- 1深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 22:34:42
前スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第6378層|あにまん掲示板眼鏡を掛けた私は〜…一割増で賢く見えるっ…魔女清掃員さんは可愛くて賢くて…これが、無敵?bbs.animanch.com設定スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定スレ108|あにまん掲示板①ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。スレ立て時現行スレhttps://bbs.animanch.com/board/5702036/姉妹スレhttps://bbs.…bbs.animanch.com姉妹スレ
ダンジョンマスター専用掲示板 その73|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/5626736/※脳内設定置き場として共用させていただいている姉妹的なスレのサブスレッドです。書き込む際にはこちらの1の規定を守ってお使い…bbs.animanch.com・次スレは>>185さん
・スレ立ては「その他話題」、画像は「いらすとや」のイラストを使用
・「このダンジョン一緒に攻略しようぜ!」など、特定メンバーでやりたい遊びはダンジョン攻略スレで進行
・ダンジョン攻略の他に、集まってするイベントはイベントスレで進行
・画像の貼り付けは原則禁止
・あくまで掲示板、直接名前を出すのは避ける
・プロレス系ロールは喧嘩にならないよう気をつける
・スレチの話題は禁止
・メタ会話は()or(※)で囲もう
・本スレ、関連スレ以外へのコテハン・話題を持ち込むのは原則禁止
>ルールは上記を守るだけ
>熟練者に成るもよし 初心者に成るもよしダンジョン関係に成るのもok trpgのキャラに成りきるのもokです!
>気軽に誰でも書き込んでくださいね!
- 2深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 22:48:48
【賢者は依頼で地下遺跡ダンジョンの調査に訪れていたのだが、その最も核心的秘密が隠されているであろう最奥部にて、このスフィンクスと遭遇したのである。当初は穏便に状況を解決しようと双方努めていたのだが、ダンジョンの中核を守護するよう今は亡きダンジョンマスターに創造されたスフィンクスにとって、侵入者の存在は理性の如何に関わらず断固として容認できるものではなかった。結果、交渉は決裂、直ちに魔術合戦に突入する事態と相成ったのである。】
- 3深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 22:55:08
【―――賢者は素早く水の刃を形成、スフィンクスの周囲を渦巻いて包囲するようにして一斉に投射した。一見して膨大な魔力量に物を言わせた物量作戦のようだが、実際にはそうではない。水刃の内、攻撃力を有する本物はほとんど含まれておらず、ほぼすべてが幻影による偽物だ。ごく僅かな本物を命中する作戦、のようでそうでもない。本命は最小限のリソース消費による攻撃で「本物が含まれているかもしれない」という疑念によって相手方のカウンターを誘発させ、相手のリソースを余分に浪費させること。完全に読み切ってこの一手を無視するのが最善手だが、読み間違えれば当然最悪手となる。合理的になるならば、対応せざるを得ない一手だ。】
- 4深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 23:02:15
【当然、スフィンクスは短い金切声を上げて、無数の水刃に対応した。呪文を乗せた声、即ち空気の振動を翼の羽ばたきで拡散させ、より広範囲に作用する対抗呪文を解き放つ。風に煽られた本物の刃は水蒸気となって霧散するが、幻影の刃は視覚に作用する別種の呪文であるため打ち消されることなく残存する。当然、それらはスフィンクスに襲いかかろうと傷一つつけることはできない。お返しとばかり、スフィンクスは新たな古代魔法を詠唱、虚空から突如として迸る蒼白の光芒、誤謬を恐れなければレーザーを敵対者へと放射した。】
- 5深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 23:07:18
【スフィンクスが放ったレーザーは寸分違うことない精密さで賢者の頭部を撃ち抜き、消し飛ばした。彼の体が糸の切れた操り人形のように崩れ落ちる。もっとも、当人はもちろんスフィンクスにもわかっていることだが、この悲劇的または感動的光景は幻影であり、今しがた即死したように見える賢者のすぐ背後には、この隙を突いて呪文詠唱を完了させた本物の賢者が待機していた。スフィンクスの巨体すべてを呑み込んで余りあるほど巨大な水球をゆっくりと投射する。今回は幻影ではなく、実際の破壊力を持った本物だ。】
- 6アノマス◆UBru6zWM0.25/10/20(月) 23:08:01
スレ立てお疲れ様…
- 7『ドールプレイ』25/10/20(月) 23:08:18
- 8放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/20(月) 23:08:55
立て乙
【放浪魔術師はいつもの服装…魔術師らしいローブに杖で旅の中広場に臨時で開かれたような市場を歩いている
見るにどうにも子供が多く、きゃいきゃいとセントラリアの王都でよく見るような服装で買いまわったり大人にお菓子を強請っているハロウィンの光景だ】
さて…迷い込んだは良いが通り抜けるだけというのも味気ない。何か食べて行きたいものだが
【ぐるり、見回すとどうにも目だ骨だといった見た目が多い。折角ならば見た目から食欲をそそるものがいいのだが…】 - 9不貫羽毛25/10/20(月) 23:10:18
- 10黒衣の少年◆2AXwRczk6.25/10/20(月) 23:11:28
- 11深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 23:14:15
【ゆっくりと迫り来る水球を眼前に、スフィンクスは予期していた展開を修正しながら次の一手を無数の選択肢の中から計算する。当人にとっては永遠にさえ思える逡巡、しかし、ごく一瞬を以て結論が導き出された。先ほどの光線魔術は既に解析されている可能性が高いため、迎撃しようとしたところを迎撃されかねない。回避しようにも、この低速で放つからには当然回避を企図している可能性が高く、回避しようとしたところで罠にかかりかねない。】
【ならば、ある程度のテンポロスとリソース消費は受け入れて、水球を対抗呪文で打ち消す。さらに同時並行で反撃にして決定打となる呪文を用意して、即座に反撃してこちらの隙を潰す。スフィンクスは後々の展開を優位に進めるため、水球を遮蔽物として上空へ跳びあがった。】 - 12放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/20(月) 23:14:44
ああ、この黒焼きは美味しそうだ。やあ店主殿。この黒焼きは此処の名物なのかね?
「へへ…その上うちの秘伝の味付けさ。ガブっと行きな!ええとお代が…そう、白っぽいのが2枚だな」
銀貨二枚…この大きさなら随分とお得なものだ。ではこれで
「へえ、そうなのかい?迷いも無いしその格好も物凄い質だ!もしかしてその辺詳しいのかい?
子供らきっと羨ましがってるぜ!」
【黒焼きの串を受け取りながら目をやれば、色んな表情のお面を付けた子供達がきらきらとした目で見ている
ふっと笑って手を振りながら食べ歩けばすげーすげーと観察しながらついて来る】
ハロウィンやらの時期だな
ここでは少し早くやっているらしい。真似るにしてもある程度のズレは出るもので
【それが日程にも出ているようだ、と黒焼きを齧りながら悠々と歩き迷い込んだ市を抜ける為進んで行く】
- 13『ドールプレイ』25/10/20(月) 23:17:10
- 14異邦の旅人25/10/20(月) 23:18:14
- 15騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA25/10/20(月) 23:19:39
ハロウィン商品の紹介でもしようひまかねぇ
- 16不貫羽毛25/10/20(月) 23:20:36
- 17ハイガネ◆UwIgwzgB6.25/10/20(月) 23:20:52
立て乙だよっ!装備は……服とこの体、あとポーチかな?
ハロウィン…あたしたちの出番だねえ!
【四つ腕漆黒肌怪異少女】 - 18同化のテロル25/10/20(月) 23:21:20
立て乙ッス
【黄昏ながら味噌ラーメンを食べている】
「ふうん。つまり、自分は非常識なんじゃないか、と?」
【隣で塩ラーメンを喰らっているのは上級冒険者〈五常剣〉、《広域》のフォボスであるラウムだ】
……そうなんス
俺自身が思ってるのと、世間から見た時の俺が乖離してるんじゃないかって
そういう"ズレ"って、どうして起こってるのかなって
【バイトマンは『斬翼のボレアクィーラ』を倒してからとみに、そう感じるようになっていた】
【ひょっとして自分は、自分でも意識しないうちに「自分は凡人である」と言いながら恵まれた才能を振りかざす、嫌な奴なのではないか──と】
「ふむふむ……
俺の所感で良ければ、思い当たる節が無いでもないが」
【ラウムはそう言って、ラーメンの上に乗っていた焼豚を頬張る】
……教えてほしいッス
【一瞬迷ったが、バイトマンは訊くことにした】
「お前、冒険者をしながら学校に通っていただろう」
はい
「お前が冒険者になってから、周りからの扱いは変わったか?」
いいえ、特には……
「それだろうな」
それッスか
「ああ。お前が山程の困難に襲われても、お前が当初からは考えられないほど強くなっても
お前の周りの環境は──"日常"は、変わらなかった
それは素晴らしいことだが……同時に、お前自身の感覚を鈍麻させたのだろう
『自分は当初から変わっていない』と」 - 19吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/10/20(月) 23:22:51
立て乙
激激激辛ラーメンを食べたら意識が飛んでいた - 20アノマス◆UBru6zWM0.25/10/20(月) 23:23:39
【巻き戻し───冒険者にとっては主に戦闘で使用される機能という印象が強い闘技場にある一つの機能】
【他にも装備の効果や、貴重であったり未知の道具の使用効果を検証したい時などにセントラリアの闘技場に足を運ぶ人も少なくない。単純に便利なのだ】
【それになにかあった時に取り返しがつく…少女が珍しくも朝から闘技場へ入り浸っている理由である】 - 21黒衣の少年◆2AXwRczk6.25/10/20(月) 23:23:57
- 22騒々神ぬい◆7Ne9e.LPTA25/10/20(月) 23:28:50
【することにした】
ヴァンパイアマント
【魔力を流すとコウモリの羽のようになり空を飛べるマント】
【投げるとブーメランのように飛んでいき相手をぶったぎり空中で体に巻きつければドリルのような攻撃をくりだせる】
【なお吸血とかドレイン機能は着いていません】
ジャック・オ・ボム
【ジャック・オ・ランタンのような爆弾】
【爆発と同時に鬼火を撒き散らすぞ】
ミイラの手袋
【魔力を流すと無数の包帯が相手を絡め取りその生命力を吸い上げてゆく】
【顔半分を覆う骸骨マスクと黒ローブ、そして大鎌の3点】
下級とか中級用のセット装備で4500G
骸骨マスクは装備するとお化けとか見えるようになる
ローブは普通にまぁ頑丈かなって感じのローブ
大鎌は青い炎纏った攻撃できるぞ
そしてこれらを同時装備すると骸骨マスクの目元にぼうっと炎が現れなんかローブ全体から中2的なオーラがでる
完全に見た目全振りのやつである
【血塗られた武具】
【拷問器具(お祓い済み)を錬金して作りかえた武器】
【斧や鎌などバリエーションがあり血を吸うと強化されてゆく】 - 23放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/20(月) 23:29:14
【ガジガジ、バクバク。
偶にお互い勘定を間違えながらも買った食べ物を串や皿ごと食べながら子供達はついて来る】
「いやあありゃ凄いな。食い方まで丁寧だ!」
【大人たちは串を残して黒焼きを食べる魔術師に感心しながら真似をしてみて…やっぱり丸ごと飲み込んでしまったり】
ほう、この葉と木の実を貰っても?
ああ、こちらの肉も貰おうか
【手本を見せるように丁寧に、丁寧にコインを数えてお勘定
ははぁ成程と感心する店主をせにとうとう市の終わりへと】
「ねえお兄さん!ねえお兄さん!」
【お面の童のせがむ声がする。最後の一歩を前に魔術師は振り返り】
「──そのお面、ちょうだい!」
すまないな。これは…譲れない飛び切りなのだよ
【”人間の格好”という仮装をし、”人間の”お面を付けた童たちにそう返しながら踏み出した
境界を踏み越えれば人ならざる怪物妖精の祭り、”人間ごっこ”の市場の風景は掻き消えて化かされたように森の外】
然り。何より…収穫祭ともあらば採れる食材によって祭り料理も全く変わって来るのが良い
今回は逆ハロウィンという所ゆえ安心して食えるのは黒焼きが精々だったが
【そういう意味ではちょっと惜しい
人ならざる者が人のフリして遊ぶ中に混じり込んでしまった”本物の人”はあの何かの眼玉とか挑戦すべきだったか…?と若干後悔】
- 24深淵の賢者◆Zmf96SJaZs25/10/20(月) 23:30:12
【空中にて、スフィンクスの対抗呪文が直前まで迫っていた巨大水球をいとも容易く撃ち砕き、水蒸気へ霧散させ、さらにはその原型であった魔力へと還元させる。大気中に残存する膨大な魔力、それをスフィンクスは翼で導くことで形状と性質に指向性を与えた。秘匿された呪文の編み込まれた彼女の言葉が、意味を失った魔力たちに意味を与えた。先ほどまで水であった魔力から形成されるは、空中に浮かぶ数千本の鉄針。その尖頭はもちろん賢者の方へ向けられている。】
【金切声と共に鉄の雨が地表に降り注いだ。賢者もまたこれに対応、自身を巨大な水球のバリアで包み込むことで針の威力を物理的に減衰させ、それでも到達してくるものを打ち消して還元された魔力をさらに還元、自分のものに戻してリソースを回復する。】
【応酬に次ぐ応酬、尋常ならざる魔術師同士の言葉なき言葉の決闘はまだ終わりが見えない。疲労すら無視するほどに好奇心とプライドが漲る両者の瞳が交錯した。】 - 25『ドールプレイ』25/10/20(月) 23:30:51
今のところ、俺の装備と言えるのは《鉄拳》と《奏指》の人形二体だな
討伐依頼の時はもっぱら《鉄拳》だけだが
それは…ううん…いや……まあ……うん、良かったね
色々複雑ではあるが、人を助けて巡った縁が自分を助けてくれるというのは純粋に素敵な話だ。憧れるよ
良い出会いをしたんだね
【借金の肩代わりというのは…まあ、よく奢る自分が言える話でもないだろう】
……あー…
俺は結構感覚変わるから毎日新鮮だが、彼の場合逆なのか
ゼノ・アンダーソン…ゼノ先輩だね
それじゃ、今後ともよろしく!
【そう言って。ふ、と少し笑った】
この掲示板はレディが多い
もちろんそれ自体は良いことだと思うけれど…俺が気軽に話せる同性の方が少なくってさ。カトエヘルくんは最近見ないし…
だから、これからも話しかけて良いかな? ゼノ先輩
- 26転換◆u6dVBsXy1E25/10/20(月) 23:33:20
なくもないけど、装備は必要に応じて体を整えるだけで足りるからねぇ
- 27同化のテロル25/10/20(月) 23:33:34
「それと、もう一つ
お前は俺から見ても、冒険者になった当初とは雲泥の差だ
戦闘能力だけではない、冒険者としての心構えなども
だが、お前の戦いは楽になっていないだろう?」
それは……確かにそうッスね
「例えば、それまで苦戦していた魔物を簡単に倒せるようにでもなれば、成長も実感できるだろうが……
実際には次から次へと強い敵が現れるようになった
〈災妖百将〉の一角を落とした力さえ、通じないほどのな
お前自身もまた、現状に留まることをせずどんどん上を目指していくようになった
当然だ。そんな環境で現状に留まることを選べば、最悪死ぬのだからな」
【ラウムはずぞぞぞっとラーメンを啜った】
……成程
つまり総括すると?
「お前は稀に見る悪運の持ち主だということだ
何処ぞで名のある神の怒りでも買ったか?」
なきそう
「一応、こいつの指導者だからな
基本的には放任主義だが」
慣れちまったんでしょうね
悪い意味で
【『慣れるし成れる』。冒険者界隈の金言であるが、この男の場合はその負の側面であると言えよう】
- 28黒衣の少年◆2AXwRczk6.25/10/20(月) 23:37:36
- 29人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/20(月) 23:39:36
(※立て乙で御座るー。
外界神に捕まってたで御座るよ。申し訳ないので御座るが、先に"ターボソード・スカイガー"だけ)
>178
「了解で御座るよー。」
【とっ、と踵を鳴らす】
【夜鷹は常に一本歯の高下駄を履いているが互いに命を削る"死合い"の最中でも無闇に音を鳴らす事はない。それだけ"歩き方"が染み付いている】
【だから、謂わば”酔狂”の類いの音であった】
「頼むで御座る!」
【空を游ぐ怪魚を屠るのは初めてだ】
- 30アノマス◆UBru6zWM0.25/10/20(月) 23:40:45
- 31異邦の旅人25/10/20(月) 23:41:40
ああ、まったく。僕の旅はそんな良い出会いに支えられ続けたものだった……良い旅だったとも
だから僕は故郷が、あの地が好きだ。そこに生きる人々が好きだ。彼らと過ごした時間が好きだ……だから、それらを守るために命だって懸けられたのさ
【懐かしいなぁ、もう一年以上前のことかみたいな顔】
さて……なんだか奢りたい気分になってきたな。何か飲むかい?
【自分の夜食を注文しつつ】
ふむ。成長を実感できていないということか
それは良くない。強くなることの一番の醍醐味だからね
【うんうんと頷いている】
そうだなぁ、過去に戦った敵や攻略したダンジョンに挑んでみるといいんじゃないかな?
僕も装備を新調した時はよくやったものだよ
ふふふ……レディの一例だよ
【荒ぶるレディのポーズ】
- 32転換◆u6dVBsXy1E25/10/20(月) 23:41:49
- 33二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:43:41
要するにずっとやってることが変わらないから変化してる気がしなかったわけね
よくよく見ると周りが丁寧にスケールしてたと - 34『ドールプレイ』25/10/20(月) 23:48:16
- 35放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/20(月) 23:50:13
【魔術師はぶわりと出て来た冷や汗を拭く】
こちらで準備してからとあらば兎も角迷い込んでのアドリブだ…
流石にどうにも心臓に悪い…とは言え、お陰で先暫くは安全に行けそうか
【人だとばれれば良くて八つ裂き悪ければ…考えないでおこう
しかしお陰でそれらの持っていた葉だ果実だの幾つかが手に。適度に千切り放りつつ行けばここらの獣は沁みついた臭いを恐れ寄っては来るまい】
余裕を取り戻してみれば…何とも苛烈な魔術戦を!
【その応酬に舌を巻き見る魔術師の男。クライマックスを見逃さずに済みそうなのは幸いか】
【トライ&エラー。楽しい所だなとしみじみ頷いている
楽しさを損なう失敗したら…のプレッシャーが無いのも素晴らしい】
- 36騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/20(月) 23:50:19
- 37黒衣の少年◆2AXwRczk6.25/10/20(月) 23:50:29
- 38二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:50:39
災妖百将か。誰が殺ってたかな
- 39同化のテロル25/10/20(月) 23:51:42
- 40異邦の旅人25/10/20(月) 23:54:10
- 41声無し◆OP4l0rktr.25/10/20(月) 23:54:20
フンフン『立て乙』
【病床で薬草タバコを吸うエルフ】
【数日前より明らかに正常な呼吸音、どうやら回復は順調らしい】
……『私の装備…いや、ここはあえて普段装備しないものについて話そうかな』
フンス『私は解毒できない毒を用意していくことはほとんどない、もしも誤って自分が取り込んだ時にまずいというのもあるし…そういうのはタチ悪いのが多いからね』
フンフン『まぁ使わないだけでストックはしてたりするんだけどね、未踏の地が多いし増える無限牢獄下層や深淵で見つけた私しか知らない毒物…と言っても世界は広いし頑張って探せば誰かしら知ってるだろうし解毒もできるとは思うけど』
【知りようもないことをなぜか知ってるおばけみたいな人、というのもいないわけではないだろうしなぁ…とちょっと苦笑してる】
フンス『レディだよ、ってかクイーンだよ』
【中性的な見た目、フランクな態度、個人レベルの事柄で発揮する無鉄砲さ】
【これで淑女"レディ"を名乗るのは…】
- 42アノマス◆UBru6zWM0.25/10/20(月) 23:57:36
【最初とは違い『ポン!』と開けては勢いよく振り掛け回したら空気が重く、鼓動は早くなる】
…ブレスでも竜だものね
【よし、自分に掛けてみよう!とはならず。巻き戻し後に用意した自分の幻影に触らせてみる】
【自分の嫌いなものを人にやらせるの図である】
うわ…これ、は……
【それに触れさせた幻影の手は焼き爛れ、触れることの危険性をこれ以上なく示してくれた。無表情だけど】
…い、痛いよね?ごめんね…
【罪悪感が勝り、手を清めてからポーションを振りかけ……幻影は無表情だ】
- 43『ドールプレイ』25/10/21(火) 00:01:01
- 44同化のテロル25/10/21(火) 00:02:53
「……が、まあ
悪いことばかりではない」
【ラウムはラーメンの汁を飲み干し、どんぶりを置いた】
「強くなったということは、できることが広がったということだ
冒険者としての視座も、当初より遥かに広がっただろう?」
それは……確かに
「そうして強くなっていけばいつか、お前の戦いが誰かの心に火を燈すことも叶うかもしれない
人の希望となれる者──それを、『英雄』と呼ぶ」
………『英雄』………
「なりたくないか、『英雄』?」
……ラウム先輩はなりたいッスか?
「いいや、全然?」
じゃあなんで言ったんスか……
「今のお前の行く先には、それだけの可能性が広がっているということを言いたかったのだ」
………………
気持ちはありがたいんスけど、遠慮しときます
俺カフェイン効きやすいタイプなんで
- 45異邦の旅人25/10/21(火) 00:06:24
- 46転換◆u6dVBsXy1E25/10/21(火) 00:06:32
大概の人間は自分にとっちゃ「お嬢さん」だね
- 47黒衣の少年◆2AXwRczk6.25/10/21(火) 00:07:39
さて……あたたかいコーヒーを飲んだら少しホッとしたのか眠気が出てきたな
俺はここで失礼する、また明日も互いに頑張ろうな
おお……レディっていうのは凄いものだな
【触れれば火傷するような魅力、そして「女王」の肩書き……レディを名乗る女性冒険者は実力者ばかりなのだろうか】
【そんな疑問がゼノの脳裏を過り、段々とレディが単なる淑女ではなく、そこに“女傑”のイメージも混ぜ込んだものなのかもしれないと考え始めた】
そう見える時もある、ってことだろうな
多分俺以外の人にも言われたことあるんだろ?だったら逆に、異性相手でもザックリと砕けた話し方で関わってみるのも良いんじゃないか?
【コイツがザックリ砕け過ぎなのである】
- 48アノマス◆UBru6zWM0.25/10/21(火) 00:07:58
- 49人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/21(火) 00:09:33
- 50同化のテロル25/10/21(火) 00:12:08
- 51騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 00:13:23
- 52『ドールプレイ』25/10/21(火) 00:13:36
- 53『ドールプレイ』25/10/21(火) 00:15:09
- 54異邦の旅人25/10/21(火) 00:18:46
- 55声無し◆OP4l0rktr.25/10/21(火) 00:21:12
- 56同化のテロル25/10/21(火) 00:21:49
俺もそろそろ帰るッス
明日も早いんで
お疲れ様でした
【味噌ラーメンの会計を済ませて帰った】 - 57放浪魔術師◆ECeF2XXTqI25/10/21(火) 00:22:26
良い夜を、だ
【眠る者達、スクロールを閉じる者達に挨拶をしつつ己も閉じて野宿の準備に入る放浪魔術師】
※そろそろ落ちます。皆さま良い夜を! - 58アノマス◆UBru6zWM0.25/10/21(火) 00:22:56
- 59人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/21(火) 00:22:59
- 60騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 00:23:53
- 61二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 00:27:01
相互に能力や異能を開示した上での能力連鎖構築や外科手術による弱点の克服などによって戦力の増強や配下の妖怪達の組織的統制を行ってる不穏な動きをしてる妖怪や魔性達の連盟、文字通り妖魔連盟…の幹部格、それが災妖百将だと
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 脳内設定50|あにまん掲示板ここは、「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」から派生したスレです。スレ立て時の本スレhttps://bbs.animanch.com/board/1318739/姉妹スレhttps://bbs.a…bbs.animanch.com - 62下っ端ギルド職員◆ONVtQUShl625/10/21(火) 00:32:57
- 63騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 00:34:55
- 64異邦の旅人25/10/21(火) 00:35:12
- 65二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 00:35:58
- 66アノマス◆UBru6zWM0.25/10/21(火) 00:37:39
- 67アノマス◆UBru6zWM0.25/10/21(火) 00:42:26
疲れてるけど、お菓子…甘くて美味しいものは食べたい。欲望には逆らえないのです……
【程よくつまめて沢山ある、幸せの乗算魔法だ】
…ふふ、我ながら美味しい
【もぐもぐ】 - 68騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 00:43:38
キツネだな
前線に出ないで装備開発および妖怪の改造やってて研究資金欲しさにぬらりひょん達に協力してた
んでいつだっけな……まぁいいや確か暴走したところ倒して技術欲しかったから鍋にぶち込んで記憶持ったまま部下として作り替えた
しっかり心臓握っていざとなったら自爆させられるぞ
【怪しげなオーラを出す札を出しつつ】
- 69異邦の旅人25/10/21(火) 00:45:44
ふふっ、このクッキー……すごくサクサクだね
【少女のように顔を綻ばせてもーぐもーぐする24歳女性(身長172cm)】
……ん、普通はそりゃそうか
僕の場合ある程度の荷物は"インベントリ"に入ってるからなぁ
【亜空間収納的なもの。装備も基本ここに入ってる】
【持ち物判定されるのでそういううっかりがあり得るらしいです】
- 70騒々神【過去ログ】◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 03:01:26
【ギガントハニーケイブという蜂蜜に関連する魔物が多いダンジョンにやってきた神】
【襲って来る蜂の兵隊や蜂蜜スライムを適当に蹴散らしときどき亜空間に蜂蜜を収納しつつ歩いていると……】
あれだな
【天井付近にはちみつの橋の様に見せかけていた蛇の魔物を発見】
【手刀を繰り出すが】
わぷっ
【蛇が吐き出す蜂蜜に真っ向から衝突し落下】
(あまっ息が……)
【小さな神の体をはちみつが覆い尽くし息の根を止めようとし…】
うおら!
あっぶなぁ……
【ふと蜂蜜の温度をあげると粘土が下がるという情報を思い出して発火】
【体を覆うはちみつを溶かし】
そこっ!
【再びはちみつまみれの景色に紛れ奇襲しようとしていた蛇に対して今度は接近せず針状の魔力弾を発射】
【しゅるしゅると細長い体にかわされてしまうが…】
しっ!
【槍のように長めに作った物を投擲】
【その性格な一撃が逃げるうちに体に纏った蜂蜜も貫き蛇を壁に張りつけ】
二本3本4本5本!!
【連続して魔力針をなげつけ完全に壁に固定し首をぶった斬ったのだった】
【ちなみに財布にすること忘れてたのでこの後別個体探してもう1回倒した】 - 71ハイガネ◆UwIgwzgB6.25/10/21(火) 05:57:46
おはよー!
【いつものへそ出し白Tシャツにホットパンツ……ではなく、魔女然としたとんがり帽子に紫色のローブ姿の四つ腕漆黒肌怪異少女】 - 72『至宝詩編』◆mHqJ7otKZM25/10/21(火) 07:10:13
塩漬け「おはようさん」
絶壁「おはようございますよー」
熱剣士「おはよう」
掃除屋「おはようございます」
・幻影闘技場
フィールド:1森林2砂漠3荒野4大海原5草原6沼地7高原8雪原9雪山10洞窟11火山地帯12市街地13無重力14闘技場
dice1d14=8 (8)
塩漬けdice3d100=80 60 51 (191)
絶壁dice3d100=87 30 87 (204)
熱剣士dice3d100=71 75 5 (151)
掃除屋dice3d100=69 98 86 (253)
『至宝詩編』dice3d100=46 40 28 (114)
・本日の仕事(セレネリオスで塩漬け依頼を中心に受ける)
クエスト数
dice4d10=10 7 4 8 (29)
平均難易度
30+dice1d50=49 (49)
(80でイベント発生)
- 73アノマスとサニー◆UBru6zWM0.25/10/21(火) 08:17:46
おはよー…おはよーっ…
…頭が重いよ
【頭にしがみつきながら眠っているサニー、それを見て笑う魔女に少女は困り顔。寄生花みたいだ】 - 74ハイガネ◆UwIgwzgB6.25/10/21(火) 08:43:41
- 75タコタコアサシン25/10/21(火) 08:58:48
朝タコ!
今日も野菜ジュース飲んで頑張るタコ!
短剣を使った必殺技とか考えたいタコねぇ - 76二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 09:19:19
組み付いて動脈を掻っ切る
突き刺して捻る
この辺りを改良できるんじゃあない?
事前に触腕をめちゃくちゃ捻って突き刺してから戻すとか - 77タコタコアサシン25/10/21(火) 10:39:32
なるほどタコ!
闘技場とかで対人戦でやってみたいタコねぇ……下級の方はいないタコ〜? - 78二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 10:45:30
募集するなら夜がチャンスやで
昼間はダンジョン行ってる人多いからね - 79タコタコアサシン25/10/21(火) 10:46:21
たしかにタコ
また夜に聞くタコ〜 - 80二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:07:12
闘技場かぁいいよなぁ
- 81二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:10:08
死なずに死ぬ気のトレーニングできるのってすごい技術だよなぁ
- 82二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:12:00
すげえだろ
ギルドの偉い人がえらいことして作ったえらい施設だ - 83二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:19:34
俺の研究室にもそういう技術作れねえかなぁ
- 84二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:23:35
できるんじゃない?
1000年後くらいには - 85二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:25:28
春風さんに師事すれば決闘魔術の部分は修得できるかもしれない
- 86騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 15:53:28
【無限牢獄にて軍服から触手をのばし手当り次第に魔物を捉えて軍服に捕食させ進む神】
【もはやそういう化け物である】 - 87タコタコアサシン25/10/21(火) 15:55:03
- 88騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 16:38:48
……言われてみれば確かに?
- 89騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 18:15:36
【帰ってきてゴロゴロ】
- 90二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:16:27
- 91飴屋25/10/21(火) 18:16:38
- 92騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 18:17:02
- 93【D・S】◆LXse3il6fw25/10/21(火) 18:17:53
- 94二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:20:34
- 95二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:21:31
- 96騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 18:25:27
- 97飴屋25/10/21(火) 18:42:47
- 98二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:43:23
- 99闇蛇輪25/10/21(火) 18:48:34
【簡素で洗いやすい服、本、比較的ありふれた日用品、そして日持ちのする乾物】
【それらを安物の箱に入れ、一番上に古着屋で買った見るからにみすぼらしい服を2〜3枚重ねて乗せる】
【育った孤児院への仕送りだ。現金や立派な品を贈ればあの街では「カモ」とみなされ孤児院に危険が及ぶ可能性がある。万が一探りを入れられても、奪う価値のない寄付品と見られるようにする工夫だった】
……ハロウィンかあ
【スラム街で仮装したってお菓子をくれる大人はいなかったけれど、孤児院のなかでは破れたシーツや自家菜園のかぼちゃでジャックを作ったり、パンプキンパイを作ったりしたな、と思い出す】
あ、飴一個下さい
【貧乏性は抜けない】
- 100異械の車掌25/10/21(火) 18:57:03
「今回の品物はこれで全てですか?」
「ああ、門の道からは次のコンテナで終わりだ。寒気も近づいてきたからな、ちょっと変わったものも入ってる」
「そうですね。この蜜柑も初めて見ました。」
「そりゃあウチの特産品だな。ギュストって品種だ」
「セントラリアの一般的な蜜柑と比べて少し小さいでしょうか? 甘い香りがしますね」
「味も良いし、何より鮮烈な橙がデッサンに映える。ウチの路地裏に無くてはならない蜜柑だ。でも気を付けろよ、長く所有し過ぎると死ぬから」「え」
dice1d100=94 (94)
- 101闇蛇輪25/10/21(火) 19:03:13
- 102二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:03:21
- 103二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:03:38
そろそろ「覇狼胤」が現れる時期かぁ
- 104二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:05:46
- 105【D・S】◆LXse3il6fw25/10/21(火) 19:06:56
覇狼の胤、血統でございますか……野良フェンリルの類でございましょうか?
【きっと違う。】 - 106報恩の両手剣使い25/10/21(火) 19:07:31
むっ!たて乙だ!
【燃え盛る鳥をが入った鳥籠を抱えた両手剣使い】 - 107異械の車掌25/10/21(火) 19:08:09
「なんだ、ミツェロのヤツ車掌の嬢ちゃんに伝え忘れてたのか? ギュストは正真正銘、本物の死を呼ぶ果物だ。門の道で路地裏が抗争を始めてから六十年強の間にコイツに消されたマフィアファミリーも多い」
「ど、ど、毒ですか」
「そんなんじゃない。味は良いって言ったろ? だいいち、ここが危険になるような代物を持ち込むわけないし。でもソイツは長い間自分を"所有"する者に死や破滅をもたらす。早くて二カ月くらいだな。理屈? 分からない。詩人は"権力に必然的にもたらされる破滅の平等を示している"とか言ってる」
「だから俺たちの間では、ギュストを送り合うことは組織同士の公平性と、相手への尊重を示す方法の一つなんだよ。もしもどこかが抜け駆けして、路地裏の全てを支配しようとしたら……その時はこのギュストを手放せなくなり、孤独な王に死が降りかかる。権力の座のすぐ上には剣がぶら下げられていることを決して忘れてはならない、誓いの一つだ」
「実はあの異変の時、コイツを使ってあの神官さんを暗殺する計画があったんだけど」「ひ、ひえ」
「だけどまあ、そんな果実は一つで十分だから。そっちの世界のモノ好きか、そうじゃなきゃ植物の対処が出来る人に任そうと思って送ったんだけど、説明が足りてなかったみたいだな。申し訳ない」
「食べても旨いぞ。食べて死んだって話は聞かないし」
- 108二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:09:50
祭りごとが近づくと現れるやたら冒涜的な名前のよく似た魔物シリーズか
クリスマス付近とか密度ヤバいぞ、サンタクロースとクリスマスとトナカイの3柱で現れるからな - 109二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:09:59
あー、酷い目にあった
毒キノコ食っただけであんなに腹が痛くなるのか…… - 110闇蛇輪25/10/21(火) 19:11:53
- 111二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:14:12
- 112異械の車掌25/10/21(火) 19:15:16
- 113二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:16:45
いっこで
にわつきいっこだて
【あまりの値段にビビるモブ】 - 114報恩の両手剣使い25/10/21(火) 19:18:11
- 115吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/10/21(火) 19:18:36
遊牧民族と遊牧鶏が決戦してる、かわいいね
- 116闇蛇輪25/10/21(火) 19:20:52
- 117【D・S】◆LXse3il6fw25/10/21(火) 19:22:13
- 118二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:28:58
- 119異械の車掌25/10/21(火) 19:29:11
「ギュストの木自体は沢山あるが、その中でただの蜜柑ではなく真に"ギュスト"と呼ぶことができる実が出来るのは本当に珍しいことだ」
「裏路地の秩序を血と弾丸によって築き上げたファーザーが、引退した後住んでいたヴィラ(邸宅)で育てていて、最後の瞬間寄り掛かった木そのものから育っているという条件を満たした上で、なおかつ多くの芸術家からその正当性を認められなければ、本当の死を呼ぶギュストにはなれない。だから希少だ」
「でもこれは裏路地からギルドへの敬意の証としてのプレゼントだから、値段は気にしなくても大丈夫さ」「そう仰られましても」(※ダイスが低かったら言うてただの噂だよハハで終わったんですけどね)
- 120【D・S】◆LXse3il6fw25/10/21(火) 19:32:29
出てくるまでは姿は分からず、情報が出回ってからでは既に討伐されている可能性も……難しくございますね。
- 121二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:33:59
ギルドはそれをどうすりゃいいんだ
中庭にでも植えるか? - 122二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:36:07
ああ、ただ単に植えてもそれはただのミカンの木なのね
なら安心か - 123二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:40:47
敬意として贈った実績は残って死ぬことはなくなるので実際ありかもしれん
- 124異械の車掌25/10/21(火) 19:46:38
「そうじゃないと、果樹園の主人が死ぬだろうからな」
「実際のところ、"所有"という概念は極めて曖昧だ。そしてギュストはそれを極めて厳格に判断していて、条件に引っかかるのは難しい。つまり、昔の抗争時代ならいざ知らず、今更ギュストを所有し続けて死ぬ人間なんていない。わざとそうしようとしない限りな」
「……とにかくしばらくは商品として、詳細を明記した上で販売して……それからどこかに……夜の木の森術しか、森導師の関係者の方にでも改めて寄贈を……」「騒がせて悪かった。戻ったら改めて詳細を送っておくから」
・ギュスト
小ぶりで色鮮やかな蜜柑。"多くのマフィア、そしてファーザーの血を吸った"と言われている一本の木に成り、多くの芸術家の鑑定を経てそうだと認められる、権力者に死を招く果実。実際のところ、毒はもちろん呪いや怪異の気配もなく、彼らが語る死が本当にギュストによるものかは不明だが、裏路地の人々は固くそう信じている。
使用効果:本当に凄く美味しい
素材効果:即死効果・強敵特攻・集団の長特攻
- 125騒々神◆7Ne9e.LPTA25/10/21(火) 19:49:09
- 126吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/10/21(火) 19:50:49
- 127闇蛇輪25/10/21(火) 19:51:59
……なんだか、神話に出てくる試しの宝物みたいだね
甘くて美味しいなら、育てて食べてみたいかな - 128凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:01:49
【私は最強でした。
こんなに広い世界で“最も強い”を語るなんて、と笑われてしまうかもしれません。
けれど私には驕り高ぶるだけの事をした自信があって、それ故に足元を掬われてしまったのでしょう。
ですから、今からする話は。
自らの力を過信した“凍餓”のギゾルブディルが、討ち倒されるまでの話なのです。】
【穏やかな村がありました。
山の麓にある湖の側にあるその村は、ヨーヨーの扱いで知られる場所でした。手車や釣り独楽とも呼ばれるその玩具は私も好きです。】
「今宵はここを凍(い)てさせるとしよう」
【けれど、私の口からはそんな言葉が出てきました。
何が気に入らないのでしょう。あるいは、何が気に入ったのでしょう。それとも、気に留めてすらいないのでしょうか。】
【私は─“凍餓のギゾルブディル”は、村の外れに立って槍を振いました。
ただそれだけで、村は冷気に覆われます。
少し早い冬の訪れ、なんてものではありません。私の故郷である永久凍土山脈の環境へと作り変える、局所的なテラフォーミング。】
【あと一分。
たったそれだけの時間で、村の住民たちは凍え死んでしまう事でしょう。
ですが、ただ凍え死ぬのではありません。この冷気が凍らせるのは肉体だけでなく、精神をも凍らせます。
人が生きる上で欠かせない、大切な思い出を凍結させる事で心を動かなくさせる。そうされた人に残るのは、生物が持つ根源的な飢えと真っ白に染め上げられた怨念だけ。】
【仮死状態に近い彼等の体は器物に近くて、けれど飢餓と怨念は溢れてしまうほどにある。
こんな風になってしまえば、彼等は成ってしまうのです。】
【『魔剣』と呼ばれる存在へと。】 - 129異械の車掌25/10/21(火) 20:02:15
- 130二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:09:19
シャドウナイトさんも言ってたなあ
死はすべてに平等に訪れる安息だって
【言ってる本人にはその死が訪れないのが笑うポイント】 - 131凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:16:11
【つまりは、無辜の民を『魔剣』と変えて戦力にする。そういう計画でした。】
「玩具、遊戯。そんなものにうつつを抜かすから、こういう末路になるのだ!」
【口から出るのは、そんな戯言。
私の事ながら悲しくなります。厳しい環境だった私の故郷にも遊戯はありました。そんなことを棚に上げて─いえ。知りもせずに、他人の文化に口出しなんて。
人の心に、あそびは不可欠なのに。】
【残り三十秒。
村の彼等が辿るであろう末路に頬を歪めて。】
【竜の咆哮が聞こえました。】
【槍を振い、冷気を竜の方角へと集積し即席のバリヤーとします。
ただの反射でした行動ですが、どうやらそれは正解だったようです。彼方から迫る灼熱の奔流はバリヤーと激突して、紙一重といった具合に相殺されました。】
「随分な客人だ。先客に失礼ではないか」 - 132凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:18:10
「………ダマ…ッテ」
【聞こえてきた声に、少しの驚き。
先ほど放たれたドラゴンブレスからは想像できない程にあどけない、幼さ残る可愛らしい童の声。
見えてくる姿に目を細めれば、これまた奇怪な姿をした相手です。】
【まず第一に見えてくる緑黄の竜は良いでしょう。感じられる威容が、この私が“恐ろしい”と形容できる程の格なのも想定内。
第二に見えてくる、竜頭に付いた幼い少女の上半身。これには少なくない不快感を抱きました。少し目を凝らせば自然なものでない事くらいは分かります。人為的なものか、何かの事故によるものか。どちらにせよ、少女の身を思えば───今の私が言えることではありませんね。失礼。
第三に、竜角から生えた小さな花々。白く鮮やかに咲いたあれらは、贅沢にも竜を土台としているだけあって薬草としての効果も期待できそうです。そのまま呑んでも、エリクサーくらいには使えるかもしれません。
第四に、竜尾から繋がる巨大鯨。生物として見るならあまりにチグハグですが、切り離して考えればアレもかなりの格を有するでしょう。竜には劣るにしても、けっこう長生きな気配を感じられます。
第五に、混沌とした体の上からボディペイントの様に存在する猫。…たぶんあれは、別物。少女の身を不憫に思い、連れ添っているだけの友だち。繋がっているわけではなく、戦力として数えられるものでもない。】
【そんな彼女の名前は。】
「アナタ……ヲ、トメル…ヨ」
【ごちゃ混ぜキマイラ、と。
そう、後から聞きました。】 - 133二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:27:34
"凍餓のギゾルブディル"……『悪徳代行』の幹部として指名手配されていた名だったか
- 134二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:28:20
ごちゃ混ぜちゃんなら勝てそうだが、戦いの規模がやばくなりそう
- 135二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:30:03
お、ごちゃ混ぜちゃんじゃん
【酒瓶の口を顔から離して、ぐいっと栓を閉める】
語り手ちゃんの過去の姿も結構強そうなイケイケオーラ出してっからそれがこんな丁寧な口調になるなんて一体どんなボロ負けしたんだ~?と思ってたけど、あの子相手にしたんなら納得だなあ
【からから】 - 136凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:33:08
「残り20秒。それだけの時間で、この村の住民全員の『魔剣』化は完了する。
───貴様に止められるかな?」
【相手の様子を見て、この村を助けに来たのだろうと推察。判断力を奪う為に煽りを入れながら、手持ちの槍を地面に突き刺し冷気を固定。あとの『魔剣』化工程を自動に切り替え、眼前の相手へと体を集中させました。】
【少女が顔色を変えて技を繰り出しますが、それより私の方が速い。
竜頭を蹴飛ばして退かせつつ、天より降り注ぐ無数の大火に対処を目論みます。一見火山の大噴火もかくやといった悍ましい光景ですが、少女の様子からして殲滅を目的にしてはいないでしょう。
恐らくは降り注ぐ火を起点として何かをする気なのです。村の住民を助ける為に。】
「ブギザルド・ガルウェザ」
【身体の芯にまで染み込んだ戦闘技能は、あれゆる敵に対しての行動を無意識のうちに完了させます。神経伝達のラグすらない、神域の技能と言って良いでしょう。】
【その私が選んだ択は、投石。火が地上へ落ちる前に撃ち落とす。
氷の武具を作成する魔術でスリングと呼ばれる投石紐を生成。腕に巻きつけたそれをしならせ氷石を五月雨の如く撃ち放ち続けます。
固まった氷から紐を想像するのは難しいかもしれませんね。けれど、私には氷の温度を緻密に調節する事で紐のしなやかさを作る事ができました。それ以外にも、色々と。】 - 137凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:34:51
【もちろん竜の少女もそれを黙って見過ごしたりはしません。
一度蹴飛ばされたとはいえ、それは尋常ならざるドラゴンボディ。即座に再起し、鉤爪を振って私の命を狙います。この村の隣にある大きな山でさえ、この鉤爪の一振りで粉々になるかもしれません。そのくらいの威力は見て取れました。】
【ですが、彼女の狙いは村の救出。その威力を万が一にも村へと向けるわけにはいかず、そうなれば軌道は自ずと読めてしまいます。
私は投石をやめる事すらなく、地面を凍らせては靴に刃を作りアイススケートの要領で滑る事で対処する事ができました。】
「残り十秒」
【私の言葉に焦る様に、ごちゃ混ぜキマイラは竜の腕を振います。
今度は私自身ではなく、自身が立つ地面。その一撃が地を砕き、アイススケートとしていたリングを破壊しました。滑らかな移動に対する的確な一手。存外、彼女はこちらの事をよく見ている様です。
爆裂する衝撃に私は吹き飛んで、その隙を彼女は見逃しません。地面に振るった腕を踏み込みに変えて前進。地を蹴って大きく跳ねた竜は、大きく口を開けて。】
【私を、呑み込んでしまいました。】 - 138凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 20:45:29
【捕らえた私を逃さない為でしょう。竜は念入りに飲み込みます。けれど。】
「………やられたな」
【竜の鳴く声がしました。
竜の腑が内から切り裂かれ、赤い血が濁流の如く流れ出します。私の手には牛刀が握られていて、綻ぶ竜の臓物と共に外に出ました。】
「私を捕らえた僅か数瞬の間に、よくもまあ」
【竜の血に塗れた状態から顔を拭い、目に映るのは陽の光です。
先程まで冷気が覆っていたとは思えない、暖かな光景。火の妖精、精霊が村の各地にいて、すっかり冷気は去っています。見れば、地面に突き刺していた私の槍が砕かれ焼かれていました。あれでは『魔剣』化の工程を自動で進めさせることも難しいでしょう。】
【未だ私は無傷で、彼女は腑を裂かれる重体。ですが、勝負で言えば彼女の勝ちでしょう。なにせ先に目的を果たしたのは彼女の方なのですから。】
【振り返れば、その裂かれた腑も塞がっていました。
完全な治癒とはいかないでしょう。抜けた血は戻っていないでしょうし、牛刀を振るうついでに送り込んだ呪詛も彼女を蝕んでいる筈です。しかし、それでも再起したと言える状態にまで戻していました。】
「侮っていたよ。次は真剣勝負をしよう。村を巻き込まないために、ここから離れたって良い」
【歩を村の外側に向けて、口に出すのはそんな言葉。とはいえ、本心ではないでしょう。
あまり時間を稼がれればあちら側の増援が来ることは想像に難くありません。村から離れるのは逃走し易くするため、という程度の話で巻き込まないのはおまけ。そんな狡い話です。】
【ごちゃ混ぜキマイラはその話を信じたのか信じていないのか、竜の口腔を開けて息を吸い始めました。
紛れもなく、ドラゴンブレスの用意。村を巻き込まずに済むなら使うのを躊躇う理由もありません。私はそれに対して構えて、しかし身に宿る戦闘経験は“対処する必要はない”と言っていました。】
【劫火が放たれる。
世界を灼く、と言うほどの焔はただ一点を撃ち貫くべく集約されています。その形状だけ見るのであれば、狙撃弾にも似ていました。】
【それが、
何もない空間を、貫きました。】 - 139二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:53:18
- 140闇蛇輪25/10/21(火) 20:54:44
- 141人天狗◆vaIsXm.0Zk25/10/21(火) 20:55:13
「………。」
『どうかしましたか、旦那様?』
「すまぬ。"ばにー和めいど"の可能性について考えを巡らせておった。」
「御地蔵様に傷を付けるのは憚れる故、遠慮するで御座るよー。
そも、拙者の剣技を超えて"斬られる"程の相手であれば"一度限り"の救命もその場凌ぎにしかならぬで御座る。」
【回避主体なので斬撃が当たった時点で技術の面で負けているのだ】
- 142二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:55:38
あやつがどうだったかは分からんが、同じ組織の幹部連中が軒並みSランク以上に認定されとったからなぁ
- 143二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:56:45
脳は~~どうだろ。あってもおかしくはないと思う、ハリボテとかじゃなくて鯨とかドラゴンも本来別の生命の筈だし
- 144二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 20:58:26
- 145二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:01:19
- 146凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:01:41
【あまりに見当違いの場所でした。
誰が見ても一切の防御行動を取らなくて良いと言える位には私から離れた場所です。最初から私を狙っていないことは明らかでした。】
「………何故、気が付いた」
【思いもしていないセリフが口から出てきます。気が付いた、というのは一体何に対してでしょう。少し考えれば分かることでしたが、この時の私は本気で疑問に思ったのです。】
「………ダッテ。オモチャ、ヲ………バカ…二、スル……ヒト…ガ……アイス…スケート……………シナイ…デショ」
「ちっ。戦闘行動に関しては制御していないのが仇になったか」
【そう言いながら現れるのは、影の男。
手に持った一振りの短剣から感じられる妖しき気配以外からは特に特徴を捉えられず、しかし手にした短剣のせいでこびり付く悪辣さを隠せていない。そういう男です。
彼は先ほどの狙撃弾も紙一重で躱していたのでしょう。服の端こそ焦がしていますが、それだけの傷で済ませて平然としています。】
「そうだ! この女、ギゾルブディルを『魔剣』として操っていたのはこの魔剣“凍餓”さ!」
【隠れ潜んでいた自らの存在が露呈したというのに、彼はむしろ嬉々として語り始めました。】
「知っているか? この女は外界からは切り離された凍土の山奥から、神獣殺しを成し遂げ外への道を作り出した英傑なのさ! 冒険者ランキングに準えるなら、一桁にも匹敵するだろうな!」
【正直、今の私はそれほど強い自信はありませんけれど。】
「それを! 暗殺者であるこの俺が! この魔剣“凍餓”で刺してやった時に起こったんだよ! 人を『魔剣』に変えちまう奇跡がさぁ!」
【今回、私に彼がやらせようとしていた計画。それは丸々私の身に起こっていた事だと、彼はそう語りました。】
「無敵の魔剣“凍餓”の手に、英雄たる“ギゾルブディル”は堕ちた! 今、最強の札は俺の手の中にあるのさ!」
【だから、“凍餓”の“ギゾルブディル”であるのだと。】 - 147二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:03:29
あっ弱体化してるんだギゾルブディルさん
そりゃそうか、一桁クラス相手を単身に任せんわな - 148甘き異牙s◆UwIgwzgB6.25/10/21(火) 21:05:00
- 149二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:08:01
あたしの記憶がトんでなけりゃ恐らくきっとメイビ~~~?
少なくとも掲示板で蛇っ子とおはなしした記憶は…あるっちゃあるけど永世ラブラブ既婚者か重装ナイトのどっちかであんたみたいな感じの雰囲気の子じゃなかった…よーな…気がすんね
【封をした酒瓶を放り投げる】
ま、ここに顔出すのも随分ひさしだし十中八九っしょ。あたしは──
【千鳥足でその場を去る女の後方。草原に潜む討伐対象、名は安直にクサガクレ】
【草原に隠れ潜み、運悪く至近距離にやってきた生物を凄まじい速度の触手の連撃で何も無かったかのようにバラバラに分解してしまう魔物が】
【空高く放り投げられ、自らの頭蓋へと落下してくる酒瓶を微塵に割り砕いて】
【爆発音】
【酒瓶の中に封じ込められていた灼熱の吐瀉物が解放され、クサガクレはだいぶいやなタイプの死に抱擁された】
中級冒険者の酒粕。よろしくね~
おっ異牙ちゃんじゃーん!あたし掲示板に戻って来る度に異牙ちゃんにひさしぶりって言ってる気がする!
- 150凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:10:51
「ソレ、デ………」
【男の演説は一通り聞いた少女は、怪訝そうな目で男に問います。】
「アナタ、ハ………ドッチ…ナノ?」
「……どちら、だと?」
「マケン、ツカイ……ナラ………カクレル…ヒツヨウ…ナイ。………アサシン、ナラ………マケン……モツ…ヒツヨウ…ナイ。
アナタ、ハ………マケンツカイ? ソレトモ………アサシン?」
【中途半端だと、少女は言いました。
魔剣使いならば己も敵を切る為に動くべきでしょう。暗殺者ならばただ標的の抹殺の為に魔剣を使う必要はないでしょう。
影に潜むにはあの魔剣は存在が大き過ぎます。ごちゃ混ぜキマイラが暗殺者を見つけられたのも、あの魔剣から滲み出る冷気あってのものでしょう。】
「アナタ………ナニ、ガ……シタイノ?」
「したい事だと? 俺はただ、俺が崇拝するボスの命に従ってさえいられれば……」
【彼も、言っている途中で自己の矛盾に気がついたのでしょう。命令に従うだけの存在に、彼の様な自我は必要ありません。彼は酷く、顔を歪めました。】
「───もういい、黙れ。ギゾルブディル! こいつを仕留めろ!」
【癇癪を起こしたかの様な彼の言葉が私に投げかけられます。けれど、私は動きませんでした。
“凍餓”に抵抗できた訳ではありません。この時の私は夢を見ている様な心地で、思考が体からずっと遠くのところにありましたから。
では何故動かないのかと言えば、彼方から迫るソレに警戒せざるを得なかったのです。】
【ごちゃ混ぜキマイラの背後から迫るソレは、紛れもなくつい先程撃ち放たれたドラゴンブレスの狙撃弾で。】
【遥か彼方から来たソレは、影の男を撃ち殺しました。】 - 151二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:12:49
- 152酒粕25/10/21(火) 21:12:57
- 153二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:13:29
- 154闇蛇輪25/10/21(火) 21:14:10
- 155二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:18:12
たしかこんな↓感じー
・「憤怒のランギニョルン」
:人の怒りを煽動して争いを起こしたりしていた悪魔。通りすがりのゴトケンにより討伐
・「孤独のフリメア」
:とんでもなく手練れな吸血鬼の剣士。小次郎君が討伐
・「耽溺のイシュカリノス」
:海棲生物のキメラみたいな化け物。名前は分からないが、相手を羨むほど強くなる?みたいな能力の人により討伐
・「殉教のミヤガ」
:聖人級の奇跡を行使して、"救済"と称しながら虐殺していたやべーアンデッド。渡来学徒君が討伐
・「疾病のオランコフ」
:とにかく疫病を広げまくってた狂人。有病息災さんにメタられて討伐
・「軋轢のヤーマ」
:デケェ車輪でそこら中走り回って更地にしてた異形のバケモン。騒々神さんが討伐
- 156凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:21:03
【音は遅れてやってきます。
酷く煩い着弾音でした。村の方にはビックリさせてしまったかもしれません。よくもまあ、村に被害を出さずこんな射撃を成立させるものです。】
【まさか、狙撃弾を星を一周させた上で敵を射抜くなど。】
【ええ、不可能です。
距離もそうですが、この世界の仕組みとして意図してそれを狙うのは無理だ。「この世界が星として丸いものである」という前提すら、確かな事ではないのですから。
そもそもの話として、この世界は不確かなもの。球体なのか平面なのかさえ、酷く曖昧な状態のまま歪んでいます。ともすれば、この世界がスパゲッティモンスターの上に乗った具材の一つであるという仮説すら否定できる者はいないでしょう。その様な状態の世界で、大陸外の世界を弾道として利用など出来るはずがありません。】
【ならばこれは、ごちゃ混ぜキマイラの世界観。
混沌とした物理法則が支配するこの世界で、ごちゃ混ぜキマイラは己が観る法則を優先させられる。類似例で言えば、支配領域。高位の竜の一部が使う技。
恐らく、ごちゃ混ぜキマイラ自身にとってはそう大そうなことではないでしょう。彼女にとっては当たり前のルールの中で、出来る事をしただけにすぎない。】
「……………ヨシ!」
【たぶん。】
【───閑話休題。】
【私は転げ落ちた魔剣“凍餓”を拾います。
もはや身体を動かしているのは肉体に染み付いた戦闘技能のみですが、それでもこの短剣が上等なものであることくらいは理解したみたいでした。
あるいは、魔剣の意思でしょうか。】
【手慰みで普段からしていたジャグリングで短剣を軽く踊らせ、改めて構え直します。】
【魔剣の使い手が居なくなったとはいえ、命令はまだ私に残っています。ですので、止まる理由はありませんでした。
戦闘は、再開されます。】 - 157酒粕25/10/21(火) 21:21:38
- 158二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:22:48
- 159二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:23:26
- 160二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:24:28
ヒュウ、流石酒粕さんだ見てて無性に心配になるぜ
- 161闇蛇輪25/10/21(火) 21:25:01
- 162凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:31:07
【天から無数の大火が降り注ぎました。
先も冷気に覆われていた村を一瞬で救出してみせた、周囲の環境を作り変える技。ごちゃ混ぜキマイラが息をする様に繰り出す大技の一つです。
火の一つ一つが生命を孕む神秘。それが地に落ちて、生態系を新たに上塗りする。竜は容易く自然を冒涜し、穏やかな草原は荒れる火山地帯に変わりました。】
「ガゾルウ・ゾグディラ」
【身を包む熱気に、私の体は流れる様に対応します。
それは適合魔術。己の魔術回路を書き換え、新たに魔術を獲得する力技。常人ではただ魔術回路を破壊するだけに終わってしまう絶技であり、体に宿る戦闘技能だけで動いている今の私にも無理があるのかブチブチと何処かが千切れる音がしています。きっとハッキリとした意識があれば絶叫する程の痛みが、身体を駆け巡っているのでしょう。】
【そうしてまで得た力は、単純な四属性操作。火を操って周囲の温度を低下させつつ、水を操り水分補給。土を操って疾駆するための道路を舗装して、風を操り追い風を得た私の疾走は加速する。】
「KIIIIIISYAAAAAAA!!!」
【横合いから現れた巨大蛇の噛み付きを跳躍する事で回避。下手な竜種程度なら丸呑みしてしまいそうな蛇の、その首を手にした短剣で軽く撫でる。
それだけで蛇の頭は切断され、私はそれを蹴って変わらず疾駆します。】
【次いで降り注ぐのは、大火の奔流。大地を舐める様に焼き尽くすドラゴンブレス。
こういった攻撃に対して常に私が選択してきたのは、変わらない怒涛の攻め。怪物退治で後手に回れば生物としての規格の差で負けるから、いつでも先手を取る気概がなければなりませんでした。故に、私の思考の届かない肉体が選択するのもまた攻勢です。】 - 163酒粕25/10/21(火) 21:32:09
NORIと勢いを酒で流せば浮世の全てはこともなし、ってね!
人生即ち休肝日、酔いの合間に生きるのさ【からから】
なるほどつまり………ごちゃ混ぜちゃんの物凄い勢いでゴリ押しした訳だな!
魔剣とアサ使いとギゾルブディルで相手は3人、多数決なら圧倒的にごちゃ混ぜちゃんの勝ち、自分の有利を活かしているね
【ヘドバンめいて首肯。そう言う話だったかな…】
(※新鮮味のある懐かしさを感じますね…)
んじゃま闇蛇ちゃんでー!よろしくぅ!【にこにこ】
ところで闇蛇ちゃんおさけ好き?ってか飲める?あたしがギルド戻ったら一杯ど?ど?
おうおうウォウウォウいぇいいぇいヘーイ、あたしのいずこが不安だってYou see…?
- 164凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:32:24
【地面の土を操りジャンプ台を作って即座に踏み込み、大きな跳躍を成しました。
そうした私にごちゃ混ぜキマイラが行うのは、巨大鯨の身体を搥の様に叩きつける攻撃。周りを飛び回る蚊をはたき落とす様なサイズ差は、確かに私の致命になり得る威力を秘めています。おまけに竜の力でもって振るわれるとなれば、伝説で語られる巨人にも勝るでしょう。】
「ブギザルド・ガルウェザ」
【魔氷武具生成の魔術。ジェットエンジンの外形を模したバックパックを作り、火と風を操り即席ジェットとします。
空中での高速機動を成立させ、私は巨大鯨の搥を避けながら一気に竜頭へと迫ります。対する竜が繰り出すのは火球の連続発射でした。
機関砲と言われる存在を彷彿とさせる程の連射。しかも、考え無しに乱れ撃っている訳でもありません。意図して火球の発射間隔を操作し、避けやすい空白地帯を作る事で私の動きを誘導して罠にかける気でした。
とはいえ、ただの三次元火球迷宮程度なら私は無意識下でも攻略できます。氷ジェットを外して囮にしつつ、私は風を操作して落ちる様に竜頭の少女へと詰めてみせました。】
【あとは手に持っている短剣で少女の首を撫でて、それで呆気なく少女の命は終わりです。】 - 165二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:32:45
俺っちはあんだりんって読んでたぜ
「俺は†ダーク・ウロボロス†派」
今ここで取り潰してやろうかその派閥 - 166二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:34:16
存在級位の押し付けで自分の理論を世界の一部に敷いてるから微妙に間違ってないのがなんとも >物凄い勢いでゴリ押し
- 167闇蛇輪25/10/21(火) 21:35:38
- 168吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/10/21(火) 21:36:21
時々コテハンの読み方が分からない人がいるからね、各々独自解釈で埋めてることはままあるよ
- 169二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:36:49
たとえば、酔っ払いが「大丈夫大丈夫、ちょっとそこまで行ってくるだけだからさ!」って言いながら馬に跨ろうとしているのを見るような……そんな感覚になるとこ、かな
- 170二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:39:37
ああ見えて確実に勝てる相手を見極めて戦う安定志向の中級冒険者なんだよな
だからと言って新人に酒粕さんを見習えとはちょっと言いにくいどころの話じゃないのだが - 171凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:41:10
【─────ごめんなさい。】
【竜頭に付いた少女の上半身が、ごちゃ混ぜキマイラの核である事は見れば分かりました。数ある体の中で、彼女が一番生きようとする意思が強くありましたから。
次いで意思が強いのは竜の角に生えた花ですが、それ自体はただの花。竜の魔力を受けて強く育っていますが、大きな身体を動かす程の意思はありません。
ですから、少女が命を落とせばごちゃ混ぜキマイラは命を落とすのです。】
【体から力が抜けていくごちゃ混ぜキマイラを尻目に、私の視界の端には地面に生える小さな花が目に映りました。】
【白く、小さな花。
それはごちゃ混ぜキマイラの竜角に生えていた花と同じもの。どうしてこんなものがここに生えているのでしょうか。
彼女によって荒れる火山地帯に変えられた戦場で、今もまだ元気に生えたままでいる。不思議な事でした。】
【私は何か不穏な気配を察したのか、その花を摘もうとした時に変化は起きます。
白い花が瞬く間に変異を始め、竜の頭部が生えては私に噛み付かんと爪牙を振り抜きました。咄嗟に私は短剣で防御し転身からの跳躍を試みましたが、少し遅れたようで左肩からは血が流れます。】
【そうこうしている内に白い花だったそれは変身を完了させ、そこにはすっかり元通りになったごちゃ混ぜキマイラがいました。】
【再誕、と呼称すべきでしょう。
環境を作り変える、命を孕む大火の神秘。あれの一つには彼女自身のバックアップもあったのです。全く信じられない事ですが、彼女には自力で復活する手段を持っていました。】
「ガゾルウ・ゾグディラ。ブギザルド・ガルウェザ」
【このまま復活能力を持つ相手に同じ戦法を取るのは不味いと判断したのでしょう。
魔術回路の書き換えと、氷の武具の形成。その二つの魔術を使い、私の方もまた新たな姿を獲得します。】
【竜が鉤爪を振るうのに対抗して形成されるのは、巨大な氷の腕。爬虫類のそれを思わせる鱗を纏う腕が、対峙する竜の腕よりも遥かな大きさをもって出現します。
それを起点として、連鎖する様に全体像が顕になりました。地を踏む四足。長く伸びた尾。無機質に敵を移す蛇眼。巨大なトカゲ、と形容するのが一番分かりやすいでしょう。】
【それはかつて、私が討伐せしめた神獣───ヴォルガ・ゾルドゥ・ザの形を模したもの。
怪獣バトルが、始まります。】 - 172二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:41:49
戦法が特殊能力ありきだもん
見習えっても無理だしライフスタイル真似たら一年持たねえ - 173吟遊詩人◆6voyb8g4uE25/10/21(火) 21:43:46
各々の強さを得るために何かを犠牲にするもんだね、そのスタイルはその人だけの物さ
- 174二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 21:47:44
何かを変えることが出来るのは何かを犠牲にする覚悟がある人だけだってばっちゃが言ってた
- 175酒粕25/10/21(火) 21:47:50
- 176凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:51:41
【─────ごめんなさい。】
「コ――――ォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオ」
【きっと、その声は遥か遠くにまで届くでしょう。
それ程の咆哮を合図として、怪獣たちは動き出しました。】
【キマイラは十数メートルもの巨大な竜の身体を持ちますが、神獣は更にその数倍はあろうかと言うほどの巨体です。押し潰さんと上から腕を振り下ろし、竜もまた腕で受け止めます。ただそれだけの交差で地が鳴り、震え上がりました。】
「………ム、ゥ…!」
【その余波の強さに、少女は顔を顰めます。
戦いが始まった当初の位置からはずっと離れたとはいえ、この怪獣バトルからすれば村はまだ近くにあります。早急に離れなければ、被害が村にまで出ることは想像に難くありませんでした。】
【竜の鉤爪が神獣の腹に振るわれ、神獣が一歩退いた隙に巨大鯨の搥を喰らわせます。
反撃の隙を与えないままに怒涛の連続攻撃を浴びせ、その勢いで神獣を村から遠ざけようとしました。
しかし、相手は神獣。氷で作られた模造品とはいえ、ただではやられてくれません。竜の振るう鉤爪で神獣の腕が取れた瞬間に、再生成した氷の腕で竜を切り裂きました。】
【大地に竜の血が雨の様に流れ落ちます。
形勢逆転でした。村を守るために神獣の動きを誘導しなければならない少女に対して、神獣は容赦なく攻め立てます。】
【振るわれる神獣の爪牙、その乱打。
咄嗟に形成される魔力障壁を打ち破り、城壁の如く硬い竜の鱗をも貫通してごちゃ混ぜキマイラを痛めつけます。
長く伸びた竜の尾が揺れて、竜は呻き声を洩らしました。】 - 177凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 21:53:09
「………ヌ、ゥ……リャー!」
【次いで振るわれる神獣の爪を、竜尾が捕えました。
長く伸びたドラゴンテールをワイヤーの様に活用してトラップとしたのです。引き千切りはせずに、そのまま神獣の腕を引っ張り転ばせます。
少女は既に、『魔剣』と化した私の動かす神獣はそう完成度の高い存在でない事を見抜いていました。】
【竜の顎門が大きく開きます。
これより放たれるのは竜の代名詞。ごちゃ混ぜキマイラにとっての必殺技。魔力を全開にして放つ一撃必殺。】
【それは。】
【ドラゴンブレス、と言う。】 - 178酒粕25/10/21(火) 21:59:47
お
遂に来るか【酒瓶を構える】 - 179闇蛇輪25/10/21(火) 21:59:55
- 180凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:00:38
【─────ごめんなさい。】
【竜の殺息は確かに神獣を殺し尽くしました。
氷で形成されていた模造品は、その一欠片すら残す事なく消滅させました。本物の神獣が相手であったとしても、確かに効果のある一撃だったでしょう。】
【ですが、私はそれだけでは倒れません。】
【ある意味、意趣返しにも近い形でしょう。結局のところ、氷で作り上げた神獣の模造品は腹の中にしまわれた己が出す技のための時間稼ぎでしかありませんでした。神獣の模造品自体本物の2%も再現できていなく、程の良い囮だったのです】
「ゾルガド・ヴェギゾル」
【地上から星空が溢れ出しました。
まるで、子どもが宝箱を開けたときの感動を絵に表したような光景。綺羅星が世界を制する異常自体を伴って、私は切り札を開張しました。】
【それは魔術回路の展開。
通常は己の体の内に秘めるだけの魔術回路。私はそれを書き換える事で望む能力を自在に獲得しますが、それでも人の身に収まる程度の力までという限りがあります。
ですから、宙域にまで魔術回路を拡げるのです。そんな事はできません。不可能な事をやっています。天にも成せない技でしょう。けれど、天をも凌駕する才を持つ者にならば。】
【光り輝く無数の星は、それらの一つ一つが魔術を行使するための回路。魔法陣を空に描くよりもずっと繊細なミクロコスモスの超越。】
【そうして成すのは、あらゆる存在の天敵への変身。
超級の魔術回路をもってして、敵対する相手の弱点を突く力を獲得する絶対勝利能力。】
【ごちゃ混ぜキマイラは復活します。ですから、一度封印でもしてから竜殺しの力で仕留めるでしょうか。彼女のために特別性の冥府を作るかもしれません。】
【いずれにせよ、必殺技を繰り出した直後の彼女に打てる手はなく、この戦いはこれで終わります。残念ながら。】
【今の私に、これを止める術はありませんでした。】 - 181不貫羽毛25/10/21(火) 22:00:42
- 182二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:02:11
まあ、ある意味じゃ酒粕さんも「収入のうち幾らかを酒代として犠牲にしてる」と言えないことも……?
しかしそれくらいなら他の冒険者だって似たようなもんか、どうしたって武具だの消耗品だのに金はかかるし - 183闇蛇輪25/10/21(火) 22:07:10
- 184二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:08:03
- 185凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:10:06
【─────ごめんなさい。】
【元はと言えば、私が悪かったのです。
あの男が持っていた“凍餓”の魔剣はただ絶対零度の力を宿すだけの短剣。あれだけでは人の『魔剣』化などできる訳がありませんでした。
どうして『魔剣』化なんて事が起きたのかと言えば、それこそバグの様な話です。】
【故郷から出て外の世界に来た私は、沢山のものに目を輝かせました。
その文化に、その人々に、その在り方に。】
【私の故郷は寒くて何もない所でしたから、できるだけ多くのものを持って帰ってあげたいと思いました。
ですから魔術回路もそういった、日常生活のためのものに書き換えていて。そうして料理教室に通っていた時に、私は“凍餓”に刺されました。】
【絶対零度の刃は即死の効能を持ちます。
私は即座に魔術回路を耐寒のそれへと書き換え、死を免れましたが─それだけ。誤算だったのは、“凍餓”が持つ冷気の強さ。
肉体だけでなく精神や魂にまで作用するそれは、私の心まで凍結させてしまいました。肉体は仮死状態、精神と魂は凍結。そんな普通は起こり得ない状態になって漸く───私は『魔剣』と化したのです。】
【だから、ごめんなさい。
良いように使われて、ごめんなさい。
貴女を痛めつけることになって、ごめんなさい。
貴女を殺してしまうことになって、ごめんなさい。
あの時死んでいなくて、ごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。】
【そう、悔いて、いるのに。】
「マッテタ………ヨ!」
【どうしてあなたは、笑っていられるのですか。】 - 186不貫羽毛25/10/21(火) 22:11:58
- 187甘き異牙s◆UwIgwzgB6.25/10/21(火) 22:12:24
- 188凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:14:19
- 189二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:14:54
- 190酒粕25/10/21(火) 22:16:12
たーてーおーつー
おー…ブレスを肴にするつもりだったけど、これはこれできれーだな
【構えた酒瓶の栓を外してぐびぐび】
氷でジェット作るあたりからとんでもねーことしてんなとは思ってたけど更に超えて来てウケる、紙魚の奴に見せたらすげー顔しそう【からから】
そーねー、『皆殺し』…は、天使ちゃんに初手出しやめいって言われてっしー
ここはベーシックに『鬼殺し』…あーでも体質無しだと15度も若干厳しめか…?『殺し』シリーズはどっちかっつーと辛口だし芋系のソーダ割から入った方がいーかなー【熟慮】
んー………『天命王』かな
【白いパッケージに金文字で銘を記した酒瓶を取り出す】
濃厚な甘さとすっきりした後味で比較的感覚としてはジュースに近い。あっためても冷やしても良いし、一杯飲んだ後の余韻を肴に次の酒飲めるくらい味が残る
飲みやすい割に度数高めでストレートに"効く"から、最初に飲むなら少な目に注いで炭酸で割るのがあたし的おすすめ
なんか急に冬だよなー、どっかで何かしら目覚めでもしたかね?
身体が冷えるなら酒も良いぜ、内側からあたたまろう………
【どこぞの芒原から中継している羽衣一枚の女】
再会は何度したってめでたい!異牙ちゃんとなら猶更な!
…っておいおい上級昇格、しかも呪いも解けたって?めっちゃめでたいじゃーん!えー祝おうぜ祝おうぜ、あたし急いでギルド戻るわ!
【多分解けた時にもう祝っただろ】
お祝いは何度やったって良い!
- 191二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:19:16
たておつよー
- 192凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:22:10
【“凍餓”が私の手によって振るわれました。
それは絶死。それは必殺。それは終幕。覆す手段などありません。自我を持ち得ない今の私の状態にあっても、この技だけは決して破れません。】
【対するごちゃ混ぜキマイラは、そんな事を知らないとばかりに私の方へと向かってきました。
何ができるかと言えば、何もできません。
私の振るう短剣から放たれる冷気が竜の体に触れる度、その存在を封印していきます。力を減衰させ、その上から絶対零度の凍結を浴びせます。氷結した竜の身体をを更に竜殺しの魔力で消滅させます。
あの竜は塵屑一つ残さずにこの世を去ります。】
【猛威を奮っていた竜は、僅か数秒の間に消え去って。】
「と、やー!」
【その後に、少女が飛び込んできました。
困惑。やり方は理解できます。竜が私の力を喰らう直前に少女の身体を切り離し、魔力障壁か何かで1人だけ無事でいられたのでしょう。さっきまでなかった下半身があるのは、そういう魔道具でしょう。
でも、動機が分かりません。あれはカウンターの一手にはなり得ない。たかが少女1人に出来ることなど私には全て潰せますし、危機になり得るなら私の肉体が反射で潰しています。】
【ですからこの時、わずかな硬直が生まれて。】
【その隙に、少女は唇を私の唇へと重ね合わせました。】
【─────キス!!???!?!??】
【初めての、キス。それはちゃんと恋した相手とやってみたかったというか、いえそうじゃなくて。でもやっぱりちょっと恥ずかしいというか。ああいやえっとその。】
【私は取り乱しました。だって、こんなのした事がない! そうなると自然に、私の肉体は動かなくなってしまいます。
今の私は肉体に宿る戦闘技能がただ反射で行動を繰り返しているだけの存在。私がした事のない行動を、私の肉体は取れません。】
【その隙に少女は舌を私の口の中に侵入させていて。あらやだ大胆って、いや違くて。
ともかく、ともかく私の舌は、苦味を感じ取りました。】 - 193不貫羽毛25/10/21(火) 22:23:20
- 194闇蛇輪25/10/21(火) 22:28:21
- 195凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:30:36
【この味は薬草。
どの薬草かも、私には察せました。ごちゃ混ぜキマイラの花です。あれを擦り潰して作った粉を、少女は私に口移しで飲ませているのです。】
【簡単な話でした。
仮死状態にあれば『魔剣』になる、というのであれば回復させてやれば良い。ただそれだけの発想です。】
【私の体は、意外にも口に含んだそれを自然と飲み込みました。
体に良いものだと察したのでしょうか。それとも、お腹が減っていたのでしょうか。あるいは、………これは恥ずかしくって言えません。】
【僅かに、指先が動きます。
それは薬草が効いた証。治癒の顕れ。】
「ガゾルウ・ゾグディラ」
【私は常の通りに、その呪の名を口に出して、───“凍餓”を消しました。】
【手に持っていたそれが魔力へと還り、宙へと散布されていきます。蛍が飛ぶみたいに、ひらひらと。】
【私は思わず、その場にへたり込んでしまいました。少女と、抱きついた状態のまま。】
【何を言えば良いのか分かりませんでした。
まずは感謝を、と思うのですが。そうするには先ほどされたことへの羞恥が大きく、かと言ってそれを口にするには受けた恩があまりに大き過ぎます。
ですから。】 - 196酒粕25/10/21(火) 22:30:51
ねえやっぱギゾルブディルちゃんっておもしれー女だって!
【あらやだ大胆。】【大爆笑】
本人が経験ないことは自動行動させらんねーのの隙を上手いこと突いてんな。さーて舌に乗せて何投与したかねごちゃ混ぜちゃんは
おっと、未成年かねこりゃ失礼。強そうに見えたもんでぇ【からから】
ああそうとも初めまして!あたし酒粕、中級冒険者。酒が回れば回るほど血流が加速して体温が上がって全身の力と耐久が上がるタイプの人類さ
そゆ訳なので寒くないっつーかむしろこのくらいで適温なのだな
好きなように呼んどくれ、まー次いつ会うかも分かんねえけど!
そっちはなんて呼びゃ良い、お嬢ちゃん?
- 197凍餓、混沌、それから。25/10/21(火) 22:32:03
「あなたの、名前は?」
【まずは名前を、尋ねてみました。】
「ふふん。
わたしはね、ごちゃ混ぜキマイラ、だよ!」
【私は笑ってしまいました。
それはまるで、無邪気に遊んでいた子どもみたいに満面の笑みだったのです。
先程まであった神話もかくやといった戦いも、呪いを解いたキスも、この子にとっては些事とさえ思える様な───そんな、可愛らしい微笑みでした。】
「ありがとう、ごちゃ混ぜキマイラ」
【かくして、“凍餓のギゾルブディル”は討伐されました。
最強を謳った者は、あまりにも幻想的にすくわれたのでした。“凍餓”が私の手によって振るわれました。】 - 198酒粕25/10/21(火) 22:32:12
言ってる内に「答え」来てたわ
- 199二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:33:59
これは……キテル、か……?
- 200二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:35:09
200なら◯◯しないとでられない部屋