- 1二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 08:52:55
- 2二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 10:29:14
- 3二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 10:36:23
おひさ保守
- 4二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 11:30:40
またイチャイチャが見れる!?
- 5二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 12:21:04
イチャ保守
- 6二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 12:34:54
吠角保守
- 7二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 13:23:33
前回すみぽよが癌になって終わっちゃったよな…
- 8二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 14:20:38
まま保守
- 9二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 15:29:24
グラマラス保守
- 10二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 15:33:35
10まで保守
- 11二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 17:36:39
このスレは気ぶりがいがある
- 12二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 18:03:42
お帰りなさーい!
- 13二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:23:16
楽しみ
- 14二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 06:38:29
病院から帰宅して数日。
角乃は「家族に心配をかけたくない」と思い、普段以上に明るく振る舞おうとする。
双子とも遊び、笑顔を絶やさない。
だが夜――。
一人、洗面所で髪を撫でながら、鏡に映る自分を見つめる角乃。
声にならない不安を、胸の奥にしまい込んでしまう。
一方、吠はその様子を敏感に感じ取っていた。
夜、布団に入っても角乃の手を握ろうとすると、彼女はそっと背を向けてしまう。
吠「……避けてるだろ」
角乃「ちがう。……ただ、心配かけたくないだけなの」
吠「それが“避けてる”ってことだ」
感情がぶつかり、互いに黙り込む。
翌日も、必要最低限の会話しか交わさないまま時間が過ぎていく。
双子はいつもと違う空気を察し、不安げに見つめる。
夜。吠は角乃に正面から問う。
吠「……本当に俺に、なんでも言っていいんだぞ」
角乃「……言ったら、あんたも不安になるでしょ。だから我慢してるの」
吠「お前がひとりで背負うのは、俺が一番嫌なんだよ!」
角乃は涙ぐみながらも、声を荒げる。
角乃「私は……ママなの! 強くなきゃいけないの! 子どもに心配なんてさせられない!」
吠は言葉を失う。
彼女がどれほど「母であること」に縛られて苦しんでいるのかを痛感する。
数日後、保育園帰りの双子が角乃に花を手渡す。
「ママ、だいすきだから! ずっといっしょにいてね!」
角乃は涙を止められなくなる。
その夜、吠の胸に顔を埋めてようやく弱音を吐く。
「怖いよ……吠。消えちゃうの、怖い」
吠は黙って彼女を抱きしめ、何度も頭を撫でて囁く。
「俺も怖い。でも一緒なら、全部乗り越えられる」
角乃は声をあげて泣き、ようやく本当の意味で夫婦として繋がり直す――。 - 15二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 15:47:10
辛い
- 16二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:55:08
どうか元気で
- 17二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:41:26
布団の上、背を向け合ったまま沈黙していた二人。
時計の針の音がやけに大きく響く。
(言わなきゃ。ちゃんと話さなきゃ……でも怖い。もし弱い私を見せたら、吠が嫌いになっちゃうかも……)
(近いのに、遠い。触れたいのに、届かない。なんで黙ってるんだよ……角乃)
沈黙に耐えきれず、吠が先に動いた。
彼は布団越しに角乃の肩を引き寄せ、無理やり自分の方へ向かせた。
「……もういい加減にしろ。黙ってんじゃねえよ」
「やめて……っ」
「やめない。お前は俺の奥さんだ。逃げるな」
角乃の瞳が揺れる。涙が滲み、唇が震えていた。
「……だって……私、ママだから……。泣いたり、弱音吐いたりしたら……子どもに心配させちゃう……。吠にまで心配かけたら、私、もう……」
声が震えて途切れる。
吠は彼女の頬を両手で包み込み、真剣な眼差しで見つめ返した。
「バカ。お前が泣いてるときに支えるのが俺の役目だろ。強いママでいる必要なんかねえ。
俺の前じゃ、泣き虫の角乃でいていいんだ」
「……っ……!」
溢れ出した涙が、頬を伝って吠の指を濡らす。
角乃は子どものように声を上げて泣き始めた。
「怖い……! 消えちゃうの、怖いよ……!
この幸せが壊れるのが、たまらなく怖い……!」
吠は力強く抱き寄せ、耳元で低く囁く。
「壊させねえ。俺が守る。
病気でも、不安でも、全部一緒に背負う。
だから――一人にすんな」
「……吠……」
涙に濡れた瞳で吠を見つめ、彼の胸に縋りつく。
二人は強く抱き合い、互いの温もりを確かめるように、ただ何度も「好きだ」と呟き合った。
その夜――。角乃はようやく心の鎧を脱ぎ、吠は彼女の涙をすべて受け止めた。
二人の間に生まれた「病」という影は消えない。
だが、それ以上に強く確かな「絆」が、夜明け前の寝室に刻まれたのだった。 - 18二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 10:34:19
本編でも緒乙ちゃん戻ってきてよかったね!
- 19二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 17:57:56
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 22:04:27
よかったねぇ