n徹目の先生「……そうだ!」

  • 1二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 14:54:46

    今日当番の生徒をシャーレに呼びつけて惚気話しよう!(深夜n時)

  • 2二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 14:58:26

    誰との!?

  • 3二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 15:11:44

    枕元にあるスマホからバイブレーションとピコン、と断続的に鳴り響く通知音と共に安眠を邪魔された私、久田イズナは目を擦り、スマホを見る。
    「何なんですかぁ…こんな夜中、に……え、主殿?」
    モモトークの通知に表示されているのは主殿からのメッセージだった。
    『ちょっとシャーレに来てもらえる?』
    一言、それだけが残されていた。
    私は直ぐに既読をつけ、『り、了解です!待ってて下さい主殿!』
    と返信し、少し身支度を整えるとシュババッと部屋を飛び出した。

    シャーーーレにて
    コンコン、と扉を叩く音。
    私は振り向くと「はーい、入っていいよー」と返した。
    流石はイズナ。呼んでからどれだけ時間が経ったかは分からないが忍者は早かった。
    イズナは夜中だろうと元気いっぱいな動きで見ていて少し疲労が軽減する気がする。窓際に近づくと月灯りに照らされて綺麗だ。
    「イ、イズナ…主殿の命により参上しました!ところで、夜中にイズナを呼んで何か…あ、お仕事のお手伝いでしょうか!?でしたらイズナ……!」
    「あぁ、手伝いなら大丈夫だよ。」
    イズナは首を傾げている。
    「…?なら主殿は何故イズナをお呼びに?イズナ直々のマッサージでしょうか?」
    イズナは忍びの勘か、主殿の動作がいつもより少し遅い気がしていた。きっと今夜も徹夜をされるつもりだったんでしょう。敢えてマッサージの提案をしたのはしれっとイズナの膝枕をしてあげるためだった。
    「それはこの後やってほしいかな、話したい事があってね。ふぅ……この歳で言うのもなんだけど、彼女にしたい人がいてね。きっとイズナも知ってる人だと思う。」

  • 4二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 15:27:15

    そういえば惚気話ってなんだっけ…(ナチュラルクソボケ)

  • 5二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 15:29:11

    >>2

    各先生の惚気話をしたい生徒でもええぞ…私の場合は…いやまてこれってカズサorキキョウ呼んで互いにカズサorキキョウの事を遠回しに話したら面白い事になるのでは?

  • 6二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 15:30:59

    >>3 続き

    「は、い…?彼女……主、殿に?」

    何となく自分は少し引きつった顔をしているのが分かる。信じられない、信じたくない。

    「その人は自分のなりたいものに真っ直ぐでね。その…夢をずっと理解されなかったらしいんだ。今は志の同じ仲間も出来て、そんな彼女に私は会ったときからどこか惹かれてた。今はあの子達と仲良くやってるみたいだけど、もっと…その、本人の前で言うのは恥ずかしいからイズナに言うんだけど……いやでも、それは……。あ、はは…ごめんイズナ。こんな主殿で。」

    「………。」

    イズナは黙って話を聞いてくれている、流石に衝撃的だろう。いつ相手の事を言おうかタイミングに困る。今も緊張で胸がドキドキしているのだから。

    私は大人だが完璧とは程遠い。寧ろ普通の大人だ。恋愛術は子供並かもしれないが。

    「その彼女にしたい人は……きみ、久田イズナなんだ。」

    そう、先生は告げた。

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 16:31:17

    イズナ(が)彼女殿概念……

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:11:01

    続き全裸待機

  • 9二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 18:36:35

    「……っ!」
    隣で行儀よく座っていたイズナはニヤけた口元を隠すかのように両手を口を合わせ、赤面していた。
    イズナはゆっくりと息を整えている。そりゃそうだろう。彼女がきっと誰よりも信頼してくれているであろう私からいきなりこんな事を言われるとは思いも寄らなかったはずだ。こんなに良い反応をくれるのなら悪戯でたまに言ってみても良いかもしれない。
    「イズナ、君と付き合いたい。もちろん生徒と先生という立場ではなく、主と忍でもなく…1人の漢として君と付き合いたい。もちろんイズナが良いなら…そうだね、イズナが昔言ってた全てを真の主君たる主殿に捧げるって。その時が来たとそう思ってもらっても良いし、いつか別の誰かと恋仲になっても私はそれを咎めたりはしないよ。もちろんあの時からずっと私に全てを捧げてくれていたかもしれないけどね。」

    ……イズナは主殿に告白をされた。きっと迷わず応えるべきなんだろうけど、胸がドキドキしてそれどころじゃない。頭の中が真っ白になりそうで、ずっとイズナをとろけさせるような言葉をかけて欲しい、心臓の音がうるさくて主殿の声が聞こえにくい。
    お、落ち着いて、イズナ…ゆっくりと精神を落ち着けて…。
    「ふぅ……あっ主、殿……イズナは、主殿がよろしければ…その……。はい、主殿は…イズナの彼氏殿です!これからもイズナを末永くよろしくお願いします!」

    その後、相変わらず盗聴していたコタマから情報漏洩されてしまい、先生とイズナそれぞれに沢山の生徒が押し寄せたのはまた別のお話……。

  • 10二次元好きのスレ主さん25/10/09(木) 18:37:44

    ちょっとした後日談
    (↑最早時系列的に後日とは?)

    イズナエピローグ

    とある土曜の朝、今週も先生は惰眠を貪っていた。
    ガチャッと扉が開き、狐耳の可憐な少女が入ってきたと思いきや、先生に飛び乗る。
    「ぐえっ!」
    キャッキャと楽しそうにする少女に先生は「全くもう…」と呟き、ベッドの隅に座らせるとゆっくりと起き上がった。
    「いつまで寝てるんですかー、今日は皆で桜花祭に行くって言ってたのにー!」
    「ごめんごめん……」
    そう申し訳無く返す先生、ベッドサイドに置かれた写真をチラ見し、ベッドから起き上がる。
    「ほら、早く行きなー、私は起きたって伝え…」
    「あっるじっどのー!おはようございます!!」
    先生の言葉を遮り、開け放たれていた扉から元気よく挨拶をしたのは…
    あの時からそれなりに成長した久田イズナ…私の妻だった。

    おわり。
    恋人の話も書きたかったけどこっちも書きたくなったので供養しましたっと、
    皆さんも好きな生徒さんで是非書いてみては?(曇らせも晴らせも出来てかんぺき〜)

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:24:55

    脳が幸せになるねぇ…

オススメ

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