- 1二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 22:52:09
- 2二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 22:55:03
- 3二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 22:56:56
このレスは削除されています
- 4二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:04:41
以前あった別のスレ主さんのカプスレ
【CP&閲覧注意】エグザベ×マチュを語るスレ|あにまん掲示板ロッカー閉じ込めから始まったエグザベとマチュのCPを語るスレbbs.animanch.com【CP&閲覧注意】エグザベ×マチュを語るスレ2|あにまん掲示板ロッカー閉じ込めから始まったエグザベとマチュのCPを語るスレ。×でも+でも可、おすすめのスレを紹介するなど話題は自由。他CP、キャラ叩きはご遠慮願います。bbs.animanch.comこのシリーズのスレで4スレ目
別スレ主さんの2スレを足すと通算6スレ目です!
ありがとうございます
(表現がわかりづらくなったので書き直し)
- 5二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:41:25
立て乙です!
- 6二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:50:55
たておつ!
エグマチュの可能性を信じろ - 7二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 23:59:04
おつありです
やっぱり何か良いと感じるこの組み合わせ
ゲームとかでIF見たい… - 8二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:41:28
やはり基本たる6歳差同級生の味
- 9二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 00:52:34
立て乙です!
エグマチュをもっと語りたい… - 10二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 01:42:29
- 11二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 01:57:08
鮮やかすぎる身のこなしw
- 12二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 11:01:00
(コイツ…女の子連れ込むの手慣れてるな…?)
ロッカー事件を思い出しと勝手に妄想して勝手に不機嫌になるマチュ - 13二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:16:38
- 14二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:55:06
- 15二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 00:16:09
やっぱり好きだ…
ケンカップル感本当に強い - 16二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 08:41:55
デコボコ感もifを見たいと思わされてしまう理由かなぁ
なんか刺さる - 17二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 10:15:57
スレ立て乙です。祝4スレ目。
前スレから書いてたジークアクス幻のエグザベルートの続きです。時系列的にはエピソード3予告編からの続きです。初めての人の為にざっくり解説すると、もしシュウジ、ニャアンの危機にマチュがリベリオンせずエグザベに協力をもとめていたらとういう設定で書いてます。気になった人は前スレ覗いて下さい。
────────────────────────
連邦領内は想像より荒れていた。ここは直接戦場になった地域ではないはずだが、あちこちに弾痕や爆発の後があった。食いつめた連邦兵や帰還できなかったジオン兵が山賊化してモビルスーツで略奪を行う事もしばしばだという。戦災孤児として、ジオンの軍人として思うところがないわけではない。とはいえ今は任務中だ。余計な感傷は一先ずおいておく。
「ここでまた2手に分かれて情報を集めましょうか。エグザベ君、マチュ君をお願いします。」
中佐は徹底して僕にマチュを任せるつもりらしい。マチュを中佐に預けたくはないが、中佐の腹も探っておきたい。ここはひとつ───
「(コモリ少尉、今日アマテ軍曹の面倒を見てやってくれないか。男の僕には話にくい悩みも──)」
「(いやよ、あんな恩知らずで世間知らずで礼儀知らずの面倒みるとか。エグザベ君が拾ってきたんだからあなたが責任持って世話しなさい)」
コモリ少尉に子守りを頼んでみたが、にべもなく断られてしまった。捨ていぬ拾ってきた子供みたいな言われ方だな。仕方ない別の機会を探るか。
───────────────────────────
マチュから聞き出せたシュウジ・イトウの情報は、キラキラ?の落書きとガンダムに執着している事と、地球に薔薇?を探しにきたこと。ガンダムを手放さないなら、どこかで補給や整備を受けるためにジャンク屋に接触している筈だ。
僕たちは連中が集まっているという区画に訪れていた。通信インフラも未整備なここでは情報は足で稼ぐしかない。
「いいか、アマテ軍曹、絶対に勝手な行動はとるなよ」
「…了解。エグザベ少尉殿。」
「リョウカイ、リョウカイ。」
マチュは認識を改めてくれたのか表面上は渋々従う様になってくれた。まあ、全く油断はできないが。
「あそことか話聞けそうじゃない?」
マチュが眼をつけたのは酒場だった。まだ日も高いのにネオンを照らして営業中らしい。 - 18二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 10:19:48
続き
「こういうとこ一回いってみたかったんだよね。流れ者の主人公が酒場のドアを開けると、荒くれ達が一斉に眼を光らせてさ。酒を頼むとミルクを出されて嗤われるんだよね。そんで主人公が挑発すると喧嘩になってさ…」
「そんな事現実に起こる訳ないだろう。」
チープな映画みたいなシチュエーションを眼を輝かせて語るマチュ。危険に惹かれるのは変わらないらしい。とはいえ酒が入れば口が軽くなるのは確かだ、地球でも変わらないだろう。
「僕がいく。君は向かいのドラッグストアで話を聞いててくれ。」
「大丈夫?ひとりで。」
「問題ない。サイドシックスでもそうやってジークアクスにたどり着いたんだからな」
「…………」「エグザベ、ウソツクナ」
なんだその顔は…嘘はついてないぞ。
────────────────────────
入って3分で殴られて放り出された。なんて連中だ。殴られた頬をさすっている横を、マチュが通りすぎる。
「いま、私のマブ殴ったの誰ですか?」「ダレダ!ダレダ!」
待て待て待て、なにをする気だ?勝手をするなといった筈だろ! - 19二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 19:45:39
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 19:46:59
- 21二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 02:22:27
- 22二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 08:06:20
>>18の続きです。
1拍置いて下品な爆笑が起こるがマチュは動じない。
「誰?」
「勇ましいお嬢ちゃんだな。そこのモヤシよりよっぽど強そうだ。この俺d──ぐふぅ!!」
重量のある大ジョッキが男の顔面に突き刺さる。筋力を補う為、ハンマー投げの要領で遠心力により加速されたジョッキが相手の急所を正確に捉えた。動きが無駄が無さすぎて止めるタイミングを逸した。暴力に躊躇無さすぎだろ!
「てめぇ良くも頭旦那を!!」
「女子供だと思って甘く見てりゃ、てめぇ!」
「相手はたった1人だ、取り囲んでやっちまえ」
「……」「コイヨ!コイヨ!」
男たちはいきりたつが、無言で睨み付けるマチュにびびっていた。扇状取り囲んでいるが、先陣を切る度胸のあるやつはいないようだ。どうするつもりだ、とマチュに目配せするが、どうしようか?目で訴えられた、考えなしかよ。殴られたから殴って、殴ったから殴られて、それで本当に最後は平和になるのかよ……
「ちょっと待ってくれ。僕たちもジャンク屋なんだ。君たちとはお仲間だr──ッ!」
「!」
なんとか場を丸く収めようと割って入ったら、再び殴られた。不味い、口火を切らせてしまった。多勢に無勢だ。もう不意打ちも効かない。なんとかマチュだけでも逃がして──もう駆け出していた。僕を殴った相手に向かって。横顔が凛々しくて綺麗だった。おい…。
「楽しそうですね。私も混ぜていただいて宜しいですか?」
「なにをしてるのあなた達!ケンカはやめなさい!!」
騒ぎを聞きつけたらしい中佐とコモリ少尉が駆けつけて…、その後は良く覚えてない、マチュに後ろから殴りかかろうとした男を押さえようとしたまでは記憶にあるが、殴られすぎて頭がくらくらしている。
- 23二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 08:13:12
続き
「ヒゲマン強いね。あんなにケンカ強い人初めてみた。」「ツヨイ、ツヨイ」
「これでも戦争帰りですからね。粗っぽい戦友相手に喧嘩はしょっちゅうでしたよ。」
「エグザベは弱すぎ。コモリんですら1人2人投げ飛ばしてたのに。」「ヨワイ、ヨワイ」
「コモリ君は華やかな見た目に似合わず強いですよ。私のボディガードもしてもらってますからね」
「へー、今度教えて貰おうかな。」
「真っ平御免よ!全くこの蛮族どもは……」
3人の会話で意識が戻る。どうやらコモリ少尉が手当てをしてくれているらしい。
「マ…、アマテ軍曹、怪我はないか?」
「エグザベが代わりに殴られてくれたから平気だよ。ありがとね」
「あなたは、まず、ごめんなさいでしょ!!だいたい─」
「怪我がないなら良いんだ。本当に良かった…」
「「……」」
毒気を抜かれた様に2人が沈黙する。沈黙を破って中佐が声をかける。
「エグザベ君もこっちきて、一緒に飲みませんか?皆さん楽しい方ばかりですよ」
「おー兄ちゃんもこっちきてのもうぜ。出会いに乾杯だ」
「この怪我で酒飲まして良いワケないでしょこの蛮族ども!!!」
「ジュースもあるから大丈夫だよ。コモリんは真面目すぎ。」
「あーもー、やってられっかー!飲む!私も飲む!!!」
「酒もつえーなー、姉ちゃん。どうだ俺とのみくらべしねえか。投げ飛ばされたリベンジだ」
「全部あんたの奢りよ!」
深夜まで宴は続いた、酔いつぶれて全員寝てる中、素面だったマチュと僕だけが残っていた。 - 24二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 08:18:55
もひとつ
「ねぇ。やっぱり怒ってる?」
「怒ってないといったら嘘になるな、荒っぽいだけの連中だったから良かったが、もっと危険で陰湿な相手なら命だって危なかったんだ。中佐とコモリ少尉がきてくれなかったらどうするつもりだった?」
「やる前にヒゲマンとコモリんにはメッセいれたし。」
「君のおかげで余計に殴られたんだが」
「……エグザベ優しすぎ、本当は強いんでしょ。何で殴り返さないの?」
嘘でもいいからごめんなさいといってくれれば話を終わりにできるんだけどな。どうするか…。暫し沈黙が支配する。
「僕は難民でね。戦災孤児というやつだ。運良くジオンに拾われる迄こんなことは日常茶飯事だった。」
「ふーん」
「……殴り返せばまた、殴り返される。孤児仲間が狙われる事にもなりかねない。僕が我慢すれば丸く収まる。君が言う"ロックじゃねえ"ってやつだ。染み付いてるんだろうな。」
「おかしいよそんなの」
「そうだな、マチュ、今日はありがとう」
「お礼言われるようなことしてないよ、エグザベ殴られて腹立ったからやっただけ」
「言うさ。あの頃そんな人はいなかった。心の奥で泣いてた自分を見ぬふりしてた僕の代わりに君が怒ってくれた。おかげで救われた。」
心を写すかのように夜空は綺麗で、心地よい夜風が吹いていた。
…寝たふりしてこっちを探ってる中佐と目があった。助けに入ったタイミング的にずっとみてただろ。なに考えてんだこの人は? - 25二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 09:08:08
- 26二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 13:45:25
- 27二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:06:21
お互いの正義がぶつかりあって本気でぶつかる2人がみたい。散々やりあってスッキリした後、仲直りにニャンニャンする2人はもっとみたい。
- 28二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 03:36:01
- 29二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 12:07:49
のどかな口論からシームレスにセに入る日常
- 30二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 18:33:42
お嬢さん相手だとエグザベ君も本気のレスバしてしまいそうな感じがある
ハロに必死ダナって言われる - 31二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 01:04:21
- 32二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 05:07:04
エグマチュ気ぶりおじさん!?
- 33二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 11:11:07
おじさん…何者なんだ?
- 34二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 18:53:56
まあジークアクスネームドメインおじさんであるところのシャリアは一人で良い空気吸ってるだろうな
エグマチュルートだと - 35二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:50:33
ラブホ一泊ハプニングとか起こって欲しい。マチュが「絶対!!ここから先はみ出して来るな!」とか言っておきながらいつの間にかマチュの方から引っ付いて寝てそう
- 36二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 07:13:34
一晩中理性と戦い続けるエグザベくん…
- 37二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:14:39
理性と戦うエグザベ君も新鮮でいいな
「これはどう考えても振りだろ、誘ってるだろ。いけエグザベ・オリベいま飛び出さないとないと一生先進まんぞ!」 - 38二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:45:55
カップルを装って潜入捜査させたい
- 39二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:38:41
ちゃんと装わないとね!
カップルだからね! - 40二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 15:20:06
- 41二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:19:40
難民街も軍艦の脱走も臆さないマチュがカバスの館だけおっかなびっくりだったから、こういう雰囲気にちょっと臆してしまって無意識にエグザベくんの服を掴んでそう
- 42二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:40:49
- 43二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 00:15:51
- 44二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 08:33:32
作戦会議後、若い女子を食い物にする不良青年を完璧に演じるエグザベ君と豹変した恋人に怯え混乱するお嬢様をほぼ素のリアクションでこなすマチュ
- 45二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 11:18:33
>>24の続きです
翌日二日酔いのコモリんをヒゲマンに預けて、エグザベと2人で朝ごはんを食べる。屋外で薪や炭を使って料理しているので香ばしい匂いが溢れている。
「朝から屋台に出向かんでも、糧食(レーション)で良かっただろ?」
「折角だから、本物の屋台の味堪能したかったんだよね。」
煙が充満しちゃうコロニーじゃこの雰囲気は味わえないもんね。狭いテーブルには所狭しと料理が並べられていた。頼みすぎたか?まあ、エグザベたくさん喰うからいいだろ。私は串に刺された牛肉にそのままかぶりつく。
「本物が良いと限ったものじゃないぞ。お嬢さん」
「ホントだ。筋ばって固った!…これあげる。卵と鳥のスープ貰うね。」
「顎殴られた人間に固い肉喰わせるな。アマテ軍曹が責任もって処理しろ。」
うーん、筋張った肉は煮込めば旨いって家政の授業で先生が言ってたな。
「……包んで持ち帰って船のキッチンで残り物の野菜と一緒にと酒で煮込めば食えるかな。塩はあるし、酒は…ヒゲマンの赤ワイン使えばいいか」
「やめてさしあげろ。…でも旨そうだな、できあがったら僕にも食わせてくれよ」
「いーけど、…食べるなら手伝ってよ。あっ、メール。」
連絡が入った。昨日のジャンク屋のおじさんから知り合いがそれらしい2人組みを見たらしい。
「なぐられ損にならなくて良かったね。次もがんばって♡」
「キタイシテイルゾ」
「バカにしているのか」
さて、ご飯を食べたら早速出かけるとしよう。
- 46二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 11:22:50
続き
「ここだね」
周辺の住民によるとこの建物から車で逃げた2人が目撃されたらしい。今はシャッターは真新しいチェーンと南京錠で施錠されている。住んではいるようだ。ドア前に立つエグザベがインターホンを鳴らすか躊躇しているようなので代わりに押してあげる。
「おい!まだ準備が」
「ビビってんなよ。大丈夫だって」
返事はない。ドアレバーをガチャると扉はあっさり開いた。
「開いてるよ」
「いけと?」
「少尉殿が怖いなら代わりにアマテ軍曹がいってあげてもいいけど」
「誰が怖いといった。ここで待ってろ」
エグザベがドアを開けて慎重にドアを開けた。入ってとは言ってないのに単純なやつだ。やがて、小動物の吠え声とエグザベの悲鳴が聞こえてきた。はずさないなぁ。
中を覗き混むと黒いなにかが飛びついてくる。すんで捕まえて顔を近づけたら鼻を舐められた。黒いポメラニアンだった。どっかでみたねアンタ? - 47二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 15:30:09
エグザベ君犬に吠えられそう、て言うか動物全般に嫌われそう(作者並感)
- 48二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 22:49:36
小動物に舐められがちなエグザベくんほんと好き
そういえば中の人が出てるこの販促動画(11分あたり)でマチュフィギュアの頭ぽんぽんするのが可愛かった、スレチだったらすまん
【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】エグザベ・オリベ役 山下誠一郎さん登場! フィギュアを紹介! 【バンマニ!】【BANDAI SPIRITS公式】 - 49二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:52:25
- 50二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 08:45:10
- 51二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 18:37:52
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 01:05:49
- 53二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 07:44:34
>>45の続き
「げっ、今度はマチュ?!どうしてここに?!」
「ジェジーじゃん。あんたも地球にきてたんだ。元気してた?」
今度はってことは、前にもここに知り合いが誰か来たってことね。
「ここに誰かきたんでしょ、話聞かせてよ。」
「おめぇに話すことなんかねぇよ!」
「いいの?あんたの大事なポメは預かっているぞ。ほら、ポメお肉食うか?油ぎってて旨いぞ、塩も効いてるぞ」
「得体の知れない肉を食わすな!」
知っているぞ。おまえがポメの前でだけにやけた面を見せることはな。
「騒がしいな、どうした?」
「あ!マチュ」
ナブとケーンもでてきた、皆さんお揃いで。
「アンキーどこ?話聞きたいんだけど」
- 54二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 07:47:41
続き
アンキーの話では、あの巨人のテロ事件の後、バックレたアンキーたちはジオンとサイド6の手が及ばない地球連邦領で新しい事務所を借り、諸々資財を買い漁ったがニャアンらしき少女にトラックごと根こそぎ持っていかれたらしい。
「ざまぁ」「ザマァ、ザマァ」
「ちっ、うるさいよ。でも、まあそうかもね」
珍しく殊勝だね。
「今度は情報売らなかったの?」
「祟られたくないからね。忘れることにした。」
「アンキーらしくないね」
珍しく殊勝だね潰されても死なないゴキブリみたいな生命力が売りだろうに。それにしても祟られるって?
「あれ追うのは止めときなマチュ。バックに何か憑いてる。」
「憑いてる?」
「誰かさんたちのおかげで大分儲けさせてもらったんでね。鍵や防犯設備の整った事務所を借りたんだ、それが全部おしゃかになってこのあり様さ。」
そういってアンキーは空っぽの倉庫を見せてくれた。キラキラのアートだけが残されていた。……上から真新しいお札が貼られていた。 - 55二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 16:54:47
保守
- 56二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 17:01:10
コクピット二人羽織してほしいな
- 57二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 00:28:38
エグザベ君の手料理食べるマチュ
朝食はシリアルヨーグルトかレンチンホットドッグの無限ループです - 58二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 03:10:24
- 59二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 10:07:05
エグザベくん昼はカロリーメイト的なものだけで済ましてそうだからな…
- 60二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 10:12:05
>>54の続き
「ハッキングじゃないのか?」
「外部からシステムに侵入された痕跡がないんだ。足跡を消しても消した痕跡が残るもんさ。それがない。製造された時点で、あの日あの時故障する様に仕組まれてたとしか思えない。」
「物によってはおめぇより年上の機械がな!」
エグザベの問いにケーンとジェジーが答える。
「…なにそれ、怪談?」
「…悪霊かなんかの仕業としか思えないね。」
怖っ!嘆息したアンキーも心なしか青ざめていた。
収穫はあったが、それ以上食い下がることはできず、一旦事務所を後にする。
「どうおもう?嘘をついてるようにも見えなかったけど」
「僕にもそう見えたな。だが嘘ついてるのは間違いない。」
「どういうこと?」
「君が彼女の話に集中している間、他の連中の顔を伺ってた。情報を売るつもりは無い、そう言った時、黒服の男の表情が変わった。隠し事が苦手なタイプだ」
ナブか。そういえば一言も喋らなかったな。
「凄いじゃん、良くわかったね。」「スゴイ!スゴイ!」
「君が彼女を注視してくれたからな。僕は他をみれた。1人じゃ丸め込まれてたろう。ジオンや軍警を煙に巻いただけはある。でも騙せるのは君や僕までだ。」
「どうするの?」
エグザベはスマホを取り出して、呼び出しをかける。
「コモリ少尉。今すぐシャリア中佐にご足労願いたいんですが。」
- 61二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 18:45:01
- 62二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 18:51:13
他の女の名前を出すのが実にザベってる
- 63二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 19:01:35
- 64二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 02:19:55
- 65二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 02:32:57
- 66二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 09:35:18
フラナガンスクール首席、女の子の扱いは赤点
- 67二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 09:39:03
>>60の続き
「お二人の行方は知らないと?……なるほど、盗まれた荷物の中に追跡可能な端末があったんですね。セキュリティではないので壊されていなかったと。その話は、どなたかに話されましたか?……強硬派の連邦士官に受信機の取引を持ち掛けているが、引き渡しはまだですか…。で、受信機はどちらに?……そちらの棚の隠し戸ですか。あっ、今のは皆さんの視線の動きから鎌をかけたんですが図星のようですね。」
「…もういい、降参だよ。あの"ガンダム"のパイロットとその連れの情報ってことで、サンプルを見せて連邦に吹っ掛けてた所だ」
ヒゲマンがきてからはあっという間だった。一方的にしゃべり倒して全部暴いてしまった。アンキーがやり込められるのは愉快痛快だったが事態は不味い方向に進んでるようだ。
「ゲロマズ…」
「うん、シュウジとニャアンが危ない。」
「悪いけどそっちの2人はいま問題じゃ無いの。」
「はい、ガンダムが連邦の手に渡れば事ですね」
「ちょっと!シュウジやニャアンより大事ってどういうこと?モビルスーツ1機でちょっと大袈裟じゃない?」
「バカね。下手したらまた戦争よ」
戦争?なんで?
「自分もアマテ軍曹に同意なのですが…。交戦した身としては現在の戦場でも通用こそすれ大局に影響を及ぼすとは思えません。」
「このニュータイプども……。エグザベ君までそんな─」
お説教モードに入ろうとしたコモリんをヒゲマンが手で制する。
「当時既に士官学校にいた貴女と違って戦後入隊のエグザベ君に実感がないのは無理ありませんよ。しかし、先の戦争では、連邦から奪ったそのたった1機が勝敗を覆しました。奪い返され神輿にされれば再戦の気運は間違いなく高まるでしょうね。」
「………コモリんってエリートだったんだ。」
「そこじゃないでしょ!でも、わかったらちゃんと敬いなさい。」
「それは無理」「ムリ、ムリ」「自分も実感が…」
「こいつら…」
コモリんのエピソードが衝撃的すぎて、後半が入ってこなかった。
そのあと大人の話をするとのことでアンキーはヒゲマンに任せ、私達は船を出す準備に取りかかった。シュウジ、ニャアンすぐいくから無事でいて……。
- 68二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 19:20:26
ほしゅ
- 69二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 19:20:52
age
- 70二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 00:45:04
エグザベ君は女の子の扱いが分かってないこそのエグザベ君的なところはある…
- 71二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 04:19:07
コモリンの登場華やかでいいね。彼女はコメディエンヌなんだな
- 72二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 10:37:05
このレスは削除されています
- 73二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 11:56:43
エグザベくんは女の子のオシャレに関しての感性が20代通り越しておっさんの域に達してそうだし「どれも同じじゃないのか?」とか言ってマチュにスネ蹴りをくらう
- 74二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 12:14:43
「キミはコモリやニャアンと違って背が低いからこっちのほうがかわいくて似合うと思うよ」
- 75二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 13:33:30
コモリは弄り甲斐があって楽しいですね(作者並感)。
- 76二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 13:56:25
マチュの服選び中エグザベ君は取り敢えず全部褒めるけど、選べなくてそれはそれでマチュを怒らせそう。
「似合ってる」「可愛らしい」「華やかだな」「個性的でいいと思う」
「で、どれが1番好みか聞いてるんだけど?」
「うーん……………………。」
「店員さんこれ全部下さい。支払いはこいつが。」
「ちょっ!まt 。」
「お買い上げありがとうございました♪(エグザベにサムズアップする店員)」 - 77二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 23:17:42
この2人のショッピング面白すぎるな!!(笑)
- 78二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 01:11:44
全部下さい実に良いw
かわいいw - 79二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 08:48:40
- 80二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 08:50:03
大人買いである
- 81二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 09:38:25
- 82二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 17:55:54
肌寒い日に脚見せスタイルのマチュに対して「寒くないのか」って言うエグザベくんはいる
- 83二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 18:40:28
- 84二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:36:11
- 85二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 09:15:10
よく見るといちゃつきの風景
- 86二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 11:12:25
ふーん似合うじゃん…
- 87二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 13:33:20
>>67の続き
「白い悪魔?」
シュウジ・イトウとニャアンが盗んだ端末から最後にアクセスがあった街ではその噂で持ちきりだった。ニャアンとシュウジ・イトウはこの先の山に向かったらしい。地元の有力者が経営する娼館があるらしいが。
「なんで娼館に向かったの?まさか…シュウジ……」
マチュは顔を赤くして何か妄想しているようだが。女連れでそれは無いと思うぞ。
その後、派手な戦闘があったらしい。さらに─
「キラキラした光が広がったと思ったら、今度は一気に収束して消えちまった。本当だぞ、俺以外には見えなかったらしいが。」
「社長もしかしてゼクノヴァ現象では?」
「はい、確認を急がないといけませんね」
「なにそれ?」
「後で説明してあげるから」
「次は娼館の炎上。放火らしいがな。そんで次は、白い悪魔だ。山から逃げてきた連邦の兵士らしいのが言ってたんだ。どいつも恐怖でいかれちまったらしくてうわ言みたいに言ってたぜ。連中の話を総合すると─」
「白い」「隻腕にハンマーを装備した」「軽キャノン」
「…なんですって?」
中佐が目を見開いて驚いている
初めてみるな、あんな狼狽えた中佐。
「皆さん、これから私は別行動を取ります。シムス大尉に連絡をとらねばなりません。最悪の事態にも備えなければ。白い軽キャノンについてはできるだけ手出しは避けて下さい。」
結局これ以上は掴めず、船でゼクノヴァが起きたらしき現場に向かうことになった。
- 88二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 13:52:42
続き
「……何これ?穴?」
「間違いないはゼクノヴァの跡ね。サイコミュの暴走によって起こる物体消失現象。」
山の中腹には、抉れたような巨大な穴が空けられていた。恐れていた事態が起きてしまっていたようだ。茫然としていると近くからビーム平気とおぼしき光条と爆発音が響く。
「ミノフスキー粒子反応!エグザベ君すぐにでて!」
「私が!」「あんたはじっとしてなさい!」
貨物室に向かい、仰向けに固定されたジークアクスに乗り込み─
「「痛っ!!」」
反対側から飛び込んできたマチュと頭がぶつかる。2人もみくちゃになりながらコクピットに収まる。顔に柔らかい重い感触が押し付けられる。尻だった。シートに収まった僕の顔にマチュが落ちてきたようだ。邪魔で前が見えない。
「降りろ!アマテ軍曹!」
「あんたじゃシュウジやニャアンを説得できないでしょ!」
「エグザベ君、ジークアクス起こすよ。」
「ちょっと、まっ─」
コクピットの騒ぎを無視してコモリ少尉がジークアクスが固定仰向けに固定されている台座を起こす。マチュは90°立ち上がる狭いコクピットの中で体操選手のように巧みに体勢を変えると、僕の膝の上に腰かける。今度は赤い頭が邪魔だ。
「ほら、いくよ」「こら、勝手に触るな!」
操縦桿を押込み発進させてしまった。加速でのけ反ったマチュの頭頂が顎にぶつかる。身体にいつもの1.5倍程の荷重がかかり顔をしかめる。
「今、重いつったか!」
言ってない。君の体重は平均より遥かに軽いだろうがな。人乗せてモビルスーツ発進させたのは初めてなんだよ。操縦桿をマチュから奪い返す。事態は一刻を争う。今さら降ろしている時間が惜しい。
「いいか、余計な事はするな!しっかり掴まってろ!」 - 89二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:37:34
MSかっぱらってクラバ出る娘なので「遊んでるんじゃないか」みたいな目で見てたら異性への耐性0でウブなお嬢さんで驚くエグザベくん
- 90二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 01:35:54
確かにマチュの地についてはエグザベ君は誤解はありそう
- 91二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 09:38:44
お嬢さん呼びの味よ
- 92二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:17:11
エグザベくんから見たマチュがよくわからない存在すぎる。本編後に腹割って話しな・・・
- 93二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 01:29:57
落ち着いて相互理解が出来るモードに入ったら楽しいことになるとは思う
- 94二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 08:20:45
>>88の続き
駆けつけた時、既に十数機のモビルスーツの残骸が転がっていた。現役の連邦軍の機体だ。可変型の新型も見える。
「これ全部アイツがやったの………?」
立っていたのは白い軽キャノン1機のみ、粉塵舞う戦場の中にあって月明かりの元、冴えざえと輝きすら放って見えた。
「白い悪魔。」
融合炉やコクピットは避けて破壊されており、パイロットは既に逃げだしたようだ。数分で格上の多数相手に傷物の機体で手加減しながら無傷で勝っただと?
「化け物か…。」
ジークアクスを認識すると、警戒を解き、オープンチャンネルで話しかけてくる。
「久しぶりだね、マチュ。久しぶりって程でも無いかな。それと、その失礼極まり無い物言いはエグザベ少尉…ですか?」
- 95二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 08:27:36
続き
「ニャアン?ニャアンなの?!無事だったの!。シュウ─ぐぇ!」
コクピットから出ようとするマチュを裸締めにして押さえ込む。おかしい。名乗った覚えは無い。サイド6から逃がしたときも、マチュに伝えないように言っていたはずだ。
「ニャアンさんだな。エグザベ・オリベ少尉だ。ほぼ初対面の筈だが。」「ちょっ、苦し…!」
女性の機微に疎い僕でも、知らない人間に語りかけるそれじゃなかったのはわかる。
「あ…、すみません。私は知っているからつい。ここではそうでした。初めましてニャアンです。」
「僕を知っている?ここでは?それはどういうことだ?」「放せ……。」
「…………夢で知ったんです。ここじゃ無い無数の宇宙。そのいくつかで私はあなたの部下でした。あ、夢見のやり方はララァさんのを見て覚えました。」
「そんなことが!」「………」
……察するに、ニュータイプの知覚延長の果てに、多元宇宙の別な自分を見たということか?そんなことが可能なの─痛!思索は腕に走った痛みで中断される。
「ハァハァハァ……殺す気か!!!」 - 96二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 08:29:14
- 97二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 17:18:10
後方父親面ヒゲマン「マチュ君のパートナーには最低限キケロガのオールレンジ攻撃を全て捌けるぐらいでないと(エグザベくんを見ながら)」
エグザベ「そんな人間そうそういるわけ無いじゃないですか」 - 98二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 17:44:08
相変わらず自己評価がバグった男だ……
- 99二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:46:50
- 100二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 03:05:05
やっぱりこの時空のヒゲマンいい空気吸ってそう
- 101二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 09:40:38
後方父親面中佐は、度々エグマチュの動向が気になって、マチュに色々聞いてそう(NT同士だから変に探りを入れようとせず、ストレートに聞いてみる)
中佐「この間エグザベ少尉と行ったデートはどうでしたか?」
マチュ「……あいつ、女心が全然わかってない」
中佐「……手厳しいですね。何があったんです?」
みたいになんとかエグマチュの仲を取り持とうする中佐…… - 102二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:51:17
エグマチュ、映画館デートしてくれ…
多分見終わって、マチュはストーリーの感想を言うけど、エグザベ君は俳優の演技力のこととか褒めて、ちょっとちくはぐな映画の感想を話しあうんだ… - 103二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:03:44
演技力に言及はザベ君っぽい
- 104二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 22:49:17
>>95の続き
マチュに噛まれた。そういえば絞めっぱなしだった。頭突きも顎に飛んできた。マチュは呼吸を整えもせず前のめりで叫ぶ。
「ニャアン!何があったんだ!シュウジはどこ?!」
「野盗だの連邦軍だのに襲われたの。逃げ回ってる最中、シュウちゃんとガンダムは…キラキラに包まれて向こう側に消えた……。」
やはりゼクノヴァが発生して、ガンダムとシュウジイトウは消失したのか……。ルナツーの時と同じく。
「向こう側?消えた?解るように言って!」
「起こった事をそのまま言ったんだけど……。近くに穴あったでしょ?あそこにシュウちゃんがいたんだ…。」
「…………」
マチュは言葉も無いようだ。予備知識無しでは無理もないだろう。マチュが静かにしてくれているうちに情報を引き出す。
「君についてきかせてくれ。ここでなにをしていた?」
「そうですね。その前に私が見たことを最初から話します。」
──────────────────────────
ニャアンの話は信じがたいものだった。
向こう側の宇宙ではシャア・アズナブルは白い悪魔ことガンダムに殺されジオンは敗北していた。彼を愛したニュータイプ、ララァ・スンはゼクノヴァを起こして他次元の宇宙に渡り、歴史に干渉しながら彼をを生かす方法を模索しては失敗を繰り返していた。
彼女は多次元へ至る観測能力、夢見を得てそれを知ったという。
「…とんだファンタジーだな。そんな話を信じろと?」
「信じて貰う必要はないですよ。私がわかっていれば良い話ですから」
彼女はそう確信しているようだ。その前提で話を進めるしかないようだ。
- 105二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 22:54:14
続き
「それで、私がここで何をしていたかですよね。」
「…そうだ。」
「シュウちゃんはシャアを救う事に失敗したララァがその現実に苦しまない様、彼女が目覚める前に殺し、世界を消滅させることを繰り返していました。そして、今この宇宙でもシャアに拒絶され目覚めかけているララァを殺そうとしています。」
「何故そんな事を?」
「シュウちゃんがララァを愛しているから。彼女が絶望する姿を見たくないから。」
「そんなのおかしいだろ!。なんで愛してるのに殺すんだよ!!」
理解の範疇を超えている。マチュも同感だったようで沈黙を破って叫ぶ。
「そう、シュウちゃんの心は摩耗してもう限界を超えておかしくなっているの。本来優しい人なのに。だから……私が代わることにしたの。私なら適任だから。」
「ニャアン……。それはダメだよ…。」
同感だな。シュウジ・イトウを想うあまりだろうが、何の解決にもならないぞ。
「その為には私が白い悪魔になる必要がある。ララァを殺すのは白い悪魔だけだから。地球で世話になった先生にもらったモビルスーツが白だったから都合が良かった。襲ってきた連邦や野党を返り討ちにして白い悪魔の噂を広めさせてたんです。」
もう彼女はこちらの話を聞いていなかった。
「でも、もうその必要もない。それがあればいい。ジークアクスがあればララァを殺せる。」
「…やめてよ、怖いよ、ニャアン。」
禍々しい殺気と共に周囲が煌めき始める。
「それ…頂戴…マチュ」
対話は終わり戦いが始まった。 - 106二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 02:23:27
このレスは削除されています
- 107二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 12:02:11
やっぱりエグマチュはまずは相互理解よな…
- 108二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 19:12:46
NT同士なのに、相互理解どころか、どうしてもちぐはぐな光景しか思い浮かばないのが不思議さがエグマチュがある
- 109二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 03:52:00
デコボココンビ感の味わいよ
- 110二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 10:48:08
>>105の続き
禍々しい漆黒の煌めきに周囲が包まれる。
「始めからこうしちゃえば良かったね。」
「話はまだ終わってない!」
最早聞く耳はないのか、軽キャノンはゆっくりと近づけてくる。散歩するような自然な歩みに反応が数秒遅れて、ライフルの狙いを定める。
「ちょっと!」
照準を僅かに外して足を狙う。が、避けすらしなかった。引き金を引いた瞬間僅かに歩調ずらされただけで光弾は足下を抉っただけで終わった。トリガーを引くタイミングが読まれている。単射のライフルでは何発撃っても無駄だろう。ニャアンの対応能力を飽和させるだけの機関銃も榴弾も誘導ミサイルもない。悠然と歩みを進めるニャアンに気圧され思わず距離をとる。
「そんなに私が怖いんですか?自覚はありますけど、ちょっと傷つきますよ。」
からかうように告げてくる。飲まれてるな…。いっそ、撤退するべきか?ガンダムが消失したという情報が得られた以上ここで無理に彼女を制圧する必要もない。
「逃げるんじゃしょうがないですね。諦めて地道に白い悪魔を目指します。手始めにキシリア・ザビを殺しましょうか?」
笑って何て事をいうんだこの娘は。
「そんなことができる訳がない!」
「親衛隊長のあなたが逃げようとしてる時点で説得力ありませんね。」
くっ、返す言葉が無い……。挑発にのせられたわけではないが、ここで止めておかないと取り返しのつかない事になりかねない。今の彼女は全てを飲み込んで広がる深淵のようだ。だが、どうする?
「ニャアン!いい加減にしろ!」
逡巡していたら、マチュが勝手に動かし始めた。おい、余計な事をするなといったはずだろ!
- 111二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:39:48
エグマチュは口喧嘩とじゃれあい(肉体言語)で傷つけ傷つきあいながら、なんか一緒にいるのが良いと思います。
- 112二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:23:27
大人しく座ってるマチュに「黙って座っていると本当にお嬢さん、って感じだな(中身はアレだが)」って声かけるエグザベくん。なおマチュは()内もしっかり察知する
- 113二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 02:14:48
マチュのジト目とそこからの微笑ましいレスバが想像出来て良き良き
- 114二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 09:36:13
ほほえましいものを見せて欲しい
- 115二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 12:43:17
エグザベくんマチュの前だとめっちゃ砕けた感じというか割とシツレイな振る舞いするよね
シャリコモニャアシュウ相手だと好青年の顔が崩れる感じしないのに - 116二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:29:52
>>110の続き
「今度はマチュ?でもやれるの?殺しが怖くてシュウちゃんを諦めた癖に。」
「なっ!………。」
どうぞ、と言わんばかりに手を拡げて見せるニャアン。
「図星?でも、落ち込む事無いよ。それが普通だから。たぶん。」
「バカにして!」
「挑発にのるな!」
慌ててブレーキをかけると、上半身と動きが合わず盛大に転倒した。たった今立っていた場所をハンマーが横薙ぎ通過していき何本もの大木が倒される。慌てて転がって距離をとる。
「くっ!むぐっ?!」
回転による目眩を気合いで抑え込むが、遅れて顔面に衝撃がくる。尻だった。コクピット内部で固定されていないマチュも転がりに転がって、僕の腹の上でひっくり返っていた。
「今ので捕まえるつもりだったけど、相変わらず出鱈目だね。その格好…笑った方が良い?」
スナップとハンマーに内臓されたスラスターだけで別の機体のからの攻撃ように死角から襲ってきた。扱い辛いだけと思っていたが使い手の技量でこうも恐ろしい武器になるとは。
回避できたのは偶然だった。直撃の衝撃で気絶させられていたか、鎖に掴まっていたか。
「1人でMAVをやってるのか……」
ハンマーの間合いはニャアンの独壇場か…。遠距離も駄目。だが幸い今の立ち会いで糸口は掴めた。
「僕がサーベルの間合い近づける。アマテ軍曹は自分の判断で仕掛けろ。心を読むのか、未来を見るのかわからないが2人同時は容易じゃないらしい。通じるのは、一回きりだ。しくじるな。」
「私でいいの?……ありがと。」
「…取り敢えず姿勢をなんとかしろ。尻が邪魔だ。」
「………」
- 117二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 04:00:21
このレスは削除されています
- 118二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 12:02:11
やっぱりエグマチュには独特の味があるな…
- 119二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 18:25:14
>>116の続き
マチュがコクピットで器用に体勢を変えるのに合わせて、ライフルで牽制しながら突っ込む。距離が近づき視界が狭まる。キャノン砲の砲口が光る。恐怖を理性でねじ伏せ、機体を反転させる。目の前に回り込んだハンマーの頭が迫っていた。シールドを叩きつけ勢いを利用して一気に近づく。勢いそのままに後ろ向きに体当たりしようとするが脇腹の急所狙い澄ましたキャノン砲の一撃が放たれる。
「今っ!」
レバーを握る手が上からさらに力強くにぎられる。ペダルが僕の足ごと踏まれる。顎に頭がぶつかる。痛い。気合い入りすぎだ。強引にバク転してキャノン砲を躱す。上下逆のままサーベルが走る。
「えっ?!」
ニャアンは予想通り動きの変化に対応できなかった。マチュの一撃は軽キャノンの肩のキャノン砲と頭を切り飛ばした。返す刀で脚を突き刺す。ニャアンは悪あがきで隻腕でジークアクスの頭を掴むが既に──
「「勝負ありだ。」」
期せずして声が揃う。ニャアンはため息をつき静かに返答する。
「はい。……私の……勝ちです。」
「投降して──なんだって?」
「ロックガハズレル」
計器類が明滅し、頭部の変形音が響く。レバーが収納され、コクピット上部から、腕が延びてくる。オメガサイコミュが起動した?!
「嘘、嘘、なにっ?!!」
僕らじゃない!ニャアンが外から干渉したのか?!コクピットが勝手に開き、僕とマチュは腕に掴まれ放り出される。
「グッ!」
咄嗟にマチュを庇ってクッションになったまでは良かったが地面に叩きつけられる衝撃で僕の意識は暗転した。最後に見たのは悲しげに自分を見下ろすニャアンの姿だった。
- 120二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 04:00:21
マチュの襟ぐりから偶然見えた谷間に動揺して目を逸らしてほしい。気付いていないマチュは目が合わなくなったことに怒る
- 121二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 05:32:18
マチュとエグザベの初夜。気を使ってるつもりのエグザベだがマチュ基準では鈍感な部分があり
- 122二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 10:06:25
- 123二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 12:22:19
あげ
- 124二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:17:05
エグマチュMAVで、ミステリー小説みたいに厄介な事件に遭遇して、解決するとこ見てみたい
デコボコ探偵役コンビみたいな… - 125二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 22:07:21
凄くはまりそう
なんか喧嘩しながら真実にたどり着く - 126二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 01:47:24
ケンカ腰な探偵×助手みたいな関係もいいね
探偵役のエクザベ君が、冷静に事件の状況分析をする中で、助手役のマチュが「なんかわかった!」と直感で言い当てて、事件解決に導く展開 - 127二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 09:57:45
パンとか食べてるときにマチュが何か見つけて、一緒にいたエグザベくんの口に今まで食べてたパンを「あげる!」って押し込んで駆けて行ってるのとか見たい
- 128二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 17:16:25
マチュは美味しいものを共有したいタイプだから一口あげるとかあーんをしてくる
エグザベは遠慮して断るけどマチュはモガっと口に押し込んでくる - 129二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 01:56:20
こんな感じかな?
「まあ、食べてみなって!」
有無を言わさず、マチュはエクザベの口にあんパンを押し込んだ。
「もがっ!?」
さすがに一口で飲み込めるサイズではない。エグザベは慌てて一口ほおばり、もぐもぐと噛みしめた。残りのパンを手で押し返す。
「いきなり人の口に突っ込むな!危ないだろ!」
「それ、おいしいでしょ~?あんパンって言って…あっ」
「こら、人の話を…」
エクザベの抗議もどこ吹く風。マチュは、おもむろにポーチを漁り始めた。やがて取り出したのは、可愛い柄のハンカチ。
「口元、あんこで汚れてるよ。拭いてあげる」
「…いや、いい」
口元が汚れたのはマチュのせいだ。だが、いい年をして年下の少女に拭われるのは…さすがに抵抗がある。
「ちょっと屈んでよ、届かないじゃん」
断ったにも関わらず、マチュは身を乗り出してハンカチをエグザベの顔に近づける。
「自分で拭くから!」
「あんたどうせ袖で拭おうとするんでしょ!」
やいやいと言い合う姿を、通りすがりの中佐は、チラリと見やった。
微笑ましい光景ですねとくすりと笑い、その場を通り過ぎていった。
- 130二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 10:30:42
エグマチュ、結婚したらエグザベ君はマチュに尻に敷かれる光景しか思い浮かばない…しかしそれがいい
- 131二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 19:08:19
マチュのヤキモチは分かり易くてカワイイけど、エグザベくんの嫉妬はじっとりしてそう
- 132二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 19:48:42
マチュに対してだけちょっと雑風味を出すエグザベ君だからこそのやりとりはありそう
- 133二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 05:39:42
このレスは削除されています
- 134二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 10:29:34
(はぁ、ソタバの新作ラテ飲みたいっていうから連れてきたのに…機嫌悪くなったな)
(エグザベのやつ、カロリー表示に大げさに驚いちゃって。成人女性の一食分だぞとか一言多いんだよっ) - 135二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 11:17:15
カロリーは絶対言いそうwww
- 136二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 14:54:34
「まて、まて、まて、僕を殺したって何にもならんだろう!」
「あんたのお陰で全て終わりだ。だが、俺はまだ捕まる訳にはいかないんだ」
確かな洞察力と思考力で犯人を突き止め自首を薦めるエグザベ君だが、追い詰めたはずの犯人に凶器のモビルスーツで追い詰められるエグザベ探偵。
「詰めがあまいんだよな……。しょうがない、行くよ、ジークアクス、アクション!」
コロニーの整備通路から地面を突き破って出現したジークアクスがエグザベを救う。
「くっ、助けて貰った事には感謝するが、あなたの行為もまた違法なのは事実だ、必ず正体をつきとめやる!」
「(すぐ近くにいるんだけど…。なんで気がつかないかな…)」
みたいな、ミステリーロボットものは良いと思います。
- 137二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 18:52:56
- 138二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:34:36
こんなやつさっさと見捨てりゃ良いんだけど…とブツブツ言いつつ助けるマチュさん…
- 139二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 07:17:27
同僚ルートのマチュさんも、なんだかんだでエクザベ君のこと、そっと助けてくれそう
バレて素直にお礼言われても、「別に?」ってエクザベ君相手だと嬉しくても素っ気ない返事しちゃうんだ… - 140二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 09:05:55
それでこそマチュさん
かわいい - 141二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 18:39:26
何かに巻き込まれて気絶したエグザベくんに膝枕してるマチュとか良いなあ。気絶した原因もマチュだとなお良い
- 142二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 18:39:36
怪盗少女と探偵or警察のラブコメはエグマチュ的にいいな…
まあ何故か真っ先に浮かんだのがルパン三世マチュと銭形警部エグザベくんが手足縛られて二人三脚で爆発から逃げるところだが - 143二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 19:06:17
>>119の続き エピローグです。
エグザベは意識を失ったまま病院に運ばれた。大きな外傷はないが、頭を強く打った為か目を覚まさない。
ジークアクスを奪ったニャアンはシャロンな薔薇を目指して飛び去った。妄想に取り憑かれているとしかいえない発言だったけど、彼女が本気なのは確かだ。
「すみませんマチュさん、私が甘かった。ニャアンさんは必ず私が止めます。」
「……無理しないで。ヒゲマンまでいなくなって欲しくない。」
だが、私の願いも虚しく、シャロンの薔薇をめぐってヒゲマンと海上で相討ちになり2人とも行方不明らしい。
エグザベが目を覚まさないまま、ジオンの兵士がきて私は月へと連れていかれることになった。何でもジフレドとかいうMSのパイロットに選ばれたらしい。突然の辞令にコモリんが抗議して、付き添ってくれようとしたが拒否された。
「上からの命令じゃ逆らえないの。中佐のいない時を狙って、何を考えてるのよ。」
「ありがと、コモリん。でも、大丈夫だから。」
「……大きな声では言えないけど過去2人のジフレドのパイロット候補は過去2人とも突然病死しているの…。」
「……殺されたの?」
「わからない。でも危険を感じたらすぐ逃げなさい。あなたならできるでしょ。」
「コモリん、やっぱ優しいね。大丈夫、エグザベ起きたらすぐ来るように言っといて、そうしないと偉い人に噛みつくかもって。」
「…それはやめなさい。エグザベ君には必ず伝えるわ。」
- 144二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 19:07:25
続き
シュウジは消え、ニャアンにジークアクスを奪われ、エグザベは目を覚まさず、ヒゲマンは帰って来なかった。コモリんとも引き離され1人ぼっち、お供はハロだけだ。月について早々に軍のドックに連れて来られた。
「グラナダへようこそアマテ・ユズリハ軍曹。君の案内と護衛を仰せつかったミゲルだ。エグザベとはニュータイプ養成スクールからの同期だ。よろしく。」
「………よろしく。」
軽薄そうなこの男が新しい世話役らしい。一応握手しておくがエグザベのような温さは全く感じられなかった。肌寒さに思わず身震いする。いつの間にかすぐ側に居るのが当たり前になっていた温もりが恋しい。
「寒いか。地球の南国にいたから月は冷えるだろう。見なよ、これがジフレドだ。これから君の愛機になる。」
ジフレドはジークアクスの2号機と聞いていたが、受けた印象は全く違った。生理的な嫌悪感を覚える。ニャアンだけじゃない、全てがおかしくなっている。自分はどこかで間違えたんだろうか?あいつがいたときは何も怖くなかったのに。もう会えないかも…。そんな嫌な考えを振り払うので精一杯だった。
ジークアクス 幻のエグザベルート エピソード3 完 - 145二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 19:18:25
ジークアクス幻のエグザベルートエピソード3 完です。作者です。
毎度ですが拙作晒す場を提供して頂いているスレ主さまと、沢山のアイデアを貰っているスレの皆さんに感謝します。
話が原作から解離して、自由に書けた結果今回も色んなエグマチュの姿がみれたのは幸福でした。
最後辛い所で終わってしまったので、なんとかハッピーエンドまで書きたいですね。
以下、ニャアンサイドのエピローグ
「シャロンの薔薇も見つかり、Gフレドのパイロット候補も決まったみたい。急に廻り始めてきたわね。シロウズ君もイオマグヌッソに行けて嬉しいんじゃない?」
「我々の仕事が世に望まれている証と考えます。」
「それからそちらは?」
「彼女は僕が、個人的に雇った助手の…ニャアンです。」
「ニャアンです。よろしくお願いします。」 - 146二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 19:27:26
あー、そういう、立場上相容れ無いけどプロとして一種の信頼と尊敬してるみたいなライバル関係の2人も書いてみたいですね。