[クロスオーバー注意]学マスアフターウォースレその2

  • 1二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:48:16

    星南
    「先輩………」

    邦夫
    「馬鹿者め……」

    星南
    「お祖父様………先輩が戦うと決めたもの………私だってここで大人しくしているわけには行かないわ」

    邦夫
    「星南よ……」

    星南
    「ソレに私達は初星学園のアイドルよ、この世界の光でいなくちゃいけない、それなのに助けを求めている人を見捨ててしまっているようでは、アイドル失格よ」

    星南の目はまっすぐだった

  • 2二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:49:28

    学P
    「動くか………ベルフェゴール……」

    モニターに異常はない

    学P
    「もう戦いなんて沢山だってのに………!」

    ことね
    『プロデューサー!あたしたちは準備オーケーです!』

    学P
    「了解です!ではそろそろ行きますよ」

    学Pの手が操縦桿に掛かる

    学P
    「ガンダムベルフェゴール!出ます!」

  • 3二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:52:14

    清夏
    「これでも……くらえ!!」

    清夏は追ってくるバルチャーのジェニスに手榴弾を投げる

    リーリヤ
    「清夏ちゃん!」

    清夏
    「あいつら本当にしつこすぎ!」

    リーリヤ
    「これも………当たって!!」

    リーリヤが閃光手榴弾を投げた

    モビルスーツが視界を奪われ、足を取られる

    足を取られたモビルスーツにまた他のモビルスーツが巻き込まれ、連鎖的に転倒していく

    リーリヤ
    「まだ来るの……!?」

  • 4二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:54:38

    ことね
    「おーい!!こっちだ!!」

    清夏
    「誰!?」

    手毬
    「今はいい!!ここは私達で抑えるから早くあそこまで!!」


    「こっちだ!!」

    ことね
    「うひぃ!勿体ないからって古い銃持ってきちゃったけどあまりにも非力だなぁ!!」

    手毬
    「いくらなんでもその銃は……」

    バンバンバンバンバンバン!

    ことね
    「どうせMS相手じゃどんな武器使ったって変わんね〜っつーの!」

  • 5二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:57:15

    手毬
    「なら……!」

    手毬はランチャーを取り出す

    ことね
    「デッカ!?」

    手毬
    「くらえ!」

    ボォォォォン!!

    ドォォォォォン!

    手毬
    「当たった!!」

    しかしそれでもMSはピンピンしていた

    ことね
    「さ、さすがにこれ以上は保たねぇぞ!?」

    手毬
    「そろそろ……」

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 19:59:14

    ビュオオオオオン!

    ことね
    「きた!ベルフェゴール!」
     
    学Pの乗るガンダムベルフェゴールが突撃した

    ことね
    「す、すげぇ迫力だナァ………」

    ベルフェゴールのストライククローがバルチャーのMSをバラバラにする

    手毬
    「あとは私達も退散するよ!!」

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:00:22

    星南
    「大丈夫!あなたたち………」

    リーリヤ
    「助かりました……!!私、葛城リーリヤっていいます!」

    星南
    「私は十王星南、この学園の生徒会長よ、といっても今はこの有様なのだけれど……」


    「生徒会副会長、雨夜燕だ、よろしくな、そしてそちらは」

    清夏
    「紫雲清夏!バルチャーやってます!」

    ガラッ

    ことね
    「ただいま〜」

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:01:39

    手毬
    「プロデューサー、座る?」

    学P
    「はい………ありがとうございます」

    Pはそのままソファーに横たわった
     
    清夏
    「この人は??」

    ことね
    「あたしたちのプロデューサー、あとガンダムのパイロット」

    学P
    「すみません、こんな状態で………改めて、学Pと申します……」

    リーリヤ
    「よ、よろしくお願いします……!」

    星南
    「もう、だからお祖父様も乗るのを反対したのに……」

  • 9二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:02:39

    学P
    「あなたたちアイドルが命張ってるんですから、俺も張らないと」

    手毬
    「先に死なれる方が困るよプロデューサー……」

    リーリヤ
    「あ、あの!」

    ことね
    「ん?」

    リーリヤ
    「わ、私もアイドル、やってみたいです!!」

    学P
    「!?」

    清夏
    「リーリヤ!?」

    リーリヤ
    「実は、夢だったの清夏ちゃん、アイドルで人を笑顔に出来たらなって、ことねちゃんのライブを初めてみたときに思ったの」

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:04:07

    ことね
    「あたしのライブ見てくれてたの!?」

    清夏
    「ははーん、あのときリーリヤがずっと見てたのってあのライブだったんだ〜」

    リーリヤ
    「うん!だから……」

    学P
    「いいですよ、プロデュースさせてください」

    リーリヤ
    「いいんですか!?」

    学P
    「はい、そしてあなたも」

    清夏
    「…………え?へ?アタシ!?」

    学P
    「はい」

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:05:20

    清夏
    「いやいやいやいや!アタシにアイドルは無理だって!」

    学P
    「いえ、俺にはわかります、葛城さんと紫雲さん、あなたたちの目はまっすぐだ、アイドルが目指すべきその眼差し、どうか俺に」

    リーリヤ
    「清夏ちゃん……!」

    清夏
    「うー………良いよ!あたしもアイドルやる!リーリヤ1人だけにやらせちゃうのも気が引けるしね!これからよろしくね!Pっち!」

    リーリヤ
    「よろしくお願いします!センパイ!」

    [2話.end]

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:10:20

    [第三話]

    ことね
    「二人はここ初めてだもんナー、ここでの生活を教えるから気になるところあったらどんどん、聞いてくれよナー」

    リーリヤ
    「はい!」

    清夏
    「じゃあさっそくだけどことねっち〜」

    ことね
    「ん〜?」

    清夏
    「この学校ってずっとこうなん??」

    ことね
    「あー………そうだネ〜、あたしがここに入ったのは2年前だけど、その頃からこんな感じみたい」

    リーリヤ
    「戦争…………あの戦争は、私達に何を伝えたかったんでしょうか??」

  • 13二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:11:32

    ことね
    「伝えたいことなんてなかったと思う、そもそもそんなものがあるなら学園だってこんなことにはならなかっただろうしね」

    清夏
    「そういえばあたし達の小さい頃って太陽見えなかったよね〜」

    リーリヤ
    「そうだね……ご飯もまともに食べれなくて………」

    ことね
    「変な病気も蔓延したよナー」

    3人
    「「「……………」」」

    清夏
    「ご、ごめんごめん!変な話しちゃった!」

    ことね
    「気にすんな〜、こんな世界だしね」

    リーリヤ
    「にしても、皆地下で暮らしてるんですね……」

  • 14二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:13:14

    ことね
    「学園っていっても名ばかりで学園兼、地下寮みたいなもんだからね、帰るところがある人もほんの少しいるけどほとんどが地下で暮らしてる、食料もある程度自分たちで調達しないといけないから最近は外で少し野菜を育てたりしてるんだ」

    リーリヤ
    「……………」

    ことね
    「それでも頑張る人々がいる限り、あたしたちが光になってあげないとネー」

    リーリヤ
    「ことねちゃんもそれでアイドルに?」

    ことね
    「最初は故郷にいるチビどもに飯を食わせたいな〜って思ってたよ、でもこんな世界じゃそれどころじゃねぇなぁって、だから家族もだけど、どうせやるならこの世界の人間全員元気にしてやろーって」

  • 15二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:14:22

    清夏
    「…………」ウルウル

    リーリヤ
    「…………」ウルウル

    ことね
    「な、お、お前ら……」

    清夏
    「あたしも、アイドル頑張る!!」

    リーリヤ
    「わ、私も!!頑張ります!!」

    ことね
    「す、凄い熱意だなぁ………!」

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:16:22

    燐羽
    「美鈴?そっちはどう?」

    美鈴
    「大丈夫ですよ、さて、篠澤さん………といいましたね?」


    「うん」

    燐羽
    「初星学園までの護衛っていったらそれなりに頂きたいのだけれど、どれくらい出せるのかしら?」


    「二人に2億ずつ」

    燐羽
    「は、はぁ!?さすがにそこまではいらないわよ!!」


    「でも、お金が余って仕方がない」

  • 17二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:18:07

    燐羽
    「待ちなさい、あなた何をしているの??」


    「連邦の技術士官、今は連邦に狙われている」

    美鈴
    「連邦………まだあったんですか??」


    「新連邦を新たに樹立させようってブラッドマンのおじいちゃんが言ってたけどあたしはガンダムを作れればソレでいいかなって」

    燐羽
    「待ちなさい待ちなさい、一旦気になるんだけど、ガンダム作ってたってどういうこと??」


    「本当だったら最新のダブルエックスの完成は一応見届けようかと思ったけど飽きたからそのままやめようとしたけどアイムザットが許してくれなかった、そしたら追われることになった」

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:19:33

    燐羽
    「………………」ボーゼン

    美鈴
    「ということは新連邦の追手と戦うことになるかもってことですね……?」


    「私のせいで申し訳ない、それは……」

    燐羽
    「とんでもない人とコネクションを持ってしまったわね………」

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:20:44


    「因みに金に関しては連邦のガンダムタイプのコピーデータバルチャーたちに売ればまだまだ増えるから正直使い所があなたたちしかない」

    燐羽
    「前言撤回、それは狙われて当然よ」

    [3話.end]

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:23:55

    [第四話 篠澤広が目指す場所]

    燐羽
    「といっても新連邦を相手にするには私達のジェニスではさすがにパワー不足と言わざるを得ないわ」


    「そこは大丈夫、2機MSがある」

    燐羽
    「へ?」

    篠澤は二人を手招きする


    [僻地の倉庫]

    燐羽
    「こ………これ………!?」


    「GX-9900………ガンダムって言ったらわかりやすいかな??でもこれは最近新造したもので私なりにアレンジしてあるから性能は大戦時よりも上がってるから性能は保証する、よ」

  • 21二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:26:13

    美鈴
    「これは………?」

    もう一つ紫色に塗装されたMS


    「NR-001バリエント、新連邦で量産開始されて間もないやつだから塗装はちょっと新連邦のやつとは違うけど性能は大差ないしジェニスを凌駕する性能はあるからそこは安心して欲しい」

    燐羽
    「いくら何でも羽振りがよすぎないかしら??」


    「ここまで来たらどうしてもやってみたいことがあるの」

    美鈴
    「やりたいこと、とは?」


    「アイドル」

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:28:38

    燐羽
    「アイドルって………初星学園の??」


    「そう」

    燐羽
    「改めて確認するけれど初星学園まで護衛すれば良いってことね?」


    「おそらくだけど新連邦軍がこれからもかなり攻めてくると思う、正直断ってくれてもいい」

    美鈴
    「まぁ………私は楽しそうだと思いますよ」

    燐羽
    「あなた何とんでもないこと言うのよ…………でも、美味しい話であることは間違いないわね、乗ったわ。初星学園まであなたを無事に送り届けることを約束しましょう」


    「交渉成立だ、ね」

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:30:23

    燐羽
    「これが………ガンダム」

    美鈴
    「ガンダム、どうですか?」

    燐羽
    「こんなのは初めてよ………ジェニスなんかとは比較にならないわ!!」

    美鈴
    「このバリエントもオクト・エイプなんかに比べたら全然ですね」

    広は燐羽の乗るガンダムのコックピットにいる


    「ここから初星までの距離ってどのくらい??」

    燐羽
    「200km」

    美鈴
    「何もないとは言い切れませんね」

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:31:39

    燐羽
    「ともあれ、行動を開始するわ。新連邦に見つかる前にたどり着くわよ」

    ガンダムが飛び出し、それに美鈴のバリエントがついて行った

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:33:33

    学P
    「さて、今後の活動を決めます」

    リーリヤ
    「ライブですか!?」

    学P
    「と言いたいところですが、違います」

    ことね
    「食料調達、ですね??」

    学P
    「はい、一旦活動前に街に赴き、入手したジャンクパーツを一度売り払って食料調達の足しにします、そこで肉魚野菜を必要な分だけ確保してといった形で………」

    手毬
    「豚肉!豚肉が食べたいです!!」

    ことね
    「わかったわかったわかったっての!!」

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:35:08

    P
    「しばらく大豆のトマト煮とかでしたもんね」

    手毬
    「動物性タンパク質!!!!!」

    清夏
    「手毬っち………そんなに豚食べたいんだ……」

    手毬
    「カツカレーに………厚切りのトンカツ………カツ丼……!!」

    リーリヤ
    「全部トンカツ………」

    ことね
    「豚肉だけとは言いませんけど、でもそろそろちゃんとした肉は食べたいですね〜」

    星南
    「ジャンクパーツはそれなりに集まったからしばらくは食料は解決するんじゃないかしら」

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:40:06

    学P
    「はい、ただそれだけで終わるのは勿体ないので、町長に掛け合い、ライブをさせて頂けないかも確認をしてきます」

    ことね
    「上手くいけば、街とのつながりも強化されて、もっとお金が入ってきますよ!!」


    「とはいえ、最近バルチャー共も動きが活発になってきているそうだ、ライブ中に鉢合わせでもしないことを祈りたいな」

    ドォン!!

    手毬
    「揺れた!?」

    学P
    「上ですね」

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:42:38

    皆は校庭に出る、そこにはドートレスのカスタム機が2機いた

    ことね
    「あれ?あのドートレス」

    咲季
    「着いたわね!初星学園!」

    佑芽
    「長かったぁぁぁぁぁぁ!!」

    学P
    「藤田さん?知り合いですか?」

    ことね
    「この前登校中に会ったやつらですね」

    咲季
    「さぁ!これで入学できるわよね!!させて頂戴!!」

    咲季は金塊を詰め込んだトランク4つをそこに置いた、佑芽も同様に持っている

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:45:01

    ことね
    「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

    星南
    「ななななななな何よこれぇ!?!?」

    佑芽
    「これだけあれば入学できると聞きました!!」


    「きゅう…………」バタン

  • 30二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:47:45

    燐羽
    「新連邦どころかバルチャー共にめっちゃくちゃ狙われるじゃない!?」


    「ふふ………皆ガンダムをバラして売りに出すつもりなんだね」

    美鈴
    「でも、私達の敵じゃありませんね」

    美鈴のバリエントがどんどん撃破していく

    燐羽
    「にしても、バルチャーどもの集まりにしてはなんでこうも私達だけを」


    「おそらく、私達の情報で稼いでるやつがいる」

    燐羽
    「ならそいつ吊るし上げてやろうじゃないの……!」

  • 31二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:49:15

    バルチャーのMSを容易く破壊する燐羽

    GXの性能はここにいるどのMSにも比較にならないほど高性能なことは明白であり、今この二人を止められるパイロットはいない

    燐羽
    「こんなやつらとっととシバいて……初星に向かうわよ!!」

    バラララララ


    「………………」

    燐羽
    「どうしたのよ?」


    「燐羽……………」

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:51:10
  • 33二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 20:59:48

    [第五話 今目の前にある世界は??]

    [天川市中心街]

    学P
    「着きましたね」

    星南
    「ここもだいぶ復興してきたのわね!」

    咲季
    「ここ、普段私達も寄らせてもらってるけど、皆いい人たちが多いのよ」

    手毬
    「ら、ラーメン屋がある……!!」

    デカデカと背脂豚骨ラーメンを押し出す看板が置いてあるラーメン屋がある

    咲季
    「アイドルってあぁいうのあんまり良くないと思うのだけれど?」

    手毬
    「ふ、普段豆の缶詰とか野菜多いからたまにはいいでしょ!?」

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:01:03

    佑芽
    「でしたら私たちが良く行くケーキ屋さんがあるんですけど、教えましょうか!?」


    「はぁ…………お前らはしゃぐのはいいがな、目的を忘れたのか??」

    7人
    「「「「「「「あっ…………」」」」」」」

    学P
    「まぁ目的が終われば自由にこの街を歩き回りましょう」

    ことね
    「さっすがぁ〜、プロデューサーさーん♡」

    ブロロロロロロ

    大きなトレーラーでリーリヤがやってきた

    リーリヤ
    「これに詰めるだけ積み込みましたけど………」

  • 35二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:02:31

    星南
    「大丈夫よ!あとは私達に任せて頂戴!燕!」


    「ああ」

    星南と燕の生徒会コンビは瞬く間に売り場を展開していく

    咲季
    「速いわね〜、私ちょっとびっくりかも……」

    星南
    「さぁ、本番はここからよ!」

    ここはステージだ、星南はそう言わんとばかりに自信たっぷりの表情でマイクを持ち、スイッチを入れた

    星南
    『さぁ!!遅くなったわね!!今から初星ジャンクバザーの始まりよ!さぁ皆!見ていらっしゃい!!』

    「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:07:18


    「一気に押しかけるな!!順番通りやるから来るまで大人しくしていろ!!!」

    「「「「「はい!姉貴!!!」」」」」


    「誰が姉貴だ!!!」

    咲季
    「ちょっと!!このパーツ私達のドートレスにピッタリじゃないの!?スラスター出力が強化出来るわよ!!」

    佑芽
    「お姉ちゃんこれも凄いよ!!新型カメラ!これなら200km先の狙撃だって」

    ことね
    「うおおおおおおい!?お前らは売る側だろ!!こっちだこっち!!」

    咲季
    「ちょっとぉ〜!?私のパーツ!」ズルズル

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:09:34

    佑芽
    「あたしのスナイパードートレス計画がぁぁぁぁ……」ズルズル

    手毬
    「何してんのあれ………」

    学P
    「月村さん、20%くらいが売れました、この調子で捌いていきましょう」

    手毬
    「わかってます」

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:10:44

    [天川市中心街、夜]

    学P
    「皆さん、販売お疲れ様です」

    ことね
    「うへぇ〜疲れたぁ……………」

    咲季
    「あら、この程度で疲れているようじゃ軍人にはなれないわよ??」

    ことね
    「なるつもりねぇわ!ってかお前らが好き勝手するからだろうが!!」

    佑芽
    「ことねちゃんそんなに褒められても〜」

    ことね
    「褒めてねぇよ!!」

    手毬
    「ことね、うるさい」

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:11:50

    ことね
    「あぁぁぁぁぁ…………はぁ………」

    学P
    「お疲れ様です、藤田さんよろしければ」

    コトンとそこに置かれたのはホットコーヒーだった

    学P
    「俺の奢りです」

    ことね
    「ぷ………ぷろでゅぅぅぅぅさぁぁぁぁぁ」

    ことねがプロデューサーに抱きつく

    星南
    「ちょっと!?先輩もことねもずるいわよ……!?」


    「ふぅ………落ち着きのないやつらだ」

    学P
    「燕さんもお疲れ様です」

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:13:00


    「なっ…!?わ、私は」

    星南
    「つーばーめー???」


    「待て!待て!話せばわかる!」

    手毬
    「それにしても…………」

    手毬は店の窓から外を眺める、そこには満月が映っていた

    手毬
    「ねぇプロデューサー」

    学P
    「なんですか?」

    手毬
    「私たちの小さい頃って太陽が見えなかったじゃん」

  • 41二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:17:30

    学P
    「そうですね………それだけじゃなく、伝染病も流行りましたね」

    手毬
    「プロデューサーは大丈夫だったんですか?」

    学P
    「俺は大丈夫でしたね、でも母は………」

    手毬
    「………ごめん、嫌なこと思い出させちゃって」

    学P
    「大丈夫ですよ、もう吹っ切れましたから」

    星南
    「今はもう連邦も革命軍もなくなって戦争も終わったわ、でも私達の手元から失ったものは何一つ戻らなかった」

  • 42二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:18:59

    咲季
    「私達の両親も地球連邦軍にいたわ、その時にある話を聞かせてくれたわ」

    リーリヤ
    「どんなお話なんですか??」

    咲季
    「15年前の戦争、連邦軍が戦場に送り出したニュータイプって呼ばれる人たちよ、聞いたことないかしら?」

    リーリヤ
    「それって迷信じゃ………」

    清夏
    「そーそー、超能力を使う兵士がいたっていう話もチラチラ聞いたけど、ありえないっしょ」

    佑芽
    「それは………………」

    咲季
    「…………………」

  • 43二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:22:20

    清夏
    「あれ………え、何々この反応…………?」

    咲季
    「私も最初は迷信だって思ってたわ」

    リーリヤ
    「迷信じゃないんですか??」

    佑芽
    「実はお父さんとお母さんから貰ったものがあるんです……」

    佑芽が取り出したのは、古く色褪せた資料だった

    [フラッシュシステムの運用方法について]

    [サテライトシステムのセキュリティ管理]

    [ニュータイプ部隊編成による宇宙革命軍の勝利]

    ことね
    「それ、迷信じゃないぞ」

  • 44二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:23:29

    清夏
    「え?」

    ことね
    「あたしたちのプロデューサーが、ニュータイプだからな………」

    リーリヤ
    「えぇ!?」

    星南
    「初星にあるベルフェゴールは、ニュータイプしか動かせないものなのよ、あの時あなたたちを助けたMS………ガンダムは先輩が乗っていたの」


    「ガンダムベルフェゴール、連邦がニュータイプを殲滅するために作ったニュータイプ専用機、その資料のフラッシュシステムもベルフェゴールに搭載されている」

    咲季
    「なっ!?ベルフェゴールが初星にあるの!?」

  • 45二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:24:42

    学P
    「まだ見せていませんでしたね」

    咲季
    「あれは悪魔の兵器よ……乗ったあなたが命を落とすわ」

    学P
    「わかってます、でも必要ならば出るしかありません、俺にはアイドルを守る義務がありますから」

    咲季
    「だったら私達が出るわ、モビルスーツなら私達のドートレスがある、あんなものに乗る必要なんてないわ」

    学P
    「あなたたちはアイドルだ、命を張るのは俺だけで十分です」

    学Pはこれが運命だと言わんばかりにコーヒーに口を付ける

    咲季
    「………よ、それ」

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:26:04

    学P
    「咲季さん……?」

    咲季
    「何よそれ!!!」

    どんと机を叩く咲季

    咲季
    「あなた!自分だけが特別だ、そう思ってるんじゃないでしょうね!?」

    学P
    「さ、咲季さん」

    咲季
    「ニュータイプだからって調子に乗らないで!!全部自分で出来るなんて思っているならバカよ!!」

    学P
    「バカ……そうですね、だから足を引っ張らないように」

  • 47二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:27:20

    咲季
    「そうじゃないわよ!!足を引っ張るとかそういうのじゃなくて!どうしてもっとほかを頼らないの!?私達のことを!」

    学P
    「咲季さん………」

    咲季
    「来て数日の私が言うのもなんだけど、あなたはバカ!大馬鹿よ!!この子たちの…………気も知らないで………!!」

    ことね
    「…………本当だよ」

    学P
    「藤田さん…」

    ことね
    「自分だけで背負おうとして、いつも一緒にいるじゃないですか、楽しいことも、苦しいことも分け合わなきゃ、プロデューサーが先に居なくなるなんて」

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:29:12

    このレスは削除されています

  • 49二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:31:36

    星南
    「そうね、それとも先輩にとって私達は信用できないかしら?」


    「私らはそこまで腰抜けなつもりはなかったがな」

    学P
    「………………すみません、ありがとうございます、皆さん」

    リーリヤ
    「い、いえ!」

    清夏
    「元はと言えばあたしが地雷踏んじゃったしねー、あたしこそごめんね」

    手毬
    「謝るくらいなら明日ラーメン食べさせてください」

    学P
    「それはダメですよ」

    手毬
    「なんで!?」

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:32:49

    ことね
    「いやー、楽しかったナァ〜」

    星南
    「なら私ともっと楽しいことしないかしら?」

    ことね
    「あ、結構です」

    星南
    「_| ̄|○ il||li」

    皆はワイワイと店を後にした

    手毬
    「ん?」

    手毬はあることに気づいた

    学P
    「月村さん?どうし………あれは??」

  • 51二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:33:59

    月から光の線が見える

    咲季
    「綺麗ね………」

    ことね
    「願い事したら夢が叶いそうですね!」


    「なら願うか」

    リーリヤ
    「この世界がまた、笑顔であふれる世界になりますように……」

    リーリヤの言葉とともに、少女たちは月からの光に願い事をした

  • 52二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:35:03

    ゴォォォォォォ

    学P
    「うぐっ!?」

    ことね
    「プロデューサー!!」

    学P
    「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

    リーリヤ
    「センパイ!?センパイ!」

    清夏
    「Pっち!大丈夫!?」

    学Pはただうずくまる

    星南
    「何……この嫌な風……!!」

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:36:18


    「とにかく今はプロデューサーの応急処置だ」

    学P
    「ごめん………なさい………」

    パタリと意識を落とした学P

    手毬
    「プロデューサー!!」

    手毬は慌ててプロデューサーを抱える

    手毬
    「大丈夫、息はしてる………!!」

    ことね
    「一旦トレーラーの荷台にあるベッドに寝かせよう」

    咲季
    「何だったの、あの光………」

    佑芽
    「凄く、嫌な感じがするよ………」

  • 54二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 21:40:25

    このスレは以上になります
    ガンダムXと学マスのクロスオーバーなのでものすごく好みが分かれるかもしれませんが……楽しんで頂ける人がいたら幸いです

    あと万が一YouTubeで引用する際長くなってしまったら本当に申し訳ありません

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