【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part100

  • 1二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:20:35

    直義受け専用スレです


    感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!

    直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止

    リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです

    性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい

    女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします


    逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう

    逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください

    直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい

    ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)



    このスレの中の妄想や考察を他のスレに持ち出して迷惑を掛けないようお願いします

    荒らしは通報・スルーを徹底。スレ主さんは可能であればできるだけ荒らしレスの削除をお願いします

    個人の解釈の否定は禁止です


    過度なキャラsageも同様ですが、それらを指摘する際は柔らかく丁寧な言葉遣いでして下さい。受け取る相手への配慮をお願いします


    次スレは>>190付近で立てられる方が立ててくださるようにお願いします

    平和に楽しく直義受けを語りましょう!



    前スレ

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  • 2二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:21:39

    この掲示板は、規約で以下のようになっております。

    「悪質だと判断された場合はユーザーを規制することがあります。」

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    何かがあったときは掲示板上部の問い合わせフォームをまた活用してください。



    テンプレの検索避けについては話し合いを経て今の形に落ち着きました。同じ話の繰り返しになるため検索避けについての議論や蒸し返しはしないで下さい



    経緯を知りたい方は過去スレPart54・55を参照

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  • 325/10/21(火) 17:23:54

    とうとうPart100💐💐💐

    保守よろしくです

  • 4二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:30:10

    立て乙です!100スレ目おめでたい!

  • 5二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:32:38

    >>3

    DJ兄上と歌ってる?ラップしてる?ノリノリ直義ほんとすき

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:52:23

    立て乙です!保守がてらのショタ兄弟
    アニメの続報もそろそろ来てほしいね~

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:59:24

    >>6

    ショ直義のドヤ顔何度見てもめんこい兄上も可愛い

    着物の色は違うけどよく見ると紐とか菊綴の色が兄弟でおそろなの可愛すぎか

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:00:17

    立て乙です


    >>6の身長差ほんと好き

  • 9二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:09:16

    前スレで190を踏んでしまった者です
    スレ立てありがとうございます!!
    アニメ2期は庇番も見れそうで楽しみ

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:24:24

    >>7

    現パロ兄弟の幼少期も一見違う服だけどよく見ると半ズボン吊ってるサスペンダーが同じとか襟元やソックスのワンポイントが同じとかの

    さりげないおそろコーデを着せられていたら可愛い

    直義がちっちゃい頃はいつも兄上が手を繋いであげてる

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:02:02

    立て乙です!パート100めでたい…!

    本編の展開について色々言われてるようだけど、自分は直義様が退場してから見守るモードに入ったのでわりとメンタル安定してる

    取り急ぎ恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:47:50

    TSHパロ ★100スレ目、おめでとうございます!
    主要人物:楠木正成・楠木正儀・元歌い手
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#43~

    この時代、たいていの人間は限られた範囲でしか行動しない。そのため話すことばには、生まれ育った土地のアクセントがぬけないものだ。
    「うまく真似ようとしていますが、諏訪のことばではありません」
    少年は、首をよこにふる。
    「妾の、昔の『お客さま』に、諏訪のおえらいかたがいましたが、振舞いはともかく、ことばをくらべると、とてもきけたものではありません」
    握り飯を咀嚼しおえた河内守護は、それで。と、少年を促す。
    「鎌倉の子です」と、少年は断言した。
    「それにあの顔。北方探題さま(北条仲時。彼の母は、時行の父の姉になる)に似ています」
    人気商売の基本は、一度会っただけでも、客の顔と名前を覚えておくことにある。閨の技術や、歌声だけではいつか飽きられる。みやこで少年が何年もトップにいたのは、そういった地道な努力もあったのだ。
    「たしか、北方探題には幼い息子がいたな」
    2年前、行方をくらましたまま、まだ捕まっていない。その子供の可能性が高い。だが証拠はない。それに元服もしていないこどもを手にかけるのは、河内守護の趣味ではない。
    この話はここまでだ。と、懐から書状を取り出した。弟に飯を届けがてら、これを。と少年にわたす。その足で、弟といっしょに楠木の里へ帰れ。と命じた。
    「みやこも危なくなってきたからな。おなごとこどもは、いまのうちに、目立たぬようすこしずつ逃がしておきたい」
    「かしこまりました、大旦那さま」

    ひとりでしばらく思案していたが、それも幼児の元気のよい声で破られた。軽い足音がする。走ってきたのは、三番目の息子である。口のまわりには飯粒がたくさんついていた。その後ろから「また賄いのごはん、つまみ食いして!待ちなさい!」と妻の怒鳴り声が追いかけてくる。
    「母上を怒らせるとは、なかなかやるな。次郎左」
    へへ。と、息子は頭をかき、無邪気に笑った。
    「ちちうえも!」
    父の体にぴょんと飛びつき、その鍛えた体を蹴り上げた反動で、ちいさな体を宙に弾ませ、ひろい肩まであっという間によじ登る。
    では。と、よく似た父と息子は、おたがいに顔を見合わせた。
    「『三十六計逃げるに如かず』や」
    父の肩の上の幼い息子は、ちいさな手をうちあわせた。
    「「ほな、逃げるで!」」

  • 13二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 08:30:11

    おはようございます直義様
    今週は寒そうなのでお風邪など召されぬようお気をつけ下さい
    えっ兄上がぎゅうぎゅうにハグしてくるので寒がる暇がない…そうですか…

  • 14二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 16:46:15

    Xにてあのまま北条が続いてたifとして
    尊氏は義詮が13歳くらいで当主交代で隠居不可避
    直義は早々に出家して学業極めるのではという予想を見た

    で、浮雲山のロス◯リネという概念が浮かびました(古い)
    直義様、お山で崇められて女王様状態になってるお姿がありありと目に浮かびますわ
    メッチャお坊さんにモテモテで「白椿の君」とか呼ばれてそうで(笑)
    これは尊氏が絶対に許さないifやっぱ北条滅ぶべし

    世代じゃないんで周防監督作品→原作漫画→元ネタ風木
    という逆で知った
    ◯スマリネ直義概念面白過ぎてw

  • 15二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:41:53

    現パロ ポメガバース もろただ

    直義とn度目の喧嘩をしたモロちゃん
    (まったく、あの方も口の減らない…俺の言うとおりにしていればいいものを)
    口論の内容を思い返したモロちゃんのこめかみに青筋が浮かんだ時、足元にフワッと温かいものが触れた
    「! …ポメ義様」
    「キャン!」
    いつの間にか側に来ていたポメ義がしっぽを振りながら常と変わらぬ愛らしい笑顔で見上げてくる
    (さっきまで人の姿だったのに急にポメ化するとは、体調でも悪かったのか…?いや、俺と喧嘩したストレスが原因か…)
    そっと屈んで抱き上げてやると、ポメ義は柔らかい被毛に覆われた首を伸ばしてモロちゃんの顎先をペロペロ舐めた
    「フッ。人の貴方より全ポメ製の貴方の方が…フワフワだし可愛げがある。世話する手間はかかるが生意気でないのが最高に良い」
    「クゥン…?」
    「何でもありませんよ。…人の時の貴方もこれぐらい素直だと助かるのですがね」
    表情を和らげたモロちゃんがポメ義の温かい小さな頭を撫でる
    するとポメ義は自分からその手に頭を押し付けるようにして伸び上がってきた
    「フフ、今日は貴方のために牛ヒレ肉でも茹でましょうか。旬の薩摩芋も召し上がりますかな」
    穏やかに語りかけながら膝の上に横たえたポメ義をモロちゃんがモフモフと愛でていたその時…
    ボンッ
    愛らしいポメが人間の青年に変わり、二人は無言で見つめ合った
    ポメ義にそうしていた名残でモロちゃんの指がつい直義の顎下をくすぐってしまうと、直義は喉の奥から「あっ」と上ずった声を上げ、
    次いでそんな声を上げてしまった自分を恥じるように顔を真っ赤にしてモロちゃんの手を払いのけた
    「……」
    「……」
    起き上がった直義は無言でずんずんと部屋の出口に向かい、その背に向かってモロちゃんが「チッ」と大きく舌打ちをする
    それに言い返すかのように、部屋を出た直義がピシャッ!と音を立ててドアを閉める
    (…兄者も直義様も。お互いもうちょい素直になりゃいいのになあ…)
    部屋の一角でスポーツ誌に目を通しながら二人のやりとりを聞いていたヤッスは、人生でn度目のそんな思いを胸によぎらせるのであった…

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 08:08:19

    えげん様のいがぐり頭はふわふわなのかざりざりなのか?
    直義様の髪を下ろした姿もっとみたかったなー

  • 17二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 15:15:00

    ほしゅいがぐり

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 19:54:29

    >>16

    ふわふわ派!なぜならオールバックの時の前髪がふわふわだから

    でも恵源様の時だけウニのようにツンツン硬くても可愛いかもしれない

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 23:41:18

    >>8

    子供の頃の2歳差って大きいよね

    兄上はきっと2歳下の弟が赤ちゃんだった頃からずっと見守ってきて

    小さくて柔っこくてまだ何もできない守るべき存在だった頃の面影をいつまでも憶えているんだろうな

    だからお互い四十代妻子持ちになった後も兄上の目には直義が無邪気で無垢であどけなく見えるのも仕方な……しかた……

    どうだろう………

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 09:08:47

    庇番と直義

    渋川殿の回想で倒幕時代の直義とのシーンが描かれてたけど
    庇番って一門の有望な若者を集めてたみたいだから直義とは前から面識があったメンバーも多そうだよね
    麒麟児まごじろーがずっと憧れていた直義様のもとで働けることになって、
    父上から「よいか孫二郎。世が世なら我が家は足利宗家の本流を継いでいてもおかしくない立場なのだ。
    上司とはいえ無闇に直義殿にへりくだることなどあってはならぬ、まして他の家の者共に頭を下げるなど以ての外でうんぬんかんぬん」
    とか説き聞かされるのも上の空でうきうきしてた時期とか
    岩松と直義のファーストコンタクトは女侍らせて酒飲んでた不良をお堅い風紀委員長が注意する的なあれで
    第一印象はお互い(こいつやりづらそう…)だったみたいな庇直それぞれのエピソード0が気になる

  • 21二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 14:32:34

    本誌ネタ尊直

    現パロでは兄がDJや893で弟が教師や政治家なの正反対過ぎてこの時点でもう美味しいんだけどここから転生か現パロか兄弟か他人か色々なシチュがあって無限に味がする
    とりあえず記憶無しで転生して教師やってる直義がある日突然黒塗りの高級車に連れ込まれて混乱してたらめちゃくちゃ怖そうな格好のお兄さんに「会いたかったぞ直義~」って泣きながら抱きしめられて固まってるところが見たいです

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 18:23:11

    >>21

    本誌ネタ尊直 レス


    兄上と出会って直義の記憶が戻るのか戻らないのかでもルート分岐しそう

    戻らない場合はそのまま拉致って幽閉なのか何度も接触して地道に距離を縮めていくのか…

    最近アニメから入ってカ○オケ行こ!を読んだから堅気の直義が裏稼業の兄上に振り回されるのもありだと思います

    兄上が返さないでいいぞ~って気軽に貸してくれた腕時計を後で直義が調べたらうん百万円の高級腕時計で度肝を抜かれてほしいし

    最終的に兄上は直義の名前を腕に彫ってほしい

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 23:50:27

    泰直

    兄上もモロちゃんも不在の夜、ヤッスの閨を忍んで訪れる小袖姿の直義
    「…直義様?どうなさったんですかい」
    「今夜は兄上も師直もいない。だからお前と…いいだろう?」
    「ククク、またですかい。困ったお人だ…俺ぁいつでも構いませんがね」
    ニヤリと笑ったヤッスが衾をめくって手招くと、直義はいそいそとその傍らへ身体を滑り込ませた
    そして二人は熱く抱き合い…
    「「zzzzz…」」
    寒い夜は暖を求めて人の寝床に潜り込んでくる猫ちゃん系御舎弟直義とヤッスの泰直
    兄上がいる時は兄上、兄上がいない時はモロちゃん、モロちゃんもいなければヤッスの寝床に来る模様

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 09:21:40

    兄上の中の神くんってもしかして893パロとかそっち系の趣味をお持ちだったりする?

    兄上…いちゃらぶから監禁プレイまで幅広い尊直に対応 受けはあどけなくて可愛い♡ 虫直は地雷
    モロちゃん…主従逆転ごっこが高じて御所を巻いた 剃毛プレイ 監禁プレイ
    雫…もろただ固定 攻め以外の男に心を向ける受けは解釈違い
    神くん…893パロ愛好家

    各々の性癖も大分明らかになってきたなあ(?)

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 10:14:09

    泰直 史実寄りネタ


    >>23

    兄上とモロちゃんが別動の時に

    直義様の副将(?)にヤッスがついてたのはそういう……なるほど……

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 18:37:31

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 23:16:37

    TSHパロ ★遅くなりましたが、本誌のあのシーンです。
    主要人物:尊氏
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#44~

    『それ』が起きたのは、月明かりが煌々と、みやこの夜道を照らす夜のことだった。
    『造大内裏行事所』の発足。そして、それとだきあわせる形で、『銅銭』の『乾坤通宝』と、日の本で初めての『紙幣』である『楮幣』というふたつの貨幣が発行される数日前のことだ。

    乗馬した兄は、河内守護の邸へ向かっていた。護衛として、執事とその弟、そして何人かの郎党が、前後と両脇をかためていた。だが、郎党がひとり、ふたり、と口実をもうけては、すこしずつ引きはがされていく。
    ―――退屈して、飽きはじめていたが、すこしはおもしろくなりそうだ。

    そこに『河内守護』が近づいてきた。へこへこ、と頭をさげ、宴にお招きしたのに、こちらの不手際で申し訳ない。いったん、別行動をとっていただきたいでござる。と、高兄弟に低姿勢で謝罪する。
    足利を軽く扱うともとれる対応に、執事は、渋い顔をした。そのうしろにいる執事の弟も、場にふさわしい行いもできぬ成り上がりものが。と、侮蔑にみちた表情になる。北条氏が健在であったころは、おくびにもださなかった反応だった。

    「殿」と、執事は、うかがうように兄をみる。
    かまわない。と兄は、ひらひらとおおきな手をふった。宴に遅れたこちらが悪い。と『河内守護』に、陽気に片目をつぶる。
    執事は頭をさげ、おのれの弟とともに、その場を離れる。先触れのものに導かれるままに、角を曲がり、武勇にすぐれた高兄弟のすがたはみえなくなった。

    兄は、とうとうひとりになった。路地の奥に入る。完全に人の気配がなくなった。月の光も届かない。
    だが兄の胸にあったのは、いくさともいえないが、いまは『面』をつけずにふるまえる。という解放感だった。
    墨のような闇の中、兄の厚めの唇が、残酷につりあがった。鏑矢を放つことにする。
    ―――さあ、『遊び』をはじめよう。

    兄は、目の前をゆく『偽物』の『河内守護』の背中に、「さて、どうされる」と、上機嫌に、からかうようにことばを投げかけた。こちらをうかがっているちいさな黒い影にもだ。
    「そこに隠れている君もだ!」
    それが合図だった。築地塀のうえから、兄にむかって、必殺の矢が放たれる!闇夜にまぎれるよう、矢羽根も篦も、鏃までもすべてが黒く塗られた矢だ。
    「高氏、命を献じよ!」

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 00:52:59

    史実兄上

    直義亡くした兄上が京に帰った時、思い出の三条邸は南朝に燃やされちゃった後だったんだけど、気前の良いはずの兄上は、怨霊こわい義詮はもちろんとして他の誰にもその空き地をあげなかったんだよね
    三条殿と呼ばれた直義の権威を利用されては困るって考えたのかもだけど、思い出が上書きされて過去のものにされるのが嫌だったのかも
    兄上が58年に亡くなって、翌年59年の正月が明けてすぐに基氏が直義と同じ左兵衛督になってるのも、兄上が亡くなった後の幕府の権威を上げようとしただけではないのかもしれない

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 10:41:05

    現パロ 人面瘡ネタ

    「兄上、少しよろしいですか。次回の会合の件でご相談が…」
    とドアを開けた瞬間、大きな姿見の前に立つ兄上を見て腰を抜かしそうになった直義
    「ヒッ…!」
    「た、た~だ~よ~し~!?来ていたのか!あっ、いやすまん、お前ならいつ来てくれても歓迎だが…!えーと、な、何か用があるのだったな!」
    「は、はい、そのつもりで参りましたが…そんなことより兄上、そのお背中はどうなさったのです!」
    「あ~、これはその…えとえと…」
    兄上が焦った様子で身体の向きを変え、背中を隠そうとする
    しかし背後に姿見があるため直義の位置からはその後ろ姿が丸見えだ
    一言で言えばそれは背中一面に浮き出た異形の人の顔のようなものであった
    二つの大きな目玉とその周りに更に無数の目玉、鼻のようなものに鋭い牙が並んだ口のようなもの
    無論それが本物の顔であるわけはないが、目玉の一つがぎょろりと動いてこちらを見たような気がして、怖いものが苦手な直義は震え上がった
    「そう、これはあれだ…ハロウィンの仮装を何にしようか考えていて!」
    「ハロウィン?」
    「うむ、背中に特殊メイクを施して脱いだらびっくり!という趣向でな~!だがこうしてお前にはもうバレてしまったことだし、
    当日は何か別の仮装をするとしようか!ははは…」
    「そういうことでしたか。私はてっきり大きな腫物か何かかと…あっ、今鏡に映った顔がニコッと笑った!?」
    「き、筋肉だ筋肉!我がいま背筋を動かしたからそう見えたのだ!…直義、とにかく心配させてすまなかった。
    背中のこれは風呂で洗って落としておくから、もう気にしないように」
    「はい。…ええと、何の用で伺ったのでしたっけ…すみません、少々疲れたので一度休んでからまた来ます…」
    直義はショックが抜けない様子でふらふらと戻っていった
    背中のそれが本当に特殊メイクなのか別のものかは兄上のみぞ知る…

  • 30二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 20:35:42

    ポメガバース

    天高くポメ肥ゆる秋で夏場よりもずっしりどっしりと重量が増している貫禄のポメ上
    直義からはずっしりしたポメ上もかわいいですねと好評だけど膝に乗せてPC作業や読書をしているとどんどん足が痺れてくるのが困りもの
    「あの、ポメ上…少しだけあちらのクッションで寝てみませんか。先日買ったマットレスも空いていますよ」
    「クゥ~ン…?」
    「ああっ、そんな悲しそうなお顔をなさらないでください!大丈夫です!好きなだけ私の膝に乗っていていいですから!」
    「クゥ~ン♡」
    今日も愛する直義のお膝を占領して幸せいっぱいポメ上であった

  • 31二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 22:01:35

    TSHパロ

    主要人物:尊氏・北条時行

    ~1335年1月 祈祷と襲撃#45~


    旧(ふる)い名で兄を呼ばわる、澄んだ声がひびいた瞬間。

    兄の背中から、二筋の白刃が襲い掛かる!

    一閃、二閃。銀光がはしった。完全な闇討ちである。

    ―――――殺(と)った!

    まだ年稚い刺客(暗殺者)たちは、手ごたえすら感じたにちがいない。だが、それは甘すぎた。

    兄は、飛んでくる矢の軌道を完全に見切っていた。頬をわずかに上向け、一寸(3cm)ほどの差でそれをかわす!黒い矢は、築地塀の瓦にあたり、するどい金属音をたてて跳ね返った。

    最愛の弟に出会うまえにもどりつつあった兄は、悠然と微笑した。感情がわずかに高揚するのを感じる。生と死のはざまの一瞬。死がそばにある場で綱渡りするときだけ、味わえる最高の愉悦だ。


    騎乗したまま、兄は、上体を、ぐん、と後ろに反らすように沈める。

    刺客の目には、兄の姿が消えたようにみえたにちがいない。焦りをおぼえ、動揺にぶれた二本の刀の峰を、兄は軽くつまむ。峰にそって指を滑らし、重心の位置をかえただけだ。

    空中で大きく体勢をくずしたふたりの刺客の体が宙に舞う。

    刺客のひとりの体は築地塀を越え、おおきな音をたてて、邸の内側に落ちていった。庭木にぶつかったのか、何本も枝が折れる音がする。

    もうひとりのほうは、より手練れなのか、瞬発力にすぐれていた。馬の尻を蹴り、もう一本の刀をおおきくふりかぶってきた。三閃目だ。だが、それは脇が、がら空きということである。急所を狙った兄の重い拳が、腹にめりこんだ!その体は地面に叩きつけられ、二度三度おおきく弾み、動かなくなった。

    だが、兄はそちらに目をやりもしない。小物に興味はないのだ。

    必殺の襲撃のはずだったが、それは、いかにも軽く、兄に簡単に一蹴されてしまった。


    刀を抜くまでもない。上体を跳ね起こし、鐙に足をかけて立ち上がる。馬がいなないた。腕を大きくのばす。塀のうえの、ちいさな黒い影の着物の襟をわしづかんで、地面に投げ飛ばした!黒い覆面をした体はごろごろ、と転がる。土埃にまみれ、頭からつま先まで、黒い着物が汚れた。痛みにうめく声がする。

    声からして、こどもだ。とみきわめた兄から、完全に殺気が消えた。

    「君が、大将か」


    ★兄上に足蹴にされた時行くんはおいたわしや…。

    >>30様。肥ゆるポメ上の冬毛はすごそうですね…。

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 00:08:55

    本誌



    いよいよクライマックス!!って感じだけど兄上これ大丈夫なんです…?
    左手から背中まで行ってるけど心臓とか貫通してないよね……?
    三途の川上映会で直義やモロちゃんずがハラハラして見守っていそう

  • 33二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 08:58:10

    ハロウィンが近いので現パロショタ兄弟は仮装を考えたり当日のお菓子を楽しみにしたりして平和に過ごして欲しい
    ハロウィンにもらうお菓子は賄賂ではないので清廉な直義的にもOK

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/27(月) 18:40:43

    ハロウィンネタ 尊直?

    現パロだったらパパ直義は息子たちにあげる用のお菓子をしっかり用意してハロウィンに臨みそう
    歳の離れた息子たちが休日に珍しく連れ立って出かけていき、百均のでかい袋(袋の口からお面やコウモリの羽やとんがり帽子などのコスプレグッズが覗いてる)を下げて
    ホクホク顔で帰ってくるのを気づかないふりして温かく見守る直義
    本人がお坊ちゃま育ちだからお菓子のチョイスも名のあるお店のめちゃくちゃ美味しいお菓子だったりするので
    上杉兄弟や幸子ちゃんや知り合いの時行くんたちも毎年それ目当てでコスプレして訪ねて来る
    その中に交じって「た~だ~よ~し~!トリックオアトリート!」と毎年現れる背の高い不審なコスプレ男性については
    子供たちは暗黙の了解で触れないようにしている

  • 35二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 00:32:14

    ほっしゅ

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 01:27:55

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・北条時行
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#46~

    ゆったりとした所作で下馬した兄は、地面にうつぶせになったちいさな体を、草履をはいた足でかるく蹴り、仰向けにさせた。
    闇討ちの大将は、慌てたようすで、かなうかぎり顔をそむけようとした。いま、おのれが生きている、と兄にしられるのはまずいためである。
    しかし、しょせんは無駄な行為だ。その骨のほそい肩に、おおきな足がのった。抵抗すれば踏み抜くぞ。という意味である。覆面の下の顔に、冷や汗がながれる。
    兄は、刺客の顔におおきな手をのばし、黒い覆面をはぎ取った。
    あらわれたのは、教養のありそうな面立ちの、凛とした、うつくしい少年だった。年ごろは、河内守護の上の息子とかわらないが、真似ようとしても真似られない、うまれもった気品がある。
    美少年は、闇討ちの失敗と、足蹴にされた屈辱にふるえ、くちびるをかみしめる。憎んでも憎み足りない兄を、にらみつけていた。
    やはり、殺しておくかな。と兄は、足裏に力をこめようとした。
    その瞬間、兄の脳裏に、やさしい声がよみがえった。
    最愛の弟は、慈愛にみちたまなざしで、膝のうえにのせた兄の長い髪を、しろい手でくしけずり、兄にささやく。
    ―――――兄上。『無益な殺生』は、なるべく、してはなりませんよ。

    直義が、我にそう望むのだ。我は、直義が望むことを、かなえてやるまでだ。
    兄は足をどけ、『慈悲ぶかい、武家の棟梁』の面をつけた。襲われたことも忘れたかのごとく、少年に、愛想よく微笑してやる。
    おのれが裏切り滅ぼした主筋のこどもを、観察し、値踏みした。数年前まで、実の息子にするように、親しく遊んでやった相手だったのに、兄は、その顔も思い出しもしていない。
    うわべだけの、労りのことばを、美少年にかけてやる。
    「親をなくした、西国の武士の子か。路頭に迷い、我を恨むのもしかたのないことだが」
    孤児になったこどもが、仇討ちのために兄をつけ狙うのは、これがはじめてではない。
    今回もそうだ、と、身勝手に兄は思いこむ。
    それに、闇討ちとはいえ、兄を襲うとは、なかなかたいしたこどもだ。『面倒』をみてやってもよいかもしれぬ。と兄は思う。
    ほかならぬおのれがすべてを奪った相手に、前にもあった『身の上』をおしつけた。
    「世の中のことを知って、恨みなど忘れて、楽しく生きるがよい」

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 11:18:24

    ほしゅ

    一緒にスーパーに行った帰り道、「急に寒くなったな」と何気なく直冬君に言ったら上着を貸してもらってしまった直義様
    「これではお前が寒いだろう」と慌てると「俺は養父上と手をつないでいたらあったかいんで大丈夫です」と返されて心もぽかぽかになってほしい

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 20:15:04

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:47:04

    現パロ もろただ
    中学生ぐらいの直義から料理を教えてほしいと頼まれたモロちゃん
    「何か召し上がりたい物があれば俺がお作りしますが」
    「師直、お前はいつも美味い食事を作ってくれる。それは感謝しているが、全てお前がしてくれるから
    私たち兄弟はろくに台所にも入ったことがない。私もせめて基本の料理ぐらいは作れるようになりたいのだ。
    出来れば兄上にも召し上がって頂けるようなものをと思っている」
    (ふむ…兄君に召し上がって頂けるものをとはなかなか殊勝なお心がけ。尊氏様が知ればさぞ喜ばれるだろう)
    「承知しました。だが俺の指導は厳しいですよ」
    「構わない。どんどん鍛えてくれ!」
    そして血の滲むような(?)特訓を経て数ヶ月後、直義はようやくモロちゃんに合格を貰えるレベルの夕食を作り上げた
    「うむ、飯はふっくらと粒が立っている。味噌汁も丁寧に出汁を取り、雑味なく仕上がっておりますな。
    焼き物、煮物、その他の副菜も…まあ合格。ここまでよく頑張られましたな。直義様」
    点の辛いモロちゃんから珍しく褒められて直義が頬を染める
    「お前が根気強く教えてくれたからだ、師直。では兄上のお口にも合いそうか?」
    「まあ、そうですな。一度お出ししてみてもよいかと」
    「そうか、よかった!なら、これから少しはお前に楽をさせてやれるな」
    「え?」
    「…お前はいつもこの家や私たち兄弟のために尽くすばかりで、自分の時間など殆どないように見えるから…
    時々私が兄上と自分の食事を作るようにすれば、お前の負担を減らせるのではないかと思ったのだ。
    それにお前だってもうじき受験だろう?私が料理を出来ればお前の勉強中の夜食を作ってやったりもできるかもしれないし…」
    「……」
    箸を置き、無言で直義の耳を引っ張る師直
    「痛っ。なんだ師直、何をする!」
    「…見くびらないで頂きたい。俺があなた方ご兄弟の世話を負担に感じたことなどありませんし、
    俺の仕事を誰かに譲る気もありません。受験準備もとうの昔に始めていますので心配無用です」
    「うっ…」
    「…だが、人の作った夕飯を食べるのは久しぶりでした。こういうのもたまには悪くない」
    「…じゃあ。私が夜食を作ったら食べてくれるか…?」
    「そうですね。小腹の空いた時は貴方にお願いするとしましょうか」
    そうかと嬉しそうに笑った直義の顔を見て、心なしか胃袋とは別の所まで満たされていくモロちゃんであった

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 08:03:05

    直義様周りのハロウィン

    今年の直義様のハロウィンコスチュームはなんだろな〜!
    みんなで仮装ハロウィンパーティーすることになり直義様の仮装を心待ちにする庇番。吸血鬼が似合う!狼男なら実質ねこ耳では?ミイラ男はもしかして素肌に包帯…!?って盛り上がって欲しい。そんな中、シーツを被ったようなお化けの仮装で素材台無しにする直義様。本人自信満々
    兄上や憲顕あたりはシーツお化けコスチュームでも全然興奮できるよな!?

  • 41二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 08:46:34

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・北条時行
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#47~

    それは、金で買っておもちゃにした相手に、身を売らずにまっとうに生きていけ。と説教するようなものだ。
    そもそも、兄が幕府を裏切り、滅ぼさなければ、美少年が、闇討ちをたくらむほどにまで、落ちぶれることもなかっただろう。この国の事実上の最高権力者の子としてうまれた身が、卑怯な行為に手をそめることもなかったはずだ。
    その言葉が、どれほど傲慢で、残酷かも、兄にはわかっていない。わかろうともしていない。

    その、あまりに思いやりがなく、信じられない言葉に、美少年は、一瞬、怒り恨みも忘れ、驚き、呆然とした。
    おもわず、兄にただす。おのれが成長して、顔が変わったために、気づいていないだけだ。と思いたかった。
    「おぼえていないのか。この『顔』を」
    険の取れた美少年の顔を、もういちど、兄は、かるく眺める。
    ―――――容貌は、似ても似つかぬが、教養のありそうな、気品にみちたところは、最愛の弟に似ているかもしれない。

    『これ』なら、『側』においてやってもよい。それなら、執事もうるさくはいわないはずだ。
    もともと覚えるつもりもないが、「すまない」と、一応、口先では謝ってみせる。続く言葉に、美少年は絶句した。
    「『興味のないこと』は、覚えていられんのだ」
    兄は、最愛の弟いがいの、現世のことには、たいして興味をもっていない。また、兄が地獄に叩きおとしたものは、この国に、何十万人、いや、何百万人もいるだろう。当然、そのすべてをおぼえているわけもない。
    後年、兄は、「我が直接殺したのは、10万人にはおよばぬがな」と言いつつ、戦死者の供養塔を建てることになるほどだからだ。

    そして、兄は、美少年の手をとり、起き上がらせる。
    さりげなく、手を握り、たしかめた。剣だことはべつの、扇の柄のあたる皮膚が固くなっている。そうとう、修練を積んでいるようだ。と判断する。
    「舞はできるようだな。では、音曲は」

  • 42二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 09:38:56

    逃げ若とは直接関係ないけど、刀ミュで直義様がどう描かれるか楽しみ。

  • 43二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 17:36:29

    他作品 尊直


    ようやく女人太平記を読んだんですが終始なにこの𝐵𝐼𝒢 𝐿𝒪𝒱𝐸…ってなってた
    主人公が幸福そのものの時にGODAIGO暗殺に巻き込まれて全てを失い数奇な運命を耐えるために
    「夫の兄弟仲が悪かったからこんな事になった。仲が良い兄弟ならこうはならなかった」
    と自分に言い聞かせているからこそ「仲が良い兄弟」代表の足利兄弟が弟を毒殺したとは信じたくないんだけど
    なんか尊直過激派の人みたいになってて若干他人とは思えない下りがあって誠に申し訳ない
    あとこの作品の兄上がブラコンレースで極楽兄上を一気に追い上げてきたと言われるのに納得しかなかった
    直義の最期を独り占めで抱き締めて誰にも理解されない振る舞いを続け強固な孤独の中にいながら幸福な兄上…

  • 44二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 23:41:49

    >>36>>41

    TSHパロ レス


    兄上…直義の望みを憶えていてそれに従おうとする健気さはあるんだけどなあ

    言われたことの表面をなぞってるだけだから本当に「面をつけた」だけで兄上の本質は変わらないんでしょうね

    かといって本人に悪気があるわけではなく、むしろ直義の望む自分であろうとする愛から出ている行動なのに

    その一言一言が若の地雷を踏み抜いていく様にはもはや芸術性すら感じます

    原作のこの箇所を読んだ時も思いましたが、若にしてみたらこの時兄上に嘲笑われたり憎しみを向けられたりした方がまだショックは小さかっただろうな…

  • 45二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 01:06:27

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・楠木正成・北条時行
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#48~

    美少年はおもわず気をのまれ、首肯の意味のまばたきをしてしまった。
    闘茶は。薫物合わせは。連歌は。と、兄は、次々に投げかける。そのいずれも、美少年は経験があるようだ。これはわるくない。と、兄は値踏みした。
    「我の邸にくるがよい」
    美少年の手を握ったまま、やさしげに微笑してやった。
    「わが『寵童』として奉公するならば、面倒をみてやろう」
    美少年は、おのれの耳が信じられなかった。まともな武士ならば、口にするはずもない言葉だったからだ。―――――これは挑発なのか。
    あいてが半信半疑のようだ、と、兄は思う。
    「十分な食事も、綺麗な着物も、甘い菓子もあるぞ」と、親切にも、餌をまいてやる。そして、無邪気に、悪気もなくつづけた。「それに、我のもとで出世できれば、死んだ父親も喜ぶであろう」
    それは、言われたほうの気持ちなど、まるで慮りもしない言葉であった。
    兄が本当に忘れているのだ。と悟った美少年の眉がはげしくつりあがり、顔が鬼のものに変じる。
    2年前、実父が自害したあと、土をなめるような屈辱はさんざん味わってきたが、これほどの侮辱はうけたことがない!この身に、尻奉公をせよとは!それを、実父が喜ぶと本気で思うのか!
    「無礼者!」
    兄の手を払い、美少年は、腹の底から怒鳴る。
    そのときだった。兄と美少年の間に、煙玉が投げ込まれる。ひとつ、ふたつ、みっつ。どういう仕組みなのか、勢いよくはじけ飛んだ!煙がたちこめる。
    「若!逃げるぞ!」
    追いかけて殺すか。と、一瞬迷った兄だった。
    そこに、「武蔵守護どの。どこへいかれる」と、軍神の横槍がはいる。
    「わが妻の、せっかくの手料理が、冷めてしまうでござるぞ」
    兄は、刺客たちを見逃してやることにした。それに、逃げる足音に重なる気配。河内守護の密偵が、気づかれぬよう、たくみにあとをつけているのだ。
    「奥方の手料理は惜しい」
    『尊貴だった獲物』を釣りだすために、我は、撒き餌に使われたか。と、兄は苦笑した。それに、河内守護は、ひろい肩をすくめ、穏やかに微笑することで応えた。
    ―――――やはり、この男はおもしろい。

    しかし、ほんとうはこのとき、兄は、美少年を殺しておくべきだったのだ。この判断により、兄は、最愛の弟を、命の危険にさらしてしまうことになったからである。

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 09:12:47

    保守がてらの他作品映画ネタ


    いっつも「助けてくださ~い♡北条軍に襲われてま~す♡」とか
    「助けてくださ~い♡新田殿に襲われて討ち死に寸前で~す♡」とか
    「助けてくださ~い♡楠木殿に16回突撃されてま~す♡」とか言ってる(言ってない)上に
    死ぬほど可愛い上目遣い(前スレ参照)もするし舌も出して見せる直義って実質レゼなのでは?(妄言)

  • 47二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 14:39:20

    >>46

    他作品映画ネタレス


    負けようが幕府が割れようが将軍を打ち負かそうが京から逃げようが責任を問われないのはこの世で君だけ大正解だったから?(強い幻覚)

    まあ兄上は周囲に責任取らせようとしてるんですが…

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 20:08:32

    原作時空だけどハロウィンネタ


    そろそろハロウィンなのでお菓子を用意して子供たちにあげる側に回りそうな直義様に何とかして仮装してほしい
    仮装の一つもできない武士は軟弱!ついて行くに値しない!みたいな風聞を流せば支持率対策としてやってくれないだろうか
    桃井殿は桃太郎、重能殿はヴァンパイア、吉良殿はモリゾーとして直義様は何が似合うかな
    あえて露出ゼロのシスターとかいいんじゃない?と思うけど有識者の意見を聞きたい

  • 49二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:18:54

    >>44

    TSHパロ レスのレス


    若の闇討ちのあたりは、ほぼ逃〇若に沿った内容になってしまいましたが、楽しんでいただけたようでよかったです。

    TSH若はいかがでしたでしょうか。没落した上級武家の、誇り高い男の子らしく、というイメージで書いてみました。また、このあたりは、個人的には、逃〇若の中でもすごく気に入っている箇所なので、ぜひ組み込んでみたいと思っていました。

    そして、「本人に悪気があるわけではなく、むしろ直義の望む自分であろうとする愛から出ている行動」とコメントしていただいて嬉しいです。

    兄上の本質からでる行動ではないのですが、弟を愛しているから、弟のいいつけはなるべく守ろうとしている、健気な兄上です。ただ、いいつけ自体は守れても、「なぜいいつけを守ったほうがよいのか」というところにまで考えがおよばないのですね。だから、若を激怒させることになってしまうのです。若にはとても気の毒な話でしたが…。

    ちなみに、兄上は若に出世云々、と言っていますが、現代にたとえると、「倒産したライバル会社の社長の息子が、自分の父親を自死にまで追い込んだ会社の若い社長に、何人もいる愛人のひとりとして拾われ、そのコネで採用される」という感じでしょうか。まわりのやっかみをうける立場かもしれません。本人が男でなく女でも、仕えるのはすごくイヤですよね。

    なお、この『祈祷と襲撃』のお話はあと数話で終わると思います。そのあとは、いよいよ『中先代の乱』に突入、となります。お楽しみに!

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:37:31

    >>40

    直義様周りのハロウィン レス


    自信満々直義可愛い

    単行本表紙でも足利の紋がついた布を肩にかけてたから大きい布にくるまるの好きそうだしね(?)

    他の皆からブーイングされる中、吉良殿から「草www」って肩ポンしながら慰められて「解せぬ」となってほしい

    子供時代の直義がシーツおばけになって兄上を驚かそうと自信満々で登場したら

    いつもの勘と弟愛により「あっ直義!どうしたのだその格好は!お前はどんな格好をしても可愛いな~!」ってあっさり見破られちゃって宝探しの時みたいにショック受けてても可愛い

  • 51二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 09:22:55

    >>48

    原作時空だけどハロウィンネタ レス


    シスター服は墨染の衣に通じるところがあって大変よいと思われます

    直義様がシスター姿を披露されると聞いてソワソワしていた対立派の婆娑羅たちも

    チッ、ミニ丈じゃねーのかよいつも以上に露出ゼロじゃねーか…と不満をこぼしつつも

    清らかな神の花嫁に扮した直義様の禁欲的なエロスにヤる気が大幅アップして支持率も上向くはず

    それにしてもそんな風聞を流したのは道誉くん辺りだろうか

    とするとその裏には兄上の意思が働いている可能性も?これが神の最適解ってことなんですか兄上!

  • 52二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 19:01:20

    トリックオアほしゅ!

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:48:34

    現パロ ポメガバース もろただ?

    近頃モロちゃんの視線が気になる直義
    (気のせいだろうか、師直の視線を感じることが増えた。今月半ばを過ぎた頃からこちらをチラチラ見てくるようになり、
    さっきポメ上と遊んでいた時もふと顔を上げたら私を凝視する師直と目が合って…一体何を企んでいる?
    あの男の前では決して気を許さないようにしなければ…)
    直義が難しい顔をして警戒心を強めていると、ポメ上が「クゥン?」とお膝に顎を乗せてきた
    「ああ、大丈夫ですよポメ上。…少し神経が疲れているだけです。こうしてポメ上を撫でていれば休まりますから」
    「ハッハッハッハッ」
    だがその後も日に日に強まるモロちゃんの視線の圧のストレスから直義は遂にポメ化してしまった
    「クゥ~ン…」
    人の記憶をなくし、自らを守る力とてない小さなポメ義の前にモロちゃんが立ちはだかる
    「くっくっく…長いこと焦らされたものですな。この時を待っておりました。ポメ義様」
    「キュゥ?」
    小首を傾げるポメ義にモロちゃんの魔手が迫る…

    「…うむ…よし。フィット感も完璧。よくお似合いです、ポメ氏様、ポメ義様」
    「キャン!キャン!」
    30分後、2匹はモロちゃんの手でハロウィンコスをさせてもらいご機嫌な笑顔を見せていた
    「ポメ氏様は魔王をイメージした金の留め具つきの黒いマントに巻き角カチューシャ。
    マントの裏地は紫の布で高貴さを出し、留め具とツノは安全性に配慮して柔らかい素材で作っております。
    ポメ義様は魔女っ子のイメージで、黒いトンガリ帽子に光沢感のあるオレンジ色のチュールリボンをあしらい、
    オレンジ色の裏地をつけた黒いケープを合わせました。…月末が近づいても直義様がなかなかポメ化なさらないので今年は無理かと気を揉みましたが、
    こうしてハロウィン当日に間に合ってよかったです。写真をお撮りしてもよろしいですかな?
    あぁいやその前に、このように恰好良い魔王と可愛らしい魔女が現れたのならお菓子を差し上げなければなりませんな。
    クク…この師直がお二方のためのポメ用ケーキやクッキーをお作りしております。どうぞこちらへ…」
    「キャン!キャン!」
    モロちゃんは2匹の前に特製のお菓子を並べ、食事の合間にキラキラした目で見上げてくるポメ義と視線が合うたび優しく微笑んだ
    それはもし人の直義が目撃したなら(師直は…変わった)と愕然としたであろう光景だった──

  • 54二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 04:02:53

    重直 憲直 微R
    現パロで円満な三人交際


    直義に比べて重能と憲顕のほうが体温低そう。なので寒くなってきたいま、直義を挟んで両脇で寝る二人は冷たいのを遠慮して直義から少し離れようとしていた。しかし直義がむしろ温めるようグイッと寄せてくる。その男前具合に二人とも目の奥にハートを浮かべざるをえない

    そしてお許しがあったのをいいことに、その冷たい手で直義の体をまさぐってくる。ひんやりした指先でなぞられ、摘まれて直義から可愛い声が聞こえてくるのでさらにハートが大きくなっていそう

  • 55二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 09:45:05

    冬直
    おひげ直義様くらいの頃

    付き合う直前かまだ付き合いたてのカップルで手が触れてあっ/// ごめん///という距離感。周りは微笑ましく見守ってるのが、ある日を境にボディタッチに全然動じなくなって呼びかけ方も慣れた感じになってて周囲が察するやつ

    冬直でこれで、ちょ……は……?ッッッ弟ォ💢と謎怒りのモロちゃん(ネチネチ嫌味言ってたらスッ……と直冬が割り込んできてその時の空気感がアレでアレだった)
    鬼ではなく素の尊氏のほうがゴゴゴゴとなる兄上
    生温く見守り続ける吉良殿

  • 56二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 19:21:39

    >>55

    冬直 レス


    いい…いつも礼儀正しく好青年だった直冬くんが 俺 の 養父上に何か?みたいなムーブを決めてくる瞬間…

    モロちゃんの怒りは尊氏様というものがありながら弟ォ…!とか

    お前何人誑かせば気が済むんだ弟ォ…!俺の方が付き合い長いだろうが弟ォ…!とかいろんな感情が混ざってそう

  • 57二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 23:18:29

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 58二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 00:09:35

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・楠木正成・北条時行
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#49~

    「殿っ」「ご無事でしたか!」
    はめられた、と気づいた高兄弟が、顔色をかえて、兄と河内守護のもとにやってくる。
    兄は、ちょうどよい。と思う。執事が手柄をたてる機会を、お膳立てしてやることにした。
    武家の棟梁とは、おのれが功をたてるもののことではない。部下に功をあげさせてやるのが、一門の長の義務なのだ。兄は、河内守護に、上機嫌に申し出た。
    「我の執事にも、箔づけの機会をいただけるかな」

    そして、言われたほうは、このときの兄の言葉を死ぬまで忘れることはなかった。
    兄は、まだ年少とはいえ、武士の誇りをずたずたに傷つけてしまったのである。後年、数奇な縁で、弟と共闘することになった美少年のなかで、兄がいくら殺してもあきたりない敵にまでなった瞬間だった。
    だが、いまは一刻も早く、みやこから逃げるのが先である。そのまえに、潜伏先に滞在している叔父に、襲撃の失敗を知らせねばならない。捕らわれれば、待つのは死のみだからだ。

    ーーーーーーーーーーー

    すぐに、闇討ちの一味は、ある最上級貴族の邸にはいっていった。そこは、みかどの『新皇后』の『中宮大夫』(中宮職の長官で、後宮の事務を司る役職)の住まいである。この職は、当の皇后や中宮の縁者がなることが多いのだが、いまの『中宮大夫』は、『新皇后』の従弟にあたる『西園寺閥』の長であった。しかし、『中宮大夫』は、陰謀の主犯ではない。彼に命じたものがいるのだ。

    しばらくして、邸の裏門から、何人かの大人と子供たちがでてきた。大人は一人ずつばらばらに、子供たちは何人かに別れて、それぞれ、闇の中を別の方向に散っていった。数が多い。あとをつけてきた楠木家の密偵も、そのすべては追いきれない。大人だけに的をしぼることにした。
    そのうちのひとり、『中宮大夫』の家司らしき男は、懐にあるじからの密書をもち、ある場所に向かっていった。そこは、御所とならぶほど、豪奢なつくりの建物だ。みかどが鍾愛されている内親王がお住まいであられる。
    ここに、いままで各地でおきた北条氏の叛乱をふくめ、陰で陰謀の糸をひいていた人間がいる。

    ★過去作からフラグをたてまくってきた、『あのおかた』の正体がついに明らかに…!次回でおわります。

  • 59二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 09:15:32

    3連休の中日だけど現パロ直義はどう過ごすのかな
    兄上に付き合って旅行、家でゆっくり休息、家族サービスで息子たちとお出かけ…
    前世でも縦横無尽に駆け回ってた兄上は現代でも思い立ったらひょいっと旅に出ちゃうフットワークの軽さがありそう
    文化祭シーズンだし直義先生は軽音部ライブを舞台袖から後方顧問面で見守ってるかも
    そんで後からすごいイケメンの先生いた!って他校の女子生徒にSNSで噂される

  • 60二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 19:03:38

    取り急ぎ保守

  • 61二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 23:25:07

    TSHパロ
    主要人物:光厳院・楠木正成・高 師直
    ~1335年1月 祈祷と襲撃#50~

    ここまで走ってきた家司の男は、息を荒げていた。汗が流れる。
    『陰謀の主犯』を急いでお逃がししなければ、『これから起こす大乱』は、『大義名分』を失うのだ!
    焦り、はやる気持ちのまま、勢いよく裏門の扉を叩こうとした。しかし、その手がとまる。いつの間にか、喉元に刃があてられていたからだ。
    「動けば、切る」と、うしろから冷酷な声がした。それに重なる、穏やかな声。「懐のものを、こちらに頂けないでござるか」
    これで、長く繁栄を誇ってきた主家もおわりだ。と、男は、絶望に目をつぶる。―――――あとは、芋づる式だった。

    ーーーーーーーーーーー

    『造大内裏行事所』が開設された2日後の、1335年6月17日。
    『持明院殿』(京都市上京区安楽小路町)のまわりを、『侍所』の武士たちが、蟻の這い出る隙間もないほどに囲む。
    女あるじである内親王殿下は、泣き崩れられる。すぐにはお信じにはなれなかったのだ。
    腹の赤子の父親にして、夫が、国家の大逆人だったとは!
    それでも真実を悟られるしかなかった。昨日までは、やさしくいたわってくださった夫君が、見も知らぬ女を見るような目で、見つめてこられたのだから。
    「院を『京極殿』にお遷し奉れ」

    槍をつきつけられても、高貴な風貌をもつ、22歳の若き院は、冷然としておられた。
    このていどの扱いは、屈辱のうちにもはいらぬ。至尊の位にあった身が矢を射かけられ、妻の父に、皇位の象徴たる神器を奪われ、都大路を引き回されたことにくらべれば!

    木の葉を隠すには、森に隠せ。という言葉のとおり、敵は、みかどの身近にひそんでいたのだ。
    ―――――陰謀の主犯は、前(さき)の光厳のみかどであられた。

    そして、『吉野閥』につづいて、『西園寺閥』もまた、ここに壊滅したのである。

    おわり。

    ★楠木公とモロちゃんが協働したという元ネタは、小槻匡遠の日記『匡遠宿禰記』に記載があるようです。実際には公宗卿らが一斉逮捕されたのは、1335年6月22日です。このとき建仁寺(持明院殿や八坂神社の近く)の前でも、正成公や師直さんにより、多くの関係者が捕縛されているようです。

  • 62二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 09:13:43

    本誌


    それどころじゃない状況だけど陣幕に寝かされて治療されてる兄上のでっかさにポメ上を連想してしまう…
    一難去ってまた一難だけど兄上意識戻ってるのかな?
    もしうっかり三途の川まで来て向こう岸に直義やモロちゃんずの姿を見つけても兄上はまだこっち来ちゃダメです!って追い返されそうで可哀想
    もう神くんは抜けたみたいだからできれば来週は豪傑コンビの襲撃をはねのけるかっこいい人間兄上が見たい

  • 63二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 11:45:46

    >>62

    川を渡ろうとする兄上がポメ上で再生された

    水に濡れて毛がペショペショになってるポメ上…

  • 64二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:43:28

    前スレ145
    遅レスになりますが、レスありがとうございます。
    茂子ストッパー、正しくストッパーです。
    これが師泰や重茂だったら押し切られているところです。
    なけなしの兄上の名誉の為に言えば、兄上は必死過ぎて自分の発言がどう受け取られるのか自覚してませんでした。だからこその茂子のクリティカル。

    後日談

    尊氏が修学旅行から勝手に早退(?)したその日一日中、尊氏と直義はベタベタと甘ったるい雰囲気を醸し出しながらくっつき、全く離れようとしなかった。
    そうして風呂である。
    ちゃぷんと湯に浸かりながら、尊氏は無防備で可愛らしい直義の肩と腕を触れ合わせていた。
    可愛い可愛い可愛い。
    海馬に全力でRECを決め込みながら直義をガン見していると、その視線に気づいた直義が顔を上げ尊氏を見つめた。
    熱い湯船で熱った丸い頬が堪らなく可愛い。
    唇が自然とニヤけるのを感じながら、海馬への全力RECを決め込む尊氏に、熱視線を感じた直義は困った様に眉を垂らした。
    「…そんなにお写真が欲しいのですか?」
    「ん?」
    内心を見透かされた尊氏が、にやついた表情のまま固まる。
    「もう…茂子に叱られたのに。悪い子ですよ、兄上」
    直義の丸い頬が、湯船での熱りとは違う、恥じらいから赤く染まった。
    「…悪い子、めっ!」
    そうして固まる尊氏の額を、直義の華奢な人差し指がツンと優しく押した。

    その時、尊氏の尊氏がとても元気に尊氏した。

    後年、
    「あの時は入浴剤に濁り湯を選んだ我は天才だと思ったものだったな」
    と、しみじみ語りながら酒を飲む尊氏に
    「違います」
    と、会話を切って捨てる師直の姿があった。

  • 65二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 19:09:17

    直義様、最初のキャラ人気投票では正直そんなに人気なかったのに鬼人気投票で一位取れたの嬉しいけど今でもどこの時点でそんなに人気が上がったのか分からない。
    私はアニメのED映像で興味持って史実調べたらそのまま所謂沼にドボンしてしまったんだけど、ここの皆さんは何のタイミングで直義様を好きになりましたか?

  • 66二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 19:35:46

    >>65

    最初の人気投票は直義と廂番にまあまあ有利なタイミングで開催されたけど順位は微妙だったね

    自分はコミック3巻を読んで好きになったけど人気投票はあまり熱心に参加しなかったな。たぶん2票くらいしか入れてない

    インターミッションで尊氏のブラコンが発動してから腐目線で見るようになってそのままズブズブ…って流れ

  • 67二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:09:35

    TSHパロ

    主要人物:主要人物:尊氏・高 師直・上杉重能・阿野廉子

    1335年1月~6月 祈祷と襲撃(1)


    1335年1月~6月 祈祷と襲撃(1) | WriteningTSHパロ 主要人物:尊氏・高 師直・上杉重能・阿野廉子 ~1335年1月~6月 祈祷と襲撃(1)~ 1335年1月中旬。長門国(山口県)で、北条氏の生き残りによる反乱の報が入ったものの、みやこは…writening.net

    ★過去スレにUPしたお話をまとめたファイルです。補足・少々の加筆・誤字脱字の訂正をしてあります。

    ★中先代の乱の前哨戦のようなお話です。(1)はみやこが舞台ですので、お話としてはそれほど面白くないと思います。すみません💦


    >>65

    私は、珍しい鎌倉末期~南北朝漫画、ということでまず興味を持ちましたね。まず、直垂などの着物、鎧、当時の風俗をきちんと描かれている先生の画力の高さに驚きました。次は、建武の新政の時期に触れられていたことです。(どの創作物でも、このあたりは「護良親王が鎌倉に流罪になった」ことだけで、その他はスルーでなにかちぐはぐ。と思っていたんです)次は、心清き郎党たちのインテリジェンスあふれる会話でぐっと引き込まれました。このときはモロちゃんや細川さんすてき、と思ってました。そして大河ドラマの『鎌〇殿の~』の影響もあります。

    直義さんに興味を持ちだしたのは、執権として鎌倉に行く前の兄上とのシーンからですね。足利兄弟の仲がいいというのは知ってたけど…と、史実に興味をもち、調べたら、現代人に通じる悩みももっていそうな人だな。という感じで好きになりました。ポメガバース含め、このスレで楽しませてもらっていましたので、せっかくだから自分でも史実とおカネの動きをベースに、恋愛要素を混ぜて、お話を書いてみようかな、と。

    …お話を書いたのは、実はこのTSHパロが初めてです💦

  • 68二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:47:21

    >>65

    私はあにまんchで足利兄弟のまとめ記事がよく上がっていた時期に興味を持って

    しばらくして漫画を読んでみたら案の定この兄弟を好きになって…ってパターンだったよ~

    もともと猫目系の顔が好みで、腐としてはお堅い性格の成人男性が受けになるCPが好きだから直義はドンピシャだった

    はっきりとハマった瞬間はコミックス3巻で兄上と直義が宝探しの思い出話を語ってるシーンだったと思う

  • 69二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 06:41:51

    8か

  • 70二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 06:47:02

    >>65

    8巻の表紙で落ちました……

    未だにいつまででも眺めてしまう

    清廉なのにえっち


    人気投票は最初は参加しなかったな

    単行本派だったし

  • 71二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 09:00:23

    孫直

    直義は目の色素が薄そうだから眩しい光に弱いという脳内設定がある
    そして孫二郎あたりは漫画でもコミックス表紙でも目の色が濃いから光の感じ方が違いそうだなって
    日差しが強い日、少し眉を寄せながら眩しそうに目を細める直義様を見て妙な色気を感じる孫二郎とかありだと思います

  • 72二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 12:48:46

    >>65

    気がついたら好きになってたけど色々考えた結果インタミの奮戦コマだなと思いました

    ガチデスクワーカーなのに前線で血塗れになってる姿にときめいたので

    ついでに言うとガチガチデスクワーカーのくせしてひと薙ぎで3人の鎧武者斬り伏せてるところにときめいたので

    あと運動会観戦父兄じみた兄上に吹いたので

  • 73二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 12:58:43

    >>65

    私もあにまんの数々の兄弟スレからハマりました。この兄弟、おもしれー兄弟すぎる…!!

    もっと根本的なきっかけは別のジャンプ漫画兄弟スレでのレスがきっかけで、それで興味持ってアニメ兄上の勇ましい武者姿でもう一押しされ、この兄にこの弟がいるのヤバすぎるとなって今に至る。兄弟セットで大好き

  • 74二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:07:34

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 75二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:50:32

    ポメガバース 兄上の容体がまだ分からないけど>>63さんのレスから妄想した三途の川ポメ上の話です


    …ァオ~ン…アォ~ン…遠い鳴き声が次第に近づいてくる

    三途の川のほとりで待機していた直義とモロちゃんずは対岸に現れたポメ上を見て身を乗り出した

    「直義様の予想どおりでしたな。殿は生死の間を彷徨い、ここへおいでになるだろうと」

    「ああ。ポメ上の姿ということは、今兄上はお体だけでなくお心にも深い傷を負っているのだろう…お労しいことだ」

    低い声で話しているとポメ上が三人の姿に気づき、「キャンッ!キャンッ!」と歓喜の声を上げた

    だが今両者の間には三途の川の激流が横たわっている

    「クゥ~ン…キャンッ…!キューキュー…」

    ポメ上は何度も水に入ろうと試みてはずぶ濡れになって岸に上がった

    ペショペショになった頭をもたげて「アォ~ン…オォ~ン…!」と哀切に鳴くその姿に

    直義とモロちゃんは堪らず袖を濡らし、ヤッスも神妙な顔をする

    「流れが急で渡れねぇみてーだ。犬って体を濡らすのが苦手だしなぁ」

    「ああ…このまま諦めて現世へ引き返して下さるとよいのだが…」

    呟いた直義の心を知ってか知らずか、ポメ上はまた川に近づき、お鼻をフンフンさせながら水流のあちこちに油断のない視線を配りはじめた

    「む…直義様、まずいのでは。ポメ氏様のあのご様子、まるで川の状態を観察するような」

    「うむ…三途の川といえど川は川、渡りやすい道筋も探せばある。ポメ上ならそうした道筋を勘で見つけてしまわれるかもしれん。

    仕方ない、頼重殿に頂いておいたこれを使うか…」

    直義が取り出したのは一枚の円盤──かの現人神によれば後の世に「ふりすびい」とか呼ばれるものであるそうだ

    「ポメ上~!」と呼びかけながら直義がそれを高く掲げると、ポメ上の注意がぱっとこちらに向いた

    「いいですか、投げますよ~!ちゃんと取って下さいね~」

    遊んでもらえると思ったポメ上の目が輝き、期待に満ちて直義の手の動きを追う

    「そぉれ!」と直義が円盤を放ると、現人神の神力を込められたそれは不思議な力で川を飛び越え、更に長く長く大きな弧を描いて飛んでいく

    キャン!キャン!…大喜びでそれを追いかけたポメ上の姿はすぐ小さくなり、川霧の向こうにある生者たちの世界へと消えていった

    後にはポメ上の生還に安堵しながらも、またしばしの別れの悲しみを耐える直義たちが残されたのだった…

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:52:43

    足利兄弟は史実であの内容の兄上本人直筆願文があるの超強いよね⋯
    どんだけこっちが妄想しても乗り越えてくる怒涛の兄上の実話エピの数々に敗北感というか、さす兄というか
    弟は弟でなんだこの弟力⋯これが弟力か⋯⋯弟ォォォ
    そこに甥まで投入されるという
    他の創作どれも美味しいこんな凄い御兄弟は他には無いよ
    好きー
    なにげに「今日も可愛いなあ 直義は」は本質にして名言だと思う
    何してても可愛いってもう最強

  • 77二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 09:16:25

    >>76

    今日も可愛いなあいいよね

    今日もってことは昨日もおとといも病める時も健やかなる時も

    今までずっと弟を見るたび(直義可愛いなあ)と思いながら生きてきたんだろうな兄上…

  • 78二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 09:45:32

    この距離感と愛情を当然のものとして受け入れる弟力よ…

  • 79二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 10:33:40

    >>78

    このシーンだけ見るとブラコンぶりが凄すぎて、いくら創作でも腐に媚びすぎだろって炎上でもしそうなところを軽々と史実の兄上が乗り越えていくから凄い。

    もうどんな創作でも史実に勝てないから、どんだけブラコンでも許される。

  • 80二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 20:05:58

    いがぐり頭なでなで保守

  • 81二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:39:03

    >>78

    対立して官能の情乱からの捕縛を経てなお直義の無事を喜ぶ笑顔は本心からのものであることを疑われない兄上

    これまでの人生でいったいどれだけ大量の愛情を弟に注ぎ込んできたんです?

    悪い虫がついた弟をストーキングする兄上や行方不明の弟を心配する兄上を中から見ていた神くんは

    矢で射られて消える前に兄上のブラコンムーブをどう思っていたのかコメントしていってほしかった

  • 82二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 01:07:51

    TSHパロ ※尊直 ※微妙に護直っぽいかも?

    主要人物:直義・護良親王・成良親王・吉良満義

    ~1335年1月~6月 祈祷と襲撃(2)~


    1335年1月~6月 祈祷と襲撃(2) | WriteningTSHパロ ※尊直 ※微妙に護直っぽいかも? 主要人物:直義・護良親王・成良親王・吉良満義 ~1335年1月~6月 祈祷と襲撃(2)~ 燃えさかる火に囲まれる寸前のような、危ない雰囲気のみやこであっ…writening.net

    ★過去スレにUPしたお話をまとめたファイルです。補足・少々の加筆・誤字脱字の訂正をしてあります。

    ★末尾に元ネタとなった史料の紹介をしています。

    ★お話には載せられませんでしたが、『衣張山』にコンパスの針を置き、『岩殿寺』(岩殿観音)に鉛筆を置くとします。ぐるっとコンパスをまわすと、円の線の上を、『元八幡』と『鶴岡八幡宮上宮』が通ります。ちなみに、『衣張山』と『岩殿寺』、『元八幡』は直角二等辺三角形になるようです。

  • 83二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 09:21:12

    アニメ2期が始まったら開始早々に「助けてくださ~い♡女装集団に襲われてま~す♡」と助けを求める(求めない)あざとい直義様が見られると思うと心の愛りすアウトが止まらない
    1期では兄上の愛する弟ォ!って感じの直義だったけど2期では庇番たちの上司直義様を楽しみにしています

  • 84二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 19:08:50

    ほっしゅほっしゅ

  • 85二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 21:56:49

    アニメ2期への期待

    アニメ1期ではいつ直義様が登場するか毎話毎話心待ちにしてたのを思い出す。2期では開幕直義様&庇番のターンが期待できるのでほんとに楽しみ
    しかしアニメ1期のみ原作未履修勢からしたら、直義様は突然登場してラスボスの寵愛を受ける謎の人物って言われてたの今でもジワる…2期でも突然登場して若武者たちに囲まれ群衆の黄色い歓声を受ける謎の人物であることに変わりはないんだ

  • 86二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 00:12:22

    このレスは削除されています

  • 87二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 00:15:01

    TSHパロ ※尊直

    主要人物:尊氏・後醍醐帝・光厳院・楠木正成・高 師直・北条時行

    ~1335年1月~6月 祈祷と襲撃(3)~


    1335年1月~6月 祈祷と襲撃(3)※最終話 | WriteningTSHパロ ※尊直 主要人物:尊氏・後醍醐帝・光厳院・楠木正成・高 師直・北条時行 ~1335年1月~6月 祈祷と襲撃(3)~ そのころ、みやこの二条高倉邸では、あらたな『祈祷』の準備におわれていた…writening.net

    ★過去スレにUPしたお話をまとめたファイルです。補足・少々の加筆・誤字脱字の訂正をしてあります。

    ★末尾に元ネタとなった史料の紹介をしています。

    ★誤字のため、前スレは削除しました。スレ消費すみません💦

  • 88二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 09:46:09

    >>78

    これを当然のものだと思ってる弟力MAX直義

    まあ御所巻きでグレちゃうのも仕方ないしそれでも兄を信じるし幼少期からアラフォーまで兄上は優しいぞって認識がデフォの人生になるのも納得過ぎる…

  • 89二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 19:29:31

    三条殿の白足袋さわさわ

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:55:47

    現パロ 尊直

    週末に兄上からドライブでも行かないかと誘われた直義
    「いいですよ。二人で出かけるのは久しぶりですね。私が社会人になってからはなかなか兄弟で過ごす時間を取れませんでしたから…」
    その日のドライブはとても楽しかった
    乗り心地最高な兄上の車で巡る郊外の絶景スポット、新鮮な山の幸を使った峠のレストランでのランチ、
    途中で見かけてふらっと立ち寄った地元の小さな美術館、二人で相談しながら道の駅で買ったお土産たち…
    ただし道中の会話で直義が幾つかの選択肢を間違えたことにより楽しい休日の行方に暗雲が立ち込める
    帰りの車中で兄上が歌う子守唄にリラックスした直義は眠り込んでしまい、気づけば見知らぬ部屋に寝かされていた
    「この部屋は?ドアは施錠されている。窓がないということは地下か?兄上も一体どこに…連絡をしたいがスマホがなくなっているな」
    スマホを探して室内を調べていると兄上の日記が見つかった
    読むのは気が進まなかったが、他に手がかりもないためやむなく内容を確かめた直義は驚愕する
    そこには直義が最近あまり構ってくれないこと、悪い虫とも付き合いが増えているようで心配なこと、
    いざという時に備えてこの建物を用意したことなどが記されており、最新の日付である昨日のページにはこう書かれていたのだ
    『遂に計画を実行に移す時が来た。明日直義を久しぶりのドライブデートに誘ってみよう。
    そこで幾つか質問をして、急を要すると判断した場合は直義をこの建物に保護する。ここは我が設計して作らせた巨大な地下迷宮だ。
    ここなら直義を一生安全に守り抜くことができる。悪い虫と手を切れ直義。仲間も人格も全て捨てて我の懐で生きるのだ』
    「そんな…この日記によると私をここに閉じ込めたのは兄上!?とにかく外に出なければ!」
    こんな流れで幽閉された巨大地下迷宮()を探索しつつ脱出を図る直義のホラーゲームとかやりたい
    建物内にはモロちゃん、ヤッス、土岐様、仁木兄弟などが徘徊しており捕まるとバッドエンド
    道の駅のお土産は体力回復アイテムとして使える
    宝箱から全金属製直義を入手するとピンチの時身代わりにして逃げられるので残機が1増える
    ラスボスの兄上とは再会しないまま脱出するエンドもあるけど、トゥルーエンドを迎えるには
    何故か1ページずつバラバラになっている兄上の日記を全て集めて兄弟が対峙する必要があります

  • 91二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 09:32:05

    >>85

    アニメ2期への期待 レス


    開幕直義様と庇番めっちゃ楽しみなんだけど2期の範囲によってはそこでクランクアップの可能性もあるんだよね

    あの人たちあれだけ強敵感出しておいて戦う場面ないの!?ってなりそうだからアニオリで出番増やしてくれてもいいんですよ?

    ほら1期OPで若がお手々ビッタンしてくる謎の化け物に追いかけられて逃げてたみたいな方向性でもいいし

    まあ原作通りの流れでも直義たちはずっと心のワイプ画面に映しておくからいいけど

  • 92二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 19:14:46

    現パロ 尊直

    兄上と直義は旅行先でご当地アイスとかを食べようとなったら、ナチュラルに相手とシェアする前提でどれ注文するか決めてそうだと思う
    革新の差(兄上98直義37)があるから直義はわりと味の想像がつく定番寄りのものを選びがちで
    兄上の方は新しい味にガンガン挑戦していくとかあるかもしれない
    兄上があーんしてくれるイカ墨ソフトやピーマンソフトを恐る恐る一口食べてみて「意外と悪くないですね」となる直義とか
    直義を連れてない一人旅の時だと案外定番のバニラソフトを無表情でかじってる兄上もいるかもしれない

  • 93二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 23:48:13

    人生2周目の高家に生まれた直義妄想

    尊直前提の直義総受け?総見守り?

    2周目に何故か師直の長男として生まれてきた直義

    特殊設定の妄想ネタ。

    師直嫁の捏造妄想。

    NL要素は捏造妄想嫁部分です


    小話です。

    直義二歳くらい

    そこに背中があったので | Writening人生2周目の高家に生まれた直義妄想 尊直前提の直義総受け?総見守り? 2周目に何故か師直の長男として生まれてきた直義 特殊設定の妄想ネタ。 師直嫁の捏造妄想。 NL要素は捏造妄想嫁部分です 小話です。 直…writening.net
  • 94二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 00:59:02

    >>93

    人生2周目の高家に生まれた直義妄想レス



    久々の仔猫!もとい高さんちの直義くんだ!ありがとうございます!

    いつ見てもこのシリーズの愉快な高さん家にデジカメとビデオをプレゼントしたくなります…おのれ鎌倉時代…

    子供は親を見て育つから手本となるよう心掛けているモロちゃんめっちゃいいパパしてるなあ

    兄上に見つかったらしまわれちゃうとの事だったのでこの時空の兄上には未来永劫節穴であってほしいです(酷

  • 95二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 09:27:36

    TSHパロ ★やっとここまできました。
    主要人物:西園寺公宗・名和長年
    ~1335年6月 中先代の乱(1)~

    荒い足音とともに、男たちが、邸に踏み込んできた。
    「『中宮大夫』どの。みかど暗殺の容疑によって、連行いたす!」

    みかどの勅命によって、政敵である『隠岐閥』の長のひとりである伯耆守(名和長年)がやってきたのだ。あと10年もすれば還暦(60歳)を迎える年ごろの男である。その、商売人らしく有能で、年齢にふさわしい落ち着きのある顔は、渋かった。商売は目立たぬが鉄則。このような仕事は請け負いたくなかったためである。おのれもまた、破滅の淵をのぞきこんでいる、いやな予感がする。

    はじめは、『東方軍閥』を率いる兄に、この話が持ち込まれた。新皇后の従弟である『中宮大夫』を逮捕するとなれば、逮捕するほうにも、それなりの格式がもとめられるためだ。
    しかし、兄は残酷に笑いながら、それを一蹴したのだ。倒幕前ならともかく、『正三位』にまでのぼりつめたいまの兄が、逮捕などという汚れ仕事を引き受けてやる義理も義務もない。
    「いま、わが家には、『中宮大夫』どのを逮捕できるほど、ふさわしい位階のものがおりませぬゆえ。」
    では、源宰相どの(尊氏)ご本人が。とは、朝廷からの密使は、打診すらもできない。武士でありながら公卿(大貴族)、というのは、そういうことだ。結局、木で鼻を括るようにして追い返されるしかなかった。そして、お鉢がまわってきたのが、海運業者出身の伯耆守である。

    若き『西園寺閥』の長(西園寺公宗)は、気位のたかい顔に侮蔑の表情を浮かべる。
    ―――――銭のにおいがする。けがわらしい。
    計画が発覚したうえは、逃げも隠れもせぬ。だが、みかどの寵をえて、のさばってきた鰯売りをみるのも、これかぎりとなろう。それだけは幸いというものだ。
    「どこの草木かもよう知れぬ成り上がりめ。みかど頼みのそなたらの栄華も、ながくは続かぬわ」

    ★ 約150年後の『蔗軒日録』(しゃけんにちろく。東福寺僧・ 季弘大叔(きこうだいしゅく)の日記)のなかに、「名和伯耆(名和長年)は鰯(いわし)売りである」との記述があるようです。

  • 96二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:11:52

    保守がてら儲け上手の弟君な直義様
    庶民層女子だけど売り上げを鎌倉運営の予算にしてほしいからアニメ2期で足利グッズいっぱい出してくれないかなあ

  • 97二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:03:55

    TSHパロ
    ~1335年6月 中先代の乱(2)~

    1335年6月22日。『中宮大夫』をはじめとした関係者たちが一斉に逮捕・投獄される。
    かれらへの凄惨な拷問がはじまった。
    どのていどまで陰謀は進んでいるのか。前の光厳のみかどは、どこまでかかわっておられるのか。

    たちまち、『中宮大夫』の異母弟が転んだ。まえから、西園寺家の家督や、莫大な財産を狙っていたためである。それと拷問の成果をつなぎあわせたところ、以下の事実が判明した。
    北条氏の残党が、北陸や信濃国で決起し、その大軍がみやこ目指して攻め上る予定であること。
    前の光厳のみかどは、みやこをひそかに脱出されたあと、残党に合流し、院宣を発するおつもりであられたこと。

    娘婿にして義弟の裏切りをしった、みかどのお怒りは、すさまじいものがあられた。それはまさしく龍の逆鱗。
    倒幕後に、持明院統の皇族は、地位剥奪・財産没収のうえ、全員が流刑になってもふしぎではなかった。みかどやそのお子たちが、そうされたように。しかし、寛大なご慈悲をもって、皇位の象徴たる神器以外、一片の土地たりとも奪われはされなかった。そのみかどのお顔に、泥がぬられたのである。
    だがなによりも、鍾愛されている内親王殿下に疵をつけられた。という、ひとの親としてのお怒りがあった。
    この4日後に内親王殿下は腹帯をまかれることになるが、放心されるようすはいたいたしいほどであられたからだ。
    また、みかどの血のもとに、皇統をひとつに戻そうとされる計画も水泡に帰してしまったためである。

    しかしそれはそれとして、これ以上の陰謀をくいとめるためにも、手をうたねばならぬ。北条氏の残党は、『朝敵という身分を解除するため』に、みやこをめざして攻め上ってくるはずだからだ。そのために必要なのは『院宣』である。持明院統の皇族は、全員幽閉しているが、かれらを奪われるわけにはいかない。

    『東方軍閥』の長である兄に、みかどよりひそかなご命令がくだる。
    「東国の一千人の騎兵をよびよせ、みやこの守りをかためるべし」
    兄は、悠然と微笑して、それをうけたまわった。
    足利の、兄の名を高めるよい機会である。ここで北条氏の残党を根こそぎにすれば、兄の征夷大将軍任官を阻むものは、なにもないはずだからだ。
    二条高倉邸から、鎌倉めざして、早馬が発っていった。ここまでは、兄の読みどおり、狙いどおりだった。

  • 98二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 23:30:54

    >>93

    人生2周目の高家に生まれた直義妄想 レス


    茶トラの子猫な直義を中心に回っているほのぼの2周目高一家に今回も癒されました

    傍から見ると嗜虐的な笑みの猛獣ヤッスwでもそんなヤッスとの追いかけっこは適度なスリルがあって直義的には大興奮なんだろうな

    モロちゃんに登頂成功して歓声上げてるのも、その後早くモロちゃんに遊んでほしくてお手々伸ばしてるのも可愛い~

    背中登りの楽しさに目覚めた直義がヤッスやモッチにも登るようになったら、モロちゃんも今回見られなかった可愛い笑顔を見られるかもしれませんね

  • 99二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 00:54:25

    ふゆ霞

    本誌更新のタイミングで何だけどこっちの展開もうわあああ…
    直義と直冬の別れはどの媒体で読んでもしんどい

  • 100二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 06:02:58

    詮直

    官能の情乱R1の後に義詮と仲良くなりたくて同居を誘う直義様、無自覚な妲己という感じですごく好き。こんなん怯えて断った義詮も夢で「おかえりなさい、義詮。夕餉も風呂も用意が出来ているぞ。…もちろん私も…♡」とか誘ってくる直義様が出てきて、夢の中でも我を誑かそうとするかあの叔父上…!ってさらにもんもんとしちゃうよ

  • 101二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 15:10:28

    妲己概念の直義様好き
    無自覚なのも良い〜

  • 102二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 19:19:12

    よく考えなくても、仲良くする為に同居するって考えが可愛すぎないか???

  • 103二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 20:24:27

    現パロ 尊直

    「直義ィ〜〜お土産があるぞ!」

    そう笑みを浮かべて兄が自慢げに揺らした箱は電車内CMでよく見る品薄で有名なゲーム機のパッケージだった。
    生徒達が欲しい欲しいと連呼してたアレ。経済活動の不健全化に繋がるため転売屋は利用しないようにと釘を刺したアレ。ついでに流通と転売と中古品売却と投機の違いについて扱ういい教材になったアレ。
    兄も自分もテレビゲームとは縁遠い人生だった認識だが、よほど興味のあるゲームがあったのだろうか。

    「よく手に入りましたね。何かしたいゲームでもあるのですか?」
    「えっ。いや。なんかたまたま寄った電器屋で残り一個だったから」

    別になにも悪いことはしていないが、不思議と子供が泣き叫ぶ声が聞こえた気がする。いや、幻聴だ。おそらく。別に罪悪感を覚える必要はない。ないよな?

    「でもほら、昔おまえが見てたアニメのゲームもできるみたいだぞ。アレを欲しがって泣いてたのをふと思い出してなあ。うちは母上がゲームに良い顔しなかったし。折角の機会だ、二人であの頃を取り戻そう」

    なんて様だ足利直義。三十路を越えたいい歳の大人が、兄のこんなちょっとした気配りに感涙するとは。

    「泣かないでくれ〜!!直義、そんなに欲しかったのか?お前はほんにいくつになっても無垢で純粋だなあ」
    「いえ。直義様もとんだブラコンなので幼少期のことまで慮った尊氏様の御心遣いに感極まっただけかと。いい年こいていたいけという点は同意致します」
    「黙ってくれ師直」

    黙らなかったし師泰も混ぜて四人で一緒に遊んだ。凡そボコボコにされたけど一度全員ボムで吹っ飛ばしたのでまあまあ溜飲が下がった。楽しかった。

  • 104二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 20:37:17

    >>102

    断られてるのもかわいそかわいい

  • 105二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 23:38:19

    >>103

    現パロ 尊直 レス


    あのアレ…!残り1個をたまたまゲットするとは流石の強運兄上

    直義が大人になって忘れかけていたであろう子供時代の心残りを一緒に消化してくれる幼馴染の関係良いなあ

    目の前で最後の1個のアレを兄上に持ってかれて泣き叫んだ子供がいそうなのは気にしない

    兄上は子供に目もくれずニッコニコで「これ直義に買って帰ろ~♡」ってなっていそう

  • 106二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 00:43:57

    TSHパロ
    主要人物:尊氏
    ~1335年6月 中先代の乱(3)~

    しかし、足利の直属の軍団を、鎌倉からみやこへ移動させるとは、鎌倉の守りが手薄になることを意味する。兄の脳裏に、砂を嚙むような不快感がわずかにひろがった。なにかを、おのれは見落としているのではないか。
    だがそれも、越前守護(斯波高経)からの報せで、かき消えた。
    「名越太郎(北条時兼)、越中・能登・加賀の兵をもよおし、6000騎に!」
    加賀国府は陥落しつつあり、斯波軍は、越前を抜かれまい。と、何重もの防衛線を敷いていた。近江国(滋賀県)に入られてしまえば、琵琶湖の水運を利用し、みやこまでは1日もかからない。
    戦場は北陸になるか。と、兄は判断する。いずれにしても、いまは動けない。朝廷の許可がなくては、兄といえど、大軍は動かせないのだ。だが、みかどからの勅許がおりれば、兄が率いる軍団は、ただちに敵を粉砕するだろう。
    呼び寄せた執事に、「出陣の用意を」と、悠揚とした態度で、兄は命じる。
    執事の冷酷な目に、高揚した色が浮かんだ。―――――2年ぶりの、殿のご出馬だ。と奮い立つ。準備をすべく、執事は退出していった。

    腕が鳴る。と、邸は武者震いの声でみちる。それにもかまわずに、兄は側仕えの美童に「紙と筆を」といいつけた。すぐに手元に、端渓の硯と唐墨、堆朱の筆がのった小机が運ばれてくる。
    いまの兄の頭を占めているのは、間近にせまったいくさなどではない。さっそく、『観音さまのご利益』があった。と、兄は、上機嫌になっていた。
    ―――――『この騒ぎ』をおさめれば、直義をみやこへ呼び戻そう。
    弟の愛をまっさきに享け、全身で浴びていた、『あの気狂いの男』も、もう亡い。遠い闇に消えていった。また、兄弟ふたりの生活が、はじまるのだ!

    我が、最愛の弟にふさわしい品を用意してやろう。と、兄は思う。
    兄弟の部屋をかざる、室礼の道具はいまから発注しておこう。まずは玉簾(たますだれ)だ。縁の布は唐わたりの綾錦として、線材は硝子の棒を。房飾りの絹紐は、黄金に翡翠と瑪瑙をあしらった留め具にするか。それとも、渋く硫化する銀に、青玉と真珠がよいだろうか。
    蒸し暑いみやこの夏を、弟がすこしでもしのぎやすいように、せめて目だけでも涼しげにしてやりたい。
    兄は思いつくままに、とりあわせを手元の紙に書き散らす。

  • 107二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 10:04:00

    現パロ 尊直

    「さあ直義、何も考えなくていい。我の言うとおりに…」
    「ですが兄上…このようなこと許されません。誰かに知られたら…」
    「何を言う。世間の者は皆当たり前にやっていることだ。だが、もしこれが罪であると言うならば…それでもよい。我はお前と共に堕ちよう」
    「兄上…それほど仰るのなら、わかりました。私も心を決めます」
    「嬉しいぞ直義!じゃあこの先っぽを咥えて…そう、上手だ。こんなことをしているお前も可愛くて、いつまでも見ていたくなるなあ。写真撮っていいか?」
    「も、もう…兄上、早くして下さい…っ。こうして咥えたまま待っているのも恥ずかしいのですから…」
    「フフフ、わかったわかった。そう急くな。じゃあ早速…ポリポリポリポリポリポリポリポリ♡」

    ポッキーの日に兄上の提案でポッキーゲームする尊直
    直義は食べ物で遊ぶなんて許されない…!と罪の意識におののきながらも最終的に兄上のポッキーを受け入れます
    提案した時点で兄上の意志は既に決定されているしちゃんと食べるから食べ物が無駄になるわけでもないしね!

  • 108二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 19:40:56

    ほしゅ

  • 109二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 23:40:11

    >>106

    TSHパロ レス


    兄上の脳が直義一色にw戦を前にしても負ける可能性は一切考えていないのがさすがです

    騒ぎを収めれば帝からもお褒めの言葉があるかもしれませんが、それより何より直義を呼び戻してまた一緒に暮らせるのが兄上にとっては最高のモチベですね

    直義のための調度をあれこれ選ぶのも楽しいんだろうな~

    硝子の簾って当時としてはめちゃくちゃ贅沢品なのでは…直義本人の好みはもっと質実な感じなのでしょうが

    兄上好みの贅を凝らした部屋で寝起きする直義もお人形さんみたいで絵になるだろうなと思ってしまう

  • 110二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 23:51:05

    >>106

    TSHパロ レス


    TSHパロは逃げ若ともまた色々とキャラが違っていて楽しく拝読してるのですが

    直義を無垢で可愛いと思ってて周囲の人間全てを捨てて赤子より無力になって自分の懐で生きててほしいし

    自分だけを愛して自分だけに愛されてほしいと思ってそうな所は逃げ若の兄上と気が合いそうだなと思います

    逃げ若の直義は最終的に受け入れてしまい他の全てを捨てて「弟」として命を捧げてしまった印象でしたが

    TSHパロの直義は一体どうなるのかハラハラしてます

    憲顕を応援したい気持ちと兄上を見捨てないでやってほしい気持ちで心がふたつある~

  • 111二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 08:02:24

    恵源様のいがぐり頭なでなで

  • 112二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 08:43:05
  • 113二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 16:24:34

    保守
    直冬くんどーしてるのかな?

  • 114二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 23:18:30

    TSHパロ
    主要人物:尊氏・佐々木導誉
    ~1335年6月 中先代の乱(4)~

    だが、なにかがたりない。と思い、筆をおいた。
    金(かね)さえかければよいというものではないのだ。ふかい教養に裏付けられた、より洗練と美意識をきわめたものでなくては、最愛の弟にふさわしくない!
    兄は、おおきな手を打ち鳴らして命ずる。
    「『佐渡判官』をここへ」

    しばらくの後。
    『雑訴決断所』の業務を、そうそうに切り上げてやってきたのだろう。はでやかな男の声がした。
    「この判官をお呼びかな。『武蔵守護』どの」
    声だけで、食わせものだ。とわかる。しかし、兄は、倒幕前からのつきあいであるこの男が、気に入っていた。

    現れたのは、焙烙頭巾をかぶった、一見したところ、僧の風体の男である。しかし、まとう着物は、原色の赤と青の色違いの片身代わりの錦。腰には、鉛でつくった大きな刀を、前下がりに目立つように差していた。手には、人目をひく馬の大胆な絵柄の扇を、みせびらかすようにひろげている。
    着物と扇に目をとめた兄に、男は、大胆不敵に笑って、よみかけた。
    「青地赤地も錦にぞある」
    (紅葉をみると、青地、赤地と色合いがそれぞれに異なる。しかし、すべては錦なのだ)

    さあ、下の句をぞ。と誘いかける男に、兄は、上機嫌に笑って、つけてやった。
    「争うは左(ひだ)り」
    男は、扇をかざして、くるりと左方向に半身をひるがえす。
    「右(みぎ)りの競(きそ)い馬」
    (ひとの世の華美。それは5月5日に右近の馬場で争われる競馬の美しいいくさに似ていよう。現実のいくさの世も、また、ひとつの絵なのだ)(『菟玖波集』より)

    また、右へ。扇をひらりとかざして、男は舞う。
    兄より9歳年上の、この男は、後の『近江半国守護』(佐々木導誉)。
    ―――――後年、兄弟の没後、二代将軍の後見として、室町幕府で権勢の絶頂をきわめることになる男であった。

    ★逃〇若でも目立っている導誉さんの登場です。はでやかな食わせものっぷりが書けているとよいのですが、いかがでしょうか。

  • 115二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 08:51:01

    現パロ もろただ 兄上の不在中にゾンビパンデミックが発生した設定

    師直「参りましたな、殿の留守中にこのような…殿は電話で何と?」
    直義「救助ヘリで迎えに来て下さるそうだ。だが緊急時のためヘリや人員の確保が難しく、救助は三日後になると」
    師泰「三日も持ちますかね、このエリア。まーゾンビ共が来たら兄者と俺で撃退すりゃいいか」
    重茂「災害マップでは被害がどんどん拡大しているようです…」
    直義「それについて上杉から連絡があった。ここは危険区域なので郊外にある上杉のラボに避難するようにと」
    師直「では即刻発ちましょう。日没後はゾンビが活発化しますから」
    こうして出発した直義たちだったが、人の好いモッチは瓦礫の陰で泣く子供に気づいて近づいたところ
    既に発症していたその子に嚙まれてゾンビ化
    ヤッスも暑いからと二の腕むき出しのタンクトップを着ていたばっかりに、集団戦で噛みつかれて同じくゾンビ化してしまう
    間一髪で車に乗り込んだもろただは迫り来るゾンビヤッスたちをモロちゃんの華麗なドライブテクで撒き、
    日没前に無人のショッピングモールに辿り着いた…

    師直「今夜はここで休息を取り、夜が明けたら出発しましょう。ついでに物資の補充もして…直義様?どうされました」
    直義「だって…師泰と重茂が…」
    幼馴染たちを思い涙する直義にモロちゃんが肩をすくめる
    師直「仕方がない。あいつらにも油断がありました」
    直義「お前は何も思わないのか。二人はお前の弟ではないか」
    師直「…俺たちはあなた方兄弟にお仕えするため育てられ、生きてきました。弟たちがそれを果たせなくなったなら、
    その分も俺が貴方をお守りするだけです。貴方を無事尊氏様にお渡しするその時まで」
    直義「お前にはそれしかないのか、師直。ただ義務感で私と行動を共にし、守って…お前は昔からそうだ。お前は冷たい!」
    師直「どう思うかは貴方の自由です。どうぞお好きに」
    こんな風にギスりながらも協力しつつ旅した二人がやっと上杉ラボに着いたら憲顕が全ての黒幕だったり
    クライマックスで自らの発症を悟ったモロちゃんが直義を守るため最後に愛の言葉を囁いてラボの屋上から飛び降りていったり
    泣き崩れる直義の頭上にバラバラバラ…と兄上の救助ヘリの音が聞こえてくるB級ゾンビ映画ロマンスもろただもいいと思うんです
    最後は兄上の歴史改変により全員生還するハピエンでお願いします

  • 116二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 18:29:39

    三条殿の口髭さわさわ

  • 117二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 19:55:58

    憲直 死ネタあり


    物語の終わりも近づき憲顕のその後が描かれるかどうか気になる
    大好きな主君も懐かしい仲間も対立した高家も尊氏ももういない。このまま私も侘しく終わっていくのかというところで基氏から帰参の声がかかり、また政治的手腕を発揮することになった。思えば直義の元で重宝され力を持ち、直義の教えを受けた基氏に呼び戻され、全て直義のおかげで自分と上杉家がここまでに至ったのだと振り返る

    私は貴方様に何かお返しできたでしょうか……と思い、自分の命の残り少ないことを予感しつつ今度は基氏の子を支えて奔走する。陣中で最後となった時かすむ視界の先に直義の影が見える。私の行けない天にいらっしゃるはずだからこれは地獄へ行く私の都合の良い幻覚だ。それでもいいから憲顕はやっと会えた直義へ微笑み、深い眠りに落ちていく

  • 118二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 22:50:07

    他作品 舞台


    そういえば直義と新田殿がメインっぽい舞台が明日から上演されるらしい
    このあらすじだけでもう気になるって言うか義貞と尊氏じゃなくて義貞と直義なの!?ってなる
    互いの想いを分かち合う新田殿と直義…史実的に破局確定だけどわざわ作品にするってことは何かイイ感じの〆が見れそう
    南北朝の創作物だと新田殿も不遇ポジが多いのでカッコいい作品が増えるといいなあ

    せそねことか女人とかもだけど南北朝ものの作品が増えてきたってだけでも嬉しいけど
    昔の作品ではあまりメインやいい役どころじゃなかった所に焦点を当ててくれるのが嬉しいよね

  • 119二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 01:03:44

    TSHパロ ※尊直
    主要人物:直義・尊氏・佐々木導誉
    ~1335年6月 中先代の乱(5)~

    ひとしきり舞い終えた男は、油断ならぬ微笑をうかべ、兄のまえにあぐらを組んで座る。執事がみれば、殿になれなれしい振舞いだ。と、つめたい怒りをその冷酷な目に宿すだろう。しかし、兄は、男の好きにさせていた。
    「拙者をよばれたということは、」と、男は、悪童めいた顔になる。「ご舎弟どのにかかわることかな」
    兄は、苦笑した。それはめずらしくも、兄にしては人間らしい笑いだった。
    男は、興味ぶかけに、目の前の、この年30歳をむかえる美丈夫をみつめた。とうに稚児あそびにも飽きたおのれだが、そちらの趣味への理解までがなくなったわけではない。だが、さすがに、あいてが同母弟だときいたときは、いささかならず驚いたものだ。
    ―――――みやこの有力者から献上された美女たちでもなく、美少年でもなく、この美丈夫がよろこんで抱く相手。
    とはいえ、ひとによるひとのための美を確立する、という天命をうけた男のこころは、倫理道徳も、忠誠も、善悪すらもなく、とうにその此岸をはなれていた。

    そして、幼少から、得宗(北条高時。時行の父)の『ご学友』にして側近として、育てられてきた男だったが、精神も肉体もよわい得宗には、とっくの昔に見切りをつけていた。幕府を裏切った兄の麾下にはいり、その下で、六波羅府を陥落させる功にあずかったのだ。
    男が、上機嫌な美丈夫によって、噂の『ご舎弟』にひきあわされたのは、それから間もなくのことだった。

    上機嫌に目じりをさげた兄に腰をだかれ、しろい手をにぎられていた。囲い込まれている、としかみえない。
    「しかたない兄上です」
    判官どのに、ご挨拶を申し上げねばなりませんから。と、美丈夫の手を、やさしいしぐさでほどく。そして、男に向き直った。兄から、おうかがいしております。これからも、兄とご友誼を。と、丁重に頭をさげてくる。それは、ほそいがよくとおる、玲瓏な、玉のような声だった。武士らしからぬ骨のほそい体から、かぐわしい芳香がただよってくる。
    その切れ長の目に、目をあわせた瞬間、それまであった、どこか侮る気持ちはかき消えた。―――――これは手ごわいあいてだ。と思う。

  • 120二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 10:05:17

    現パロ他作品ネタだけど直義が日々仕事の合間に、時には部下を連れて昼食に繰り出すあしかがただよし昼メシの流儀が見たい
    直義って庇番初登場回でも部下たちに飯でも行くかと誘ってたし、
    岩松と飲んでる回想もあったから食事の席でのコミュニケーションを大事にしてそうなんだよね
    たぶん重能殿や吉良桃井ともちょくちょくご飯行ってそうだし(木の上から兄上の見守りつき)
    直冬くんを引き取る前の時期にも実父に疎まれて落ち込む甥っ子をご飯に誘っては話を聞くとかしてたかも
    現パロ孫二郎は直義様にご飯連れてってもらったら片桐くんみたいに毎回インスタで報告するタイプだと思う
    あと直義はアメリカ風中華料理のお店でお皿と箱どっちに盛り付けますか?と聞かれたら
    (洋画でよく見るあれ…!)とワクッとして箱を選択するタイプだきっと

  • 121二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 10:09:27

    詮直

    40代妻子持ち権力者男性が可愛いわけないだろという一般的な感性を持つ義詮くん
    父が叔父のこと可愛い可愛い言ってるのは父上の感性がそうなってるんだと一応は納得していたのに最近は異母兄や弟まで養父上が可愛いと言い始めて戦慄して欲しい
    しかも直義に敵対的なモロちゃんや婆娑羅達も「可愛いからって調子乗りやがって」ってノリだからますます恐怖を感じるんだよね
    まあ腹割って話した後に義詮くんも「たしかにちょっと可愛い…?」ってなって堕ちかけるんだけど御舎弟の常識改変レベルの可愛さに絶対負けないでね

  • 122二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 10:09:54

    >>120だけど片木同くんでなく高木同くんだった

    訂正ついでにゲンバの子孫がやってる忍者屋敷で忍者体験を楽しんだ(?)直義が

    息子たちに忍者グッズのお土産を買って帰る妄想をしておきます…

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