- 1二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:38:58
- 2二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:39:46
半田「退場ッ」
- 3二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:40:04
円堂を引っ込めるわけには行かないから補欠決定ェ
- 4>>125/11/03(月) 16:40:05
その巨体をベットから起こした男は、日課に基づき部屋のカーテンを開いた。まぶしさで一瞬瞼を閉じる。まだ太陽は登ったばかりのようで、夜の闇に沈んだままの家と、朝の光に照らされた家の二種類の屋根屋根が見えた。
一日が始まったことを実感し、同時に昨日で春休みが終わってしまったことを思い出した彼は、その強面を無表情から苦面に変化させていく。
気持ちを切り替える為に洗面台に向かい、顔を洗う。くよくよしてはいられない。今日は入学式。とうとう自分も中学生になるのだ。
とてもじゃないが中学生には見えない大男。彼は自分を「シマキン」と名乗っている。 - 5二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:40:45
ポジションはなんとなくイメージに合っててリラックスできますね
- 6>>125/11/03(月) 16:41:25
新入生に飢えた二、三年生の群れ…入学式を終えた新入生…草食獣…彼らを喰らわんとする肉食獣の群れッ
自身の所属する部活動のメンバー…血肉を増す為蠢く獣たちッ
そこにあるのは抜け駆けに横取り…バーリ・トゥード(なんでもあり)の世界ッ
か弱い新入生…何も知らぬ弱者…草食獣…彼らは獲物…狩られる側…
ただ、一人を除いて…
ズシン…ズシン…怪獣映画さながらの大きな足音が聞こえた。幻聴…そのはず…が…音は無くならず…それどころか近づいてくる…一人がふと、目を音のする先へと向けてみた…そこに居たのは!
島
木
‼︎‼︎
中学一年生にしてその身長210cm…小便器はしゃがまなければ器に標準が収まらず…大便器は座れば軋むッ
彼が被捕食者…?NO…強食者!生態系ピラミッドの頂点…百獣の王ッ
その迫力に押され…一年生はおろか…二、三年生…教員ですら一歩たりとも動けない…
「とっとと帰ってゲームでもするかの…」
周りの思いもつゆ知らず。中学時代、シマキンはかなり呑気な性格だった。 - 7二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:44:31
恐らくFF編のかませGK枠だ
- 8>>125/11/03(月) 16:51:33
「何ちゅうことや…」
三週間後。ベンチに座るシマキンが落ち込んでいることは、誰が見ても明らかだった。
小学時代、あらゆる人間から拒絶され続けたシマキンは、自分が馴染める部活を見つけようという目標を持って中学生になる。入学当初は「おっしゃあっ!とうとうワシの居場所を探せるで!」なんてやる気に満ちたことを言っていたが、いざ体験入部を始めてみると、結果は散々なものだった。
先ず相撲部。トレーニング器具を壊しまくって追い出された。
次にラグビー部。またもやトレーニング器具を壊しまくって追い出された。
続いてバスケ部。器具を壊す、追い出される。
最後に陸上部。
こわ
でる
「ワシ…もう帰宅部になろうかの…」
昔からいつもこうだった。毎日いろんなところに体をぶつけたり力が強すぎて物を壊したりして、いつも迷惑がられて最後には追い出される。
小学、中学と人から拒絶され続けた彼は、いずれ自分が人の輪に入れない人種と悟って不良となり、後に尼崎へと引越して暴力を用いて暴走族を率いることとなる。
この一言が、無かったら。
「なあ、サッカーやろうぜ!」
顔を上げた先には、やる気と希望に満ちた顔のサッカーバカが居た。 - 9二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:53:04
なにっSSっ
- 10二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 16:55:32
よかったのぉダークエンペラーズ
変なトゲトゲを他所から借りて来ずに済むで - 11>>125/11/03(月) 17:28:13
「なあ。お前の体格なら、ゴール前に立ってるだけでシュートは全部弾けるんじゃないか?」
「ち…ちょう待ってや!何の話をしとんねん!?」
混乱した頭がなんとか言葉を思いつき、少しどもったが会話が成立した。
「あ…悪い。ちょっといろいろすっ飛ばして話しちゃってたか…?」
サッカーバカとて、流石に気遣いはできる。シマキンが落ち着くのを待つことも。
「お…おう。なんとか落ち着いてきたで。ほいで、何の話をしとったんや?」
「ああ!サッカー部だよ!サッカー部!オレが作ったんだ!入部してくれないか?」
シマキンは少し悩み、困ったような悲しげな顔をして答えを返した。
「…悪いの、ワシ、いろいろ物を壊してまうんや。部活のトレーニング器具とかも…だから、ワシを部員にしたら迷惑が…」
「やりたいのか?」
「へ?」
「サッカー、やりたいのか?」
…さっきよりも長く黙るシマキン。彼は考える時、あれこれ動かず、じっとするタイプだ。結論が出たらしい。まだ歯が生えそろっている口を開いた。
「やりたい。」
「マジか!?じゃ、ぜひうちに入ってくれ!」
「え!?いや、だからワシは…」
「サッカーがやりたいなら、やればいいだろ!やりたいんだから!」
「………」
心が救われた。自分を受け入れてくれた。仲間だと認めてくれた。
「…ん!?どうした!?ごめん!?泣かせちまったか!?なんか悪いこと…」
「てめえが雷門中学サッカー部か。」
笑顔をこぼして、意を伝える。
「入部したらあっ!」 - 12>>125/11/03(月) 17:32:04
季節は巡り、時は廻る。シマキンがサッカー部に入部してしてから一年と三ヶ月が経過した頃。
成長期を経たシマキンはさらに背が伸び、身長255cm。巨大を超えた巨体となった。
「ババタレがーっ!」
部室にシマキンの怒鳴り声が響く。
そりゃ、彼の立場ならこの現状を見て怒鳴りたくもなる。ゲームで遊ぶ部員、漫画を読む部員、トランプで遊ぶ部員…彼らを初見でサッカー部だと見抜ける人間は多くないだろう。
「円堂はもうグラウンドに向かっとるんやぞ!おどれらピコピコペラペラしとらんでとっとと練習せえや!」
「また島木さんの癇癪でやんす…」
「十一人部員が揃ってもいないのにグラウンドを使わせてもらえるわけないじゃないスか…」
「もうすぐこの部も廃部されるってウワサもあるしな…」
「ガタガタ抜かすなや!そんなウワサが出とるのも部員が揃わんのもおどれらのやる気がないせいやないケ!不眠不休で練習せえや!」
「先にグラウンドに向かってるでェ!」そう言うと、シマキンは部室を飛び出して行った。部員を信じて放っといておくらしい。
「ンな無茶な…」
誰が言ったのか。そう一言ぼやくとサッカー部員たちは最初からシマキンなどいなかったかのように再び遊び出した。 - 13二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:33:49
この巨人に怒鳴られて怯えない以上サッカー部員は?
- 14二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:35:29
- 15二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:35:56
このGKしかやる気のないサッカー部は…?
- 16>>125/11/03(月) 17:47:10
- 17二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:52:27
- 18二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:54:02
これ今のサッカー部は初期7人+島木なんスか?
まさか誰か猿空間送りって訳じゃないでしょ? - 19二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:55:42
- 20二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 17:58:11
世界編って…ま…まさか
GK3人体制…? - 21>>125/11/03(月) 18:03:08
「ふーん…サッカーね…」
「風丸!お前一流プレイヤーと競ってみたいって言ってただろ?もしやる気になったらいつでも来てくれよ!放課後は鉄塔広場で練習してるから…」
「サッカー部?僕が入るわけないだろ?せめてあと1人足りないって時にもう一度きたら?」
「む?あと1人?」
「この目金が弱小サッカー部を救ったときたらかっこいいじゃないか…ククク…」
「えらそうなモヤシやのう…」
「サッカーなんて軟弱の極み…」
「なんか言うたか?」
「…どすこい!(知らんぷり)」
なかなか部員は集まらない。が、諦めたらそこで終わりだ。学校中を駆けずり回る二人。 - 22二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:05:06
- 23二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:07:20
- 24二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:08:33
お前の使い手はFF最弱のGK(ゴールキーパー)!
- 25二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:09:59
シマキンの属性はやっぱ山なんスか?
- 26二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:11:04
- 27二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:12:25
このゲーム林属性多くないすか?
- 28二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:15:50
フェンスオブガイアとかを使うのかもしれないね
- 29二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:16:07
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:17:39
- 31二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:19:05
- 32二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:20:23
- 33二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:23:41
- 34二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 18:29:22
- 35>>125/11/03(月) 19:40:59
ちなみに属性はdice1d4=4 (4)
1.風
2.林
3.火
4.山
らしいよ
ファーン!という電車の警笛が聞こえた。
広場までの急な階段を登る円堂とシマキン。階段の上から沈みかけの太陽を反射した鉄塔の光が目に差してくる。
いつもの練習場に着いた。そういえば、サッカー部に入ってから一年が経ったことを思い出したシマキン。最初はみんなやる気があった。それから落ちぶれて行ったのはいつからだったか…どうも具体的に思い出すことができない。
「豪炎寺!」
円堂の声で沈んでいた意識が現実へと引っ張られていく。
「…ん?ちょう待ってやおどれは一体何モンや?うちの制服着とるけど…」
シマキンたちから離れていく豪炎寺。
「無視すんなや!」
「お前も聞いてるだろ?帝国学園との練習試合!」
「円堂お前も無視すんなや!」
「でも…メンバー足りなくてさ…ずっと声かけまくってんだけど…だれもやってくれないんだ…なあ、考え直してくれないかな…?」
目は口ほどに物を言うとはよく言ったものだ。この場合、豪炎寺の硬く結んだ口と目から「話す気はない。」と言われているが。
「なんで…なんでやめちゃったんだ?よかったら話してくれないか?」
険しい顔を円堂から背ける豪炎寺。
「もったいないじゃないか!あれだけのキック、最初に見たとき、俺、鳥肌立ったんだぜ!やめたのには、理由があるんだろうけど…サッカー、嫌いになった…わけないよな!好きじゃなきゃあんなキック、できないもんな!」
「お前、よく喋るな。」
「俺さ、お前とサッカーやりたいんだよ!俺たちが組んだら最強のチームができるぞ!」
人が物を言うのは口と目だけじゃないらしい。豪炎寺は練習場の段差を飛び降りる行動と、「もう話しかけるな。」という言葉で話を聞く気がないことを示した。
同時に口でも。
「じゃあ何で昨日!ボールを蹴った!」
ギロ!漫画ならそんな音が描かれていただろうか。円堂を睨むと、豪炎寺はそれっきり、背を向けて家へ帰っていく。
振り返ることは、なかった。
- 36二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:19:29
山属性GKとか円堂と丸被りを超えた丸被り
- 37二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:49:14
GK二人とかどうするやろなぁ…
- 38二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:50:16
このレスは削除されています
- 39二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:53:09
恐らく主人公とポジションを交代する予備要員と思われるが……
いやでもメインポジ被ってるの邪魔じゃないのん? - 40二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:54:47
さしもの彼といえども、ここまでキッパリとサッカーを断られてしまえば、すぐには立ち直れないだろう。豪炎寺の勧誘に失敗した円堂を労ってやろうと声をかけるシマキン。
「円堂…」
「よおぉオーし!特訓だー!」
円堂の大声が広場に響いた。シマキンにもその熱が伝播していく。それと同時に、サッカーバカのハートが折れないことをシマキンは思い出した。
「ワシも付き合うで円堂!」
「ああ!ありがとなシマキン!一緒に特訓しよう!」
「本番までにワシ以外の人数で十一人集まりきるかわからん!ワシはフィールド・プレイヤーになってもいいようにダッシュ特訓やっ!」
「気合いたっぷりだな、円堂、島木。」
声の方へ顔を向けると、シマキンと同じように、円堂の熱に当てられた顔の風丸がいた。
「俺もサッカー部に入るぜ!」
「風丸!来てくれたんだな!お前がいたら百人力だ!」
「ああ!それと…」
風丸が指を茂みの方へ向けた。と、同時に誰かがその陰から飛び出してくる。いや、飛び出すというよりはみ出すという感じだ。
出てきたのは…
「栗松!」
「円堂さんの気合いに当てられて…」
「少林!」
「オレたちもやる気ですよ!」
「宍戸!」
「特訓!やらせてください!」
「染岡!」
「火がついちまったぜ…」
「半田!」
「久々に本気出すかな!」
「壁山!」
「忌憚のない意見ってヤツっス」 - 41二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:55:31
別に円堂は本来GK専門じゃないんだよねすごくない?
おそらくMFになると思われるが… - 42二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:56:29
まさかのSS編に感動しておりますズズッ
- 43二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:57:50
これが普通のサッカーなら3m近い化物が突進してくるだけで中坊はちびるんじゃないスか?
- 44二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:58:12
恵体を超えた恵体だしどこへポジション滑りしてもやっていけそうではあるよね
離脱展開回避できるなら薄すぎるFWとかになるんスかね - 45二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 20:59:17
- 46二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:01:09
豪炎寺と壁山とシマキンで二段イナズマ落としが出来るものと思われるが…
- 47二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:05:53
それは脅威の侵略者編で浦部リカを使っていたワシのことを…
- 48二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:09:36
円堂の熱に折れた感じで誰もシマキンの説得は響いてなさそうなの悲しーよ
- 49二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:14:35
恐らくこの積み重ねでダークエンペラーズ入りするものだと思われるが…
- 50>>125/11/03(月) 21:16:15
「よーし!雷門中学サッカー部集結だー!みんなれ明日の試合に向けてもう特訓するぞ!」
「「「「「「「「おおっ」」」」」」」」
強敵を前に一致団結した雷門イレブン。気合い全開のテストステロン大爆発。十一人がそれぞれのポジションのグループに分かれて猛練習が始まる。
「ナイスオフェンスだな島木!」「くらえっシュート!」「そう!その蹴り方だ風丸!」「今のキャプテン、なんか光ってたでませんでした?」「忌憚のない意見ってヤツっス」
忙しなく走ったり、蹴ったり、汗を流して特訓し続ける彼らの姿は、暗い夜空を切り裂く稲妻のように輝いていた。
夜もすっかり更けた頃。ひんやりとした夜に身体中を巡る熱気が心地良い。ふと、シマキンが言った。
「ワシの新しいポジション決めへんか?キーパーもええけど、そっちとは別で副ポジションってことでのう!」
「分かった!じゃあ、シマキンの新しいポジションは、dice1d3=1 (1)
1.FW
2.MF
3.DF
でどうだ?」
- 51二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:18:32
山属性FW=神
- 52>>125/11/03(月) 21:24:51
- 53二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:25:13
おそらくブロック技持ちで前線でボールをとるタイプのFWだと思われるが…
- 54二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:27:03
- 55二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:28:03
大変だあっ
影野さんが…影野さんが猿空間に消えたあっ - 56二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:29:00
- 57二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:29:57
おいおいそこはシマキンの熱意で壁山を成長させる展開でしょうが
- 58二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:32:00
なんか鯱山インストールされてるし最初からメンタルはそこそこあるものと考えられる
オラッ栗松も右近パッチで強化しろよっ - 59二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:34:31
- 60二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:43:09
おもしれーよ
- 61二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:55:19
- 62>>125/11/03(月) 21:55:22
「みんな!今日から入部してくれるマックスと影野だ!」
「ボク松野空介。マックスって呼んでよね。」
「オレ…影野。目立つためにサッカー部入ったんだ…よろしく。」
「頼りにしてるぜ二人とも!」
二人が一致団結したサッカー部に加わって、チームの絆の輪がさらに広がった。強敵撃破のため、さらに練習を積むぞ!
「…誰か忘れとるような…」
「ちょっとー!ボクのこと誘ってくださいよ!」
部室の扉の外を見ると、目をカッ開いて大口で叫ぶ眼鏡をかけた生徒がいた。
「あーっメガネ!」
「あんまりにもサッカー部に誘ってこないもんでこっちから来ちゃいました!」
「ってことはもしかしてサッカー部に入部したいのか!?」
「ククク…背番号はエース・ナンバーでお願いしますよ」
「よっしゃあこれで部員数十二人だあっ」
夏の暑さも歓喜の熱で吹き飛ばす勢い!雷門イレブンは特訓に更なる磨きをかけていったのだった!
そして…運命の帝国学園との練習試合の日… - 63二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:55:55
ふうん野生との空中戦を制すためにシマキンが思いつくも肉のヨロイで成功せず頓挫した所をそれを聞いていた壁山が成功させるということか
- 64二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 21:57:22
何らかのアクシデントで壁山がいなくてもロックウォールダムが出来そうでリラックスできますね
- 65二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:03:21
OMFくらいの動きができないと世界編で置いていかれそうな気がするんですけど…
ま、まさかRHプログラム - 66>>125/11/03(月) 22:10:17
「みんな!今日は決戦の日!帝国学園との練習試合の日だ!」
「朝メシは食ってきたかー!?」
「「「「「「「「「「「「しゃあっ」」」」」」」」」」」」
「たっぷり寝てきたかー!?」
「「「「「「「「「「「「しゃあっ」」」」」」」」」」」」
「活気と勝つ気満々かー!?」
「「「「「「「「「「「「しゃあっ」」」」」」」」」」」」
「行くぞー!」
「「「「「「「「「「「「う お お お お お」」」」」」」」」」」」
全員が全員、この数日間で十倍パワー・アップした気がする。やる気と元気は百倍だ。グラウンドへと歩いていく十二人。
「シマキン!似合ってるぞそのユニフォーム!」
「おうっこれ着てると元気が湧いてくるでっ」
「キック・オフはワシがやらせてもらうわ!」 - 67二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:29:23
- 68二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:29:55
このあとあががってなるのがほぼ確定なんだよね 酷くない?
- 69二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:32:03
雷門中学サッカー部、聞いています成人男性をチームに入れた異常者集団スよね……
えっ、本当に中学生なんスか - 70>>125/11/03(月) 22:33:01
グラウンドで待っていると、対戦相手が来た…
『乗り込んできた』
『乗り込んで』来た
「四十年無敗は伊達やないっちゅうことかい…」
武者震いするシマキン。他のみんなもとても興奮している。
帝国学園サッカー部は巨大なバスに『乗り込んで来た』。バスが雷門中学の前に停車すると、ドア・ハッチが開かれ、中から出てきた…『最強』の群ッ…バラバラの見た目…ヘッド・フォンをツンツン・ヘアー…ロン毛のたらこ唇…メットを被った大男…薄笑いを浮かべる眼鏡…ゴーグルとマントを装備したドレッド・ヘアー…
彼らに共通していることは三つ…帝国学園生であること…同じユニフォームを着ていること…トップクラスのサッカー・プレイヤーだということッ - 71>>125/11/03(月) 22:47:15
怯え…勇み…驚き…各々抱える感情は違えど、結果として全員が緊張していた。一人を除いて。
「今日は練習試合を組んでくれてありがとうございます!オレ、キャプテンの円堂守です!」
楽しむ心。この場では一番の緊張に対する対策。
「せいぜい…楽しませてくれよ。」
円堂が差し伸べた右手を無視して、帝国の軍団は戦場(グラウンド)へと足を運んでいく。眼中に無いのだ。所詮は弱小…雑魚…愚図…塵芥…『真の目的』以外の存在など…気にしない姿勢…傲慢…?否…余裕ッ - 72二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:48:59
巨漢を超えた化物を見て冷静でいられる中学生達はTOUGHやのぉ
ですねぇ - 73>>125/11/03(月) 22:51:45
あっ今日はここまでにするでヤンス…
ウス!"ご鑑賞"ありがとうございます - 74二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:54:38
- 75二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 22:56:09
- 76二次元好きの匿名さん25/11/03(月) 23:07:09
- 77二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:01:41
山属性FWは貴重を超えた貴重なんだよね
何を覚えるか楽しみにしてるのん - 78二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 00:09:30
同じ属性のシュートだもリフレクトバスターとかはともかくターザンキックとかシマキンの体格でやってるの想像したらめちゃくちゃ面白いんだよね凄くない?
- 79二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 02:26:35
そういや無印はステとポジションがガバを超えたガバだから覚えるワザ如何によっては活躍できそうッスね忌憚ない意見ってやつッス たまごろうのように…
- 80>>125/11/04(火) 08:13:52
ウォーミング・アップを始める二つのチーム。それを校舎の窓から眺める人物がいた。
「うーむ一向に始まりませんねえ」
「帝国のデモンストレーションに怖気付いたのかしらね。」
「帝国は試合に負けたチームの校舎を破壊すると聞いています。試合に負けるならまだしも、もし危険などしてしまえば…」
最悪を想像し、その身を震えさせる理事長。
「私も気になっているんですよ。帝国が何を求めてうちの弱小サッカー部に試合を申し込んで来たのかね。」
理事長から視線を外し、双眼鏡と窓越しに再びグラウンドを眺める夏未。これから起こる試合を観戦するつもりのようだ。
「この試合の中で、彼らの狙いが分かるといいのですが…」
決戦の火蓋が、切って落とされようとしていた。 - 81>>125/11/04(火) 08:28:05
- 82二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 08:31:35
シマキンがどういうポジションになるのかが楽しみですね……本気でね
- 83>>125/11/04(火) 08:55:02
「さあっ本日この雷門中学グラウンドで行われる帝国学園と雷門イレブンの練習試合!四十年間無敗を誇る帝国に対してついこの間十一人揃ったばかりの雷門イレブン!実力差は圧倒的!ジャイアント・キリングなるか!実況は私、角馬圭太がお送りします!」
「ほな、宣言通りにキック・オフはワシがやらせてもらうでえ」
「待ってください!コイン・トスでどちらのチームのキック・オフで始めるかを決めてもらわないといけませんよ。」
シマキンの宣言に対して、審判が駆け寄り、ルールの説明をする。試合が久しぶりすぎてルールを忘れていたシマキンがポリポリと頭を掻いた後、審判がコインを取り出そうとして…
「必要ない。好きに始めろ。」
舐められている。全力など出さなくともいい。本気で戦うのは…敬意を払うのは…積み重ねてきた…強豪ッ…相手は毎日を自堕落に過ごしてきた…練習を一ヶ月も重ねていない…弱小…練習試合を申し込んでからいくら必死に努力しようとしても…ダメ…愚者は勝負の"瞬間"だけ努力する…なぜ勝負の"前"に積み重ねようとしていない…だから負ける…勝負の"前"に積み重ねてきた強者に… - 84二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 08:57:50
久々に見たぜシマキンスレの"名作"
- 85二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 09:00:35
おもしれーよ
- 86二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 09:13:07
壁山が鯱山と化してて笑ってしまう
- 87二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 13:06:41
善玉シマキンは麻薬ですね…もう笑っちゃって
- 88二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 13:14:20
えっFWも兼ねるんですか、おそらく技は
グレネードショット
カウンターストライク
スーパーアルマジロ
リフレクトバスター
になると思われるが... - 89二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 13:57:23
このレスは削除されています
- 90二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 13:58:36
第3の可能性…?
- 91>>1振り直しやっ25/11/04(火) 13:59:34
いざ、勝負の時…審判がホイッスルを咥える。逃げ出したりはしたくない。この数日間の必死の努力…無駄にはしたくない…ウォーミング・アップは済ませておいた。いざ…出陣…開戦の時。
ホイッスルが鳴る。
キック・オフは宣言通りにシマキンが担当。フィールドの二十二人の全員が一斉に動き出した。
「オラーッどかんかいっ」
シマキンのスーパー・ドリブル。数日間の練習で成長がさらに加速し、シマキンの身長は四メートル近くとなっていた。一挙手一投足に迫力がある。ただドリブルするだけで並の選手は逃げ出していく。しかし相手は並の選手じゃない。四十年間無敗を誇る帝国の最強軍団ッ
背が高く体がでかいが故に、シマキンの体は現状小回りが効かない。小柄ですばしっこい帝国MFの洞面は、シマキンの天敵だ。しかしシマキンも自分の弱点を分かっていないわけじゃ無い。
洞面がディフェンスに来ると同時に、
「風丸!」
「島木、風丸にパスだー!風丸がぐんぐん上がっていくー!」
「キヒぃ!」
流石は元陸上部といったところか。風丸のスピードは五条のディフェンスをものともしない。そのままボールを染岡に繋げた。
「しゃあっ」
「染岡からの連続パス!ボールが繋がった先にいたのは…半田だ!そのままボレー・シュート!」
「そんな単純な動きのシュートが入ると…」
「しゃあっ」
「なにっ」
ボレー・シュートの軌道上にシマキンがヘディングで割り込んだ。パンダから撃たれたボレー・シュートをキャッチするため、源田は予想したシュート・コースの先にいる。いくら帝国といえども、この距離からシマキンの巨体から繰り出されるシュートは止められないだろう。
「先制点はもらったで!」
dice1d2=2 (2)
1.入る
2.入らない
- 92二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 14:02:01
◇この突然現れた大熊猫は…!?
- 93二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 14:03:34
えっ、数日の訓練で更に身長伸びたんスか?
おそらく怪獣の類いかと思われるが...... - 94二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 14:41:06
この身長以外超次元でない選手は一体…?
- 95半田をパンダと書き間違えたアホ25/11/04(火) 16:29:00
雷門の生徒全員が雷門イレブンの先制点を確信したその時だった。
「な…なんだ!?ボールが風に巻き上げられていくぞ!?」
驚愕の声を上げた風丸も含め、雷門の十二人が驚きのあまり全員動けない。ボールは風に運ばれ、相手のDFの足元に収まっていった。
「助かったぜ。万丈。」
「油断してんじゃねえよ。いつもならあの程度のフェイント対応できたろうが。このザマでもうお前だけ先にあがれるんだからラクなもんだよな…。」
役目を終えた仲間に愚痴る万丈。そう。『役目を終えた』のだ。もうゴールまでボールが行くことはないのだ。
「オラ、鬼道。お前の脳みそで後はできるだけラクなゲームにしてくれ。」
「任せろ。」
そう呟くと同時に、FWにボールを渡す。
「寺門!やれ。」 - 96二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 16:32:35
ちゃんと五条さんの奇声とか小ネタを拾っていく姿勢には好感が持てる
- 97二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 16:38:20
あぁアニメと違うCV、登場しないクラスメイトetc初代は違和感がカーニバルだぜ
- 98>>125/11/04(火) 17:25:59
思い返すと、蹂躙が始まったのはその一言からだったかしら…負傷者だらけのフィールドを見て、そう思う夏未。
審判もこのあまりに一方的な展開に動揺しているからか、ゴールを告げるホイッスルの音も震えている気がした。
「…ら…雷門イレブンなす術なし…今のゴールで得点は…雷門0点に対し…帝国…19点…」
満身創痍の雷門イレブン。ボールは彼らの血を吸い真っ赤になっている。立ち上がっているのは円堂だけ。控えのベンチを見ると、メガネは居なくなっていた。
「いやだ…もうこんなのいやだ!」
弱音を吐き、ユニフォームを草むらに脱ぎ捨て、逃げ出したメガネ。幸い選手は十一人揃ってはいるが…雷門イレブンにはもはや、戦う力など残っていなかった…
「まだだ!」
しかし、立ち上がる意思はあった。
「終わってねえ…終わってねえぞ…!」
太陽のように輝く闘志。稲妻のようなショックが周囲に広がる。
「まだやるっていうのか!?」
寺門からの嬲るようなシュートの連続。体を張って受け止める円堂。
「夕香…」
木の影から試合を見ていた豪炎寺。『あの日』の記憶がフラッシュ・バックする。するが、しかし。
彼の魂にも、熱血が伝播していた。
「今回だけ…お兄ちゃん…」
ユニフォームを拾う。
「許してくれないか。」
豪炎寺の苦悩の表で、円堂の奮闘も虚しく、帝国のゴールが決まってしまった。点差はこれで20点となる。
「円堂くん…」
木野の心配も虚しく試合は続く。
「もう…見る価値もありませんね。」
校舎から冷めた目で試合を眺めていた夏未。敗北を確信し、窓から目を背けた。
「これで雷門サッカー部は…」
「お…おい、誰だあいつ。」
「あんな奴ウチのチームにいたか?」 - 99>>125/11/04(火) 17:47:55
一歩、足を踏み出す度に、地面が揺れたような感覚に陥る。燃え広がる炎のような登場。その迫力が、帝国、雷門、夏美の視線すらを奪った。
「おや…?彼はもしや、昨年のフットボールフロンティアで、一年生ながらその強烈なシュートで一躍ヒーローとなった…
豪
炎
寺
修
也
!
なんと雷門のユニフォームを着て、我々の前に登場ォ!」
「ま…まさか、帝国の狙いって…彼!?」
豪炎寺を登場に水を刺すように冬海が立ちはだかる
「ち…ちょっと待ってください!彼はうちのサッカー部員じゃ…」
「構いませんよ。オレたちは。」
戸惑っていた審判が、帝国の承認を受け、判断を下した。
「そ…それでは帝国学園が承認したため、選手交代を認める!」
「豪炎寺…やっぱり来てくれたか…」
「大丈夫か?」
倒れかけた円堂を豪炎寺が支えた。
「ははっ…お前、遅すぎるぜ。」
「ま…まだ戦える…!」
「やってやりましょう!」
「ワシも火がついたで…!」
「オレもでやんす…!」
「ボクも気合いマックスだ…!」
「拳法で鍛えた力…見せてやります!」
「偉そうにしやがってよ…!」
「ハンパに終わらせてたまるか!」
「忌憚のない意見ってやつっス」
豪炎寺の燃える闘志が広がり、雷門イレブンが再び立ち上がっていく。
風丸に代わり、豪炎寺がフィールドに入った。 - 100二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 17:54:04
シマキンが紛れても違和感が仕事してないチーム雷門でリラックスできますね…しかも創設メンバーっ
- 101>>125/11/04(火) 17:59:53
「試合再開だあっ!おおっと!雷門イレブン、開始早々にボールを取られてしまった!」
「行け…デスゾーン!」
三人の選手が飛び上がり、死のトライアングルを作り、ボールを射出する必殺技、デスゾーンッ
シュートに構わず走り出す豪炎寺。
(あいつ、信じているんだ…オレが必ずボールを止めるって。)
帝国には一つ、誤算があった。
勝負の瞬間だけしか積み重ねていない愚者は、勝負の前に積み重ねてきた強者には勝てないという当たり前。しかし、ここに一人いたのだ。
勝負の前に積み重ね、勝負の瞬間まで積み重ね続ける、筋金入りのサッカー愚者「バカ」が。
バカだったからこそ。勝負の前から勝負の瞬間、勝負の中でも努力を続けたからこそ、円堂守にはこの技が使えたのだ。
「ゴッドハンド!」 - 102二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:17:51
- 103二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:36:40
GKの練習をしてきたってことはGKと対峙した時に相手がどう考えるかを考えられるってことやん…
- 104>>125/11/04(火) 18:44:18
- 105二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 18:49:03
立ち上がリーヨして逆転が始まるんや曲が始まるんだテンションが高まるんだ
- 106>>125/11/04(火) 18:59:10
フットボールフロンティア史上トップクラスの選手の足から放たれた炎の竜巻そのあまりの威力に、源田は反応できず、ゴールポストを吹き飛ばす勢いでシュートが決まった。
「ゴオオオール!ついに…ついに!!!雷門イレブン!帝国学園から一点をもぎ取りましたアァァアア!」
「オ オ オ オ オ オ オ オ」
全校生徒が歓声を上げている。音無と木野は手を繋ぎ、喜んでいる。勝利の熱が場を満たしていく。
「ここで終わりだ。データ収集は完了した。スーパー・ストライカー豪炎寺のシュートは少しも錆びついていない。」
「たった今!帝国学園から試合放棄の申し出があり、ゲームはここで終了!」
帝国からの試合放棄の知らせ。実質的な、雷門の勝利。あの帝国に勝った。
「雷門イレブンか…覚えておこう。」
鬼道の敬意は、歓声とバスの発信音にのみ込まれて誰にも聞こえなかった。
「ねえねえ!?これって記事に書いてよね!」
「ええ!」
木野が大声で音無に頼み、音無がそれを了承した。あまりの興奮に少し日本語が崩れていた。
「豪炎寺君の登場が、試合を変えた。」
「いいえ、豪炎寺を呼び込んだ者、流れを変えたのです。
あえて言うなら、あの諦めの悪さでしょうか…!」 - 107>>125/11/04(火) 19:06:13
- 108二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:07:41
- 109二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:12:09
ああ 本編も円堂と豪炎寺以外は最序盤以外カカシだったからどうということはない
- 110二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:12:36
- 111二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:31:47
あの…なんかノベライズとして普通に出来が良い気がするんスけど…いいんスかタフカテでやって?
- 112二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 19:38:25
- 113二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:25:51
- 114二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:29:04
- 115二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 20:33:19
元キーパーやから御影専農で豪炎寺とあの技撃てそうですね…代わりにね
- 116>>125/11/04(火) 21:24:52
帝国との練習試合の結果が帝国側の棄権で終わってから、数日が過ぎていた。
相手の棄権といえど勝ちは勝ち。価値のある勝ちだ。「全部豪炎寺のおかげじゃないか」なんて声にはカチンと来たが、結局のところそれは事実なので言い返せない。
だが、あの帝国と試合して勝ったという結果はかなり大きかった。おかげで練習試合の申し込みが止まらない。
「尾ひれの『尾』、刈り取るの『刈』、斗形(とがた)の『斗』で尾刈斗中学校かあ。」
部室で作戦会議する円堂たち。議題は先ほどやってきた夏未が決めておいたという練習試合の相手、尾刈斗中学についてだ。
「勝てばフットボールフロンティアに出れるんだろ?オレ、ワクワクしてきた!」
「負けたら廃部っスけどね…」
「飴と鞭っちゅうことかい…なんやワシらが手玉に取られてるみたいでムカつくのう…」
シマキンが不満を露わにする。一年間サボるサッカー部員を叱り続けたことで、彼は短気な性格になったようだ。
それにしても、自信の持てないサッカー部員たちだ。当たり前だろう。結果的に帝国に勝てはしたが、道中でかなりボコられた。何よりたった一度の勝利では、一年間落ちぶれていた分のプライドは取り返せない。 - 117二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 21:37:46
- 118二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:15:26
- 119>>125/11/04(火) 22:25:20
- 120二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:30:03
イナイレ初めて岡さん推しになったのが俺…シナリオ重視のメカ円堂よ 雷門の点取り屋は麻薬ですね…
- 121二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:34:02
シマキンが円堂よりしつこくて腹筋がバーストしたんだっ
- 122>>125/11/04(火) 22:48:55
雷門イレブンがいつも中学のグラウンドではなく河川敷で練習しているのは、端的に言って弱小だからだ。詳細を知らない外部の人間からは帝国学園に勝ったと思われているが、実際は相手が棄権しただけだということを知っている校内の人間からは、「へっお情けで試合が有耶無耶になっただけで勝ってすらいないのに学校を救ったヒーローのつもりでいるよあのバカども…」と、サッカー部を弱小だと見下す人間も少なくない。
円堂くんたち、みんなから風当たりが強くて辛くないのかな…心の中で木野がそんな心配をしている時、音無春奈がやってきたのだった。
「木野せんぱーい!」
「あら、また新聞部の取材?」
「いえ!私、雷門イレブンのファンになっちゃったんです!もう、みんなが一生懸命戦う姿が好きになっちゃって!」
「本当!?うちのサッカー部を応援してくれる人が増えたのね!」
サッカー部をバカにする人間もいれば、サッカー部を学校を守ってくれたヒーローだと応援してくれる人もいたことを思い出し、少し気が楽になった木野。
「それで、サッカー部の皆さんの調子は今、どうなんでしょうか?」
「調子?うーん…」
雷門イレブンは練習試合の日から日々、練習を重ねている。その努力のせいもあって、実力は順当に上がって行っている様子だ。
ただ一つ、気がかりなことがあるとすれば…
「染岡!今のはファールだろ!」
「うるせえ!」
大会参加の資格が、次の練習試合に賭けられているからだろうか。染岡はピリピリしているようで、そのハードな雰囲気がチームを囲んでいる。
「このままで、いいのかな…」 - 123>>125/11/04(火) 22:50:02
あっ夜も更けてきたから…今日はここまでにするでヤンス…
ご鑑賞ありがとうございました - 124二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 22:51:30
シマキンが秋葉との試合で腹下して「あがが…」ってなってるのが見えるのは俺なんだよね
- 125二次元好きの匿名さん25/11/04(火) 23:24:40
- 126二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 06:48:17
ワシめっちゃ保守やし
- 127>>125/11/05(水) 08:37:01
基本アニメ準拠だけどところどころでゲームと漫画の要素を入れておくと言っておこう
「次の試合はどことやるんですか?」
「尾刈斗中学校…」
その名前を聞くと、音無はぎょっとした顔をする。
「尾刈斗…あそこは色々と怖い噂がありますよ…!」
「怖い噂…?」
練習していたサッカー部員たちを集めて、音無に集めてくれた尾刈斗の情報を話してもらった。
「彼らと試合した選手は、三日後に高熱を出して倒れ、試合中に勝ちそうになると暴風が吹いて試合が中止されちゃったり、ゴールにシュートしようとすると足が動かなくなったり…」
「と…トイレ行ってくるっス…」
話を聞いていた壁山は、怖くなったり緊張するとすぐにトイレに行く癖がある。河川敷の公衆トイレへ向かったようだ。
「まあ所詮は噂やろ。さあっ!とっとと練習の続きや。」
「あの…やっぱり豪炎寺さん…」
「そうでやんす…」
「豪炎寺豪炎寺ッてうるせえンだよ!!フォワードならオレが居るぜ!!」
「ワシと半田も忘れんたってや…」
「まあとにかく練習だ!!」
集まっていたサッカー部は、バラバラに戻って、それぞれ河川敷で練習を始めた。
「…染岡…何を焦ってる?」
河川敷のグラウンドを眺める豪炎寺。その目には彼の心配する心が宿っていた。
- 128二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 08:57:56
豪
炎
寺
!
ふぅん、豪炎寺って奴は髪型以外真っ当なんだな - 129二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 14:14:59
1年間一緒にいたのにポジションすら間違えられる半田(MF)に悲しき現在…
まっ 風丸達の加入まで真面目に練習してたのは円堂とシマキンだけだしこれはこれで器用貧乏で影が薄い半田っぽいからバランスはとれてるんだけどね - 130二次元好きの匿名さん25/11/05(水) 15:20:24
海外産半田も(性能)ぱっとしないしのぅ ですねぇ