- 1二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:25:52
- 2SS初心者サイバー流22/04/30(土) 08:27:26
- 3二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:30:12
- 4二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:31:25
いや草
- 5スレ主22/04/30(土) 08:34:51
ヒャッホーイ!!!!!!
- 6二次元好きの匿名さん22/04/30(土) 08:53:44
タキカフェは健康に良い
- 7SS初心者サイバー流22/04/30(土) 09:46:20
お待たせいたしました エミュ下手くそでもご容赦を
タキオン「なぁカフェ、私でも飲めそうなコーヒーってあるかい?」
カフェ「…は?」
大の甘党で苦いものが嫌いなはずの恋人が、突然そんなことを言い出した。
カフェ「…どうしたんですかタキオンさん、ついに度重なる実験で脳がやられたんですか?...まさか、昨日盛り上がってる時にどこかに頭をぶつけたんじゃ」
タキオン「そんなわけ無いだろうカフェ!?恋人に対するセリフじゃないよ!?」
カフェ「…冗談です。少し時間がかかりますが、それでもいいですか?」
タキオン「構わないよ。君が作ってくれるなら、なんだってご馳走だ。」
カフェ「もう…おだて上手なんですから..」
ほんのり赤くなった顔を背けて隠しつつ、作業に入る。
たっぷりお湯を沸かし、ドリップに紙とサーバーをセットして、沸かしたお湯を紙全体に注ぎ、道具を温める。道具を温めたらお湯は捨て、二人分の粉を入れる。粉にゆっくりお湯をかけ全体が湿ったら、30秒蒸らす。そこまでして、じっと見られていることに気づく。
カフェ「….何ですか?」
タキオン「..いや、こうしてみると横顔も美人だと思ってね。様になっているよ、カフェ。」
カフェ「!?からかわないでください!」
タキオン「…からかってないんだがねぇ..」
お湯を中心から「の」の字を描くようにまわしながら注ぎ、粉全体がお湯で浸ってしまう前に止め、水位が下がるのを待つ。その際にお湯を落としきると、上澄みの雑味が出てしまうので抽出液が落ちきる前に次のお湯を注ぎ、完成。
甘いバニラの香りが、ふわっと漂う。 - 8SS初心者サイバー流22/04/30(土) 09:46:33
カフェ「…どうぞ。『ライオンコーヒー』です。バニラの香りが強く、苦味が少ないのでタキオンさんでも飲めると思います。」
タキオン「ありがとう。いただくよ、カフェ。」
そう言ってタキオンさんは、コーヒーを啜った。本当、黙っていれば顔は整っているのに…
タキオン「うっ!?…ふふ、やはり苦いねぇ。」
カフェ「…それにしても、本当にどうしたんですか?大の甘党で苦いものが嫌いなはずのあなたが急に『コーヒーが飲みたい』だなんて。何かあったんですか?」
タキオン「いや、簡単なことさ。恋人の好きなものを、味わいたかったんだ。」
カフェ「タキオンさん…」
タキオン「しかし口の中がまだ苦いな…口直しに、カフェ。君をいただけるかな?」
カフェ「…ふふっ。ええ、どうぞ?んっ..♡」
そう言って私は、長い、長いキスをした。ほんのりとした苦味とバニラの香りは、なぜかとても心地よかった。
…この後何が起こったかは秘密です。ただ、『せっかく入れたコーヒーは、すっかり冷めてしまった。』とだけ、言っておきます。
FIN.
長文失礼いたしました