- 1二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:24:01
- 2二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:25:29
無印で貰えるくらいのサイズかしら
- 3二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:26:47
- 4おうしっダウン25/11/03(月) 14:27:40
ジーザス・クライスト・スーパースター
- 5二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:28:11
- 6二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:28:13
よくサビ組に置いて行こうと思ったな
子どもの安全は保証できるだろうけど見られてたら自分の安全は保証できんぞ - 7二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:28:16
- 8二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:32:13
カラスバ「めっちゃ顔白いやん、これこのまんまやったら死ぬんちゃう?」
カラスバ(サビ組はほんまの何でも屋さんちゃうねん……)
ジプソ「一旦警察に届けますか?」
カラスバ「どやろ、俺たちが子供攫った言われてもおかしないよなぁ」
ジプソ「……とりあえず世話できそうなやつ呼んできます」
カラスバ「頼むわ」
赤さん「……」無心でカラスバの指を舐める
カラスバ「……」目覚める母性 - 9二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:33:17
事務所の真ん前に置いてある紙袋を自分で拾うって、意外と警戒心無いな、カラスバさんもジプソさんも
- 10二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:34:46
はやない?母性生まれるの
心の中にウルガモスでも飼ってる? - 11二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:35:33
誘拐偽装で陥れる策略かもしれん
赤子が死んだらなお都合良い
でもFさんに助けられたカラスバが見捨てるのはありえないよね - 12二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:36:48
閲注つけた方が良さそうな展開になりそう
- 13二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:42:19
カラスバ「いやあかん、何目覚めとんねん」
赤さん「……」無心で舐め続ける
ジプソ「呼んできました」
女したっぱ「……ボス、隠し子のこと早めに言って下されば…」
カラスバ「隠し子ちゃうわ、ジプソ、説明したって」
〜説明して〜
女したっぱ「あ、そうだったんですね!」
カラスバ「まあ一旦サビ組で預かろか、顔色良くなったら警察に届けるさかい」
女したっぱ「ん〜可愛いね〜」抱きしめる
赤さん「キャッキャ」
カラスバ「やっぱうちの子にせえへん?」
ジプソ「ポケモンじゃないんですよ……」 - 14二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:57:41
カラスバ「こんなあったかいんやな、赤ちゃんって」
女したっぱ「赤ちゃんは体温調節が苦手らしいっすからね」
ジプソ「……」
ジプソ(カラスバ様、絶対あの赤ん坊を気に入ってしまってる…)
カラスバ「お前、サビ組にくるか?」
赤さん「……」カラスバの指をきゅっと握る
カラスバ「はは、かわええなぁ」
夜。
ジプソ「カラスバ様、そろそろ警察に……」
カラスバ「まだや、この子寒そうやん」ぎゅと抱きしめて
ジプソ「誰が捨てたのかも分かりませんし、第一本当に警察に怪しまれるのはサビ組ですよ」
カラスバ「……」ジプソの指を赤ちゃんの頬に寄せさせる
ジプソ「……くっ、」目覚める母性
カラスバ「な?俺らもう後戻りできへんねん」 - 15二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 14:59:09
- 16二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:00:35
カラスバパパ……
- 17二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:00:55
母性と父性は実は同じものらしい
- 18二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:02:39
三日後。
カラスバ「この子の名前を決めようと思うんやけど」 - 19二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:15:20
安価のやり方分からんくて詰んだ
- 20二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:17:18
掲示板見てて安価のやり方わからんことある??
>と>と数字入れるだけだぞ
- 21二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:18:11
誘拐疑われるから相談だけはしよう?
本当に警察のお世話になっちゃう - 22二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:36:02
ジプソ「そもそも性別…」
カラスバ「女の子らしいわ」
カラスバ「まあ、警察に届けなあかんっちゅうのもわかる。それまでのちょっとした呼び名考えたろうや」
女したっぱ「やっぱ女の子らしい可愛い名前が良いですよね!」
男したっぱ「いや、サビ組なんだからここはかっこよく決めたい」
赤さん「キャッキャ」ロズレイドと遊んでる
カラスバ「ここは安直にローズとかどうや」
ジプソ「ちょっと不祥事起こした人の名前はどうかと」 - 23二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:40:01
ガラルの不祥事も耳に入ってるか
- 24二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 15:55:31
カラスバ「ほんならジプソはどうやねん」
ジプソ「私ですか?…うーん、安直ですがルイユとか」(仏語で錆の意)
カラスバ「負けたわ」
カラスバ「今日からお前の名前はルイユやで」
ルイユ「…?キャッキャ」
カラスバ「ほんまお前かわええなぁ」頬をぷにぷにする
ジプソ(もう手遅れだな…) - 25二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:06:39
みずれえ
- 26二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:17:31
数日後
カラスバ「…警察に届けよか」
ジプソ「カラスバ様は、それで良いのですか…?!」
カラスバ「こんな可愛い子手放したい訳ないやん、やけどまあ、この子の為思ったらサビ組におるのは良くないよな」
カラスバ「辛いけど…少しの辛抱や」寝ているルイユの頭を撫でながら
ジプソ(…“少し”?) - 27二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:26:02
カラスバ「すんません、この間、うちの前に赤ちゃんが捨てられとったんです」
カラスバ「それで、一応警察に話しておかな思うて来たんですけど……そんな睨まんとってください、サビ組が子供誘拐する奴らや、そう思おとるんですか?」
カラスバ「そうですよね、だって俺らあんたらのお世話になったこと一度もないもんなぁ」
カラスバ「ま、それはええとして。この子、孤児扱いで児童養護施設に預けられるんですよね」
カラスバ「ほー、今は養子縁組が多くなっとる、やっぱりそうですか。……サビ組に預けれる子供はいない?そんな喧嘩腰やとこの子怖がってまうで、も少し静かにせえや、昨晩どんだけ夜泣き酷かったと思ってんねん」 - 28二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:27:29
もう囲いこむ気マンマンじゃないですか
- 29二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:38:38
カラスバ「すんません、俺も少し冷静やなくなってまいましたわ」
カラスバ「それで、この子、養子縁組で俺の子供にできますよね?」
カラスバ「俺もちゃんと戸籍だけはあんねん。……ええ、別にええですよ、養子として引き取ることになっても別にあんたらなんの不利益もないやろ?」
カラスバ「たしかに、サビ組としてはなんの利益もあらへん、やけど、確かにこの子抱いた時に思ったんです。俺が守ったらな、って」
カラスバ「どっかで聞いたことないですか?無償の愛は親からやのうて、子から親へのものやって。俺はそういうん一切受けても渡してもこんかった、やから
、今回はそういうのもええかな、と思ったんや」
カラスバ「…ま、そういうことです。また来るんで、そん時に養子縁組の話、お願いしますわ」
カラスバ「ああそれと、この子、ミルクは35℃やないと飲んでくれへんかったんで、お願いします」 - 30二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:54:43
前カラスバに妻子がいる設定のスレでパパカラスバにときめきを覚えた自分には堪らん
もっとくれ!!!! - 31二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:01:48
数時間後。
カラスバ「ふー」警察署から出てくる
ジプソ「大丈夫でしたか…?」
カラスバ「なんもやましいことやっとらんのやで当たり前や、書くの多すぎて疲れたけどな」
ジプソ「……」少し寂しそうな顔をする
カラスバ「なんでお前が落ち込んでんねん、すぐうち帰ってくるわ」背中をバシバシ叩く
事務所に帰る
男したっぱ「カラスバさん、これ、みんなでベビーチェア作ったんです!」
女したっぱ「服買ってみました!」
カラスバ「……おおきにな、ちと部屋先戻るわ」
カラスバ(意外と堪えるもんやな……なんでやろ) - 32二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:10:35
あるぜ!サビ組の真ん前やな!!
- 33二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:22:56
ジュンサーさんという人たちは存在しないけどおまわりさんは存在しているということを忘れられすぎてて草
- 34二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:14:18
カラスバ「……なんやペンドラー」
ペンドラー〕ぷよぷよのお腹を顔面に押し付ける
カラスバ「慰めてくれとるんか、俺は別に大丈夫やで」
ペンドラー〕心配そうに顔を覗き込む
カラスバ「もうじき帰ってくるで、心配せんとき」
カラスバ「それにしても、なんで俺、……いや、ええか」
半年後 - 35二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:52:00
カラスバ「ほんま良かったです、穏便に養子縁組させていただいて、できなかったらどうしようかと思いましたわ」
カラスバ「警察のお世話なったん初めてやったんで、警察署行くたびにドキドキしとったんです(笑)…冗談ですよ」
カラスバ「ルイユ〜迎えに来たで〜」
ルイユ「(ギャン泣き)」
カラスバ「なんで泣くねん…。ジプソ、お前のせいか?」
ジプソ「えっ、わ、私ですか…?」
カラスバ「まあええわ、そのうちまた思い出して慣れるやろ」おんぶする
カラスバ「お世話になりましたわ、もう二度とお世話になりませんけど」
ジプソ(この様子だけ見たら完全に誘拐なんだよな…)
カラスバ「泣き疲れたみたいで寝てもうたわ」
ジプソ「カラスバ様、変わりましょうか…?」
カラスバ「いや、ええ」
カラスバ「……重くなったんも感慨深いなぁ、この先いっぱい食べて大きくなって欲しいんに、大きくなってまうのも寂しい気すんねん。変な感じやな」
ジプソ「……こんな時に言うのは変ですが、あなたについてきて良かったと思いました」
カラスバ「…なんでやねん」 - 36二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:53:41
そう言えば半年も経つのにほんとに親御さんとか出てきてないのちゃんと闇〜
- 37二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:38:25
カラスバ「と言うわけで、正式にうちの子になったわけなんやけど…」
ルイユ「…」女したっぱに抱きついて離れない
カラスバ「俺なんか嫌われてんねんけど?…なんでや、そんな俺怖いか」
ジプソ「そのメガネを外してみてはどうですか」
カラスバ「名案やな」メガネを外す
ルイユ「……」離れない
カラスバ「あかんやん、え、なんでや??」
女したっぱ「まぁとりあえず私がお世話させていただきますね」ドヤサ - 38二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:51:11
カラスバ「しゃあない、ここは“アレ”を使うしかないな」
カラスバ「…◯ンパンマンや、これを読み聞かせしたるさかいこっち来」膝の上に乗せる
ルイユ「うー」メガネをベタベタ触る
カラスバ「ええ度胸やないか」嬉しそう - 39二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:52:25
こっからが本編
- 40二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:05:03
娘1歳
カラスバ「クッソ、どこや…どこにおる?!」
したっぱ「カラスバ様!お嬢の靴が片方だけ落ちてました!」
カラスバ「靴だけやのうて本人探せ!なんで目ェ離すねん、ほんま……」
したっぱ「す、すみません…」
カラスバ「これついては後や、まずはルイユ探すんが先やで!……あんな可愛え子すぐ誘拐されてまうで、ほんまに」
ガイ「あの…」
カラスバ「なんや、今忙しいねん」
ガイ「探してるの、この子ですか?」ガイの背中におぶられたルイユの姿
カラスバ「…!?」慌てて駆け寄って抱っこする
カラスバ「誘拐か?」ケガがないか確認しながら
ガイ「違いますよ!」
ガイ「たまたま、この子が川に落ちそうになってたのでそこを助けて……迷子っぽかったんで、お母さんとかお父さん探してたんですよ。マジで見つかってよかったです!」
カラスバ「それは、ほんまおおきにな」ガイの顔をまじまじと見る
カラスバ(コイツ…確か“MZ団”っちゅう怪しい組織の人間やなかったか?)
カラスバ「今回のこと、ほんまに助かったわ。よかったら、お礼させてくれへん?」 - 41二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:13:45
これまさかの前日談なんか…
- 42二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:20:37
カラスバ「今日はおおきにな、うちの大事な娘がまさか迷子になるとは思わんかったわ」
ガイ「見つけられて良かったです!」
カラスバ「そこでお礼の話なんやけど……、なんか今困っとる事とかはあるん?」
ガイ「そうですね、今俺、用があってミアレに来てるんです。そこでホテルZ、っていうとこでお世話になってて…」
カラスバ(“ホテルZ”って、あの噂の3000歳のじいさんが経営しとるとこやん、妙に怪しいな)
ガイ「でも、ホテルに全然お客さんが来なくて。AZさん、あ、オーナーさんは別に客が来なくても良いらしいんですけど」
ガイ「俺はなんとか恩を返したくて、ホテルのお客さんを増やしてあげたいんです」
カラスバ「ええ話やな。客を増やす言うんは、具体的にどうするん?」
ガイ「ちょうど動画作ってるんです!見せましょうか?」スマホロトムで転送する
カラスバ(なんやこれ…編集も動画も雑やし、何より内容がクロワッサンカレーのせいで一切入ってきいひん) - 43二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:25:29
クロワッサンカレー出てたのかよ!そりゃ伸びんわ!
- 44二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:28:49
カラスバ「…ほんまにこの動画でいけると思っとるん?」
ガイ「実はまだまだ途中で…、機材とかも揃ってないので全然なんですよ」
カラスバ「…せやったら、機材費とか色々、買うお金必要やろ。サビ組はたまーにお金なくて困っとる人らに貸してんねん。どうや、少しやったら利子も少ないけど」
ガイ「本当ですか?!じゃあ…」少し考える
ガイ「10万円って大丈夫ですか?」
カラスバ(10万は俺らにとったら端金やけど、コイツにとっては結構な大金やろうな…)
カラスバ「ええで、でも大丈夫か?ちゃんと返せるん?」
ガイ「大丈夫です!すぐに動画撮って拡散して、すぐにお客さんでいっぱいになりますから!明日にでも返せますよ」
カラスバ(コイツあほやな…) - 45二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:44:44
カラスバ「そんなら、この書類に名前と連帯保証人の名前な」
ガイ「連帯保証人、って書かなきゃいけないやつですか?」
カラスバ「そらそやろ、お前が踏み倒したら誰が10万円返すんや」
ガイ「ああそっか。……うーん」
カラスバ「そんな悩むんやったらMZ団とでも書いておけばええで」
ガイ「なるほど…??」言われた通りに書く
カラスバ「はいおおきに、ならまた少ししたら電話させてもらうで。電話した後、必ず返しに来や」
ガイ「分かりました!ありがとうございます」
カラスバ(真っ直ぐズレとる、って難儀やなぁ) - 46二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:47:59
- 47二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:59:25
ルイユ「うー」その辺をハイハイしまくる
カラスバ「今日めっちゃ動くやん、なんや、将来は陸上選手か?」スマホロトムを構える
ルイユ「(にっこり)」
カラスバ「はー天才、世界、いや宇宙一やわうちの子。何でなん??なんでこんな可愛え子に育ったん??」
「ロトロトロト…」スマホロトムがなる
カラスバ「チッ…、…なんや」
ジプソ『この間ボスが仰っていたMZ団ですが、何やら新しいメンバーが入ったようでして』
カラスバ「そんな事でわざわざ電話したん?」
ジプソ『失礼しました。ですが、そのメンバー、わずか1週間ほどでZAロワイヤルのランクがFになったらしく』
カラスバ「へえ、おもろいやん」膝の上にルイユを乗せる
ジプソ『それに加えて、どうやら暴走メガシンカも鎮めているとの情報もあり、どうも只者ではなさそうです』
カラスバ「確かにそんなやつ、今までおらんかったな。……せや、この間ガイに金貸したやん、それ使ってちょっと揺すろうか」 - 48二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:06:29
カラスバ「ガイに電話しても、忙しい言われて切られたわ。やから…MZ団のその新メンバーも交えて話しようや」
ジプソ「ではそのように連絡します」
カラスバ「頼むわ」
カラスバ「ごめんなぁルイユ、俺、今から大事な仕事やねん。せやからメガネ、返してくれへん?」
ルイユ「(そっぽ向く)」
カラスバ「んーまあ可愛えからええか…」
ジプソ「事務所の前に来たそうです、では行ってきます」
カラスバ「ちゃんと痛めつけとけや」ルイユの耳を塞ぎながら
ジプソ「当然です」
カラスバ「なあルイユ、ほんまにそろそろ仕事やねん、メガネ、渡してくれへん?」
ルイユ「…ん」メガネだけ渡す
カラスバ「おおきに、ほんま聞き分けの良いええ子か。…そしたら、ネクタイから手ぇ離してくれるか?」 - 49二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:08:35
懐いて良かったねカラスバさん
- 50二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:08:51
遂に時系列が追いついた…
- 51二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:11:34
ジプソ「お連れしました」
カラスバ「どなたさん?」
ルイユ「ん?」ネクタイを握りしめたまま離さない
ジプソ「ホテルZの…件で…参られた、そうです」笑いを堪えている
デウロ「あの…そちらの方は?あと、その子は…?」
ジプソ「サビ組のボス、カラスバ様。そしてその娘のルイユ様です」
ルイユ「う!」
カラスバ(相変わらず可愛ええな、もう諦めよ)
ジプソ(相変わらずお可愛い…)
デウロ(可愛い…)
セイカ(誘拐…?) - 52二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:15:14
威厳が消滅した
- 53二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:20:15
カラスバ「可愛えやろ、うちの子」
カラスバ(絶対可愛いって思われとるやろうな、当然やん)
デウロ「は、はい…可愛いです」
セイカ「可愛いのは同意します」
カラスバ「そもそも客人立たしたまんまや、このままやと俺めっちゃ失礼やん」
カラスバ「あのソファ…座り心地ええで、わざわざルイユのために新調したぐらいや」
カラスバ「ほな、はじめてもらおか」
デウロ「まじめな話です。ガイと連絡がつかないため、わ……わたくしたちが代理で来ました。そもそもどうしてそちらからお金を借りたのか……」
カラスバ「ルイユ、ちょっと、どっか行かんとって。……ジプソ、説明したって」ルイユを追いかける - 54二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:30:23
カラスバ「ええか、ルイユ、ちゃあんとお膝の上でお利口さんしとくんやで」膝の上に乗せたまま
カラスバ「お金の話でなあなあはアカンやろ?で、お前らどうすんねん」
セイカ「そもそも、利子がおかしいです」
カラスバ「あーあ俺ら可哀想やんなあ、貸したお金を返してもらえへんねんて」
カラスバ「ほなこうしよ!お前らとは利子の話をしようや」
カラスバ「俺らの代わりに、ちょっとしたしご…ルイユ?」
ルイユ「あー」メガネのレンズに両手をつける
カラスバ「まって、めっちゃおててクリームパンで可愛えやん。…ちゃう、今そんな話しとらんねん。ルイユ、ちょっと、ルイユ?」
ルイユ「ん!」メガネの中に手を入れて直接瞼に手を重ねる
カラスバ「あったかぁ……ホットアイマスクより癒されるわ…ってちがう!ルイユ、ちょっとジプソ、写真撮っとらんと、なぁ、客人の前やで?!」 - 55二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:42:51
赤ちゃんの前で金の話すな
- 56二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:43:36
デウロとセイカ絶対呆れてるでしょこれ
- 57二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:54:42
- 58二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:01:44
- 59二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:14:47
カラスバ「もうええわ、一旦帰ってもらおか」
カラスバ「ジプソ、客人お見送りしたって」
ジプソ(そっちか…)
デウロ(帰るの私たちなの…?)
セイカ「……」ルイユが気になる
ルイユ「ばっばい」手を振る
セイカ「…!!!!!!バイバイ!!」超絶笑顔
カラスバ「待て待て待て、それ俺知らんのやけど。ルイユ、俺も帰ってみるわ、バイバイ」手を振る
ルイユ「…?」首をこてんと傾げるだけ
カラスバ「いや可愛えけど!なんでお前だけファンサ貰っとんねん…!」セイカを睨む
セイカ「…」ドヤサ
カラスバ「お前……覚えとけよ」 - 60二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:20:26
これはセイカとルイユは会ったことありそうだな
- 61二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:24:24
まあまてこの世界にはタイムスリップの概念が存在するわけだが
- 62二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:25:15
カラスバ「ほんま…腹立つわぁあのガキ……」タバコを取り出そうとして止める
カラスバ「な、ルイユ、俺のことそろそろ、パパ、……いや、パパはちゃうな」
カラスバ「親父…いや、父さん?…なんや…?まあなんでもええわ。…呼んでくれてもええんやで」ほっぺぷにぷに
ルイユ「あうい」
カラスバ「返事してくれたん?天才やなあ」
ジプソ「カラスバ様、〇〇の件で見えた方が……」
カラスバ「あー…、流石にその現場はルイユには見せれんな、預かってもらおか」
カラスバ「じゃあルイユ、バイバイ、やで」手を振る
ルイユ「ばっ」手を振りかえす
カラスバ「…まじで、ほんま……今のスマホロトムで保存しとけばよかったわ…」
ジプソ「本当ですね」←流れ弾喰らった人
カラスバ「パルデア、やっけ?タイムマシンあるって話やん」
ジプソ「そんなに今の動画撮りたかったんですか?」 - 63二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:36:09
カラスバ「そろそろ、一つ目の仕事終わったとこか?……一応様子見にいったるか」
ルイユ「んあ!」髪の毛を掴む
カラスバ「あかんルイユ、禿げる」離そうとする
ルイユ「んー!」もっと強く掴む
カラスバ「……しゃーない、これで行くわ」
アユム「カラスバさんが紹介してくれた人のおかげで助かりました!」
カラスバ「街の人が困っていたら、助けるのが俺らサビ組やねん」ルイユを抱っこしながら歩いてくる
ルイユ「!」セイカを見つけて嬉しそうにする
セイカ「!」嬉しそうに見つめ返す
カラスバ「お前がちゃんと仕事をこなしたか確認しに来た、んやけど、見つめ合わんといてくれる?」
セイカ「…抱っこしてもいいですか?」ソワソワ
カラスバ「はぁ?なんでお前に…」
ルイユ「あー!」セイカの方に手を伸ばす
カラスバ「…ルイユがええならええけど」渋々
カラスバ「絶対落とさんとってな、ケガさせんな、誘拐すんなよ?」 - 64二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:43:39
ルイユは過去のセイカとかなんかな?
- 65二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:48:20
よかったやん母親候補は多いに越したことないぞ
女の子独特の悩みを親父やその(女の子含めた)部下にしか相談できんよりはええわ - 66二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 01:15:24
セイカ「ルイユちゃん、かわいいね〜」
ルイユ「おー!」嬉しそうにする
カラスバ「…はぁ、まあええか。ほなアユム、またなんかあったら連絡せえよ」
アユム「はい、ありがとうございました!」手を振る
ルイユ「ばっば!」振りかえす
カラスバ「ほんまにルイユは宇宙一の天才やな。…そろそろ返してくれへん?」
セイカ「え、嫌です」
カラスバ「うちの子なんやけど」
セイカ「ルイユちゃん。こんなヤクザの子じゃなくて、うちの子になろ?」
ルイユ「?」
カラスバ「そんな、こと……」
(いや何も否定できひん……、サビ組は街の汚れ役、ルイユにそれは背負わせたない……)
ルイユ「あう」カラスバの頬に手を置く
カラスバ「…ふふ、そうかぁ、俺でもええんか。ありがとうな、ルイユ」嬉しそうにする
セイカ「…ならとりあえず、お父さんにお返ししますね」カラスバにそっと渡す - 675725/11/04(火) 01:19:06
ただセイカが勝手にカラスバとの子を産んで「認知してください」ってするくらいしか思いついてなかった
- 68二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 01:20:12
カラスバ「…まあ、なんや、時々ルイユの顔見せてやらんでもないで。ルイユもお前んこと気に入ってもうたしな」
セイカ「じゃあ明日行きます」
カラスバ「早いわ。……まだ利子は残っとるさかい、がんばりや」ルイユと一緒に手を振る
セイカ「ルイユちゃん、またね」
帰宅後。
カラスバ(意外とあの女も悪い奴やなさそうやな、将来ルイユの友達くらいにはしてやるか。まあ、ルイユがどう選ぶか、やけど……)
カラスバ(バトルで俺より強かったら、か) - 69二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 01:28:12
ルイユ「かあすば」
カラスバ「……?!?!?!?!!!!!???!!!」
ジプソ「か、カラスバ様…!!!?!」
カラスバ「今……喋ったん?俺の幻聴でも妄想でもなく?ほんまに???」
ジプソ「はい、私もはっきりと聞きました!」
カラスバ「もうこんなんアルセウスもびっくりやで、こんな可愛いすぎる子世界に爆誕させてもうて。なあ、ジプソ」ぎゅっと抱きしめる
ルイユ「じうそ」
ジプソ「」
カラスバ「……天才超えてこれはもう天使やな????」
一方そのころ
セイカ「なんか急に悔しくなってきた」
デウロ「なんで?」 - 70二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 01:36:17
セイカがメガ結晶を壊し終わった後。
カラスバ「ごくろうさん」
セイカ「…今日はルイユちゃんいないんですね」ガッカリ
カラスバ「仕方ないやろ、今日は乳幼児検診やねん。俺やって寂しいわ、今頃俺の名前呼んでくれとるはずやのに……」
セイカ「え、名前呼ばれたって……ミアレに耳鼻科ないんでしたっけ?」
カラスバ「幻聴ちゃうわ、ほら、動画見てみ」スマホロトムで動画を見せる
セイカ「……うぅっ、神…」泣く
カラスバ「ほら、まだこっからや」ハンカチ渡す
セイカ「2人も?!?!2人も名前呼べるんだねぇ……私も呼ばれたい……」ハンカチで思い切り鼻水噛む
カラスバ「お前はまだ先やろ」
セイカ「絶対呼んでもらいます」
一方そのころ
ルイユ「せーか」
ジプソ「?!?!????!!???」
(動画撮るか、いや、カラスバ様はあの女をあまり…いや、撮るか……) - 71二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 03:43:53
深夜このスレ見て口角が最大限に上がってるわ
かわいすぎやろ - 72二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 03:52:42
しれっと流されてるけど愛娘の命の恩人を証拠なしに疑って罠に嵌めてるの不味くねぇか
- 73二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 03:54:02
ちょっと金で縛ってミアレの町を守る一員に(無理やり)させてるだけだから…
- 74二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 04:12:34
本編とは違ってこの設定だとカラスバさんからガイに嵌めたことの謝罪はした方が良いかもだね…娘の命の恩人を軽く扱うのは娘の命を軽く扱ってるようなもんになってしまうから
- 75二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:03:18
安直だけど「ルイ」とか「ルゥ」とか呼ばれるんだろうなと思っていたらそんなこともなくスレがこんなに進んでた
- 76二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:13:54
カラスバ「あかんあかん、聞きたいことがあったんやった。お前、暴走したポケモンを鎮めているってほんまか?」
セイカ「本当です」
カラスバ「そうなんか……。もうひとつ質問や、お前がポケモンを鎮めた後会っとった男性は誰や?」
セイカ「うーん、誰ですかね?」
カラスバ「よう知らんのか、あの御方はフラダリさんや。俺が身寄りのない頃……この話は別にええか」
カラスバ「次はメディオプラザのバトルコートに行ってくれ、頼んだで。俺はルイユのお迎えに行ってくるわ」
セイカ「私もお迎え行きます!!」
カラスバ「バトルコート向えゆうてんねん」 - 77二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:22:49
カラスバ(結局押し負けてもうた……)
ルイユ「わふ!」セイカの背の上で嬉しそうにする
セイカ「じゃあバトルコート行こうね〜」
カラスバ「はいはい」
バトルコートにて、セイカ圧勝。
カラスバ「お前ほんまに強いんやなあ」
セイカ「そうですか?バトル強いってみんなに言われるんですけど、正直あんまり実感ないっていうか…」
カラスバ「誇ってええと思うで、そんなに強いのは滅多おらん」
セイカ「私は……カラスバさんに褒められるより、ルイユちゃんに褒められたいかな〜」カラスバの背の上のルイユの頬をつつく
ルイユ「ごい、ごい!」ニッコリ
セイカ「すごいって言ってくれたの!?ルイユちゃんがすごいよ〜!」
カラスバ「……」何か考えてる - 78二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:29:18
ルイユ「ん、ん」カラスバの頬をぺちぺち叩く
カラスバ「ん?ああごめんなぁ、ちょっと考え事しとった。すごいでルイユ、お前が一等賞や」
ルイユ「ごい!」
カラスバ「ちょっと歩こか」そう言って背中から下ろして手をしっかり握る
セイカ「歩ける、んですか……?」
カラスバ「ちょっとずつな、なんやルイユは他の子よりちと歩き始めるのがのんびりさんで、ついおんぶしてまうけど…」
ルイユ「ん、」
カラスバ「そのうちちゃんとお話しできるとええな」 - 79二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 07:37:31
セイカ「ど、動画っていいですか?!」スマホロトムを構える
カラスバ「まあええけど……」
??「およしなさい!」
カラスバ「なんや今の声」
ルイユ「う、しょ、よ、しょ」ぽてぽて歩く
カラスバ「ちょっと様子みてきてくれへん?俺はルイユと一緒に少しずつ向かうさかい」
セイカ「………はい」渋々
カラスバ「頼んだで。よしルイユ、一緒に行こか」
ルイユ「あい」
カラスバ(なんでこんな可愛えんやろ、ボディガードでも雇わな心配やな) - 80二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 14:12:31
保守
- 81二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:56:37
あまりにも良すぎて口角が宇宙まで上がった
- 82二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:29:55
カラスバ「なんやもう解決したんか」
セイカ「はい、どうやらミアレを守る会、?という方々がジェット社長を根拠もない中非難していたようで、とりあえずバトルで黙らせました」
カラスバ「流石やな」
ルイユ「ごい、ごい!」
セイカ「ありがとう、ルイユちゃん」頭を撫でて
カラスバ「……この後時間あるか?」
セイカ「はい、特に何もないので」
カラスバ「なら、事務所に一緒に帰らへん?ルイユもお前のこと気に入ってもうたみたいやで」
ルイユ「せーか!」手を握る
セイカ「…ルイユちゃん!!」握り返す
セイカ「じゃあ、お言葉に甘えて」 - 83二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:34:54
邪神のせいにすれば!
- 84二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:43:17
ジプソ「それで、一緒に3人で帰ってきた、と。もうそれは……いえ何でもありません」
カラスバ「……お前の言わんとすることは流石に俺も分かるで?」
カラスバ「正直、サビ組にずっと縛りつけるんもルイユのためやないなぁとは最近思ってんねん。そのうちちゃんと、考えなあかんな」
ジプソ「それで…お二人は?」
カラスバ「あっちのソファで寝とる。ほんま、利子返すこと完全に忘れとるやろ、あれ」嬉しそうに
カラスバ「今度、ホテルZにでもルイユ連れて泊まりに行こうか思っとるけどええよな?」
ジプソ「…私はカラスバ様の仰せのままに」
カラスバ「……」スマホロトムで動画を撮る
カラスバ「風邪ひくで。……寝とるで聞こえとらんやろうけど」毛布を持ってきて2人にかける
カラスバ(俺もここで仕事するか……)隣にノートパソコンを持ってきて座る
ルイユ「…うーん」 - 85二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:10:27
ルイユ「う〜〜ん」
カラスバ「なんやルイユ、目ぇ覚めたんか?」ほっぺをぷにぷにする
カラスバ「⁈あっつ、ルイユ…熱か、⁈!」
セイカ「……ん…?」目が覚める
カラスバ「セイカ、そろそろ起きや。…俺は、今からルイユを病院に連れてかなあかん」肩を揺する
ルイユ「う〜」
カラスバ「とりあえず冷えピタ貼っとくか?」棚から冷えピタ等々を取り出す
カラスバ「変な風邪でももらって無いとええけど……」
セイカ(……なんか、すごい、ちゃんとお父さんしてる)
セイカ「……ん、しょ。カラスバさん、私も何か、手伝います」
カラスバ「いや、もうそろそろ夜や、ホテルに帰り」 - 86二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:57:52
ルイユちゃん歩けたり発語すぐできたりと結構発育良さそうなのにヤクザの事務所前に捨てられてるのに闇を感じる
- 87二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:33:54
セイカ「ルイユちゃんが辛そうなのに放って置けません!」フンス
カラスバ「気持ちだけありがたく受け取っとくわ、でもほんまに帰りや、もうタクシー呼んだで病院行くだけや」
セイカ「でも」
カラスバ「今度、ルイユが元気になったらホテルZにでも顔出したるさかい、今日のところは諦め」
セイカ「……はい」
カラスバ「ん、ちゃんとお返事できてええ子や」いつもルイユを撫でるように頭を撫でる
セイカ「…???」
カラスバ「ジプソ、お見送りしたって、俺は裏から行くわ」
ジプソ「セイカさん、ではエレベーターに」
エレベーター内にて
セイカ「…???」
ジプソ(カラスバ様またやってる……何度人を誑かせばあの人は自身の毒に気づくんだ) - 88二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:53:58
カラスバ「良かったわ、すぐに診てもらえて」
ルイユ「ん……」眠そう
カラスバ「俺たち大人にとってのただの風邪も、ルイユにとっては危ないもんなぁ」
カラスバ「美味いミックスオレでも買って帰ろか、頑張ったご褒美や」
セイカ「…みっうすおれ」
カラスバ「せや、ミックスオレ。やから、注射ちょっとだけ、ほんまにちょっとだけ痛くても我慢できるな?」
セイカ「うー」コクン
カラスバ「偉い子やな、ルイユは」ぎゅっと抱きしめる - 89二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 06:31:19
数日後
カラスバ「お前、ほんまに暇なんやな」
セイカ「暇とかじゃないです、さっきまでロワイヤルしてきて……、ちょうどここが近かったので、ルイユちゃんの様子を見にきただけです」
カラスバ「はよ寝えや」
セイカ「いえ、大丈夫です」
カラスバ「ちゃんと自分の体大切にせえよ」眉間に皺を寄せる
カラスバ「でもちょうど良かったわ、利子について話そう思っとったから」
セイカ「…あ、そういえばそうでしたね」
カラスバ「仕事はあれで終わり、約束通り借金はチャラにしたるわ」
セイカ「ありがとうございます…!」
カラスバ「それと、」
ピコーン
スマホロトム『『ランクアップ戦のお知らせです』』 - 90二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 07:34:57
カラスバ「ほんまおもろいなぁ、次の相手はお前やん」
カラスバ「これは天が戦えゆうてるで!」
ジプソ「ボスの仰る通りです」
カラスバ「ジプソ、いつからおったん?まあええけど」
カラスバ「お前、チャレンジチケットは持っとるか?」
セイカ「もちろんです」
カラスバ「流石や」
カラスバ「ルイユ、そろそろ起き」膝の上で眠っていたルイユを起こす
カラスバ「ジプソ頼むわ」代わりに抱っこさせて立ち上がる
カラスバ「ほな、始めよか」 - 91二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 07:42:27
カラスバ「おかしなもんやな、ZAロワイヤルに参加した時はただミアレへ恩返しするために、その力を得るためだけやったはずなのに」
カラスバ「今の俺はルイユのせいで随分と欲張りな人間になってもうた」
カラスバ「ルイユもミアレもサビ組も、全部俺が守るねん、そのためにはお前に勝って、先に俺がAランクになる」
セイカ「私だって、勝って街を守ります」
カラスバ「せやな、お前はそういう奴や。とにかく、お前とのポケモン勝負、楽しませてもらうで!」
サビ組のカラスバが勝負をしかけてきた! - 92二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 16:57:21
- 93二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 18:39:04
今気づいたわ、申し訳ないとは思ってる
- 94二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:34:32
【番外編】
マチエール「ジプソさん、これが頼まれていた調査の資料だよ」
ジプソ「ありがとうございます」
マチエール「最近……とは言っても10数年前だけど、DNA鑑定っていうのができて、親子関係や兄弟関係なんかがそれで分かるんだ」
マチエール「それで、ルイユちゃんとカラスバさんは正真正銘の親子、って結果が出たよ」
ジプソ「やはり、そう、でしたか……」
マチエール「何か思い当たることがあったの?」
ジプソ「いいえ、全く。勘です、ただ本能的なもので、何か2人には繋がりがあるのではないかと」
マチエール「うーん難しい話だね」
ジプソ「とりあえずは、この事は他言無用でお願いします」
マチエール「もちろん」 - 95二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:35:07
!?
- 96二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:36:28
やっぱりタイムマシンとかディアルガとかセレビィは関係してそう
- 97二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:37:23
マチエール「2年前、サビ組の前にルイユちゃんを置き去りにした人物についても、もう一度、調べてはみたんだけど……。やっぱり辺りの防犯カメラには何も映っていなかったみたい」
マチエール「考えられるのは、ゴーストタイプのポケモンの仕業か、……最近話題の“フーパ”っていういたずらポケモンくらいかな」
マチエール「紙袋がヌーヴォカフェのものだったのもなにか引っかかるよね。……そもそも、なんの目的で?」
番外編 終 - 98二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:39:33
フーパが連れてきたとなるとこれ本来のルイユちゃんのご両親(別世界のカラスバと推定セイカ?)がとんでもない事になってそう
- 99二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 19:40:33
クソデカい謎ができたな…
- 100二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 20:04:22
なんとぉ!?
超常の力を持った奴が当たり前にいる世界だがはてさて真相は? - 101二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 20:39:50
カラスバ「……ペンドラーたちのええとこ出せんかったわ。ルイユに格好ええ姿見せたかったんやけどな」悔しそうに笑いながらルイユの方を見る
カラスバ「なんや、寝とったわ。でも、俺の負けるとこ見てへんかったのは、……良かったわ」
カラスバ「セイカ、俺はお前のことを認めとる、契りのわざマシンや!お前のポケモンみんなにダストシュート覚えさせたらええで!」
セイカ「ありがとうございます!ダストシュート覚えてくれる子いるかなぁ」
カラスバ「……なあ、セイカ」真剣な顔で
カラスバ「お前もサビ組に参加せいへんか?」
セイカ「うーん、ルイユちゃんのお世話係としてならいいですね!」
カラスバ「……せやな、ってあかんあかん。嬉しいけど、お前はまだMZ団の人間やろ、筋は通さんとな」
カラスバ「そしたら今度、ルイユと2人でホテルZに邪魔させてもらうわ」
セイカ「ぜひ!」 - 102二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 20:48:08
ルイユとカラスバガチ親子!?
気になる - 103二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:46:35
カラスバ「お邪魔しますわ!」
ルイユ「おやま!」
デウロ「ええっ、お客さん!?」
セイカ「いらっしゃいませ、カラスバさん、ルイユちゃん!」
デウロ「えっ、どうして!?」
カラスバ「セイカに聞かなかったん?俺らが泊まりにくること」
ガイ「カラスバさん、お泊まりならこちらに」
カラスバ「AZさん、言うたか?ほんまでっかい人やなぁ」
ルイユ「おーきい!」ピョコピョコ
カラスバ「ルイユ、家やないで、ここではちょっとだけ落ち着こか」
ルイユ「うん」
AZ「ここに名前を」
カラスバ「はいはい、1番良い部屋用意してや、シングルでええよ」
カラスバ「職業は……何でも屋さんでええか」 - 104二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:48:38
カラスバもう立派な父親やな
- 105二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:54:25
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 23:55:35
カラスバ「ほな皆さん、良い夢を」エレベーターに乗る
ルイユ「ばいばい!」手を振る
セイカ「おやすみ、ルイユちゃん」振り返す
デウロ「ど、どういうこと?」
ピュール「わかりませんよ」
ガイ「お客様としてもてなすだけだよな」
セイカ「そうだね、でもカラスバさん、悪い人じゃないからきっと大丈夫!」👍
ガイ「それはセイカが強いからだよな……」
数時間後。
セイカ「カラスバさーん」ドアをノックする
カラスバ「開いとるで。……なんや」ルイユの髪の毛を乾かしている
セイカ「お邪魔しまあす、ルイユちゃん、ここのホテル気に入ってくれたかな〜って」 - 107二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:25:26
気になる
- 108二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:40:28
カラスバ「ここはええホテルやな、清掃も行き届いとって設備も案外しっかりしとる」
セイカ「ガイが毎日ひと部屋ひと部屋丁寧にチェックしてるんです、褒めれば喜ぶと思いますよ!」
カラスバ「どうやろ、俺はあいつにとってただの取り立て屋やからなあ」
ルイユ「といたて?」
カラスバ「あかんあかん、ルイユが変な言葉覚えるわ」頭を優しく撫でる
セイカ「ルイユちゃんも、ここ気に入ってくれたかな?」目線を合わせて
ルイユ「うん」
セイカ「良かった〜!これからもいっぱい遊びにきてね」
ルイユ「うん!」
カラスバ(……なんや、こうして並んどるの見とると姉妹みたいやな、いや、親子か?……顔立ちがどっか似てるんよなあ) - 109二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:51:13
おや?
- 110二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:54:02
カラスバ(セイカに限ってそないなことあらへんよなぁ……気のせいか)
ルイユ「(お腹のなる音)るゆ、おなか」
カラスバ「確かに腹減ったなぁ、ここって食事サービスはないん?」
セイカ「えーっと、どうなんでしょう…?私はいつもガイのクロワッサンカレー食べてますけど」
ルイユ「くおわっさん!」
カラスバ「ほんまに提供しとるやん……、動画用だけやと思っとったわ」笑う
セイカ「最初はびっくりしますけど、おいしさは本物ですよ!あ、ルイユちゃんはカレーとか大丈夫かな」
カラスバ「うーん、あんまり大人用のはよくないよなぁ」
セイカ「ルイユちゃん専用に甘口カレー作れないか聞いてみます!」
カラスバ「おおきにな」
ルイユ「おーきに!」 - 111二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 07:58:22
- 112二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 10:01:23
カラスバとセイカの娘なら捨てる訳ないし、なんか未来であって時を渡れるポケモンとかに託した可能性が高くない?人の感性でポケモンは測れんし
- 113二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 10:27:22
フーパ云々言ってたし多分紙袋に詰めたのはフーパだと思う
- 114二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 17:04:59
ふと思ったけどカラスバさんは部下達に「カラスバ様」って呼ばれてるじゃないか、ってことはルイユちゃんはいつもそれを聞いてるわけじゃないか
ということはルイユちゃんはカラスバさんのこと呼ぶときは名前に「しゃま」ってつけるんだ
多分きっとメイビー - 115二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 18:29:30
セイカ「それじゃあ、いただきます!」
デウロ「い、いただきます」
ピュール&ガイ「……」
カラスバ「いただきます」手を合わせる
ルイユ「いたらきま!」
セイカ「わざわざ甘口カレー用意してくれてありがとう!ガイ」
ガイ「あ、ああ……」
ピュール「……あの、どうしてサビ組がいるのか聞きたいんですが」
カラスバ「ルイユがセイカと食べたい言うから、ついてきただけやで」
カラスバ「意外とクロワッサンカレーも美味いやん」
セイカ「ルイユちゃん、カレーはどう?美味しい?」
ルイユ「うん!」ニコニコ
デウロ「ちょ、ちょっと待って!私たち、まだ頭が追いついてないっていうか」
セイカ「ああ、ごめん。私は、ちゃんとMZ団とカラスバさんで話さないといけない、って思ってるから、この部屋に来てもらったの」 - 116二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 18:42:39
おお、子は鎹を地で行っとる
他のMZ団のみんなが宇宙背負ってるのは仕方ない、特にガイは - 117二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 19:20:18
セイカ「じゃあはい、カラスバさん」
カラスバ「なんでお前が勝手に進行するねん、まあええけど」一度咳払いをする
カラスバ「お前らに…謝らんといかん、とは思っとる、払えるはずのない不当な利子を押し付けて、良いように使ったこと。……ほんまにすまんな」
ピュール「元は、ガイがよく契約書を読まずに借金したのが良くなかったんですよ」
ガイ「……俺も、ちゃんとみんなに謝らないとだめだよな。ごめん、俺のせいで、本当にごめんなさい」
デウロ「ちゃんと借りたお金は返すんだよ」
ガイ「う、はい」
セイカ「みんな言いたいこと言えた?じゃあ、話は終わり!」
ルイユ「おあり!」
ピュール「……ずっと気になってたんですが、この子は誰ですか?」 - 118二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 19:28:05
セイカ「カラスバさんの子だよ」
ピュール「え…は?」カラスバとルイユを見比べて目を見開きながら
ガイ「顔はそんなに似てないけど、目の色はおなじだよな」
カラスバ「……せやな」微笑みながらルイユの口についたカレーを拭く
ルイユ「んむ」
デウロ「ルイユちゃんの茶髪はお母さん譲りなんですか?」
カラスバ「どうなんやろ」
ピュール「……デウロ、そこまでにしときましょうよ」
セイカ「ルイユちゃんは将来、どんなポケモンと相棒になるのかな〜」
ルイユ「ぽけもん?るゆの?」
セイカ「ふふ、うん。どんな子と友達になれるんだろうね」 - 119二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 19:29:20
フォッコ一択だろこんなもん
- 120二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:02:57
ルイユ「るゆ、まだねない……」
カラスバ「もう8時やで?良い子は寝る時間や」
ルイユ「ん〜〜!」布団から出ようとする
カラスバ「こら、あかんやろ。ほら、一緒に寝るで」
ルイユ「ねない!」
カラスバ「困ったなあ。ルイユ、そしたら寝ずに何するん?」
ルイユ「…ん〜〜、ねない!」
ノック音
セイカ「セイカです、入っても良いですか?」
カラスバ「ええで」
セイカ「失礼しまーす。あ、ごめんなさい、もう寝るとこでしたか?」
カラスバ「いや。ルイユがまだ寝んって駄々捏ねてんねん」
ルイユ「せーか!」布団から出て駆け寄る - 121二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:14:52
カラスバ嫉妬してそう
- 122二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:49:20
セイカ「ルイユちゃん、お父さんの言うことちゃんと聞かなきゃだよ?」
ルイユ「やだ、ねない!」セイカの足にしがみつく
カラスバ「今日はずっと良い子しとってくれたから、その反動やろなあ……」
セイカ「そうなんですね、でもそんなルイユちゃんも、可愛くてしょうがないかも」抱き上げる
ルイユ「ねない……」抱っこされてだんだん眠くなる
セイカ「おやすみ、ルイユちゃん」
ルイユ「……💤」
カラスバ「助かったわ、おおきに」ルイユを代わりに抱っこしてベッドに寝かせる
カラスバ「それで、用は何やったん?」
セイカ「今日のこと……、色々ありがとうございました」深々と頭を下げる
カラスバ「こっちは何も感謝されることしとらん、頭あげや」
セイカ「カラスバさん、ってやっぱり良い人ですよね」
カラスバ「こんな仕事しとって良い人はないやろ」
セイカ「そうですかね?」
カラスバ「そうや。お前は簡単に俺と…サビ組と関わるけど、それは珍しいことなんやで?気軽にこっち来ても何もええことなんてない」 - 123二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 20:51:30
- 124二次元好きの匿名さん25/11/06(木) 21:01:20
カラスバ「……なあ、セイカ」ルイユの頭を撫でながら
カラスバ「ルイユのこと、頼みたい」
セイカ「え……?」
カラスバ「ずっと、ここんところずうっと考えとったんやけどな、やっぱり俺やとあかん、サビ組じゃあかんのや」
カラスバ「ルイユが将来どんな人間になるか考えた時、俺らが全部足枷になってまうって気づいたんや。サビ組、って名前だけでルイユの人生をこれからも一生縛り続けるねん」
カラスバ「やから……」
セイカ「……あの、ルイユちゃんのお母さん、に頼るんじゃだめなんですか?」
カラスバ「……ああ、言っとらんかったよな。ルイユは、事務所の前で紙袋ん中入れられて置き去りにされとった」
セイカ「……っ!?」
カラスバ「俺の子やない、いや、俺の娘や、何があっても俺の1番の娘なんは変わりない。……ただ、本当の生みの親やない」