【弟概念】あいつはゴリラながら会長の弟なんだけど

  • 1イッチ25/10/28(火) 20:27:07

    「…なぁ姉貴。散々俺のことをヘタレだ愚弟だバカにしておいて恋愛経験ゼロな姉貴」

    「何を言うかと思えば。…このキヴォトスで最も高く美しい山の頂上に一輪だけ咲く奇跡にして可憐な白い花の様な美少女ハッカーに対して恋愛経験ゼロ、ですか」

    「でも実際ゼロじゃん」

    「…何が言いたいのです。早く結論を言いなさい?そんな事ではリオに愛想を尽かされてしまいますよ?」


    「そのリオ先輩の弟の事なんだけど」



    前回までの全知弟

    姉にバカにされていたのは何処へやら。すっかり数多のヒロインとの恋愛を遂げた全知弟(本名不明)そんな彼は今回、他人の恋愛をアシストする事にしたようだが……


    【閲覧注意 弟概念】俺は一応『全知』の弟だけどさ|あにまん掲示板「俺は一応『全知』の弟な訳じゃん」(ようやく私の弟も私の才能を認め始めましたか…)「…そうですね」「俺自身もまぁ姉貴程頭脳一点特化じゃないにしても結構出来る事多いじゃん」「私には遠く及ばない知能ですが…bbs.animanch.com

    ↑全ての始まり


    Q.外伝はどうしたんすか?

    A.すぐ落ちると思って建てたあれ以外の他二つのssスレが思いの外続いてしまってるのでそちらを書くのに専念したいこととあくまでリハビリ(どこまで無茶苦茶なら自分は書けるのか)だったので黒歴史です。復活直後応援してくれる人々の優しさは嬉しかったのでこれからは完走(何を完結とするかだが)目指して頑張ります


    Q.今回のこれって?

    A.全知弟くんを他人から見たらどうなのか、弟の恋愛だと余裕ぶっかまし後方アドバイザーヅラの恋愛経験ゼロなヒマリお姉ちゃんがツンデレしてる所が書きたかったので生まれました

  • 2イッチ25/10/28(火) 20:47:49

    オレと言う人間は、弱く愚かな人間だと知ったのはあの男に救われた姉を見てからの事だった。

    「…お前は…すごい男だな」
    「目の前で俺の何倍もの重さのベンチプレス持ち上げてる奴が言う?それ」
    「…オレにあるのは昔からこれだけだ。……これだけでは、お前のようにはなれない」
    「俺になれない…ねぇ」

    オレこと『調月ルカ』は昔から『落ちこぼれ』のレッテルを貼られていた。ありとあらゆる分野に精通し、凄まじく高い知能に知性、そして技術力を有する姉の二年後に生まれたオレは正反対に何も出来ない男だった。勉学は理解出来ない。工作ですら不器用でハサミを握ればすぐ自分の指を切る。その癖姉に似て目は鋭く赤く光り、身長だけはグングンと伸びていく。オマケに口下手でもあった。

    「別になる必要ないだろ。…こう見えても俺、ハーレムしてるせいで女の子からの評判最悪なんだぞ?」
    「…オレには、そうは見えない」

    ウドの大木。なんて言われればどれ程良かったか。姉と比べて何も出来ない癖に、何を言われてもうんともすんとも返さないオレはすぐさま周りから人が消えて。認知すらされなくなった。…だが、それでいいと思った。姉の栄光にオレという泥は要らない。名前だって、姉を一音ずつ落としたもの。…つまりは、姉と比べて落ちている。と言う事なのだから。

    「…難しい顔してるぜ?そのフィジカルはキヴォトス一とか言うレベルじゃないんだから自信持てって。今重さどんなぐらいよそれ」
    「…一方に500kgずつだ。…まだ軽い」
    「はぁ!?1t!?それでまだ軽いのか!?」
    「…なんの役にも立たないさ」

    【…あの下水女の弟。と言うから見に来ましたが…ゴリラじゃないですか】

    …だから、そんなオレに初めて『あだ名』をつけてくれた。初めて『調月リオの落ちこぼれの弟』以外で認知してくれた人を好きになるのは。当然だろう

  • 3イッチ25/10/28(火) 21:00:55

    調月ルカってどんな男?

    身長 192cm
    体重 筋肉ですげぇ重い
    使用武器 普通の銃だとすぐぶっ壊してしまうので光の剣を定期的に借りて『それを振り回してぶん殴る』らしい
    筋力 最近会長が所持していると判明した例の輸送機を『ぶん投げる事が出来る』
    素早さ めちゃくちゃ足が速い。あまりの速さに晄輪大祭の陸上競技が出禁になった(後に他の競技も強すぎて出禁になった)
    知力 めっちゃバカ。姉の推薦がないとミレニアムの入学は無理が当然として、ゲヘナに行ってもワーストの成績を誇る。なんと補修授業部入り前のアズサやコハルと成績を比べても劣る程である
    精神 めっちゃ強い。とにかく強い。人に認知されない、と言うかなり辛い幼少期を平気で乗り越えて歪むことのないメンタル。一番近い精神性を持っているキャラはアズサ
    対人関係 実は姉よりも全然上手い。口下手ながら他人を褒めるし聞き上手
    生活面 部屋は綺麗。バカながら料理は出来る

    全知弟君が言う『天才』側の人間の典型例みたいな男です。姉のリオさんとは色々と正反対なものの、顔はそっくり。全知弟と並べるとカラーリングが映えます(そりゃ姉二人も映えますし)

  • 4二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 22:12:10

    手広いな

  • 5二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 22:42:09

    期待期待

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:25:23

    このレスは削除されています

  • 7イッチ25/10/28(火) 23:37:04

    オレが明星ヒマリさんと出会ったのはあの時。『天童アリスさん』及び『エリドゥ』での事だった。オレは姉に言われるがままに、あそこで『彼女の監視』としての役割を全うしていた。

    【…あの女の弟?在籍は?…ミレニアム?登校日数は…0日。まぁ当然と言われれば当然でしょうか】

    あの人がしてくれて何よりも嬉しかったのはオレの返事に興味を示して相槌を打ってくれる事。調月リオの弟、以外の視点からオレに何かを聞いてくれる事だった。

    【ここまで貴方と話していて思ったのですが─── 貴方は、アリスのヘイローを破壊する事を正しいと思っているのですか?】

    あの時のオレの返しは今でも覚えている。その後の、ヒマリさんの返しも含めてだ。

    【…分からない。ただ、オレは姉が間違える瞬間を見た事がない。……だから、それに従うだけだ】


    「そして、私は哀れなゴリラに言ってやったのです。『姉を失敗させてみないか』…と」
    「…やっぱり好きだろ。ルカの事」
    「だ、誰があんな男好きになりますか!?」

    「だ、第一あの男はまずゴリラです!身長が高すぎます!私があいつの顔を見るのにどれだけ首を上げると思っているのですか!」
    「でも姉貴あいつ前にすると俯いてばっかだしなんも変わらないじゃん」
    「そ、それにあの男の作ってくるお弁当はいつも冷めていますし…」
    「俺ですらまだ付き合ってる子の誰にも作ってもらえてないぞ。えか味に文句はないんだろ。美味しい美味しい言いながら食べてるし毎日毎日楽しそうにお弁当箱開けやがって」
    「こ、この間なんてエイミが室温を下げすぎると話していたらマフラーを買って来たり!」
    「エイミちゃんとのこと話してる時点で大分心許しちゃってない?…てかそのマフラー最近ずっとしてるやつじゃん」
    「ほんの少し周りより家事が出来て力が強いだけのゴリラのどこに惚れる要素があるのですか!!!」
    「今全部答え回答しちゃってますけど全知さん」

  • 8イッチ25/10/28(火) 23:57:40

    ゴリラと恥将は結構仲良しです

    恥将側の爛れた女性関係をゴリラは素直に「人気者ですごいな」と流すぐらいには仲良しです

  • 9二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 02:11:34

    祭り再び──!!

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 02:28:14

    フゥ~~~やっぱこれでこそ恥将だよ!
    身に沁みますね本当に

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 07:02:37

    続きを全裸待機

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 10:00:08
  • 13二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 19:11:42

    純愛はやはりいいものだ。

  • 14二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 19:25:56

    このレスは削除されています

  • 15イッチ25/10/29(水) 20:09:59

    「モテたいんだろう?ルカ」
    「…モテたい訳ではない。オレはお前みたいに色んな女子に人気にはなれない」
    「…言い方が悪かった。今度エイミちゃんと海に行くんだよ。ルカもどうかなって」
    「…いいな。…オレもついて行っていいのか?」
    「おいおい。未来の義理の兄を連れて行かない奴がいるか?」
    「…そうだったな」

    そんな会話があり、恥将とゴリラは『アウトロービーチ』へとやって来た。


    「ちょっ…エイミちゃん?俺を何処に連れて行くつもりなのかな」
    「…一番最初に告白した女の子より先に手出したんだもんね。覚悟、出来てるって事だよね」
    「いや、あれは違くて─── ルカ助けて!!!」
    「……強く生きろ」

    そんな事があったので、オレはすっかり一人になってしまった。…しかし、周りからの視線を感じる。あいつの言う通り上に一枚羽織るべきだったかもしれない。…てっきり勘違いしていたが、ヒマリさんも今日は来ていない様だ。…何を期待していたんだ、オレ。あの人は体が弱い。海は愚か、こんな複数の自治区の境目で危険が伴う場所に来る訳がないだろう。


    「おい!そこのにいちゃん!ちょっと来いや!」
    「…オレか?」
    行く宛もなく、海での楽しみ方など分からないので水上を走る練習をしていると(明星は練習中と言っていた。オレも負けていられないので数kmは走れる様にしている)サングラスをかけた犬系の人に声をかけられた。

    「こいつらの動きが悪いんでな。にいちゃんならもっと動けるだろ?そんなゴリゴリの体なんだしよ」
    「…しかし、オレが仕事を奪ってはこの人達に入る筈のお金はどうなる」
    「アンタが無料で働いてくれればいいじゃねぇの」
    「…そうだな」

    DJステージとやらのセッティングを手伝う事になった。…暇していたし、何よりそれだけ重い機材を運ぶのはいいトレーニングになるかもしれない。喜んで手伝わせてもらおう

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 20:46:37

    おいいつ誰に手を出したんだ全恥

  • 17イッチ25/10/29(水) 23:41:55

    「ありがとう。手伝ってくれたお陰で早く終わった」
    「…オレに出来る数少ない事だからな」

    あの偉そうなDJの指示通りに機材を動かしたオレ達。珍しくヘルメットを被っていない白いキャップの正に夏といったコーデの人に話しかけられる。何処かで見覚えがある様な気がする。

    「…調月ルカだ。ここで会ったのも、何かの縁だろう」
    「錠前サオリだ。…働いてもらった分のお金は返そう」
    「いや、オレがいいと思いやった事だ。その分のお金は、貴女の大切なものや事に使って欲しい。…バイトをするぐらいには、必要な理由があるんだろう」
    錠前サオリ…この髪色でロングヘア…思い出した

    「明星の恋人の一人か、貴女も」
    「な…!?それを何処で…」
    「明星が言っていた。…聞いていたら、よくない事だったか?」
    「いや…その……いいんだ」
    彼女の顔が急激に赤くなる。体調でも崩したのだろうか。確かにここは日差しが強いからその危険もあるかもしれない。

    「…向こうに屋台がある。少し休め。金なら出す」
    「流石にそこまでしてもらう訳には…」
    「…将来、お前とオレは家族になるのだろう。ウチの姉も明星に惹かれている。…なら、その縁だ」
    「…ルカに私達の事を話していた理由が分かった気がする」

    そんなに褒められても困る。オレと明星が友人なのはあくまでアイツがオレの姉と親しい間柄で、その上で向こうが優しいからだ。オレなんかに関わらなくても良いのに、こうして関係を保ってくれているのだから。

  • 18イッチ25/10/29(水) 23:51:26

    >>16

    アリ夏時空はエデン条約編後


    エデン条約編後の恥将はサオリちゃんととミカ様と……と言う事ですね。無事にバレました。と言うかミカ様がアピールしたので全知弟の嫁間の周知の事実となってしまいました



    会長弟くんことルカくんは全知弟で拾えない女の子を回収していく形になります。全知弟をラノベ主人公、会長弟はジャンプ主人公みたいなモテ方をイメージしています

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 06:52:44

    全恥が全恥してて安心だよ。
    んでもってゴリラはゴリラで純愛貫いてていいね

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 15:58:44
  • 21イッチ25/10/30(木) 16:14:37

    屋台の方に着いたオレ達だったが、そこで目にした光景はある意味最高に『ここ』らしいものだった。

    「…焼きそばが7000円…?」
    「…サオリ。流石におかしいだろう?これは」
    「あぁ。元々あそこは700円で許可を取っていた筈なのだが…」

    そう言うサオリだが、中にいる人達…曰く、『アリウス』時代に深い関係があったらしい三人と『先生』に気を遣ってなのか中には入らない。…かと言って、暴力で解決するのも違うだろう。オレ達が足踏みしていると

    「はぁ…はぁ…サオリちゃんとルカじゃん……そこ二人、知り合いだったの?」
    「この女が例の……本当、おっぱい星人だよね」
    「エイミちゃん、それは男の本能的に仕方のない事なんだぜ」

    白とピンク。眩しすぎる色合いの二人がやって来た。和泉元エイミと明星。最も最初に明星が告白したのだと語っていた少女と一緒だった。…なんだか明星がげっそりしていて、エイミがツヤツヤとしているが気のせいだろう

    「あの店の値段がおかしいんだ。…だが、先生もあちらにいる以上あまり暴力沙汰にはしたくない」
    サオリがそう言い出して事情を説明すると、二人も真剣な表情になって

    「ぼったくり…ね。倒すなら協力するぜ。俺としても、今後ここはもっと居やすくなって欲しい。ユズちゃんとかみたいな子の事も考えるとな」
    「二人っきりなのに他の子の話持ち出した。おしおき確定ね?」
    「今は勘弁エイミちゃん!…ルカ、お前も手伝ってくれ」
    「…当然だ」

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:21:56

    保守

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 01:26:21

    まさかエイミとの初体験はこれで終わり…?

  • 24二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 01:55:41

    ヒマリヒロインか

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 07:06:18

    あさほ

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 10:41:30

    乙女になるヒマリは割と興味ある

  • 27二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 12:24:19

    >>23

    いやぁ流石に初めての恋人とのHだし…外伝の描写外で消費は…ないでしょ

  • 28イッチ25/10/31(金) 14:00:36

    >>23

    当然、サオリちゃんミカ様同様個別で書かせてもらいますよ。自分も楽しみなので()

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:52:07

    このレスは削除されています

  • 30二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 06:53:33

    >>28

    やったー!

  • 31二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 07:04:17

    これは大いに期待

  • 32二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:01:09

    wktk

  • 33二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 23:24:28

    保守

  • 34二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 07:01:03

    保守!

  • 35二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 14:44:38

    いつまでも待っています

  • 36二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 17:38:28

    待ってるぞ

  • 37二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 22:33:30

    このレスは削除されています

オススメ

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