- 1二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 14:31:54
- 2二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 14:41:07
テーマは当然復讐、或いはそれに纏わる怒りと憎しみ。これは分かり易い。
分かり易いんですが、その裏で仮面・ペルソナというのも大きなパーツのように感じましたね。
復讐者というのは凡そ後天的な変化によって付随される属性であり仮面、今章の主役の一人だった巌窟王こそ伯爵というペルソナで素顔を隠した復讐者という形で活躍したキャラクター。また幸福な人間に嵌められた復讐者と言う仮面が外れなくなった人物とも。
また現パロ学園ジュブナイルというアトラスのペルソナっぽい意匠になっているのも意識したんじゃないか?と思うところ。
熱く血生臭い「それ」を選択するか、選んだ上で沈むか脱却できるかという着脱の意志を問われるもの、復讐とは人生に被せるマスクのようなものなのかもしれない。 - 3二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 14:53:32
後天的故に人は誰しも復讐者になり得る、寧ろ主人公は世界を殺された恨みを背負いうるという指摘は面白かった。
ブリテン異聞帯の失意の庭でゴッフが世界の復讐者のような語りをしていたのも似たようなもので、あれはゴッフの諦観と合わさっていたから燃え盛るほどの熱を持たなかったと思うんですが、主人公は今まさに世界を取り戻す希望を追いかけ動いているからこそそれは恨みへと転化し得る。
強い感情は物理的なエネルギーならずとも心を動かす燃料にはなるとは巌窟王の語った通り……復讐に快感が伴うかはあまり断定したくはないんですが、一度動き出すとブレーキかけるにも別種のエネルギーが必要で、自己を否定しない為に惰性で進み続けるという結果もあると思うのです。
一度そうなってしまったからただそれだけで続いてしまう、憎悪の住人にはありがちな最悪のパターンもあり得たと思います。 - 4二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:02:25
- 5二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:07:44
安心しろ
学園の服が発表された時はみんな学パロみたいだと喜んでたけど
今年のファミ通で学パロ言われた時は欺瞞だみたいな汎用になってたよ - 6二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:09:38
- 7二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:10:17
- 8二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:11:21
- 9二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:15:05
- 10二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:21:48
- 11二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:22:21
未練の方の介入でアヴェンジャー組召喚できたから何とかなっただけであの介入無かったらブリトマート・オルタとその配下から守り切れずに殺されてそうな気はするんだよね
- 12二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:30:41
復讐者の仮面を被らないサリエリは比較と劣等感を持たない模範的教師であり、ジャンヌ・オルタはぶっきらぼうだけど付き合いは悪くないただの少女であり、景清はのらりくらり楽な姿勢で生きる風のようであり……アベンジャーと言うクラスで顕現した以上サーヴァントとしては復讐こそ起源なのだろうけど、そこから離れて生きられるペルソナという外殻を与えたのは現パロの醍醐味というか、主人公に対する復讐者になってくれるなという言外の描写であったか。
ハサンが言った通り復讐とはそうなってしまえば選ぶ余地のないものであり、それ以前の「選べる」という状態がどれだけ幸福なものか。
見極めるとか何とか皆と馴染むつもりのないハサンは暗殺者と言う目で俯瞰する、巌窟王より寧ろ冷や水をかけるに相応しい立ち位置だったように見えました。
そういや彼が勝手に召喚されたのって結局どういうことだったんスかね……? - 13二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:32:06
ハサンくんが人理君がアホアホガバチャー見て流石にそれはダメだろうが!!!って送り込んだ緊急助っ人で開始前に謎召喚で顔合わせまでして味方確定までさせるレベルでやばかったとかいう見方を聞いた時は苦笑いしか無かった
- 14二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:33:49
やりたかったこともやる意義も分かるけどバーカ!!って感想になる
しかもこいつ別れの言葉言わないで終わりにする気満々だったのがほんま…ほんまなぁ!?
バーカバーカ未練たらたら男 - 15二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:34:09
ガバチャーオリチャー共犯者なら大丈夫だって(無償の信頼)で構成されたイドでございます
キリエ関連が言われるが一番のガバは最後のアレ戦だと思うんだ - 16二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:35:46
天塚先輩に菓子折り持ってこいや親父
- 17二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:43:37
- 18二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 15:53:18
本当に少しだけ気分はよくなるんじゃないかな
けどそれだけだとすぐに心は渇いて再び燃え上がると思う - 19二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:06:09
楽しむべきとこは楽しんだと思いますが、それでもシナリオ自体は……どうだろう、素直に高評価とはしづらい気が。
キャラクターの心境に沿い想い馳せるノベルゲーの醍醐味的なシナリオだったと思いますが、だからこそソシャゲ的な「プレイヤーの代理」というポジションを感情を以て外そうという試みが噛み合い悪く(シナリオリリース時点でも8,9年続けた主人公だったわけですし)、また復讐者という在り方の掘り下げは十分でもアベンジャークラスの意味と意義、人理定礎への影響という大事な点がちょっとおざなりだったように感じられました。良くも悪くもドラマ性で押し切ろうとしたストーリーだったような。
前章のペーパームーンはイドほど濃い味じゃなくそう派手な話ではなかったけど「アルターエゴとは何か」という問いが芯を通っていて小さいながら纏まった完成度の高いシナリオだと思ったので落差を感じたかもしれない。
或いは奏章の最後に回して「何故君は南極を目指す」という根源の問いと併せた総括的な扱いなら印象が違ったかも。
やりたいことがハッキリして盛り上がりもあった分足りないところも分かり易くて惜しい、というのが個人的なイドの評価になります。 - 20二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 16:10:24
- 21二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 20:58:05
さて何故カリオストロが今章の裏MVPかという話ですが。
まず前提として復讐劇とは独善の極みである、ということ。
個人の尊厳に纏わる報復なので総じて復讐者の内面を重視した個人の世界観が描かれる。
何を経て、何を想い、何故そうするのか、ここに大きく尺を割かれる。画面を持っていかれる。
そこに没入感を求めるが故のジャンルでありここが弱いと魅力が減ず、だからねちっこいまでに心理描写が必要になるわけですが、それは反面個人という匣の中の懊悩を鬱々と繰り返すことにもなる。ある意味では酷く狭く窮屈なだけの話になりかねない。
それ自体は主人公と巌窟王の対話に収束されるイドの構造そのものではあるんですが……。
その構造の中で正に花火か爆薬とばかりに炸裂したのがカリオストロという劇物だったわけです。 - 22二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:08:35
何せカリオストロというキャラクターはイドの中で一切の必然性を持たない。
フランス組が多いイドで扱いやすい経歴や属性の持ち主ではあるけど必須と言うわけでもない、最悪主人公の内部に巣食っていたのが最後の異星の使徒という必要すらなかった。
その上でこの圧の強過ぎるデザイン!ビジュアル!顔芸!
芝居掛かり過ぎの怪し過ぎる台詞!空気感!
最後の使徒という触れ込みの癖に役回りはキャスターチンポ……ではなくリンボの二番煎じ!
カリオストロヘッドが公式の名称化しているぶっ飛び具合!
戦ってみればド畜生仕様のモンテ・クリスト戦より遥かにマイルドな仕上がり!自分はその前戦もフレンドの120宝具5ロボを借りて2T仕上げ!
最終的には超強化ツープラトン巌窟王によるほぼイベント戦!
やってることは大分悪辣なのにここまで笑える要素しかないのは凄過ぎる。浮きすぎて逆に自然に感じられる。
カリオストロがボスとして存在することがイドの空気を相当軽くしているという反重力、エキゾチック物質。
これが真面目腐って嫌がらせを徹底してくる敵役だったら悪い意味で読み進めるのがしんどくなったでしょう。
急接近伯爵がミーム化するのも分かる。素晴らしい。 - 23二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:28:40
秦の始皇帝、オリュンポスのキリシュタリア、妖精國のモルガン・オベロン、ミクトランのORTと敵の性質と魅力に依ってシナリオの質感は相当に変化する物。いやまぁかといってカリオストロがそれらの悪役とタメ張る類かというと、斬ってスッキリしたら楽しかったー!で済んでしまう類だけども。イージーリベンジ。
復讐ってのはこのくらいサクッと後腐れない形にするべきだというライターからのメッセージだな?第六感という名の電波をキャッチする見えない私の触角が虹色の電波を受信して私の脳に悪性情報がががががが――はい、私です。
でも逆にイドくらい辛気臭いシナリオじゃないとアクが強過ぎるというか、リンボはリンボで長くヘイト買い続けたからこそ平安京で真っ二つにされるのが映えたし……カリオストロはどの段階で出番や性質をどれだけ決められたキャラだったのかは気になるところ。
もうちょい何とかならんかった?とは思わない、カリオストロはイドでその全てを燃やし尽くして流星となったのです。
白い流星、見上げた人の脳に悪性情報を根付かせるシナプスウィルス。皆も今日からはい、私です。 - 24二次元好きの匿名さん25/11/01(土) 21:50:28