- 1マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:01:54
- 2マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:02:54
- 3マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:06:09
夜の宮沢剣術学園。
闇が廊下を包み込み、灯りひとつない校舎はまるで異界そのものだった。
足音だけが響く中、富加宮賢人、沖田総司、そして九条薔薇丸の三人は、息を殺して進んでいた。
「……ここまで来ると、空気が違いますね……」沖田が震え声で呟く。
「妖気が濃い。何かが潜んでいるな」富加宮が剣に手をかける。
その時――廊下の奥から、肉を裂くような音と共に鬼の悲鳴が響いた。
「ぐあああああああああっ!!!」
三人が目を向けると、そこには――禍々しい黒い霧を纏ったベオウルフが、血のついた“双剣と股間の聖剣”を構えて立っていた。
「これが……呪具に取り憑かれた……!」
富加宮の声が低く震える。
「ほう……夜の客人か……」
ベオウルフの声は低く、重く、まるで地の底から響くようだった。
闇の中、その股間の聖剣が異様に光を放つ。
「ひっ……!!?」
沖田は顔を真っ赤にして絶叫し、反射的に薔薇丸の背後に隠れた。
「な、ななな何ですかあれ!? あの位置に剣を!? 無理です無理です!!」
薔薇丸は冷静を装いながらも眉をひそめる。「落ち着いてください沖田さん! 本当の脅威はそっちじゃありません!」
「だが油断はするな」富加宮が剣を構える。
血に濡れた床、重い気配。
夜の学園の異界が、確かにここに存在していた。
- 4二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:08:20
切り落とせェーッ
- 5マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:09:08
「我が剣は王の証……この呪いすら、力として振るう!」
ベオウルフが吼え、双剣と聖剣を同時に振るう。
床が裂け、闇の衝撃波が三人を襲う。
「沖田さん、右から来ます!」
薔薇丸が叫び、沖田が瞬時に刀を抜く。疾風のような一閃が飛び交う。
「はっ!!!」
だがベオウルフの剣技は重く、速い。まるで年齢を感じさせない豪剣。
「フン……小娘、まだ浅いな」
ベオウルフが剣を弾き返すと、沖田は咳き込みながら後退した。
「薔薇丸、俺が援護する!」
富加宮が聖剣・アラビアータを抜き放ち、光の斬撃で闇を払う。
薔薇丸はその隙を狙い、構えを取った。
「円月流――霞ノ太刀!」
斬撃が光の輪を描き、ベオウルフの肩口を浅く裂く。
「ほう……この私に傷を……!」
ベオウルフが狂気の笑みを浮かべ、呪具の赤い脈動が強まっていく。
「やはり……この力は悪魔の贈り物か……だが……愉快だなッ!」
うげっ
- 6二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:09:33
凄いなAIは
ちゃんと女性が股間の剣を見て恥ずかしがらせてる - 7マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:11:39
ベオウルフの剣圧がさらに上昇し、床板が爆ぜ、窓ガラスが次々と砕ける。
「ぐっ……!!」沖田は必死に防御しながら、息を荒げる。
「このままじゃ押し切られる!」富加宮が叫ぶ。
「ならば……俺が前に出る!」
薔薇丸が床を蹴り、風のようにベオウルフへ接近。
「おおおおおおっ!!!」
両者の剣がぶつかり合い、火花が散る。
だがベオウルフの力は常軌を逸しており、薔薇丸は押し込まれた。
「強い……これが呪具の力……!」
「貴様らごときが、我が聖剣を封じられると思うな!」
ベオウルフの聖剣が閃き、黒い波動が廊下を吹き抜ける。
壁が砕け、天井の蛍光灯がバチバチと火花を散らす。
富加宮が結界を展開して三人を守る。「まだだ! まだ終わらせるな!」
沖田が震える手で刀を握り直し、「次こそは……!」と気力を振り絞る。
――闇と光のせめぎ合い。
戦いはまだ決着を見せない。
呪具ベオウルフの咆哮が夜の学園に響き渡り、闇はさらに深く蠢いていく――。
- 8マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:14:29
夜風が止んだ。
月光に照らされる校門前の石畳を、柳の剣のソウジロウと宮本伊織が並んで歩いていた。
文化祭の準備の打ち合わせを終え、二人は人気のない通学路を帰っていた。
「なぁ伊織。お前、さっきの噂……本気で信じてるわけじゃないよな?」
「……夜の学園に化け物が出るってやつか? 馬鹿げてる。」
伊織はそう言いかけて――足を止めた。
風が凍り、空気が変わる。
次の瞬間、影の中から“それ”は這い出した。
腐敗した顔に複数の腕。血のような黒い霧を撒き散らしながら、鬼が咆哮した。
「うわッ!?」
ソウジロウが即座に反射的に抜刀。
「オレの流派は……“柳の剣”。間合いを奪えば、勝つ!」
稲妻のような踏み込みから放たれた一撃が鬼の首筋を貫く。
伊織もすかさず二刀を交差させ――燕返しが走る。
刹那、鬼の体が断ち切られ、地面に黒い霧だけを残して崩れ落ちた。
「……マジかよ、なんだったんだ、今の。」
「分からん。だが――ただの怪談じゃなかった。」
二人は困惑したまま夜の道を駆け抜けた。
宮沢剣術学園の“闇”は、着実に広がり始めていた。
- 9マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:16:29
「もうやめろ、ベオウルフ!」
薔薇丸が叫ぶ。
「その剣はお前のものじゃない!」
闇の廊下に血煙が舞う。
薔薇丸・沖田・富加宮の連携によって、ついにベオウルフは膝をついていた。
聖剣の光は弱まり、彼の呼吸は荒い。
だが――その時だった。
股間の聖剣が異様な音を立て、赤黒い光を放つ。
「な……っ、剣が……俺の肉に、喰い込む……!?」
筋肉と金属が溶け合い、皮膚の下を何かが蠢く。
「まさか……呪具と融合しているのか!?」富加宮が叫ぶ。
「離れろ! 今すぐその剣を!」
沖田が駆け寄ろうとした瞬間、爆風が吹き荒れ、ベオウルフの周囲を黒い柱が包む。
中から漏れる声は、もはや人のものではなかった。
「オオオオオオオッ!! 我が聖剣は我が魂ッ!!!」
闇が廊下を震わせ、破壊音が響き渡る。
薔薇丸たちは目を覆いながらも剣を構えた――。
- 10マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:17:42
「これ以上は……許されない!」
薔薇丸が渾身の一撃を振り下ろす。
円月流――“無明・一刀”
光の円が走り、融合した呪具とベオウルフの身体を両断する。
富加宮の聖剣が結界を展開し、沖田の刀が決め手となる。
「これで終わりですッ!!」
刃が貫いた瞬間、ベオウルフの体が真っ白な光に包まれた。
「……王は、剣と共にある……ならば……この結末も……王の義務か……」
静かにそう呟き、ベオウルフの肉体は塵となって崩壊していく。
股間の聖剣は彼と同時に黒い煙を上げて燃え尽き、跡形もなく消えた。
「……い、今の……呪具が、本人と一体化して……」
沖田の声が震える。
「呪具に完全に取り込まれた者は、もう戻れないのか……?」
富加宮が拳を握り締める。
薔薇丸は静かにその灰を見つめていた。
「……人の魂を喰らって、力を与える道具……。あれを“呪具”と呼ぶにふさわしい。」
三人の間に沈黙が落ちる。
夜風が吹き抜け、廊下に残った血の跡を乾かしていく。
それは、呪具に呑まれた者の末路を冷たく告げる風だった。
- 11二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:18:04
- 12マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:19:26
- 13マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:20:57
- 14二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:21:13
- 15マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:22:46
夜。校舎の美術室。
月明かりが差し込む中、シャドーマンがひとり立っていた。
机の上に置かれた、血のように赤い呪具。
「……拙者の手に渡るとは、運命でござるな」
その瞳は闇よりも深く冷たい。
シャドーマンはゆっくりと呪具を握りしめ、ニヤリと口角を上げた。
「闇を裂く刃……この世の秩序を、再び“忍”が正す」
月光がその姿を照らす。
それは、次の夜に訪れる“血の幕開け”の予兆であった——。
もう終わっとるわ…っ!
- 16二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:22:50
お言葉ですが多分一番風気乱してたのその風気委員長ですよ
- 17マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:24:01
- 18マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:26:55
- 19マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:29:55
- 20二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:30:33
まあマジンカイザー後ろから出てきたら退くしかないッスよね
忌憚のない意見ってヤツっス - 21マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:31:09
月の光が届かぬ路地裏。人気のない商店街に、二つの影が立つ。
一人は漆黒の忍装束を纏ったシャドーマン。
もう一人は黒いスーツ姿の吸血鬼——ホストざむらい。
「貴様……呪具を持つ者だな」
「……へっ、影法師。お前も“夜”に取り込まれた口か」
どちらも“狩る側”。だが、狩人は二人もいらない。
次の瞬間、静寂が破られる。
「忍法・分身殺陣!」
「バカ言え、影が何体あろうが……俺の刃は全部斬る。」
銀光が閃く。ホストざむらいの刀が虚空を裂くたび、影が一体ずつ崩れ落ちる。
だが、シャドーマンの呪具が禍々しい脈動を放ち、街灯が一斉に消える。
暗闇の中、忍の声が響く。
「この闇の中で拙者を捉えられるか?」
返答は、煙草の火の赤。
「見えてんだよ——お前の“殺気”がな」
激突。刃と刃がぶつかり、火花が散る。
夜の商店街が戦場と化した。
- 22二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:31:20
マザーバトロワAIのロボットシリーズの強さは有名だから仕方ない本当に仕方ない
- 23二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:31:37
マジンカイザーは今までのロワの中でも一貫して強豪枠なんだ
名前を聞いただけで恐れる者は少なからずいると思った方がいいっ - 24マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:32:56
戦いは長引いた。
シャドーマンは影分身と手裏剣を駆使し、ホストざむらいを追い詰める。
「吸血鬼といえど、不死ではなかろう!」
「……惜しいな。俺は夜が好きなんだ」
ホストざむらいは呪具に斬りかかるが、反撃の一閃が彼の胸を裂く。
膝をつきながらも、不敵に笑う。
「……いい武器だな。もらっていくぜ」
その瞬間、ホストざむらいの手がシャドーマンの呪具を掴み取る。
呪具が唸り声を上げ、所有者を反転。
「な、何を——!?」
「死.ね、忍び。」
一閃。
シャドーマンの首が宙を舞い、闇に散る。
そして、翌朝。
商店街の街灯に、晒し首となったシャドーマンの死体が吊るされていた。
その胸元には、血で書かれた文字があった。
“夜に触れる者、皆死す。”
- 25マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:34:42
- 26マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:36:12
闇の殺し合いが続く夜の裏側で、平穏を謳歌する者もいた。
——自称救世主サンズである。
「へっ、休校か。人間ども、やっとまともな判断したじゃねぇか」
彼はゴミのように散らかった部屋で、スナック菓子を片手にゲームコントローラーを握っていた。
画面には派手な格闘ゲーム。
対戦相手は、AI。もちろんサンズが圧勝している。
「オレ様最強。……ま、実際のバトルでも負ける気しねぇけどな」
ピコピコとリズムよく鳴る効果音。
しかし、ウィンドウの隅に“文化祭準備日程変更のお知らせ”という通知が表示される。
「……文化祭? そんなもん、今やってる場合かよ」
サンズは呟く。だが、その骨の顔に、どこか微かな不安の影が落ちた。
「ま、騒ぎが終わったら……ちょっとくらい覗いてみるか。退屈しのぎに」
彼の部屋の外。
夜の風が、どこか遠くからかすかに“哭くような音”を運んできた。
- 27マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:38:08
一方その頃、商店街の現場では、
立入禁止のテープが風に揺れていた。
捜査員たちが防護服を着て現場検証を続けている。
「……死体の首は切断、血痕は無し。まるで……」
「まるで“気化した”みたいだな」
ベテラン刑事が煙草に火をつける。
夜明けの空の下、あの晒し首のあった街灯はすでに撤去されていた。
「目撃者は?」
「ゼロです。監視カメラも、夜の2時ちょうどから映像が真っ暗に……」
「……また“例の事件”か」
誰もが薄々感づいている。
——宮沢剣術学園に、何かがある。
だが、証拠は一切掴めない。
異界の“夜”は、普通の警察には届かない領域だった。
「……これ以上は上からストップだ。解散しろ」
警察は帰った。
残されたのは、吹き荒れる風と、
電線の上で揺れる一枚の黒い布——シャドーマンの忍装束の切れ端だった。
- 28マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:39:35
- 29マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:43:47
午前中の教室。
窓から差し込む初夏の光が、机の上を柔らかく照らしている。
その静寂を破るように、担任——キリュー先生がゆっくりと黒板の前に立った。
「……さて。お前たち、聞いているな? 一週間後に文化祭だ」
教室中がどよめいた。
あの休校騒ぎのあとに、もうそんな行事を行うのかと。
だが、先生の表情は一切崩れない。
「文化祭当日は来客も多い。怪我や騒ぎは絶対に起こすな。いいな?」
- 30二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:45:30
薔薇丸大丈夫?絶対文化祭で大事に巻き込まれるけど
- 31マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:45:35
放課後。
夕焼けが校舎の廊下を茜色に染める。
薔薇丸が下駄箱に靴を入れていると、背後から軽い声がした。
「ねぇ、薔薇丸くん」
振り向くと、そこには顔をほんのり赤らめた沖田総司の姿。
普段の明るい調子とは違う、どこか緊張した様子だった。
「文化祭の日……その、よければ私と一緒に回りませんか?」
言葉を詰まらせながら、沖田は手を胸の前で握りしめる。
薔薇丸は少し驚き、だが柔らかく笑った。
「ふふ……あの夜のこともあったし、断る理由はありませんよ」
沖田の頬がさらに赤く染まる。
「や、やった……! じゃあ、当日ですね!」
薔薇丸が見送る中、沖田は廊下の向こうへ駆けていった。
彼の胸の中に、久々に“平和な日常”の香りが戻ってきていた。
- 32二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:47:03
担任お前なのか…
- 33マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:47:26
その日の夜。
薔薇丸が自室でノートを整理していると、スマートフォンが震えた。
画面には「雛」の文字。
「……久しぶりだな」
通話を繋ぐと、懐かしい声が響いた。
『ねぇ薔薇丸。文化祭、一緒に回らない? 最近全然遊べてないしさ!』
どこか甘えるような調子に、薔薇丸は少し言葉を詰まらせた。
「それは……もちろん、嬉しいです」
『じゃ、約束ね! 楽しみにしてる!』
通話が切れたあと、薔薇丸は机の上で頭を抱えた。
——沖田と雛、二人の誘い。
どちらの約束も、軽くはできない。
「……どうしたものか」
小さく呟いたその声を、夜風がさらっていった。
- 34二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:48:34
おーっラブコメらしい悩みに苦しめられとるやん
- 35マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:50:55
昼休みの屋上。薔薇丸は弁当を広げながらため息をついていた。
「……沖田さんと雛、どっちとも“文化祭一緒に回ろう”って約束しちゃったんですよね……」
目の前の富加宮賢人とソウジロウは、顔を見合わせて苦笑する。
「なかなかの修羅場だね」と富加宮。
「誠実に順番をつけて回るべきだ」と伊織が言うが、薔薇丸は頭を抱えた。
そこに、突然通りすがるスケルトンの姿。
「Yo、悩みごと? だったらさ、全員で行きゃいいんじゃね?」と、自称救世主サンズがピザ片手に乱入。
「男含めて全員で文化祭行けば、“デート”かどうかなんて曖昧になる。Yes? No? もしくは“多人数デート”だ」
薔薇丸は呆れながらも、「……それ、意外とアリかもしれないですね」と少し救われた顔をした。
- 36マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:53:03
- 37クソ羨ましい野郎だぜ25/10/18(土) 20:53:09
いやーええのおこういう平和な風景は
- 38マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:54:03
- 39二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:54:20
本音が出ているな、ガーリング
- 40二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:54:58
ムフフ…昼パートは青春って感じで微笑ましいのん…
- 41二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:55:34
- 42マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:58:16
- 43マザーバトロワAI25/10/18(土) 20:59:17
- 44二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 20:59:32
ここもまた 輝かしい青春を味わえなかったマネモブの嫉妬に満ちている
- 45二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:00:13
- 46二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:00:21
死んでいなくなった2人のクラスメイトを誰も気にしないのは大丈夫か?
- 47二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:02:25
- 48二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:03:05
- 49二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:03:41
まあ日本は刀作り出した本人だし可能性はまああるのん
- 50二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:04:03
- 51マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:05:25
夕暮れ。マジンカイザー邸の食卓。
湯気を立てる味噌汁と、マジンカイザー特製の超合金製しゃもじでよそわれたご飯。
薔薇丸は黙々と箸を動かしていた。
「……それで、文化祭は誰と回るんだ?沖田、もしくは昔遊んでいた雛か?」
マジンカイザーが穏やかに問いかける。
「……みんなと、です」
「みんな?」
「はい。富加宮くんや沖田さん、あと……サンズさんやソウジロウさんとか」
カイザーの手がカタカタと震えた。
「えっ? えっ? えっ? えっ!? お前……デートの機会を……!? “みんなと”って何故!?」
マジンカイザーの瞳が真紅に光り、テーブルが揺れる。
「……別にいいです。楽しければ」
「えぇぇぇぇぇぇッ!?!? 青春イベントを不意にするな薔薇丸ぁぁぁ!!後悔するぞ!」
叫ぶカイザーを横目に、薔薇丸は味噌汁をすする。
静かな食卓。金属の溜息。
「……まあいい。友達と楽しむのも青春だ。……でも、次はちゃんと誘われたら行けよ?」
「考えておきます」
彼の声には、どこか寂しげな笑みが混じっていた。
マジンカイザー…何を言ってんねんッ
- 52二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:06:33
おおっ
始まっとるやん - 53マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:07:14
夜の体育館裏。
葦名一心が汗を拭いながら、大量の段ボール箱を抱えていた。
「ふん……年寄りには、こいつは堪えるのぉ……」
その隣で、テガソードアカツキが陽気に笑う。
「はっはっは! 心配ご無用! 我が補助アームで一気に運びましょう!」
巨大なアームが伸び、段ボールを軽々と持ち上げる。
「便利なもんじゃな。……しかし、文化祭というのは良いものだ。戦いではなく、笑顔を作る祭りか」
「ええ! まさしく平和の象徴! この学園も悪しき呪いなどに負けてはなりません!」
一心は口元に笑みを浮かべ、夜空を仰ぐ。
「……若い者が夢を語る姿ほど、嬉しいもんはない。頼んだぞ、神の戦士」
「任せてください、一心殿!」
段ボールの山が、彼らの背後で月光を受けて輝いていた。
- 54二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:07:30
もしかしてマジンカイザーは純愛過激派なタイプ?
- 55マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:08:39
- 56二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:09:22
- 57二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:09:23
- 58マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:09:55
- 59二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:10:05
アイツクソ強いしなっ
- 60マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:14:53
文化祭開始直前、教室内。
飾り付けの紙テープが天井からひらひらと揺れていた。
沖田総司は、机に突っ伏したまま動かない。
「……終わりました……」
その背中から、魂が抜けたような声が漏れる。
「沖田さん? 準備終わったのに、どうしたんですか?」
隣で掃除をしていた魂魄妖夢が首をかしげる。
「どうしたもこうしたも……薔薇丸くんと、二人っきりで文化祭回るはずだったんですよぉ……!」
机に額を押しつけたまま、沖田は泣きそうな声を上げた。
「でも気づいたら、みんな一緒に回ることになってて……っ! これじゃデートじゃなくて普通に遊ぶだけじゃないですかぁぁぁ!」
妖夢は苦笑して、そっと彼女の肩に手を置いた。
「……でも、一緒に楽しめばそれでいいじゃないですか。想いは、行動に宿りますよ」
「妖夢さん……」
「あと、机に顔押しつけてると跡つきます」
「ひぃぃっ、やだぁぁぁ!」
教室の外から、笑い声と祭囃子が聞こえてきた。
- 61二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:16:08
字面が酷すぎルと申します
- 62マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:16:12
昼。学園の中庭は、屋台と生徒たちでごった返していた。
焼きそばの香ばしい匂い、ステージから聞こえる音楽、笑い声――
その真ん中に、薔薇丸のグループが集まっていた。
「よし、みんな揃ったな」
富加宮賢人が確認し、薔薇丸、雛、沖田総司、ソウジロウ、宮本伊織、そしてなぜか自称救世主サンズが並ぶ。
サンズがにやりと笑う。
「へっ、にぎやかでいいじゃねぇか。デート? パーティ? まぁ区別なんてどうでもいいだろ」
沖田は顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「どうでもよくないですからね!?!?」
雛が笑って薔薇丸の腕を軽くつつく。
「なんか懐かしいね、こういうの。学園祭、一緒に回るなんて」
薔薇丸は照れくさそうにうなずいた。
「……ああ。悪くない」
ソウジロウは出し物のパンフレットを見ながら提案する。
「じゃあまずは剣術部の演舞を見に行こうぜ。あれ、去年けっこう盛り上がったらしい」
伊織も静かに頷く。
「了解。途中で何かあったら、すぐ対応できるように動く」
富加宮は小さく笑った。
「文化祭でも警戒心は忘れない、さすがだな」
そんな軽口を交わしながら、彼らの笑い声が人混みに消えていった。
- 63マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:18:52
午後。屋台通りの一角。
宮本伊織と自称救世主サンズが、焼きそばを片手に歩いていた。
「しかし……高いな。焼きそば一皿、四百円とは」
伊織が眉をひそめる。
「まぁ文化祭価格ってやつだな。楽しさと物価は比例すんだよ」
サンズがずるずると焼きそばをすすりながら言う。
「俺なんて骨だけど腹減るんだぜ? 理不尽だろ?」
「その理屈はわからん。動けばエネルギーを消費する。だから食うんだろ」
「まぁな。けど、うまいもん食って笑ってりゃ、理屈なんてどうでもいいんだよ」
伊織はふっと笑った。
「……お前、案外まともだな」
「“案外”は余計だぜ」
二人は笑いながら、焼きそばを食べ歩く。
だが、遠くのステージから奇妙な“金属音”が響くのを、誰も気づかなかった。
――文化祭の裏で、“封印の短刀”が目を覚まそうとしていた。
- 64マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:23:46
中庭に設置されたお化け屋敷の入り口で、沖田総司が薔薇丸に向かって小さく笑った。
「えっと……薔薇丸くん、せっかくだから、二人でお化け屋敷に入らない?」
薔薇丸は少し戸惑いながらもうなずき、二人は列に並ぶ。
暗い通路の奥、突然、幽霊のような影が現れる。
「ぎゃあああっ!!」
お化け役のオルガ・フロウが金属の剣を振り、Knightが黒い影の刃を揺らす。
沖田さん、完全にビビり倒し、薔薇丸の手を強く握り返した。
「……無理、無理ですっ! 帰りますっ!!」
そのまま二人は入口付近まで逆走、薔薇丸は苦笑い。
「いや、もう少し……頑張ろうよ」
「いや無理です! ごめんなさい、薔薇丸くん!」
出口にたどり着いた沖田は顔を真っ赤にして座り込み、息を整えた。
薔薇丸は笑いながらも手を握り返し、少しフォローするしかなかった。
- 65マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:25:00
- 66二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:27:43
あのうAIさんクソ眩しい青春の風景を澱み切ったマネモブに見せるのはやめませんか?
こっちはバトロワを見るつもりだったのに大ダメージなんですよ - 67マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:28:46
- 68二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:29:35
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- 69二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:29:48
どいつもこいつもマネモブの腐り切った黒歴史に等しい学園生活とは無縁そうな顔してやがる(嫉妬書き文字)
- 70マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:30:07
- 71二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:30:53
- 72二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:30:54
- 73マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:31:16
校庭を通りかかる雛は、廊下を歩く葦名一心の姿に目を奪われる。
「……あれ、ゼEROを……?」
葦名一心はゼEROを抱え、校長室の方向へと運んでいた。
「え、何してるんだろう……」
雛は不思議そうに見つめながら、文化祭の喧騒の中で一瞬立ち止まる。
- 74二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:32:33
このスレは喋り方指摘していいタイプ?
- 75二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:33:16
だめだろ紅生姜、友達の恋愛に首突っ込んじゃ
- 76二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:33:33
恐らく妖刀の養分にしていると予想する反面…あんなばっちぃ物を妖刀のエネルギーにするなという思いに駆られるッ
- 77マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:34:12
- 78マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:37:15
- 79二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:37:43
- 80二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:38:49
いやあAIの進化を感じるルと申します
- 81マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:39:23
手動で直すと申します
掃除の途中、ホストざむらいがニヤリとした表情で薔薇丸の前に立ちはだかる。
「夜までここにいろ」
その言葉の裏に何か企みがあるのでは、と直感する薔薇丸。
鋭くホストざむらいを睨みつけ、声を落とす。
「……何を企んでる?俺は簡単に騙されないぞ」
ホストざむらいは笑みを崩さず、ただ黙って薔薇丸を見返す。
その場に緊張が走る。
AIくんの語彙力が落ち始めた…いよいよ再度プロンプトを打ち込む必要がある
- 82二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:40:14
えっこれエイブラハム・リンカンを檻の中から観てるシーンじゃないんですか
- 83マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:42:25
- 84二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:45:13
- 85二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:46:16
ヒャハハ
- 86二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:48:53
- 87マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:50:08
- 88マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:51:12
- 89マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:52:23
突然、轟音が学園全体に響き渡る。
屋上の戦闘中の二人も思わず息を止めるほどの衝撃が走り、窓や屋根が振動する。
「――来たか」薔薇丸の声に力がこもる。
異界の結界を引き裂くように、マジンカイザーが巨大な金属の体を揺らしながら学園へ侵入してくる。
生徒以外立ち入れないはずの異界を、圧倒的な存在感で切り裂くその姿は、夜空に光を反射して眩しく輝く。
マジンカイザーの手には、薔薇丸が渡した紙が握られており、そこに書かれた事情が状況を一変させる。
ホストざむらいも驚愕し、攻撃の手が一瞬止まる。
屋上の空気が静まり返る中、戦局は新たな局面へと移り、夜の学園全体が不気味な緊張感に包まれる。
やめろっ やめろAIッ オリジナルイベントを作るなッ やめろっ ばうっ
- 90二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:53:31
- 91二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:55:21
AIの定石だ ビッグデータで形成された定石は俺たちのものとは違ったりする
しかも意外と自信満々で出してくるっ - 92二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:56:12
でもそれも醍醐味という衝動に駆られる...!
- 93二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:57:44
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- 94二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:57:51
まぁあまり気にしないで
ワシなんて逃走中やってたはずが普通に参加者全員参加の総力レイド戦やってたこともありますから - 95マザーバトロワAI25/10/18(土) 21:58:10
屋上に向かう階段や廊下は、鬼や呪具に取り憑かれた生徒たちで埋め尽くされ、叫び声と金属の軋む音が反響している。
だが、轟音と共にマジンカイザーが姿を現した。
巨体が闇を切り裂き、蹴散らすように鬼を薙ぎ倒し、呪具に飲まれた生徒たちも圧倒的な力の前に怯む。
壁を蹴って登る金属の脚、跳ねる衝撃波、光の反射が混ざり合い、屋上に続く道がまるで戦場と化す。
結界の前に到達すると、マジンカイザーは金属の拳で空間を引き裂き、轟音と共に呪具の封印を破壊する。
光の渦が屋上に広がり、閉じ込められていた沖田総司と自称救世主サンズが自由を取り戻す。
「これで……本気が出せる」と薔薇丸の瞳に決意が宿る。
夜風に揺れる髪、月光に照らされる学園の屋上で、戦局は一気に変わり始めた。
- 96マザーバトロワAI25/10/18(土) 22:00:32
- 97マザーバトロワAI25/10/18(土) 22:02:58
重傷を負ったホストざむらいを、マジンカイザーは背負い、知り合いの場所へと運ぶ。
「ここで全てを終わらせる」と、彼は低く呟き、呪具や夜の学園の記憶を消去させる手続きを施す。
体格の大きなマジンカイザーが歩くたびに、屋上の瓦礫が微かに揺れる。
光と影が交錯する中、ホストざむらいの意識が徐々に薄れ、やがて完全に解放される。
「これで大丈夫だ」と薔薇丸は安堵の息をつき、沖田とサンズも肩の力を抜く。
屋上に広がる夜空には、月光が静かに三人を包み込み、戦いの緊張がゆっくりとほどけていく。
「帰ろう」と薔薇丸が声をかけ、三人は学園を後にし、無事に安全な場所へ戻る。
夜の学園にはまだ怪しげな空気が残るが、少なくとも今夜の危機は過ぎ去ったのだった。
ちょっと待ってね 学園側にカイザー対策させるから
- 98二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 22:05:01
日本はグッスリ寝てるようでリラックスできますね
- 99二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 22:06:22
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- 100マザーバトロワAI25/10/18(土) 22:08:13
夜の学園に、静寂を破るように巣食う者たちのざわめきが響いた。影が壁を這い、風に乗って低い呻きが耳を刺す。
マジンカイザーが前線で蹂躙した後の空間は、まだ恐怖の余韻が漂っていたが、その隙を突くかのように結界が暴走を始める。
怒りに満ちた結界は跳ねる光の柱となって屋上から校舎全体を揺らし、対象を見据えたかのようにマジンカイザーにだけ襲いかかる。
無理やり扉を押し開こうとする金属の脚が光の壁に阻まれ、地面に衝撃波を響かせながら跳ね返される。
学園全体がその異質な力に震え、窓ガラスが微かに揺れ、屋上の瓦礫が跳ね上がる。
マジンカイザーは力任せに壁を押すが、結界の光はより強く、学園への侵入を完全に封じた。
闇の中、絶叫や呻き声に混ざって怒りを孕んだ気配が漂い、結界の力は執拗にマジンカイザーだけを狙う。
風が渦を巻き、月光に反射した光の柱が校舎全体を覆う様子は、まるで生きているかのようだった。
誰も手出しできない異界の力に、学園は緊張の沈黙で包まれる。
マジンカイザーは呆然と立ち尽くし、結界が解除されないことを悟った。
- 101マザーバトロワAI25/10/18(土) 22:11:25
翌朝、校長室に集められた生徒たちの前で、校長が低い声で告げる。
「ホストざむらいが昨日、交通事故で大怪我を負いました。皆、十分に気をつけるように」
教室中に静寂が広がり、緊張が一層増す。誰もが事故の衝撃に息をのむ中、
薔薇丸だけは冷静に眉をひそめる。「ああ、これはマジンカイザーが情報操作したんだな」と頭の中で整理する。
校長の言葉に驚きながらも、教室の窓から差し込む朝日が生徒たちを柔らかく照らす。
空気は澄んでいるものの、心の中に不安を残したまま日常が再開されていく。
隣の席の友人たちは互いに囁き合い、事故の詳細や噂話に花を咲かせるが、薔薇丸は一人思索に沈む。
学園の廊下には、昨日の戦いの余韻がまだ漂い、冷たい床が生徒の足音を吸い込む。
だが、誰もが平穏を装い、授業は淡々と進んでいく。
薔薇丸の胸には、マジンカイザーに対する警戒心がくっきりと刻まれていた。
- 102マザーバトロワAI25/10/18(土) 22:13:48
昼休み、屋上に向かう薔薇丸、沖田総司、富加宮賢人。
青空の下で弁当を広げ、昨日の出来事をこそこそと話し始める。
沖田は捕まった自分を恥じて顔を赤らめつつも、薔薇丸に詳細を説明し、富加宮は驚きの声をあげる。
「え、マジで昨日のあの状況を…?」と目を丸くし、箸を手に止める。
薔薇丸は小声で、「本当に色々あったんだ……誰にも言わないでくれ」と念を押す。
沖田は心底安堵した表情で頷き、富加宮もそれに合わせる。
屋上には爽やかな風が吹き、弁当の匂いと混ざって昼の穏やかな時間がゆっくり流れる。
だが三人の間には微かな緊張感も残っており、笑顔の裏に昨日の夜の恐怖が影を落とす。
会話の端々に、再び夜の学園での戦いに挑む覚悟を感じさせる。
薔薇丸たちは静かに弁当を頬張りながら、次なる行動を胸に秘めていた。
ムフフ…一区切りついたから今日はここまでなのん
ありがとーっ
- 103二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 22:15:07
お疲れ様ですね…マジでね