- 1二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:16:40
「……ふぅ」
「ただいま、プロデューサー」
「おかえりなさい。ちゃんと見てました。よく頑張りましたね」
「……うん、ありがと」
「……」
「……」
「……ねぇ、どうだった?私のステージ」
「とても、素晴らしいパフォーマンスでした。今までで一番、輝いてましたよ」
「そっか。私も、同じ気持ち。自分で言うのもなんだけど最高のコンディションで、正直今までで1番のステージだった
歌いきるので精一杯だったこの曲も、私の表現したいをそのまま届けられたと思うし、あんなに苦手だったステップだって完璧で、文句なしの出来だった」
「はい」
「お客さん一人一人の顔が良くみえてさ、たくさんの歓声を受けてさ、眩しいくらいに輝けて。
あの場で私は、間違いなくアイドルだった。
今日まで、本当にありがとうプロデューサー
あなたのおかげで、こんな所まで来れちゃった」
「とんでもない
すべてあなたの力ですよ」
「ううん、そんなことない。絶対にそんなわけない
いつだってあなたがそばにいて、沢山励ましてくれたからで
私一人じゃこんなところ届くはずがなかったもん。
おかげで決勝のステージに立てて
我ながら大躍進だよ」
「でもさ」 - 2二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:17:43
「あの子には―― 十王星南には、届かなかった」
「それは――」
「いや〜……すごかったよね!あんなステージ、見せられたらさ、
もう勝ち負けなんてどうでも良くなってさ、ただただ見入っちゃうじゃん?」
「○○さん」
「しかも1学年下の後輩だよ!?夏のステージを見てわかってたつもりだったけどやっぱりすごいね〜
プロデューサーもみたでしょ、あのステ--
「〇〇さん」
「ん、どしたの?」
「2人きりの時くらい、我慢しなくていいんですよ」 - 3二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:18:55
「……プロデューサー」
「はい」
「終わっちゃった」
「はい」
「届かなかった」
「はい」
「越えられなかった」
「はい」
「勝ちたかった」
「っ……、はい」
「あれ?おかしいな、今まで涙なんて一度も」
「今は、今くらいはいいんです!」
「っ……!!
わ、私が1番だって、あなたが育てたアイドルが1番だって証明してたかった
あなたとの約束、ちゃんと勝ってはたしたかったよぉ」
「はい」 - 4二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:19:58
「あなたの気持ちも、時間も、全部無駄にしちゃった。ごめんなさい」
「いいえ、そんなことは断じてありません
何一つ無駄になんて言わせません
このステージを見て、あなたをアイドルじゃないなんて言える人間なんていません!!
俺の選択を間違いだなんて、誰にも、誰にも言わせません!!!」
「……うん」
「〇〇さん、だからそのために、もう少し共に歩いてくれませんか?」
「ぶろでゅーさぁ……」
「それにあなたなら次の目標もちゃんとあるんでしょ?」
「とうぜん!!」
「なら、まだまだ2人で上を目指せますね。」
「うん」
「これからもよろしくお願いします、俺のスター。」 - 5二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:22:12
短くつたない文章ですが以上です!!
ほとんで初心者の突発的なもので
プロットと内容は自分で、誤字や点の使い方、ブラッシュアップを友人にしていただきました!! - 6二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 22:57:15
広かと思ったら広じゃなかった…
Owl先輩? - 7二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 23:17:55
特に誰ってのは考えてないです
星南さんが2年時で一番星になったなら、こうやって3年生を過ごす子もいるだろうし、そういう子にもPとの関係があるんだろうな〜っていう妄想です - 8二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 00:05:29
なんだなんだ…最近はやたらと俺の求めてた概念のスレが立ちまくるな…
- 9二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 00:44:47
Good