ここだけホシノ救出作戦の後、アビドスの皆が便利屋68の大ファンになった世界

1二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 17:36:52

ノノミ「聞きました？　やっぱりこないだのオペラハウス爆発事件、便利屋68が関わってたみたいです！」

アヤネ「ギャング連合のボスであるドン・アランチーノの身柄を巡った抗争だとか。その場にはあのアリウスの錠前サオリも居たそうです」

セリカ「流石は便利屋68、派手にやるわね……ギャング連合を相手に戦争するなんて。それでこそ私達アビドスのライバルよ！」

シロコ「錠前サオリ……ああ、あのエデン条約の時に戦ったスクワッドのリーダー。結構強かったけど……まぁ、一人なら便利屋の敵じゃ無いか」

ホシノ「うへ……前から思ってたんだけどさ、皆のその便利屋に対する謎の信頼というか好感はどこから来てるの？　いや確かに、黒服に捕まった私を助ける為に協力してくれたってのは聞いてるけどさ」

シロコ「ん、言うまでもない。ホシノ先輩を助けに行ったあの時……そっか、そういえばあの時ホシノ先輩は捕まってたから見てないんだ。アルが『ここは私達に任せて先に行きなさい！』って叫んだ名シーンを」

アヤネ「言われてみれば……私達がカイザー理事の屁理屈で諦めかけた時、颯爽と助けに来たアル社長が『だから何なのよっ！』って啖呵を切って私達を奮い立たせた場にも居ませんでしたね……」

ノノミ「じゃあホシノ先輩が捕まる前の、あの時はどうでしたっけ？　ほら、ゲヘナの風紀委員会に包囲されて、便利屋の皆さんと初めて共闘した時の――」

ホシノ「んー？　それってアレだよね、便利屋の子達が紫関らーめんを爆破した騒動の。おじさんが黒服の奴に呼び出されてた間に色々大変だったらしいね」

セリカ「ああ、そこも居なかったんだ……。店を爆破したのは許せないけど、脱出のチャンスを棒に振ってまで『あの生意気な風紀委員会に一発食らわせないと気が済まないわ！』とか、マジで格好良いところも見せてくれたのに」

後輩達『……あれ？　ホシノ先輩ってもしかして、便利屋の頼もしい所とかカッコイイ場面を全部見逃してる？？？？？』

ホシノ「た、頼もしい？　カッコイイ？　……いや、面白い子達だとは思うけど……？」

副題：ホシノと後輩達の間で便利屋68に対する印象・認識に割と齟齬がある世界