レースしたい子寄っといで 【天皇賞・秋】FINAL

[1 ◆2mMDnqLVagg9 25/11/03(月) 00:10:38]

目指すはただ一つ、銀紋の御楯の栄光。

沈黙を超えて、最後の力比べが始まる。

レースしたい子寄っといで　【天皇賞・秋】｜あにまん掲示板

[2 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 00:15:48]

ラストスパートその1

ククリ　　　　　　　dice1d10=10 (10)

イノセントソウル　　dice1d10=7 (7)

ネクストステップ　　dice1d10=10 (10)

フェニックスライト　dice1d10=6 (6)

シューゾーバーン　　dice1d10=6 (6)

カサブランカ　　　　dice1d10=2 (2)

トライアンフソング　dice1d10=7 (7)

セイリングデイズ　　dice1d10=10 (10)

ヒーローサイン　　　dice1d10=4 (4)

ブザービート　　　　dice1d10=6 (6)

スーパースターエム　dice1d10=3 (3)

ワンモアタイム　　　dice1d10=7 (7)

サクラナミキ　　　　dice1d10=8 (8)

カストール　　　　　dice1d10=7 (7)

クレナイミスズ　　　dice1d10=8 (8)

マヨイゴメイズ　　　dice1d10=3 (3)

ゴクラクユメミドリ　dice1d10=2 (2)

ワンダーワスプ　　　dice1d10=5 (5)

[3 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 00:33:36]

//立て乙です

[4 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 00:35:18]

「最後の直線、大歓声のスタンドに飛び込んで来る18人！！」「シューゾーバーン先頭か、しかし内から後ろからセイリングデイズが勢い付けてやって来た！！」

「3番手の位置はワンモアタイム！！世代混合G12連勝に向けて、何度となく強く踏み込んで行く！！」

「外から外からサクラナミキ！！2000ｍ決戦にやはり名を挙げて来た！！先行位置一気に抜けてくる！！」

「クレナイミスズも好反応、坂を越える余力も十分！！香港カップ3着の雪辱を果たすべく迫るか！！」

「ここでククリだククリ来た！！中団位置から急襲かける！！一気に刈り取る跳び足走法炸裂！！」

「上がってきた氷上のプリマドンナ、ネクストステップ！！沈黙を破って二つ目の栄光へと！！」

「カストールも外を通って抜け出すかというところ！！ライバルたちの気配を感じ瞳に光を灯して！！」

「残り400mを切る！！残り400を切ろうとしている！！」

「府中の舞台には坂がある！！勝負の登り坂から栄光へと最後のスパートを！！」

ラストスパートその2

ククリ　　　　　　　10+dice1d10=10 (10)

イノセントソウル　　07+dice1d10=6 (6)

ネクストステップ　　10+dice1d10=6 (6)

フェニックスライト　06+dice1d10=1 (1)

シューゾーバーン　　06+dice1d10=1 (1)

カサブランカ　　　　02+dice1d10=3 (3)

トライアンフソング　07+dice1d10=9 (9)

セイリングデイズ　　10+dice1d10=3 (3)

ヒーローサイン　　　04+dice1d10=2 (2)

ブザービート　　　　06+dice1d10=2 (2)

スーパースターエム　03+dice1d10=7 (7)

ワンモアタイム　　　07+dice1d10=9 (9)

サクラナミキ　　　　08+dice1d10=1 (1)

カストール　　　　　07+dice1d10=5 (5)

クレナイミスズ　　　08+dice1d10=4 (4)

マヨイゴメイズ　　　03+dice1d10=10 (10)

ゴクラクユメミドリ　02+dice1d10=1 (1)

ワンダーワスプ　　　05+dice1d10=3 (3)

[5 ワンモアタイム◆ynT3xdpaRM 25/11/03(月) 00:36:37]

わ…私より…前に出るな…！
そこは…私の場所だ…！！

[6 カストール ◆.ydMeF8RQ2 25/11/03(月) 00:38:30]

//立てありがとうございます！

こんなところで…こんなところで終わりたくない！

[7 イノセントソウル 25/11/03(月) 00:42:03]

ぬっ……ぐぅ、キッツイし苦しい、け、ど、も……！
今更そんなので挫ける私じゃないッ！

坂上ってラストぉ……何よりも私らしく、自由で輝くこの脚で、差し切るッ！

[8 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 00:44:15]

我を誰と心得る…“新緑の皇帝”トライアンフソングぞ！

立ち向かってくるのはそなたたちか、ククリ、ネクストステップ、ワンモアタイム！！
皇帝を討ち取り玉座を手に入れたくばかかってこい！！
だが我は…この誇りにかけて全力で返り討ちにするぞ！

[9 [8]セイリングデイズ 25/11/03(月) 00:46:47]

//ちょっと重めに入ります、マジでごめん

声が聞こえた。
無音であるはずの世界に。

『なんでアナタなの』『なんで笑ってるの』
『なんで私の代わりに、そこにいるの』

『私のもの、全部奪って、楽しい？』

聞き覚えがあった。いや、聞き覚えしかなかった。
記憶が10倍速で巻き戻る。あらゆる記憶が流れに流れて。

目の前が真っ赤に染まった。それはいつか、忘れた罪だ。
願ったことで始まってしまって、そして終わらせた。
「あなたさえいなければ」と。幼い頃の記憶。

靄が貼れる。そこにははっきりとした人影があった。
このひとは、「彼女」ではない。この世界へと連れて来てくれた彼女ではない。

その人物は、足元に映った自分と、同じ姿をしていた。
右目の傷を、罪の証を除いて。

「……お姉、ちゃん？」

意識が浮上する、いや追い出される。
思い出した罪の味が心を砕いて、意識を遠くして。

こういうのをIris outっていうんだっけか。
影はもっと深い暗闇に閉ざされて、行方が分からなくなった。

[10 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 00:47:54]

この玉座は誰のものでもない
だが、簡単に明け渡してやるつもりもない！！

欲しくばレースに賭ける想いをもって…その力をターフに示せ！！

[11 ククリ 25/11/03(月) 00:48:01]

一緒に走レばもっと楽しい、どんどん競っテきなよ…！

[12 ヒーローサイン 25/11/03(月) 00:48:12]

（また遠く離れていく）
（私は私について行けない）
それでも
憧れたんだ、あの景色に
出発点は、何でもない憧れで
原点を、あの時を思い出せ
強く、強くあろうと、目指そうとすれば
それはただ、其処に在るだけで

…最後まで、顔は下げない


「……進め」
「進め！！」
「その先に……！」
「皆の背に！」
「英雄ﾋｰﾛｰは！！！付いている！！」

（この風を、誰かの背を押せるものであるように）

[13 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 00:54:39]

誰よりもこのレースを見ている者たちを魅了し、このレースに華を添えるのは…我だ！！それだけは誰にも譲れぬ！！

[14 [8]セイリングデイズ 25/11/03(月) 01:00:40]

>>12

落ちる感覚、バランスを崩しかけて。

ようやくその声が聞こえた。背中を押す声だ。

(何をやっている？)

今此処にある確かなものだ。今此処にある情熱だ。

それを僕は無駄にしようとしている？

[がりっ]

親指を強く嚙む。痛くはないか？いいや痛い。

だがおかげで、アドレナリンの巡る音が意識を覚醒させた。

イマあるすべてって言っておいて、こんなザマは嫌だよな。

それに、誰かにとっての晴れ舞台なんだ。汚すわけには、いかない。

「まだ！！終わらない！！！」

「いつだって命がけなんでねっ！！最後まで、つきあわせて貰うっ！！」

「私だって、私だって！！負けたくない！！」

[15 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:02:55]

「ククリだ！！ククリが止まらない！！」
「レコードペースを乗り継いで府中の舞台で再び金字塔を打ち立てるかククリ！！さあ先頭！！」
「粘る粘るワンモアタイム！！グランプリウマ娘の意地が！！府中1600王者の誇りがある！！」
「そしてネクストステップも懸命に追う！！2400・樫の王者もここに！！」

「更にダービーウマ娘だ！！ダービーウマ娘が二人！！」
「フィナーレをその手で！！幕引きを主たる者が努める！！新緑劇場の主トライアンフソングが来た！！」
「そしてマヨイゴメイズ！！マヨイゴメイズ蘇るか！！逆襲の末脚信じて最後まで運命に抗う！！」

「残り300を通過した！！坂に苦しみつつも後続粘る！！」
「"諦めない"強さこそが自らの蒼！！信じて進むカストール！！蒼き瞳が強く澄んでいく！！」
「更にはクレナイミスズだ！！またあの日の雪辱を晴らすべくピッチを上げて行く！！」
「そしてイノセントソウル！！誰よりもどこよりもこの地での自由を求めて最後の輝きを！！」

「沈黙を越えて栄光へ！！御盾を賜るその時に！！」
「一切の後悔はいらない！！全ての情熱を燃やし尽くして！！」
「この舞台の主役が、決まる──────！！」

[16 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:03:58]

Finalスパート

ククリ　　　　　　　20+dice1d10=5 (5)

イノセントソウル　　13+dice1d10=3 (3)

ネクストステップ　　16+dice1d10=1 (1)

フェニックスライト　07+dice1d10=6 (6)

シューゾーバーン　　07+dice1d10=9 (9)

カサブランカ　　　　05+dice1d10=6 (6)

トライアンフソング　16+dice1d10=8 (8)

セイリングデイズ　　13+dice1d10=7 (7)

ヒーローサイン　　　06+dice1d10=3 (3)

ブザービート　　　　08+dice1d10=10 (10)

スーパースターエム　10+dice1d10=3 (3)

ワンモアタイム　　　16+dice1d10=8 (8)

サクラナミキ　　　　09+dice1d10=5 (5)

カストール　　　　　12+dice1d10=9 (9)

クレナイミスズ　　　12+dice1d10=1 (1)

マヨイゴメイズ　　　13+dice1d10=9 (9)

ゴクラクユメミドリ　03+dice1d10=5 (5)

ワンダーワスプ　　　08+dice1d10=4 (4)

[17 イノセントソウル 25/11/03(月) 01:08:01]

……っ、今日はしぼむばかり、だね
身体が、ついてこない……

[18 ワンモアタイム◆ynT3xdpaRM 25/11/03(月) 01:08:26]

…また足りない…！

[19 カストール ◆.ydMeF8RQ2 25/11/03(月) 01:08:39]

くっ…あああああああっ！

“Sapphire Supernova”

[20 ヒーローサイン 25/11/03(月) 01:09:56]

（私は万人の英雄ではない）
（全てを照らす極光には成れなかった）
（運命に挑むことすらできなかった）
何も産めず、成せず
それでも私は進んでいる
無価値と切り捨てられる命だ
それでも…
君は私を、無意味と捨てるだろうか
無もなき英雄達に敬意と熱を
人は、ウマ娘はただ在るだけで運命を動かせる
ただ、そこに、居るだけで　繋いで


「……見事だ！！英雄達！！」　
「この目で！見届けた！！」

[22 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 01:17:08]

…この演目(レース)の主役にふさわしきに選ばれたウマ娘はそなたか

よくぞ、我が末脚を凌ぎ切り頂点へと至った
これにより玉座の継承はなされた、おめでとうククリ
我も最高の形でそなたに王座を渡せたことを嬉しく誇りに思う

これからは秋の盾の王者としてより一層精進していってくれ！！

[23 ククリ 25/11/03(月) 01:17:29]

(西日の向こうに影はなくて)
(隣の気配は僅かに後ろ)
Hooray…
走り始めてからずっと探しテた…最ッ高に楽しくて、嬉しいレースだった

[24 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:18:15]

「マヨイゴメイズか！！マヨイゴメイズ蘇るか！！」
「しかし前には前年度ダービーウマ娘！！トライアンフソング先頭へ競りかける！！」
「しかし抗うグランプリウマ娘！！ワンモアタイム2番手！！先頭との差は僅か！！」
「カストールも後方から盛り返す！！しかし先頭はククリだまだ粘る！！」

「残り100m！！残り100m切って！！」
「ククリか！！トライアンフか！！ワンモアか！！」
「己が矜持のために！！誇りのために！！最後の力比べ──────ッ！！」

「────ククリだ！！！ククリ1着だゴールインッッ！！」
「無冠の帝王の悲願が、最後の扉を開いた！！」
「ククリ1着ッッッッ！！！！！！！」

[25 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:19:35]

[掲示板/確定]
Ⅰ ククリ　　　　　　　
Ⅱ トライアンフソング　
Ⅱ ワンモアタイム　　　
Ⅳ マヨイゴメイズ　　　
Ⅴ カストール　　　　　
＝＝＝＝＝
『全着順、確定しました』
『詳細につきましてはスタンド前の電光掲示板をご覧ください』

[26 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 01:28:07]

>>23

「楽しかった」か。そうか

我もそなたとの最後の追い比べ楽しかったぞ！

これからもその楽しい勝負ができるようより研鑽に励み、周りも楽しかったと思える勝負をたくさん作っていってくれ

それが先代王者から今代の王者への願いだ

[27 カストール ◆.ydMeF8RQ2 25/11/03(月) 01:31:14]

レースしたい子寄っといで04｜あにまん掲示板

(ああ……もう2年も前なんだ……私がククリちゃんに初めて会って、そして私が初めて勝った日……。けれど今最も輝かしいのは……。本当に、眩しいなぁ……)

>>23

おめでとうククリちゃん(手を差し出す)

私の方がどんどん突き放されちゃったね

あの日から、一緒に走ってくれてありがとう…！

[28 イノセントソウル 25/11/03(月) 01:31:24]

>>23

おめでとうククリ！ この距離でも全然やれることは、去年のレースを見てて知ってはいたけど……

初のG1戴冠がここになるとはね。本当におめでとう

[29 ヒーローサイン 25/11/03(月) 01:37:34]

>>23

長く、長く歩んできていたな

あの皐月賞とダービーを越えて、いくつものG1で結果を残し、活躍し続けていた

スプリンターズでの連対も、君のスピードは間違いなかった

最後に制したのは…君が重ねた想いと、持っていた速さという地力だな

本当におめでとう

[30 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:49:39]

血に刻まれるもの、それはきっと繋がりだけでもなく。
受け継いだり、いきなり現れたりもする才能だけでもない。
ウマ娘としての本能。「誰よりも速く駆け抜けたい」という、原初の思い。

そんな血に刻まれたオリジンを呼び覚ますものは、人によって様々。
欧州のスプリンターの家系に生まれ、誰よりも速く駆け抜ける脚を持つ君は、夢や野望よりももっと身近な、「レースを楽しむ心」からその物語を始めた。

レースは勝てば必ず楽しいのか。その答えは微妙なところ。
君が求める「闘争」、否、熱いデッドヒートは、どこだって味わえるわけでない。
レースは一人では出来ない。求める自分自身の情熱があったとしても、それに呼応するものが必ずいるかと言えば、また話は違ってくる。
だが、突き進んだ先にあったここには、君の求める全てが確かにあった。

蒼の世代のウマ娘の宿命というべきか。比べられやしない波乱の道をここまで辿ってきた。
若駒ステークスでの初勝利があって、ファルコンステークスでの衝撃を残して。
クラシックの2冠に挑むも跳ね返され、スプリンターとしての殿堂にあと一歩で届かずじまいで。秋の盾への挑戦も志半ばというところで打ち止めとなり。
そこから1年近く、長い長い「沈み」を体験してからの、オールカマーでの勝利。
そして再びスプリンターとしての敗北を経験して、積もる想いを沢山詰めて府中へと舞い戻った。

長い長い回り道の中で、多くのものを見失いかけながら。
それでも理想を信じて進んだからこそ、たどり着いた今日がある。
もっと言うとするならば。君が回り道をしたことで、その理想は確かに「現実」へと変わった。
漠然とした願いを、沢山の記憶と経験が包み込んで。それは、「叶えたい」と口に出せるモノになったのだろう。

[31 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 01:50:44]

その景色は、今此処にある。

激動の天皇賞(秋)、銀紋付の盾を巡る優駿たちの決戦の果て。
栄光の日曜日の勝者となったウマ娘の名は、ククリ。
どこまでも「楽しさ」という理想を追い求めて、秋の盾を今賜る。

歩んできた道こそ、大きく大きく湾曲しながらも。
想いを馳せ続けた最高のレースへの憧れは、どこまでも眩く輝く。

理想の証明たるその盾を高く掲げて。
今日を越える「最高」を、また探しに行ってくれ。

[32 ククリ 25/11/03(月) 02:12:10]

不思議なモノだね…短距離で勝ちきるワタシは夢で、中距離を一着で駆け抜けるワタシが現実って、思い描いてた姿とはまるで逆

>>26

ありがとうございました、ソング先輩

去年一緒に走らせて貰えたから今日の出走がありましタ…あの経験がなければワタシはスプリントに絞っテいたはず

>>27

(一瞬の握手の後ハグする)

こちらこそ。クラシックの時は本当に助けらレたよ…サンキュ

>>28

ありがと！盾を最初に持つなんてワタシも全く思わナかった…2000mでアナタに勝てたのは結構嬉しいよ、G1で初めて負けたのはアナタにだからね

>>29

ありがとう。想い…今日の場合は同期への想いかな

なんかねー…"蒼の世代"を頭に浮かべるとアナタの顔が最初に来るんダよね、出会ったレースがキョーレツだったからかな？

[33 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 02:18:37]

この舞台の主役は、盾を賜った一人だけかもしれない。
それでも、役者は一人だけではなく。プリンシパルに負けぬ喝采が送られる者達もいる。

トライアンフソングは、最後までこの新緑劇場の主であった。
出遅れという挫折から、中盤での再起を果たし、ライバルとの決戦を前に意気揚々と名乗りを上げ、府中の皇帝に相応しきパフォーマンスで最後まで"魅せ"切った。
この劇場と、盾の所有権を譲るその顔に、殆ど憂いは無いのだろう。
先代王者としての役目を果たしながらも、最後まで誰もが夢見た零の世代のダービーウマ娘として。相応しき振る舞いをした。
確かに最後まで君は理想に殉じた。正しく、夢見るこの舞台の主役だったのだ。

ワンモアタイムは、それでも存在証明を果たせなかったことに苦しむ。
勝ち取ったタイトルにしか意味がないと、自らの価値を求めた。故に、この場にいる誰よりも君は悔しい、そうなのだろう。
その悔しさがどこに向かうのかは分からないが。せめて、次へと繋げることを祈らせて欲しい。
「信じる」ことはとても勇気ある行いだ。裏切られる可能性なんて、幾重にだって広がる。
だからこそ、唯一信じれる「勝利」という名の自分を、積み重ねてまた。
今日取り損ねた自分の「正しさ」を、掴み取りに来て欲しい。
その時には、この喝采の意味を信じれるようになっているかもしれないと。淡い期待を未来へ託そう。

[34 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 02:19:42]

4着にはマヨイゴメイズ。ラスト2ハロンでの猛攻に、あの日の姿を重ね合わせた者も多くいるだろう。
逆襲の末脚、まさにそう言い表すことしか出来ない、上がり最速の記録。
迷いはあれど踏み込んだこの道にもまだ活路はある、そう信じていいのではないだろうか。
次代のダービーウマ娘と交わした「約束」の行方はまだ不透明のままだが。
もし約束が叶うとき。星の「世代最強」に並び立つに相応しき存在であることは、間違いない。
蒼の世代のダービーウマ娘、『逆襲の王者』マヨイゴメイズもまた、先代にも次代にも劣らぬ「優駿」だ。

5着にカストール。蒼の世代の物語に強く結びついたこのウマ娘も、最後に一等星に負けぬ輝きを残した。
走れる喜びに、負けたくないという想いを載せて、完全燃焼というに相応しいラストでの追い比べを演じた。
始まりから隣で走っていた者達と離れる経験を多くして、追いつけないままの今に不安になることもあるのだろう。
それでも、未知の宙域に放り出された君に、手を伸ばす者は多くいるはずだ。
たとえ負けたとしても、涙を流したとしても、ライブに向かうその時は、必ず前を向く。
そんな君のひたむきさに支えられて、ここまで来たウマ娘はきっと一人ではないのだから。

[35 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 02:23:56]

栄光の日曜日は、「理想」の玉座の継承と共に締めくくられる。

今年の主役の視る景色はきっともう、前にも後にもどこにもない。

これは、ここにしかない感動だ。だからこそ、強く焼き付けて。

いつかこれを越える新たな「最高」へと至れるように、力強く歌い上げてくれ。

NEXT FRONTIER

力の限り、先へ──────

[36 T-Acrux◆29CS2jCI1I 25/11/03(月) 02:31:45]

//というわけで……本当に遅くなって申し訳ない……
//「明日が休日だから」っていう言い訳で済む遅さじゃあないですね、夜遅くまで残って下さった皆様ありがとうございました……
//スケジュールとは何ぞやという進み具合ではありましたが……天皇賞・秋はこれにて閉幕となります！！熱いRPを皆さんありがとうございました！！

//ククリさんおめでとうございます！！スプリンターズS2着から本当に長かったですね……！！
//ご本人は短距離で初戴冠を想定なされていたようですが、中々こう巡り合わせというのは不思議なものですね……
//ですが、何も不思議な展開では無かったと思います。初勝利は2000mの若駒S、昨年の天皇賞でも5着まで入って、それでオールカマーまで勝ってここまで来てるんですから……実力と努力の勝利としか言いようがないですとも！！
//蒼の世代の最初期から参加してくれた選手が、こうして苦節の果てにG1を勝ち取って、とても感慨深くなれました、本当にありがとうございました！！

//さあ、遅くなりすぎましたので、今夜はこれで失礼しますね……
//また明日もレースがありますし、来週にはJBC→BCシリーズが展開されますので、どうぞお楽しみに………
//最後になりますが、こんなド深夜までお付き合い下さり本当にありがとうございました！！
//それでは皆様、夢の中でも良き航海を！！

[38 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 02:45:46]

>>32

ああ…そうだったな。昨年の「天皇賞・秋」でそなたは2000mをスプリントとはまた違った楽しさがあると言っていた

そのときの楽しさが…今日に繋がったのだな

ならば我もあのときそなたにレースを楽しんでもらえて…“新緑の皇帝”の冥利に尽きるよ

>>36

//Acruxさんも夜遅くまでお疲れ様でしたぁ！！

[39 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 02:48:09]

[フラフラとおぼつかない足取りでスーパースターエムとワンダーワスプに近づくと、ふたりの肩を抱くように大きく腕を回して抱き付いた]

お疲れ様。エム、ワスプ。フェニとナミキもな
後輩たち…皆強かったな
正直、皆が最後来なくて我ちょっと寂しかったのである。皆ともアツい直線勝負したかった…

…コホン
改めて……またこうして一緒にレースができて良かった
“私”ね、デビューしたのが『零』の世代でよかったって思ってる
『朝日杯FS』『皐月賞』『NHKマイルC』『日本ダービー』あのレースでライバルとして共に戦って負け続けて、時には惨敗もして、それであなたたちや他のみんなにどうしても下剋上したくて…勝ちたかったから『日本ダービー』に挑んだ
強いみんながいたから今の私がある
みんながいたから私は強くなれた

特に、頂点を分け合ったあなたたちとはもう一度こうして一同に会して同じレースで走りたかった
だから、その夢が叶って……私は嬉しいっ！！
もう一度復活してここにきてくれてありがとう、エム、フェニ
ワスプ、ナミキはずっと共にトゥインクルシリーズの最前線を駆け抜けてくれてありがとう
大好きだよ、みんな！！

[そして、そこにいるかもしれない観客席に向けて人差し指で指差す]
ムスカ！ゴエちゃん！今度はあなたたちとの番よ！！
マイルの頂点を賭けて、『マイルチャンピオンシップ』で……最後にもう一度共に走ろう！！
[そして、“皇帝”らしくないひとりの少女の顔で笑った]

[40 トライアンフソング◆hLPGW3E.Jc 25/11/03(月) 02:55:31]

>>前スレ176

[観客席を見渡し、見つけた1人の観客を指差し]

モロハ！あなたの声援聞こえていたわ。応援ありがとうね

もしかしたらあなたは私が負けて悔しいかもしれないけれど…私はこの結果に全く後悔はないしむしろ満足しているわ

レースには負けたけれど…私は最高の形で勝ったらね

それとさっき私と同期との会話聞いたわね？

そういうわけでモロハ！後輩であり同室としてあなたとも最後に一戦交えれることを楽しみにしてますわ！！

玉座を賭けて本気で楽しみましょう……！！

[42 ククリ 25/11/03(月) 12:57:18]

//今更ながら開催お疲れ様でした

10番人気のステージだけど寄ってってヨね？この高揚感、ファンのみんなにも届けタいからさ！

歌　　　　dice1d100=47 (47)

ダンス　　dice1d100=72 (72)

ファンサ　dice1d50=46 (46) +50

[43 [8]セイリングデイズ 25/11/03(月) 21:31:25]

>>23

1400と2200はともかくとして、2000はそこそこに自信があったんだけどなあ……

それで3回目も迫れることなく負けた。「凄いな」、っていうしかないし。

あの二人………今年のグランプリウマ娘と、零の世代のダービーウマ娘に追われてなお、譲らなかった。

……決して私にも、他の誰にも出来ないことだよ、全部ぶった切る切れ味を、最後まで続けさせるなんて。

実感は、ないかもしれないけどね。

銀紋付盾〈ソレ〉はアナタのものだし、それを勝ち取ったのは他ならぬアナタの強さだよ。

おめでとう、ククリさん……！！

[44 [8]セイリングデイズ 25/11/03(月) 22:19:39]

(今は、いい)
(今は、思い出すな)

(この痛みだ。負けた痛みだ。これこそが、今一番「正しい」ものなのだから)
(立っているんだ、立ってしまったんだ)
(僕は……「私」は、責務を果たさないといけない)

(………それで、過去に糾弾されようたって、仕方ないことなんだよ)
(今更、自由になれるだなんて思うな)
(傷つけたんだから、それぐらい苦しまないといけないでしょ)

[45 [8]セイリングデイズ 25/11/03(月) 22:20:43]

>>20

静かに震えている自分の恩人を、ゴールラインからまた遠くなった所から見つめる。

「何も成せなかった」といつか悔いたときのことを、輝かしいであろう記憶の中に確かに閉じ込めている。

だからこそ、「成そう」と明確にビジョンを以て挑んだであろうこのレースで。大ケヤキを先頭で越えていく、そんな夢物語さえも儚く破れた先だ。

憂いがあるのでは、と他人事みたいに心配をするつもりだったのだが。

笑っている。やはりと言うべきなのか、意外と言うべきなのか、分からないけれど。

苦々しさを一切感じさせない「やり切った」という清々しさに少しの羨望を含ませた笑顔を、真っ直ぐ勝者の方を向きながらたたえていた。

「それでもアナタは、そういう顔が出来るんだなあ」

他人事のように呟いた。

「完全燃焼」は簡単なようで、簡単じゃなくて。

自分一人では絶対出来ないことだと、何度となく思って来た。

アナタという大きな背中の持ち主ならば、「一人」だとしても悔いなくあれたのだろうか。

それを「違うんじゃないかな」と思いたい自分は、結局のところ虚しい勘違いをした哀れな存在なんだろうか。

いつか言われた。「何もなかったとしても進む」、と。

それを僕から教えて貰ったと、そういったことを言っていたような気もする。

─────彼女の"蒼"に、僕もいるかもしれない。

そんなことを思ってしまったから、少しだけ気が大きくなって。

呆れたように少し笑いながら。

負け姿まで様になる完璧な英雄に、同じ舞台に立った演者として声をかけることにした。

「お疲れ様」

「かっこよかったよ、最高に」