- 1【D・S】◆LXse3il6fw25/10/11(土) 23:54:19
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第6359層|あにまん掲示板蜘蛛……にゃー【それは雲でなくて湯気】bbs.animanch.com脳内設定スレ
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ダンジョンマスター専用掲示板 その73|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/5626736/※脳内設定置き場として共用させていただいている姉妹的なスレのサブスレッドです。書き込む際にはこちらの1の規定を守ってお使い…bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()or(※)で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 2アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:14:30
- 3二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:16:51
- 4アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:18:14
- 5騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 00:18:40
- 6二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:18:45
立て乙ー
- 7竜刃侍25/10/12(日) 00:20:07
【蜷局を巻くように蒼炎を吐く龍へ、熱戦の如き炎の合間を縫って竜人の侍が距離を詰める】
【上背があり、筋骨も隆々とした背格好とは思えぬ素早さで駆け寄れるのは、一重に鍛えに鍛え抜かれた武人系の竜人であるからこそ】
【普段ならば轟々とした見た目に沿わない柔剣二刀の護りで相手の出方を伺うが、龍を相手に臆していては話にならぬ】
【剣術の読み合いで切った張ったが通じる相手では無いのだ】
「オォッ!」
【跳ぶ。砲弾のように、常なれば短距離を一瞬に詰める"縮地"を為す脚力で地を蹴り、空へ回り跳ぶ】
【煌々とした蒼の燐光を纏う蒼妃龍の横っ腹へ二太刀、擦れ違いざまに前脚へ二太刀入れるが──手応えは芳しくない】
【可動部であろう腹に敷き詰められた蒼妃龍の厚鱗と攻防に用いる前脚の堅牢な鱗殻は、攻めた竜人の侍が使う剛剣でも少しの傷を残すばかり】
【鱗が硬く、肉が厚く、骨が太い。何とも斬り出がある龍だ】
「クカカ! ──おおっと!」
【空を裂く龍の剛尾を避けるように落ち、くるりと前へ跳びながら宙で身を向き直す】
【見れば蒼妃龍は一層"濃い"燐光を体の周りに纏っており──空高く咆えると同時にそれらが剛風と共に爆ぜて広がった】
【竜人の侍は空を切り、焔を裂く。炎熱は残るが、人が焼け死ぬ温度だろうと竜と人の合間である侍には"ちょいと熱い"程度。息を吐けば呼気の中の水分が蒸発して白煙を産んだ】
【──目を焼かれぬように一寸閉じたのを開けば、その目に写るは"蒼く"塗り替えられた火山窟】
「──然らば、之よりが本領に御座るか」
【蒼き燐光が蒼炎として、地を焼き大気を焦がす。轟々と燃え盛る大地はまるで現世に顕れた地獄のようだった】 - 8『ドールプレイ』25/10/12(日) 00:22:22
- 9蛇眼のメデューサ◆nHvxyxWjZA25/10/12(日) 00:22:45
「立て乙だよ。夜もふけてきたし今日は帰るとしよう。またな」
(※落ちます!おやすみなさい!) - 10『考える頁』25/10/12(日) 00:22:53
- 11【D・S】◆LXse3il6fw25/10/12(日) 00:23:14
- 12二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:24:23
- 13二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:24:30
- 14騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 00:25:10
- 15『ドールプレイ』25/10/12(日) 00:27:16
- 16竜刃侍25/10/12(日) 00:28:03
【蒼妃龍が吼える。竜人の侍は咄嗟に二刀を"受け"の体勢で構えた】
【断罪の刻を告げるように、その顎が噛み締められて】
「────GRRRROOOOOO!!」
【────ガチンと、音が鳴る。周囲一杯の空間に満ちた燐光が爆ぜる。爆ぜて燃やして、灼熱共に爆圧が一瞬だけ大気を吹き飛ばす】
【竜人の侍は──】
「──カー、ペッ!」
【──"受け"た時に臓腑でも痛めたか、血反吐を吐き捨て、されど五体満足で高らかに笑う】
「クク、クカカカ! 痺れるような爆ぜる赫灼に御座る!」
「剛力の巨体が故に斬るに難く、受けるに難い。うむ、うむ」
【地に降りた蒼妃龍が今だ立つ不届きものに目を向ける】
【二刀を腰の鞘に納めた竜人の侍は、鞘に収まった一本の小刀を取り出して抜き払った】
「やはり、これは拙者も──お主の縮尺に合わせて戦う他あるまい」
【しゃらりと、鈴が鳴る音がして】
【轟々と赤き炎が燃え盛り──竜人の侍は"化身"する】
【己が体に流るる血を呼び醒まし、真の姿を現すために】 - 17天才☆聖剣技美少女25/10/12(日) 00:28:39
- 18【D・S】◆LXse3il6fw25/10/12(日) 00:28:41
- 19同化のテロル@戦闘25/10/12(日) 00:28:52
【氷柱が放たれるまでの極僅かな時間で、《冒険者》は思考する】
【氷柱ならば、防ぐことができる。『斬翼』の突進ならば、躱すことができる】
【だが、両方となれば厳しい。防ぐには自分の風では威力が足らず、躱すには氷柱と本体の二段構えがそれを封じてくる】
【『斬翼』の熱を吹き飛ばす能力の前では『杭打機』も役には立たない。《冒険者》の手札の中にこの状況を打開する術は、ない】
【今までの、手札の中には】
………こうなったら、やるしかねぇな
【"あの技"を】
【《冒険者》は、持てる限りの風力と時間属性の魔力を白銀剣に注いでいく。更に総身に巡る魔力を限界まで加速させ、身体能力を最大限に上昇させた】
【『斬翼』が劈くように大きく鳴き、氷柱の群れを解き放つ。一拍子遅れ、自身も風を纏って飛び込んできた】
【《冒険者》は咆哮し、蜘蛛の巣状のヒビを入れながら岩肌を蹴りつけ、前方に跳ぶ。全力で白銀剣を振りかぶっていた】 - 20アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:29:24
- 21騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 00:29:41
- 22『考える頁』25/10/12(日) 00:30:48
- 23人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 00:31:56
- 24同化のテロル@戦闘25/10/12(日) 00:32:27
【飛んでくる氷柱の群れに対し、真向斬りに剣を振り下ろす。満身の力と最大限の加速を乗せたその剣撃は、"烈神速"に達した】
【びゅおおっ、と剣身に宿った風が解き放たれ、『周囲の空気を巻き込み』──】
【ただ一瞬。剣の通り抜けたその場所が、真空空間と化した。そして、そこに殺到する氷柱の群れは】
【真空空間に『引き戻された』風が起こした大渦に呑まれ、削り潰されて消えた】
【だが、まだだ。空中にて全力行動を終えた《冒険者》の元に、『斬翼』本体が飛び込んでくる】
フツー
……俺はな、凡人なんだ
『斬るものを選択する』なんてできねーんだよ
【《冒険者》の眼前に達した『斬翼』の首元に、烈神速の斬撃が『出現し』、『斬翼』の首を落とした】
かなり真面目に練習してみてできたのなんてな、『斬れるのを遅らせる』くらいだ
【《冒険者》の持つもう一つの属性は、『時』】
【剣に纏わせた風の力を用いて周囲の空気を巻き込むのを補助し、斬撃が空間を裂くという結果を"遅らせる"ことによって、『空気を斬らない』という〈朽骨〉の技を擬似的に再現したのだった】
【なんとも不完全な模倣、似非物であるが】
【深淵の剣鬼の技の劣化コピーなれば、それだけで十二分に"必殺剣"足り得る──】 - 25二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:33:47
カッコイイしすげえんだけど一言いいすか
それで凡人と言い張るんじゃねえ!!!!!! - 26二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:35:10
十分以上に逸般人(スーパー)だろ彼
- 27天才☆聖剣技美少女25/10/12(日) 00:35:15
(`・x・´)
【"一度負けたなら次は勝てばいいのよ!"と思ったが流石にそれを口に出すのは良くなさそうね!といった雰囲気でキュッと口を結んでいる恋知らぬ少女】 - 28二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:36:02
- 29アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:36:45
- 30人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 00:38:19
- 31【D・S】◆LXse3il6fw25/10/12(日) 00:39:42
- 32天才☆聖剣技美少女25/10/12(日) 00:40:41
- 33『考える頁』25/10/12(日) 00:41:08
- 34『ドールプレイ』25/10/12(日) 00:43:25
- 35騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 00:44:03
【時も止まるような蹴りのラッシュをくらい……爆散!】
- 36同化のテロル25/10/12(日) 00:44:05
- 37アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:44:34
- 38【D・S】◆LXse3il6fw25/10/12(日) 00:48:59
- 39異世界系召喚師25/10/12(日) 00:49:31
………なんていうか、忍者の修行みたいだね
ほら、木の苗を植えて毎日それを飛び越えるってやつ
木は毎日大きくなるから、それに合わせて高く跳べるようになるっていう……
「何が嫌って意味が分かることだよ
確かに『都合よく』段階を踏んで襲いかかってくる敵が強くなってったもんな……」
【最初はただ単に、降りかかってくる火の粉を払うだけの力を求めたのだ】
【だがやがて、火の粉は火矢に、火牛の群れに変わっていき】
【遂には、火山弾に対処できるようになってしまった】 - 40竜刃侍25/10/12(日) 00:50:36
【現れ出でるは───竜だ。八間(約14m)を越える巨躯、二足で立つソレは口に小刀を加え、似合いの大太刀を二振り両の腕に構えている】
【地を砕く両脚は、一般的な竜のそれと違い、細身なれど頑強な柱のような形をしている】
【巨躯の両腕は刀をしかと握りしめ、背には鋭い翼の様な物が生えていた】
【何より目を引くのは───この竜は、全身を機殻の鎧で武装しているのだ】
【"竜"が咆え──】
『クカカカカ!! 応さ!! この図体ならばお主と組み合うには十分で御座ろうッ!!』
「───GRROOOOOO!!」
【──"龍"が咆える】
【蒼き炎を操る『蒼妃龍』が、四足歩行と二足歩行の頭の位置が故に見上げて相対するは、刃を持つ竜の侍──即ち『竜刃侍』】
『オォッ!!』
「RRROOO!!」
【背の翼と各部より吐き出される《竜の吐息-ドラゴンブレス-》が、飛翔用加速器の役割をして弾けるように竜が二刀を構えて"飛ぶ"】
【地で構える龍が炎を収束し、収斂し、蒼き燐光を溢れさせながら一条の光として熱戦の如き火炎放射を放つ】
『──至天十文字ッ!!』
【重く、硬く、鋭い】
【天の時・地の利、人の和の三つを瞬時に見極め、利用する事で放たれた一撃必殺の二刀が焔を裂く】
【極厚の刃は四条へ分かたれた火炎を押し切り、突き破って蒼妃龍の片翼を根元から斬り落とした】 - 41二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:51:20
- 42同化のテロル25/10/12(日) 00:51:41
- 43天才☆聖剣技美少女25/10/12(日) 00:52:08
- 44二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:52:45
- 45アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:53:40
- 46『ドールプレイ』25/10/12(日) 00:54:43
英雄英傑に並び立ったんだ
喜んで良い事……なんじゃ、ないのか?
【新人故に苦悩の何もかもを知らず、そんな風にしか言えない】 - 47二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:55:48
- 48【D・S】◆LXse3il6fw25/10/12(日) 00:55:55
- 49アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 00:57:57
- 50『考える頁』25/10/12(日) 00:58:21
- 51二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:58:41
あそこの職人達は第三等級とか第二等級とか武器防具のランクを作ってたはずだから身内向けの用語がつい出ちゃった?
- 52二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:59:43
- 53二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:00:18
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:02:42
それを説明するにはまず冒険者ランキングというシステムについて理解する必要がある
少し長くなるぞ - 55不貫羽毛25/10/12(日) 01:03:18
(※立て乙です)
タクアン…結構美味しいわね
【鳥人の少女、不貫羽毛ことアンヴェスパ・マンダリニアは黄色い大根の漬物、沢庵をかじりながら森の中を散策していた
何かあったと言えば特になく、強いて言えばオフと決めた今日という日に何をするかを決められず気ままに空を飛んでいたらなにやら重い荷物を運んでいる老人を見かけて助けたら今かじっている沢庵を頂いたということぐらいだろう】
【そんなこんなで飛んで、たまに歩いて気の向くままに散策を続け事前に持っていた炭水化物やタンパク質も摂っていたらこの時間になっていた
当て所なく動いていた少女は気がつけば霧が深く立ち込める森林に立ち入っていた】
?どこかしらここ
このあたりにこんな森なんて無いはず……なんだけれども
【いかんせん方向など意識せずに動き回っていたものだから自分が地図の上のどこにいるかなんてわかるはずもない
頼みの綱の方位磁石は忙しなく様々な方向を向いて回っているものだから全く持って当てにならない】
というかこれ……魔力を感じるわね空間自体から
誰かのテリトリーなのかしら?
【つまり……どういうことだろうか?と少女は考える
おそらく十中八九結界術だろう、方位磁石が全く機能していない様子を見るにおそらく外界と隔絶するタイプの結界術である可能性が高い
こういう結界術は決まった道を決まった順番で歩かなければ入り込めないが出る分には自由であったはずだ、取り敢えず少女は踵を返してその場を後にしようとした】 - 56アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:03:24
- 57同化のテロル25/10/12(日) 01:04:29
- 58二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:05:43
本当に長くなりそうなやつだな……
- 59二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:08:38
- 60同化のテロル25/10/12(日) 01:09:29
- 61アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:10:38
- 62竜刃侍25/10/12(日) 01:11:33
「GRRROOOOO……!!」
『──。』
【龍が唸る。片翼を失い、地を這うしか無くなったとしても尚、眼前の"敵"を打ち滅ぼさんとする怒りと闘争本能に突き動かされて】
【竜は静かに息を吐く。頭部、開口部より蒸気のように吐き出された吐息が音を立てて、一撃必殺を放つ為に全身に張っていた無駄な力が抜かれた】
【──蒼い燐光が、より一層濃く深く、もはや霧の如く密度を増して撒かれている】
【これら全ては爆炎の種火であり、爆薬なのだ。蒼妃龍によってこれから起こす事象の破壊力を高めるための下準備】
【空間の温度が高まり、足場としている岩が赤熱して融解している】
【これだけの温度。これだけの爆薬。炸裂すれば中心に居る竜の命はない】
【だが翼を捥がれたとはいえ、龍は耐えるだろう】
【純粋な熱量耐性と物理耐性では竜が劣るのだ。同じ攻撃を喰らっても、死ぬのは片方。龍の血が薄い方である】
【それでも負うダメージは決して少なくない。それだけの爆炎】
【故に龍は、逃げる暇もなく焼き殺さんと顎を開き──】
【──故に竜は、爆炎を起こさず斬殺する為に"魔剣"の行使を決定する】 - 63二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:12:08
(※ちなみにもっと前は上級冒険者って何位からくらい?1000位からくらい、という認識だったので3桁ランカー自体そこから結構後に生まれた概念だったりするのじゃ)
(※当時は1000位から上級かー、じゃあ中級上がってからだいぶ強くなってきてるから1000位にちょっと足して……とかやってたんじゃよ……ほっほっほ
上級上がったら1000の壁超えようと思ってたらなんか上級の範囲が桁増えちゃったんで相対的にそのままになってる森導師くん……今何位なんでしょうね) - 64不貫羽毛25/10/12(日) 01:14:08
──ッ!
【その直後、聞き慣れた風を切る音が聞こえしゃがむ
急いで飛び立つと、自分が向いていた先の岩に深々と矢が刺さっていた】
やっぱり誰かの場所だったのね…誰か知らないけどウチがここに入ってきたのは偶然よ!
すぐに出ていくつもりだから見逃してちょうだい!
【すぐ近くの樹木の枝に乗り、矢が飛んできた方向に声を上げる
明確に自身の頭を狙った攻撃であった故に無駄かもしれないが、和解の可能性がまだ残されている以上話し合いをしなければ英雄以前に冒険者としてどうなのかと思った故に声を上げ続ける】
【しかし、それは無駄だった
即座に二本の矢が迫りくる音を捉え、枝から落ちる。落下の勢いから風を受け上昇し弓を放った存在がどこにいるのか探るため、矢を放つ】
(魔力が充満してる空間だと分かりづらいわね!)
【矢を起点にした魔力探知行ったとしても結界に囲まれているこの空間において魔力探知はあまり当てにならない、結界自体から放たれる魔力を生物から自然に放出される魔力量に合わせて調整しているのかうっすらとしか把握できない
ざっくりと攻撃方向のアタリを付け矢筒から三本の矢が纏められた矢を取り出し番えて放つ、風を纏わせあらゆる方向に飛ばすが当たった感触がない】
【だと言うのに向こうからの矢はよく届く、自分のように何かしらの方法でその軌道を操作しているようには見えないがこちらから視認できない場所からとんでもない速度で放ってくるものだから始末におえない
濃霧という環境自体、少女にとってはなかなか相まみえるようなものではなくその上襲ってきている相手のホームグラウンドである】
【つまるところ】
(劣勢ね)
- 65アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:15:06
(※物語が進むにつれて初期設定の「あれ?これ世界の広さに対して少なくない?」等の浮上を感じる…)
(※森導師さんは功績や森系依頼の信頼、森に関してこの人の右に出るものは〜な感じだと思います…!) - 66天才☆聖剣技美少女25/10/12(日) 01:15:26
(※森導師くんは実力もさることながら性格と能力の方向性的に色んな方面で貢献度稼いでそうだから現環境で三桁の上半分ぐらいにいても何もおかしくないと思うのぢゃよ)
- 67同化のテロル25/10/12(日) 01:19:39
- 68二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:24:46
(※二桁でも50位以上は別格とか昔は色々有りましたからね)
(※キャラと中の人次第でその後も順調にランクアップしていてもよろしいかと) - 69騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 01:24:51
【無限牢獄歩いてる】
- 70魔王の右手◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 01:25:29
【中原、某所―――】
「………………来たか」
【ただ風の音だけがささやきを立てる張り詰めた空気の中で、静かに目を閉じ座っていた人物がぽつりと呟いた】
【その者、かつての名を”魔拳”劉 學尊
その拳は"法則すら捩じ伏せる"と称された――故人である。
その視線が向けられた虚空に亀裂が入り、そこを引き裂いて現れたのは人の大きさをはるかに超える―――】
【右手であった】 - 71不貫羽毛25/10/12(日) 01:25:56
【当然のことではあるが、弓兵の持つ矢の数には限りがある。例えば少女の場合、魔法の矢筒をこちらに来てから購入したため見た目以上の容量を持っており相当数の攻撃をできる……がやはり相当数でしかない。無闇矢鱈と放っても当たるような状況でもないためまだまだ矢の備蓄がある
そして、矢に上限数があるのはあちらも同様である。こちらを認識できている分その攻撃回数はこちらの比になる数ではない】
(もう30回は撃たれてるわよ…?この矢のサイズからして20本程度しか持ち歩けないはずなのに)
【突き刺さった矢のサイズからして推定される弓種は和弓と呼ばれる極東の弓、馬上から放つことを前提としている大きさとそれに見合った矢の大きさが特徴的である
故に持ち歩ける本数は24本がスタンダード…と少女はギルドの図書館で読んだ】
【そんなふうに頭脳を回転させながら、いつしか少女はもともといた場所に戻ってきた
しかしおかしい、矢の突き刺さっていた岩には傷こそあれど矢そのものがそこにない】
……回収したのかしら?それなら攻撃の回数にも説明できるわね
なら!
【少女はそのままその岩に降り立ち耳を澄ませる、そして背中や後頭部から生えている翼で体を覆う
十数秒の間、時間を置いて矢の雨が降り注いだ】
【ときに、少女のコテハンには明確に由来がある
少女の民族は渡り鳥の神から加護を与えられた結果身体に変化を生じた神のしもべの末裔であり、民族の間でのみ伝えられる魔術を与えられた
その魔術は儀式を通し彼ら彼女らの翼に宿る鳥の形質を強く引き出すことができるのだ
そして少女はハチクマの鳥人である。ハチを食べることに特化したその鳥はその全身にまとった羽毛に飛ぶための機能だけでなく鎧としての機能を持っている
そして彼女の翼に宿った力は、刺突属性の攻撃を全般的に無効化する機能を持つ。それが少女のコテハンの由来だ】
【そして全身を覆った少女はほぼ刺突に大して無敵である、とうぜん刺突でなければ普通に受けるし隙間もあるからそこを撃たれれば弱いがそんなこと自覚済み
常にステップを踏むことで狙いを定めさせず、風魔法を放つことで矢が致命的なところには当たらないようにすることで雨のような矢は地面に落ちていった】
- 72アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:25:56
(※植物の事に関しては森導師さん!ってなるのはギルドの人だけじゃなく冒険者達も同じだと思うんですよね。アノマス自身、何度もお世話になっていますし…)
(※素材に悩む冒険者達に通りすがりにアドバイスをくれるもありそう。きっとあるんでしょうなあー!!)
仲間で友達だもの。それに清掃員さんも困る…
【魔女清掃員さんの友達であり自分も一応友達だ。友達が暗い顔している横(スクロール越しだけど)で呑気はできない】
ふふ、よかった
【スクロール越しにホッとした後笑顔を返す】
- 73二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:30:18
- 74竜刃侍25/10/12(日) 01:32:34
【魔剣とは、理論的に構築され、論理的に行使されなければならない】
【──それは極東にて"魔剣"と呼ばれるものの一種、術技によって為される必殺剣】
【その技は、一刀を腹の横に、もう一刀を上段に、どちらか片方の背に二刀を隠すように構え、そして剣を構えた方とは反対の脚で一歩前に踏み込むところからスタート】
【足から腰を用い回転と共に振るわれた横薙ぎを、相手が構える武器の構造上の弱点となる箇所に当てる事でまず圧し折る。そうして無防備となった相手を、続く上段の刀が斬り捨てる】
【為すことはたったのそれだけ。だが、これは平和が続き、道場試合が今より盛んであった鬼備の国にて「相対すれば必ず負ける」とも言われ、不敗を囁かれた剣"だった"】 - 75竜刃侍25/10/12(日) 01:33:40
【極東式の剣術において、多くの場合まず教わるのは相手の剣を受けるのは避けるべきことであるという事】
【何故なら真正面から相手の剣を受ければ剣は破損し、そうでなくとも衝撃を受けた剣と体は次の一撃を避けるのが困難となる。達人と呼ばれる者達であっても、まず真正面から受ける事はしない。剣先で逸らすからだ。防げない攻撃であれば剣で受ける事もあるが、それはなるべく使わぬ手。如何なる攻撃も防ぐ不壊の剣など、そう多くはないし易々と手に入りもせず、例え剣が無事でも腕の骨を圧し折られれば剣は振えなくなる】
【この剣はその考えを逆手に取り、先ず無防備ともいえる構えで相手の間合いに飛び込むところから始まる。一刀を腹の横に、もう一刀を上段に、どちらか片方の背に二刀を隠すようなこの構えは防御の一切を捨てており、相手からすれば何処から剣を振っても相手の体を捉えられる隙だらけの構えであるが、同時に斬り捨てなければどう動いても斬り捨てられる構えでもあるのだ】
【そうなれば全力の攻撃に出る外なく、全力の攻撃に出るという事は、相手は剣を守るために攻撃を避ける事も攻撃を逸らす事も余分として切り捨てねばならぬという事。こうして剣の守りを捨て此方の命を絶たんと振るわれた刃に対し、相手の初動を捉える事でほぼ同時に振るった刃を相手の刃に当てる】
【この時、此方は踏み込みを行い相手の正面に飛び込んだが故に、相手は前に出れない為、万膳を期して振るわれた此方の刃に対して、相手は後ろに下がって斬られるか咄嗟に行った迎撃の刃を振るうしかない。狙うは持ち手上一寸。剣という武器の構造上、最も速度が乗らず威力の無い箇所へ、最も速度が乗った威力のある箇所を当てる】
【これにより技の最も重要な部分である武器の損壊が為される。そうすれば後は無防備な相手に対し、既に準備を終えた一撃を放つのみ。相手が他に武器を持っていようとそれを構える前に斬り捨れば良い、そういう理念の剣なのである】
【簡単に言えば、一歩目で横薙ぎに払った一の太刀にて相手の武器を砕きながら踏み込み、続く上段に構えた二の太刀にて頭蓋を打つ二連撃である】
【しかしこの魔剣が"必殺"の名を冠せるのは、相手が一つであった場合のみ】
【竜刃侍が会得した最初の魔剣であり、彼が最初に敗北を喫した試合において打ち破られた魔剣】
【これを、龍を相手に、竜の躯体で為すとどうなるのか】 - 76不貫羽毛25/10/12(日) 01:34:16
【そして向こうの射撃開始から20秒も経過せず、矢の雨は止んだ
足元にはおよそ30本ほどの矢が転がっており、それ以降の攻撃がないことから相手の攻撃手段を完全に奪えたことを少女は確信した】
こうやって姿を見せないということはむこうもきっと近接戦闘が苦手なはず、ならわざわざこっちに近づいてきて矢を回収なんてしないわ
……念の為に矢ももらっていこうかしら……あら?
【念の為相手の攻撃能力をもっとしっかり奪っておくべきだろうと考えた少女は足元に落ちた矢を見て疑念を抱いた
その鏃すべてが鉄製の刃がついたものだったのだ。無論それ自体はおかしなことではない、攻撃能力を高めるのであれば鋭利にしやすいし質量も乗る鉄を使うのも変な話ではないからだ
しかし、そのすべてに刀にある波紋が付けられており模様がおよそ30本……正確には29本の矢に取り付けられた鏃すべての紋様が目視できる範囲において全く同じなのだ】
っと…そんなことを考えてる暇はないわね
【ここは相手のテリトリー、つまるところ拠点であり矢の備蓄など家屋(があるかどうかはわからないが)にでも戻ればいくらでもあるだろう
相手から逃げ切るためにも少女は矢筒に矢をしまい込もうとした瞬間、矢が震え……少女の腕を飛び出した】
はあっ!?
【いくらなんでも不可解であるその現象、しかもこのタイミングで起きたのならば大きな理由があるだろうと少女は矢を追いかけた
そしてその先にいたのは、波紋が光る飾りを付けた和弓を持った黒い獣人だった】
- 77アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:34:43
テロルさんが元気になった…【もぐ】
………んん。(お団子も美味しく感じる)
【もぐ、もぐもぐ…味わってもぐもぐ】 - 78同化のテロル25/10/12(日) 01:35:22
(※このスレにおいて単に超強い人は畑で採れますが、植物マンチ(※中の人の評)は激レアを超えた激レアなのです。替えが効かんのです。ナンバーワンよりオンリーワンなのです。(ギルドの)偉い人にはそれが分かるのです)
- 79二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:36:41
竜刃侍のあれって、つまりどこらへんが魔剣なの?
- 80騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 01:39:02
- 81異世界系召喚師25/10/12(日) 01:39:25
- 82アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:39:30
……無防備状態になる代わりに、剣を触れる状態であれば……相手を倒せる一撃が振るえる(かもしれない)
…相手の行動を固定できる部分、とか? - 83不貫羽毛25/10/12(日) 01:39:37
「この場を知られたのなら始末する…任務続行」
【その獣人は矢筒と自身の掌に戻った矢を弓に番え少女を狙う
しかしこの濃霧の中で視認可能になった位置からの射撃が鳥人の少女に当たるはずもない、体を捻って矢を回避し叫びながら矢を番える】
あなたが攻撃してきたやつね!観念なさい!
【薄紫の鏃を持つ矢を複数放たれるも臆せずその獣人に少女は近づいてゆく
しかし、木の枝の上に立っていた獣人は突如として落下、何をしているんだと思った少女は即座にその行動の目的を理解しドリルアロー(火)を番え放つ】
【しかし手遅れ、獣人は足で弓を掴み被膜の貼った腕で空を切って飛んでいた】
(コウモリ!通りで一方的に攻撃できたわけね)
……でもね、鳥人はそんなモノマネ芸人になんか負けないわよ!
【中々の暴言を吐きながら飛行し追いかける、獣人は足で弓を放ちこちらは腕で弓を放つ
前後の弓矢使い同士による空中線はまるで戦闘機のドッグファイトのようだが、先程の言葉の通り空戦能力においては少女のほうが高い
至って当然のことではあるのだが、類全体が飛行に特化した生物とちょっと跳べるようになった生物の亜人では最適化の年月が違うのだから】
【やがて獣人の足を少女はつかみ、ともに地上に堕ちる】
- 84魔王の右手◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 01:40:39
「――拳と共に生き、100年前に終わりし拙の生でも拳そのものと相見えたことはそう多くない。そちらは冒険者ギルドからの使いで間違いはないか」
いかにも。証明が必要であればここに
存分に検めるがよかろう
【口もないのに地の底から響くような声が辺りの空気を震わせ、その手の大きさからすれば豆粒よりもなお小さい冒険者カードが人差し指の先に乗せて”魔拳”劉 學尊の眼前に突き出された
両人は大真面目なのだが、落ちたビーズを見つけたみたいなそのサイズ比はどこかおかしな光景だった】
些細は既に把握してしている。なにがしかの手により蘇らされ、悪事を働けと命じられているそうだな……
相違ないか?
「いかにも。初めこそなぜこの老体でよみがえったのか……そう思っていたが
裡より声が日増しに大きくなるのだ。事を成せと
その名を人に知らしめ轟かせよと――故に」
【ゆるりとその老人は構えをとった。気迫もなく、力も入らぬただゆるりと両の手を持ち上げたそれだけで、周囲の空気が張り詰め獣の逃げていく足音が響く】
「拙を討伐してもらわねばならぬ。あの声に従ってしまう前に
故に―――御免!」
【言葉とほぼ同時に、踏み込むその姿は風と消えた】 - 85二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:41:46
- 86二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:42:30
- 87二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:43:51
ウムこの場合持つ武器ではなくその技こそが魔剣なのだな
- 88不貫羽毛25/10/12(日) 01:44:35
【周囲の木には互いに放った矢が木や地面に突き刺さっており、少女はマウントを取る形で弓を向ける】
もともとそんなつもりはサラサラなかったのだけれど…あなたは何者?
ここはどこなのよ
「……」
やっぱりだんまりなのね
【その獣人から何も聞き出せないとわかると、少女は獣人の上に乗ったままロープを取り出してふんじばろうとする
獣人が言葉を発したのはその直後だった】
「《結んでひらいて『骸刹那』》」
【和弓と、周囲に刺さっている相手の矢それから異様な雰囲気を受け取った少女は勢いよく飛び退いた
……結果的にではあるがそれは少女の命を救った
獣人が矢筒から取り出した矢の鏃と、少女の後ろにある地面に刺さった矢の鏃。その2点が薄紫の線で結ばれ、足元の地面にきれいな斬撃跡を残した
少女は瞬時に左右に避けたことでそれを回避できた、飛んでもいなかったので翼を畳んでいたがそれがなければ致命傷は免れなかっただろう】
- 89二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:44:57
あれだな、ラインさんの魔剣と同じ分類
- 90アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:46:21
不貫さんの相手は…敵意しかなさそうね
切られ掛けたあれは詠唱によるもの?
魔剣と呼ばれるもの、範囲がかなり広かったり…
【異世界人の魔剣と呼ぶものとこちらで魔剣と呼ぶものの量で比べたら圧倒的後者だろう】
魔剣工房もそれに一役買ってたりするのかな…
- 91異世界系召喚師25/10/12(日) 01:52:41
- 92二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 01:53:09
ここの剣豪の技は下手な魔剣より魔剣してる事も多いのだ
- 93飴屋25/10/12(日) 01:53:17
たて乙です
(※また目を離した隙に1スレ進んでら)
ブルッ・・寒っ
あ 唐辛子飴売ってまーす寒さ対策にどうぞー1つ15Gでーす
【久々に作る甘くない飴】 - 94不貫羽毛25/10/12(日) 01:55:45
【そして少女はその武器について少々の心当たりを記憶の奥底から引き出して口にだした】
………妖刀
【冒険者ギルドで小耳に挟んだことがある
使用者と心を通じ合わせ、呪文を唱えることで真の能力を発揮する刀があると】
どう考えても剣じゃないじゃない
【なんでもその形態は刀に限らないという話は聞いていた
しかしまさかの弓矢とは、おかしいだろと突っ込みを入れつつもそれ以上に危機的なこの状況にも目を向ける】
(たぶん線を引いて切る能力ね、さっきの空中線でやたらめったらと撃った矢がここで響くなんて)
【周りの地面や木々に目を向ける、周りに大量の矢が刺さっており、それは自分がどこに動こうと攻撃の起点がそこかしこにあるということを示していた
上の方や少し遠いところには霧がかかって見ることができなくなっておりそちらにもあると言ってもいいだろう】
(劣勢!)
【その2】
- 95ウツロ25/10/12(日) 01:56:07
- 96アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 01:58:41
…………
【最後のお団子を食べ終わり>>92さんの言葉を聞いてほわほわほわ〜ん】
(剣豪に拾われて…気に入られて……だけど、それは魔剣自身が出せているわけじゃないんだと魔剣は密かに『自分はこの人に相応しくないのでは』と考えてしまうの…)
(そこから始まるラブ──相応しくないのではって思い込むとこを捨てれば似た人がいるような…)
【自我を持つ魔剣自体貴重ではあるけど】
- 97渡来学徒◆iX0nFh5lDw25/10/12(日) 01:59:38
ええ
私の遣う『秘剣・六刀輪廻』も、近世アマノハラに実在した大剣豪の技を再現したものです
……もっとも、彼の伝承には不透明な部分も多いのですが
『六刀輪廻』という名前も、彼を題材にした小説から拝借したものですし - 98異世界系召喚師25/10/12(日) 02:03:08
- 99魔王の右手◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 02:04:31
【あまり響き渡る衝突音とともに、その姿は魔王の右手の掌の中に現れた】
ほう、当たらずともこの威力とは――しかし我はまだ話を終えたとは言っておらぬぞ
正当防衛で己を討伐させようとするほどに焦っているのか?
【その右手はまるで空気そのものを掴むかのような形で空気を固着させ、”魔拳”劉 學尊の拳は魔王の右手ではなくその空気の板を叩いたに過ぎなかった
だが、そのインパクトの衝撃だけで異形の右手にはいくつもの裂傷が走っていた】
「これは拙の不徳と致すところ――拳を十全にもう一度振るいたかった、その未練がかの裡よりの声に我が身を揺らがせ申す
決してなかったはずの焦燥が身を焼き、己が欲しているのを自覚した時」
【異形の右手が掴んでいる空気を握りつぶす。魔力により固定されたそれが砕け散り、不可視の破片となって拳聖を裂こうとするが、それよりも早くに”魔拳”劉 學尊は身を引きそれをいなす】
「――残された時間は少ないと悟り申した」
良かろう。その様な渇望は魔界では慣れ親しんだものよ
【再び、構えを取る拳聖に次に先に動いたのは右手だった。人差し指と中指を脚に見立てるような動きをさせて蹴り飛ばそうとする。
指戯にも見える動きだが漆黒の雷を纏った指先は岩肌を抉りながら迫り――】
「破!」
【だが、硬いものが砕ける音とともにあらぬ方向へと経し曲がったのは魔王の右手の指であった】 - 100不貫羽毛25/10/12(日) 02:04:38
【少女は弓を引き獣人に向ける…がなかなか狙いを付けて放つことができない
どれだけ動いても自分を貫いたり、自分の近くに鏃を繋ぐ線が現れるのだ、そちらに神経を割かれてまともな射撃なんてできやしないのだ
焦りが募る】
いつまでも回避できるわけじゃないのよ……ウチ…
【おそらくあの獣人が持っている矢はあれが最後だろう、矢筒などから残数を把握できたわけではないが線のパターンからいってこれが一番濃厚だ
しかし問題はそれを把握できたところで「それがどうした」ということだ
あの獣人は自分と他の矢、そして少女の位置関係を常に観察し最適なポジションをとってくるのだ、奪うどころの話ではない】
(ベターは)ッ!このサークルから外れることよね
【あの獣人はまだ弓を持っている、常に動き回っており他の矢にも手が届く位置に陣取っている
相手はいつでもそれらの矢を引き抜いてこちらに追撃できるということを感じさせてくる、それだけで行動の枷は付けられるというものだ
要するに、上手く動けない】
【それに加えて完全に戦い慣れている相手とここまでの長時間戦闘を行っているのだ、疲労が溜まらないわけがない
こちらも数本の矢を引き抜き、相手に向ける風の力をまとわせた矢はその獣人に届くことはなかった
二本はそもそも離れたところに刺さった、1本は正面からだったが妖刀の鏃の線を少女の放った矢に被せて両断、無力化した】
- 101竜刃侍25/10/12(日) 02:10:45
【それはこれから明示される】
【──右の一刀を腹の横に、もう一刀を上段に、翼と胴体で二刀を隠すように構えた状態からスタート。尋常ならざる竜の"踏み込み"によって神速を得た躯体が、背部の噴射孔より渾身の《竜の吐息-ドラゴンブレス-》を吐くと同時に更なる加速を得て踏み込んだ】
【龍の咬合は着火の役割を持ち、故に力強く行われる。これだけの大爆発を一度に起こすというならば、渾身の力を籠めて"火花"を起こさなければ時間差となって、爆発で燐光が飛ぶために威力が削がれてしまう】
【最速ではなく、最大で。一歩も引かず、怒りと闘争本能を熱量として放出した蒼妃龍は、ただその青さが示すように冷静なる判断で全身全霊の力を籠めた咬合を実行──出来ない】
【何故か。それは刃を持つ竜が幾数千と繰り返した"魔剣"の冥利によって、一切の無駄も無く振られた横薙ぎの一の太刀が蒼妃龍の咬筋と顎の関節を、鱗と骨の間を抜いて上下に両断したからである】
【咬合を阻止された蒼妃龍が次の攻撃を構える事は無い】
【──咬合が阻止された次の瞬間には、上段からの二の太刀がその頭部を左右に両断したからだ】
【魔剣とは、剣技の攻防のセオリーから外れた"わけわからん初見殺し"の事を言う】
【一撃必殺の技である魔剣は、剣のセオリーから外れているが故に必ず欠陥があり、魔剣を行使する者はその欠陥を埋めるためにあらゆる手段でそれを成立させ、術理を一分の遅れなく完遂する事に精を注ぐ】
【そして剣技を知らぬ相手に使う魔剣とは────即ち、"類まれな錬度によって為される初見殺し"だ】
【此度の魔剣は、横薙ぎの一刀で相手の武器を"必ず"打ち壊さなければ成立しない。一撃目にて相手の武器を奪い、続き二撃目にて相手が武器を構える前に必ず殺す。そういう魔剣(しょけんごろし)だからだ】
【竜人の侍は尋常ならざる身体能力と鍛錬によって、"神速にして必殺の一撃目"を武器破壊のためだけに叩き込み、続く二撃目も寸分違わぬ全身全霊の"必殺の一撃"として振るう事で解決した】
【──先述した通り、既に一度破られてしまったが故に無敗ではなく、されど鍛錬を続けたことで更なる磨きが掛かったこの魔剣の名は、】
『──これぞ"惡志刈り"。お主の必殺、拙者の魔剣にて打ち破らせて頂いた』
【竜双剣「惡志刈り」】 - 102魔王の右手◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 02:13:06
【中指を第一関節まで吹き飛ばされ、血を流し骨は瓦礫と飛び散りながらも、魔王の右手は感心したように満足気な声を響かせる】
ほう!これほどのことを起こしながらもお前の足元の小石は小揺るぎもしておらぬ
つまりお前自身は先ほどのものを受け止めてはいないのだろう――我を砕いたのは我自身の力。
それがお前の「法則をねじ伏せる拳」の正体か!
「世は揺らぎと流れ――揺らぎで世界を捉えるならば、拙の拳もまたそれを捉え申す」
【その拳が打ったのは運動エネルギーの流れそのもの。それを叩いて変えることによって、魔王の指の力は自分自身へと向かったのだ】
※つまりどーゆーことよ
A:拳でベクトル変換。例えるなら拳打式一方通行さん - 103不貫羽毛25/10/12(日) 02:14:14
- 104二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 02:16:31
拳と手のぶつかり合いが始まり
弓矢と弓矢の射ち合いと竜と龍の死合いが終わったか
いやあ各々凄いもんだよ、これが見られるんだからスクロールさまさまだな - 105ウツロ25/10/12(日) 02:17:01
ああ
彼の地が異界と化す直前、激動の時代に生きた者たち……あるいは、アマノハラのマモノにおいて『最新の伝承』と言えるかもしれない
【自らの胸に手を当てる】
"彼ら"は今や、この身の内に
その願いは、私の願いでもある……すなわち"国家の太平"。それこそが彼らの信ずる『誠』だ
……もっとも、君の言う"彼ら"と同じ存在かは分からないのだが
(※明治〜大正ぐらいの時代に東京中心に異界化しているので幕末期の偉人たちが概ね最新)
- 106二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 02:18:12
なんか拳で物理反射じみたことしてくるんですけどあの人!
- 107アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 02:18:46
- 108不貫羽毛25/10/12(日) 02:18:49
…ぐろっきーよ
【疲れた顔の少女が入ってきた
…至る所傷だらけ血だらけなので医務室に行った方がいい気もする】 - 109不貫羽毛25/10/12(日) 02:21:14
- 110竜刃侍25/10/12(日) 02:23:11
──と、まあ拙者の必殺の魔剣がずんばらりと龍を斬り殺したで御座る
あれだけ近う寄った時に必殺の爆発が起これば拙者の爆死は必至、必死の覚悟で放つ剣は天と地と人が一致、即ち……
……。まあ! そういう感じに御座るな! クカカカ!
【何も思い付かなかった竜人の侍は笑いながら酒を呷った】 - 111アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 02:24:22
- 112不貫羽毛25/10/12(日) 02:27:41
- 113二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 02:28:07
- 114アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 02:34:55
- 115騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 02:35:32
【拳を振るうゴーレムを蹴り砕き降り注ぐ針を風で吹き飛ばしてから放ってきていた蜂に斧を投げ撃破しスクロールを見て一言】
この世界の技量勢ほんとやばいよなぁ…… - 116魔王の右手25/10/12(日) 02:38:49
なるほど、拳一つで溢れた川を鎮めたとの逸話はこれか
その拳はある種の世界の在り方を決めることができる――全く素晴らしいことだ
なれば2つの拳でどこまであらがえるか、見せてもらおうではないか!
【魔王の手が空中に雷球をばら撒き、そこから十数条の雷があらゆる方向から”魔拳”劉 學尊へと放たれる】
【だが、その稲妻の一つもその身に触れることはなく、全て一瞬の閃きにも等しい拳の嵐によって逸らされる。
そのまま一瞬のうちに踊りかかってきた拳聖を影から飛び出した人形が抱きとめようとするが、視認可能なほどの衝撃波を伴う拳打が一瞬にしてそれを破砕する】
見事なものだ
雷も、星落も、竜の炎でさえもお前の拳を砕けるものは存在するまい
しかし―――
【巨大な手が残った指でぐぐ、と握りこぶしを作る。
すると”魔拳”劉 學尊の周囲を闇が包む】
流れを捉えるその拳、流れがなければなんとする?
あらゆるものが動くこともままならぬ重さで押しつぶされ、光すらも失速する闇を……
その身で一度知るのも良かろう
【返事はない。自身を包む超重力の空間に指の一本も動かせず、舌を動かすこともならずにみしりと骨格が悲鳴を上げる】
【擬似的なブラックホール。打つべき流れは―――存在しない】 - 117魔王の右手25/10/12(日) 02:47:49
(ああ、拙は負けるのだ――手も足も出ない、完璧な敗ぼk)
【どさっっっっっっ】
「な……何をなさる!?
拙は討伐を依頼したはずだ!」
そう、この通りもはや我はお前をいつでも討伐することができる
故に魔王として我が配下の戯れに少し時間を割こうと言うだけのことだ
【折れた中指と全体の傷から血を流しながら平然とした声音で――魔法で発音しているので感情は乗せようと思ったものしか乗らないにせよそう告げる魔王の右手の後ろから、どことなくやる気のなさそうな割烹着の人物が現れた】
「はいはーい、劉さんだっけ?とりあえず体動かして多少スッキリした?あ、俺一応この魔王様の魔王軍所属で冒険者ね」
「は……はぁ……?」
【なんとも場違いな…給仕だろうか?先ほど命をかけたやりとりをしていたはずの場に現れた緊張感のかけらもない格好の人物に、いかにして死すべきかと覚悟を決めていた拳聖は気勢を削がれて曖昧な返事を返すのでつまり】 - 118アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 02:53:17
と、今日はお休みなさい。皆もいい夜を
『満足する強さは?』って問いを投げたら『どんな強さだろうと満足することは無い』って答えが戻ってくるのかな。それとも『人による』って答えなのかな?
……きっと強さの方向性にもよるのよね。「なんの為に強さを求めるのですか」ってあの子の問いにも…前ならちゃんと答えられたのかなー私… - 119料理魔人◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 02:54:41
んでさえっと劉さんだよね
悪いことしろって言われたんだって?なにするつもりだったの?
「い、いや拙はその悪事をしないためにだ――」
あーそれはわかってるわかってるって
いやもう少し単純に言うけどさ、あんたが暴れてさ、それでどれだけ悪いことできると思う?
魔王様ったら下手な竜種より頑丈な皮してんのにこんなずたずたにしちゃってさあ
それ人に向けてもせいぜい即死でしょ?むしろ慈悲深いじゃん。そんで暴れたところで拳の届く範囲しかできることはないんだよね
【しかたないなあと言う表情で首を振りながら話す相手に、蘇った”魔拳”劉 學尊は全く何を言われているかわからない表情で凝視している。】
あ、わかってないな
俺悪いことのお誘いしてるんだよ?しろって言われてるんでしょ
だからほら、やり方教えてあげるよ。俺これでも魔王軍だからさ
【といって目の前に出されたのは――ボウルいっぱいの甘い香りを放つ何らかの生地だった】
【”魔拳”劉 學尊は告げるべき言葉が見つからなかった】 - 120料理魔人◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 03:07:48
「あ、あの先ほどから何を」
あーひょっとしておじいちゃん修行で粗食とかだったタイプ?
しかたないなあ実演してあげるよ
【あれよあれよと鉄板が持ってこられ、割烹着の人物はその生地を戸惑う拳聖の前で焼き始めた。甘い匂いが辺りに広がり血の匂いを消していく】
この生地にたどり着くまで結構苦労したんだよね
雲みたいなふわふわのパンケーキになるよ
「………まて、拙を嘲るためにこんな事をしようとでも」
【まだ困惑は勝つものの、さすがに怒りを滲ませて口を挟もうとした拳聖に魔王軍の料理人は呆れたような目を向けるときつね色になった生地をひっくり返した】
だからあ、さっき言ったでしょ
おじいさんが暴れたとこで死んだかもわかんない被害者が出るだけなんだって
深夜に甘いものを食べるとね…人に罪悪感ってものを持たせることができるんだよ。
夜中は太りやすいから食べたらダメなんだ。おじいさんも武芸家ならやったことあるでしょ?体作り
それを根幹から破壊するのが深夜の甘い誘惑ってわけ
【それから料理人は次々と説明していった。一度誘惑に負けると美味しさが理性の枷を外すこと。自分の手を離れても続く甘い罠の堕落
太ることにより着れない服が増えたり、モテなくなるなどの人間関係の破壊。
そして体の度を超えて食べすぎた場合の恐ろしい結末――俗に生活習慣病の周辺症状やそれがもたらす緩慢で恐ろしい死のことを】
【三段目のパンケーキが焼き上がる頃、そこにはすっかり食による悪の誘惑を真面目に聞いてしまっている拳聖の姿があった】 - 121二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 03:10:04
マジメだなあ拳聖の爺さん
いやマジメだからあんだけ強くなれたのかもだし、マジメだから自分を討ってくれなんて依頼を出したんだろうけど - 122二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 03:12:58
不真面目だったら第二の生ヒャッハー!で暴れてたんだろうしなぁ
……そう考えるとすげぇ迷惑だな?あの爺さん蘇生させた黒幕 - 123竜刃侍25/10/12(日) 03:13:06
武術とは日々之鍛練の成果に御座る
強き武術家であらば毎日鍛錬を欠かさぬ。ならば身根が真面目なのも納得に御座ろうて - 124料理魔人◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 03:15:51
だからさ、物理的に暴れたら獣とかわらないじゃん
もうちょっとこう社会的な悪を成さない?
「拙にも……まだ知らぬ道があり申したか!してこれはここで完成でありまするか?」
まだまだ、ここにたっぷりの生クリームを載せちゃいまーす
あっ生クリームってのは牛の乳の脂肪分をね(略)砂糖もたくさん入れてね
「血糖値に強烈な一撃というわけですな!」
うんうん、失恋したりして泣いてる女の人とかガード弱くなってるからこれがよくきくんだよ
シナモンを生地に入れたからいい香りでしょ
「で、ではその黄金の秘薬は……」
メープルシロップでーす
【すっかり意気投合する2人。出会ったときは覚悟を決めていたその目は、今や満漢全席な夢色の「悪の道」へすっかり染まっていた
夜中にバケツいっぱいアイスを食べるとかダイエット中の人にケーキを差し入れるとかそういう方向の悪である】 - 125料理魔人◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 03:20:59
【かくして魔王軍に2人目の料理人が爆誕した
その名は”魔拳”劉 學尊―――】
【彼の悪の道は始まったばかりである】
【『”魔拳”劉學尊』完】
※このあと黒幕くんには適宜「チョコミントアイスのチョコを30%増量してやりました!」「海老焼売1個サービスで皆夢中でカロリーオーバーに気づかず喜んでおります」とかのくだらない悪事が逐一お届けされます - 126二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 03:23:38
わあなんて悪いことなんだ(棒読み)
いやこの時間に飯テロは割と悪では? - 127ちび職員◆4wEs6o.nrA25/10/12(日) 03:26:58
呪法によって再臨し、無差別な悪を望まれた魔拳はここに見事に討伐され……"悪を自らの意思で選ぶ"彼が再誕した、というわけね
【キリッとした顔で頷いている】
(※黒幕くんorちゃんはしょうもない人間なのでしばらくしたら顔真っ赤にしながらもういいわバーカバーカ!と追跡系の術を打ち切ることでしょう。後先とか考えないので) - 128二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 03:27:30
流石魔王軍と称賛してやりたいところだぁ
- 129料理魔人◆b9jtGfwVLo25/10/12(日) 03:30:12
- 130ちび職員◆4wEs6o.nrA25/10/12(日) 03:32:13
- 131騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 03:33:19
……餡子かぁ……
【亜空間ごそごそ】
和菓子切らしてた……!!!
【現在無限牢獄そこそこ深くのところいる神であった!】 - 132二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 03:34:14
- 133騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 03:37:38
そうする……
- 134騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 03:39:02
※あとあの餅屋さんのこと覚えてくれてる人いてなんか嬉しい……
- 135〈喜花爛漫〉ゾンビ娘25/10/12(日) 04:43:51
【ゾンビ娘は思った──武術も料理も「術理」であると】
【身体を鍛え、技術を錬り、精神を磨く。それは格闘技や剣技などの武術にも、或いは料理にも通ずる部分がある】
【勿論それらはイコールで結べるものではない。だが、切っても切れない関係であるのも確かだろう】
【音に聞こえた武術の名手が、気持ちを新たに学び作る料理。きっと美味しいのだろうな……と、そんなことを考えた】
フィールド_dice3d10=7 5 1 (13) 1森林/2砂漠/3荒野/4草原/5沼地/6高原/7雪原/8洞窟/9火山地帯/10市街地
連勝数_dice3d100=11 7 70 (88)
受注依頼難度:dice1d100=50 (50)
『嬉しくも無い朗報]:dice2d100=71 20 (91)
- 136〈喜花爛漫〉ゾンビ娘25/10/12(日) 04:56:07
おはようございまーす!
一度永い眠りに就き、何の因果か蘇って、料理の魅力にハマる……
……あの拳聖のお爺さん、実質私なのでは?
[箇条書きマジック、ってやつだね。そんな訳ないでしょ]
とまあ変なことを考えつつ、今日も幻影闘技場チャレンジ!
[変なことを考えてたバチが当たったのか、1回目と2回目の戦績が凄く振るわなかったね]
で、でも3回目で取り返したから! 全部ダメダメじゃあなかったよ!
[それはそうなんだけど……まあ次に期待かな]
伸びしろマシマシだよ! さあさあ、気持ちを切り替えて依頼を受けようか!
[はーい。それじゃ今日は『葡萄水晶の採掘』に行こう]
【台所は戦場、という言葉もあるよね……などと話しつつ、ゾンビ娘とリビングアーマーは依頼へ出発していった】
- 137【クエストボード】25/10/12(日) 05:07:13
- 138三椏会25/10/12(日) 08:28:14
- 139【クエストボード】25/10/12(日) 08:31:36
(※こちらに、ちょっと見て来ますので少々お待ちを。)
- 140タコタコアサシン25/10/12(日) 08:31:37
朝タコ!今日も野菜ジュース飲んで頑張るタコ!
手頃な依頼を探すタコ〜 - 141【クエストボード】25/10/12(日) 08:36:34
- 142三椏会25/10/12(日) 08:49:13
- 143ハイガネ◆UwIgwzgB6.25/10/12(日) 08:57:06
立て乙だよっ!無事に丸く収まってよかった〜!!
甘いものの誘惑……あたしは素直に乗れるけど…知り合いのみんなは……みんなは……あれ?
【知り合いが、凄まじいカロリー消費量のため〜そも魔導人形なため、様々な理由で太らない人外ばかりであることを思いだした怪異少女は首を傾げた】
前スレ>197
早く綺麗に倒せるんだねえ…納得!!
【頷く怪異少女】
寒さに気をつけてね〜?
- 144ハイガネ◆UwIgwzgB6.25/10/12(日) 09:30:18
- 145異械の車掌25/10/12(日) 10:39:48
「技術の活用が善か悪か。多くの世界で問われ続けた命題でした」
「本日夕方、波待つ浜行き特別列車が運行いたします。乗車を予定されるお客様は準備を万全にお願いします。」
中級【蜈蚣軍艦】(波待つ浜・ウルランド)
先日の戦いで、マンナガ様を戒めていたギヨーリッジの楔は全て解除できました。
しかし、マンナガ様の傷は未だ深く。つきましては治療の手助けをして下さる方を募集させて頂きます。
マンナガ様の体液は人にとって危険な劇薬、十分に注意していらしてくださいませ。
上級【北海のセプテット】(波待つ浜・ノア)
ボンジュール! お元気かしら、ノアの筆頭演奏者よ!
……まさか船長の正体があんな人だったなんてね。正直みんなびっくりしたけど……それでも、この長い航海を今まで導いてくれた人だから。全ての事情も分かったし、最後までこの航海をやり遂げてみせるわ!
それで私たちの方でも色々準備してるけど、久々に戦闘の訓練をしておきたいの。誰か付き合ってくれない?
上級【失われし遺産を求めて】(波待つ浜・ガレオン島)
ぐすっ……こんなのあんまりだよぉ……海賊王ほどの偉大な人の人生が、姿も見せない連中のせいでメチャクチャにされてたなんてぇ……
ケホン。それはさておき、これから大きな戦いを控えているのだろう? それでだな、一つ面白いものを持ってきてやったぞ。例の海賊王の洞窟に隠されていた宝の地図だ! きっと何か役立つものがあるに違いない!
だけど、例によってその島は巨獣によって守られていて近づくのが難しいから、共に旅をする仲間を募集しているぞ! - 146アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 10:56:29
おはよ…極東に訪れて早数日…
支部の書物庫【セントラリアで言う図書館】は極東の本がたくさん…外国の本は思ったよりも少ないのね?
【流離う詩人の話が好きな人の多い理由の一つ?】
読むのは変わらず楽しいし、環境もいい…
【優しさを感じる昼白色の灯で照らされながら本を読む二人。魔女清掃員さんは読みたい本が沢山ある様だ】 - 147二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 11:03:01
交易する国の本はちらほらあってもその国の本で殆どなのが普通だもんなぁ
楽しそうでなによりだが - 148騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 11:12:46
- 149異械の車掌25/10/12(日) 11:16:16
- 150騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 11:19:20
※そこは上手く合わせますので……!!
- 151不貫羽毛25/10/12(日) 11:29:44
つまり……やっぱりあの人たちのテリトリーだったのね
【少女は衛兵詰所に行っていた
頭に包帯を巻いたままデスクに座って話を聞いている】
「ええ、どうやらマヨヒガのような結界術で隠されたような場所だったようです
彼女自身はあの森の門番を名乗っています」
……悪いことをしちゃったわね
「それは違います、スクロールの履歴を拝見しましたがすぐに退避する旨を伝えていましたね?
そのうえで攻撃を行ってきた以上完全にあちらに非があります」
それならいいのだけど……
【そして襲ってきた獣人についての話やらを聞いた少女は、獣人から奪った弓矢をもらう許可を取り新たな武器を手に入れた】
……まあ結果オーライかしら - 152二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 11:30:45
※ノリの変動があるとはいえ不安はありますな手加減の形なら納得いきますが
- 153騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 11:32:29
※たまにやってるけど手加減は得意なつもりだった……やはり下がっておきます
- 154虎哮の風雷坊◆XNo15D5CeQQD25/10/12(日) 11:35:49
クワバラクワバラ…タテオツ
ナモー ナータヤヴァータ ヤーヤヴィジャ…
ヴァージラ ヴァーユ シャンバランタナ…
心頭滅却…嵐もまた静か…
暴飲暴食反対…
【真言を唱えて修行中。
昨晩はあれからずっとあちこち走り回って依頼に奔走していた。
そのおかげか心なしか少し痩せた?】 - 155アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 11:43:11
- 156タコタコアサシン25/10/12(日) 11:45:44
- 157アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 11:47:59
知らないものを知れるのは楽しいもの…薬の材料だったりこれまで使ってきた薬草の代わりにできたり…
いいこともたくさんね
…その葉はタツヨケ山に自生してるみたい?
【ならば取りに行こうとメモ帳に記し記し】
- 158不貫羽毛25/10/12(日) 11:49:27
- 159二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 11:53:37
- 160二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 11:55:11
- 161アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 11:55:31
- 162放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/12(日) 11:56:50
立て乙
他にまで流れるのはそれだけ人気や必要のあるもの
そして物は素晴らしくともいわば地元ネタ身内ネタが多いものもありとあらば
【ジョークは翻訳しにくいよね。とかそういう減点も含めるとどうしても地元に言ってこそ見られる本も増えるというもの
牛を引きつつゆったりと山登り。大ワシ殿への挨拶に】 - 163アノマス◆UBru6zWM0.25/10/12(日) 11:56:58
(※外出のため落ちます〜!)
- 164不貫羽毛25/10/12(日) 11:59:14
- 165二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 11:59:29
ああ、使い切っちゃったんだっけ羽
- 166二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:02:11
- 167二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:06:24
(※一応結構前は騒々神さんは出の広さから相手に合わせるのが得意と闘技所で評判だったりしたんじゃよ))
- 168放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/12(日) 12:09:31
【秋が訪れた山の風景、始まったばかりの紅葉のグラデーションを楽しみながらにゆるりゆるりと
山頂につけば待つは大ワシ殿の群れ。土産を渡し、寄って来た若い鷲には干し果物を紹介の手土産にと】
よい日和だな大ワシ殿
さて、それではここの所の話だが…
【旅の話、冒険の話、そして文を交わす輩の日常。尽きぬ話で懇親を深めながら時は過ぎてゆくだろう】
それもあり、いい時期でもありだな
【頷き】
- 169人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 12:10:37
「うっっっっわ!! そう云う剣も在るので御座るか!?」
【現在進行形の黒歴史を暴露した恥ずかしさで蒸留酒を呑み干して気絶する様に寝てから飛び起きて、さあ走り込みをと思った途端に女剣士は絶叫した。朝鶏かな】
【“魔剣”とは術技であるからして、解説が付随するなら“魔剣”に宿る術理の一端は掴める】
【実際に“視て”はいないので模倣と云える代物でもないが、発想を真似るだけで完全に剣技の型までも模倣する必要は最初から存在しない】
「“構え”にちぃーっと工夫を織り込んで………む。もう少し完成度を高められそうな気配も御座るな。 如何したものか。」
【女の細腕─鍛え上げた結果、人の頭蓋骨程度なら軽く握り潰せるが。─で二刀流は巧く使い熟せないだろう】
【“引き戻す”動作が隙になる以上、一連の動作の末に放てるのは一撃が限界】
【だから術理の一部だけを抽出して、加工する】
【敵に防御を捨てさせる二刀の“構え”から、敵に先んじて好都合な型で打ち込ませる一刀の“構え”に】
【『能動的なカウンター』】
【片足を退いて、肩を僅かに傾け、左に右に絶え間なく躯を向けての半身の姿勢。縦の斬撃を防ぎ、横への切り替えを強制する“構え”】
【刃を持ち替える刹那に、必殺の閃きが奔る剣技】
【名前はまだない】 - 170竜刃侍25/10/12(日) 12:17:48
昼間から呑む酒は格別に御座るな!
【清酒をくびりと、竜人の侍は喉の奥に流す】
【焼けるような酒気は心地よく、炎よりも酒の方がやはりこの竜人には好ましい】
うむ。暫し居酒屋巡りに行っておった。許されよ
【酒を呷りつつ気長に待つか、と開けた窓際で風を楽しんでいる】
- 171人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 12:20:49
【チャキリと納刀して、笠頭の怪人は一息吐いた】
「初手で横薙ぎ食らったら死ぬで御座るな。」 - 172ミュトス25/10/12(日) 12:29:31
- 173二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:30:43
- 174二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:32:21
ズッパズッパ斬れる剣良いですよね…
己の流儀はミクロ的なんで根本的に向かんのですが
【相手の遺伝子の“繋”を斬り癌に侵す疒剣術の皆伝者が暇に潰されている】 - 175二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:35:29
剣術にそういう毒タイプあるんだ…
- 176人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 12:35:48
「向かい合っての立ち合いよりも暗殺向きっぽいで御座るよな、二本鎖断ち。
一度斬ってから発症まで即時という訳にも行かぬし。 逆にそれで疑われにくくも御座るが。」 - 177竜刃侍25/10/12(日) 12:37:28
クカカカ! 欠陥があって結構結構!
魔剣とは強みで弱さを補う術理に御座ろうて!
【横薙ぎ対策は必須に御座ろうが、と酒を呷る】
【惡志刈りは既に一度破られた魔剣なので、一度死んだ魔剣だ。他のものがどう使おうと、その相手が達人であればあるほど寧ろ誉れですらあるだろう】
【魔剣とは王道を外れた欠陥品。個々人の素質や突出した鍛錬にて補わなければ成立し得ない、諸刃の刃なのだから】 - 178ドラゴン海賊船長25/10/12(日) 12:39:09
- 179二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:39:42
バフタイプの剣術とかデバフタイプの剣術もあるんだろうな……ヒーラータイプの剣術とか
- 180紫電武士竜25/10/12(日) 12:40:12
- 181二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:41:01
- 182ドラゴン海賊船長25/10/12(日) 12:41:57
「地面に隠れ雷を迸らせることで獣を狩る、巨大ドラゴン!」※なんで4つ振った?
- 183二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:43:38
まぁ遺伝子の接合狙って斬れるなら確かに上手くなりそうだけども
- 184二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:43:47
- 185下っ端ギルド職員◆ONVtQUShl625/10/12(日) 12:43:54
- 186竜刃侍25/10/12(日) 12:44:18
- 187騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 12:45:02
回復剣術なら内気が使えるな
- 188市電武士竜25/10/12(日) 12:46:05
- 189紫電武士竜25/10/12(日) 12:47:05
(誤字の悪魔を切り捨てる。なんですか市電の武士って)
- 190下っ端ギルド職員◆ONVtQUShl625/10/12(日) 12:48:19ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第6361層|あにまん掲示板依頼達成後は報告書をお忘れなく!bbs.animanch.com
こちら次スレでございます!
それでは次スレで詳細をお出しします。少々お待ち下さい
- 191騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/12(日) 12:48:47
タテおつー
- 192二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:49:32
立て乙なんじゃよね
- 193人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/12(日) 12:50:23
「わはははは!正にその通りで御座るな!
……マア、筋繊維の“跳ね”で初撃を見極めてからで御座るか。」
【最近は多少の不調が生じているとは云え、生来の“遷理眼“は人離れした精度と反応速度を齎す異能の一種である】
【それはそれとして他人が酒を呑んでいるのを見ると呑みたくなるのが人の性(さが)。然れども今は無一文。女剣士は重い腰を上げて太刀を佩いた】
「無限牢獄か………別の迷宮か………。」 - 194波待つ浜25/10/12(日) 12:50:24
- 195竜刃侍25/10/12(日) 12:51:13
- 196二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:53:25
- 197紫電武士竜25/10/12(日) 12:55:53
- 198二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:56:32
900ならドラゴン
- 199二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:57:52
- 200二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:59:12
ゴリラ鬼つええ!
このまま冒険者としての名声を上げて富も力も手にして王になろうぜ!