【閲覧注意】座村「イヲリの書いた同人誌……?」

  • 1二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:20:09

    ※知っての通り日本は刀と同人とご都合社会

    ※イヲリちゃんが18↑かつ高校卒業済


    座村「イヲリ……いつまで起きてんだ」

    イヲリ「っ、お父さん!?ちょっと、ノックしてよっ」

    「す、すまん……。もう少しで日付変わっちまうぞ、早く寝ろ」

    「この課題終わらせたら寝るよ。おやすみ」



    「……危ない、バレるとこだよ」

    ──本当は 課題なんて存在しない

    『座村の快楽地獄行き♡今回はイブキさん攻めです!年下ヤンキー攻め、最高!』

    ──お父さんのことでやらしい作品書いてるとバレたら またまたお父さんが遠くへ行っちゃうかもしれないから

    『前回のうるさむが好評だったのでシリーズ化しました〜。コメントありがとうございます!』

    ──バレなければ 隠し通せば一緒にいれる

    『次は国さむとか書きたいですね〜。気長にお待ちいただければと思います!』


    お父さんは英雄で 私はその──お父さん受けを書いてる──娘

    私が強くなって 隠して抜く(隠喩)んだ

    もう誰にも 遠くへ行ってほしくないから

    「大丈夫…っ、誤字脱字全部、大丈夫…!!」

    [投稿]↖️


    dice1d57=43 (43) 「えっ!?イヲンさんの新作!?」

  • 2二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:26:36

    一瞬イヲリが出てる同人誌かと誤読したら
    イヲリちゃんが描いてるのかよ

  • 3二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:31:35

    BLでしょ?

  • 4二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:38:51

    座村「―――郎、今すぐ娘の記憶封印しろ」

  • 5125/10/28(火) 23:39:46

    珠紀「ふー終わった終わった!早く帰ってシャワー浴びたい〜」
    宗也「早く帰って伯理浴びてえ」
    円慈「待て、伯理は浴びられるのか?」
    天理「ツッコミどころそこじゃねえだろ。いいから帰……」ピコン!

    [フォローしている作者の新作が投稿されました]

    「!!!」
    「わっ!?どうしたの、急に携帯にかぶりついて」
    「父さんからの連絡じゃねえの」
    「……いや、勘違いだった。なんでもない」
    「はは、天理も疲れてるんだな。帰ってゆっくり休もう」

    (イヲンさんの新作、イヲンさんの新作……!!)
    (前回のうるさむも良かった……けど、次はいぶさむって!俺の好み狙い撃ちかよ!!)
    (楽しみすぎる!正直メシより風呂より先に読みたい!布団に寝っ転がってじっくり読みたい!!)
    「なんかテンリ、嬉しそうじゃない?」
    「今週は働き詰めだったからな。週末が嬉しくなるのも無理はない」
    「伯理の煮っ転がしとオム伯理……伯理インシャンプーに伯理風呂……」
    (伝えてえ……!!こんな素敵な作品をありがとうございます貴方の作品で毎日働く元気もらってますって!伝えたい!!)
    (でも……なんか、言葉にしようとすると上手く書けないし、そんな勇気出ないから……)

    「あ!天海月さんからいいね来た!」
    「この人、短い作品でも書きかけのやつでも、いつも真っ先にいいねくれるんだよね。嬉しいな……」

  • 6二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:51:34

    酌揺でイヲリの妄想を幻覚として見せられる座村さん?

  • 7二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:52:29

    >>6

    最低だな昼彦

  • 8二次元好きの匿名さん25/10/28(火) 23:57:20

    わたし、最低になるよ💖
    で、お父さんのCP人気守ったげる

  • 9125/10/29(水) 00:01:42

    (…………怪しい)

    (携帯とパソコン?に日がな一日、休日でもつきっきり。大学の課題ってのはそんなに難しいもんなのか?)

    (いや、それにしては表情が明るい……携帯をカコカコ打ってるときも満面の笑みだ)

    (……ほんとアイツにそっくりだな)

    (携帯を使ってる、ってことは、課題か……誰かとの連絡か。それで笑顔になってる……)


    (まさか……男か!?)

    (デキたのか!!男が!!!)

    (あいつに!?男が!?できたのか!?!?)

    (いや待て、落ち着け。そうと決まったわけじゃねえ)

    (でも、そういえば最近……)


    『んーー……お父さんがここなら、これくらいかなぁ』ペタン

    『いやでも、中性的にも見えるって記載があったし、これくらいでも……』ペタン


    (壁に付箋を貼って、身長か何かを確かめてたな)

    (イヲリより明らかに高い位置に貼られてた……つまり、そいつは十中八九、男だ)

    (……どうする座村清市、どこの馬の骨とも知らねえ男が娘に近づいてやがるぞ)

    (二人が両思いならそれで……いや!最低でも俺を倒せる程度の腕は無きゃ話にならねえ)

    (ただ──もしアイツの過去を知ってて、嵌めるために近づいていたとしたら?)

    (……俺一人じゃ埒があかねえな。誰かに相談してみるか……)

    相談相手は? 安価>>10>>13から募集

  • 10二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:04:49

    漆羽さん

  • 11二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:12:30

    >>9

    壱鬼さん

  • 12二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:22:43

    柴さん

  • 13二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:24:28

    斬ちゃん

  • 14125/10/29(水) 00:29:36

    1.弟弟子に相談だ!漆羽さん

    2.頼れるおじいちゃん!壱鬼さん

    3.昔からの腐れ縁!柴さん

    4.畏怖の対象 白廻斬


    dice1d4=1 (1)

  • 15二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:54:40

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 00:55:43

    このレスは削除されています

  • 17連続ミス申し訳ない125/10/29(水) 00:59:12

    次の日

    「夕方までには帰ってくる。欲しいもんあったら連絡くれ」

    「はーい、気をつけてね」


    漆羽「で、話ってなんだ?座村サン」

    「実は……娘に男ができたかもしれねえ」

    「…………」

    「…………」

    「…………え?」

    「いや『え?』じゃねえだろ。一大事だろうが」

    「そうか?年頃の女の子なんて、遅かれ早かれそうなるもんじゃないのか?」

    「アイツはまだ酒も煙草も飲めねえガキだぞ?そんな奴が男と付き合うなんて……ませてるにも限度ってもんがある」

    「乱心したか……」

    「俺ァ冷静だ!漆羽!!」

    「……あんたの考えは理解できる。小さい頃の二の舞を踏まねえか、って心配してるんだろ」

    「…………ああ」

    「座村サンらしいな。それも親心か……そうだ、だったら──」



    一方その頃

    「課題提出よし!夕飯の仕込みよし!自由だ〜!」

    「さーて、夕方までに何か書いて載せよう!久々にリクエストとか募集してみようかな」

    『リクエスト募集します!こんな感じの人に攻めてほしい〜とか、先着で一つお題ください〜』


    dice1d57=22 (22) 「リクエスト……それじゃあ、dice1d57=1 (1) 攻めをお願いします」

  • 18二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 01:14:24

    杢さんはチヒロ攻めが好きかあ…

  • 19二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 01:16:15

    いきなり主人公を引くんじゃあないよダイスくん…

  • 20二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 01:20:27

    腐男子天理くんの横で割と壊れてる宗也草
    ダイスによってはここから腐男子腐女子が増えて行くのか

  • 21二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 01:23:28

    >>20

    まあ宗也は壊れてるのが通常運転みたいなもんだから…

    それはそれとしてダイスくんがぶっ壊れて宗也が伯理攻めリクエストするところとか見てみたい

    なんならアイツがリクエストするところを想像するだけでカオスな光景すぎるけど

  • 22二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 01:45:16

    これ最初のダイスで10番出てたら
    「娘の作品と知らずに自分受けを読む座村さん」が爆誕してたかもしれないのか草

  • 23二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 06:49:25

    いやこれ座村さんから相談を受けた漆羽さんが自分✕師匠を読む腐男子になる可能性もあるのか…

  • 24125/10/29(水) 07:19:54

    ピコン

    杢「お、イヲンさんがリクエスト募集してる!」

    「結構初期から追ってるけど、リクエストは初めてじゃないか?嬉しいな〜」

    (おっさん同士もいいけど、やっぱり若くて生き生きした子にグイグイいかれるのも新鮮でいいと思うんだよなぁ!)

    (それこそまさに……チヒロみたいな!)

    「えーっと『はじめまして!いつも作品拝見してます!』……」


    「あ、リクエストだ!なになに……木工ボンドさん?」

    「『言葉数は少ないものの一言に熱のこもっている、クールで寡黙な若い男の子にぐっと迫られるさむらさんが見たいです』か」

    「クールで寡黙、言葉数が少ない……うーーん……どうしよう、チヒロくんみたいになっちゃう!!」

    「お父さんでナマモノやってるのに、知り合いの姿がちらつくと躊躇しちゃうのはどうしてなんだろう……」

    「まあ、書くけど」



    『そうだ、だったら座村サンが探し当てればいいじゃねえか』

    『娘さんの様子とかを探って、その男の手がかりを掴むんだよ』

    『家に来て挨拶されるより前に、そいつを一目見てみたら、不安も多少は紛れるんじゃないか?』

    (……不安が却って増えないかが心配だな)

    (まあ、それとなく探りは入れてみるか……)


    座村さんの探究度:dice1d20=5 (5)

  • 25二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 08:16:37

    高校卒業後も井倉くんと友達付き合いあるんだろうか
    井倉くんも腐男子化してるんだろうか

  • 26二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 11:29:45

    漆羽さんは知り合いじゃないからいいのか…
    君の兄弟子だぞ

  • 27125/10/29(水) 15:07:33

    「ふんふふーん♪」
    (やっぱり座村さんには少年が似合うな〜!しかも攻め役の少年が、かなりチヒロっぽい!)
    (以前書かれてた、若い漆羽さんに攻められる話を読んでから……少年攻めも上手いと感じてたのは当たったみたいだ)
    (イヲンさん……座村さん作品は攻めがほとんどの中、数少ない座村受けの書き手)
    (それに、あの人の側にいた俺になら分かる。かなりリアルな座村さんの思考や表現……彼の解像度は、座村界隈全てで上澄みの部類だな)

    炭「杢くん、なんだかご機嫌ね」
    郎「またいつものマル秘のブツじゃないか?頑なに教えてくれないやつ」
    「鼻歌まで歌って。楽しそう」
    「そんなになるほどのモノって……なんだろうな」
    「そうね……」

    (座村さんに溺愛される夢小説とかかしら……?)
    (座村さんが雄み最強な攻めの小説とか……?)


    「ただいま」
    「おかえりなさい!晩ごはんもう少しで出来るから待ってて」
    「ああ、分かった」

    (あー良かった……晩ごはんの準備が遅れちゃったの、バレてなさそう)
    (チヒロくんみたいだ、って思ったら、結構筆が乗っちゃった……)
    (良かった、この様子じゃいつもと変わらなさそうだな)
    (夕飯を毎日作ってくれて……なんていい娘なんだ。尚更知らねえ男に渡すわけにはいかねえ……)

    探究度:5(100で娘の同人活動がバレる)

  • 28二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 17:05:22

    イヲリ「――お父さんで、××たい!」
    チヒロ「今なら届けられる」

  • 29二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 17:39:56

    巻墨が腐ってて草
    そしてそりゃ理解度高いだろうさw

  • 30二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 17:56:24

    ハクリ×座村の薄い本読んだとき
    解釈違いで宗也がキレてきそう

  • 31125/10/29(水) 21:14:15

    ──きっかけは 歴史の授業だった

    「っぱウルハが攻めだよ」

    「いやでも、イブキもなかなか……」

    「なんの話?」

    ──私のロッカーの前で その子達が話してたんだ

    ──李徴と袁傪 メロスとセリヌンティウス、それかディオニスみたいに

    「契約者のカップリングの話。テスト近いし、今回斉廷戦争の範囲多めじゃん?」

    「だからカプにすれば覚えられそうだよねー、って思って」

    ──この時の私は知る由もない というか 誰が予想できるの?

    「カップリング……?」

    ──受けとして書いてた人が お父さんだったなんて……


    (そうだと知った時は……色々な意味でショックを受けたけど)

    (申し訳なさより先に『更にリアリティを追求できる』、なんて思っちゃったから)

    (私も相当重症だなぁ……でも書くのが楽しくって、つい……)

    「あれ、TLのみんなが騒いでる……なんだろ」カチカチ

    「……契約者オンリーイベント!?」

    「うそ、えっ、嘘!?オンリーとか初めてじゃない!?むしろできるんだ!?」

    「え〜〜!!絶対行く!サークル参加する!!」

    「TLの人達も参加報告してる……今から楽しみすぎるよ〜!!」


    dice1d57=37 (37) 「サークル参加します、と」

  • 32二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 21:18:32

    ダイス君、とんでもないの出してきたね

  • 33二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 21:50:23

    契約者オンリーイベントに参加するファッモン…??

  • 34二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:00:06

    >>1

    ナツキ「俺のことナメてるのか?」

  • 35125/10/29(水) 22:22:21

    同行者「……っと、申込完了。イベントは初日に申し込んで、退路を断つに限るよね」

    昼彦「おーい、パソコン貸し……あれっ、使ってる?」

    「いいよ。もう使い終わったから」

    「ありがと。……この書類、またイベント?」

    「そう。契約者オンリーの要項、印刷したんだ」

    「へ〜〜。というか、まだやるの?もう幽の言ってた計画、頓挫したじゃん」


    『座村は精神攻撃に弱い。そこを狙う』

    『いわゆるナマモノ……契約者同士の男色作品を、俺たちも作って増やす』

    『いざという時、それを世間からの認識として座村に突きつけ、精神を揺さぶる』

    『あくまで保険だが──やる価値はある』


    「……あ、だからさむうる専門なんだ」

    「うん。身近な人間とのカップリングの方が、なんかウエッてなりそうでしょ」

    「ウエッて。てか、それだけじゃないだろ?」

    「……書いてる途中で楽しくなってきちゃって」

    「さすが凝り性。そのヘンな服、毎回ぬるま湯に浸けて手洗いしてるだけある」

    「ヘンじゃないよ」

    「いやヘンだって。斗斗さんも言ってたよ」

    「えっ……」



    毘灼側の売り子(幽から順番に1〜10とする)

    dice1d10=1 (1)

  • 36二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:25:37

    >>35

    もっともらしいこと言っといて本人が読みたいだけなのでは?説が浮上して来る売り子人選で草

  • 37二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:26:05

    頭領仕事しすぎだよ…

  • 38二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:29:53

    幽「指切りしたんだ」

  • 39二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:30:18

    頭領にさせんのかい草

  • 40二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 22:31:40

    死闘ってまさか
    コミケのこと?

  • 41125/10/29(水) 23:27:21

    幽「話は聞かせてもらった。人類は滅亡する」

    「幽!」

    「ノックしてね」

    「すまない、居ても立ってもいられなかった。やはり座村攻めか、俺も同行しよう」

    「ゆらいん」

    「売り子ってこと?」

    「そうだ。昼彦、先程俺の計画を頓挫したと言っていたが……それは違う」


    「契約者オンリーの開催決定。これは市場の拡大、人口が増えたことを示している」

    「それは裏を返せば、座村に対して劣情を向けている人間が増えた、ということでもある」

    「人間が増えれば母数が増える。そうなれば、世間からの認識は強化される」

    「ナマモノを嗜む人々が十分に増えた今、大衆の抱く『座村はやらしい』という認識を座村にぶつけ、精神を揺さぶる……」

    「つまり、それこそがこの作戦の最終段階だったんだよ」

    「「な、なんだってーー!?」」


    「……って、また幽お得意の行き当たりばったり策でしょ。騙されないよ」

    「バレたか」テヘッ

    「でも理に適ってない?俺はその方向性、いいと思うな」

    「ああ。そのためにも……」

    「どうにかして、奴を会場に招待しなければ」



    座村さんの探究度(現在5):dice1d20=4 (4)

  • 42二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 23:42:29

    イベント会場でイヲリちゃんとバッタリイベント来るか!?

  • 43二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 23:43:27

    座村の探求度低いな

  • 44二次元好きの匿名さん25/10/29(水) 23:44:42

    幽いっつもRTAやってるの部下にバレとる

  • 45125/10/30(木) 00:53:07

    探究度:9(100で娘の同人活動がバレる)


    「わ〜、どんな本作ろう!?ノベルティは?そもそも本の装丁は!?」

    「ひとまず深呼吸……すーー、はーー……」

    「……うん。私、初めての本作りで、すっごい浮かれてる……」

    「最優先は新刊の用意!課題もやりながら間に合わせる!無理しない!!」

    「よし。まずは目標設定、dice1d100=64 (64) (最低保証20)ページくらいにしよう」

    「期限は……2ヶ月半後に開催だから、大体8週間くらいかな」

    「座村受け本を、絶対形にする!頑張るぞ〜!」


    「どうしようかな〜、可愛い感じにしようかな。あーでも、ちょっとエグめもいい感じかも……」

    「レースにできるんだ!こっちは浮き出し……へ〜、どれも綺麗!」

    「早く当日にならないかなぁ。他の人のも、見るのが楽しみ〜!」


    「…………」

    (昼飯できたぞ、って呼びに来たら……随分盛り上がってんなァ)

    (可愛い……レース……服のことか?当日ってことは、どこかに着ていくのか)

    (あのはしゃぎっぷりなら大方、高校の頃の友達か、大学で新しくできた友達と行くんだろうな)



    伏見「上手くいきそうなのか?先日の件」

    「いや……どうだろうな」

    「信じてないのか?兄弟子なんだろ」

    「座村サンって、変に意固地なくせして、剣以外の事はてんで鈍いからなぁ……」

  • 46二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 01:05:12

    初めてで64ページは多いてぇ!!!

  • 47二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 01:09:39

    小説なら64ページくらい楽勝よ

  • 48二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 01:55:36

    めっちゃ筆が乗って100ページ超えとかするんやろなあ…

  • 49125/10/30(木) 07:11:47

    〜これまでのあらすじ〜

    ごくごく普通の春から女子大生、イヲリの趣味は小説執筆。
    普通でないのはその内容、なんと妖刀契約者にして実父である座村さんのお尻が大変なことになる作品ばかりを書いていた!!
    娘が自分の尻を付け狙っていると知れば最後、父のおぼろ豆腐メンタルは再起不能になると読んだイヲリは、自らの執筆活動をあの手この手で隠蔽する。
    しかしそれを訝しんだ座村は、どういうわけか「娘に彼氏ができたのではないか」と、明後日の方向に疑いを向けてしまう。
    弟弟子・漆羽に相談した結果、娘の様子から彼氏の手がかりを掴み、先に彼氏の面を一目拝もうという話になったものの、対人スキルがてんでニブチンなせいで全く手がかりを掴めずにいた。
    イベントまで残り8週!本は完成するのか!座村さんは娘さんの彼氏、もとい同人活動にたどり着けるのか!

  • 50二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 08:22:54

    イヲリちゃんの作風はラブラブタイプかわからせタイプか何なんだ
    漆座も奈ツ座も年下攻めか

  • 51125/10/30(木) 13:07:10

    「テンリ〜、お昼だよ〜」

    「……ああ、今行く」

    「最近よくぼーっとしてるけど、どしたの?」

    「気圧で頭がいてえんだよ」

    「ふーん」

    (イヲンさんの本……欲しい!何がなんでも欲しい!!あのクソ兄貴を質に入れて……いや楽座市で売り飛ばしてでも欲しい!!)

    (でも……外出したいって言って、父さんが許してくれるかな……)

    (通販もやっていただけたら嬉しいけど、それも買えるかどうか)

    (……何かいい方法ねえかなあ)


    (座村さん攻めの本……)

    (座村さんの夢小説……)

    (座村さん受けの本……)

    (((絶対に全部欲しい!!)))

    (ただ、もう目が見えているとはいえ、誰か一人は座村さんのお側にいた方がいい)

    (けど……休む理由は流石に、二人には言えない……!!)

    (当日座村さんが会場に来る、なんて突飛なことがあれば、誤魔化す必要もなくなるのに)

    (……まあ、ご本人が降臨したら、イベントも無くなるけど)


    (座村を会場に呼び出すには……どうすればいいだろうな)

    (大体のことは場当たりでなんとかなる、と考えてしまうのは、俺の悪癖だな)

    (やはり脅すか……それか娘を会場まで攫うか……)

    「幽、それ食わねえなら俺がもらうぞ」

    「また眠くなるよ?腹八分目にしときなって」


    1週目 進捗dice1d20=20 (20)

    座村さんの探究度(現在9):dice1d20=18 (18)

  • 52二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 13:54:20

    >>38

    指切り(意味深)

  • 53二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 18:40:54

    >>51

    進捗絶好調じゃないですかー

    でも探求度も高いな

  • 54125/10/30(木) 20:14:03

    進捗:20/64p
    探究度:27(100で娘の同人活動がバレる)

    「ぎゃああああああ!!!」
    「指が!!指が止まらない!!」
    「構想の時点では単なる点だったアイデアたちが……一気に繋がって線になって……」
    「そこからずっと!飲まず食わずで書きっぱなし!!うわーーーッ!!!」

    <ギャアアアアアア!!!
    「昼間だってのに、カラスが騒がしいな……」
    /うわーーーッ!!!\
    「なんだ、イヲリの声か」

    「……なんだ!?イヲリの声か!?!?」ドタドタ
    「おい!どうした!!何があった!!」
    <なんでもなーーい!!
    「この奇声でなんでもないわけあるか!!」
    <本当に平気だからーー!!

    (どうした……最近、輪をかけて様子が変だぞ)
    (大人しいイヲリをこんなにさせる男……一体どんな奴なんだ)
    (これが嬉しい悲鳴だから、まだ見逃してやるが)
    (娘を泣かせたら……ただじゃおかねえ)

    (書き始めだから、まだ筆が乗ってるけど)
    (本を落としたら……ただじゃすまない!)

  • 55125/10/30(木) 22:34:03

    「あれから手がかりあったか?座村サン」

    「イヲリの様子がおかしい、ってことしか分かってねぇな……」

    「つまり一切進展なしってことだな」

    「うっ」

    「そんな気はしてたけどな。座村サンだし」

    「俺だし……ってどういうことだ漆羽」

    「そうだ、今夜座村サンちの夕飯、お相伴にあずかってもいいか?」

    「話をすっ飛ばすな」

    「すっ飛ばしてねえよ。座村サンが聞かねえなら、俺が聞いてみようって思って」


    「……最近、お父さんがやけに過保護な気がして」

    「まあ、先週は原稿につきっきり、というか原稿に取り憑かれてたからなぁ」

    「あの〜……その、同人活動がバレないか心配で」

    「いや、仮にそうなったとしても、歩み寄ってくれるとは思うんですけど」

    「バレたら……私も、お父さんも死ぬというか……二回目の一家離散の危機というか……」

    「すみません、せっかく作業通話に付き合ってくださってるのに」

    dice1d4=3 (3) 「いえ、全然。気にしないでください」

    1.天理

    2.杢

    3.安価

    4.dice1d57=1 (1)


    2週目 進捗dice1d20=10 (10)

    座村さんの探究度(現在27):dice1d20=13 (13)

  • 56125/10/30(木) 22:35:13

    イヲリの通話相手は?

    >>57>>60まで募集

  • 57二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 22:57:40

    >>斬ちゃん

  • 58二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:04:54

    井倉くん

  • 59二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:11:04

    イザル

  • 60二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 23:14:25

    久々李

  • 61二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 00:01:58

    進捗すばらしい

  • 62125/10/31(金) 00:48:37

    1.畏怖の対象再び 白廻斬

    2.†孤高の存在† 井倉くん

    3.面倒見よし!亥猿さん

    4.同人欲も爆発!久々李さん


    dice1d4=4 (4)

  • 63二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 01:15:13

    当たらないけどちょいちょい間接的に主人公に当てたがるなこのダイス神

  • 64二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 07:30:49

    久々李か
    同人欲草

  • 65125/10/31(金) 07:47:17

    進捗:30/64p
    探究度:40(100で娘の同人活動がバレる)

    久々李「いや、気にしないでいい。むしろスッキリするまで吐き出してほしいくらいだ」
    「ありがとうございます……。でも、今ので結構心の荷が下りました」
    「よかった。抱えているものが人から理解され難かったり、発散できない辛さはよく分かる」
    「そうなんですか?クグリさん、普段の呟きからはそんなイメージ無さそうですけど……」
    「創作者の皆さんが作られた作品を読むと、完璧にとはいかなくとも、多少は落ち着くんだ」
    「だから俺は、創作者の方が同じように苦しんでいるのなら、その発散先になりたい」
    「悩みや欲を発散したことで良い作品が生まれれば、それを読むことで俺の欲も満たされるからな」
    「なるほど、確かに理に適って……」ピコン
    『今夜の夕飯、二人分増やせるか? 漆羽が夕飯食いたいって言ってる』
    『急な連絡になってすまん』
    「……すみません!ちょっと急用ができたので部屋閉じますね!」
    「分かった。新刊、心待ちにしている。体調に無理のない程度に頑張ってほしい」
    「はい!がんばります!」

    斗斗「また誰かと話してたの?」
    「ああ。イヲンさんは俺の一推し作者だからな」
    「ふーん。でも久々李の専門って考察・評論じゃなかった?」
    「この人の座村の描写は真に迫るものがある。読んでいると、奴が今にも目の前にいるかのような気持ちになる」
    「奴と一度対峙した俺には分かる──イヲンさんも、奴に会ったことがある」

  • 66125/10/31(金) 13:25:58

    「ごちそうさまでした。こんな美味い飯を毎日食ってるなんて、座村サンが羨ましいな」

    「えへへ……ありがとうございます」

    「褒めても食後の茶と茶菓子ぐらいしか出ねぇぞ」

    「結構出るな」


    「前から聞いてみたかったんだよ、大学生活ってどんな感じなんだ?」

    「別に普通ですよ?友達と遊んだり、授業受けたりです」

    「へえ……」

    (漆羽……あんな啖呵切ったんだから、上手く聞き出せよ)

    「いい関係の人とかいるのか?」

    「えっ!?」

    「だって、こんなに料理も上手で気遣いもできるし、何より──」

    「漆羽ァ……ちょっとこっち来い」



    「あんなストレートに聞くやつがいるか!!!」

    「でもいつかはそう聞くつもりなんだろ?なら先に聞いた方が単刀直入で手っ取り早いじゃねえか」

    「……そうか、『俺が聞いてみよう』って……」

    「ああ、話を切り出せない座村サンのかわりに、俺が直接聞いてみようと思って」

    「昔からまっすぐで……兄弟子への敬意を忘れない奴だよ……お前は……」

    「だが漆羽……お前の良いところが、今は裏目に出ちまったんだ……!!」


    (なっ、なんで急にそんな……いい関係の人の話になったの!?)

    (まあ、でも……お父さんくらいの年齢の人なら気にもする……のかな?)

    (仮にいい人ができたとしても……俺より強くなきゃ認めねえ!とか言いそうだな、お父さん……)


    3週目 進捗dice1d20=10 (10)

    座村さんの探究度(現在40):dice1d20=3 (3)

  • 67二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 16:35:52

    次は誰が腐男子にされるのかハラハラしながら見守ってる

  • 68二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 17:03:17

    >>41

    確かに繊細な座村さんに対してナマモノ作戦は有効ではあるな

    しかし娘の真実を知ったら、またオレがいない方が――って突っ走っちゃうだろ

  • 69二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 20:55:28

    進捗度コツコツ溜めててえらい

  • 70二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 21:00:24

    >>俺より強くなきゃ認めねえ!

    これって、許してもらえるの真打持ちぐらいだろ

  • 71二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:18:23

    目開けなくていいよ座村さん…

  • 72二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:48:04

    座村「すげぇな、見ない間に料理上手くなったな…」
    イヲリ「――はい?当たり前でしょ!何年もほったらかしにしてたんだから!」
    昔みたいにワチャワチャ色々話しながら
    ご飯を楽しそうに作る座村親子が見たい

  • 73二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 06:07:11

    娘が自分の薄い本なんて作ってるの見たらまた目閉じそうだな…

  • 74二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 11:06:59

    いくら雀でも心の傷は治せねぇからな

  • 75125/11/01(土) 11:27:49

    進捗:40/64p

    探究度:43(100で娘の同人活動がバレる)


    「家庭訪問、どうだったんだ?漆羽さん」

    「唐揚げが美味かった!外はカリカリ、中はじゅわじゅわ」

    「アンタ何しに行ったんだ……」

    「娘さんに『いい関係の人とかいるのか?』って聞いたら、座村サンに怒られた」

    「……それそのまま言ったわけじゃないよな?」

    「そのまま言ったぞ」

    (漆羽さんも人のこと言えないくらい、剣以外の事はてんで鈍いからなぁ……)


    「う〜ん、進捗いい感じ!毎週10ページ書いてるの、我ながら偉い!」

    「高校と違って、大学はいろんなところに作業スペースがあるからありがたいよね」

    「他の人たちもいい意味で無関心っていうか……なんか、生きやすいかも」

    (小学校の頃は、教室と家の周りだけが私の世界だと思ってたな……)


    「娘に食わせてもらってんだ、洗い物や掃除くらいはしねえとな」

    「……で、残り掃除してねえ部屋はイヲリの部屋だけなわけだが」

    「年頃の娘の部屋に、勝手に入るのはマズいか?かと言ってなあ……」


    dice1d3=1 (1)

    1.入念に掃除する(確定でトラブル発生)

    2.軽く掃除する(🎲でトラブル発生)

    3.やめておこう(回避)

  • 76二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 11:57:40

    年頃の娘の部屋を勝手に掃除したら戦争が起きるぞ

  • 77二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:32:58

    このレスは削除されています

  • 78125/11/01(土) 16:34:03

    「……すぐ終わらせちまえば問題ねえだろ」ガチャ


    (本棚、ベッドの上、どこも片付いてる。机の上は書類が多いが)

    (部屋に篭りっきりだから心配してたが、杞憂だったみてえだな)

    (あいつも立派な大人なんだ。俺があれこれ首を突っ込まなくたって……)ガンッ

    「っと、しまった……」

    (机の角に掃除機を当てちまった。書類がいくつか落ちたな……直しとかねえと)

    (えーと、この留まってるやつは……授業の資料か?難しいこと勉強してんだなぁ)ガサガサ

    (こっちは授業の板書みてえだな。真面目なもんだ、俺なんてロクに授業なんざ受けてなかったってのに……ん?)

    (なんだこれ……冊子? 何枚かの紙が半分に折られて、真ん中がホチキスで綴じられてる)

    (授業の課題ってのはコレか? 今時の授業ってのは冊子も作るんだな……)


    「……読んでみるか」

    (手作り感満載なところが、逆に興味を唆られるな。グラビアの袋とじみてえだ)

    (タイトルは……『俺のdice1d6=3 (3) 』?)

    1.うるは 2.くにしげ 3.いぶき

    4.おすし 5.おんなのこ 6.けんせい


    作風:dice1d4=2 (2)

    1.甘め 2.辛め 3.エグ味多め 4.しょっぱめ

  • 79二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 17:10:13

    >>78

    アカン、それはアカン

  • 80二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 19:14:58

    探求度まだ半分くらいしか行ってないのにそんなイベント起きちゃうんです!?
    「俺のいぶき」なら息吹とかに誤解ワンチャン…ないか?

  • 81二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:32:55

    絶体絶命やんけ

  • 82二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:58:40

    Fuck you
    ××ぜ、お前をな

  • 83二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:01:45

    まだ「俺のおすし・作風しょっぱめ、寿司屋+座村/寿司屋に喧嘩売った座村が寿司フードファイトする話」なら大丈夫かも知れん・・・

  • 84125/11/01(土) 21:51:37
    俺のいぶき(一部抜粋) | Writening※いろいろな伊武基の捏造 「やめろ。こんな姿、弟が見たら幻滅しちまうぞ……」 「されたって構わねぇよ。そっちの方がせいせいする」  部屋の中には重い空気が立ち込めていた。ちらりと横目で見た窓の向こう…writening.net

    「…………は?」

    (なんだこれ……なんだ?なんだこれ??)

    (いぶき……伊武基、ってこれ、あの伊武基だよな……?)

    (ならこの……伊武基に押し倒されてる、座村さん、は……)


    「──俺、か?」


    (なんで?な……なんでこんなモンが、イヲリの部屋にある?)

    (そもそもコレはなんだ?誰がなんの目的で作った?)

    (大学の教材?いやまさか、なら誰かから貰った?それか買ったのか?)

    (……聞くべきか?)

    (いや、これについて聞けば、俺が部屋に入ったこともバレる)

    (だからってこんなモンを読んじまった記憶を封印もできねえ!!)

    (どうする……父親として、いや座村清市として、俺はどうすればいい……!?)


    4週目 進捗dice1d20=6 (6)

    座村さんの探究度(現在43):dice1d20=9 (9)

    トラブル発生!探究度ダイス追加:dice1d20=6 (6)

  • 85二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 22:30:05

    スレ主が創作内容も書いてくれるタイプで感動している
    それはそれとしてやべえな座村さんどうすんだ座村さん

  • 86125/11/01(土) 23:08:16

    「……俺は何も見てねえ。掃除をしただけだ」
    (そうだ、見ないふりをすればいい)
    (この本を巡る困惑、恐怖……しがらみは全部隠蔽する…これからは)
    (イヲリは蚊帳の外 俺の心だけが死ぬ)

    「はぁ……」
    (……今日は、アレか。三限までだから、イヲリも早く帰ってくる)
    (掃除は終わったから……洗濯物、取り込んどかねえとなァ……)
    (……………………)

    「はーー…………」
    (俺と……伊武基か……。しかも俺が、抱かれる側か……)
    (少なくともこの本を書いた奴ァ、そう考えたってことだよな……)
    (そうか…………そう、なのか…………)


    「ただいまー!……って、お父さん?どうしたの?」
    「あぁ……ちょっと、具合が悪くて……」
    「大丈夫?お薬飲む?あとは……座薬あるけど」
    「い、いや、平気だ……ありがとうな」

    進捗:46/64p
    探究度:58(100で娘の同人活動がバレる)

  • 87二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 23:10:36

    イヲリってとってもチャーミングな美人さんだけど
    それはそれとして腐女子でも違和感ない雰囲気はある

  • 88125/11/02(日) 02:04:03

    〜これまでの登場人物〜

    イヲリ:今をときめく大学生。花も恥じらう座村受け小説書き。
    座村:娘の部屋で自分受けの本を読んでしまい、心が壊滅状態。

    ・イヲリの読者たち
    天理:座村が闇オークションに出品される話で腐敗した。
    杢:座村さん受けが好き。少年攻めだと嬉しい。
    久々李:通話で悩みを聞く仲。作家の心身の健康第一。

    ・同人作家たち
    幽:スペースの中心に俺が立ちナマモノ本で座村を迎え撃つ。
    同行者:この人↑に売り子を任せたのは失敗な気がしている。
    昼彦:俺の同行者じゃなくて幽の同行者じゃね?と思っている。

    ・そのほかの方たち
    漆羽:迷ったらなんでもストレートに聞いてみる。
    伏見:白禊流の人たちはみんな剣以外のことに鈍いのかと思い始めた。
    炭:座村さん夢が好き。甘やかされ系だと嬉しい。
    郎:座村さん攻めが好き。小柄成人受けだと嬉しい。

  • 89二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 04:02:17

    座村さんが結構ガチ目にショック受けてるので面白半分で見ててなんかごめん…ってなってる
    巻墨の3人が流派は違えどそれぞれ座村さん大好きでほっこり

  • 90二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 09:38:22

    流派っていうかこれ炭と郎はガチ恋してないか?

  • 91二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 10:28:52

    このレスは削除されています

  • 92二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 10:49:27

    >>91

    腐に対する誹謗中傷!?

  • 93二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 10:51:18

    腐女子は誹謗中傷という方が偏見じゃないか?

  • 94125/11/02(日) 14:16:29

    『お父さん、今日の晩ごはんリクエストある?』

    『疲れてるみたいだし、性のつくもの食べる?』

    『まちがえた』

    『精のつくもの』

    『フルーツとか、主食じゃなくても大丈夫だよ』


    「お父さん……昨日から元気ないのが気になるなぁ」

    「また誰かに変なことされたり、言われたのかな……」

    「今度は抱え込まないで、ちゃんと話してほしいけど」


    「イヲリ……俺のことを気にかけてくれるのは嬉しいが……」

    「不法侵入とあんな本を読んじまった、って言うわけにはいかねえ」

    「……小さい頃のあいつも、多分こんな気持ちだったのか……」


    (原稿もあと少しで完成するし、イベントまで折り返し地点)

    (あいつの様子が変な理由も、まだ掴めてねえからな。真相に辿り着くまでは)

    ((これだけは絶対にバレるわけにはいかない……!!))


    5週目 進捗dice1d20=18 (18)

    座村さんの探究度(現在58):dice1d20=17 (17)

  • 95二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 17:15:59

    進捗も探求度もいい感じに上がってきたな

  • 96二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 18:22:49

    座薬とか変換間違えとかちょいちょいぶっ込んでくるイヲリ草
    あといぶさむの後ろで進行してるいぶなつが気になって来てしまった
    イヲンさんこうしてファン増やしてるんだろうな

  • 97125/11/02(日) 21:17:58

    「だ……だ…………!!」

    「脱稿だ〜〜〜!!!」

    「よく頑張った……初めてにしてはよくやった方だよね!?」

    「イベントまで結構時間あるし……無配も作っちゃおうかな」

    「えーと、あと準備は……設営道具買って、差し入れ用意して……」

    「あーもう、すっごい楽しみ!!」



    「伏見、こちら俺の兄弟子の座村サン」

    「はじめまして、漆羽さんにはいつもお世話になってます」

    「…………あァ」

    「…………」

    「…………」

    「……ちょっ、漆羽さん、ちょっと」

    「伏見もパンケーキ食うか?」

    「俺はケーキセット……いやそこじゃなくて!!なんかすごい……しぼんでねえか!?」

    「お前、いくら座村サンとはいえ、四十超えてるおっさんだぞ?しぼむ日もあるだろ」

    「尋常じゃないくらい項垂れてんだけど!?」

    「座村サーン、座村サンは何頼むんだ」

    「…………なんでもいい……」

    「じゃあケーキセット二つにするか。すみませーん」

    「大丈夫なのか、この話し合い……」


    進捗:脱稿!

    無配のページ数:dice1d10=9 (9) ×4ページ

    探究度:75(100で娘の同人活動がバレる)

  • 98二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 01:41:05

    無配なのに分厚くて草 頑張ってるなイヲリちゃん
    あと伏見さんは頑張れ

  • 99二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 02:43:36

    アラフォーでパンケーキとケーキセット
    この兄弟弟子…胃が強い…!

  • 100125/11/03(月) 06:07:46

    「それで、今日の話し合いの内容って……」
    「俺も知らねえ。なんだ?座村サン」
    「…………本を、読んだ」
    「本?どんな本だよ」
    「俺と……伊武基が…………だ、だっ、だき……」
    「だき?」
    「抱き…………合ってる……本…………」
    「ちょっと待て座村サン、それって……」
    「どこでそんなモン見たんだ、って?娘の部屋に置いてあった」
    「いや、どっちが入れる側だったんだ?」
    「漆羽さん!?!?」
    「なんだよ、兄弟子の貞操の危機かもしれねえだろ」
    「ここまで全部あんたの兄弟子想いが裏目に出てるんだよ!!」
    「うっ…………お、俺が……。俺の……尻が…………」
    「座村さんも正直に答えなくていいって……。ほら、ケーキ来たんで食いましょ」

    「にしても、なんでそんな本が娘さんの部屋にあったんだろうな」
    「…………反抗期、って奴か……」
    「絶対違うと思うぜ?」
    「もしかして、最近娘さんの様子が変だったことに関係してる……のか?」
    「関係してるってどんな風に。まさか、娘さんが作ったわけじゃあるまいし」


    「へくしゅっ!……今日は鼻がむずむずするなぁ」

  • 101二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 08:45:58

    聞きにくいことを具体的に聞こうとしてて草
    ナツキだけでなく兄弟子に対してもノンデリか

  • 102125/11/03(月) 14:48:39

    「本だったんだろ?なら奥付を見れば作者が分かるんじゃねえか?」

    「お前…………俺にまた、不法侵入をしろって言ってんのか……?」

    「違います座村さん!!断じて!!」

    「その上……あ、あんな、本を……また読めって……??」

    「裏表紙めくるだけですから!!律儀に前から読まなくたっていいだろ!!」

    「どちらにせよ、また部屋に入って本を見るしか、解決方法は無いわけだな」

    「だな……それに、娘さんの様子が変な理由=その本、って決まったわけじゃねえし。別の要因があるかも」

    「…………そうなったら、この心の痛みはどうすりゃいいんだ……」

    「確かにそう、っすよね、すみません……」


    「──座村サンがナツキを抱いたらダメなのか?」ピコーン!

    「漆羽さん!????!!!?」

    「だって、座村サンはイブキサンに抱かれたんだろ?ならナツキを抱けば、抱いて抱かれてでおあいこだなと思って」

    「マジで何言ってんだ漆羽さん!!!!!」

    「あ……?あ…………??」

    「ほら見ろ!!座村さんがキャパオーバーになっちまってるじゃねえか!!」

    「あっ、結婚して娘さんもいる身で他の奴抱くのは不貞になるよな、すまん座村サン」

    「もうアンタは黙っててくれえ!!」



    「……な、なに?これ……」

    「無配だよね?コンビニでコピーする予定、なんだよね?なんで本の半分くらいのページになってるの??」

    「これどうしよ……印刷所さんにお願いしたら、さらにお金かかっちゃうし」

    「中綴じホチキス買って、コンビニでコピーして製本、かな。それかキンコー……」

    ピンポーン

    「はーい、今行きます……って、えぇ!?お父さん!?」


    座村さんの探究度(現在75):dice1d20=19 (19)

  • 103二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:06:13

    めちゃくちゃブッ込んで来る漆羽さん好き
    これをパンケーキセット×1&ケーキセット×2で話してるの草

    さすがにもうバレるか!?

  • 104125/11/04(火) 00:43:19

    「かくかくしかじかで、倒れたお父さんを運んできてくださった、と……」
    「ああ。どっかに寝かせて、安静にさせてやってくれ」
    「えっと……お父さんの部屋があるので、そこまで運んでいただいてもいいですか?」
    「承知だ、イヲリサン」
    「さん付けしなくても大丈夫ですよ?」

    「……今のうちか」
    (バレねえようにすぐさま、ササっと……よし、入れた)
    (あー、こういうの性に合わねえんだけどな……第一どこにあるのかも分からねえし)
    (薄い冊子、って言ってたな。なら本棚……いや、見たところ無さそうだ)
    (ならこの書類の山?多すぎる、一枚一枚探す暇ねえぞ)
    (……いや、量は多くてもペラ紙がほとんどだ。注意深く見れば、冊子くらい見つけられるはず……)
    「──あった」
    (っと、嬉しすぎて声出ちまった……)
    (これの挟まってる位置は……覚えた。後はそーっと引き抜いて……)カツン
    (やべっ、マウスに手がぶつかって、パソコンが開いちまっ……ん?)
    (これは…………書きかけの文章?)

    探究度:94(100で娘の同人活動がバレる)

  • 105二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:25:14

    まず他の人にバレるパターンきたー!

  • 106二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 08:11:58

    漆羽さんの傾向が知りたい
    どっちが攻めなんだ

  • 107二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 09:55:26

    良識あるはずの漆羽さんがまあまあライン越えた行動してて草

  • 108125/11/04(火) 10:11:27

    「……戻りました。娘さんは?」
    「おかゆを作りに行ってる。そっちはどうだった?」
    「それが……その…………」

    「書きかけの文章……大学生だって言ってたし、課題か何か……」
    『──漆羽の柔らかな唇が重ねられる』
    「……漆羽?」
    『彼の体温と共に、座村は思い出した』
    「おいおい、こいつは……まさか……!!」
    『戦才といえど、まだ年端も行かぬ子供であるのだと』

    「……というわけで、あの本を書いたのはほぼ確実に……娘さんだろうな」
    「そんな……」
    「本の奥付、作者の名前も確認済だ。後でネットで検索してみる」
    「…………」
    「漆羽さんもショックだよな、自分もそういう目に遭って……」
    「いや、俺そういうやり方知らねえから、ちゃんと座村サンをリードできるか?って思って……」
    「あんたって人は……本当に……まあ、優しい人だよ」
    「う……ここは……家か?」
    「あ、おはよう座村サン。早速だけど進展あったぞ」
    「どうだった……何か、わかったか」
    「娘さんが作者みたいだぞ」

  • 109二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:09:10

    急にそんなん言われたらまた目塞いでしまうぞ

  • 110125/11/04(火) 18:14:10

    「うっ…………」

    「漆羽さん!!!!!!!!!」

    「あれ、まだ寝るのか?もうすぐでおかゆ来るぞ」

    「アンタがトドメを刺したんだよ!!!」

    「えっ、座村サン!?大丈夫か!?」ユサユサ

    「ゔ……ゔっ……」ガクガク

    「あのー、おかゆ出来まし……わーー!?!?」


    「めちゃくちゃびっくりしてたな、イヲリサン……」

    「体調崩してる父親が、肩掴まれて揺さぶられてたら、なあ」

    「座村サン、何か薬もらってくるか?食後に飲むやつ」

    「……ねを」

    「え?」

    「飛宗を……そこにあるから、くれ」

    「……気の毒だけど、雀で心の傷は治せねえんだ」

    (アンタも結構なダメージ与えてるんだよな……)

    「飯食ってる間に、本の奥付に書いてあった情報から色々探してみたぜ。どうやら娘さん──あの本の作者は、来週の日曜にイベントに出るらしい」

    「イベント?」

    「妖刀契約者に関する本を個人が出し合う、即売会ってやつだな。そこで本を出すって」

    「契約者……だから座村サンとかイブキサンとか、俺の話が書かれてたのか!」

    「みたいだな。証拠を掴むには──真相を確かめるなら絶好のチャンスだ」

    「座村サン、どうする?」


    (イベントまで……あと一週間)

    (あと一週間で 全て終わらせる)

    「…………行く。行って、確かめてやる」

    「合点承知!」


    座村さんの探究度(現在94):dice1d20=16 (16)

  • 111二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:36:51

    佳境だな
    座村攻めを書いてる毘灼側のことももっと知りたい

  • 112二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:51:52

    ノンデリ漆羽さん草

  • 113二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:19:42

    やっちまったなあ
    座村さん参戦となると幽が喜びそうだな

  • 114125/11/04(火) 21:04:17

    「なら、まずは巻墨の三人に声かけた方がいいんじゃねえか?」
    「そうだな……」
    「なんだ」「俺たちを」「呼びましたか」
    「うわっ!いっぱい出てきた!!」
    「そうか、伏見は初めてか。座村サンの親衛隊だ」
    「……ってわけで即売会?に行「「「行きます」」」返事早ぇな……」

    (当日座村さんが会場に来る!突飛な想像が実現してしまった!!)
    (つまりイベントに行く理由を誤魔化す必要がない!)
    (なぜならこれは任務だから……)
    (((そう!!あくまで任務だから!!)))

    「なんかあいつら、ソワソワしてねえか」
    「そりゃ座村サンから命を受ければ、ああもなるだろ」
    「漆羽さんも行くなら、俺もついて行くぜ。目立たない服とか調達しておく」


    「ホントに良かったの?おつかい引き受けちゃって」
    「どうせ一般で行く予定だったからな。それに」
    「それに?」
    『幽に頼めって?ふっ……フハハ、いくら幽相手とはいえ』
    『夜のオカズをカミングアウトしてこいとは、久々李は羞恥プレイが好みらしい』
    「北兜の頼みは、断ると面倒なんだ……」
    「ご愁傷様〜」

    探究度:100(娘の同人活動がバレた)

  • 115125/11/04(火) 22:49:49

    「早めに原稿終わらせておいてよかった〜。まさかお父さんが体調崩すなんて……」
    「看病しながら設営道具は買い揃えて、差し入れも詰めて」
    「あとは……売り子さんだけなんだよね」
    「つぶやきによると、木工ボンドさんはお仕事、クグリさんはご友人と参加」
    「となると……」

    『こんばんは、突然のご連絡失礼します』
    『来週の即売会で、スペースの売り子をお願いできる方を探しておりまして』
    『もしご都合が合えば、天海月さんにお手伝いいただけないかと思い、ご連絡いたしました』


    「は……はぁ……??」
    「イヲンさんが、俺に……?売り子……!?」
    (やりてえ!正直すげぇやりたい!!イベントにも行きたいし!!)
    (でも、父さんが許してくれるかどうか……)
    (…………本は一期一会、また刷ってくれるかなんて分からない。ましてやナマモノなら尚更だ)
    (オンリーイベントだって、次があるか分からない。ここで買わなかったら、絶対後悔する)
    (行きたい、是が非でも行きたい。こんなワガママ、生まれて初めてかもしれない)
    (……覚悟を決めろ、俺)

    『はじめまして。私でよければぜひお手伝いさせてください』

    「さて……父さんを説得しないと」

    ──そして月日は流れ イベント当日

  • 116二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 01:13:29

    会場に来る人らカオス過ぎないか

  • 117二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 02:01:32

    続きどうなるか心配だが北兜がどんな本好みなのかもすごく気になってしまう

  • 118125/11/05(水) 07:22:12

    「やだテンリ、黒染めも似合ってる!かわいい!」
    「忘れ物はないか?水分補給をしっかりするんだぞ」
    「珠紀うるせえ!荷物は確認したから大丈夫、いってきます!」

    「『おでかけしてきます。ゆっくりしててね』っと」
    「ほんとにサークル参加って、朝早いんだなぁ……」
    「久々に髪型ハーフアップにしたけど、なんか落ち着かないかも」
    「お父さん起こさないように、そ〜っと行かなきゃ」

    「今日は随分と大人しい服装だな?」
    「普段の服で行ったらびっくりされるでしょ。幽は安定のスーツだね」
    (へー。あいつ、自分の服装がびっくりされるって認識あるんだ)

    「珍しいね。今日は髪下ろしていくの?」
    「ああ、服も動きやすいものを瓶伍から借りた。斗斗は……どうしたそれ」
    「これ?ロリィタ……右嵐ちゃんに着せられちゃって……」

    「……行ったみたいだな」
    「伏見さんから連絡があったわ。二人とも準備ができてるって」
    「よし、俺たちも準備しようぜ、座村さん」
    「……あァ、やるぞ」

  • 119二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 08:17:04

    待てとんでもないカオスだぞこれ

  • 120二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 09:11:17

    ファッモン自覚あるんかい

  • 121二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 16:02:46

    北兜が腐男子だったらシャレにならない…

  • 122125/11/05(水) 20:47:54

    「すげぇなあ、前もってチケットを買わないと、当日の会場が分からねえのか」
    「デリケートな内容を取り扱ってるから、同好の士のみが集まれるようにしてるらしいわ」
    「……炭ちゃん、やけに詳しくないか?」
    「……入念に下調べをしたから知ってるのよ」
    「おっ、いたいた。座村サーン!」
    「お前……漆羽、か?」
    「俺じゃなかったら誰なんだよ。服装違うし、髪も下ろしてるから違和感あるよな」
    「いや、なんというか……服が違うだけでやけに若々しく見えるな」
    「伏見の見立てがいいからだな」
    「俺がトータルコーディネートしました」ドヤッ

    「駅出てすぐ横、蕎麦屋さんの近く……」
    「黒髪、グレーのチェックの上着にワイシャツ、青いネクタイ……いた!」
    「おはようございまーす!はじめまして、イヲンです!」
    「……あ、おはようございます。えっと……天海月、です。本日はよろしくお願いします」
    「はい!早速入場して、設営しちゃいましょう」
    (男の子だったんだ……歳は私と同じくらいかな?)
    (珠紀以外の女の人と話すの、なんか変な感じだな……)

    「俺たち四人は会場の中にいるから、先に帰るなら連絡をくれ」
    「はーい。斗斗さん、変な奴にナンパされたら呼んでね、すぐ行くから」
    「大丈夫だよ、久々李がいるもん」
    「そうだ。そんな不埒な輩は俺が斬る」
    「二人とも、イベントを台無しにしようとしないで」

  • 123二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 21:48:01

    一体どうなってしまうのか(ワクワク)

  • 124二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 21:51:30

    イヲリの書いた座村受け本を売る天理…のところに買いに来る杢さんというカオス

  • 125二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 00:52:21

    会場に本人きたらどうなってしまうんだ

  • 126125/11/06(木) 07:12:00

    「よし!設営完了!開始までに間に合ってよかった〜」
    「すごい……イヲンさんの作品が形になってる。手でさわれる……」
    「そうだ、はいこれ。天海月さんの分の献本です」
    「はぁ!?いや、買います!!買わせろ……買わせてください!」
    「急なお声かけにも関わらず、売り子を引き受けてくださったお礼です。あとこれは差し入れのお菓子」
    「あ……ありがとうございます…………いいのかな……」

    「既刊と新刊の組み合わせ表はここ。各紙幣のお釣りも横に書いてあるからね」
    「わかった」
    「差し入れ頂いたら下の段ボールに入れて。一時間で買い物済ませてくるから、そのあとは好きにしていいよ」
    「……」
    「何か質問は?」
    「この新刊を、どうすれば座村に見せつけられるかと考えていた。家まで押しかけに行くか」
    「今は売り子として働いてほしいかな」

    「どうやら、本には攻め、受け、夢の三種類あるらしいわ。私は夢を収集する」
    「ならこっちは攻めの本を買い集めておくか」
    「じゃあ俺は受けの本だな?任せろ、一冊残らず集めとくぜ」
    「「「あくまで任務だからな(だからね)」」」
    「巻墨さんたち、めちゃくちゃ統率取れてるな」
    「さすが座村サンの親衛隊」
    「にしては私欲が絡んでそうだけどな……」

    「ボクは手前側、久々李は奥側ね。後で幽たちのサークルにも寄っていこ」
    「さて……同人欲を満たすとするか」

    「ただいまより、オンリーイベントを開催いたします!」

  • 127二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 08:27:04

    >>126

    斗斗さんの趣向・・・何・・・??

  • 128二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 13:35:22

    久々李も何が好きなんだろ

  • 129125/11/06(木) 19:25:02

    「じゃあ、私は買い物に出てきますね。すぐ戻ります!」
    「ゆっくり見てきて大丈夫です。おれ……僕は売り子なので」

    「じゃあ幽、手筈通りにお願いね」
    「分かった。ここは俺が引き受ける」

    「この会場にある本全部、一般の人が作った本だって考えると……圧倒されるな」
    「仕事や家事、学業の時間を割いて作ってるってことだからな」
    「そのうちどれくらいが……お、俺を酷い目に遭わせてんだ……?」
    「おっ、あそこの本面白そうだぞ!行こうぜ座村サン!」
    「ちょっ……漆羽お前、名前出すな……!」
    (お互い名前出してんだよなあ……)

    「おはようございます!どうぞ見てってください〜」
    「どんな本を取り扱ってるんですか?」
    「えっとですねー、もしも契約者がアレと戦ったら?みたいな考察本を取り扱ってます」
    「……『なぜ座村清市は力〇山を斃さなかったのか』?」
    「あっ!それが今回の新刊ですね!夢の対戦シリーズ第三弾、座村編です!」
    「第三弾……ってことは俺、じゃなくて漆羽の本も?」
    「ありますよー!第二弾ですね!漆羽vsゴ○"ラとか入ってます。ちなみに第一弾はイブキさんです」
    「じゃあ、第一弾から一冊ずつください!」
    「な……漆、じゃなかった、洋児!?」
    「ありがとうございますー!1,500円です!」

  • 130125/11/06(木) 22:25:21

    「さて、サ列はOK。次は……」
    「お姉さん!これ、ペン落としましたよ」
    「あら……ありがとうございます」
    (さっきの人、素敵な服装だったな……モード系ってやつ?)
    (さっきの子、可愛い服を着てたわ……ゴスロリって服かしら)

    「まったく北兜の奴は……!!おつかいで済ませていい量じゃないぞ!!」
    「まったく嬉しい悲鳴だなぁ!座村さん受け本がこんなにたくさん!」
    「「その前にイヲンさんのスペースに……」」
    「「あ」」
    「おっと。先どうぞ?」
    「ああ、すみません」
    ((自分もだけど、男性の読者もいるんだな……))

    ((((というか……))))
    ((((この人、どこかで見たような……??))))


    「さむうる新刊、500円です。年齢確認のできる身分証を」
    「…………」スッ
    「……………………はい、ありがとうございます」
    (この背丈で成人しているんだな……幸禎より幼く見えるが)
    (こいつ……今絶対「えっ?この身長で成人?」って思っただろ)

  • 131二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 00:17:38

    みんな着実に目当てのもの手に入れててホッコリするな
    (イベントスペースで親子再会から目をそらしながら)

  • 132二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 08:50:39

    このレスは削除されています

  • 133二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 08:52:07

    北兜・・・腐男子だったか・・・

  • 134125/11/07(金) 08:52:52

    「へ〜、俺vsヤマタノオロチ!酒が効くなら宴も効くだろうから、余裕で倒せるらしいぞ」
    「ご機嫌だな、うる……洋児さん」
    「当たり前だろ?だって、考えてもみろよ」
    「こんなにたくさんの人たちが、俺たちについて考えたことを、人生の時間やお金を割いて形にしてくれてるんだ」
    「その内容がたとえ正しくなくとも、俺が抱かれたり、抱いてたりしていても。相手の想いが詰まった本であることに変わりはない」
    「俺はそれが……なんだろうな、この気持ち。嬉しいし照れ臭いし、とにかく大切な気持ちになる」
    「漆羽さん……アンタの敬意深さには脱帽するぜ……」

    「……ところで座村サン」
    「なんだ」
    「飛宗持ってきてるのには理由があるのか?」
    「あぁ……俺があえて触れてなかったことを……」
    「娘に手を出す輩がいやがったら、残らず斬るために決まってんだろ……」
    「入口で没収されなかったのが奇跡だよな、洋児さん」
    「コスプレに間違えられてたな。木を隠すなら森の中、本物を隠すならイベントの中ってことだな」

    「えーと、娘さんのスペースはカ09b、カ09b……あそこか」
    「おお、通路に面してて見やすいな!……あれ?」
    「!!!!!」
    「……娘さんの隣、男の子が座ってるな」
    「楽しそうに談笑してるぞ!趣味が合うと話も弾むからなあ、仲が良さそうで……座村サン?」
    「鴉」

  • 135二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 10:25:51

    (アカン)

  • 136二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 10:28:46

    >>134

    座村さんステイステイ

  • 137125/11/07(金) 17:47:33

    「ただいま戻りました!たくさん買っちゃった〜」
    「おかえりなさい。こちらもたくさんお手に取っていただけました」
    「本当ですか!?嬉しい〜!!わ、差し入れもいっぱい頂いてる!」
    「イヲンさんの作品大好きですって、皆さん仰ってましたよ」
    「嬉しい……。参加してよかったぁ」

    「天海月さんは、何がきっかけで私を知ってくださったんですか?」
    「えっと……座村さんが闇オークションに出品される話を読んで」
    「あれですか!?えっ、うそ、結構初期の頃のやつですよね!?」
    「はい。あれを偶然読んでから、ファンになって……」


    『チッ、取るに足らない雑魚共じゃねえか』
    『……なんだ?パソコンの電源が点きっぱなしだ』
    『どこかに情報を送っていた?それか救援要請でも……』
    『小説?……いや、小説のフリをした暗号文の可能性がある。全部読んでみるか』
    『…………』
    『なっ、なんだこれ……!?』


    「それからずっと、イヲンさんの作品が毎日の楽しみで。仕事も頑張れます」
    「(仕事……アルバイトのことかな?)照れるなあ……ありがとうございます」

    「天海月さん、買い物行かれなくて平気ですか?」
    「はい。今日はイヲンさんの本だけを目当てに来たので」
    「ええっ!?そ、そんな、もったいないですよ!!他の方の作品も素敵な本いっぱいありますよ!?」
    「というより……イヲンさんの本「さえ」手に入ればいい、と思って来たんです」

  • 138二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 20:11:09

    天理くんが思った以上にイヲンさんガチ勢だった
    これに攻撃するんか座村さん…!?

  • 139125/11/07(金) 21:47:44

    「すみません、少し重い話になるんですけど……僕、家が厳しくて」
    「今日ここに来られたのも、奇跡みたいなものなんです。もしかしたら、二度目はないかも」
    「そんな……」
    「でも、イヲンさんの本だけは……どうしても絶対に欲しかったんです」
    「すごくやらしいのに、人間の感情を細かく描いていて、こっちの心まで動かされてるみたいで」
    「周りの音も、声も聞こえない。まるで海の中に潜ったかのように、作品の世界に没入できる」
    「上手く言えないですけど……イヲンさんの作品は、僕に……いや、俺に現実を忘れさせて、心から楽しませてくれる力がある」
    「だから今日は、人生初めてのわがままを通して来ました」
    「新刊と無配、この二冊さえあればいい……今後外出できなくなってもいい。悔いは一つもない」
    「…………」
    「すみません、こんな話をしてしまって。……イヲンさん?」
    「……あっ、ご、ごめんなさい、ちょっと……」

    「ちょちょちょ座村さん!?ダメですって!!それはダメだ!!」
    「乱心したか!?いや座村サンずっと乱心してるな、いつものことか」
    「漆羽さんはもっとちゃんと止めにかかってく…………あ」
    「あ?なんだ、伏見」
    「娘さん……泣いてねえか……?」

  • 140二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 23:12:52

    すごくやらしい!?

  • 141125/11/07(金) 23:29:07

    「私の作品に、それほど……それほどの価値があるって、思っていただけてるなんて」
    「すごく嬉しくて……すみません、どうしようこれ、止まんないな」
    「これ、よければ使ってください」
    「ありがどうございまず…………洗ってお返ししますね」
    「……こちらこそすみません。泣かせたくて言ったわけじゃないんです」
    「いえ……こうやって対面で感想いただけるのに慣れてないから……ちょっと面食らっちゃって……」

    「もういい ねじ伏せてやる」
    「座村サン!?!!!?」
    「しっかり抑えてろよ漆羽さん!!アンタと俺で止められなかったらどうしようもねえぞ!!」
    「ど、どうする!?今のうちに誰か助けを呼ぶか!?」
    「そんな時間あるかあ!!ってか巻墨の皆さんはどこ行ってんだよ!!」
    「……おい」
    「えっ?な、なんすか座村さん」
    「こいつァ……なんの音だ?」
    「なんか聞こえるのか?俺には何も……娘さんの嗚咽じゃないのか」
    「違う。すごい速度で近づいて──」
    「──危ねえ!!」

  • 142二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 01:34:14

    すごく続きが気になる展開
    でもこれダイス結果だから天理じゃなかったかもしれないと思うと面白いな

  • 143125/11/08(土) 05:07:50

    「……無事か、二人とも!?」
    「平気だ、ありがとな漆羽さん。けど、こいつは一体……」
    「建物にバスが突っ込んで来てんだ。目的なんて一つだろ」
    「好きな漫画が打ち切られて怒ってる、とか?」
    「伏見にしちゃ、笑えねぇ冗談だな……」

    「ひっ!?な、なにこれ……バスが……!?」
    「イヲンさん、お怪我はありませんか」
    「私は一応、大丈夫です。だけど……」
    「イベントが……みなさんの本が……!」

    「おっと。思わぬ来客だな」
    「何処から会場がバレたのかな?」
    「これだけの参加者だ、密偵がいてもおかしくないだろう」
    「二人とも!これは何の騒ぎだ、まだおつかいの最中だというのに……」
    「久々李!斗斗さんも無事だったんだ」
    「合流したところだったからね。で……あいつら、一体なに?」


    「全員動くな……この会場は占拠した。今から不審な動きをした奴は殺す」
    「一つ問う。この国を守ってくださった妖刀契約者に対する尊敬の念はないのか?」
    ((いや、それ俺だからなぁ))
    (とか思ってんだろうな、この二人……)

    「お前ら……契約者があられもないことになっている作品を見てしまったときのショックが分かるか……?」
    (わかる。すげぇわかる、めちゃくちゃわかる)
    ((座村サン(座村さん)、わかるって顔してるな……))

    「このバスはオンリーイベント会場に突っ込んだ!!お前らにはより良い国の礎となってもらう……」

  • 144二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 10:32:23

    幻覚なのに天理とイヲリの掛け合いにハマりそう
    ずっと見てたい

  • 145125/11/08(土) 12:44:34

    「二人は怪我人の救護と避難を。久々李は俺と会場内に残れ、曲者を片付けるぞ」

    「分かった」

    「……会場の外に逃げた参加者を襲う算段もあるだろうな。斗斗」

    「はーい」

    「昼彦に連絡してくれ。後で警察に突き出せるよう、殺さずに無力化しろと」

    「了解」

    「他はどうする?」

    「武器がいるな。本をくれ」

    「はい」


    「……確かに破壊力はあるが、今回の新刊ではなく」

    「あっ、ごめん、いつものやつね。刀ね」

    「いや、俺が悪かった。今日に限っては、本をくれと言われたら新刊を渡すのが礼儀だからな」



    「お、斗斗さん?……へー、これそういう騒動なんだ。了解、斗斗さんも気をつけてね」

    「確かアフターで焼肉予約してる、って言ってたな。俺も一仕事して、美味い肉食べよっと」

    「……ん?なに、あんたも加勢してくれんの?」

    「家族が中にいる?ふーん、そんなdice1d3=3 (3) な髪型でちゃんと戦えるわけ?」

    1.片目隠れてる 2.片目に二房被さってる 3.イケてる三つ編み

  • 146二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 17:24:13

    このレスは削除されています

  • 147125/11/08(土) 17:25:23

    「……人を見かけで判断するのは、あまりよろしくないな」

    「そう?顔も体格も厳ついのにおさげって、インパクトありすぎだろ。ヤのつく自由業って感じ」

    (あながち間違ってはいないな……)

    「うわ、ゾロゾロ出てきた。こんなに大勢、どこに隠れてたんだか」

    「どうやら無駄口を叩いている暇は無さそうだぞ。いけるか」

    「当然!そっちこそ俺の邪魔しないでくれよ」


    (ひとまずイヲンさんを逃がしてやらねえと。ここから近い出口は……あそこか)

    「イヲンさん、立てるか?」

    「はい、なんとか……」

    「こっちだ。今なら逃げられる」


    「……おい、お前ら」

    「「「はい」」」ザッ

    「参加者の避難誘導と会場外の輩の掃除、頼んだ」

    「「「勿論だ(勿論です)」」」シュッ

    「すげえ、風のように現れて去っていったな……」

    「よし……なら会場内(こっち)は」

    「俺たち三人でなんとかするか!伏見、アレやってくれよ、アレ」

    「えぇ!?いや、この中で一番年下なの俺だぜ!?」

    「いいじゃねえか、アレかっこよくて好きなんだよ。ほら」

    「う……それじゃあ…………いくぜ野郎共!!」 


    会場内の制圧人数 dice1d100=89 (89)

    会場外の制圧人数 dice1d100=14 (14)

  • 148二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 21:08:28

    契約者ガチ勢こわい

  • 149二次元好きの匿名さん25/11/08(土) 21:41:53

    伏見さんのアレ好きなの分かる

  • 150125/11/09(日) 03:06:25

    「……っと、なかなかやるじゃん、おっさん!」
    「賞賛はありがたい……が、俺はまだ29歳だ」
    「三十路手前は十分おっさんだぜ?」
    (人数が極端に少ない。さしずめこちら側の人員は囮か保険といったところか)
    (イベントを破壊するのが目的なら、会場内を攻めた方が早いしな)
    「もしもし、幽?こっちは終わったよ。多分相手の本命は……」

    「昼彦曰く、恐らく敵の本命は会場内の破壊、つまりこちら側らしい」
    「腹立たしいが、あいつが言うなら間違いはないだろうな」
    「久々李、このまま制圧するぞ。頒布物に血がかからないよう気をつけろ」
    「当然だ」
     
    「ったく、こんなに大勢、どこから湧いてきてんだか……!」
    「会場内の奴らと、先に着いてた会場外の奴らとで、俺らを挟み撃ちする作戦だったんだろうな」
    「……そんな作戦も、今や意味を成してねえが」
    「だな。向こうで戦ってる人達もなかなか腕っぷしが立つみたいだし」
    「残りもさっさと捕まえちまうか!」


    (近い方の出口は、バスが突っ込んでるせいで出られねえ)
    (反対側にある、もう一つの出口まで行かないと……ん?)
    「……イヲンさん、止まって」
    「えっ?」
    「おいおい……中の奴等は何やってんだ?よりにもよってガキを二人も取り逃がしてるじゃねえか」

  • 151二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 11:14:40

    ほしゅ
    天理も伏見も生きてる世界線ていいな

  • 152保守ありがとうございます125/11/09(日) 11:43:57

    (クソ、出口は目と鼻の先だっていうのに)
    (今日くらいはただの人でいたかったけど……仕方がねえ)
    「イヲンさん、絶対に俺の後ろから離れないで」
    「なんだボクちゃん、彼女の前で格好つけようってか?」
    「あ、危ないですよ!!死んじゃいますって……」

    ──たった一日限りの商売の場 そこで取引される思い思いの形をした"熱"の塊
    ──その場所で売り子として 主人に仕えるという構図が
    ──彼の中で ある光景と重なっていた

    「俺なら平気だ。訓練してるから、雑魚じゃ死なない」
    「……耳が悪くなっちまったのかなぁ?雑魚、って聞こえた気がするんだが」
    「ああ、そう言った。耳はよくても、頭は悪いんだな」
    ──商人の家に生まれた血が 商売の場を守ることを義務付けられた命が

    「こんなことになるなら、習っておけばよかった」
    「何をだ?尻尾巻いて逃げる方法をか?」
    「家じゃ教えてくれねえんだ。手加減のやり方を」
    ──最年少にしてその座に登り詰めた 濤としての自分が

    「先に謝っておくよ。悪いな」
    (天海月さんの片目から、何か……)
    (あれは……黒い、炎?)
    ──彼の全てが声高に叫ぶのは ただ一つの感情のみ

    「お前を生かしておける自信がない」

    ──少年は激怒していた!!

  • 153二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 18:13:24

    がんばれ天理!

  • 154二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:17:15

    原作じゃ絶対有り得ない天理くんとイヲリちゃんのコンビが本当によすぎる
    このスレが終わったら亡霊になりそう

  • 155二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 19:43:51

    激アツすぎる
    まさかこんな形で天理の活躍(幻覚)が見られるなんて…ありがとうスレ主

  • 156125/11/09(日) 21:10:14

    「よし……こいつで最後だ」
    「設営用のガムテープが役に立ったな。なぜ五個も入っていたのかが気になるが」
    「おーい、それこっちにも貸してくれねえか?」
    「反対側で戦ってた方々か。お疲れ様です」
    「いやいや、そちらこそ。なかなかの腕っぷしだな」

    「漆羽さーん、ガムテープ借りてきたぜ。こいつでちゃちゃっと縛っちまおう」
    「さすが伏見、気が利くな!早速取りかかるか」
    「座村さん、ただいま戻りました」
    「おかえり。そっちはどうだった」
    「俺たちが避難誘導してる間に、会場の外にいた奴らは片付いてたぜ。仕事の早い奴がいたみたいだな」
    「参加者の方々は全員無事です。どうしますか?」
    「呼び戻して仕切り直し……と行きてえところだが、会場も本もめちゃくちゃだからな……」
    「ん?それなら問題ねえだろ」

    (一撃で人が吹っ飛んで、壁にめり込んだ……!!)
    「ごめんなイヲンさん、物騒な光景を見せちまって」
    「いえ、むしろ守ってくださって、ありがとうございます」
    「これくらい当然だ。今日の俺は売り子なんだから」
    (売り子はそこまでやらないと思うけど!?)
    「……あれ?参加者さんが外から戻ってきてる」
    「会場内も一段落ついたのかもな。俺たちも戻ってみるか」

    「人混みが酷いな。なんで皆、入口付近で立ち止まってるんだ」
    「すみません、通してくださ……な、なん、ええっ!?」
    「イヲンさん!?どうかしたのか」
    「お…………お父さん!?!?」

  • 157125/11/09(日) 22:04:00

    「入口で止まってくれ、って言われたけど……あそこに立ってるの、誰?」
    「はぁ!?お前、あの方の持ってる刀をよく見ろ!!特に鍔!!」
    「え?…………いや、嘘でしょ?クオリティ高いコスじゃないの?」
    「造形レイヤーの俺だから分かる。一度アレを作ったが、比べることすら烏滸がましい」
    「あれは──本物の飛宗だ」


    『それなら問題ねえだろ。だって座村サン、飛宗を持ってきてるじゃねえか!』
    『お前……自分が好き勝手ヤられてる本を、俺が再生させられるとでも?』
    『座村サンだし大丈夫だろ!』
    『あー……漆羽さんだし、そう言うだろうな』
    『根拠は? できたとしても、俺が「したくない」って可能性は頭にねぇのか』
    『だって一緒に見てきたじゃねえか。このイベントを』

    (ああ、そうだな。たった二時間ちょっとだが、このイベントを見てきた)
    (時間と金を割いてまで、俺たちのことを考えて、それを形にする者)
    (それを手に入れることを目標に、今日まで生きてきた者)
    (作り手と読み手、互いの熱い想いがこのイベントを形作っていた)
    (そして……その想いの奥底にあるのは、俺たちへの愛情や敬意)
    (俺ァ他ならぬ本人だからな。それらを感じ取るな、って方が無理だ)
    (昔っから変なところで聡いな、漆羽は。これに気付いてやがったのか)
    (お前らの愛情と敬意を受け取った、今なら──できる)

    「雀」

  • 158二次元好きの匿名さん25/11/09(日) 22:18:37

    うおおおおお座村さん!!!!!!!

  • 159二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 03:25:18

    すったもんだなギャグ展開かと思ったら激アツすぎる
    最初は失神しそうなくらい嫌がってたのに座村さん…いい人や

  • 160二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 09:04:26

    なんだかんだ座村さんも漆羽さんも純粋だから絆されたり感心しちゃうところ好き
    それはそれとしてだから「俺のいぶき」が書かれるんやで

  • 161二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 09:09:02

    チヒロ攻めの座村受けの顛末が気になる
    杢さんホクホクだろうな

  • 162125/11/10(月) 09:32:43

    「なに!?会場が燃えて……」
    ──その場にいた者は 後にこう述懐する
    「本も瓦礫も……いや、燃えたそばから直っていくぞ!?」
    ──瞬きしていたら見逃していたであろう ほんの一瞬の出来事だったと
    「まさかこれって、噂でしか語られてない……」
    ──炎に包まれた私の本が みるみるうちに元に戻っていったと
    「慈悲の炎……!!」
    ──あと雀を受けのケツを治すのに使って本当にごめんなさい、と

    「お父さん!?」
    「無事だったか、イヲ──」
    「な、なんでここにいるの!?その、えっと、そういう趣味なの!?!?」
    「あー……いや、これは……」
    「座村サンは最近まで、イヲリサンに彼氏がいるんじゃねえか、って思い込んでたんだよ」
    「漆羽!?」
    「で、いろいろ調べた結果、小説を書いてることが分かって、見に来たんだ」
    「漆羽さん……もはやご説明どうも、って感じだぜ」

    「…………イヲリ」
    「はい?」
    「え………と……」
    「座村サン、頑張れ!」
    「漆羽うるせえ!……その、だな。正直ショックを受けてないって言ったら、嘘にはなる」
    「ただ、大学の課題や家事をこなしながら、合間を縫って小説を書いて、形にしてたってことを」
    「父親として、俺は尊敬する」
    「お父さん……」

    「あの……いい雰囲気なところ、申し訳ないけど」
    ザワザワ ホンモノノサムラサン… アレッテウルハサンカナ-?
    「イベントの主役、あんたらお二人になっちまったみたいだぜ?」

  • 163二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 14:36:05

    これ剣聖総受け本絶対あるだろイヲリ!

  • 164125/11/10(月) 18:18:34

    「師弟が目の前に……つ、ツーショを撮らせていただきたい……!!」
    「俺の白禊流考察本にお二人のサイン、入れてほしいなぁ……」
    「生漆羽、しかも私服!?ゆ、幻想じゃねえよな……!?」

    「ま……まさか、これ全員、俺と漆羽目当てか?」
    「当たり前だろ?参加者みんな、あんたらのファンなんだから」
    「どうすんだこれ……一応俺たち、一般参加者なんだぞ」
    「「「任せろ(任せてください)」」」
    「お前ら、今日はやたら元気だな……」
    「炭ちゃんは主催の方に許可取りと最後尾札作成、杢は列形成!」
    「了解!やるなら撮影会からにした方が良さそうだな。囲み撮影でいいか?」
    「そうね。個人の後に師弟のツーショット、その後サイン会でいいんじゃないかしら」
    「「「これも任務だからな(だからね)」」」
    「当事者の俺を置いて、物事がとんとん拍子で進んでいく……」
    「今日はイベント、ハレの日だからな!こんなことがあってもいいだろ!」

    「よりにもよって、即売会で親フラ&本人降臨だなんて……」
    「理解のあるお父さん……いや、ご本人でよかったですね」
    「座村の娘が本を書いてるってバレたかなぁ、多分バレてるよね……」
    「きっと皆さん、生の座村さん漆羽さんの印象が強すぎて、忘れると思いますよ」
    「だったらいいなぁ……」

    「……??……!?…………!!」
    「わあ、久々李が同人欲と斬欲と困惑でバグってる」
    「なぜここに座村が?……よし、うちの新刊を読ませてくる。願ったり叶ったりだ」
    「幽はバグってるみたいな挙動を素面でしないでね」

  • 165二次元好きの匿名さん25/11/10(月) 22:34:51

    良く考えたらnmmn即売会に本尊来ちゃった展開だけど大丈夫か!?と思ったら平和に撮影会始まって良かった
    座村さんに新刊読ませたい幽草

  • 166125/11/11(火) 01:09:16

    「ふー……なんとか閉会できましたね」
    「初参加で新刊、無配共に完売、おめでとうございます」
    「ありがとうございます!……でも」

    「宛名は……『飛宗ペロペロ構造色』?どんな名前だ……」
    「おお!俺のコスプレか。クオリティ高いな〜!影武者になれるんじゃないか?」

    「同じく初参加、しかも飛び入り参戦の乱入者が最大手すぎて……霞んじゃうなあ……」
    「あれは規格外かつ予想外ですから。仕方ないですよ」
    「あの様子じゃ、まだまだ時間かかりそうだなぁ。先に外出てましょうか」

    「言いそびれちゃってましたけど、先程は守ってくださって、ありがとうございました」
    「いえ、僕は売り子なので、主役を守ることが務めですから。ご無事で本当に何よりです」
    「イベントの方はどうでしたか?お互い初参加でしたけど。楽しめましたか?」
    「はい!それはもちろん。売り子としてお手伝いさせていただいて、たくさんの方にイヲンさんの本をお渡しして」
    「やっぱりイヲンさんの作品は、こんなに大勢の方の心を動かせる、素敵な作品なんだなって思って……」
    「……ダメですね。今日限りでいいって覚悟してたつもりだったけど、人の欲望には際限がない」
    「天海月さん?」

    「父さんが許すはずないって分かってるのに……そんな作品を、俺も書いてみたいな、とも思ったんです」

  • 167二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 03:05:11

    宗也…は分からんけど珠紀ちゃんと円慈さんは(場合によっては京羅も)応援してくれそうな雰囲気だぞ
    頑張れ天理!

  • 168125/11/11(火) 12:35:21

    「書けます!!絶対に書けますよ!!天海月さんなら!!」
    「えっ、な、俺、何か書いたことなんて一回も……」
    「書くなって言われても書いちゃうんです!それまで何も書いたことがなくたって!!」
    「抑えなんて効かない衝動に飲み込まれながら続ける狂ったマラソン、それが創作です!!」
    「だから天海月さんも、いつかペンを取る時が……いや!取らざるを得なくなる時が来ます!!」
    「取らざるを、得なくなる……」

    「だって、今日ここに来られたのだって、その胸のときめきが天海月さんを動かしたからでしょう?」
    「ときめきは抗えないほど強い力を持っていて、自分を動かしてくれるんです。本を出せ、話を書けって」
    「大丈夫です。きっとまた、ここに戻ってこられますよ」
    「……だと、いいですけど」

    「そうだ!天海月さん、一つ約束してくれませんか?」
    「約束?」
    「次に会うときは、私に天海月さんの売り子をさせてください」
    「イヲンさんが、俺の売り子……ってことは」
    「ほら、お借りしたハンカチもお返ししなきゃなので。どうでしょう?」
    「……っああ!!もちろんだ……です!!」


    「青春してんな、娘さん……」
    「えっ、今度は座村サンが泣いてる。大丈夫か?」
    「目にゴミが入っちまったんだよ……!!」
    「天理……あんなに小さかったのに、すっかり成長して……」

    「「あ」」
    「あっ……あちらの、なるほど……どうも……」
    「あっ、こちらこそ……どうも……」

  • 169二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 12:44:21

    そういやイヲリと天理って歳同じなんだよな・・・

  • 170二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 12:49:46

    天イヲキテル…?

  • 171二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 20:01:53

    ほしゅっとく

  • 172保守ありがとうございます125/11/11(火) 20:15:15

    「それじゃ、お疲れ様でした!お気をつけて!」
    「こちらこそ、今日はありがとうございました」
    「……では、また!」
    「はい。またお会いしましょう」

    「今日一日、楽しかったか、イヲリ」
    「うん。まさかお父さんが……本人が来てるとは思わなかったけど……」
    「そうだよなぁ、言うなれば噂をすれば影、って感じだもんな」
    「自分のそういう本を見てノーダメージの漆羽さんが異例なんだよな……」
    「こんなに大勢で来てるとも思ってなかったけど!!」

    「天理、お疲れ様。一緒に帰ろう」
    「円慈……どうしてここに?」
    「父さんが、迎えに行ってあげなさいと。その様子だと、楽しめたみたいだな」
    「うん。すごく……夢みたいな一日だったよ」


    「ところでイヲリ、お前どんな本を書いたんだ?」
    「げっ、それ聞くの……!?」
    「当たり前だろうが。俺ァ本人だぞ、本人。見る権利がある」
    「その言い分ずるくない!?」
    「それに父親だ、娘の作品は気になるだろ。いくらだ」
    「あーー……実はうちの新刊、おかげさまで完売しまして……」
    「なっ……!!」ガーン
    「私の分はあるから、それなら貸してあげる」

  • 173二次元好きの匿名さん25/11/11(火) 22:59:33

    漆羽さん本当にメンタル強えな…
    天理にまともなお兄ちゃんがいてくれてよかった

  • 174二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 01:37:50

    見る権利は確かにあるけどいいのか…ほんとにいいのか座村さん!?

  • 175125/11/12(水) 07:05:34

    「これが……イヲリの書いた本……」
    (正直、怖くねぇわけがない)
    (あの日見ちまったトラウマが、まだ少し残ってやがる)
    (でも……)

    『……ちゃんと 見てあげてね』

    「……読むか」
    (…………)
    (戦時中の描写が細かい。この時代にあったもの、無かったものを把握している書き方だ)
    (メインは行為なんだからよ、こんな細かいところまで凝らなくったって……)
    (……いや、実在の人間を書くからこそ、俺たちが生きている舞台、世界も入念に書いてるのか)
    (漆羽の言った通りだな。こいつァ、愛情と敬意がなけりゃ書けない)
    (人間の感情表現も上手いな。読み手の興味を冷めさせずに、どんどん頁を捲らせる)
    (感情を丁寧に描いているからこそ、肝心の行為シーンの色気が輝く)
    (行為の描写もいい。ヤられてるのが俺じゃなけりゃ、勃ってたかもしれねえ)
    (そういや……アイツは昔から絵を描いたり、創作することが好きだったな)
    (今やこうして、自分の創作物を本として形にするほど成長して……)
    (……イヲリ)
    (ありがとうな…俺を 書いてくれて)

    「………大きく…なったな」

  • 176125/11/12(水) 13:21:56

    「イヲリが俺のナマモノを書いてると知って、しばらく経つ」
    「相変わらず、大学生活と家事の合間に、元気に小説を書いてるよ」
    「前と変わったのは……隠したりしないで、話してくれるようになったんだ。たまに監修や校正をすることもある」
    「アイツはどんどん腕を上げて、人を魅了する作品の作り手になっていってる」
    「見なくてもわかるよ」

    『おいイノリ、なんだこの絵!!』
    『え?今度の連載会議に出すやつ。やっぱいつの時代も師弟萌えよね〜』
    『じゃなくて!コレ、どう見ても俺と漆羽じゃねえか!!』
    『こないだ道場見学させてもらった時に閃いちゃって……てへ』
    『てへ、じゃねえ!!可愛く言えば済むもんじゃねえぞ!!』

    「……お前と、性癖が一緒だから……」



    イノリ「なーーに辛気臭い顔してんのよ!人が帰ってきたってのに!!」
    「げぇっ、イノリ!?帰ってくるの、夕方じゃなかったか……」
    「手続きが早く終わったのよ。二ヶ月の入院程度で人の写真の前でボソボソ話して、ならビデオ通話しなさいよ」
    「す、すまん……やり方を知らなくて……」
    「ていうかイヲリの本どこ?早く読ませてよ!いいなー、私もイベント出たかったー」
    「分かった、分かったから!とりあえず荷物下ろしてゆっくりしててくれ……」

  • 177二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 19:51:00

    イノリさん生きてる!!!平和時空だやったー!
    親子で趣味共有出来るのいいね…だけど旦那さん受け読めるのかイノリさん

  • 178二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 19:54:18

    腐女子は結構自分の旦那でBLいける人いる

  • 179125/11/12(水) 22:02:08

    「やめろ座村サン……そんな乱暴にされたら……あっ、あぁん!」
    「うるせえ!!なんで音読してんだ!!」
    「本人だから」
    「理由になってねえよ……黙読しろよ、黙読」
    「もちろん最初は黙読してたぞ。でも読んでいくうちに、この状況になったら俺はなんて言うかなーって思って」
    「この時点でだいぶおかしいんだよな」
    「なら台詞を口に出してみればいいんじゃねえかなって!本人だからな!」
    「漆羽さん……あんた、純粋すぎるぜ……」

    「井倉、あれ読んだ?」
    井倉「もちろんだ。奴と俺は同じ、世界を綴りし者だからな」
    「大学生にもなってソレって、もはや筋金入りだわ……まぁ、それは置いといて。良かったよね〜」
    「高校生の頃から着実に腕を上げている……俺も負けていられないな」
    「あんたの投稿してるサイト、人気になれば書籍化されるんだっけ?」
    「ああ。俺の『†夜を払い舞い降りる黒翼の剣士† -終焉の空と濡羽色の雛鳥-』が書店に並ぶ日も近い……サインをやろうか?」
    「いらね〜、てかタイトルなげ〜」

  • 180二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 22:12:22

    音読で酒噴いた
    メンタル強すぎんよ

  • 181125/11/12(水) 22:47:22

    「伯理ィ〜〜〜〜ッ!!♡♡」ハクリッ
    伯理「うわっ!!最後まで出番がないと思ってたのに!!」
    「あれだけ俺が伯理伯理言っておいてお前が出てこねえ訳がねえだろ?チェーホフの伯理ァ〜〜!」ハクリハクリ

    (あぁ……やっぱり、イヲンさんの本はいいな)

    「そこまでにしておけ。伯理は吸うものじゃない」
    「そうだよ、それに夕飯前だよ。ご飯入らなくなっちゃうよ」
    「お前は宗也が伯理を食べる前提で話を進めるんじゃない……」

    (外界から意識が切り離されて……作品の世界に突き落とされる。没入できる)

    「あ〜〜伯理、伯理、はく〜〜……り゛ッ」ジュボッ
    「え?」
    「……何の音だ?」

    (俺もいつか、こんな話を作れるのかな……)
    (……いや、作るんだ。必ず)

    「ん?」ゴクン
    「うわーーッ!!え、エンジ!!ほんとにハクリが食べられちゃったよお!!」
    「宗也!!ぺっしなさい、ぺっ!こら逃げるな!!……すごく速い!!」

    (本当に、この本を買えて……イヲンさんに出会えて、よかった)

  • 182二次元好きの匿名さん25/11/12(水) 23:28:35

    伯理、気配なかったから平和軸だけど下宿とか出来てるのかなと思ったのに!?
    宗也も創作で発散してくれ

  • 183125/11/13(木) 07:16:05

    「幽、あの日からご機嫌だね。さっきも公園でギコギコしてたし」
    「奴は今頃、俺たちの新刊を読んでいるはずだ。そして精神が程よく崩れたところを狙う。順調だな」
    「……あのさ幽、ずっと考えてたんだけど」
    「なんだ?」
    「座村があの会場の場所を知ってたってことは、チケットを買ってたんだよね?」
    「つまり、アイツはナマモノを買う意志があった、それか近しい考えがあったわけだよな?」
    「「なら耐性だってあるんじゃね(じゃない)?」」
    「…………あっ」
    「幽のナマモノ計画、やっぱり頓挫してたみたいだな」

    右嵐「斗斗ちゃーん!写真見たよ、思った通り超似合ってた!」
    「ありがと……ボクは超恥ずかしかったけど」
    「まだまだ斗斗ちゃんに着せたい服、たくさんあるからね♡」
    「うう……フリルがたっぷりの服はもう勘弁して……」
    「あれ?BL読んでる!珍しい、いつも百合しか読まないのに」
    「うん、なぜか惹かれちゃったんだよね。どうしてかな?」
    (……あー、吸血鬼パロ本だからじゃない?)

  • 184二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 08:39:54

    うるさむ本にチヒさむ本か・・・

  • 185二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 16:03:06

    毘灼が何もできなかったのはよかったけどハクリァが…

  • 186125/11/13(木) 18:35:39

    幸禎「今度は俺も出る」
    松おじ「あと三年後だな」
    「俺は十七歳だ!大人だ!」
    「やれやれ……瓶伍、お前からも何か言ってやってくれ」
    瓶伍「あーー……大人になるってことはな、人間が【規制済み】になったり、肉が【検閲済み】とか、内臓が【閲覧禁止】で【違反】【検閲】【ダメ】な本を……」
    「そのくらいでいい、幸禎が怯えている。全く、君の趣味嗜好はいつ聞いても身の毛がよだつな」
    「デンドロフィリアに言われたくねえ……」

    「全く……考察本で抜くなど信じられん!!お前の嗜好は甚だ冒涜的だ!」
    北兜「はは、実に甘美な褒め言葉だ」
    「嗜好も耳も腐っているのか!?気色悪い!!」
    「……ん?久々李、ふるーつ牛乳さんの国重考察本が無いぞ」
    「欠席だそうだ。周りの方曰く、外せない仕事が入ったらしい」
    「それは残念。またおつかいを頼むとするか」
    「あと、会場に本物の座村と漆羽がいた」
    「!?」ウルハ サムラ ウルハ サムラ
    「生の雀も見てきた。二人のツーショットも撮ってきたぞ」
    「!?!???!?」
    「これだからイベントはおつかいを頼むのではなく、現地参戦に限るな!!」

  • 187二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 19:37:12

    ツッコミどころ多いエピローグで草ァ!

    デンドロフィリア検索しちゃった 松おじは松萌えか…
    北兜は業が深すぎるし座村さん漆羽さんのツーショを撮る久々李ちょっと微笑ましい

  • 188二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 19:50:37

    北兜が来なくて本当に良かったな…

  • 189125/11/13(木) 20:26:09

    亥猿「壱鬼ィ!!いるか!!」
    斬ちゃん「いっち〜、いる〜?」
    壱鬼「どうしたんだ、二人同時に」
    「コイツが気持ち悪ぃ絵を見せてきやがる!!」
    「ひどいんだよ、私の描いた絵をボロクソに言うの」
    「…………」スッ
    「一歩下がるなよ!!間に立っててくれ!!」
    「まったく、部下の趣味くらい好きにさせてあげたらどうだ」
    「……こいつの描いた絵を見てから言ってくれ」

    「はい。自信作」
    「幼稚園児の落書きにしか見えねえよ。なんだこの棒人間」
    「勢いのある線に、シュールレアリズム的な構図がいい絵じゃないか」
    「テーマは『白禊流をほろぼす私』」
    「……そ、そうか。この……長い棒を持っている?人?は……」
    「こっちが私で、これは私に生えたちんちん」
    「…………なるほ……ど……?」
    「それで、この黒いのがさむらで、緑のがうるは。灰色のがお爺ちゃん。全員倒してるの」
    「……その、ソレが随分と大きく……人と比較して5mくらいあるように見えるが」
    「デカいほうが格好よろしいでしょ?」
    「お前がその絵を見せるべきは殺戮ホテルの支配人だ!!」

  • 190125/11/13(木) 20:55:25

    柴「邪魔すんでー」
    国重「おー、柴!待ってたぞ!」
    千鉱「……邪魔するんやったら帰ってー?」
    「おお!チヒロ君は分かっとんなあ!はいコレ、お土産」
    「ありがとうございます」
    「で、お前にはコレ。妖刀関連の同人誌。お前も好きやなあ」
    「第三者からの視点は、全ての作り手に欠かせないものだからな」
    「あ、そういや久々に座村の奴とも話してきたわ。娘さんや奥さん共々、元気そうやったで」
    「そうかそうか!今度うちでご飯食べないか、って伝えといてくれ!」
    「そのご飯作るの俺だけどね」
    「いいじゃねえか、チヒロのご飯は絶品なんだから!」


    「後で知ったんやけど、俺の趣味で買った本の作者が……」ワイワイ
    「マジか!えっ、それ、座村は知って……」キャッキャ

    (同人誌、ってなんだろう)
    (わざわざ柴さんに買ってきてもらってるくらいだから、凄いものなんだろうけど)
    (父さんは 同人誌のことになると いつも言葉を濁した)
    (厚さも大きさも色々あるけど、中身は一体どんな……)
    「あっ、風でページが……」

    「発行者:イヲン(@mura/mura/samura)」
    (イヲン……発行者、ってことは、この人が作者なのか?)
    (父さんたちの会話──買った本の作者と、それを座村さんが知ってるのか、って話)
    (ということは、この本はもしかして……)

    「イヲリの書いた同人誌……?」

    おわり

  • 191125/11/13(木) 21:09:20

    投票画像!つまりダイス回せる!という考え一つで書き始めた話がこんなことになるとは……
    安価でいただいたキャラも全員入れられて満足です。皆様の反応レスも嬉しかったです!
    長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

    P.S. バチSSスレがもっと増えますように……

  • 192二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 21:30:16

    >>191

    お疲れ様です!

    笑いと感動をありがとうございました!!!

    ftnr好きなので斬ちゃん先生のファンになりそうです

  • 193二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 21:53:20

    完走お疲れさまでした!笑いと感動をありがとう
    最後チヒロたちまで出て来て嬉しい!というか柴さん座村受け読むんか&あの現場に買いに来てたんか草
    メインの座村親子は勿論、いい人だけど最後までフリーダムだった漆羽さんがめっちゃ好き 音読草
    平和時空の湯煙スクワッドの人たち振り回してるんだろうなあ

    同じ世界線で今度はチヒロが同人活動に目覚める続きも見たいと希望しつつ

  • 194二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 22:52:43

    完走乙!
    この世界線で七本目の存在が表にでたらどうなるんだろう

  • 195二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 23:48:36

    完結乙!一気読みした

  • 196二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 23:52:00

    このレスは削除されています

  • 197二次元好きの匿名さん25/11/13(木) 23:57:20

    お疲れさまでした!ちょくちょく原作のセリフや言い回しが使われてるのも面白かった
    最後の最後にハクリ吸われてて草なんだ
    漣家のあのうるささを無視しきれるほど没頭出来る趣味に出会えてよかったね天理

  • 198二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 07:21:02

    天イヲとかいう父親大好きな近い歳同士のCPに気ぶりそう

  • 199二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 08:21:46

    自分が座村さんを鳴かせてる本見てチヒロくんは座村さんと顔合わせ辛そうw

  • 200二次元好きの匿名さん25/11/14(金) 09:34:06

    このレスは削除されています

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