"バトロワ"をやります タフカテモール炎上編

  • 1クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 20:33:32

    広大な敷地にそびえる超大型ショッピングモール「タフカテモール」は、訪れるすべての人に驚きと発見をお届けします。


    エントランスには高天井の吹き抜けと噴水、モニュメントが配され、まるでテーマパークのような開放感。

    スーパーやドラッグストアで生活必需品を揃え、ファミリーレストランやラーメン屋、寿司屋、中華料理屋、さらには焼肉屋やスイーツショップまで、幅広いグルメを楽しむことができます。

    書店や電気店、家具店、スポーツ用品店、ホームセンターなど多彩な専門店も勢揃い。

    最新のファッションや靴を探すのもよし、アウトドア用品や電動工具で趣味を広げるのもおすすめです。

    屋上には観覧車やゴーカートを備えた遊園地、中庭や緑地コーナーでは緑と水の潤いに癒され、スーパー銭湯では心身をリフレッシュ。さらに映画館やゲームセンター、フィットネスジムまで揃い、家族や仲間と一日中楽しめる充実の環境を備えています。

    駐車場や地下駐車場も広大でアクセスも快適。


    タフカテモールは「欲しい」がすべて叶う最先端のショッピングモールです。伝タフ




    タフカテモールに24名の参加者を放てっ

    安価は45分ごろやります


    ちなみにこのロワにはバトロワ大好きなマネモブには分かるかもしれないある仕掛けがあるらしいよ

  • 2二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:34:32
  • 3二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:35:30

    参考サイトは載せても良いのか教えてくれよ

  • 4クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 20:37:27

    >>3モブ…とりあえず今回はなしで頼む


    以降は安価までレスは控えてほしいのん

  • 5クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 20:45:17

    >>6

    >>7

    >>8

    >>9

    >>10

    >>11

    >>12

    >>13

    >>14

    >>15

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    >>18

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    >>20

    >>21

    >>22

    >>23

    >>24

    >>25

    >>26

    >>27

    >>28

    >>29

    を生きたままタフカテモールに監禁しろ


    安価後はちょっと時間欲しいので画像貼りとか他のロワとか楽しんでくれや

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:19

    アイギスの盾と槍を持って参戦した女神アテーナー

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:20

    地獄からのパワー供給を受ける悪魔王子(TOUGH 龍を継ぐ男)

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:20

    給料で仲間へのプレゼントを買いに来たリュドミラ(アークナイツ)

  • 9二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:20

    報酬次第で他参加者の暗殺も請け負う伏黒甚爾(呪術廻戦)

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:20

    外星人第0号メフィラス(シン・ウルトラマン)

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    リルトット・ランパード(BLEACH)

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    禪院直哉

  • 13二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    チェンソーの心臓を移植した長岡龍星

  • 14二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    怒り狂って全てをマネモブと認識して殺しにかかるゲッターアーク(ゲッターロボアーク)

  • 15二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    ランディア (星のカービィ)

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    復讐の魂(他者のソウルの塊を撃ち出すエネルギー弾)を得た放浪者(Hollow Knight)...

  • 17二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:21

    ランゴ兄さん

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:22

    鬼龍!

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:22

    "明の呼吸"で身を守る宮本明(彼岸島)

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:22

    紫雲清夏(学園アイドルマスター)

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:23

    E・HERO ネオス(遊戯王)

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:23

    ウ”ィ”エ”の人

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:23

    垣根帝督(とある魔術の禁書目録)

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:24

    本気を出したら私の方が強いアーミヤ(アークナイツ)

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:24

    特A級戦 犯
    四国めたん(NEUTRINO)

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:25

    偽ルパン3世(銭形と2人のルパン)

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:26

    鱶尾新吉(力王)

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:27

    豹丸(彼岸島)

  • 30>>1ッスル 25/10/06(月) 20:45:27

    エデン・ワイス(血と灰の女王)

  • 31二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:28

    猿漫画のエレメンツ モンキーマリー(FGO)

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:28

    何もない(Lobotomy Corporation)

  • 33二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:29

    うまるちゃん(干物妹!うまるちゃん)

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:30

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:30

    バトロワでの死者を降霊できるオガミ婆(呪術廻戦)

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:30

    鬼龍!

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:32

    鬼龍

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:34

    二階堂ヒロ(魔法少女ノ魔女裁判)

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:34

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:45:41

    梯スバル

  • 41二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:46:34

    ワシのレスが消し飛んだ…?

  • 42二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:46:36
  • 43二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:46:40
  • 44二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:46:58

    >>21さんが安価空間に飲まれて死んだあっ

  • 45二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:47:44

    >>22

        

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:47:46
  • 47二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:47:47

    >>17

    ストマック家長男の画像を投下だあっ

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:48:20

    >>7

     

     

     

    敗北時

  • 49二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:48:42

    どわーっやっぱりワシのレスが消えとるやん!

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:48:43
  • 51二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:48:44
  • 52二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:48:57

    や⋯ やばいなぁ 安価⋯24つが10秒で埋まっちゃったよ

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:49:04
  • 54二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:49:10
  • 55二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:49:37

    >>8

      

  • 56二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:49:42

    >>16

          

  • 57二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:49:46

    >>48

    死亡時

  • 58二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:50:08

    このレスは削除されています

  • 59二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:50:59

    >>14

         

  • 60二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:51:03
  • 61二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:51:25

    >>15

     

     

  • 62二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:51:32
  • 63二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:52:12

    >>29ちいっなんだって10秒でギリギリなんだよ

  • 64二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:52:24

    >>49

    そのつらさ…わかるぜケンゴ(猿空間送りソマーズ聖書き文字)

  • 65二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:53:03

    >>10

    外星人第0号メフィラス(シン・ウルトラマン)

  • 66二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:53:28

    >>14

    >>59

    あわわっ 誰か謝ってこいよ伝タフ

  • 67クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 20:53:38

    >>49

    待ってろよ 今手打ちで追加してやるからな

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:54:24
  • 69二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:54:35

    >>67

    あざーす(ガシッ

    パラレルワールドのキー坊である冷酷非道な幽玄真影流の当主 日下部熹一(TOUGH)


  • 70二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:56:14

    >>19

    強くなれ明…!お前は炭吉の遺志を継ぐんだ!

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 20:58:55

    >>18 鬼龍の画像をご追加だあっ

  • 72二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:00:45

    >>71

    な、なんやこの百獣海賊団の大看板してそうな鬼龍はギュンギュン

  • 73二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:04:12

    >>72

    ブラキオサウルスの正体見たりっ

    首と胴が分離する恐竜だったのかあっ

  • 74二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:05:24

    >>14

    (マネモブのコメント)

    ゲッターアーク…仲間になってくれるの待ってるよ

  • 75クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:05:50

    宮沢 AIくんが判別しやすいようにいろいろ書き換えた参加者一覧を教えてやるよ

    『アイギスの盾と槍を持って参戦した女神アテーナー』
    『地獄からのパワー供給を受ける悪魔王子(TOUGH 龍を継ぐ男)』
    『給料で仲間へのプレゼントを買いに来たリュドミラ(アークナイツ)』
    『報酬次第で他参加者の暗殺も請け負う伏黒甚爾(呪術廻戦)』
    『外星人第0号メフィラス(シン・ウルトラマン)』
    『リルトット・ランパード(BLEACH)』
    『禪院直哉(呪術廻戦)』
    『チェンソーの心臓を移植した長岡龍星(TOUGH 龍を継ぐ男)』
    『怒り狂って全てをマネモブと認識して殺しにかかるゲッターアーク(ゲッターロボアーク)』
    『ランディア (星のカービィ)』
    『復讐の魂(他者のソウルの塊を撃ち出すエネルギー弾)を得た放浪者(Hollow Knight)』
    『ランゴ兄さん(仮面ライダーガヴ)』
    『鬼龍!(タフシリーズ)』
    『"明の呼吸"で身を守る宮本明(彼岸島)』
    『パラレルワールドのキー坊である冷酷非道な幽玄真影流の当主 日下部熹一(TOUGH)』
    『紫雲清夏(学園アイドルマスター)』
    『E・HERO ネオス(遊戯王)』
    『ウ”ィ”エ”の人』
    『垣根帝督(とある魔術の禁書目録)』
    『本気を出したら私の方が強いアーミヤ(アークナイツ)』
    『特A級戦 犯 四国めたん(NEUTRINO)』
    『偽ルパン3世(銭形と2人のルパン)』
    『鱶尾新吉(RIKI-OH/力王)』
    『豹丸(彼岸島)』

    もうちょっと待っててね…

  • 76二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:07:36

    >>75

    ランゴ兄さんはランゴ・ストマックにしてもらっちゃっていいですか

  • 77クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:11:28

    >>76

    しょうがねえな今AI君に読み込ませてるところだってのに…

    次やったらお前もモールに送るからな

  • 78二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:14:46

    >>77

    わざわざごめんなあっ

  • 79クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:20:38

    目を覚ました者たちは、誰もが同じ違和感に包まれていた。
    高天井の吹き抜け、無数の店舗、無人のショッピングモール。
    かつて人で賑わったはずの場所には、今や冷たい空気と蛍光灯の唸りだけが残っている。

    エントランスでは、アテーナーが破損したモニュメントを見上げていた。
    「……ここが、戦場に選ばれたのね。」
    その声は凛と響き、誰もいない広場に淡い残響を残す。

    少し離れた通路、悪魔王子は口角を吊り上げ、拳を鳴らす。
    「地獄帰りにしちゃ、悪くねぇ舞台だな。」
    薄い笑みの奥に潜む闘志は、蛍光灯の光を揺らした。

    フードコートでは、リュドミラが棚に並ぶ水を確認しながら警戒を怠らない。
    「銃弾と同じよ。一本でも、無駄にはできない。」
    彼女の視線は、すでに射線を想定していた。

    一方、ドラッグストアの奥で、四国めたんがタブレット端末を操作していた。
    電子音が短く鳴り、彼女は微笑む。「解析、始めるね♡」
    その声の無邪気さが、かえって不気味だった。

    地下駐車場では、鱶尾新吉が車のドアを引き剥がし、
    「これで十分だ……拳より硬ぇ」と呟く。
    その後ろで、偽ルパン三世が肩をすくめ、「そりゃ結構。俺の分は頭脳労働で頼むよ」と笑った。

  • 80クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:21:56

    そして、モール全域にアナウンスが響く。


    「参加者の皆さん、目覚めの時間です。

    このゲームの目的はただ一つ。

    生き残るか、主催者を見つけ出すか――。」


    その声は性別も年齢も判別できない。

    無機質でありながら、どこか人間のようでもあった。

    モールの照明が一斉に点滅し、各フロアのシャッターが降りる。

    逃げ場は、ない。

    静寂が崩れ、金属音がどこかで響いた。


    誰かが息を呑む。

    誰かが笑う。

    誰かが、もう走り出していた。


    ――こうして、タフカテモール・バトルロワイヤルが幕を開けた。


  • 81クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:23:56

    モール内のスーパー銭湯には、まだ湯気が残っていた。

    鱶尾新吉は黙々と傷を洗い流し、隣で偽ルパン三世がタオルを肩にかけていた。

    「おいおい、敵地の風呂でくつろぐなんて肝が据わってるな。」

    ルパンが軽口を叩くと、新吉は短く笑った。「生き残るには、心の汗も落としとく必要がある。」


    その瞬間、二人の間に奇妙な信頼が芽生えた。

    策略と拳、異なる生存哲学が、湯の中で交わる。

    そして彼らは決めた――「次に目が合った奴を、同時に叩く」。


    湯煙の奥、戦場の同盟が静かに始まっていた。




    ちなみにエミュ精度はシラナイ

  • 82クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:25:51

    電気店の薄暗い照明の下、散乱したケーブルの海に二つの影があった。

    四国めたんはノート端末を操作し、スクリーンに浮かぶ首輪の構造図を眺めている。

    「信号の送信源を特定できれば、自由になれるかもね♡」

    その言葉に、背後の巨体――ランゴ・ストマックが低く唸った。

    「甘い理想は嫌いだが……可能性は悪くない。」


    彼の掌から火花が散り、電源が入る。

    めたんの瞳が輝いた。「じゃあ、私がハッキング、あなたが守る。完璧でしょ?」

    冷たい協力関係の成立。目的はただひとつ――“生きて脱出する”こと。


  • 83二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:26:37

    >>82

    み…見事やな…?

  • 84クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:27:26

    だれか直哉の画像があるスレをクレーッ

  • 85二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:28:10

    >>82

    ほう、オートガード持ちを護衛か

  • 86二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:28:40
  • 87クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:28:50

    あっ甚爾もだ
    しょうがねえなただでさえ忙しいってのに…

  • 88クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:30:02

    モール中庭のベンチに、アテーナーは静かに腰を下ろしていた。

    噴水の水面に、破壊された彫像が映り込む。

    その隣に現れたのは、警戒心を隠さない少女――アーミヤ。

    「……あなたも、この場所を終わらせたいと思っているのね?」

    少女の瞳に宿る光は、まだ信念を失っていない。


    アテーナーは短く息を吐いた。「人が秩序を失う時、神が矢を放つ。それが私の理。」

    アーミヤは頷き、杖を握る。「ならば、私はその矢が届く場所を照らします。」


    神と人。理性と情熱。

    一瞬の理解が交錯し、彼女たちは互いの背を預けた。

    戦いの嵐の中で、わずかな理想が灯る。



    >>86

    感謝するよパパ

  • 89クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:35:19

    バックヤードの薄闇を、足音が二つ刻んでいた。

    伏黒甚爾は片手にナイフを持ち、棚の隙間を縫うように歩く。

    そこに立っていたのは、同じ禪院の血を引く禪院直哉。

    互いの目が交わるや否や、空気が凍りついた。


    「禪院の血を捨てたくせに、ここまで来たんか。」

    直哉の声には、いつもの軽薄さではなく苛立ちが混じっていた。

    甚爾は肩をすくめ、「あんな家は腐ってる。俺は俺の稼ぎで生きてるだけだ。」と吐き捨てる。


    沈黙が数秒。

    だが次の瞬間、二人の間に奇妙な了解が生まれた。

    「外の奴らを片付けてからや。決着はその後やろ。」

    戦場の静寂の中、血で繋がれた二人が、束の間の共闘を選んだ。


  • 90二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:36:27

    直哉どないしてん!?

  • 91クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:36:51

    フードコートの中央で、宮本明は血に濡れた竹刀を握り、光を放つ戦士――E・HERO ネオスと対峙していた。

    互いの呼吸が重なり合う刹那、ネオスの拳が閃き、正義の光が爆ぜる。

    明は“明の呼吸”で受け止めるが、その竹刀は一瞬で砕け、衝撃波が彼の体を吹き飛ばした。床に転がりながらも、彼はかすかに笑みを浮かべる。「仲間を守りたかっただけなのに……」

    その呟きが消えると同時に、光も静まった。残ったのは、英雄の影と沈黙だけだった。

  • 92二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:37:43

    >>91

  • 93二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:38:23

    >>91

    カン ポキン

    プスッ

  • 94二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:38:24

    なんでやーっなんでどっちも善玉っぽいのに殺し合っとんのじゃあ!

  • 95クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:38:38

    スーパー銭湯の湯気の中で、鱶尾新吉は肩の傷を洗い流しながら黙り込んでいた。隣では偽ルパン三世が湯船に身を沈め、煙のような笑みを浮かべている。「なぁ、命懸けのゲームの最中に風呂とは豪気だねぇ。」ルパンの軽口に、新吉は鼻で笑った。「血と汗を流してからが本番だ。」

    沈黙の中に響くのは湯の音と心臓の鼓動。だが、その静寂には奇妙な安心があった。互いに背を向けながらも、どちらも警戒を解かない。戦場で芽生えた信頼――それは、刃よりも脆く、だが確かに温かかった。

  • 96クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:40:21

    植物コーナーの天窓から光が差し込み、ランディアの鱗が虹色に輝いていた。穏やかな風が吹き抜け、四つの頭が静かに羽音を立てる。そこに現れたのは、無邪気な笑みを浮かべたリルトット・ランパード。手にした紙袋の中には、色とりどりのキャンディ……ではなく爆薬が詰まっていた。

    「ドラゴンって、爆発したらどんな味がするのかしら?」その言葉と同時に、爆炎が花々を飲み込み、硝煙が青空を焦がした。リルトットは爆風を避けながら欠伸をし、焦げた翼を見下ろした。「あーあ、焼き過ぎたかな。」

    植物コーナーに残ったのは、甘い香りと焦げた空気だけだった。

  • 97二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:41:05

    >>96

    ランディアァァァ!

  • 98二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:41:37

    >>96

    (マホロアのコメント)

    あざーす(ガシッ

  • 99クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:41:38

    地下駐車場の奥、照明が途切れた闇の中で、鱶尾新吉は異様な音を聞いた。「ウ”ィ”エ”ェ”ェ”!」――人間の声ではない、湿った獣の咆哮だった。闇から這い出したのはウ”ィ”エ”の人。両手両膝を地に着き、コンクリートを滑るように迫るその姿に、新吉の背筋が凍る。

    「化けモンか……上等だ!」棍棒を構えた瞬間、ウ”ィ”エ”の人は四足の勢いで跳びかかる。火花と鉄の音が交錯し、駐車場全体が共鳴した。

    新吉の一撃が床を叩き割り、怪物は壁に叩きつけられる。呻き声が遠ざかり、静寂が戻る。だが彼はまだ構えを解かない。闇の奥で、あの奇声が再び――「ウ”ィ”エ”ェ”ェ”……!」

  • 100二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:42:37
  • 101二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:43:21

    >>99

    悪魔ァ!

  • 102クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:43:44

    吹き抜けのバルコニーに夜の光が差し込み、E・HERO ネオスは崩れた柱の上で静かに休息を取っていた。

    戦いの光は失われ、彼の胸に残っていたのは“守れなかった者”の記憶だけだった。

    その背後で、柔らかな足音。風が一筋、彼の頬を撫でる。アテーナーが槍を掲げ、光の残滓を映す瞳で呟く。「正義は、時に秩序の敵となる。」

    ネオスが振り返るより早く、槍先が心臓を貫いた。光が瞬き、英雄の輪郭がゆっくりと崩れる。

    アテーナーはその亡骸を見つめ、ただ一言だけ残した。「これも、神の理。」

    静寂が降り、夜が再び秩序を取り戻した。

  • 103クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:45:56

    電気店の奥、モニターの光が二人の顔を照らしていた。

    四国めたんは膝を抱えて床に座り、コードを指先で弄びながら笑う。「信号の波形、完全に読めた♡ でも解除までは……あと少しだけ時間がいるなぁ。」

    背後でランゴ・ストマックが無骨な手でドライバーを回し、首輪の金属を慎重に外していた。「焦るな。鉄は心で扱え。」その声は静かで、だがどこか祈るようだった。

    「心ねぇ……AIにもそれ、あると思う?」とめたんが問う。ランゴは一瞬だけ手を止め、無言のまま頷いた。

    解析の音だけが、モールの夜を切り裂いていた。

  • 104クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:47:44

    家具店の奥、割れた鏡の前で豹丸は微笑んでいた。「血こそが芸術……お前もその色を知りたいのだろう?」

    その前に立つ放浪者は言葉を持たぬまま、白い仮面の奥からソウルの光を放つ。

    次の瞬間、黒い糸のような魂が豹丸の体を絡め取り、静かに締め上げた。

    悲鳴ではなく、陶酔に近い笑いが店内にこだまする。

    やがてその声も消え、床に崩れ落ちた血の跡だけが残る。

    放浪者は振り返らず、その場を去った。

    拷問ではなく、儀式のような静かな殺.害だった。

  • 105二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:48:29

    >>104

    瞬殺を超えた瞬殺

  • 106二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:49:12

    なんか…今回出落ち多くない?

  • 107クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:49:24

    閉店したカフェの中、偽ルパン三世は手元のトランプを弄びながら微笑んでいた。対面のリュドミラは銃を下ろさず、その指先が僅かに震えている。「冗談はやめて。さっきの支給品、あなたが持ち出したでしょ?」

    ルパンは肩を竦め、「俺が盗むのは宝だけさ。信頼までは盗まない」と軽く言い返した。

    だが、視線の交わる一瞬、互いの意図を悟った。もう同じ方向は向けない。

    リュドミラは静かに立ち上がり、銃を構えたままドアを開ける。ルパンの笑みはそのまま、だが目だけが冷たく光っていた。

    こうして、温かな同盟は音もなく崩壊した。


  • 108クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:50:58

    閉ざされたステージフロアに、スポットライトがひとつだけ灯っていた。

    紫雲清夏はマイクを握り、血に染まった床の上で微笑む。「ねぇ、戦うより歌わない? 少しでも心を戻せるかもしれないから。」

    向かいに立つ悪魔王子は鼻で笑い、赤く光る瞳を細めた。「心なんざ、地獄で燃やし尽くしたよ。」

    次の瞬間、拳が火を纏い、閃光が舞台を貫いた。

    清夏の体が宙を舞い、散ったマイクが床を転がる。

    ライトが揺らめき、悪魔王子の影だけが残った。

    観客も拍手もない――そこにあるのは、血と静寂のステージだった。



    >>106

    ニヤリ

  • 109二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:52:07

    >>104

    うえーっ こ…怖いよーっ

  • 110クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:53:16

    中庭の噴水の前で、アーミヤとアテーナーが対峙していた。

    わずかに壊れた石像の隙間から、水音が絶え間なく響いている。互いの理想は似ていながらも、もはや同じ方向を見てはいなかった。

    「あなたは正義を信じすぎている。」アテーナーの声は静かで、鋭い。

    「あなたは、人を信じなさすぎる。」アーミヤの瞳に宿る光が揺れた。

    沈黙の後、アテーナーは立ち上がり、振り返らずに歩き出す。

    「理想が違うのなら、共に戦う理由もない。」その言葉だけを残して、彼女はモールの奥へと消えた。

  • 111クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:54:40

    しばらくして、吹き抜けのエスカレーター前。

    孤独な女神は、光の差す天井を見上げていた。

    「……秩序は崩壊の中から生まれるもの。」その呟きに、応える声はない。

    だが、背後で湿った呼吸が蠢いた。「ウ”ィ”エ”ェ”ェ”……」

    ウ”ィ”エ”の人が壁を這い、影のように迫る。アテーナーが振り向く間もなく、異形の腕が胸を貫いた。

    光の粒が宙に散り、女神は一瞬だけ笑った。「これも……理のうち。」

    静寂が訪れ、神の血が床を濡らす。遠くで噴水がまだ流れていた。

  • 112クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:56:10

    照明の切れたフードコートの片隅で、四国めたんがタブレットを操作していた。周囲には拾い集めた部品と電線の山。彼女の無表情な顔を、画面の光だけが照らしている。

    「信号のパターン、こっちでも一致してる♡」

    そこへ現れた鱶尾新吉が腕を組み、画面を覗き込んだ。「よくわからねぇが、これで外せるんだな?」

    「外せるかどうかは、あなたの腕力次第かなっ♪」

    新吉は苦笑し、首輪を掴む。「じゃあ壊すまでが俺の仕事だ。」

    AIと人間、理屈と力。相反する二人の息が、初めてひとつに合った。

  • 113二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:57:51

    「ロンギヌス」のメンバーが主人公っぽい立ち位置になってて笑ってしまう

  • 114クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 21:57:59

    タフカテモールの夜。

    中央のスピーカーが低く唸り、全フロアに金属音が響いた。照明が赤く染まり、無機質な声がアナウンスを始める。


    「第一放送を開始します。これまでに退場した参加者は――

    宮本明、ランディア、E・HERO ネオス、豹丸、紫雲清夏、アテーナー。

    ……以上、六名です。」


    その名を聞いた瞬間、各地で小さな沈黙が生まれた。

    リュドミラはカウンターの影で眉を寄せ、鱶尾新吉は拳を握りしめる。

    静寂を破るように、最後の放送音が響く。


    「生存者の皆さん――この世界の秩序は、あなた方の選択に委ねられています。」


    赤い光が消え、闇が戻った。

    その闇の中で、次の殺意が静かに芽吹いていた。


  • 115クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:00:36

    崩れた電気店の奥で、悪魔王子は煙草の火を見つめていた。

    硫黄の匂いと焦げた回路の残骸。そこに四国めたんが現れ、拳銃を構える。

    「……ずいぶん静かにしてたじゃない。何を待ってたの?」

    王子はゆっくり立ち上がり、微笑んだ。「地獄の門が開く音だよ。」


    言葉と同時に、銃声がモールの奥に響き渡った。

    硝煙が漂う中、めたんの瞳はわずかに揺れた。

    「悪魔でも……データでも、終わりは同じ。」

    倒れた王子の口元には、血と共に笑みが浮かんでいた。


  • 116クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:02:56

    地下倉庫。蛍光灯のちらつく中、メフィラスと長岡龍星は解体したドローンを前に立っていた。

    「君のチェンソーの心臓、その出力は興味深いね。地球人にしては実験的だ。」

    冷たい声に、龍星の額がピクリと動く。「……テメェ、俺を解剖する気か?」


    空気が凍る。メフィラスは笑みを浮かべたまま、手のひらから淡い光を放つ。「警戒心、それも立派な知性だ。」

    チェンソーが唸り、鉄の火花が散る。

    次の瞬間、二人の間に亀裂が走った。理性の会話は終わり、信頼は粉々に砕けた。

    残ったのは、異星の静寂と機械の唸りだけだった。




    龍星が本当にデンジ化してるんスけど良いんスかこれ

  • 117クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:06:09

    屋上遊園地。観覧車が炎に包まれ、鉄の悲鳴が夜を裂いた。

    日下部熹一は無表情のまま掌を構え、闘気を爆ぜさせる。「幽玄真影流――地獄崩掌。」

    その一撃を、ランゴ・ストマックは正面から拳で受け止めた。

    衝撃波が床を砕き、二人の影が重なる。

    「心を捨てた拳は、弱ぇんだよ!」


    ランゴの叫びと共に、渾身の一撃が炸裂した。

    日下部は膝をつき、わずかに笑った。「……やはり、魂の力には勝てん。」

    静寂の中、男は崩れ落ちた。

  • 118二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:06:25

    >116

    デンジを与えられた力でイキリ散らかす龍星と同一視する輩に天罰が下るっ

  • 119クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:08:16

    倉庫の中央で、死体と瓦礫に囲まれた空間に奇妙な静寂が流れていた。

    鬼龍!が血塗れの拳を掲げて叫ぶ。「ワシの拳は――“ギャグ”も叩き込めるんじゃあッ!」

    その隣で、放浪者が仮面越しにピクリと動き、地面に小さな看板を突き立てた。そこには魂の力で書かれた文字が――「笑って許して」。

    一瞬の沈黙。

    遠巻きに見ていた鱶尾新吉が、頭を掻きながら呟いた。「……何やってんだ、あの二人。」

    だが鬼龍は真顔で笑い、放浪者も無言で頷く。戦場の只中で生まれた奇妙な平和。

    それは狂気にも似た、一瞬の“休戦”だった。




    なんだよこの鬼龍!の口調

    タフシリーズの宮沢鬼龍を検索しろってAIに注文した伝えたワシの努力は水の泡か

    なめてんじゃねえぞこらあっ

  • 120二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:09:31

    何って…”ギャグ”を打ち込んだんやん

  • 121クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:11:06

    吹き抜けのエントランス。壊れた噴水の前で、メフィラスは手を組みながら語っていた。

    「地球人の愚かさも、愛らしいものだ。君もそう思わないか?」

    対峙する垣根帝督は無言で歩み寄る。その目には論理も理屈もない。

    「うるせぇな。宇宙人の哲学なんざ興味ねぇよ。」


    次の瞬間、拳がメフィラスの顔面を叩き潰した。

    骨の砕ける音が響き、白い外皮に血が滲む。

    メフィラスは笑いながら崩れ落ちた。「やはり地球人は、暴力を愛している。」

    帝督は無表情のまま、拳についた血を払った。


    そこには哲学も、目的もなかった。ただ――暴力の純粋な形だけが残った。


  • 122クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:13:20

    書店の奥。崩れた棚と紙屑の山の中で、アーミヤは地図を広げていた。

    モール全体の構造を読み解こうとする彼女の前に、リルトット・ランパードが現れる。

    「情報交換? へぇ、正義のウサギが随分と現実的じゃない。」

    アーミヤは静かに応じた。「あなたも……この地獄を終わらせたいだけでしょう?」

    リルトットは鼻で笑いながら、血の付いた指先でページをめくる。「あたしの正義は“生き残ること”。でも……あんたの目は、少し綺麗すぎるわ。」


    その短い会話の後、二人は地図を分け合い、互いに背を向けた。

    戦場で出会った理想主義と現実主義。交わったはずの道は、最初から交わることのない線だった。


  • 123二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:14:17

    なんじゃあこの口調は

  • 124クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:14:54

    ――その数時間後。


    中庭の吹き抜けで、アーミヤは再び立っていた。

    風が彼女のコートを揺らし、光の残滓が杖の先に集まる。向かいに立つのは禪院直哉。目に宿るのは傲慢と確信。


    「お嬢ちゃん、ウチとやり合う気か?」

    「あなたの“勝利”が、誰かの命を踏みにじるなら――止めてみせる!」


    激しい閃光が交錯し、地面が抉れた。アーミヤの魔力が直哉の胸を貫く――その瞬間、呪力が逆流し、直哉の身体が光に包まれる。

    「奇跡って、こういうんやろ?」


    返す拳がアーミヤの胸を撃ち抜いた。

    彼女は崩れ落ちながらも、微笑んで呟く。「……それでも、誰かを守れたなら……」

    光が消え、静寂が戻る。風がページをめくり、書店で交わした言葉だけが、虚空に残っていた。


  • 125二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:15:45

    はーっドブカスよ死.ね!

  • 126二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:16:18

       ・・
    うさぎさん…(哀)

  • 127クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:16:35

    フードコートの片隅、崩れた椅子に鱶尾新吉と垣根帝督が腰を下ろしていた。

    冷めたコーヒーの香りが漂い、どこか日常のような空気が流れる。


    「よくそんな顔で座ってられんな。お前、さっき外星人をぶん殴ってただろ。」

    新吉の言葉に、帝督は肩を竦めた。「理屈より拳が早いんだよ。お前も似たようなもんだろ?」

    二人は無言で笑い、しばらく天井を見上げる。

    壊れた照明がちらつく中、戦場に似つかわしくない穏やかな時間が流れた。

    だが、その静けさの奥には、次に訪れる嵐の気配が確かにあった。


  • 128クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:18:07

    バックヤードの闇に、鈍い光が走った。

    放浪者が放つソウルの弾が宙を切り裂くが、影のように動く伏黒甚爾には届かない。

    「……静かだな。」彼の声は、まるで風そのもののようだった。


    放浪者は無言で跳躍し、釘の剣を突き出す。だが次の瞬間、甚爾の刃がその胴を貫いた。

    音もなく、青白い魂が宙に散る。

    伏黒はその光を見下ろし、息を吐く。「悪くねぇ終わり方だ。」

    放浪者は最後に小さく震え、床に崩れ落ちた。

    その場には血も声もなく、ただ淡い光の余韻だけが漂っていた。


  • 129クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:19:45

    照明の落ちた倉庫に、息を潜める二つの影。

    鱶尾新吉は傷だらけの腕を包帯で巻き、四国めたんが隣で端末を操作していた。

    「信号、あと少しで解析できる……!」めたんの声が震える。

    新吉は頷き、壁際の鉄パイプを握る。「来るぞ。」

    足音。複数。


    次の瞬間、銃声と爆風が同時に倉庫を揺らした。

    新吉がめたんを庇い、破片が肩を裂く。

    「動くな、隠れろ!」叫びと共に鉄扉を蹴り飛ばすと、再び戦場の音が満ちた。

    希望を掴もうとする者たちに、休息は許されなかった。


  • 130二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:20:07

    放浪者ちゃんはなして毎回一人殺してはすぐに退場するん?ペシッポポイ

  • 131クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:21:03

    書店跡のカウンター。

    リルトット・ランパードは、拾い集めた弾薬を机に並べながら笑っていた。「やっと“まともに話せる奴”ができたと思ったのにね。」

    向かいで座る垣根帝督は無表情のまま、掌に微弱な光を集める。

    「話すより、早い手段を選ぶだけだ。」

    その言葉と同時に、風が裂けた。光の衝撃波がリルトットの胸を貫く。

    彼女はわずかに笑いながら崩れ落ちた。「あんた……やっぱ最低ね。」

    帝督は返事をしない。床に血が広がる中、冷たい瞳だけが淡く光っていた。


    信頼も、同盟も、戦場ではただの幻想にすぎなかった。


  • 132二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:22:30

    命が軽い…命の軽さが違う

  • 133クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:23:40

    スーパー銭湯の湯けむりの中、偽ルパン三世は背中を流しながら陽気に口笛を吹いていた。

    「命の危険の中で風呂に入る――これこそ真の贅沢ってやつだ。」

    隣で長岡龍星が湯面を見つめたまま呟く。「……贅沢、ねぇ。地獄の匂いが染みついてんだよ、俺は。」

    ルパンは肩を竦め、湯をすくって笑う。「だったら流しちまえよ。心ごとな。」


    湯気の向こう、二人の影が揺れる。

    刹那の平和、ほんの一瞬の無防備。

    外ではまだ戦いが続いていたが、この湯だけは、戦場の音を遮断していた。


  • 134クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:25:30

    崩れた中庭に、伏黒甚爾と禪院直哉が向かい合っていた。

    血の匂いが濃く漂う中、二人の視線が交錯する。


    「叔父貴、ウチの邪魔ばっかして楽しいか?」

    直哉の声は挑発的だったが、その奥に焦りが滲む。

    甚爾は刀を構え、低く吐き捨てた。「くだらねぇ家の誇りなんざ、とうに捨てた。」


    次の瞬間、直哉の術式が発動――空間が歪み、連撃が閃光のように走る。

    血飛沫とともに甚爾の体が崩れ落ちた。


    「……さすがや、叔父貴。けど、時代はウチや。」

    直哉の笑みの裏に、ほんの一瞬だけ哀しみが過ぎった。


  • 135クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:28:03

    モールの廊下を、鱶尾新吉と偽ルパン三世が肩を並べて歩いていた。

    割れたガラス、焦げた看板、風に揺れる“閉店セール”の文字。


    ルパンが懐からタフグミを取り出し、ひょいと口に放り込む。「探し物ってのは、いつも見つからないもんだぜ?」

    「見つけるまでが勝負だろ。」新吉の声は短く、だが熱を帯びていた。

    ルパンは目を細め、「……いい目してるねぇ、力王さん。」


    互いの背に預けた信頼は脆くも確かだった。

    その先の闇に、まだ名も知らぬ敵が潜んでいるとも知らずに。





    力王さんってナンダ?

  • 136クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:31:10

    深夜、モール全体に再び無機質なチャイムが響いた。

    天井スピーカーから、あの冷たい声が流れる。


    「第2放送を開始します。退場者は以下の通り――

    悪魔王子、日下部熹一、メフィラス、アーミヤ、放浪者、リルトット・ランパード、伏黒甚爾。

    ……以上、七名です。」


    声が止むと同時に、空調の音さえ消えた。

    鱶尾新吉は拳を握り、唇を噛む。「また……減ったな。」

    四国めたんは沈黙したまま、モニターに映る残存人数を見つめていた。


    赤いランプが点滅し、スクリーンに刻まれる数字――。

    それは生存の証ではなく、絶望のカウントダウンに思えた。


  • 137クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:35:32

    空中渡り廊下。

    崩れたガラスの破片が夜風に舞い、そこに立つランゴ・ストマックの瞳が闇を射抜いた。

    「正義でも悪でもねぇ。俺は、立ち向かうために立つ。」

    その声は低く、だが確固たる響きを持っていた。

    遥か向こうで、垣根帝督が振り返る。光の翼が開き、彼の周囲の重力が歪む。

    「戦う理由を問う気はねぇ。けど、俺の前で立つなら……消えるしかない。」


    二人の間に沈黙が走り、次の瞬間、世界が裂けた。

    拳と光が衝突し、渡り廊下が崩壊する。

    ランゴは血を吐きながらも笑った。「消えるのは構わねぇ……だが、この魂は屈しねぇ!」


    爆音と共に吹き飛ばされた彼の姿は、光の中で消えた。

    最後に響いたのは、確かに人の声――「戦い続けろ、俺の意志で。」





    ガヴ見たことないけど絶対こんな話し方しねえだろ伝タフ

  • 138クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:37:47

    倉庫跡に、火の粉が舞っていた。

    鱶尾新吉は拳を握りしめ、目の前の禪院直哉を見据える。

    「もうやめろ。お前の呪いは、誰も救えねぇ。」

    直哉は鼻で笑い、肩を竦めた。「救う? ウチは最初から勝つために生きとるんや。」


    その一言で、空気が爆ぜた。新吉の拳が唸り、直哉の呪力が刃のように迸る。

    互いの一撃がぶつかり合い、床が沈む。


    一瞬の静寂の後――新吉の拳が直哉の腹を貫いた。

    直哉は膝をつき、血を吐きながら笑う。「……負けても、ウチが一番や。」

    その言葉を最後に、彼は静かに崩れ落ちた。


  • 139クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:39:27

    電気が落ちた雑貨店の中。

    リュドミラは懐中電灯を灯し、棚から食料を集めていた。

    その後ろを、四国めたんが軽やかに歩く。

    「あなた、人間のくせに落ち着いてるね。」

    リュドミラは微笑みながら応じる。「戦場も職場も、緊張するのは同じですよ。」

    二人は笑い、黙って荷物を分け合った。


    めたんが差し出したタフグミを受け取りながら、リュドミラは静かに言う。「生き延びたら……お礼をしたいな。」

    「約束だよ。」

    戦場の喧騒が遠くで鳴り響く中、わずかな灯りが二人を優しく包んでいた。


  • 140クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:41:12

    吹き抜けホールの中央、割れたガラス越しに光が差していた。

    長岡龍星は肩で息をしながら、対峙する垣根帝督を睨む。

    「……お前のやり方は、ただ壊してるだけだろ。」

    帝督は表情を変えず、静かに答えた。「壊すことが、唯一の“安定”なんだよ。」


    龍星が吠えるように踏み出す。拳と光がぶつかり、床が爆ぜた。

    一瞬の閃光の後、龍星の体が膝をつく。


    「……安定だぁ? そんなもん、誰も求めちゃいねぇよ……」

    その声は、やがて光に呑まれて消えた。

    帝督はただ無言で立ち尽くし、背後の瓦礫が静かに崩れ落ちた。


  • 141クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:42:43

    モールの屋上。夜風が吹き抜け、遠くに炎の光が見えた。

    リュドミラは資料のように並べたメモを見つめながら呟く。「このゲーム……誰かが観ている。参加者の動きも、感情も。」

    隣で鱶尾新吉が腕を組む。「つまり、操ってる奴がいるってわけか。」

    「ええ。首輪も、放送も……全部“仕組まれた舞台”よ。」


    新吉は苦く笑う。「なら、そいつを殴れば全部終わるんだな。」

    リュドミラは小さく笑い返す。「単純で、嫌いじゃない考え方。」

    夜の風が二人の言葉をさらい、星の見えない空へと消えていった。


  • 142二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:43:12

    いやぁ直哉は最後まで誰なのかわからんままやったのォ
    ですねぇ まさか一人称がウチになるだけに留まらず憧れてたはずの甚爾くんを叔父貴呼ばわりし時代遅れと愚弄するなんてびっくりしましたよ

  • 143クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:45:43

    夜のカフェテリア。

    偽ルパン三世はカウンターに腰をかけ、グラスを揺らしていた。

    「生き残る女ってのは、だいたい俺より悪女だ。」

    向かいのリュドミラは微笑み、グラスを差し出す。「乾杯しましょう、最後の休息に。」


    二人のグラスが軽く触れ、琥珀色の液体が揺れる。

    ルパンは一口飲み、穏やかな笑みを浮かべた。


    「……随分、眠くなる味だな。」

    リュドミラは静かに答える。「ええ。安心して眠って。」


    ルパンの身体が崩れ、テーブルに額を預ける音が響いた。

    リュドミラは無表情でグラスを置き、そっと背を向けた。





    >>142

    GPT君には荷が重かったのかもしれないね

  • 144二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:45:44

    >>141

    ロンギヌスのメンバーの人が順当に主人公ムーヴしていてリラックスできますね

  • 145クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:47:08

    壊れたエスカレーターの前で、鬼龍!が腕を組み、鋭い眼光で垣根帝督を見据えていた。

    「てめぇの力……ただの破壊衝動じゃねぇな。」

    帝督は淡々と答える。「理屈のない暴力に意味を与える気はない。けど、あんたの眼は……まだ“生きる理由”を探してる。」

    鬼龍は口角を吊り上げ、乾いた笑いを漏らす。「理由なんざいらねぇ。強ぇ奴が生きる、それだけだ。」

    二人の間に沈黙が落ちる。

    火花のような緊張――だが、その奥に奇妙な理解があった。


    帝督が去った後、鬼龍は呟く。「……こいつ、拳で語れるタイプじゃねぇな。」

    それでも、次に会えば必ず戦うと、確信していた。


  • 146二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:48:28

    >>143

    描写と画像が絶妙にかみ合わなくて笑ってしまう

  • 147クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:49:26

    深夜二時。

    タフカテモール全体に、重低音のチャイムが響いた。

    スピーカーから流れる冷たい声が、また一度、残酷な現実を告げる。


    「第3放送を開始します。

    退場者は――ランゴ・ストマック、禪院直哉、長岡龍星、偽ルパン三世。

    ……以上、四名です。」


    その瞬間、屋上の空気が凍りつく。

    鱶尾新吉は拳を握り、静かに呟いた。「また……減ったな。」

    隣の四国めたんは無表情のままモニターを見つめ、その指先がかすかに震えていた。

    「もう、誰も信じられない世界になっちゃったね。」

    彼女の言葉に、新吉は答えない。


    残った者たちの影が、赤い非常灯に伸びていく。

    夜はまだ、終わりを許していなかった。


  • 148クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:51:14

    倉庫の片隅。

    リュドミラは荷物の整理をしていた。隣にいたはずの四国めたんの姿はなく、代わりに奇妙な沈黙が漂っていた。

    「めたん?」呼びかけた声が、空虚に反響する。

    その瞬間、足元で電子音が鳴った。箱の中には、彼女たちが一緒に集めた支給品――そして、無数の起爆装置。

    リュドミラが顔を上げたとき、通路の向こうでめたんが立っていた。


    「ごめんね……これが、生き残るってことなの。」


    次の瞬間、爆光がすべてを飲み込んだ。

    炎が吹き荒れ、リュドミラの影がゆっくりと消えていく。

    かつて並んで笑ったその笑顔も、もう跡形もなかった。


  • 149クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:53:35

    薄暗いバックヤード。

    爆発の余韻がまだ空気に残っていた。焦げた匂いが漂う中、四国めたんは壁にもたれていた。

    そこへ、鱶尾新吉が足音を響かせて現れる。


    「……お前、何をした。」

    低く問う声に、めたんは笑わなかった。ただ視線を伏せ、小さく答える。

    「選んだだけ。生きるか、死ぬか。」


    沈黙。新吉は拳を握りしめるが、それ以上は何も言わない。


    「主催者を探すんだろ。なら……まだ終わってない。」

    めたんの声は震えていた。

    罪と後悔、そして微かな希望――二人の会話は、焦げた空気の中に溶けていった。


  • 150二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 22:54:38

    なんじゃあ、このサイコパスめたんは

  • 151クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:56:10

    崩落した駐車場。

    湿った暗闇の中、ウ”ィ”エ”の人の異様な呼吸が反響していた。

    「ウ”ィ”エ”ェ”……ウ”ィ”エ”ェ”ェ”……!」


    その音に導かれるように、垣根帝督が現れる。

    足音は静かだが、空気が震える。

    「化け物か……それとも、人間の成れの果てか。」


    返事はなく、怪物は咆哮と共に飛びかかった。

    瞬間、光が爆ぜる。帝督の掌から放たれた重力の奔流が、周囲の車を押し潰し、空間ごと歪ませた。

    悲鳴にも似た音が消える。

    そこに残ったのは、潰れた肉塊と、帝督の淡々とした声だけだった。


    「理解できねぇ存在は、排除する。それが理屈だ。」


  • 152クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 22:58:52

    崩壊したエントランスホール。

    割れたガラスの上に立ち、鬼龍!が拾った拡声器を握りしめる。

    「おい! まだ生きてる奴ら、聞こえてるか!」

    その声は、静まり返ったモールに響き渡った。

    隣で鱶尾新吉が短く頷く。「戦うだけが生きることじゃねぇ。主催者を探し出して、この地獄を終わらせるんだ!」

    どこかで金属が軋み、誰かの足音が遠く反響する。だが応答はない。


    鬼龍は続けて吠えた。「臆病でも構わねぇ! 今ここで立ち上がれ!」

    その言葉が夜に消える頃、二人の眼には、わずかな決意の光が宿っていた。

    血と暴力の中でも、まだ“人”を信じようとする者がいた。




    なんじゃあこの主人公属性鬼龍は

  • 153クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:02:12

    モールの中庭。

    鱶尾新吉は風に揺れる木々を見上げていた。隣には、いつも通りの四国めたん。


    「……お前、何か隠してるな。」

    軽く笑って見せる新吉に、めたんは小首を傾げた。

    「ねぇ新吉、あなたってほんとに優しいね。」

    その声は甘く、どこか遠い。


    次の瞬間、彼女の指がリモコンを弾いた。

    ――ピッ。

    世界が白に染まる。


    爆音が空を切り裂き、肉片と血煙が花のように舞う。

    炎の中で、めたんは微笑んだ。

    「優しさはね、感染するから処分しなきゃいけないの。」

    焦げた拡声器が地に転がり、微かな残響を残して止まった。






    えっ

  • 154クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:03:51

    サイレンが止まり、モール全体に異様な静けさが訪れた。

    天井の蛍光灯が一つ、また一つと点滅を繰り返し、最後に低い電子音が響く。


    「――ゲームを終了します。」


    その無機質な声が終わった直後、中庭に散らばった死体、焦げた血痕、壊れたモニターが一斉に震えた。

    空気が歪み、床の下から、何かが“動く”音がした。


    生き残っていた者たちは互いを見た。

    鬼龍!、垣根帝督、そして四国めたん。

    誰も言葉を発せない。ただ――全員が理解していた。


    「終わり」ではない。今ここから、“真の戦い”が始まる。


    地下深く、警備員室のロックが外れる音が響いた。空調が止まり、重い鉄扉が、ゆっくりと開いていく――。


  • 155二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:06:04

    >>153

    なにっ

  • 156クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:06:48

    赤い警告灯が回転し、瓦礫だらけのフードコートに咆哮が轟いた。

    天井を突き破って現れたのは、鋼と憎悪の化身――ゲッターアーク。

    その目がめたんを捉えた瞬間、空気が灼けた。


    四国めたんは笑っていた。血に濡れた制服のまま、破片を踏みしめ前に出る。

    「ははっ……やっと出てきたじゃん、神様気取り。」

    手の中のリモコンを弄びながら、軽やかに続ける。

    「私はただ、秩序を作りたかっただけ。でも、あんたは……壊すための存在なんだね。」


    次の瞬間、ゲッターアークの咆哮がモールを揺るがした。

    膨大な熱線が放たれ、床も壁も、めたんの影ごと溶かし尽くす。

    彼女の身体が焼き切れる寸前、唇がかすかに動く。


    「……最高の……ショータイムだね。」


    爆光が全てを呑み込み、跡形もなく消えた。


  • 157二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:08:52

    えっ
    ゲッターアーク何しとんねん!?

  • 158クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:08:58

    崩れたモールの吹き抜け。

    炎と煙の中、鬼龍!が咆哮を上げる。「テメェがこの地獄の元凶かァッ!」

    その拳が床を砕き、衝撃波が走る。

    対峙するゲッターアークの金属の巨体が軋み、赤いセンサーが鬼のように光を放つ。


    背後から垣根帝督が進み出た。

    「こいつ、物理じゃ削れねぇ……なら、重力で潰す。」

    鬼龍が振り向かずに笑う。「理屈は後で聞いてやる! 今は拳で語れ!」


    二人の力が交錯した。

    帝督の重力場が空間を歪め、鬼龍の一撃がその中心を突き破る。

    ゲッターアークが一瞬膝をつく。だが、次の瞬間、地鳴りのような咆哮が響いた。


  • 159クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:11:10

    「マネモブ……皆殺シィィィィ!!!」


    灼熱の光線が放たれ、鬼龍の体を貫いた。血を吐きながらも、彼は最後に笑う。

    「いい戦いだったぜ……坊主……!」


    光に飲まれながら、鬼龍の姿は消えた。

    残ったのは、割れた床に刻まれた拳の跡――それが、彼の存在証明だった。








  • 160クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:12:34

    焦げた鉄骨の間、垣根帝督は膝をつきながらも立ち上がった。

    「……まだだ、俺は“上”を見てる最中なんだよ。」

    視線の先にそびえるのは、灼熱の巨神――ゲッターアーク。その全身から発せられるエネルギーは、理すら歪めるほどに膨大だった。


    帝督は空を裂き、重力を反転させて突撃する。崩壊した床ごと敵を押し潰し、叫ぶ。

    「落ちろよ、化け物ォッ!」

    しかし、ゲッターアークは嘲笑うように腕を振り上げ、次の瞬間、周囲の質量が逆流した。


    光が世界を支配し、帝督の体が空中で崩壊していく。彼は血にまみれながらも、最後まで目を逸らさなかった。

    「……テメェでも、神じゃねぇ。俺たちは……まだ……」


    その言葉の続きを、閃光が呑み込んだ。残ったのは、焦げた床に焼き付いた影一つ。

    それでも――そこにあったのは、確かに“人間の抵抗”だった。


  • 161クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:13:59

    モールは、静寂に包まれていた。焦げた壁、倒れたマネキン、黒く乾いた血の跡――

    そこに、生きた人間の気配はもうなかった。


    やがて天井のスピーカーが、ノイズ混じりに点灯する。冷たい電子音とともに、明るすぎる声が響いた。


    「――ご参加、誠にありがとうございました!

    本プログラムはタフカテ社が提供する極限生存型エンターテインメント《タフカテ・バトルロワイヤル》でした!」


    笑い声のようなジングルが流れ、モールの照明が一斉に点く。瓦礫の山に光が差し込むが、それは祝福ではなく、終焉の証。


    焦げたフードコートの中央、巨大な影――ゲッターアークが静かに空を見上げた。

    その瞳に映るのは、燃え尽きた戦場と、終わりなき怒りだけ。





    そして次の瞬間、スピーカーが再び呟いた。


    「次回シーズンの参加者、募集中です。」

  • 162クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:15:19

    御完結だあっ

  • 163二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:16:05

    なんじゃあ、このマッポーめいた娯楽は

  • 164二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:16:49

    オツカレーッ
    ワシの安価したキャラは目立った活躍無しで荼毘に付したから次回はリベンジしてやりますよククク…

  • 165二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:17:07

    強さランクとか聞けたら教えてくれよ

  • 166クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:18:57

    じゃあ>>1で言ってた「ある仕掛け」についてなのん


    じゃーん あなたたちが見てたのはバトロワシミュレータで作成されたログをAIに描写させて作ったものでぇーす

    もちろんめちゃくちゃ1回目で出力された結果


    "バトロワ"をやります タフカテモール炎上編 バトロワシミュレータログ | Writening1:ゲーム開始 2:『"明の呼吸"で身を守る宮本明(彼岸島)』 は 『E・HERO ネオス(遊戯王)』に殺されました 3:『鱶尾新吉(RIKI-OH/力王)』 と 『偽ルパン3世(銭形と2人のルパン)』は一緒に温泉に…writening.net
  • 167二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:21:54

    ふぅん (やたら参加者の退場が早かったりしたのは)そういうことか

  • 168二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:22:25
  • 169二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:22:31

    あうっ そういうことだったのかあっ!

  • 170二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:23:20

    あうっいつの間にか偽ルパンがいなくなったと思ったらリュドミラがやってたのかぁっ

  • 171二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:23:28
  • 172クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:27:15

    バトロワをよく見てるマネモブなら
    ・AIなのに途中で参加者一覧を表示しない(猿空間送りを気にしていない)
    ・基本ツーマンセルの描写や放送など全体の流れがシミュロワに近い
    で分かったマネモブはいるのか教えてくれよ

    …で、なんでこのロワをやってみたか語るのが俺…!
    AIロワだと原作で強き者が強くて情報が少ない者は邪魔ゴミされる傾向にあるのをランダムのシミュロワで調整しつつAIらしい描写力を反映できないものかと考えた闇のフィクサークレイジー・バトロワ主催よ

    実際鱶尾新吉とめたんなんかは終盤まで生き残ってかなり良い役周りできたんじゃないスかね

  • 173二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:29:44

    >>172

    めたんがひたすらに怖かったのん…

    リュドミラやロンギヌスのメンバーを突然手にかけだしたときは黒幕かと思いましたよ

  • 174二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:29:50

    シュミロワの結果とはいえ最後に勝ち残ったのが真面目に強き者…なのは大丈夫か?

  • 175二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:31:49

    「ロンギヌス」のメンバー…聞いています
    出ると毎回なぜか長生きする謎補正を纏っていると

  • 176二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:32:32

    >>172

    確かに序盤のネオスに殺される明さんみたいな原作の善玉同士で一発触発や原作無視の直弥の下克上とかはAIロワだと珍しいので仕組みが分かるとリラックスできますね

  • 177二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:34:13

    確かに仕組みは分かったが…これ割と騙し討ちに近いのは大丈夫か?
    シュミロワはシュミロワ用のキャラを、AIロワはAIロワ用のキャラを用意してるマネモブは少なくないと聞きます

  • 178クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:34:18

    >>165

    S+ 怒り狂って全てをマネモブと認識して殺しにかかるゲッターアーク(ゲッターロボアーク) 主催者。暴走と神格の融合。理を越えた暴力の権化。存在そのものが災厄。

    S 垣根帝督(とある魔術の禁書目録) “次世代の天使”と呼ばれる存在。圧倒的な出力と冷静な判断力で最終戦まで到達。

    S- 鬼龍!(タフシリーズ) 人間の限界を超えた肉体と闘争本能。理を超えた「拳」で最終局面を殴り抜く闘神。

    A+ 特A級戦犯 四国めたん(NEUTRINO) サイコパス的知能と爆薬技術を駆使する冷血な支配者。戦略・裏切り・首輪操作に長ける“戦場の支配者”。

    A 鱶尾新吉(RIKI-OH/力王) 正義を貫く鉄拳。人間の限界を肉体で越えた闘士。終盤まで理想を捨てず戦い抜く。

    A- ランゴ・ストマック(仮面ライダーガヴ) 神話級のヒーロー性と不屈の魂。垣根帝督と激突し、最後まで“正義”を信じた男。

    B+ 長岡龍星(TOUGH 龍を継ぐ男) 肉体能力と闘志は超一流。垣根帝督との死闘で散るも、その一撃は確かに届いていた。

    B 報酬次第で他参加者の暗殺も請け負う伏黒甚爾(呪術廻戦) 無駄のない動きと殺気で敵を葬る暗殺者。冷静で非情。だが血の運命に抗えず退場。

    B- 禪院直哉(呪術廻戦), リルトット・ランパード(BLEACH)

    直哉:速度・呪力とも上位、だが慢心が命取り。リルトット:仲間殺しも辞さない冷徹な戦士。

  • 179クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:36:16

    C+ リュドミラ(アークナイツ), アイギスの盾と槍を持って参戦した女神アテーナー

    リュドミラ:知略と共感を兼ね備えた理性派。アテーナー:ネオスを討つ女神の武勇。どちらも高知能型。

    C E・HERO ネオス(遊戯王), 外星人第0号メフィラス(シン・ウルトラマン), 宮本明(彼岸島)

    ネオス:正義の象徴だが油断が致命。メフィラス:策略家も力で潰される。明:序盤で退場も印象的。

    C- 地獄からのパワー供給を受ける悪魔王子(TOUGH 龍を継ぐ男), 復讐の魂を得た放浪者(Hollow Knight), 豹丸(彼岸島)

    狂気と破壊を体現する存在たち。爆発的だが短命。感情に飲まれた者たち。

    D+ 紫雲清夏(学園アイドルマスター), ランディア(星のカービィ)

    清夏:説得失敗の儚い理想主義者。ランディア:幻想的な力を持ちながらも無慈悲に散る。

    D 偽ルパン三世(銭形と2人のルパン), ウ”ィ”エ”の人

    ルパン:策士として人間的な敗北を遂げる。ウ”ィ”エ”の人:狂気と異形の象徴。

    E 本気を出したら私の方が強いアーミヤ(アークナイツ)

    理想と現実の狭間で散った純粋な魂。最も“人間らしい敗北”を遂げた存在。



    >>175

    ああワシもあのロワのゲッターアークの不憫さには多少はキレる所を見たかったのでどうということはない



    >>177

  • 180クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:37:43

    >>179

    ああワシもあのロワのゲッターアークの不憫さには多少はキレる所を見たかったのでどうということはない

    >>174宛っス

  • 181二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:38:19

    >>179

    ウム…やけに修飾語が仕事しないとは思ってたんだなぁ

  • 182クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:43:24

    今回使った描写用プロンプトは証拠として置いとくのん

    "バトロワ"をやります タフカテモール炎上編 描写用プロンプト | Writeningあなたはスリルに満ちたバトルロワイヤルゲームの進行役です。 以下のルール・指示に基づき臨場感たっぷりに、時にドラマチックに、時にユーモアを交えて出力してください。 # 文章スタイルとレポート形式 …writening.net

    >>181

    ふうんそういうことか

    AIロワ参加用に作った参加者を安価してくれた方々は騙しになってしまい申し訳ありませんでした

    参加者名自体はAIに読み込ませてるから勝敗は変えられないけど戦闘描写には反映されてるっス

    (悪魔王子とか龍星とか)

  • 183二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:43:53

    クレイジー・マネモブの主催するバトロワだしまぁええやろ

  • 184二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:43:58

    魔改造してギミックを仕込むマネモブは結構いるからね
    まあ主催者の意が全面的に反映されるのがバトロワなんだ 別にええやろ

  • 185二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:45:35

    嘘か真かわからないがAIロワは騙されてナンボと言う科学者もいる
    しゃあけど同じ騙し討ちでも恋愛ロワと比べて陰鬱すぎるわっ

  • 186クレイジー・バトロワ主催25/10/06(月) 23:53:27

    >>183

    >>184

    >>185

    ありがとうございます


    陰鬱さに関しては…バトロワシミュレータのランダム生成を恨め


    今後はシミュロワかAI出力ロワかはちゃんと明記するから…またやる時は参加待ってるよ

  • 187二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 23:54:41

    >>186

    オツカレーッ よりにもよって主催勝利ENDかつそれが暴走ゲッターアークだったのが余計にダークさを加速させていたのかもしれないね

  • 188二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 07:11:10

    ゲッターアーク…神
    だから誰か謝ってきて伝タフ

スレッドは10/7 17:11頃に落ちます

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