- 1二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:53:32
貴方を思う、ただそれだけで胸が暖かくなります。貴方を思う、ただそれだけで拍動が早まります。貴方が誰かと話しているだけで、胸が裂けそうになる。私は病んでいるのでしょう、そしてこの病の名前は...
「おはようございます、マスター」
「おはよう、ナイチンゲール」
俺は朝の散歩の途中で紅衣に身を包んだサーヴァントに挨拶をする。
「婦長はこれからご飯?」
「ええ、恥ずかしながら、先ほどまで医務室の整理をしていまして」
「実は俺もまだなんだよね。一緒に食べていいかな?」
「構いません」
俺はナイチンゲールと並んで食堂へ向かった。
「そう言えば、婦長って好きな食べ物ないの?」
「好きな食べ物...ですか。特にはありませんね。消化によく、栄養価のあるものが好きです」 - 2二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:54:35
「なんていうか、ナイチンゲールらしいね」
「マスターはどのような食事が好みなのですか?」
「うーん...確かにそう聞かれると難しいかも。ジャンクフードって答えたら怒る?」
「...聞き流したくはなりませんね。マスターは若いですが、サーヴァントではありません。極力健康に気を遣った生活を心がけていただきたいです」
「あはは...手厳しい」
会話を弾ませていると向こうからマシュが向かってきた
「そうだよ。マシュは?」
「わたしもちょうど食堂に用事がありまして、よろしければ、ご一緒しても?」
「俺は全然いいよ。ナイチンゲールもそれでいいよね?」
「......ええ、構いません」
「どうしたの?何か考え事でもしてた?」
「いえ、そういうわけではありません」
ナイチンゲールはただならぬ雰囲気を醸し出したながら一人で歩き出した。
「あ、待ってよ!」
俺とマシュは急いでナイチンゲールを追いかけて食堂へと入った。
「おはようございます、先輩。それと、ナイチンゲールさん」
俺たちは歩みを止める
「おはよう、マシュ」
「おはようございます、ミス.キリエライト」
「お二人は朝ごはんですか?」 - 3二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:55:43
「先ほどは失礼しました。空腹で先走ってしまいました」
私は適当な言い訳をしながら食事を進める
「意外とナイチンゲールも可愛いところがあるよね」
「ゴホッ...マスター、あまり可愛いなどとは言わないでいただきたいです」
マスターがいきなり褒めてくるので少々咽せてしまいました。
「ですが、ありがとうございます。その、言われると嬉しいやら、恥ずかしいやらで、少々複雑な気分で」
きっと、マスターは何気なくこの一言を振り撒いているんでしょう。そう思うと少々苛立ってきました。
「あまり他の女性には言わないように。ここのサーヴァントの方々は女であることよりも戦士であることを選んだ方々ですから」
なんて、醜い独占欲なのでしょうか。私もそうであるように、可愛いと言われて嬉しくない人なんていないはずなのに。 - 4二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:57:04
「ありがとう、ナイチンゲール。うーん...確かにそうなのかな?みんなも旦那さんとかいるだろうし」
私はいませんでしたが。など言えるはずがありませんね。
「それでは、私はここで失礼します。何かようでしたら保健室まで」
「うん、またね」
「昼食をミス.キリエライトと過ごす...その他、女性サーヴァントとの会合多数...」
浮気...?いえ、まだ私と彼はそんな関係になっていませんが...
「ひどい司令官ですね。部下と良好な関係を築けないなんて」
数本の注射器と医薬品を鞄に詰めて私はマスターの部屋に向かう。
「コレは治療行為...そう、治療行為です。浮気性...言うなれば浮気症とでも言うべきでしょうか?」 - 5二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 18:58:05
と言った感じです。FGO始めたばっかりで他のキャラとかの掛け合いがよくわからないです。個人的にはオチが少し駆け足すぎるかな、と思っています