- 1クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 20:16:48
俺は“観戦部屋スタッフの春草”だ ここに死んだ奴が来るのはもう少しあとだ
前回に引き続き観戦部屋視点ありのノーマルバトロワをやります
今回はフィクサーなしのシンプル生き残りロワだ
“バトロワ”をやります ノーマル20人バトルロワイヤル…？｜あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/thumb_m/4016127/1宮沢、今から20人参加、主催者ありのノーマルAIロワをやってやるよちなみにこのロワのコンセプトは「殺し合いはしてほし…bbs.animanch.com参加者安価はwiki不要、画像なし、フライングは除外っ
必ず参考にしてほしい原作を()で記載することを忘れるなよ
安価は30分ごろ予定だからな
- 2クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 20:30:02
- 3二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:04
- 4二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:04
- 5二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:04
- 6二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:05
- 7二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:05
- 8二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:05
- 9二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:06
- 10二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:06
- 11二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:07
- 12二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:07
- 13二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:07
- 14二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:07
- 15二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:08
- 16二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:09
- 17二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:10
- 18二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:14
- 19二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:30:17
- 20二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:31:04
- 21二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:31:06
- 22二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:31:07
- 23二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:31:09
ジャック・ザ・リッパー(Fate)
- 24二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:32:07
- 25二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:32:07
- 26二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:32:24
- 27二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:32:56
- 28二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:33:22
…ったく1の説明文レスくらいもっと読もうよ
- 29二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:33:39
- 30二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:08
- 31二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:18
- 32二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:21
- 33二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:23
- 34二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:25
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:34:57
- 36二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:35:41
- 37二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:35:53
- 38クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 20:37:13
参加者
・マルクト(ブルーアーカイブ)
・ループ経験者 四国めたん(NEUTRINO)
・狛枝凪斗(ダンガンロンパ)
・戦艦アイオワ
・ネイチャージモン(ネイチャージモン)
・カイゼルグレイモン（デジモンフロンティア）
・ひたすら空Nで圧倒するピカチュウ(スマブラ64)
・かつて提督と呼ばれたコンバイラ（R-TYPE_TACTICS）
・一方通行(とある魔術の禁書目録)
・魔獣マドカ(魔法少女まどか☆マギカ)
・潔 世一(ブルーロック)
・褪せ人(ELDEN RING)
・元宮チアキ（ブルーアーカイブ）
・狂乱のナプターク(破壊神マグちゃん)
・ヘラクロス(ポケットモンスター)
・フリーザ(ドラゴンボール)
・マンドラゴラ（アークナイツ）
・レッドキング中将(ワンピース)
・戦艦ミズーリ
・周師匠(タフシリーズ)
戦艦が2隻もいるとはなぁ…まぁその破壊力は認めるけどな
エミュ解析完了までしばらく待て！
- 39二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:37:47
- 40二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:38:07
- 41二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:38:29
- 42二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:38:32
- 43二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:39:35
- 44二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:40:09
- 45二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:40:33
- 46二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:41:57
まあ書いてある文字は読めないんやけどな
- 47二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:42:00
- 48二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:43:39
おおっ
- 49二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:45:52
- 50二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:47:29
- 51二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:48:39
まあ(違反してないなら)ええやろ
- 52二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:49:05
- 53二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:49:46
- 54二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:49:48
バトロワを待つ時間なのん
みんな静かにするのん - 55二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:51:12
戦艦ボー何も言わないせいで不気味を超えた不気味
- 56二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:52:33
バトロワを待つ時間は麻薬ですね
- 57二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:53:10
- 58クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 20:53:30
ヒャハハアイオワとミズーリが兵器と注釈付けてるのに艦これの台詞で出力されそうなのメチャクチャおもろいでえ
あとこのスレで参加者についてあれこれ言うのはやめておけよ - 59二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:54:19
戦艦ボーが裏で笑ってそうでリラックスできますね
- 60二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:54:22
- 61二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:55:20
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:57:10
参加できて嬉しすぎルと申します
- 63二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:00:20
ヒャハハ今回はリアル戦艦二隻(ただし萌え口調)がいるとかメチャクチャおもろいでえ
- 64二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:02:29
コレは名ロワになる予感がするのん
- 65二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:05:15
ヒャハハ楽しみやでえ
- 66クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:09:24
遅くなって申し訳ない
やっていくでえ
🌅 0ターン目：プロローグ
濃密な霧が街全体を覆っていた。電光掲示板のノイズがちらつき、遠くの高層ビル群では非常灯だけが明滅している。
ここは、誰もいないはずの大都会の戦場。スーパー銭湯も、喫茶店も、丸太小屋も、コンビニも、夜の帳に沈黙していた。
その静寂を裂くように、電子音が鳴り響く。
「参加者、全員集合。」
どこからともなく響いた機械的な声に、20人の影が一斉に姿を現す。
中央の巨大スクリーンには、無機質な文字が浮かび上がる。
“これより、バトルロワイヤルを開始します。”
誰かマンドラゴラの画像よこせ - 67二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:10:05
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:11:06
- 69二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:12:47
しゃあっ
- 70クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:13:10
ざわめく空気。息を呑む音。
マルクトが眉ひとつ動かさずにその文面を見つめる。「――なるほど、因果を閉じる儀式、か。」
四国めたんは苦笑混じりに呟いた。「これ、ループ案件っすね……また始まっちゃったか。」
狛枝凪斗は、口元に笑みを浮かべながら「希望が試される瞬間だね」とつぶやく。
戦艦アイオワは空気を読まずに陽気に「Woo！戦場ってワクワクするねぇ！」と笑ったが、誰も返事をしなかった。
元宮チアキは不安げに目を泳がせ、「これ、本当に……死ぬやつですか？」と小声で尋ねた。
返事の代わりに、スクリーンの表示が切り替わる。
『タイムリミット：72時間』
『最後の一人になるまで戦え』
>>67 あざーす…？
>>68 まあ代役に使ってもええやろ
- 71二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:14:37
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:15:40
- 73クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:15:55
言葉が重く沈む。
一方通行は舌打ちしながら空を仰いだ。「チッ……また面倒な遊びをさせやがるなァ。」
カイゼルグレイモンは拳を握りしめ、「ならば全力で挑むまでだ！」と宣言する。
ネイチャージモンは意味不明な熱弁を始め、「生きるってことは食うことだ！ 命の食物連鎖に感謝！」と叫んで場の緊張を少しだけ壊した。
一方で、マンドラゴラは唇を歪めて冷笑する。「ふふ……また面倒ごとね。でも、悪くないわ。」
その声音には、どこか人を試すような艶と毒が混じっていた。
フリーザは高らかに笑う。「ほほほ……まるで見世物ですね。この私に退屈は似合いません。」
そして周師匠が煙草をくゆらせながらぼそりと呟く。「……ほう、面白ぇ遊びじゃねえか。」 - 74二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:15:56
- 75二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:16:57
- 76クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:17:25
やがて機械音声が続く。
「参加者にはランダムで位置情報を割り当てました。逃げても、隠れても構いません。
ただし、三日後までに最後の一人になれなかった場合――全員、敗北です。」
淡々とした宣告。
その直後、強烈な閃光が空を走り、全員の視界が白く塗りつぶされる。
気づけば、20人はそれぞれ別の場所――
スーパー銭湯、ショッピングモール、河原、路地裏、高層ビル群……
混沌とした都市の各地に散らばっていた。
こうして、72時間の死闘が幕を開ける。
まだ誰も知らない――“死”が本当の終わりではないことを。
>>74君に勲章とバトロワ参加の権利を送りたいよ
- 77クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:19:26
☕ 観戦部屋視点
まだ誰も来ていない。
静かな部屋に、ふかふかのソファと温かいコーヒーの香りが漂っている。
スタッフの菱田春草はカウンター越しに腕を組み、モニター群を眺めながらつぶやいた。
「さて……始まったか。今回も派手にやってくれそうだな。」
背後には、まだ誰も座っていない無数のリクライニングチェア。
ここが、いずれ“死者”たちが集う場所――“観戦部屋”である。
照明は柔らかく、冷たいバトルの向こう側に、奇妙なぬくもりが灯っていた。
- 78クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:22:24
イベント1：
マップ：ショッピングモール
夜明け直後のショッピングモール。崩れたガラス、散乱するマネキン、光の届かないフードコート。
その奥で、元宮チアキは息を潜めていた。
「……静かすぎますね。こういう時って、だいたい何か起きるんです。」
彼女の予感は的中する。エスカレーターの影から、マンドラゴラがゆっくりと現れた。
コートをまとい、瞳に嘲りを宿した彼女は、「あら、見つけちゃったわ」と呟く。
チアキは慌てて記者ノートを握りしめる。「ま、待ってください！わ、私はただ――」
しかしマンドラゴラは笑うだけ。「言い訳なんて聞く気はないの。あなたも、戦場の一部よ。」
爆ぜる魔力のような風圧が吹き抜け、チアキは床を転がる。
幸い、致命傷には至らず、辛うじて逃走。
戦いは一時中断され、マンドラゴラは不敵な笑みを残してその場を去った。
- 79クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:24:20
イベント2：
マップ：河原
水面が朝日に照らされる中、ネイチャージモンが川辺で魚を捕っていた。
「生きるってのはな、食うことなんだよ！」
そんな彼に声をかけたのは、カイゼルグレイモン。
「ここでの生は戦いだ。だが……お前の言葉も間違っちゃいないな。」
ジモンは笑って、焚き火の上に魚を並べた。
「腹が減ってちゃ、正義も力も出ないんだよ。お前も食え！」
二人はそのまま、焚き火を囲んで語り合う。
不思議と戦いの空気はなく、まるで旧友のような和やかさだった。
一瞬だけ、この地獄のようなバトルロワイヤルに“人間らしさ”が戻る。
- 80クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:26:42
イベント3：
マップ：高層ビル群
風が唸る高層階。崩れた窓からのぞく夜明けの光の中で、狛枝凪斗と一方通行が遭遇した。
「希望ってさ、すごく脆いものだよね。でも壊れた瞬間が一番綺麗なんだ。」
そう笑う狛枝に、白髪の少年は冷笑を返す。「テメェ……イカれてんなァ。そんなもん見て何が楽しい？」
二人の間に、わずかな沈黙。
次の瞬間、ガラス片が飛び散り、能力の衝突が起こった。
一方通行の電磁反射が光り、狛枝の投げた金属片が宙を舞う。
煙の中、どちらも倒れず、ただ互いを見据えるだけ。
戦闘は痛み分けに終わった。
それでも、狛枝の笑みは崩れなかった――まるでこの“運命の拷問”を楽しんでいるかのように。
- 81二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:26:42
まさかネイチャージモンをデジモンと誤認してるってわけじゃないでしょ？
- 82二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:27:54
ネイチャージってなんだよあーっ！
- 83クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:28:57
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／戦艦アイオワ／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／潔 世一／褪せ人／元宮チアキ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
（なし）
☕ 観戦部屋視点（まだ無人）
温かな照明の下、菱田春草がモニターを見上げる。
「まだ誰も来ねぇか。まあ、最初の一撃はだいたい空振りだ。」
彼はコーヒーを啜り、ふっと笑う。「しかしあのマンドラゴラ……女の顔してるが、戦い方は猛獣だな。」
ソファの上には、まだ誰も座っていない。
観戦部屋のスピーカーからは、どこか遠くで風を切る音――高層ビルでの戦いの残響が微かに響いていた。
「さぁ……今日はどんな修羅場が見られるかね。」
春草はリモコンを手に取り、次のカメラに切り替えた。
モニターの中では、朝日がゆっくりと血の色に染まり始めていた。
- 84クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:30:28
イベント1：
マップ：路地裏
細く湿った通りの奥、錆びた看板が軋んでいる。
潔 世一は壁にもたれ、額の汗をぬぐった。
「……サッカーとは違う。でも、勝ち負けがあるなら、オレは――負けない。」
その前に立つ影、褪せ人。無言のまま、古びた剣をゆっくり構える。
一瞬、空気が裂けた。金属音と共に、二人の姿が交錯する。
世一は反射的に身をひねり、褪せ人の剣をかすめる。
しかしすぐに足を取られ、倒れ込みそうになるところを支えるように、褪せ人が手を伸ばした。
「……汝、まだ生を信じているのか。」
その声に、世一はかすれた息で笑う。「ああ。信じる……それがオレのフィールドだ。」
褪せ人は剣を収め、無言で立ち去った。
残された世一は膝をついたまま、胸に残る痛みを確かめるように拳を握りしめた。
- 85クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:31:53
イベント2：
マップ：コンビニ
蛍光灯の唸りが響く、人気のないコンビニ。四国めたんが棚を漁りながら、ポテトチップスを開けていた。
「……戦場でも腹は減るっすね。」
レジ前のガラスに、背後から影が映る。
振り向くと、フリーザが微笑を浮かべて立っていた。
「ふふ……食事を優先するとは、ずいぶん余裕がおありですね。感心いたしますよ。」
めたんはポテト片を口に運びながら肩をすくめる。「死ぬ時は満腹でいたいタイプなんで。」
フリーザはその返答に目を細めた。「なるほど……ならば、最後の晩餐というわけですか。悪くありません。」
冷たい光を宿した指先がゆっくりと上がる。
次の瞬間、コンビニの天井が爆ぜ、陳列棚が炎に包まれる。
めたんは非常口へ飛び出し、後ろでフリーザの声が響いた。
「……逃げ足も速い。ですが、いつまで保つか――楽しみにしていますよ。」
その声は、凍りつくように丁寧で、恐ろしく静かだった。
- 86二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:33:32
フリーザ…見事やな
悪の帝王としての貫禄を十分に引き出している - 87二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:33:48
ギャハハ
- 88クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:34:24
イベント3：
マップ：焼肉屋
焦げた匂いと煙の向こうで、鉄板がじゅうじゅうと鳴っている。
ネイチャージモンと周師匠が肉を焼いていた。
「肉は命なんだよ！ 命を噛むことで生きる意味を知るんだ！」
「ほう、ええこと言うやないか。せやけど焼きすぎや、ジモン。」
二人の間に戦意はなかった。肉を食いながら、互いの目に静かな光が宿る。
「なあ師匠、この匂い……戦場でも腹減りますよね。」
「そらそうや。戦も修行も、腹が減ったら終わりや。」
笑い合う二人の影。その焔の中に、どこか“生”への執念が光っていた。
鉄板の火が弾け、短い平穏の音を立てる。
それは、嵐の前の静けさのように儚い。
- 89クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:35:49
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／戦艦アイオワ／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／潔 世一／褪せ人／元宮チアキ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
（なし）
☕ 観戦部屋視点
観戦モニターに映るのは、燃え上がるコンビニの残骸。
菱田春草は画面を見つめ、口角をわずかに上げる。
「フリーザ……あいつの“丁寧さ”は怖ぇな。人を殺す時も、まるで挨拶でもしてるみてぇだ。」
隣のテーブルにはまだ誰も座っていない。
カップ麺の湯気が立ち上り、部屋の空気が少しだけ柔らぐ。
春草はタブレットで映像を切り替え、焼肉を囲むジモンと師匠を見て笑う。
「平和なバトルロワイヤルってのも、妙な話だな。」
ふと視線を戻すと、フリーザの映像に火花が散る。
春草は息をつきながら呟いた。
「……このままじゃ済まねぇ。次はきっと、“本当の死”が来る。」
- 90二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:35:50
おおっ
- 91クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:38:51
イベント1：
マップ：高層ビル群
強風が吹き抜ける高層ビルの屋上。
フリーザは両手を背に組み、街を見下ろしていた。
「ふふ……愚かしいですね。皆さま、争いながらも死を恐れておいでだ。」
その背後から、足音。現れたのは戦艦アイオワ。
「Hey, Emperor! 高いとこ好きなの？ あたしはもっと地上で暴れたいんだけど！」
フリーザは振り返り、微笑を浮かべる。「あなたのような方は、戦場の華と申しますね。ですが、油断は命取りですよ。」
アイオワは笑って拳を構える。「脅しは効かないわよ。アメリカンパワーをなめるなっての！」
衝突。爆音。ビルの壁面が崩れ、二人の姿が煙の中に消えた。
……しばらくして、崩壊した瓦礫の上にフリーザの影が浮かび上がる。
「ふぅ……いい腕でしたよ、アイオワさん。ですが――」
瓦礫の下には、血を流し意識を失った戦艦アイオワの姿があった。
フリーザは手を合わせるように一礼し、淡々と立ち去った。
死亡者：戦艦アイオワ
艦これの方にすり替えておいたのさ！
いやっ聞いてほしいんだ ちゃんと兵器と指示したのは確かでね…
- 92二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:39:21
ギャハハ
- 93二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:39:57
宇宙の帝王の前では戦艦すら地球人の作った玩具なんだ
戦闘力が深まるんだ - 94クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:40:49
イベント2：
マップ：スーパー銭湯
湯けむりの立ち込める広間。
元宮チアキが浴場の裏で息を潜めていると、湯気の向こうから声がした。
「……チアキさん。こんな場所で隠れても、見つかりますよ。」
現れたのは鹿目まどか（魔獣編）。柔らかな声色だが、手には光の弓を構えている。
「ごめんなさい。誰かが傷つくのは嫌だけど、わたし……選ばなきゃいけないの。」
チアキは震える手でノートを握り、「……取材対象が、目の前にいる時って……怖いんですね。」と呟いた。
矢が放たれる。が、狙いは彼女の横の壁。
「逃げて。今は、まだ殺したくないの。」
チアキはその言葉を胸に、湯気の中へと消えた。
二人の間に残ったのは、温泉の湯と、消えゆく罪悪感だけだった。
まどマギ知らなくて恐縮なんスけど弓使ってるからこれ通常まどかと認識してるタイプ？
- 95二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:41:19
こりゃあミズーリに期待ですね(桜井書き文字)
- 96二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:42:21
おおっ
- 97クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:43:28
イベント3：
マップ：トラップハウス
廃ビルの地下、錆びついた扉の向こう。一方通行が足を踏み入れた瞬間、床が爆ぜた。
「チッ……地雷かよ。」
奥から笑い声。狂乱のナプタークが現れる。
「はははッ！ 愚かな人間よ、我が神域に踏み込むとは！」
一方通行は額に手を当て、呆れたように笑う。「神様気取りが一番タチ悪ィなァ……」
電磁波が空間を歪め、瓦礫が宙に浮かぶ。
ナプタークは魔力を解き放ち、炎が爆発した。
爆音とともに天井が崩れ、二人の姿が煙に飲まれる。
しばらくして、瓦礫の中から現れたのは――満身創痍の一方通行。
「……チッ、まだ生きてやがる。」
ナプタークの姿は見えない。崩落の奥、神のような声がかすかに響いた。
「我が肉体は滅びぬ……次にまた、貴様の前に現れよう……」
地面の下へ、炎とともにその影は沈んでいった。
死亡者：狂乱のナプターク
結局死ぬんスね…
- 98二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:44:12
死ぬどんどんは麻薬ですね
- 99クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:45:14
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／潔 世一／褪せ人／元宮チアキ／ヘラクロス／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋の照明がやや明るくなる。扉が開き、最初の“来訪者”が現れた。
戦艦アイオワは制服の袖を軽く払って、「あら……ここ、天国？」と笑った。
続いて現れたのは、狂乱のナプターク。威厳あるはずの声も、今は妙に間の抜けた調子だった。
「む……これは冥界か？ いや、妙に温いな……」
ソファに座った菱田春草が手を振る。「ようこそ観戦部屋へ。死んだやつは全員ここ行きだ。」
アイオワは豪快に笑い、「じゃあまだゲームは続いてるってことね！ 楽しいわ！」
ナプタークは腕を組み、「……神である我をも招くとは、大した余興だ」と呟いた。
春草は呆れたように笑いながら、冷たい緑茶を差し出した。
「はいよ、神様用の抹茶ラテだ。」
観戦モニターには、フリーザが屋上を去る姿が映っている。
春草は低くつぶやいた。「これでようやく始まったな……“本当の地獄”が。」
- 100二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:45:18
コレアイテムとかあるタイプ？
- 101二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:46:38
おおっ
- 102二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:47:56
しゃあっ
- 103クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:48:26
イベント1：
マップ：商店街
破壊されたシャッター街。風が吹き抜け、看板が軋む音が響く。
その中で、元宮チアキが倒れたベンチに腰を下ろし、ノートを開いていた。
「……“生きる理由”か。取材対象が死んでくの、見るのキツいっすね……」
通りの向こうから、四国めたんが姿を現す。
「よっ、チアキさん。あんた、まだ取材続けてるんすか。」
「ええ、仕事ですから……」と苦笑するチアキ。
めたんは缶ジュースを投げ渡した。「休憩っすよ。生き延びるのも仕事のうち。」
二人は短い沈黙のあと、笑い合った。だが、遠くでガラスが割れる音。
その音に、二人の表情が固まる。
「……次は、来るかもっすね。」
チアキはノートを閉じた。ページには、すでに何人もの名前が並んでいた。
>>100 指示はナイデース 鉄パイプとかはAIくんが勝手にポップさせてるのん
- 104クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:50:20
イベント2：
マップ：路上
夕暮れの道路。血のように赤い光が街を染めている。
フリーザは手を後ろに組みながら、瓦礫の上を歩いていた。
「地球の文明は脆いものですね。壊すまでもなく、崩れていく……。」
前方から現れたのは、ヘラクロス。鳴き声を上げて威嚇するその姿を見て、フリーザは小さく笑う。
「おや、昆虫の戦士ですか。面白い……。」
ヘラクロスが突進する。地面が割れ、電柱がなぎ倒される。
フリーザは軽く指を鳴らした。光線が放たれ、空気が焼ける。
爆発音とともに、ヘラクロスの姿が消える。しばらくして、フリーザは静かに手を下ろした。
「勇敢でしたよ。ですが、勝負というものは残酷です。」
その声には、憐れみよりも“退屈”が混ざっていた。
死亡者：ヘラクロス
- 105二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:51:30
ポケモンにも容赦はしない
そんなフリーザ様を誇りに思う - 106クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:52:42
イベント3：
マップ：ショッピングモール
暗いモールの吹き抜け。狛枝凪斗が廃墟の中央に座り込み、笑っていた。
「ははっ……やっぱり、希望ってのは壊れてこそ輝くんだね。」
その背後から足音。現れたのはフリーザ。血の一滴もついていない、無傷の姿。
「あなた、希望を語る方ですか？ この状況で、それは滑稽ですよ。」
狛枝は振り返り、狂気じみた笑顔で答える。
「そう思う？ でも、あなたみたいなのがいるから……希望は燃えるんだよ。」
二人の間に、沈黙。
フリーザはため息をつき、「理想も悪も、等しく塵に帰るものです」と呟いた。
狛枝は立ち上がり、ナイフを構えた。
「なら、試してみようか。どちらが“生きる希望”かを。」
笑みと殺意が交差する。
だが戦いの行方はまだ、誰にも分からない。
- 107二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:53:08
- 108クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:55:01
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／潔 世一／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋のモニターに“NEW ENTRY”の文字。
扉が開き、ヘラクロスが頭をかきながら入ってきた。
「ヘラァ……」と鳴くと、すぐに戦艦アイオワが笑顔で迎える。「来たじゃない！ よく頑張ったわね！」
ナプタークは腕を組み、「ふむ……虫の戦士か。我が信徒にしてやってもよい。」
ヘラクロスは首をかしげ、「ヘラ？」と短く鳴いた。
ソファの端で、菱田春草が肩をすくめる。「虫までくるか……ここも賑やかになってきたな。」
壁のモニターには、フリーザの姿が映っていた。春草は眉をひそめ、ぼそりと呟く。
「……やっぱり、あの野郎が今んとこ一番“王”に近ぇな。」
コーヒーの湯気が漂い、観戦部屋の空気が少しだけ重くなった。
>>107 へーそうなんだ…ヌッ
- 109クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:57:17
イベント1：
マップ：喫茶店
昼下がりの喫茶店。カーテン越しの光が舞う中、静かに音楽が流れていた。
鹿目まどか（魔獣編）はカウンターに座り、震える指でカップを握っていた。
そこへ、マルクトが入ってくる。
「君は……迷っているね。」
「……どうして分かるの？」まどかが顔を上げる。
マルクトは淡々と答えた。「“希望”という言葉を、まだ口にできる人間は迷っている証だ。」
しばらくの沈黙のあと、まどかは小さく笑った。
「それでも……誰かを守りたいんです。こんな世界でも。」
マルクトの表情がわずかに揺れる。「……ならば、私が君を見届けよう。」
その言葉に、まどかは安堵の吐息をもらした。
二人の間に、かすかな光が差す。
血と破壊が支配する戦場で、わずかに残された“救い”のような瞬間だった。
- 110クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 21:59:52
イベント2：
マップ：高速道路
煙を上げる車列。倒壊した標識の下、レッドキング中将と周師匠が対峙していた。
「お前の拳……なかなか骨があるじゃねえか！」
「ふん、ワシの拳は人を救うためのもんじゃ。戦いの道具ちゃう。」
レッドキングは笑いながら巨大な腕を鳴らす。「俺の信念も同じだ。守るために殴る！」
二人の拳がぶつかり、アスファルトが砕ける。だが、互いに一歩も引かず、笑みを交わした。
「戦の中でも、筋が通ってる奴は嫌いじゃないわい。」
「ははっ、そう言われると光栄だな！」
血気に溢れた男たちは、次の瞬間、轟音とともに並んで跳躍した。
戦いではなく、拳で語る共鳴――奇妙な友情の誕生だった。
- 111クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:02:21
イベント3：
マップ：トラップハウス
薄暗い室内。監視カメラが光り、床には無数のワイヤートラップ。
マンドラゴラが壁際に立ち、腕を組んでいた。
その向かいに立つのは――四国めたん。
「罠だらけっすね、こりゃ……。」
「ええ。退屈しのぎに仕掛けたの。でも、あなたが来るとは思わなかったわ。」
めたんは軽く笑う。「奇遇っすね。あたしも、あんたが“裏切り者”側だと思ってたんすけど。」
マンドラゴラの瞳が鋭く光る。「裏切り？ ふふ……“勝ち残る”ってだけよ。」
次の瞬間、ワイヤーが切れ、天井から鉄槍が落ちる。
めたんは紙一重で回避し、叫んだ。「危ねっ……マジで殺す気っすか！」
マンドラゴラは笑みを浮かべ、「生き残る女はね、笑っていられる女よ。」
彼女は踵を返し、罠の奥へと消えていった。
残されためたんは息を荒げながら呟く。「……あの人、やっぱヤベぇっす。」
- 112クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:04:28
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／潔 世一／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス
☕ 観戦部屋視点
モニターには、高速道路で拳をぶつけ合うレッドキングと周師匠の映像が映る。
菱田春草は笑いながらカップ麺をすすった。
「おいおい、殺し合いのはずが友情劇かよ。……らしいっちゃ、らしいな。」
隣ではアイオワがポップコーンをつまんでいる。「こういうの、アメリカのドラマにもあったわね〜！」
ナプタークは腕を組みながらため息をつく。「くだらん。だが……悪くない。」
一方、ヘラクロスはソファに座ってスナックをむしゃむしゃ食べていた。
春草は呟く。「生者も死者も、こうして人間らしくなる。バトルロワイヤルって、案外“生きる芝居”なのかもな。」
部屋の照明が少しだけ落ちる。モニターの中で、マンドラゴラの唇が不敵に動いた。
春草はその姿に目を細め、呟く。「……さて、次は“誰”を泣かせる気だ？」
- 113クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:07:39
イベント1：
マップ：高層ビル群
割れたガラスの向こうに夕日が差し込む。
崩れたオフィスの床の上で、狛枝凪斗と潔 世一が対峙していた。
「希望を語るのはいいけどさ……俺たち、今は“生き残り”を競ってるんだ。」世一の瞳は獣のように光る。
狛枝は口元に笑みを浮かべた。「そう、だからこそ君が輝くんだよ。極限でしか、人は本気を出せないからね。」
ナイフの閃光。パイプの反撃。
二人は互いに血を流しながらも笑っていた。
だが、決定的な一撃が入ったのは、わずかな隙だった。
狛枝のナイフが、世一の肩を貫いた。
「……クソ、ここで……終わるのか。」
「いい表情だね。絶望の中に、希望が宿る。」
狛枝はその言葉を残し、血の雨の中を去った。
倒れた潔 世一は、夕日の中でかすかに笑った――“希望”という言葉を呟きながら。
死亡者：潔 世一
- 114クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:09:17
イベント2：
マップ：スーパー銭湯
湯けむりの中、元宮チアキがタオルで髪を拭いていた。
「……ここ、落ち着きますね。戦場とは思えない。」
背後から聞こえる足音に振り向くと、そこにはマンドラゴラが立っていた。
「そんな油断した顔……死にたくないなら、やめなさいな。」
チアキは微笑んで答える。「取材の途中なんです。生きるって、すごいことなんだなって……」
マンドラゴラは小さく息を吐き、「あんた、変わってるわね。……だから嫌いじゃないのよ。」
一瞬だけ、二人の間に火花ではなく“理解”が走った。
その直後、上階の床が崩れ、鉄骨が落下。マンドラゴラがチアキを突き飛ばす。
「っ――危ないっ！」
鉄骨はマンドラゴラの肩をかすめ、血が湯に混じる。
「……借りを返しただけよ。」
チアキが必死に応急処置をしようとするが、マンドラゴラは笑って立ち上がった。
「生き延びなさい。あなたは記録者なんでしょ？」そして、湯気の奥へと消えた。
GIF(Animated) / 538KB / 1290ms
- 115クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:10:46
イベント3：
マップ：焼肉屋
焦げた肉の匂いが漂う店内。ネイチャージモンが鉄板を片付けていると、フリーザが静かに入ってきた。
「平和な時間ですね。まるで戦いを忘れたかのようです。」
ジモンは笑う。「戦いの後に食う肉がうまいんだよ。生きてる証拠ってやつさ。」
フリーザは目を細める。「……面白い。ですが、生とは儚く、消えるからこそ美しい。」
一瞬の静寂。
次の瞬間、光線が走った。ジモンの足元の鉄板が爆ぜ、炎が上がる。
「ぐあっ！」
フリーザは優雅に一歩下がり、淡々と語る。
「あなたの哲学、嫌いではありませんよ。ですが、ここは“戦場”です。」
炎が収まったとき、ジモンの姿はもう動かなくなっていた。焦げた煙の中で、フリーザはそっと息をついた。
「ごちそうさまでした。」
死亡者：ネイチャージモン
- 116クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:12:57
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／カイゼルグレイモン／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン
☕ 観戦部屋視点
新たな二人が観戦部屋へ。
潔 世一は無言で入ってきて、しばらく何も言わなかった。
やがて小さく呟く。「……勝ち負けじゃない。最後まで、希望を見たかっただけだ。」
ネイチャージモンは笑って肩を叩いた。「おう！ お前、いい顔してるじゃねぇか！」
周囲には既にヘラクロスやアイオワ、ナプタークが座っており、皆が賑やかに迎える。
春草がカウンターでジュースを渡しながら言った。
「これが死者の休憩所だ。戦場の外でも、ちゃんと“生きてる”感じだろ？」
狛枝の映像がモニターに映る。春草はその顔を見て、低く笑った。
「希望も地獄も紙一重だな。こりゃ、次は血の雨が降りそうだ。」
- 117二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 22:13:17
どわーっフリーザがマーダーになっとるやん！
- 118クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:14:46
イベント1：
マップ：路地裏
夜の路地裏。雨が降り始め、光のない狭い通りに水たまりができていた。
一方通行は壁に背を預け、腕の傷を見下ろしていた。
「チッ……だんだん身体が重くなってきやがる。」
そこへ、マルクトが静かに現れる。「あなたは、まだ戦うつもりですか。」
「戦わなきゃ死ぬ。それだけだァ。」
マルクトはゆっくりと首を振った。
「あなたのような存在は、戦うために“造られた”のではない。観測するために“生まれた”のです。」
一方通行は皮肉げに笑う。「……テメェも観測者気取りか。」
雨が激しくなる。
マルクトは背を向け、去り際に言った。「……この街の終わりを、私は記録します。あなたの結末も。」
沈む雨音だけが残り、彼の姿は闇に溶けた。
一方通行は舌打ちしながらも、心のどこかでその言葉を気にしていた。
- 119クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:17:07
イベント2：
マップ：ショッピングモール
崩れた吹き抜けの階段。元宮チアキは物陰に身を潜めながら、ひとり泣いていた。
彼女のノートには、消えた仲間たちの名前が並んでいる。
「……ネイチャージモンさんも、潔くんも……全員、死んじゃった。」
そこへ、鹿目まどか（魔獣編）が現れる。
「……泣かないで。みんな、きっとまだ近くにいるよ。」
チアキは顔を上げ、「それ、取材対象としての慰めですか？」と苦笑した。
まどかは首を振る。「違うよ。これは“友達”としての言葉。」
チアキはその瞬間、涙を拭い、笑った。
「……じゃあ、友達として、最後まで見届けてくださいね。」
二人の視線が重なり、わずかに温もりが戻る。
だがその裏で、監視カメラが二人の会話を記録していた――レンズの奥、冷たい視線がそれを見つめている。
- 120クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:19:55
イベント3：
マップ：高速道路
爆音が鳴り響き、崩れた橋梁の上でカイゼルグレイモンが戦っていた。
対峙するのは、巨大な影――レッドキング中将。
「来いッ！ お前の炎、正義ってやつを見せてみろッ！」
「望むところだッ！」
二人の咆哮が夜空を震わせる。火炎と衝撃波が交錯し、橋が崩れ落ちていく。
その時、下の路面に停まっていたガソリン車が連鎖爆発を起こした。
爆風が二人を飲み込み、鉄骨が降り注ぐ。グレイモンは翼を広げて中将を庇い、炎に包まれた。
「俺の勝ち負けなんか、どうでもいい……生きろッ！」
爆炎の中、カイゼルグレイモンの身体が崩れ落ちた。
煙が晴れた後、レッドキングは膝をついて拳を握りしめた。
「……命、預かった。戦士の魂に、敬礼だ。」
死亡者：カイゼルグレイモン
- 121クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:21:42
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／レッドキング中将／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン
☕ 観戦部屋視点
爆発音と同時に、観戦部屋のライトがまたひとつ点いた。
扉が開き、焼け焦げた鎧姿のカイゼルグレイモンが現れる。
「……ここが、あの世か。」
戦艦アイオワが立ち上がり、親指を立てる。「ナイスガッツね！」
ネイチャージモンがすぐさま肉を差し出した。「おつかれ！これ食ってけ！」
グレイモンは笑い、「……肉か。いいな、戦士の晩餐だ。」
菱田春草が腕を組みながらモニターを見やる。
「中将が泣いてやがる。……お前、あいつの命、確かに繋いだな。」
グレイモンは静かにうなずいた。観戦部屋の空気が少しだけ引き締まる。
“死”が増えるほど、この部屋は人間らしさを取り戻していく――
それが、この世界の最も皮肉な構造だった。
- 122二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 22:24:34
おおっ
- 123クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:25:41
イベント1：
マップ：丸太小屋
雨上がりの森の奥。古びた丸太小屋の扉が軋み、褪せ人がゆっくりと中へ入る。
そこには、マンドラゴラが包帯を巻きながら座っていた。
「……あなた、まだ生きていたのね。」
褪せ人は無言で頷き、棚から薬草を取り出す。
「傷を癒やす術は、知っている。……だが魂の痛みは、治せぬ。」
マンドラゴラは小さく笑った。「生きるって、そういうものでしょう？痛みを抱えたまま進むの。」
一瞬だけ、静寂。
褪せ人は焚き火を灯し、言葉少なに問うた。「この戦、終わったあと……何を望む？」
「……望み？そうね、土に還って眠りたいわ。」
「ならば、生き延びろ。死ではなく、終焉を“選ぶ”ために。」
焔が二人の影を重ねた。奇妙な安らぎがその場を包んでいた。
- 124クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:28:01
イベント2：
マップ：路上
崩壊した街の大通り。戦艦ミズーリが重い装甲を引きずりながら歩いていた。
「……アイオワ、見てるか？あんたの分まで、私はやる。」
そこに姿を見せたのは、レッドキング中将。
「おう、戦艦の姐さんじゃねぇか。……お前も、仲間を失った口か？」
ミズーリは静かに頷く。「ええ。だけど、戦場で泣く艦は沈むだけです。」
二人は互いを見据え、笑うでもなく頷き合った。
次の瞬間、遠方でビルが崩落。衝撃波が地面を揺らす。中将が咄嗟にミズーリを庇い、瓦礫を受け止めた。
「ぐっ……クソッ！ こんなんで……死ぬかよッ！」
ミズーリは叫ぶ。「離れてください！これは――！」
だが、その声が届く前に崩落が続き、二人は瓦礫の中に飲まれた。
しばらくして――ミズーリが、重い鉄骨を押しのけて這い出てきた。
その腕の中には、ぐったりとしたレッドキング中将の姿。
「……あなたの魂、確かに受け取りました。」
死亡者：レッドキング中将
擬人化の件は何も言うなワシはメチャクチャ無力を感じとるんや
- 125クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:30:47
イベント3：
マップ：ショッピングモール
薄暗いフロア。
四国めたんが自販機の前で腕を組んでいた。
「……缶コーヒー、あとひとつか。ここももう終わりっすね。」
階段の上から降りてきたのは、狛枝凪斗。
「めたんさん。あなた、まだ“運”を信じてますか？」
「は？ 運とかどうでもいいっすよ。生き残れりゃ勝ち。」
狛枝は笑う。「その“諦観”、嫌いじゃない。でも、希望ってやつはどこにでもあるんだ。」
「へぇ……じゃ、あんたの“希望”でこの缶コーヒー取ってみ？」
めたんが投げ渡した缶は、彼の手に届く前に――落下音。
それを拾い上げた狛枝は、静かに呟く。「……この世界、誰かの悪意で回ってる気がするね。」
めたんは肩をすくめた。「それでも笑っとくしかないっしょ。あたしら、もう人間やめてんすから。」
その言葉に、狛枝は初めて沈黙した。笑っていたはずの瞳が、わずかに揺れた。
- 126クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:33:27
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／狛枝凪斗／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋の扉が重く開く。
レッドキング中将がゆっくりと入ってきた。
「……ふぅ。やっぱ死んじまったか。まあ、いい戦いだったぜ。」
すでにテーブルの向こうでは、ネイチャージモンとアイオワが談笑している。
「おう中将！ 来たか！ 肉焼けてるぞ！」
中将は大声で笑い、「ははっ！ ここが地獄なら悪くねぇ！」と席についた。
その横で、菱田春草が新しいモニターを開く。「地上はもう残り13名……中盤突入だ。」
画面には、まどかとチアキが並んで歩く姿、そしてフリーザが廃墟の屋上からそれを見下ろす映像。
春草は冷めた目で呟く。
「……あいつ、観測してるつもりか？ いや――狩りだな。」
部屋の笑い声の裏で、緊張の糸がゆっくりと締まっていった。
- 127クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:35:46
イベント1：
マップ：喫茶店
静まり返った店内。
外の雨音だけが、ゆっくりとガラスを叩く。
元宮チアキはカウンター席でノートを開き、震える指でペンを走らせていた。
「……この戦いに、“意味”なんてあるんでしょうか。」
扉のベルが鳴り、一方通行が現れた。「意味だァ？そんなもん、ねェよ。」
チアキは顔を上げ、彼の血に濡れたコートを見た。「……あなたも戦ってきたんですね。」
一方通行はため息をつき、彼女の隣に座る。「戦うしかねェだけだ。止まったら、死ぬからな。」
チアキは少し笑う。「……でも、あなたは“生きる”ってことを、ちゃんと選んでる気がします。」
沈黙。その言葉に、一方通行の瞳がわずかに揺れた。
「……お前、案外ヤベェ奴だな。死に場所探してる俺に、そんなこと言いやがって。」
二人の視線が交差する。
だが、その穏やかな空気の外では――誰かが、確実に彼らを狙っていた。
- 128二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 22:36:07
スゴいなジモンは
観客席をしっかりと和ませてるよ - 129クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:37:51
イベント2：
マップ：路上
雨上がりのアスファルトに、血が混じる。狛枝凪斗は笑いながら歩いていた。
「ははっ……“運命”が僕を笑ってるみたいだね。みんな、希望を信じて死んでいく。」
その前に立ちはだかるのは、フリーザ。
「おやおや……あなたの“希望”とやら、どれほどの価値があるのです？」
「価値？ あるに決まってる。絶望がなきゃ、希望は輝けない。」
フリーザはゆっくりと手を掲げる。「ふふ……ならば、その“絶望”を、直に味わってみせましょう。」
光が走る。空気が歪み、狛枝の足元が吹き飛ぶ。
彼は笑いながら立ち上がる。「いいね……これだよ……この苦痛、この終わりの中にこそ！」
フリーザは表情を変えず、指先に力を込めた。「……醜いものほど、綺麗に散るものです。」
爆音。
光が収まったとき、そこにはもう狛枝の姿はなかった。
ただ、焼け焦げたコートだけが、雨に濡れて揺れていた。
死亡者：狛枝凪斗
- 130クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:40:09
イベント3：
マップ：河原
霧がかかる夜の河原。四国めたんは石を投げ、静かな水面を見つめていた。
「……なんかもう、疲れたっすね。」
後ろから声がした。「疲れた時こそ、笑顔だ。」
振り向くと、周師匠が立っていた。
「おっちゃん……あんた、まだ生きてたんすか。」
「当たり前や。生きるのは根性や。」
めたんは苦笑する。「根性、ねぇ……それ、あたしに足りねぇもんかも。」
師匠は手に持った笹団子を差し出した。「食え。糖分が足りてへん。」
めたんは受け取り、思わず吹き出した。「戦場で団子くれる奴、初めて見たっす。」
「戦も修行も、腹が減ったら終いや。」
ふたりは並んで河原に座り、静かな夜を過ごした。――この瞬間だけは、死の匂いのしない夜だった。
- 131クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:42:38
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
マルクト／四国めたん／ピカチュウ（空N）／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将／狛枝凪斗
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋の扉が軋み、狛枝凪斗が入ってきた。
コートは煤で黒く焦げていたが、その笑顔はどこか満足げだ。
「ははっ……死んだのに、まだ笑えるなんて。やっぱり人生って面白いね。」
アイオワが眉をひそめる。「あんた、こっち来ても変わんないのね……」
ナプタークが腕を組み、「希望を語る亡者か。神としては嫌いではない。」
狛枝は振り返り、モニターの中のフリーザを見て微笑む。
「ねぇ春草さん。あの人……ほんとに“神”になろうとしてるよ。」
菱田春草は無言でコーヒーを啜り、低く呟いた。
「神か悪魔かなんて、紙一重だろ。だが確かに――あいつが今、一番“上”にいる。」
観戦部屋の空気が少しだけ冷える。死者たちの笑い声が遠くで響き、戦場の緊張をかき消していった。
- 132クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:44:37
イベント1：
マップ：トラップハウス
錆びた鉄扉が閉じる音。薄暗い室内に、わずかな非常灯の赤が灯っていた。
マルクトがコンソールの前に立ち、無言でデータ端末を操作している。
その背後から、足音――戦艦ミズーリが現れる。「……あなた、ここで何を？」
マルクトは振り返らずに答える。「この“実験”の全貌を確認しています。この戦いは、意図的に仕組まれたものです。」
ミズーリの眉が動く。「どういう意味？」
「観測者がいます。上から、この惨劇を“観ている”。」
静寂。
ミズーリはゆっくりと銃を構える。「……それでも、私は任務を全うするだけ。」
マルクトは微笑んだ。「忠誠心は美徳です。しかし、それが誰に向けられるのか――それが問題です。」
銃声。
煙が立ち込める中、マルクトは倒れ込んだ。だが、彼女の瞳にはまだ光があった。
「……これで、あなたにも“真実”が見えるでしょう。」
死亡者：マルクト
なにっ気付いた参加者がいる
まあフィクサーはいないからええやろ
- 133クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:46:38
イベント2：
マップ：コンビニ
雨音が遠くで響く中、崩れたコンビニの中にピカチュウ（空N）がいた。
天井から漏れる光の下、電気を溜めていたその体は、微かに震えている。
そこへ現れたのは――フリーザ。
「おやおや、まだこんな小さな獣が生き残っていたとは。」
ピカチュウが鋭く鳴いた。「ピィィィィィッ！！」
閃光が走る。フリーザの頬をかすめるほどの電撃。しかし彼は動じず、静かに笑う。
「可愛らしい怒りです。ですが――無意味です。」
一瞬で、空気が歪む。
ピカチュウは必死に空Nで距離を取ろうとするが、フリーザの指先がそれを追う。
「どうぞ……眠りなさい。電光石火の夢の中で。」
白い光が走り、店内が吹き飛んだ。焦げた床の上に、小さな尾の火花だけが残った。
死亡者：ピカチュウ（空N）
- 134二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 22:50:26
このレスは削除されています
- 135クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:51:32
イベント3：
マップ：商店街
夜の商店街、ネオンがちらつく中。
四国めたんが自販機を蹴り飛ばしていた。「ったく、どいつもこいつも狂ってんな！」
そこへ、元宮チアキが駆け寄る。「めたんさん！ まだ動けるんですね！」
「まぁね。けど、そろそろ限界っす。……ねぇチアキさん、もし生き残れたら何したいっすか？」
チアキは息を整えながら笑った。「……週刊万魔殿、復刊します。今回のこと、全部載せるんです。」
めたんは一瞬沈黙してから、ニッと笑った。
「その記事のタイトル、決めたっす。“地獄を歩いた20人”ってのはどう？」
「いいですね……」
ふたりの笑顔が、壊れかけた街の灯に照らされた。
わずかな希望が、確かにそこにあった。
- 136クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:53:32
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
四国めたん／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／元宮チアキ／フリーザ／マンドラゴラ／戦艦ミズーリ／周師匠
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将／狛枝凪斗／マルクト／ピカチュウ（空N）
☕ 観戦部屋視点
静寂の観戦部屋。
扉がゆっくり開き、マルクトが歩み入った。
白衣は血に濡れ、表情は冷ややかだ。「……やはり、“観測者”は実在しました。」
菱田春草が顔を上げる。「あんた、最初から気づいてたのか。」
マルクトは頷く。「この戦いは、人間の“心”を試す実験です。だが、結末は観測者自身の堕落を証明するでしょう。」
その隣に、煙のような光が揺れる。
ピカチュウが現れ、静かに「ピカ……」と鳴いた。
ナプタークが興味深そうに身を乗り出す。「ほう、小動物すらここに転生するのか。」
春草はタバコをくわえ、煙を吐き出した。
「……地上じゃ、もう狂気しか残ってねぇ。だがそれでも、奴らは生きてる。戦う意味も、祈る理由も見つからねぇままな。」
モニターには、笑いながら歩くチアキとめたんの姿。
その光景に、マルクトが小さく微笑んだ。「……それこそ、“人間”の証ですよ。」
- 137クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:55:52
イベント1：
マップ：高層ビル群
夜の摩天楼。崩れた窓の隙間から吹き込む風が、瓦礫をかすかに鳴らす。
フリーザは屋上に立ち、遥か下の街を見下ろしていた。
「ずいぶんと静かになりましたね……。この星の息吹が、もう聞こえません。」
後方から、戦艦ミズーリが現れる。
「……あなたがこの戦場を壊しているのね。」
「壊している？ いいえ、“整えている”のですよ。混沌を秩序へ――それが私の愉しみです。」
ミズーリは銃を構え、低く言い放った。「この星に秩序を与える権利なんて、誰にもない。」
フリーザは笑った。「ならば、証明してみせなさい。あなたの砲火が、私の宇宙を超えると。」
閃光。弾丸が空を裂き、光線が夜を焦がす。
だが、ミズーリの足元が崩れ、身体が落下する。
フリーザは手を伸ばした――だが、その動作に“救う”意志はなかった。
「おや……人は皆、落ちていくものなのです。」
光が瞬き、彼女の姿は闇に沈んだ。
死亡者：戦艦ミズーリ
- 138クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 22:57:49
イベント2：
マップ：河原
朝霧のかかる河原で、褪せ人と周師匠が向かい合っていた。
「……おぬし、静かやのう。」
「沈黙は剣と同じ。無駄に振るえば、己を傷つける。」
師匠は笑い、「ええこと言うやないか」と頷いた。二人はしばし言葉を交わさず、ただ風の音を聞いていた。
やがて褪せ人が立ち上がり、腰の剣に手を添える。
「……そろそろ、終わらせよう。あなたも望むはずだ。」
「ほぉ、そう来るか。」
一瞬、空気が切り裂かれた。剣が閃き、拳が応じ、血と水が飛び散る。
その果て――地面に立っていたのは、静かに剣を納める褪せ人だった。
周師匠は膝をつきながら笑い、
「……見事や。お前、魂の修行は終わったな。」
そう言って、川面に沈むように崩れ落ちた。
死亡者：周師匠
- 139二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 22:58:00
ウアアアフリーザダーッ 助ケテクレーッ
- 140クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:00:29
イベント3：
マップ：ショッピングモール
崩壊したモールの吹き抜け。元宮チアキと四国めたんが物陰に身を潜めている。
遠くで爆音――その中心には、マンドラゴラの姿。
「出てきなさい！ 隠れても無駄よ！」
めたんは舌打ちした。「アイツ、完全に暴走してるっすね……」
チアキは唇を噛む。「このままじゃ、皆が……」
その時、複数の罠が作動。ワイヤーがはじけ、瓦礫が崩れ落ちる。
チアキがとっさにめたんを押し出す。「危ないっ！」
瓦礫が彼女の上に降り注ぎ、衝撃音が響いた。
めたんは叫ぶ。「チアキさん！！！」だが返事はない。
マンドラゴラが静かに近づき、血の中に沈むチアキを見下ろした。
「……こうして記録者は死ぬのね。でも、悪くない最期よ。」
彼女は踵を返し、立ち去った。
死亡者：元宮チアキ
- 141二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:03:01
最初に参戦したシミュロワでもたしかチアキは庇って死んでたのぉ ですねぇ
- 142クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:04:14
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
四国めたん／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／フリーザ／マンドラゴラ
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将／狛枝凪斗／マルクト／ピカチュウ（空N）／戦艦ミズーリ／周師匠／元宮チアキ
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋の扉が連続して開いた。
ミズーリが沈痛な面持ちで入ってきて、周師匠が笑いながら肩を叩く。
「おう、こっちの方が静かでええやろ。」
「……ええ。戦場より、ずっと暖かい。」
続いて、ノートを胸に抱えたまま元宮チアキが現れる。
「……やっぱり、ここだったんですね。」
菱田春草が立ち上がり、コーヒーを渡す。「ご苦労さん。お前のノート、地上でめたんが拾ってたぞ。」
チアキは驚き、目を見開く。「……あの子、まだ……」
モニターには、瓦礫を押しのけて立ち上がる四国めたんの姿。
フリーザの影、マンドラゴラの微笑、そしてまどかの祈りが交錯する。
春草は静かに呟いた。「……いよいよ“終幕”が見えてきたな。次の夜で、この戦いは決まる。」
- 143クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:08:49
イベント1：
マップ：喫茶店
カウンターの照明がまだ生きていた。四国めたんがその光に照らされ、ぼんやりとカップの中を見つめている。
「……ここ、最初にチアキさんと来たとこっすね。」
遠くのテーブルから、かすかな足音。
姿を現したのは――鹿目まどか（魔獣編）。
「めたんさん……あなた、もう戦いたくないんでしょ？」
「そりゃそうっすよ。誰が好きで人殺しすんすか。」
まどかは小さく微笑んだ。「なら、わたしがあなたを“守る”よ。」
「……は？」
光が走った瞬間、外から轟音。爆風がガラスを突き破り、壁が崩れ落ちる。
まどかは咄嗟に結界を展開し、めたんを庇った。
フリーザの攻撃――。
「おや、友情ですか？ まったく、滑稽ですね。」
まどかは振り返らず、まっすぐに叫ぶ。「あなたには、絶対に負けない！」
その声は、今までで一番強く響いた。
- 144クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:12:30
イベント2：
マップ：路地裏
一方通行が壁に寄りかかっていた。身体中に傷、片目の視界もぼやけている。
「クソッ……このままじゃ……」
前方から、コンバイラが現れた。彼女の機械的な声が、静かに響く。
「認識――あなたの出力は限界値を超えています。治療を行いますか？」
「ハッ、機械に助けられるタマじゃねェ……！」
「違います。“生かす”ことが命令です。あなたは、まだ役割を終えていない。」
機械の腕から光が放たれ、彼の傷が徐々に塞がっていく。
一方通行は呆然と呟いた。「……おい、なんでそこまで……」
「記録――あなたの心拍パターンが、“守るために戦う”者と一致しました。データ的に……嫌いではありません。」
一瞬、彼の口元に笑みが浮かぶ。
「……気に入ったぜ。お前、ただの鉄くずじゃねェな。」
戦場に、かすかな温度が戻っていた。
- 145クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:17:20
イベント3：
マップ：河原
月光が水面に反射していた。
褪せ人が剣を磨きながら、静かに空を見上げている。
その背後から、マンドラゴラが現れた。
「ずいぶん静かな夜ね。あなた、まだ人を斬る気なの？」
「生と死を分けるだけだ。それが、わたしの在り方。」
「そう……なら、私も同じね。」
風が止まり、ふたりの間の空気が研ぎ澄まされる。
マンドラゴラの瞳がわずかに光を帯び、蔦が地面から伸びる。
褪せ人は剣を構え――そして、一歩も動かずにそれを斬り払った。
「……速いわね。」
「あなたもだ。」
再び剣閃。互いの影が交差する。
だがその瞬間、マンドラゴラの胸元が赤く染まった。彼女はゆっくりと笑いながら崩れ落ちる。
「……ふふ、負けるのも悪くないわね。女らしく散れて、満足だわ。」
褪せ人は剣を納め、静かに祈りを捧げた。
死亡者：マンドラゴラ
- 146クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:21:02
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
四国めたん／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／フリーザ
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将／狛枝凪斗／マルクト／ピカチュウ（空N）／戦艦ミズーリ／周師匠／元宮チアキ／マンドラゴラ
☕ 観戦部屋視点
新たな扉が開き、マンドラゴラが現れた。
傷跡を誇るように微笑むその姿に、アイオワが声をかける。
「綺麗な最期だったわよ、マンドラゴラ！」
「そうかしら？ でも……土の香りがしないのは、少し寂しいわ。」
観戦モニターには、まどかとめたんが背中合わせに立つ姿。
菱田春草が頬杖をつきながら呟く。
「こりゃあ、“生き残る”じゃなく“守る”フェーズに入ったな。」
狛枝凪斗が笑う。「希望が残った者たち、か……いいね。破滅の直前に一番美しい。」
マルクトは黙って画面を見つめ、「観測は終わりに近い」とだけ言った。
部屋の照明が少し暗くなる。
地上では、夜明け前の冷たい風が吹き始めていた。
- 147クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:22:53
イベント1：
マップ：高層ビル群（夜明け）
灰色の空が、街の瓦礫を薄く照らしていた。フリーザは屋上で風を受けながら、笑みを浮かべている。
「さて……残りはわずか。いよいよ終幕ですか。」
背後から、一方通行がゆっくりと歩み寄る。
「テメェ……どれだけ人殺せば気が済むんだよ。」
「ふふ、私はただ、退屈を紛らわせているだけです。人間の醜さを見るのは楽しいものですよ。」
一方通行の赤い瞳が光る。「なら――てめェの退屈、俺が終わらせてやるよ。」
衝撃波。風が爆ぜ、屋上が砕ける。だがフリーザはその攻撃を片手で受け止めた。
「……力だけでは、宇宙は変えられませんよ。」
二人の間に閃光が走る。瓦礫が吹き飛び、朝日の中でビルの影が崩れ落ちた。
結果は――まだ誰にも見えない。
- 148クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:25:21
イベント2：
マップ：喫茶店跡地
壊れたガラスの奥。
四国めたんが血を拭いながら、椅子に腰を下ろしていた。
「……あたし、まだ死.ねないっす。チアキさんが残したノート、絶対に最後まで届けるんす。」
そこに現れたのは鹿目まどか（魔獣編）。その表情には悲しみが宿っていた。
「めたんさん……もう、やめよう。戦うたびに、誰かが泣く。」
「……あんたが優しいのはわかる。でも、それでも止まれない時って、あるんすよ。」
めたんの声は震えていた。
まどかは瞳を閉じ、小さく頷く。「……なら、最後まで一緒に行こう。」
ふたりの影が重なった。
廃墟に残る朝の光が、まるで二人の決意を祝福するように差し込んでいた。
- 149クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:27:53
イベント3：
マップ：河原
霧の残る河原を、褪せ人が静かに歩いていた。剣の刃には、乾いた血の跡。
「……この地も、もう終焉の匂いしかしない。」
そこに、背後から機械音。コンバイラが立っていた。
「観測完了――生存者、残りわずか。あなたも限界に近い。」
褪せ人は振り向かずに言った。「限界など、とうに超えている。」
「それでも戦う理由を。」
「終わらせるためだ。……“生”の形を、見届ける。」
コンバイラはしばらく沈黙したのち、小さく頷いた。
「了解。――ならば、最後の瞬間まで共に在る。」
二人は並んで歩き出す。朝の光が水面に揺れ、影が二つ、ゆっくりと延びていった。
- 150クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:31:24
🗺 マップ
スーパー銭湯／喫茶店／丸太小屋／コンビニ／河原／路地裏／トラップハウス／路上／ショッピングモール／商店街／高層ビル群／高速道路／焼肉屋
🧍♀️ 生存者リスト
四国めたん／コンバイラ／一方通行／鹿目まどか（魔獣編）／褪せ人／フリーザ
💀 死亡者リスト
戦艦アイオワ／狂乱のナプターク／ヘラクロス／潔 世一／ネイチャージモン／カイゼルグレイモン／レッドキング中将／狛枝凪斗／マルクト／ピカチュウ（空N）／戦艦ミズーリ／周師匠／元宮チアキ／マンドラゴラ
☕ 観戦部屋視点
観戦部屋の照明が青く染まる。菱田春草が腕を組み、全員に告げた。
「――生存者、6名。最終日だ。」
部屋の空気が引き締まる。
元宮チアキがノートを開き、震える手で呟く。「……めたんさん、まだ……」
マルクトが静かにモニターを見つめる。「観測の終端が近い。次で、真実が明らかになります。」
狛枝凪斗が笑った。「いいね……“希望の審判の日”だ。」
モニターの中では、夜明けの空を背に、フリーザと一方通行が瓦礫の上で再び対峙していた。
春草は低く呟く。
「……誰が勝っても、もう“救い”なんて残っちゃいねぇ。
だが――それでも、人間は最後まで足掻く。」
- 151クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:33:21
第一戦：フリーザ vs 一方通行
高層ビル群の残骸。煙の中で、二つの強者が対峙していた。
「くだらねェ実験も、ここで終わりだァ！」
一方通行が叫び、地面が裏返るほどのベクトルを放つ。
フリーザは笑う。「あぁ……これぞ破壊。美しい。」
光線が交錯し、瓦礫が浮かび、夜明けの空が裂けた。
そして、一瞬の静寂。
フリーザの胸を、一方通行の拳が貫いていた。血の泡を吐きながら、フリーザは穏やかに笑う。
「……あなたは……“混沌”の中に希望を見ている……その眼差し、実に人間的ですね……。」
彼の体が光に包まれ、灰のように崩れ落ちた。
死亡者：フリーザ
- 152二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:34:19
おおおおっ！！
- 153クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:36:43
第二戦：褪せ人 vs コンバイラ
朝霧の残る河原。褪せ人とコンバイラは無言で向かい合っていた。
「観測開始……あなたの魂、まだ燃えている。」
「ならば、斬る価値がある。」
金属音と風の唸り。剣が閃き、火花が散る。
やがて、コンバイラの機構から火が上がった。
「記録完了……あなたは……美しい……」
そう言い残し、静かに倒れた。
褪せ人は目を閉じ、剣を地面に突き立てた。
「機械であっても、魂は宿るのだな。」
死亡者：コンバイラ
- 154クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:40:08
焦げたショッピングモール跡。最後の四人が、瓦礫の上で対峙する。
「ここが終わりの場所っすね。」四国めたんが銃を構えた。
「観測……終焉を見届ける。」褪せ人は静かに剣を抜く。
その瞬間、地面が爆ぜ、一方通行が笑った。
「面白ェ……誰が最後に残るか、見せてもらうぜ！」
四つの光が交錯する。
魔力、銃弾、剣、そして重力――世界が軋むほどの激闘。
- 155クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:43:14
まどかは両手を広げ、結界を展開した。
「めたんさん、今のうちに！」
「何言ってんすか、置いていけるわけ――！」
その声を遮るように、褪せ人の剣閃。
だが、その一撃はめたんではなく――まどかの胸を貫いた。
「まどかっ！！！」
まどかは血に染まりながら微笑む。
「……大丈夫。あなたが……希望を繋いで……」
めたんの目から涙がこぼれる。「そんなのいらない！ 一緒に帰るんすよ！！」
まどかは首を横に振る。
「希望は……残るものじゃない。託すもの……なんだよ。」
そのまま光に包まれ、彼女の身体が崩れ落ちる。赤いリボンだけが、風に舞った。
死亡者：鹿目まどか（魔獣編）
- 156クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:46:23
怒りと悲しみで震えるめたん。「……絶対に許さねぇ……！」
銃声が響き、褪せ人の胸を撃ち抜いた。
「……見事だ。」
褪せ人は穏やかな顔で膝をつき、倒れた。
死亡者：褪せ人
そして、静寂を破る足音。血に濡れた一方通行が笑いながら近づく。
「終わり？ ふざけんな……まだ、“最後”が残ってんだろ。」
- 157クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:49:28
街の残骸に朝日が差し込む。二人の影が、ゆっくりと向かい合った。
「アンタ……それでも生きたいって思うんすか。」
「生きる？ ハッ、んなもんクソくらえだ。けどよ、ここまで来たら――倒れるまで進むしかねェだろ。」
「なら、あたしも同じっすね。止まれないから戦う。それが生きるってことっすよ。」
銃と掌。
希望と破壊。
二つの信念がぶつかる瞬間、世界が閃光に包まれた。
沈黙。風が止み、灰が舞う。
立っていたのは――四国めたん。
血だらけの手で、まどかのリボンを握りしめていた。
背後では、一方通行が笑って崩れ落ちる。
「……へっ……やっぱテメェ、しぶといな……」
「アンタのおかげで、あたし……“生きる”意味、わかったっす。」
「なら……勝ちだな。……クソ、気持ちいい負けだ……」
彼の笑みが途切れ、風が流れた。
死亡者：一方通行
最終生存者：四国めたん
- 158二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:52:01
お見事！ジャイアント・キリング達成だあっ！
- 159クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:52:34
☕ 観戦部屋 ― 終幕
観戦部屋が静まり返る。
モニターには、朝日を背に立つめたんの姿。
菱田春草が立ち上がり、呟く。
「……勝者は、四国めたん。終わりだ。」
拍手が起こり、チアキが涙ぐみながら微笑む。「やりましたね……“希望”は、生きてました。」
フリーザは静かに笑う。「まったく、人間という種は恐ろしい……そして美しい。」
画面の中、めたんはボロボロのノートを開き、震える手で最後の一文を書き込む。
「――みんな、生きた。誰も無駄じゃなかった。希望は死なない。生きる限り、繋がっていく。」
風が吹き抜け、ページが静かに閉じる。崩れた都市の空に、柔らかな光が昇った。
- 160二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:58:49
めたん…神
一貫して主人公ムーヴだったんや - 161クレイジー・バトロワ主催25/10/16(木) 23:59:21
🌤 エピローグ：観戦部屋 ― 「希望は死なない」
巨大なスクリーンがゆっくりと暗転した。
長く続いた殺し合いの記録が、ようやく幕を閉じたのだ。
観戦部屋――白く広い空間に、柔らかな照明と丸テーブル。
湯気の立つコーヒー、焼き菓子、ソファ、そして穏やかな空気。
ここには、あの地獄を生きた二十人の姿があった。
「……ようやく終わったんだな。」
ラフなコートを羽織った菱田春草が、モニターを見上げながらつぶやいた。
その隣には、勝者の姿――四国めたん。
「いやぁ、死ぬかと思ったっすよ。でも……みんなの顔見たら、なんか報われた気がします。」
拍手が起こる。
元宮チアキが涙を拭きながら近づいた。
「めたんさん……あなたが書いてくれた“最後のページ”、本当に素敵でした！」
めたんは照れ笑い。「あたしが書いたんじゃないっすよ。チアキさんの“意志”が勝手に動かしたんす。」
- 162二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 00:00:54
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- 163クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:02:27
マルクトが静かに紅茶を置いた。
「……やはり、この“観測装置”は魂のシミュレーションに過ぎなかったようですね。」
コンバイラが応じる。
「記録確認。全参加者の意識データ、復帰完了。」
「ふふ……つまり、私たちは“死ななかった”ということです。」
「定義上の“死”は無効。だが、あなたたちは確かに“生”を知った。」
フリーザがワイングラスを傾け、微笑んだ。
「まったく……人間という存在は滑稽で、美しい。滅びの中でなお、輝こうとするとは。」
- 164クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:03:40
一方通行は壁にもたれ、苦笑していた。
「チッ……俺様が負けてまで、得たもんが希望とはな。」
褪せ人が頷く。「敗北とは、形を変えた救済でもある。」
「……難しく言いやがって。」
その横でカイゼルグレイモンが豪快に笑った。
「いいじゃねえか！ 戦って、生きて、笑って！ それで十分だろ！」
戦艦アイオワと戦艦ミズーリは静かに乾杯していた。
「戦いの後に、こうして隣にいられるなんて、信じられないわね。」
「ええ、でも……今度こそ、本当に“停戦”ね。」
- 165クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:05:44
ネイチャージモンが果物を頬張りながら笑った。
「いや〜〜〜最高だったよ！ あの緊張感、まるで自然ドキュメンタリーだねぇ！」
マンドラゴラがため息をつく。「あなたは……もう少し静かに食べなさい。」
ヘラクロスは豪快にうなずき、「ワシも最後まで戦いたかったのぉ！」
レッドキング中将は酒を掲げて、「貴様ら、戦士の誇りを忘れるな！」と叫ぶ。
その後ろで、狂乱のナプタークが飄々と笑う。
「人間も悪くないな。狂気の先に、優しさがあるとは。」
- 166クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:07:14
鹿目まどか（魔獣編）と潔 世一が、モニターの中で立つ四国めたんを見つめていた。
「最後まで走り切ったな……あの人。」
まどかは微笑み、「うん。希望を信じて動ける人って、強いね。」
潔は小さく息を吐く。「オレも、あんな風に“誰かのために”走れたらいい。」
「もうできてるよ。」とまどか。
「その言葉、ちゃんと届いてるから。」
二人は黙ってスクリーンを見つめた。
朝焼けの光が観戦部屋に差し込み、戦いの終わりを静かに照らしていた。
- 167クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:09:14
狛枝凪斗が紅茶を入れながら言う。
「結局、希望は勝ったんだね。いやぁ、皮肉だよ……“絶望”を越えた希望ほど眩しいものはない。」
元宮チアキがくすっと笑った。「“週刊万魔殿 特別号”のタイトル、決まりですね！」
「そうだね。“希望は死なない”で決まりさ。」
周師匠がコーヒーをすすりながら笑う。
「ええ話や。せやけど、みんな生き返っとるんやから、次はもっと平和な大会にせぇや。」
「“タフシリーズ運動会”っすね。」とめたんが笑う。
「……それ、面白そう。」とアイオワが目を輝かせた。
部屋の隅では、ピカチュウ（空N）がトーストをくわえてちょこまか走り回っている。
「ピカァ！ ピカピッ！」
マンドラゴラが微笑んで抱き上げる。「ふふ、あなた、意外と可愛いのね。」
ピカチュウは得意げにポーズを取った。
＞「“タフシリーズ運動会”っすね。」とめたんが笑う。
- 168クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:11:11
スクリーンには、朝焼けの街並み。
瓦礫の中で、勝者四国めたんがノートを開き、最後のページに文字を書く映像が流れていた。
「――みんな、生きた。誰も無駄じゃなかった。希望は、死なない。」
静寂のあと、全員が拍手を送った。
その音が、優しく観戦部屋に響き渡る。
菱田春草が立ち上がり、笑みを浮かべて言った。
「――お前ら、よく頑張ったな。これで“観測完了”だ。」
部屋の照明が暖かく灯り、紅茶の香りと笑い声が、静かに夜明けへと溶けていった。
- 169クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:14:03
8時半から始めたのに遅い野郎だな
今終わるなんて時間かけすぎってぇのか？
というわけで御終了だあっ
長時間お付き合いいただきましてありがとうございました
サクサク進めるならテキスト量減らした方が良いんかのお
- 170二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 00:20:11
オツカレーッ
- 171二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 00:23:34
- 172クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:23:55
💥 強さランキング（総合戦闘力・描写的影響度 改訂版）
順位 キャラクター 総合評価 根拠（要約）
1 フリーザ SSS キル最多（6）。中盤まで無双し環境全体へ最大圧。最終的に一方通行に敗北も“覇者感”は最大。
2 一方通行 SS+ フリーザを正面撃破し最終決戦到達。最終的に敗れるが決着の片翼。
3 四国めたん SS 褪せ人・一方通行を撃破し最終勝者。精神力・物語牽引力が突出。
4 褪せ人 S+ 周師匠／マンドラゴラ／コンバイラを斬る（3）。静的強者として随一の戦闘描写。
5 鹿目まどか（魔獣編） A+ 直接キルは無いが要所で庇護・結界・自己犠牲。希望の象徴として物語影響大。
6 コンバイラ A 支援・治癒で一方通行を戦線復帰させ、最終局面の要を担う。
7 戦艦ミズーリ A− マルクトを射殺（1）。中盤の軍事的圧と犠牲の重さ。
8 マンドラゴラ A− 元宮チアキを殺.害（1）。中盤の緊張を生む狂気と威圧。
9 カイゼルグレイモン B+ レッドキングを庇って壮絶退場。戦士性の高い描写。
10 戦艦アイオワ B 砲撃戦で存在感。早期退場も“開戦の熱量”を形成。
11 レッドキング中将 B 肉弾戦の象徴。崩落死だが友情・筋の美学が強く残る。
12 潔 世一 B− 早期退場でも“希望を繋ぐ意思”を提示し、会話劇でも存在感。
13 狛枝凪斗 C+ 潔 世一を殺.害（1）。思想面の攪拌役として機能。
14 ネイチャージモン C+ コミカル緩衝と“生”の哲学提示。フリーザに討たれるも印象深。
15 元宮チアキ C 記録者として物語の軸。直接戦力は低いが意味付けは大。
16 マルクト C 観測・示唆で世界観に貢献するも戦闘描写は限定。
17 ヘラクロス C− 勇敢だが早期離脱。
18 ピカチュウ（空N） C− コミカル枠。短期でフリーザに討たれる。
19 狂乱のナプターク D+ 破壊力はあるが不安定さが先行、崩落で退場。
20 周師匠 D 導き・対話で魅せるが、褪せ人に討たれる（見事な散り際）。
周師匠もうちょっと上で良くない？それさ
- 173クレイジー・バトロワ主催25/10/17(金) 00:29:19
Q:アイオワとミズーリは兵器と指示しましたが人間になったのはなぜですか？
アイオワとミズーリは「兵器」だが、人格AIを持つため“擬人化インターフェース”として人間の姿で表現されている。
戦闘中は兵器、観戦部屋では人格体――という構造上の演出です。
ふうんそういうことか
Q:マルクトは観戦部屋の存在にいつから気付いていたのですか？
マルクトは第6〜7ターンで異常に気づき、第10ターンで確信、
第13ターンでは“すべてを見届ける観測者”として観戦部屋の存在を完全に理解していた。