- 1五寸釘25/10/12(日) 17:20:58
- 2五寸釘25/10/12(日) 17:23:28
オリキャラちゃん詳細
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
ヒーロー名→ブレッシング(blessing)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
変更前ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)
変更後ヒーローコスチューム→イレイザーヘッドのコスチュームの全身白バージョン。
彼のものとは違い、ベルト周りにナイフや収納スペースの類いは付いておらず、代わりにベルトの左右両腰の部分に裏側上部から伸び、表側上部でスナップボタンを利用してまとめた鞭を固定する輪っか状の固定部のみが付いており、そこにミッドナイトの『アイノムチ』を左右一本ずつの計二本装備。首周りにはイレイザーヘッドの『捕縛布』を着用。(髪はおろしてる)
普段着は→袖がゆるゆるなネックセーターとロングスカート
両親は→神社の神主夫婦。
料理スキル→カンスト。
好きな花→白い勿忘草。
苦手な味→ハッカ味。
宝物→大きめのグレーのパーカー・黒のロングスカート・黒のキャップ・ミッドナイトから貰った練習用の一本鞭。
- 3五寸釘25/10/12(日) 17:24:46
対敵用サポートアイテム『サイノムチ』
個性が使えない百合のために作られた【対敵用最終兵器】とも言える特別な鞭。
ミッドナイトの『アイノムチ』と同じく赤い一本鞭であるものの、これはその『アイノムチ』よりも更に太く、遥かに重い全体重量を持つ。
革のようにしなやかで頑丈、そして革よりある程度重い特殊素材を複数層に重ね合わせ、それを先端に向かって滑らかに細く絞られたテーパー形状に成形することで与えられる衝撃を極限まで高めている。
ミッドナイトの『アイノムチ』より遥かに重い全体重量、そして素材と形状による先端重量で高威力を実現させた『打ち据えるための鞭』。
身体を硬質化させられる個性の相手にはさすがに効かないものの、それ以外の相手であればミッドナイトの力でも太い骨を一撃で叩き折れる。
作ったパワーローダー先生曰く、「頭と首には絶対当てるなよ」。
『サイノムチ』という名前は百合が付けたものであり、『太い骨を一撃で叩き折れる』、というところから、『敵の骨を砕き、悪意を砕く鞭』という意味で漢字にすると『砕く鞭』となるように、また、「ミッドナイトの『アイノムチ』と似た響きを持つ名前にしたい」という想いからカタカナで『サイノムチ』と名付けられた。 - 4五寸釘25/10/12(日) 17:26:06
スレ画はスレ主の私が作った百合ちゃんのイメージ画像です!
絵柄は変わってしまいましたが再現度があまりにも完璧だったため、前スレからこの画像をスレ画にしています!
百合ちゃんの容姿はまんまこれだと思ってください!
- 5五寸釘25/10/12(日) 17:30:52
初回
【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は|あにまん掲示板このたびオリキャラスレを作らせていただきましたスレ主です!以降はこの名前で投稿していくのでご支援よろしくお願いします!現在神社の神主夫婦の娘であり、非異形型の個性というとこまで設定しています。以下はこ…bbs.animanch.comと第6回
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は6|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第11回
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は11|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第12回(前回)
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は12|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comのスレはこちら!
- 6五寸釘25/10/12(日) 17:35:23
続きの前に10まで埋めちゃいますね!
- 7五寸釘25/10/12(日) 17:42:27
オラッ!サプライズチーズ文字!
- 8五寸釘25/10/12(日) 17:43:40
ベランダ侵入!
- 9五寸釘25/10/12(日) 17:45:32
松竹
- 10五寸釘25/10/12(日) 17:46:46
梅!
というわけで続きを投稿しますね! - 11五寸釘25/10/12(日) 19:17:58
〜〜その後、体育館γでの授業にて〜〜
セメントス「それでは、今日も必殺技の向上に努めていきましょう。
以前課した、最低二つの必殺技。できてない人は開発を、できてる人は更なる発展を!」
切島(『安無嶺過武瑠』!!)
芦戸「おお!」
切島(乱波…おめぇぐれぇじゃビクともしねぇ漢になってやるぜぇ…!
奴と同等の連撃を受けて鍛えるッ。それには…)
切島「爆豪!砂藤!緑谷ァ!思う存分俺をサンドバッグにしてくれぇ!」
砂藤「誤解を招くぜぇ!?」💧
百合「…」💧
緑谷「ごめん!僕は、一人で…」
切島「わかったァ!」
ミッドナイト「釘貫ちゃんは、あっちで私とね」バショユビサシー
百合「はい!」(二人で移動を始める) - 12五寸釘25/10/12(日) 19:59:29
〜〜授業終了後、女子更衣室にて〜〜
お茶子「百合ちゃん凄かったねぇ。新しい鞭でしょ?」
彼女が話題に出したのは百合が使っていた鞭、『サイノムチ』であった。
百合は今まで授業で使っていなかった鞭を今回使用した理由を説明する。
百合「はい。今までは放課後の訓練で練習してたんですけど、『そろそろ授業でも使おう』という話になりまして」
八百万「では、今日がお披露目ですのね」
葉隠「チラ見したらコンクリートどんどん砕いてくんだもん!びっくりしたよぉ!」
芦戸「自爆しないように気を付けないとねぇ」
梅雨「ミッドナイト先生から教わってるし大丈夫でしょうけど、本当に気を付けてね、百合ちゃん」
百合「はい。前に使ってた鞭もそうですけど、危ないので振ってる時は近付かないでくださいね…」💧
耳郎(そりゃあ先生も危ないって言うよね…)💧
耳郎はミッドナイトが葉隠と自分に言っていたことを思い出しながらそう考えるのであった。 - 13五寸釘25/10/12(日) 22:17:11
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 14二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 07:19:31
慣れないうちはね、仕方ない
でもそのうち仲間と一緒もあるんだからそしたら一緒頑張ろうな - 15二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 14:21:32
٩(ˊᗜˋ*)وLet's go!人との練習
- 16五寸釘25/10/13(月) 18:08:36
これから続きを投稿しますね!
- 17五寸釘25/10/13(月) 19:06:10
〜〜その日の夜、葉隠の部屋にて〜〜
葉隠「ねぇ、釘貫ちゃん。私と耳郎ちゃんで、ミッナイ先生に釘貫ちゃんの訓練見学できないか訊いたことがあるんだけど…」
いつものように二人でベッドに入った後、彼女はそう言って話を切り出す。
百合「あぁはい、それなら先生から聞きましたけど…」
葉隠「その時は断られちゃったんだけど、今はどうかなって…どうかな…?」
百合「そうですねぇ…普通に使う分にはいいんですけど、見学でじっと見られると考えると、緊張して手元が狂っちゃいそうで…」💧 - 18五寸釘25/10/13(月) 19:09:54
葉隠「じゃあじゃあ!一緒に訓練するならどう?それならじっと見られるわけじゃないし、大丈夫そうじゃない?」
百合「うーん、それなら大丈夫だと思いますけど、威力の関係で模擬戦とかはできませんし、個性の性質が鞭と違い過ぎて、動きの参考にもならないと思いますよ?」
葉隠(うっ!痛い所を…かくなる上は…!)
葉隠「傍にいるよッ!!」(作戦名)
百合「えっ」
葉隠「傍にいたいよッ!!」(ひまわりの約束)
百合「いや、気持ちは嬉しいんですけど…それでいいんですか?💧」
葉隠「うんっ!」(即答)
百合「で、では、次の訓練までに訊きに行きましょうか…💧」
葉隠「うんっ!」
こうして、二人はいつものように眠るのであった。 - 19五寸釘25/10/13(月) 20:38:34
〜〜翌朝、A組寮、百合達の階層にて〜〜
葉隠「…」(耳郎の部屋の扉をモールス信号ノックしてる)
耳郎「扉でモールス信号しない💧」(ガチャっと扉を開ける)
百合「…」💧
葉隠「ごめん耳郎ちゃん、みんなで話したいことあるからちょっと中に…」ヒソヒソ
耳郎「え?あぁうん…」 - 20五寸釘25/10/13(月) 20:39:56
〜〜耳郎の部屋にて〜〜
百合「実は昨日、私の訓練を一緒にしないかと葉隠さんから…」
葉隠「あ、私達がミッナイ先生に訊いたのは釘貫ちゃんも知ってるって」
耳郎「え?釘貫の訓練って武器のやつでしょ?いいの?」
百合「はい。私はいいんですけど、これから先生に訊きに行くので、タイミングの擦り合わせをしておきたくて」
耳郎「たしかに…みんなにこのこと聞かれたら、そこから色々バレるかもしれないしね…」
百合「はい。なので、タイミングとしては、食堂に行く振りをして訊きに行くか、放課後すぐに訊きにいくかになると思うんですけど…訊くなら早い方が良いですし、どっちのタイミングも怪しまれる可能性はあるので、それなら昼休みの方が良いと思うんです」
耳郎「うん、うちも昼でいいと思う」
葉隠「じゃあ、昼に突撃だね!」
耳郎「あとはいつも通りに過ごそうか…」
百合「はい。では、そういうことで」 - 21五寸釘25/10/13(月) 21:20:09
〜〜その日の昼休み、職員室にて〜〜
ミッドナイト「あら、どうしたの?」
葉隠「釘貫ちゃん、授業で新しい鞭使ってましたし、私達二人も一緒に訓練したいんですけど、まだできませんか?」
ミッドナイト「そうねぇ…釘貫ちゃんは良いの?」
百合「はい、私は大丈夫です」
ミッドナイト「なら、一緒にやりましょっか」
葉隠「わーい!」
耳郎「でも、ほんとに良いんですか?うちら、個性全然違いますし、鞭の身体の使い方の参考になりませんけど…」
ミッドナイト「そこはほら、全然違う個性の人との連携練習にもなるし大丈夫よ。その時はエクトプラズムさんが相手してくれるしね」
耳郎「よかった…」ホッ…
百合「急にすみません。では、参加の日取りなんですが、いつ頃から可能でしょうか?」
エクトプラズム「我は今日からでも問題無いぞ」
ミッドナイト「私としても、今日から参加で大丈夫よ。放課後になったらジャージで演習場◯◯に集まってね」
百葉耳「はい!」
こうして、百合の訓練に耳郎と葉隠が参加することが決まったのであった。 - 22五寸釘25/10/13(月) 22:25:35
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 23二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 07:21:46
一緒!!
- 24二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 14:40:36
ほしゅ
- 25五寸釘25/10/14(火) 19:08:08
これから続きを投稿しますね!
- 26五寸釘25/10/14(火) 20:03:26
〜〜その日の放課後、演習場にて〜〜
葉隠、耳郎、百合の三人が集まり、ミッドナイトがいつものように鞭を百合に手渡しながら話を始める。
ミッドナイト「じゃあまず、基本的な部分から始めるわね」
葉耳「「はい!」」
ミッドナイト「鞭には幾つか種類があるんだけど、釘貫ちゃんが普段使ってるのは一本鞭っていう種類の鞭で、簡単に説明すると一本の縄みたいになってるやつね。
これの長さも色々あって、釘貫ちゃんが使ってるのはこれぐらい」
彼女が百合に渡した鞭は『サイノムチ』であり、彼女はもう一本のそれを自身の隣に伸ばして置くことで、長さを視覚で理解してもらいながら説明を続けた。
ミッドナイト「で、これを実際に振ると腕の長さも入って来るからもう少し広くなるわ。
釘貫ちゃん、こっちで振る時の動作をゆっくりやってくれる?さきっぽ持つから」 - 27五寸釘25/10/14(火) 20:04:31
百合「はい!」
ミッドナイトは自身の元に百合を来させ、二人の前で彼女を構えさせる。
そして百合が持っている『サイノムチ』の先端を軽く掴み、指示を出した。
ミッドナイト「あ、動作は適当なのでいいわよ」
百合「はい。では…」
ミッドナイト「そのまま…ストップ!
…で、実際はこのくらい」
彼女は百合が鞭を振り切るところで動作を止め、先端を持ちながら離れることで再度、その射程距離を視覚で理解してもらう。
ミッドナイト「釘貫ちゃんはそのままでお願いね。
鞭を使うヒーローとチームアップ、例えば私とかとする場合、鞭を使う側は味方への誤射がないように気を付けるわけだけど、味方側もうっかり射線上に入らないようにしないといけないわ。
なのでまず、この長さを頭ではなく、身体の感覚で覚えてもらいます。
プロになったら釘貫ちゃんとのチームアップで活かせるしね」
葉耳「「はい!」」
こうして、二人は百合の訓練に混ざっていくのであった。 - 28五寸釘25/10/14(火) 21:31:07
〜〜時は流れ、休み時間中のA組教室にて〜〜
芦戸「見て見てー!見ててー!
…ブレイキンブレイキーン!」グルングルン
瀬呂「PONPOーN!」
葉隠「PONPOーN!」
芦戸「ブレイキンブレイキーン!」
瀬葉「「PONPOーN!!」」
百合「凄いですねぇ…」
青山「彼女、ダンスが趣味なんだって」
峰田「下履くならスカート脱げよn」
葉隠「フンッ!」(ゴンッと峰田の頭を叩く)
葉隠「峰田君!そういうの禁止〜!」ボコボコ
緑谷「芦戸さんは、身体の使い方がダンス由来なんだよねぇ。なんというか、すべての挙動に全身を使う感じだぁ…」
青山「初めての戦闘訓練…マント焼かれたこと、忘れない…体育祭の決勝トーナメントのことも…絶対に忘れない…」
緑谷「僕も、やってみようかなぁ」 - 29五寸釘25/10/14(火) 21:32:47
上鳴「教えてもらえばぁ?」
芦戸「オーケーボーイ!レッツダンスィーン!」
緑谷「あっあっえっと、お願いしますっ」💦
芦戸「まずはツーステップね!脚を前後左右に出すような感じでー…両手を振ってー!」
緑谷「…こ…こうかなぁ…?」ギクシャク
青山「…」ギクシャク
上鳴「砂藤のスイーツとかもそうだけどさ〜、ヒーロー活動にそのまま活きる趣味は良いよなぁ〜、強いっ。
趣味と言えば、耳郎もすげぇよなぁ」
耳郎「ちょっ!やめてよ…」 - 30五寸釘25/10/14(火) 21:34:45
上鳴「ほら!寮の部屋、楽器屋みてーだったもんなぁ〜。ありゃぁ趣味の域超えてる〜!」
耳郎「もう!やめてってば!部屋王忘れてくんない!?」
百合「上鳴さん、そろそろ…」
上鳴「いや〜ありゃプロの部屋だね〜、なんつーか、正直カッk」
ヒュッ!(上鳴に耳郎のイヤホンジャックが突き付けられる音)
上鳴「ヒェー…!?」
耳郎「…マジで!…」
上鳴「…なんで…?💦」(席に戻っていった耳郎とほかのみんなを交互に見ながら)
百合「…」💧 - 31五寸釘25/10/14(火) 22:48:49
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 32二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 07:11:43
恥ずかしいよね、趣味の事言われ続けるの
- 33二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 12:20:41
頑張れー
- 34五寸釘25/10/15(水) 19:16:08
これから続きを投稿しますね!
- 35五寸釘25/10/15(水) 19:39:57
〜〜その後、A組教室にて〜〜
相澤「えー、文化祭があります」(寝袋IN)
一同「ガッポォォォイ!!」
峰田「文化祭!」
瀬呂「ガッポイの来ましたァー!」
葉隠「なにするか決めよー!」
切島「先生!いいんですか!?この時世にお気楽じゃぁ!?」
上鳴「切島、変わっちまったなぁ…!」 - 36五寸釘25/10/15(水) 19:41:01
切島「でもそうだろ!敵隆盛のこの時期に!」
相澤「たしかに、尤もな意見だ。
しかし、雄英もヒーロー科だけで回ってるわけじゃない…
体育祭がヒーロー科の晴舞台だとしたら、文化祭はほかの、サポート科、普通科、経営科の生徒達が主役。
注目度は体育祭の比にならんが、彼らにとって楽しみな催しなんだ。
そして現状、全寮制を始めとした、ヒーロー科主体の動きに、ストレスを感じてる者も少なからずいる」
切島「…そう考えると、申し訳立たねぇな…」
相澤「ああ。だからそう簡単に、自粛とする訳にもいかないんだ。
今年は例年と異なり、極一部の関係者を除き、学内だけでの文化祭になる。
主役じゃないとは言ったが、決まりとして、一クラス一つ出し物をせにゃならん。
今日は、それを決めてもらう…zzz…」
一同(寝た…!?) - 37五寸釘25/10/15(水) 21:08:43
飯田「ここからはA組委員長!飯田天哉が進行を務めさせていただきます!スムーズにまとめられるよう!頑張ります!
では!まず出し物の候補を挙げていこう!
希望のある者は挙手を!」✋️
一同「はいはいはいはいはいはい!!」✋️シュバババ
飯田「ッ!なんという変わり者の早さだッ…必ずまとめてやるッ…!」
飯田「はい!上鳴君!」🫲
上鳴「メイド喫茶にしようぜー!
イメージすると、こんな感じっ。もっと具体的にイメージすると!こんな感じっ。更に!願望込みでイメージすると、こんな感じ!
というわけでメイド喫茶でー!」
飯田「メイド!…奉仕か悪くない!」
峰田「ヌルいわ上鳴ィー!」✋️
飯田「峰田君!」
峰田「おっぱ!」
ギリリリ…(峰田が梅雨に縄で吊るされる音)
梅雨「…重りあるかしら?」
砂藤「…おお…」💧 - 38五寸釘25/10/15(水) 21:10:23
お茶子「お餅屋さん!」
飯田「なるほど和風で来たか!」
切島「腕相撲大会!」
飯田「アツいなぁ!」
葉隠「ビックリハウス!」
飯田「わからんが面白いんだろうなきっと!」
砂藤「クレープ屋!」
飯田「食べ歩きにもってこいだ!」 - 39五寸釘25/10/15(水) 21:12:54
芦戸「ダンスー!」
飯田「華やかだなぁ!」
緑谷「ヒーロークイズ!」
飯田「緑谷君らしい!」
梅雨「蛙の歌の合唱!」
飯田「微笑ましい!」
口田「ふれあい動物園」💦
飯田「ふれあい動物園!」 - 40五寸釘25/10/15(水) 21:15:14
轟「手打ち蕎麦」
飯田「大好きだもんなぁ!」
爆豪「デ ス マ ッ チ !」
飯田「まさかの殺.し合い!」
常闇「暗黒学徒の宴」
飯田「ホホー↑!」
青山「僕のキラメキショー★」
飯田「ぅうん…!」
耳郎「…コントとか?」
飯田「なーる!」
上鳴「?」
飯田「さあ!ほかにはないか?」
瀬呂「アジアンカフェ!」
尾白「演舞発表会!」
障子「たこ焼き屋!」 - 41五寸釘25/10/15(水) 21:37:40
〜〜その後、候補まとめ中にて〜〜
飯田(おや?…そういえば…)
飯田「釘貫君。候補が出てなかった気がするが、希望はあるかな?」
百合「すいません、ちょっと出てこなくて…」💧
飯田「いきなり候補を挙げるのは難しいだろうからな。後で思い付いたら声を掛けてくれ」
百合「はい」
百合「…」 - 42五寸釘25/10/15(水) 21:56:05
〜〜その夜、A組寮の共有スペースにて〜〜
尾白「あれっ、インターン組は?」
上鳴「補習。話し合いに参加できないから決定に従うってー」
尾白「爆豪と釘貫さんは?」
上鳴「爆豪は寝た。釘貫は知らねぇなぁ…」
葉隠「釘貫ちゃんはミッナイ先生に呼ばれたってー」
上鳴「この時間に?」
尾白「個性関連の話かもね」 - 43五寸釘25/10/15(水) 22:17:12
〜〜教員寮、ミッドナイトの部屋にて〜〜
この日、百合は放課後の自由時間でミッドナイトにメールを送り、夜に会う約束を取り付けていた。
そしてA組の生徒達が文化祭の出し物を何にするか話し合っているこの時、百合は彼女の部屋に訪れており、静かな声色で話を切り出す。
百合「…先生……文化祭の時…私を、人目のつかない場所に置けませんか?」 - 44五寸釘25/10/15(水) 23:51:00
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 45二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 07:58:54
百合ちゃぁぁん……気持ちは分からないとは言えないが楽しんでいいんだよぉ……
- 46二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 16:52:08
ほしゅ
- 47五寸釘25/10/16(木) 19:02:00
これから続きを投稿しますね!
- 48五寸釘25/10/16(木) 19:26:53
〜〜その後、後、A組寮の共有スペースにて〜〜
ワイワイガヤガヤ
百合「すいません戻りました…話し合いってどうなりました?」
峰田「おっ、戻ってきた」
上鳴「生演奏とダンスで決定!」✌️
芦戸「そんな感じで終わらせたから、今はみんなでお茶会中だよ」
飯田「釘貫君、一応訊いておくのだが、やりたい出し物とかはあったかな?」
百合「あぁいえ、無かったので大丈夫ですよ」
八百万「釘貫さんの分もお淹れしますわね」
百合「ありがとうございます」
こうして、皆はいつものように八百万のお茶を楽しみながら賑やかに過ごすのであった。 - 49五寸釘25/10/16(木) 20:49:31
〜〜その日の就寝時間、葉隠の部屋にて〜〜
葉隠「今日は二人に発表がありまーす!」
百耳「「?」」
三人でベッドに入る前、彼女は部屋に入った二人に突然そう言い放った。
彼女は一つの段ボール箱を取り出し、中の物を手にとって二人に見せる。
葉隠「…じゃーん!アロマ〜」
百合「前に話したやつですか?」
葉隠「そうそう!
…釘貫ちゃんさ…今日、訓練の時とか、元気無いように見えたから…」
百合「…」
耳郎「…」
そう、葉隠と耳郎は百合の異変に気付いていた。
百合は葉隠の言葉を聞き、沈黙を返す。
葉隠「…こんな時のために、買っておいたんだ。もっとしっかり寝れるように、リラックスできるやつとか……どうかな…?」
耳郎「…釘貫…なんか、あったんでしょ…?
それならさ…うちら、秘密を共有してるわけだし…せめてうちらには、話してほしいんだけど…駄目、かな…?」 - 50五寸釘25/10/16(木) 20:50:37
百合「…耳郎さん…」
耳郎「なに?」
百合「生演奏とダンスということでしたけど、裏方の仕事ってあったりしませんか…?」
耳郎「えっ!?う〜ん、生演奏だから…照明とかかなぁ…でもそれはそれで担当してくれる人がいそうだし…」
葉隠「もしかして…釘貫ちゃん、出られないの…?」
百合「…はい…」
百合は暗い表情でそう答えた。
耳郎「…個性絡み…?」
百合「…はい…『被害』を増やさないようにするには、今はこれぐらいしか…」
耳葉「「…」」
『お前に「恐れるな」って!!そう伝えろって!!「真っ黒な阿修羅みてぇな奴」が夢に出てきたんだよ!!』 - 51五寸釘25/10/16(木) 20:52:57
二人は林間合宿で百合が倒れた時のことを思い出す。
当時、そう叫んだ子供は百合から何も『話』を聞いていなかった。
にも関わらず、『その存在』は夢に干渉し、百合はそのことを叫ばれて失神。
その出来事を目の前で見ていた二人は、百合を引き留める言葉が浮かばなかった。
葉隠「…じゃあ、せめてさ…これからもしっかり寝れるように、アロマ使おうよ。
ほら!これとかリラックスできるやつだよ!」
百合「…あの…」
葉隠「!どうしたの?」
百合「…実は、その……私は…二人と寝られれば、悪夢は見なくて…」
葉耳「「」」
顔を赤らめながらそう言った百合に、二人は嬉しさからキュンとなって固まる。
そこから二人はあわあわとしながら話を続けた。
葉隠「じゃ、じゃあほら!思い出作りってことで!せっかくだし!」💦
耳郎「そ、そうだね!ほら釘貫!一緒に準備しよっか!」💦
百合「は、はい…」
百合は赤い顔のままそう返す。
その後、三人はゆっくりと落ち着きながらアロマの準備をし、アロマを使って眠るのであった。 - 52五寸釘25/10/16(木) 21:36:19
〜〜翌朝、A組寮の食堂にて〜〜
葉隠「おはよ〜」
フワリ…
芦戸「?」
耳郎「おはよう」
フワリ…
葉隠「??」
百合「おはようございます」
フワリ…
芦戸「???…💡!」 - 53五寸釘25/10/16(木) 21:38:40
芦戸「釘貫と葉隠と耳郎から同じ匂いがする!!」(ビシッと指を指す)
上峰「「な、なんだとォォォ!?」」
葉耳((しまったぁぁぁぁ!!))
そう、二人はアロマを使用するにあたり、ある可能性を失念していた。
それは『三人または二人から同じ香りがすることで、普段一緒に寝ていることがバレる』という可能性。
しかし、百合は違った。
百合「実は葉隠さんがアロマを買ってみたということで、『せっかくだから一緒に寝よう』という話になりまして」ケロッ
飯田「仲がいいのは良いことだな!」
芦戸「えーいいなぁ!私もやりたい!」
耳郎(隠し事どんどん上手くなってない釘貫…!?)
葉隠(なるべく早めに訊き出さないと…!)
その後、三人が普段一緒に寝ていることはバレず、無事に食事が終わるのであった。 - 54五寸釘25/10/16(木) 23:08:34
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 55二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 07:34:48
頑張れ葉隠ちゃんと耳郎ちゃん……!
- 56二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 15:06:31
保守
- 57五寸釘25/10/17(金) 19:47:27
これから続きを投稿しますね!
- 58五寸釘25/10/17(金) 20:49:54
〜〜その日の夜、A組寮の共有スペースにて〜〜
百合「…あの、皆さん…」
バンド担当、ダンス担当、演出担当の組み分けが終わり、深夜一時を回った頃、ダンス担当に振り分けられていた百合が話を切り出した。
飯田「どうした、釘貫君?」
百合「文化祭当日のことなんですが…私は参加できません…」
切島「ぅえ!?もしかして、個性のアレか?」
百合「はい…」
常闇「もしや、合宿の時の…」
百合「はい…『被害』を増やせないので…」
上鳴「いやでも、それだと釘貫はどうすんだよ!何も楽しめねぇじゃねぇか!」
百合「…はい…でも、それで良いんです……今は、これぐらいしか方法がありませんから…」
「…」 - 59五寸釘25/10/17(金) 20:51:54
百合の言葉にクラスメイト達の心は沈み込む。
彼らもまた、葉隠達と同じように百合が目の前で倒れた光景を見ていたからだ。
彼らは百合の状況をどうしようかと必死に頭を回す。
そんな中、一人の少女が口を開いた。
お茶子「…百合ちゃん…私達、百合ちゃんを助けたい。
でも、今のままだと情報が足りないの…
なにか、話せることはない…?」
『…私…助けたい』
百合「…」
百合の脳裏にインターンから帰ってきたばかりのお茶子の言葉が過ぎる。
そして…
百合「……すみません…今はなにも…」
お茶子「……そっか…」 - 60五寸釘25/10/17(金) 20:53:01
彼女は長い沈黙の後、情報を隠すことを選んだ。
そして、お茶子はその言葉から百合の意図を察する。
いつものように自分達を守ろうと情報を隠したのだと。
彼女は強い無力感に苛まれながら呟き返した。
障子「…では、出し物が終わったら、みんなで色々買って、ここでパーティーをするというのはどうだろうか?」
そんな時である。
百合の身を案じる者達の一人である障子がそう提案したのだ。
その言葉に皆は沸き立ち、場に活気が戻ってくる。
芦戸「色々あるだろうし、みんなで沢山買っちゃおう!」
峰田「ついでに色々作っちまおうぜ!たこ焼きとかパンケーキとかよぉ!」
砂藤「よぉーし!気合入れていくぞみんなァー!」
一同「おー!」
百合「…皆さん…」
その光景を見て、百合の瞳から一筋の涙が零れ落ちる。
しかし、その表情はまるで、花が咲いたようなものであった。
百合「…ありがとう…ございます…」 - 61五寸釘25/10/17(金) 22:29:47
〜〜後日、雄英の一室にて〜〜
オールマイト「A組の文化祭の出し物、ダンスホール的ライブ的なものなんだって?楽しそうじゃないか」
緑谷「はい!忙しくなりそうです。
ただ…」
オールマイト「?」
緑谷「それも含めて、ちょっと、相談が…」
オールマイト「ああ。元々、相談したいことがあるって話だったね」
緑谷「はい……オールマイトは、その…釘貫さんの個性について、どれくらい知ってますか…?」
オールマイト「ッ!」
彼の言葉を聞き、オールマイトは一瞬固まる。
そして、ゆっくりと言葉を返した。
オールマイト「そうだね…ここで嘘をつくのは良くないし、正直に話すが…全部知ってるよ」
緑谷「!じゃあ!」
オールマイト「でも」
緑谷「!」 - 62五寸釘25/10/17(金) 22:32:00
オールマイト「教えられない」
緑谷「ッ……どうして、ですか…?」
オールマイト「緑谷少年。君は、釘貫少女からどの程度聞いた?」
緑谷「個性を使う時の代償と、何か…悪霊…って言えばいいんでしょうか…それが、関わってるかもしれないと…
後者はA組のみんなで話し合って出たものなんですけど…合宿の時、洸汰君が釘貫さんに言ったんです…『「真っ黒な阿修羅みたいな奴」が、夢に出てきたんだ』…って…」
オールマイト「…」
緑谷「釘貫さん、文化祭に出れないって話もしてましたし…釘貫さんを助けたいんです!お願いします!」
オールマイト(美しい友情だ…私もできれば教えてあげたい…だが…) - 63五寸釘25/10/17(金) 22:33:34
オールマイト「…すまない、緑谷少年。これだけは教えられない」
緑谷「ッ…」
オールマイト「君達はもう、釘貫少女から聞いてるかもしれないが…彼女の個性の情報は、極めて危険な代物なんだ。
彼女のことに関しては、私達大人に任せてほしい」
緑谷「…」
オールマイト「だが」
緑谷「!」
オールマイト「君達が彼女を支えることはできる。
釘貫少女のことは、私達が必ず解決する。
だから、どうかそれまで、君達は私達と共に、釘貫少女を支えてほしい」
緑谷「…はい…」
そして、出久はOFAの出力に関する話を始めるのであった。 - 64二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 07:47:36
( ; ᷄ᾥ ᷅ )ウゥ……
- 65五寸釘25/10/18(土) 15:23:18
これから続きを投稿しますね!
- 66五寸釘25/10/18(土) 15:34:15
〜〜更に後日、土曜日午後のA組寮にて〜〜
バンド隊
耳郎「うちらはひたすら!」
爆豪「殺る気で練習ゥゥゥ!」
演出隊
瀬呂「なるほどそりゃいいアイデアだ!ダンサーに打診してみようぜ!」
切島「待てよ〜でもそうなると人手が足りねぇぞぉ」
百合「バンド隊は無理ですし、ダンス隊から引き抜くしかないですね」
ダンス隊
芦戸「緑谷!ちがーう!もっとこうムキッとぉ!
ロックダンスのロックは、L.O.C.Kのロックだよ!
鍵を掛けるように…ビシッと止まるっ」
葉梅飯緑「ビシッ!」 - 67五寸釘25/10/18(土) 15:48:10
??「…」ニヤリ
??「まだ誰も気付いてないようだぁ…
どぉれ、登場一発ギャグで一笑い掻っ攫って…」
緑谷「あっ!通形せんぱーい!」
ミリオ「…」
緑茶梅「!」
茶梅「「エリちゃーん…!」」
ミリオ「桃がなってるよぉ!」シゲミデケツプリンッ
〜〜その後、A組寮前にて〜〜
緑谷「エリちゃんっ」
エリ「デクさん…」
尾白「えっ?なになに?先輩の子供!?」 - 68五寸釘25/10/18(土) 15:49:42
梅雨「素敵なおべべねぇ!」
お茶子「か、かっ可愛い〜!」
相澤「緑谷、校長から許可が降りた。
びっくりしてパニックを起こさないよう、一度来て慣れておこうってわけだ」
飯田「エリちゃん…そうかインターンの子かぁ!
俺は飯田。よろしくっ」
峰田「オイラ峰田。10年後が楽しみだぁ」
エリ「…」(ミリオの陰に隠れる)
飯田「おっ」
峰田「あっ」
ミリオ「照れ屋さんなんだよねぇ」
飯田「照れ屋さんかぁ〜!」
ミリオ「というわけで、これからエリちゃんと雄英内を回ろうと思ってんだけど、緑谷君もどうだい?」
緑谷「えっ?あっはい!」 - 69五寸釘25/10/18(土) 16:21:06
切島「おーい!ダンス隊!ちょっと話が…って、エリちゃぁん!おっすおっす!って…俺のことは知らねぇか!」
芦戸「じゃあ、ちょっと休憩挟もうか。ティーターイム!」
〜〜一方その頃、A組寮の共有スペースにて〜〜
切島『おーい!ダンス隊!ちょっと話が…って、エリちゃぁん!』
百合「ッ!!」
瀬呂「お、エリちゃんってインターンの子か。
釘貫、お前どうす…あれっ、釘貫は?」
轟「切島の声聞いた瞬間、階段の方へ走ってったぞ」
瀬呂「逃げ足速ェな!?💧
いや、たしかにその方が良いんだろうが…なんとかならんもんか…」
こうして、エリちゃんはA組の者達と共に八百万の淹れた紅茶を楽しむのであった。 - 70五寸釘25/10/18(土) 16:42:47
〜〜エリちゃんが着替えたミリオと緑谷と共に立ち去った後、A組寮の共有スペースにて〜〜
百合「ふぅ…」
切島「あ、戻ってきた」
三人が立ち去った後、瀬呂が百合の部屋まで合図しに行き、暫くして戻ってきた百合を皆で迎える。
八百万「今釘貫さんの分のお紅茶を…」
百合「あ、大丈夫ですよ。これはこれで休めましたから…」
瀬呂「それにしても大変だなぁ…気を付けねぇと…」
百合「はい…次から来そうな時は教えてください。また隠れるので」
梅雨「とりあえず、その辺りはみんなでなんとかするわね」
百合「ありがとうございます…」 - 71五寸釘25/10/18(土) 16:58:55
〜〜それから1週間が経った頃、A組教室にて〜〜
芦戸「緑谷…ダンス隊…クビです!」
緑谷「!?」
芦戸「クビっていうか厳密には…演出隊からの引き抜きです!人手が足らんのだと!」
緑谷「ナゼボクニ…エリチャンニオドルッテイッチャッタヨ…」
芦戸「フロア全体に青山が行き渡るようにしたいんだけど」
緑谷「青山君が行き渡るって何ぃ!?」
芦戸「そんな大掛かりな装置もないし、人力で動かせる、パワー担当が欲しいんだって!」
青山「僕、ステージ序盤で、ダンサーからミラーボールに変身するんだ。
僕のためにある職★協力してほしいっ」
緑谷「つまり出番が削られるってことね…」
切島「悪ぃ!おめぇの練習を無駄にしちまうが、どうか、頼まれてくれねぇか!
更に良いもんにしてんだ!」
緑谷「…出番あるなら、エリちゃんに嘘ついたことにはならないし…良いものにするためなら…!
わかった!」
切島「ありがと〜漢だおめぇは!」
青山「メルスィー★」 - 72二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 17:19:19
このレスは削除されています
- 73五寸釘25/10/18(土) 17:26:55
〜〜更に時は経ち、夜のA組寮共有スペースにて〜〜
爆豪「テメ走ってんだよォ!俺に続け!」
上鳴「えっいや、お前が勝手にアレンジすっから混乱すんだよぉ!」
八百万「耳郎さん、ご指導も本職さながらですわ。
素人の上鳴さんが1週間でコード進行まで辿り着くだなんて」
耳郎「別にそんな…てか今日のお茶、良い香り!」
八百万「わかりますのぉ!?お母様から仕送りで頂いた幻の紅茶、ゴールドティップスインペリアルですの!
皆さんも、召し上がってくださいまし〜!」
葉隠「よくわかんないけどいつもありがと〜!」
芦戸「よくわかんないけどブルジョワ〜!」
緑谷「アイテムツキオールマイトアイテムツキオールマイトアイテムツキオールマイトボクトシタコトガソンナレアマイトヲシラナイナンテフカクッ!グッズハ!ガゾウナイ…!」スマホシュッシュッブツブツ - 74五寸釘25/10/18(土) 17:28:29
お茶子「デク君、ヤオモモちゃんのお茶飲まへんの…」
お茶子「!?」
緑谷(!?しまった!タップしちゃった!)
お茶子「…紅茶の動画?タイムリー!
はい!」
緑谷「ありがとう…」
お茶子「みじかっ」
緑谷「この人…」
お茶子「有名な人?評価の割合エグいけど…」
緑谷「僕も、なんとなくしか知らないけど、迷惑行為で一部じゃ有名な敵だよ」
お茶子「へぇ…」
緑谷「なんだかんだ動画まで出して捕まってないのは凄いんだけど…次は何する気なんだろ…」 - 75五寸釘25/10/18(土) 17:30:12
ここは間違えて投稿しちゃったので修正して再投稿しました!
- 76五寸釘25/10/18(土) 18:04:48
もし気に入ったシーンや好きなシーンなどがあったら♥を押していただけるとスレ主が小躍りしますのでよければぜひ!
- 77五寸釘25/10/18(土) 20:30:34
すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 78二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 23:02:15
みんな大変だ
- 79二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 07:54:29
百合ちゃん裏方というか完全にそっちなら出てってるデクくんに気づいたりするか?
いやジェントル達の事思うと先生達への連絡早いのは困るんだけど - 80五寸釘25/10/19(日) 15:05:24
これから続きを投稿しますね!
- 81五寸釘25/10/19(日) 15:27:20
〜〜文化祭前夜、体育館にて〜〜
切島「もう体育館が閉まっちまう!最終確認!通しでいくぞ!」
芦戸「…いくよ!
トントンツー、トントンツー、パン!
で青山、中央。緑谷、捌ける〜」
緑谷「わかった!」
芦戸「緑谷!まだ動き温いから!グッグッ!意識!」
緑谷「ラジャー!」
瀬呂「始める前は素人芸が…って不安だったけど、バンド隊もダンス隊も素人以上のもんになっちまったなぁー。
芦戸も意外と鬼コーチだったし」
切島「ああ…好きだからこそガチでやれるんだろうな」
『雄英全員!音で殺るぞォォ!』
切島「あの言葉で昂ったのは、バンド隊だけじゃねぇ」
百合「あ、先生来てないか見てきますね」
口田「!💦」コクコク - 82五寸釘25/10/19(日) 15:28:57
〜〜その後、百合の居場所にて〜〜
ハウンドドッグ「…」スタスタ
百合「…あ、ハウンドドッグ先生」
ハウンドドッグ「釘貫か。もう時間だぞ」
百合「わかりました。一緒に行きましょう」
〜〜その後、体育館にて〜〜
百合「皆さん!時間です!」
ハウンドドッグ「もう!ァァ!九時だろォォ!!
生徒はァァ!!九時までだろォォォ!!」
切島「やっべ…」💧
瀬呂「帰りまーす…」💧 - 83五寸釘25/10/19(日) 16:02:43
〜〜その日の23時35分、A組寮の共有スペースにて〜〜
上鳴「うぁぁぁ!!眠れねぇぇぇ!!」
峰田「〜!」
芦戸「静かに!寝てる人もいるから!」
飯田「みんな、盛り上がってくれるだろうか…」
耳郎「そういうのは、もう考えない方がいいよ。
…恥ずかしがったり、おっかなびっくりやんのが、一番良くない…舞台に上がったらもう、あとは楽しむ…」
上鳴「お前めっちゃテレッテレだったじゃねぇかw」
耳郎「あれはまた違う話でしょ!」
緑谷「耳郎さんの話、色んなことに通じるね」
青山「ウィー★
誰が為をかんがえると、結局己が為に行き着くのさ★」
緑谷「なるほど…」
百合「二人とも、道具は大丈夫ですか?
足りない物があったり、状態が危ない物はないですか?」
緑谷「あ、釘貫さん!
えーっと…」 - 84五寸釘25/10/19(日) 16:04:01
緑谷「!ロープ解れてる…」
青山「ワオ!ずっと練習で酷使してたもんねっ。
僕らの友情の証じゃないか!」
緑谷「うん…あいや、危ない!ごめん気付かなくて…」
百合「たしかにこれは危ないですね…近くに買える店があればいいんですけど…」
上鳴「八百万に作ってもらえば?ですわ〜」
芦戸「ヤオモモもう寝てるよ!便利道具扱いしないの!」
上鳴「俺のことは充電器扱いするじゃん…」
峰田「これが男性蔑視…!」
百合「近くに買える店が無かったら頼むしかないですね…」💧
緑谷「僕、明日朝イチで買ってくるよ。気付かなかったの僕だし、朝練もあるし、ついでに買いたい物もあるし」 - 85五寸釘25/10/19(日) 16:05:07
上鳴「いやいや、本番朝十時からだぞ?店って大体9時からじゃん?」
緑谷「雄英から15分くらいのとこにあるホームセンター。あそこなら、朝八時からやってるんだよ」
上鳴「結構ギリじゃん…」
百合「すみません緑谷さん…できれば私も買い出しを手伝いたいんですが…個性のことで当日は寮から出れないので…」
緑谷「気にしなくていいよ!それに、僕一人で足りる量だし!💦」
峰田「明日は色んなもんいっぱい買ってきてやるからな!楽しみにしてろよ釘貫!」
百合「はい!」
芦戸「さーって、そろそろガチで寝なきゃぁ!」
飯田「うん!」
切島「そんじゃ、また明日やると思うけど!夜更かし組!一足お先に…!
絶対成功させるぞー!!」✊️
一同「おー!!」✊️ - 86五寸釘25/10/19(日) 16:19:36
〜〜文化祭当日の朝、A組寮共有スペースにて〜〜
百合「では皆さん…行ってらっしゃい」
A組一同「行ってきます!!」
こうして百合が皆を見送り、暫く経った頃、一人の人物が現れる。
ミッドナイト「釘貫ちゃん、いる?」
百合「あ、ミッドナイト先生」
ミッドナイト「釘貫ちゃんが後から観れるよう、色んな出し物撮ってくるから!楽しみにしててね!」(ビデオカメラを見せながら)
百合「ありがとうございます!」
ミッドナイト「じゃ!準備中の様子も色々撮ってくるわね!」
百合「はい!おねがいします!」
こうして、文化祭が始まるのであった。 - 87五寸釘25/10/19(日) 16:27:15
〜〜9時25分、控え室にて〜〜
相澤「緑谷が戻ってない?」
瀬呂「買い出し一つでなにしてんだあいつぅ〜」
葉隠「もー!」
〜〜9時50分、雄英入口にて〜〜
青山「あ、緑谷君!遅いよ〜!」
緑谷「青山君!ごめんなさい!」ボロッ…
青山「何故そんなボロボロに!?」
緑谷「あ〜、転んだ!」
青山「何をやってんのさドジっ子!
早く着替えて!みんな待ってる!」
緑谷「ありがとう!」
エクトプラズム「待て。その擦り傷、土まみれの顔で出るつもりか?それでは楽しませる前に心配されるぞ。
ちゃんと治してからでも、間に合うだろう」 - 88五寸釘25/10/19(日) 16:29:55
〜〜その後、体育館にて〜〜
葉隠「思ったより集まってるよ〜!」
砂藤「朝から暇な連中だぜ〜」
峰田「楽しみにしてくれてんだよバカチンっ」
お茶子「…デク君はまだぁ!?」
峰田「この期に及んでなにしとんのじゃスッタラがァァァ!」 - 89五寸釘25/10/19(日) 16:39:10
〜〜10時、体育館にて〜〜
舞台の幕が開き、A組のメンバーが登場する。
それを見て観客達から歓声があがる。
ミリオ「エリちゃん!見えるー?」
エリ「うん…!」
緑谷(僕は…君の笑顔が見たい!)
〜〜垂れ流せ!文化祭!〜〜
相澤「さて、どうかな」
マイク「どうかなってなにが!俺チョー楽しみよ?」
相澤「お前はどうでもいい」
ミッドナイト「ていうかパトロール行きなさいよ」
マイク「ちょっとだけちょっとだけぇ〜!
てかイレイザー、なんで携帯?」
相澤「釘貫、ちゃんとそっちに伝わってるか?」 - 90五寸釘25/10/19(日) 16:53:26
〜〜少し時は遡り、百合の部屋にて〜〜
百合「!」
百合は突然通話着信音を響かせた携帯を手に取り、通話に出る。
そして、そんな彼女の携帯に表示されたものは…
『やーおよーろず!!やーおよーろず!!』
A組の舞台発表の様子であった。
それを見て、彼女の瞳に涙が溢れる。
相澤『釘貫、ちゃんとそっちに伝わってるか?』
百合「ッ…はい…!」 - 91五寸釘25/10/19(日) 16:54:30
彼女は涙をぽろぽろと零しながらそう返した。
そして…
『響香、好きにやっていい!』
爆豪『いくぞゴラァァァァ!!』
切島『掴みはド派手にィ!!』
爆豪「雄英全員…!」
爆豪『音で殺るぞォォォォォ!!』
耳郎『よろしくお願いしまーす!!』
ライブが始まるのであった。 - 92五寸釘25/10/19(日) 17:21:50
〜〜再び時間は遡り、夜、ミッドナイトの部屋にて〜〜
百合「…先生……文化祭の時…私を、人目のつかない場所に置けませんか?」
ミッドナイト「個性のことね…」
百合「はい…」
ミッドナイト(この子が人目を避ける理由も気持ちもわかる。
でも本当にそれでいいの?香山睡。この子にも青春させてあげないと駄目じゃない!
なにか方法は…周囲の安全も確保して、この子が文化祭を楽しめる、青春できる方法は…!)
ミッドナイト(!よし!)
ミッドナイト「釘貫ちゃん」
百合「はい…」
ミッドナイト「当日は雄英の教師陣が警備をするけど、そっちに釘貫ちゃんは参加させられない。
だから、釘貫ちゃんは当日、寮内にいなさい」
百合「…はい…」 - 93五寸釘25/10/19(日) 17:23:04
百合は望んでいた。少しでも皆の助けになることを。
故に、彼女はミッドナイトに相談することで教師陣の手助けをし、それでクラスメイトの手助けをしようと考えていたのだ。
しかし、雄英教師陣がする警備はインターンや職場体験とは違い、学校のカリキュラムには無い。
おまけに下手をすれば実戦になる。
故に、百合をそこに参加させるわけにはいかない。
そしてミッドナイトは彼女の意思を断った。
しかし…
ミッドナイト「でも!」
百合「!」
ミッドナイト「当日は私が!色んな出し物を撮ってきてあげる!」
百合「!ありがとうございます…!」
ミッドナイト「楽しみにしててね!」
百合「はい!」
ミッドナイト(ついでに相澤君に、A組の出し物生中継してくれるようにお願いしちゃいましょ!
そっちはサプライズで!)
こうしてミッドナイトは相澤に生中継を頼み、そもそも生中継してやろうと考えていた相澤もそれを快諾するのであった。 - 94五寸釘25/10/19(日) 17:36:48
〜〜時を戻し、再び体育館にて〜〜
ミリオ「出番みじけー!」
エリ「行っちゃった…」
ミリオ「でも見てて!きっとまた出てくるよ!」
切島「…来るぞ!!」
耳郎「Oh〜!!」
『父さん母さん、うち、ヒーロー目指す…
音楽の道には行かない…ごめん…』
『ベソをかくことかぁ?おいおい!』 - 95五寸釘25/10/19(日) 17:39:10
『だって…ずっと迷っててさ…
人のために戦って…カッコよくてさ!ずっと憧れてて…でも、教えてもらった音楽が無駄になっちゃうし…うち、音楽も好きだから…言えなかった…』
『響香…好きにやっていい!
父さんも母さんも、好きだから音楽やってきた!
最初は、「カッコいー!」「上手くできた!」些細なもんさ!』
『長く続けると考えるの。自分の音で、人に何を齎せるか。
そういう意味じゃ、音楽もヒーローも、同じね!』
耳郎「イェー!!ウィー!!」
エリ「はぁ〜…!」
ミリオ(見えるかい、緑谷君…サー…
笑った…笑ったよぉ…!)
こうして、A組のライブは大成功を収めるのであった。 - 96五寸釘25/10/19(日) 18:44:48
〜〜エリちゃんと一部生徒達が暫く一緒に回った後、A組寮の共有スペースにて〜〜
一同「ただいま〜!!」ニモツドッサリ
百合「あ!おかえりなさい!」
お茶子「デク君はエリちゃんと最後まで回るって!」
百合「わかりました!」
切島「爆豪はパスだってさ…ごめんなぁ釘貫…」
百合「いえいえ。寧ろ、私のためにすみません」
芦戸「じゃあ張り切って!!」✊️
飯田「パーティー開始だー!!」✊️
一同「おー!!」✊️ - 97五寸釘25/10/19(日) 18:46:06
〜〜その後、パーティー中にて〜〜
峰田「そういやぁ、ミスコンどうなったんだろうな?」
上鳴「そういやそうだなぁ。誰が優勝したんだろ?」
ミッドナイト「それなら撮ってきたわよ!!」トビラバーン!
一同「ミッドナイト先生!!」
ミッドナイト「楽しそうねみんな!よかったわ!
せっかくだからここも撮っちゃいましょ!」(ビデオカメラを回しながら)
葉隠「イエーイ!」
芦戸「ピースピース!✌️
ほら、釘貫も!」
百合「えへへ…」✌️
ミッドナイト(ほんと…よかったわ…)
こうして、百合は直接参加できなかったものの、楽しい『文化祭』を過ごすのであった。 - 98五寸釘25/10/19(日) 19:55:04
すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 99二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 22:36:37
よかった……せめてものよかった……
- 100二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 07:31:19
来年はみんなでな……
- 101二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 16:52:13
保守
- 102五寸釘25/10/20(月) 19:06:01
- 103五寸釘25/10/20(月) 19:22:33
〜〜11月下旬に差し掛かった頃、雄英の一室にて〜〜
百合「先生、話というのは…」
ミッドナイト「二つ程、注意喚起的な話がね」
百合「注意喚起…」
ミッドナイト「ええ。一つ目は、インターン組が保護したエリちゃんを、雄英の教員寮で預かることになったの。
だから、これからなにか話がある時は教員寮じゃなくて、学校内の一室とかでやりましょうって話」
百合「はい。会う訳にはいきませんからね…」
ミッドナイト「ええ…それと二つ目。
暫くしたら、プッシーキャッツのメンバーが復帰の挨拶に来るから、◯日の放課後は自室に隠れててね」
百合「!…あの子が、来るんですね…
わかりました」 - 104五寸釘25/10/20(月) 20:04:23
〜〜時は流れ、A組寮の共有スペースにて〜〜
常闇「…ヘッジヨ~イ!」
お茶子「風邪?大丈夫?」
常闇「いや、息災。我が粘膜が仕事をしたまで」
お茶子「なにそれ…」
上鳴「噂されてんじゃねぇ?ファンできたんじゃねぇ!?文化祭の時のヤッオヨッロズーみたいなw」
八百万「茶化さないでくださいまし!ありがたいことです!」
お茶子「常闇くんはとっくにおるんやな〜い?
だってあのホークスのとこインターン行っとったんやし」
常闇「いいや、無いだろうな。あそこは疾すぎるから」
お茶子「?」
上鳴「そういやぁ、釘貫は?」
耳郎「例のアレで避難中」
上鳴「あぁ…」
その時、コンコンっとノックの音が響き、一同は扉の方を見る。 - 105五寸釘25/10/20(月) 20:06:11
飯田「お、来たぞみんな!お出迎えだ!」
マンダレイ「煌めく眼で、ロックオン!」
ラグドール「猫の手手助けやってくるぅ!」
虎「どこからともなくやってくるぅ!」
ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー!」
四人「ワイルドワイルドォ!プッシーキャッツ!」(私服バージョン)
飯田「プッシーキャッツー!
お久しぶりです!」
ピクシーボブ「元気そうね!キティ達!」
虎「あんときゃ守りきってやれず、済まなんだ…」
爆豪「ほじくり返すんじゃねぇ…」
耳郎「うちら、大丈夫っすよ。ね?」
芦葉茶「にっくきゅう饅頭!にっくきゅう饅頭ー!」ワイワイ
障子「どうぞ、中へ…」
マンダレイ「ああ!いいの!お構いなく」
虎「B組にも行かなあかんし…」 - 106五寸釘25/10/20(月) 20:07:25
洸汰「…」
緑谷「!洸汰君!久しぶりー!
手紙、ありがとうね!宝物だよぉ〜!」アクシュブンブン
洸汰「別に…」
マンダレイ「緑谷君見てよ」
緑谷「へ?」
彼女が指を指した方向を出久が見ると、そこには洸汰の赤い靴が置かれていた。
マンダレイ「自分で選んだんだよ。『絶対赤だ!』って」
洸汰「わぁぁぁぁ!ちっ、ちが…!」
緑谷「お揃いだ!」
洸汰「…」
出久の表情を見て、慌てていた洸汰も照れ笑いを浮かべて返す。
砂藤「しかし、またなんで雄英に?」
ピクシーボブ「復帰のご挨拶に来たのよ」
飯田「復帰!?」 - 107五寸釘25/10/20(月) 20:09:10
八百万「それはおめでとうございますー!」
緑谷「ラグドール復帰したんですか!?
個性を奪われて、活動見合わせだったんじゃ…」
ラグドール「戻ってないよ!
あちきは事務仕事で3人をサポートしていくの。OLキャッツ!」
ピクシーボブ「タルタロスから報告は頂くんだけどね。
…どんな、どれだけの個性を内に秘めているか、未だ追求している状況。
現状、なにもさせないことが、奴を抑える唯一の方法らしくてね」
八百万「では、何故このタイミングで復帰を?」
ラグドール「あ!その前に!」
A組一同「?」
突然そう言った彼女に彼らは疑問符を浮かべた。
そして、彼女は近くにいた同性である耳郎にこそこそと耳打ちする。
ラグドール『釘貫ちゃんって、どこの部屋にいる?』
耳郎『三階にいて…うち、耳郎って言います。うちの隣です』
ラグドール『わかった!』
ラグドール「じゃあ行って来るねー!」カイダンヘズタダダー! - 108五寸釘25/10/20(月) 20:28:16
〜〜その後、百合の部屋にて〜〜
百合「?」
コンコンっと、部屋にノックの音が響き、百合は『もう終わったのか?』と思いながら扉を開ける。
すると、そこにはラグドールが立っていた。
百合「!ラグドールさ」
ラグドール「釘貫ちゃん久し振りー!元気だったー!?」ホッペモチモチ
百合「ふぁ、ふぁい…」
第一声と共に頬を両手の平でもちもちされながら百合は返す。
そして、暫くするとラグドールはそれをやめ、百合が話を切り出した。
百合「お元気そうでよかったです…
えっと…その、個性は…」
ラグドール「戻ってないよ」
百合「!」
ラグドール「でも大丈夫!あちきはこれからOLキャッツになって三人をサポートするから!
あ、『あの子』にも特に異変はないから大丈夫だよ!
楽しい話をしよう!」
暗い表情で訊ねた百合に彼女は元気良く返す。
彼女はその返事の中に百合が訊きたかったであろうことも交え、ビルボードチャートで休止中だったのにも関わらず順位が高かったことなど、近況を交えながら百合が笑顔になれるであろう話に話題を変え、二人は笑顔で過ごすのであった。 - 109五寸釘25/10/20(月) 20:49:10
〜〜A組への挨拶終了後、プッシーキャッツがB組寮へ向かう最中にて〜〜
洸汰「…なあ…」
ラグドール「ん?なぁに?」
洸汰「あいつ…元気だったか…?
倒れちまったやつ…」
道中、彼は暗い表情でラグドールにそう訊ねる。
彼は合宿で百合が倒れた時、それを目撃していた者の一人であり、百合が倒れた原因を言い放った人物でもあったため、百合を心配していたのだ。
ラグドール「うん!大丈夫!」
合宿当時、プッシーキャッツで百合の個性について知っていたのはラグドールだけであった。
そして、合宿で予想外の事態が起こる。
それは『百合の個性の話を聞いていない人物である洸汰が干渉された』こと。
襲撃事件収束後、イレイザーはほかのプッシーキャッツの面々にも百合の個性について話し、干渉されてしまったことについて謝罪し、その後マンダレイ経由で来た洸汰からの安否確認に『百合は大丈夫だ』と伝えていた。
しかし、洸汰はまだ幼い子供である。
目の前で人が、それも自分の言葉で倒れたと思えてしまう状況で大丈夫と言われても不安が残っていたのだ。
洸汰「…そっか…」
彼は笑顔で答えるラグドールを見て、不安を残しながらも静かに安心する。
そして、彼らはB組寮へと向かうのであった。 - 110五寸釘25/10/20(月) 21:39:12
〜〜それから時は流れ、A組教室にて〜〜
エンデヴァーが大怪我しながらも脳無を撃破した翌日、彼らは談笑に興じていた。
上鳴「すごかったよなぁ〜!昨日のエンデヴァー!」
切島「ああ!脳無にブッ倒された時には、肝冷やしたけどよぉ…
最後は、勝利とガッツのスタンディングゥ!
くぅ〜!漢だぜぇ…!」
尾白「流石ナンバー1だよねぇ!」
お茶子「ホークスも凄かったよ!」
葉隠「イケメンだし〜!」
瀬呂「疾すぎる漢の異名は伊達じゃねぇよなぁ!」
その時、ガラリと入り口が開き、教室に轟が入ってくる。
それを見て出久達は駆け寄り、彼に声を掛けた。
緑谷「轟君、エンデヴァーの容態は…?」
轟「ああ。命に別状は無いそうだ」
緑谷「そっか、よかった…」
峰田「自慢の父ちゃんだな!轟!」 - 111五寸釘25/10/20(月) 21:40:51
緑谷「!…」
轟「…ああ…そうだ」
相澤「おい、チャイムはとっくに…」
ピシー…(全員素早く着席済み)
相澤「よし。…いつまでも浮かれてないで、少しは自覚しろ。
仮免許とはいえ、お前らはもう、公にヒーロー活動ができる資格と責任を与えられている。そのことを忘れるな。
とはいえ二名ほど、仮免講習を補習中の者もいるが…」
爆豪「ケッ…」
相澤「今後授業もギアを一段上げて行くから、そのつもりでいろ。
さて、今日のホームルームだが」
彼がそこまで口にした直後、黒板の上の壁から赤いランプが飛び出る。
そしてけたたましいサイレンが鳴り始めた。
機械アナウンス『緊急訓練!緊急訓練!
想定、雄英高校敷地内に敵が侵入。
ヒーロー科一年A組、出動要請。
ヒーローコスチュームに着替え、現場へ急行してください!』
飯田「ヒーロー科一年A組、出動だッ!」
一同「おうッ!!」
こうして、この日も授業が始まるのであった。 - 112五寸釘25/10/20(月) 22:11:01
〜〜訓練授業終了直後、グラウンドβにて〜〜
切島「すげぇぜ爆豪…!」
緑谷「あの天喰先輩を…!」
八百万「訓練クリアですわ!」
お茶子「うん!」
葉芦「「やったー!」」ハイタッチ
目で偵察していた障子「終わったようだ」
鳩に状況報告してもらってた口田「よかった〜」
イヤホンジャックで偵察していた耳郎「もうちょっと活躍したかったなぁ〜」
偵察組の予備戦力として一緒にいた百合「それでいうと、私は何もできませんでしたから…」💧
耳郎「いやしょうがないよ…釘貫のメインは訓練じゃ使えないし、ここにいるだけで仕事してるって」💧
障子「そうだぞ。
実際、ほかにも敵役がいた可能性があったしな」 - 113五寸釘25/10/20(月) 22:12:46
口田「!💦」コクコク
百合「そうですよね…ありがとうございます…」💧
爆豪「まだだッ!」
敵役をしてた環「えっ?」
爆豪「テンメェ…さっき手抜いたなァ!?」
環「いや、あれは君の顔が…」💦
爆豪「ナメた真似してんじゃねェェェェ!!
それに、たとえ演じていようが、先輩だろうがなんだろうが!敵は敵ッ!!
俺の…敵だァァァ…!」
爆豪の掌の光を見て諦めた環(…帰ればよかった…)
爆豪「死.ねェェェェェ!!!」
ドォォォォン!!(大爆発が起こる音)
訓練を見てたオールマイト「…」💧
その隣で見てた相澤「爆豪を職員室に連れて来い」
ロボット「リョウカイシマシタ」ウィーン - 114五寸釘25/10/20(月) 23:42:31
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 115二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:09:11
( ◜ω◝ )
- 116二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:17:06
ほしゅ
- 117五寸釘25/10/21(火) 19:04:22
これから続きを投稿しますね!
あと普段静かですがこちらの書き込みに合わせて色々感想書き込んでも大丈夫ですからね! - 118五寸釘25/10/21(火) 19:26:38
〜〜時は流れ、運動場γにて〜〜
葉隠「ついにこの時が来たー!
ワクワクするねー!」
耳郎「葉隠寒くないの?」
葉隠「めっちゃさむ〜い!」
耳郎「根性だね」
芦戸「私も冬仕様!カッコいいでしょうがー!」
八百万「ええ!」
尾白「流石に寒くなってきたからねぇ」
飯田「入学時と比べると、だいぶみんなのコスチュームも様変わりしてきたな!」
砂藤「飯田、それで夏耐え抜いたの凄いよなぁ〜!」 - 119五寸釘25/10/21(火) 19:28:28
百合「鎧みたいな状態ですもんねぇ」
緑谷「かっちゃんも変えてる…!」
爆豪「アァ!?文句あんなら面と向かって言えや!クソナードがァ!」
緑谷「そのスーツ、防寒発熱機能付き?汗腺が武器のかっちゃんにとって、とても理にかなった変更で素晴らしいとおも」
爆豪「褒めてんじゃねェェェ!!」
尾白「でも緑谷と釘貫さんが一番変化激しいよなぁ。
緑谷は最近またなんか付いたし」
緑谷「やれることが増えて来たからさ。
凄いんだよこのグローブ。実は既に二代目なんだけど、発目さん、強度の調整までしてくれて…!」
尾白「あぁ、発目なぁ!」
お茶子の脳内に浮かぶ発目っぱい『ボイ〜ン!』
お茶子「…去れッ!!」(自分の顔面を殴りつつ)
尾白「麗日ァ!?」 - 120五寸釘25/10/21(火) 19:46:32
??「おいおい」
一同「?」
??「まあ随分と弛んだ空気じゃないか。
僕らを嘗めているのかい?」
切島「来たなぁ!
ワクワクしてんだよ!」
??「フッ、そうかい…
でも残念。波は今確実に僕らに来ているんだよ…」
物間「さァァァA組!今日こそ白黒つけようかァァァァ!!」
物間「ねぇーねぇ見てよこのアンケート!文化祭でとったんだけどさァァあァァ!
A組のライブとB組の超!ハイクオリティ演劇!どちらが良かったか!
見えるゥゥゥ!?二票差で、僕らの勝利だったんだよねェェェ!
入学時から続く君達の悪目立ち状況が変わりつつあるのさァァ!」
切島「マジかよ…見てねぇから、なんとも言えねぇ…!」
拳藤「…」(ツッコミを入れるために静かに物間に近付いてる)
物間「そして今日!A組VSB組ィ!初めての合同戦闘訓練!僕らが!」 - 121五寸釘25/10/21(火) 19:47:49
相澤「黙れ」(捕縛布で物間の首を絞める)
物間「」
泡瀬「物間!」
ブラド「今回特別参加者がいます!」
相澤「しょーもない姿あまり見せないでくれ」
八百万「特別参加者?」
爆豪「倒すッ!」
上鳴「女の子?」
切鉄「「一緒に頑張ろうなぁ!」」(ぜぇ!)
相澤「ヒーロー科編入を希望してる…」
緑谷「あぁ!」
尾白「あぁ!」
百合(!)
相澤「普通科C組、心操人使君だ」
緑尾「「わぁ〜!」」 - 122五寸釘25/10/21(火) 19:56:05
緑谷「ヒーロー科に編入を希望…!」
尾白「〜!」ユビサシプルプル
吹出「あれ、相澤先生の捕縛布?彼女と同じアイテムなんだね」
芦戸「彼女!?♥」(ウキウキしながら百合の方を見る)
百合「そういう意味じゃないと思います」キッパリ
小森「マスクはオリジナルかなぁ」
鉄哲「よろしくなぁ!」
青山「会話すると、洗脳されちゃうんだよね」
尾白「初見殺し…」
峰田「でもさぁ、緑谷、掛かったけど解いてたよな」
緑谷「正直、紛れ破りだけどね」 - 123五寸釘25/10/21(火) 20:38:00
相澤「心操、一言挨拶を」
心操「…心操人使です。
何名かは既に、体育祭で接したけど、『拳を交えたら友達』とか、そんなスポーツマンシップ掲げられるような、気持ちの良い人間じゃありません。
俺はもう何十歩も出遅れてる。悪いけど必死です。
俺は立派なヒーローになって、俺の個性を人のために使いたい。
この場のみんなが越えるべき壁です。馴れ合うつもりはありません。
よろしくおねがいします」
パチパチと拍手を響かせながら彼らは口を開く。
お茶子「お〜、ギラついてる…!」
常闇「引き締まる」
瀬呂「初期ろき君を見ているようだぜ…」
轟「そうか?」
瀬呂「あぁ…」コクリ
物間「良いね彼…」
相澤「じゃ、早速やりましょうかね」
ブラド「戦闘訓練だ!!
今回は、A組とB組の対抗戦!舞台はここ、運動場γの一角!
双方四人組を作り、一チームずつ戦ってもらう!」 - 124五寸釘25/10/21(火) 20:39:05
取蔭「四人一チーム?楽しそうだね」
小森「楽しそう!」
宍田「心操を加えると42名。この半端は、どう解決するんでしょうか?」
ブラド「心操と釘貫は今回二回参加させる。
A組チーム、B組チーム、それぞれに1回ずつ。つまり、五試合中最低四試合は、5対4から5対5の訓練となる!」
葉隠「そんな!四人が不利じゃん!」
ブラド「ほぼ経験の無い心操を四人の中に組み込む方が不利だろう。
釘貫も今回、個性を使わずサポートアイテムのみで戦ってもらう。
経験があるとはいえ、個性使用禁止による戦闘力減少があることで、同じく五人の方が不利だろう。
五人チームは数的有利を得られるが、ハンデもある。
今回の状況設定は、敵グループを包囲し確保に動くヒーロー!
お互いがお互いを敵と認識しろ!
四人捕まえた方が勝利となる!」
小森「敵も組織化してるっていうもんね」
鉄哲「シンプルで良いぜェ…!」
飯田「うぉぉぉぉぉ!ヒーローであり相手にとっては敵!どちらになりきればいいのだ!」
八百万「ヒーローでよろしいかと」 - 125五寸釘25/10/21(火) 20:40:48
ブラド「双方の陣営には、激かわ据え置きプリズンを設置。相手を投獄した時点で捕まえた判定になる!」
上鳴「緊張感よ!」
宍田「自陣近くで戦闘不能に陥らせるのが最も効果的…しかし、そう上手くはいかんですなぁ…」
爆豪「四人捕まえた方…ハンデってそういうことか…!」
上鳴「え?」
相澤「ああ。慣れないメンバー、戦闘力が減少しているメンバーを入れること。
そして五人チームでも、四人捕らえられたら負けってことにする」
爆豪「お荷物抱えて戦えってかッ!糞だなッ!」
百合(このアホはほんと…!)💢 - 126五寸釘25/10/21(火) 20:42:04
上鳴「ひでぇ言い方やめなよ!」
心操「いいよ、事実だし」
上鳴「徳の高さで何歩も先行かれてるよォ!!」
相澤「じゃ」
ブラド「二人はクジな!」
百合「はい!」
心操「先引くか?」
百合「いえ、後でも良いですよ」
心操「じゃあ、パパっと俺から」
百合「はい」
こうして、組分けが終わるのであった。 - 127五寸釘25/10/21(火) 20:55:10
第一試合
切島、上鳴、口田、梅雨、心操
VS
塩崎、宍田、鱗、円場
第二試合
常闇、葉隠、八百万、青山
VS
小森、拳藤、黒色、吹出、百合
第五試合
峰田、芦戸、お茶子、緑谷、百合
VS
物間、小大、庄田、柳、心操 - 128五寸釘25/10/21(火) 21:11:45
ブラド「じゃあ心操、引け。
それぞれ出た数字のチームに入れる」
切島「あんなこと言ってたけどさ!仲良くやろうぜ!
よろしくな!」
梅雨「個性の詳細を教えて」
上鳴「モテるツラだ…モテるだろ?俺にはわかる」
心操「よろしく」
拳藤「組むなんて体育祭以来だね釘貫!
よろしくな!」
百合「よろしくお願いします!」ペコリ
吹出「よろしくね。
じゃあ、サポートアイテムでできることとかから話していこうか」
物間「君良いよ良いよ君!
共に憎きA組をブチのめそうじゃないかァァァ!」
庄田「彼の過ぎた言葉は気にしないでくれたまえ」
心操「よろしく」
物間「よォろしくねェェェェ!」 - 129五寸釘25/10/21(火) 21:53:27
〜〜その後、第二試合にて〜〜
ブラド「頑張れ!拳藤チーム!
第二試合スタートォォォ!!」
芦戸「偏向実況やめろー!」プラカードカカゲ~
耳上尾瀬「やめろー!」プラカードミンナデモチアゲ~
拳藤「よし…行こうか!」
百合「はい!」
両チームは走り出し、一同はその光景を大きなモニターで見ていた。
瀬呂「拳藤ってB組でどういう立ち位置なん?」
鉄哲「おう!!ありゃやる奴だぜー!!」 - 130五寸釘25/10/21(火) 21:54:49
瀬呂「声でけぇ〜…!」
鉄哲「なんたって委員長だからなー!!
頭の回転速くて、咄嗟の判断も冷静だー!!
ここぞという時に前に出て、体を張る勇気もある!
そんでいて、クラスをまとめる明朗な性格!
あれがいなきゃ、B組は今頃物間に取り込まれてらァァァ!!」
瀬呂「おいおい言い方…」
鉄哲「B組の姉貴分!それが拳藤一佳という女だァァァ!!」
『騎馬戦で組んだ時もそうなんだけど…釘貫は結構周りをよく見てて、判断速度も速い』
瀬呂「…そうなると、B組チームは司令塔が二つある状態なのか…厄介だな…」
彼は拳藤が言っていた言葉を思い出し、そう口にする。
彼が考えたことは単純。しかし敵からすれば、それはかなり厄介なものであった。
通常、司令役がやられれば集団によっては混乱し、連携が満足にとれなくなる。
しかし、現在司令役をしているのが百合にしろ、拳藤にしろ、片方を潰した所でもう一人が新たな司令役として即座に指示出しを開始できるのだ。
司令役が複数存在することで動きが混乱する可能性もあるものの、百合も拳藤も頭の回転が速く、そのような事態を起こさないように動くことができる。
A組チームにとって不幸中の幸いと言えることは、百合が個性を使えず、戦闘力が激減していることであった。 - 131五寸釘25/10/21(火) 22:53:34
〜〜試合終盤にて〜〜
吹出「おいおい!常闇が小森の方へ真っ直ぐギューンだぜ!」
葉隠「君の方にもね!」
吹出「ビクゥッ!」
葉隠「そっちにキノコ生えないの変だと思ってた!
滅菌処理してたのねぇ!」
吹出「一体、どこに…!」
葉隠「教えて〜!あげない!」フルフイングパンチ
吹出「どぁぁ!?」
葉隠「やぁぁぁぁぁ!!」ボコボコ
吹出「ゴエー!」ゴゴゴゴッ - 132五寸釘25/10/21(火) 22:55:31
百合(…そこかッ!)
百合「『操縛布』ッ!」
葉隠「グエー!?どこにもいないと思ったらー!!」
潜んでいた吹出に葉隠が接近し、拳によるラッシュを叩き込んでいたその時、二人の居場所のすぐ近くに潜んで吹出の護衛役をしていた百合が葉隠の立ち位置を特定し、捕縛布で縛り上げる。
吹出「釘貫さん!助かったぁ…」ボロッ…
百合「すみません、立ってる場所の特定が難しくて」
その後、八百万を倒した拳藤と常闇を倒した小森と黒色が二人の元へ合流し、B組チームの勝利となった。
今回の作戦を立てた者は拳藤であり、プランAで『偵察に来たダークシャドウを黒色が乗っ取り奇襲攻撃』、プランBで『乗っ取られたダークシャドウ対策で光系の個性を使ったA組チームの居場所をその光で特定し、拳藤、小森、吹出、黒色の個性で畳み掛ける』。
そして『プランBまで失敗したら百合の判断力を活かし、残存戦力をまとめて百合が指揮を執る。
それまで百合は吹出の近くに隠れて吹出の護衛をしてもらう』というものであった。
勿論メンバー決めのクジ引き後、ブラドと相澤から『百合から相手チームの個性の詳細を訊くのは無し』と生徒全員が指示を受けおり、全員その前提で全力で挑んでいた。
しかし、今回のA組チームはB組チームに僅かな遅れをとり、敗北してしまったのであった。 - 133五寸釘25/10/21(火) 23:01:34
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 134二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 07:34:57
5試合目大変になりそう……