別が表裏問わず存在していたらしいです」

  • 86二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 19:34:46

    シャリア「なお、その世界は私が来た時点では既に大きな大戦が終わった後だったようです」
    マチュ「大きな大戦って一体何なの?」
    シャリア「特殊能力を使って治安維持・救助活動を行う『ヒーロー』と、犯罪など私利私欲に使う『ヴィラン』の大規模勢力同士によるぶつかり合いが行われていたそうです」
    マチュ「マジか……ちなみに被害は?」
    シャリア「日本のみ……ですが、場合によっては世界にも波及する大事件だったそうです。ヒーローが勝ちはしたそうですが、かなりの大被害でしたよ。日本中の殆どが瓦礫の山と化してましたからね」
    マチュ「お、恐ろしい……」

  • 87二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 21:54:42

    私が来るまでは全ての出来事は「ヒーローが上手くやってくれる」と、ある人は他人事のように、ある人は見応えのある演劇を見るように、ある人は厄介事から逃げるような世界だったそうです
    今はそうじゃないんだ?
    よほど劇的な……いえ、もしかすると「何でも無い」出来事だったのかも知れませんが。誰も彼もが「誰かのためのヒーロー」になれる世の中になっていきました。ヒーロー達が暇を持て余せるようになる。そんな夢のような世界にね
    そういえばさ、ヒゲマンはヒーローだったの?ヴィランだったの?
    私は無個性でしたのでどちらでもありませんでしたね。ただ、記憶の中の私は、最後の戦いを熱い気持ちで見つめていました

  • 88二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:18:36

    シャリア「ただ、『サポートアイテム』と呼ばれるヒーローもヴィランも幅広く使われる道具があるんですが、無個性の人間でも使えるパワードスーツ型のサポートアイテムが形になりましてね。リックドムの形をしたそのパワードスーツを着用して復興作業に従事してました」
    マチュ「バットマンみたいな感じなんだ…ちなみにどんな作業?」
    シャリア「荷物の運搬ですね。ドム系列は熱核ホバーのおかげで速度はありますし三脚形態になれば全高も低くなってさらに速力が上がりますから」
    マチュ「戦闘用?のパワードスーツで運搬作業…」
    シャリア「良いも悪いも扱う人間次第、ですよ」

  • 89二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 08:59:12

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  • 90二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 18:16:09

    ごく短期間ですがパワードスーツが主体の世界にも行きましたね。
    へぇ。大活躍?
    いえいえ。むしろ不審者として追われましたよ。
    また女子高生の着替えを覗いたの?
    いえ。その世界、技術的革新が起こって「女性しか操縦出来ないパワードスーツ」が生まれましてね。そのせいで法律は女性上位。男尊女卑の考えも女尊男卑に変わって女性が世界の天下を取るように……。
    え?まさか全人類女性パワードスーツのパイロットにするつもりだったの?
    いえ。細かい事情は省きますがパワードスーツに使われているコアの残存数が極めて少なく、国家に数人居れば良いという状態でした。まあ要はこれまで男に下に見られてきた女性達の鬱憤晴らしも兼ねてたんでしょう。無論、未来の操縦者を確保するためと言うのもあったのでしょうが。
    うわぁ。碌でもなぁ……あれ?ヒゲマンはどうしてパワードスーツ……多分その世界の物だろうけど。着用してたの?女性しか使えないなら……。
    そこが問題で。どうも私それ以前の記憶が無くて……いつの間にかその世界仕様のリックドムを装着してその辺を走っていたら急にパワードスーツ操縦者に見とがめられて追われてまして。
    …………実は異世界転移でそれ以前の記憶を失ってた、とか?
    今ならばそういう可能性の私も一人は居たのではないか。そう思えますね。

  • 91二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:16:44

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  • 92二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 09:09:07

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  • 93二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 17:13:55

    シャリア「地球に飛来した外宇宙生命体とも戦いましたね」
    マチュ「お、SF展開。しかもホラー?」
    シャリア「通常時でも46億年分の進化を1ヶ月で成しとげ、熱を受けることで急進化するという単細胞生物との戦いでした」
    マチュ「なんでヒゲマンはそんなのと戦ってたの?」
    シャリア「その生命体の研究をしていた大学教授に金を貸してましてね。要求を突っぱねられるどころか半ば無理矢理手伝わされまして」
    マチュ「ほんと毎度毎度面倒に巻き込まれて災難だね……」

  • 94二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 01:39:33

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  • 95二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 08:01:58

    当時事件を担当していた軍の上層部が大学教授と仲が悪くて、いらない衝突を繰り返してましたよ
    何やったのさその大学教授…
    元々は米軍の感染症研究を行う米兵
    だったらしいのですが、あるワクチンの実験で多数の兵士に副作用を発生させてしまったみたいで……
    うわぁ……
    おまけにその上層部も軍の手柄、他責思考が強く無駄に反発するから無駄に諍いが絶えなくて…
    ホントヒゲマン大変な目に会ってるよね
    例の生命体が恐竜にまで進化したのをショットガンで撃ちまくったときは良いストレスの発散になりました
    今もストレス溜まってるんなら付き合うよ?

  • 96二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 10:01:28

    その生命体どうやって倒したの?
    とあるフケ取りシャンプーに使われている成分が毒性として合致したとのことで消防車に可能な限り入れきってぶっかける予定でした
    予定…でした?
    軍部がナパーム弾で生命体への攻撃を始めてしまったから超巨大な単細胞生物に一周回って進化してしまいましてね。呼吸・排泄を扱う穴に急遽消防車のホースを挿入してフケ取りシャンプーを注入し爆発四散させました
    食事してるときに聞かなくて良かったぁ……それってか
    それ以上はいけません

  • 97二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 18:27:33

    美食家になって冒険をした事も多々ありました
    あーヒゲマン結構身体鍛えたんだっけ?
    ええ。まああの時点の私は『グルメ界』どころか『人間界』も難しかったんですが
    ガンダムの頭部バルカンを足場にしてジャンプしながら接近出来る変態がサバイバル厳しい世界って……
    なにせあの世界、弾丸よりも早くて貫通力があって爆発するような巨大生物も山ほどいますからねぇ……身体を鍛え直すのに苦労しました
    『グルメ細胞』の力は持ち越せなかったの?
    流石にそれは無理だったそうです

  • 98二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:50:45

    美食屋は料理人も兼任出来るらしいので、自分で狩って自分で調理して食べることもしょっちゅうでしたね
    その世界の料理人って超人にならなきゃいけないの?
    料理の腕に特化して戦闘はからっきし、なんて料理人もいましたし。道具も専用のモノから汎用の一般仕様までピンキリでしたよ
    ヒゲマンの料理、本当に一度食べてみたいなぁ
    この世界のは諦めてください。この世界に『グルメ細胞』はありませんから
    あったら逆に嫌だよ。食で支配されるディストピアなんて

  • 99二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 23:09:23

    そういえばヒゲマンの得意技って何?
    指パッチンでどんな野生生物も真っ二つに出来る事ですかね。道具の加工にも事欠きませんよ
    それ別の超人ロボットアニメだから

  • 100二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 23:46:00

    メイドのドラゴンとも友人になったことがありました
    今度は完全ファンタジー?
    いえ、異世界と隣接する旧世紀の日本ですね
    ドラゴンがメイドになるってどんな状況なのさ
    その辺の事情はあまり話してくれませんでしたが…まあプログラマーのドラゴンも今したからその辺は
    ヒゲマンは何やってたの?
    プログラミング会社でプログラマーを
    メイドとプログラマーは巨乳・爆乳だった?
    ええ、はい
    あっそ(ぶすー)

  • 101二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 08:30:42

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  • 102二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 15:50:42

    シャリア「ちなみに私の同僚……人間二人は大のメイド好きでした」
    マチュ「お?ロボメイドさんをお嫁さんにしたヒゲマンの分野じゃ無い?同好の士?」
    シャリア「そう思うでしょう?ですが違うんですよ」
    マチュ「え?」
    シャリア「同僚の一人である女性社員、ドラゴンをメイドにしている方は「由緒正しい古典的なメイド」を好むタイプで。もう一人の同僚で、ネトゲ廃人の男性ドラゴンを同居させている男性は「新しい形のメイドも執事も大歓迎!!」なオタクでして。よく酒屋に行っては個室で激しい意見の交わし合いを行ってましたよ」
    マチュ「…………一応聞くけどさ。ヒゲマンは?」
    シャリア「着いてこれると思いますか?二人の話を肴に酒を飲んでましたよ」
    マチュ「だよねぇ」

  • 103二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 23:19:31

    女性の方は男性的な衣装を着る中性的な女性でして。
    あ、もしかして貧乳?
    なんで分かったんですか。
    言い方は悪いけど、イケメンの王子様って貧乳の女性がなる傾向が強いから。
    貴方の学校ではどんな文化が流行ってるんですか。
    …………ねえ。その女の人さ、自分で着るメイド服って持ってる?
    持ってますね。タンスの肥やしですが。
    …………まさかとは思うけどさ。昔メイド服を着たら家族に「ナイワー」ってされたのがトラウマになったとか無い?
    …………ありますねぇ。それもあって伝統的な『メイド文化』に「逃げた」という部分もあるみたいですし。なんで分かったんです?
    (四人以外の)友達にそういうトラウマがあって家で「女性の格好をしろ!」と言われても頑として比較的男らしい格好をするのがいるから。
    世の中って本当に広いですねぇ。
    ほんとだねぇ。

  • 104二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 02:58:13

    シャリア「巨乳・爆乳のドラゴン女性を見る度、自分が男に間違われる度、彼女の目は殺気を帯びた物になってました」
    マチュ「ヒゲマンは巨乳の女性と貧乳の女性どっちが好き?」
    シャリア「女性の体型はあっちこっちがうるさいのでノーコメントで」
    マチュ「チッ。弱みを握れると思ったのに」
    シャリア「どこでそういう考えを拾ってくるんですか」

  • 105二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 12:42:56

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  • 106二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 19:53:13

    同僚の男性の方は同人界隈で有名なシューティングゲーム制作サークルでして。ネトゲ廃人ドラゴンと一緒によくテストプレイをしてました
    ヒゲマンがゲームをやってるところ全く想像出来ない…
    ちなみにネトゲ廃人ドラゴンは同人誌を制作してましたね
    許して良いの!?そんな同人誌の存在を…!
    古今東西に存在する呪いの使い方とその対処法を記載した同人誌で、メイドドラゴン曰く「確実に呪殺出来る」そうです
    物騒すぎる!!
    せっかくでしたので観賞用・布教用・保存用に三冊購入しました
    誰か殺したい人でも居るの!?
    続編が出たときも三冊購入しましたね
    何がヒゲマンをそこまでさせたの……

  • 107二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:22:10

    シャリア「実は私、食べるときは大食いするんですよ」
    マチュ「大食いの異世界で鍛えられた?」
    シャリア「ええ。時期的には流れ板として活躍する前ですね。店のあちこちに大食いチャレンジの張り紙が貼られ、大食い大会が地方や店で開催されるほど大食いという文化が根付いてきたときでした」
    マチュ「一年戦争の後だと絶対に無理な話だね」
    シャリア「ええ。胃袋の調整をし、胃を拡張し、間を置かないように食べ続け……勝ち続けるのに苦労しました」
    マチュ「仕事は何やってたの?」
    シャリア「時々トラック運転手の仕事を」
    マチュ「いや料理人じゃ無いんかい」

  • 108二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 09:23:38

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  • 109二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:31:40

    ゲノム編集というのをご存じですか?
    さっぱりわかんないけど、DNAよりも更に細かい設計図を改変する技術だっけ?確か遺伝病の治療とか新しい遺伝子組み換えのスタンダードになるとか……
    そんな感じですね。アレを宇宙で研究して地球上に落とした『バカ』が居まして
    ヒゲマンがストレートに悪口言うって相当だね
    元々病気の治療用に開発されたモノを「ウイルス」として作って動物実験で巨大化させる兵器に作り上げたクソ会社のクソ社長・クソ副社長の姉弟が研究施設だった人工衛星が事故を起こしたときに破棄しなかったことが原因で大事件に発展しました!!!
    何が起こったのさ……
    ふふふふ……巨大化するゴリラの攻撃に巻き込まれるわハリネズミの針を持った巨大化した狼に襲われるわ巨大化したワニに襲われるわ……いつ死んでもおかしくありませんでしたよ
    なにその地獄

  • 110二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 23:50:28

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  • 111二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 08:56:39

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  • 112二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 16:16:06

    巨大化した動物は基本攻撃が効かないんですよ。人用・ヘリ用・装甲車用の重機関銃でも、戦車の砲撃もロケット弾もロケットランチャーでも
    それどうやって倒すのさ
    強化された動物同士でやり合うしかないですね
    ちなみにそれが分かった頃には?
    米軍は軒並みぶん投げられるか踏み潰されるか喰われるかして殉職しました。シカゴの街中に入って高層ビルを一つ壊したときは言葉を失いましたね
    ヒゲマンは何やってたの?
    政府の捜査官としてバカ姉弟の悪事を探っていたんですがその過程で動物たちの襲撃を受け仲間を失いながらも相棒と一緒に事態収束に動きましたよ

  • 113二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 16:30:43

    ちなみにそのビル、例のクソ会社のモノでして。社長・副社長姉弟も非業のしを遂げたと知った時は「ウッシャァ!!」っとガッツポーズしましたね
    この話しをしている中で他人様の不幸を喜ばなかったヒゲマンがそこまで喜ぶって………
    その日は無理でしたが事態収拾後は一人でテンション上がりながら宅飲みしてました
    ほんっと、どんだけクソだったのさ

  • 114二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 19:01:52

    銀座でとある寿司屋で働いたのも良い思い出です
    銀座……ああ、こっちにもあるなぁ。確か日本の街でそこを模したのが。確か値段がバカみたいに高いところが多く集まるんだっけ?
    ええ。まあ私が働いていたお店は多少のお金があれば店側が融通するぐらいには採算度外視なところが多い昔ながらのお店でしたが
    なんでそんなところで働いてたの?
    木星での「どうなってもいいや」状態だった精神状態で、自ししようとする前に最後の心残りを晴らすつもりで入ったお店がその寿司屋でして。出された寿司を食べたら一気に涙が出てそのまま土下座して雇って貰いました
    うわぁ……大迷惑ぅ……
    そんな精神状態だったのを初めから悟っていたのか最初から良くしてくださいましてね。修行は大変でしたがまあ、人生経験は積めましたよ
    時々ふっと危険な精神状態話しに入れてくるの止めない?

  • 115二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:09:07

    ちなみにその寿司屋、三男坊さんが小学生の頃に大将の奥さんだった女将さんが亡くなられまして。それ以降ご家族の中は最悪だったんです
    え?どゆこと?
    何せ昔ながらの頑固者というか職人気質というか……まあ口数少ない褒めるのが苦手なタイプの方でして
    あ~……(心当たりあるような無いような…………)
    親方もその辺自覚があったモノですから、長男からは「結婚式に出るな」と言われてその通りにして仲が悪く、結婚相手の親御さんとも「子供の結婚式に出ずして何が親か!」っと言われて仲が悪くなり。
    次男坊はそうでもないんですが自由気ままが好きで日本社会に馴染めず世界を歩き回って宿無し生活しながらあっちこっちでアルバイト生活。
    長女は雑誌記者で後に別の寿司屋の親方の奥様に嫁ぐんですが、「病気だった母を働かせて死なせた!」として親方を大分恨んでました。
    三男坊の方は高校卒業を機に寿司屋に入ったんですが……そんな親方の下ですからね。当然新しいことをやろうとすれば否定され、失敗があれば殴られ、意見が行き違い、食い違えば口論になってああだこうだと大騒ぎ。
    うわぁ……よくそんなお店で働けたね…………
    常連客の方々も事情通でその辺フォローしてくださいましたし、私はあの店に恩義がありましたから

  • 116二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:39:26

    お客様も時代の流れで様々でしたねぇ
    どんなの?
    海外出張が長く、味の薄い料理を食べ続けたせいで味付けを濃くしたモノが「更に濃く感じられるようになってしまった」というお客様。キャバクラの女性キャストに良いところを見せたくて寿司屋にご禁制の生ものを頼んで、食べた後に寄生虫のことを知り三男坊に怒られて……ああ、もちろん冷凍したモノなので寄生虫の心配はありません。
    ふんぞり返ったお客さんには正論突っぱねてお帰り願ったり、技術も知識も礼儀も無いのに天狗になってツ閣下ってきた同業者もいましたし。常連さんはうんちく語りの食通ぶりな課長さんで、色々と問題行動も起こすんですがその度にオチが付くので他の常連客も含めなんだかんだ嫌いになれないとか
    色んなお客と言うより問題行動が多いお客だらけのような……
    いえ。修学旅行でうちの店を楽しみにしていた学生のために、友達がわざわざお金を出し合ってお持ち帰り用の寿司を買いに来たなどほっこりエピソードもありましたし。三男坊と仲の悪い同業者もいましたが、今じゃすっかり無二の親友になってたりといい話もいっぱいありましたよ

  • 117二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:48:42

    流石の親方も三男坊が嫁さんを貰って結婚した時は感無量でしたよ
    職人って表に出さないことは迷惑だけど義理人情を重んじる人が多いとは言うよね
    お孫さんが出来た頃は自分の酒の肴に魚の皮を焼いたモノをついお孫さんにあげてしまうちょっとした甘さを見せて大騒動に発展しましたが
    あー将来酒飲みになりそうな、大物になりそうなお孫さんだなぁ
    息子さんがお弟子さんを迎えた頃でしょうか……掌に染みが出来た事を機に親方を引退しました
    あ、偶に聞くね。人に身体の一部を見せる人は染み一つ残っているところを見せたくなくて治療もせず引退する人がいるって
    ええ。あの時はこのまま引退か、とも思いましたが。まさか料理教室の講師として第二の人生を歩むとは思いませんでした
    話を聞いてるとなんだかんだ気になってくるなその人の料理……
    この事変が終わったら、出来たらですが、私の握ったモノで良ければご馳走しますよ

  • 118二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 09:01:33

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  • 119二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 17:13:59

    シャリア「銀座を歩いていたら突然ドラゴンに襲われたこともありました」
    マチュ「なんでそんなことに」
    シャリア「どうやら別の世界の銀座に移動してたらしく、奇しくも別の世界の扉が開いて異世界の軍勢が銀座の人々を襲っていたんですよ」
    マチュ「なんつータイミング……」
    シャリア「ある人間はハンマーで潰され、ある人間は矢や槍で貫かれ、ある人間は髪の毛を捕まれ引きずられ、ある人間はワイバーンに食べられて……」
    マチュ「ウッ……!」
    シャリア「まあ幸い、私は日本の自衛隊に属していたらしく、超人的な身体能力もありましたので、行方不明になった娘さんをビラ配りをしながら捜索していた夫婦を助けたりと人命救助をして廻りました」
    マチュ「一気に異世界の軍が可哀想に……ならないや」
    シャリア「ある程度時間が経って自衛隊の本隊もやってきて制圧作戦が展開。異世界軍は銃火器や魔法の類は無いタイプだったようで、無事挽肉になるか逮捕・拘束さました」

  • 120二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 17:33:30

    シャリア「それから何ヶ月した頃でしょうか。自衛隊が異世界に進軍することになりました」
    マチュ「日本って意識高い系の人たちがクソうるさいって話しだけど?よく行けたね?」
    シャリア「実被害がありましたし。下手に壊して別の場所に『門』が開いたら今度はそこが被害に遭うかも知れませんからね。周辺諸国には「日本が門を壊したから!!」っと難癖つける国家もありましたし。資源がなんだで異世界を蹂躙するつもり満々の赤い国とかが活気づく可能性もありましたからね。
    なので「『門』及び門の先にある異世界を日本領地とし、宣戦布告も為しに襲撃してきた異世界人はテロリストである」という口実で、その先の探索に乗り出したんです」
    マチュ「当然ヒゲマンも行ったんでしょ?」
    シャリア「私ともう一人は『銀座襲撃の英雄』と日本国内で讃えられてしまいましたからね……ちなみに両方ともまさかのレンジャーと特殊作戦軍の同期です」
    マチュ「……え?」

  • 121二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 21:57:07

    異世界に入り、敵の軍隊を迎撃しつつ工事を行って簡易ながら拠点を作り続けました。まあいわゆるコンテナハウスですけど。
    異世界人からすれば「箱形の住居が馬のいない荷車に運ばれてつり上げられながら立つ」なんてのは想像の範疇外だったろうね。
    現地住民を難民として受け入れもして、そこを中心に交易も盛んになりちょっとした商業都市になりましたね。
    難民?
    『炎竜』と呼ばれる数百年に一度眠りから覚め暴れまくる災害とも言える存在が居るのですが、それに村を焼かれ、家族を焼かれた方々が自衛隊に……まあ現地調査に赴いていた私たちの部隊に保護されたという形ですね。
    上は大騒ぎでしたよ。何せ下手に言葉の分からないところで人々を自衛隊の基地に迎え入れるんです。後々「誘拐された」「奴隷のようにこき使われた」とか言われる可能性が高いですから。
    あー…………(歴史の授業で習った)
    まあ、難民達の自活で始まった交易ですが、その相手は異世界側の国家の領地の一つでしてね。軍が崩壊したときに逃走し身を崩した盗賊集団に襲われてたところを自衛隊が救援要請を受けて助けたのが理由で信頼関係が出来ました。
    そこを拠点にしなかったんだ。
    『門』から大分距離がありましたからね。未開の地で補給線を伸ばすわけにもいきませんでしたから。

  • 122二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 23:55:43

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  • 123二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 09:02:39

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  • 124二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 16:51:15

    シャリア「サイド6では生卵は食べられますか?」
    マチュ「まあ食べられはするけど……」
    シャリア「日本に居る期間が長いと忘れやすいのですが、日本以外の国だと生卵って食べられないんですよ……」
    マチュ「ああ。そういえばそんな話しがあったな……殻の表面を綺麗に拭いたり殺菌しないからって……」
    シャリア「その異世界だけではありませんが、日本文化の無い異世界だとその辺まだまだ後進国らしく、生卵を絡めて牛丼を食べたりするとしょっちゅう驚かれます」
    マチュ「友達がホビロン出してきたときはびっくりしたなぁ」
    シャリア「逆になんでそんな食べ物持ってるんですか貴女の友達は……」

  • 125二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 22:39:38

    シャリア「日本という国は生きにくい国ですよ」
    マチュ「偏向報道に陰謀論、それらを報道するマス〇ミ報道。文句を言うだけでまともな打開策一つも打ち立てられない政治家のダブルコンボで自衛隊の居場所が……でしょ?」
    シャリア「ええ、まあ。長年平和だった故の弊害なんですかね。炎龍退治で犠牲者が出たことを重点的に責められて「助けることが出来た」ことの事実がまったく表に出なくって」
    マチュ「そういう所が異世界物で賞賛されるコトが好まれる理由なのかもね」
    シャリア「ええ。まったく……おまけに世界各国からの諜報員合戦で事故に隔離に家事に……最終的には特殊部隊同士が鉢合わせして三つ巴の……いえ、こちらの抵抗を併せれば四勢力の局地戦に発展しました」
    マチュ「おおう……異世界が現実になって外交絡むとそんだけやばいんだ……」

  • 126二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 01:50:26

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  • 127二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 08:07:37

    なんとか日本から異世界に戻って羽を休めていた頃、扉を空けたら異世界に居ました
    あ、なんか久しぶりのパターン?
    その世界の私は元は料亭で修業をしていたんですが、経営不振に陥ってリストラも考えられていた時期に同僚と一緒に自主退職し、家出してきた料亭経営者の夫婦の一人娘さんとバッタリ会って、独立して小さい居酒屋を開くことになりました
    おおー一国一城の主って奴?
    まあ、お金が足りなかったのでシャッター街で開くことになりましたがね
    シャッター街かぁ……そんなんで儲けが出るの?
    なぜか正面扉が異世界に繋がって、その人達相手に商売することになりました
    あー今度はそっち系かぁ……

  • 128二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 17:30:08

    中世ヨーロッパ時代の異世界という感じでして。高い壁に囲まれた巨大な街、車は無く馬車にレンガ造りの道と家々。少々の魔法みたいなモノはあるみたいですが、それ以外は基本剣か少数生産されたばかりの鉄砲で戦う世界ですね。まあ、戦いなんてモノはこっちの街では存在しませんでしたが
    ちなみに特産は?
    ウナギとジャガイモです。特にウナギは当時見向きもされず現代世界で買うよりもうんと安値で買えてバカみたいにウナギ料理を作れて笑いが止まりませんでしたね
    いいなぁ……ウナギ食べたい
    あまりにも美味すぎたんで朝の弁当販売限定にしても売れに売れました。そのおかげか街中にウナギを使った料理が試行錯誤されて流行。ウナギの価値も上がりましたよ
    ちなみにジャガイモは?
    フライドポテトで付加価値を与えたことで大流行しました。まあこっちは現地の料理が出来る方に厨房を貸して自分で造らせた、と言う方が正しいですが
    …………今から食べに行けない?
    ダメです

  • 129二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 20:37:21

    シャリア「場所にも寄りますが特定の食材を使ってはいけないこともあるようで」
    マチュ「例えば?」
    シャリア「その街では大昔にキノコが流通していたんですが、キノコに関する知識が無かったために食中毒を起こす人間が多発して、それを魔女のせいにしたせいで魔女狩りが横行したという苦い記憶からキノコが禁止されたとか。
    おかげで我々も『魔女』扱いされて恨みを買ってた貴族から弾圧されるところでしたよ」
    マチュ「あー……なんかありそう。確か数日経ってから発現したり特定条件化でのみ発現する毒とかもあるんだっけ?」
    シャリア「次はビールですが、これも実は王家のみが販売の管理をしている代物で……まあドイツ式のビール『ラガー』というものですが。それを知らずに販売したら「密売」の容疑で大騒動になりまして」
    マチュ「ビールとラガーって違う物なの?(未成年)」
    シャリア「戦場では貝の牡蠣は『鉄砲貝』とも呼ばれ、生で食べたことでそのまま残っていた毒に「当たる」ことから、食べることを敬遠される験担ぎなどもありましたね」
    マチュ「牡蠣って確か夏に食べたら毒が溜まりまくってるから絶対に生で食べちゃダメなんだっけ?」
    シャリア「…………結構、知識ありますね?」
    マチュ「友達が料理漫画好きだったから半端に覚えた」

  • 130二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 22:40:23

    シャリア「ちなみにその異世界、割と日本と繋がることは多かったそうです」
    マチュ「そうなの?」
    シャリア「別の国では京都で醤油醸造所を営む男性がそこに移住して醤油を卸していましたからね」
    マチュ「へぇ~」
    シャリア「まあその醸造所が妊娠が発覚した奥さんがマリッジブルーで燃えてしまい帰るに帰れなくなってしまったという悲劇付きですが」
    マチュ「うわぁ…………」
    シャリア「十数年経って私が働いていた居酒屋から生まれ故郷に帰り、伝承を調べてみたら「神隠しに遭った人間の子に異世界を通る能力が付与される」という制約付きだったことが発覚しました。
    ちなみに奥さんと娘夫婦は娘さんがよく異世界に行っていたことは知っていたらしく、今の状況が壊れる可能性を考えて言うに言えなかったそうです」
    マチュ「その事実発覚して家庭崩壊とか起こさなかったの?」
    シャリア「まあそもそも、男性も焼け跡を何度も調べてくぐっても元の世界には戻れませんでしたから諦めは付いてましたから。事実を知っても……まあ、時間が経ったからこそさほど気にはならなかったでしょうけど」
    マチュ「ふ~ん……(帰れなくなった自分と重ねてたのかな……?)」
    シャリア「正直、その娘さんが懐妊したことを知ったときや、カレーライスに醤油を掛けて食べることにびっくりしたモノですよ」
    マチュ「あ、ソースを掛けて食べるのも結構行けるよ」
    シャリア「変わった食べ方をするタイプでしたか貴女」

  • 131二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 23:39:03

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  • 132二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 07:57:13

    ちなみに料亭時代の同僚だった居酒屋の大将、料亭時代の「足りなくなるぐらいなら余るほど買え」という教えが抜けきれないのと衝動買いの癖がありまして。度々大量買いをしては給仕をしている料亭の娘さんに怒られてました。
    主にどんなことで怒られてたの?
    知らなかったとは言えキノコを自粛している地域でキノコを使った料理を出したことを知った直後に大きい段ボール一つにまるまる入ったマッシュルームの大量買いが発覚して、そりゃもう怒られてましたねぇ。他にも巨大な氷の塊を買ってきて注意を受けてましたし。
    おおう……お店屋さんってそういうの自制するもんだと思ってたけどそうじゃないんだ……。
    給仕の娘さんも冷蔵庫のモノを勝手に使って食べたりして大将に怒られたりもしてますけどね。
    どっちもどっち…………ヒゲマンは何かしたの?
    私ですか?こう見えて品行方正ですから。そんな問題行動は起こしませんでしたよ。
    え~~?
    (流石にデビルフィッシュを見た時には慌てふためいてその日の営業ほったらかして逃げたことはとても言えませんし、ね)

  • 133二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 10:15:44

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  • 134二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 19:17:31

    次の世界はただひたすら筋肉を鍛えてました。
    筋肉?なんで?
    そういう世界観だとしか言えませんね。
    ぶっちゃけた。
    各部の筋肉が膨張して、名称がはっきり貼り付けられるようになってました。
    ヒゲマンがそんなことになってるの想像つかないんだけど。
    トレーニングジムで常連客の皆さんと汗を掻くのは良い運動になりました。
    …………筋肉の神に取り憑かれたりしてないよね?
    あっはっは!ダンベルを投げて窓ガラスを割りながらランニングマシンを走るような人は居ませんでしたからご安心を♪

  • 135二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 21:24:30

    筋肉とはただ膨らませれば良いという物ではないらしいですよ
    そうなの?
    筋肉を鍛えた際上下左右のバランスは整っているか、筋肉の盛り具合は膨らみすぎていないか、照りはどのぐらいの明度かなどなど基準が非常に厳しいらしく
    へ~。筋肉って膨らまされば良いモンだとばかり思ってた
    魅せる筋肉、美しい筋肉は「どんな動きをしても阻害しない」というものがあるらしいのです
    ちなみに当時の写真ってある?
    ありますよ。これが当時の私です
    ブーーーーー!!!!!

  • 136二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 23:26:53

    ね、ねえヒゲマン……今の状態でこの筋肉になる事出来ない?(ぷるぷる……!)
    その世界限定仕様ですから出来ませんね
    ちぇ~
    言っておきますが超着痩せする身体でもありませんから
    何それ?
    友人の写真です。劇的ビフォーアフター
    ブーーーーー!!!!!

  • 137二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 03:04:12

    ひたすら居酒屋通いをした事もありましたね
    毎度そんなことしてるような気もするけど?
    そうですか?
    うん。
    ふむ。まあその旅に会う女性もいまして。
    ラブロマンス?
    いえ、お酒よりもご飯派だと分かったら見向きもされませんでした
    食の方向性の不一致か
    食べる物は毎回恐ろしい程同じなんですがね……

  • 138二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 12:15:18

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  • 139二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 20:40:33

    手持ちのお金が少なくて腹具合がよろしくないときに、ポテトサラダとウーロン茶で割ったお酒を飲んでワンコインはありがたかった
    そもそも腹具合がよろしくないときにお酒飲むなよ
    広島でウニクレソンを食べたときは衝撃でしたね。ウニを惜しげも無くいっぱい使って……珍しいモノの取り合わせだと思ったら……!
    ウニクレソン……3900円…………友達の結婚式から帰ってきたお母さんが一人で満足して……!!
    サイド6ではかなり値上がりしてるんですね…………

  • 140二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 20:51:23

    シャリア「焼き鳥屋で役に立つ作法を教えましょうか?」
    マチュ「ヒゲマンのは絶対に役立ちそうだからむかつく」
    シャリア「焼き鳥はお寿司屋のように、その瞬間に食べる分を少量ずつ注文するのが一番です」
    マチュ「そんなの普通じゃ無いの?」
    シャリア「割と一度に色んな種類を頼んで少量ずつ頼む人が居ましてね。食べていく内に冷めてしまうことが多く」
    マチュ「へ~。お店の人的に一気に注文された方が良いのかと思ってた。お皿の片付けもあるし」
    シャリア「それは同じ種類の焼き鳥ならともかく、別の種類なら何度か分けて作った方が向こうも楽だと思いますよ。あと、やはり美味しい物を美味しい状態で食べて貰いたいでしょうしね」
    マチュ「今度試してみようかなぁ」

  • 141二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 23:10:05

    串揚げで大振りアスパラを丸ごと食べると、自分が健康に気を遣ってる気分になります
    揚げてる時点で健康に優しくないんじゃ?
    皆でシェアして食べる物は、一人でゆっくり食べるとまた違った味わいがありますよ
    と、いうと?
    美味しいけど皆の手前恥ずかしいと感じるような部位だったり、大体は二回三回食べればもうなくなってしまうから、急がずともゆっくり好きな場所をちみちみ食べられます
    それ、大食い早食いで食べるような料理は該当しないよね?
    それは皆さんで仲良く食べてください

  • 142二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 06:11:22

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  • 143二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 14:59:44

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  • 144二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 17:47:15

    全てが終わった後シリーズと行きましょうか。
    今度は何々?
    我々にとって「旧世紀」と呼ばれる西暦が2307年を過ぎても続いた世界の話しです。その世界ではヨーロッパ、ユーラシア大陸、アメリカ大陸の合計三つの勢力による冷戦状態が続いていました。そこにメスを入れるかのように、施設武装組織が『ガンダム』を使って紛争をしている戦場・国家、またはその原因となりうる新兵器の開発やテロリストの攻撃、麻薬を初めとした危険物の破壊などを行っていました。
    その世界だとジークアクスみたいなのがヒーローみたいな感じなんだ?
    いえ、後に新たな『ガンダム』が現れるんですが、これが紛争とは何の関係も無い民間人を攻撃したり、兵器工場で働いているだけの民間人も攻撃したりとやりたい放題で。一気に施設武装組織、そして『ガンダム』という存在は世界の悪になりました。
    ひっどぉ……なんでそんなこと。
    さあ。当事者ではないのでなんとも……その戦いから五年経った頃、世界は一つになった反面、そういった現体制に不満を持つ人間たちを有罪無罪・冤罪関係なく逮捕して強制労働させ虐殺も辞さない治安維持部隊が生まれまして。さらには別の人間の思惑も重なって世界征服が行われようとしてたみたいです。
    軍警を数百倍煮詰めて濃くして味付けも更に追加したクソ不味そうな料理……で、その勢力は?
    最終的には復活した施設武装組織の『ガンダム』たちによって倒されました。

  • 145二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:35:39

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  • 146二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 07:30:30

    そこから更に二年後ですが。この世界は少々特殊な事例が発生しましたね
    特殊な事例?
    異星人が攻めてきました
    異星人!?え、人型!?タコがた!?
    不定形の金属生命体ですよ。しかも個の意思を持たず、意思統一型のやつです。
    ターミネーター系かぁ……
    ある意味アレより質が悪いですよ
    どゆこと?
    異星人のドジっ子属性ほど質の悪い物はないということです
    あ、なんとなく今の台詞で嫌な予感がした

  • 147二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 07:36:02

    その世界には「イノベイター」と呼ばれるニュータイプに近い素質を持った人間……それも肉体構造にも変化が訪れ、不老長寿になりやすいという存在がいるんですが
    まさか異星人の狙いはその人たちをぬっころすこと?
    いえ、彼らの意思疎通はそのイノベイターから放たれる特殊は脳波に奇しくも近く……おかげで彼らは『対話』をしようとイノベイターになり得る人たちと接触を図ろうとするのですが…………
    あ、まさか
    彼らの対話方法というかなんというか、とにかく他の存在を取り込み・融合してしまう性質がありまして。しかもそれに耐えきれなければ金属化して無くなってしまうと言うひっどい有様……おまけに機械にも取り憑いて行動を起こそうとするから場合によっては公共交通機関や施設を破壊しまくる大事故を起こすレベルで…………
    対話の仕方を盛大に間違えまくってる!!

  • 148二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 08:21:17

    シャリア「そんなことがしょっちゅう起こるわけですから、当然敵対勢力の疑惑を持って、場合によっては攻撃もしますよね?」
    マチュ「まあそうだね」
    シャリア「それを今度は「相手側の挨拶だ」と勘違いして向こうも攻撃してくるんです」
    マチュ「ねえ、生命体なんだよね?1か100しか考えられないコンピューターとかじゃないんだよね?」
    シャリア「しかも取り込んだMSや戦艦を、複数の金属生命体が合体して再現する事でさらなる攻撃パターンが生まれまして……」
    マチュ「それを挨拶と勘違いしたというのは無理ありすぎるよ……」
    シャリア「その攻撃のせいで地球防衛に当たった軍の総数で八割ほどが消滅したとか……」
    マチュ「迷惑が過ぎる……」
    シャリア「ちなみに、最終的には「相手を攻撃してしまったことが原因だった」として地球人類側に非があるという結論になりました」
    マチュ「相手の無知が原因なのに質悪いなぁ……」
    シャリア「だから言ったでしょう?異星人のドジっ子属性ほど質が悪いものはない、っと」

  • 149二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 16:14:32

    ちなみにその異星人、どうも地球に来る以前から幾つかの星に関わったらしいのですが、その全てを金属化させ同化させてしまったらしく、滅んだ星もあったようです。
    取り込まれた異星の人たち可哀想…そもそも、どうしてそんなことしてまで地球に来たの?
    どうやら彼らの星、随分前に滅んだらしくて、新しい居住地を探して長い旅をしていたそうです。そのついでに異種生命体と友好関係を築こうと……。
    理由はともかくやったことがやったこと過ぎてその金属生命体に感情移入出来ないな……それにやられちゃった軍の人たち可哀想過ぎる……。
    そしてそんなこともあり、金属生命体と友好関係を築けるニュータイプ的新人類の賛成派と反対派の溝は深まり、最終的には数十年にわたる紛争になりました。
    そりゃそうなるよねぇ。新人類はとばっちりが過ぎる……。

  • 150二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 19:51:56

    ホラー話書ける人居たらシャリアの旅ホラー版を希望(ホラー系は殆ど知らないので)

  • 151二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 03:46:16

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  • 152二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 12:19:20

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  • 153二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 18:39:06

    シャリア「前に話した魔女界と人間界の千年後に行きました」
    マチュ「数十年跳んだことはあったけど、また随分跳んだねぇ」
    シャリア「光の魔女のお姫様が現地で会った高校生男子と数名の女子と共に「魔女っ子委員会」なるモノを作り、私と女性教師が顧問となって日夜モンスターと戦いました」
    マチュ「モンスターが出て来ること以外は至って平和?」
    シャリア「まあ、彼女とその使い魔から語られる伝説では『闇の魔女が禁忌を犯したので光の魔女が倒した』となっていまして、それを聞いたときの私は心の中で鼻で笑ってやりました」
    マチュ「千年前の記憶を直で持ってる人間からすればそりゃぁいい気分しないだろうなぁ」
    シャリア「ですが、後でそれは哀れみに変わりました」
    マチュ「なんで?」
    シャリア「一つの情報しか知らないのであれば、そのように教育されていたのなら、それを真実として認識するしかないのは当然だったのですから。我が身を軽く反省しましたよ」
    マチュ「……えーっと、その世界余りにも」
    シャリア「ええ。出す情報が足りなすぎてバッドエンドになりました」

  • 154二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 20:46:53

    シャリア「諸事情を省いて魔女界に行ったのですが、その世界は暗雲が立ちこめていましてね。物理的に」
    マチュ「闇の魔女が関係しているの?」
    シャリア「千年間闇の魔女が生まれなかった、生まれても早死にしてしまう様な呪いの環境でしたからね。当然迫害された闇の魔女達の怨念は溜まりに溜まります。委員会は英雄的存在として光の魔女達から崇められましたが」
    マチュ「それがバッドエンドの原因だと」
    シャリア「『悪』として対峙してきた闇の魔女達と戦い、後に現光の魔女の女王に憑依した闇の魔女によって魔女達は殺され、光の魔女の姫に女王は倒され、雲は晴れて世界は平和になりました」
    マチュ「…………ん?ハッピーエンドとは行かないけど、ノーマルエンドあたりじゃ?」
    シャリア「ああ、その後で世界がループしましたから。当然バッドエンドだと思いますよ」
    マチュ「例の雪山のペンション以来じゃない?ループする世界」

  • 155二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:15:39

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  • 156二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 08:11:22

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  • 157二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 16:13:58

    二週目は闇の魔女側の話しですね。
    敵側の話しか。
    一週目の記憶を若干持ち込んでいた少年が闇の魔女側を少し擁護したのがある種の分岐点で、元々魔女になるつもりのなかったクラスの委員長が安定しない魔法に振り回されて酷い目に会うことから「魔法の才能なんかなくても良い」という考えになっていきます。
    ヒゲマン的にはその考えは?
    理解出来ます。なにせ昔はこの能力のせいでザビ家の方々の覚えが悪かったですから。
    そっかぁ。
    ただ、その発言をする度に憎い仇を見るような目で見る女学生がいましたが…ね。
    ド修羅場の予感……。

  • 158二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 20:19:48

    実際大変でしたよ。闇の魔法を使う光の魔女たちに誘われて光の魔女の王女たちより先んじて魔女界に行ったら、闇の魔女に対する怨嗟を聞かされる羽目になるし、事態をどうにかする約束をさせられるし……じつは委員長が闇の魔女の女王の娘の生まれ変わり……現光の魔女の女王から生まれた光の魔女の王女の双子だったという物。
    しかも闇の魔女の呪いをどうにかするためには彼女が闇の魔女として目覚めなければならないというひどい有様で……無理に目覚めさせられたことで精神錯乱。

    え?なんで人間界に?

    その特殊な出自故、魔女界に置いておくことが出来ないと判断した王女の判断で人間界の孤児院に預けられたそうです。

    マジか……じゃあ特殊な能力のせいで親子仲割かれたってコト?

    ええ。ですがそれを不快に思う人も居ました。実は同行した人間の魔女は「闇の魔法を使って一度死んだ魔女を生き返らせた」という禁忌の存在でして。その副作用と言うべきか魔女でありながら魔法を一切使えなかったのです。

    永遠のジレンマだねぇ。特殊な能力で不便な人生を送ってる人間もいれば、能力を持たないからそういう人間に憧れて、それにあぐらを掻いたり不幸ぶるとむかつくって言うの。

    ま、私には彼女の怒りは解りませんでしたがね。言い方は悪いですが、無理矢理自分の人生を狂わせた力を解放される人間の気持ちを考えろ、と心の中で思いました。
    それを行った者達は、後にきちんと報いを受けましたがね。

    すっごい不穏…………。

  • 159二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 20:35:07

    実際それが裏目に出ましたよ。実の母親が闇の魔女の女王になってそれを殺さなくてはならなくなり、肉親殺しの罪を背負った彼女は力を解放させた闇の魔女達に「二度と姿を見せないで」と言って、そのような結果になったことを後悔しながら彼女たちは立ち去りました。

    最悪な勢力……。

    と、いいますが。実はまだ続きがありまして。

    え゛……。

    闇の魔女の怨嗟は、今度は委員長の方を依り代に選んで憑依しましてね。光の魔女滅亡のために力を振るおうとしました。

    とんでもないどんでん返しが来た!!

    …………まあ、それも王女がようやく来たことで阻止され、委員長は彼女に殺され死亡。闇の魔女の呪いの雲は晴れました。

    うそ……そんな……やっと自覚しあえた姉妹が……いや、別に不思議でも何でもないか?

    変な所でドライですよね君も。

  • 160二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 21:54:28

    で、次のループに行ったの?
    ええ……ですが、その前に……以前言っていた魔女界で起こった悲劇の記録が流れました
    それって…………
    『アスラーナ』……人間と魔女の友好のために作られ、闇の魔女を処刑するのに使われた剣が、日本刀として姿を変え、千年の時を生き延びていたのです……しかも、処刑された女王の魔力を使って魂を得て、ね
    じゃあ、二回のループは明確にその剣が行ったモノだと?
    そうです。そして次のループが最後だと、そう告げました。今度こそ、全てが丸く収まるようにしてくれと
    …………ヒゲマンは、さ。そのアスラーナに思う所ってあったの?ほら…………その
    ふふ。言葉を濁さなくても結構ですよ。友人がしぬ遠因を作り、恋人とその子供を直接手に掛けた武器に対して、思う所が無いわけではありません。ですが、彼女は当時、まだ意思を持たない武器だった。つまり、生殺与奪の権は自分を使う人間や魔女達に握られていた。その彼女に恨みがましいことなど言えませんよ
    そう…………なんだ、ね
    まあそれよりはちょっとびっくりしたことがありまして
    何があったの?
    これまでの異世界移動で初めて「シャリア・ブルがその世界にとっての異物である」ということを知覚されたんですよ。これまでは一切の違和感を持たれず普通に認識されていたのに
    どんな風に認識を?
    「千年前にいた人間がどうして今この時代に居る?」っと。もしかすると精神世界だったから物質世界から見た偽装機能が働かなかった可能性がありますね
    その空間ってキラキラの中だったの?

  • 161二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:50:39

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  • 162二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 08:50:03

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  • 163二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:23:59

    その会議の後、全員が目を覚まし、ループの記憶を有して今後の対策会議が行われたのです。
    魔女界に行くのを前倒ししたり?
    それと、委員長を闇の魔女に覚醒させた魔女にループ時の話しをして覚醒させないよう釘を刺したり。
    なんかちょっとトゲがない?
    転生者とはいえ、友人の忘れ形見を失うことになったんです。嫌悪感の一つも抱きます。あとは……。
    光の女王に謁見して怨念の集合体になるのを阻止、あるいは憑依された後の問題解決を話し合うとか?
    そうですね。まあ、女王の側近が若干うるさくて面倒でしたが。
    なんで?
    例の闇の魔女側の光の魔女、女王の側近でしたが禁忌に触れて追放されたので仕事が彼女一人に集中したり、同期なのに自分だけ子供を授からないコトに対抗心燃やしてたからです。
    婚期を逃した女の恨み辛みってうざったい…………。
    貴女もそうならないようにご注意を。

  • 164二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:25:37
  • 165二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 19:02:58

    ちなみに、このループから脱し、千年の恨み辛みを終わらせる方法には、女王の闇化を終わらせるのともう一つありました
    え?女子高生の闇化じゃなくて?
    男子高校生が二人の王女の内どちらかと結ばれる事が条件だったんです
    なんでそんなこと
    元々が痴情のもつれ……光の女王の嫉妬から始まったモノですからね。おまけにアスラーナにとっては彼もまた「どっちつかずで両方からの好感度を稼いだ末に闇の女王に着いた」という認識らしく、その辺はっきりさせないと行けなかったそうで
    ぐ……それは……(シュウジとニャアンと自分を重ねて思う所があるマチュ)
    まあ、そういうわけで、戦いが終わって、彼らの高校卒業と同時に、一人と結婚することになりました
    え?結婚に至る経緯とかは?
    さほど話すような話しでもありませんでしたから別に良いかと
    …………ねえ、年々前の友人たちの無念を晴らせて、ヒゲマンは、満足、した?
    …………いえ。全然。そもそも無念というのは代わりをを見つけて晴らしたとしても、ずっと残り続けるモノですから

  • 166二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:54:03

    ヒゲマンはさ。これまでに会った人たちと再会したいって思う?
    そうですね……そう思う気持ちはもちろんあります。ですが、それは不可能でしょう。異世界同士が何らかの理由で融合でもしない限り、向こう側の時間が止まって、私を自分たちの世界に居た「シャリア=ブル」であると認識出来ない限り。皆人生をまっとうしている可能性もありますから

  • 167二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 00:02:32

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  • 168二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 07:57:25

    シャリア「結婚式を終えてその場を立ち去った後、すぐにそこは別の世界になりました」
    マチュ「お?どんな世界?」
    シャリア「同人誌即売会で自分の同人誌を売っていました」
    マチュ「またハワイ?」
    シャリア「いえ、今度は日本の東京、ビッグサイトという建物で行われてました。ちなみにイベント名は『こみっくパーティー』です」
    マチュ「コミケじゃない……同人即売会の命名が変わった平行世界?」
    シャリア「そんな所でしょう。私はそこでスケジュールを組み、規則正しい生活と同人誌作成のための作業を計画通りに行っていました」
    マチュ「なんでまたそんなことに?」
    シャリア「働かせて貰っていた印刷会社がその手の物を持ち込まれることが多く、次第に興味を持っていったのが理由ですね」
    マチュ「ちなみに……年齢制限は?」
    シャリア「全年齢ですよ」
    マチュ「みたかったなー。ヒゲマンの年齢制限同人誌」
    シャリア(まあ、周りの人間は年齢制限引っかかる恋愛事情を送っていましたが……)

  • 169二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 08:46:10

    当時はまだ『こみパ』が始まったばかりでして、色々と規則や問題が曖昧で置き去りだった時代でもありました
    具体的にはどんな?
    一番はコスプレする際、露出の激しい過激な衣装を着ることが、当時まだ禁止されていなかったことですかね
    あーそういうレベル?
    ええ。それも含めた様々な音大が重なり、こみっくパーティーが最悪イベントとして禁止される可能性も高かったんです
    マジか
    それもあって、有志を募り、ルールの内容を話し合い、運営委員会に提出して認可を貰うなどもして行きました。今のコミケのルールと大差はないはずですよ
    ヒゲマンがその手のことにやる気出すって言うの想像出来ない…
    私自身そう思いますよ

  • 170二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 16:28:09

    マチュ「そういえばヒゲマンが働いていた印刷会社って、結構大きな所?」
    シャリア「いえ、至って小さな個人営業店ですよ」
    マチュ「なんでそんな所に就職したのさ…」
    シャリア「どうも記憶の中の私は火星の精神状態で浮浪者をやっていたらしく、近くを通った娘さんに拾われて、父君である社長にも出迎えられて苦しい中仕事を融通して貰った感じですね」
    マチュ「時々思うんだけどさぁ。なんで地球に居るのに火星の精神状態になってるの?」
    シャリア「案外、遠い星に行かなくても、人は何らかのきっかけがあればそうなってしまうのかも知れませんね」
    マチュ「……で、その印刷所は儲けてたの?」
    シャリア「人二人が暮らせる程度には……だいたいがこみっくパーティーに参加する同人誌作成依頼で食っている状態でしたね。借金もあって大変でしたから新規開拓を狙って色々とやりまして」
    マチュ「もしかして、夜逃げまであと少し?」
    シャリア「ええ。幸い、こみっくパーティーの参加者達が色々と宣伝して協力してくれたので、借金を返せる程度には儲けることが出来ました」

  • 171二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 00:02:06

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  • 172二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 00:03:39

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  • 173二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 03:29:36

    シャリア「「供物に魂を入れてはならない」という言葉の意味は分かりますか?」
    マチュ「供物ってお墓や仏壇にお供えするモノのことだよね?そんな言葉あったっけ?」
    シャリア「解釈にも寄りますが、人形などにお供えして霊魂が入れる環境を作ると災いが降りかかる、的な言葉です。そのため、もしも人形などを捨てるときは人形の供養を行う事の出来るお寺などに持ち込んで葬儀を済ませて貰うのが一番ですよ」
    マチュ「なんでまたそんなことを急に?」
    シャリア「…………道具に、ロボットに人間の意思、「命を入れることは悪なのか」という命題の世界に行ったことがありましてね」
    マチュ「関係あるの?その前振り」
    シャリア「なんとなく頭に浮かんだ言葉です」
    マチュ「思いつきかい!!」ビシッ!!

  • 174二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 12:23:48

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  • 175二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:00:24

    ある男が世界征服のためのロボット軍団を結成し、ロボット工学の権威であった博士に様々な機能に特化したロボットを開発させていました。
    いっつも思うけど、そういう悪の組織ってどこからどうやってお金やモノを捻出してるんだろうね。
    その博士は男の企みに気付き、ある試みをしていたそうです。『良心回路』……通称『ジェミニ』の開発・搭載を。
    良心回路……つまり人間みたいに心を持たせようとした?
    ええ。例えどのような命令であっても、本人の意にそぐわなければ跳ね返す事も出来るように。ですが、それは果たして本当に良心なのか?
    どゆこと?
    良心というのは人それぞれ思うことが違います。十人いれば十の良心がそれぞれあるのです。それを人間が数値化し、意思を示し、それに従う事が出来るようにする。それは果たして本当にそのロボットの心なのか?「人間の心を科学出るくれる」とうぬぼれた人間の傲慢ではないか。
    新種の『ロボット三原則』ってこと?
    そう見られる可能性はありますね。そして良心を持つということは悩むと言うことでもあり……「人間として生きられないロボット」には地獄の日々を送らせる重荷でもありました。

  • 176二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:40:29

    人の姿で人と同じ行動を取っても人間よりも高い学習機能で人よりも物事を早く覚えられる。それは他人に不快感を与えてしまい化け物と否定され、ロボットの姿では人間ではない存在から化け物と恐れられ拒絶される
    …………
    そして仮に人間とロボットで恋に落ちたとしても、子供は出来ないし、ずっと長く居ることは出来ません。「貴方のことは好きだけど友達として、だからそれ以上は近寄らないで」という展開もあり得るのです
    エグすぎない?その世界……
    ですが事実です。命を、心を与えられたロボットは、そういう「違い」と折り合いを付けて生きていかなければなりません
    良心って怒りもあるよね?それに関しては?
    ああ、もちろん爆発させましたね。「自分を利用して仲間を傷つけた同族相手」に。しかし良心回路をそちら方面で成長させるとダメらしく、戦闘が一段落した所で止められましたが
    良いこと悪いことを他人の目線で育てなきゃ行けないって、まるで育児……それとも洗脳教育?
    それは当事者、もしくはこの話を聞く人間次第ですね

  • 177二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:18:55

    ただその博士、大概な所もありましたがね。
    そんなロボット達作ってる時点で大概な気がするけど?
    その良心回路は未だに未完成で、それでもロボットが「涙を流す」ということが出来る程でしたから。今後成長したらどんな自己改竄を起こすか解らない。そして未知の存在、未知の事態が発生すると、人間は「これでいいのか?」っと警鐘を鳴らします。
    …………つまり?
    良心回路が暴走し、逆に悪の組織を上回る脅威になった時を想定し、そのロボットを破壊するためのロボットを開発しました。
    自分ごろしじゃなくて兄弟ごろしさせようとしたの!?
    しかも自分の脳をロボットの頭部に乗せて人質扱いに……。
    どうしてそう変な方向にアクセル踏みまくるかな!?

  • 178二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 06:38:50

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  • 179二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 12:38:48

    マチュ「そもそもヒゲマン、どの勢力にいたの?」

    ヒゲマン「悪の組織の監視役で事の一部始終を見届けてましたね…」

    マチュ「そっちかぁ……」

  • 180二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:33:45

    シャリア「ちなみにその組織は壊滅しました」
    マチュ「まあその良心回路を搭載したロボットに……」
    シャリア「いえ、言うことを聞かないロボットを首領が短気で処分した結果、右腕と頭部以外で残る部位を総動員で動かし、開発中だった秘密兵器を破壊した上首領を道連れに奈落の底へ落ちました」
    マチュ「自業自得の結末に……」
    シャリア「その後数週間か数ヶ月後だったかに自分を殺したロボットを流用して自分の脳を移植し生き返り再起を図りました」
    マチュ「諦め悪いな!!」
    シャリア「ちなみに私以外の幹部も三名ほど死にかけたらしく、同じ状態になりましたね」
    マチュ「誰だよそんな手術した奴……」

  • 181二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 06:22:33

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  • 182二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 15:27:14

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  • 183二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:09:04

    シャリア「人間の心は『完全なる悪と不完全な善で出来ている』と言われています」
    マチュ「どゆこと?」
    シャリア「他者を傷つける行為は生き物が生き続けるために絶対に必要なモノです。その中で他者を思い、優しくする事が出来るか。それが人間の心の在り方とのコトです」
    マチュ「……つまり?」
    シャリア「ロボットになった悪の組織の首領は、他のロボットを自分の思うままに動かすことの出来る『服従回路』、通称『イエッサ―』を作り、良心回路をもったロボットに組み込みました。絶対に外れる事のないように、厳重に」
    マチュ「…………あれ?それってもしかして『嘘もつける』ってことじゃ……嘘も生き物が生き続けるために必要な「悪」だよね?」
    シャリア「察しが良いですね。そう。その首領にとって一番の誤算は、服従回路が完全に機能する一方、良心回路がその影響を受けながらも十全に機能していたことなんです。これにより彼は彼らに服従するふりをして、組織を内部破壊しました」
    マチュ「…………ヒゲマンが言ってた「道具に心を与えるのは幸せなのか」って意味が、なんとなく解った気がするよ」
    シャリア「…………感情を持つ必要のなかったロボットが、容易に他者を傷つけ、罪悪感を持ち続ける『人間』になる……果たしてそれは、物語のように本当に幸せになれることだったのか。今となってはもう、彼のあの後を見る事の出来なかった私には解らないことです」

  • 184二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 22:45:14

    ロボットの世界が終わり、魔法の世界に映りました。
    魔法……嫌な予感がするのは気のせい?(これまでのヒゲマンの魔法話が碌な物がなかったので)
    その予感は正しいですよ。その世界は「ある街を除き、一部の人間を除いて全てが限りある世界・コピーされた偽物」でありましたから。
    どゆこと?
    詳しくは解りませんでしたが、その世界における超常の存在……概念と化した『神』と呼べる存在を誘い出し、鹵獲し、調査しようという異星人の策謀で、その『神』に最も近しい魔法少女が核となって心象風景を具現化させた世界でした。
    異星人……人型?タコ型?
    可愛いマスコットですよ。小学生から高校生くらいの女の子に「お前も魔法少女にならないか?」っと契約を強要し、一時の願いを叶える代償に宇宙を維持するエネルギー源にする上その事実は聞かれない限り教えないというブラック企業も真っ青なクソ害悪宇宙人でしたがね。
    オオウ……質悪すぎる。
    君に私が言える義理ではありませんが、このような話しを持ってくるような人間は基本害悪です。例え本人にそのつもりがなくても、聞くべき事は聞き、何度誘われても断ることをお勧めしますよ。
    うん。正直「頭空っぽ」レベルのトラウマで魔法少女達に同情しかないけど、確かにヒゲマンが言える台詞じゃないね。

  • 185二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:27:28

    マチュ「そもそも、どうしてヒゲマンはそんな世界に居たの?」
    シャリア「そこが不思議なんですよ。その世界の私の記憶を辿ってみても、どうにも彼女たちとの接点なんて何一つ見つからなくて」
    マチュ「魔法少女たちからは?」
    シャリア「向こうも全く思い当たる節がなく……ああ、でも。銃火器を多用する紫色の魔法少女からは多少聞けました」
    マチュ「…………今の魔法少女ってホント、なんなんだろうね……」
    シャリア「その魔法少女は時を操るコトが出来るらしいのですが、その能力の一つに『平行世界を渡る』という能力があるらしく」
    マチュ「『向こう側』に行く事が出来るの!?」
    シャリア「あくまで本人だけで、他の人間は一部だけが、記憶の一部を受け継ぐかどうかと言うレベルらしいですが……その彼女曰く」

    紫色の魔法少女「貴方はもしかすると、私が覚えて居ないだけで、私達と何らかの関わりを平行世界の一部で行ったのかも知れない。その縁でこの世界に囚われた可能性がある」

    シャリア「っと、言っていました」
    マチュ「ヒゲマンが偶発的な旅行者で、その魔法少女は自分の意思での旅行者…………」
    シャリア「ちなみに囚われていた魔法少女とは彼女のことで、魔法少女が闇落ちして化け物化する『魔女』という存在になる一歩手前でした。というかなりました」
    マチュ「爆弾と世界について語り合った感想はどうだったの?」

  • 186二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 09:11:24

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  • 187二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 18:04:31

    愛とは恐ろしいモノです
    急にどうしたの。哲学?
    相手を思う心があれば、それがどれだけ神々しい存在でも、穢して地に堕として人に戻し支配してしまう
    えーっと……まさか、その神と呼ばれてる存在も元人間で魔法少女?
    ええ。魔法少女が魔女になるメカニズムを知った少女が、自分を助けるために世界を渡り続けた友達を助けるために「魔女になる前に魔法少女を救済する」というシステムになりました。それが神の正体です。しかし
    その友達だった紫の魔法少女は失った友達を取り戻したくて叛逆した?
    ええ。異星人の計画すら利用して……無意識か計画的だったかは謎ですが
    世界はどうなったの?
    再構成されました。そして彼女はこう言ったのです。「絶望よりも深く熱いモノ、それは愛。そしてそれをもって美しき神を穢した自分は『悪魔』としか言えない」……っと
    …………ねえヒゲマン。この世界ってさ、もしかして
    それはネタバレになるかも知れませんから時が来るまで黙っていましょう
    よくそんな世界から帰ってこられたよね
    あの時ほどぞっとしたことは無いですよ

  • 188二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 21:45:39

    世界再構成後、気付けば戦闘機に乗って空を飛んでいました。
    今度は戦闘機パイロットかぁ。
    今の時代で言う旧世紀の世界大戦で使用されたプロペラ式の戦闘機で、空を航行中の飛行船から離着陸をし、様々な仕事に従事してました。
    また変わった世界だね……どんなところだった?
    荒野ばかりが広がる大地で、極希に緑があるかないかという感じですかね。鉄道網は存在せず、飛行船による空輸や戦闘機での移動が主流でした。そのおかげで犯罪集団は主に空賊ですね。
    ヒゲマンの戦闘機乗り姿見てみたかったなぁ……ハッ!まさか。
    豚にはなっていませんからね?
    えー?
    変な期待をするものではありません。

  • 189二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 22:37:56

    どうもその世界、別の世界の日本と繋がるらしく、向こう側の人や物が入ってくる反面、その世界の植物や海水なども吸い込まれるらしく、荒野なのはそれが原因らしいです
    局所的なブラックホールとホワイトホールの両方が出て来るってコト?
    そんな解釈で良いかもしれませんね

    (そして、それは言うなれば『ゼクノヴァ』と『真のゼクノヴァ』の両方が同時に行われているとも言えます)

  • 190二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 23:32:47

    ちなみに私の二つ名は『灰色の幽霊』です。こう見えて戦闘機乗りとしてはエースでしたよ

    大昔の戦闘機に乗った感想ってどうだった?

    そうですね。「空を飛んでいる」、その実感が湧き上がる、ですかね。君ももし、地球に行ってレシプロ機に乗ることがあれば是非とも。空の恐ろしさと自由さを知れますよ

    ……うん、楽しみだな…。あそこに行くのが……

  • 191二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 09:05:41

    保守

  • 192二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 17:06:24

    『ダンタリアンの書架』という言葉をご存じですか?


    なんじゃそら。図書館か本屋の名前?


    「この世に存在するありとあらゆる本が収納されている」という、一種の『無限の図書館』ですね


    そんな物が存在するの?


    ええ……ただし擬人化されてます


    ……今度はそういう世界か


    第一次世界大戦直後……戦闘機が初めて活躍した時代ですね。世界中に散らばる不思議な力を持つ希少本『幻書』を集め、封印するために様々な場所を歩き続けました


    もしかしてヒゲマン主人公?


    いえ、図書館の少女とその扉を開く鍵を持つ『鍵守』と呼ばれる人間の助手ですね


    どういう知り合いなのさ……


    彼のおじいさんが英国貴族で、親族一同がドン引きするほどの稀覯本<ピブリオマニア>でしてね。そんな方の数少ない年の離れた友人……っと、言ったところでしょうか

  • 193二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 17:25:47

    鍵守の祖父から「孫を頼む」頼まれましてね。彼の代わりに本を購入してた縁もあったので
    それだけでそんな危ない橋渡ろうとするなんて……
    ふっ………やばい仕事だと知ったのは彼が鍵守として初めての仕事をしたときでしたよ
    いや事実知らんかったのかい!!
    まさか現実世界に出てきた仕掛け絵本のサーカス団に殺され掛けるとは思いませんでしたよ……

    他はどんな本があったの?
    実は魔力…というか、力を持っていれば『本』という形で無くともいいそうです
    具体的には?
    東洋の式神を操る巻物だったり、使い魔を創造し、操るための音を奏でる「時計塔の音楽」や「ピアノを奏でるロボットに演奏させる曲」など、事を起こすための設計図などもひっくるめてある種幻書と言えますね
    わ、わかるようなわからんような…
    そもそも幻書は特殊な力が付与された……だけで無く、そこに書く人間の思いや感情が宿れば幻書になるようです
    ふーん。じゃあ私も何か書けば幻書になるの?
    旧世紀の米大統領を射殺した人間が逃走に書き綴った日記ぐらい想いがあればもしかすると……
    やっぱり止めよう

  • 194二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 01:31:03

    ちなみに書架である『読み姫』の好物は揚げパンです。

    何故に揚げパン…。

    お孫さんは戦争から帰還した帰還兵ですが、PTSDにこそならなかったものの、ストレスと帰還兵を悪く言う心ない人間の言葉でだいぶ荒れていましたね。

    よくそんな人達と本探しの旅をできたね…。

    人間として良い人たちでしたから。それに、ウザがる事はあっても、周りの人間に恵まれていましたし……(懐かしむ顔)

  • 195スレ主25/11/08(土) 07:54:31

    マチュ「ほんと、色んなところに行ったんだねぇ」
    シャリア「ええ。ですが、これでもまだまだで」
    マチュ「もっともっと聞きたいなぁ」
    シャリア「そうですね……もうすぐ『イオマグヌッソ』に到着します。続きはこの作戦の後でまた」
    マチュ「うん。……死なないでね。ヒゲマン」
    シャリア「ええ……貴女も」

    以上で『あれはくだらない旅でした』シリーズは完結とします。
    本スレシリーズを閲覧いただき、誠にありがとうございました。
    自分のスレはこちらで終わりとしますが、こちらを元に新しく建てたい方はご自由に建ててくださって構いません。もしかすると自分も参加するかも(笑)
    お疲れさまでした。(追伸:余るレスは適当に200まで埋めてくださると助かります)

  • 196二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 15:40:28

    お疲れさまでした。

  • 197二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 15:41:23

    お疲れ様でした!

  • 198二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 18:59:57

    もしも誰かがこれの続きを作るとしたら、本編後の話し、てことになるのかな?
    あ、埋め

  • 199二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 22:56:52

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 23:05:14

    埋めです。またくだらない旅シリーズ楽しみにしてます。

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