【クロス・🎲・立て直し】「先生、この写真の方々は...?」

  • 1◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 11:59:09

    "私の学生時代の友達だよ"
    "キヴォトスに来る時に、写真のコピーを取って持ってきたんだ"

    「結構派手な格好の方もいますね...」

    "みんないいやつだったよ"
    "特に真ん中の...来栖くんなんて凄かったんだから"

  • 2◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:01:09

    「す、凄かった...?とは、どんな風に...」

    "う、うーん..."
    "言っていいのかどうかわかんないな..."

    「他の人には話しませんから!」

    "...そうだね、来栖くんを簡単に言えば..."
    "反逆者、かな?"

    「反逆者、ですか...?」

    "うん"
    "周りの皆もそうだったけど、正義感がとっても強くてね"
    "「正しくない」って思えば、どんなに力が強くて大きな人にも立ち向かう、そんなやつだったな"
    "本人は「そうでもない」って言うんだけど"

  • 3◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:02:16

    「なんだか、見た感じも結構大人しそうですけど...」

    "見た目はね"
    "私が仲間になる時も、「諦めるのか?」とも聞かれたし、結構熱い人間だよ来栖くんは"

    「へぇ...その、来栖さん?は今何をしてらっしゃるんですか?」

    "..."

    「...?」

    "世界を飛び回ってる、らしいんだよね"

    「?????」

  • 4◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:04:14

    「来栖さんとはどういう形で知り合ったんですか?」

    "学生時代に、ちょっとしたトラブルに巻き込まれちゃってね"
    "そこを助けてくれたのが来栖くんだよ。あの時は驚いたなぁ"

    「驚いた...?」

    "うん、まぁ、経緯としてはそんな感じ"
    "〇〇、今日はありがとう。時間も遅いし、気をつけて帰ってね"

    「えっ、あっ!はい!お時間いただきありがとうございました!」

  • 5◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:05:27

    「なんだか、バタバタしてる内に終わっちゃった...」
    「相談したい事もあったんだけどなぁ」

    そう呟いた彼女は、スマートフォンの画面に目を移す。
    赤と黒に彩られたアプリケーション....
    『イセカイナビゲート』。彼女の端末には、今朝からそれがインストールされていたのだ。

    「先生は忙しそうだし、エンジニア部の人にでも聞いてみようかな」

    誰に聞かせるでもなく、独り言を言って。彼女は学生寮への帰路についた。

  • 6◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:07:07

    「ッッッッハヘッ!?!?」

    彼女の身を包んでいた布団はいつの間にか消え去っていた。

    「...どこ、ここ?」

    彼女の視界にあるのは自室ではなく、青い部屋。
    鷲鼻の老人が座っており、こちらに笑みを浮かべている。


    「だっ、誰ぇー!?」


    背中の銃を抜こうとするが...その手は空を切る。


    「誰!?なに!ここどこ!?」
    「私はイゴール。ここはベルベットルーム。...貴方はここへ招かれたお客人でございます」
    「お、お客人...?」


    丁寧にそう返され、生徒は静かに落ち着いていく。


    「えぇ。ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある部屋。お客人以外には感知できぬ部屋でございます」
    「夢の中、ってこと...でしょうか」


    イゴールは頷き、肯定の意志を示す。

  • 7◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:08:20

    「あなたの端末にある『イセカイナビゲート』。これは私が用意したもの。少し特殊なかたちではありますが、あなたにはこことは違う世界を巡っていただきたいのです」

  • 8◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 12:21:18

    「その為の力は、もう持っているはず」
    「まっ、ままままっ、待ってください!違う世界!?聞きたいことがいっぱいっ、」
    「時間のようでございますな。では、これで失礼」
    「あッ.......____


    視界が真っ白な光に包まれ、そして意識を取り戻す。

  • 9◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:00:16

    「わぁぁぁ!!」

    目覚めたのは、自分の部屋。起きるのを待っていたのか、私服姿の友人がこちらを見て大きく目を見開く。

    「..あ、え、夢...?」
    「おはよう。...悪い夢でも見た?」

    自身の本棚から抜き取ったであろう小説をその手に収め、友人がそう聞いてくる。

    「...悪い夢、だったのかな、多分」
    「とりあえず顔洗ってきなー。今日はスイーツ食べ放題だよ?」
    「あ、うん!」

    のそのそとベッドから出て、鏡のある洗面所へと歩き出す。

  • 10◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:07:11

    髪色 dice1d8=7 (7)


    1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫


    長さ dice1d100=73 (73) 1で肩につかないくらい100で足元

  • 11◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:09:00

    顔の雰囲気

    1でカッコイイ系 100で可愛い系

    dice1d100=52 (52)

  • 12◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:24:42

    「パジャマのままだった!!!服服...」

    「お〜、眼福」


    身長 140+dice1d50=33 (33) cm


    胸 dice1d5=5 (5) 1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛


    腹 dice1d5=1 (1) 1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり


    尻 dice1d5=5 (5) 1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン

  • 13◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:25:43

    服の系統

    1でボーイッシュ 100でガーリースタイル


    dice1d100=7 (7)

  • 14◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:32:18

    「よい、しょ!ごめん待たせちゃった!」

    「いいよぉー。それじゃあ行こっか!」


    友人ちゃんの容姿

    髪色 dice1d8=4 (4)

    1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8.薄紫

    長さ dice1d100=9 (9) 1で肩につかないくらい100で足元


    1でカッコイイ 100で可愛い

    dice1d100=44 (44)


    身長 130+dice1d50=24 (24) cm

    胸 dice1d5=5 (5) 1.絶壁 2.小盛 3.並盛 4.大盛 5.メガ盛

    腹 dice1d5=5 (5) 1.ガリガリ 2.細 3.中 4.中太 5.もっちり

    尻 dice1d5=4 (4) 1.キュッ 2.小さめ 3.やわらか 4.もちっ 5.ドーン

  • 15◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:33:53

    服の系統

    1でボーイッシュ 100でガーリースタイル


    dice1d100=73 (73)

  • 16◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:41:07

    「...あんたまた痩せた?」
    「う"っ」
    「そのくせ胸はデカいまんまだし...どうなってるのよ本当」
    「こ、腰痛くなるしやめたいんだよねこれ...」
    「あ、世界中の貧乳を敵に回したわねあんた」

    そんな事を言いながら、ふたりは町を歩いて目的のスイーツ店へ足を運ぶ。
    ここはキヴォトス。銃弾と手榴弾が飛び交う、混沌と青春の都市だ。

  • 17◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 13:50:28

    dice1d100=4 (4)

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 15:38:10

    これ時系列はどれくらい?

  • 19◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 18:09:05

    >>18

    そんなに厳密には決めてないです

    ふわふわっとした感じで捉えていただければ

    アビドス1、2章後〜最終章前なのは確定ですかね




    「ついたよ!」


    真新しい、洋風の城のような外観のスイーツ店。胸元からスマホを取り出し、店員のロボットに見せる。


    「あのー...」

    『SNSキャンペーン当選者のお2人ですね。おめでとうございます!こちらにお名前の方をお願いしてもよろしいでしょうか?』


    名前

    1.藤堂ナオ

    2.周防タツミ

    3.天野マヤ

    4.汐見カナタ・コトネ

    5.鳴上ユウ


    dice2d5=4 5 (9)

    かぶったら2個目のダイスを+1、4が被ったら汐見カナタ・コトネを両方採用

  • 20◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 18:59:01

    『...はい!汐見カナタさま、鳴上ユウさま、ですね!本日はおめでとうございます!そちらのお盆を持ってからスイーツをお取りくださいませ!』


    紫ロングヘアの凛々しい顔をした生徒の汐見カナタ(先生の所にいた子)、中性的な顔立ちでショートヘア、ガーリーな雰囲気の服を着た鳴上ユウ(友人ちゃん)の2人が自分の席に座る。


    「楽しみ〜!ユウちゃん何にする?」

    「あたしはとりあえずタルト系...いや定番のショートケーキからでもいいな」


    お盆を持ってビュッフェスタイルになっている所へ並ぶ。

    自分たちのような生徒だけではなく、獣人やロボの市民などもいる辺り、比較的多くの客層をターゲットにしているみたいだ。


    「見てユウちゃん。あそこの子達トリニティのスイーツ部だ」

    「うわマジじゃん。学区外じゃなかったっけここ」


    dice1d100=13 (13)

  • 21◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 19:04:34

    「...?」

    「どしたのカナタ」

    「いや、なんでも...」


    カナタは自分の履いてるジーンズのポケットに入ったスマホに手をやる。


    「(さっきもスマホが震えた気が...)」

    「カナター?」


    声をかけられ背後を見ると、獣人の市民が後ろに立っていた。


    「あッ!?すいませんすいません...!」


    dice1d100=23 (23) +17

  • 22◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 19:48:32

    そう言いながらカナタはその場から離れ、ユウと共にスイーツを選ぶ。


    「紫いもタルト、イチゴケーキ、ババロア...」


    スイーツたちを威嚇しながら血走った目で選んでいくユウに続き、カナタもスイーツを選んでいく。

    席につき、食べようとしたその瞬間。

    扉が勢いよく開け放たれた。


    「ヒャッハー!アマアマヘルメット団のお通りだぜー!!」

    「スイーツ、果物全部よこせー!!」


    「むぐぅ!?」

    「へぇ!?」


    スイーツを食べようとしていたカナタ、もう口に頬張っていたユウは突然の襲撃に咄嗟に反応し、立ち上がってしまう。


    その勢いからか、ポケットに入れていたスマホが落ちて...


    dice1d100=93 (93) +40

  • 23◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 19:57:55

    赤と黒の光が、カナタとユウを包み込んだ。

  • 24◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 20:59:07

    「...........あれ?」

    一人目を覚ましたのはカナタ。
    持っていた銃を背負い直し、立ち上がって辺りを見る。
    周りにいた客も、ヘルメット団もおらず自分一人だけが、この空間に取り残されていた。
    周りには吹き抜けによって光が差し込み、涼しい風も感じている。
    木製の床に古風な造りのこの建物は...

    「おて、ら?」

    寺。
    汐見カナタは1人、この異世界にいたのであった。

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 21:12:05

    保守

  • 26◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 21:40:18

    「え、え!?」

    カナタは1人パニックになる。先ほどまでいた、あの洋風のスイーツ店。
    そこが突如、自然溢れる山の中の寺社に早変わりしたのだ。

    「....ど、どういう、こと...?」

    床に目をやると、そこには赤い画面を映し出した自身のスマートフォンがあった。

    【ここはパレス。】
    「うひゃあ喋った!?」

    大人びた女性の声が響く。

    【わたくしはクレペリン。この世界、パレス・シャルルポネの「チュートリアル」を担当させていただくイセカイナビゲートのAIでございます】
    「こ、固有名詞が多い!!!何の何が何!?」
    【この世界を生き延びるための手助けをする存在と認識ください】
    「お、OKです」
    【それでは、ここから離れましょう。およそ5分後、シャドウがここに現れます】

  • 27◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 22:07:25

    意識が目覚める。


    「........こ、ここは....」


    手が、足が、頭が、なにかに繋げられて動かない。

    目だけをぐりぐり動かして周囲を確認すると、あたしと同じように拘束されてるロボットが見えた。


    『!お客様もお目覚めになられましたか』

    「あんた、は...」


    確か、あたし達を出迎えて、席に案内したあのロボットだ。


    『いったいこれは、どういうこと、なんでしょう...』

    「あたしがわかると思う?あんたと同じような状況なんだよね」

    『しっ、失礼いたしました...』


    そう言ってロボットは、心なしかしょんぼりと黙り込む。


    「...名前は?あんたの名前」

    『へ?』

    「いつまでも"あんた"じゃ呼びづらいでしょ?ほら、早く」

    『そ、そうですか。私は...』


    1.Ayaseパティシエモデル

    2.IYL

    3.ジライヤ

    4.モルゴース


    dice1d3=2 (2)

  • 28◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 22:27:59

    『製造コードからIYL(アイ・ワイ・エル)と。店員からは最後を繋げてイールと呼称されています』
    「...なが。イールで」
    『しょ、承知いたしました』
    「肩いったい...マジでなんなのここ。周りの雰囲気は和風...っぽいけど、これ多分十字架?は?あ、そうだあたしあれ食べてる途中で飛ばされたんだ...どうなってんのかなスイーツ...」
    『災難でございましたね...。私は厨房でスイーツを作っていただけなのですが...なにか覚えはないのでしょうか?』
    「えー?と言っても特には...あ」
    『なにか覚えが!?』
    「一緒に来てた背も胸も尻もでかい子いたじゃん」
    『...まぁ、おりましたね』
    「あの子のスマホが光って、ここに来たかも」
    『...にわかには、信じ難い事ですが...』

  • 29◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 22:46:24

    「信じ難い事でも、そう考えるしかないでしょ。てか、イールサンなに。結構偉い立場なのあんた」
    『はい。苦節20年。関節にオイルを差しながらも今年この店を構えることができました』
    「美食研に狙われないよう気をつけなよ」
    『えぇ。もう、二度と...』

    ガチャリ、とドアが開く。

  • 30◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 22:48:25

    視点はカナタへ切り替わる。


    「ひぃ...ひぃ...ここまで来れば...」

    【お疲れ様でした。シャドウの気配は...】



    カナタの体力

    dice1d100=35 (35)

  • 31◆M/NKseYYUdDr25/10/15(水) 23:09:53

    【そこまで離れてはいませんね】
    「へっ」
    【落ち着いてください。息を潜めてやり過ごしましょう。カナタ様は未だ「ペルソナ」に目覚めていない身。戦闘は得策ではありません】
    「ま、また新しい固有名詞が出てきたぁ...」
    【この世界における武器という認識でお願いいたします。カナタ様が背負っている銃と同義です】
    「じゅ、銃弾も効かないわけ...?」
    【変質したパレスと、カナタ様の認識ではおそらく】
    「わかんないことだらけだぁ........」

    そう小声で話してるうちに、カナタは話し声を聞く。

    (さっきの...2人...)
    (大広間で...髪の短い女から...)

    「(...2人...?もしかして、ユウ!?)」

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:50:33

    保守

  • 33◆M/NKseYYUdDr25/10/16(木) 06:06:38

    ほしゅ

  • 34◆M/NKseYYUdDr25/10/16(木) 12:38:21

    【この世界についてお話いたします】
    「あ、うん」
    【この世界は、いわゆる心の中の世界。わたくし達は、現在スイーツ店「ジュエルパレード」店長機「IYL」氏の心の中に入り込んでいるのです】

  • 35二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:42:41


    ペルソナは何になるんだろうね

  • 36◆M/NKseYYUdDr25/10/16(木) 23:56:50

    「こ、心の中...?」
    【正確には、IYL氏自身の精神的状態と、大衆の悪意がないまぜになった世界、と言いましょうか】
    【イセカイナビゲートの力は、簡単に言えば拡大解釈。ナビゲート機能はおまけです】
    【IYL氏が自身のスイーツ店に無意識下に抱いていた願望や認識を異世界として顕現させ、そこに周囲の悪感情などを混ぜ込むことで、この世界が生まれてしまうのです】
    【なぜそのようになってしまうのか、なぜそうする必要があるのかは、このアプリのAIであるわたくし、クレペリンにもわかりません】
    「えぇ〜...な、なんでぇ〜...?」
    【私は先導役である故に。...ということでしょう。わたくしからは周囲の探索やご友人の救出をおすすめしたいですが】

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 05:11:26

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 14:18:15

    面倒な奴

  • 39◆M/NKseYYUdDr25/10/17(金) 18:45:34

    体調不良なので今夜更新できません
    悪しからず

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 23:18:05

    ほしゅ

オススメ

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