- 11主25/10/07(火) 12:14:39【閲覧注意・🎲】『キミのお願い事なんデも叶えてアげるよ』|あにまん掲示板bbs.animanch.com
前回中々楽しかったので、続編といいますか、別バージョンでやります
前回は爆豪が出たので今回は爆豪抜きにします
『ねぇ、何叶えて欲しい?dice1d9=8 (8)
くん…』
『なんデもいいよ…ケどその代わり』
1 叶えてアげる度にキミの身体を求めるよ
2 叶えてアげる度にキミの1部をチョうだい
3 叶えてアげる度にボクはキミになる
dice1d3=1 (1)
最初はダイス多めですが後半から少なくなってきます
エロにもグロにもなる可能性、キャラ崩壊ももしかしたらあるかもしれないので苦手な方はブラバ推奨です
- 2二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:17:16
おひさー、今度はこれ死柄木であってるか?
そして何がなんでも体を求めてるくるナニカだな - 3二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:21:50
別世界線か
どうなるか楽しみだ - 41主25/10/07(火) 12:24:32
1 神野戦後
2 死穢八斎會後
3 異能解放戦線後
4 全面戦争後
dice1d4=2 (2)
「…誰だお前」
『ナんでも、いイよ』
『願い…ごト…聞かセて?』
「(…新手の罠…か?)」
死柄木は願い事をする?
1 まだしない
2 する
dice1d2=1 (1)
本当なら、アニメ全話終わってから立てる予定でしたが
我慢なんて無理でした、アニメが最高すぎて…
- 5二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:26:21
これ好き ありがてえ
リーダー慎重だな - 6二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:28:09
慎重だな、リーダー…
- 7二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:34:47
楽しみだから支援埋め
- 81主25/10/07(火) 12:35:09
「んな怪しい話に乗れるわけないだろ」
自分より背丈が高く、脳無のように片言で話す
正体不明の「ナニカ」に頼み事なんてできるわけが無い
『きっ…ト、ボクが必要にナるよ?』
「ならねぇよ、さっさとどっか行け」
「今忙しいんだよ、死穢八斎會からの資金はもう尽きた」
「だから、働いて稼がなきゃ、金がねぇんだよ」
死柄木の言う働くは、もちろん一般人基準の話ではない
殺して、奪って、金を漁る、それが死柄木の言う”働く”だ
「なぁ、手伝えよお前…そしたら殺さないでいてやるよ」
「(あのヤクザと違って、上から目線で挑発する気もない…かと言って下手につくつもりもない…)」
「(味方か…敵か…)」
『そレは…願い事?』
「願い事じゃねぇ、頼み事だ、そんなこともわかんねぇのか?」
死柄木のその言葉に首を傾げる「ナニカ」
『願い事を言っテ』
「話の通じねぇやつだな」
死柄木は「ナニカ」に数歩近寄る
「敵か味方なんて、殺しゃ分かんだろ」
死柄木はそのまま「ナニカ」に触れ「ナニカ」を崩壊させた
「…弱いな、ほんとなんの用…で…」
バラバラになった破片から手が形成されていき、死柄木の足首を掴んだ
『願い…事…シてよ…弔くん…痛いナぁ…苦シいナ…ァ…』
「(なんで生きて…コイツ…)」
死柄木は、まだみなが帰ってこないことを確認した後、溜息をつきながら状況を頭の中で整理した - 9二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:38:21
弔くんって意外と仲間思いなんだよね
お金ほしいねえ - 101主25/10/07(火) 12:41:10
「俺じゃなくて別のやつでいいだろ、荼毘とかトガとか…」
『弔くんがイいなぁ』
「気持ちわりぃなお前…」
「(死なないのが個性?いや、見た目からして異形…願い事を叶えるのが個性?なら…死なない理由が…分からない)」
「クソ…こっちは最近睡眠不足だってのによ…無駄に考えさせやがって」
「金でも出せんのかよ?」
『イくら欲しイ?』
死柄木はその言葉に少し悩んだ
今資、金があればだいぶ楽になる上、ヒーロー側にも打撃を与えられるチャンスかもしれない
だが、怪しすぎる「ナニカ」を目の前に、死柄木は何も言えずにいた
死柄木は
1 願い事をした
2 まだ願い事はしなかった、とりあえずもう一度殺した
dice1d2=1 (1)
- 111主25/10/07(火) 12:50:36
「じゃあ、これっきりだいいな?」
『うン』
「(仕方ねぇ…まずはこいつに何ができるか、何をされるか探らねぇと)」
「そうだな、1度しか言わねぇからちゃんと聞いとけよ」
1 「とりあえず、1週間不便なく暮らせる金をくれ」
2 「ここよりいいアジトを探して、俺達を連れて行け」
3 「…今日、アイツらが満足できるぐらいの食料を寄越せ」
4 「今日1日俺を全力で守れ、傷1つ付けるなよ」
dice1d4=2 (2)
『分カッたよ』
- 12二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 12:51:20
お願いごとしちゃった!かわいそう(建前)ナイスゥ!(本音)
- 131主25/10/07(火) 13:04:59
『お金じゃナいんだネ』
疑問の言葉を一つだけ呟いた
「まぁな、資金も大事っちゃ大事だが…金の切れ目が縁の切れ目…金ってのはそれだけ価値重いだろ」
『そッか、弔くんは頭イいね』
「お世辞はいいからさっさとしろ」
『もう見ツけたヨ』
「は?」
「いきなりワープとか…おじさん聞いてないんだけど…!?」
「黒霧さんのワープじゃないのです」
「んで、どこだよここ…リーダー?んなアホ面晒してないでさっさと答えろ」
「おーい、死柄木、顔色悪いぞ…大丈夫か?平気だな!」
「なんだここ、おい、死柄木」
死柄木の身体を揺するスピナー
「お前ら…コイツのこと見えて…ねぇ…のか?」
「はぁ?何の話だよ?死柄木、お前寝不足でおかしくなっちまったか?」
連合のみんなは「ナニカ」を
・荼毘dice1d3=1 (1)
・トガdice1d3=2 (2)
・スピナーdice1d3=2 (2)
・コンプレスdice1d3=1 (1)
・トゥワイスdice1d3=2 (2)
1 ぼんやりと見えるが、干渉はできない
2 姿は見えないが、異様な雰囲気は感じ取っている
3 見えない
- 141主25/10/07(火) 13:16:17
「いやおかしいのお前だろ、トカゲ野郎」
「死柄木の後ろになんか…やべぇの居ないか?」
荼毘、コンプレスには見えているらしく、当然異質な存在に困惑する
「確かに禍々しい感じはしますけど…それだけなのです」
「トガちゃんの言う通りだ、違うな」
「…まぁ、言われてみれば確かに…禍々しい感じ…する…か?」
トガ、トゥワイス、スピナーも何となく気配を感じつつもそれは確信まで至っていない
「(今こいつらに負担かける訳にもいかねぇし…まぁ…誤魔化すか)」
「そこそこいい所を…黒霧が見つけた、そして黒霧がワープさせた」
「なら、ワープゲート見えるはずだろ、瞬間移動みたいなことは起きねぇはずだ」
「…黒霧が見つからないように、ワープできる方法を見つけた」
「まぁ、疑ってあげるのも良くないですよ荼毘くん」
「そうだな、リーダーのことなんざ、今の俺には関係ねぇ」
「けど、そこそこいい所だな…近くに襲いやすそうな施設、ここは廃墟だろうけど、廃墟な割に綺麗で、漁れば多分いいもん結構出てくるだろうな」
「仁くん!ミスター!探検に行きましょう!」
「よっしゃ!乗ったぜ!嫌に決まってんだろ!」
「まぁ、暇つぶしに俺達ちょっと行ってくる」
「気をつけろよ」
「お前もな、死柄木」
『ヨろこんで貰えた?』
「正直ここまでできるのかって驚いたよ」
死柄木は少し嬉しそうに笑う
『良かっタ…ね…』
『じゃア、対価を支払っテね、弔くん』 - 151主25/10/07(火) 13:22:12
「あぁ、そうか…身体を求めるとか言ってたな」
「まぁ好きにしろ…」
多少なりとも感謝はしている死柄木は特に抵抗しない
「さっきから何ブツブツ言ってんだ?死柄木」
「いや…なんでもない」
「(身体を求めるって何されんだ…?臓物引き抜かれたりは御免だぞ…)」
「おい、トカゲ野郎、ナイフ貸せ」
「お前には個性があるだろ」
「いいからさっさと貸せ」
「ナニカ」は何をした?
1 死柄木の全身を撫でた
2 死柄木の全身を舐めた
3 死柄木を犯した
dice1d3=3 (3)
- 16二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 13:31:58
初っ端から飛ばしてくれるナニカに感謝
- 171主25/10/07(火) 16:13:08
立ったまま死柄木に後ろから抱きつく「ナニカ」
そして、そのまま死柄木の服を脱がせることなく挿入する
急な下腹部の圧迫感にほんの少しだけ息が漏れる
だが、その行為に痛みは無く、ふわふわとした気持ちよさだけが死柄木を支配していく
体験したことの無い感覚にどう対処すればいいか分からずに、足をガクつかせるが、「ナニカ」にしっかり支えられ、倒れることは許されない
「リーダー、少し頭下げてろ」
荼毘に言われた通り、頭を少し下げると、荼毘はそのまま死柄木の頭の上目掛けてナイフを投げた
だがそのナイフは、「ナニカ」に刺さることなく、死柄木の後ろで金属音を立てた
「チッ、やっぱ人間じゃねぇよな」
「おい、リーダー、俺らの前でレ○プされてる気分はどうだよ」
「何言ってんだ…?お前も死柄木もおかしくなっちまったか!?」
「荼毘…っ…心配すんな…ッ…こいつ刺激して面倒くせぇことになったら…責任取ってくれんだろうな…?♡」
「おいおい、こっちはこんな地獄みてぇな光景見せられてんだ、こっちが責任とって欲しいぐらいだぜ」
「じゃあどっか行ってろ…♡人のセッ○スなんて見ても楽しくないだろ…」
「そうさせてもらう、ほら行くぞスピナー」
「…お、おう…」
だが、荼毘もスピナーも死柄木が心配だったのか、扉越しに音を聞いていた
自分達のリーダーのピンチは自分のピンチも同然
そのまま、「ナニカ」は二人っきりになったことを喜んだのか、
より一層強くハグをした - 181主25/10/07(火) 16:17:26
『イイ子だね…』
「さっさと終わらせてくれると助かるんだが…」
そのまま「ナニカ」は死柄木の腰を掴み、突き始めた
ほんの少しの不快感と、何年ぶりかの愛を感じ、死柄木はよく分からない感情へと陥っていた
先程まで殺そうとした相手に犯され、何故か心地よくなっている
そんな自分に嫌悪感すら抱いていた
「おいっ…もう少しっ…自分のモンのサイズ考えろよっ♡…抜く時内臓ごと出る…っ…」
『大丈夫、弔くんハ頑丈ダから』
「ふざけんなよっ…♡てめぇっ…♡」
だが、徐々に不安な気持ちが湧き上がってくる
さっきバラバラにした恨みで、もしかしたら殺されるかもしれない
本当に内臓を引きずり出されるかもしれない
もしかしたら、ヒーロー側の罠かもしれない
「はぁっ…♡」
ポタポタ、冷や汗と生理的な涙を床に垂らしながら、上半身を壁にもたれ掛からせる
「(なんでもいいから…さっさと終われ…)」
焦らすような緩い動きが逆にきついのか、唇を噛み締めながら必死に耐えていた
『辛イ?』
「…っ俺の事…なんでどうでもいいから♡さっさとイけ遅漏っ
…」
『そッか、弔くん、まだ楽しクないね』
本気で臓物まで貫くような勢いで奥まで挿入され、一瞬心臓が止まりかける死柄木だったが
思い切り腹の奥に出され、一気に現実へと引き摺り戻される
まだまだこれは序章に過ぎないと死柄木自身も分かっていた
「くそっ…」
じわじわと太ももまで熱い液体が垂れていく感覚にほんの少しだけ嗚咽を漏らした - 191主25/10/07(火) 16:25:31
「おい…居るんだろ…もう終わった…」
「げっ、バレてたか…」
「そりゃ分かるだろ、人が大変な中コソコソ見やがって」
「で?リーダー、心当たりは?」
「ねぇよ、んなもん」
死柄木が溜息をつき、ボロボロのソファーに座った
「もしかして、全然理解追いついねぇの俺だけか?」
「リーダーの後ろに明らかにヤバいやついるだろ」
荼毘が指を指すが、スピナーにはやはり見えていないようだ
「あー…心当たり…ひとつ…あ…」
「悪いなんでもない」
「おい!隠すなよ死柄木!」
「祠でも壊したか?」
「いや、マジでなんでもない」
「(願い事を叶えてもらう度に…コイツに犯されるなんて言わねぇ方がいいか)」
「ただ、荼毘が見えてるこいつが、男でも平気でヤれる変態幽霊ってだけだ」
「ゾンビなら火葬してやれたのにな、荼毘?」
「うるせぇトカゲ野郎」
「…まぁ、心配すんな…いいアジトも見つけられたんだ」
「それだけでも良かったろ?」
「でもよ、死柄────」
「弔くん!弔くん!いい事もいい物も沢山ありましたよ!」
「ほんとここすごいな、食料もまだ平気そうなやつが結構あった」
「最高だぜ!リーダー!クソみてぇだ!」
随分とご機嫌な様子で、3人が帰ってきた
「騒がしいのが帰ってきたな」
「そりゃ何よりだ、久々にまともな飯が食える」
「…良かった…のか?」 - 20二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 17:39:18
なんか連合は全員がぼんやり見えたり気配を感じ取れるの、なんとなく納得してしまう
- 21二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 20:53:01
調子乗ってくだらないことにお願いごと使って痛い目に見てほしい
- 221主25/10/07(火) 21:55:57
「知ってますか?みんなでご飯食べると美味しくなるんですよ!」
「まぁ、気分的な話だよな」
「おいおい、ミスターあんまりそう言うこと言うもんじゃないぜ、トガちゃんの言う通りだ!」
乾パンを食べながら、ため息を着く死柄木
「…味がしねぇ」
「ハズレ引いたな、死柄木」
「ねぇ、弔くん」
死柄木がビクッと身体を震わせる
それを見て不思議そうに首を傾げるトガ
「どうしました?」
「いや、別に…」
「もしかして弔くん、墓地とかに行きました?」
「は?墓地?なんでんなとこ…」
「なんか弔くんからいやーな感じがします」
「今なんか変なやつがいるからな」
やはり見えていないトガ、トゥワイス、スピナーは困惑する
だが、今の死柄木の後ろから漂う異様な雰囲気が、死柄木の言葉に説得力を持たせた
「まぁ、何があったか知らないけど…味方…でいいんだよな?」
「さぁな…」
荼毘とスピナーの視線が同時に死柄木へと向く
『オ友達…沢山…イるね』
「友達じゃねぇよ…」
『友達欲シい?弔くんは、ひとリぼっチ』
「あーぁ…うるせぇ…」
死柄木が「ナニカ」に対して思っていること
1 対価を除けば都合のいい存在
2 意味不明で一緒にいて気分が悪い、気持ち悪い
3 何故か無性に安心する、それ以外特になし
dice1d3=3 (3)
- 23二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 21:57:21
なんか早いな
波長が合うとかか? - 241主25/10/07(火) 22:06:40
「…でも、一緒に居て嫌な感じはしない」
死柄木は乾パンを「ナニカ」に軽く投げる
「食えよ、アジトのお礼だ」
小声でボソッとそう言う死柄木
「湿気てるとか言うなよ?」
『あリがとう、弔くん』
「ナニカ」は人間で言う口の部分でそれを食べた
「まだいるか?」
『願い事』
「あー、考えとく」
「なぁ、とりあえず死柄木1発殴って気絶させた方がいいんじゃねぇか?あのヤクザに頭改造されちまったとか…」
「いや、ねぇだろそれは、俺らにも”アレ”は見えるんだ」
「じゃあ俺らごと脳味噌いじられたとか?」
「それか、AFO絡みとかだな、それだったらリーダーにアイツが付いてる理由になる」
見えてるふたりは「ナニカ」に対して何を思ってる?
・荼毘dice1d3=1 (1)
・コンプレスdice1d3=2 (2)
1 不気味で訳の分からない存在、出来れば始末したい
2 使えそうな存在だから、とりあえず一度会話をしてみたい
3 死柄木がそんなに嫌がって無さそうだから特に何も
見えない組は「ナニカ」に対して何を思ってる?
・トガdice1d3=1 (1)
・トゥワイスdice1d3=2 (2)
・スピナーdice1d3=3 (3)
1 見えないのに居るって感じがして気味が悪い
2 ちょっと興味がある、話してみたい
3 どうせAFOが何かしてるか何とかしてくれるから、特に何も
- 25二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:08:31
初期メンバーは警戒してるな…
- 261主25/10/07(火) 22:18:29
「でもよ、もし人知を超えた存在だとしたら、俺はちょっと興味あるかな」
「冗談でもやめろミスター」
「えー?だってさ、死柄木が普通に話してるわけでしょ?なら日本語は通じる、つまり普通に話せるんだよ」
「それに荼毘にだって好都合なことがあるかもしれねぇしよ」
「俺にとって…好都合…」
「はっ、冗談やめろよ」
「なんか知らない人がいるみたいでヤです」
「そう言うなよトガ、死柄木は別に気にしてないみたいだし、俺たちは死柄木…リーダーに従うだけだ」
「もー!なんでそうなっちゃうんですか!スピナーくん!」
「仁くんは、どう思います?」
「俺か?」
「そうだなぁ…でも、姿も見えねぇ、声も聞こえねぇ、なんか死柄木に懐いてる…興味ねぇわけねぇんだよな」
「死柄木に憑いてる神様だったりしてな!」
「「死柄木/弔くんに神様…」」
じとっとした目で死柄木を見る2人
「神様なんていませんよ仁くん…それに居たとしてもなんで弔くんに憑くんですか?」
「そりゃ…あれだろ…」
「まぁ、心配すんなって、多分悪いやつじゃないんだろ」
「ヤクザの次は正体不明の「ナニカ」か、不幸続きだな死柄木、幸運だぜ!」
「とりあえず、見える2人と相談しながら、今後どうするか決めていこう」 - 271主25/10/07(火) 22:28:34
「答えてくれなくてもいいけどよ、なんでお前は願い事を求めてるんだ?」
『弔くんが欲シいかラ』
「体が?心が?」
『ドっちも』
「へぇ…(ナルシストの告白みてぇ)」
──────────
「さて、あれから少し時間経ったけど、リーダーは1人で別の部屋でゲーム中」
「お前は俺と同意見でいいんだな?イカレ女」
「弔くんが弔くんじゃなくなる感じがします」
「けど、弔くんに憑いてる「ナニカ」が、弔くんのこと好きなら、私も好きになれるかもしれません」
「相変わらずだな…さて…」
「話すつっても何話すよ?」
「そうだな、とりあえず目的とかか?」
「つまんねぇな、お前のマジックみてぇだ!」
「急にディスるなよ!?」
「(何熱くなってんだコイツら…死柄木のことなんて大概AFO絡みなんだからほっときゃいいのに)」
誰が先に行動した?
1 荼毘とトガ
2 トゥワイスとコンプレス
3 死柄木が願い事をした
dice1d3=1 (1)
- 28二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:31:51
お、警戒コンビから行ったか
- 291主25/10/07(火) 22:42:03
死柄木が居る部屋のドアをぶち破る2人
「…おー…どうしたお前ら」
ちょうどなにかゲームをクリアしたタイミングだったのか、スマホをすぐに手放した
トガがサポートアイテムを装備しており、何となく状況を察した瞬間に、トガの注射器が死柄木の頭の上スレスレで通り過ぎて行った
「言ってなかったか…コイツ死なねえって…」
「あと俺を燃やすなよ荼毘」
「…荼毘?」
荼毘とトガは目配せをした後、同時に死柄木に対して攻撃を仕掛ける
死柄木はいきなりのことに対応が遅れ、2人の攻撃を避けきれずそのまま────
なんて言うことは起きずに、炎の熱は死柄木に届く前に消え、注射器の針は刺さることなくそのまま割れて床へと散っていった
死柄木の目の前には「ナニカ」の手が死柄木を守るように伸びていた
「荼毘くん…何が起きて…」
「アイツがリーダーを庇った、一旦引くぞトガ」
すぐに逃げようとする2人に瞬時に近寄り、2人同時に首を絞め上げる「ナニカ」
当然抵抗する2人だが、首を絞めている手に干渉ができない
見えていないトガはパニックを起こし身をよじる
「待て…お前…何してる…」
『弔くんノこト…コろそうとしたから、ボクも、2人の事コろす』
「ナニカ」の胴体であろう部分を掴み引き離そうとする死柄木
「ころ…っ…すな!」
『願い事?』
「違う…!願い事じゃねぇ…!頼み事だ…!」
『願い事、だヨね、死んじゃうよ2人共』
『ねぇ、弔くん、願い事言ってみんなの為に』 - 301主25/10/07(火) 22:47:03
「とむらっ…くっ…助けっ…!」
「りーっ…だぁ…!」
体から炎を上げ抵抗しようとするも、首を絞められ、徐々に酸素が吸えなくなっていき、力が入らない
「お前はっ…俺にしか興味なかったんじゃねぇのかよ!」
『願い事』
「るせぇっ…!願えばいいんだろ願えば!」
死柄木は何を願った?
1 「荼毘とトガから手を離せ!」
2 「仲間に手を出すな!」
3 願い事はせずに、なんとかして腕を崩壊させた
dice1d3=1 (1)
- 311主25/10/07(火) 23:12:38
『分かっ…タよ』
荼毘とトガの首から手を離す「ナニカ」
何回か咳き込んだ後、荼毘はギリギリ平気そうだったが、トガは相当ギリギリだったようで、何回も浅い呼吸を繰り返していた
「おい、お前…なんで荼毘とトガを殺そうとした?お前を殺そうとしたわけじゃねぇし、お前は死なねぇだろうが」
『弔くんヲ、コろそうトしたから』
「余計なお世話にも程がある、消えろ」
『手を離すだケでヨかっタの?』
『ボクは何時でモ…』
「脅しか?効かねぇぞ」
『もっトいいんだヨ?ボクは弔くんの願い事なんでも…』
「どっか行け…気分が悪い」
「おい、イカレ女息できるか」
「…なんとか」
「悪かったなリーダー、それと…助かった」
「俺のせいだ、事情は後で聞く、だから今は出ていってくれ」
「行こう、荼毘くん…殺されたくないです」
「あぁ」
死柄木は心底気分が悪くなったのか、落ちていた物を蹴っ飛ばしたり、壁や床に触れ、建物が壊れない程度に、破壊して回っていた
『対価ヲ』
「誰が払うか」
「ナニカ」は、死柄木に何をした?
>>32〜36
- 32二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 23:31:41
- 33二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 23:35:34
対価を払う意思を示すまで体の自由を奪ってナニカの好きなように扱う
個性も一時的に使えなくする - 34二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 00:22:22
対価を払うって自分から言うまで時間経過でどんどん発情させる
言えばその時点で発情度の上昇は止まるけど、対価を払い終えるまで発情状態は続く - 35二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 07:04:28
対価を支払うまでずっと寸止め地獄
- 36二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 12:00:37
対価を払うって言うまでずっと絶頂地獄
最初の絶頂をしてから休みなんて無し - 371主25/10/08(水) 14:02:27
- 381主25/10/08(水) 16:17:40対価と願い事 | Writening「失せろ」 『弔くん』 「失せろつってんだろうが!」 死柄木が「ナニカ」の腕を掴み、崩壊させようとするが ガクッと、腕の力が抜け、そのまま神経が繋がっていないかのように、だらん…と力無くぶら下がる 『…writening.net
その後、死柄木は荒い息を吐きながら、そのまままた気絶した
「ナニカ」はそんな死柄木を、人間で言うところの太ももの部分に頭を乗せ、優しく頭を撫でていた
一方その頃、トゥワイスとコンプレスは、二人で騒がしくしていた
「お、おい、これどうなってんだ!?」
義手は、バラバラに崩れ、床へと散乱していた
「タコかお前!?い、いや、有り得ねえ…腕生えてくるとかどうなってんだお前!」
トゥワイスはコンプレスから離れ、ナイフを向けた
「ちょ、タンマタンマ!待ってくれ、トゥワイス!」
「なんだよ」
「腕の…感覚がない…」
「はぁ?」
「それどころか、指一本動かせねぇ…あのヤクザにぶっ飛ばされた部分から上は動かせるんだが…ぶっ飛ばされたところは…取ってつけたみたいに…」
「とりあえず、一旦死柄木に見せに行こう、コンプレス、他には異常ねぇか?」
「お前なぁ…ホント…」
「まぁいい、ありがとな、心配しなくても腕以外に特にない」
なんだかんだ心配してくれるトゥワイスと共に、死柄木が居る部屋へと向かった
- 39二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 16:41:43
素直にシコりました
のちに最凶の敵と言われる死柄木も腕動かなくするだけで無力に犯せる事実 最高 - 40二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 22:26:54
がんば
- 41二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 06:42:04
感覚がないのか…
- 421主25/10/09(木) 10:54:07
「おい、死柄…木?」
扉を開けると、気絶している死柄木を発見しいち早く近寄るトゥワイス
「死柄木!おい!大丈夫か!?」
「失禁してる?ていうか…イカ臭いんだけど…」
「なぁ、トゥワイス、今俺より死柄木の方がやばくないか?」
「あ?分かってるんだよんな事!俺はな…どっちも心配なんだよ…」
死柄木の体を何回か揺するトゥワイス
すると死柄木がゆっくり目を開けた
「…トゥワイス?それに…コンプレスも…」
「良かった…生きてたか死柄木!」
現状を理解した死柄木はトゥワイスを自分から引き離そうとする
「今汚ぇから近寄るな…お前の服が汚れる」
「何回も血浴びてきたんだ、てめぇの体液ぐらいどうってことねぇよ!汚ぇな」
死柄木は何となくいつもの日常が帰ってきたような気がし、安堵のため息をついた
だが、願い事の話を思い出しコンプレスの方を向く
「その顔からして何か知ってるみたいだね?死柄木」
「腕…見せろ」
コンプレスが腕を差し出す
「動かせるか?」
「いいや、全く」
「痛みと違和感は?」
「それも無いね、安心しろ死柄木」
「おい、コンプレスの腕元通りにしろつったよな俺」
「ナニカ」を睨みつける死柄木
『動かセるようニしろとは、イわれテないよ』
「チッ…めんどくさいなお前…」
「ナニカ」と会話する死柄木を見て、2人は顔を見合せた - 43二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 17:09:15
わりと「ナニカ」は文字通りにしか受け取らないことあるから…(爆豪編思い出し)
- 441主25/10/09(木) 20:09:42
コンプレスが少し咳払いをしたあと、「ナニカ」に話しかけた
「名前、なんて言うの?」
「意味ないぞ、俺の言葉以外多分聞いてない」
死柄木の頭を撫でているだけで、コンプレスの言葉は聞いていないようだった
「…おじさん、話は上手だと思うけど、どう?話してみない?」
「ナニカ」は
1 機嫌が良かったのか、コンプレスとトゥワイスと会話をすることにした
2 死柄木以外に興味がないようで無視した
dice1d2=1 (1)
- 451主25/10/09(木) 20:31:52
『蠢倥l縺溘h』
「あー…なんて?」
「いきなり話すんじゃねぇ!」
「トゥワイス…アイツは今俺の後ろだ…そっちじゃない」
「お、そうか」
『ごメんね、こレで分かる?』
「大丈夫だ、しっかり聞こえてる」
「思ったより、なんつーか、片言なんだな」
コンプレスは、自分の腕を「ナニカ」に見せる
「これさ、君が治してくれたんだよね」
『うン』
「これ、動くようにしてくれない?」
数秒の間があった後、ゆっくりとコンプレスに近づく「ナニカ」
腕に、そっと触れる
トゥワイスは、死穢八斎會のこともあり、警戒心MAXで異様な雰囲気が強まる方向にナイフを向けていた
「…えーと…」
『迫くんは、何を差し出せる?』
赤子をあやす様に優しく囁く「ナニカ」
「出来れば…無償でやって欲しいんだけど…」
『脳?心臓?身体?魂?寿命?知性?理性?感情?』
『弔くんのお友達なら、叶えてあげるよ』
おぞまいしい単語が並び、コンプレスは1歩後ろに下がる
『ボクに、キミの大切なものを…ちょうだ────』
勘で投げたナイフが「ナニカ」の頭部であろう部分に突き刺さる
そして、死柄木の手が「ナニカ」に触れ、ボロボロに崩れる
ホッと一息ついたトゥワイスに話しかける「ナニカ」
『分倍河原くんで…モ…イいよ…』
「誰がてめぇなんかに!コンプレスに何しようとしてんだよ!」
徐々に再生していく「ナニカ」を見ながら死柄木とコンプレスはヒーローよりも厄介で恐ろしいものに絡まれたと、脳に刻まれた - 46二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:57:40
トゥワイスすげえ!!
- 47二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:04:33
このレスは削除されています
- 481主25/10/09(木) 21:08:17
徐々に形を成していき、元の姿に戻っていく「ナニカ」
『痛いヨ、弔くん…』
「(懐かせる難易度は思ったよりも高そうつーか…)」
『ねェ…2人にも願い事をさせてあゲられルよ?』
『でモね、ボクは、弔くんの事が1番好きダから、2人にハ高い対価ヲね…払って貰わなキゃいけないんだ』
『弔くんが肩代わりしテあげるッて…事もでキるよ?』
「なぁ、願い事とか…対価とかなんの話だよ…死柄木」
トゥワイスが不安そうな声で死柄木に聞く
「あぁ!もう…んどくせぇな!!クソが…」
「(1から説明…そんなめんどくさいことしたくねぇ…)」
「(けど、コイツは危険すぎる…)」
「(それに、記憶を消した時の対価…考えたくもない)」
「(こんなに頭使ったのはいつ以来だ?)」
「死柄木…いや、リーダー…」
「リーダー、俺達は…お前の判断に委ねるぜ」
「それが正しい事じゃなくても…だ」
「…ありがとな」
死柄木は
1 2人に説明することにした
2.3 連合のみんなの記憶を消せと言った
4.5 俺以外の連合のみんなの記憶を消せといった
6 願い事はしなかった
dice1d6=1 (1)
- 491主25/10/09(木) 21:36:19
死柄木は一息ついた後、2人に説明することにした
ややこしい説明もなんとか済ませ、分からないところは、コンプレスとトゥワイスが独自の解釈を混ぜつつ、死柄木と話した
「つまりは…願い事したら、身体を求められるって話…でいいんだよな?」
「で、死柄木の願い事の大きさによって、ハードプレイになる訳だな?」
「まぁ…多分そんなところだ」
「部屋に入ってきた時、部屋がまぁ…死柄木のあれこれで…めちゃくちゃだったわけが何となくわかった」
「やめろ…思い出したくないものまで思い出す…」
「死柄木、今から俺、すげぇ楽観的なこと言う」
「ただ気持ちいいことされて、その上願い事まで叶う、それってめちゃくちゃ都合いいんじゃねぇか?」
「…勘でアイツの頭にナイフ突き刺したやつがよく言うな」
「あー…あぁ…」
「トゥワイス、さすがにそんな簡単な事じゃないと思うぜ?」
「恥ずかしい話、あれはもう二度と体験したく無くなるぐらい気持ちよかった」
『なラ、もうイちどスる?』
「しねぇよ、クソ野郎が」
「死柄木、ひとついい案が…いや…」
「なんだ、言ってくれコンプレス」
コンプレスがまるで魔法を使ったように、何も無い手から、個性消失弾が出てくる
「おい、それ…」
「ちょーっとくすねて来たヤツだ…まぁ、効果は恐らく1日」
”個性消失”弾と聞き、死柄木の後ろに隠れる「ナニカ」
「どうやらビンゴみたいだな」
「けどよ、コイツさっき俺のナイフが当たったのはコンプレスに夢中だったからだろ?普段はすり抜けたりするわけだしよ…」
「…そうだな…けど、こいつから個性がなくなったら、ただのお荷物だ」 - 501主25/10/09(木) 21:51:06
『ボクのは、個性じゃナいよ?』
「ならなんでそんな怯えてんだ」
『死ニたくナい、消えタくない』
「へぇ、お前個性無くなったら死ぬのか?」
個性消失弾と「ナニカ」をチラチラ見ながらニヤケる死柄木
『弔くんも』
「先生の線は消えたな、俺のことを脅しに来た」
「なら、危ねぇんじゃねぇのリーダー」
「なんだよトゥワイス…お前ならもっと、簡単に考えると思ってた」
「だってよ、荼毘もトガちゃんも、その変態野郎のこと殺そうとしてんだぜ?」
「…だから、ハッタリだろ…こいつが死んでも俺は死なない、もう何度か殺したんだから」
「個性無くしたら死んだも同然だろ」
「そりゃ…そうだな」
死柄木は
1 荼毘とトガから「ナニカ」に関する記憶を消せと言った
2 荼毘とトガが自分に従順に従うようにと言った
3 願い事はしなかった
dice1d3=2 (2)
- 511主25/10/09(木) 22:02:50
「荼毘は言う事聞かねぇし…トガは…重要な時に居ねぇし…」
「これが最適解だろ」
「おいおい…人の自由を奪うってそりゃ…結構ヤバいんじゃ…」
「あ?人権なんてヴィランになった時点でとっくに───」
「違ぇよ、対価だよ!」
「あー…まぁ…」
「大丈夫だ、俺が犯されるのを見たくないなら、部屋から出ていくことだな」
「見たいか見たくないかって言われたら…まぁ、見たかねぇよな…」
「大丈夫だ、もうひとつ考えてた願い事よりかは…マシだ」
「おー、怖ぇ…流石、AFOの教え子だな」
「俺は…リーダーに、死柄木にこんなことさせる責任として見…やっぱ遠慮しとくぜ」
「お前はそれでいい…さすがに見られたくない」
嫌がる死柄木を見た後トゥワイスはすぐさま部屋から出ていったが、コンプレスは「ナニカ」をチラリと見た
口のような部分が大きく裂け、ニタニタとコンプレスが部屋から出るまで笑っていた
死柄木は「ナニカ」にどんな風に身体を求められた?
>>52〜54
- 52二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:16:57
- 53二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:39:48
丸呑みとか触手ベッドみたいな感じで動けないくらいガチガチに抱きしめながら犯して深く絶頂させまくる
最中イけばイくほどヒーローへの恨み怒りや敵活動なんでやってたかの記憶が飛んでいく(終わったら元に戻るけど最中の感覚とかは残る) - 54二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 01:28:39
ゆっくりじっくり優しく焦らしプレイ
- 55二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 07:09:42
死柄木に従順な二人かぁ…
イメージできない… - 56二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 14:17:11
保守
- 571主25/10/10(金) 17:55:03
- 58二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:25:37
全身きゃっほい
- 59二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 02:36:32
ぷにぷに?ドロドロ?
- 60二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 07:13:32
どうなるかな
- 611主25/10/11(土) 12:50:04対価2 | Writening「するならさっさとしろ」 死柄木は無抵抗で「ナニカ」を睨みつける だが、「ナニカ」は、溶け始め液化していった 「…はぁ?」 だが、液化した「ナニカ」は、死柄木を包み込んだ その感触が不快で、壊そうとし…writening.net
堕ち度dice1d80=58 (58)
「ナニカ」に対する感情
快感dice1d100=62 (62)
嫌悪感dice1d100=52 (52)
不安dice1d100=34 (34)
- 621主25/10/11(土) 12:51:07
また気絶していた死柄木をスライム状の身体から元に戻り優しく抱きしめていた「ナニカ」
『好き…いイ言葉…』
『ボクも好き』
死柄木の額に手を当てる
『…誰か…居る…』
『しむら…てん…こ?』
──────────
「おい、イカレ女」
「その呼び方ヤって言いましたよね」
「さっきはリーダーのおかげで助かったが…」
「注射器壊れちゃいました」
「リーダーを殺そうとすると、アイツが守る、んで、アイツ自身殺そうとすると、こっちが殺される」
「さて、どうするかな…」
「荼毘、トガ」
目が覚めた死柄木が2人の名前を呼んだ
すぐに二人は振り返り、武器を構えた
「その場から動くな」
そんな命令じみた事をふたりは当然聞くわけもなかったが、身体が全く動いていない様子だった
「おい、俺達になにした、リーダー」
「何したんだろうなコイツ」
『従順にシたよ?荼毘くんも、渡我ちゃんも』
「従順っていうか…なんつーか…いや…まぁ別に…これでいいか」
「とりあえず、お前ら、こいつを殺そうとするな」
当然反論しようとした2人だったが…
「分かった、リーダーが言うなら」
「弔くんが…そう言う…なら」
2人とも顔を見合せ、自分の口に手を当て、本当に今の言葉は自分が言ったのかと確かめていた - 631主25/10/11(土) 16:14:49
「マジか」
「おい、どうなってんだリーダー」
「あぁ、悪い、もう動いていいぞ」
荼毘は身体が動くことを確認したあと、「ナニカ」に向けて炎を放出しようとしたが
「…いや…そうだった、殺したらダメなんだよな」
あっさりと、目的にしていた、「ナニカ」の排除を諦めた
「あ!そういえばまだ仁くんと見てないところ回るってお話してました、行ってきますね」
ナイフをしまった後、トガは走って去っていった
「…で、リーダー、なんの魔法を使ったんだよ」
「いいや?魔法なんてチンケなもんじゃねぇよ」
「今すぐにでも見る影なんて残らないぐらいのいい子ちゃんにしてやってもいいんだぜ?」
荼毘は、死柄木から視線を外し、「ナニカ」をじっと見た
「そいつのおかげか?」
「まぁな、まだ信用を置くのは早すぎるし…それに…」
「…いや、なんでもない、まだ他の奴もコイツが仲間に入って連合のメンバーになることを受け入れてないやつもいる」
「名前ぐらい聞いといてくれよリーダー」
「ならお前の名前教えろよ荼毘」
「…轟燈矢」
「とどろ…ちょっと待て、おい、今のは冗談…で…」
「ていうか…轟って…エンデヴァー…の」
荼毘は、気まずそうに視線を逸らす
「…忘れてくれリーダー、今のは冗談だ」
背を向け、去っていく荼毘の背中を追いかけようとしたが、願い事の効果のせいで、荼毘本人が言いたくないことを無理やり言わせてしまうかもしれない
死柄木の足は段々と遅くなっていき、荼毘の背中を見ながらその場に立ち尽くした - 64二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:05:48
頑張れリーダー
- 651主25/10/11(土) 22:08:39
何分経過したか分からない後、スピナーが部屋を尋ねてきた
「おい、死柄────」
「スピナー!俺を!助けろ!仲間だろ!?」
「ど、どうしたいきなり…」
「…色々あって参ってるんだ…頼むから少し…助けてくれ」
「死柄木がそんな弱音言うなんて珍しいな」
スピナーは、そんな死柄木の背中を軽く叩く
「まだ使えそうな、テレビがあった、この間のゲームソフトも、本体もまだ使えそうだ」
「一緒にゲームしようぜ、死柄木」
「死穢八斎會の時はそれどころじゃなかったからな」
スピナーが笑顔でそう言ってくれ、死柄木も少しだけ落ち着いた
──────────
「…ほんとに悩んでるんだな死柄木」
「コイツと出会ってからまだほとんど経ってないのに…色々起こりすぎてる」
「死柄木が俺に全然勝てないなんてこと今まで無かったのにな…」
「さっきから、髪とか身体触られて集中できねぇんだよ」
「趣味悪いな」
「るせぇな」
「でも、お前はコイツをどうこうしたいとか思ってなくて良かった」
「まぁな、でもどうせAFOが何とかしてくれるだろ」
「だといいんだけどな」
『彼と一緒ニ居たら最悪の未来ガ待っテるよ?』
「…破滅へと向かうとか言いたいんだろ、俺は全部ぶっ壊す、先生もその意志を尊重してくれるはずだ」
『弔くんガ心配だヨ…』
「心配するぐらいならどっか行け」
「(はたから見たら本当に死柄木がおかしくなっちまったみたいだな…)」 - 66二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:11:21
ドエロでシコりました…ありがとう
燈矢くんも貰い事故食らってて可哀想だし仲間のこと大事にしたいのにこんなんなっちゃったリーダーも可哀想でシコ
実際AFO先生はどうするんだろう どうしようもないだろうけど
- 67二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 06:38:08
ナニカにまでAFO関連を心配されてる…
- 681主25/10/12(日) 12:50:29
「なぁ…お前だから話すけど…」
「荼毘が…エンデヴァーの息子だったって言ったら?」
テレビからゲームオーバーのBGMが流れてくる
「…個性が似てるってだけだろ?炎熱系の個性なんていくらでも…」
首を横に振り、コントローラーをそっと置く
「いや…死柄木はそんな冗談言わないのは知ってる」
「荼毘は仲間だ、血筋がどうとか…別に…」
「けど、お前はステインの意思を継ぐ者って自分で言ってただろ、アイツの考え方からするとエンデヴァーはヒーローじゃない」
「そうかもしれねぇけど、俺だって、死柄木だって、アイツらだって、事情が山ほどある」
「だから…」
「変なこと、言って悪かったな」
「気にすんなよ死柄木」
「…それと…相談相手がお前で…良かった」
少し照れくさそうにする死柄木をじっと見たあと、スピナーは腹を抱えて笑った - 691主25/10/12(日) 12:53:24
『ねぇ、弔くん、君は欠けテる』
『ボクに願わなクても、なんで平気ナの?』
「…かっこいいこととか、名言とか言いたいわけじゃねぇけど」
「仲間がいれば…それ以上望むことは…まぁ、多分今はない」
スピナーの肩に腕を回す死柄木
『そッ…か』
『そレは、つまラないネ』
「拗ねたか?」
異様な雰囲気がだんだんと治まっていく
「消えたか?」
「いや、まだここにいる」
「そういや、コイツの話まだしてなかったな」
──────────
「めちゃくちゃ危険な存在じゃねぇか!?」
「いや、確かに気持ち悪いし、悪趣味だとは思うけどよ」
「実際コイツは、そこそこいいアジトを用意してくれた…んで、コンプレスの腕も治した」
「まぁ、なんか動かないらしいけどな」
「…なぁ、スピナー、叶えて欲しい願い…あるか?」
「いきなり言われてもな…それに、俺は死柄木が心配だ」
「相変わらずだな」
死柄木は何を願った?
1 「コンプレスの腕を動くようにしろ」
2 「トゥワイスのトラウマを治せ」
3 「俺の昔のことを思い出させろ」
4 「トガに可愛い服を何着かプレゼントしろ」
5 「荼毘の個性のデメリットを無くせ」
6「…なんでもねぇよ、期待すんな」
dice1d6=6 (6)
- 70二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 15:10:16
死柄木、結構慎重だな
- 71二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:01:23
このレスは削除されています
- 721主25/10/12(日) 20:02:34
「実際、コイツをどう使えばいいか分からない」
「オーバーホールの1件もあってか、なんか妙に頭が冴えてる気がする」
「…気の所為だろ」ボソッ
『祈れ、願い事を言え、ボクに祈れ』
「うるさいな…」
『後悔すルよ、分倍河原くんが悲しむ』
「はぁ?なんでトゥワイスの話が…?」
『迫くんも、居なイと困るでシょ?』
「なんだよ、未来視ができるなら全部吐いてけ」
だが、「ナニカ」は全く答えない
「スピナー」
「無視でいいんじゃないのか?」
「…んー…そうだな…それがいいかもな…」
『弔くん、ツまらナいね』
「そりゃ、テメェだけだろ」
その日「ナニカ」は
1 特に何もしなかった
2 行動を起こした
dice1d2=2 (2)
2の場合何をした?
1 死柄木以外のみんなに、精神的な危害を加えた
2 死柄木の身体を
1 幼くした 2 女体化させた dice1d2=1 (1)
3 AFOと話をしにいった
dice1d3=2 (2)
- 73二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:04:50
転弧になっちゃう!!!!(興奮)
- 741主25/10/12(日) 20:11:21
意外と子供っぽい性格なのだろう、「ナニカ」はイタズラのような事をした
死柄木の頭を優しく撫で始める「ナニカ」
特に何も反応しなかった死柄木だが、自分の手をふと見ると、小さくなっていることに気づき、隣にいたスピナーを見る
服がブカブカになってサイズが合わなくなっていき、完全に身体は幼くなってしまった
「お、おい、死柄木?」
『可愛いイね、弔くん』
死柄木は
1 中身は変わらず死柄木のまま
2 中身は志村転弧に一時的に戻った
dice1d2=2 (2)
- 75二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:16:13
わっふるわっふる
転ちゃんにお願い事させたりするのかなナニカは - 761主25/10/12(日) 20:30:13
「死柄木?死柄木だよな?」
「…だっ…だれ…」
怯える死柄木を見て、スピナーが叫ぶ
「おい!死柄木に付きまとってるお前のせいだろ!?さっさと元に戻せ!」
スピナーの声に驚いたのか、それともわけのわからない状況に恐怖したのか、死柄木は震えていた
『転弧くん』
「…ぇ…あっ…なんで…僕の名前っ…」
『ボクは、転弧くんのオ友達だよ』
「ともだち…?」
『そウ…転弧くん、ボク達お友達だカら、お願い聞いテくれる?』
「お願い…?何?」
死柄木が、「ナニカ」と話していて、そして願い事をさせられかけている状況を察し、死柄木を急いで抱っこして、部屋から逃げ出すように出ていった
『弔くんじゃナいね…転弧くんだネ』
『どっチも欲しいナぁ…』
「(誰でもいいから話さないと…、とりあえず死柄木を俺とふたりっきりじゃ、死柄木に付きまとってくるやつが何かした時まずい…!)」
スピナーが一番最初に出会ったのは?
1 荼毘とトガ
2 コンプレスとトゥワイス
dice1d2=1 (1)
- 77二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:50:51
転弧の状態でもナニカの力で従順なままになるのか、一時的に従順は解除になるのか…
- 781主25/10/12(日) 21:03:56
「おい!誰かいるか!?」
「スピナーくん、どうしました?そんなに慌て…て…」
「誰ですか?その男の子」
「死柄木だよ!死柄木!付きまとってるやつのせいで…なんか記憶まで飛んで、性格もなんか…とりあえず助けろ!」
「しがら…き?」
「そんな怯えんな、別に取って食ったりしねぇよ」
「幼くなった、弔くんもかぁいいねぇ…」
スピナーは死柄木をゆっくりと下ろす
そんな死柄木と目線を合わせるように、トガがしゃがみこむ
嫌な予感が頭をよぎった2人だったが、トガは小さくなった死柄木を抱きしめた
「お姉ちゃん達は…ヒーロー…なの?」
回答に困る3人だったが、荼毘が死柄木の頭を数回撫でた後、話し始めた
「あぁ、ヒーローだ、だから何も心配すんな」
「けど…その…お兄ちゃん……怪我…してる」
火傷のことを指摘され、荼毘はそんなことを聞かれるのが久々で、少し驚いたがすぐに大丈夫だと、言うようにもう一度死柄木の頭を撫でた
「僕の…髪の毛、青くなってる…?」
死柄木は自分の髪の毛を確認した後、家族を殺してしまった光景を思い出したのか、抱きしめていたトガを突き飛ばしてしまう
幸い、今の死柄木に力はなく、その上5指で触れてはいなかった為、個性は発動しなかった
「僕…その…家、家に帰らなきゃ」
「お父さんに怒られちゃう…ヒーローと一緒に居たら…また…お父さんに…」
身体を掻きむしる死柄木
「はぁ…しっかりしてくれリーダー」
近くにあった棚を漁り始める、荼毘
「何してるんですか?荼毘くん」 - 791主25/10/12(日) 21:06:56
「いや、そこそこでかい施設だったから…探せば出てき…おっ」
荼毘が取り出したのは救急箱だった
廃墟になっていて、もう中身も使えないと思われたが、未開封のかゆみ止めがあったらしく、少し荼毘が笑う
「良かったな、ほら、痒いとこどこだ?泣いてちゃわかんねぇぞ」
「腕と…顔…」
「わかった、少し目閉じてろ、粘膜に入ったらめんどくせぇことになる」
指に痒み止めを出し、溜息をつきながらも、優しい手つきで死柄木の肌に痒み止めを塗る
「市販のやつじゃ効かねぇかもしれねぇが、とりあえずそれで我慢してくれ」
「ありがとう…お兄ちゃん」
「お兄ちゃんはやめてくれ気持ち悪い、荼毘でいい」
「荼毘くん、意外とお兄さん気質ありますね」
「ねぇよんなもん、お前らが怖がってリーダーから離れるから、幼いリーダーも不安になって個性暴発させたらどうすんだよ」
「ほんとめんどくせぇことになりやがって…チッ…」
「確かに、それは危険ですね、ありがとうございます、荼毘くん」
「(あぁ…そっか…死柄木の話で荼毘はエンデヴァー関係だって何となく言ってたな、年齢的に轟家の長男か?)」
「弔くん、私はトガヒミコです」
「弔…」
まだ記憶がごちゃごちゃなのか、理解するまで時間がかかったが、AFOから呼ばれていた名前だと思い出し納得した
「さて…おいさっきからチラチラこっち見てるのバレバレなんだよ」
「要件はなんだ?どうしたらこのクソめんどくさい状況をマシにしてくれんだよ?」
『怖いネ、荼毘くん』
「ナニカ」は死柄木のそばにそっと近づいた - 80二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:04:58
このレスは削除されています
- 811主25/10/12(日) 23:06:49
「この…人…は?」
「構っちゃだめです、弔くん、とっても怖ーい!幽霊さんです!」
「ゆ、幽霊…!?」
『チがうよ、お友達』
『転弧くん、ボク達お友達だカら、転弧くんのお願い事叶えテあげる』
『なんでモいいよ?家族に会いタい?おはぎ食べタい?』
「何言われてるか知らねぇけど、聞くなリーダー」
「でも、この人困ってる…」
「困ってる人は…助けなきゃ…」
「誰も助けてくれなかったのにか?死柄木」
「え…?」
「誰も助けてくれなかったからお前はここにいる、困ってるヤツらを助けるなんて事無駄なんだよ」
「結局、こっちが助けてばっかりで、こっちが困ったら誰も助けてくれないんだから」
「トカゲの…お兄ちゃんは…誰にも助けてくれなかったの?」
「それは…なんつーか…話が長くなるからな…また今度」
「ねぇ、幽霊さん、なんでも…叶えてくれるの?お友達だから?」
『うン、なんでも』
「リーダー、聞かなくていい、お父さんか誰かに教わらなかったか?」
今の状況が飲み込めず、どうすればいいかわからない死柄木
死柄木は何と言った?
1.2 「知らない人の話を信じちゃいけないって…お父さんが…」
3「モンちゃんに会いたい」
4「ここにいるみんなとお友達になりたい」
dice1d4=1 (1)
- 821主25/10/12(日) 23:20:57
「よく言った!死柄木!」
「怖かったのに、よく頑張ったな!偉いぞ!」
スピナーに褒められ、照れくさそうにする死柄木
「俺はスピナー、お前の友達だ、仲良くしような」
「うん!」
『ツまら…無い…』
『転弧くん、酷いヨ、なんでボクのお願い聞いテくれないノ?』
『ボクが1番ノ友達でショ…?』
「ごちゃごちゃ何か言ってるか?コイツ」
「安心しろ、コイツはなんでか知らねぇけど、お前に手は出してこない…多分な」
「大丈夫だ死柄木、お前が願い事しなきゃ、こいつは何もしてこないからな」
『転弧くん、ナにが欲しイ?ボクはなんデも』
「要らない」
その言葉に気を悪くしたのか、皆の首に「ナニカ」の手がかかる
「お兄ちゃん達に…ひ、酷いことしたら!もうお友達じゃないから!」
「お願いことも言わないから…!絶対に!」
子供ならではの責任感の無い言葉
まだ連合との信頼も何もない、何が起きているかも分からない
そんな無知な子供から出た言葉が「ナニカ」の機嫌を更に損ねた
だが、3人の首から手は離れていった
「ナニカ」は死柄木になんとか願い事をさせようと何をした?(安価の内容をした結果願い事をするかどうかはダイスで決めます)
>>83〜85
その場合、体は元に戻る?
1 戻らない
2 戻る
3 精神だけ戻る
dice1d3=1 (1)
死柄木が思った以上に慎重派だ…
- 83二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:39:17
- 84二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:42:16
夜寝てる間に夢を見せる
モンちゃんが生き返って、お父さんもお母さんもみんな生きてて、今まで悪かったこれからはヒーローの夢応援するよって抱き締められる夢
起きた時にお願い事するように促す、まずはモンちゃんを生き返らせようよって - 85二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 07:55:20
あえて意識を保ったまま家族を崩壊させた日の夢を見せる
誰かに起こされるまで何回もループさせる - 86二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 15:21:17
転弧くんは割と追い詰めればどうにかなりそう感はある
- 87二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 16:35:59
このレスは削除されています
- 881主25/10/13(月) 16:37:37
- 89二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 17:30:46
転ちゃんがえっちな目にあうの楽しみすぎるのですが
- 901主25/10/13(月) 17:33:04
『…』
「(コイツがどう出るか…念の為、今日はリーダーと一緒に行動だな)」
『転弧くん、もう夜ダね』
「ナニカ」が死柄木のおでこを指で、トン…と叩く
すると死柄木は気絶するように眠ってしまった
「弔くん!?」
「おい、何したお前」
返事を返すことなく、「ナニカ」は、眠った死柄木を抱きしめた
──────────
「ひみつだよ、この人、おばあちゃんなんだって」
「ヒーローなんだって!」
「…華ちゃん…?」
死んだはずの姉が生きて、あの日のように志村菜奈の写真を見せてきた
これ以上なにか聞こうと思っても、言葉が出てこず、ただ写真をじっと見ることしか出来ない
「お父さんはああ言うけどねぇ、大丈夫だよ、私は転弧の事応援してるから」
「お父さんに内緒で姉弟ヒーローになっちゃおう!」
きっと今までのことが全て悪夢で、今さっき目が覚めた
姉も、家族も誰も死んでなんか居ない
「…うん!」
酷く蒸し暑い日が、どれほど輝いて見えただろうか - 911主25/10/13(月) 17:34:07
「モンちゃん、僕はね、今どんな困難にも立ち向かえる気がするよ」
「…悪い夢を見てたんだ、怖い人達が沢山いてね…けど…僕」
ボールを投げようとした手に痛みが走る
あの時と同じ、痛みが走り、これから起こる事が鮮明に蘇りかける
「…ぁ…」
隠れなきゃ
お父さんに見つかる
すくむ足をなんとか立たせようとした
「転弧!書斎に入ったな!?」
心臓の音が、父である弧太郎の声をかき消すほど大きくなった
だが、そんな中、頭にガンガンと響く声だけが脳にこだました
「転弧が…転弧が見たいって言ったんだもん!!」
忌々しい記憶
脳から完全に排除していた、消していた、忘れていた記憶
激しい痛みと母の叫び声
たすけて 見てないで ねぇ たすけに来てよ!!
誰か!
「いいか、ヒーローというのはな」
「他人を助ける為に、家族を傷つけるんだ」 - 921主25/10/13(月) 17:35:07
きっと悪い夢だ、悪いヴィランが僕達を狙っている
そう思わなくては、溢れる涙を、父へ対する怒りを止められないと思ったからだ
コミックを後ろから読むように、アニメを後ろから観るように
先の展開を死柄木はもう知っていた
けど、思い出せなかった、思い出したくなかった
「ううっ…やだ…僕もうやだよ…」
「モンちゃん…僕やだもう…みんな…」
「嫌いだ…」
ボトボトと鈍い音と、水音が混じる
酷い悪臭が周囲に広がっていく
「モンちゃん?」
隣に自分のペットだった物が、形を崩し死んでいた
死柄木の息が荒くなる
「転弧ー…あのね…あのね…ごめんね、違うの」
「ひみつって言って見せたの私なのに、ごめん」
家の方から、ゆっくりと自身の姉が近づいてくる
だが、出る声は、どれも意味を成さない声ばかり
やがて、ペットが死んでいたことに気づいたのか、大声を上げ、逃げ出していく華
「(待って…行かないで…声が出ないの!)」
「(華ちゃん!謝りに来てくれたんでしょ…ねェ!!)」
「(なら、今度は守ってよ!!)」
脳裏に、この後起きることが過ぎった
目の前で愛犬と同じように姉が崩れ死ぬ事
だが、それを思い出したのは、自身の姉に触れた時だった - 931主25/10/13(月) 17:36:38
愛犬が、姉が死んだ
その時ですらもう幼い体には抱えきれないほどの罪悪感で埋め尽くされていた
だが、その罪悪感を超えるほどまでに、家族への憎しみが勝っていた
地面に触れ、とてつもない音を立てながら地面が崩れていく
「転弧」
その時初めて死柄木は気づいた
母だけは、最後まで自分を守ろうとしてくれていた
だが、そんなことは、今の死柄木にとっては、瞬きひとつすれば飛んでいくような些細なことだった
「おっ…あっ…」
「おっ…おとう…お父さ…」
「ごめんな”…さ…ぃ”…」
父の恐怖する顔
どうか助けてくれますように
ほんの少しだけ期待してしまった
だが、そんな期待は父に暴力を振られたということで上書きされ
今まで感じたことの無い…いや、あの時よりも更に強い殺意で父を殺した
途方もない快感はこの時も、死柄木を襲った
痒みも何も感じず、ずっと心のどこかで望んでいたことが実現した
酷い悪臭も、凄惨な光景も死柄木には心底どうでもよかった - 941主25/10/13(月) 17:37:39
瞬きひとつ
幼く、でもどこか安心するような声がまた聞こえた
「ひみつだよ」
目の前にいるのは先程殺してしまった姉の姿
大混乱に陥っているのに、何故だか、先程の光景が徐々に薄れていく
夢だった
「モンちゃん…?」
酷い夢だった
「はッ…は…っ……!」
酷く、凄惨で
「ごめんなさい」
可哀想な志村転弧
大丈夫、きっと誰か助けてくれるよ
誰か助けてくれる、悪い夢だ
そう何回信じただろうか?
何回夢を見た?
(最低保険5+)dice1d100=71 (71)
- 95二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 17:44:32
めちゃくちゃ悪夢見てる 可哀想で興奮する…
泣きながら起きてほしい - 961主25/10/13(月) 18:05:12
最初は静かに寝ていたが、魘される声が段々と大きくなっていき「ナニカ」に近づくことを恐れたが、スピナーが死柄木を揺さぶり起こしに行った
「ナニカ」は、素直に死柄木から離れた
寝汗をぐっちょりかいており、スピナーはトガからハンカチを受け取り、死柄木の寝汗を拭いた
「悪いな…替えの服がない…しばらくそのまま…」
だが、死柄木はガクガク震え、自分の手をぎゅっと握りしめていた
「……う、ぁっ……ひ……ぃ、っ」
声にならない悲鳴が喉を削る
息を吸うたびに、肺が割かれるような痛みが走った
「はぁ、はぁ、はぁ、っ……だめ、だめ、もう……やめて……」
爪が掌に食い込み、血が滲む
またあの日が来る気がして
だが、死柄木は、口元を抑える
「おい、トカゲ野郎ちょっと退いてろ」
荼毘は、死柄木の肩を抱え、前へと軽く倒す
「安心して吐け、ゲロより汚ぇもんこっちは沢山見てんだ」
「っ…おぇっ…!」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら、嘔吐する死柄木
吐ききったあと、すぐに荼毘は回復体位を取らせる
「イカレ女、お前も学校でこのぐらい習っただろ、これぐらい率先してやれ」
「荼毘くんが早すぎるだけです、…とりあえずお洋服とタオル持ってきます、さっきの探検で色々あったので」
「まぁいい…頼んだ」
「ああ!待てトガ!1つ頼み事が…」
「なんでしょうか?」
「手袋も持ってきてくれ、なかったら指サックでもいい」
トガはすぐに意図が分かり、急いで言われたものを取りに行った - 971主25/10/13(月) 18:17:31
『転弧くん、苦しイね…』
死柄木は本能的に、「ナニカ」を睨みつける
「邪魔だ…1回死んどけ」
荼毘とスピナーが攻撃を仕掛けるが、あえなく返り討ちに会う
壁に叩きつけられ、その場から動けないよう固定される
『ねェ、転弧くん、何して欲しい?』
『お父さん生き返っテ欲しい?』
お父さんという単語を聞き、目を見開く転弧
また吐き気が襲ってきたのか、嘔吐する
『ナんデもいいよ…』
1.2 「苦しいのも…痛いのも…もういや…だ…助けて」
3.4 「こんな個性…要らない」
5.6 「お兄ちゃん達に…もう…迷惑かけたくない」
7 「…お前なんて頼らない」
dice1d7=1 (1)
- 981主25/10/13(月) 18:35:13
『いい子だね』
壁に叩きつけられ、動けなくなっていた2人が、突然呻き声を上げ出す
急に頭と体が軽くなり、気分がだいぶ…いや、完全に落ち着く死柄木は困った顔で、「ナニカ」を見る
「…なに…したの?」
『転弧くんの、苦しいノ…みんなに分けタよ』
「…ぇ…は?」
『転弧くんは、もう苦しくナいよ、良カった…ね…』
死柄木は、激しい怒りに駆られ、「ナニカ」に殺意を持って触れようとしたが…その手はすり抜けた
『対価ヲ』
「…たい…か?」
よく分からない言葉ばかりを言われ、今のこの状況も分からず、パニックを起こし、その場から逃げようとする死柄木
そんな死柄木に「ナニカ」は声をかけた
『転弧、また逃げるのか?』
「おとうさ…」
父の声でそう言われ、思わず振り返ってしまう死柄木
すぐに足を捕まれ、転けさせられる
『大丈夫、恥ずかしくないよ…2人とも今それどころじゃないから…ね』
トガが帰ってきても扉を開けられないように鍵を締める「ナニカ」
『転弧くんのせいじゃないよ…悪いのは君の家族だ』
『でもね、大丈夫…僕が居る』 - 99二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:01:55
爆豪のときもだったけどナニカの人心掌握の仕方エグくて好き
当たらなかったけど個性をなくすルートも見てみたかった 元に戻っても連合にいられなくなりそうな弔くん - 100二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:24:39
痛みを無くして、痛みを感じなくする身体にするとかかと思ったら…oh…
スレ主が鬼畜すぎる、あと発想力がすげぇ…(もっとやれ) - 101二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 23:49:25
これ2人の痛みもどうにかしてあげてで更に追加対価いけるのかな
お父さん使って追いつめてくるの転ちゃん特攻すぎる - 102二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 06:48:48
転弧どうなっちゃうかな
- 103二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 12:09:57
念のため保守
- 1041主25/10/14(火) 13:33:34幼体 | Writening足をずりずりと引きずられ、必死に扉に手を伸ばすが、逃げることは叶わない 仰向けに寝かされ、「ナニカ」が死柄木に覆いかぶさったかと思ったら、死柄木の口にモノを押し付ける 『転弧くん、舐めて』 「や…や…writening.net
こっちイラストです、自己満なのであまりクオリティ期待しないでください↓
ファイルなう - アップロードされた複数のファイル1752465415369.jpg, 1760416086688.jpg (466 KB)d.kuku.lu堕ち度58+dice1d80=40 (40)
身体は元に戻した?
1 戻さない
2 戻した
3 精神だけ戻した
dice1d3=1 (1)
- 105二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 14:04:16
素直にシコです 文も絵もありがとう…
ナニカの赤ちゃん仕込んでもらおうね転弧くん 堕ち度ももう少しで100いっちゃうね
元に戻す気のないナニカに壊されちゃう - 106二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 19:03:37
転弧のまま堕ちそうだね
- 107二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 22:29:17
このまま精神だけ戻すのも良さそうだけど転弧くんとの無知ックス気に入っちゃったか
- 108二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 00:15:22
転ちゃんの無知シチュ興奮する
前後不覚で無知な状態で取り返しつかないタイプのお願い事させてから弔くんに戻して愕然としてほしい
望まないお願い事で対価払わされたら可哀想で最高 - 109二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 06:34:44
保守
- 110二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 08:33:55
補習
- 111二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 08:57:15
多分だけど、スレ主さん、また体調崩してる可能性が微レ存…
ただ単に忙しいだけかもだけどさ
誰が何言ってんだって話だけどゆっくり待ってるよ、スレ主さん - 1121主25/10/15(水) 11:25:03
死柄木はようやく「ナニカ」から開放された
ぽやぽやと天井を見つめ、何となく自分のお腹を撫でてみる
「赤ちゃん…出来ちゃ…っ…た?」
「…できるわけねぇだろうが…クソリーダー」
荼毘が吐き捨てるように、そう呟いた
さっきまでずっと唸っていたが、気合いで起き上がり、フラフラと死柄木の傍へ向かう
「…いてぇとか、苦しいとか…ほんと久々だったけどよ」
「やっぱ…どっちも慣れてんだなって、改めて実感させられた」
「なぁ、リーダー、復讐なんてこたぁ、悪いもんじゃない」
「復讐…いや、無差別な破壊に理由も何もいらない、それは悪いことじゃねぇんだからな」
死柄木がこれまで経験してきた痛みや苦しみが2人を襲ったが、それが段々と収まってきていた
そして、荼毘はそれを何とか気合いと叫ぶような大声で耐えていた
「さっさと起きろリーダー、いつまでいいようにされてんだ」
『ねェ、弔くん元に戻して欲しい?』
「ナニカ」が、ズイ…と顔を荼毘に近づけてそう言う
「戻してくれ、めんどくせぇ状況がこの先続くって考えただけで吐き気がする」
『…対』
「俺の寿命半分でどうだ?それか…20枚、爪全部…、こんな焼け爛れた肌でいいなら全部もってけ」
『ホンキ?』
おおよそ一般人が出来るわけない回答に、「ナニカ」は少しだけ驚いていたようで、聞いた
「本気だ、ほら、どうした?さっさとしろよ」
『足りない』 - 1131主25/10/15(水) 18:45:09
「燃費悪いなテメェ」
「…だ、荼毘さん、平気…なの?」
火照り、顔を赤くしながらも心配する死柄木
「心配すんな、いつもの事だ」
「で?足りないってどういう話だよ」
「リーダーは特別ってか?セッ○○するだけで、ほとんどのことは何でもしてくれる」
『特別…そうかモね』
『きっと燈矢くんも、お父さんにとっては特別”だった”んだろうね』
「…人の話逸らして煽り倒そうなんざ、趣味わりいなお前」
「おい、スピナー立てるか」
荼毘の声が耳に入らないほどまだ苦しんでいる様子だ
『転弧くん、大変だ、伊口くんが、転弧くんのお友達が苦しんでるよ』
『願い事しなきゃ…ね?』
「…願い事」
「おい、リーダー、そいつの話は無視しろ」
「俺を信じろ」
『それとも、また気持ちいいことする?』
喉奥をゴクッと鳴らす
1.2 願い事をした
3 突然轟音が鳴り響いた
dice1d3=3 (3)
- 114二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 18:59:48
轟音!?えっちチャンスは!?
燈矢くん優しいお兄ちゃんだねえ…でも多分こんなのに目つけられた時点で絶対助けられないから可哀想でシコ - 1151主25/10/15(水) 20:30:54
死柄木が口を開きかけたタイミングで、閉まっていたドアがいきなり開き、凄まじい音を立てながら、なだれ込むように、トガ、トゥワイス、コンプレスが入ってくる
「いてて…さっきから聞いてりゃ、とんでもないこと死柄木にしやがって…」
「トガちゃん…俺たち君の下敷きになってるから一旦退いてくれないか?ずっと居てくれ!」
「あ、すいません」
「すげぇタイミングで来たなお前ら」
少し足がふらつく荼毘
「まぁいい…」
「トゥワイス!誰でもいい!増やせ!」
「分かったぜ!」
目眩しのように、連合メンバーを増やす
それは「ナニカ」にとって、無意味にも見えたが
『邪魔だよ、退いて』
意外にもそれは効いており「ナニカ」が死柄木に近づくことを妨げだ
「リーダー、1回逃げるぞ」
「えっ…え?」
荼毘が死柄木を担ぎ、コンプレスに圧縮を求めた
苦しむスピナーを介抱するトゥワイス、「ナニカ」を死柄木から遠ざけようとするトガ
一致団結で連合の皆は死柄木を守ろうとしていた
死柄木は
1 死柄木という人格を取り戻す
2.3 皆が喧嘩しているように見え、やめてとお願いした
4 何も出来ずにただ、呆然としているだけ
dice1d4=1 (1)
- 116二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 20:34:04
よっしゃ!
さすがに……転弧は、ね…
えっちだったけど - 1171主25/10/15(水) 22:59:08
「…荼毘、離せ」
願い事がまだ効いているのか、死柄木をゆっくりと地面に下ろす
「え、死柄木!?お前戻っ…た?のか?」
「残念ながら中身だけな…まぁ、けどよ、幼くなった時の記憶もバッチリだ」
状況は良くなった、皆がそう思った
『…』
異様な雰囲気がさらに大きくなる
死柄木以外の連合のメンバーの心臓が大きく跳ねる
異様な雰囲気は、鋭い刃物のような殺意になり
次の瞬きで殺されるのではないかという程緊張感が走っていた
『いいよ、弔くんでも、転弧くんでも』
荼毘とコンプレスの視線の先を確認し、誰かの動きを皮切りに皆が一斉に「ナニカ」に襲いかかるが
荼毘とコンプレスは頭を掴まれ、そのまま思い切り壁に打ち付けられる
トガとトゥワイスは掴まれた後、窓の外にほおり投げられた
『弔くん、願い事言って』
「誰がてめぇなんかに…」
死柄木が「ナニカ」に触れようとするが、その手はガシッと掴まれ動かせなくなる
『思い出して、僕との思い出、気持ちよかったでしょ?』
死柄木の身体が熱くなっていく
『さぁ…僕になんでも言って』
「こんな事するような、お前の思い通りには…絶対にならねぇ…けど…」
死柄木は何を願った?
1 「アイツらに手を出すな…そして、アイツの願い事を聞いてやれ、対価は俺が払う」
2 「…アイツらが、幸せになる世界を作れ」
3 「お前に関する記憶をアイツらから、消せ」
4 願い事はしなかった
dice1d4=3 (3)
- 1181主25/10/15(水) 23:03:35
「リーダー…ふざけんなてめぇ…」
「悪いな、でもこれで最初からだ」
「あー…そうだな、けど、お前らから記憶消しても、お前らからはコイツ見えんだもんな」
「でも、別にお前ら気にしねぇだろ」
「何勝手なこと言ってんだ死柄木」
「俺とお前らの為だ」
「ほら、さっさとしろ」
『うン、分かったよ』
トガとトゥワイスは無事か、今この状況をどうにか打開できないか
荼毘とコンプレスの頭はぐるぐる回る
スピナーも、起きたには起きたが、動けるような状態ではない
「死柄木…!」
シークレットダイス(90以上で成功)
dice1d100=86 (86)
- 119二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:06:55
なんか惜しい数値…
- 1201主25/10/15(水) 23:18:08
コンプレスが、圧縮していた個性消失弾が入った銃を咄嗟に取り出す
近距離、外す方が難しい
「消えちまえ…ッ!」
だが、銃声がなるほんの少し前に、軌道が不自然にズラされ、壁へと当たり、軽い金属音を立てながら転がっていった
「そういやあったな、消失弾」
「ありがとな」
死柄木がほんの少しだけ口元を緩ます
その瞬間、白い光が皆を包み込んだ
それと同時に皆がパタリと、意識を失った
「殺してねぇだろうな」
『少しだけ、脳に負荷を掛けたから、寝てるよ』
「まぁ…記憶消したんだもんな…そうだな」
「さっさとしろよ、寝てる間に終わらせちまった方が楽だ」
「…あぁ、そうだ、聞こうと思ってて忘れてた」
「分割払いって可能か?」
『変なこと言うね、弔くん』
「割と本気で言ってるんだが」
『ずっと僕に犯されたいって話でいいの?』
「…バカがよ」
死柄木は近くにあった台に座り脚を開く
「ほら、とっととしろよ、変態…」
身体を強ばらせほんの少しの抵抗を見せる
最後まで仲間のことを考えた死柄木
それが正解か、答えが出ることはあるのだろうか?
堕ち度98+dice1d2=1 (1)
- 1211主25/10/15(水) 23:44:17
数日後──────────
「なんかすげぇ大事なこと忘れてる気がするんだけどよ…」
「俺もだぜミスター、違うな」
「私もです、うーん…なんでしょうか?」
「つーかさ、死柄木、その後ろのヤツなんだ?」
「あ?何言ってんだお前…んっ…♡別になんもいねぇだろ…♡」
「いや…うーん…?」
「お前らは見えねぇの?」
「私は見えないのです、なんかとっても嫌な感じはしますが」
トゥワイスもスピナーもトガの言葉に頭を縦に振る
「リーダーになんもねぇならいいけどよ、そういや黒霧はどこいった?」
「…前に…ぃっ…♡話しただろっ♡忘れんな♡…今アイツは大事な用だとかで…ぇっ♡」
死柄木はビクビク痙攣する
「…最近いっつもその調子だな、死柄木」
「さみぃんだよ…♡」
体も元に戻り、「ナニカ」のが起こしたことは完全にみなの頭からなかったことになっていた
『頑固だね弔くん、なんで?』
死柄木のお腹をグッと押す「ナニカ」
思い切り声が出そうになってしまうのを耐え、歯を食いしばる死柄木
「お前には…♡分からねぇだろうな…♡」
『弔くんのこともっと知りたいなぁ、好きだよ弔くん』
「あっそ、俺は嫌いだ」
「死柄木、誰と話してんだ?」
「…なんでもねぇよ♡」 - 1221主25/10/15(水) 23:55:16
──────────
「(───が、弔に近づいているね…)」
「(個性「死に戻り」)」
「(何が起きるか分からない、相当リスキーな個性)」
「(だから僕は彼を脳無にした…だが、想定外のことが起こりすぎたね)」
「ま、いいさ…」
銃がAFOへと向く
「(僕が、僕の器を壊すわけがないからね)」
「ふふっ…どうせ彼は何時でも殺せる」
──────────
「あ”ぁぁっ…♡」
「お前のっ♡♡ヤり方…♡もう全部覚えちまったよ♡」
「もうお前には屈しない♡残念だったな♡変態野郎が♡」
『いいよ、弔くんが好きだから』
「その好きって言うのやめろよ、気持ち悪い」
『ヤダ』
「まぁいいけどよ…これからも都合の良い道具として生きていけよ、変態野郎♡」
『ウーン…』
「どうした?悔し────」
その瞬間「ナニカ」が弾け飛んだ
ボロボロと弾け飛んだ肉片のようなものも、灰のようになって消えていく
「…は?」
──────────
「(だが、やはり…君はそうする)」
「(別の世界の僕も楽しませてくれ)」
【完】 - 1231主25/10/15(水) 23:57:44
ここまで見ていただきありがとうございました
Part.2も楽しかったので…またやりたいです
知ってる人がいたら嬉しいですが、エロトラのスレとか前に立ててた人です
シリーズ物の閲注やりたかったので、いい機会だったかもしれません
多分次また立てます
次は…エロじゃないのも書きたいです
最後そこまでえっちじゃなくてすいませんでした!
ありがとうございました!
また質問とかあれば答えます - 124二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:05:17
完結おつかれさまですが……ど、どういうこと?
え、何でナニカは弾け飛んだの…?
死柄木が堕ちなかったから……? - 125二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:08:54
完結ありがとうございます、めちゃくちゃシコりました
まあそりゃAFOがほっとくわけないよな…!と思いつつ…!ぶっ壊される弔くんエンドも見てみたかった…!!! - 1261主25/10/16(木) 09:33:11
- 127二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 12:01:53
- 128二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:14:20
この弔くんはナニカに開発された体を持て余しながら過ごすことになるんだね…スケベだね