- 1二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:18:04
- 2二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:19:05
腑分けされたレヴァン・フウが雑誌の特典につくんですか!?
- 3二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:19:14
しかし、レヴァン・フウという、テロリストであり宗教指導者について考察を行う以上、本記事はやや政治色、宗教色の強い記事になってしまう。この点について、政治信条を抜きに純粋にモビルスーツに対する情熱を捧げる読者諸氏の目には、いささか不快に映ることは否めない。
それでもなお、宇宙世紀上の重大な騒乱の首謀者として、彼の思想や目的を考察することには大きな意義があると考え、敢えて本誌に筆者の記事を寄稿したいと思う。 - 4二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:20:17
正史だとそのまま穏やかに生涯を過ごしたのかな..,
- 5記事本文25/10/02(木) 19:20:29
それではまず、レヴァン・フウとは何者かという観点から始めよう。
彼は、アジア地域に発生した、南洋宗と称される新興宗教の信仰者であった。12歳の時に、地球連邦とアナハイム・エレクトロニクス社が共同で運営する、ニュータイプ研究所に迎え入れられた彼は、そこで15年間の人体実験に貢献することとなる。
この実験は、主にニュータイプ能力の向上に焦点が当てられ、強化人間に施される刷り込みや身体改造といった、典型的な処置は行われず、連邦側担当者のモニカ・ハンフリー大佐や、他の被験者であるシェリーナ姉妹とは良好な、疑似家族のような関係を築いていた点は特筆に値する。 - 6記事本文25/10/02(木) 19:21:29
しかし、不幸なことに実験の後遺症は脳腫瘍という形で、彼の命を蝕むこととなった。余命一年と判断されたレヴァンは、研究所を出所し前述の南洋宗に入信することになる。
自分の身に降りかかった、理不尽な病に恨みの気持ちを募らせつつ、それをなんとか収めようと真摯に信仰する彼の姿は、他の信徒たちの尊敬を集めたのか、一年戦争末期には最高指導者である僧正の地位に就いていた。 - 7記事本文25/10/02(木) 19:22:35
しかし神の悪戯か彼は、掃海作業を通じて手に入れたMAN-08 エルメスのビットとリユース・Pデバイスの力で延命に成功する。
その後は、自分に賛同する信徒たちとサイコ・ザクを復元し、人類を穏やかな刻に導くためのテロ活動を開始したのだ。
本記事で解き明かそうと試みるのは、この「穏やかな未来」という概念である。 - 8記事本文25/10/02(木) 19:23:36
この穏やかな刻については、実は作中で具体的に示されることは一切ないのである。
彼の言い分では「先の大戦で我々は人類の限界を見た」「秩序回復を名目に殺戮を繰り返す」など、戦争への絶望を感じさせ、後世のティターンズと呼ばれる反連邦組織の出現をも予見したと取れる。 - 9記事本文25/10/02(木) 19:24:46
これらのことから、彼の言う「穏やかな未来」とは戦争と決別した人類社会のことであると予想がつく。しかし、それでは彼がとった行動があまりにも不可解すぎるのである。
彼は、この穏やかな未来を迎えるためになんと、アナハイム・エレクトロニクス(以下AE社)を全滅せんと、ソーラ・レイを奪取をしようとしたのだ。 - 10記事本文25/10/02(木) 19:25:49
確かに、我々の歴史を振り返ればAE社が数々の組織に武器供与を行ったり、技術盗用をしたりしたことは疑いようもない事実である。
しかし、そもそも戦争を止めるのならば武器を売るAE社ではなく、それら兵器を実際に運用し圧倒的な軍事力を持つ、地球連邦軍本部のジャブローを叩くべきではないだろうか。 - 11記事本文25/10/02(木) 19:26:49
僧正の個人的な復讐心を行動の原理と仮定するにしても、彼への人体実験は連邦とAE社の共同事業であるため、矛先がどちらか一方に向くのはいささか矛盾している。
そして、AE社の本業は兵器開発ではなく民需であり、軍需産業は地球連邦とのコネ作りに過ぎないことにも留意されたい。 - 12記事本文25/10/02(木) 19:28:09
この点は、サンダーボルトの世界観でも共通する設定であり、連邦軍への兵器提供がタイタンズ設立において不可能になった後も、AE社が経営難直面するどころか、フォン・ブラウン市は非常に裕福であることでも示されている。
しかし、ある遠い未来世界に目を向けると、この行動の矛盾に説明がつくのである。 - 13記事本文25/10/02(木) 19:29:29
遠い未来、我々の世界は僧正が語ったように人類の限界に2度直面する。
一つは食用人類「クンタラ」。もう一つはホワイトドールによる「文明埋葬」である。
戦争や環境問題など、それまでいくら社会が荒廃しようと限界で踏みとどまっていた人類は、とうとう一線を超えたのである。
しかし、その後人類は完全に衰退したのかというとそうではなかった。 - 14記事本文25/10/02(木) 19:30:31
時系列の前後について議論はあるが、どちらの時代も、いくつかの争乱を抱えつつ黄金の秋やR.C.での平和を享受することができた。それには、人々の数多の血と努力のおかげであるが、ここで一つあるものが欠けていることに気がつくだろう。
アナハイム・エレクトロニクス社の存在である。 - 15記事本文25/10/02(木) 19:31:35
CAMS-RX0 G-フェネクスのような例外はあるが、軍民共に人類の豊かな繁栄を支えたAE社は影も形もない。まさに、僧正の目指したAE社の存在しない平穏な未来がここにあるのである。
ここまで語ったのならばもうお分かりになるだろう。 - 16記事本文25/10/02(木) 19:32:37
レヴァン・フウ大僧正は、AE社を殲滅することで、これら平穏な未来を強制的に引き寄せるという、宇宙世紀のスキップを行おうとしたのである。
- 17記事本文25/10/02(木) 19:33:39
前述したようにAE社は民間インフラを支える業務がメインである。そのため、これが失われてしまえばコロニーでの生活が立ち行かなくなってしまう。
そうしたならば何が起こるか?
それは宇宙移民の地球へのレコンキスタ(国土回復)である。 - 18記事本文25/10/02(木) 19:34:56
そうして、人口増加に耐えられなくなった地球は、飢饉が起きて食人に至り、僅かな資源をめぐり最終戦争が起こり…文明が眠りにつき再び目が覚めた頃には、穏やかな黄金の秋の実りを迎えるのだ。
- 19記事本文25/10/02(木) 19:36:32
以上より、レヴァン・フウが遥か未来のC.C.とR.C.を幻視したことは疑いようもない。
彼は、刻の流れは悪戯に分岐すると述べていた。パラレルワールドにて、正史を幻視した彼は、彼自身が言うように「刻の流れを渡る大きな船」の漕ぎ手として、マイトレーヤ作戦を開始したのだ。 - 20記事本文25/10/02(木) 19:37:32
この作戦が56数億という遥かな未来に来訪し、衆生を救済する弥勒菩薩(マイトレーヤ)の名前で呼ばれたのも、それを示唆するものである。
彼の正体は、宇宙移民で始まった宇宙世紀に別れを告げ、地球中心の世紀へ回帰するという宇宙世紀の破壊者だったのである。 - 21二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:39:48
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- 22記事本文25/10/02(木) 19:41:04
以上が筆者が、独自調査により解明を試みたレヴァン・フウの真意である。彼自身は、カーラ・ミッチャム教授に誅殺される最期の瞬間まで、穏やかな刻を願っていた。
それは、彼の増大したニュータイプ能力が引き起こした悲劇だったのだろう。 - 23記事本文25/10/02(木) 19:43:28
本記事は一旦これにて筆を置くが、ガンダムを再生したクライバー将軍の秘密要塞が『ジョニー・ライデンの帰還』に登場した「ミナレット」であるという証拠。
レヴァン・フウが『機動戦士ガンダム F90FF』で述べられた「ユーリ・ミノフスキー計画」で生まれ出されたデザイナーベイビーたちのプロトタイプであり、パプテマス・シロッコとは同じ地中海に吹く風の名を持つ、デザイナー・ベイビーの兄弟関係にあることを解明する。
など様々な記事を鋭意執筆中である。いつの日か、再び誌面上で再会できることを願っている。 - 24二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:27:45
あ、消されるなこれ…
- 25二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:33:36
- 26二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:36:34
- 27二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 20:53:04
書いた人の口に塩詰められる記事じゃん
- 28二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 00:35:41
ま、また月刊モビルマシーンの記者が自殺扱いの怪死を遂げるのか…