- 1二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:45:43
- 2二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:48:55
- 3二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:50:35
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- 4二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:54:07
- 5二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:54:30
業平半助雅乙
- 6二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 19:58:46
- 7二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 20:13:46
- 8二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 20:37:13
侍りすぎだよなこれは
- 9二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 21:05:29
- 10二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 21:49:40
- 11二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 22:12:01
半助に対して熱い留もだが、ボコボコにされて緊迫した顔してたのに半助だと分かった途端「アンタのことだよ~^^」「先生♡何言ってんです^^」ってとびきり笑顔になった文次も良かった
戦闘の構えを仙蔵に咎められて慌てて解くとこ含めて年下の良さを感じた
低学年の頃、親や兄弟恋しさに半助の部屋を訪れた犬猿見てみたい - 12二次元好きの匿名さん25/10/30(木) 22:49:03
軍師は八方斎を脅しつつも結局さらっと許してる半助に代わって八方斎を足で引っ掛けて転ばせて密かに復讐してる小平太とか随所に生徒から土井先生への愛が感じられて良い
元に戻った土井先生みて長次や仙蔵も涙ぐんでるんだよな
- 13二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 03:25:48
ドクタケにいる半助は解像度高くて次元のちがう美しさだった
長身で小顔で完璧なパーツ、長い睫毛と唇は色っぽくて作者が学園一顔がいいというだけある
滅多にない美人が来て六年生も興味津々だっただろうし母性もあるからホームシックな忍たまは色々とお世話になっただろうな
半助が初恋で精通の生徒や卒業生いっぱいいそう - 14二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 07:39:35
町中の女や城主や外国から来たカステーラも熱狂させた半助を見て育った忍たまは美女ではイケないチンコになっている
- 15二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 08:25:38
このイケメンすぎる留三郎が半助の気を引こうと甘えたり背筋をピンと伸ばしながら返事をしたり半助にエッチなことを考えてすぐに勃起する童貞ムーブすると思うと堪らぬな
- 16二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 09:33:45
半助の乳房を取り合い喧嘩になった留三郎と文次郎を諭し片乳ずつを吸わせる半助
- 17二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 11:40:59
犬猿の始まりが半助の取り合いだったら胸アツ
- 18二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 11:42:15
どっちが先に挿入するか揉めて縦割れアナルに二本差しでアンアン言っちゃう包容力たっぷりの土井先生もいますか?
- 19二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 13:03:45
犬猿と3Pしたらどっちが半助をいかせるかで競い出して半助のとろまんに二本刺さり三人同時にイッて勝負が有耶無耶になる
- 20二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 13:24:19
タソガレドキの殿って南蛮被れだし、夜襲にあって逃げてる最中にカステーラさんみたいな南蛮人に拉致されて見世物としてドル箱にされた夜霧ちゃん(仮)の類まれなる美しさと抜群の身体能力に目をつけた殿が南蛮人から買い取ってタソガレドキ入りするルートも有り得るな
殿付きの参謀として育てられるから雑渡さんの部下ポジではなくゆくゆくは年下の同僚どころか目上になる可能性があるのも夢が広がる - 21二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 14:40:13
- 22二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 17:34:06
夜霧に跪く雑渡見たいな
元々身分が遥か上で虐殺がなければ美しい若君として出会ってたかもしれないのが悲しいところだが
それにしても外国人のカステーラからもドル箱と呼ばれる半助やばいよな
それだけ可愛くてそそるってことだろ
- 23二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 19:09:29
- 24二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 20:27:57
忍たまはよく作り込まれてるから雑渡の半助に対する執着と愛が後に利吉が荒れるフラグにならないかとゲスパーしてる
- 25二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 21:25:39
留三郎と文次郎の精通が半助と知りなぜか悔しがる雑渡が半助で精通したいと言い出し『土井先生と生徒』の禁断ごっこを始める
- 26二次元好きの匿名さん25/10/31(金) 22:41:07
- 27二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 02:50:18
- 28二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 09:23:09
当たり前やが年下の利吉や留三郎が半助に敬語を使い半助はくだけた話し方して雑渡や年長には敬語を使う半助がすこなんだぽ
- 29二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 09:56:33
雑渡さんも土井殿に敬語なのが更に良い……
半助は先輩先生方には敬語だけど伝蔵さんにはちょっとくだけてるのが甘えが見えてそれも良い
そしてやはり石川との気安いやり取りがめっちゃすこ
素の半助って感じ
絶対無理だけど石川と修行時代にバカやったりしたとこ観たかったな
興味半分でえっちしてると思う
- 30二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 13:16:07
雑土の敬語は夫婦っぽくていいな
- 31二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:31:59
雑土は昭和~平成初期のBLが似合う
人身売買闇オークションにかけられた夜霧ちゃんを現在価格1億円で競り落す若雑見たい - 32二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 17:52:12
- 33二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 18:47:11
絶世の美男というだけでもいくらでも金を出す変態はいる上、国の明暗を左右する最強頭脳持ち
さらには傭兵としてのスキルや経験値も高いからどの国から見ても魅力でしかない
半助は「金は惜しむな」の超逸材だよ - 34二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 19:48:34
オークションの時に暴れないように薬漬けにされててぼんやりしてる夜霧ちゃん
軍師の映画で竹高に謁見してる時みたいな表情だったら萌える
ところで軍師原作で洗脳に薬使われてたって聞いたんですがほんとなんです? - 35二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:38:08
- 36二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:39:41
- 37二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:48:52
半助って恐らくは組ぐらいの歳で親どころか一族全員失って身一つで逃げてたんだから公式の寺(多分石川と修行)からのカエンタケ(なんでもやらされた)もかなり悲惨だけどレスにある通り、捕まって売り飛ばされたり、男娼に身を落としたり、他の陣営に拾われて囲われるとか普通に有り得たんだと思うと妄想が広がる
傾城屋の人気男娼 夜霧ちゃんからの福原の豪族の遺児として福原を奪う旗印としてタソに身請けされるルートもあり - 38二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:17:21
- 39二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:42:43
- 40二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 22:34:24
試食として挿入されまくり可愛い穴が充血してしまう夜霧
- 41二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 22:35:07
どうせいつか処女喪失するので石川に奪ってもらった石土井①
「お前本当にいいのか?」
「くどい」
「はぁ……」
布団の上で睨めっこすること四半刻、ようやく石川は腹を括り、腹切でもするかのような緊張した面持ちの悪友の頬を撫で、肩を抱き寄せると、男のくせにやたら艶やかな薄い唇に自分のそれを重ね合わせる。ビクリと一瞬後退しそうになった身体を奮い立たせるように石川の背中をギュッと握り締める感触に、役得だなと内心ぼやいた。
事の発端は「同衾してくれないか?」という突拍子もない、だが、あまりにも切実な提案からだった。
曰く、このような生業に身をやつすからにはいつかは男に身を委ねる時がくるので、最初は信用のおける男と済ませておきたい、と。
確かにこの男は身なりに無頓着にも関わらず綺麗な顏をしており、白くてしなやかな体つきを坊主が舐めまわすように見ているのは日常茶飯事だ。身の危険を感じるのは正しい。
かく言う石川も、コイツを抱けるか抱けないかと問われたら迷わず抱けると答えられる。だが、その前に彼はたった一人の親友なので、そういった欲が湧かなかっただけで。
さてどうしたものかと思考を巡らす石川に痺れを切らせたのか、頭にも馬乗りになりそうな気配を感じ、石川は両手を挙げて降参し、理性を手放したわけだ。
啄むような口付けの合間に唇の隙間から舌を差し入れると、奥に引っ込んでいた舌が、戸惑いがちにそれに絡ませようとしてくるのがあまりにも健気だ。やり方を教えるようにこちらから積極的には舌を吸い、上あご、歯列を順に舐め回すと飲み込みきれない唾液が口の端を伝う。
息の仕方を忘れてしまったかのようにくぐもった声が漏れる。
「ほら、ちゃんと息継ぎしろ」
指を差し入れて呼吸を促すと幼児のようにそれをしゃぶり始めた。物慣れないのにどこでそんな芸当を覚えてきたんだろうかと頭を抱えそうになるが、多分、無意識なのだろう。 - 42二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 23:02:41
つづき
調度良いのでそのまま指をしゃぶらせながら、石川の唇は首筋から鎖骨を辿る。浮き出た鎖骨を甘噛みすると「ふっ……んっ」と息をこぼすような微かな嬌声が漏れ聞こえる。
修行着で隠れるかギリギリの位置に吸い付くと、白くて見るからに薄そうな皮膚には簡単に赤い花弁が散る。
「おいっ、見える所に残すなよ」
既にいっぱいいっぱいの赤面で房事中に説教してくるもんだから、石川の心にムクムクと悪戯心がわき起こる。
「見えなきゃいいんだな?」
言うやいなや色素の薄い乳輪周りを執拗に吸い上げると、遂にしゃぶっていられなくなった指を口から離し、「あんっ!……あっ……や」と鈴が転がるような嬌声があがる。
その艶やかな様に下半身に血が集まるのを感じ、調子に乗った石川はわざと決定的な所を避けて胸周りに吸い付き、舐め、甘噛みする。断続的に高い嬌声を零す口から、段々と非難めいた色が滲む。
「もうっ……そこばっかしつこいっ」
「見えない所をならいいんだろ?」
「だからっそうじゃなくてっ……つっ」
「ハッキリ言わなきゃわかんねぇよ」
敢えてシラを切って、今度は唾液で濡れた指で淡い桃色をした乳輪の周辺を撫で回すと、早くそこに触ってほしいと言わんばかりにビクビクと震える身体が指をそこに誘う、が、まだ触れない。
信じられないものを見るように抗議してくる大きな瞳をじっと見返すと、観念したかのように目をギュッとつぶり、
「もうっ……乳首さわってよ」
顔を背けて、蚊の鳴くような声で懇願する、潔癖な少女のような痴態に気分を良くした石川は、躊躇わずに胸の頂きに吸い付いた。
「あっ……あぁんっ、あん」
求めていた刺激を与えられて、甘やかな声が部屋に響く。それは今まで抱いたどんな女よりも心地よく耳を震わせた。
- 43二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 23:51:34
つづき
乳首を舐めしゃぶり、時に歯を立てると、最早閉じる事を忘れてしまったかのように絶え間なく嬌声があがる。
普段の怜悧で気品のある姿からは想像できないあまりの痴態に石川の自身も反り返っている。
胸への愛撫はそのままに、まだ唾液で濡れている指を秘所に這わすと、身体が大袈裟に揺れるが、構わず指を1本挿入すると、そこは既に香油でしっとりと濡れた感触がした。
「自分で慣らしてきたのか」
乳首をじゅっと吸い上げてから顔を覗き込むと、これ以上ないぐらいに真っ赤に耳と頬を上気させ、羞恥に目を潤ませいたたまれない顔でゆっくりと頷いた。もし自分が断っていたら、このほどよく溶けた菊門を、彼は持て余し、泣く泣く自分で慰めていたかもしれないと思うと、自分でも悪癖だとしか言いようがないが、たまらない興奮をおぼえた。
程よく解れた蕾は2本目の指も抵抗なく飲み込んだ。だが、やはり初物だ。入口付近は異物をきゅうきゅうと締め付ける。だがそれがまた中の蕩けるような柔い肉との対比がよい塩梅だった。「痛いか?」と念の為尋ねると、異物感と未知の感覚に息を乱しながらもふるふると顔を横に振る。
傷つけないように注意ははらいながらも指を平げたり、更に奥に進めたりと楽しんでいると、ふくらと膨らんだ部分に第1関節が掠めた。
「あぁんっ!あぁっ、えっ、なに……?」
雷に打たれたように、しっとりと汗ばんだ身体が白魚のように跳ねる。どうやら彼のいい所、前立腺を探し当てたようだ。2本の指で膨らみを挟むようにくにくにと押し潰すと、許容量を超えた快楽にビクビクと身体を座興させながら叫ぶ。
「石川っ石川っ……待って、こんなの知らない。無理。ダメだって」
「待たない」
友の必死の訴えを無情にも却下し、指の速度を早める。
「だめだめっ!おかしくなる……やっ……あぁぁぁぁっ」
一際大きな嬌声をあげると、今夜一度も触れてない彼の花芯からピュッと白濁が零れた。
「お初で中イキとは、お前才能あるな」
荒い息遣い、脱力した身体、きゅうきゅうと石川の指を締め付ける蕾。石川のそれも既に痛いほど張り詰めている。
- 44二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 02:40:59
石土は相当惚れ合ってて相当やってきた空気出してたから今リメイクしたら確実に騒がれる
作画もエッチすぎた - 45二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 06:51:41
つづき
もう一本指を添えて仕上げとばかりに指をバラバラに動かし、もう一度中をぐるりと撫でて引き抜く。されるがままに嬌声をあげ、震える身体と、指を恋しがるようにひくひくと閉じきらない菊門。確かに処女のはずなのに、まるで手馴れた遊女のような痴態に目眩がした。これで挿入れたら本当に気をやってしまうのではと躊躇ったのは一瞬で、石川は欲望の赴くまま、欲しがる開花寸前の蕾に硬くて太い、いきり立った逸物を宛てがった。その熱さに、蕩けた顔で息を整えていた男がそこを見遣り、ギョッとしたように身じろいだ。
「なんか……風呂で見た時より大きくないか?」
「勃ってんだから当たり前だろ」
「待って。これは想定外だった。無理。そんなの入るわけない」
「ここにきて、はいやめますってなるか馬鹿」
逃れようと後退する腰を抱え上げてガッチリ固定する。無理やめて口でするからと抗議が絶えないが、下の口は早く欲しいと誘い込むようにひくついている。石川はその愛いいおねだりと自分の欲望に逆らわずに、一気に挿入した。
「あっ、バカッ、んっ……あぁぁぁぁぁ」
悲鳴のような声と生理的な涙が溢れ、衝撃をどうにか受け止めようとしてるのか、首に腕を絡ませて強く抱きつく。忍らしく切り添えられた爪が立てられ、石川の背にピリッとした痛みが走る。暫く動かずに、石川の怒張を受け入れた縁が切れてないか指を這わせる。
「痛いか?」
「痛くないけど……」
心無しか膨らんだように見える下腹部にそっと指を這わせて呟く。
「ここ全部石川でいっぱいになってる」
その瞬間、石川の脳内に耐え難い征服欲が迸り、その欲求に逆らわずに激しい律動を開始する。
「やっ!なんで急にっ……あっあっ……もっとゆっくり……あんっ」
「お前が悪い」
先程見つけた膨らみを亀でぐりぐりと刺激すると、堪らず甲高い声が絶えず、だが、もっとと強請るように石川の腰に足が絡みつく。
「あっあっあっ……そこダメっ……ンンっ……おかしくなる……あっ」
「ダメじゃなくてイイだろ」
素直じゃない口を塞ぐと、上も下も粘膜を刺激されるのが堪らないのか、雄膣がきゅうきゅうと搾り取るかのように陰茎を締め付ける。
特に角度を変えながら何度も深く口付ける際に無精髭が掠めると、それは顕著だった。
「お前、髭が当たるのがイイのか?」
- 46二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 08:01:00
つづき
思わずそう尋ねると、
「別にそんなんじゃないっ」
「ふぅん」
今度はわざと頬から首筋にかけて髭を当てると、やはり縁がきゅうと締まり、中の媚肉がいい具合に絡みつくように動く。
あまりの気持ちよさに石川が息をつくと、ようやく自分で制御できないその動きに気づいたのか、誤魔化すように悪態をつく。
「痛いだけだからなっ……ちゃんと剃れよ」
「お前は剃らなくてもつるつるだもんな」
気にしていたのか、キッと睨まれて頬を抓られる。余裕が出てきたようなので容赦なく腰を打ち付け始めると、狡いと拗ねた声ごと塞ぐ。深く重ね合わせて顎に髭を掠めしながら、舌を絡ませると上も下もぐちゃぐちゃと粘着質で卑猥な音が敏感になった聴覚を刺激するのか快楽をなんとか逃そうとする身体をぎっちりと抱え込む。流石に苦しいのか背中にキツく爪を立てられたので唇を離すと、行き過ぎた快感で脳が溶けたような顔で
「はじめては痛くてしんどいって書いてあったから頼んだのに、こんなずっと全部気持ち良いのおかしい……」
戸惑った子供のような、素直な言葉が漏れた。石川の中で何かが切れる音がした。
まだ残していた部分まで全て収めると、まだ秘められていた奥をこじ開けるぐぽっと聞いたことがない音がする。本当はここまでするつもりではなかったが、これは完全にコイツが悪い。
信じられないと目を見開いている無自覚に人を煽る自分と同じぐらいのろくでなしに目を合わせて告げる。
「俺も全部気持ちいい。お前の声も肌も生意気なとこも素直じゃねぇとこも、勿論ま〇こも」
「ま〇こじゃないっアホ!」
普段あまり甘い言葉は吐かない石川からの睦言に盛大に照れたのか、かなりいっぱいいっぱいのようだ。
「珍宝入れられて善がってんだからま〇こでいいだろ」
奥で小刻みに揺らすと堪らないようでぎゅっと唇を噛み締めてどうにか快楽を散らそうとするが、一旦入口付近まで引いた怒張を再度奥まで挿入するともうダメなようで「気持ちいい」「もっと」と与えられる快楽に身を委ねるようになった。石川もそろそろ限界が近い。
- 47二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 09:35:09
半助と石川のセッ.クスシコすぎるな
- 48二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 11:20:07
- 49二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 11:29:42
- 50二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 13:40:49
つづき
ぐぽぐぽと最奥を責め続けると「あっ」と微かな震え声と共に色の淡い花芯が透明な液を吹いた。粗相をしたと勘違いして慌てて身じろいだのを、頭を撫でて宥める。
「はじめてで潮まで吹けるの、お前才能あるな」
「嬉しくない。全部石川が悪い」
粗相ではないとホッとしたのも束の間、恥ずかしいのは変わらないようで額を擦り付けられる。手入れの悪い髪がチクチクとあたる。出会った頃の絹糸のように靡く髪を思い出して、共に積み重ねた過酷な日々を想う。
このまま最奥に加減なくぶちまけるところだが、ここで理性がはたらくぐらいにはこの男が大切だ。
グッと堪えながら引き抜こうとすると、毛の1本すら生えていない白い足が腰に絡んできた。
「おい馬鹿。やめとけ。腹下すぞ」
「これからそんな気遣いする奴がいると思うか?」
「……後で腹痛いって泣いても知らねぇからな」
ぐっと上半身を抱き起こして対面座位の姿勢になると、自重で更に奥深い所まで咥え込んだソコを下から突き上げながら唇を啄む。
合間に漏れ聞こえる声もイッたばかりの内部も熱く、熟れて奥に誘って絡みついてくる媚肉に逆らわず、最奥に子種を吐き出した。
離れがたく、挿れたまま強く抱擁して、これだけは言ってやらねばと耳元に囁いた。
「お前絶対今日みたいなこと他の男にはするなよ」
「なんで? ダメだった?」
声を上げすぎて掠れた気怠い声が不安そうに揺れる。
「相手が本気になったら色の忍務で済まなくなって面倒事になるぞ」
房中術というのはあくまで手練手管で骨抜きにして情報を吐かせたり、暗殺しやすくする手段に過ぎない。相手を本気にさせて執着させるなど以ての外だ。こんな痴態を見せたら足の腱を切ってでもコイツを留め置こうとする奴が出てきかねない。珍しく本気で言って聞かせる。
「石川も本気になった?」
「馬鹿」
生まれも人間性も良い奴なのだ。一夜の契なら兎も角、こんなフラフラといい加減な根無し草を想い続けて人生を棒に振らないでほしい。
「お前男の趣味悪いから、いつか目付き悪くてガタイのいい悪知恵がはたらく歳上男に執着されそう」
「ほぼお前じゃないか」
「だからだろ」
いつかそんな日が来てしまいそうだが、その時に今夜の契がコイツの糧になればいい。
どんなに爛れた夜を過ごしたとしても、石川にとってやはり、唯一無二の友なのだから。
- 51二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 13:53:20
- 52二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 14:32:42
- 53二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 16:01:11
このシーンの石川顔が良すぎる
半助があれだけ気安く話して、勝手にどっか行ってしまってもしょうがないなって顔しながら寂しそうな顔してるのがね
1話にぎゅうぎゅうに関係性が詰まってていつまでも味がするよ石土井
- 54二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 18:39:48
石川のスペック
超美形
イケボ(ツダケンタイプ)
雑渡と張る長身とガタイ
半助の親友
半助に会うために天竺から来る
半助がメロつきタメ語で話す
忍者界のスーパースター(半助談)
半助と仲が良くてエロいことが起きないわけない - 55二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 20:23:38
- 56二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 21:17:05
天鬼という概念によりコメディリリーフなヴィラン×闇落ち聖母系ヒロインにもなるエロさ
- 57二次元好きの匿名さん25/11/02(日) 22:23:11
石川の危惧通り雑渡にクソデカ執着された半助は睨み合う石川と雑渡のガチムチ筋に挟まれながら自分のノロケ話を聞かされることに
- 58二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 00:58:28
うおぉ……ドシコり石土ありがとうありがとう
石川って半助の悲惨な過去の一部を共有してる半助にとって本当に特別な男なんだよな…
いつ死ぬかもわからなくて恋とかそんな場合じゃない状況だけどその身を暴かれるなら最初は石川がいいっていう半助の信頼がいじらしい
石土井って最高だな
半助を抱いた過去の男たちは全員死んで行ったんだろうけど石川はしっかり元気に生きてるから今半助のことを想う男たちに半助の初めての男だってマウント取れるの強すぎる
しかも山田先生にも話していない誰も知らない半助の過去を知ってる男…
あれっきりにするにはもったいなさすぎるから名前変えて再登場してくれ石川〜 - 59二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 02:45:04
スレ主なんだが、ここ最近は力作SSが度々投稿されてるので書いた人さえ嫌でなければ、@wikiか↓のサイト使ってまとめることを検討してるので、もしそれはちょっとって人いたら100ぐらいまでに知らせてくれると有難い
萌える作品を投稿してくれて有難う
Writening テキストページを一瞬で作成ユーザー登録不要。テキストを入力すると、共有可能な専用URLが即座に発行されるテキスト共有サービスです。writening.net - 60二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 07:39:32
- 61二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 10:10:29
- 62二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 12:27:11
劣情スレもだけど金取れるレベルの野生の物書きいるよな
ここ見てるやつしか読めないのはもったいないとすら感じるわ - 63二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:41:43
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:46:29
雑渡は命より大事なタソガレドキに半助を殺るように命じられ苦悩しまくり脅威が止まない場合は半助を殺りタソガレドキを去る(抜け忍=死)覚悟を決める後追いルートを考えるほど追い込まれ、半助の無事がわかると半助のところにプロポーズに行き
利吉は雑渡の攻撃で脳震盪になりながらも根性で半助の居場所を探し出し半助と自分と忍たまの死が同時に迫った場面で迷わず半助を選ぶ
これを超える愛を教えて欲しいよな
- 65二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 19:12:51
- 66二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:28:19
- 67二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:43:14
- 68二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:41:58
雑渡が身を焦がしながら手に入れたいと執着する男が土井半助だと公式に判明したわけだが忍たまでこれだけ極まった矢印出すのは珍しいよな
- 69二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 05:29:30
雑渡と利吉の半助に向かう矢印だけ次元ちがうのは恩や友情からくる執着とちがうからだと思う
- 70二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 08:26:56
雑渡は高見の者同士、自分を理解できる男は半助しかいないと考えてる節と、半助の傍にいることでお互いが支えになると思ってる節を感じる
「あなたの苦しみがわかります」
「あなたの苦しみはわかりませんが自分はあなたの力になりたい」
みたいな美しい言葉も雑渡には虚しく響くだけで、その言葉は『何も』知らない人間だから軽々しく言葉にするとも思っていて、自分と同じラインにいる半助がただ黙って傍にいてくれればいいと思ってる
雑渡や半助は見てきた世界や住む世界が違う相手、格下(見下してるわけではない)とは絶対に一緒にならないタイプっぽい - 71二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 10:18:40
雑渡さんは利吉の半助へたいする並々ならぬ想いを知ってても半助が利吉に応えない事を知ってて気にしてなさそうなのと利吉が仕事人間になったのは父親を越える目標もあるけどもっと忍びの世界を知って半助に近付きたい気持ちから来てそうで切なくなってくる
- 72二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 11:37:52
作中最も残忍な忍者隊にいた半助にみんなが何も知らず惚れてるのいい⋯
色んな城が大金出すとスカウトに来るけど誰も手に入れることができないのもいい⋯ - 73二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 13:09:28
利土井も好きだけど、雑渡さんは利吉の思慕の大きさを実感しつつも土井が利吉に恋慕の意味では振り向かないと思ってそうなのわかる
半助から伝蔵さんへの並々ならぬ複雑な想いの方をむしろ警戒してそうだけどまず伝蔵さんがそれに応える事は無いし、半助もそんなことを望んでないって理解してるだろうし
やはり雑渡さんの大穴という意味でも石川強いな·····
流石に昔から石川と交友関係にあるのは知らなそう - 74二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 14:01:59
つどいは不確定だけど利吉が荒れる原因は半助な気がしてきた
利吉が半助に愛を拗らせてるのとここに来て雑渡が半助に激アプローチしてきた事は関係ある気する - 75二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 16:31:14
好意=恋愛感情と限らない事は分かってるけど利吉の好意が甘酸っぱくどでかい思慕と命をかける事で、雑渡の好意が愛する里に入って欲しくて誰にも渡したくない(牽制)はかなりそっち寄りに思う
素性隠してる余所者の半助を身内にしたいってよっぽどだ - 76二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:10:45
石川は半助の中に深く刻まれてるから旅で不在でも存在感ハンパないよ
半助の男経験人数は気にしないけど古くからの親友の石川にはモヤモヤすると思う
雑渡が支配欲とか独占欲みたいなの見せたの半助が初だからな
- 77二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:47:29
- 78二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:04:54
- 79二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:30:37
- 80二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:06:39
昔の男が超絶美形で今も親友ポジとか半助に愛を思い知れのメンツもぶったまげるよな
- 81二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:54:58
自レスになるが半助が石川が旅立ったときり丸に知らされ「そっか、行っちゃったか⋯」と悲しそうな顔をしたあと石川を思い浮かべながら笑顔になるシーンに恋に落ちた
- 82二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:39:28
自分も映画見て尼子先生のインタ読んでたらそう思えて仕方なくなってきた
映画見るまでは利吉がつどい設定みたいな荒れ方するなんて任務で何かあったかまさか伝蔵に何かあったかなのか?ってずっと不思議だったけど映画と尼子先生原案回での利吉→半助の思慕強化エピを見たらこれ原因が半助でも全然おかしくないな?むしろ荒れた勢いで作った子供を半助に預けに来るって半助が原因でしかないな?ってなった
尼子先生どこまでつどい設定考えててその上で漫画描いてたんだろな…恐ろしい人だ
- 83二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 05:26:40
つどいは信憑性ないが利吉の女中が半子似だったら泣ける
- 84二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 08:00:59
- 85二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 08:11:48
つどい注意
雑渡さん子供が好きだから引退後に半助がやってる孤児院に顔出すor手伝いがてら居着くはありそう
たまに石川も来て戦利品を子供達に分けたりするかも(雑渡と牽制し合う)
利吉くんもいつか親になるんだろうね。楽しみだなとか半助に言われてヤケになって外見だけなんとなく半子さんっぽい女中と子供作って孤児院訪れたら当たり前のように雑渡さんいたらキツイな·····
つどい設定はどこからどこまで本当に話したことなのかわからないし正式な設定ではないけど利吉さんときり丸はこれでギスっちゃうんだよな - 86二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 09:11:47
雑渡が忍たまと仲良いのが半助と孤児院するための布石だとしたらかなり見据えてる
xで雑渡がペド扱いされてたから公式が雑土推しになったのかと思ったがかなり前から構想あったんだとしたらすげーわ - 87二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 10:48:10
ただの願望とはわかっているけど尼子先生は雑渡と半助で何か構想がある気がするんだよな
子供向けギャグ漫画ではあるけど子供が読者であることか時代考証に関してはすごくしっかり考えてストーリー作ってる人だし
あんまり表に出さないけどキャラ同士の人間関係も深く作ってあってその上で描いてるし
そんなお人だから雑渡と半助に共通点がいくつかあったり半助を掘り下げた映画に関するエピソードで2人の関係が急激に深まったりっていうのが作者的に何か意図がありそうでわくわくしてしまう - 88二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 12:47:48
雑渡と夜霧の年表がエッチすぎる
恋に落ちた年かもしれない - 89二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 15:08:29
- 90二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 17:12:47
雑渡さんが半助のためにタソガレドキを去る覚悟をしてたことやスカウトを諦めない執着心が判明したことで雑土の孤児院ルートの可能性まで現実味を帯びはじめたのすごい
- 91二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 20:50:53
半助の出席簿を持つ雑渡も将来フラグに見えてきたな
- 92二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 21:26:18
- 93二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 22:21:20
軍師の暗殺命令を受けてから雑渡の中で何かが変わったのは間違いないと思う
あの事件で一番あり得なそうだった雑渡がタソガレドキを去るって選択肢が生えたから定年まで忍びをやるかわからなくなったし火傷を理由に早期引退もあり得る
今の雑渡を見てると半助が一年は組の卒業に合わせて忍術学園を退職して孤児院を開くと知ったら過去のしがらみとか半助に対する想いが溢れてきて自分も孤児院に協力したいと申し出そうな気がする - 94二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 02:17:14
- 95二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:20:04
ドラマCDで半助は自分のものだと牽制する余裕のなさを見せてた雑渡が石川の存在を知り益々余裕がなくなるところが見たい
- 96二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 10:29:49
- 97二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 12:13:22
タソ殿のモデルなだけだけど織田信長の最期がアレだったことを考えるとタソガレドキ=斜陽って名前も相俟って不穏だよな
隠居してもタソガレドキがピンチになったら駆けつけてしまいそうだが、孤児院で半助と穏やかに過ごしてる雑渡さんは夢がある - 98二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 17:35:32
つどい注意!
半助の孤児院で鉢合わせる雑渡と石川
※長くなったので、石川と会う前で小休止ですが、続きは書きます。あまり長くなるようならサイト使います。
「また来たんすか、雑渡さん」
「おかえり、きり丸くん」
本来ならば「曲者!」と叫ぶところだが、この曲者、定期的に米や野菜等の食料、生活用品を差し入れてくれるし、子供たちの面倒もみてくれる。最初は怯えている子達もいたが、子供の順応力は高い。今日も今日とて抱っこをせがまれたようで左右の腕に一人ずつ子供を抱えながら蹴鞠をするという器用さを発揮し、子供たちは大盛り上がりだ。まさに「足長おじさん」なのである。実際、足は長い。
一度、福富家や他の卒業生からも支援がありますから、別に気を使わなくともと伝えてはみたが、曰く、「私は家族もいないし、退職金と年金の使い道がなくてね」とのこと。タソガレドキはまだまだホワイト企業らしい。
何故、雑渡が孤児院の足長おじさんをやっているのかというと、時を少し遡る。
卒業して1年、学園で培った技量と持ち前の要領の良さでフリー忍者として安定した稼ぎを得られるようになった頃、恩師から「孤児院を開こうと思ってる」と打ち明けられ、「やりましょう、先生。大丈夫、僕もいますからなんとかなりますよ」と即答したきり丸に、変わらず大きく丸い目を更に見開かせた土井は、「ようやく独り立ちしたお前を巻き込むつもりはない」「慈善事業みたいなものだから儲かる当てはないぞ」と慌てていた。土井の家は現状所帯をもたないきり丸にとって帰ってくる居場所でもあったから孤児院を開くことを伝えただけで、手伝いを乞うような意図は全くなかったらしい。
まったく、教え子がこんなに立派に育ったのだから少しは頼りにしてくれればいいのに。
「6年間みっちり指導したから先生の生活能力はかなり向上しましたけど、やりくりとかかなり大雑把じゃないですか。子供にだけ食わせて自分は食いっぱぐれる、なんてことないように僕が監視しないと」
「……ありがとう」
素直には言えない性分だが、気持ちは十分伝わったようで、土井は潤んだ目元をごまかす様に指で抑えた。
きり丸と土井がハートフルな家族愛を発揮していた頃、タソガレドキには激震が走っていた。 - 99二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 17:37:28
つづき
『雑渡昆奈門、引退』
雑渡から引退を告げられ、2年前に引退した山本に代わり狼隊の小頭になった高坂はすぐに反応できなかった。
当たり前だが、雑渡は人間なので、歳をとって老いる。全身の大火傷から本人の尋常ではない努力と尊奈門の献身により奇跡的に大復活を遂げたもんだから超越者のように称えられるが、それでも身体の衰えはゆっくりと、そして確実にやってきている。
今のところ忍務に支障はないが、衰えはいつやってくるかわからない。万が一にも忍務中に無様を晒して、自分を庇った部下が命を落とすなんてことがないよう慮っての決断という言葉の重みに高坂は「御意に」とようやく言葉にし、「長い年月、本当にお疲れさまでした。有難うございました」と深く平伏した。
忍軍という性質上、引退しても長く領地から離れることは許されないのが通例だが、雑渡に限ってまず、タソガレドキを裏切ることはないという殿様からの絶大なる信頼のもと、隠居後はかなり自由に動けることとなった。
折角なのだからゆっくり旅にでも行かれては?と魅力的な提案もあったが、押都がもたらした「土井半助が学園を辞して孤児院を開いたらしい」という情報は何より雑渡の心をくすぐった。
何を隠そう、雑渡は土井半助に淡い恋情を抱いていた。今までは立場があったので、本人には勿論、周囲の人間にも悟らせなかった。付き合いの長い押都と山本には勘づかれていたようだが。そんな雑渡の想いを全く知らない尊奈門が積極的に土井に絡んでくれたのは僥倖で、雑渡は内心サムズアップしていた。土井としては心底面倒臭かっただろうが、尊奈門を理由に土井と自然に話ができるのが嬉しかった。何度スカウトを断られたとしても。
孤児院を運営するなら土井にとっての1番が子供達であるのには変わりないだろうが、学園から離れれば今は中立だがいつ敵対するかもわからないというリスクからは解放される。心置きなく会いに行って、じっくり口説くことができる。
5秒の間にそこまで思考を巡らした雑渡の行動も早かった。すぐさま孤児院の場所を特定すると、とりあえずあって困ることはないだろうと米を一俵担いで駆け付けた。その後姿を見た尊奈門が「いや、まだ全然現役でいけるのでは!?」と叫んで高坂に殴られたのは余談だ。 - 100二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 17:40:25
つづき
突然米を一俵持って現れた大男に子供達はぴゃっと飛び上がると大急ぎで土井の背後に隠れた。土井の方も一瞬驚いたが、流石は元忍術学園教師、すぐに平静になり、背後の子供たちを宥めつつ、曲者に声をかけた。
「あの、雑渡さん。どうされたんです?」
「お久しぶりです、土井殿。お変わりないようで安心しました」
「あぁ、はい。お久しぶりです。雑渡さんは風の噂で隠居されたと伺いましたが頗るお元気そうで何よりです」
ちょっと元気過ぎやしませんかというニュアンスが感じるが、気にしない。そんなことより、赤子を背に背負い、でんでん太鼓であやしながら背後の不安そうな子供達をチラチラと見やる若妻のような土井の姿に釘付けだった。若妻という歳でもないことは土井の聖母オーラ―の前では些末なことであり、無力だ。子供が怯えている原因が自分であることはひとまず捨て置く。
見つめられて居心地の悪そうにしている土井に気づき、雑渡は気を取り直す様に咳払いした。
「実は私も風の噂で土井殿が孤児院を始めたと聞きまして」
「それ、風の噂じゃなくて押都さんですよね? 油断ならない」
「兎に角、子供という可能性を愛する端くれとして、時間も金も持て余している場合ではないと奮起し、こうして米を背負って馳せ参じた次第です」
「まぁ、昔から子供達には優しくしていただいて、お世話になりましたけど……まだ孤児院開いて1月ばかしですよ? いくらなんでも行動が早すぎませんか?」
「土井殿ともあろう方が……兵は拙速を尊ぶ、ですよ。卒業生やら縁のある有力者やらが囲い込む前に動かなければ懐柔できなくなってしまいますから」
「懐柔……なるほど、そんなに子供がお好きなんですね」
雑渡の言葉を子供に懐かれたいと解釈した土井がしみじみと頷く。まぁ、将を射んとする者は~とも言うし、子供を可愛く思うのは事実なので、訂正はしない。
「そういうことでしたら、遠慮なくご厚意に甘えます。有難うございます。あっ、遅くなってしまいましたが、そろそろお米もおろしていただいて、どうぞおあがりください。大したおもてなしはできかせんが」
土井は謙虚ではあるが、存外ちゃっかりしているので雑渡の厚意(実際は好意なのだが)を有難く受け取った。そういうところも好ましい。
雑渡の大いに健全な妻問婚の始まりであった。
(まずここまで) - 101二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:43:09
- 102二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 21:25:44
- 103二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 22:53:40
- 104二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 05:22:12
半助が自分と同じ天涯孤独の子どものために孤児院を開く設定半助らしくて好きなんだけど利土につらい二次創作が多くてせっかくいい設定なのになあと惜しく思ってたら雑渡さんが半助を慕ってることがわかって半助と子どもが好きな雑渡さんが半助をそばで支えながら孤児院で幸せに暮らす未来ありじゃ?と思ってたからここで読めるのめちゃめちゃ嬉しい
続き楽しみにしてます
- 105二次元好きの匿名さん25/11/07(金) 08:01:09
家庭的な半助の姿に釘付けになった雑渡は半助の家族になりたいとキュンとしたあと夫婦の営みまで一瞬で想像したんだろうな