【珈琲SS】先生、それはなんだい？

[1 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 22:04:44]

手元にあるチープなパッケージに包まれたペットボトルを見てセイアは声をかける。

”？ああ……これ？”
「そう、それさ」

彼と彼女との間にしては短い言葉。
それが、今宵の挨拶だった。

「普段君がよくこの時間に飲む物だけれど……それはなんだい？」
”え……セイア珈琲知らないの？”
「そういったことではないのだがね……単にいつも君が飲んでいるその珈琲に興味を示しただけさ。トリニティはよく高級な物を嗜むからね。こういう一般的な物は嗜んだことが少ないんだよ」

ああ……と納得のいったような表情をする先生はどこかぼんやりとした印象を持たせた。

「という訳でその先生がいつも好んで飲む珈琲を少し私に飲ませてくれないか？」
”そういう話だっけ！？”
「そういう話だろう？私は君が好む未知の味を知りたく、君はそれに同意する流れだと私は思っていたのだが……」
”まあ……一口だけならいいよ”
「……。ありがたく頂戴しようじゃないか先生が好む味を」
”私そこまでこの味が好きなわけじゃないんだけどなあ……”

ごく、こく……。どこか気持の良い飲み方をするセイアを先生はただ眺める。

「ふむ……中々の物だったよ。市販品という物は一概に笑えない出来ない物だね。勿論、普段から嗜む物とは数段落ちてしまうが……こういうのを嗜むのもたまにはいいかもしれないね」
”そういうものかなあ……”

そう言い珈琲をまた飲み始める彼は、気付いていなかった。
彼女の……セイアの耳が少しだけ赤くなっていることに。

[2 １ 25/10/21(火) 22:05:59]

という訳で珈琲に関するシチュやSSを語るスレです
みんなも好きな珈琲シチュを語ろう！

[3 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 22:09:25]

セイア可愛い

[4 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 22:12:59]

アル社長はコーヒーをめっちゃ我慢しながら飲みそう

[5 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 22:18:42]

耳は狐の方なのかそれとも普通にある方なのか……

[6 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 22:21:21]

カヤとカンナがコーヒー飲んでるシーンを黒い手段の暗喩みたいに使えないかなって思ってる

[8 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 23:21:37]

>>6

いいね

[10 二次元好きの匿名さん 25/10/21(火) 23:26:48]

リンが権威を使うことを毒の入った聖杯に例えてるのと、コーヒー（カフェイン）も飲みすぎは毒になることをつなげて
毒は使い方次第で有用になる、みたいな話につなげられないかなと思ってる
毒ってことでカイとか出してもいいかもしれない

[11 二次元好きの匿名さん 25/10/22(水) 07:52:22]

保守