- 11じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/14(火) 23:15:52
- 21じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/14(火) 23:16:15
【Part1スレ】
【ダイスと安価】ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争|あにまん掲示板っていう感じのやりたいじゃんね☆スレ立て初めてだから優しくしてほしいじゃんね☆適宜、ダイスと安価で聖杯戦争をぶん回してくじゃんね☆とりあえず主人公のブルアカキャラの誰にするかダイス振りたいから>…bbs.animanch.com【前スレ(Part7.5スレ)】
【ダイスと安価】ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争Part7.5|あにまん掲示板っていう感じのやってるじゃんね☆このスレは7.5スレ目じゃんね☆主人公は『阿慈谷ヒフミ』ちゃんじゃんね☆召喚したクラスは『セイバー』じゃんね☆補習授業部メンバーと一緒にキヴォトスで発生した聖杯戦争に殴…bbs.animanch.com【ハーメルン版(Part7スレまでの内容up済み)】
syosetu.org - 31じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/14(火) 23:16:40
【Part7.5スレまでのあらすじ】
①主人公はヒフミちゃん、召喚したのはセイバーことアーサー王。聖杯戦争開始から14日を越えるまでに勝利しないとマスターは全員魔力の拒絶反応でデッドエンド。
②ヒフミちゃんの目的はハッピーエンド、サーヴァント含めた参加者全員を犠牲にしない形での聖杯戦争終結。全陣営を説得して停戦し、予備システムの起動(に託けて大聖杯自体にアクセスして機能停止)するのを目指す。セイバーはその目的を叶えてヒフミを日常に戻すのが願い、お仕事的には聖杯戦争の解決もしたい
③聖杯戦争9日目までにセイバー陣営、キャスター陣営、バーサーカー陣営が同盟を結ぶ。残す陣営は中立を謳う監督役のアサシン&黒服、敵は全員殺すウーマンなライダー陣営、自分が犠牲になる気まんまんのアーチャー&トキ、物理的に令呪のある腕を切り落とすぜい!って感じのランサー&マリーの四つの陣営。
④9日目深夜に聖杯陣営(仮称)が出現、各自治区に大きな被害が……ナツちゃんが魂を奪われて意識不明の重体、先生も行方不明に!強欲のアーチャーは倒せた為、残る敵は四騎のサーヴァントと推定ラスボスの先生ガチ恋LOVE勢ユスティーツァ(仮称)!
⑤サクラコ様に会って協力関係を築けた&シスフ宛にマリーちゃんが残した手紙も読めたよ!どうやらマリーちゃんの願いは『聖杯戦争で傷つく人をなくしたい』らしいよ!
⑥モモイ、ミドリ、キャスターはナツちゃんのお見舞いが終わったみたい!結果はまた🎲判定!ミノリ、バーサーカーは令呪使ってゲヘナまで移動中(空輸)!他メンバーはゲヘナにいるアリスちゃんとトリニティ組以外は拠点にいるよ!拠点にいるよ!大事なことだから2回言うね!
⑦ゲヘナ上空で撃墜されたアリスちゃんは辛くもカヨコちゃんの手から逃れてムツキちゃん、ヘルタースケルターちゃんと逃避行中!無事に合流できるかは……2回分残ってるクリティカルと今後の🎲結果次第!
細かい話はハーメルン版かこれまでのスレを見てみてね! - 41じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/14(火) 23:17:46
- 5二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 23:29:42
頑張れじゃんね☆
- 61じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:03:57
- 71じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:20:54
【10日目午前/通常イベント】
【トリニティ自治区・古書館】
【安価→②:古書館へ移動】
【Recommend BGM……Dolce Biblioteca】
「……はぁ」
「あら?不満そうですね、ウイさん♡」
大人びた珈琲の香りと、黴や埃とは無縁な手入れの行き届いた旧家のような落ち着いた雰囲気を漂わす香気。この後は午後からのティーパーティ復帰に向けての検査があるナギサ様達の元からお暇した私達が向かったのは、もうすっかりお馴染みになった古書館でした。
「貴女達が性懲りもなく裏口から入ってくるからでしょ」
ちなみにお馴染みなのは勿論入り方も、ですね。いつものように裏口から、いつぞや貰った入館証を持ちつつ入っていって、いつもの如く背中を向けられている古関先輩にお声をかけて、という流れです。これをしないと古書館に来たって感じがしない、というのはそれはそれで問題な気もしなくはありませんが、それは一先ず。
「あはは……一応ほら、今回トリニティに帰ってきてるのは内緒の話なので……」
『ええ。内密である以上、人目を避けるのは必然よ。ヒフミさん達の判断に間違いはないわ』
「ハナコさんだけでも面倒なのに……め、面倒な人がここにも……だから外の人間と必要以上関わるなんて……ほ、本当に最悪……どうしてこんな事に……」
音声のの通信越しで見えませんけど、心なしか胸を張っておられる気がするリオ会長の言葉に、項垂れている古関先輩には本当に申し訳ないですけれどこればっかりはどうにもというやつです。 - 81じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:22:12
「本当に申し訳ないです……古関先輩にも、古関先輩が大事にしてる子達にも無理させちゃって」
今回の私達の行動はノンオフィシャル。最悪足が付けば大きな問題に発展する可能性がある、“古書の無断持ち出し”をしています。ましてや持ち出す先は別の自治区で、しかも最終的には立ち入り禁止区域の“廃墟”な訳です。対外的には絶対にバレるわけにはいきません。とはいえ、そうは言ってもデリケートな古書を持ち出す事やその為に古関先輩には苦心して頂いている事は本当に申し訳ない限りです。古関先輩が古書館と古書を大切にされている、というのは普段の言動だけでなく、ナギサ様から度々伺っていたりハナコちゃん達からお話してくれた“古書館の魔術師”の話から知っていましたから。そんな思いを込めて、彼女に謝罪をしたのですが、古関先輩は浮かない顔でした。
「……はあ、だからそう言うの本当に……」
「うぅ……ごめんなさいぃ……」
「はぁ、あの人と言いシミコと言いヒナタさんと言い……これだから人たらし属性は……い、いいですから頭を上げて」
深々としたため息が一度、浅く呆れるようなため息がもう一度。保湿のきちんと行き届いた唇を二回のため息で震わせつつ、古関先輩は物臭げに。
「べ、別に怒ってませんし気にしてません……聖杯戦争、なんて厄介ごとにまた首を突っ込んで背負い込んだ以上……やるからには、さ、最後まで……ですから」
けれど私を気遣ってそう仰ってくださったんです。聖杯戦争が始まった初期からずっと頼りになりっぱなしの先輩からの温かい言葉に、思わず手にも力が入っちゃいます。
「こ、古関先輩……!」
「うっ……そういう目、しなくていいから……」
「ど、どういう目ですか!?」
「この子も大概めんどくさい……」
なのですが、どうにも私の熱い思いの丈はするりと抜けられてしまって古関先輩はジト目になってしまいました。モモフレンズ布教の時もそうですけど、どうにもこういう時に空回りしがちなのが私の弱みですね。 - 91じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:26:08
「……というか裏口はまだしもですね」
そんな風に反省していると、古関先輩の目線は私のお隣へ。向かう先にいるのは勿論、私達の大好きな彼女です。
「気配を消して抜き足までして……なんです、アサシンのつもりなわけですか?」
「うふふ♡私もこれを機にアサシンデビュー♡しちゃいましょうか♡」
にこやかな微笑みのまま頬に手を当てたハナコちゃんに、これまた薄く頬と唇に笑みを乗せつつ、こくこくとアズサちゃんが頷いていました。
「うん。聞いた話だと私とアサシンクラスは相性がきっとそう悪くない。私がアサシンになればヒフミのサポートは勿論、セイバーともお互いの得手不得手がハッキリしてるから自ずと作戦立案を円滑に進められる」
「いやなんでアズサは自分がサーヴァントになる前提で話始めちゃうのよ、もうっ。大体からして御伽話のエーユーだとか、エーレー……?だとか、私達はそういうのじゃないんだから」
「むっ、確かに。だけど、コハル。自分だってサーヴァントになって、話に聞くすごいビームとかすごい宝具とか使ってみたくない?」
「うっ……そ、それはちょっとあるけど……」
なんだか話が思わぬ所に転がっていくなぁと思っているのは私だけじゃなくて、呆れつつ肩を竦めながら資料の梱包に戻った古関先輩とそれをお手伝いしてるハナコちゃんもみたいです。でも実際のところ、サーヴァントになる、だなんていうのは。
「あはは……セイバーさんみたいな凄いことを成し遂げて、なんてそんな未来は平凡な私には縁遠いですけど……」
その過程がどれだけ大変で苦しいことか記憶を垣間見て、けれどそれでも。
───約束された勝利の剣ッッッ!
あの時のように、それこそ御伽話に出てくる白馬に乗った騎士のように黄金の剣を振るう彼の姿を見た直後だと。
「そんな風に考えるのはちょっと夢がありますね!」
どうしても憧れという熱に浮かされてしまいます。 - 101じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:26:56
「ははは……ならヒフミはライダーあたりかな?君の運転技術は相当な物だしね……君を相手にする聖杯戦争なんて考えるのもやだなぁ」
「……なんですか?ちょっとなんか含みありません?」
「ははは……だって君、いざとなったら手段が、ね?」
「あはは……まっさかぁ!私は全然そんなことありませんよー」
訂正、またいつものように意地悪してくるセイバーさんとお話ししてたらちょっと憧れは薄れてきた気がします。というか確かに、最近こそ出番がないですけど、クルセイダーちゃんはこの一夏で私の相棒と言えるぐらいの付き合いになってきましたけど、でも戦車みたいな現代兵器を持ってるサーヴァントの方なんているわけないじゃないですか。
『与太話には違いないわ……けれど、作業中のインフォーマルなコミュニケーションは単純作業効率へのプラスな影響は、その……でも……』
「うん。話すだけならタダだし、リオの“言うとおり”楽しいからな」
『っ!……ええ、その通りよ』
選ぶのに迷ってしまい言い淀んだ言葉を引き取るようにして微笑んだアズサちゃんへ、リオ会長は跳ねるように返事をされました。アズサちゃんの率直で、けれど人の気持ちを思い遣れるまっすぐな部分が、リオ会長の助けになったみたいです。
「というわけで、だ。私がアサシンで斥候、ヒフミはライダーで撹乱。ハナコやリオ、それにウ「わ、私はそういうのいいです」そうか、なら……」
『私もあまり想像つかないわね……もう少し待ってちょうだい。今日中の課題にしておくわ』
「では私はキャスターで♡魔術の嗜みはありませんが、そこはそれ♡どうやらサーヴァントという枠組みは融通がきっくぅ♡……みたいですから。あんな事やこんな事で誤魔化しちゃいます♡」
「こらそこ!また卑猥な言い方して!極刑!……ち、ちなみに私はどうなのよ?」
なんだかんだで気になるのか、ちょっと控えめに聞くコハルちゃんへ、セイバーさんが茶目っ気と共にウィンクを一つ。いけませんね、コハルちゃんとアズサちゃんの視線を塞がないと。それはともかく。 - 111じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:31:07
「それは勿論バーサー「「は?」」ははは……冗談だともヒフミ、ハナコ、うん、本当だとも、ははは……だけど、うん」
揶揄い混じりに答えようとしたところは流石ハナコちゃん、言わなくてもしっかり私と一緒にガードして下さいました。まったく、冗談でも可愛いコハルちゃんに向かって狂戦士だなんて言うのは酷い話です。コハルちゃんがスパルタクスさんみたいに筋肉ムキムキなわけないじゃないですか。そんな風に私達がぷんぷんと怒っているのに苦笑しつつ、セイバーさんがコハルちゃんによく似合うと仰ったのは。
「コハルは……そうだね、かなり特殊な例にはなるけどルーラーなんていうのはどうだい?しっかり者の君にはピッタリだと思うよ」
「───ルーラー?」
私達の誰もが知らない、そしてたった今作業の手を止めて目を丸くする古関先輩が溢した、そんなクラスでした。 - 121じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 00:42:59
というわけで本当だったら先週の安価に繋がる形で投下する予定だったお話をこれから明日まで投下してくじゃんね☆
ちなみに古書館を選ばなかったらこの会話は当然発生しないしこの場にウイちゃん先輩も不在だったじゃんね☆
キリがいいというかここから長くなるのと1の体が保たないじゃこじゃこだから一旦締めるじゃんね☆
明日は多分20時から!頑張って地の文終わらせて次の動きに行くじゃんね☆
……戴冠戦?そんなもんは林檎農家して週末に時間作ってまとめてじゃんね☆
ちなみにFGOもブルアカもガチャは明日までだから引く予定の人は気をつけてね!じゃんね☆彦斎ちゃんはインドラ様形式で期間延びたじゃんね☆
改めて、しばらくお休みしてしまってごめんなさい……遅筆なのもそうですが体調管理がどうにも杜撰なのが本当に申し訳ない限りです。
なんとか体の調子を整えつつ10月11月で8スレ目も走り切りたいと思っております。
毎日投稿頑張る予定ですので、出来たら皆様、また読んでいただいたり安価に参加して頂けると幸いです。
最後になりましたが、前スレではたくさんの保守と励ましの言葉をありがとうございました。心の励みになって、頑張る気力になりました、みなさんにはいつもいつも助けて頂いてばかりで何もお返しできず情けない限りです……でも、本当にありがとうございます!
それでは明日は20時から!昼間のわちゃわちゃしたの終わった午後から頑張って書いとくじゃんね☆
ではではおやすみなさい……じゃんね☆ - 13二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 08:09:28
保守
- 14二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 08:11:24
乙です!
来るかコハル裁判長! - 15二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 16:14:24
スレ立てお疲れ様です
- 161じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 16:57:01
水着イオリちゃん達が来たけど心が揺らぐ……けどけど1は天井分貯まってないからここは待ちじゃんね☆
というか久々の総決算とシロクロじゃんね☆レポート2倍も来てるし万年レポート枯渇気味の弊シャーレは30割するか悩みつつのんびり走るじゃんね☆
今日はわりと横道のお話やってそれ進めたらいよいよじゃんね☆壱与ちゃんが「いよいよですね!」って言うのすごい好きじゃんね☆
……今回の高難易度に連れてったらえらい目にあったじゃんね☆
保守、いつもありがとございます!じゃんね☆
ありがとじゃんね☆
主文後回しなコハルちゃん、は現状だとルーラーじゃないじゃんね☆
セイバーが話してのは収束特異点で会った某聖女みたいな感じの真っすぐさをコハルちゃんに感じてる……という主観のお話じゃんね☆
個人的にはルーラーコハルちゃんも見たいけど多分それは……じゃんね☆
1的には書いたとおり補習授業部4人組は4騎士採用じゃんね☆
……笛吹の記念短編?エクストラクス?よりにもよってアヴェンジャー?しかも真名がおかしい?
なーんのことだかさっぱりじゃんね☆
ありがとじゃんね☆
いよいよ本スレも8スレ目……思えば遠くに来たものじゃんね☆
これもひとえに、いつも支えて励まして応援して読んでくれて安価にも参加してくれるみんなのおかげじゃんね☆
いつも本当にありがとうございます!じゃんね☆
- 17二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 17:03:03
そっか……近藤さんってヒフミに似てるんだ……
- 18二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 20:02:57
ハナコはアルターエゴとか似合いそうだけどな
後、バニーガール衣装をしてた面々はムーンキャンサー適性ありそう - 191じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 22:40:57
【10日目午前/通常イベント】
【トリニティ自治区・古書館】
【安価→②:古書館へ移動】
【Recommend BGM……Dolce Biblioteca】
ルーラー。
セイバーさん達の霊基に割り振られた七つのクラスのどれとも違って、そして。
「(……プトレマイオスさん)」
暴食のセイバー、強欲のアーチャー、怠惰のランサー、憤怒のライダー。判明している限りのそれら、聖杯陣営に属するあの方達の特殊な“六つのクラス”ともまた違う。セイバーさんが仰ったそのクラス名はこれまでのお話の中では一度も出てきたことのないものでした。
「……ああ、すまないウイ、リオ。ルーラー、というよりエクストラクラスについては君達を含めてヒフミ達にもまだ話していない内容だったね」
私達が一様に驚いてしまったからでしょうか。一瞬だけ声を詰まらせたような気がしたセイバーさんは、そのまま何もなかったように空気をかき混ぜていってしまいました。
ほんの些細な変化、でしたから。あまり私も気に留める事ができず、それよりも私は、セイバーさんが語られた言葉の中にあった気になる箇所を拾い上げていました。
「……私にもということは、あんまり私達には関係ない話ってやつですか?」
「冴えてるね、ヒフミ。その通り、通常は関係のないイレギュラーな話さ」
セイバーさんが話されていないという事は多分そうだろうと当たりをつけちゃいましたけど、案の定、というやつでした。
唇の端に浮かべた笑みを深くして少し悪戯っぽく、なんでしたら幼さすら感じられる笑顔をした彼に苦笑いしちゃいます。どうしてでしょうか、この人はこんなに凄い人で私なんかとは全然違うたくさんの経験と決断を繰り返してきた大英雄だというのに。どうしてかこうやってお話していると、そんな事も忘れてどこにでもいる優しいお兄さんな感じがしてしまいます。 - 201じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 22:41:52
「……ねぇ」
「……いえ、あれは違いますよ。若干怪しいですが多分ご家族なんかにも感じるアレです」
「……まだ何も言ってないんだけど」
「うふふ♡以心伝心♡赤裸々♡べいべー♡ですね」
「……うっさい、訳わかんないこと言うなばか」
「むぅぅ……」
なんだかアズサちゃんが白い頬っぺを膨らましたり、コハルちゃん達がひそひそ話をされてますけど残念ながらこの位置からだとちょっと聞こえません。また後で私も仲間に入れてもらって内緒話は楽しむとするとして、今の本題に戻らなきゃです。
「実は聖杯戦争に招聘されるサーヴァントのクラスには、エクストラクラスと呼ばれる特殊なものがあるんだ」
「二重召喚ならまだしもサーヴァントの霊基に七クラス以外が存在するなんて、寡聞にして……わ、私自身別に聖杯戦争に特別詳しいわけではありませんが……」
古関先輩の仰る通り、私達がこれまで関わりを持ってきたサーヴァントの方達の中でそのクラスについて話題に挙げておられた方はいませんでした。エクストラクラス。その名前の通り、例外的な立ち位置のクラス分けということでしょうか。そんな風に私が悩む横でそっぽを向かれた古関先輩へ、セイバーさんは不思議そうな顔を向けられます。
「おや、そうかい?ウイは謙遜するけれどいつだって君から語られる助言は僕達の力になってくれているよ」
「い、いえその……別に私はそんな……大したことは出来てませんし……みなさんのように阿慈谷さんや才羽さん達とも……その、私は……友……いえ、特別な間柄、というわけでも……第一結局マスターじゃない以上は何の役にも」
「……ウイさん」
気がつけばどよんとしつつ、でもどこか寂しげな古関先輩に私もセイバーさんも慌てて声を揃えてしまいました。
「いえいえ!?そ、そんなことありませんよ!ねっ、セイバーさんっ!」
「うん。君は間違いなく僕達の頭脳役であり、頼れるヒフミ達の先輩だ。君のような素敵な淑女がヒフミの同門にいてくれて僕としても安心だよ。君のような女性の背を後進として追うのなら、きっとヒフミ達は良き学びを得られる」 - 211じゃんね☆◆cbItSHG.3g25/10/15(水) 22:43:18
今日までこれでもかってぐらい頼りになりっぱなしで、しかも相手はあの古書館の魔術師と呼ばれていてリオ会長だって前々から知ってるぐらいの知る人ぞ知るとっても優秀な方。
確かにまだ知り合って短いですし、拠点に無理を言って来て下さってからも襲撃があったりでゆっくりとはお喋りできてない、というのは事実です。人となりだってまだまだ知らない事だらけ。
でも、私の夢を、私たちの夢を、本気で叶えようと力を貸して下さる大切な仲間だって、頼れる先輩だって、間違いなく私はそう思ってるのも事実なんです。
「少なくとも、私は!古関先輩がいて下さって本当に心強くって!」
「確かにこの地で聖杯戦争が起きたの此度が初めてだけれど、それでも君やリオ達のような知恵者がヒフ『申し訳ないのだけれど』……リオ?」
そんな風に古関先輩への想いを口にしている最中のこと。ここまで静かにされていたリオ会長が、少しばかり口籠もりながら、おずおずと声をかけてこられました。
『ごめんなさい、さっきからチヒロが足音を立てて私を探しているようなの。あまり長居は出来そうにない、けれど。私としてもエクストラクラスという分類には大変興味があるわ。だからその……こちらの都合で申し訳ないのだけれど……』
「あ、ああ、そうだね。忙しい合間を縫ってこうして会合に参加してくれているんだ、僕の話ぐらい幾らでも融通を効かせるとも」
大事な事とはいえまた少し横道に逸れてしまったところでしたので、ここでまた軌道修正です。でも古関先輩とは“一度ゆっくりお話しする機会がいる”気がします。彼女が私達のことを本気で応援して支えて力になってくれているのは間違いありません。でも、それとは別に。
「(古関先輩のこと、もっとちゃんとお話しして知りたいです、もっともっと仲良くなりたいですね……!)」
しっかり、彼女自身の事についても知るべき必要がある、そんな直感がいつもより本当に“薄ら”とですがしました。 - 22二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 05:58:48
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 08:59:59
じゃんねじゃんね☆
- 24二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 09:44:21
- 25二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 13:18:22
保守
- 26二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:45:42
昨日は寝落ちしちゃったのかしらね…
- 27二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 00:13:08
気長に待ちましょう
- 28二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 07:00:08
朝保守
- 29二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 10:34:47
じゃんねじゃんね☆
スレ主戻るまで持たせるじゃんね☆ - 30二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 14:57:42
保守
- 31二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 23:22:07
冠位周回しつつ待ちます
- 32二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 07:20:42
保守
「サラバだ、真選組」 - 33二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 12:12:26
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 16:58:18
夕方の保守
- 35二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:19:43
保守
ブルアカ生放送見ました。自警団おめ、石が7000で血涙でてます(`;ω;´) - 36二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 01:20:28
魔法少女、つまりキャスター
- 37二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 09:59:48
保守
「明日を目指した旅路の果て────阿慈谷ヒフミ、貴様は果たして何を成す」 - 38二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 19:37:45
夜保守