【TSしのぎゆ・みつおば注意】義勇者の伝説へⅢ【鬼滅DQ】

  • 1二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:14:57

    TS冨岡義勇でDQⅢルックスB勇者(女勇者)やりたいと思い軽率にぼうけんの書を作った3スレ目です
    プレイログと茶番
    TSCP注意:しのぎゆ&みつおば(おばみつ前提みつおば成立済)
    鬼滅の刃本編軸の記憶有な実質後天的TS
    基本ギャグのラブコメでお色気要素も少々?
    自己満足スレですがコメント・ハートをいただけると励みになります

    プレイ環境:HD-2Dリメイク版ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…(Switch版)
          難易度「楽ちんプレイ」

  • 2二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:16:20
  • 3二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:18:13

    前回のハイライト

    ぎゆう:女王様
    しのぶ:ぱふぱふ初体験
    みつおば:結婚おめでとう

    以上です

  • 4二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:20:54

    イシス城地下の王墓で手に入れたほしふる腕輪はぎゆうが装備することにした
    ぎゆうのすばやさが倍になってもまだなおしのぶのほうが早い
    仲間の中での行動順よりも敵モンスターに後れをとらないようにということを重視した
    攻撃は最大の防御である

    しっかりと準備を整え、いざ、北部のピラミッドへ
    ピラミッドは一目でそれとわかる姿をしていた

  • 5二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:25:55

    直射日光の暑い砂漠を移動してきた勇者一行は
    それがいわくつきのピラミッドであってもさっさと日陰に入りたくなっていた

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:27:23

    外気とは何度違うのだろう
    一歩ピラミッドに踏み入れるとひんやりとした空気が体表の熱を一気に奪っていく

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:29:12

    ピラミッドの内部は入り組んだ構造をしている
    そしてあちこちに宝箱が見つかった
    しかし入口から近く最初に見つけた宝箱は開けてみると空っぽだった
    「盗掘者が多くいるという話だったな…」
    まあ自分たちも人のことを言えたものではないのかもしれないが…
    個人の物欲故ではなく世界を救うため、大目に見て欲しいものだと一人、心の中で弁明する

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:30:47

    だが、そんなぎゆうの心を知ってか知らずか天罰かと思える事態になった
    なんと宝箱はひとくいばこだった!

  • 9二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:32:39

    ひとくいばこは宝箱に擬態して人間を食らおうというモンスターだ
    決して脅威を感じるような見た目をしているわけではないのだが
    見た目とは裏腹に高い攻撃力、MP吸収、強制睡眠と厄介な相手だ

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:35:33

    このピラミッドには数多くのひとくいばこが獲物を待っていて
    油断をするとこの有様である

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:36:58

    大急ぎでしのぶにホイミをかける
    しのぶはHPが少なめではあるがそれにしてもここまで持っていかれるとは
    「しに」にならなかったのが奇跡のようだ
    だがこの先それも覚悟しなければいけないのかもしれない
    背筋がぞくりとした

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:41:09

    ピラミッドにはところどころに巨大な像なども多い
    この立派な像はピラミッドに眠っている王だろうか…
    (快くは思ってはいないだろうな…)
    だがまほうの鍵を手に入れるためには仕方がないことだ

  • 13二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:44:40

    長い長いダンジョンを進み、固く閉ざした扉を見つけた
    他に進む道を探して階段を登ったり下りたりしてみたがその先もまた別の扉に閉ざされていた
    「この青い扉はまほうの鍵で開くものでしょうか?」
    「でもさっき下の階で見つけた扉はこれとは違ったわ」
    「鍵で開く類の扉ではないというのだろうか」

  • 14二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:47:32

    あたりをさらに探索すると何やら怪しげな構造物を見つけた

  • 15二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:49:11

    「なんだこれは」
    丸い構造物は力を入れると動かせそうだった
    「もしかしてこれは…」
    「あっ!あれじゃない?わらべうた!!」

    みつりは声に出して歌ってみる
    「まんまるボタンはおひさまボタン♪
     クルクルまわせばとびらがひらく♪
     東の東から西の西♪」

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:50:51

    最も東にある構造物のボタンを回し、次は最も西にあるボタンを回す

  • 17二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:52:36

    二つのボタンを回すと大きな音がした
    慌てて閉ざしていた扉を確認しにいくと扉が開いていた
    勇者たちは扉の先へと入っていく
    すると…

    「むむっ!貴様何者だ!?」
    青い体をした魔物がそこに置かれた宝箱を持ち去ろうとしていた

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:54:57

    「こんなところで出くわすとは運の悪いヤツめ…」
    苦々しさにあふれる声を出す
    運が悪いのはそちらだろうと言いたくなる

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:56:40

    「この場所を貴様らの墓場にしてやるっ!」
    ナイルのあくまは手下の魔物を呼び出した

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 19:59:28

    ボス戦第二回ナイルのあくま
    HD2Dリメイクで追加のボス
    呼び出したマミーズアイが使う「にらみつける」で眠らせてくるのが厄介
    またナイルのあくま自体もマヌーサ(幻惑呪文:確率で全体の命中率を下げる)を使うため
    動ける人数がすぐに制約がかかるので地味に長期戦になりがち

  • 21二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:02:38

    この時点で回復手段はぎゆうのホイミとみつりのやすらぎの歌、けづくろい、やくそう類のみ
    アタッカーとして活躍してほしいみつりが回復にターンを割かねばならず
    それでも回復が間に合わずぎゆうもホイミをし、状態異常も手持ちアイテムで治療して
    コツコツ隙を見て攻撃、と最初の1体のマミーズアイを倒すまでがとにかく時間がかかった
    おばないがだいたい寝ていたがむしろおとりになってくれたのがHPが高く実質タンク役のおばないだったのが救い
    途中で赤HPにまでしのぶとみつりが追い詰められたがなんとかナイルのあくま撃破

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:04:14

    「ぐっ…
     ニンゲンがこれほどの強さを…!!」
    ナイルのあくまが忌々しそうに吐き捨てる

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:06:48

    「魔王バラモス様のお言葉通り
     このカギを渡すわけには…」
    !?
    「バラモスだと!」

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:09:28

    「くそ…われわれのカタキは
     ボストロール様が…必ずや…」
    そう言うとナイルのあくまは息絶えた

    魔王バラモスは配下のモンスターを統率しているのだろうか
    末端で動くモンスターにまでは指令系統も何もなさそうだが
    …無惨と十二鬼月の関係を思い起こさせた

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:11:20

    ナイルのあくまが狙っていた宝箱を開くとまほうのカギを手に入れることができた

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:13:06

    この階の上階、まほうのカギで閉ざされたその先へ

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:15:04

    そこには異常なほどの宝箱が置かれていた

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:16:22

    宝箱に手をかけ、開こうとしたその瞬間

    …王様の財宝を荒らすものはだれだ
    我らの眠りを妨げるものはだれだ…

    傍らにある棺の蓋がゴゴゴゴ…と音をたててゆっくりと開いていく

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:32:08

    ひとくいばこかと思ったが、他のモンスターが襲い掛かってきた
    とはいえ、普通にエンカウントする敵と同じようなメンバーのため
    冷静に対処すれば危なげなく勝つことができた
    そしてぎゆうのレベルが上がり新しい呪文を覚えた

  • 30二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:34:43

    「ちょっと!今それを覚えるんですか!!」
    ギラの上位呪文のベギラマ(敵グループへの効果)と
    ホイミの上位呪文のベホイミ(味方単体への回復効果)だ
    「間が悪いにもほどがある!それがさっきのボス戦であれば
     甘露寺が回復ばかりに専念しなくてもよかっただろう!」
    そんなことを言われてもぎゆうには仕方のないことではあるが
    自分自身もまたこのタイミングはないなと思ってしまったので言い返さなかった

  • 31二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:37:15

    宝箱を全て開け、襲い来る敵を全てなぎ倒した
    世界樹の葉などの貴重アイテムもあるにはあったが
    装備アイテムは使えそうなものはマジカルスカートくらいだった
    これだけたくさん宝箱があったのに拍子抜けである

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:39:15

    この部屋の階段を登り、最上階の部屋からさらに階段を上がるとそこは外壁だった
    何故こんなところに落ちているのかはわからないが小さなメダルを見つけたぎゆうは
    そのまま久しぶりにメダルおじさんのところに向かうことにした

  • 33二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:41:15

    「よし!これでぎゆうはメダルを20枚集めたので
     ほうびにちからのゆびわをあたえよう!」
    ちからのゆびわはちからの上がる装飾品、劇的に戦力強化というわけにはいかないが
    ありがたくもらっておくことにした

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:42:42

    アリアハンに来たついでにぎゆうの実家に寄って母親に挨拶し
    ほんの少し休むとまたピラミッドへと向かう
    実はピラミッドにはまだ隠されたアイテムがあるという
    「黄金の爪」という強力な武器が地下に眠っているらしい

  • 35二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:44:07

    ピラミッド地下は呪文が使えない
    だが、呪文よりも特技主体で戦ってきた勇者の仲間たちにとっては特にすごく困るということはなかった
    しのぶのしのびあしが本領発揮だ
    像で隠された階段を見つけさらに深部へと進む

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:45:21

    非常に大きな黄金の棺が祀られているのを見つける
    いかにも罠とも思えるほどに堂々と鎮座されたそれをゆっくりと開けてみた

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:47:47

    なんともまばゆく神々しい
    金色に輝く黄金の爪を見つけ出した

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:48:56

    喜んで帰ろうと元来た道を引き返そうとしたそのとき
    どこからともなくぶきみな声が聞こえる…

    黄金の爪を奪う者に災いあれっ!!

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:49:56

    棺からまがまがしい紫色のオーラがあふれ出した
    「なんだあれは!」

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:55:20

    ぞわっとするその感覚
    ああ、あの亡者どもがすがりついてくるかのようだとおばないは体をこわばらせた

    あたりの魔物の気配が濃くなったのをみつりは感じた
    「気を付けて!あのオーラ、モンスターを呼び寄せているみたい」
    しのぶのしのびあしを使っているにも関わらず次から次へとモンスターが襲ってくる
    そこまで苦戦するような相手ではないと落ち着いて対処して
    なんとか入口まで戻ることができた

    ピラミッドから出るとあのオーラを感じなくなり
    モンスターの出現率も平常通りに下がった
    「逃げおおせた…のか?」
    なかなか警戒をとかないおばないだったが無事にピラミッドが視界から外れるとようやく安堵した

  • 41二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:56:42

    ピラミッド探索もこれで終わり
    無事にまほうの鍵も手に入れることができたことを喜ぶ
    関所をすぐに抜けることもできたのだがまほうの鍵で開けられる青い扉を
    これまでにいくつか見かけていたのでルーラで少し各地に戻ってアイテム回収を行う

  • 42二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 20:57:42

    貼り忘れ

  • 43二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:03:04

    特にイシスには数多くの宝箱があり、そして、女王の寝室へと続く扉もまた青い扉だった
    「なに用かは知りませぬがお引取り下さいませ
     あらぬ噂が立ちますわ」
    お付きの侍女に追い出されそうになるがそれを女王が引き留める

  • 44二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:04:59

    「人目を忍んで私に会いに来てくれたこと
     嬉しく思いますわ」
    なんと女王は勇者一行を歓迎してくれたようだ
    本来なら侍女の言うとおり大問題な行為のはずなのだが…
    勇者が少女のためだろうか?

  • 45二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:07:16

    「何もしてあげられませんがあなたにささやかな
     贈り物を差し上げましょう」
    無礼を働いたと判断されても仕方がないというのに実に寛大だ
    「私のベッドのまわりを調べてごらんなさい」
    女王がそう言うとベッドの後ろで何かが光り輝いているのが見えた

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:09:05

    ぎゆうたちは命のゆびわを見つけた
    これは装備したものが移動するたびにHPを回復してくれるありがたいアイテムだ
    まほうの鍵を手に入れたことで女王に勇者として認められたのかもしれないと
    そう思ったぎゆうたちであった

  • 47二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:10:26

    本来の目的地、ロマリアの関所まで戻ってきた勇者一行

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:12:15

    関所の建物内部にいる兵士曰く、昔は鍵がなくてもこの関所を通ることができたそう
    最近は魔物が増えたために通行を制限しているとか
    魔物なら関所を無視して空を飛んだり川や海を泳いだりして軽々と超えていきそうなものだが
    やはりロマリア周辺にはそういうモンスターが少ないのかとロマリアについたときに思った疑問が再度思い起こされる

  • 49二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:14:17

    まほうの鍵で開く青い扉を開け、その先の階段を降りる

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:15:28

    きっちりと整備された地下通路
    さすがにここにはモンスターと会うこともない

    反対側にたどり着き、今度を階段を登ると先ほど入ってきた入口と全く同じものを
    反転したような出口があった

  • 51二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:16:32

    ロマリアの関所を出ると小島に出た
    すぐ先に大きな橋があり、そこを通ると新しい大陸かと思った

  • 52二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:17:42

    だが、一応は険しい山脈で大陸自体は繋がっているらしい
    勇者一行はここから南西にあるというポルトガを目指す

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:18:52

    道中で日も暮れ野営のできそうな場所を探していると
    魔性をなくしたモンスターを見つけ保護することができた

  • 54二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:19:54

    これで保護したモンスターは10体
    みつりはモンスターの気持ちをすこし理解したようだ
    「これってこの間もあったアレよね!
     じゃあ、一度戦闘をしたら…」

  • 55二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:20:56

    思った通り、みつりはまものよびを覚えた
    とおぼえが狼を呼び寄せて攻撃させる特技だとしたらこちらは保護したモンスターが
    どこからか現れて攻撃してくれる特技だ
    仲間にしたモンスターの数が多くなればなるほどその攻撃力はあがっていく
    HD2Dリメイクすべてのバランスぶっ壊れの元凶である

  • 56二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:22:43

    「む…モンスターじいさんに会いにいったほうがよさそうだ」
    久しぶりに頭の中で助言の声がモンスターじいさんに会いに行けと聞こえた

    ポルトガに行こうと思っていたが一旦ロマリアにルーラする
    地下にあるモンスターバトルロードにいるモンスターじいさんを訪ねると歓迎された

  • 57二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:24:08

    モンスターの数が10体以上になったのでお礼がしたいという
    まるでちいさなメダルを集めたのと同じような展開にこういうのもあるのかと
    少しコレクター気質が開花し始めているぎゆうはわくわくした

  • 58二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:25:30

    「どうかこれからもモンスターを気にかけてやってくれ」
    まほうのせいすいを5個受け取った
    レベルアップ時にMPが回復する仕様でこれまであまりMPが枯渇するということはなかったが
    ある程度レベルも上がってきて
    今後レベルアップまでに時間がかかるようになるだろうことを考えると大変ありがたい

  • 59二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:26:31

    さて、少し寄り道してしまったが再度ポルトガを目指し、今度はちゃんとたどり着くことができた

  • 60二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:27:36

    城と城下町、それだけなら他にもよくある町の構成だ

  • 61二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:29:28

    だが、ここポルトガの特徴は大きな港があることだ
    港には立派な船が停泊している

  • 62二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:31:26

    長旅の疲れを癒すために今日はこの町に宿をとることにした
    海運ばかりの町かと思っていたが町の宿屋には馬がいた
    陸路も整備されているのだろうか?
    ロマリアの関所が通行制限しているので商売はやりにくそうだが

  • 63二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:33:26

    宿を予約したあと、武器防具屋などをのぞいてみる
    値が張るが強力なラインナップが揃っているようだ
    そろそろ新しい武具を購入すべきだろうか?
    そのまま町を少し探索しているとサブリナという女性と出会った

  • 64二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:34:49

    「私の名前はサブリナ
     こうして恋人のことを思っています
     でも夜になれば…暗くさみしい夜が怖い
     ああ、私のカルロス…」

  • 65二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:36:04

    「どういうことだ?恋人と会えばいいだろう」
    「うーん…すぐには会えないとかかしら?」
    「港町ですから恋人は船乗りとかで長期間会えないとかでしょうかね」
    「ありうるな…だがあの嘆きようはそれだけとも思えなかったが」

  • 66二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:39:50

    辺りは夕昏、サブリナの恐れる夜がやがてすぐにやってくるだろう

    船を求めてここポルトガにやってきたが王城には夜は立ち入りができない
    ここは宿で休んでから明日の朝いちばんに謁見を申し込むのがいいだろう

    月明りの美しい海辺の夜の町を波音を聞きながら散策すると

  • 67二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:41:07

    海辺に張り出した場所を見つける
    天使?有翼人?の男性とエルフの女性の像の噴水が中央にある広場だ

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:43:28

    「ここは恋人たちの語らいの場所
     かつて愛し合う二人がよくここに来ていたのですがあの二人は今どこに…?」
    吟遊詩人風の男性が心配そうに話してくれた

  • 69二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:44:29

    「もしかしてサブリナさんのことなのかしら?」
    「その可能性はあるが…しばらく姿を見せていないのか?
     恋人はすぐに会えない場所にいるとしても一人の姿も見せていない?」
    「普通にこの町に住んでいるはずなのに変ですね」

  • 70二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:45:47

    疑問に思いながらサブリナを彼女の家に再度訪ねると昼間にはいなかった猫がそこにはいた
    「猫ちゃん一人なのかしら?」
    「にゃん…」
    もの悲しそうに鳴き声をあげる猫
    しかし、ここにはサブリナはいない

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:47:24

    サブリナはどこにいったのだろう?
    あちこち町を探索すると魔性をなくしたモンスターを発見した

  • 72二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:48:25

    保護したのは海辺にふさわしいマリンスライムだ
    保護モンスターが増えるごとにみつりのまものよびの威力が上がるので積極的に見つけなければ

  • 73二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:49:46

    しらみつぶしにサブリナを探してみたが見つからない
    だが海辺に突き出した灯台の下に住まう神父から話を聞くことができた
    「かつて勇敢なる剣士と愛し合う美しい女性がいた」

  • 74二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:51:07

    「二人はいつも海を眺めて平和な世界を夢見ておった…
     しかし恐ろしいことに魔王バラモスがその二人に呪いをかけてしもうたのじゃ
     そのため二人は…かわいそうな話じゃて」

  • 75二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:52:28

    「魔王バラモスの呪いだと!?」
    こんなところでまた魔王バラモスの名前を聞くことになろうとは…ぎゆうは驚愕した
    「一体何の呪いだというのかね」
    「嫌な予感がしますね」
    「平和を願う愛し合う二人に呪いをかけるなんて魔王バラモスって本当に酷いわ」

  • 76二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:54:19

    結局、これ以上、謎をとくこともできずに諦めて宿屋へ戻る
    すると、昼間に馬がいた場所にぽつんとたたずむ男性がいることに気づいた

  • 77二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:56:18

    「ああ愛しのサブリナ
     でも…今はもう会うことも話すことすらできない」
    彼に話しかけるとカルロスという名前だとわかった
    カルロス…サブリナが恋人の名前だと言ってはいなかっただろうか

    「サブリナを知っていますか?」
    →はい
     いいえ

  • 78二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:57:43

    「では伝えてください
     カルロスは今もお前を愛していると!」
    なんということだろう
    魔王バラモスの呪いとは、カルロスは昼は馬の姿に、サブリナは夜は猫の姿になる呪いということか
    人間の姿でいる時間のすれ違いによって会うことも話すこともできないというのだろう

  • 79二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:59:35

    「許せないわ!!もう、バラモスすぐに倒してやるんだから!」
    怒りをあらわにするみつりに
    「落ち着け甘露寺
     君が怒り心頭になる気持ちはわかるが今は地道に旅を進めていくしかない」
    とおばないが冷静に声をかける
    「まずは船だな」
    「そのためにこの町に来ましたからね
     明日の朝、嘆願してすぐに船の使用許可がもらえればいいんですが」

  • 80二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:00:56

    翌朝一番にポルトガ城へと向かう

  • 81二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:03:09

    ここの城でもすぐに王に謁見ができたのだが…
    「はるか東の国では黒胡椒が多く取れるという」
    開口一番何を言っているんだと再び思うことになろうとは

  • 82二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:04:28

    「東方に旅立ちその地で見聞したことをわしに報告せよ
     胡椒を持ち帰ったときそなたらを勇者と認めわしの船を与えよう!」

    船の使用許可、貸してもらいたいと願い出るつもりだった勇者一行は
    船を与えようという王の発言に驚いた
    もちろんそのかわりの条件は出されたが船の譲渡というゴールドに換算すればどれだけの
    金額になるのかわからない代償としてはきっと妥当なものだろう

  • 83二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:06:35

    「この手紙を東への洞窟に住むノルドに見せれば
     導いてくれるはずじゃ」

    ぎゆうはおうのてがみを受け取った
    行き先も指し示してくれたうえに書状までもらえるとは願ったりかなったりだ
    案外ポルトガ王は話がわかる人物なのかもしれない

  • 84二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:08:50

    「このような手紙を書いたのはそなたで二度目じゃ
     一度目はアリアハンからきた戦士じゃったな
     手紙を欲する訳を問うたところ理由は言えないがオレにはやるべきことがある
     そうまっすぐな目で言いおってな
     いつもならそのまま追い返すところじゃがあやつの曇り一つない真剣な眼差しに
     ワシは心を打たれたのじゃ」

  • 85二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:12:26

    「間違いない
     あれは何か重大な使命を帯びた本物の戦士の目であった!」
    懐かしそうに長々と話すポルトガ王はしばらくするとはっとした様子で言う
    「…おっと昔話はこのぐらいにしておこう」

  • 86二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:14:14

    「ではゆけぎゆうよ!
     その手紙をノルドに見せるのじゃ」
    ポルトガ王の話の中に出てきたアリアハンからきた戦士
    おそらくぎゆうの父、オルテガのことであろう
    アリアハンから遠く離れた地でも彼の名前はこのように残っているのかと
    偉大な父の背中を常に追いかけている気分になる
    いつか自分も父に追いつく日がくるのだろうか

  • 87二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:15:27

    これから東方へと旅立つことになる勇者一行は城の中で聞いた話に少し興味を持った
    「なんと東には職業を変えられる神殿があるそうです」

  • 88二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:16:42

    「職業とは変えられるものだったのが」
    「うーん、たぶん勇者は無理なような気がしますが」
    「私、今の職業気に入ってるから変えたいとは思わないんだけど魔王討伐のためには転職も必要なのかしら?」
    「今の職で懸念点があるのか、冨岡」
    「攻撃呪文も回復呪文も扱えるのは俺一人だ
     …ピラミッドのナイルのあくまと戦ったときに何度もピンチに陥っていたが
     今後、このままの布陣でいくのは不安がある」
    誰も異を唱えない
    事実、ナイルのあくまとの戦いは本当に長期戦かつ危うかったのだ
    東方へ行くならその職業を変えられる神殿もぜひ訪れてみたいものだ

  • 89二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:18:47

    ポルトガ城内を探索していたぎゆうたちはとある一室を見つけて驚く
    そこは倉庫のようだったが中央には宝箱が並び
    その周りには侵入者を防ぐためのダメージ床が張られていた

  • 90二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:19:51

    普通の城の中だというのにこんな厳重に守られているなんて…
    いったいどんないいアイテムが入っているのだろうかと
    危険を承知でダメージ床に乗る

  • 91二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:21:36

    中に入っていたのは「まふうじの杖」「やいばのブーメラン」「きんのネックレス」だった
    まあ、役にたたないということはないがこんな罠を張るほどのものだろうかと少し期待が外れた

  • 92二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:23:13

    とはいえ、確認してみるとそれぞれの削れたHPはごくわずか
    なるほどダメージの量的にはこれくらいのアイテムということか

    さて、東方へと旅立つ前にぎゆうのたっての希望で一旦メダルおじさんに会いに行くことにした
    ぎゆうがこまめに熱心に集めているおかげでかなりの枚数になってきていたからだ

  • 93二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:24:30

    23枚集めたほうびにインテリめがねと

  • 94二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:25:37

    27枚集めたほうびにはやてのリングを貰った

  • 95二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:29:32

    どちらも装飾品のようだ
    手持ちの装飾品がかなり増えてきた
    たくさんの装飾品があっても結局どれをつけるべきか迷ってずっと同じものを付け続けることが多い
    一応メインアクセサリとサブアクセサリで一人2種類つけれるのだが
    それにしたって持て余してしまう数だ

  • 96二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:30:55

    東への洞窟がある場所はアッサラームにほど近いためルーラでアッサラームに飛ぶことにした
    「胡蝶、わかっているな?」
    「わかってますって、冨岡さん
     前回はふざけすぎてたこと反省していますよ」
    別に今回はこの町に滞在しようというわけでもないのに話を蒸し返され
    内心は少しむっとしながらしのぶは表面上は事を荒立てないようにした

  • 97二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:32:14

    アッサラームから北東へ
    更に東へ進むことを拒否する山脈にはとある洞窟があった

  • 98二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:33:57

    ノルドの洞窟
    ポルトガ王の古い友人だというドワーフのノルドが住む洞窟だ

  • 99二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:35:08

    「わしはドワーフのノルド
     お嬢さん方はなんだね?
     さあ出てゆきなされ!」
    エルフの隠れ里ではエルフに塩対応をされたがドワーフにも塩対応をされる

  • 100二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:36:58

    話を聞こうともしてくれないではどうにもならない
    しかし、こちらには手の内がある

    王の手紙を読みますか?
    →はい
     いいえ

  • 101二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:38:12

    「ん?なんのつもりじゃね?」

    ぎゆうはポルトガの国王からの書状を取り出して読んでみた

  • 102二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:39:24

    「親愛なるノルドへ
     この手紙を持つ旅人をバーンの抜け道へ案内してやってくれ
     目指すは東方の町バハラタだ
     ポルトガの王より」

  • 103二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:40:36

    手紙の内容にノルドは驚いたようだ
    「ふむ!するとお嬢さん方は東へ行きたいのかね?
     ふむ!ほかならぬポルトガの王様の頼みとあらば…
     さ!ついて来なされ」

  • 104二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:42:54

    手紙の存在一つでこんなに対応が変わるとは
    よほどポルトガ王とこのノルドというドワーフの間には信頼関係があるに違いない
    とにもかくにも態度が軟化してぎゆうたちはほっと胸をなでおろす

  • 105二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:44:20

    ノルドは居住に使っているスペースを出て、少しだけ洞窟の入り口近くに移動する
    「ふむ!そこで待っていなされ」

  • 106二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:45:43

    そして勢いをつけると洞窟の岸壁に向かってぶつかっていく

  • 107二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:47:19

    「うおおおおお!!!」
    辺り一面に砂煙を巻き起こしながらノルドは力をぶち当て続けた

  • 108二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:49:10

    あまりの怪力にぎゆうたちがびっくりしていると
    平然とした顔でノルドが戻ってきた
    どうやらバーンの抜け道が開通したらしい

  • 109二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:54:12

    「悲鳴嶼さんでも素手でこの大岩…というか壁を砕けるでしょうかね…」
    「日輪刀で切るのとはわけが違う」
    「本来なら魔法の玉でも使うべき場面だろうな」
    「ドワーフって小柄に見えてとっても力持ちなのね」

  • 110二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:55:43

    「勘違いしないでくだされ
     今回はポルトガの王に頼まれたから力を貸しただけのこと
     本来、わしらドワーフは人間嫌い
     次も手助けするとは限りませぬぞ
     まあ、中には人間とともに旅をするような物好きなドワーフもいたようじゃが…」

    (ツンデレ…)
    (見事なツンデレですね)
    (ツンデレだわかわいいわ)
    (ドワーフにツンデレという概念があるのか)

  • 111二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 22:57:25

    「さ お通りなされ!
     これがバーンの抜け道への入り口じゃ」
    勇者たちはたった今、開通したばかりの横穴を通り
    バーンの抜け道へと入り、そこを抜けていった

  • 112二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 23:09:41

    洞窟を出た勇者一行はポルトガ王の手紙に記載されていた町バハラタを目指すことにした
    洞窟を抜けた先のこの地は山脈と山脈にはさまれているが相当な広さの平原が続いている
    陸続きではあるがポルトガからしてみればバハラタは相当の距離があるだろう
    その遠方の地まで、勇者の力を使ってまで王が求めるというくろこしょう
    いったいどんな味がするというのだろうか

  • 113二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 23:21:36

    道すがら魔性をなくしたギズモを見つけた
    モンスターじいさんの話によれば、こうやって見つけているモンスターも
    中には同じ場所に来たとしても見つかる時間と見つからない時間があるモンスターもいるという
    特に朝や夕方にしかいないモンスターと偶然出会うのはかなり難しい

  • 114二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 23:23:20

    洞窟を出てからひたすら南東を目指した
    何度も何度も日は落ち、そしてまた昇りようやく目的地の町、バハラタが見えてきた

  • 115二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 06:13:12

    閑話休題保守代わり
    この世界での年齢設定
    ぎゆうちゃん:16歳
    しのぶくん:19歳
    みつりくん:17歳
    おばないちゃん:18歳
    ドラクエ世界なので16歳で成人です

スレッドは10/10 16:13頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。